JP6865003B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法に関する。
近年、ネットワークの飛躍的な普及に伴い、収集されるログデータも膨大になってきている。そして、このような膨大なログデータを集計対象として集計処理を実行するデータ処理装置として、例えば、Hadoop(登録商標)などの技術を用いた分散処理システムが利用されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、かかるデータ処理装置を容易に利用するために、SQLなどのデータ操作言語によって記述されたジョブ情報をデータ処理装置上で実行されるジョブへ変換するプログラムが提供されてきている。かかるプログラムがインストールされた情報処理装置を用いることで、データ処理装置によるログデータの集計処理を容易に利用することができる。
特開2014−194769号公報
しかしながら、情報処理装置を操作するユーザがデータ操作言語の扱いやログデータの集計方法に慣れていないことも多く、ユーザが意図する集計結果がすぐに得られないことがある。このような場合、ユーザは、意図する集計結果が得られるまで、情報処理装置に対して繰り返しジョブ情報を入力し、かかるジョブ情報に基づく処理をデータ処理装置に繰り返し実行させることがある。そのため、データ処理装置の負荷が大きくなってしまうおそれがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、データ処理装置の処理負荷を軽減することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
本願の情報処理装置は、受付部と、処理部とを備える。受付部は、ユーザによって入力されたジョブ情報を受け付ける。前記処理部は、前記ジョブ情報で指定されるログデータを集計対象として前記ジョブ情報で指定される集計処理を第1データ処理装置に実行させる第1処理と、前記ログデータの一部を集計対象として前記集計処理を第2データ処理装置に実行させる第2処理とを個別に実行する。
実施形態の一態様によれば、データ処理装置の処理負荷を軽減することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供することができる。
図1は、実施形態にかかる情報処理システムにおける情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの一例を示す図である。 図3は、図2に示すマスタサーバおよびスレーブサーバの構成例を示す図である。 図4は、図2に示す第2データ処理装置の構成例を示す図である。 図5は、図2に示す情報処理端末の構成例を示す図である。 図6は、ジョブ情報設定画面の一例を示す図である。 図7は、ジョブ結果画面の一例を示す図である。 図8は、ジョブ情報設定画面の他の例を示す図である。 図9は、テスト結果画面の一例を示す図である。 図10は、実施形態にかかる情報処理端末における情報処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願にかかる情報処理装置、情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報処理装置、情報処理システム、情報処理プログラムおよび情報処理方法が限定されるものではない。
〔1.分散処理システムにおける情報処理〕
図1を用いて、実施形態にかかる情報処理システムにおける情報処理について説明する。図1は、実施形態にかかる情報処理の説明図であり、かかる情報処理は、情報処理システム100によって実行される処理である。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システム100は、第1データ処理装置11と、第2データ処理装置12と、情報処理端末13(情報処理装置の一例)とを備える。かかる第1データ処理装置11、第2データ処理装置12および情報処理端末13は、ネットワークを介して互いに通信可能に接続される。
第1データ処理装置11は、サービス提供サーバ(図示せず)が提供するサービスのログデータを処理対象として情報処理端末13からの要求に応じた集計処理を行う。かかる第1データ処理装置11は、例えば、Hadoop(登録商標)などの分散処理システムであり、サービス提供サーバが提供するサービスのログデータを複数のサーバに分散して記憶している。
第2データ処理装置12は、第1データ処理装置11が保持するログデータの一部(以下、サンプルログデータと記載する)を記憶しており、かかるサンプルログデータを処理対象として情報処理端末13からの集計要求に応じた集計処理を行う。第2データ処理装置12は、例えば、第1データ処理装置11が保持するログデータを所定数または所定割合読み出し、かかる読み出したデータをサンプルログデータとして記憶する。
情報処理端末13は、入力受付部55と、処理部56と、処理結果取得部57とを備える。入力受付部55は、ユーザによって入力されたジョブ情報を受け付ける。かかるジョブ情報は、マークアップ言語やデータ操作言語などで記述された情報であり、複数種類のログデータの中から集計対象のログデータを指定する情報と、集計処理の内容を特定する情報が含まれる。
処理部56は、第1処理部60と、第2処理部61とを含む。第1処理部60は、入力受付部55によって受け付けたジョブ情報に基づくジョブ要求を第1データ処理装置11へ送信する。これにより、第1処理部60は、ジョブ情報で指定されるログデータを集計対象とし、ジョブ情報で指定される集計処理を第1データ処理装置11に実行させる第1処理を実行する。
第2処理部61は、入力受付部55によって受け付けたジョブ情報に基づくジョブ要求を第2データ処理装置12へ送信する。これにより、第2処理部61は、ジョブ情報で指定されるサンプルログデータを集計対象とし、ジョブ情報で指定される集計処理を第2データ処理装置12に実行させる第2処理を実行することができる。
処理結果取得部57は、第1データ処理装置11による集計処理の処理結果を第1データ処理装置11から取得し、第2データ処理装置12による集計処理の処理結果を第2データ処理装置12から取得する。情報処理端末13は、処理結果取得部57によって取得された集計処理の処理結果を表示し、ユーザへ集計処理の処理結果を提示する。
情報処理端末13のユーザは、ジョブ情報を情報処理端末13へ入力した後、まず、第2処理部61に第2処理を実行させることによって、第2データ処理装置12による集計処理の結果を情報処理端末13に提示させることができる。
第2データ処理装置12による集計処理は、ログデータの一部を集計対象とした集計処理の処理結果であり、サンプル的な集計処理である。そのため、集計処理の処理時間は短く、情報処理端末13のユーザは、入力したジョブ情報に対してどのような集計結果を取得できるのかを迅速に把握できる。
そして、情報処理端末13のユーザは、自身が意図する集計結果が得られるまで、情報処理端末13に対して繰り返しジョブ情報を入力し、かかるジョブ情報に基づく処理を第2データ処理装置12に繰り返し実行させることができる。これにより、情報処理端末13のユーザは、自身が意図する集計結果を得ることができるジョブ情報を把握することができる。
情報処理端末13のユーザは、このように自身が意図する集計結果を得ることができるジョブ情報を入力した後、第1処理部60に第1処理を実行させる。これにより、第1データ処理装置11による集計処理の結果を情報処理端末13に提示させることができ、自身が意図する集計結果を得ることができる。
したがって、実施形態に係る情報処理システム100では、ユーザが情報処理端末13へ入力したジョブ情報に応じたサンプル的な集計処理の処理結果を得ることができるため、ユーザが意図していない集計処理が第1データ処理装置11で実行されることを抑制できる。これにより、第1データ処理装置11での処理負荷を軽減することができる。
また、第1データ処理装置11の集計処理よりも第2データ処理装置12の集計処理の方が処理負荷が小さい。そのため、第1データ処理装置11および第2データ処理装置12を含むデータ処理装置の全体的な処理負荷を軽減することができる。特に、サンプルログデータのデータサイズがログデータのデータサイズに対して小さいほど処理負荷が小さくなることから、サンプルログデータのデータサイズを小さくすることで、全体的な処理負荷を軽減することができる。
〔2.情報処理システム100〕
次に、実施形態に係る情報処理システム100についてより詳細に説明する。図2は実施形態に係る情報処理システム100の一例を示す図である。
図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム100は、複数のサービス提供サーバ1と、第1データ処理装置11と、第2データ処理装置12と、複数の情報処理端末13(情報処理装置の一例)とを備える。複数のサービス提供サーバ1、第1データ処理装置11、第2データ処理装置12および複数の情報処理端末13はネットワーク14を介して互いに通信可能に接続される。なお、第1データ処理装置11から複数のサービス提供サーバ1へのアクセスは禁止される場合がある。
[2.1.サービス提供サーバ1]
サービス提供サーバ1は、ネットワーク2を介して各種のサービスをユーザ端末3のユーザへ提供する。サービス提供サーバ1は、ユーザ端末3からのサービス提供要求を受け付け、かかるサービス提供要求に応じたサービスをユーザ端末3へ提供する。
サービス提供サーバ1は、例えば、ショッピングサーバ、オークションサーバ、動画配信サーバ、音楽配信サーバ、ブログサーバ、メールサーバ、広告配信サーバなどである。かかるサービス提供サーバ1は、例えば、サービス提供要求に応じた音楽コンテンツ、動画コンテンツ、ショッピングページ、オークションページなどの情報をユーザ端末3へ送信したり、サービス提供要求に応じた商品の購入処理を行ったりする。
また、サービス提供サーバ1は、サービス提供要求を行ったユーザ端末3のユーザに関する情報(ユーザの属性、ユーザの位置、ユーザのアクセス時間など)や提供したサービスの内容などをログデータとして内部の記憶部や第1データ処理装置11へ記憶する。
かかるログデータには、例えば、ユーザ端末3へ送信したショッピングページ、オークションページ、音楽コンテンツ、動画コンテンツなどに関するデータや、広告コンテンツの配信数や広告コンテンツに対するユーザのアクションに関するデータが含まれる。なお、ログデータは、例えば、サービス提供サーバ1に対するユーザ端末3の一つのアクション毎に、ユーザに関する情報および提供サービスの内容などを含むデータが1つのレコード(行)のデータとして含まれる。
〔2.2.第1データ処理装置11〕
第1データ処理装置11は、マスタサーバ8と、複数のスレーブサーバ9とを備える分散処理システムである。かかる第1データ処理装置11は、サービス提供サーバ1から入力されたログデータを複数のスレーブサーバ9に分配し、複数のスレーブサーバ9によってログデータに対する分散処理により情報処理端末13からのジョブ要求に応じた集計処理を実行する。
第1データ処理装置11は、例えば、Hadoopと呼ばれるミドルウェアを実装した分散処理システムを含む。かかる第1データ処理装置11は、例えば、分散ファイルシステムであるHDFS(Hadoop Distributed File System)と分散処理フレームワークであるHadoop−MapReduceとを含んで構成される。
図3は、マスタサーバ8およびスレーブサーバ9の構成例を示す図である。図3に示すように、マスタサーバ8は、通信部20と、制御部21と、記憶部22とを備え、制御部21は、データ管理部23と、ジョブ管理部24とを備える。通信部20は、ネットワーク14との間で情報の送受信を行う通信インターフェイスである。
スレーブサーバ9は、通信部30と、制御部31と、記憶部32とを備え、制御部31は、記憶処理部33と、タスク処理部34とを備える。通信部30は、ネットワーク14との間で情報の送受信を行う通信インターフェイスである。
マスタサーバ8のデータ管理部23は、分散ファイルシステムの全体的な管理を行う。例えば、データ管理部23は、各サービス提供サーバ1のログデータを所定サイズ単位で分割し、かかる分割したデータである分割データを複数のスレーブサーバ9へ分配する。スレーブサーバ9の記憶処理部33は、マスタサーバ8から分配された分割データを記憶部32に記憶する。
また、データ管理部23は、分散ファイルシステムのメタデータを管理したり、分散ファイルシステムの使用状態を確認したりする。メタデータには、例えば、分散ファイルシステムのツリーの情報、ツリー内の全ファイルに関する情報およびディレクトリなどの情報が含まれる。これにより、ジョブ管理部24は、分散ファイルシステム内の分割データの格納位置やファイル名などを特定することができる。
ジョブ管理部24は、ジョブの管理、スレーブサーバ9へのタスク割り当て、スレーブサーバ9のリソース管理などを行う。ジョブ(例えば、MapReduceジョブ)を定義する情報(以下、ジョブ情報と記載する)を含むジョブ要求は、例えば、情報処理端末13からマスタサーバ8へ送信される。かかるジョブ情報には、入力パス、出力パス、処理命令などの情報が含まれる。
入力パスは、ジョブの対象となる入力データの格納位置を示し、例えば、分散ファイルシステム上のディレクトリである。また、出力パスは、ジョブの結果である出力データの格納位置を示し、例えば、分散ファイルシステム上のディレクトリである。
処理命令は、分散処理を実行するためのプログラムであり、例えば、変換処理(例えば、Map処理)のプログラムと集約処理(例えば、Reduce処理)のプログラムとを含む。変換処理のプログラムは、入力データをキーとバリューとのペアに変換する第1タスクを実行するためのプログラムである。また、集約処理のプログラムは、変換処理のキー毎にデータを集約する第2タスクを実行する。
第1タスクは、キーと値のペアデータである中間データを生成する処理であり、第2タスクは、中間データから同一キー毎に値を集計するタスクである。ジョブ管理部24は、例えば、入力データの分割データの数に応じた数の第1タスクを複数のスレーブサーバ9に割り当てる。また、ジョブ管理部24は、例えば、処理命令によって指定された数の第2タスクを複数のスレーブサーバ9に割り当てる。
スレーブサーバ9のタスク処理部34は、マスタサーバ8から割り当てられた第1タスクおよび第2タスクを実行する。なお、タスク処理部34は、第1タスクおよび第2タスクを並列処理することができる。第1データ処理装置11は、ジョブの処理結果(集計処理の処理結果)を、ジョブ情報によって指定された出力パスに格納し、かかるジョブの処理が終了したことを情報処理端末13へ通知する。
〔2.3.第2データ処理装置12〕
第2データ処理装置12は、第1データ処理装置11に記憶された各ログデータの一部を取得し、かかるログデータの一部を集計対象として情報処理端末13からのジョブ要求に応じた集計処理を実行する。
図4は、第2データ処理装置12の構成例を示す図である。図4に示すように、第2データ処理装置12は、通信部40と、制御部41と、記憶部42とを備える。
通信部40は、ネットワーク14との間で情報の送受信を行う通信インターフェイスである。制御部41は、データ取得部43と、要求受付部44と、データ処理部45とを備える。また、記憶部42は、ログデータ記憶部46を備える。
データ取得部43は、第1データ処理装置11に記憶された各サービス提供サーバ1のログデータの一部をサンプリングして取得する。例えば、データ取得部43は、各サービス提供サーバ1のログデータのうち所定期間前(例えば、3日前)までの所定数(例えば、1%)のレコード(行)を第1データ処理装置11からランダムまたは所定の規則に従って読み出して取得する。データ取得部43は、取得したログデータの一部をサンプルログデータとして記憶部42のログデータ記憶部46に記憶する。
要求受付部44は、情報処理端末13からのジョブ要求を受け付ける。かかるジョブ要求には、集計対象を指定する情報と集計処理の内容を指定する情報とを含むジョブ情報が含まれる。データ処理部45は、要求受付部44によって受け付けられたジョブ要求に含まれるジョブ情報に基づいて、集計処理を行う。
具体的には、データ処理部45は、ジョブ情報で指定されるサンプルログデータを集計対象としてジョブ情報で指定される集計処理を実行する。データ処理部45は、ジョブの処理結果(集計処理の処理結果)を、記憶部42に格納し、かかるジョブの処理が終了したことを情報処理端末13へ通知する。
なお、第2データ処理装置12は、第1データ処理装置11と同じ集計結果を導出する集計処理を行うことができる。かかる第2データ処理装置12は、例えば、リレーショナルデータベースを含み、かかるリレーショナルデーベースを用いて集計処理を行うが、第1データ処理装置11と同様に分散処理システムを用いて集計処理を行う構成であってもよい。
[2.4.情報処理端末13]
情報処理端末13は、ユーザから入力されるジョブ情報に基づいて第1データ処理装置11や第2データ処理装置12に集計処理を実行させる。図5は、情報処理端末13の構成例を示す図である。
図5に示すように、情報処理端末13は、通信部50と、制御部51と、記憶部52と、表示部53と、入力部54とを備える。通信部50は、制御部51とネットワーク14との間で情報の送受信を行うNIC(Network Interface Card)等の通信インターフェイスである。
記憶部52は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。表示部53は、例えば、小型のLCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイである。入力部54は、キーボードやマウスなどを有する。
制御部51は、入力受付部55と、処理部56と、処理結果取得部57と、選択受付部58と、選択部59とを備える。処理部56は、第1処理部60と第2処理部61とを備える。制御部51は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
制御部51は、内部のCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)によって内部の記憶装置に記憶されたプログラム(情報処理プログラムの一例)がRAMを作業領域として実行されることで、入力受付部55、処理部56、処理結果取得部57、選択受付部58および選択部59として機能する。
[2.4.1.入力受付部55]
入力受付部55は、情報処理端末13のユーザ(以下、端末ユーザと記載する場合がある)からジョブ情報の入力を受け付ける。かかるジョブ情報は、SQLなどのデータ操作言語によって記述された情報であるが、XML(Extensible Markup Language)などのマークアップ言語で記述された情報であってもよい。
図6は、表示部53に表示されるジョブ情報設定画面の一例を示す図である。図6に示すジョブ情報設定画面70には、ジョブ情報入力枠71と、テスト集計ボタン72と、正式集計ボタン73と、完了メール設定ボックス74とが含まれる。
ジョブ情報入力枠71内には、端末ユーザが入力部54から入力したジョブ情報(以下、入力ジョブ情報と記載する場合がある)が表示される。図6に示す例では、「timestamp」のカラムが指定され、データ取得元として「shoping_daily_stream」が指定され、レコードの抽出条件として「log_data=‘20160930'」および「timestamp !=''」が指定され、「timestamp」が集計単位として指定されている。これにより、「shoping_daily_stream」のログデータから、「log_data」が「20160930」である複数の「timestamp」が「timestamp」の値毎に集計される。
なお、端末ユーザは、意図する集計処理を行うことができるようにジョブ情報を入力することができる。例えば、端末ユーザは、広告コンテンツに対するクリック率であるCTR(Cardio Thoracic Ratio)を広告コンテンツ毎やユーザ毎に集計するジョブ情報を入力することができる。また、端末ユーザは、ショッピングサービスにおける商品売り上げを集計してランキングを生成するジョブ情報を入力することができる。また、端末ユーザは、ニュースサイトのページ毎の閲覧数やユーザ属性などを集計するジョブ情報を入力することができる。
また、入力受付部55は、端末ユーザによるジョブ情報の入力を補助するために、サンプルのジョブ情報や過去の入力ジョブ情報を表示部53に表示することができる。この場合、入力受付部55は、過去の入力ジョブ情報のうち実際に第1データ処理装置11の集計処理が行われた入力ジョブ情報のみを表示部53に表示することができる。
テスト集計ボタン72は、入力ジョブ情報に応じた処理を第2データ処理装置12で実行させるためのボタンである。端末ユーザの入力部54への操作によって、テスト集計ボタン72が押下(選択)された場合、処理部56の第2処理部61から第2データ処理装置12へジョブ要求が送信される。
入力受付部55は、第2処理部61によって第2データ処理装置12によって実行させた集計処理の結果を表示部53に表示することができる。図7は、表示部53に表示されるジョブ結果画面の一例を示す図である。図7に示すジョブ結果画面80には、集計情報表示枠81と、戻るボタン82と、正式集計ボタン83と、完了メール設定ボックス84とが含まれる。
集計情報表示枠81内には、第2データ処理装置12によって実行させた集計処理の結果が表示される。図7に示す例では、図6に示すジョブ情報に応じた集計結果として、「shoping_daily_stream」のログデータから、「log_data」が「20160930」である複数の「timestamp」が「timestamp」の値毎に集計された結果が集計情報表示枠81内に表示されている。
なお、図7に示す戻るボタン82は、図6に示すジョブ情報設定画面70に戻るためのボタンである。また、図7に示す正式集計ボタン83および完了メール設定ボックス84は、図6に示す正式集計ボタン73および完了メール設定ボックス74と同様のボタンである。
正式集計ボタン73、83は、入力ジョブ情報に応じた処理を第1データ処理装置11で実行させるためのボタンである。端末ユーザの入力部54への操作によって、正式集計ボタン73、83が押下された場合、処理部56の第1処理部60から第1データ処理装置11へジョブ要求が送信される。
完了メール設定ボックス74は、入力ジョブ情報に応じた第1データ処理装置11の集計処理が終了した場合に、その旨を端末ユーザに通知するためのチェックボックスである。かかる完了メール設定ボックス74に端末ユーザがチェックマークを設定すると、第1データ処理装置11は、入力ジョブ情報に応じた集計処理が終了した場合、メールにてジョブ完了メールを端末ユーザのアドレスへ送信する。
[2.4.2.処理部56]
図5に戻って、制御部51の説明を続ける。制御部51の処理部56は、第1処理部60と第2処理部61とを備え、第1処理と第2処理とを個別に実行することができる。
第1処理は、入力ジョブ情報で指定されるログデータを集計対象として入力ジョブ情報で指定される集計処理を第1データ処理装置11に実行させる処理であり、第1処理部60により実行される。また、第2処理は、入力ジョブ情報で指定されるログデータの一部を集計対象として入力ジョブ情報で指定される集計処理を第2データ処理装置12に実行させる処理であり、第2処理部61により実行される。
第1処理部60は、入力ジョブ情報を第1データ処理装置11上で実行されるジョブの情報(以下、第1ジョブ情報と記載する)へ変換する。第1ジョブ情報は、入力ジョブ情報とは異なるプログラミング言語で記述された情報である。例えば、入力ジョブ情報は、HiveSQL言語で記述された情報であり、第1ジョブ情報は、Java(登録商標)言語で記述された情報である。
第1処理部60は、第1ジョブ情報を含むジョブ要求を第1データ処理装置11へ送信する。これにより、入力ジョブ情報に応じた集計処理が第1データ処理装置11によって実行される。
第2処理部61は、入力ジョブ情報を第2データ処理装置12上で実行されるジョブの情報(以下、第2ジョブ情報と記載する)へ変換する。第2ジョブ情報は、入力ジョブ情報とは異なるプログラミング言語で記述された情報である。
例えば、入力ジョブ情報は、HiveSQL言語で記述された情報であり、第2ジョブ情報は、SQL言語で記述された情報である。なお、第2データ処理装置12が第1データ処理装置11と同様の分散処理システムを含む場合、第2処理部61は、第1処理部60と同様の変換処理を行うことができる。
また、入力ジョブ情報をそのまま第2ジョブ情報として用いることができる場合、第2処理部61は、入力ジョブ情報をそのまま第2ジョブ情報とする。これにより、第2処理部61における処理負荷を軽減することができる。
第2処理部61は、第2ジョブ情報を含むジョブ要求を第2データ処理装置12へ送信する。これにより、入力ジョブ情報に応じた集計処理が第2データ処理装置12によって実行される。このように、処理部56は、入力ジョブ情報に応じた集計処理を第1データ処理装置11のみならず第2データ処理装置12にも実行させることができる。
したがって、端末ユーザは、入力ジョブ情報に応じたサンプル的な集計処理の処理結果を得ることができるため、端末ユーザが意図していない集計処理が第1データ処理装置11で実行されることを抑制できる。これにより、第1データ処理装置11での処理負荷を軽減することができる。
[2.4.3.処理結果取得部57]
処理結果取得部57は、第1データ処理装置11による集計処理の処理結果を取得し、また、第2データ処理装置12による集計処理の処理結果を取得することができる。かかる集計処理の処理結果は、表示部53に表示される。
例えば、処理結果取得部57は、第1データ処理装置11に実行させた集計処理が終了したことを第1データ処理装置11からの通知で把握すると、第1データ処理装置11に実行させた集計処理の処理結果を第1データ処理装置11から取得する。同様に、処理結果取得部57は、第2データ処理装置12に実行させた集計処理が終了したことを第2データ処理装置12からの通知で把握すると、第2データ処理装置12に実行させた集計処理の処理結果を第2データ処理装置12から取得する。
[2.4.4.選択受付部58]
選択受付部58は、端末ユーザによる処理の選択を受け付ける。かかる選択受付部58での受け付け結果に基づいて、処理部56は、第1処理および第2処理のうちユーザが選択した処理に応じた処理を実行する。
選択受付部58は、例えば、ジョブ情報設定画面70に含まれる正式集計ボタン73やジョブ結果画面80に含まれる正式集計ボタン83が端末ユーザの入力部54への操作によって押下された場合に、かかる押下操作を、端末ユーザによる第1処理の選択として受け付ける。選択受付部58が第1処理の選択を受け付けた場合、第1処理部60は、第1処理を実行し、第1データ処理装置11に入力ジョブ情報に応じた集計処理を実行させる。
また、選択受付部58は、例えば、ジョブ情報設定画面70に含まれるテスト集計ボタン72が端末ユーザによって押下された場合に、かかる押下操作を、端末ユーザによる第2処理の選択として受け付ける。選択受付部58が第2処理の選択を受け付けた場合、第2処理部61は、第2処理を実行し、第2データ処理装置12に入力ジョブ情報に応じた集計処理を実行させる。このように、端末ユーザは、テスト集計ボタン72を押下することで、入力ジョブ情報に応じたサンプル的な集計処理の処理結果を得ることができる。
なお、選択受付部58は、表示部53に表示するジョブ情報設定画面70において、正式集計ボタン73を一次的に表示させない状態にすることができる。例えば、選択受付部58は、ジョブ情報入力枠71にジョブ情報が設定された後、テスト集計ボタン72が押下されて、表示部53に第2データ処理装置12による集計結果が表示された後に、正式集計ボタン73をジョブ結果画面80やジョブ情報設定画面70に表示することができる。
このように、選択受付部58は、第2処理が実行された後に第1処理の選択を受け付けることができ、これにより、端末ユーザに集計結果のサンプルを確認させた後に、正式な集計処理を実行させることができる。そのため、第1データ処理装置11での処理負荷を軽減することができる。
なお、選択受付部58は、入力ジョブ情報に応じた集計処理を第1データ処理装置11と第2データ処理装置12とで同時に実行させないようにテスト集計ボタン72や正式集計ボタン73をジョブ情報設定画面70に表示させることができる。例えば、選択受付部58は、入力ジョブ情報に応じた集計処理を第2データ処理装置12で実行中には、正式集計ボタン73をジョブ情報設定画面70に表示させないようにすることができる。
また、端末ユーザは、テスト集計ボタン72を表示するか否かの設定や、テスト集計ボタン72の押下の後に正式集計ボタン73をジョブ情報設定画面70表示させるか否かなどの設定をすることができる。かかる設定は、入力部54への入力によって不図示の設定画面を表示部53に表示させ、かかる設定画面から入力部54への入力によって設定入力を行う。
選択受付部58は、かかる設定入力の情報を記憶部52に記憶する。そして、選択受付部58は、記憶部52に記憶された設定情報に基づいて、端末ユーザの設定に従ってジョブ情報設定画面70にテスト集計ボタン72や正式集計ボタン73を表示する。
また、選択受付部58は、正式集計ボタン73が端末ユーザの入力部54への操作によって押下された場合であっても所定条件の下、第2処理を選択することができる。例えば、選択受付部58は、第1データ処理装置11の状態が後述する第1条件を満たす場合や後述する選択履歴が後述する第3条件を満たす場合に、端末ユーザの操作に拘わらず、第2処理を選択することができる。
[2.4.5.選択部59]
選択部59は、第1処理および第2処理のうち第1データ処理装置11の状態に応じた処理を選択することができる。
例えば、選択部59は、第1データ処理装置11の状態が第1条件を満たす場合、第2処理を選択することができる。第1条件は、例えば、第1データ処理装置11における待ち状態の入力ジョブ情報の数が所定数以上であるという条件や、第1データ処理装置11において待ち状態の入力ジョブ情報がすべて処理されると予測されるまでの時間が所定時間以上であるという条件である。なお、第1条件は、第1データ処理装置11の現在の負荷状態や予測される将来の負荷状態が所定以上であるという条件であってもよい。
選択部59は、第1データ処理装置11の状態が第1条件を満たす場合、図6に示すジョブ情報設定画面70に代えて、図8に示すジョブ情報設定画面90を表示部53に表示させることができる。図8は、表示部53に表示されるジョブ情報設定画面の他の例を示す図である。図8に示すジョブ情報設定画面90は、ジョブ情報入力枠91、集計ボタン92および完了メール設定ボックス93を含む。
図8に示すジョブ情報設定画面90には、集計ボタン92のみが表示され、テスト集計ボタン72や正式集計ボタン73は表示されない。端末ユーザの入力部54への操作によって、集計ボタン92が押下された場合、選択部59は第2処理を選択し、第2処理部61に第2処理を実行させる。これにより、第2データ処理装置12によって入力ジョブ情報に応じた集計処理が実行される。このように、選択部59は、第1データ処理装置11の状態が第1条件を満たす場合、第2処理を選択することができる。
選択部59は、第2データ処理装置12による集計結果を第2データ処理装置12から取得すると、テスト結果画面を表示部53に表示する。図9は、表示部53に表示されるテスト結果画面の一例を示す図である。図9に示すテスト結果画面95には、集計情報表示枠96と、Yesボタン97と、Noボタン98とが含まれる。
集計情報表示枠96内には、集計情報表示枠81内と同様に、第2データ処理装置12によって実行させた集計処理の結果が表示される。Yesボタン97は、正式集計ボタン83と同様に、入力ジョブ情報に応じた集計処理を第1データ処理装置11で実行させるためのボタンである。
テスト結果画面95に含まれるYesボタン97が端末ユーザの入力部54への操作によって押下された場合、選択受付部58は、端末ユーザによる第1処理の選択を受け付ける。選択受付部58が第1処理の選択を受け付けた場合、第1処理部60は、第1処理を実行し、第1データ処理装置11に入力ジョブ情報に応じた集計処理を実行させる。
このように、第1データ処理装置11の状態に応じて、まず、入力ジョブ情報に応じたサンプル的な集計処理の処理結果を得るため、端末ユーザが意図していない集計処理が第1データ処理装置11で実行されることを抑制できる。これにより、第1データ処理装置11での処理負荷を軽減することができる。
なお、選択部59は、第1データ処理装置11の状態が第2条件を満たす場合、第1処理を選択することができる。第2条件は、例えば、第1データ処理装置11における待ち状態の入力ジョブ情報が所定数以下であるという条件や、第1データ処理装置11において待ち状態の入力ジョブ情報がすべて処理されると予測されるまでの時間が所定時間内であるという条件である。なお、第2条件は、第1データ処理装置11の現在の負荷状態や予測される将来の負荷状態が所定以下であるという条件であってもよい。
選択部59は、第1データ処理装置11の状態が第2条件を満たす場合、図6に示すジョブ情報設定画面70に代えて、図8に示すジョブ情報設定画面90を表示部53に表示させることができる。
この場合、テスト結果画面95に含まれるYesボタン97が端末ユーザの入力部54への操作によって押下された場合、選択受付部58は、端末ユーザによる第1処理の選択を受け付ける。選択受付部58が第1処理の選択を受け付けた場合、第1処理部60は、第1処理を実行し、第1データ処理装置11に入力ジョブ情報に応じた集計処理を実行させる。
このように、第1データ処理装置11の状態が第2条件を満たす場合、第1処理を選択することができる。これにより、端末ユーザは、第1データ処理装置11による集計結果を迅速に把握することができる。
また、選択部59は、端末ユーザが選択した過去の処理の選択履歴に基づいて、第1処理および第2処理の一方を選択することができる。例えば、選択部59は選択履歴が第3条件を満たす場合に、第2処理を選択し、選択履歴が第4条件を満たす場合に、第1処理を選択する。
第3条件は、例えば、ジョブ情報設定画面70において端末ユーザが選択した過去の処理が第2処理である割合が所定割合(例えば、80%)以上であるという条件である。また、第3条件は、例えば、ジョブ情報設定画面70において端末ユーザが選択した過去の第2処理の数が所定数以上であるという条件である。
第4条件は、ジョブ情報設定画面70において端末ユーザが選択した過去の処理が第1処理である割合が所定割合(例えば、80%)以上であるという条件である。また、第4条件は、例えば、ジョブ情報設定画面70において端末ユーザが選択した過去の第1処理の数が所定数以上であるという条件である。
選択部59は、選択履歴が第3条件または第4条件を満たす場合、図6に示すジョブ情報設定画面70に代えて、図8に示すジョブ情報設定画面90を表示部53に表示させることができる。Yesボタン97が端末ユーザの入力部54への操作によって押下された場合、かかる押下操作を、選択受付部58は、選択履歴が第3条件を満たしていれば、端末ユーザによる第2処理の選択を受け付け、選択履歴が第4条件を満たしていれば、端末ユーザによる第1処理の選択を受け付ける。
〔3.情報処理システム100の処理フロー〕
まず、図10を用いて、情報処理端末13における情報処理の手順について説明する。図10は、情報処理端末13における情報処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示すように、情報処理端末13の制御部51は、端末ユーザによって第1処理が選択されたか否かを判定する(ステップS10)。第1処理が選択されたと判定した場合(ステップS10;Yes)、制御部51は、所定条件を満たすか否かを判定する(ステップS11)。例えば、制御部51は、第1データ処理装置11の状態が第1条件を満たす場合や選択履歴が第3条件を満たす場合に、所定条件を満すと判定する。
所定条件を満たさないと判定した場合(ステップS11;No)、制御部51は、第1処理を実行する(ステップS12)。これにより、第1データ処理装置11による集計処理が実行される。一方、所定条件を満たすと判定した場合(ステップS11;Yes)、制御部51は、第2処理を実行する(ステップS13)。これにより、第2データ処理装置12による集計処理が実行される。
ステップS12、S13の処理が終了した場合、または、第1処理が選択されていないと判定した場合(ステップS10;No)、制御部51は、端末ユーザによって第2処理が選択されたか否かを判定する(ステップS14)。第2処理が選択されたと判定した場合(ステップS14;Yes)、制御部51は、第2処理を実行する(ステップS15)。これにより、第2データ処理装置12による集計処理が実行される。
ステップS15の処理が終了した場合、または、第2処理が選択されていないと判定した場合(ステップS14;No)、制御部51は、第1処理の実行による第1データ処理装置11の集計処理または第2処理の実行による第2データ処理装置12の集計処理が終了したか否かを判定する(ステップS16)。制御部51は、集計処理が終了したと判定した場合(ステップS16;Yes)、集計処理の処理結果を表示部53に表示する(ステップS17)。
ステップS17の処理が終了した場合、または、集計処理が終了していないと判定した場合(ステップS16;No)、制御部51は、図11に示す処理を終了し、次の処理タイミングでステップS10の処理の実行を開始する。
〔4.変形例〕
上述した実施形態では、第1データ処理装置11と第2データ処理装置12とは異なる装置として説明したが、第2データ処理装置12は、一部または全部を第1データ処理装置11と同一の装置とすることもできる。
また、第2データ処理装置12は、第1データ処理装置11で集計対象となる回数が多いログデータほど、ログデータのサンプリング数を多くすることもできる。これにより、第1データ処理装置11で集計対象となる回数が多いログデータほど多くのレコードをサンプルログデータとして取得することができる。また、第2データ処理装置12は、ログデータに応じたサンプリング数で、サンプルログデータを取得することもできる。
また、制御部51は、一つのジョブ情報について、かかるジョブ情報の入力を開始してからの時間が長い場合に、第2処理を選択することもできる。これにより、ジョブ情報の入力に不慣れな端末ユーザに対してサンプル的な集計処理の処理結果を提示した後に、第1データ処理装置11に集計処理を実行させることができる。
また、制御部51は、一つのジョブ情報について、かかるジョブ情報の修正箇所が多い場合に、第2処理を選択することもできる。これにより、ジョブ情報の入力に不慣れな端末ユーザに対してサンプル的な集計処理の処理結果を提示した後に、第1データ処理装置11に集計処理を実行させることができる。
〔5.ハードウェア構成〕
上述した実施形態におけるマスタサーバ8、スレーブサーバ9、第2データ処理装置12および情報処理端末13は、それぞれ例えば図11に示すような構成のコンピュータ200がプログラムを実行することによって実現される。
図11は、プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ200は、CPU201、RAM202、ROM203、HDD(Hard Disk Drive)204、通信インターフェイス(I/F)205、入出力インターフェイス(I/F)206、およびメディアインターフェイス(I/F)207を備える。
CPU201は、ROM203またはHDD204に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM203は、コンピュータ200の起動時にCPU201によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ200のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD204は、CPU201によって実行されるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス205は、各通信部20、30、40、50に対応し、ネットワーク2、14を介して他の機器からデータを受信してCPU201へ送り、CPU201が生成したデータを、ネットワーク2、14を介して他の機器へ送信する。
CPU201は、入出力インターフェイス206を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU201は、入出力インターフェイス206を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU201は、生成したデータを、入出力インターフェイス206を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス207は、記録媒体208に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM202を介してCPU201に提供する。CPU201は、当該プログラムを、メディアインターフェイス207を介して記録媒体208からRAM202上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体208は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ200のCPU201は、RAM202上にロードされたプログラムを実行することにより、上述した制御部(制御部21、制御部31、制御部41または制御部51)の各機能を実現する。また、かかる制御部は、それぞれ一部または全部がハードウェアのみで構成されてもよい。
コンピュータ200のCPU201は、プログラムを、記録媒体208から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、ネットワーク2、14を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、HDD204は、各記憶部22、32、42、52に対応し、各記憶部22、32、42、52と同様のデータを記憶する。また、HDD204に代えて、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、光ディスク等の記憶装置を用いてもよい。
〔6.効果〕
実施形態に係る情報処理端末13(情報処理装置の一例)は、入力受付部55(受付部の一例)と、処理部56とを備える。入力受付部55は、端末ユーザによって入力された入力ジョブ情報を受け付ける。処理部56は、第1処理と第2処理とを個別に実行する。第1処理は、入力ジョブ情報で指定されるログデータを集計対象として入力ジョブ情報で指定される集計処理を第1データ処理装置11に実行させる処理である。第2処理は、入力ジョブ情報で指定されるログデータの一部を集計対象として入力ジョブ情報で指定される集計処理を第2データ処理装置12に実行させる処理である。かかる第2データ処理装置12による集計処理は、ログデータの一部を集計対象とした集計処理の処理結果であり、サンプル的な集計処理である。したがって、集計処理の処理時間は短く、情報処理端末13のユーザは、入力したジョブ情報に対してどのような集計結果を取得できるのかを迅速に把握できる一方で、第1データ処理装置11での処理負荷を軽減することができる。
また、情報処理端末13は、端末ユーザによる処理の選択を受け付ける選択受付部58を備える。処理部56は、第1処理および第2処理のうち端末ユーザによって選択された処理に応じた処理を実行する。これにより、端末ユーザは、自身が意図する集計結果が得られるまで、情報処理端末13に対して繰り返しジョブ情報を入力し、かかるジョブ情報に基づく処理を第2データ処理装置12に繰り返し実行させることができる。これにより、第1データ処理装置11での処理負荷を軽減しつつも、端末ユーザは、自身が意図する集計結果を得ることができるジョブ情報を把握することができる。
また、選択受付部58は、処理部56によって第2処理が実行された後に、第1処理の選択を受け付ける。これにより、端末ユーザに対して入力ジョブ情報に応じたサンプル的な集計処理を確認させた後に、第1データ処理装置11での集計処理を行わせることができることから、第1データ処理装置11での集計処理の回数を低減させることができる。
また、情報処理端末13は、記憶部52と、選択部59とを備える。記憶部52は、端末ユーザによって過去に選択された処理の履歴情報を記憶する。選択部59は、第1処理および第2処理のうち履歴情報に応じた処理を選択する。これにより、端末ユーザの過去の操作に応じた適切な処理を選択することができる。
また、情報処理端末13は、第1処理および第2処理のうち第1データ処理装置11の状態に応じた処理を選択する選択部59を備える。これにより、例えば、第1データ処理装置11において待ち状態のジョブが多い場合などにおいて、第1データ処理装置11での集計処理の回数を低減させることができ、第1データ処理装置11での処理負荷を軽減することができる。
第2データ処理装置12によって集計処理されるログデータの一部は、第2データ処理装置12によって第1データ処理装置11から取得されたデータである。そのため、第1データ処理装置11の集計処理における集計結果と第2データ処理装置12の集計処理における集計結果との整合性の低下を抑制することができる。
また、第1データ処理装置11は、ログデータを複数のスレーブサーバ9(サーバの一例)に分散して格納し、複数のスレーブサーバ9でログデータを分散処理する分散処理システムを含む。これにより、大容量のログデータの集計処理を迅速に行うことができる。
また、上述したマスタサーバ8、スレーブサーバ9、第2データ処理装置12および情報処理端末13は、それぞれ複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、処理部は、処理手段や処理回路に読み替えることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 サービス提供サーバ
11 第1データ処理装置
12 第2データ処理装置
13 情報処理端末
50 通信部
51 制御部
52 記憶部
53 表示部
54 入力部
55 入力受付部
56 処理部
57 処理結果取得部
58 選択受付部
59 選択部
60 第1処理部
61 第2処理部

Claims (6)

  1. ユーザによって入力されたジョブ情報を受け付ける受付部と、
    前記ジョブ情報で指定されるログデータを集計対象として前記ジョブ情報で指定される集計処理を第1データ処理装置に実行させる第1処理と、前記ログデータの一部を集計対象として前記集計処理を第2データ処理装置に実行させる第2処理とを個別に実行する処理部と、
    前記第1処理および前記第2処理のうち前記第1データ処理装置の状態に応じた処理を選択する選択部と、を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記ログデータの前記一部は、前記第2データ処理装置によって前記第1データ処理装置から取得されたデータである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1データ処理装置は、
    前記ログデータを複数のサーバに分散して格納し、前記複数のサーバで前記ログデータを分散処理する分散処理システムを含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置と、
    前記第1データ処理装置と、
    前記第2データ処理装置と、を備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  5. ユーザによって入力されたジョブ情報を受け付ける受付手順と、
    前記ジョブ情報で指定されるログデータを集計対象として前記ジョブ情報で指定される集計処理を第1データ処理装置に実行させる第1処理と、前記ログデータの一部を集計対象として前記集計処理を第2データ処理装置に実行させる第2処理とを選択的に実行する処理手順と、
    前記第1処理および前記第2処理のうち前記第1データ処理装置の状態に応じた処理を選択する選択手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  6. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    ユーザによって入力されたジョブ情報を受け付ける受付工程と、
    前記ジョブ情報で指定されるログデータを集計対象として前記ジョブ情報で指定される集計処理を第1データ処理装置に実行させる第1処理と、前記ログデータの一部を集計対象として前記集計処理を第2データ処理装置に実行させる第2処理とを選択的に実行する処理工程と、
    前記第1処理および前記第2処理のうち前記第1データ処理装置の状態に応じた処理を選択する選択工程と、を含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
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