JP6864644B2 - かぶり厚検査方法及びかぶり厚検査装置 - Google Patents

かぶり厚検査方法及びかぶり厚検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6864644B2
JP6864644B2 JP2018065644A JP2018065644A JP6864644B2 JP 6864644 B2 JP6864644 B2 JP 6864644B2 JP 2018065644 A JP2018065644 A JP 2018065644A JP 2018065644 A JP2018065644 A JP 2018065644A JP 6864644 B2 JP6864644 B2 JP 6864644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover thickness
measurement
aerial vehicle
unmanned aerial
small unmanned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018065644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019174398A (ja
Inventor
文昭 上半
文昭 上半
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP2018065644A priority Critical patent/JP6864644B2/ja
Publication of JP2019174398A publication Critical patent/JP2019174398A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6864644B2 publication Critical patent/JP6864644B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

本発明は、鉄道構造物、道路構造物などを含む構造物(以下、単に「構造物」と称する場合もある。)のうち、鉄道橋梁などの大型の構造物を含む鉄筋コンクリート構造物中の鉄筋のかぶり厚を検査するかぶり厚検査方法及びかぶり厚検査装置に関するものである。
鉄筋コンクリートにおける鉄筋からコンクリート表面までの最短距離を示すかぶり厚は、鉄筋を酸化などから守る役割を果たしており、これが不足すると鉄筋の劣化を促進し、鉄筋コンクリートの強度を著しく低下させる場合がある。
このような理由から、コンクリート構造物では設計基準に定められたかぶり厚が適切に確保されている必要があるが、施工不良などの原因から、必要なかぶり厚が確保されていない構造物が存在する可能性がある。このため、鉄筋コンクリート構造物におけるかぶり厚を測定して適切に検査する必要がある。
従来行われているかぶり厚の検査手法として、はつり検査がある。この手法は、鉄筋コンクリート構造物の表面から実際にコンクリートを剥がして鉄筋を露出させた上で、かぶり厚を測定する手法である。もっとも確実な方法であるが、構造物の表面を破壊する必要がある。
コンクリート表面を破壊せずに検査する非破壊検査手法としては、電磁波レーダー法と呼ばれる検査手法がある(例えば特許文献1参照)。この手法は、コンクリート中に送信された電磁波が、性状の異なる物質の境界面で反射されることを利用したもので、コンクリート表面に装置を押し付けて電磁波を送信し、反射された電磁波を受信することで鉄筋や空洞を探知し、かぶり厚を測定する。
もう一つの非破壊検査手法として、電磁誘導法と呼ばれる検査手法がある(例えば特許文献2参照)。この手法では、励磁コイルに交流電流を流すことで交流磁場を発生させた試験プローブをコンクリート表面に押し付けると、磁場内に磁性体である鉄筋が存在すると電流が流れてさらに磁場が形成される。この磁場の変化を検知・解析することで鉄筋位置やかぶり厚を計測する。
これらかぶり厚検査手法のうち、はつり検査は実際にコンクリートを剥がして鉄筋を露出させる必要があるため、非破壊検査手法である電磁波レーダー法又は電磁誘導法が検査手法としては好ましい。
一方において、上述した従来の非破壊検査手法によるかぶり厚検査手法は、いずれもコンクリート中に電磁波を送信してかぶり厚を測定しているので、測定箇所に金属等の磁性体が存在すると、この磁性体の影響によりかぶり厚や鉄筋径の測定値に誤差が生じる可能性がある。
例えば、電磁誘導法によるかぶり厚検査手法では、磁性体の影響によって、励磁コイルにより発生した磁場に基づいて形成される磁場の磁束が大きくなり、金属量が大きく見積もられてかぶり厚が小さく、又は鉄筋径が大きく推定される可能性がある。
このため実際の調査においては、事前に鉄筋レーダーなどでコンクリート構造物中の鉄筋配置を把握しておき、複数の鉄筋が交差する箇所や、スペーサなどの埋設金属物の無い位置に測線を設けて、かぶり厚の測定を行うという手順で実施される。
特開2010−107259号公報 特開2003−106806号公報 特開2017−166922号公報
しかしながら、このような詳細な事前調査が必要となると、人が近づける構造物であれば検査ができるが、作業員の接近が困難な大型構造物の高所などにおいては、大掛かりな足場設置等を行わないと検査が難しくなる。他方、小型無人航空機を利用することで、大掛かりな足場の設置を行わなくても、かぶり厚が測定できるようになる可能性がある。
そこで、本発明は、大掛かりな足場の設置などを行わなくても、鉄筋コンクリート構造物のかぶり厚を正確かつ容易に測定することが可能なかぶり厚検査方法及びかぶり厚検査装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のかぶり厚検査方法は、小型無人航空機と、前記小型無人航空機の構造物の表面に対向する側に設けられた移動機構と、前記小型無人航空機の前記移動機構側に設けられたかぶり厚測定センサとを有するかぶり厚検査装置により鉄筋コンクリート構造物中の鉄筋のかぶり厚を検査するかぶり厚検査方法であって、前記小型無人航空機を前記鉄筋コンクリート構造物の表面に沿って移動させることで前記かぶり厚測定センサによる第1の測定を行う第1測定工程と、前記第1測定工程の測定結果を周波数解析してスペクトル形状を求める解析工程と、前記スペクトル形状から前記第1の測定が行われた測線の状況を評価する測線評価工程と、前記測線評価工程における評価結果から次の移動軌跡を決定する軌跡決定工程とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記第1測定工程は、前記鉄筋コンクリート構造物の予め得られた配筋情報に基づいて行われ、前記軌跡決定工程では、前記配筋情報に基づいて次の移動軌跡を決定する構成とすることができる。
また、かぶり厚検査装置の発明は、鉄筋コンクリート構造物中の鉄筋のかぶり厚を検査するかぶり厚検査装置であって、小型無人航空機と、前記小型無人航空機の前記鉄筋コンクリート構造物の表面に対向する側に設けられた移動機構と、前記小型無人航空機の前記移動機構側に設けられたかぶり厚測定センサと、前記かぶり厚測定センサの測定結果を周波数解析するスペクトル解析部とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記スペクトル解析部の解析結果に基づいて、測定が行われた測線の状況を評価する測線評価部を備えた構成とすることができる。また、前記測線評価部の評価結果に基づいて次の移動軌跡を決定して前記小型無人航空機を移動させる軌跡制御部を備えた構成とすることができる。
このように構成された本発明のかぶり厚検査方法では、小型無人航空機を鉄筋コンクリート構造物の表面に沿って移動させることで第1の測定を行った後に、その測定結果を周波数解析してスペクトル形状を求め、そのスペクトル形状から第1の測定が行われた測線の状況を評価する。そして、その評価結果から次の移動軌跡を決定する。
このため、大掛かりな足場の設置などを必要としない小型無人航空機を使用したかぶり厚の検査が、適切な箇所で行われていたか否かを評価して、より精度の高い測定が行える箇所への移動を促すことができるので、鉄筋コンクリート構造物のかぶり厚を正確かつ容易に測定することができるようになる。
このような本発明のかぶり厚検査方法は、鉄筋コンクリート構造物の事前の配筋情報が無くても実施することができるが、事前の配筋情報があれば、より短時間に適切な測線におけるかぶり厚の測定結果を得ることができる。
また、本発明のかぶり厚検査装置は、小型無人航空機の移動機構側に設けられたかぶり厚測定センサと、かぶり厚測定センサの測定結果を周波数解析するスペクトル解析部とを備えている。
このような構成とすることで、測定が行われた測線が適切な位置であったか否かを迅速に判断することができるようになる。また、測線の状況を評価する測線評価部を備えていれば、経験の浅い作業員でも正確な検査を行うことができる。さらに、測線評価部の評価結果に基づいて次の移動軌跡に小型無人航空機を移動させる軌跡制御部を備えていれば、自動的に最適な測線の位置を探し出すことができるようになる。
本実施の形態のかぶり厚検査装置の構成を示す斜視図である。 本実施の形態のかぶり厚検査装置の構成を示す側面図である。 本実施の形態のかぶり厚検査装置の構成を示す上面図である。 本実施の形態のかぶり厚検査装置の構成を示す正面図である。 かぶり厚測定センサの構成を示す概略側面図である。 電磁誘導法の原理を説明するための図である。 鉄筋のかぶり厚を測定する手法を説明するための図である。 本実施の形態のかぶり厚検査装置によるかぶり厚の測定時の動作を説明するための概念図である。 本実施の形態のかぶり厚検査装置の全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態のかぶり厚検査方法を説明するフロー図である。 かぶり厚測定センサによる測定結果の特性について説明する概念図である。 かぶり厚測定センサによる測定結果を例示した説明図である。 かぶり厚測定センサによる測定結果からFFT解析によってスペクトル形状を抽出する概念を例示した説明図である。 スペクトル形状の一例とその評価に基づいて決定される次の移動軌跡を説明する図である。 スペクトル形状の一例とその評価に基づいて決定される次の移動軌跡を説明する図である。 スペクトル形状の一例とその評価に基づいて決定される次の移動軌跡を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態のかぶり厚検査装置10の小型無人航空機1周辺の構成を説明するための斜視図、図2は同側面図、図3は同上面図、図4は同正面図である。まず、かぶり厚検査装置10の概要について説明する。
このかぶり厚検査装置10は、上述した電磁誘導法を用いて鉄筋コンクリート構造物中の鉄筋のかぶり厚を測定するかぶり厚測定センサ3を搭載した小型無人航空機1を利用した装置である。電磁誘導法によるかぶり厚測定は、鉄筋コンクリート構造物に対して非破壊検査を行える点で有利である。
そして、小型無人航空機1を利用することで、足場のない高所箇所や作業員が近付きにくい箇所の検査が行えるようになる。例えば橋梁、建築物又は擁壁等の構造物の下面や側面などの表面に対して検査を行うことができる。以下では、図8に示すように、構造物である橋梁のコンクリート桁Mの桁下面M1を、検査対象の表面として説明を行う。
本実施の形態のかぶり厚検査装置10の飛行する側は、図1−図4に示すように、小型無人航空機1と、小型無人航空機1の桁下面M1に対向させる側に設けられた移動機構2と、同じく移動機構2側に設けられたかぶり厚測定センサ3とによって主に構成される。
小型無人航空機1は、本体部11と、飛行手段となる複数のプロペラ12,・・・と、飛行制御部13とを備えている。本実施の形態の本体部11は、幅方向(図3において上下方向)に架設された一対の横梁部11a,11aと、これら横梁部11a,11a間を連結する長尺板状の支持部11bと、この支持部11bの下部に連結された脚部11cとを有する。
プロペラ12は、本体部11の一対の横梁部11a,11aの左右にそれぞれ一対、合計4箇所に設けられている。プロペラ12はモータ部121の駆動によって回転し、モータ部121には、駆動電源部(図示省略)から電力が供給される。駆動電源部は、バッテリーの他にコンバータなどを備えている。
飛行制御部13は、個々のプロペラ12の回転数を制御することで、この小型無人航空機1の浮上や進行などの飛行を制御する。飛行制御部13はジャイロ等を有し、このジャイロ等により小型無人航空機1の姿勢を検出して飛行制御に利用する。また、本実施の形態である小型無人航空機1はGPSアンテナ14を有しており、このGPSアンテナ14を介して受信したGPS通信衛星37(図8及び図9参照)からの情報に基づいて飛行制御部13は小型無人航空機1の姿勢制御及び飛行制御を行う。さらに、飛行制御部13は無線通信部13aを有し(図9参照)、後述する地上側に配置された地上側制御装置30(図9参照)との間で無線通信を行い、種々の情報の送受信を行う。
飛行制御部13に予め航路などの飛行データを記憶させておくこともできるが、上述した地上側制御装置30を介して地上から操作することもできる。飛行制御部13では、プロペラ12の回転数などの制御に加えて、移動機構2の制御も行われる。
小型無人航空機1の前端部(図2において左端部)には、構造物の表面(本実施の形態では桁下面M1)を観察するためのカメラ15が設けられている。このカメラ15により撮像された画像は、飛行制御部13を介して地上側制御装置30に送信される。
移動機構2は、小型無人航空機1の上面側の図1及び図4において左右両端にそれぞれ設けられている。移動機構2は、無限軌道であるベルト21と、このベルト21が架け回された4個のプーリ22,・・・と、これらプーリ22,・・・のうち一つ(図2において右端)のプーリ22に設けられ、このプーリ22を回転駆動させるモータ及びギアボックス(いずれも図示省略)とを有する。
そして、ベルト21の表面が桁下面M1に接触した状態でプーリ22が回転駆動されることで、このプーリ22に架け回されているベルト21が移動し、これにより小型無人航空機1をベルト21の長さ方向に沿って移動させることができる。この際、回転センサ等によってプーリ22の回転量を計測することで、小型無人航空機1の移動距離のデータを得ることができる。
ベルト21の表面は、摩擦係数が高くなるように形成されている。すなわち、浮力で桁下面M1に押し付けられた小型無人航空機1を、ベルト21の回転駆動で走行させようとすれば、ある程度の摩擦抵抗が必要になる。ベルト21の表面は、ゴム、微細な吸盤構造、超微細毛構造(ファンデルワールス力利用)など、吸着性能の高い構造にすることができる。
次に、図1−図5を参照して、かぶり厚測定センサ3の詳細について説明する。
かぶり厚測定センサ3は、図5に最もよく示すように、外形略直方体状に形成され、構造物の表面である桁下面M1に接触する接触面である図5における上面3aの端部3bが曲線状に面取り形成されることで、この上面3aが円滑面に形成されている。
かぶり厚測定センサ3は、上述したように電磁誘導法によるかぶり厚の測定が可能なセンサである。図6及び図7を参照して、電磁誘導法の原理及びかぶり厚測定手法について説明する。
図6に示すように、かぶり厚測定センサ3内には励磁コイル3c及び検出コイル3dが内蔵されており、励磁コイル3cには小型無人航空機1の駆動電源部から励磁電流が供給される。この励磁電流が励磁コイル3cに供給されると、図6の上下方向に沿って磁束Hが発生し、この磁束Hの電磁誘導により鉄筋Fに電流が発生し、さらに、この誘導電流によっても磁束Hが発生する。そして、鉄筋Fの誘導電流に基づく磁束Hを検出コイル3dにより検出し、検出信号として取り出す。
このため、かぶり厚測定センサ3に内蔵された励磁コイル3c及び検出コイル3dは、上面3aが桁下面M1に接触した状態で最も効率良くコンクリート桁M内の鉄筋Fからの磁束Hが検出できるように、その位置及び大きさ等が設定されている。
図7に示すように、コンクリート桁Mの桁下面M1にかぶり厚測定センサ3の上面3aを接触させ、この状態で励磁コイル3cに励磁電流を供給すると、鉄筋Fからの磁束Hに基づいて検出コイル3dにより検出される検出信号は、模式的に矢印で示すように、かぶり厚が厚い(h1>h2)ほど小さくなる。また、図示は省略するが、鉄筋径が大きいほど検出コイル3dにより検出される検出信号は大きくなる。
従って、この検出信号に基づいて鉄筋Fのかぶり厚h1、h2を測定、検出することができる。また、図7の左右方向にかぶり厚測定センサ3を走査すれば、検出信号が最も大きい場所が鉄筋Fの直下であるので、鉄筋Fの位置も検出することができる。さらに、かぶり厚が既知であれば、鉄筋径を測定、検出することもできる。
図5に戻って、かぶり厚測定センサ3は、付勢機構でもある付勢部4により小型無人航空機1の支持部11b上に固定、支持されている。付勢部4は、円筒状のゴム等の弾性部材からなる支持筒4aと、この支持筒4a内に収納されたスプリング等の付勢部材4bとを有し、これら支持筒4a及び付勢部材4bによりかぶり厚測定センサ3を下方から支持するとともに、このかぶり厚測定センサ3を桁下面M1に向けて付勢する付勢力を付与している。
かぶり厚測定センサ3と支持部11bとの間には変位計5が介在されている。この変位計5は、付勢部4によるかぶり厚測定センサ3の桁下面M1への付勢力に沿った変位を検出する。変位計5による測定結果(変位結果)は、飛行制御部13を介して地上側制御装置30に送信される。
また、かぶり厚測定センサ3の側面には、記録部であるマーカー6が取り付けられている。マーカー6の先端6a、つまりマーキングを行う部位は、かぶり厚測定センサ3の上面3aが桁下面M1に接触した状態で、同様に桁下面M1に接触して、小型無人航空機1の移動に伴い、かぶり厚測定センサ3の桁下面M1に沿った移動軌跡を記録する。
さらに、かぶり厚測定センサ3の側方を取り囲むように、電磁波を遮蔽する物質(例えばフェライト)により形成された中空筒状の電磁波遮蔽部7が設けられている。この電磁波遮蔽部7は、その上端部7aがかぶり厚測定センサ3の上面3aよりやや低くなるように、すなわち、かぶり厚測定センサ3によるかぶり厚測定のためにその上面3aが桁下面M1に接触している際にもこの桁下面M1に接触しないように、その高さが設定されている。なお、電磁波遮蔽部7は、図示を簡略化するために図3及び図5においてのみ図示している。
さらに、小型無人航空機1には、マーカー6により記録された移動軌跡を検出する軌跡センサ8(図9参照)が設けられている。軌跡センサ8により移動軌跡を検出する手法は周知のものから適宜選択されれば良く、一例として、小型カメラによりマーカー6によるマーキングを色で識別するような手法が好適に挙げられる。軌跡センサ8による移動軌跡の検出結果は、飛行制御部13を介して地上側制御装置30に送信される。
次に、本実施の形態のかぶり厚検査装置10の全体構成について、図8及び図9を参照して説明する。
本実施の形態のかぶり厚検査装置10は、小型無人航空機1によって飛行させる構成と、地上に配置された地上側制御装置30とを有する。地上側制御装置30は、小型無人航空機1の飛行制御部13の無線通信部13aと無線通信が可能な無線通信部31と、かぶり厚測定センサ3による測定結果等を受信して管理する地上側制御部32と、測定結果等が格納される記憶部33と、カメラ15等が撮像した画像や測定結果や解析結果などを表示する表示部34とを有する。
また、地上側制御装置30にはビデオカメラ35が接続され、ビデオカメラ35による撮像結果は入力インタフェース(I/O)36を介して地上側制御部32に入力され、適宜表示部34に表示される。ビデオカメラ35は、小型無人航空機1の位置を把握するためのカメラであり、このため、小型無人航空機1の好適な位置にトラッキングターゲット(図示省略)が設けられ、ビデオカメラ35はこのトラッキングターゲットを追跡することが好ましい。
一方、地上側制御部32には、かぶり厚測定センサ3の測定結果を周波数解析するスペクトル解析部321と、その解析結果に基づいて測定が行われた測線Lの状況を評価する測線評価部322と、その評価結果に基づいて決定された次の移動軌跡に小型無人航空機1を移動させる軌跡制御部323とが設けられる。
ここで、かぶり厚測定センサ3による測定結果は、上述したように磁性体の影響によって、励磁コイル3cにより発生した磁場に基づいて形成される磁場の磁束が大きくなり、金属量が大きく見積もられてかぶり厚が小さく、又は鉄筋径が大きく推定される可能性がある。すなわち、複数の鉄筋が交差する箇所やスペーサなどの埋設金属物のある箇所では、正確な測定が行えていない可能性がある。
図11は、かぶり厚測定センサ3による測定結果の特性について説明する概念図である。例えば図の左端に例示するように、配力筋F2などの測定したい主鉄筋F1ではない他の鉄筋の真下に沿って小型無人航空機1を移動させて測定を行った測線Lでは、かぶり厚測定センサ3による測定結果であるコイル電圧変化は、一定の値になって主鉄筋F1の位置を検出することはできない。
また、その右隣に例示するように、配力筋F2に対して交差する斜行を小型無人航空機1がした場合も、コイル電圧変化から主鉄筋F1の位置を検出することができない。これに対して、配力筋F2,F2間を走行させた場合は、主鉄筋F1の位置は検出できるようになる。しかしながらスペーサなどの埋設金属物F3が近接していると、鉄筋のかぶり厚まで正確に検出することができない。また、鉄筋の継手部においては、部分的に鉄筋量が増加していることもある。
要するに図の右端に示したように、鉄筋間隔dで配置された主鉄筋F1,・・・のかぶり厚を高精度で測定するには、主鉄筋F1と交差する配力筋F2や埋設金属物F3などの他の磁性体の影響の少ない測線Lで測定を行うことが好ましい。
図12は、かぶり厚測定センサ3による測定結果を例示した図である。図12(a)は、事前に鉄筋レーダーなどでコンクリート構造物中の鉄筋配置を把握した後に、電磁誘導法によるかぶり厚検査をかぶり厚測定センサ3によって行った結果を示している。これに対して図12(b)は、鉄筋配置が把握されていない状況下で、小型無人航空機1を飛行させてかぶり厚測定センサ3によって測定を行った結果を示している。この2つの測定結果を比較すると明らかなように、予め鉄筋配置が把握できるような場所での測定であれば、高精度でかぶり厚を測定することができるが、任意の箇所で測定を行った場合は、他の磁性体の影響を受けて鉄筋探査結果が複雑になり、適切な測定結果が得られないことがある。
そこで、スペクトル解析部321によって、かぶり厚測定センサ3の測定結果(検出信号)から得られる波形を、FFT(高速フーリエ変換 : Fast Fourier Transform)解析する。すなわち図13に示すように、かぶり厚測定センサ3によって測定されたコイル電圧変化の波形がスペクトル解析部321に入力されると、FFT解析によって周波数スペクトルが生成され、図下段に示すようなスペクトル形状を得ることができる。
ここで、Vは小型無人航空機1の走行速度、dは鉄筋間隔、V/dは卓越周波数を表している。また、小型無人航空機1の走行速度Vは、駆動輪(プーリ22)の円周×回転数(rpm)によって算出できる。そして、スペクトル形状SS1は、卓越周波数(V/d)と同程度のピークを有する形状を例示している。また、スペクトル形状SS2は、他の鉄筋の影響を常時受けた場合の基線のずれ成分を例示している。さらに、スペクトル形状SS3は、埋設金属物や電磁ノイズなどの高周波数成分を例示している。
測線評価部322では、得られたスペクトル形状に基づいて、測定が行われた測線Lの状況の評価が行われる。すなわち、測線Lが近接鉄筋等の影響の少ないかぶり厚の測定に適した箇所か否かの妥当性が評価される。
また、軌跡制御部323では、後述するように測線Lの評価結果に基づいてパターン化されたルールに基づいて、評価された測線Lの位置と予め得られた鉄筋間隔dなどの配筋情報とから次に測定を行う移動軌跡を決定し、小型無人航空機1の飛行制御部13に飛行の制御信号を与える。
次に、本実施の形態であるかぶり厚検査装置10を使用したかぶり厚検査方法について、図10を参照して説明する。図10は、本実施の形態のかぶり厚検査方法を説明するフロー図である。
まず、ステップS1では、小型無人航空機1を飛行させて、かぶり厚測定センサ3によって最初の測定(第1の測定)を行わせる。具体的には、図8に示すように、検査対象とする橋梁のコンクリート桁Mの桁下面M1に向けてかぶり厚検査装置10の小型無人航空機1を浮上させる。
プロペラ12の回転駆動によって得られる浮力で小型無人航空機1を桁下面M1に押し付けると、移動機構2のベルト21が桁下面M1に接触して、小型無人航空機1は安定した姿勢となる。
飛行中の小型無人航空機1と地上側制御装置30とは、無線W1,W2によって交信した状態となっている。地上側制御装置30からは、小型無人航空機1の操縦信号、測定開始指示信号などが無線W1で送信される。
本実施の形態のかぶり厚検査装置10が検査をするコンクリート桁Mにおいて、検査対象となる鉄筋Fは、図11に示すように、コンクリート桁Mの長手方向(図中左右方向)に延在する主鉄筋F1である。そこで、本実施の形態では、コンクリート桁Mを横断する方向(図11において下から上)に小型無人航空機1を移動させて、この移動軌跡に沿ってかぶり厚測定センサ3により桁下面M1から主鉄筋F1のかぶり厚を検査する。
地上側制御装置30からは、桁下面M1の検査開始位置へかぶり厚測定センサ3が到達するように操縦信号を無線W1で送信するとともに、ビデオカメラ35により小型無人航空機1に設けられたトラッキングターゲットを撮影することで実際の小型無人航空機1の位置を把握し、実際に検査開始位置へ到達するように操縦信号を調整する。
小型無人航空機1の飛行制御部13は、地上側制御装置30からの操縦信号、及びGPS通信衛星37(図8、図9参照)から受信した情報に基づいて、かぶり厚測定センサ3が検査開始位置に到達するようにプロペラ12及びベルト21の回転数を制御する。また、飛行制御部13は、カメラ15により撮像された桁下面M1の画像を無線W2で地上側制御装置30に送信し、地上側制御装置30は、このカメラ15の画像を確認しながら、小型無人航空機1の位置制御及び検査位置の確認、決定を行う。
検査位置は、ベルト21の走行方向(つまりコンクリート桁Mを横断する方向)に間隔を置いた位置になる。このベルト21の走行方向に沿ってマーカー6がマーキングすることで移動軌跡である測線Lが記録される。なお、第1測定は予備測定になる可能性もあるため、マーキングを行わないようにすることもできる。
かぶり厚測定センサ3によって検出されたコイル電圧(検出信号)は、無線W2で地上側制御装置30に送信される。ステップS2では、スペクトル解析部321によってFFT解析が行われ、スペクトル形状が取得される。図14(a)、図15(a)及び図16(a)は、3つの状況におけるそれぞれのスペクトル形状を例示している。
続いてステップS3では、得られたスペクトル形状から、第1測定が行われた測線Lの状況を評価する。この評価は、地上側制御装置30の表示部34に表示されたスペクトル形状から作業員が行うこともできるが、ここでは測線評価部322によって自動的に行われる。
例えば図14(a)のスペクトル形状は、低周波数側が卓越しているので、探査したい主鉄筋F1と直交する配力筋F2の真下を移動しているものと推定できる。一方、図15(a)のスペクトル形状は、卓越周波数(V/d)付近に明瞭なピークが見られるので、良好な測線Lであったと推定できる。さらに、図16(a)のスペクトル形状は、複数のピークが出現しているので、埋設金属物F3の影響を受けていると推定できる。
測線評価部322で評価をさせる場合は、一例として閾値を使った簡単な判断を行わせることができる。例えば、ある閾値以上のフーリエ振幅をピークとして抽出し、そのピークが卓越周波数に対してどの位置に発生しているかで判断させることができる。また、ピークの数による判断も可能である。一方、スペクトル形状をパターン認識させることもできる。例えば、それまでにかぶり厚測定センサ3によって得られた測定結果を蓄積しておき、その測定結果から得られたスペクトル形状と実際の測線Lの状況を機械学習させ、その学習成果に基づいてパターン認識をさせるなどの、いわゆる人工知能(AI)を適用することもできる。
そして、ステップS4では、再測定が必要か否かを判断させる。上述したように、図15(a)のスペクトル形状は良好な測線Lであったと推定できるので、図15(b)に示すように配力筋F2,F2間を移動した最初の測線L1における測定結果がそのまま採用される。要するに、ステップS7で、かぶり厚の測定結果として記録される。また、再測定が行われない場合は、次の移動軌跡は「なし」と決定される。
これに対して、図14(a)及び図16(a)で例示したスペクトル形状は、再測定が必要と判定される。ステップS5では、再測定時の移動軌跡を決定する。この次の移動軌跡の決定は、測線評価部322における評価結果に基づいて行われる。
例えば、図14(a)のスペクトル形状から、最初の測線L1は主鉄筋F1と直交する配力筋F2の真下を移動しているという評価が得られた。一方、配力筋F2は、通常、一定の間隔で配置されているので、それを避けるためには図14(b)に示すように、配力筋F2,F2の間隔の半分の距離だけ横方向にずらした位置を次の移動軌跡(測線L2)にすれば良いことが想定できる。この配力筋F2,F2の間隔などの情報は、予め設計図や設計計算書などの設計図書又は施工図などからコンクリート桁Mの配筋情報として取得しておくことができる。この配筋情報は、次の移動軌跡を決める目安とする情報であるため、正確な値でなかったとしても支障はない。
また、図16(a)のスペクトル形状は、埋設金属物F3の影響を受けているという評価となった。一方、配力筋F2の影響は見受けられなかったので、最初の測線L1は配力筋F2と配力筋F2との間にあると推定できる。そこで図16(b)に示すように、配力筋F2,F2の間隔と同じだけ横方向にずらした位置を次の移動軌跡(測線L2)にすれば良いことが想定できる。
このようにスペクトル形状によって評価された測線L1の状況に基づいて次の移動軌跡を決めれば、適切な測線L2になる可能性が高い。ステップS6では、軌跡制御部323で測線評価部322の評価結果に基づいて次の移動軌跡を決定し、小型無人航空機1の飛行制御部13に制御信号を送信して、測線L2に沿った再測定を行わせる。
ステップS7のかぶり厚の測定結果の記憶は、スペクトル解析部321と測線評価部322において、一定以上の精度が得られると評価された測線Lから得られたデータに対して行われる。かぶり厚の測定結果としては、かぶり厚又は鉄筋径、検査開始位置からの走行距離及び検査を行った時刻などが記憶される。
次に、本実施の形態のかぶり厚検査方法及びかぶり厚検査装置10の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態のかぶり厚検査方法では、小型無人航空機1をコンクリート桁Mの桁下面M1に沿って移動させることで第1測定を行った後に、その測定結果を周波数解析してスペクトル形状を求め、そのスペクトル形状から第1測定が行われた測線Lの状況を評価する。そして、その評価結果から次の移動軌跡を決定する。
このため、大掛かりな足場の設置などを必要としない小型無人航空機1を使用したかぶり厚の検査が、適切な箇所で行われていたか否かの妥当性を評価して、より精度の高い測定が行える箇所への移動を促すことができるので、鉄筋コンクリート構造物のかぶり厚を正確かつ容易に測定することができるようになる。
このような本実施の形態のかぶり厚検査方法は、コンクリート桁Mの事前の配筋情報が無くても実施することができるが、鉄筋間隔などがわかる事前の配筋情報があれば、より短時間に適切な測線Lにおけるかぶり厚の測定結果を得ることができる。
また、本実施の形態のかぶり厚検査装置10は、小型無人航空機1の移動機構側に設けられたかぶり厚測定センサ3と、かぶり厚測定センサ3の測定結果を周波数解析するスペクトル解析部321とを備えている。
このような構成とすることで、測定が行われた測線Lが適切な位置であったか否かを迅速に判断することができるようになる。また、測線Lの状況を評価する測線評価部322を備えていれば、経験の浅い作業員でも正確な検査を行うことができる。さらに、測線評価部322の評価結果に基づいて次の移動軌跡に小型無人航空機1を移動させる軌跡制御部323を備えていれば、自動的に最適な測線の位置を探し出すことができるようになる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上述した実施の形態では、無限軌道タイプの移動機構2を備えた小型無人航空機1について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば車輪を有する移動機構2であっても小型無人航空機を構造物の表面に沿って移動させることができる。
また、前記実施の形態では、橋梁の桁下面M1の検査を例に説明したが、これに限定されるものではなく、高層建築物などの鉄筋コンクリート構造物の高所箇所を検査する場合にも、かぶり厚検査装置10を適用することができる。さらに、橋脚の側面、擁壁や建物などの壁面の検査を行う場合には、移動機構が設けられた胴体部の上半部が起立する構造の小型無人航空機を使用することで、本発明を適用することができるようになる。
10 :かぶり厚検査装置
1 :小型無人航空機
2 :移動機構
3 :かぶり厚測定センサ
321 :スペクトル解析部
322 :測線評価部
323 :軌跡制御部
F :鉄筋
F1 :主鉄筋(鉄筋)
L,L1,L2:測線
M :コンクリート桁(鉄筋コンクリート構造物)
M1 :桁下面(表面)
SS1−SS3 :スペクトル形状

Claims (4)

  1. 小型無人航空機と、前記小型無人航空機の構造物の表面に対向する側に設けられた移動機構と、前記小型無人航空機の前記移動機構側に設けられたかぶり厚測定センサとを有するかぶり厚検査装置により鉄筋コンクリート構造物中の鉄筋のかぶり厚を検査するかぶり厚検査方法であって、
    前記小型無人航空機を前記鉄筋コンクリート構造物の表面に沿って移動させることで前記かぶり厚測定センサによる第1の測定を行う第1測定工程と、
    前記第1測定工程の測定結果を周波数解析してスペクトル形状を求める解析工程と、
    前記スペクトル形状から前記第1の測定が行われた測線の状況を評価する測線評価工程と、
    前記測線評価工程における評価結果から次の移動軌跡を決定する軌跡決定工程とを備えたことを特徴とするかぶり厚検査方法。
  2. 前記第1測定工程は、前記鉄筋コンクリート構造物の予め得られた配筋情報に基づいて行われ、前記軌跡決定工程では、前記配筋情報に基づいて次の移動軌跡を決定することを特徴とする請求項1に記載のかぶり厚検査方法。
  3. 鉄筋コンクリート構造物中の鉄筋のかぶり厚を検査するかぶり厚検査装置であって、
    小型無人航空機と、
    前記小型無人航空機の前記鉄筋コンクリート構造物の表面に対向する側に設けられた移動機構と、
    前記小型無人航空機の前記移動機構側に設けられたかぶり厚測定センサと、
    前記かぶり厚測定センサの測定結果を周波数解析するスペクトル解析部と
    前記スペクトル解析部の解析結果に基づいて、測定が行われた測線の状況を評価する測線評価部とを備えたことを特徴とするかぶり厚検査装置。
  4. 前記測線評価部の評価結果に基づいて次の移動軌跡を決定して前記小型無人航空機を移動させる軌跡制御部を備えたことを特徴とする請求項に記載のかぶり厚検査装置。
JP2018065644A 2018-03-29 2018-03-29 かぶり厚検査方法及びかぶり厚検査装置 Active JP6864644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018065644A JP6864644B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 かぶり厚検査方法及びかぶり厚検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018065644A JP6864644B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 かぶり厚検査方法及びかぶり厚検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019174398A JP2019174398A (ja) 2019-10-10
JP6864644B2 true JP6864644B2 (ja) 2021-04-28

Family

ID=68166856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018065644A Active JP6864644B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 かぶり厚検査方法及びかぶり厚検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6864644B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021156089A (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 公益財団法人鉄道総合技術研究所 鉄筋コンクリートのかぶり測定方法及び、鉄筋コンクリートのかぶり測定システム
WO2022195759A1 (ja) * 2021-03-17 2022-09-22 株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク 移動体収容ポート及び点検システム
CN113034470B (zh) * 2021-03-25 2023-11-14 江苏建筑职业技术学院 基于无人机倾斜摄影技术的沥青混凝土厚度无损检测方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6229313B1 (en) * 1999-05-27 2001-05-08 Scintrex Limited Mapping of pipeline grounding points by airborne or ground magnetic measurements of current flow in the pipeline
JP2004020358A (ja) * 2002-06-17 2004-01-22 Keisoku Gijutsu Service:Kk 構造体に埋設された鉄筋等の埋設物の径の算出方法
CN102419453A (zh) * 2011-07-15 2012-04-18 中国科学院地质与地球物理研究所 长导线源瞬变电磁地空探测方法
US20160137293A1 (en) * 2013-10-15 2016-05-19 Skypersonic Enclosed drone apparatus and method for use thereof
CN104237956B (zh) * 2014-03-06 2017-07-04 长安大学 电性源瞬变电磁地空探测方法
JP6567300B2 (ja) * 2015-03-11 2019-08-28 株式会社フジタ 無線操縦式の回転翼機
KR101650525B1 (ko) * 2016-02-18 2016-08-24 아이씨티웨이주식회사 지아이에스 기반 신규데이터에 따른 영상 업데이트 도화시스템
JP6750861B2 (ja) * 2016-07-08 2020-09-02 国立大学法人 東京大学 探査対象物の異常箇所推定方法
GB2557568A (en) * 2016-09-09 2018-06-27 Speir Hunter Ltd Pipeline mapping system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019174398A (ja) 2019-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6864644B2 (ja) かぶり厚検査方法及びかぶり厚検査装置
La et al. Development of an autonomous bridge deck inspection robotic system
KR102239660B1 (ko) 모듈형 모바일 검사 차량
CN108021143A (zh) 用于使用无人驾驶飞行器进行无损测试的方法和系统
JP2018128278A (ja) 打音検査装置及び打撃検査システム
Pham et al. Design and implementation of an autonomous robot for steel bridge inspection
US6400146B1 (en) Sensor head for ACFM based crack detection
CN107764862B (zh) 用于测试对象的无损评估的系统和方法
EP3333043B1 (en) Rail inspection system and method
JP6796051B2 (ja) かぶり厚検査装置
EP2095102A1 (en) Inspection apparatus and method
EP3497016A1 (de) Unbemanntes luftfahrzeug zur zerstörungsfreien prüfung einer dreidimensionalen struktur
JP5683007B2 (ja) 探傷装置および探傷方法
WO2015120550A1 (en) Method and system for non-destructive rail inspection
JP6847813B2 (ja) かぶり厚検査方法
JP6474070B2 (ja) 斜張橋の斜材点検方法
KR102167973B1 (ko) 자성 선상체의 손상 평가 방법 및 손상 평가 장치
Gucunski et al. Advancing condition assessment of reinforced concrete bridge elements through automation, visualization, and improved interpretation of multi-NDE technology data
US20220381742A1 (en) Contact elements for acoustic excitation attached via a compliant material
US9465046B1 (en) Inertial sensor apparatus and method for creating an NDI image with hand scanning
KR102067531B1 (ko) 관주형 송전탑의 용접부 잔류응력 측정장치
RU2652673C1 (ru) Способ определения стрелочных переводов и положения остряков
KR102269094B1 (ko) 무인 항공기 운용 평가 시스템 및 방법
KR101953022B1 (ko) 하수관로 탐사용 손드부
US11467096B1 (en) System, apparatus, and method for structural fault detection

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6864644

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250