さまざまな図を参照して具体的な実施形態の詳細な説明についてこれより説明する。本説明は、可能な実装の詳細な例を提供しているが、それらの詳細は、例示的であることを意図し、決してその適用範囲を限定するものではないことに留意されたい。
図1Aは、開示された1または複数の実施形態を実装することができる例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する、多元接続システムにすることができる。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じてそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にできる。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などの、1または複数のチャネルアクセス方法を用いることができる。
図1Aに示すように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、および/または102d(一般的にまたは集合的にWTRU102と呼ぶことができる)、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105、コアネットワーク106/107/109、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含むことができるが、開示された実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することが認識されよう。それぞれのWTRU102a、102b、102c、102dは、無線環境で動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってよい。一例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成することができ、そしてユーザ機器(UE)、移動局、固定式または移動式加入者ユニット、ページャ、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、家電製品などを含むことができる。
通信システム100はまた、基地局114aと基地局114bを含むこともできる。それぞれの基地局114a、114bは、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインタフェースして、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/またはネットワーク112など1または複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように構成された任意のタイプのデバイスであってよい。一例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバ基地局(BTS)、NodeB、eNodeB、Home NodeB、Home eNodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどであってよい。基地局114a、114bはそれぞれ、単一要素として示されているが、基地局114a、114bは、相互接続された任意の数の基地局および/またはネットワーク要素を含んでもよいことが認識されよう。
基地局114aは、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどといった他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含むこともできる、RAN103/104/105の一部にすることができる。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ぶことができる特定の地理的領域内で無線信号を送信するおよび/または受信するように構成することができる。セルをセルセクタにさらに分割することができる。例えば、基地局114aと関連付けられたセルを3つのセクタに分割することができる。従って、一実施形態において、基地局114aは、3つのトランシーバ、例えば、セルの各セクタに1トランシーバを含むことができる。別の実施形態において、基地局114aは、MIMO(multiple-input multiple output)技術を用いることができ、従って、セルの各セクタに複数のトランシーバを利用することができる。
基地局114a、114bは、適した任意の無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光線など)であってよい、エアインタフェース115/116/117を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数と通信することができる。エアインタフェース115/116/117は、適した任意の無線アクセス技術(RAT)を使用して確立することができる。
より詳細には、上記のように、通信システム100は、多元接続システムにすることができ、そして、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなど1または複数のチャネルアクセススキームを用いることができる。例えば、RAN103/104/105の基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、WCDMA(広域帯CDM)を使用してエアインタフェース115/116/117を確立することができる、UTRA(ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上波無線アクセス)など無線技術を実装することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型HSPA(HSPA+)など通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
別の実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、LTE(ロングタームエボリューション)および/またはLTE−A(LTEアドバンスト)を使用してエアインタフェース115/116/117を確立することができる、E−UTRA(発展型UMTS地上波無線アクセス)など無線技術を実装することができる。
他の実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、CDMA2000、CDMA20001X、CDMA2000EV−DO、IS−2000(Interim Standard 2000)、IS−95(Interim Standard 95)、IS−856(Interim Standard 856)、GSM(Global System for Mobile communications)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GERAN(GSM EDGE)などといった無線技術を実装することができる。
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、Home NodeB、Home eNodeB、またはアクセスポイントにすることができ、職場、自宅、車、キャンパスなど局所的な場所で無線接続性を容易にするために適した任意のRATを利用することができる。一実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するIEEE802.11など無線技術を実装することができる。別の実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するIEEE802.15など無線技術を実装することができる。さらに別の実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110に直接接続できる。従って、基地局114bは、コアネットワーク106/107/109経由でインターネット110にアクセスする必要がない。
RAN103/104/105は、音声、データ、アプリケーション、および/またはVoIP(ボイスオーバーインターネットプロトコル)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってよい、コアネットワーク106/107/109と通信することができる。例えば、コアネットワーク106/107/109は、呼制御、課金サービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイド電話、インターネット接続性、ビデオ分散などを提供し、および/またはユーザ認証などハイレベルのセキュリティ機能を遂行できる。図1Aに示していないが、RAN103/104/105および/またはコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを用いる、他のRATとの直接または間接通信であってもよいことが認識されよう。例えば、E−UTRA無線技術を利用することができるRAN103/104/105に接続されることに加えて、コアネットワーク106/107/109はまた、GSM無線技術を用いる別のRAN(図示せず)と通信することもできる。
コアネットワーク106/107/109はまた、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして機能することもできる。PSTN108は、旧来の音声電話サービス(POST)を提供する回線交換電話網を含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)およびインターネットプロトコル(IP)など共通の通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有されるおよび/または運用される有線または無線通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを用いることができる1または複数のRANに接続された別のコアネットワークを含むことができる。
通信システム100のWTRU102a、102b、102c、102dの一部またはすべては、マルチモード能力を含むことができる。例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信する複数のトランシーバを含むことができる。例えば、図1Aに示したWTRU102cは、セルベースの無線技術を用いることができる基地局114aと、IEEE802無線技術を用いることができる基地局114bとの通信を行うように構成することができる。
図1Bは、例示的なWTRU102のシステムである。図1Bに示すように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、ノンリムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、実施形態と整合性を保った上で、上述の要素の任意の組み合わせを含んでもよいことが認識されよう。さらに、実施形態は、基地局114aおよび114b、および/または基地局114aおよび114bが、限定されないが、とりわけトランシーバ基地局(BTS)、NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームノード−B、発展型ホームノード−B(eNodeB)、ホーム発展型ノード−B(HeNBまたはHeNodeB)、ホーム発展型ノード−Bゲートウェイ、およびプロキシノードを表すことができるノードが図1Bおよび本明細書で説明される要素の一部またはすべてを含むことができることを企図する。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと協働する1または複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、現場プログラム可能ゲートアレイ(FPGA)回路、その他のタイプの集積回路(IC)、ステートマシンなどであってよい。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102が無線環境で動作することを可能にするその他の機能性を遂行できる。プロセッサ118をトランシーバ120に結合することができ、そのトランシーバを送信/受信要素122に結合することができる。図1Bは、プロセッサ118とトランシーバ120とを別個のコンポーネントとして示しているが、プロセッサ118とトランシーバ120とを電子パッケージまたはチップに統合できることが認識されよう。
送信/受信要素122は、エアインタフェース115/116/117を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信する、または基地局から信号を受信するように構成することができる。例えば、一実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号を送信するおよび/または受信するように構成されたアンテナにすることができる。別の実施形態において、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV、または可視光線信号を送信するおよび/または受信するように構成されたエミッタ/検出器にすることができる。さらに別の実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号と光信号との両方を送受信するように構成することができる。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信するおよび/または受信するように構成することができることが認識されよう。
さらに、送信/受信要素122を単一要素として図1Bに示しているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含むことができる。より詳細には、WTRU102は、MIMO技術を用いることができる。従って、一実施形態において、WTRU102は、エアインタフェース115/116/117を介して無線信号を送信するおよび受信するための2または3以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含むことができる。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調して、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成することができる。上記のように、WTRU102は、マルチモード能力を有することができる、従って、トランシーバ120は、WTRU102が、例えば、UTRAおよびIEEE802.11など複数のRAT経由で通信することを可能にする複数のトランシーバを含むことができる。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーバッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合することができ、そしてそれらからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118はまた、スピーカ/マイクロフォン124、キーバッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することもできる。さらに、プロセッサ118は、ノンリムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132など適した任意のタイプのメモリからの情報にアクセスして、それらのメモリにデータを記憶することができる。ノンリムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、ハードディスク、またはその他のタイプのメモリ記憶デバイスを含むことができる。リムーバブルメモリ132は、契約者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことができる。他の実施形態において、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)など物理的にWTRU102に置かれていないメモリからの情報にアクセスして、それらのメモリにデータを記憶することができる。
プロセッサ118は、電源134から電力を受信することができ、その電力をWTRU102の他のコンポーネントに分散および/または制御するように構成することができる。電源134は、WTRU102に電力供給するのに適した任意のデバイスであってよい。例えば、電源134は、1または複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136を、WTRU102の現在のロケーションに関するロケーション情報(例えば、経緯度)を提供するように構成することができる、GPSチップセット136にも結合され得る。追加または代替として、GPSチップセット136からの情報により、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインタフェース115/116/117を介してロケーション情報を受信し、および/または2または3以上の近隣の基地局から受信される信号のタイミングに基づいてWTRUのロケーションを判定することができる。WTRU102は、実施形態と整合性を保った上で、適した任意のロケーション判定の実装によってロケーション情報を獲得できることが認識されよう。
プロセッサ118は、付加的な特徴、機能性および/または有線または無線接続性を提供する、1または複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる、他の周辺機器138にさらに結合され得る。例えば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含むことができる。
図1Cは、実施形態に従ったRAN103とコアネットワーク106のシステム図である。上記のように、RAN103は、UTRA無線技術を用いてエアインタフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN103はまた、コアネットワーク106と通信することもできる。図1Cに示すように、RAN103は、エアインタフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数のトランシーバを含むことができる、NodeB140a、140b、140cを含むことができる。NodeB140a、140b、140cのそれぞれをRAN103内の特定のセル(図示せず)と関連付けることができる。RAN103はまた、RNC142a、142bを含むこともできる。RAN104aは、実施形態と整合性を保った上で、任意の数のNode−BおよびRNCを含んでもよいことが認識されよう。
図1Cに示すように、Node−B140a、140bは、RNC142aと通信することができる。さらに、Node−B140cは、RNC142bと通信することができる。Node−B140a、140b、140cは、Iubインタフェース経由でそれぞれのRNC142a、142bと通信することができる。RNC142a、142bは、Iurインタフェース経由で互いに通信することができる。それぞれの142a、142bは、接続されているそれぞれのNode−B140a、140b、140cを制御するように構成することができる。さらに、それぞれのRNC142a、142bは、外ループ電力制御、読み込み制御、許可制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバー制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ関数、データ暗号化などといった他の機能性を実行する、またはサポートするように構成することができる。
図1Cに示したコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、モバイル交換センター(MSC)146、サービングGPRSサポートノード(SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を含むことができる。それぞれの上述した要素をコアネットワーク106の一部として示しているが、これらの要素のいずれもコアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有されるおよび/または運用されてもよいことが認識されよう。
RAN103のRNC142aをIuCSインタフェース経由でコアネットワーク106のMSC146に接続することができる。MSC146をMGW144に接続することができる。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102b、102cにPSTN108など回路交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線の通信デバイスとの間の通信を容易にすることができる。
RAN103のRNC142aをIuPSインタフェース経由でコアネットワーク106aのSGSN148に接続することもできる。SGSN148をGCSN150に接続することができる。SGSN148およびGCSN150は、WTRU102a、102b、102cにインターネット110などパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。
上記のように、コアネットワーク106を他のサービスプロバイダによって所有されるおよび/または運用される他の有線または無線ネットワークを含むことができる、ネットワーク112に接続することもできる。
図1Dは、実施形態に従ったRAN104とコアネットワーク107のシステム図である。上記のように、RAN104は、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するE−UTRA無線技術を用いることができる。RAN104はまた、コアネットワーク107と通信することもできる。
RAN104は、eNode−B160a、160b、160cを含むことができるが、RAN104は、実施形態と整合性を保った上で、任意の数のeNode−Bを含んでもよいことが認識されよう。eNode−B160a、160b、160cはそれぞれ、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態において、eNode−B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装することができる。従って、eNode−B160aは、例えば、WTRU102aに無線信号を送信し、そしてそのWTRUから無線信号を受信するための複数のアンテナを使用することができる。
それぞれのeNode−B160a、160b、160cを特定のセル(図示せず)と関連付けることができ、そして無線リソース管理決定、ハンドオーバー決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクのユーザのスケジューリングなどを処理するように構成することができる。図1Dに示すように、eNode−B160a、160b、160cは、X2インタフェースを介して互いに通信することができる。
図1Dに示したコアネットワーク107は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME)162、サービングゲートウェイ164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ166を含むことができる。それぞれの上述した要素をコアネットワーク107の一部として示しているが、これらの要素のいずれもコアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有されるおよび/または運用されてもよいことが認識されよう。
MME162をS1インタフェース経由でそれぞれのRAN104のeNode−B160a、160b、160cに接続することができ、制御ノードとして機能することができる。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期接続(initial attach)中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどに関与することができる。MME162はまた、RAN104と、GSMまたはWCDMAなど他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)とを切り替える制御プレーン機能を提供することもできる。
サービングゲートウェイ164をS1インタフェース経由でRAN104のそれぞれのeNode−B160a、160b、160cに接続することができる。サービングゲートウェイ164は一般に、WTRU102a、102b、102cへの/からのユーザデータパケットをルートしてフォワードすることができる。サービングゲートウェイ164はまた、eNodeB間のハンドオーバー中にユーザプレーンをアンカーすること、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cに使用可能になった時にページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理して記憶することなどといった他の機能を遂行することもできる。
サービングゲートウェイ164はまた、WTRU102a、102b、102cにインターネット110などパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる、PDNゲートウェイ166に接続されることもできる。
コアネットワーク107は、他のネットワークとの通信を容易にすることもできる。例えば、コアネットワーク107は、WTRU102a、102b、102cにPSTN108など回路交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線による通信デバイスとの間の通信を容易にすることができる。例えば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間のインタフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができるか、またはこれと通信することができる。さらに、コアネットワーク107は、他のサービスプロバイダによって所有されるおよび/または運用される他の有線または無線通信ネットワークを含むことができる、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
図1Eは、実施形態に従ったRAN105とコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、エアインタフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するIEEE802.16無線技術を用いるアクセスサービスネットワーク(ASN)にすることができる。以下でさらに論じられるように、WTRU102a、102b、102cの異なる機能エンティティとRAN105とコアネットワーク109cとの間の通信リンクを参照ポイントとして定義することができる。
図1Eに示すように、RAN105は、基地局180a、180b、180cおよびASNゲートウェイ182を含むことができるが、RAN105は、実施形態と整合性を保った上で、任意の数の基地局およびASNゲートウェイを含んでもよいことが認識されよう。基地局180a、180b、180cをそれぞれ、RAN105の特定のセル(図示せず)と関連付けることができ、そしてそれぞれは、エアインタフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態において、基地局180a、180b、180cは、MIMO技術を実装することができる。従って、基地局180aは、例えば、WTRU102aに無線信号を送信する、およびそのWTRUから無線信号を受信するための複数のアンテナを使用することができる。基地局180a、180b、180cはまた、ハンドオフトリガリング、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(QoS)ポリシー強制などといったモビリティ管理機能を提供することもできる。ASNゲートウェイ182は、トラフィック集合ポイントとして機能することができ、そしてページング、加入者プロファイルのキャッシング、コアネットワーク109cへのルーティングなどに関与することができる。
WTRU102a、102b、102cとRAN105との間のエアインタフェース117を、IEEE802.16仕様を実装するR1参照ポイントとして定義することができる。さらに、それぞれのWTRU102a、102b、102cは、コアネットワーク109との論理インタフェース(図示せず)を確立することができる。WTRU102a、102b、102cとコアネットワーク109との間の論理インタフェースを、認証、承認、IPホスト構成管理、および/またはモビリティ管理に使用することができる、R2参照ポイントとして定義することができる。
それぞれの基地局180a、180b、180c間の通信リンクを、WTRUハンドオーバーおよび基地局間のデータ転送を容易にするためのプロトコルを含むR8参照ポイントとして定義することができる。基地局180a、180b、180cとASNゲートウェイ182との間の通信リンクをR6参照ポイントとして定義することができる。R6参照ポイントは、それぞれのWTRU102a、102b、102cと関連付けられるモビリティイベントに基づいてモビリティ管理を容易にするためのプロトコルを含むことができる。
図1Eに示すように、RAN105をコアネットワーク109に接続できる。RAN105とコアネットワーク109との間の通信リンクを、例えば、データ転送およびモビリティ管理能力を容易にするためのプロトコルを含むR3参照ポイントとして定義することができる。コアネットワーク109は、モバイルIPホームエージェント(MIP−HA)184、認証、承認、アカウンティング(AAA)サーバ186、およびゲートウェイ188を含むことができる。上述したそれぞれの要素はコアネットワーク109の一部として示されているが、これらの要素のいずれもコアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有されるおよび/または運用されてもよいことが認識されよう。
MIP−HAは、IPアドレス管理に関与することができ、そしてWTRU102a、102b、102cが異なるASNおよび/または異なるコアネットワーク間でロームできるようにする。MIP−HA184は、WTRU102a、102b、102cにインターネット110などパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。AAAサーバ186は、ユーザ認証およびユーザサービスをサポートすることに関与することができる。ゲートウェイ188は、他のネットワークとの相互作用を容易にすることができる。例えば、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、102cにPSTN108など回路交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線の通信デバイスとの間の通信を容易にすることができる。さらに、ゲートウェイ188は、他のサービスプロバイダによって所有されるおよび/または運用される他の有線または無線ネットワークを含むことができる、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
図1Eに示していないが、RAN105を他のASNに接続でき、およびコアネットワーク109を他のコアネットワークに接続できることが認識されよう。RAN104cと他のASNとの間の通信リンクを、RAN105と他のASNとの間のWTRU102a、102b、102cのモビリティを調整するためのプロトコルを含むことができる、R4参照ポイントとして定義することができる。コアネットワーク109と他のコアネットワークとの間の通信リンクを、ホームコアネットワークと移動してきた(visited)コアネットワークとの間の相互作用を容易にするためのプロトコルを含むことができる、R5参照ポイントとして定義することができる。
SIPTO@LN(SIPTO at a Local Network)を用いて、P−GW(例えば、別名ローカルゲートウェイ)をネットワークエッジの方向にリロケートする(例えば、さらに遠く移動する)ことができ、eNodeBにコロケートすることができる。SIPTO@LNは、比較的均一なアーキテクチャ(例えば、IPトラフィックをネットワークエッジ近くで発生されることができる)。SIPTO@LNにより、SIPTOに起因するサービスの中断の頻度を増加する場合もある(例えば、ローカルゲートウェイのカバレッジがより小さくなるため)。
IPアドレスの変更によるサービスの中断は、短期および/または長期的/リアルタイムのフローに対する1または複数の影響を含み得る。例えば、短期的フロー(例えば、ウェブブラウジング)の場合、SIPTOによって引き起こされる(SIPTO-induced)IPアドレスの変更によるサービスの中断は、比較的軽度である。一部の事例において、比較的長期的なフローを実行しているユーザは、いつSIPTOがネットワーク内で遂行されるか全く気付かない。一部の例において、短期的なフローのユーザがわずかな中断に気付くことがあっても、サービスの中断はわずかである。例えば、ユーザは、例えば、「ネットワーク接続喪失」エラーの後にウェブページリンクを選択すること、リフレッシュアイコンを選択することおよび/またはその他によってユーザインタフェースとインタラクトする(例えば、一時的にインタラクトする)ことができる。しかしながら、長期的およびリアルタイムのフローの場合、SIPTOに起因するサービスの中断の影響は有害である。例えば、ユーザは、電話会議から締め出されることもあり、ブリッジ番号をリダイヤルし、パスワードを入力するなどをしなければならないこともある。VPNトラフィックも同様に、SIPTOが引き起こすIPアドレスの変更によるサービスの中断によって悪影響を受ける恐れがある。
WTRUは、長期的および/またはリアルタイムのフローの存在を特定可能にすることができる。例えば、WTRUは、どのフローが比較的短期的なフローであるかおよびどのフローが比較的長期的なフローであるかを特定することを確立したフローを検査することができる。WTRUは、SIPTOがフローに対して遂行されると、結果としてユーザの最小のサービス中断となるフローを短期的なフローとして特定することができる。WTRUは、SIPTOがフローに対して遂行されると、結果としてユーザの比較的大きいサービス中断となるフローを長期的なフローとして特定することができる。WTRUは、SIPTOが長期的および/またはリアルタイムのフローの存在に基づいて、例えば、1フロー当たりの単位で(例えば、ほとんどまたは全く中断せずに)遂行されるかどうかに関してネットワークに知らせることができる。
長期的なフローのサービスの中断を回避するために、WTRUは、長期的なフローの既存のPDN接続が途絶える前に先回りして長期的なフローの新しいPDN接続を生成するように構成することができる。ひとたび新しいPDN接続が確立されると、WTRUは、そのフローの古いPDN接続を除去する。古いPDN接続が途絶える前に新しいPDN接続を生成した結果として、WTRUは、SIPTO/PDN GW変更による長期的および/またはリアルタイムのサービスの中断が最小限に抑えられることを保証することができる。長期的でないフローおよび/またはリアルタイムでないフロー(例えば、インターネットブラウジング、チャットセッションなどと関連付けられた短期的なフロー)の場合、WTRUは、SIPTO/PDN GW変更が古い接続を移動する前に新しい接続を設定することをせずに遂行されることをネットワークに示すことができる。WTRUは、第1のPDN接続を有する第1のIPアドレス経由で1または複数のフローをサポートすることができる。アプリケーションをサポートするために、WTRUは、1または複数の長期的および/またはリアルタイムのフローを第1のIPアドレス(例えば、既存のIPアドレス)から第2のIPアドレス(例えば、新しいIPアドレス)に先回りして移動することができる。第2のIPアドレスは、新しいPDN接続を含むことができる。WTRUは、第1のIPアドレス(例えば、第1のPDN接続)が除去される前に、1または複数の長期的および/またはリアルタイムのフローを第2のPDN接続経由で第2のIPアドレスに移動することができる。例えば、アプリケーションおよび/または他のアプリケーションのマルチメディアテレフォニーサービス(MMTel)セットは、本明細書で説明されるような1または複数の長期的および/またはリアルタイムのフローを先回りして移動する能力を有することができる。IMSアプリケーションは、IMSサービスの継続性機構を使用して進行中のセッションのメディアトランスポートアドレスの変更をさせることができる。
ネットワークは、SIPTOを使用する場合ローカルP−GW変更に関するエンドユーザの期待を考慮に入れることができる。例えば、ネットワークは、確立したIPフローのフロータイプ、および/またはその他のWTRUの知識から利益を得るために、1または複数のエンドユーザのプリフェレンスに基づくエンドユーザの期待を考慮に入れることができる。
WTRUは、1または複数のプリフェレンスをネットワークに送信することができる。WTRUは、1または複数のプリフェレンスをネットワークに送信して、フローを非SIPTOからSIPTO PDN接続へおよびその逆へ移動する時にシームレスなハンドオーバーが起こることを保証することができる。HSS(例えば、予約パラメータを含む)、MME、および/またはWTRUなどさまざまなネットワークノードは、シームレスなハンドオーバーを保証するアクションを行うことができる。例として、プリフェレンス情報は、所与のフローに対し、SIPTOをフロー(例えば、長期的および/またはリアルタイムのフロー)に対して遂行する場合、以前のP−GWと関連付けられた古いPDN接続を非アクティブ化する前に新しいP−GWと関連付けられた新しいPDN接続が確立されるかどうかを示すことができる。別のフローのプリフェレンス情報は、フローが前もって(例えば、短期的および/または非リアルタイム/ベストエフォートのフローの)新しいPDN接続を設定することを必要とせずに新しいP−GWと関連付けられた新しいPDN接続に移動されることを示すことができる。従って、PDN接続のメイクビフォアブレーク方式を、長期的および/またはリアルタイムのフローのSIPTOを遂行するために使用することができ、そして短期的および/または非リアルタイムのフローを、新しいPDN接続がアクティブ化されるのと実質的に同じ時間に古いPDN接続が非アクティブ化される、SIPTO方式(例えば、break while make or break before make方式)と関連付けることができる。
あるフローまたはPDN接続をSIPTO@LNにオフロードするために待機中のネットワークと、例えば、サービスの継続性または他の理由により、オリジナルのPDN接続を維持するために待機中のWTRUとの間で衝突の可能性がある。ネットワークおよび/またはWTRUは、衝突に対処するまたは解決することができる。
3GPPネットワークは、WTRUが、WTRU支援の(WTRU-assisted)SIPTOおよび/またはP−GWの調整変更をサポートするかどうかを判定する1または複数の予約パラメータ(例えば、予約情報)を使用することができる。システムの1または複数のWTRUが、WTRU支援のSIPTOおよび/またはP−GWの調整変更をサポートできない場合があるため、1または複数の予約パラメータを使用することができる。システムの1または複数のWTRUが、オペレータにサインアップする時にWTRU支援のSIPTOおよび/またはP−GWの調整変更を予約できない場合があるため、1または複数の予約パラメータを使用することができる。1または複数の予約パラメータは、トラフィックが3GPPと非3GPPとの間のアクセスのオフローディングの対象となるかどうかを決定するためにユーザまたはWTRUの入力が使用されるかどうかを指定することができる。
予約情報は、トラフィックのどのタイプがオフローディングの対象となるかを指定することができる。例えば、固有のサービス品質(QoS)またはQoSクラス識別子(QCI)、アプリケーションタイプ、APN、サブスクライバプロファイルID(SPID)、および/またはその他を有するトラフィックをオフローディングの対象とすることができる。別の例として、音声トラフィックを除くすべてのトラフィックをオフローディングの対象とすることができる。別の例として、緊急音声電話を除く音声電話をオフローディングの対象とすることができる。予約情報は、どのベアラ、IPフロー、および/またはPDNがオフローディングの対象となるかを指定することができる。予約情報は、バックグラウンドトラフィックがオフローディングの対象となることを指定することができる。予約情報は、デフォルトベアラ(例えば、デフォルトベアラのみ)がオフローディングの対象となることを指定することができる。予約情報は、1または複数の専用ベアラ(例えば、専用ベアラのみ)がオフローディングの対象となることを指定することができる。
予約情報は、ネットワークがWTRUによって送信されるP−GW調整変更の表示および/または補助情報を考慮に入れる(例えば、常に考慮に入れなければならない)かどうかを指定することができる。予約情報は、オフローディングが特定のセル、例えば、CSGセル、または固有のローカルネットワークアイデンティティを有するローカルネットワーク、またはトラッキングエリアなどに適用可能であるかどうかを指定することができる。予約情報は、アプリケーションおよび/またはアプリケーションIDのリストを指定することができる。アプリケーションおよび/またはアプリケーションIDのリストは、ローカルネットワークへのシームレスな遷移によって利益を得ることができるアプリケーションおよび/またはそのようなアプリケーションデータを包含するベアラがSIPTO@LNに移動されるかどうかに関してユーザまたはWTRUまたはプリフェレンスからの入力を使用することができるアプリケーションを含むことができる。
ネットワークに登録されると、HSSは、予約情報をMMEおよび/またはWTRUの予約情報をフェッチしているノード(例えば、SGSN、MSCなど)に提供することができる。MME(例えば、またはSGSNなど同様の機能性を有するノード)は、予約情報をサービングゲートウェイ(S−GW)および/またはパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PDN GWまたはP−GW)など、1または複数のコアネットワークノードに送信することができる。
MME間のハンドオーバー中に予約情報を第1のMMEから第2のMMEにフォワードすることができる。ソースは、転送されるWTRUのコンテキストの一部としての予約情報を含むことができる。ソースMME/SGSNは、SGSN/MMEなど、別のシステムノードにそれぞれハンドオーバーする時の予約情報を含むことができる。
予約情報を、例えば、OMADM、ANDSF、SMSなどを経由してWTRUに提供することができる。WTRUは、予約情報をeNBに提供することができる。eNBは、予約情報を使用してトラフィックをオフロードするかどうかを判定することができる。eNBは、予約情報および/またはWTRUのプリフェレンスに基づいてトラフィックをオフロードするかどうかを判定することができる。
WTRUは、能力情報をネットワークおよび/またはMMEに提供することができる。WTRUは、能力情報を能力情報要素(IE)経由でネットワークおよび/またはMMEに提供することができる。能力IEは、WTRUが、どのフロー、ベアラ、および/またはPDN接続がSIPTO@LNにオフロードされるかを決定する1または複数のフローのプリフェレンスを送信することが可能であるまたは送信する能力があることをMMEに通知することができる。MMEは、ネットワーク疑似SIPTOおよび/またはWTRU支援のSIPTOオフロードを遂行するかどうかを判定するためにHSSおよび能力IEから受信される能力情報を使用することができる。
WTRUが、SIPTOオフロードを可能にすることができるローカルネットワークまたはセルまたはeNBまたはHeNBのカバレッジに入ると、WTRUは、ローカルネットワーク、セル、および/またはeNBがSIPTOオフロードをサポートすることを認識することができる。WTRUは、1または複数のプリフェレンスをローカルネットワーク、セル、および/またはeNBに送信するかどうかを判定することができる。1または複数のプリフェレンスは、1または複数のSIPTOプリフェレンスを含むことができる。WTRUは、表示経由で1または複数のプリフェレンスを送信することができる。ネットワークに送信することができる1または複数のプリフェレンスおよび/または表示が本明細書で開示されている。1または複数のプリフェレンスをNASメッセージ(例えば、1または複数のSIPTOをMMEに送信する目的で定義することができるNASメッセージ)経由でMMEに送信することができる。
WTRUは、eNBまたはセルがSIPTOをサポートするかまたはL−GWに接続されているかどうかを認識することができる。WTRUが、eNBまたはセルがSIPTOをサポートすることを判定するまたはeNBまたはセルがL−GWに接続されていることを判定すると、ネットワークまたはMMEは、メッセージをWTRUに送信することができる。メッセージは、WTRUのトラフィックのうちの1または複数のフローがSIPTO@LNおよび/またはSIPTオフローディングの対象となることを示すことができる。WTRUは、SIPTO@LN PDN接続にオフロードされたいと望む1または複数のフローおよび/またはアプリケーションに関する1または複数のプリフェレンス(例えば、SIPTOプリフェレンス)を送信することができる。
WTRUは、(例えば、SIPTOのP−GW調整変更の)プリフェレンス情報をMMEに送信することができる。プリフェレンス情報は、少なくとも1つのフローがSIPTOに使用可能であるという表示を含むことができる。プリフェレンス情報は、以下のうちの1または複数を含むことができる。WTRUは、SIPTOが1または複数のPDN接続(例えば、WTRUがローカルネットワークに移動する時の所与の時間に接続することができる)を許可されているかまたは許可されていないかを示すタグまたはIEを送信することができる。例えば、WTRUが2つのPDN接続(例えば、第1のPDN接続と第2のPDN接続)を有し、そしてWTRUが2つのPDN接続のうち1つのみがオフロードされることを望むと、WTRUは、2つのPDN接続のうち一方をSIPTO許可とタグ付けすることができる、他方をSIPTO不許可とタグ付けすることができる。WTRUは、SIPTOに使用可能である少なくとも1つのフローが第1のPDN接続上にあることを示すことができる。タグをNASメッセージ経由でMMEに送信することができる。WTRUが所与の時間に接続することができる1または複数のPDN接続のIPアドレスおよび/またはアイデンティティに対応するNASメッセージをMMEに送信することができる。
WTRUは、プリフェレンス情報をフローよりも細かい粒度で送信することができる。例えば、プリフェレンス情報をベアラレベル、IPフローレベル、および/またはアプリケーションレベルにおいて送信することができる。プリフェレンス情報がIPフローレベルで送信される場合、WTRUは、ローカルネットワークにオフロードされるベアラを指定することができる。プリフェレンス情報がベアラレベルで送信される場合、WTRUは、ローカルネットワークにオフロードされる1または複数のIPフローを指定することができる。プリフェレンス情報がアプリケーションレベルで送信される場合、WTRUは、WTRU上で実行する各アプリケーションに対応するSIPTOステータス(例えば、SIPTO許可またはSIPTO不許可)を有するMMEに1または複数のアプリケーションIDを送信することができる。
MMEは、PDN接続がオフローディングの対象となるという表示を送信することができる。MMEが、PDN接続がオフローディングの対象となることを示すと、WTRUは、オフロードしたくないという表示を(例えば、応答によって)送信することができ、および/またはWTRUがオフロードする準備ができる時をネットワークに通知することができる。例えば、WTRUが音声電話または音声チャットなど、中断したくない進行中のトラフィックを有する場合、WTRUがオフロードしたくないという表示を送信することができる。進行中のデータセッションが終了すると、WTRUは、SIPTOオフロードの準備ができているという表示および/またはネットワークがSIPTOを進めることができるという表示を送信することができる。
WTRUは、SIPTOのネットワークリクエストを拒否することができる。WTRUは、ユーザまたはWTRUが、SIPTOオフロードがサービス品質および/またはユーザの体験品質に影響を及ぼすことを知ると、SIPTOのネットワークリクエストを拒否することができる。
WTRUがローカルネットワーク内にあるおよび/またはSIPTOをサポートするeNBのカバレッジの範囲内である場合、WTRUが接続状態からアイドル状態になる次の時間にWTRUは、SIPTOオフロードを開始する表示を送信することができる。ネットワークが表示を受信すると、ネットワークは、WTRUがアイドルモードに移動する時に1または複数のフローをSIPTO@LNにオフロードする。
WTRUは、以下のトリガのうちの1または複数に基づいてWTRUがSIPTOオフロードを開始することができるという表示をネットワークに送信することができる。例えば、WTRUは、WTRUがあるアプリケーションを閉じる時の表示を送信することができる。WTRUは、あるアプリケーションがWTRU上で実行されている時にSIPTOを遂行したくない場合がある。WTRUは、あるアプリケーションが終了する時に表示(例えば、SIPTO開始表示)を送信することができる。アプリケーションが開始されてSIPTOがサポートされているエリアにWTRUが入っていると、WTRUは、SIPTOオフロードを開始する表示をネットワークに送信する。WTRUはまた、WTRUのディスプレイ画面(例えば、スマートフォン画面)が休止する時に(例えば、WTRUがロックするまたは画面の非活性化により真っ黒になる時)SIPTOオフロードを開始する表示を送信することもできる。画面が真っ黒になると、3GPPプロトコルスタックに通知され、今度は、1または複数のフローはSIPTOオフロードの準備ができているという表示をNASメッセージ経由でMMEに送信することができるといった、電話のオペレーティングシステムと3GPPプロトコルスタックとの間のインタラクションがあり得る。
WTRUがSIPTOのP−GW調整変更のプリフェレンス情報をネットワーク(例えば、MME)に送信すると、MMEは、プリフェレンス情報に基づいてMMEのトラフィックの一部またはすべてをSIPTOオフロード経由でローカルネットワークにオフロードすることを判定する。MMEは、シームレスなSIPTOのハンドオーバーを保証する1または複数のアクションを行うことができる。例えば、MMEは、WTRUのプリフェレンス情報に基づいてトラフィックをSIPTOにオフロードしないことを決定することができる。WTRUは、マクロネットワークPDN−GWを介して既存の(例えば、オリジナルの)PDN接続および/またはベアラを保持することができる。
MMEがアプリケーションID、フロー識別、および/またはSIPTOオフローディングの能力があるフローに関する他の情報を受信すると、MMEは、WTRUのプリフェレンス情報に基づいてSIPTO可能なフローをオフロードすることを判定できる。例えば、1または複数のSIPTO可能なフローを1または複数のPDN接続および/または1または複数のベアラ上に置くことができる。MMEは、1または複数のPDN接続間の1または複数のフローを移動することができる。MMEは、SIPTO@LN PDN接続を確立することによって、またはローカルPDN−GWに移動されるフロー(例えば、すべてのフロー)のSIPTO@LN PDN接続を確立するようにWTRUに頼むメッセージを送信することによって1または複数のフローを移動することができる。例えば、MMEが異なるマクロPDN接続からの2つのフローを移動したい場合、MMEは、WTRUに2つのSIPTO@LN PDN接続を確立することを要求する。MMEは、WTRUに2つのフロー(例えば、SIPTO可能フロー)を(例えば、異なるフローが異なるAPNのPDN接続に属するのであれば)2つのPDN接続に移動することを要求する。MMEは、WTRUに1つのみのSIPTO@LNを確立し、そしてSIPTO可能フローを(例えば、異なるPDN接続からのフローが同じAPNまたは他のシナリオに属するのであれば)そのローカルネットワークのPDN接続に移動することを要求する。MMEは、1または複数のフローの方向をマクロネットワークのPDN接続からSIPTO@LNに変更する1または複数のトラフィックフィルタを送信するまたはインストールすることができる。1または複数のトラフィックフィルタは、1または複数のトラフィックフローテンプレート(TET)および/または1または複数のパケットフィルタ(PF)を含むことができる。1または複数のトラフィックフィルタは、SIPTO可能トラフィックをWTRUからローカルネットワークのL−GWに方向付けることができる。
WTRUは、システムにアタッチされている間アプリケーションのリストをMMEに送信することができる。MMEがSIPTOを遂行しようとする時、MMEは、WTRUがアプリケーションのリストと同じアプリケーションを実行しているかどうかをWTRUに確認する。MMEは、NASメッセージをWTRUに送信してどのようなアプリケーションが実行されているかをチェックすることができる。MMEは、WTRU上で実行しているアプリケーションに基づいてどのベアラをオフロードするか、および/またはSIPTOオフロードを遂行するかどうかを判定することができる。
WTRUがローカルネットワーク内に移動する場合、WTRUがローカルネットワーク内に移動した時、MMEがローカルネットワークのS−GWのモビリティを用いずにS−GWのリロケーションを遂行した場合もあるので、MMEは、SIPTO@LNオフロードを可能にしなくてもよいことを知っている。ローカルネットワークのS−GWをL−GWにコロケートすることができる。WTRUのPDN接続および/またはEPSベアラのうちの1または複数は、ローカルネットワークのS−GWを通過することができる。1または複数のPDN接続および/またはEPSベアラは、ローカルネットワークのS−GWを通過して、SIPTO PDN接続がローカルネットワークのS−GWを通過する時にWTRUがSIPTOオフロードを遂行する準備ができているように備えることができる。
WTRUは、1または複数のフロー(例えば、長期的および/またはリアルタイムのフロー)を第1のIPアドレス(例えば、古いPDN接続)が除去される前に第1のIPアドレスから第2のIPアドレス(例えば、新しいPDN接続)に先回りして移動することができる。例えば、IMSセッションを有するWTRUは、第2のPDN接続経由で第2のIPアドレスを設定し、および/または第2のIPアドレスにSIPリインビテーションを遂行している間に、第1のIPアドレスを用いて音声またはビデオメディアを受信または送信し続けることができる。WTRUは、同じAPNであるが、異なるPGWの複数のPDN接続(例えば、第2のIPアドレスを設定している間に第1のIPアドレスを用いて音声またはビデオメディアを受信または送信し続ける)を(例えば、同時に)行うことができる。
図2は、リインバイトを用いるSIPセッションの例示的なコールフロー200を示している。第1のWTRU202は、第2のWTRU206との接続(例えば、インバイト)を確立することができる。接続は、プロキシ204を介して確立することができる。接続中のあるポイントにおいて、第2のWTRU206は、IPアドレスを変更することができる(208)。IPアドレスの変更(208)は、第1のWTRU202と第2のWTRU206との間の接続を中断する(例えば、切る)。第2のWTRU206は、第1のWTRU202との接続を再確立(例えば、リインバイト)しなければならない。
WTRUをトリガして、NASメッセージ経由でSIPTOのPDN接続を確立させる(例えば、生成させる)ことができる。NASメッセージは、ESM cause“reactivation requested”を有するPDN非アクティブ化メッセージを含むことができる。PDN非アクティブ化メッセージに応答してPDN接続を確立することは、実際はブレークビフォアメイクと呼ばれる。(例えば、ネットワークからの)トリガを使用して、既存のPDN接続を非アクティブ化せずにPDN接続性リクエストを遂行することをWTRUに通知することができる。例えば、所与のAPNのPDN接続を確立するメッセージをMMEからWTRUに送信することができる。メッセージをNAS ESMメッセージ経由で送信することができる。WTRUは、第1のPDN接続のうちの少なくとも1つのフローがSIPTOに使用可能であるという表示をMMEに送信することができる。MMEは、第1のPDN接続のうちの少なくとも1つのフローがSIPTOに使用可能であるという表示をWTRUから受信した後にメッセージを送信することができ、ネットワークがSIPTOを遂行することを決定する。WTRUモビリティによってメッセージをトリガすることができる。例えば、WTRUが第1のLHNエリアから出て第2のLHNエリアに移動する時にメッセージを送信することができる。
WTRUがトラフィックを第1のPDN接続から第2のPDN接続に移動した場合、WTRUが一定期間に第1のPDN接続からパケットを全く受信しなかったならば、WTRUは、第1のPDN接続の非アクティブ化を要求する。
図3および図4は、メイクビフォアブレーク方式のSIPTO PDN接続を用いる例示的なネットワーク300を示している。図3に示すように、WTRU304は、第1のP−GW306との第1のPDN接続312(例えば、既存のPDN接続)を行うことができる。第1のPDN接続312は、第1のL−GWまたは第1のeNodeB318およびS−GW経由にすることができる。1または複数のフローを第1のPDN接続312経由で送信することができる。MME302は、メッセージ314をWTRU304に送信することができる。メッセージ314は、WTRUをトリガして、第2のP−GW308との第2のPDN接続316(例えば、新しいPDN接続)を確立させる(例えば、生成させる)ことができる。WTRU304は、第2のPDN接続316を確立することができる。WTRU304は、第1のPDN接続312を非アクティブ化せずに第2のPDN接続316を確立することができる。MME302は、本明細書で開示されているトリガ条件、第1のPDN接続312の第1のP−GW306の読み出し条件に基づいて、および/または第2のP−GW308がWTRUのアタッチメントポイントのより近くにあるWTRU304のロケーション(例えば、予想されるロケーション)によって、メッセージ314をWTRU304に送信することができる。WTRU304は、PDN接続性リクエストを遂行できる。MME302は、第2のP−GW308のIPアドレスをS−GW310に提供することができる。WTRU304は、1または複数のフローを第1のPDN接続312から第2のPDN接続316に移動することができる。WTRU304は、第1のPDN接続312上の送信を停止することができる。
図4に示すように、WTRU304は、1または複数のフロー(例えば、既存のすべてのフロー)を第2のPDN接続316に移動することを完了した時および/またはあらかじめ定められた期間の後、第1のPDN接続312経由で情報(例えば、データ)を全く受信しなかった時に第1のPDN接続312を非アクティブ化することができる。
図3および図4は、WTRU304が第1のL−GWまたは第1のeNodeB318から第2のL−GWまたは第2のeNodeB320に移動することを示しているが、開示された主題はまた、WTRU304が第1のeNodeB318またはセルに接続されたままの状態にも適用可能にすることができる。
図5および図6は、スタンドアロンL−GWを有するSIPTO@LNの事例のメイクビフォアブレーク方式のSIPTOを用いる例示的なネットワーク500を示している。スタンドアロンL−GWを第1のL−GW514とする。SIPTO@LNは、ハンドオーバー中に選択されたターゲットS−GWが第1のL−GW514への接続性を有すると仮定する。SIPTOは、モビリティイベントまたは可能なS−GWのリロケーションの後の非アクティブ化に対して第1のL−GW514への接続性を使用する。この仮定を所与として、第1のPDN接続518の非アクティブ化は、異なるLHNエリアまたはマクロセルへのハンドオーバーの後しばらくするまで延期される。
SIPTO@LNの事例におけるメイクビフォアブレーク方式のSIPTOプロシージャは、メッセージ522をWTRU504に送信するMME502を含むことができる。メッセージ522は、WTRU504をトリガして、第2のP−GW506との第2のPDN接続520を確立させる(例えば、生成させる)ことができる。WTRU504は、第1のPDN接続518を非アクティブ化せずに第2のPDN接続520を確立することができる。例えば、メッセージ522は、WTRU504が異なるLHNエリアにまたは異なるマクロセルに移動する時にMME502によって送信される。WTRU504は、PDN接続性リクエストを遂行できる。MME502は、第2のP−GW506のIPアドレスを第2のS−GW508に提供することができる。WTRU504は、1または複数のフローを第1のPDN接続518から第2のPDN接続520に移動することができる。WTRU504は、第1のPDN接続518上の送信を停止することができる。
図6に示すように、WTRU504は、1または複数のフロー(例えば、既存のすべてのフロー)を第2のPDN接続520に移動することを完了した時および/またはあらかじめ定められた期間の後、第1のPDN接続518経由で情報(例えば、データ)を全く受信しなかった時に第1のPDN接続518を非アクティブ化することができる。MME502は、モビリティプロシージャ中にS−GWがS−GW508にリロケートされなかったのであれば、第1のS−GW510から第2のS−GW508へのMME開始S−GWリロケーション(MME-initiated S-GW relocation)を遂行できる。
MME502は、メッセージ522をWTRU504に送信することができ、そしてWTRU504が(例えば、L−GW514によって提供される)第1のLHNエリアから出る前にWTRU504のPDN接続性リクエストを遂行できる。例えば、MME502が、WTRU504がまだ入っていない第2のLHNエリアのLHN−IDを知っていれば、MME502は、メッセージ522を送信する。第2のLHNエリアを第2のPDN接続520に関連付けることができる。ソースeNBによってLHN−IDをMME502に提供することができる。MMEは、第2のPDN接続520のLHN−IDをWTRU504に送信することができる。LHN−IDは、第2のPDN接続520と関連付けられたP−GWのIPアドレスを含むことができる。
図7および図8は、第1のP−GW710にコロケートされた第1のL−GW714を有するSIPTO@LNの事例のメイクビフォアブレーク方式のSIPTOを用いる例示的なネットワーク700を示している。SIPTO@LNは、ハンドオーバー中に選択されたターゲットS−GW708が第1のL−GW714への接続性を有すると仮定する。SIPTOは、モビリティイベントまたは可能なS−GWのリロケーションの後の非アクティブ化に対して第1のL−GW714への接続性を使用する。この仮定を所与として、第1のPDN接続712の非アクティブ化は、異なるHeNBまたはマクロセルへのハンドオーバーの後しばらくするまで延期される。
SIPTO@LNの事例におけるメイクビフォアブレーク方式のSIPTOは、メッセージ720をWTRU704に送信するMME702を含むことができる。メッセージ720は、WTRU704をトリガして、第2のP−GW706との第2のPDN接続718を確立させる(例えば、生成させる)ことができる。WTRU704は、第1のPDN接続712を非アクティブ化せずに第2のPDN接続718を確立することができる。例えば、メッセージ720は、WTRU704が異なるHeNBまたはマクロセルに移動する時にMME702によって送信される。WTRU704は、PDN接続性リクエストを遂行できる。MME702は、第2のP−GW706のIPアドレスをS−GW708に提供することができる。WTRU704は、1または複数のフローを第1のPDN接続712から第2のPDN接続718に移動することができる。WTRU704は、第1のPDN接続712上の送信を停止することができる。
図8に示すように、WTRU704は、WTRU704が1または複数のフロー(例えば、既存のすべてのフロー)を第2のPDN接続718に移動することを完了した時および/またはあらかじめ定められた期間の後、第1のPDN接続712経由で情報(例えば、データ)を全く受信しなかった時に第1のPDN接続712を非アクティブ化することができる。
WTRUがアイドルモードからTAUを遂行する時にSIPTOベアラコンテキストをMME間で転送することができる。SIPTOベアラを特定することができる表示経由でSIPTOベアラコンテキストの転送を遂行できる。ターゲットLGWによって表示を使用して、本明細書で説明されるようなAPN−AMBRポリシングを遂行できる。
例示的なEPSアーキテクチャにおいて、同じAPNの場合P−GW(例えば、1つのみのP−GW)が存在する場合がある。P−GWは、APN−AMBRを実施することができる。APNは、2つのP−GWを有することもあり、それによりAPN−AMBRポリシングが困難になる。
RANにおけるSIPTOの場合、S−GW708は、APN−AMBRのモニタリングを遂行できる。S−GW708は、APN−AMBRと、どの1または複数のベアラがPNに属するかに関する情報とを知ることができる。
SIPTO@LNの場合、APN−AMBRのモニタリングを(例えば、SGWまたはeNBのいずれかにコロケートされる)LGWにロケートすることができる。LGWは、第1のPDN接続712のAPN−AMBRのモニタリングを前もって遂行できる。第1のPDN接続712の第1のAPN−AMBRを第2の(例えば、新しい)PDN接続718の第2のAPN−AMBRと合計することができる。LGWは、第2のPDN接続718を測定することができる。第1のAPN−AMBRと第2のAPN−AMBRの合計をポリシングすることができる。
eNBにコロケートされたLGWの場合、eNBは、どのベアラが第1のSIPTO PDN接続712に属するか知らないこともある。MME702は、このベアラのアイデンティティをターゲットeNBにシグナルすることができる。
MME702は、APN−AMBRを、指定することができるコンポーネント、例えば、第1のAPN−AMBRと第2のAPN−AMBRに分割することができる。例えば、APN−AMBR=第1のAPN−AMBR+第2のAPN−AMBRとなる。MME702は、予約データを受信することができる。予約データは、APN−AMBRを含むことができる。MME702は、変更された第1のAPN−AMBRを判定することができる。MME702は、(例えば、WTRU704がPDN接続性リクエストを遂行する前に)APN−AMBRを第1のPDN接続712の第1のAPN−AMBRに変更することができる。MME702は、変更された第1のAPN−AMBRをeNodeBにシグナルすることができる。MME702は、変更されたベアラコマンドをS−GW708に送信することができる。変更されたベアラコマンドは、変更された第1のAPN−AMBRを特定することができる。MME702は、第2のAPN−AMBR対(例えば、WTRU704が第2のPDN接続718を非アクティブ化した後の)第2のPDN接続718のAPN−AMBRを変更することができる。
本明細書で説明されたプロセスおよび手段は、任意の組み合わせにおいて適用されてもよく、他の無線技術および他のサービスに適用されてもよい。
WTRUは、物理的デバイスのアイデンティティ、または予約に関連するアイデンティティ、例えば、MSISDN、SIP URIなどといったユーザのアイデンティティを指す。WTRUは、アプリケーションベースのアイデンティティ、例えば、アプリケーションに使用することができるユーザ名を指す。
上記のプロセスは、コンピュータおよび/またはプロセッサによって実行されるコンピュータ可読媒体に組み込まれるコンピュータプログラム、ソフトウェア、および/またはファームウェアに実装されてもよい。コンピュータ可読媒体の例は、限定されないが、(有線および/または無線接続を介して送信される)電子信号および/またはコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、限定されないが、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、限定されないが、内部ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、および/またはCD−ROMディスク、および/またはデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。ソフトウェアと協働するプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末機、基地局、RNC、および/または任意のホストコンピュータで使用される無線周波数トランシーバを実装することができる。