JP6861885B2 - トレーサビリティ管理装置、トレーサビリティ管理方法及びトレーサビリティ管理プログラム - Google Patents

トレーサビリティ管理装置、トレーサビリティ管理方法及びトレーサビリティ管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6861885B2
JP6861885B2 JP2020504506A JP2020504506A JP6861885B2 JP 6861885 B2 JP6861885 B2 JP 6861885B2 JP 2020504506 A JP2020504506 A JP 2020504506A JP 2020504506 A JP2020504506 A JP 2020504506A JP 6861885 B2 JP6861885 B2 JP 6861885B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
components
particle size
downstream
deliverable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020504506A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019171445A1 (ja
Inventor
藍子 岡
藍子 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2019171445A1 publication Critical patent/JPWO2019171445A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6861885B2 publication Critical patent/JP6861885B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/10Requirements analysis; Specification techniques
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/70Software maintenance or management

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

この発明は、ソフトウェア等の製品開発における成果物の構成要素間のトレーサビリティ構築技術に関する。
ソフトウェアの開発では、過去に開発されたソフトウェアを流用する流用開発が行われる場合がある。この場合には、上流の設計工程の要件変更が下流の工程のソフトウェア機能仕様及びソースコードに及ぼす影響範囲を可視化する必要がある。影響範囲を可視化することにより、下流の工程への影響を考慮して上流の工程での設計が可能になる。
この可視化技術は、トレーサビリティ技術と呼ばれている。トレーサビリティ技術では、具体的には、成果物を構成する構成要素毎に、隣接する工程の成果物の構成要素との対応関係が特定される。
ソフトウェアの開発規模の増加と繰り返される流用開発に伴い、成果物間で強い依存関係を有する場合が増加している。この場合、上流文書の要件修正により影響を受ける下流文書の仕様範囲を特定することが困難となることがある。
特許文献1には、複数の工程の成果物間の対応付けを行い、適合性確認及び妥当性検証を行う技術が記載されている。
特開2014−137748号公報
トレーサビリティ技術では、成果物を構成する構成要素単位で対応関係が特定される。特許文献1に記載された技術では、構成要素の粒度に関する指針が示されておらず、構成要素の粒度の設定は開発者による判断が必要であった。
構成要素の粒度が細かいほど、要件変更時の下流への影響を的確に特定することができる。一方で、構成要素の粒度が細か過ぎると、対応関係を特定するために多くの時間を要する。そのため、開発者が対応関係を保守可能な構成要素の粒度を設定することになる。しかし、構成要素の粒度が粗すぎる場合、下流の工程への影響が広く出過ぎてしまい、影響範囲を特定することが困難になる。
この発明は、適切な構成要素の粒度でのトレーサビリティの構築を支援することを目的とする。
この発明に係るトレーサビリティ管理装置は、
開発工程の各工程で生成された成果物の各構成要素を対象要素として、前記対象要素に関連する構成要素の数であって、隣接する工程で生成された成果物の構成要素の数を関連数として特定する要素数特定部と、
前記各工程で生成された成果物を対象成果物として、前記要素数特定部によって特定された前記対象成果物の各構成要素についての前記関連数と閾値とを比較することにより、前記対象成果物についての構成要素の粒度が適切であるか否かを判定する粒度判定部と
を備える。
この発明では、各構成要素に関連する、隣接する工程で生成された成果物の構成要素の数に基づき、成果物における構成要素の粒度が適切であるか否かが判定される。これにより、構成要素の粒度を是正することが可能になり、適切な構成要素の粒度でのトレーサビリティを構築することが可能になる。
実施の形態1に係るトレーサビリティ管理装置10の構成図。 実施の形態1に係るトレーサビリティ管理装置10の全体的な動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るトレーサビリティテーブル31を示す図。 実施の形態1に係る関連数テーブル32を示す図。 実施の形態1に係る粒度判定処理のフローチャート。 変形例2に係るトレーサビリティ管理装置10の構成図。 実施の形態2に係るトレーサビリティ管理装置10の構成図。 実施の形態2に係る学習処理のフローチャート。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を参照して、実施の形態1に係るトレーサビリティ管理装置10の構成を説明する。
トレーサビリティ管理装置10は、コンピュータである。
トレーサビリティ管理装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信インタフェース14とのハードウェアを備える。プロセッサ11は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
プロセッサ11は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ11は、具体例としては、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
メモリ12は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ12は、具体例としては、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
ストレージ13は、データを保管する記憶装置である。ストレージ13は、具体例としては、HDD(Hard Disk Drive)である。また、ストレージ13は、SD(登録商標,Secure Digital)メモリカード、CF(CompactFlash,登録商標)、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)といった可搬記録媒体であってもよい。
通信インタフェース14は、外部の装置と通信するためのインタフェースである。通信インタフェース14は、具体例としては、Ethernet(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標,High−Definition Multimedia Interface)のポートである。
トレーサビリティ管理装置10は、機能構成要素として、受付部21と、要素数特定部22と、粒度判定部23と、表示部24とを備える。トレーサビリティ管理装置10の各機能構成要素の機能はソフトウェアにより実現される。
ストレージ13には、トレーサビリティ管理装置10の各機能構成要素の機能を実現するプログラムが格納されている。このプログラムは、プロセッサ11によりメモリ12に読み込まれ、プロセッサ11によって実行される。これにより、トレーサビリティ管理装置10の各機能構成要素の機能が実現される。
ストレージ13は、トレーサビリティテーブル31と、関連数テーブル32とを記憶する。
図1では、プロセッサ11は、1つだけ示されていた。しかし、プロセッサ11は、複数であってもよく、複数のプロセッサ11が、各機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
***動作の説明***
図2から図5を参照して、実施の形態1に係るトレーサビリティ管理装置10の動作を説明する。
実施の形態1に係るトレーサビリティ管理装置10の動作は、実施の形態1に係るトレーサビリティ管理方法に相当する。また、実施の形態1に係るトレーサビリティ管理装置10の動作は、実施の形態1に係るトレーサビリティ管理プログラムの処理に相当する。
実施の形態1では、ソフトウェアといった製品の開発工程が、上流設計工程と、下流設計工程と、実装工程との3つの工程であると仮定して説明する。
実施の形態1では、上流設計工程では、成果物として上流文書が生成され、下流設計工程では、成果物として下流文書が生成され、実装工程では、成果物としてソースコードが生成されるとする。
図2を参照して、実施の形態1に係るトレーサビリティ管理装置10の全体的な動作を説明する。
(ステップS11:受付処理)
受付部21は、開発工程の各工程で生成された成果物と、隣接する工程で生成された成果物における構成要素間の対応関係を示す関連情報との入力を受け付ける。
具体的には、受付部21は、開発者等によって入力装置を介して入力された成果物及び関連情報を、通信インタフェース14を介して受け付ける。ここでは、受付部21は、上流文書と下流文書とソースコードとの成果物と、上流文書における構成要素と下流文書における構成要素との間の対応関係を示す第1関連情報と、下流文書における構成要素とソースコードにおける構成要素との間の対応関係を示す第2関連情報とを受け付ける。受付部21は、上流文書と下流文書とソースコードと、第1関連情報と第2関連情報とをメモリ12に書き込む。
上流文書における構成要素とは、具体例としては製品機能である。下流文書における構成要素とは、具体例としてはソフトウェア要件と制御動作とである。ソースコードにおける構成要素とは、具体例としては関数である。
関連情報は、各成果物の構成要素中に埋め込まれた、隣接する成果物における対応する構成要素を示す情報であってもよい。また、関連情報は、成果物とは別に用意された、対応する構成要素を示す情報であってもよい。
(ステップS12:要素数特定処理)
要素数特定部22は、開発工程の各工程で生成された成果物の各構成要素を対象要素として、対象要素に関連する構成要素の数であって、隣接する工程で生成された成果物の構成要素の数を関連数として特定する。
ここでは、要素数特定部22は、各工程を対象工程とし、対象工程で生成された成果物の各構成要素を対象要素として、対象要素に関連する構成要素の数であって、対象工程に隣接する上流工程で生成された成果物の構成要素の数を上流関連数として特定する。また、要素数特定部22は、対象要素に関連する構成要素の数であって、対象工程に隣接する下流工程で生成された成果物の構成要素の数を下流関連数として特定する。
具体的には、要素数特定部22は、上流文書と下流文書とソースコードと、第1関連情報と第2関連情報とをメモリ12から読み出す。
要素数特定部22は、各成果物から構成要素を抽出し、抽出された構成要素をトレーサビリティテーブル31に書き込む。ここでは、図3に示すように、トレーサビリティテーブル31は、上流文書の構成要素が各列に設定され、下流文書の構成要素が各行に設定された上流テーブルと、下流文書の構成要素が各行に設定され、ソースコードの構成要素が各列に設定された下流テーブルとを有する。
要素数特定部22は、上流文書から抽出された構成要素を、上流テーブルの各列に書き込む。要素数特定部22は、下流文書から抽出された構成要素を、上流テーブルの各行と、下流テーブルの各行とに書き込む。要素数特定部22は、ソースコードから抽出された構成要素を、下流テーブルの各列に書き込む。
ここでは、上流文書からはn個の構成要素が抽出され、下流文書からはt個の構成要素が抽出され、ソースコードからはm個の構成要素が抽出されたとする。
要素数特定部22は、隣接する工程の成果物における各構成要素間に対応関係があるか否かを判定する。ここでは、要素数特定部22は、上流文書の各構成要素と、下流文書の各構成要素との間に対応関係があるか否かを判定するとともに、下流文書の各構成要素と、ソースコードの各構成要素との間に対応関係があるか否かを判定する。そして、要素数特定部22は、対応関係がある場合には、トレーサビリティテーブル31の対象の欄に1を書き込み、対応関係がない場合には、トレーサビリティテーブル31の対象の欄に0を書き込む。対象の欄とは、対象の構成要素の行と列とが交差する欄である。
要素数特定部22は、トレーサビリティテーブル31の上流テーブルを参照して、上流文書から抽出された各構成要素を対象として、対象の構成要素と対応関係がある下流文書の構成要素の数を下流関連数として特定する。同様に、要素数特定部22は、トレーサビリティテーブル31の下流テーブルを参照して、下流文書から抽出された各構成要素を対象として、対象の構成要素と対応関係があるソースコードの構成要素の数を下流関連数として特定する。
また、要素数特定部22は、トレーサビリティテーブル31の上流テーブルを参照して、下流文書から抽出された各構成要素を対象として、対象の構成要素と対応関係がある上流文書の構成要素の数を上流関連数として特定する。同様に、要素数特定部22は、トレーサビリティテーブル31の下流テーブルを参照して、ソースコードから抽出された各構成要素を対象として、対象の構成要素と対応関係がある下流文書の構成要素の数を上流関連数として特定する。
図4に示すように、要素数特定部22は、各構成要素について特定された下流関連数及び上流関連数を関連数テーブル32に書き込む。その結果、上流文書から抽出されたn個の構成要素それぞれについての下流関連数と、下流文書から抽出されたtこの構成要素それぞれについての上流関連数及び下流関連数と、ソースコードから抽出されたm個の構成要素それぞれについての上流関連数とが関連数テーブル32に書き込まれる。
(ステップS13:粒度判定処理)
粒度判定部23は、各工程で生成された成果物を対象成果物として、対象成果物の各構成要素についての関連数と閾値とを比較することにより、対象成果物についての構成要素の粒度が適切であるか否かを判定する。ここでは、対象成果物の各構成要素についての上流関連数と閾値とを比較するとともに、対象成果物の各構成要素についての下流関連数と閾値とを比較することにより、対象成果物についての構成要素の粒度が適切であるか否かを判定する。粒度判定部23は、判定された結果をメモリ12に書き込む。
粒度判定処理について詳しくは後述する。
(ステップS14:結果表示処理)
表示部24は、ステップS13で判定された結果を表示する。
具体的には、表示部24は、判定された結果をメモリ12から読み出す。表示部24は、通信インタフェース14を介して表示装置に判定された結果を出力し、表示装置に判定された結果を表示させる。これにより、粒度が不適切であると判定された成果物について、粒度の修正を促す。
図5を参照して、実施の形態1に係る粒度判定処理(図2のステップS13)を説明する。
(ステップS21:閾値算出処理)
粒度判定部23は、関連数に基づき閾値を計算する。
具体例としては、粒度判定部23は、関連数の平均に、補正値を加えて閾値を計算する。この際、粒度判定部23は、処理の対象としている製品の成果物についての関連数だけでなく、これまでに処理の対象とした製品の成果物についての関連数も考慮して閾値を計算してもよい。例えば、粒度判定部23は、処理の対象とした製品の成果物についての関連数の平均に、補正値を加えて閾値を計算してもよい。
また、粒度判定部23は、処理の対象としている製品の各成果物に含まれる構成要素の数を考慮して閾値を計算してもよい。例えば、粒度判定部23は、構成要素の数に応じて補正値を決定してもよい。粒度判定部23は、構成要素の数が多くなるほど、補正値を大きくしてもよい。
なお、閾値は、全ての成果物に共通の値を設定してもよいし、成果物毎に異なる値を設定してもよい。
ステップS22からステップS30の処理は、各成果物から抽出された各構成要素を対象要素として実行される。
(ステップS22:上流判定処理)
粒度判定部23は、対象要素についての上流関連数が閾値以上であるか否かを判定する。
粒度判定部23は、上流関連数が閾値未満である場合には、処理をステップS23に進める。一方、粒度判定部23は、上流関連数が閾値以上である場合には、処理をステップS24に進める。
なお、最上流の成果物から抽出された構成要素については、上流関連数が存在しない。ここでは、この場合には、粒度判定部23は、処理をステップS23に進める。
(ステップS23:第1下流判定処理)
粒度判定部23は、対象要素についての下流関連数が閾値以上であるか否かを判定する。
粒度判定部23は、下流関連数が閾値未満である場合には、処理をステップS26に進める。一方、粒度判定部23は、下流関連数が閾値以上である場合には、処理をステップS27に進める。
なお、最下流の成果物から抽出された構成要素については、下流関連数が存在しない。ここでは、この場合には、粒度判定部23は、処理をステップS26に進める。
(ステップS24:第2下流判定処理)
粒度判定部23は、対象要素についての下流関連数が閾値以上であるか否かを判定する。
粒度判定部23は、下流関連数が閾値未満である場合には、処理をステップS25に進める。一方、粒度判定部23は、下流関連数が閾値以上である場合には、処理をステップS30に進める。
(ステップS25:関連数判定処理)
粒度判定部23は、対象要素についての下流関連数が1であるか否かを判定する。
粒度判定部23は、対象要素についての下流関連数が1でない場合には、処理をステップS28に進める。一方、粒度判定部23は、対象要素についての下流関連数が1である場合には、処理をステップS29に進める。
(ステップS26:第1対応処理)
粒度判定部23は、上流関連数及び下流関連数が閾値未満のため、対象要素の粒度は適切であると判定する。つまり、粒度判定部23は、対象要素に関して粒度を修正する必要はないと判定する。
(ステップS27:第2対応処理)
粒度判定部23は、上流関連数は閾値未満であるが、下流関連数が閾値以上であり、下流側の成果物における関連する構成要素数が多いため、対象要素の粒度が不適切であると判定する。つまり、粒度判定部23は、対象要素の粒度が大きいため、粒度を小さくする必要があると判定する。
(ステップS28:第3対応処理)
粒度判定部23は、下流関連数は閾値未満であるが、上流関連数が閾値以上であり、上流側の成果物における関連する構成要素数が多いため、対象要素の粒度が不適切であると判定する。つまり、粒度判定部23は、対象要素の粒度が大きいため、粒度を小さくする必要があると判定する。
(ステップS29:第4対応処理)
粒度判定部23は、上流関連数が閾値以上であるが、下流関連数が1であるため、多くの機能等に共通の要素であると判定する。つまり、ソフトウェア等には、多くの機能で用いられる共通関数といった共通の要素が存在する。共通の要素は、単体では特別な意味を持たず、様々な構成要素と関連する要素である。この場合には、下流の成果物における対応関係がある構成要素は1つだけになる場合が多い。そこで、粒度判定部23は、上流関連数が閾値以上であっても、下流関連数が1である場合には、対象要素の粒度は適切であると判定する。すなわち、粒度判定部23は、対象要素に関して粒度を修正する必要はないと判定する。
ただし、“1”とするのは一例であり、共通の要素を区別するために用いることができる値であれば“1”以外であってもよい。
(ステップS30:第5対応処理)
粒度判定部23は、上流関連数及び下流関連数が閾値以上であり、上流側及び下流側の成果物における関連する構成要素数が多いため、対象要素の粒度が不適切であると判定する。つまり、粒度判定部23は、対象要素の粒度が大きいため、粒度を小さくする必要があると判定する。
***実施の形態1の効果***
以上のように、実施の形態1に係るトレーサビリティ管理装置10は、各構成要素に関連する、隣接する工程で生成された成果物の構成要素の数に基づき、成果物における構成要素の粒度が適切であるか否かが判定される。これにより、構成要素の粒度を是正することが可能になり、適切な構成要素の粒度でのトレーサビリティを構築することが可能になる。
***他の構成***
<変形例1>
実施の形態1では、ソフトウェアといった製品の開発工程が、上流設計工程と、下流設計工程と、実装工程との3つの工程であると仮定した。しかし、開発工程は、2つの工程であってもよいし、4つ以上の工程であってもよい。
開発工程が4つの工程である場合には、最上流の工程を実施の形態1における上流工程とみなし、実装工程を除く残りの工程を実施の形態1における下流設計工程とみなして処理をしてもよい。
また、実施の形態1では、各開発工程の成果物が1つである場合を例として説明した。しかし、各開発工程の成果物は複数であってもよい。この場合には、各成果物間で構成要素の関連付けが行われる。
例えば、上流設計工程において、上流文書1aと、上流文書1bとが生成され、下流設計工程において、下流文書1と、下流文書2と、下流文書3とが生成されるとする。この場合には、上流文書1aと下流文書1との間の関連付けが行われ、上流文書1aと下流文書2との間の関連付けが行われ、上流文書1aと下流文書3との間の関連付けが行われる。また、上流文書1bと下流文書1との間の関連付けが行われ、上流文書1bと下流文書2との間の関連付けが行われ、上流文書1bと下流文書3との間の関連付けが行われる。
<変形例2>
実施の形態1では、各機能構成要素がソフトウェアで実現された。しかし、変形例2として、各機能構成要素はハードウェアで実現されてもよい。この変形例2について、実施の形態1と異なる点を説明する。
図6を参照して、変形例2に係るトレーサビリティ管理装置10の構成を説明する。
各機能構成要素がハードウェアで実現される場合には、トレーサビリティ管理装置10は、プロセッサ11とメモリ12とストレージ13とに代えて、電子回路15を備える。電子回路15は、各機能構成要素と、メモリ12と、ストレージ13との機能とを実現する専用の回路である。
電子回路15としては、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)が想定される。
各機能構成要素を1つの電子回路15で実現してもよいし、各機能構成要素を複数の電子回路15に分散させて実現してもよい。
<変形例3>
変形例3として、一部の各機能構成要素がハードウェアで実現され、他の各機能構成要素がソフトウェアで実現されてもよい。
プロセッサ11とメモリ12とストレージ13と電子回路15とを処理回路という。つまり、各機能構成要素の機能は、処理回路により実現される。
実施の形態2.
実施の形態2は、修正された成果物である修正後成果物について関連数を特定し、修正前後の差分をユースケースとして学習する点が実施の形態1と異なる。実施の形態2では、この異なる点を説明し、同一の点については説明を省略する。
***構成の説明***
図7を参照して、実施の形態2に係るトレーサビリティ管理装置10の構成を説明する。
トレーサビリティ管理装置10は、学習部25を備える点が図1に示すトレーサビリティ管理装置10と異なる。また、トレーサビリティ管理装置10は、ストレージ13がユースケースデータ33を記憶する点が図1に示すトレーサビリティ管理装置10と異なる。
***動作の説明***
図2及び図8を参照して、実施の形態2に係るトレーサビリティ管理装置10の動作を説明する。
実施の形態2に係るトレーサビリティ管理装置10の動作は、実施の形態2に係るトレーサビリティ管理方法に相当する。また、実施の形態2に係るトレーサビリティ管理装置10の動作は、実施の形態2に係るトレーサビリティ管理プログラムの処理に相当する。
図2を参照して、実施の形態2に係るトレーサビリティ管理装置10の全体的な動作を説明する。
ステップS11からステップS13の処理は、実施の形態1と同じである。
(ステップS14:結果表示処理)
表示部24は、ステップS13で判定された結果を表示する。この際、表示部24は、ストレージ13からユースケースデータ33を読み出して、判定された結果と合わせて表示する。
ユースケースデータ33は、後述する学習処理でストレージ13に書き込まれる。
図8を参照して、実施の形態2に係る学習処理を説明する。
学習処理は、図2のステップS13で粒度が不適切であると判定され、成果物が修正された場合に実行される。ここでは、上流文書と下流文書とソースコードとの少なくともいずれか成果物が修正された場合に、学習処理は実行される。
(ステップS31:受付処理)
受付部21は、修正された成果物である修正後成果物と、修正後成果物についての関連情報である修正関連情報との入力を受け付ける。
具体的には、受付部21は、開発者等によって入力装置を介して入力された修正成果物及び修正関連情報を、通信インタフェース14を介して受け付ける。ここでは、受付部21は、修正成果物である上流文書と下流文書とソースコードと、修正関連情報である第1関連情報と第2関連情報とを受け付ける。ここで、上流文書と下流文書とソースコードとの全てが修正されている場合に限らず、上流文書と下流文書とソースコードと一部が修正されている場合もある。上流文書と下流文書とソースコードと一部が修正されている場合であっても、上流文書と下流文書とソースコードとを修正成果物と呼ぶ。
(ステップS32:要素数特定処理)
要素数特定部22は、修正後成果物の各構成要素を対象要素として、対象要素に関連する構成要素の数であって、隣接する工程で生成された成果物の構成要素の数を修正後関連数として特定する。
ここでは、要素数特定部22は、図2のステップS12と同様に、上流関連数と下流関連数とを修正後関連数として特定する。具体的には、要素数特定部22は、図2のステップS12と同様に、修正後成果物についても、トレーサビリティテーブル31及び関連数テーブル32を生成する。
(ステップS33:差分抽出処理)
学習部25は、ステップS32で生成されたトレーサビリティテーブル31と、修正前の成果物について、図2のステップS12で生成されたトレーサビリティテーブル31とを照合して、差分を特定する。同様に、学習部25は、関連数テーブル32で生成された関連数テーブル32と、修正前の成果物について、図2のステップS12で生成された関連数テーブル32とを照合して、差分を特定する。
学習部25は、抽出された差分を示す差分情報をユースケースデータ33としてストレージ13に書き込む。なお、ユースケースデータ33に、トレーサビリティを再構築した理由を含めてもよい。
***実施の形態2の効果***
以上のように、実施の形態2に係るトレーサビリティ管理装置10は、修正前後のトレーサビリティテーブル31及び関連数テーブル32の差分情報をユースケースデータ33として蓄積する。これにより、粒度が不適切であると判定された場合に、どのように成果物を修正すればよいかの参考としてユースケースデータ33を示すことが可能である。
以上、この発明の実施の形態及び変形例について説明した。これらの実施の形態及び変形例のうち、いくつかを組み合わせて実施してもよい。また、いずれか1つ又はいくつかを部分的に実施してもよい。なお、この発明は、以上の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 トレーサビリティ管理装置、11 プロセッサ、12 メモリ、13 ストレージ、14 通信インタフェース、15 電子回路、21 受付部、22 要素数特定部、23 粒度判定部、24 表示部、25 学習部、31 トレーサビリティテーブル、32 関連数テーブル、33 ユースケースデータ。

Claims (7)

  1. 開発工程の各工程で生成された成果物の各構成要素を対象要素として、前記対象要素に関連する構成要素の数であって、隣接する工程で生成された成果物の構成要素の数を関連数として特定する要素数特定部と、
    前記各工程で生成された成果物を対象成果物として、前記要素数特定部によって特定された前記対象成果物の各構成要素についての前記関連数と閾値とを比較することにより、前記対象成果物についての構成要素の粒度が適切であるか否かを判定する粒度判定部と
    を備えるトレーサビリティ管理装置。
  2. 前記要素数特定部は、前記各工程を対象工程とし、前記対象工程で生成された成果物の各構成要素を対象要素として、前記対象要素に関連する構成要素の数であって、前記対象工程に隣接する上流工程で生成された成果物の構成要素の数を上流関連数として特定するとともに、前記対象要素に関連する構成要素の数であって、前記対象工程に隣接する下流工程で生成された成果物の構成要素の数を下流関連数として特定し、
    前記粒度判定部は、前記対象成果物の各構成要素についての前記上流関連数と前記閾値とを比較するとともに、前記対象成果物の各構成要素についての前記下流関連数と前記閾値とを比較することにより、前記対象成果物についての構成要素の粒度が適切であるか否かを判定する
    請求項1に記載のトレーサビリティ管理装置。
  3. 前記粒度判定部は、前記上流関連数が前記閾値以上であり、かつ、前記下流関連数が前記閾値以上である場合と、前記上流関連数が前記閾値未満であり、かつ、前記下流関連数が前記閾値以上である場合と、前記上流関連数が前記閾値以上であり、かつ、前記下流関連数が前記閾値未満であり、かつ、前記下流関連数が1でない場合とは、前記粒度が不適切であると判定する
    請求項2に記載のトレーサビリティ管理装置。
  4. 前記要素数特定部は、前記粒度判定部によって前記粒度が不適切であると判定された場合に、修正された成果物である修正後成果物の各構成要素を対象要素として、前記対象要素に関連する構成要素の数であって、隣接する工程で生成された成果物の構成要素の数を修正後関連数として特定し、
    前記トレーサビリティ管理装置は、さらに、
    修正前の成果物についての前記関連数と、前記修正後成果物についての前記修正後関連数との差分を表す差分情報を特定する学習部
    を備える請求項1から3までのいずれか1項に記載のトレーサビリティ管理装置。
  5. 前記トレーサビリティ管理装置は、さらに、
    前記粒度判定部によって判定された結果と、他の開発工程についての前記差分情報とを表示する表示部
    を備える請求項4に記載のトレーサビリティ管理装置。
  6. 要素数特定部が、開発工程の各工程で生成された成果物の各構成要素を対象要素として、前記対象要素に関連する構成要素の数であって、隣接する工程で生成された成果物の構成要素の数を関連数として特定し、
    粒度判定部が、前記各工程で生成された成果物を対象成果物として、前記対象成果物の各構成要素についての前記関連数と閾値とを比較することにより、前記対象成果物についての構成要素の粒度が適切であるか否かを判定するトレーサビリティ管理方法。
  7. 開発工程の各工程で生成された成果物の各構成要素を対象要素として、前記対象要素に関連する構成要素の数であって、隣接する工程で生成された成果物の構成要素の数を関連数として特定する要素数特定処理と、
    前記各工程で生成された成果物を対象成果物として、前記要素数特定処理によって特定された前記対象成果物の各構成要素についての前記関連数と閾値とを比較することにより、前記対象成果物についての構成要素の粒度が適切であるか否かを判定する粒度判定処理と
    をコンピュータに実行させるトレーサビリティ管理プログラム。
JP2020504506A 2018-03-06 2018-03-06 トレーサビリティ管理装置、トレーサビリティ管理方法及びトレーサビリティ管理プログラム Active JP6861885B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/008435 WO2019171445A1 (ja) 2018-03-06 2018-03-06 トレーサビリティ管理装置、トレーサビリティ管理方法及びトレーサビリティ管理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019171445A1 JPWO2019171445A1 (ja) 2020-10-01
JP6861885B2 true JP6861885B2 (ja) 2021-04-21

Family

ID=67845547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020504506A Active JP6861885B2 (ja) 2018-03-06 2018-03-06 トレーサビリティ管理装置、トレーサビリティ管理方法及びトレーサビリティ管理プログラム

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3764294A4 (ja)
JP (1) JP6861885B2 (ja)
WO (1) WO2019171445A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7370264B2 (ja) 2020-01-30 2023-10-27 三菱電機株式会社 トレーサビリティ管理装置、トレーサビリティ管理方法、及び、トレーサビリティ管理プログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4601632B2 (ja) * 2007-02-22 2010-12-22 株式会社エクサ 仕様の追跡可能性を根拠とするプロジェクト管理システム及び仕様変更管理プログラム
JP5449506B1 (ja) * 2012-11-05 2014-03-19 三菱電機株式会社 成果物品質管理装置及び成果物品質管理プログラム
JP2014137748A (ja) 2013-01-17 2014-07-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 文書データ管理システム、文書データ管理方法、及び文書データ管理プログラム
JP2014232505A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 株式会社東芝 項目間関連生成支援装置
JP2015032232A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 三菱電機株式会社 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2019171445A1 (ja) 2020-10-01
EP3764294A1 (en) 2021-01-13
EP3764294A4 (en) 2021-03-10
WO2019171445A1 (ja) 2019-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107039088B (zh) 验证存储器件的修复结果的存储器件、存储器系统以及方法
US9830731B2 (en) Methods of a graphics-processing unit for tile-based rendering of a display area and graphics-processing apparatus
JP6925433B2 (ja) データ検証装置、データ検証方法及びデータ検証プログラム
JP6861885B2 (ja) トレーサビリティ管理装置、トレーサビリティ管理方法及びトレーサビリティ管理プログラム
JP5762542B2 (ja) 半導体プロセスレシピの検証のコンピュータ実装方法及び持続性コンピュータ可読媒体
US20110066880A1 (en) Apparatus and method for compensating for system memory error
US20120054548A1 (en) Data processing device and method for controlling test process of electronic device using the same
US20100175038A1 (en) Techniques for Implementing an Engineering Change Order in an Integrated Circuit Design
KR20180055447A (ko) 데이터 처리 방법 및 장치
JP2003015958A (ja) ライトプロテクト方法
JP7487469B2 (ja) 画像生成装置、画像生成方法及びプログラム
CN112433914B (zh) 获取并行计算任务进度的方法及系统
WO2018150505A1 (ja) 規模算出装置及び規模算出プログラム
TW201712535A (zh) 向量運算元位元大小控制
JP6862951B2 (ja) メモリ制御装置、情報処理装置およびメモリ制御方法
US20140281826A1 (en) Error correction method and memory device
JP6918267B2 (ja) ボトルネック検出装置及びボトルネック検出プログラム
WO2023187869A1 (ja) テスト支援装置、テスト支援方法、およびテスト支援プログラム
US9639494B2 (en) Setting a PCIE Device ID
JP6807721B2 (ja) 状態遷移編集装置および状態遷移編集プログラム
JP2018147187A (ja) 時相論理式生成装置および時相論理式生成プログラム
US9658982B2 (en) Data structure product and method for interface transmission
JP7008780B2 (ja) 状態遷移編集装置および状態遷移編集プログラム
US8571846B2 (en) Electronic device and method of generating composite electrical signals
US20200183860A1 (en) Processing device and method for changing function of pins

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6861885

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250