JP6859471B1 - Manufacturing method of laminated model - Google Patents
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Abstract
【課題】隣接する溶着ビード間の内部欠陥の発生を抑制することが可能な積層造形物の製造方法を提供する。【解決手段】積層造形物の製造方法は、溶加材を溶融および凝固させた溶着ビード25を互いに隣接させて溶着ビード層34を形成し、形成された溶着ビード層34に次層の溶着ビード層34を繰り返し積層して造形する。溶着ビード層34を形成する際に、各溶着ビード25の断面形状を台形形状に近似し、近似された台形形状の高さをH、底角をθとし、隣接する溶着ビード25間の重なり部分の高さをhとしたとき、以下の条件(A)、(B)のいずれかを満たすように前記溶着ビードを形成する。条件(A):前記底角θが41.7°未満、条件(B):θ<−33.18×ln(H/h)+65.973、且つH/h≧2.078【選択図】図4PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method for manufacturing a laminated model capable of suppressing the occurrence of internal defects between adjacent welded beads. SOLUTION: In a method of manufacturing a laminated model, a welded bead 25 obtained by melting and solidifying a filler metal is adjacent to each other to form a welded bead layer 34, and a next layer of welded bead is formed on the formed welded bead layer 34. The layers 34 are repeatedly laminated to form a model. When forming the welding bead layer 34, the cross-sectional shape of each welding bead 25 is approximated to a trapezoidal shape, the height of the approximated trapezoidal shape is H, the base angle is θ, and the overlapping portion between the adjacent welding bead 25s. The welding bead is formed so as to satisfy either of the following conditions (A) and (B), where h is the height of. Condition (A): The base angle θ is less than 41.7 °, Condition (B): θ <-33.18 × ln (H / h) +65.973, and H / h ≧ 2.078 [Selection diagram] Figure 4
Description
本発明は、積層造形物の製造方法に関する。 The present invention relates to a method for producing a laminated model.
近年、生産手段として3Dプリンタを用いた造形のニーズが高まっており、金属材料を用いた造形の実用化に向けて研究開発が進められている。金属材料を造形する3Dプリンタは、レーザや電子ビーム、更にはアーク等の熱源を用いて、金属粉体や金属ワイヤを溶融させ、溶融金属を積層させることで積層造形物を作製する。 In recent years, there has been an increasing need for modeling using a 3D printer as a means of production, and research and development are being promoted toward the practical application of modeling using metal materials. A 3D printer for modeling a metal material uses a laser, an electron beam, or a heat source such as an arc to melt a metal powder or a metal wire, and laminates the molten metal to produce a laminated model.
このような積層造形物を作製する技術として、例えば特許文献1には、溶着ビード同士のオーバーラップ条件を設定して溶着トーチの溶接パスを自動生成する溶着技術が開示されている。オーバーラップ条件の設定では、溶着ビード同士のオーバーラップ量を調整することで溶着欠陥の発生を回避することが記載されている。
As a technique for producing such a laminated model, for example,
しかしながら、特許文献1には、溶着ビードのビード幅、該ビード幅に対する横方向オーバーラップ量に基づいて、溶接パスを生成しているが、横方向オーバーラップ量の設定については具体的に記載されていない。このため、溶着ビードを形成する際の溶接条件に応じた溶接パスによって欠陥を抑制するには更なる改善が望まれる。
However, in
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、隣接する溶着ビード間の欠陥の発生を抑制することが可能な積層造形物の製造方法を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a method for producing a laminated molded product capable of suppressing the occurrence of defects between adjacent welded beads.
本発明の上記目的は、下記(1)の積層造形物の製造方法により達成される。
(1)溶加材を溶融および凝固させた溶着ビードを互いに隣接させて溶着ビード層を形成
し、該形成された溶着ビード層に次層の溶着ビード層を繰り返し積層して造形する積層造
形物の製造方法であって、
前記溶着ビード層を形成する際に、前記各溶着ビードの断面形状を台形形状に近似し、
該近似された台形形状の高さをH、底角をθとし、隣接する前記溶着ビード間の重なり部分の高さをhとしたとき、以下の条件(A)、(B)のいずれかを満たすように前記溶着ビードを形成する、積層造形物の製造方法。
条件(A):前記底角θが41.7°未満
条件(B):θ[°]<−33.18×ln(H/h)+65.973、且つH/h≧2.078
The above object of the present invention is achieved by the method for producing a laminated model according to the following (1).
(1) A laminated model in which welded beads obtained by melting and solidifying a filler metal are adjacent to each other to form a welded bead layer, and a next-layer welded bead layer is repeatedly laminated on the formed welded bead layer. It is a manufacturing method of
When forming the welding bead layer, the cross-sectional shape of each welding bead is approximated to a trapezoidal shape.
When the height of the approximated trapezoidal shape is H, the base angle is θ, and the height of the overlapping portion between the adjacent welded beads is h, one of the following conditions (A) and (B) is satisfied. A method for producing a laminated model, which forms the welded bead so as to satisfy the requirements.
Condition (A): The base angle θ is less than 41.7 ° Condition (B): θ [°] <-33.18 × ln (H / h) +65.973, and H / h ≧ 2.078
本発明の積層造形物の製造方法によれば、隣接する溶着ビード間の内部欠陥の発生を抑制することができる。 According to the method for producing a laminated model of the present invention, it is possible to suppress the occurrence of internal defects between adjacent welded beads.
以下、本発明の一実施形態に係る積層造形物の製造方法について、図面を参照して詳細に説明する。 Hereinafter, a method for manufacturing a laminated model according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明に係る積層造形物の製造方法を用いて積層造形物を製造する製造装置の模式的な構成図である。本構成の製造装置100は、積層造形装置11と、積層造形装置11を統括制御するコントローラ15と、を備える。
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a manufacturing apparatus for manufacturing a laminated model using the method for manufacturing a laminated model according to the present invention. The
積層造形装置11は、先端軸にトーチ17を有する溶接ロボット19と、トーチ17に溶加材(溶接ワイヤ)Mを供給する溶加材供給部23と、を有する。
コントローラ15は、CAD/CAM部31と、軌道演算部33と、記憶部35と、これらの各部が接続されている制御部37と、を有する。
The laminated
The
溶接ロボット19は、多関節ロボットであり、先端軸のトーチ17には溶加材Mが連続供給可能に支持されている。トーチ17の位置や姿勢は、ロボットアームの自由度の範囲で3次元的に任意に設定可能となっている。
The
トーチ17は、不図示のシールドノズルを有し、このシールドノズルからシールドガスが供給される。トーチ17による溶接法としては、被覆アーク溶接や炭酸ガスアーク溶接等の消耗電極式、TIG溶接やプラズマアーク溶接等の非消耗電極式のいずれであってもよく、作製する積層造形物に応じて適宜選定される。
The
例えば、消耗電極式の場合、シールドノズルの内部にはコンタクトチップが配置され、溶融電流が給電される溶加材Mがコンタクトチップに保持される。トーチ17は、溶加材Mを保持しつつ、シールドガス雰囲気で溶加材Mの先端からアークを発生する。溶加材Mは、ロボットアーム等に取り付けた不図示の繰り出し機構により、溶加材供給部23からトーチ17に送給される。
For example, in the case of the consumable electrode type, the contact tip is arranged inside the shield nozzle, and the filler metal M to which the melting current is supplied is held by the contact tip. The
CAD/CAM部31は、作製しようとする積層造形物の形状データを作成する。CAD/CAM部31は、積層造形物の形状データを作成した後、積層造形物を複数の層に分割して、各層の形状を表す層形状データを生成する。軌道演算部33は、CAD/CAM部31により生成された層形状データに基づいてトーチ17の移動軌跡を求める。記憶部35は、CAD/CAM部31により生成された層形状データや軌道演算部33で求められたトーチ17の移動軌跡のデータ等を記憶する。
The CAD /
制御部37は、記憶部35に記憶された層形状データやトーチ17の移動軌跡のデータに基づく駆動プログラムを実行して、溶接ロボット19を駆動する。すなわち、溶接ロボット19は、コントローラ15からの指令により、軌道演算部33で生成されたトーチ17の軌道軌跡に基づき、溶加材Mをアークで溶融させながらトーチ17を移動させる。
The
上記構成の製造装置100は、設定された層形状データから生成されるトーチ17の移動軌跡に沿ってトーチ17を溶接ロボット19の駆動により移動させながら溶加材Mを溶融させ、溶融した溶加材Mをベースプレート27上に供給する。トーチ17を移動しつつ、連続送給される溶加材Mを繰り返し溶融および凝固させることにより、ベースプレート27上には、溶加材Mの溶融凝固体である線状の溶着ビード25が一列に並べられて、溶着ビード層34が形成される。
The
図2に示すように、溶着ビード層34は、複数の溶着ビード25をそれぞれ隣接させて繰り返し形成することによって造形される。積層造形物Wは、溶着ビード25が並設された溶着ビード層34の上に、同様の溶着ビード層34を複数層に積層することによって造形される。
As shown in FIG. 2, the
なお、ベースプレート27は、例えば鋼板等の金属板からなり、基本的には積層造形物の底面(最下層の面)より大きいものが使用される。ベースプレート27は、板状に限らず、ブロック体や棒状等、他の形状のベースであってもよい。溶加材Mは、あらゆる市販の溶接ワイヤを用いることができる。例えば、軟鋼,高張力鋼および低温用鋼用のマグ溶接およびミグ溶接ソリッドワイヤ(JIS Z 3312)、軟鋼,高張力鋼および低温用鋼用アーク溶接フラックス入りワイヤ(JIS Z 3313)等で規定されるワイヤを用いることができる。
The
ここで、溶着ビード層34を構成する各溶着ビード25の形状は、トーチ17に溶加材Mを供給する送給速度、トーチ17に印加される電圧値や電流値、トーチ17をベースプレート27上に直線的に相対移動させる溶接速度などの溶接条件によって決定される。
Here, the shape of each
例えば、図3は、断面形状が横長の二本の溶着ビード25を示し、図4は、図3に比べて断面形状の形成する底角θと高さHが大きく、且つ、隣接して形成される溶着ビード同士の重なり部分の高さhが図3に比べて大きい2本の溶着ビード25を示している。これらの断面形状を有する溶着ビード25が並んで形成される場合、図3ではθが小さいために溶融金属は隣接するビードの裾に十分流れて融合することと考えられる。しかしながら、図4の溶着ビード25において、θが相対的に大きい条件であるため溶融金属の流動性が低く隣接するビードの裾部分と十分な融合が促進されずに空隙が発生してしまう虞がある。
For example, FIG. 3 shows two
そこで、本発明者は、溶着ビード25間の隙間の発生を抑制するために、溶着ビード25の断面形状と隣接する溶着ビード25同士の重なり量との関係に着目して検討を行った。具体的には、溶着ビード25の断面形状を台形形状に近似し、該近似された台形形状41の高さHと、底角θと、隣接して形成される溶着ビード25同士の重なり部分の高さ(図では、ベースプレート27から隣接する溶着ビード25間に形成される狭隘部Nまでの高さ)hとの関係について検討した。なお、溶着ビード25の台形近似は、例えばレーザ等を用いて溶着ビード25の断面形状を計測し、計測された断面形状を台形形状で近似処理して行うことができる。
Therefore, the present inventor has focused on the relationship between the cross-sectional shape of the
図5は、上記近似された台形形状の高さHと、底角θと、隣接して形成される溶着ビード25同士の重なり部分の高さhとの関係について検討した結果を示すグラフである。図5に示すグラフにおいて、縦軸は近似された台形形状の底角θを示し、横軸は重なり部分の高さhに対する近似された台形形状の高さHの比H/hを示す。また、該グラフにおいて、「〇」印が溶着ビード25間に隙間が発生しなかったサンプルを示し、「×」印が溶着ビード25間に隙間が発生したサンプルを示す。
FIG. 5 is a graph showing the results of examining the relationship between the height H of the approximated trapezoidal shape, the base angle θ, and the height h of the overlapping portion of the
例えば、サンプルS1は、近似された台形形状の底角θを40°にしたとき、重なり部分の高さhに対する近似された台形形状の高さHの比H/hを2に設定すると溶着ビード25間に隙間が発生しないことを表している。また、サンプルS2は、近似された台形形状の底角θを45°にしたとき、重なり部分の高さhに対する近似された台形形状の高さHの比H/hを1.4に設定すると溶着ビード25間に隙間が発生しないことを表している。また、サンプルS3は、近似された台形形状の底角θを45°にしたとき、重なり部分の高さhに対する近似された台形形状の高さHの比H/hを2.5に設定すると溶着ビード25間に隙間が発生することを表している。
For example, in sample S1, when the base angle θ of the approximate trapezoidal shape is set to 40 °, the welding bead is set to 2 when the ratio H / h of the approximated trapezoidal height H to the height h of the overlapping portion is set to 2. It shows that no gap is generated between 25. Further, in the sample S2, when the base angle θ of the approximated trapezoidal shape is set to 45 °, the ratio H / h of the approximated trapezoidal height H to the height h of the overlapping portion is set to 1.4. This indicates that no gap is generated between the
これらの検討結果より、本発明者は、図3および図4から得られる定性的な知見と図5の実験結果から、近似された台形形状の底角θが41.7°以上の場合は、θ<−33.18×ln(H/h)+65.973、且つH/h≧2.078を満たすように隣接する溶着ビード25同士を形成することで溶着ビード25間に隙間が発生しないことを見出した。また、近似された台形形状の底角θが41.7°未満の場合、Hとhとの関係は任意に設定することができることを見出した。
From these examination results, the present inventor, based on the qualitative findings obtained from FIGS. 3 and 4 and the experimental results of FIG. 5, when the base angle θ of the approximate trapezoidal shape is 41.7 ° or more, By forming
したがって、本実施形態では、上記2つの関係をテーブルとしてコントローラ15の記憶部35に記憶させ、溶着ビード25間に隙間が発生しない、上記近似された台形形状(溶着ビード)の高さH、底角θ、及び隣接する溶着ビード25同士の重なり部の高さhの関係を満足するように、溶着ビード25の溶接条件を求める。このため、これら高さH、底角θ、及び高さhの各パラメータと、溶加材Mの送給速度、トーチ17に印加される電圧値や電流値、溶接速度、隣接する溶着ビード25間のピッチ等の溶接条件との関係を対応付けてデータベース化しておき、これらの関係も記憶部35に記憶しておくのが好ましい。また、H/hを下げるためには例えば隣接するビード同士のピッチ間隔を小さくすればよく、θを小さくするには入熱量を大きくすればよいことから、所定の溶接条件を基準に上記の関係を満たすようにピッチ間隔や入熱量を調整してもよい。
Therefore, in the present embodiment, the above two relationships are stored in the
次に、上記検討結果により見出された上記テーブルを用いて、溶着ビード層34を形成する手順の一例について詳述する。
Next, an example of the procedure for forming the welded
まず、溶着ビード層34を形成するための溶着ビード25の形状を把握する。溶着ビード25の形状は、溶着ビード25を等脚台形形状に近似したときのその台形形状の底角θと高さHによって与えられる。これらの値は、実際に形成される溶着ビード25に関する底角θと高さHを測定することにより取得してもよいし、或いは、一部の溶接条件を決定し、記憶部35に記憶されたデータベースを利用して求めてもよい。また、データベースを利用する場合には、底角θのみを求めるようにしてもよい。
First, the shape of the welded
そして、台形形状の底角θを選択することで、内部欠陥(隙間)が発生しない、底角θに対応付けて記憶部35に記憶されている溶着ビード25の高さHと隣接する溶着ビード25同士の重なり部分の高さhの組み合せ値(H/h)の範囲を選定する。
さらに、測定された台形形状の高さHが与えられている場合には、内部欠陥が発生しない隣接する溶着ビード25同士の重なり部分の高さhの範囲を求め、所望の高さhを与える、溶加材Mの送給速度、トーチ17に印加される電圧値や電流値、溶接速度、隣接する溶着ビード25間のピッチ等の溶接条件を設定する。
また、データベースを利用した底角θのみを設定している場合には、組み合わせ値(H/h)を満たす、台形形状の高さH、重なり部分の高さhを与える、溶加材Mの送給速度、トーチ17に印加される電圧値や電流値、溶接速度、隣接する溶着ビード25間のピッチ等の溶接条件を設定する。
Then, by selecting the base angle θ of the trapezoidal shape, an internal defect (gap) does not occur, and the welding bead adjacent to the height H of the
Further, when the measured height H of the trapezoidal shape is given, the range of the height h of the overlapping portion between the adjacent welded
Further, when only the base angle θ using the database is set, the height H of the trapezoidal shape and the height h of the overlapping portion that satisfy the combination value (H / h) are given, and the filler metal M Welding conditions such as feeding speed, voltage value and current value applied to the
制御部37は、定められた溶加材Mの送給速度、トーチ17に印加される電圧値や電流値、溶接速度、隣接する溶着ビード25間のピッチ等の溶接条件、および積層造形物の層形状データ、トーチ17の移動軌跡等のデータに基づく駆動プログラムを実行して、溶接ロボット19を駆動させる。溶接ロボット19は、トーチ17を移動させながら、連続送給される溶加材Mを繰り返し溶融および凝固させることにより、ベースプレート27上に溶着ビード25を互いに隣接させて並列に形成し、初層の溶着ビード層34を形成する。
The
さらに、初層の溶着ビード層34の上に積層される次層の溶着ビード層34についても同様の手順で形成し、複数の溶着ビード層34を繰り返し積層することにより、目的の積層造形物を造形する。
Further, the
このように上記実施形態に係る積層造形物の製造方法によれば、溶着ビード25の形状を台形形状に近似して、該近似された台形形状(溶着ビード)の高さHと、底角θと、隣接して形成される溶着ビード25同士の重なり部分の高さhとの関係に基づいて各溶着ビード層34が形成される。そして、底角θが41.7°以上の場合には、θ<−33.18×ln(H/h)+65.973、且つH/h≧2.078を満たすように隣接する溶着ビード25同士が形成され、底角θが41.7°未満の場合には、高さHとhとを任意に設定して隣接する溶着ビード25同士が形成される。即ち、条件(A):底角θを41.7°未満とするか、条件(B):θ<−33.18×ln(H/h)+65.973、且つH/h≧2.078とする、いずれかの条件を満たすことで、隣接する溶着ビード25間の隙間に溶融した溶加材Mを良好に入り込ますことができ、溶着ビード25間の内部欠陥(隙間)の発生を抑制することができる。
As described above, according to the method for manufacturing a laminated model according to the above embodiment, the shape of the welded
以上の通り、本明細書には、次の事項が開示されている。
(1) 溶加材を溶融および凝固させた溶着ビードを互いに隣接させて溶着ビード層を形成し、該形成された溶着ビード層に次層の溶着ビード層を繰り返し積層して造形する積層造形物の製造方法であって、
前記溶着ビード層を形成する際に、前記各溶着ビードの断面形状を台形形状に近似し、該近似された台形形状の高さをH、底角をθとし、隣接する前記溶着ビード間の重なり部分の高さをhとしたとき、以下の条件(A)、(B)のいずれかを満たすように前記溶着ビードを形成する、積層造形物の製造方法。
条件(A):前記底角θが41.7°未満
条件(B):θ<−33.18×ln(H/h)+65.973、且つH/h≧2.078
この積層造形物の製造方法によれば、隣接する溶着ビード間の内部欠陥の発生を抑制することができる。
As described above, the following matters are disclosed in this specification.
(1) A laminated model in which welded beads obtained by melting and solidifying a filler metal are adjacent to each other to form a welded bead layer, and a next-layer welded bead layer is repeatedly laminated on the formed welded bead layer. It is a manufacturing method of
When forming the welding bead layer, the cross-sectional shape of each welding bead is approximated to a trapezoidal shape, the height of the approximated trapezoidal shape is H, the base angle is θ, and the overlapping between the adjacent welding beads. A method for producing a laminated model, wherein the welded bead is formed so as to satisfy any of the following conditions (A) and (B), where h is the height of the portion.
Condition (A): The base angle θ is less than 41.7 ° Condition (B): θ <-33.18 × ln (H / h) +65.973, and H / h ≧ 2.078
According to this method for manufacturing a laminated model, it is possible to suppress the occurrence of internal defects between adjacent welded beads.
(2) H/hを小さくするように、前記隣接する溶着ビード同士のピッチ間隔を小さくする、(1)に記載の積層造形物の製造方法。
この積層造形物の製造方法によれば、ピッチ間隔を調整することで、隣接する溶着ビード間の内部欠陥の発生を抑制する条件を設定し易くなる。
(2) The method for manufacturing a laminated model according to (1), wherein the pitch interval between adjacent welded beads is reduced so as to reduce H / h.
According to this method for manufacturing a laminated model, by adjusting the pitch interval, it becomes easy to set conditions for suppressing the occurrence of internal defects between adjacent welded beads.
(3)前記底角θを小さくするように、前記溶着ビードの入熱量を大きくする、(1)または(2)に記載の積層造形物の製造方法。
この積層造形物の製造方法によれば、入熱量を調整することで、隣接する溶着ビード間の内部欠陥の発生を抑制する条件を設定し易くなる。
(3) The method for producing a laminated model according to (1) or (2), wherein the heat input amount of the welded bead is increased so as to reduce the base angle θ.
According to this method for manufacturing a laminated model, by adjusting the amount of heat input, it becomes easy to set conditions for suppressing the occurrence of internal defects between adjacent welded beads.
11 積層造形装置
15 コントローラ
17 トーチ
19 溶接ロボット
23 溶加材供給部
25 溶着ビード
31 CAD/CAM部
33 軌道演算部
34 溶着ビード層
35 記憶部
37 制御部
41 台形形状
100 製造装置
θ 台形形状の底角
H 台形形状の高さ
h 重なり部分の高さ
M 溶加材
N 狭隘部
W 積層造形物
11
Claims (3)
前記溶着ビード層を形成する際に、前記各溶着ビードの断面形状を台形形状に近似し、該近似された台形形状の高さをH、底角をθとし、隣接する前記溶着ビード間の重なり部分の高さをhとしたとき、以下の条件(A)、(B)のいずれかを満たすように前記溶着ビードを形成する、積層造形物の製造方法。
条件(A):前記底角θが41.7°未満
条件(B):θ[°]<−33.18×ln(H/h)+65.973、且つH/h≧2.078 A method for producing a laminated model in which welded beads obtained by melting and solidifying a welding material are adjacent to each other to form a welded bead layer, and a next-layer welded bead layer is repeatedly laminated on the formed welded bead layer. And
When forming the welding bead layer, the cross-sectional shape of each welding bead is approximated to a trapezoidal shape, the height of the approximated trapezoidal shape is H, the base angle is θ, and the overlapping between the adjacent welding beads. A method for producing a laminated model, wherein the welded bead is formed so as to satisfy any of the following conditions (A) and (B), where h is the height of the portion.
Condition (A): The base angle θ is less than 41.7 ° Condition (B): θ [°] <-33.18 × ln (H / h) +65.973, and H / h ≧ 2.078
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