JP6858436B1 - 背嚢及び背嚢セット - Google Patents

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Abstract

【課題】用途や好みに合わせて希望の色や形、大きさの収納部へ容易に交換可能な背嚢及び背嚢セットを提供する。【解決手段】背嚢1は、互いに対向する第1及び第2主面、第1主面の連続した3辺と対向する第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有する箱状の収納部3と、収納部3から着脱自在の背面ベース5であって、収納部3との結合時に第1主面に対向する結合面及び結合面に対向する背当面を有する板状をなし、背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップ(51a、51b)を有する背面ベース5とを備え、第1主面及び結合面の一方に凸部6、他方の凸部6に対応する位置に、凸部6に対応した構造の挿通孔54が設けられ、凸部6の挿通孔54への貫通及び離脱により、収納部3と背面ベース5とが着脱自在である。

Description

本発明は、背嚢、複数個の収納部と背面ベースの組み合わせが任意に選択可能な背嚢セット及び複数個の収納部と複数個の背面ベースの組み合わせが任意に選択可能な背嚢セットに関する。
ランドセル、リュックサック、デイパック、アタックザック、サブザック、キスリング等の背嚢は、本体はナイロン又は皮や合皮などによって形成され、物品を容易に取り出しやすくしたものでフレームがない製品が多い。そして背嚢本体に付属したショルダーストラップに肩を通して背負う。
従来、この種の背嚢としては、特許文献1で開示される荷物の出し入れが容易に出来る構造が知られている。特許文献1で開示されている背嚢は、左右一対の肩掛けベルトにより背中に背負うことができる部分と物品を収納可能な部分に分離することで、物品を取り出す際にベルトに付随するロープを操作し、収納部分を支持部本体の下部を支点として使用者の都合のよい左右どちらかにスライドさせ、物品を容易に取り出しやすくしたものである。
しかしながら、従来の背嚢は、書類等を収納する背嚢本体とショルダーストラップとが一体化しており、用途や好みに合わせて色や形、大きさを変えたい場合、別の背嚢に買い換えなければならないという問題がある。
特開2017―192473
本発明は、上述した従来技術の問題点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、用途や好みに合わせて希望の色や形、大きさの収納部へ容易に交換可能な背嚢、複数個の収納部と背面ベースの組み合わせを任意に選択することにより用途や好みに合わせて希望の色や形、大きさの選択が可能な背嚢セット及び複数個の収納部と複数個の背面ベースの組み合わせを任意に選択可能な背嚢セットを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、(a)互いに対向する第1及び第2主面、第1主面の連続した3辺と対向する第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有する箱状の収納部と、(b)収納部から着脱自在の背面ベースであって、収納部との結合時に第1主面に対向する結合面及び結合面に対向する背当面を有する板状をなし、背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップを有する背面ベースとを備える背嚢である。本発明の第1の態様に係る背嚢は、(c)第1主面及び結合面の一方に凸部、他方の凸部に対応する位置に、凸部に対応した構造の挿通孔が設けられ、(d)凸部の挿通孔への貫通及び離脱により、収納部と背面ベースとが着脱自在であることを特徴とする。
本発明の第2の態様は、複数個の収納部と、複数個の収納部と着脱自在の背面ベースからなる背嚢セットであって、(a)複数個の収納部のそれぞれは、互いに対向する第1及び第2主面、第1主面の連続した3辺と、この3辺に対向する第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有する箱状の構造をなし、(b)背面ベースは、複数個の収納部のいずれかとの結合時に第1主面に対向する結合面及び結合面に対向する背当面を有する板状をなす。本発明の第2の態様に係る背嚢セットは、(c)背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップを有し、(d)第1主面及び結合面の一方に凸部、他方の凸部に対応する位置に、凸部に対応した構造の挿通孔が設けられ、(e)凸部の挿通孔への貫通及び離脱により、収納部と背面ベースとが着脱自在であり、複数個の収納部と背面ベースの組み合わせを任意に選択可能にしたことを特徴とする。
本発明の第3の態様は、複数個の収納部と、複数個の収納部のいずれとも着脱自在の複数個の背面ベースからなる背嚢セットであって、(a)複数個の収納部のそれぞれは、互いに対向する第1及び第2主面、第1主面の連続した3辺と、この3辺に対向する第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有する箱状の構造をなし、(b)複数個の背面ベースのそれぞれは、複数個の収納部のいずれかとの結合時に第1主面に対向する結合面及び結合面に対向する背当面を有する板状をなす。本発明の第3の態様に係る背嚢セットは、(c)背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップを有し、(d)第1主面及び結合面の一方に凸部、他方の凸部に対応する位置に、凸部に対応した構造の挿通孔が設けられ、(e)凸部の挿通孔への貫通及び離脱により、収納部と背面ベースとが着脱自在であり、複数個の収納部と複数個の背面ベースの組み合わせを任意に選択可能にしたことを特徴とする。
本発明によれば、用途や好みに合わせて希望の色や形、大きさの収納部へ容易に交換可能な背嚢、複数個の収納部と背面ベースの組み合わせを任意に選択することにより用途や好みに合わせて希望の色や形、大きさの選択が可能な背嚢セット及び複数個の収納部と複数個の背面ベースの組み合わせを任意に選択可能な背嚢セットを提供することができる。
第1実施形態に係る背嚢を、収納部と背面ベースとに分離した状態を示す斜視図である。 図2(a)は第1実施形態に係る背面ベースを結合面方向から見た図であり、図2(b)は第1実施形態に係る背面ベースを背当面方向から見た図である。 第1実施形態に係る背嚢の斜視図である。 図3のA−A方向から見た断面図である。 第1実施形態の第1変形例に係る背嚢を、収納部と背面ベースとに分離した状態を示す斜視図である。 第1実施形態の第1変形例に係る背嚢の斜視図である。 第1実施形態の第2変形例に係る背嚢を、収納部と背面ベースとに分離した状態を示す斜視図である。 第1実施形態の第2変形例に係る背嚢の斜視図である。 第1実施形態の第3変形例に係る背嚢を、収納部と背面ベースとに分離した状態を示す斜視図である。 第1実施形態の第3変形例に係る背嚢の斜視図である。 第1実施形態の第4変形例に係る背嚢を、収納部と背面ベースとに分離した状態を示す斜視図である。 第1実施形態の第4変形例に係る背面ベースを、結合面方向から見た図である。 第1実施形態の第4変形例に係る背嚢の斜視図である。 第2実施形態に係る背嚢を、収納部と背面ベースとに分離した状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る背嚢の斜視図である。 図1のA−A方向から見た第1実施形態に係る背面ベースの断面図である。 第1実施形態のその他の変形例に係る背面ベースの断面図である。 第1実施形態の第4変形例に係る収納部の右側面図である。 図11のA−A方向から見た第1実施形態の第4変形例に係る背面ベースの断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の第1及び第2実施形態、複数の変形例に係る背嚢を詳細に説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各部の寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意するべきである。
したがって、具体的な収納部や背面ベース、ショルダーストラップ等の寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。又、以下に示す第1及び第2実施形態、複数の変形例に係る背嚢は、本発明の技術的思想を具体化するための物品の構造や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る背嚢1は、箱状の収納部3と、この収納部3を着脱自在に支える背面ベース5を備える。収納部3は、互いに対向する第1及び第2主面と、第1主面の連続した3辺と、この3辺に対向する第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面とで、箱状の形状をなしている。背面ベース5は板状をなし、第1主面に対向する結合面及びこの結合面に平行に対向する背当面(背裏面)を有する。背面ベース5の背当面の上部と下部の間を一対のショルダーストラップ(51a、51b)が架橋する。例えば、一対のショルダーストラップ(51a、51b)は背面ベース5の背当面の上部の中央付近側と、背当面の下部の両側を接続するように、上部から下部に向かって末広がりに架橋することができる。或いは、背面ベース5の上部から下部に向かって一対のショルダーストラップ(51a、51b)が、X字状に若しくはほぼ並行に架橋してもよい。
具体的には図1に示す第1ショルダーストラップ51aを、背面ベース5の上部に接続される第1肩ベルト56a、背面ベース5の下部に接続される第1下ベルト57a及び第1留め具58aとで構成してもよい。第1留め具58aは第1肩ベルト56aと第1下ベルト57aを互いに接続する。同様に第2ショルダーストラップ51bを、背面ベース5の上部に接続される第2肩ベルト56b、背面ベース5の下部に接続される第2下ベルト57b及び第2留め具58bとで構成できる。第2留め具58bは、第2肩ベルト56bと第2下ベルト57bを互いに接続する。留め具58a,58bを用いる場合は、留め具58a,58bによって肩ベルト56a,56bと下ベルト57a,57bの少なくとも一方の長さが調整できるようにしてもよい。下ベルト57a,57bと背面ベース5の下部との接続箇所には、ダルマカン等の丸い形をした金具を設け、下ベルト57a,57bが自由に動くようにしてもよい。
背面ベース5の上部と第1肩ベルト56aの接続箇所及び背面ベース5の上部と第2肩ベルト56bの接続箇所には種々の背カンを設けてもよい。その他、第1肩ベルト56a及び第2肩ベルト56bの背面ベース5の上部への接続方法は、背面ベース5に縫い付ける方法でもよいし、接着剤等で接着する方法等も採用可能である。収納部3において、第1主面は、図1において台座32が取り付けられている面を指し、背面ベース5の結合面に対向する面である。第1主面は、図1においては矩形であり、図1において図示を省略した第2主面とは同一形状である。図1においては、結合面は背面ベース5の裏側となり図示されていないが、図4に収納部3の第1主面に対向する結合面と、この結合面に平行に対向する背当面の断面構造が図示されている。図1に図示された背当面は、挿通孔54が貫通した紙面手前側の主面として図示されている。背当面には、図1においては背当てパット53が位置している。
収納部3は、背嚢1が携行対象としている物品を収納する本体部分であり、第1及び第2主面の他に4つの側面を有する。4つの側面の内の一面は収納部3の底部(底面)をなし、4つの側面の内の底部に対向する側面は収納部3の蓋となる上面部を構成している。厳密には、図1から分かるように、収納部3の蓋となる上面部は、底部に対向する側面を蓋要部とし、この蓋要部となる側面に連続する2つの側面のそれぞれの一部と、第2主面の上部側の一部で構成されている。したがって、背嚢1を「本体部」と「蓋」に分けて捉えると、「本体部」は、第1主面の連続した3辺の少なくとも一部と、この3辺の少なくとも一部に対向する第2主面の3辺の一部をそれぞれ互いに接続する面が3側面の一部であり、第1主面の下部側の一部と第2主面と併せて箱状の形状を構成していることになる。
しかしながら、図1に示すような「本体部」と「蓋」との分割の仕方は背嚢における一例であり、背嚢1を構成する「本体部」と「蓋」との関係は多様であることに留意すべきである。例えば、背嚢1の底部側に蓋を設けてもよく、背嚢1の上部側に第1の蓋、底部側に第2の蓋を設けた構造でもよい。更に、鉛直方向に平行な側面に蓋を設けてもよく、第2主面に蓋を設けてもよい。
図1の例示構造に戻って説明すると、収納部3の第1主面の中央上側には、収納部3と背面ベース5とを結合するための円柱状の凸部(第1の凸部)6を有する矩形の台座32が設けられている。凸部6の位置及び大きさに対応して、背面ベース5の結合面には凸部6を挿入する挿通孔(第1の挿通孔)54が設けられている。図16に示すように、挿通孔54は、結合面から背当面にまで背面ベース5を貫通する孔である。挿通孔54は、背当面側の段差部で定義される内径よりも結合面側に向かって背面ベース5を貫通する箇所の内径の方が小さい。よって、図2(b)及び図16に示すように背当面側から見ると、背当面側の浅い位置において内側に段差がついた孔である。第1実施形態に係る背嚢1には、凸部6を背面ベース5に固定する「固定手段(第1の固定手段)」としての固定蓋(第1の固定蓋)52が、図4に示すように設けられている。固定蓋52は、凸部6の先端部分に脱着自在に接続することができる円形のキャップ状(帽子状)であり、帽子の外周は挿通孔54の結合面側の内径よりも大きな外径であるので固定蓋52は挿通孔54を通過できない。固定蓋52の帽子の外周の外径は、挿通孔54の背当面側の浅い位置に設けられた段差の内径に嵌まるような、同程度の径であることが好ましい。固定蓋52を構成する帽子のサイドクラウン部は凸部6の先端部を円筒状に覆うように結合して、凸部6を有する収納部3を背当面側から背面ベース5に固定する。
ここで、収納部3の背面ベース5への固定方法を例示する。図4から推測できるように、凸部6を構成する円柱の外周面に雄ネジのネジ山を設けて、帽子状の固定蓋52をねじ込む方法を採用できる。このためには、固定蓋52を構成する帽子のサイドクラウン部の内側にも凸部6の雄ネジのネジ山に対応する雌ネジの溝を備えておく。そして、凸部6の先端部と結合し、凸部6を背当面側から背面ベース5に固定する際には、固定蓋52のサイドクラウン部を凸部6の先端部にねじ込むように回転させ固定する。図3のように収納部3が背面ベース5に固定された状態から収納部3を分離する際についても、固定(取付け)と逆の流れで、固定蓋52を外す方向に回転させて脱離させ、挿通孔54から凸部6を抜去し、収納部3を背面ベース5から分離させることができる。他の実施形態及び変形例において収納部又は背面ベースに凸部がある場合は、同様の機構を有する部材による同様の操作で、収納部を背面ベースに固定及び分離することができる。
又、収納部3の背面ベース5への別の固定方法として、ネジ山や溝を設けるのではなく、凸部6と固定蓋52との間で生じる摩擦力により、両者を固定する方法が採用できる。単なる摩擦力ではなく凸部6の外周面に突部を円環状(Oリング状)に設け、この円環状の突部に適合する円環状の凹部を固定蓋52の内径側に設け、弾性力で突部に凹部を嵌め込むようにしてもよい。更に別の固定方法として、凸部6と固定蓋52が金属等、磁力により引き合う素材から構成され、磁力でもって固定する方法も採用できる。
図3及び4に示すように、背面ベース5の背当面に位置する背当てパット53はクッション様の機能を有するものであるため、固定蓋52の脱離の際には、挿通孔54の周囲部分を指等で押すことで背当てパット53が沈み、固定蓋52に指等をかけることができる。それは、図3及び4に示すように、固定蓋52のサイドクラウン部と挿通孔54との間に隙間が無い場合であっても容易である。勿論、固定蓋52のサイドクラウン部と挿通孔54との間に1〜5mm程度の隙間を設け、固定蓋52の脱離の際に指等をかけることをより容易にしてもよい。1〜5mm程度の隙間があることで、固定蓋52の脱離の際に、固定蓋52を指等で掴みやすくなり、より脱離しやすくすることができる。
又、固定蓋52の円形のヘッド部分については、図3等に示すような平坦な形状ではなく、溝や凹凸が設けられた形状を採用することができる。固定蓋52のヘッド部分に溝や凹凸が設けられている場合、固定蓋52の脱着の際に指等をかけやすく、より脱着しやすくなる。例えば、固定蓋52のキャップ状の外周より小さな径の溝を、ヘッド部分の中央に設ける等である。又、固定蓋52のヘッド部分の縁がカットされた形状であり、固定蓋52と挿通孔54の境界で谷部を形成する等でもよい。いずれにしても、固定蓋52のヘッド部分は、背嚢1の使用者の背中に直接接触する可能性がある部位のため、大きな突起等、使用者の背中に接触して不快感や違和感を生じさせるものでない方が好ましい。
凸部6の高さについては、凸部6を挿通孔54へ挿入した際に、背当面の延長面から突出せずに挿通孔54内に収まる程度の高さが好ましい。固定蓋52についても、凸部6が挿通孔54を貫通し、凸部6の先端部分に固定蓋52が接続された際に、固定蓋52が背当面の延長面から突出しないことが望ましい。図1においては背当面の位置には背当てパット53が位置するが、図4の断面図にも示すように、背当てパット53から固定蓋52が飛び出ないことが望ましい。固定蓋52が背当面の延長面から突出しないような構造として、図17において第1実施形態のその他の変形例に係る背面ベース5aで示すように、固定蓋52のサイドクラウン部を挿通孔54aの内径に埋め込むための段差部を、背当てパット53よりも深い位置において設けてもよい。
固定蓋52の素材は、鉄等の耐食性の劣る金属の場合は、錆が発生する可能性があり、固定蓋52が錆びた状態で使用した場合、使用者の衣服等が汚れる可能性がある。そのため、固定蓋52の素材は錆びない素材でなければならず、強化プラスチック、ステンレス、チタン等を使用するのが好ましい。固定蓋52と接続する凸部6についても同様である。
凸部6の上下方向の位置については、図1等に示すように、収納部3に内容物を収納した際の安定性の観点からは、第1主面の上半分の範囲に位置することが好ましい。例えば、収納部3に最大重量の物品を収納した際でも、収納部3のバランスがとれ、安定するような位置であることが好ましい。又、同じく安定性の観点から、凸部6の水平方向の位置については、第1主面の横幅の中央であることが好ましい。
図2に示すように、第1実施形態に係る背嚢1の背面ベース5は、矩形の台座32を収納し、固定するための台座収納凹部55を結合面に有する。図1及び2等においては、台座収納凹部55は、台座32の外形とほぼ同じ形状の矩形の凹部である。矩形の台座32が矩形の台座収納凹部55の内部空間に嵌合することにより、凸部6の周りの回転運動の発生を防止しつつ、収納部3と背面ベース5を結合させることができる。台座収納凹部55の挿通孔54の内径寸法を含む内側の寸法を、凸部6の外径寸法等の外側の寸法とほぼ同じ寸法とすることにより、図3及び4に示すように収納部3と背面ベース5とを結合して使用する際に、がたつきを無くすことができる。但し、収納部3と背面ベース5との脱着を容易にするため、台座収納凹部55と台座32の間には、1〜3mm程度の所定のクリアランスが設けられていることは勿論である。ここで、台座収納凹部55は、使用者が背負いにくくなることを防ぐため、背当面まで貫通した孔ではなく、凹み部分である。したがって、図2(b)に示すように、背当面方向から背面ベース5を見た場合、台座収納凹部55は見えず、第1ショルダーストラップ51a及び第2ショルダーストラップ51bと背当てパット53と、段差のある挿通孔54のみが見える。
台座32と台座収納凹部55の形状については、正円以外であれば矩形以外であってもよい。例えば、台座32を三角形、楕円形、星形等にすることができ、台座収納凹部55も台座32の形状に合わせた形状にすることができる。台座収納凹部55に台座32が嵌められた際に、台座32のがたつきや回転が起こらなければよい。
台座32の素材としては、耐食性の観点からはステンレス鋼、耐食性かつ軽量化の観点からはチタン又はチタン合金が好ましい。台座32の素材として、鉄等の耐食性の劣る金属の場合は、錆が発生する可能性があるので好ましくない。又、台座32とその中央の凸部6は一体成型で形成されてもよいし、別個の部材から構成されてもよい。別個の部材の場合は、凸部6の四隅に挿通孔を開孔し、ネジを貫通させて凸部6を台座32に固定する方法がある。この場合、使用者の好みに合わせて、台座32及び凸部6の素材や色などを自由に選べ、部品の選定を楽しめるようにするとよい。
図3に示すように収納部3と背面ベース5を結合した状態において、第1実施形態に係る背嚢1の使用者の両腕を通すための部材として、第1ショルダーストラップ51a及び第2ショルダーストラップ51bを備える。背面ベース5の素材は、背面ベース5自体を軽量にするため、ポリカーボネート素材、カーボンファイバー素材、アルミニウム、そしてチタン素材等を用いるのが好適である。又、背面ベース5は、使用の際の強度が保てるのであれば、空洞部を有する部材であってもよい。第1実施形態に係る背嚢1では、背嚢1を背負う際に、固定蓋52が使用者の身体と直接当たり過ぎないように背面ベース5には背当てパット53が設けられ、背面ベース5に弾力性(クッション性)のある厚みを持たせている。背当てパット53の形状は、使用者の背中に合わせた凹凸のあるオーダーメイド形状にしてもよい。これにより、より個人の体形に合った背嚢1となり、身体に負担の少ないという効果を奏する。背当てパット53の素材としては、表皮や内部の緩衝材は、汗が染み込んでも速やかに乾く、通気性に優れたポリエチレンが好適であり、使用の快適性を確保できるという効果を奏する。
又、第1ショルダーストラップ51a及び第2ショルダーストラップ51bの素材は、汗や雨等に濡れた場合を想定すると、吸湿性や速乾性のあるポリエチレンが好適である。又は、美観の面からは、合皮や皮革の使用も可能である。又、第1ショルダーストラップ51a及び第2ショルダーストラップ51bには、チェストストラップやウエストベルトを更に備えてもよい。これにより、第1ショルダーストラップ51a及び第2ショルダーストラップ51bの2本で背負う状態より安定性が増し、使用者の疲労を軽減できるという有利な効果を奏する。そして、収納部3と背面ベース5を固定蓋52で固定した背嚢1を使用する際は、従来と同様に、第1ショルダーストラップ51a及び第2ショルダーストラップ51bに両腕を通して背負って用いる。
又、第1実施形態に係る背嚢1においては、ロッカー等のフック等に吊るすためのトップハンドル(持ち手)31が背面ベース5の背カンに対応する位置に設けられている。トップハンドル31は、背嚢1を背負わずに持ち運びする場合にも用いることができる。又、用途によっては、トップハンドル31が配置されている図1に示す位置以外にもハンドルを配置しても良い。ハンドルの数を追加することによって背嚢1が持ち運びやすくなるという有利な効果を奏する。
図1の収納部3の側面の上部には、収納物を出し入れするためのファスナー33の一部が図示されている。第1実施形態に係る背嚢1のファスナー33は、収納部3の上部において、左右どちらかの側面から第2主面を通過し対向する側面まで移動して、収納部3の上部を開閉できるように構成されている。ファスナー33によって分離される収納部3の上部は、ランドセルのかぶせ(蓋)に対応する。又、ファスナー33の位置は用途によって、図1等に示す以外の場所に配置しても良い。更に、開口部を開閉するための部材はファスナー33以外の部材でもよい。第1実施形態に係る背嚢1の収納部3は、雨や雪などから収納物を保護するため、ポリカーボネートや耐水性のある幌素材、カーボンファイバー、ポリエチレンなどが好適である。
又、収納部3の形状は、凸部6と背面ベース5の挿通孔54の位置が対応しているのであれば、常識にとらわれず、様々な形に変形させてもよい。例えば、収納部3の形状が三角柱等でも可能であり、ファッション性や先進性を表現するという場合にも効果を奏する。
又、収納部3の内部の構造は、内部に任意の位置で上下の仕切りを設けても良いが、仕切りを設けずに収納スペースの範囲内で自由に収納物を収納する構成にしてもよい。更に面ファスナーと同様に、フック状に起毛された側(オス部)とループ状に密集して起毛された側(メス部)とを重畳部分で押し付け、押し付けただけで貼り付く構造を仕切り板の両端と収納部3の内部の両サイドに設けて、仕切り板の位置が自在に移動できるようにしてもよい。更に、収納部3の内部にクッション性の素材を使用し、縦方向に仕切ることで、薄型の電子機器、例えばタブレット型のPC等を安全に運搬できるような内部構造としても良い。
更に、台座32の凸部と背面ベース5の挿通孔54の位置が同じでさえあれば、収納部3を複数個用意し、複数個用意されたうちから任意のサイズの収納部を選択し、収納部3の大きさを自在に交換可能という有利な効果を奏する。例えば、収納部3を複数個用意することにより、図1に示した背嚢1を小学生のランドセルとして使用した場合、身体の大きさに合わせた収納部3や背面ベース5へ逐次交換することができ、成長に合わせて最適な大きさのランドセルとするように、所望の大きさの収納部3を選択できるようにすることができる。
第1実施形態に係る背嚢1において、収納部3や背面ベース5をそれぞれ複数個用意しておけば、収納部3と背面ベース5を分離することによって、収納部3や背面ベース5を、それぞれ複数個用意されたうちから任意の収納部や背面ベースと交換できるように組み合わせることができる。又、例えば、収納部3や背面ベース5をそれぞれ複数個用意しておけば、第1実施形態に係る背嚢1を背負ったまま、他人が収納部3を他の収納部に交換することも可能である。
以上のような構成にした結果、第1実施形態に係る背嚢1は、収納部3及び背面ベース5等の組み合わせにおいて多様性を有し、色や形の選択の自由度が飛躍的に拡大する。組み合わせの多様性を有することで、望みの外観の背嚢を所有したくなった際に、収納部又は背面ベースのいずれかを新たに準備(購入)するだけでよい場合があり、使用者にとって大変経済的である。
《第1実施形態の第1変形例》
第1実施形態の第1変形例に係る背嚢1000は、図5に示すように、箱状の収納部2と収納部2から着脱自在の背面ベース4を備える。収納部2は、互いに対向する第1及び第2主面、第1主面の連続した3辺と、この3辺に対向する第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有する。背面ベース4は、収納部2との結合時に第1主面に対向する結合面及び結合面に対向する背当面を有する板状をなし、背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップ(51a、51b)を有する。第1実施形態の第1変形例に係る背嚢1000は、第1主面に凸部23、結合面の凸部23に対応する位置に、凸部23に対応した構造の挿通孔42が設けられ、凸部23の挿通孔42への貫通及び離脱により、収納部2と背面ベース4とが着脱自在である。
第1実施形態の第1変形例に係る背嚢1000は、第1実施形態に係る背嚢1と各部材の結合の仕方や収納部2と背面ベース4の構造及び素材、使用方法等はほぼ同様であるが、図5に示すように、収納部2に備える凸部23に台座がない点で、第1実施形態に係る背嚢1とは異なる。又、第1変形例に係る背嚢1000においては、第1実施形態に係る背面ベース5に備えていた台座収納凹部55もないので、背面ベース4の厚さは薄く設定できる。
図5に示すように、収納部2に設けられた凸部23には、周囲にリング状のワッシャー24が装着され、第1変形例に係る背嚢1000を使用する際に、背面ベース4の挿通孔42を凸部23が挿通し、固定蓋44で背面ベース4に固定される。そのため、図6のように固定後は、ワッシャー24が間に挟まっているので、収納部2は凸部23を軸として背面ベース4に対して自在に回転することができる。使用者が第1変形例に係る背嚢1000を背負ったまま身体を傾けると、物品が入って重量が増した収納部2は回転し、収納部2の下部が鉛直下方に位置するように保たれる。その状態においては、ファスナー33に手が届きやすく、又、収納部2の内部の物品が不用意に外に出てしまうことがないので、第1実施形態に係る背嚢1よりも、物品を収納部2から取り出す際に取り出しやすいという効果を奏する。
第1実施形態の第1変形例に係る背嚢1000によれば、第1実施形態に係る背嚢1と同様、収納部2や背面ベース4をそれぞれ複数個用意しておけば、収納部2と背面ベース4を分離することによって、収納部2や背面ベース4を、それぞれ複数個用意されたうちから任意の収納部や背面ベースと交換できるように組み合わせることができる。又、例えば、収納部2や背面ベース4をそれぞれ複数個用意しておけば、第1実施形態の第1変形例に係る背嚢1000を背負ったまま、他人が収納部2を他の収納部に交換することも可能である。第1実施形態の第1変形例に係る背嚢1000は、第1実施形態に係る背嚢1と同様に、収納部2及び背面ベース4等の組み合わせにおいて多様性を有し、色や形の選択の自由度が飛躍的に拡大する。組み合わせの多様性を有することで、望みの外観の背嚢を所有したくなった際に、収納部又は背面ベースのいずれかを新たに準備(購入)するだけでよい場合があり、使用者にとって大変経済的である。
《第1実施形態の第2変形例》
図7に示すように、第1実施形態の第2変形例に係る背嚢2000は、箱状の収納部7と収納部7から着脱自在の背面ベース9を備える。収納部7は、互いに対向する第1及び第2主面、第1主面の連続した3辺と、この3辺に対向する第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有する。背面ベース9は、収納部7との結合時に第1主面に対向する結合面及び結合面に対向する背当面を有する板状をなし、背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップ(51a、51b)を有する。第1実施形態の第2変形例に係る背嚢2000においては、第1主面に第1凸部73a及び第2凸部73b、結合面の第1凸部73a及び第2凸部73bに対応する位置に、第1凸部73a及び第2凸部73bに対応した構造の第1挿通孔93a及び第2挿通孔93bがそれぞれ設けられている。第1実施形態の第2変形例に係る背嚢2000においては、第1凸部73a及び第2凸部73bの第1挿通孔93a及び第2挿通孔93bへの貫通及び離脱により、収納部7と背面ベース9とが着脱自在である。更に、収納部7を背面ベース9に固定するための固定蓋である第1固定蓋95a及び第2固定蓋95bにより背嚢2000が構成されている。
第1実施形態の第2変形例に係る背嚢2000は、第1実施形態に係る背嚢1と各部材の結合の仕方や収納部7と背面ベース9の構造及び素材、使用方法等はほぼ同様であるが、凸部を接続する台座と台座が嵌め込まれる台座収納凹部を有しない点で、第1実施形態に係る背嚢1とは異なる。第1実施形態の第2変形例に係る背嚢2000は台座収納凹部を有しないので、背面ベース9を薄く設定することができる。
又、第1実施形態の第2変形例に係る背嚢2000は、図7及び8に示すように、収納部7と背面ベース9との固定箇所が2箇所ある点も、第1実施形態に係る背嚢1とは異なる。第2変形例に係る背嚢2000には固定箇所が2箇所あるため、第2変形例に係る背嚢2000は第1実施形態に係る背嚢1よりも移動する際の使用者由来の振動に耐えうる構造である。第1実施形態の第2変形例に係る背嚢2000は、第1実施形態に係る背嚢1より、強固にしかも安定して収納部7を固定でき、持ち運びに安心感を得ることができるという有利な効果を奏する。
第1実施形態の第2変形例に係る背嚢2000は、第1実施形態に係る背嚢1と同様、収納部7や背面ベース9をそれぞれ複数個用意しておけば、収納部7と背面ベース9を分離することによって、収納部7や背面ベース9を、それぞれ複数個用意されたうちから任意の収納部や背面ベースと交換できるように組み合わせることができる。又、例えば、収納部7や背面ベース9をそれぞれ複数個用意しておけば、第1実施形態の第2変形例に係る背嚢2000を背負ったまま、他人が収納部7を他の収納部に交換することも可能である。第1実施形態の第2変形例に係る背嚢2000は、第1実施形態に係る背嚢1と同様に、収納部7及び背面ベース9等の組み合わせにおいて多様性を有し、色や形の選択の自由度が飛躍的に拡大する。組み合わせの多様性を有することで、望みの外観の背嚢を所有したくなった際に、収納部又は背面ベースのいずれかを新たに準備(購入)するだけでよい場合があり、使用者にとって大変経済的である。
《第1実施形態の第3変形例》
図9に示すように、第1実施形態の第3変形例に係る背嚢500は、箱状の収納部100と収納部100から着脱自在の背面ベース300を備える。収納部100は、互いに対向する第1及び第2主面、第1主面の連続した3辺と、この3辺に対向する第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有する。背面ベース300は、収納部100との結合時に第1主面に対向する結合面及び結合面に対向する背当面を有する板状をなし、背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップ(51a、51b)を有する。第1実施形態の第3変形例に係る背嚢500においては、第1主面に第1凸部102a、第2凸部102b、第3凸部102c及び第4凸部102d、結合面の4つの凸部に対応する位置に、4つの凸部に対応した構造の第1挿通孔302a、第2挿通孔302b、第3挿通孔302c及び第4挿通孔302dがそれぞれ設けられている。第1実施形態の第3変形例に係る背嚢500においては、第1凸部102a、第2凸部102b、第3凸部102c及び第4凸部102dの第1挿通孔302a、第2挿通孔302b、第3挿通孔302c及び第4挿通孔302dへの貫通及び離脱により、収納部100と背面ベース300とが着脱自在である。第1凸部102a、第2凸部102b、第3凸部102c及び第4凸部102dの各先端部分には、第1固定蓋303a、第2固定蓋303b、第3固定蓋303c及び第4固定蓋303dがそれぞれ設けられている。
第1実施形態の第3変形例に係る背嚢500は、第1実施形態に係る背嚢1と各部材の結合の仕方や収納部100と背面ベース300の構造及び素材、使用方法等はほぼ同様である。しかし、第1実施形態の第3変形例に係る背嚢500は、4つの凸部を接続する台座と台座が嵌め込まれる台座収納凹部を有しない点で、第1実施形態に係る背嚢1とは異なる。第1実施形態の第3変形例に係る背嚢500は台座収納凹部を有しないので、背面ベース300を薄く設定することができる。
又、第1実施形態の第3変形例に係る背嚢500は、図9及び10に示すように、収納部100と背面ベース300との固定箇所が4箇所ある点も、第1実施形態に係る背嚢1とは異なる。第3変形例に係る背嚢500には固定箇所が4箇所あるため、第1実施形態に係る背嚢1よりも移動する際の使用者由来の振動に耐えうる構造である。第1実施形態の第3変形例に係る背嚢500は、第1実施形態に係る背嚢1より、強固にしかも安定して収納部100を固定でき、持ち運びに安心感を得ることができるという有利な効果を奏する。第1実施形態の第3変形例に係る背嚢500は、第1実施形態の第2変形例に係る背嚢2000よりも固定箇所が多いため、第1実施形態の第2変形例に係る背嚢2000よりも強固にかつ安定して収納部100を固定することができる。
第1実施形態の第3変形例に係る背嚢500は、第1実施形態に係る背嚢1と同様、収納部100や背面ベース300をそれぞれ複数個用意しておけば、収納部100と背面ベース300を分離することによって、収納部100や背面ベース300を、それぞれ複数個用意されたうちから任意の収納部や背面ベースと交換できるように組み合わせることができる。又、例えば、収納部100や背面ベース300をそれぞれ複数個用意しておけば、第1実施形態の第3変形例に係る背嚢500を背負ったまま、他人が収納部100を他の収納部に交換することも可能である。第1実施形態の第3変形例に係る背嚢500は、第1実施形態に係る背嚢1と同様に、収納部100及び背面ベース300等の組み合わせにおいて多様性を有し、色や形の選択の自由度が飛躍的に拡大する。組み合わせの多様性を有することで、望みの外観の背嚢を所有したくなった際に、収納部又は背面ベースのいずれかを新たに準備(購入)するだけでよい場合があり、使用者にとって大変経済的である。
《第1実施形態の第4変形例》
図11に示すように、第1実施形態の第4変形例に係る背嚢700は、箱状の収納部200と収納部200から着脱自在の背面ベース400を備える。収納部200は、互いに対向する第1及び第2主面、第1主面の連続した3辺と、この3辺に対向する第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有する。背面ベース400は、収納部200との結合時に第1主面に対向する結合面及び結合面に対向する背当面を有する板状をなし、背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップ(51a、51b)を有する。図11,13および19においては、図示の簡略化のため、一対のショルダーストラップ(51a、51b)は省略している。第1実施形態の第4変形例に係る背嚢700においては、第1主面に凸部(201、203)、結合面の凸部(201、203)に対応する位置に、凸部(201、203)に対応した構造の挿通孔402が設けられている。第1実施形態の第4変形例に係る背嚢700においては、凸部(201、203)の挿通孔402への貫通及び離脱により、収納部200と背面ベース400とが着脱自在である。更に第1実施形態の第4変形例に係る背嚢700は、挿通孔402を貫通した凸部(201、203)を覆う背当てパット蓋53aを備える。
第1実施形態の第4変形例に係る背嚢700は、第1実施形態に係る背嚢1と比較して、凸部(201、203)と挿通孔402の構造、それらの構造に由来した収納部200と背面ベース400との固定様式が異なる。又、第1実施形態の第4変形例に係る背嚢700は、挿通孔402を貫通した凸部(201、203)を背当面側から覆う背当てパット蓋53aを備える点も、第1実施形態に係る背嚢1とは異なる。それらの相違点以外の第1実施形態の第4変形例に係る背嚢700の他の部材や部材どうしの接続の仕方、背嚢700の使用方法等は、第1実施形態に係る背嚢1と同様である。
第1実施形態の第4変形例に係る背嚢700においては、図11及び13等に示すように、凸部(201、203)が挿通孔402を貫通し、凸部(201、203)の先端部である固定ハンドル203により、収納部200が背面ベース400へ固定される仕組みである。第4変形例に係る背嚢700においては、固定手段である固定ハンドル203による固定を解除し、凸部(201、203)を挿通孔402から抜去すると収納部200と背面ベース400が分離される。収納部200は、上部にファスナー33及びトップハンドル31、第1主面に台座202、台座202上に凸部(201、203)、凸部(201、203)の先端に固定ハンドル203を備える。
図11及び18に示すように、凸部(201、203)の先端部である固定ハンドル203は、ハンドル軸201を回転中心として、凸部(201、203)が設けられた第1主面と平行な回転面において回転自在な部材である。収納部200と背面ベース400を結合するには、固定ハンドル203を挿通孔402に通過させた後、例えば図13に示すように、ハンドル軸201を回転中心として、第1主面と平行な回転面において左右どちらかに90度程度回転させ、収納部200を背面ベース400に固定する。固定ハンドル203の回転角度は、0度及び180度以外であればいずれであっても固定可能である。ここで、固定ハンドル203の回転角度が「0度」とは、固定ハンドル203を縦長の挿通孔402に通過させた後に、固定ハンドル203を回転させない状態のことを指し、この状態においては挿通孔402を通して固定ハンドル203は抜去自在である。この「0度」の状態を基準として、回転させた際の固定ハンドル203の回転角度が定められる。固定する際の固定ハンドル203の回転角度は、固定の安定性の面からは、45〜135度の範囲が好ましい。図13に示すように、収納部200を背面ベース400に固定した後、使用者が背負った際に背中に違和感を生じさせないように、背当てパット蓋53aで固定ハンドル203と周辺を覆う。ここで、背当てパット蓋53aを背面ベース400に貼り付ける方法として、例えば、背当てパット蓋53aの四隅にネジを通す小孔を開孔し、小孔を通したネジによって背面ベース400の背当面に固定する方法を採用できる。又、面ファスナーによる固定や磁力による固定の方法等も採用することができる。
第4変形例に係る背嚢700においては、固定蓋がないことによって、固定の際に蓋を閉めるという動作が省略される。第4変形例に係る背嚢700は固定蓋がなくとも、固定ハンドル203を回転させるだけで、収納部200を背面ベース400に固定することが可能である。第4変形例に係る背嚢700においては、背嚢の収納部200又は背面ベース400を交換する際の着脱動作が、第1実施形態及び第1実施形態の第1変形例〜第3変形例よりも非常に容易となるという点で有利な効果を奏することができる。第4変形例に係る背嚢700においては、固定ハンドル203がハンドル軸201に固定されているため、固定手段である固定ハンドル203を紛失する心配もない。
背当てパット蓋53aを背当てパット53に貼り付けた状態において、使用者の快適な使用感を維持するには、背当面は平面に近い方が好ましい。即ち、図11等に示すように、背当てパット53には元から背当てパット蓋53aを収納するための浅めの凹部406が設けられていることが好ましい。背当てパット蓋53aは背当てパット53と同一素材であることが好ましいが、同一素材でなくてもよい。
第1実施形態の第4変形例に係る背嚢700においては、第1実施形態に係る背嚢1と同様、収納部200や背面ベース400をそれぞれ複数個用意しておけば、収納部200と背面ベース400を分離することによって、収納部200や背面ベース400を、それぞれ複数個用意されたうちから任意の収納部や背面ベースと交換できるように組み合わせることができる。又、例えば、収納部200や背面ベース400をそれぞれ複数個用意しておけば、第1実施形態の第4変形例に係る背嚢700を背負ったまま、他人が収納部200を他の収納部に交換することも可能である。第1実施形態の第4変形例に係る背嚢700は、第1実施形態に係る背嚢1と同様に、収納部200及び背面ベース400等の組み合わせにおいて多様性を有し、色や形の選択の自由度が飛躍的に拡大する。組み合わせの多様性を有することで、望みの外観の背嚢を所有したくなった際に、収納部又は背面ベースのいずれかを新たに準備(購入)するだけでよい場合があり、使用者にとって大変経済的である。
(第2実施形態)
図14に示すように、本発明の第2実施形態に係る背嚢1100は、箱状の収納部10と収納部10から着脱自在の背面ベース11を備える。収納部10は、互いに対向する第1及び第2主面、第1主面の連続した3辺と、この3辺に対向する第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有する。背面ベース11は、収納部10との結合時に第1主面に対向する結合面及び結合面に対向する背当面を有する板状をなし、背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップ(51a、51b)を有する。第2実施形態に係る背嚢1100においては、結合面に凸部11a、第1主面の凸部11aに対応する位置に、凸部11aに対応した構造の挿通孔10bが設けられている。第2実施形態に係る背嚢1100においては、凸部11aの挿通孔10bへの貫通及び離脱により、収納部10と背面ベース11とが着脱自在である。
第2実施形態に係る背嚢1100が第1実施形態に係る背嚢1と異なる点は、凸部とそれを貫通させる挿通孔の位置である。即ち、第2実施形態に係る背嚢1100において、凸部11aは結合面に設けられ、挿通孔(第1の挿通孔)10bは第1主面に設けられ、第1実施形態に係る背嚢1の場合と逆の構造である。凸部11aの先端部分には、凸部11aを収納部10に固定する「固定手段(第1の固定手段)」としての固定蓋(第1の固定蓋)10aが、凸部11aに脱着自在に設けられている。固定蓋10aは挿通孔10bよりも大きな外形を有し、挿通孔10bを通過できない。固定蓋10aは凸部11aと結合して、凸部11aを収納部10の内部から収納部10に固定する。固定蓋10aは、収納部10へ物品を出し入れする都合上、凸部11aと結合した際に収納部10の内部に突出し過ぎない方が好ましい。
第2実施形態に係る背嚢1100においては、収納部10に雨水等が入らないように、ゴムパッキンやそれに代わる素材のものを固定蓋10aと第1主面との間に挟んで固定しても良い。これにより、防水性を高める効果を奏する。
収納部10の背面ベース11への固定方法は、第1実施形態に係る背嚢1と同様の機構を有する部材により同様の操作で行うことができる。凸部とそれを貫通させる挿通孔の位置の相違点以外の第2実施形態に係る背嚢1100の他の部材や部材どうしの接続の仕方、背嚢1100の使用方法等は、第1実施形態に係る背嚢1と同様である。
第2実施形態に係る背嚢1100は、第1実施形態に係る背嚢1と同様、収納部10や背面ベース11をそれぞれ複数個用意しておけば、収納部10と背面ベース11を分離することによって、収納部10や背面ベース11を、それぞれ複数個用意されたうちから任意の収納部や背面ベースと交換できるように組み合わせることができる。又、例えば、収納部10や背面ベース11をそれぞれ複数個用意しておけば、第2実施形態に係る背嚢1100を背負ったまま、他人が収納部10を他の収納部に交換することも可能である。第2実施形態に係る背嚢1100は、第1実施形態に係る背嚢1と同様に、収納部10及び背面ベース11等の組み合わせにおいて多様性を有し、色や形の選択の自由度が飛躍的に拡大する。組み合わせの多様性を有することで、望みの外観の背嚢を所有したくなった際に、収納部又は背面ベースのいずれかを新たに準備(購入)するだけでよい場合があり、使用者にとって大変経済的である。
第2実施形態に係る背嚢1100によれば、固定蓋10aが収納部10の内部にあるので、第1実施形態に係る背嚢1よりも、使用者が背負ったままの状態において、他人が収納部10の交換作業をしやすい。更に、図15に示すように収納部10を背面ベース11に固定した状態において、背当面を構成する背当てパット53には固定手段等による凹凸が生じないため、使用者の使用の快適さをより高い状態とすることができる。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は、第1実施形態及び第1実施形態の第1〜第4変形例と第2実施形態等によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、第1実施形態に係る背嚢1には、後方からの視認性や交通事故などからの安全確保を考えると、LED照明パネル等を収納部3の全面又は一部に設置してもよい。それによって、昼夜間の安全性を格段に向上させることが出来る。したがって、幼児や小学生用の背嚢やランドセル等に用いても効果を奏する。
又、例えば、図1等において第1実施形態に係る背嚢1の凸部6は断面が正円の円柱状であるが、断面が楕円形の円柱状であってもよいし、その他の形状であってもよい。凸部6が断面が正円の円柱状でない場合は、凸部6を挿通孔54へ貫通させるだけで、背面ベース5に対する収納部3の回転運動を抑制することが可能である。この場合、回転運動防止のための図1等に示すような台座32や台座収納凹部55は不要となる。
更なる運用技術として、第1実施形態に係る背嚢1等は、医療従事者等のための防護服内への送風装置を搭載した背嚢としても用いることができる。第1実施形態に係る背嚢1の背面ベース5は、結合面から背当面まで貫通する第1送風ダクトを更に備え、第1送風ダクトが防護服側の対応する孔(取入口)と接続できるようにする。背面ベース5と接続する収納部3は、送風装置を動作させるためのバッテリー(リチウムイオン電池等)と、防護服内部へ送風する送風ファンと、背面ベース5への風の通り道となる第2送風ダクトを備える。第1送風ダクトと第2送風ダクトは互いに接続する。第1送風ダクトは背面ベース5の挿通孔54を利用してもよいし、挿通孔54とは別に設けてもよい。挿通孔54を利用して第1送風ダクトを設ける場合は、固定蓋52の代わりに孔の開けられた固定手段を用い、その固定手段の孔を通して防護服内部へ送風するようにしてもよい。又、挿通孔54を利用して第1送風ダクトを設ける場合は、第2送風ダクトは収納部3の凸部6を利用することとなる。凸部6には孔が設けられ、その孔は台座32及び収納部3の第1主面を貫通し、少なくとも収納部3内部に通じる。送風ファンは収納部3の内部に設けられていてもよいし、第2主面側又は他の側面に設けられていてもよい。第1送風ダクトが背面ベース5の挿通孔54を利用しない場合は、第2送風ダクトは第1送風ダクトの対応する位置に設けられることとなる。背嚢1の外部から収納部3に空気を吸い込む部分には、ウイルスの侵入を遮断する機能を有するフィルターが設けられる。防護服においては、第1送風ダクトと結合し、送風された風を防護服内部に通すためのフィルター付きの取入口が背面側に設けられ、防護服内部の空気を外部に追い出すためのフィルター付きの排出口が後頭部側等に設けられることを想定している。頭部を覆わないタイプの防護服の場合は、例えば膝裏や足元付近等に排出口を設けてもよい。排出口の数や設置位置は問わないものである。取入口よりも排出口の方の径や面積を大きく設定することで、防護服内部の空気をより逃がしやすくすることができる。第1及び第2送風ダクト、防護服の取入口及び排出口には、空気の逆流を防止すべく、逆止弁等の弁が設けられていることが好ましい。
送風装置を搭載した背嚢1を使用する際には、まず、クリーンルーム等のウイルス感染のおそれのない場所において、背嚢1を使用する医療従事者が防護服を着用した後、背面ベース5を背負い、背面ベース5の第1送風ダクトと防護服側の取入口とを接続する。次に、収納部3を背面ベース5に接続する。そして送風装置の電源を入れ、送風ファンを起動すると、防護服内部へ送風される仕組みである。防護服内部では取り入れられた風が拡散し、防護服の排出口により、内部の空気が外部に逃がされる。送風装置を使用せずに防護服を使用したい場合は、収納部3を背面ベース5から脱離させることで、送風装置の重量から解放される。送風装置を使用せずに防護服を使用する場合であって、背面ベース5の第1送風ダクトに逆止弁等の弁が設けられている場合は、背面ベース5は背負ったままで作業を行ってもよい。ウイルス等の感染拡大防止の観点から、使用の全体を通して、背面ベース5は特定の使用者専用とすべきである。又、同じくウイルス等の感染拡大防止の観点から、送風装置を使用せずに防護服を使用する場合、背面ベース5を背負ったままの方が好ましい。背面ベース5を背負ったままとすることで、再び送風装置を使用する場面において、送風ファンを搭載した収納部3の装着を直ちに行えるという利点も生じる。図1等に示す通り、背面ベース5自体は薄型で比較的軽量であるため、使用者の作業の妨げになることはほとんどない。
送風装置を搭載した背嚢1により、背嚢1を接続した防護服内部の温度及び湿度の上昇を抑制することができ、使用者本人に対するウイルス等の感染予防をしながらも、防護服の使用の快適性を保つことができる。特に、夏季の屋内外での防護服の使用の際に、送風装置を搭載した背嚢1は有効である。送風装置を搭載した背嚢1においては、使用者から最も近く、かつ、使用者の接触が最も多い背面ベース5を、特定の使用者専用とすることができ、特に他の者へのウイルス感染拡大の可能性をも大きく低減することができる。送風装置を搭載した背嚢1においては、送風ファン側のフィルターの交換等のため、送風ファンを搭載した収納部3を交換するだけで、他の者へのウイルス感染拡大を予防しながらも、直ちに防護服内部への送風を再開できる利点がある。送風装置を搭載した背嚢1においては、収納部3は物品収納にも用いることができ、例えば除染・消毒用品や予備のフィルター等を収納しておくことが可能である。勿論、送風装置は第1実施形態に係る背嚢1のみならず、他の実施形態や変形例の背嚢においても応用することができる。
更に、第1実施形態及び第1実施形態の第1〜第4変形例と第2実施形態等で説明したそれぞれの技術的思想を互いに組み合わせることも可能である。例えば、第2実施形態では、1つの凸部及び挿通孔で結合しているが、凸部及び挿通孔の数を第1実施形態の変形例と同様に複数にしても良い。収納部と背面ベースとの結合部を4隅に備えることで、より固定力と支持力が強まる。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことはもちろんである。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1、500、700、1000、1100、2000・・・背嚢
2、3、7、10、100、200・・・収納部
31・・・トップハンドル
32、202・・・台座
33・・・ファスナー
4、5、5a、9、11、300、400・・・背面ベース
51a・・・第1ショルダーストラップ
51b・・・第2ショルダーストラップ
10a、44、52、95a、95b、303a〜303d・・・固定蓋
53・・・背当てパット
53a・・・背当てパット蓋
10b、42、54、54a、93a、93b、302a〜302d、402・・・挿通孔
55、404・・・台座収納凹部
56a、56b・・・肩ベルト
57a、57b・・・下ベルト
58a、58b・・・留め具
6、11a、23、73a、73b、102a〜102d・・・凸部
24・・・ワッシャー
201・・・ハンドル軸
203・・・固定ハンドル
406・・・凹部

Claims (13)

  1. 互いに対向する第1及び第2主面、前記第1主面の連続した3辺と該3辺に対向する前記第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有し、前記第1主面に固定され、 前記第1主面から前記第2主面とは反対方向に突出する凸部を有する箱状の収納部と、
    該収納部から着脱自在の背面ベースであって、前記収納部との結合時に前記第1主面に対向する結合面及び該結合面に対向する背当面を有する板状をなし、前記背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップを有し、前記凸部に対応する位置に 、前記結合面から前記背当面にかけて貫通する、前記凸部の側面構造に対応した内壁構造 の挿通孔を有する背面ベースと、
    を備え
    記凸部前記挿通孔へ、前記側面構造が前記内壁構造に接するように貫通及び離脱 ることにより、前記収納部と前記背面ベースとが着脱自在であることを特徴とする背嚢。
  2. 互いに対向する第1及び第2主面、前記第1主面の連続した3辺と該3辺に対向する前記第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有し、前記第1主面を貫通する挿 通孔を有する箱状の収納部と、
    該収納部から着脱自在の背面ベースであって、前記収納部との結合時に前記第1主面に対向する結合面及び該結合面に対向する背当面を有する板状をなし、前記背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップを有し、前記結合面の前記挿通孔に 対応する位置に固定され、前記挿通孔の内壁構造に対応した側面構造で、前記結合面から 前記背当面の反対方向に突出する凸部を有する背面ベースと、
    を備え
    記凸部前記挿通孔へ、前記側面構造が前記内壁構造に接するように貫通及び離脱 ることにより、前記収納部と前記背面ベースとが着脱自在であることを特徴とする背嚢。
  3. 前記凸部が、前記第1主面側から見た場合の横幅及び縦幅のうち少なくとも一方が前記 凸部より大きい板状の台座を介して前記第1主面に固定され、
    前記結合面に、前記台座の厚さと前記台座の外周面の形状に対応した段差構造の台座収納凹部が設けられ、
    前記凸部を前記挿通孔に挿入した際に、前記台座が前記台座収納凹部に嵌め込まれることで、前記背面ベースに対して前記収納部が回転することを抑制することを特徴とする 求項1に記載の背嚢。
  4. 前記凸部が、前記結合面側から見た場合の横幅及び縦幅のうち少なくとも一方が前記凸 部より大きい板状の台座を介して前記結合面に固定され、
    前記第1主面に、前記台座の厚さと前記台座の外周面の形状に対応した段差構造の台座収納凹部が設けられ、
    前記凸部を前記挿通孔に挿入した際に、前記台座が前記台座収納凹部に嵌め込まれることで、前記背面ベースに対して前記収納部が回転することを抑制することを特徴とする 求項2に記載の背嚢。
  5. 前記凸部の先端に固定手段を更に備え、
    前記凸部が前記挿通孔を貫通した状態において、前記固定手段により前記収納部が前記背面ベースへ固定可能となり、
    前記固定手段による固定を解除すると、前記凸部を前記挿通孔から離脱可能にして、前記収納部の前記背面ベースからの分離を許容することを特徴とする請求項1〜4のいずれ か1項に記載の背嚢。
  6. 前記固定手段が、前記挿通孔を通過不可能な大きさであり、前記凸部の先端と脱着自在であり、
    前記固定手段を前記凸部から分離させ、前記凸部を前記挿通孔に挿入してから前記固定手段を前記凸部へ装着することで、前記背面ベースへ前記収納部を固定できることを特徴とする請求項5に記載の背嚢。
  7. 前記固定手段が、前記挿通孔を通過可能な大きさであり、前記凸部の先端に脱離不能に固定され、前記凸部が設けられた面と平行な回転面において回転自在であり、
    前記固定手段を前記挿通孔を通過させてから回転させて、前記凸部を前記挿通孔から離脱不能とすることで、前記背面ベースへ前記収納部を固定できることを特徴とする請求項5に記載の背嚢。
  8. 前記凸部及び前記挿通孔が、それぞれ複数個設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の背嚢。
  9. 複数個の収納部と、該複数個の収納部と着脱自在の背面ベースからなる背嚢セットであって、
    前記複数個の収納部のそれぞれは、互いに対向する第1及び第2主面、前記第1主面の連続した3辺と該3辺に対向する前記第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有し、前記第1主面に固定され、前記第1主面から前記第2主面とは反対方向に突出す る凸部を有する箱状の構造をなし、
    前記背面ベースは、前記複数個の収納部のいずれかとの結合時に前記第1主面に対向する結合面及び該結合面に対向する背当面を有する板状をなし、前記背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップを有し、前記凸部に対応する位置に、前記 結合面から前記背当面にかけて貫通する、前記凸部の側面構造に対応した内壁構造の挿通 孔を有し
    記凸部前記挿通孔へ、前記側面構造が前記内壁構造に接するように貫通及び離脱 ることにより、前記収納部と前記背面ベースとが着脱自在であり、前記複数個の収納部と前記背面ベースの組み合わせを任意に選択可能にしたことを特徴とする背嚢セット。
  10. 複数個の収納部と、該複数個の収納部と着脱自在の背面ベースからなる背嚢セットであって、
    前記複数個の収納部のそれぞれは、互いに対向する第1及び第2主面、前記第1主面の連続した3辺と該3辺に対向する前記第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有し、前記第1主面を貫通する挿通孔を有する箱状の構造をなし、
    前記背面ベースは、前記複数個の収納部のいずれかとの結合時に前記第1主面に対向する結合面及び該結合面に対向する背当面を有する板状をなし、前記背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップを有し、前記結合面の前記挿通孔に対応す る位置に固定され、前記挿通孔の内壁構造に対応した側面構造で、前記結合面から前記背 当面の反対方向に突出する凸部を有し、
    記凸部前記挿通孔へ、前記側面構造が前記内壁構造に接するように貫通及び離脱 ることにより、前記収納部と前記背面ベースとが着脱自在であり、前記複数個の収納部と前記背面ベースの組み合わせを任意に選択可能にしたことを特徴とする背嚢セット。
  11. 複数個の収納部と、該複数個の収納部のいずれとも着脱自在の複数個の背面ベースからなる背嚢セットであって、
    前記複数個の収納部のそれぞれは、互いに対向する第1及び第2主面、前記第1主面の連続した3辺と該3辺に対向する前記第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有し、前記第1主面に固定され、前記第1主面から前記第2主面とは反対方向に突出す る凸部を有する箱状の構造をなし、
    前記複数個の背面ベースのそれぞれは、前記複数個の収納部のいずれかとの結合時に前記第1主面に対向する結合面及び該結合面に対向する背当面を有する板状をなし、前記背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップを有し、前記凸部に対 応する位置に、前記結合面から前記背当面にかけて貫通する、前記凸部の側面構造に対応 した内壁構造の挿通孔を有し、
    記凸部前記挿通孔へ、前記側面構造が前記内壁構造に接するように貫通及び離脱 ることにより、前記収納部と前記背面ベースとが着脱自在であり、前記複数個の収納部と前記複数個の背面ベースの組み合わせを任意に選択可能にしたことを特徴とする背嚢セット。
  12. 複数個の収納部と、該複数個の収納部のいずれとも着脱自在の複数個の背面ベースからなる背嚢セットであって、
    前記複数個の収納部のそれぞれは、互いに対向する第1及び第2主面、前記第1主面の連続した3辺と該3辺に対向する前記第2主面の3辺を、それぞれ互いに接続する3側面を有し、前記第1主面を貫通する挿通孔を有する箱状の構造をなし、
    前記複数個の背面ベースのそれぞれは、前記複数個の収納部のいずれかとの結合時に前記第1主面に対向する結合面及び該結合面に対向する背当面を有する板状をなし、前記背当面の上部から下部にかけて架橋する一対のショルダーストラップを有し、前記結合面の 前記挿通孔に対応する位置に固定され、前記挿通孔の内壁構造に対応した側面構造で、前 記結合面から前記背当面の反対方向に突出する凸部を有し、
    記凸部前記挿通孔へ、前記側面構造が前記内壁構造に接するように貫通及び離脱 ることにより、前記収納部と前記背面ベースとが着脱自在であり、前記複数個の収納部と前記複数個の背面ベースの組み合わせを任意に選択可能にしたことを特徴とする背嚢セット。
  13. 前記凸部の先端に固定手段を更に備え、
    前記凸部が前記挿通孔を貫通した状態において、前記固定手段により前記収納部が前記背面ベースへ固定可能となり、
    前記固定手段による固定を解除すると、前記凸部を前記挿通孔から離脱可能にして、前記収納部の前記背面ベースからの分離を許容することを特徴とする請求項9〜12のいず れか1項に記載の背嚢セット。
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