JP6855825B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
近年、地図情報を利用したサービスまたはアプリケーションが広く提供されている。例えば、ユーザは、携帯電話の地図アプリケーションを用いて目的地までの経路を探索することができる。このようなサービスまたはアプリケーションに用いられる地図情報の様々な作成方法が提案されている。
下記の特許文献1には、上述したように、地図情報を作成するための方法が開示されている。特許文献1に開示されている地図情報の作成方法では、ユーザが携帯電話等を用いて更新された地図情報を投稿する。そして、投稿された更新情報および更新情報の真偽を判定するために用いられる情報に基づいて、地図情報が更新される。
特開2007−166161号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている地図情報の作成方法では、更新情報を投稿するユーザの主体的な行動に基づいて地図情報が作成されるため、ユーザは、地図情報の作成のために煩雑な作業を行わなければならなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユーザへの作業負担を抑えながら、地図情報の作成が可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、位置情報を取得する位置情報取得部と、ユーザに携帯される端末に設けられたセンサから得られる情報に基づいてユーザの行動に関する行動情報を算出する行動情報取得部と、前記行動情報に基づいて地理特性を算出する地理特性算出部と、前記行動情報に含まれる前記ユーザの歩行速度に関する情報およびユーザの姿勢に関する情報に基づいてユーザの感情情報を算出する感情情報算出部と、前記位置情報と前記地理特性と前記感情情報とを関連付けて記憶する記憶部と、を備える情報処理装置が提供される。
また、前記行動情報は、一般歩行に関する尤度、階段歩行に関する尤度、エスカレータに乗っていることを示す尤度、エレベータに乗っていることを示す尤度、乗り物に乗っていることを示す尤度のいずれか1つを含んでもよい。
また、前記地理特性は、傾斜の存在、階段の存在、エレベータの存在、エスカレータの存在および乗り物による移動が可能であること、のいずれか1つを含んでもよい。
また、前記感情情報算出部は、さらに前記ユーザが手を振る加速度に基づいて、前記感情情報を算出してもよい。
また、前記感情情報算出部は、前記感情情報が算出されたときの気象情報と前記感情情報を関連付けて前記記憶部に記憶させてもよい。
また、前記情報処理装置は、前記記憶部に関連付けて記憶された前記位置情報と、前記地理特性と、前記感情情報と、に基づいて、地図情報を生成する地図情報生成部をさらに備えてもよい。
また、前記記憶部は、さらに前記地理特性および前記感情情報と関連付けてユーザに関する情報を記憶し、前記地図情報生成部は、前記ユーザに関する情報が類似する複数の前記ユーザの前記位置情報と、前記地理特性と、前記感情情報と、を統合して、前記地図情報を生成してもよい。
また、前記情報処理装置は、前記ユーザの現在位置付近で検出された地理特性に関連付けられている前記ユーザの前記感情情報に関する所定の条件が満たされる場合に、前記地理特性を有するオブジェクトを経路情報として提示する情報提示部をさらに備えてもよい。
前記所定の条件は、前記ユーザの現在位置付近で検出された地理特性に関連付けられている前記ユーザの前記感情情報が所定の基準より高いことであってもよい。
前記所定の条件は、前記ユーザの現在位置付近で検出された地理特性に関連付けられている前記ユーザの前記感情情報が所定の基準より低いことであってもよい。
前記ユーザの現在位置付近で検出された地理特性に関連付けられている、前記ユーザに関する情報が類似する前記ユーザの前記感情情報に関する所定の条件が満たされる場合に、前記地理特性を有するオブジェクトを経路情報として提示する情報提示部をさらに備えてもよい。
また、前記ユーザに関する情報は、前記ユーザの属性情報、心理情報、身体情報のいずれか1つを含んでもよい。
前記地図情報生成部は、前記情報処理装置から前記ユーザが携帯する端末に送信されたメッセージで指示された特定の行動を前記ユーザが行ったことを検出したときに前記地図情報を生成してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、位置情報を取得することと、ユーザに携帯される端末に設けられたセンサから得られる情報に基づいてユーザの行動に関する行動情報を算出することと、前記行動情報に基づいて地理特性を算出することと、前記行動情報に含まれる前記ユーザの歩行速度に関する情報およびユーザの姿勢に関する情報に基づいてユーザの感情情報を算出することと、前記位置情報と前記地理特性と前記感情情報とを関連付けて記憶することと、を含む情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、位置情報を取得させ、ユーザに携帯される端末に設けられたセンサから得られる情報に基づいてユーザの行動に関する行動情報を算出させ、前記行動情報に基づいて地理特性を算出させ、前記行動情報に含まれる前記ユーザの歩行速度に関する情報およびユーザの姿勢に関する情報に基づいてユーザの感情情報を算出させ、前記位置情報と前記地理特性と前記感情情報とを関連付けて記憶させる、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、ユーザが煩雑な作業を行わずに、容易に地図情報が作成される。
本発明の実施形態による地図情報作成システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態による携帯電話の構成を示す図である。 本発明の実施形態によるウェアラブル端末の構成を示す図である。 本発明の実施形態によるサーバの構成を示す図である。 本発明の実施形態のシステムにおける行動情報の算出方法一例を示す図である。 本発明の実施形態のシステムにおける地理特性の算出方法一例を示す図である。 本発明の実施形態のシステムにおける感情情報の算出方法一例を示す図である。 本発明の実施形態のシステムにおける情報処理方法の一例を示す図である。 本発明の実施形態のシステムにおいて作成される地図情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態のシステムにおいて作成される地図情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態のシステムにおいて作成される地図情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態によるサーバの他の構成を示す図である。 本発明の実施形態のシステムにおいて提示される地図情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態のシステムにおいて提示される地図情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態のシステムにおける情報処理方法の一例を示す図である。 本発明の実施形態によるサーバのハードウェア構成を示したブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.地図情報作成システムの構成>
本発明の実施形態は、地図情報を作成する地図作成システム、特に、地理特性およびユーザの感情情報を含む地図情報を作成する地図情報作成システムに関する。以下、図1を参照して、本発明の実施形態による地図情報作成システムの構成を説明する。なお、地理特性には、後述されるように、傾斜の存在、階段の存在、エレベータの存在、エスカレータの存在および乗り物による移動が可能であること、を示す情報が含まれる。
図1は、本発明の実施形態による地図情報作成システムの構成を示す図である。図1に示されるように、本発明の実施形態による地図情報作成システムは、ユーザに所持される携帯電話100と、ユーザに装着されるウェアラブル端末200と、ネットワーク300と、サーバ400と、を含む。
本発明の実施形態による地図情報作成システムでは、携帯電話100によって位置情報が取得される。また、携帯電話100および/またはウェアラブル端末200に備えられるセンサによって、加速度、速度、角加速度、角速度などの情報が取得される。携帯電話100は、位置情報およびセンサによって取得された情報をネットワーク300を介してサーバ400に送信する。なお、図1においてウェアラブル端末200は、ユーザの腕に装着されている。しかし、ウェアラブル端末200は、ユーザの他の部位に装着されてもよい。例えば、ウェアラブル端末200は、ユーザの頭に装着されてもよい。
サーバ400では、センサから取得された情報に基づいて、後述されるユーザに関する行動情報が算出される。また、サーバ400は、算出された行動情報に基づいて地理特性およびユーザの感情情報を算出する。そしてサーバ400は、算出された地理特性および感情情報と、位置情報とを関連付けて地図情報を作成する。地図情報は、複数のユーザから取得された情報に基づいて作成された複数の地図情報を統合して作成されてもよい。
また、本実施形態の地図情報作成システムでは、ユーザに関する情報が、地図情報の作成のために用いられてもよい。ユーザに関する情報には、ユーザの属性情報、心理情報、身体情報などが含まれる。サーバ400は、ユーザに関する情報が類似する複数のユーザから取得された情報に基づいて作成された複数の地図情報を統合して、地図情報を作成してもよい。なお、ユーザに関する情報については、後述される。
また、本実施形態のシステムでは、作成された地図情報に基づいて、ユーザに推奨される経路情報が、ユーザに提示される。例えば、サーバ400は、所定の基準より高い感情情報を示す経路情報をユーザに提示する。これによってユーザは、他のユーザがポジティブな感情を有した経路を選択することができる。また、サーバ400は、所定の基準より低い感情情報を示す経路情報をユーザに提示する。これによってユーザは、他のユーザがネガティブな感情を有した経路を回避することができる。
また、ユーザに関する情報が、地図情報の作成に用いられる場合には、ユーザの好みに合った経路が提示される。例えば、運動を好むユーザには、同じく運動を好む他のユーザがポジティブな感情を有した経路が提示される。また、運動を好まないユーザには、同じく運動を好まない他のユーザがポジティブな感情を有した経路が提示される。
<2.地図情報作成システムの各情報処理装置の構成>
以上では、本実施形態の地図情報作成システムの概略について説明された。以下では、本実施形態の地図情報作成システムの各情報処理装置の構成について説明される。
(2−1.携帯電話の構成)
図2は、本実施形態の携帯電話100の構成を示す図である。本実施形態の携帯電話100は、処理部102と、第1通信部106と、第2通信部108と、センサ110と、位置情報取得部112とを備える。また処理部102には、制御部104が含まれる。
処理部102は、携帯電話100の各構成からの信号を処理する。例えば処理部102は、第1通信部106または第2通信部108から送られてくる信号の復号処理を行い、データを抽出する。また処理部102は、センサ110からの信号を処理して、加速度、速度、角加速度、角速度などの情報を取得してもよい。制御部104は、携帯電話100の各構成を制御する。例えば制御部104は、第1通信部106および第2通信部108に信号を送受信させる。また、制御部104は、センサ110を起動させる。
第1通信部106は、携帯電話100と外部ネットワークとを接続するための通信部である。第1通信部106は、例えば3GPP(Third Generation Partnership Project)または3GPP2によって規定される通信方式を用いて通信を行ってもよい。第1通信部106は、W−CDMA、LTE(Long Term Evolution)、CDMA2000などの通信方式を用いて通信を行ってもよい。なお、上述した通信方式は一例であり、第1通信部106の通信方式は、これに限られない。
第2通信部108は、ウェアラブル端末200と近距離無線によって通信を行う通信部である。第2通信部108は、例えばBluetooth(登録商標)を用いた通信を行ってもよい。また、第2通信部108は、Zigbee(登録商標)を用いた通信を行ってもよい。
センサ110は、加速度センサと、ジャイロセンサと、地磁気センサと、気圧センサと、を含む。加速度センサは、携帯電話100に加わった加速度を検出する。また、ジャイロセンサは、携帯電話100の角速度および角加速度を検出する。また、地磁気センサは、検出される地磁気に基づいて方角を検出する。また、気圧センサは、携帯電話100に対する気圧を検出する。
位置情報取得部112は、定期的に携帯電話100の位置情報を取得する。位置情報取得部112は、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System)を用いて携帯電話100の位置情報を取得してもよい。また位置情報取得部112は、セルラ通信ネットワークの基地局からの情報に基づいて携帯電話100の位置情報を取得してもよい。位置情報取得部112が取得する位置情報には、緯度および経度に関する情報が含まれる。
(2−2.ウェアラブル端末の構成)
以上では、本実施形態の携帯電話100の構成について説明された。以下では、本実施形態のウェアラブル端末200の構成について説明される。
図3は、本実施形態のウェアラブル端末200の構成を示す図である。本実施形態のウェアラブル端末200は、処理部202と、通信部206と、センサ208と、を備える。また処理部202には、制御部204が含まれる。
処理部202は、ウェアラブル端末200の各構成に対する信号を処理する。例えば処理部202は、通信部206を介して送信される信号を生成する。また処理部202は、センサ208からの信号を処理して、加速度、速度、角加速度、角速度などのデータを取得してもよい。制御部204は、ウェアラブル端末200の各構成を制御する。例えば制御部204は、通信部206に信号を送受信させる。また、制御部204は、センサ208を起動させる。
通信部206は、携帯電話100と近距離無線によって通信を行う通信部である。通信部206は、例えばBluetooth(登録商標)を用いた通信を行ってもよい。また、通信部206は、Zigbee(登録商標)を用いた通信を行ってもよい。
センサ208は、加速度センサと、ジャイロセンサと、地磁気センサと、気圧センサと、を含んでもよい。加速度センサは、ウェアラブル端末200に加わった加速度を検出する。また、ジャイロセンサは、ウェアラブル端末200の角速度および角加速度を検出する。また、地磁気センサは、検出される地磁気に基づいて方角を検出する。また、気圧センサは、ウェアラブル端末200に対する気圧を検出する。
(2−3.サーバの構成)
以上では、本実施形態のウェアラブル端末200の構成について説明された。以下では、本実施形態のサーバ400の構成について説明される。
図4は、本実施形態のサーバ400の構成を示す図である。本実施形態のサーバ400は、処理部402と、通信部404と、記憶部406と、を備える。また処理部402には、位置情報取得部408と、行動情報取得部410と、地理特性算出部412と、感情情報算出部414と、地図情報生成部416と、が含まれる。
処理部402は、サーバ400の各構成に対する信号を処理する。例えば処理部402は、通信部404を介して取得される信号を復号して、データを抽出する。また処理部402は、記憶部406からデータを読み出して、当該データを用いた処理を行う。
位置情報取得部408は、携帯電話100から送信される位置情報に基づいて、位置情報を取得する。ここで取得される位置情報には、緯度および経度に関する情報が含まれる。
行動情報取得部410は、携帯電話100および/またはウェアラブル端末200に備えられたセンサ110、208によって取得される情報に基づいて、ユーザの行動情報を取得する。行動情報には、ユーザの行動に対する確からしさを示す尤度、傾斜度、歩行速度、姿勢角度が含まれる。行動情報については、図5を用いて後述される。
地理特性算出部412は、行動情報取得部410が取得する行動情報に基づいて、地理特性を算出する。地理特性には、平地であること、傾斜の存在(例えば坂道)、階段の存在、エスカレータの存在、エレベータの存在、乗り物による移動が可能であること、が含まれる。地理特性については、図6を用いて後述される。
感情情報算出部414は、行動情報取得部410が取得する行動情報に基づいて、ユーザの感情情報を算出する。例えば感情情報は、ユーザが積極的(ポジティブ)な感情を有していること、またはユーザが消極的(ネガティブ)な感情を有していることを、数値を用いて示す。感情情報については、図7を用いて後述する。
地図情報生成部416は、位置情報取得部408によって取得された位置情報、地理特性算出部412によって算出された地理特性、感情情報算出部414によって算出された感情情報に基づいて、地図情報を生成する。具体的には、地図情報生成部416は、地理特性および感情情報を、位置情報と関連付けて地図情報を生成する。
通信部404は、有線通信または無線通信によって外部装置と通信を行う通信部である。通信部404は、例えばEthernetに準拠する通信方式を用いて通信を行ってもよい。
記憶部406は、処理部402によって利用される各種の情報を格納する。例えば記憶部406は、地図情報生成部416によって用いられる一般的な地図情報を記憶する。この一般的な地図情報には、地物種別が含まれてもよい。地物種別は、道路、線路、建物、河川、公園などを示す種別が含まれる。しかしながら、この一般的な地図情報には、上述した地理特性および感情情報は、含まれない。また、記憶部406は、上述した地理特性と、感情情報と、位置情報とを、関連付けて記憶する。
また記憶部406は、ユーザに関する情報を記憶してもよい。例えばユーザに関する情報は、ユーザの属性情報、心理情報、身体情報が含まれる。ユーザの属性情報は、ユーザの家族構成、職業、居住地、学歴などが含まれる。心理情報には、ユーザの運動に対する意欲、体力に対する自信を示す情報が含まれる。なお、心理情報は、数値を用いて示されてもよい。例えば、運動に対する意欲および体力に対する自信が高いことは、数値の「5」を用いて表されてもよい。また、運動に対する意欲および体力に対する自信が低いことは、数値の「1」を用いて表されてもよい。このように運動に対する意欲および体力に対する自信が高いほど、数値が大きくなってもよい。身体情報には、ユーザの性別、年齢、身長、歩幅、体重、血圧、病状を示す情報が含まれる。なお、ユーザに関する情報は、携帯電話100を用いて、ユーザによって登録されてもよい。
<3.各情報の取得および算出方法>
以上では、本実施形態の地図情報作成システムの各装置の構成について説明された。以下では、本実施形態の地図情報作成システムにおいて用いられる各情報の取得または算出方法について説明される。
(3−1.行動情報の取得方法)
図5は、上述した行動情報の取得方法を示す図である。図5に示されるように、行動情報取得部410は、携帯電話100および/またはウェアラブル端末200に備えらえるセンサ110、208から取得される情報を用いて、行動情報を算出する。行動情報には、図5に示されるように、「一般歩行尤度」、「階段歩行尤度」、「エスカレータ尤度」、「エレベータ尤度」、「乗り物移動尤度」、「傾斜度」、「歩行速度」、「姿勢角度」が含まれる。
一般歩行尤度は、ユーザが通常の速度で歩行している確からしさを示す。一般歩行尤度は、例えば、加速度センサによって取得される加速度の波形の特徴と、実験的に取得される人が歩行しているときの加速度の波形の特徴との一致度に基づいて算出されてもよい。加速度の波形の特徴には、加速度の波形の振幅、周期、周波数成分およびこれらの経時変化が含まれてもよい。
階段歩行尤度は、ユーザが階段を上っている、または階段を下りている確からしさを示す。階段歩行尤度は、例えば、加速度センサによって取得される加速度の波形の特徴と、実験的に取得される人が階段を使用しているときの加速度の波形の特徴との一致度に基づいて算出されてもよい。
エスカレータ尤度は、ユーザがエスカレータに乗っている確からしさを示す。エスカレータ尤度は、例えば、加速度センサによって取得される加速度の波形の特徴と、実験的に取得される人がエスカレータを使用しているときの加速度の波形の特徴との一致度に基づいて算出されてもよい。また、エスカレータ尤度は、気圧センサからの気圧の変化に関する情報に基づいて算出されてもよい。
エレベータ尤度は、ユーザがエレベータに乗っている確からしさを示す。エレベータ尤度は、例えば、加速度センサによって取得される加速度の波形の特徴と、実験的に取得される人がエレベータを使用しているときの加速度の波形の特徴との一致度に基づいて算出されてもよい。また、エレベータ尤度は、気圧センサからの気圧の変化に関する情報に基づいて算出される。
乗り物移動尤度は、ユーザが乗り物に乗って移動している確からしさを示す。乗り物移動尤度は、例えば、加速度センサによって取得される加速度の波形の特徴と、実験的に取得される人が乗り物に乗っているときの加速度の波形の特徴との一致度に基づいて算出されてもよい。
傾斜度は、ユーザの移動による上下方向の時間的傾斜または空間的傾斜の度合いを示す。時間的傾斜とは、単位時間当たりにユーザが上下に移動した大きさを示す。例えば、ユーザが、速度の速いエスカレータに乗っている場合、時間的傾斜は大きくなる。時間的傾斜は、気圧センサから取得される気圧の変化に基づいて算出される。また、空間的傾斜は、角度で表される。空間的傾斜は、気圧センサから取得される気圧の変化および加速度センサから取得される速度に基づいて算出される。なお、本実施形態において、傾斜度は、所定の閾値ごとに、大、中、小と区分されてもよい。なお、傾斜度の区分方法は、これに限られない。
歩行速度は、ユーザが歩く速度を示す。歩行速度は、例えば、加速度センサによって取得される波形に基づく、歩数および歩幅から算出される。姿勢角度は、ユーザの姿勢を示す。例えば姿勢角度は、ユーザが前傾しているほど大きくなってもよい。姿勢角度は、ユーザの頭部などに装着されるウェアラブル端末200の加速度センサ、ジャイロセンサからの情報に基づいて算出される。
(3−2.地理特性の算出方法)
以上では、行動情報の取得方法について説明された。以下では、地理特性の算出方法について説明される。図6は、地理特性の算出方法を示す図である。図6に示されるように、地理特性は、位置情報および行動情報に基づいて算出される。例えば、地点Aについて、地物種別が道路であることを示し、行動情報における尤度として、一般歩行の尤度が他の尤度に比べて最も大きく、傾斜度が0である場合、地理特性は、「平地」と推定される。
また、地点Bについて、地物種別が道路であることを示し、行動情報における尤度として、一般歩行の尤度が他の尤度に比べて最も大きく、傾斜度が小である場合、地理特性は、「坂道」と推定される。また、地点Cについて、地物種別が建物内であることを示し、行動情報における尤度として、階段歩行の尤度が他の尤度に比べて最も大きく、傾斜度が小である場合、地理特性は、「階段」と推定される。
また、地点Dについて、地物種別が建物内であることを示し、行動情報における尤度として、エスカレータの尤度が他の尤度に比べて最も大きく、傾斜度が小である(ここでの傾斜度は時間的傾斜が用いられる)場合、地理特性は、「エスカレータ」と推定される。また、地点Eについて、地物種別が建物内であることを示し、行動情報における尤度として、エレベータの尤度が他の尤度に比べて最も大きく、傾斜度が大である(ここでの傾斜度は時間的傾斜が用いられる)場合、地理特性は、「エレベータ」と推定される。
また、地点Eについて、地物種別が線路であることを示し、行動情報における尤度として、乗り物移動の尤度が他の尤度に比べて最も大きい場合、地理特性は、「乗り物移動可能」と推定される。なお、「乗り物移動可能」の地理特性は、さらに詳細に、「線路」、「車道」などに分類されてもよい。
(3−3.感情情報の算出方法)
以上では、地理特性の算出方法について説明された。以下では、感情情報の算出方法について説明される。図7は、感情情報の算出方法を示す図である。図7に示されるように、感情情報は、行動情報に基づいて算出される。例えば、感情情報は、歩行速度、姿勢角度および手を振る加速度に基づいて、算出される。
ユーザが行動しているときの感情(積極的であるか消極的であるか)が、ユーザの歩き方から推定されることは、公知である(例えば、文献名:International Journal of Social Robotics(2014) p.621−632,論文名:Recognizing Emotions Converyed by Human Grit,著者:Gentiane Venture 参照)。このような公知技術によれば、歩行速度が速く、姿勢が上向きである場合に、人はポジティブな感情を有していることが開示されている。
したがって、本実施形態では、例えば、歩行速度が所定の閾値より大きく、姿勢角度が所定の閾値よりも小さい場合(上述したように本実施形態では、姿勢角度は、ユーザが前傾しているほど大きくなると仮定される)、ユーザはポジティブな感情を有していると推定される。また、感情情報は、ユーザがどの程度ポジティブであるかを、数値を用いて示す。よって、ユーザがポジティブな感情を有していると推定される場合、感情情報は、例えば、「5」と算出される。一方、ユーザがネガティブな感情を有していると推定される場合、感情情報は、例えば、「1」と算出される。
さらに、歩行時の手の振り方からユーザの感情を推定することも可能である。したがって、ユーザの腕に装着されたウェアラブル端末200から取得される加速度(手を振る加速度)に基づいて、感情情報が算出されてもよい。例えば、手を振る加速度が大きいほど、ユーザは、ネガティブな感情を有していると推定されてもよい。つまり、手を振る加速度が大きいほど、感情情報の数値が大きく算出されてもよい。
<4.地図情報の作成方法>
以上では、本実施形態の地図情報作成システムにおいて用いられる各情報の取得または算出方法について説明された。以下では、本実施形態の地図情報作成システムにおける地図情報の作成方法について説明される。
図8は、本実施形態において地図情報を作成するために実行される処理を示すフロー図である。なお、図8のフロー図は、サーバ400で行われる情報処理方法について示す。
最初にS102において、位置情報取得部408は、携帯電話100から受信される位置情報を取得する。次にS104において行動情報取得部410は、携帯電話100および/またはウェアラブル端末200のセンサ110、208によって取得される情報に基づいて、行動情報を取得する。
S106において地理特性算出部412は、S104において取得された行動情報に基づいて、地理特性を算出する。また、S108において感情情報算出部414は、S104において取得された行動情報に基づいて、感情情報を算出する。
S110において記憶部406は、S102で取得された位置情報、S106で算出された地理特性、S108で算出された感情情報を関連付けて記憶する。そしてS112において地図情報生成部416は、S110において記憶部406に記憶された各情報に基づいて、地図情報を作成する。
S114において処理部402は、処理を終了するための指示があったか否かを判定し、指示がない場合、S102からS112の処理を繰り返す。そしてS114において、処理を終了するための指示があった場合、処理は終了する。
図9から図11は、図8のS112において作成される地図情報を示す図である。図9および図10は、複数のユーザから取得される情報に基づいて作成される地図情報を示す。つまり、図9の地図情報と、図10の地図情報は、異なるユーザからの情報に基づいて作成される。図11は、図9の地図情報と図10の地図情報を統合して作成される地図情報を示す図である。
図9から図11において、実線は、ユーザが移動した経路を示す。また、四角の枠線で囲まれた図形は、地理特性を示す。例えば、図9において、符号F1で示される図形は、「乗り物移動可能」の地理特性を示す。また、符号F2で示される図形は、「平地」の地理特性を示す。また、符号F3で示される図形は、「坂道」の地理特性を示す。また、符号F4で示される図形は、「階段」の地理特性を示す。
そして、地理特性を示す図形の上に示される数字は、感情情報を示す。このように、本実施形態において作成される地図情報は、位置情報と、地理特性と、感情情報が関連付けて作成される。
なお、図11においてP1およびP2で示される地点に関しては、図9および図10の両方の地図情報にデータがある。この場合、どちらかのユーザによって作成されたデータが優先されて、地図情報が統合されてもよい。また、感情情報に関しては、平均値が算出されて、地図情報が統合されてもよい。
以上説明されたように、本実施形態の地図情報作成システムでは、地理特性および感情情報が、位置情報と関連付けられて地図情報が作成される。また、地理特性および感情情報は、携帯電話100および/またはウェアラブル端末200の備えられるセンサ110、208からの情報に基づいて算出される。このように本実施形態の地図情報作成システムによれば、既存の地図情報には含まれない地理特性に関する情報が、位置情報と関連付けて作成される。また、本実施形態の地図情報作成システムによれば、既存の地図情報には含まれない感情情報に関する情報が、位置情報と関連付けて作成される。さらに、当該地理特性および感情情報は、携帯電話100および/またはウェアラブル端末200の備えられるセンサ110、208からの情報に基づいて、自動的に作成される。このように、本実施形態の地図情報作成システムによれば、既存の地図情報には含まれない多様な情報が位置情報と関連付けて作成される。また、本実施形態の地図情報作成システムによれば、ユーザに作業負担を与えることなく、地図情報が作成される。
また、地図情報の統合は、ユーザに関する情報に基づいて行われてもよい。例えば、ユーザに関する情報が同一であるまたは類似するユーザからの情報に基づいて作成された地図情報が統合されてもよい。具体的には、ユーザの年齢、運動に対する意欲、体力に対する自信、性別などが類似するユーザからの情報に基づいて作成された地図情報が統合されてもよい。さらに具体的に言えば、複数の50歳代のユーザから取得される情報に基づいて作成される複数の地図情報が統合されてもよい。また、さらに細かく分類される場合、複数の50歳代の男性のユーザから取得される情報に基づいて作成される複数の地図情報が統合されてもよい。なお、ユーザに関する情報は、各ユーザから取得される情報に基づいて取得される地理特性、感情情報と関連付けて記憶されてもよい。また、ユーザに関する情報は、各ユーザから取得される情報に基づいて作成される地図情報と関連付けて記憶されてもよい。このようにユーザに関する情報に基づいて地図情報の統合が行われることによって、よりユーザの属性(例えば、年齢、性別、運動意欲)に適した地図情報が作成される。
<5.経路情報の提示>
以上では、本実施形態の地図情報作成システムにおける地図情報の作成方法について説明された。以下では、作成された地図情報に基づいて、経路情報が提示される例について説明される。
図12は、本実施形態のサーバ400の構成を示す図である。図4において示されたサーバ400の構成と比較すると、図12に示されるサーバ400は、作成された地図情報に基づいて経路情報を提示する経路情報提示部418を備える点で、図4において示されたサーバ400の構成と異なる。
図13および図14は、作成された地図情報に基づいて、ユーザに提示される経路情報の例を示す図である。図13は、地図情報に含まれる感情情報に基づいて、所定の条件を満たす地理特性を有するオブジェクト(図13では階段)が、ユーザの現在位置の近くに検出された場合に、提示される経路情報を示す。
図13において、実線はユーザが移動してきた軌跡を示し、点線は、提示される経路情報の一部を示す。また、Pで示される地点は、ユーザの現在位置を示す。図13では、ユーザに提示される経路情報として、階段が示される。例えば、図13で示される階段における感情情報が所定の値よりも高い(例えば3以上)場合、ユーザが当該階段の近くを通るときに、経路情報として当該階段が提示されてもよい。このように経路情報が提示されることによって、ユーザは、ユーザに好ましい経路を認識することができる。
また、反対に、図13で示される階段における感情情報が所定の値よりも低い(例えば3より小さい値)場合、ユーザが当該階段の近くを通るときに、経路情報が提示されてもよい。このように経路情報が提示されることによって、ユーザは、ユーザに好ましくない経路を回避することができる。なお、どの程度の感情情報を有するオブジェクトが経路情報として提示されるかは、ユーザによって予め設定されてもよい。また、どの種類の地理特性を有するオブジェクトが経路情報として提示されるかは、ユーザによって予め設定されてもよい。
また、経路情報は、登録されているユーザに関する情報が一致するまたは類似する他のユーザの感情情報に基づいて、ユーザに提示されてもよい。例えば、ユーザに関する情報として、運動に対する意欲が用いられる場合について説明される。このとき、運動に対する意欲が高い他のユーザから取得された情報に基づいて作成された地図情報の感情情報が用いられてもよい。つまり、図13で示される階段における運動に対する意欲が高い他のユーザ(例えばユーザA)の感情情報が所定の値よりも高い(例えば3以上)場合、同じく運動に対する意欲が高いユーザ(例えばユーザB)が、当該階段の近くを通るときに、経路情報として当該階段が提示されてもよい。このように経路情報が提示されることによって、ユーザは、ユーザに適する経路を選択することができる。
また、ユーザに関する情報として、年齢が用いられてもよい。このとき、所定の年齢(例えば50歳代)の他のユーザから取得された情報に基づいて作成された地図情報の感情情報が用いられる。つまり、図13で示される階段における50歳代の他のユーザの感情情報が所定の値よりも高い(例えば3以上)場合、同じく50歳代のユーザが、当該階段の近くを通るときに、経路情報として当該階段が提示されてもよい。
また、反対に、登録されているユーザに関する情報が一致するまたは類似する他のユーザの感情情報が所定の値よりも低い値を示すオブジェクトが、ユーザの近くに検出された場合に、当該オブジェクト(図13では階段)がユーザに提示されてもよい。例えば、図13で示される階段における50歳代の他のユーザの感情情報が所定の値よりも低い(例えば3より小さい値)場合、同じく50歳代のユーザが、当該階段の近くを通るときに、経路情報として当該階段が提示されてもよい。このように経路情報が提示されることによって、ユーザは、ユーザに適さない経路を回避することができる。
なお、図13において、ユーザに提示される経路情報は、画像を用いて示される。しかしながら経路情報は、画像以外の情報を用いてユーザに提示されてもよい。例えば、経路情報は、メッセージで示されてもよい。このときメッセージは、例えば「この先に階段があります。」というメッセージで、ユーザに提示されてもよい。なお、このメッセージが音声でユーザに提示されてもよい。
次に図14で示される経路情報について説明される。図14において、実線はユーザが移動してきた軌跡を示し、点線は、経路情報を示す。また、Pで示される地点は、ユーザの現在位置を示す。図14では、ユーザに提示される経路情報の一例として、ユーザに好適な経路とユーザに好適ではない経路が示される。なお、ユーザに好適な経路とユーザに好適ではない経路は、異なる表示方法で提示されてもよい。例えば、表示方法は、表示される線の色が異なってもよく、表示される線の太さが異なってもよく、表示される線の種類が異なってもよい。
図14では、ユーザに好適な経路はR1で示される経路であり、ユーザに好適ではない経路はR2で示される経路である。これらの経路情報は、地図情報に含まれる感情情報に基づいて生成される。例えば、ユーザに好適な経路R1は、図11に示される地図情報において、ユーザに好適ではない経路R2に比べてより好ましい(数値が大きい)感情情報を有する経路である。
なお、上述のユーザに好適な経路およびユーザに好適ではない経路は、所定の条件を満たした場合にユーザに提示されてもよい。例えば、経路に含まれる感情情報の全てが所定の値以上(例えば3以上)であるときに、ユーザに好適な経路として経路情報がユーザに提示されてもよい。また、反対に、経路に含まれる感情情報の全てが所定の値より小さい(例えば3より小さい)ときに、ユーザに好適ではない経路として経路情報がユーザに提示されてもよい。
また、経路に含まれる感情情報の平均が所定の値以上(例えば3以上)であるときに、ユーザに好適な経路として経路情報がユーザに提示されてもよい。また、反対に、経路に含まれる感情情報の平均が所定の値より小さい(例えば3より小さい)ときに、ユーザに好適ではない経路として経路情報がユーザに提示されてもよい。このように経路情報が提示されることによって、ユーザは、ユーザに適する経路を選択することができる。
なお、ユーザに好適な経路およびユーザに好適ではない経路は、上述したように、登録されているユーザに関する情報が一致するまたは類似する他のユーザの感情情報に基づいて、ユーザに提示されてもよい。
図15は、経路情報がユーザに提示される場合に、サーバ400で行われる情報処理を示す図である。最初にS202において、経路情報提示部418は、情報提示のタイミングを検出する。ここで、情報を提示するためのタイミングは、ユーザに好適な感情情報を有するオブジェクトまたは経路を検出したタイミングであってもよい。また、情報を提示するためのタイミングは、ユーザが交差点などの分岐点に位置したタイミングであってもよい。
次にS204において、経路情報提示部418は、ユーザに提示する経路情報を生成する。当該経路情報は、上述したように、地図情報に含まれる感情情報に基づいて生成される。そして、S206において、経路情報提示部418は、S204で生成された経路情報をユーザに提示する。ここで提示される経路情報は、画像情報であってもよく、音声情報であってもよい。
S208において経路情報提示部418は、処理を終了するための指示があったか否かを判定し、指示がない場合、S202からS206の処理を繰り返す。そしてS208において、処理を終了するための指示があった場合、処理は終了する。
<6.変形例>
以上では、本実施形態の地図情報作成システムについて説明された。以下では、本実施形態の地図情報作成システムの変形例について説明される。
(6−1.第1の変形例)
第1の変形例では、ユーザは、システムによって特定の行動を行うように指示される。例えばサーバ400は、ユーザに特定の行動を行うように促すメッセージを携帯電話100に送信する。そしてサーバ400の地図情報生成部416は、指示された特定の行動を検出したときに、地図情報を作成してもよい。
指示される特定の行動は、例えば、「ユーザは、今から階段を利用すること」または「ユーザは、今から20分間早歩きをすること」などである。このように地図情報が作成されることによって、ユーザの特定の行動に適した地図情報が作成される。
(6−2.第2の変形例)
第2の変形例では、気象情報が、感情情報と関連付けて記憶される。人は、悪天候である場合、消極的(ネガティブ)な感情となると想定される。したがって、感情情報が算出されるときの気象情報が、位置情報および感情情報と関連付けて記憶されてもよい。そして、悪天候であるときに取得された感情情報を用いずに、地図情報が作成されてもよい。このように地図情報が作成されることによって、気象条件を考慮した地図情報が作成される。
<7.ハードウェア構成>
以下では、図16を参照しながら、本開示の実施形態に係るサーバ400のハードウェア構成について、詳細に説明する。図16は、本開示の実施形態に係るサーバ400のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
サーバ400は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、を備える。また、サーバ400は、更に、ホストバス907と、ブリッジ909と、外部バス911と、インターフェース913と、入力装置915と、出力装置917と、ストレージ装置919と、ドライブ921と、接続ポート923と、通信装置925とを備える。
CPU901は、中心的な処理装置及び制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、又はリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、サーバ400内の動作全般又はその一部を制御する。なお、CPU901は、処理部402の機能を有してもよい。ROM903は、CPU901が利用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM905は、CPU901が利用するプログラムや、プログラムの実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ及びレバーなどユーザが操作する操作手段である。また入力装置915は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。ユーザは、この入力装置915を操作することにより、サーバ400に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置917は、取得した情報をユーザに対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置及びランプなどの表示装置や、スピーカ及びヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなどがある。出力装置917は、例えば、サーバ400が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、サーバ400が行った各種処理により得られた結果を、テキスト又はイメージで表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
ストレージ装置919は、サーバ400の記憶部406の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置919は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置919は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、及び外部から取得した各種データなどを格納する。
ドライブ921は、記録媒体用リーダライタであり、サーバ400に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体927は、例えば、DVDメディア、HD−DVDメディア、Blu−ray(登録商標)メディア等である。また、リムーバブル記録媒体927は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、フラッシュメモリ、又は、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等であってもよい。また、リムーバブル記録媒体927は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)又は電子機器等であってもよい。
接続ポート923は、機器をサーバ400に直接接続するためのポートである。接続ポート923の一例として、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート等がある。接続ポート923の別の例として、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)ポート等がある。この接続ポート923に外部接続機器929を接続することで、サーバ400は、外部接続機器929から直接各種データを取得したり、外部接続機器929に各種データを提供したりする。
通信装置925は、例えば、通信網931に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。通信装置925は、例えば、有線又は無線LAN(Local Area Network)、又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード等である。また、通信装置925は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は、各種通信用のモデム等であってもよい。この通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。また、通信装置925に接続される通信網931は、有線又は無線によって接続されたネットワーク等により構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信又は衛星通信等であってもよい。
<8.むすび>
以上説明したように、本実施形態の地図情報作成システムでは、地理特性および感情情報が、位置情報と関連付けられて地図情報が作成される。また、地理特性および感情情報は、携帯電話100またはウェアラブル端末200に備えられるセンサ110、208からの情報に基づいて算出される。このように、本実施形態の地図情報作成システムによれば、既存の地図情報には含まれない多様な情報が位置情報と関連付けて作成される。また、本実施形態の地図情報作成システムによれば、ユーザに作業負担を与えることなく、地図情報が作成される。
また、地図情報は、ユーザに関する情報と関連付けて作成される。このように地図情報が作成されることによって、類似する属性を有するユーザに適した経路が提示される。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、図13および図14において経路情報を提供する際に、合せて他の情報がユーザに提示されてもよい。例えば、休憩できる場所(例えば公園)があることが、ユーザに提示されてもよい。
また、上述した例では、行動情報取得部410は、「一般歩行」、「階段歩行」、「エスカレータ」、「エレベータ」、「乗り物移動」に関する尤度を算出した。しかし行動情報取得部が算出する尤度は、これらに限られない。例えば、行動情報取得部410は、「ランニング」、「自転車」に関する尤度を算出してもよい。また、地理特性算出部412は、「緩やかな坂道」、「急な坂道」などのさらに詳細な地理特性を算出してもよい。
また、上述した例では、行動情報には、ユーザの行動に対する確からしさを示す尤度が含まれた。しかしながら尤度が算出される代わりに、行動情報取得部410は、「一般歩行」、「階段歩行」、「エスカレータ」、「エレベータ」、「乗り物移動」のいずれの行動が、最も適当かを判定しもよい。行動の判定方法は、従来の公知の技術を用いて行われてもよい。例えば、行動の判定は、加速度センサの波形の統計的な特徴に基づいて、特徴量ベクトル空間においてK近傍法を適用して行われてもよい。
なお、上述した例では、行動情報、地理特性、感情情報が、サーバ400によって取得または算出された。しかしながら、これらの情報は、携帯電話100によって取得または算出されてもよい。つまり、携帯電話100は、本実施形態における行動情報取得部410、地理特性算出部412、感情情報算出部414の機能を有してもよい。また、携帯電話100は、地図情報生成部416の機能を有してもよい。
また、上述した例では、本実施形態において地図情報を作成するために携帯電話100が用いられる例が説明された。しかし、携帯電話100の代わりとして、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、PDA、車載デバイスなどの情報処理装置が用いられてもよい。
また、サーバ400に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述したサーバ400の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
100 携帯電話
102 処理部
104 制御部
106 第1通信部
108 第2通信部
110 センサ
112 位置情報取得部
200 ウェアラブル端末
202 処理部
204 制御部
206 通信部
208 センサ
300 ネットワーク
400 サーバ
402 処理部
404 通信部
406 記憶部
408 位置情報取得部
410 行動情報取得部
412 地理特性算出部
414 感情情報算出部
416 地図情報生成部
418 経路情報提示部

Claims (15)

  1. 位置情報を取得する位置情報取得部と、
    ユーザに携帯される端末に設けられたセンサから得られる情報に基づいてユーザの行動に関する行動情報を算出する行動情報取得部と、
    前記行動情報に基づいて地理特性を算出する地理特性算出部と、
    前記行動情報に含まれる前記ユーザの歩行速度に関する情報およびユーザの姿勢に関する情報に基づいてユーザの感情情報を算出する感情情報算出部と、
    前記位置情報と前記地理特性と前記感情情報とを関連付けて記憶する記憶部と、を備える情報処理装置。
  2. 前記行動情報は、一般歩行に関する尤度、階段歩行に関する尤度、エスカレータに乗っていることを示す尤度、エレベータに乗っていることを示す尤度、乗り物に乗っていることを示す尤度のいずれか1つを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記地理特性は、傾斜の存在、階段の存在、エレベータの存在、エスカレータの存在および乗り物による移動が可能であること、のいずれか1つを含む、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記感情情報算出部は、さらに前記ユーザが手を振る加速度に基づいて、前記感情情報を算出する、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記感情情報算出部は、前記感情情報が算出されたときの気象情報と前記感情情報を関連付けて前記記憶部に記憶させる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記記憶部に関連付けて記憶された前記位置情報と、前記地理特性と、前記感情情報と、に基づいて、地図情報を生成する地図情報生成部をさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記記憶部は、さらに前記地理特性および前記感情情報と関連付けてユーザに関する情報を記憶し、
    前記地図情報生成部は、前記ユーザに関する情報が類似する複数の前記ユーザの前記位置情報と、前記地理特性と、前記感情情報と、を統合して、前記地図情報を生成する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記ユーザの現在位置付近で検出された地理特性に関連付けられている前記ユーザの前記感情情報に関する所定の条件が満たされる場合に、前記地理特性を有するオブジェクトを経路情報として提示する情報提示部をさらに備える、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記所定の条件は、前記ユーザの現在位置付近で検出された地理特性に関連付けられている前記ユーザの前記感情情報が所定の基準より高いことである請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記所定の条件は、前記ユーザの現在位置付近で検出された地理特性に関連付けられている前記ユーザの前記感情情報が所定の基準より低いことである、請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 前記ユーザの現在位置付近で検出された地理特性に関連付けられている、前記ユーザに関する情報が類似する前記ユーザの前記感情情報に関する所定の条件が満たされる場合に、前記地理特性を有するオブジェクトを経路情報として提示する情報提示部をさらに備える、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記ユーザに関する情報は、前記ユーザの属性情報、心理情報、身体情報のいずれか1つを含む、請求項7に記載の情報処理装置。
  13. 前記地図情報生成部は、前記情報処理装置から前記ユーザが携帯する端末に送信されたメッセージで指示された特定の行動を前記ユーザが行ったことを検出したときに前記地図情報を生成する、請求項6に記載の情報処理装置。
  14. 位置情報を取得することと、
    ユーザに携帯される端末に設けられたセンサから得られる情報に基づいてユーザの行動に関する行動情報を算出することと、
    前記行動情報に基づいて地理特性を算出することと、
    前記行動情報に含まれる前記ユーザの歩行速度に関する情報およびユーザの姿勢に関する情報に基づいてユーザの感情情報を算出することと、
    前記位置情報と前記地理特性と前記感情情報とを関連付けて記憶することと、
    を含む情報処理方法。
  15. コンピュータに、
    位置情報を取得させ、
    ユーザに携帯される端末に設けられたセンサから得られる情報に基づいてユーザの行動に関する行動情報を算出させ、
    前記行動情報に基づいて地理特性を算出させ、
    前記行動情報に含まれる前記ユーザの歩行速度に関する情報およびユーザの姿勢に関する情報に基づいてユーザの感情情報を算出させ、
    前記位置情報と前記地理特性と前記感情情報とを関連付けて記憶させる、プログラム。

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