JP6855116B2 - 落下防止構造 - Google Patents

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本発明は、トンネル内に設置された照明装置の落下を防止するための落下防止構造に関するものである。
天井や壁面上部などの高い位置に取り付けられる照明装置は、取り付け部材の劣化や破損により取り付け位置から外れて落下した場合、重大な事故を引き起こす可能性が高い。そこで、照明装置、或いは照明装置の構成部材が落下することを防止するための様々な手法が提案されている。
例えば、特開2011−113824には、照明灯の外周に被せ、照明灯取付け本体に装着することで、ソケットから外れた照明灯の落下を防止できる照明灯落下防止具が提案されている。
また、特開2014−229380には、落下防止装置は、機器が取り付けられた天井または壁と機器との間を連結するワイヤーを備えた落下防止装置が開示されている。
そして、トンネル内に設置される照明装置についても、劣化や破損による取り付け位置からの落下を防止するため、照明装置が取り付けられた壁面と照明装置との間をステンレスワイヤで連結する措置が取られている。
特開2011−113824 特開2014−229380
トンネル内に設置される照明装置は重量が大きく、また、照明装置の下側では車両が高速で走行していることから、落下した場合には重大な事故につながるおそれがある。そこで、照明装置の落下を確実に防止するための措置として、2本のステンレスワイヤの各々が、照明装置の異なる位置の外周に巻き回して取り付けられている。
そのため、照明灯の交換など、内部を開放する必要のある作業を行う場合、落下防止のためのステンレスワイヤを一度切断し、蓋部材を取り外すなどの内部の開放が可能な状態とし、更に作業を終えた後に、新たなステンレスワイヤを取り付け、照明装置と壁面を連結する必要があった。
そして、このようなステンレスワイヤの交換作業が、トンネル内に設置された照明装置の維持補修作業に要する時間を長くし、また、維持補修のコストを大きくする問題があった。
更に、照明装置の外周に巻き回して取り付けたステンレスワイヤにより照明装置と壁面を連結する構造では、照明装置の外周に巻いたステンレスワイヤの端部をステンレスワイヤの別の部位に接合する作業が必要となる。そして、ステンレスワイヤとは別に寸法の小さい接合部材が用いられるが、寸法の小さい部材は紛失されやすく、しかも、紛失されたまま放置されると、車両のパンク事故を引き起こすおそれがある。そのため、ステンレスワイヤの接合作業には、部材の慎重な取り扱いや、作業終了後の部材紛失の有無の確認が必要となり、この点においても、作業に要する時間が長くなり、維持補修コストが大きくなる問題があった。
更にまた、照明装置の外周に巻き回して取り付けたステンレスワイヤにより照明装置と壁面を連結する構造では、点検作業において点検を要する部位が多くなり、この点においても、作業に要する時間が長くなり、維持補修コストが大きくなる問題があった。
更にまた、照明装置の筐体がステンレス以外の金属製である場合、その筐体の外周にステンレスワイヤを巻き回して取り付けることにより、異種金属の接触による電蝕を引き起こすおそれがあった。そのため、照明装置の落下防止に必要とされる性能を維持するために、点検部位が増えることになり、場合によっては交換を要することになり、この点においても、維持補修コストが大きくなる問題があった。
そこで、本発明は、トンネル内に設置される照明装置の維持補修作業を容易に行うことを可能とする落下防止構造を提供することを目的とする。
本発明に係る落下防止構造は、保持部材と、支持部材と、吊り部材を備える。
前記保持部材は、トンネル内の壁面に前記壁面から間隔を空けて設置された照明装置の上部に圧着し前記照明装置の厚み寸法よりも長い第一保持部と、前記照明装置の下部に圧着し前記照明装置の厚み寸法よりも長い第二保持部と、前記照明装置の前面に配置され前記第一保持部と前記第二保持部を連結する連結部を有する。
前記支持部材は、前記第一保持部の、前記照明装置の平面視で照明装置の背面から前記壁面に向かって突出した部分に設けられた、前記第一保持部を厚さ方向に貫通する領域に挿通され、前記照明装置の高さ寸法よりも長く、下側に配置される端部が前記第二保持部に係合する。
前記吊り部材は、一方の端部が前記壁面に固定され、前記壁面に固定されていない端部が前記支持部材の上端部に係合する。
前記連結部は平行する一組の線材で構成され、前記第一保持部及び前記第二保持部は前記連結部を挟んで向かい合い前記連結部に対し所定の角度で起立するものであってもよい。
前記第二保持部は、前記照明装置の幅方向に分割され、前記照明装置の背面から前記壁面に向かって突出した部分が、前記支持部材を介して連結されるものであってもよい。
前記吊り部材は、中央に配置された本体部材と、前記本体部材の長さ方向の両端の各々に螺合する係止部材で構成され、前記係止部材は前記本体部材に対し前記長さ方向に進退し、前記本体部材に螺合していない先端部は、一重の螺旋を介して前記長さ方向と直交する方向に延伸するものであってもよい。
前記保持部材と前記支持部材の表面は、非金属の塗装で覆われていてもよい。
本発明によれば、保持部材、支持部材及び吊り部材が照明装置に取り付けられた状態において、照明装置が取り付け部材の劣化や破損により壁面から脱落した場合には第一保持部と第二保持部が照明装置を保持し、また、第一保持部と第二保持部は支持部材と吊り部材を介し壁面から吊り下げられた状態を維持するため、照明装置の落下を防止することができる。
また、保持部材を照明装置に被せ、支持部材を照明装置の背面側で第一保持部に挿通し第二保持部に係合させ、壁面に一端が固定された保持部材に支持部材を取り付けることにより、照明装置に取り付けることができる。従って、ステンレスワイヤどうしの接合を要することなく、部材を組み立てるのみの簡単な作業で、照明装置が壁面に連結された状態にすることができる。
一方、照明灯の交換など、照明装置の内部を開放する必要のある作業を行う場合には、吊り部材を支持部材から外し、支持部材と第二保持部の係合を解除し、支持部材を保持部材から引き抜き、保持部材を照明装置の前面側に引っ張ることで、照明装置から取り外すことができる。そして、照明装置の内部開放が可能な状態にすることができる。
照明装置から取り外された保持部材と支持部材は、上記の手順で、再び照明装置に取り付けることにより、照明装置が壁面に連結された状態に戻すことができる。従って、照明装置の内部を開放する必要のある作業を行う都度、照明装置と壁面の連結部材を新しいものに交換する必要がない。また、ステンレスワイヤどうしの接合を要さない、部材の分解と組み立てのみの簡単な作業で、照明装置が壁面に連結された状態に戻すことができる。
更に、照明装置の落下を防止する際に力が作用する部位が限定されるため、点検作業において点検を要する部位を減らすことができる。
従って、本発明によれば、トンネル内に設置される照明装置の維持補修作業を容易に行うことが可能となる。
保持部材、支持部材及び吊り部材の形状や材質は、照明装置の形状や使用環境を考慮して適宜決めることができるが、連結部は平行する一組の線材で構成し、第一保持部及び第二保持部は連結部を挟んで向かい合い連結部に対し所定の角度で起立させたものが好ましい。
この形態によれば、照明光を減光させることなく、照明装置の前面に連結部を配置することができる。また、第一保持部と第二保持部が接近する方向に弾発力が働くため、保持部材を照明装置に取り付ける際にその弾発力を利用し、照明装置に保持部材を仮止めでき、取り付け作業をより容易に行うことができる。
第二保持部は、照明装置の幅方向に分割され、照明装置の背面から壁面に向かって突出した部分が、支持部材を介して連結されるものが好ましい。
この形態によれば、照明装置の電源ケーブルが背面から下方に延伸している場合でも、第二保持部を左右に開き、電源ケーブルの影響を受けることなく照明装置の下部に圧着させることができ、取り付け作業をより容易に行うことができる。なお、分割された第二保持部は、照明装置に取り付けられた状態において、支持部材を介して連結されるため、照明装置の落下を防止する機能を損なうこともない。
吊り部材は、中央に配置された本体部材と、本体部材の長さ方向の両端の各々に螺合する係止部材で構成され、係止部材は本体部材に対し長さ方向に進退し、本体部材に螺合していない先端部は、一重の螺旋を介して長さ方向と直交する方向に延伸するものが好ましい。
この形態によれば、係止部材の先端部を、環状となっている部位、或いは、板材の貫通孔が設けられた縁近傍の部位に容易に係合させることができる。また、照明装置が落下した際に全体が大きく揺さぶられた状態になった場合であっても、本体部材の長さ方向と直交する方向に延伸する先端部が係合部分の回転を規制するため、係合が解除されることを防ぐことができる。従って、照明装置の落下を防止する機能を損なうことなく、作業を容易にすることができる。
また、支持部材に係合する際には、長い状態としておくことで、支持部材に対する可動領域を広げることができるので、支持部材への係合作業を容易に行うことができる。そして、支持部材へ係合された状態で短くすることにより、吊り部材と支持部材の長さ方向に働く力(張力)を高め、支持部材と第二保持部の係合を強めることができる。従って、支持部材と第二保持部を係合させる作業工程、及び、支持部材と吊り部材を係合させる作業工程のいずれにおいても、係合が強められていない状態が許容されるため、作業をより容易に行うことができる。
保持部材と支持部材の表面は非金属の塗装で覆うことが好ましく、この塗装により、保持部材と支持部材が照明装置の部材を傷つけることを防止できるとともに、照明装置の筐体との接触による電蝕を防止することができる。従って、点検作業において点検を要する手間や時間の低減を図ることができる。
なお、塗装を形成する材質は、保持部材及び支持部材の材質との適合性等を考慮し適宜決めることができるが、車両の排ガスの晒される環境に必要な耐候性を備えるものが好ましい。また、電蝕防止を要する場合は、非金属であることが好ましい。
落下防止構造を照明装置の正面側から示す写真である。 落下防止構造の側面図である。 保持部材の斜視図である。 係止部材の先端部を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
図1〜4を参照しながら、本発明に係る落下防止構造の実施形態について説明する。なお、図2においては、構成をより明確に表現するための便宜上、壁面及び壁面に設けられた固定部の図示は省略されている。また、大きさの相関が他の図面と一致していない部分がある。
この実施形態において、落下防止の対象となる照明装置1は、前面部材11と背面部材12が分離可能に連結された筐体を有する。また、筐体の内部には、照明灯13と、図示しない回路基板が配置されている。
前面部材11は、照明灯13の正面に配置される部位が線材で形成され、照明灯13から発した光を減光しないものとなっている。また、前面部材11の上側に配置される面は、背面部材12の上側に配置される面と、蝶番を介して連結され、必要に応じて照明装置1の内部を開放できるものとなっている。
背面部材12には、ボルト挿通孔を有する支持片14が設けられ、照明装置1を取り付ける壁面に設けられた固定部5にボルトで固定されている。なお、固定部5は、壁面に対し所定の高さ起立しているため、照明装置1は、壁面に対し、固定部5の高さ寸法の間隔を空けて設置されることになる。
照明装置1の外周には、保持部材2が嵌め込み固定されている。
保持部材2は、一本の線材で構成されている。保持部材2を構成する線材は、図3に示すように、線材の中央において「く」の字形に折り曲げられた第一屈曲部2aを有する。また、第一屈曲部2aから線材の端部方向に所定長さ離れた部位において第一屈曲部2aをなす二線の双方と直交する方向に折り曲げられた第一起立部2bを有する。なお、第一起立部2bは、第一屈曲部2aから両端方向に同じ長さ離れた2か所に形成され、どちらの部位においても、同じ方向に折り曲げられている。
保持部材2を構成する線材は、更に、第一起立部2bから線材の端部方向に所定長さ離れた部位において、第一屈曲部2aをなす二線の一方と平行する方向に折り曲げられた第二起立部2cを有する。なお、第二起立部2cは、2つの第一起立部2a、2aの夫々から同じ長さ離れた2か所に形成され、2つの第二起立部2c、2cは夫々、線材の端部どうしが近付く方向に折り曲げられている。
保持部材2を構成する線材は、更にまた、第二起立部2cから線材の端部方向に所定長さ離れた部位において、第一屈曲部2aから離れる方向に折り曲げられた第二屈曲部2dを有する。なお、第二屈曲部2dは、2つの第二起立部2c、2cの夫々から同じ長さ離れた2か所に形成されている。
第一起立部2b及び第二起立部2cにおける折り曲げ角度αは鋭角とされている。そして、第一屈曲部2aと第二屈曲部2dが接近する方向に弾発力が働くものとなっている。
この実施形態において、保持部材2を構成する線材にはφ8mmのSUS404が採用され、折り曲げ角度αは85度とされている。ただし、折り曲げ角度αの大きさに制限はなく、保持部材2を構成する線材の材質や形状、および照明装置1の形状などを考慮し、適宜決めることができる。例えば、φ6mmのSUS404を使用する場合、折り曲げ角度αは80度とすることが好ましい。
また、この実施形態において、保持部材2を構成する線材には、ポリアミド11の塗装が施されている。そして、この塗装により、保持部材2が照明装置1の部材を傷つけることを防止するとともに、照明装置1の筐体との接触による電蝕を防止するものとなっている。
塗装を形成する材質は、保持部材2を構成する線材との適合性等を考慮し適宜決めることができるが、車両の排ガスの晒される環境に必要な耐候性を備えるものが好ましい。また、電蝕防止も塗装の目的であることから、非金属であることが好ましい。
なお、保持部材2を構成する線材の材質に制限はなく、照明装置1の重量や形状、使用環境などを考慮し、機械強度や耐候性など、必要な性状を有するものを適宜採用することができる。
保持部材2は、第一屈曲部2aが上に、第二屈曲部2dが下に配置される方向で、照明装置1の外周に嵌め込み固定されている。そして、第一起立部2b、2bの間の第一屈曲部2aを含む部位が本発明の第一保持部として機能し、第二起立部2cより先端側の第二屈曲部2dを含む部位が本発明の第二保持部として機能する。以下の説明では、これらの部位を夫々、第一保持部21、第二保持部22とする。
保持部材2が照明装置1に嵌め込み固定された状態において、第一起立部2bと第二起立部2cの間の直線部位は、照明装置1の前面部材11の表面に配置され、本発明の連結部として機能する。以下の説明では、第一起立部2bと第二起立部2cの間の直線部位の一組を連結部23とする。
第一保持部21及び第二保持部22の、連結部23に対し起立する高さは、照明装置1の厚み寸法より大きくなっている。そして、第一保持部21及び第二保持部22の先端突部は、照明装置1に嵌め込み固定された状態の平面視において、照明装置1の背面から壁面に突出した状態となっている。
第一保持部21の、照明装置1の背面から壁面方向に突出した部分は、本発明の、第一保持部21を厚さ方向に貫通する領域(以下、貫通領域24とする)となる。そして、貫通領域24には、支持部材3が挿通されている。
支持部材3は、保持部材2と同様に一本の線材で構成されている。線材の一端部は折り曲げられ鉤状をなし、第二保持部22との係合部31として機能するものとなっている。係合部31は、図3の想像線で示すように、第二保持部22の2つの第二屈曲部2d、2dが密着した状態で、2つの第二屈曲部2d、2dの双方に掛けることで、第二保持部22を第二屈曲部2dにおいて連結させながら、第二保持部22に係合させることができる。
なお、係合部31が第二保持部22に係合した状態では、係合部31の先端部と、第二保持部22の第二屈曲部2dより先端側の部位が、夫々反対方向に延伸するため、双方の係合は解除され難いものとなっている。
この実施形態において、支持部材3を構成する線材には、保持部材2と同様に、φ8mmのSUS404が採用されている。そして、保持部材2と同様に、ポリアミド11の塗装が施されている。
支持部材3を構成する線材の材質は、保持部材2と同様に、照明装置1の重量や形状、使用環境などを考慮し、機械強度や耐候性など、必要な性状を有するものを適宜採用することができる。なお、保持部材2は、照明装置1に対する着脱ができる程度の可撓性が必要とされるが、支持部材3は照明装置1に直接着脱するものではないため、可撓性が低いものとなってもよい。
支持部材3を構成する線材の、係合部31をなす端部と反対の端部は環状部32となっている。そして、環状部32には、吊り部材4の一端が取り付けられている。
吊り部材4は、中央に配置される本体部材41と、本体部材41の両端に配置される一対の係止部材42、42で構成されている。係止部材42は、本体部材41の長さ方向の両端の各々に螺合し、本体部材41に対し長さ方向に進退自在となっている。また、係止部材42の本体部材41に螺合していない先端部42aは、図4に示すように、一重の螺旋42bを介して、本体部材41の長さ方向と直交する方向に延伸している。
この実施形態の吊り部材4には、公知のターンバックルの両端部を加工したものが採用されている。ただし、係止部材42の先端部の形状は、照明装置1の落下を防止するために必要な部材間の係合を維持できるものであれば、公知の係合構造を使用してもよい。
吊り部材4の、支持部材3に取り付けられていない端部は、壁面に設けられた固定部6に取り付けられている。固定部6は、壁面に突設された板材で、縁片近傍に貫通孔が設けられている。そして、吊り部材4の端部は、この貫通孔に挿通されている。
この落下防止構造では、保持部材2及び支持部材3を照明装置1から取り外すことにより、照明装置1の内部開放が可能な状態とすることができる。保持部材2及び支持部材3の取り外すには、まず、吊り部材4の本体部材41を回転させ、吊り部材4の全体を長くする。そして、支持部材3に対する吊り部材4の端部の可動領域を広げ、吊り部材4の端部を支持部材3から取り外す。
吊り部材4を支持部材3から取り外したら、続いて、支持部材3を下方に移動させ、支持部材3の係合部31と保持部材2の第二保持部22との係合を解除する。そして、支持部材3を上方に引き上げ、保持部材2から引き抜く。
支持部材3が引き抜かれた状態の保持部材2は、照明装置1の前面方向に引き抜くことにより、照明装置1から取り外すことができる。
照明装置1から取り外された保持部材2及び支持部材3は、再び照明装置1に取り付け、照明装置1が壁面に連結された状態に戻すことができる。取り付ける手順は、上記の取り外す手順と逆になる。
まず、保持部材2を照明装置1の前面から、第一保持部21が上に、第二保持部22が下に配置される向きで取り付ける。このとき、第一保持部21と第二保持部22が接近する方向に働く弾発力を利用することで、保持部材2を照明装置1に仮止めすることができる。そのため、後の作業を行うための保持部材2を支持する手間を省くことができる。
また、保持部材2の第二保持部22は、照明装置1の幅方向に分割されているため、照明装置1の電源ケーブルが背面から下方に延伸している場合には、第二保持部22を左右に開くことにより、電源ケーブルの影響を受けることなく照明装置1の下部に圧着させることができる。
保持部材2を照明装置1に取り付けたら、続いて、支持部材3の係合部31を第一保持部21の貫通領域24に通す。そして、第二保持部22の2つの第二屈曲部2d、2dが密着した状態で、2つの第二屈曲部2d、2dの双方に係合部31を掛け、第二保持部22と係合部31が係合した状態とする。
支持部材3を保持部材2に係合させたら、続いて、吊り部材4を支持部材3の環状部32に係合させる。このとき、吊り部材4は、長い状態としておき、支持部材3に対する可動領域を広げておく。
吊り部材4を支持部材3に係合させたら、吊り部材4の本体部材41を回転させ短くし、吊り部材4と支持部材3の長さ方向に働く力(張力)を高める。そして、照明装置1の落下を防止するために必要な支持部材3と保持部材2の係合を維持するために十分な係合強さとする。
なお、照明装置1が新設されたものである場合でも、上記再取り付け作業と同じ手順で取り付ければよい。
1 照明装置
2 保持部材
2a 第一屈曲部
2b 第一起立部
2c 第二起立部
2d 第二屈曲部
3 支持部材
4 吊り部材
5、6 固定部
11 前面部材
12 背面部材
13 照明灯
14 支持片
21 第一保持部
22 第二保持部
23 連結部
24 貫通領域
31 鉤部
32 環状部
41 本体部材
42 係合部材
42a 先端部
42b 螺旋

Claims (4)

  1. トンネル内の壁面に前記壁面から間隔を空けて設置された照明装置の上部に圧着し前記照明装置の厚み寸法よりも長い第一保持部と、前記照明装置の下部に圧着し前記照明装置の厚み寸法よりも長い第二保持部と、前記照明装置の前面に配置され前記第一保持部と前記第二保持部を連結する連結部を有する保持部材と、
    前記第一保持部の、前記照明装置の平面視で前記照明装置の背面から前記壁面に向かって突出した部分に設けられた、前記第一保持部を厚さ方向に貫通する領域に挿通され、前記照明装置の高さ寸法よりも長く、下側に配置される端部が前記第二保持部に係合する支持部材と、
    一方の端部が前記壁面に固定され、前記壁面に固定されていない端部が前記支持部材の上端部に係合する吊り部材を備え
    前記第二保持部は、前記照明装置の幅方向に分割され、前記照明装置の背面から前記壁面に向かって突出した部分が、前記支持部材を介して連結されることを特徴とする落下防止構造。
  2. 前記連結部は平行する一組の線材で構成され、前記第一保持部及び前記第二保持部は前記連結部を挟んで向かい合い前記連結部に対し所定の角度で起立する請求項1に記載の落下防止構造。
  3. 前記吊り部材は、中央に配置された本体部材と、前記本体部材の長さ方向の両端の各々に螺合する係止部材で構成され、前記係止部材は前記本体部材に対し前記長さ方向に進退し、前記本体部材に螺合していない先端部は、一重の螺旋を介して前記長さ方向と直交する方向に延伸する請求項1又は2に記載の落下防止構造。
  4. 前記保持部材と前記支持部材の表面は、非金属の塗装で覆われている請求項1、2又は3に記載の落下防止構造。
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