JP6853833B2 - エストロゲン受容体調節物質の組合せ - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2016年5月26日に出願された米国仮出願第62/342,126号の利益を主張し、その内容の全体があらゆる目的において本明細書に組み込まれる。
乳がんは、北米の女性において最も一般的な悪性腫瘍である。毎年、210,000件を超える新規の乳がんが米国で診断されている(1−3)。臨床において、内分泌療法は、エストロゲン受容体(ER)を発現するがんに対する重要な介入であり、当該療法は乳がんに対する最も有効な処置戦略の1つであることが判明している(3、4)。診断時、約70%の乳がんがエストロゲン受容体を含有し、乳がんの成長及び進行はエストロゲンに依存する。腫瘍におけるER発現からは、ホルモン療法に対する臨床的応答が予測される。このような観察から、現在、ER陽性乳がんの処置において抗エストロゲン(例えば、フルベストラント、タモキシフェン、及びその類縁体、ラロキシフェン、トレミフェン、ラソフォキシフェンなど)及びアロマターゼ阻害物質が使用されるようになった(2、3)。タモキシフェン及びその類似体は、初期のエストロゲン依存性乳がんに対し非常によく処方される薬物に含まれる。ただし、これらは多くの組織(骨、子宮など)内のエストロゲン受容体に結合し、有害な影響を及ぼす可能性があるため、欠点がないわけではない。局在的疾患を示す患者のかなりの割合、及び転移性乳がんを有する患者の全てにおいて、現状の内分泌療法に対する抵抗性が生じるようになる(5、6)。したがって、内分泌抵抗性を克服し、罹患した患者の長期生存を改善する代替的治療薬の開発が緊急に必要とされている。処置選択が顕著に改善しているにもかかわらず、内分泌抵抗性が発生するということは、乳がんが女性において2番目に頻度の高い死因である1つの理由である(5−7)。ほとんどの場合、ERは抵抗性腫瘍内に存在し、抵抗性腫瘍の多くにおいて、ERの活性は持続的に腫瘍成長を制御する。
乳房悪性腫瘍におけるエストロゲン作用の古典的及び非古典的機構。エストロゲンは、種々のシグナリング経路を用いて、受容体を介し乳がんにおける遺伝子転写を調節する(2、8)(図1参照)。古典的経路は、リガンド結合した受容体と、応答遺伝子のプロモーター領域におけるエストロゲン応答エレメント(ERE)との直接的DNA結合を伴う。
乳がんの増殖及び生存期間は、成長因子受容体ならびにエストロゲン(E2)及びその受容体、エストロゲン受容体(ER)−α及び−βによって綿密に制御されており、一般的にはERαが腫瘍成長において最も重要であると考えられている(5、6、9)。ERαは6つの主要な機能ドメインを有し、これにはN末端のトランス活性化ドメイン、隣接するDNA結合ドメイン、ならびにホルモン結合、受容体二量体化、及び第2のトランス活性化領域の活性に関与するC末端の部分が含まれる。E2作用の古典的モデルにおいて、E2はERに結合して受容体の二量体化及びリン酸化を促進する。このことにより、リガンド−ER複合体と、DNA内のステロイド受容体活性化補助因子(CoReg)及びE2応答性エレメント(ERE)との直接結合が可能になり、成長、分化、アポトーシス、及び血管新生を制御する遺伝子転写の変化がもたらされる。加えて、タンパク質間相互作用を伴い、ERとDNAとの直接結合を必要としないE2作用の副経路が存在する。ERのサブセットは核外の部位と会合し、そこで膜成長因子受容体(EGFR、HER2)と他のシグナリング分子(ras MAPK及びPI3K/AKT経路、Shc、srcキナーゼ、JAK/STAT、一酸化窒素シンターゼ(NOS)、Gタンパク質の構成成分)と相互作用する。特に注目すべきことは、成長因子及び核外のエストロゲン受容体は、MAPK及び/またはPI3K/AKTキナーゼに対するシグナル伝達に関して構造化され、ひいては核のER及びCoRegと相互作用する複合体を形成しているように思われることである。細胞成長に関するシグナリングは、核のER及びCoRegのリン酸化(P)を伴い、このようなリン酸化はリガンド依存的様式でもリガンド非依存的様式でも生じ得る。ERE−依存的転写部位及び副転写部位が活性化され得る。さらに、アロマターゼ(ARO)の作用により、E2が支持細胞内で局所的に生成され、AROは核及び核外両方のERならびに成長因子媒介シグナリングによって制御される。加えて、エストロゲンは、血管内皮細胞との直接的相互作用により、または腫瘍からのVEGF分泌の間接的刺激により、腫瘍関連血管新生を制御し得る。
しかし、ERαがカノニカルEREが欠如している遺伝子を制御し得ることが現在明らかであることから、腫瘍進行の調節に最も重要であり得るエストロゲン作用に関する追加の経路が示唆される。非古典的な副経路は、タンパク質間相互作用を介しての、ERと、他の転写複合体(AP−1、核因子−kB)またはキナーゼシグナリング複合体(MAPK、PI3K/AKTキナーゼ)の構成成分との相互作用による転写の間接的調節を伴う。最近明らかになったデータからは、ERと成長因子受容体−キナーゼシグナリング経路との相互作用が、腫瘍進行に関するエストロゲンシグナリングの促進において決定的な役割を果たしている可能性があることが示唆される(9)。エストロゲン標的細胞における最新のデータに基づけば、非古典的ERシグナリングは上皮増殖に関連するが、子宮内の液体蓄積などの他のエストロゲン応答性事象には関連せず(8)、一方、古典的ERシグナリングは、骨格発達、骨の健康、及び他の分化細胞機能に対し、より必須であるように思われる(10)。
ERはしばしば、ホルモン抵抗性がんの成長の制御において継続的に主要な役割を果たす。アロマターゼ阻害物質(AI)を用いた処置では、代替リガンド、局所的E2生成、及びER過感受性によるER活性化が特に問題となる(2、6)。加えて、ERのリガンド非依存的活性化は、HER2などの成長因子受容体を過剰発現する腫瘍に生じ、成長因子受容体はエストロゲンの不在下であってもERのリン酸化を促進する(5、9、11)。このようなリガンド非依存的機構は、AI及び抗エストロゲンに対する抵抗性に寄与する可能性がある(12、13)。これらの非古典的事象はERまたはアダプタータンパク質によって媒介され、これらは成長促進キナーゼカスケードを活性化して転写を制御することにより遺伝子発現に間接的に影響を及ぼす。乳房腫瘍では、重要なエビデンスから、部分的には非古典的キナーゼ媒介経路の作用により、増殖経路及び細胞死経路の両方の制御が生じることが示唆される(9、11、14〜19)。抗エストロゲン及びAIの両方に内分泌抵抗性を有する腫瘍における、このような複雑なシグナリング経路を十分に理解し標的化することが、臨床における処置の個別化及び改善を発展させる一助となる。
現状の抗エストロゲンはエストロゲンの競合アンタゴニストであり、ER誘導転写を中断させる。しかし、一部のアンタゴニストは、組織及び遺伝子依存的様式で部分的なエストロゲン活性を示すことから、選択的エストロゲン受容体調節物質(SERM)と表現される。乳房におけるE2の効果を制限する部分アゴニストであるタモキシフェンは、過去20年にわたり最も広く使用されてきたホルモン療法であり、ER+早期乳がんにおいて疾患再発の39%低減及び死亡率の31%低減を達成している(6、20、21)。タモキシフェンは有効ではあるものの、活性の期間が抵抗性の発生前に制限されるという重大な欠点を有する(7、20)。さらに、長期のタモキシフェンによる処置は、子宮内での薬物の顕著なアゴニスト活性に起因する子宮内膜がんのリスク増加に関連する。ERが腫瘍内に存在する限り、少量のエストロゲンもしくは抗エストロゲン、またはリガンド非依存的作用により、依然として成長が刺激され得る。AIを、閉経後の患者に対し、初期、またはタモキシフェンの後に経時的に導入すると、タモキシフェン5年間という標準処置よりも良好な結果がもたらされ得る(22〜24)。それにもかかわらず、疾患が進行した患者においては、第1選択処置としてのAIに対し約1/3のHR+腫瘍が応答するに過ぎない(6)。さらに、AIに対する抵抗性も発生し、これは部分的にはE2非依存的機構に起因する(6、12、13)。したがって、アゴニスト活性を示さず抵抗性の発生ももたらさない、新規の抗エストロゲンを見いだすための探索が始まった。第1のプロトタイプ薬物であるフルベストラント(25)は純粋なERアンタゴニストであり、ERの下方制御という独自の作用機構も示すが、これは部分的にはERの過剰ユビキチン化の誘導によるものである(26、27)。フルベストラントはアゴニスト活性を有するのではなく、ERを不安定化させ、ER媒介成長の著しい中断を誘発する。しかし、フルベストラントは生体利用能が非常に低いという大きな欠点を有し、これは臨床において問題となる。フルベストラントは、疾患が進行した閉経後の女性における、タモキシフェンまたはAI療法の後のER+転移性乳がんの処置において活性を有した(7、28、29)が、生体利用能及び抗腫瘍活性が改善された新規のERアンタゴニストの発見が、依然として重要な目標である。
ER分解はホルモン作用を制限する。ERのリガンド誘導下方制御は、E2の成長刺激を停止させる重要なステップであり、ユビキチン−プロテアソーム経路は、このような制御タンパク質の選択的分解のための主要なシステムである(30)。ERαは、この経路の基質として特定された第1の核内受容体の1つであった(31〜34)。プロテアソーム媒介タンパク質分解の共通の特徴は、ユビキチンと分解の標的とされるタンパク質のリジン残基との共有結合であり、次にタンパク質に共有結合したポリユビキチン鎖が形成される。ユビキチン化されたERαは、マルチサブユニットプロテアーゼ複合体の26Sプロテアソームにより認識され分解される(35)。ERはホルモン依存的様式で分解され、このプロセスはホルモン作用の制御に寄与する。そしてプロテアソーム阻害物質のMG132は、ERのin vivo蓄積を促進すること、及びリガンド誘導ER分解をブロックすることがよく知られている(33)。上述のように、プロテアソーム経路は、ERと、SERM及びフルベストラントなどのアンタゴニストとの相互作用において決定的な役割も果たしている(27、34)。
そのため、新規のERアンタゴニストを試験して、乳がんを含めた過剰増殖性細胞の成長を阻害する化合物を見いだすことが有用であると考えられる。本明細書では、とりわけ、これらの問題及び当技術分野における他の問題への解決法が開示される。
一実施形態において、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質、及び式(I)を有する化合物またはその医薬的に許容される塩を含む組成物が提供される。
Figure 0006853833
は、独立的に、水素、ハロゲン、−NR、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn110、−SOv1NR、−NHNR、−ONR、−NHC=(O)NHNR、−NHC=(O)NR、−N(O)m1、−C(O)R、−C(O)−OR、−C(O)NR、−OR10、−NRSO10、−NRC=(O)R、−NRC(O)−OR、−NROR、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。
は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn214、−SOv2NR1112、−NHNH、−ONR1112、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1112、−N(O)m2、−NR1112、−C(O)R13、−C(O)−OR13、−C(O)NR1112、−OR14、−NR11SO14、−NR11C=(O)R13、−NR11C(O)−OR13、−NR11OR13、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn318、−SOv3NR1516、−NHNH、−ONR1516、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1516、−N(O)m3、−NR1516、−C(O)R17、−C(O)−OR17、−C(O)NR1516、−OR18、−NR15SO18、−NR15C=(O)R17、−NR15C(O)−OR17、−NR15OR17、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。R及びR置換基は任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。
Lは、独立的に、結合、−NR−、−NRC(O)−、−C(O)NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、置換もしくは非置換アルキレン、置換もしくは非置換ヘテロアルキレン、置換もしくは非置換シクロアルキレン、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキレン、置換もしくは非置換アリーレン、置換もしくは非置換ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換スピロ環式リンカーである。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn422、−SOv4NR1920、−NHNH、−ONR1920、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1920、−N(O)m4、−NR1920、−C(O)R21、−C(O)−OR21、−C(O)NR1920、−OR22、−NR19SO22、−NR19C=(O)R21、−NR19C(O)−OR21、−NR19OR21、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。
、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、及びR22は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、同じ窒素原子に結合したR11及びR12置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR15及びR16置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR19及びR20置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。
記号nは0〜5の整数である。記号m1、m2、m3、m4、v1、v2、v3、及びv4は独立的に1または2である。記号n1、n2、n3、及びn4は独立的に0〜4の整数である。記号X、X、X、X、及びXは独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである。
一態様において、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質、及び本明細書で開示する式(I)の構造を有する化合物またはその医薬的に許容される塩を含むキットが提供される。
一態様において、必要とする対象における過剰増殖性障害を処置する方法であって、対象に、有効量の、本明細書で開示する組成物、または本明細書で開示するキットの化合物及びCDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質を投与することを含む方法が提供される。
一態様において、必要とする対象におけるエストロゲン受容体活性を阻害する方法であって、対象に、有効量の、本明細書で開示する組成物、または本明細書で開示するキットの化合物及びCDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質を投与することを含む方法が提供される。
がん細胞におけるエストロゲンの相互作用及び成長因子受容体シグナリング経路を示している。 図S1は、SERD化合物がA549 NSCLC細胞増殖をin vitroで阻害することを示している。全ての化合物を10μMにて投与し、適切な対照における増殖と比較した(n=3)。 新規の抗エストロゲンによる、エストロゲン受容体陽性ヒト乳がん細胞の増殖の阻害を示している。 図S2は、抗エストロゲンJD140がNSCLC細胞においてPARP切断の強化を誘発することを示している。A549細胞を、5%のDCC−FBSフェノールレッドフリーRPMI1640中で、ビヒクル対照(C)、または0.01、0.1、及び1μMの濃度を漸増させたJD140、または0.1μMのフルベストラント(F)を用いて4時間処置した。抗切断PARP抗体(Cell Signaling Technology)を用いてウェスタンブロットを実施した。RPL13Aは充填対照として示されている。ウェスタンブロットは、3回の独立した実験を代表するものである。 エストロゲン受容体アルファが抗エストロゲンによって下方制御されることを示している。 図S3は、CDK4/6及びサイクリンDによる腫瘍細胞周期制御を示している。細胞周期の時計機構。G0、M、G1、S、及びG2は、それぞれ細胞周期の休止期、有糸分裂期、第1ギャップ期、DNA合成期、及び第2のギャップ期を指す。制限点(R点)が示されている。Rb及びRb−pは、細胞周期を制御する非リン酸化形態及び過剰リン酸化形態の網膜芽腫(Rb)タンパク質を表す(Lundberg & Weinberg Eur J Cancer.1999;35:1886から改変)。エストロゲンは、CDK4/6の重要なパートナーであるサイクリンD発現を制御する。 図4A及び図4Bは、タモキシフェン抵抗性を獲得したMCF−7細胞がHER−1/EGFR及びHER−2受容体の発現の増加を示すことを示している。 図S4は、レトロゾールと組み合わせたパルボシクリブが、A549細胞内のRbセリン−780のリン酸化をブロックすることを示している。細胞を24時間、1%のDCC−FBSを含むフェノールレッドフリーRPMI中で、ビヒクル対照(CON)、1nMのエストラジオール−17β(E2)、1nMのアンドロステンジオン(And)、10nMのテストステロン(Tes)、10μMのレトロゾール(AI)、100nMのパルボシクリブ(Plbo)、またはPlbo+AI両方で処置した。24時間後、細胞可溶化物を、ホスホセリン−780 Rbまたは総Rbに対する抗体(Cell Signaling)と共にウェスタンブロットにかけた(20)。GAPDHを充填対照として使用する。注目すべきことには、エストラジオール、そして肺アロマターゼがエストロゲンを局所的に生成するための基質として作用するアンドロステンジオン及びテストステロンがRbリン酸化を刺激する一方で、AI単体及びパルボシクリブと組み合わせたAIはこのステップをブロックするように作用することである。 MCF−7親乳がん細胞による[3H]エストラジオール−17βの特異的な結合がERD化合物15(JD105)によって抑制されることを示している。本図面における化合物S1〜S14は比較試験化合物(本明細書に記載の個々の化合物とは異なる)であり、本アッセイにおいて化合物S15よりも低い阻害性を示している。 図S5は、レトロゾール(AI)がエストロゲンシグナリングをブロックすることにより、A549 NSCLC細胞におけるサイクリンD1発現を低減することを、ウェスタン免疫ブロット法を用いて示している。細胞を24時間、1%のDCC−FBSを含むフェノールレッドフリーRPMI中で処置した。本実験では、対照(Con)、エストラジオール−17β(E2;1nM)、アンドロステンジオン(And;1nM)、テストステロン(Tst;10nM)、レトロゾール(AI;10μM)及びパルボシクリブ(Plbo;1μM)を使用した。GADPHを充填対照として使用する(20)。 ERD S15がMCF−7乳房腫瘍細胞におけるERタンパク質レベルを低減することを示している。 図S6においては、パルボシクリブ及びレトロゾールを単剤として、また二剤併用療法として合わせて、in vitroでヒトNSCLC細胞A549に投与している。各薬物は、72時間投与した場合に、対照と比較してNSCLC細胞増殖の用量依存的阻害を誘発している。しかし、72時間、in vitroでのパルボシクリブ(10nM)/レトロゾール(10μM)[10P/10L]またはパルボシクリブ(100nM)/レトロゾール(10μM)[100P/10L]のいずれも、NSCLC細胞の細胞増殖に対する阻害強化を誘発しており、二剤併用療法の潜在的な相乗性を示している。この知見は、過去に報告されたin vitro条件下でのホルモン受容体陽性ヒト乳がん細胞におけるパルボシクリブと抗エストロゲン剤との相乗的相互作用に一致するものである[19、20]。 1nMのエストラジオール17β(E2)によるMCF−7親細胞の処置が、MAPKの迅速なリン酸化(pMAPK)を誘導することを示している。図S7は、SERD128がMCF−7乳がん細胞においてサイクリンD1を下方制御することを示している。MCF−7細胞を10%のFBSならびに1μM及び10μMの用量のJD105、JD128、及びJD140を用いて24時間処置した後、サイクリンD1のウェスタン免疫ブロットを行った。図S4の方法及び過去の報告(20)を参照。 新規の抗エストロゲンJD140が、ヒト非小細胞肺がん細胞A549において、フルベストラントの活性と比較して顕著な抗増殖効果を誘発することを示している。 図S8は、CDK4/6阻害物質であるパルボシクリブと組み合わせたSERD化合物がin vitroでNSCLC細胞増殖をブロックすることを示している。パネル(a)では、NSCLC細胞を1μMのパルボシクリブ単体で処置した。パネル(b)では、腫瘍NSCLC細胞を、10μMの用量のSERD化合物103、140、160単体で処置した。パネル(c)では、NSCLC細胞を、1μMのパルボシクリブと10μMの図に示されるSERD化合物との組合せで処置している。後述の方法を参照。平均細胞増殖値+SEが%対照として示されている。 エストラジオール−17βまたは成長因子受容体シグナリングによるエストロゲン受容体(ER)の活性化が、腫瘍細胞増殖のための遺伝子転写及びアポトーシスの阻害を促進することを示している。これらの経路における決定的なステップの選択的エストロゲン受容体下方制御物質による中断は、細胞周期のコントロールにおけるサイクリンD発現の調節ならびに増殖及びアポトーシス制御などの下流の作用を含む。 CDK4/CDK6阻害物質であるパルボシクリブ(Pb)と組み合わせたS128が、in vitroで内分泌抵抗性乳がん(BC)細胞の増殖をブロックすることを示している。
本研究の主目的は、ER不安定化/下方制御を引き出し腫瘍細胞成長を阻害する低分子有機SERMを設計、合成、試験、及びさらに開発することである。このERタンパク質発現の作用抑制は、ホルモン抵抗のリガンド依存性及びリガンド非依存性モードを停止させる上で極めて重要である。本明細書では、最終的には臨床において内分泌に感受性及び抵抗性を有するがんの治療薬として開発するための、ERが誘導する成長促進シグナリング経路を標的化し、適正な生物学的及び薬理学的プロファイルを示す、固有の選択的ERアンタゴニストについて記載する。
本明細書では、分子のβ面に立体的に嵩高く正に荷電した基を有するエストラジオールのいくつかの新規類似体の設計及び合成について記載する。このような化合物は、ERに結合しヘリックス12の適正な折りたたみを起こさないようにできるため、がん成長のシグナル伝達を阻止すると考えられる。生物学的試験からは、類似体の多くが優れた成長阻害活性を有し、市販の薬物FaslodexRと少なくとも同等にまたはそれよりも良好であることが示されている。本明細書に記載する化合物は、過剰増殖性障害(例えば、乳がん)に対する薬剤として非常に有望である。
定義
本明細書で使用する略語は、化学及び生物学の分野内における従来的な意味を有する。本明細書に記載の化学構造及び化学式は、化学分野で公知の化学原子価の標準的な規則に従って構築されている。
従来的な化学式によって左から右へ書かれた置換基が指定されている場合、当該置換基は、右から左の構造を書くことから生じ得る化学的に同一の置換基も同様に含み、例えば、−CHO−は−OCH−と同等である。
「アルキル」という用語は、それ自体または他の置換基の一部として、別段の明記がない限り、直鎖(すなわち、枝分かれしていない)もしくは分枝状の非環式炭素鎖(もしくは炭素)またはその組合せを意味し、完全に飽和していても、一価不飽和または多価不飽和であってもよく、これには指定の数の炭素原子(すなわち、C−C10は1〜10個の炭素を意味する)を有する二価及び多価のラジカルが含まれ得る。飽和炭化水素ラジカルの例としては、以下に限定されないが、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、(シクロヘキシル)メチルなどの基、相同体及び異性体、例えばn−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチルなどのものが挙げられる。不飽和アルキル基とは、1つ以上の二重結合または三重結合を有するアルキル基のことである。不飽和アルキル基の例としては、以下に限定されないが、ビニル、2−プロペニル、クロチル、2−イソペンテニル、2−(ブタジエニル)、2,4−ペンタジエニル、3−(1,4−ペンタジエニル)、エチニル、1−及び3−プロピニル、3−ブチニル、及びより高級の相同体及び異性体が挙げられる。アルコキシとは、酸素リンカー(−O−)を介して分子の残部に結合したアルキルのことである。アルキル部分は、アルケニル部分であってもよい。アルキル部分は、アルキニル部分であってもよい。アルキル部分は、完全に飽和していてもよい。
「アルキレン」という用語は、それ自体または別の置換基の一部として、別段の明記がない限り、アルキルに由来する二価のラジカルを意味し、例示としては−CHCHCHCH−があるがこれに限定されない。典型的には、アルキル(またはアルキレン)基は1〜24個の炭素原子を有するが、本発明では10個以下の炭素原子を有する基が好ましい。「低級アルキル」または「低級アルキレン」とは短い鎖のアルキル基またはアルキレン基のことであり、概して8個以下の炭素原子を有する。「アルケニレン」という用語は、それ自体または別の置換基の一部として、別段の明記がない限り、アルケンに由来する二価のラジカルを意味する。
「ヘテロアルキル」という用語は、それ自体または他の用語との組合せにおいて、別段の明記がない限り、安定した非環式の直鎖もしくは分枝状鎖、またはこれらの組合せを意味し、少なくとも1個の炭素原子及び少なくとも1個のヘテロ原子(例えば、O、N、P、Si、及びS)を含み、窒素原子及び硫黄原子は任意選択で酸化されてもよく、窒素ヘテロ原子は任意選択で4級化されてもよい。ヘテロ原子(複数可)(例えば、O、N、P、S、及びSi)は、ヘテロアルキル基の任意の内部位置に配置されても、アルキル基が分子の残部に結合している位置に配置されてもよい。例としては、以下に限定されないが、−CH−CH−O−CH、−CH−CH−NH−CH、−CH−CH−N(CH)−CH、−CH−S−CH−CH、−CH−CH、−S(O)−CH、−CH−CH−S(O)−CH、−CH=CH−O−CH、−Si(CH、−CH−CH=N−OCH、−CH=CH−N(CH)−CH、−O−CH、−O−CH−CH、及び−CNが挙げられる。2個または3個までのヘテロ原子が、例えば−CH−NH−OCH及び−CH−O−Si(CHのように連続していてもよい。ヘテロアルキル部分は、1個のヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、またはP)を含むことができる。ヘテロアルキル部分は、任意選択で異なる2個のヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、またはP)を含むことができる。ヘテロアルキル部分は、任意選択で異なる3個のヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、またはP)を含むことができる。ヘテロアルキル部分は、任意選択で異なる4個のヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、またはP)を含むことができる。ヘテロアルキル部分は、任意選択で異なる5個のヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、またはP)を含むことができる。ヘテロアルキル部分は、任意選択で異なる最大8個のヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、またはP)を含むことができる。
同様に、「ヘテロアルキレン」という用語は、それ自体または別の置換基の一部として、別段の明記がない限り、ヘテロアルキルに由来する二価のラジカルを意味し、例示としては−CH−CH−S−CH−CH−及び−CH−S−CH−CH−NH−CH−があるがこれに限定されない。ヘテロアルキレン基に関しては、ヘテロ原子は、鎖末端のいずれかまたは両方を占有することもできる(例えば、アルキレンオキシ、アルキレンジオキシ、アルキレンアミノ、アルキレンジアミノなど)。さらに、アルキレン及びヘテロアルキレン連結基に関しては、連結基の式が書かれた方向は、連結基の方向性を意味するものではない。例えば、−C(O)R’−という式は、−C(O)R’−及び−R’C(O)−の両方を表す。上述のように、本明細書において、ヘテロアルキル基は、ヘテロ原子を通じて分子の残部に結合した基、例えば、−C(O)R’、−C(O)NR’、−NR’R’’、−OR’、−SR’、及び/または−SOR’を含む。「ヘテロアルキル」が挙げられ、次に特定のヘテロアルキル基、例えばNR’R’’などが挙げられている場合、ヘテロアルキル及び−NR’R’’という用語は冗長でも相互排他的でもないことが理解されよう。そうではなく、特定のヘテロアルキル基は明快さを加えるために挙げられる。このように「ヘテロアルキル」という用語は、本明細書では、特定のヘテロアルキル基、例えばNR’R’’などを除外するものとして解釈されるべきではない。
「シクロアルキル」及び「ヘテロシクロアルキル」という用語は、それ自体または他の用語との組合せにおいて、別段の明記がない限り、それぞれ非芳香族環式バージョンの「アルキル」及び「ヘテロアルキル」を意味し、全ての炭素の原子価が非水素原子との結合に関与するため、環(1つまたは複数)を構成する炭素は必ずしも水素に結合している必要がない。加えて、ヘテロシクロアルキルに関しては、ヘテロ原子は、複素環が分子の残部に結合している位置を占有することができる。シクロアルキルの例としては、以下に限定されないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、1−シクロヘキシル、3−シクロヘキシル、シクロヘプチル、3−ヒドロキシ−シクロブタ−3−エニル−1,2−ジオン、1H−1,2,4−トリアゾリル−5(4H)−オン、4H−1,2,4−トリアゾリルなどが挙げられる。ヘテロシクロアルキルの例としては、以下に限定されないが、1−(1,2,5,6−テトラヒドロピリジル)、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−モルホリニル、3−モルホリニル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロチエン−2−イル、テトラヒドロチエン−3−イル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニルなどが挙げられる。「シクロアルキレン」及び「ヘテロシクロアルキレン」は、単体でまたは別の置換基の一部として、それぞれシクロアルキル及びヘテロシクロアルキルに由来する二価のラジカルを意味する。ヘテロシクロアルキル部分は、1個の環ヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、またはP)を含むことができる。ヘテロシクロアルキル部分は、任意選択で異なる2個の環ヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、またはP)を含むことができる。ヘテロシクロアルキル部分は、任意選択で異なる3個の環ヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、またはP)を含むことができる。ヘテロシクロアルキル部分は、任意選択で異なる4個の環ヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、またはP)を含むことができる。ヘテロシクロアルキル部分は、任意選択で異なる5個の環ヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、またはP)を含むことができる。ヘテロシクロアルキル部分は、任意選択で異なる最大8個の環ヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、またはP)を含むことができる。
「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、それ自体または別の置換基の一部として、別段の明記がない限り、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素原子を意味する。加えて、「ハロアルキル」などの用語はモノハロアルキル及びポリハロアルキルを含むように意図されている。例えば、「ハロ(C−C)アルキル」という用語は、以下に限定されないが、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、4−シクロブチル、3−ブロモプロピルなどを含む。
「アシル」という用語は、別段の明記がない限り、−C(O)Rを意味し、式中、Rは置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。
「アリール」という用語は、別段の明記がない限り、多価不飽和、芳香族の炭化水素置換基を意味し、これは単一の環、または一緒に縮合した(すなわち縮合環アリール)もしくは共有結合した複数の環(好ましくは1〜3つの環)であり得る。縮合環アリールとは、一緒に縮合した複数の環であって、縮合環のうちの少なくとも1つがアリール環である複数の環を指す。「ヘテロアリール」という用語は、少なくとも1個のヘテロ原子、例えばN、O、またはSを含有するアリール基(または環)を指し、このとき窒素及び硫黄原子は任意選択で酸化され、窒素原子(複数可)は任意選択で4級化されている。したがって、「ヘテロアリール」という用語は、縮合環アリール基(すなわち、一緒に縮合した複数の環であって、縮合環のうちの少なくとも1つが複素環式芳香族環である複数の環)を含む。5,6−縮合環ヘテロアリーレンとは、一緒に縮合した2つの環であって、一方の環が5員であり他方の環が6員であり、少なくとも1つの環がヘテロアリール環である、2つの環を指す。同様に、6,6−縮合環ヘテロアリーレンとは、一緒に縮合した2つの環であって、一方の環が6員であり他方の環が6員であり、少なくとも1つの環がヘテロアリール環である、2つの環を指す。そして、6,5−縮合環ヘテロアリーレンとは、一緒に縮合した2つの環であって、一方の環が6員であり他方の環が5員であり、少なくとも1つの環がヘテロアリール環である、2つの環を指す。ヘテロアリール基は、炭素またはヘテロ原子を通じて分子の残部に結合していてもよい。アリール及びヘテロアリールの非限定的な例としては、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、4−ビフェニル、1−ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−ピラゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、ピラジニル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、2−フェニル−4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、3−イソキサゾリル、4−イソキサゾリル、5−イソキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ベンゾチアゾリル、プリニル、2−ベンゾイミダゾリル、5−インドリル、1−イソキノリル、5−イソキノリル、2−キノキサリニル、5−キノキサリニル、3−キノリル、及び6−キノリルが挙げられる。上述のアリール及びヘテロアリール環系の各々の置換基は、以下に記載の許容される置換基の群から選択される。「アリーレン」及び「ヘテロアリーレン」は、単体でまたは別の置換基の一部として、それぞれアリール及びヘテロアリールに由来する二価のラジカルを意味する。アリール及びヘテロアリールの非限定的な例としては、ピリジニル、ピリミジニル、チオフェニル、チエニル、フラニル、インドリル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、チアナフタニル、ピロロピリジニル、インダゾリル、キノリニル、キノキサリニル、ピリドピラジニル、キナゾリノニル、ベンゾイソキサゾリル、イミダゾピリジニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾチオフェニル、フェニル、ナフチル、ビフェニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピラジニル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、フリルチエニル、ピリジル、ピリミジニル、ベンゾチアゾリル、プリニル、ベンゾイミダゾール、イソキノリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、ピロリル、ジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ベンゾチアジアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾロピリミジニル、ピロロピリミジニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾオキサゾリル、またはキノリルが挙げられる。上の例は置換であっても非置換であってもよく、上の各ヘテロアリールの例における二価のラジカルは、ヘテロアリーレンの非限定的な例である。ヘテロアリール部分は、1個の環ヘテロ原子(例えば、O、N、またはS)を含むことができる。ヘテロアリール部分は、任意選択で異なる2個の環ヘテロ原子(例えば、O、N、またはS)を含むことができる。ヘテロアリール部分は、任意選択で異なる3個の環ヘテロ原子(例えば、O、N、またはS)を含むことができる。ヘテロアリール部分は、任意選択で異なる4個の環ヘテロ原子(例えば、O、N、またはS)を含むことができる。ヘテロアリール部分は、任意選択で異なる5個の環ヘテロ原子(例えば、O、N、またはS)を含むことができる。アリール部分は、単一の環を有することができる。アリール部分は、任意選択で異なる2つの環を有することができる。アリール部分は、任意選択で異なる3つの環を有することができる。アリール部分は、任意選択で異なる4つの環を有することができる。ヘテロアリール部分は、1つの環を有することができる。ヘテロアリール部分は、任意選択で異なる2つの環を有することができる。ヘテロアリール部分は、任意選択で異なる3つの環を有することができる。ヘテロアリール部分は、任意選択で異なる4つの環を有することができる。ヘテロアリール部分は、任意選択で異なる5つの環を有することができる。
縮合環ヘテロシクロアルキル−アリールは、ヘテロシクロアルキルと縮合したアリールである。縮合環ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリールは、ヘテロシクロアルキルと縮合したヘテロアリールである。縮合環ヘテロシクロアルキル−シクロアルキルは、シクロアルキルと縮合したヘテロシクロアルキルである。縮合環ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキルは、別のヘテロシクロアルキルと縮合したヘテロシクロアルキルである。縮合環ヘテロシクロアルキル−アリール、縮合環ヘテロシクロアルキル−ヘテロアリール、縮合環ヘテロシクロアルキル−シクロアリール、または縮合環ヘテロシクロアルキル−ヘテロシクロアルキルは、それぞれ独立的に、非置換であっても、本明細書に記載する置換基のうちの1つ以上で置換されてもよい。
本明細書において「オキソ」という用語は、炭素原子と二重結合している
酸素を意味する。
本明細書において「アルキルスルホニル」という用語は、式−S(O)−R’を有する部分を意味し、式中、R’は上で定義された置換または非置換アルキル基である。R’は、指定された数の炭素を有することができる(例えば、「C−Cアルキルスルホニル」)。
上の用語の各々(例えば、「アルキル」、「ヘテロアルキル」、「シクロアルキル」、「ヘテロシクロアルキル」、「アリール」、及び「ヘテロアリール」)は、指示されたラジカルの置換及び非置換形態の両方を含む。各タイプのラジカルについての好ましい置換基を以下に示す。
アルキル及びヘテロアルキルラジカルの置換基(しばしばアルキレン、アルケニル、ヘテロアルキレン、ヘテロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、及びヘテロシクロアルケニルと呼ばれる基を含む)は、以下に限定されないが、ゼロから(2m’+1)までを範囲とする数(m’は、このようなラジカルの炭素原子の総数である)において、−OR’、=O、=NR’、=N−OR’、−NR’R’’、−SR’、−ハロゲン、−SiR’R’’R’’’、−OC(O)R’、−C(O)R’、−COR’、−CONR’R’’、−OC(O)NR’R’’、−NR’’C(O)R’、−NR’−C(O)NR’’R’’’、−NR’’C(O)R’、−NR−C(NR’R’’R’’’)=NR’’’’、−NR−C(NR’R’’)=NR’’’、−S(O)R’、−S(O)R’、−S(O)NR’R’’、−NRSOR’、−NR’NR’’R’’’、−ONR’R’’、−NR’C=(O)NR’’NR’’’R’’’’、−CN、−NOから選択される様々な基のうちの1つ以上とすることができる。R、R’、R’’、R’’’、及びR’’’’は、それぞれ好ましくは独立的に、水素、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール(例えば、1〜3個のハロゲンで置換されたアリール)、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アルキル、アルコキシ、もしくはチオアルコキシ基、またはアリールアルキル基を指す。例えば、本発明の化合物が2つ以上のR基を含む場合、各R基は独立的に各R’、R’’、R’’’、及びR’’’’として選択される(これらの基のうちの2つ以上が存在する場合)。R’及びR’’が同じ窒素原子に結合している場合、これらは窒素原子と組み合わされて4、5、6、または7員環を形成することができる。例えば、−NR’R’’には、以下に限定されないが、1−ピロリジニル及び4−モルホリニルが含まれる。置換基における上記議論から、当業者であれば、「アルキル」という用語が、水素基以外の基に結合した炭素原子を含む基、例えば、ハロアルキル(例えば、−CF及び−CHCF)及びアシル(例えば、−C(O)CH、−C(O)CF、−C(O)CHOCHなど)を含むように意図されていることを理解することになる。
アルキルラジカルについて記載した置換基、アリール及びヘテロアリール基についての置換基は様々であり、例えば、ゼロから芳香族関係上の空いている原子価の総数までを範囲とする数において、−OR’、−NR’R’’、−SR’、−ハロゲン、−SiR’R’’R’’’、−OC(O)R’、−C(O)R’、−COR’、−CONR’R’’、−OC(O)NR’R’’、−NR’’C(O)R’、−NR’−C(O)NR’’R’’’、−NR’’C(O)R’、−NR−C(NR’R’’R’’’)=NR’’’’、−NR−C(NR’R’’)=NR’’’、−S(O)R’、−S(O)R’、−S(O)NR’R’’、−NRSOR’、−NR’NR’’R’’’、−ONR’R’’、−NR’C=(O)NR’’NR’’’R’’’’、−CN、−NO、−R’、−N、−CH(Ph)、fluoro(C−C)alkoxy、及びフルオロ(C−C)アルキルから選択され、式中、R’、R’’、R’’’、及びR’’’’は、好ましくは独立的に、水素、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換または非置換アリール、及び置換または非置換ヘテロアリールから選択される。例えば、本発明の化合物が2つ以上のR基を含む場合、各R基は独立的に、各R’、R’’、R’’’、及びR’’’’として選択される(これらの基のうちの2つ以上が存在する場合)。
2つ以上の置換基は、任意選択で連結して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキル基を形成することができる。このようないわゆる環形成置換基は、典型的には、必ずしもそうとは限らないが、環ベース構造に結合して見いだされる。一実施形態において、環形成置換基はベース構造の隣接メンバーに結合している。例えば、環ベース構造の隣接メンバーに結合した2つの環形成置換基は、縮合環構造を形成する。別の実施形態において、環形成置換基はベース構造の単一メンバーに結合している。例えば、環ベース構造の単一メンバーに結合した2つの環形成置換基は、スピロ環構造を形成する。また別の実施形態において、環形成置換基はベース構造の非隣接メンバーに結合している。
アリールまたはヘテロアリール環の隣接原子上にある2つの置換基は、任意選択で式−T−C(O)−(CRR’)−U−(式中、T及びUは独立的に−NR−、−O−、−CRR’−、または単結合であり、qは0〜3の整数である)の環を形成することができる。代替的に、アリールまたはヘテロアリール環の隣接原子上にある2つの置換基は、任意選択で式−A−(CH−B−(式中、A及びBは独立的に−CRR’−、−O−、−NR−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−S(O)NR’−、または単結合であり、rは1〜4の整数である)の置換基で置き換えることができる。このように形成された新たな環の単結合の1つは、任意選択で二重結合で置き換えることができる。代替的に、アリールまたはヘテロアリール環の隣接原子上にある2つの置換基は、任意選択で式−(CRR’)−X’−(C’’R’’R’’’)−(式中、s及びdは独立的に0〜3の整数であり、X’は独立的に−O−、−NR’−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、または−S(O)NR’−である)の置換基で置き換えることができる。置換基R、R’、R’’及びR’’’は、好ましくは、水素、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、及び置換もしくは非置換ヘテロアリールから独立的に選択される。
本明細書において「ヘテロ原子」または「環ヘテロ原子」という用語は、酸素(O)、窒素(N)、硫黄(S)、リン(P)、及びケイ素(Si)を含むように意図されている。
本明細書において「置換基」とは、以下の部分から選択される基を意味する。
(A)オキソ、ハロゲン、−CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、非置換アルキル、非置換ヘテロアルキル、非置換アリール、非置換ヘテロアリール、ならびに
(B)以下から選択される少なくとも1つの置換基で置換されたアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール:
(i)オキソ、ハロゲン、−CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、非置換アルキル、非置換ヘテロアルキル、非置換アリール、非置換ヘテロアリール、ならびに
(ii)以下から選択される少なくとも1つの置換基で置換されたアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール:
(a)オキソ、ハロゲン、−CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、非置換アルキル、非置換ヘテロアルキル、非置換アリール、非置換ヘテロアリール、及び
(b)以下から選択される少なくとも1つの置換基で置換されたアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール:オキソ、ハロゲン、−CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、非置換アルキル、非置換ヘテロアルキル、非置換アリール、非置換ヘテロアリール。
本明細書において、「サイズ制限置換基(substituent)」または「サイズ制限置換基(substituent group)」とは、「置換基」について上述した全ての置換基から選択される基を意味し、各々の置換または非置換アルキルは置換または非置換C−C20アルキルであり、各々の置換または非置換ヘテロアルキルは置換または非置換2〜20員ヘテロアルキルであり、各々の置換または非置換シクロアルキルは置換または非置換C−Cシクロアルキルであり、各々の置換または非置換ヘテロシクロアルキルは置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルであり、各々の置換または非置換アリールは置換または非置換C−C10アリールであり、各々の置換または非置換ヘテロアリールは置換または非置換5〜10員ヘテロアリールである。
本明細書において、「低級置換基(substituent)」または「低級置換基(substituent group)」とは、「置換基」について上述した全ての置換基から選択される基を意味し、各々の置換または非置換アルキルは置換または非置換C−Cアルキルであり、各々の置換または非置換ヘテロアルキルは置換または非置換2〜8員ヘテロアルキルであり、各々の置換または非置換シクロアルキルは置換または非置換C−Cシクロアルキルであり、各々の置換または非置換ヘテロシクロアルキルは置換または非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルであり、各々の置換または非置換アリールは置換または非置換C−C10アリールであり、各々の置換または非置換ヘテロアリールは置換または非置換5〜9員ヘテロアリールである。
一部の実施形態において、本明細書の化合物において記載されている各置換された基は、少なくとも1つの置換基で置換されている。より具体的には、一部の実施形態において、本明細書の化合物において記載されている各々の置換されたアルキル、置換されたヘテロアルキル、置換されたシクロアルキル、置換されたヘテロシクロアルキル、置換されたアリール、置換されたヘテロアリール、置換されたアルキレン、置換されたヘテロアルキレン、置換されたシクロアルキレン、置換されたヘテロシクロアルキレン、置換されたアリーレン、及び/または置換されたヘテロアリーレンは、少なくとも1つの置換基で置換されている。他の実施形態において、これらの基の少なくとも1つまたは全ては、少なくとも1つのサイズ制限置換基で置換されている。他の実施形態において、これらの基の少なくとも1つまたは全ては、少なくとも1つの低級置換基で置換されている。
本明細書の化合物の他の実施形態において、各々の置換または非置換アルキルは置換または非置換C−C20アルキルであってもよく、各々の置換または非置換ヘテロアルキルは置換または非置換2〜20員ヘテロアルキルであり、各々の置換または非置換シクロアルキルは置換または非置換C−Cシクロアルキルであり、各々の置換または非置換ヘテロシクロアルキルは置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルであり、各々の置換または非置換アリールは置換または非置換C−C10アリールであり、及び/または各々の置換または非置換ヘテロアリールは置換または非置換5〜10員ヘテロアリールである。本明細書の化合物の一部の実施形態において、各々の置換または非置換アルキレンは置換または非置換C−C20アルキレンであり、各々の置換または非置換ヘテロアルキレンは置換または非置換2〜20員ヘテロアルキレンであり、各々の置換または非置換シクロアルキレンは置換または非置換C−Cシクロアルキレンであり、各々の置換または非置換ヘテロシクロアルキレンは置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキレンであり、各々の置換または非置換アリーレンは置換または非置換C−C10アリーレンであり、及び/または各々の置換または非置換ヘテロアリーレンは置換または非置換5〜10員ヘテロアリーレンである。
一部の実施形態において、各々の置換または非置換アルキルは置換または非置換C−Cアルキルであり、各々の置換または非置換ヘテロアルキルは置換または非置換2〜8員ヘテロアルキルであり、各々の置換または非置換シクロアルキルは置換または非置換C−Cシクロアルキルであり、各々の置換または非置換ヘテロシクロアルキルは置換または非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルであり、各々の置換または非置換アリールは置換または非置換C−C10アリールであり、及び/または各々の置換または非置換ヘテロアリールは置換または非置換5〜9員ヘテロアリールである。一部の実施形態において、各々の置換または非置換アルキレンは置換または非置換C−Cアルキレンであり、各々の置換または非置換ヘテロアルキレンは置換または非置換2〜8員ヘテロアルキレンであり、各々の置換または非置換シクロアルキレンは置換または非置換C−Cシクロアルキレンであり、各々の置換または非置換ヘテロシクロアルキレンは置換または非置換3〜7員ヘテロシクロアルキレンであり、各々の置換または非置換アリーレンは置換または非置換C−C10アリーレンであり、及び/または各々の置換または非置換ヘテロアリーレンは置換または非置換5〜9員ヘテロアリーレンである。一部の実施形態において、当該化合物とは、後述の実施例の項、図、または表に記載の化学種のことである。
「医薬的に許容される塩」という用語は、本明細書に記載の化合物上に見いだされる特定の置換基に応じて、比較的無毒の酸または塩基を用いて調製される活性化合物の塩を含むように意図されている。本発明の化合物が比較的酸性の官能基を含有する場合、このような化合物の中性形態を十分な量の所望の塩基と、そのまま、または好適な不活性溶媒中で接触させることにより、塩基付加塩を得ることができる。医薬的に許容される塩基付加塩の例としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩、有機アミノ塩、もしくはマグネシウム塩、または同様の塩が挙げられる。本発明の化合物が比較的塩基性の官能基を含有する場合、このような化合物の中性形態を十分な量の所望の酸と、そのまま、または好適な不活性溶媒中で接触させることにより、酸付加塩を得ることができる。医薬的に許容される酸付加塩の例としては、塩酸、臭化水素酸、硝酸、炭酸、一水素炭酸、リン酸、一水素リン酸、二水素リン酸、硫酸、一水素硫酸、ヨウ化水素酸、または亜リン酸などのような無機酸に由来するもの、及び酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、マレイン酸、マロン酸、安息香酸、コハク酸、スベリン酸、フマル酸、乳酸、マンデル酸、フタル酸、ベンゼンスルホン酸、p−トリルスルホン酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸などのような比較的無毒の有機酸に由来するものが挙げられる。さらに、アルギナートなどのアミノ酸の塩や、グルクロン酸またはガラクツロン酸などのような有機酸の塩も含まれる(例えば、Berge et al.,Journal of Pharmaceutical Science 66:1−19(1977)を参照)。本発明におけるいくつかの特定の化合物は、塩基性及び酸性両方の官能基を含有するため、当該化合物は塩基付加塩にも酸付加塩にも変換が可能である。当業者に公知である他の医薬的に許容される担体も本発明に適している。塩は、対応する遊離塩基形態よりも、水性または他のプロトン溶媒中で溶解性が高い傾向がある。他の場合において、調製物は、pH範囲4.5〜5.5における1mM〜50mMのヒスチジン、0.1%〜2%のスクロース、2%〜7%のマンニトール中の凍結乾燥粉末であってもよく、使用前にこれを緩衝液と合わせる。
このように、本発明の化合物は、例えば医薬的に許容される酸と共に、塩として存在してもよい。本発明はこのような塩を含む。このような塩の例としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、メタンスルホン酸塩、硝酸塩、マレイン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩(例えば、(+)−酒石酸塩、(−)−酒石酸塩、またはその混合物(ラセミ混合物を含む))、コハク酸塩、安息香酸塩、及びグルタミン酸などのアミノ酸との塩が挙げられる。これらの塩は、当技術分野で公知の方法によって調製することができる。
中性形態の化合物は、好ましくは、塩を塩基または酸と接触させ、従来の方法で親化合物を単離することにより再生される。親形態の化合物は、いくつかの物理的性質、例えば極性溶媒中の溶解性において、様々な塩形態と異なる。
本明細書では、プロドラッグ形態をとってもよい薬剤(例えば、化合物、薬物、治療剤)が提供される。本明細書に記載の化合物のプロドラッグは、選択生理的条件下で容易に化学変化を経て、最終薬剤(例えば、化合物、薬物、治療剤)をもたらす化合物である。加えて、プロドラッグは、ex vivo環境における化学的または生化学的方法により、薬剤(例えば、化合物、薬物、治療剤)に変換することができる。本明細書に記載のプロドラッグには、選択生理的条件下で容易に化学変化を経て、薬剤(例えば、化合物、薬物、治療剤)を生体系に(例えば、対象において、がん細胞において、がん細胞付近の細胞外空間において)もたらす化合物が含まれる。
本発明のいくつかの化合物は、非溶媒和形態で存在することができ、さらに水和形態を含めた溶媒和形態でも存在することができる。概して、溶媒和形態は非溶媒和形態と同等であり、本発明の範囲内に含まれる。本発明のいくつかの化合物は、複数の結晶質または非晶質形態で存在することができる。概して、全ての物理形態は、本発明で考慮されている使用に関して同等であり、本発明の範囲内であるように意図されている。
本明細書において、「塩」という用語は、本発明の方法で使用する化合物の酸塩または塩基塩を指す。許容される塩の例示的な例としては、鉱酸(塩酸、臭化水素酸、リン酸など)の塩、有機酸(酢酸、プロピオン酸、グルタミン酸、クエン酸など)の塩、4級アンモニウム(ヨウ化メチル、ヨウ化エチルなど)の塩がある。
本発明のいくつかの化合物は、不斉炭素原子(光学的もしくはキラル中心)または二重結合を有し、鏡像異性体、ラセミ体、ジアステレオマー、互変異性体、幾何学的異性体、全体的立体化学の観点からアミノ酸に関して(R)−もしくは(S)−として、または(D)−もしくは(L)として定義され得る立体異性体形態、及び個別の異性体は、本発明の範囲内に含まれる。本発明の化合物は、合成及び/または単離には不安定すぎることが当技術分野で知られているものを含まない。本発明は、ラセミ形態及び光学的に純粋な形態の化合物を含むように意図されている。光学的に活性の(R)−及び(S)−、または(D)−及び(L)−異性体は、キラルシントンまたはキラル試薬を用いて調製することができ、あるいは従来の技法を用いて分解することもできる。本明細書に記載の化合物がオレフィン結合または他の幾何学的不斉中心を含有する場合、別段の指定がない限り、当該化合物は、E及びZの幾何学的異性体を含むことが意図されている。
本明細書において「異性体」という用語は、同じ数及び種類の原子を有し、そのため同じ分子量を有し、ただし原子の構造的配置または立体配置については異なる化合物を指す。
本明細書において「互変異性体」という用語は、2つ以上の構造的異性体であって、平衡状態で存在し、ある異性体形態から別の形態に容易に変換される2つ以上の構造的異性体のうちの1つを指す。
当業者であれば、本発明のいくつかの化合物が互変異性体形態で存在することがあり、全てのこのような互変異性体形態の化合物が本発明の範囲内にあることは明らかとなろう。
別段の明記がない限り、本明細書に示す構造は、全ての立体化学形態の構造、すなわち各不斉中心におけるR及びS立体配置も含むように意図されている。そのため、本発明化合物における単一の立体化学異性体及び鏡像異性体とジアステレオマーとの混合物は、本発明の範囲内にある。
別段の明記がない限り、本明細書に示す構造は、1つ以上の同位体リッチな原子の存在において異なる化合物も含むように意図されている。例えば、化合物の構造が、水素がジュウテリウムもしくはトリチウムで置き換えられている、または炭素が13Cもしくは14Cリッチ炭素で置き換えられていることを除いて本発明の構造であれば、本発明の範囲内にある。
本発明の化合物は、当該化合物を構成する1種以上の原子において、人為的な比率の原子同位体も含有することができる。例えば、当該化合物は、トリチウム(H)、ヨウ素125(125I)、または炭素14(14C)などの放射性同位体で放射標識することができる。本発明の化合物における全ての同位体バリエーションは、放射性であるかそうでないかにかかわらず、本発明の範囲内に含まれる。
記号
Figure 0006853833
は、化学的部分の分子または化学式の残部との結合点を示す。
本明細書において「a」または「an」という用語は1つ以上を意味する。加えて、本明細書において「a[n]〜で置換されている」という表現は、指定された基が、示された置換基のいずれかまたは全てのうちの1つ以上で置換され得ることを意味する。例えば、アルキルまたはヘテロアリール基などの基が、「非置換C−C20アルキル、または非置換2〜20員ヘテロアルキルで置換されている」場合、当該基は1つ以上の非置換C−C20アルキル、及び/または1つ以上の非置換2〜20員ヘテロアルキルを含有することができる。さらに、ある部分がR置換基で置換されている場合、当該基を「R置換」と呼ぶことができる。ある部分がR置換である場合、当該部分は少なくとも1つのR置換基で置換されており、各R置換基は任意選択で異なる。
本発明の化合物に対する記載は、当業者に公知である化学結合の原理による制限を受ける。したがって、ある基が複数の置換基のうちの1つ以上によって置換され得る場合、このような置換は、化学結合の原理に従うように、そして本質的に不安定ではない、及び/または、周囲条件下、例えば水性、中性、及びいくつかの既知の生理的条件下で不安定である可能性があることが当業者に公知であると考えられる化合物をもたらすように、選択される。例えば、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールは、当業者に公知の化学結合の原理に従って、環ヘテロ原子を介し分子の残部に結合し、それにより本質的に不安定な化合物を回避している。
「処置する」または「処置」という用語は、損傷、疾患、病態、または状態の処置または回復における任意の成功の徴候を指し、これには、任意の客観的または主観的パラメーター、例えば、軽減;寛解;症状の漸減、または損傷、病態、もしくは状態の患者に対する認容性の向上;退化または低下の速度の緩徐化;退化の最終点の衰弱性の緩和;患者の身体的または精神的健康状態の改善が含まれる。症状の処置または回復は、身体検査、精神神経検査、及び/または精神医学的評価の結果を含めた、客観的または主観的パラメーターに基づくことができる。例えば、本明細書におけるいくつかの方法は、エストロゲン受容体活性に関連する疾患を処置する。本明細書に記載のいくつかの方法は、エストロゲン受容体活性を阻害することにより、エストロゲン受容体活性に関連する疾患(例えば、乳がん、肺がん、婦人科系がん、卵巣がん、子宮内膜がん、または前立腺がん、リンパ管平滑筋腫症(LAM))を処置することができる。本明細書に記載のいくつかの方法は、リガンドのエストロゲン受容体への結合を阻害することにより、エストロゲン受容体活性に関連する疾患を処置することができる。本明細書に記載のいくつかの方法は、エストロゲン受容体の分解を誘導することにより、エストロゲン受容体活性に関連する疾患を処置することができる。本明細書に記載のいくつかの方法は、エストロゲン受容体の不活性立体構造を誘導することにより、エストロゲン受容体活性に関連する疾患を処置することができる。本明細書に記載のいくつかの方法は、(例えば、細胞の)過剰増殖に関連する疾患を処置することができる。例えば、本明細書におけるいくつかの方法はがんを処置する。例えば、本明細書におけるいくつかの方法は、がんの症状を減少させることにより、がんを処置する。がんの症状は、当業者に公知であると考えられる、または当業者によって判定され得る。「処置する」という用語及びこれに結び付いた語は、損傷、病態、状態、または疾患の予防を含む。
「有効量」とは、述べられた目的の遂行(例えば、投与する目的となる効果の達成、疾患の処置、酵素活性の低減、酵素活性の増加、タンパク質機能の低減、疾患または状態における1つ以上の症状の低減)に十分な量のことである。「有効量」の一例は、疾患の症状(1つまたは複数)の処置、予防、または低減の寄与に十分な量であり、これは「治療有効量」とも呼ばれ得る。症状(1つまたは複数)の「低減」(及びこの表現の文法的等価物)は、症状(複数可)の重症度もしくは頻度の減少、または症状(複数可)の除去を意味する。薬物またはプロドラッグにおける「予防有効量」とは、対象に投与した場合に、意図された予防効果、例えば、損傷、疾患、病態、もしくは状態の発症(もしくは再発)の予防もしくは遅延、または損傷、疾患、病態、もしくは状態、もしくはこれらの症状の発症(もしくは再発)の可能性の低減、を有する薬物またはプロドラッグの量のことである。完全な予防効果は、必ずしも1回用量の投与によって生じるものではなく、一連の用量の投与後のみに生じ得る。したがって、予防有効量は1回以上の投与において投与され得る。正確な量は、処置の目的に依存し、当業者により公知の技法を使用して確認可能となる(例えば、Lieberman,Pharmaceutical Dosage Forms(vols.1−3,1992);Lloyd,The Art,Science and Technology of Pharmaceutical Compounding(1999);Pickar,Dosage Calculations(1999);及びRemington:The Science and Practice of Pharmacy,20th Edition,2003,Gennaro,Ed.,Lippincott,Williams & Wilkinsを参照)。
物質もしくは物質活性、または疾患に関連する機能(例えば、過剰増殖性疾患、がん)の文脈における「関連する」または「〜に関連する」という用語は、疾患が(全体的もしくは部分的に)、または疾患の症状が(全体的もしくは部分的に)物質もしくは物質活性または機能によって引き起こされることを意味する。本明細書において、疾患に関連していると記載されたものは、原因物質の場合、疾患の処置の対象になり得る。例えば、エストロゲン受容体活性に関連する疾患は、エストロゲン受容体活性のレベルの減少に有効な薬剤(例えば、本明細書に記載の化合物)を用いて処置することができる。
「対照」または「対照実験」または「基準対照」は、それが有する通常の意味に従って使用され、実験の対象または試薬が、実験の手順、試薬、または変数の省略以外では並列実験におけるように扱われる実験を指す。一部の場合において、対照は、実験的効果の評価における比較の基準として使用される。
「接触させる」は、それが有する通常の意味に従って使用され、少なくとも2つの異なる種(例えば、生体分子を含めた化学的化合物、または細胞)が反応、相互作用、または物理的に接触するだけの十分な近接性を有することを可能にするプロセスを指す。ただし、得られる反応生成物は、添加した試薬間の反応から、または反応混合物中で生成され得る1つ以上の添加した試薬の中間体から直接生成されることがあることを理解されたい。「接触させる」という用語は、2つの種が反応、相互作用、または物理的に接触するのを可能にすることを含むことができ、この2つの種は、本明細書に記載の化合物及びタンパク質または酵素であり得る。一部の実施形態において、接触させることは、本明細書に記載の化合物がタンパク質または酵素と相互作用するのを可能にすることを含む。
本明細書に定義するように、「阻害」「阻害する(inhibit)」「阻害する(inhibiting)」などの用語は、タンパク質阻害物質(例えば、アンタゴニスト)の相互作用に関して、阻害物質の不在下でのタンパク質の活性または機能のレベルとの対比で、タンパク質の活性または機能のレベルに負の影響を及ぼす(例えば、減少させる)ことを意味する。一部の実施形態において、阻害とは、疾患または疾患の症状の低減を指す。したがって、阻害は、少なくとも部分的な、一部としての、または全体的な、刺激のブロック、活性の減少、予防、もしくは遅延、またはシグナル伝達もしくは酵素活性もしくはタンパク質の量の不活性化、脱感作、もしくは下方制御を含むことができる。
本明細書に定義するように、「活性化」「活性化する(activate)」「阻害する(activating)」などの用語は、タンパク質活性剤(例えば、アゴニスト)の相互作用に関して、活性剤(例えば、本明細書に記載の化合物)の不在下でのタンパク質の活性または機能のレベルとの対比で、タンパク質の活性または機能のレベルに正の影響を及ぼす(例えば、増加させる)ことを意味する。したがって、活性化は、少なくとも部分的な、一部としての、または全体的な刺激の増加、活性の増加もしくは有効化、またはシグナル伝達もしくは酵素活性もしくは疾患で減少したタンパク質の量の活性化、感作、もしくは上方制御を含むことができる。阻害は、少なくとも部分的な、一部としての、または全体的な、刺激の増加、活性の増加もしくは有効化、シグナル伝達もしくは酵素活性もしくはタンパク質の量の活性化、感作、もしくは上方制御を含むことができる。
「調節物質」という用語は、標的分子のレベルまたは標的分子の機能を向上または低下させる組成物を指す。諸実施形態において、調節物質とは抗がん剤のことである。諸実施形態において、調節物質とはエストロゲン受容体アンタゴニストのことである。諸実施形態において、調節物質とはホルモン受容体アンタゴニストのことである。諸実施形態において、調節物質とはエストロゲン受容体阻害物質のことである。諸実施形態において、調節物質とは、エストロゲン受容体共有結合修飾剤のことである。
本明細書において「追加の薬剤」または「さらなる薬剤」とは、本明細書で提供する化合物(式Iの化合物及びその実施形態)と共に使用する化合物を指す。追加の薬剤またはさらなる薬剤とは抗がん剤であり得る。諸実施形態において、追加の薬剤またはさらなる薬剤とは過剰増殖性障害を処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは化学療法薬のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは乳がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは肺がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは婦人科系がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは卵巣がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは子宮内膜がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは前立腺がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはリンパ管平滑筋腫症を処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはエストロゲン受容体活性を阻害するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはエストロゲン受容体活性に関連する疾患を処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは抗エストロゲンのことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはアロマターゼ阻害物質のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはHER−2阻害物質のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはハーセプチンのことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは、フルベストラント、クロミフェン、フェマレル、オルメロキシフェン、ラロキシフェン、タモキシフェン、トレミフェン、ラソフォキシフェン、オスペミフェン、アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ボロゾール、ホルメスタン、ファドロゾール、アミノグルテチミド、またはテストラクトンのことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはタモキシフェンのことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは、EGFR阻害物質(例えば、ゲフィチニブ(Iressa(商標)))、エルロチニブ(Tarceva(商標))、セツキシマブ(Erbitux(商標))、ラパチニブ(Tykerb(商標))、パニツムマブ(Vectibix(商標))、バンデタニブ(Caprelsa(商標))、アファチニブ/BIBW2992、CI−1033/カネルチニブ、ネラチニブ/HKI−272、ペリチニブ/EKB−569、BMS−599626、TAK−285、CUDC−101、OSI−420/デスメチルエルロチニブ、CP−724714、ダコミチニブ/PF299804、AG−490、AG−1478、AST−1306、WZ3146、AZD8931、サピチニブ、PD153035、イコチニブ、ARRY334543/バルリチニブ、ARRY−380、AEE788、WZ8040、WZ4002、またはXL647)のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは、がん(例えば、乳房及びNSCLC腫瘍)の処置で使用するラパマイシン(mTOR)阻害物質(例えば、エベロリムス)の哺乳類標的;がん(例えば、HER−2受容体の過剰発現を伴うER陽性乳がん)の処置で使用するHER2標的治療薬(例えば、トラスツズマブ、ラパチニブ、トラスツズマブ−エムタンシン)、HER3標的薬剤(例えば、ペルツズマブ);がん(例えば、変異体EGFRを発現するまたはEGFR陽性を有するNSCLC)を処置するためのEGFR標的治療薬(例えば、エルロチニブ、ゲフィチニブ、アフィチニブ);がんの処置(例えば、卵巣機能抑制)で使用するタモキシフェンまたはアロマターゼ阻害物質のことである。
「抗がん剤」または「抗がん薬物」は、それが有する通常の意味に従って使用され、抗悪性腫瘍特性または細胞の成長もしくは増殖を阻害する能力を有する組成物(例えば、化合物、薬物、アンタゴニスト、阻害物質、調節物質)を指す。一部の実施形態において、抗がん剤とは化学療法薬のことである。一部の実施形態において、抗がん剤とは、FDAまたは米国以外の国における同様の規制機関の承認を受けたがん処置のための薬剤のことである。抗がん剤の例としては、以下のものが挙げられるが、これに限定されない:抗アンドロゲン(例えば、カソデックス、フルタミド、MDV3100、またはARN−509)、MEK(例えば、MEK1、MEK2、またはMEK1及びMEK2)阻害物質(例えば、XL518、CI−1040、PD035901、セルメチニブ/AZD6244、GSK1120212/トラメチニブ、GDC−0973−、ARRY−162、ARRY−300、AZD8330、PD0325901、U0126、PD98059、TAK−733、PD318088、AS703026、BAY869766)、アルキル化剤(例えば、シクロホスファミド、イホスファミド、クロランブシル、ブスルファン、メルファラン、メクロレタミン、ウラムスチン、チオテパ、ニトロソウレア、ニトロジェンマスタード(例えば、メクロレタミン、シクロホスファミド、クロランブシル、メルファラン)、エチレンイミン及びメチルメラミン(例えば、ヘキサメチルメラミン、チオテパ)、スルホン酸アルキル(例えば、ブスルファン)、ニトロソウレア(例えば、カルムスチン、ロムスチン、セムスチン、ストレプトゾシン)、トリアゼン(デカルバジン)、代謝拮抗薬(例えば、5−アザチオプリン、ロイコボリン、カペシタビン、フルダラビン、ゲムシタビン、ペメトレキセド、ラルチトレキセド、葉酸類似体(例えば、メトトレキサート)、ピリミジン類似体(例えば、フルオロウラシル、フロクスウリジン、シタラビン)、プリン類似体(例えば、メルカプトプリン、チオグアニン、ペントスタチン)など)、植物アルカロイド(例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビノレルビン、ビンデシン、ポドフィロトキシン、パクリタキセル、ドセタキセルなど)、トポイソメラーゼ阻害物質(例えば、イリノテカン、トポテカン、アムサクリン、エトポシド(VP16)、エトポシドリン酸塩、テニポシドなど)、抗腫瘍抗生物質(例えば、ドキソルビシン、アドリアマイシン、ダウノルビシン、エピルビシン、アクチノマイシン、ブレオマイシン、ミトマイシン、ミトキサントロン、プリカマイシンなど)、白金系化合物(例えば、シスプラチン、オキサロプラチン、カルボプラチン)、アントラセンジオン(例えば、ミトキサントロン)、置換ウレア(例えば、ヒドロキシウレア)、メチルヒドラジン誘導体(例えば、プロカルバジン)、副腎皮質抑制薬(例えば、ミトタン、アミノグルテチミド)、エピポドフィロトキシン(例えば、エトポシド)、抗生物質(例えば、ダウノルビシン、ドキソルビシン、ブレオマイシン)、酵素(例えば、L−アスパラギナーゼ)、マイトジェン活性化タンパク質キナーゼシグナリング阻害物質(例えば、U0126、PD98059、PD184352、PD0325901、ARRY−142886、SB239063、SP600125、BAY43−9006、ワートマニン、またはLY294002)、mTOR阻害物質、抗体(例えば、リツキサン)、5−アザ−2’−デオキシシチジン、ドキソルビシン、ビンクリスチン、エトポシド、ゲムシタビン、イマチニブ(Gleevec(登録商標))、ゲルダナマイシン、17−N−アリルアミノ−17−デメトキシゲルダナマイシン(17−AAG)、ボルテゾミブ、トラスツズマブ、アナストロゾール;血管新生阻害物質;抗アンドロゲン、抗エストロゲン;アンチセンスオリゴヌクレオチド;アポトーシス遺伝子調節物質;アポトーシス制御物質;アルギニンデアミナーゼ;BCR/ABLアンタゴニスト;ベータラクタム誘導体;bFGF阻害物質;ビカルタミド;カンプトセシン誘導体;カゼインキナーゼ阻害物質(ICOS);クロミフェン類似体;シタラビンダクリキシマブ;デキサメタゾン;エストロゲン;エストロゲンアンタゴニスト;エタニダゾール;エトポシドリン酸塩;エキセメスタン;ファドロゾール;フィナステリド;フルダラビン;フルオロダウノルニシン(daunorunicin)塩酸塩;ガドリニウムテキサフィリン;硝酸ガリウム;ゼラチナーゼ阻害物質;ゲムシタビン;グルタチオン阻害物質;ヘプスルファム;免疫賦活ペプチド;インスリン様成長因子−1受容体阻害物質;インターフェロンアゴニスト;インタ−フェロン;インターロイキン;レトロゾール;白血病阻害物質;白血球アルファインターフェロン;ロイプロリド+エストロゲン+プロゲステロン;ロイプロレリン;マトリリシン阻害物質;マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害物質;MIF阻害物質;ミフェプリストーン;ミスマッチ2本鎖RNA;モノクローナル抗体;マイコバクテリア細胞壁抽出物;一酸化窒素調節物質;オキサリプラチン;パノミフェン;ペントロゾール;ホスファターゼ阻害物質;プラスミノーゲン活性剤阻害物質;白金錯体;白金化合物;プレドニゾン;プロテアソーム阻害物質;プロテインA系免疫調節物質;タンパク質キナーゼC阻害物質;タンパク質チロシンホスファターゼ阻害物質;プリンヌクレオシドホスホリラーゼ阻害物質;rasファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害物質;ras阻害物質;ras−GAP阻害物質;リボザイム;情報伝達阻害物質;情報伝達調節物質;1本鎖抗原結合タンパク質;幹細胞阻害物質;幹細胞分裂阻害物質;ストロメライシン阻害物質;合成グリコサミノグリカン;タモキシフェンメチオジド;テロメラーゼ阻害物質;甲状腺刺激ホルモン;翻訳阻害物質;チロシンキナーゼ阻害物質;ウロキナーゼ受容体アンタゴニスト;ステロイド(例えば、デキサメタゾン)、フィナステリド、アロマターゼ阻害物質、ゴナドトロピン放出ホルモンアゴニスト(GnRH)、例えば、ゴセレリンまたはロイプロリド、副腎皮質ステロイド(例えば、プレドニゾン)、プロゲスチン(例えば、カプロン酸ヒドロキシプロゲステロン、酢酸メゲストロール、酢酸メドロキシプロゲステロン)、エストロゲン(例えば、ジエチルスチルベストロール、エチニルエストラジオール)、抗エストロゲン(例えば、タモキシフェン)、アンドロゲン(例えば、プロピオン酸テストステロン、フルオキシメステロン)、抗アンドロゲン(例えば、フルタミド)、免疫賦活薬(例えば、Bacillus Calmette−Guerin(BCG)、レバミゾール、インターロイキン−2、アルファ−インターフェロンなど)、モノクローナル抗体(例えば、抗CD20、抗HER2、抗CD52、抗HLA−DR、及び抗VEGFモノクローナル抗体)、免疫毒素(例えば、抗CD33モノクローナル抗体−カリチアマイシン結合体、抗CD22モノクローナル抗体−シュードモナス外毒素結合体など)、放射免疫療法(例えば、111In、90Y、または131Iなどに結合した抗CD20モノクローナル抗体)、トリプトリド、ホモハリントニン、ダクチノマイシン、ドキソルビシン、エピルビシン、トポテカン、イトラコナゾール、ビンデシン、セリバスタチン、ビンクリスチン、デオキシアデノシン、セルトラリン、ピタバスタチン、イリノテカン、クロファジミン、5−ノニルオキシトリプトアミン、ベムラフェニブ、ダブラフェニブ、エルロチニブ、ゲフィチニブ、EGFR阻害物質、上皮成長因子(EGFR)標的療法または治療薬(例えば、ゲフィチニブ(Iressa(商標))、エルロチニブ(Tarceva(商標))、セツキシマブ(Erbitux(商標))、ラパチニブ(Tykerb(商標))、パニツムマブ(Vectibix(商標))、バンデタニブ(Caprelsa(商標))、アファチニブ/BIBW2992、CI−1033/カネルチニブ、ネラチニブ/HKI−272、CP−724714、TAK−285、AST−1306、ARRY334543、ARRY−380、AG−1478、ダコミチニブ/PF299804、OSI−420/デスメチルエルロチニブ、AZD8931、AEE788、ペリチニブ/EKB−569、CUDC−101、WZ8040、WZ4002、WZ3146、AG−490、XL647、PD153035、BMS−599626)、ソラフェニブ、イマチニブ、スニチニブ、ダサチニブ、ピロロベンゾジアゼピン(例えば、トメイマイシン)、カルボプラチン、CC−1065及びCC−1065類似体(アミノ−CBI、ニトロジェンマスタード(例えば、クロランブシル及びメルファラン)、ドラスタチン及びドラスタチン類似体(アウリスタチン:例えば、モノメチルアウリスタチンEを含む)、アントラサイクリン抗生物質(例えば、ドキソルビシン、ダウノルビシンなど)、デュオカルマイシンとデュオカルマイシン類似体、エンジイン(例えば、ネオカルチノスタチン及びカリケアミシンcalicheamicins)、レプトマイシン誘導体、マイタンシノイド及びマイタンシノイド類似体(例えば、メルタンシン)、メトトレキサート、マイトマイシンC、タキソイド、ビンカアルカロイド(例えば、ビンブラスチン及びビンクリスチン)、エポチロン(例えばエポチロンB)、フルベストラント、カンプトセシン及びその臨床的類似体トポテカン及びイリノテカン、SERMS(例えば、クロミフェン、フェマレル(femarelle)、オルメロキシフェン、ラロキシフェン、タモキシフェン、トレミフェン、ラソフォキシフェン、オスペミフェン)、アロマターゼ阻害物質(例えば、アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ボロゾール、ホルメスタン、ファドロゾール、アミノグルテチミド、テストラクトン)など。
「化学療法薬」または「化学療法剤」は、それが有する通常の意味に従って使用され、抗悪性腫瘍特性または細胞の成長もしくは増殖を阻害する能力を有する化学組成物または化合物を指す。
「患者」または「(それを)必要とする対象」もしくは「対象」とは、本明細書で提供する、化合物もしくは医薬組成物の投与により、または方法により処置され得る疾患または状態を患うまたはそれに陥りやすい生物を指す。非限定的な例としては、ヒト、その他の哺乳類、ウシ(bovine)、ラット、マウス、イヌ、サル、ヤギ、ヒツジ、ウシ(cow)、シカ、及び他の非哺乳類動物が挙げられる。一部の実施形態において、患者とはヒトのことである。一部の実施形態において、対象とはヒトのことである。
「疾患」または「状態」とは、本明細書で提供する化合物、医薬組成物、または方法を用いて処置することが可能な患者の状態または健康状態を指す。一部の実施形態において、疾患とは細胞過剰増殖という症状を有する疾患のことである。一部の実施形態において、疾患とは異常レベルのエストロゲン受容体活性という症状を有する疾患のことである。一部の実施形態において、疾患とはがんのことである。一部のさらなる場合において、「がん」とは、ヒトのがん及びがん腫、肉腫、腺がん、リンパ腫、白血病などを指し、がんには、固形及びリンパ系がん、腎臓、乳房、肺、膀胱、結腸、卵巣、前立腺、膵臓、胃、脳、頭頸部、皮膚、子宮、精巣、神経膠腫、食道、及び肺がん、急性Bリンパ芽球性リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(例えば、バーキット、小細胞、及び大細胞リンパ腫)、ホジキンリンパ腫を含めたリンパ腫、白血病(AML、ALL、及びCMLを含む)、または多発骨髄腫が含まれる。諸実施形態において、疾患とは乳がんのことである。諸実施形態において、疾患とはホルモン感受性乳がんのことである。諸実施形態において、疾患とはホルモン抵抗性(非感受性)乳がんのことである。諸実施形態において、疾患とはER陽性乳がんのことである。諸実施形態において、疾患とはER陰性乳がんのことである。諸実施形態において、疾患とはHER−2を発現する乳がんのことである。
本明細書において、「がん」という用語は、哺乳類(例えば、ヒト)に見いだされる全てのタイプのがん、新生物、または悪性腫瘍を指し、これには白血病、がん腫、及び肉腫が含まれる。本明細書で提供する化合物または方法を用いて処置され得る例示的ながんとしては、前立腺がん、甲状腺がん、内分泌系がん、脳がん、乳房がん、子宮頸がん、結腸がん、頭頸部がん、肝臓がん、腎臓がん、肺がん、非小細胞肺がん、黒色腫、中皮腫、卵巣がん、肉腫、胃がん、子宮がん、髄芽細胞腫、結腸直腸がん、膵臓がんが挙げられる。追加の例としては、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、多発骨髄腫、神経芽細胞腫、神経膠腫、多形性膠芽腫、卵巣がん、横紋筋肉腫、原発性血小板増加症、原発性マクログロブリン血症、原発性脳腫瘍、がん、悪性膵臓インスリノーマ、悪性カルチノイド、膀胱がん、妊娠前皮膚病変、精巣がん、リンパ腫、甲状腺がん、神経芽細胞腫、食道がん、尿生殖路がん、悪性高カルシウム血症、子宮体がん、副腎皮質がん、内分泌もしくは外分泌の膵臓新生物、髄様性甲状腺がん、髄様性甲状腺がん腫、黒色腫、大腸がん、乳頭甲状腺がん、肝細胞がん、または前立腺がんが挙げられ得る。
「白血病」という用語は、血液形成臓器の進行性悪性疾患を広く指し、概して血液及び骨髄における白血球及びその前駆体の歪んだ増殖及び発生を特徴とする。概して白血病は、(1)疾患(急性または慢性)の期間及び特徴;(2)関与する細胞タイプ;骨髄系(骨髄性)、リンパ系(リンパ行性)、または単球性;ならびに(3)白血病性または非白血病性(亜白血病性)血液における異常細胞数の増加の有無、に基づいて臨床的に分類される。本明細書で提供する化合物または方法を用いて処置され得る例示的な白血病としては、例えば、急性非リンパ球性白血病、慢性リンパ性白血病、急性顆粒球性白血病、慢性顆粒球性白血病、急性前骨髄球性白血病、成人T細胞白血病、非白血病性白血病、白血球血症性白血病、好塩基球性白血病、芽細胞白血病、ウシ白血病、慢性骨髄性白血病、皮膚白血病、幹細胞性白血病、好酸球性白血病、グロス白血病、毛様細胞白血病、赤芽球性白血病、血球芽細胞性白血病、組織球性白血病、幹細胞白血病、急性単球性白血病、白血球減少性白血病、リンパ性白血病、急性リンパ球性白血病、リンパ球性白血病、リンパ性白血病、リンパ様白血病、リンパ肉腫細胞性白血病、マスト細胞白血病、巨核球性白血病、小骨髄芽球性白血病、単球性白血病、急性顆粒球性白血病、骨髄性白血病、骨髄球性顆粒球性白血病、骨髄単球性白血病、ネーゲリ白血病、プラスマ細胞性白血病、多発骨髄腫、形質細胞白血病、前骨髄球性白血病、リーダー球性白血病、シリング白血病、幹細胞性白血病、亜白血病性白血病、または未分化細胞性白血病が挙げられる。
「肉腫」という用語は、概して胎児結合組織のような物質から構成される腫瘍を指し、概して繊維状または同質の物質内に包埋した密集細胞から構成されている。本明細書で提供する化合物または方法を用いて処置され得る肉腫としては、軟骨肉腫、線維肉腫、リンパ肉腫、黒色肉腫、粘液肉腫、骨肉腫、アベメシー肉腫(Abemethy’s sarcoma)、脂肪性肉腫、脂肪肉腫、胞状軟部肉腫、エナメル上皮肉腫、ブドウ状肉腫、緑色肉腫、絨毛がん、胎芽性肉腫、ウィルムス腫瘍肉腫、子宮内膜肉腫、間質性肉腫、ユーイング肉腫、筋膜肉腫、線維芽細胞肉腫、巨細胞肉腫、顆粒球肉腫、ホジキン肉腫、特発性多発性色素性出血性肉腫、B細胞の免疫芽球性肉腫、リンパ腫、T細胞の免疫芽球性肉腫、イエンセン肉腫、カポジ肉腫、クッパー細胞肉腫、血管肉腫、白血肉腫、悪性間葉細胞肉腫、傍骨肉腫、網状赤血球肉腫、ラウス肉腫、漿液嚢胞性肉腫、滑膜肉腫、または毛細血管拡張性肉腫が挙げられる。
「黒色腫」という用語は、皮膚及び他の臓器のメラニン細胞系から生じる腫瘍を意味するように解釈される。本明細書で提供する化合物または方法を用いて処置され得る黒色腫としては、例えば、末端部黒子黒色腫、無色素性黒色腫、良性若年性黒色腫、クラウドマン黒色腫、S91黒色腫、ハーディング・パッセー黒色腫、若年性黒色腫、悪性黒子由来黒色腫、悪性黒色腫、結節性黒色腫、爪下黒色腫、または表在拡大型黒色腫が挙げられる。
「がん腫」という用語は、周囲の組織に浸潤し転移をもたらす傾向のある、上皮細胞から構成される悪性新生物を指す。本明細書に記載の化合物または方法を用いて処置され得る例示的ながん腫としては、例えば、髄様性甲状腺がん、家族性髄様性甲状腺がん、小葉がん(acinar carcinoma)、小葉がん(acinous carcinoma)、腺嚢胞性がん、腺様嚢胞がん、腺様がん、副腎皮質がん、胞巣状がん、肺胞細胞がん、基底細胞がん、基底細胞がん、類基底細胞がん、基底扁平細胞がん、細気管支肺胞上皮がん、細気管支がん、気管支原性がん、脳様がん、胆管がん、絨毛腫瘍、膠様がん、面皰がん、子宮体部がん、篩状がん、鎧状がん、皮膚がん、円柱状がん、円柱状細胞がん、腺管がん、硬性がん、胚性がん、脳様がん、類表皮がん腫、腺上皮がん、外向発育がん、潰瘍がん、線維がん、ゼラチン状がん(gelatiniforni carcinoma)、ゼラチン状がん(gelatinous carcinoma)、巨細胞がん(giant cell carcinoma)、巨細胞がん(carcinoma gigantocellulare)、腺がん、顆粒膜細胞がん、毛母がん、血様がん、肝細胞がん、ヒュルツル細胞がん、硝子質がん、副腎様がん、小児性胚性がん、上皮内がん、表皮内がん、上皮内がん、クロムペッヘルがん、クルチッキー細胞がん、大細胞がん、レンズ状がん(lenticular carcinoma)、レンズ状がん(carcinoma lenticulare)、脂肪腫様がん、リンパ上皮がん、髄様がん(carcinoma medullare)、髄様がん(medullary carcinoma)、悪性黒色腫、軟性がん、粘液がん(mucinous carcinoma)、粘液分泌がん、粘液細胞がん、粘膜表皮がん、粘液がん(carcinoma mucosum)、粘膜がん、粘液腫様がん、上咽頭がん、燕麦細胞がん、骨化性がん、類骨がん、乳頭状がん、門脈周囲がん、前浸潤がん、有棘細胞がん、脳様がん、腎臓の腎細胞がん、余量細胞がん、肉腫様がん、シュナイダーがん、硬性がん、陰嚢がん、印環細胞がん、単純がん、小細胞がん、バレイショ状がん、球状細胞がん、紡錘細胞がん、髄様がん、扁平上皮がん、扁平上皮がん、紐がん、血管拡張がん、毛細血管拡張性がん、遷移細胞がん、結節性がん、結節がん、疣贅性がん、または絨毛様がんが挙げられる。
本明細書において「シグナリング経路」という用語は、細胞及び任意選択で細胞外の構成成分(例えば、タンパク質、核酸、低分子、イオン、脂質)間における一連の相互作用を指し、この一連の相互作用は、1つの構成成分における変化を1つ以上の他の構成成分に伝達し、ひいては追加の構成成分に変化を伝達することがあり、任意選択で他のシグナリング経路構成成分に伝播される。
本明細書において「異常」という用語は、正常とは異なることを指す。酵素活性の説明に使用する場合、異常とは、正常な対照または正常な非病的対象試料の平均よりも大きなまたは小さな活性を指す。異常な活性とは疾患をもたらす活性の量を指すことがあり、このとき、異常な活性が(例えば、本明細書に記載の化合物の投与または方法の使用によって)正常または疾患に関連しない量に戻ると、疾患または1つ以上の疾患症状の低減がもたらされる。
「核酸」もしくは「オリゴヌクレオチド」もしくは「ポリヌクレオチド」または本明細書で使用する文法的等価物は、一緒に共有結合した少なくとも2つのヌクレオチドを意味する。「核酸」という用語は、1本鎖、2本鎖、または複数鎖のDNA、RNA、及びその類似体(誘導体)を含む。典型的には、オリゴヌクレオチドは約5、6、7、8、9、10、12、15、25、30、40、50またはそれ以上のヌクレオチドであり、最大約100ヌクレオチド長である。核酸及びポリヌクレオチドは、例えば、200、300、500、1000、2000、3000、5000、7000、10,000などの長い長さを含めた任意の長さのポリマーである。1つ以上の炭素環式糖を含有する核酸も、核酸の1つの定義内に含まれる。
特定の核酸配列も「スプライスバリアント」を含む。同様に、ある核酸にコードされた特定のタンパク質は、当該核酸のスプライスバリアントによってコードされた任意のタンパク質を含む。「スプライスバリアント」は、その名が示唆するように、遺伝子の選択的スプライシングの産物である。転写後、最初の核酸転写は、異なる(選択的)核酸スプライス産物が異なるポリペプチドをコードするようにスプライシングされ得る。スプライスバリアントの生成の機構は様々であるが、エキソンの選択的スプライシングを含む。リードスルー転写により同じ核酸に由来する選択的ポリペプチドも、この定義に含まれる。スプライス産物の組換え形態を含めたスプライシング反応の任意の産物は、この定義に含まれる。
核酸は、他の核酸配列との機能的関係に置かれると、「作用可能に連結」している。例えば、プレ配列または分泌リーダーのDNAは、ポリペプチドの分泌に関与するプレタンパク質として発現された場合、当該ポリペプチドのDNAと作用可能に連結している。プロモーターまたはエンハンサーは、コード配列の転写に提供を及ぼす場合、当該コード配列と作用可能に連結している。あるいは、リボソーム結合部位は、翻訳を容易にするように位置付けられている場合、コード領域と作用可能に連結している。概して、「作用可能に連結」とは連結したDNA配列が互いに近くにあることを意味し、分泌リーダーの場合、連続しリーディングフェーズにあることを意味する。ただし、エンハンサーは連続している必要がない。連結は、好都合な制限部位でライゲーションすることにより遂行される。このような部位が存在しない場合、従来の実施に従って合成オリゴヌクレオチドアダプターまたはリンカーを使用する。
2つ以上の核酸またはポリペプチド配列の文脈における「同一の」またはパーセント「同一性」という用語は、同じであるかまたは指定されたパーセンテージの同じアミノ酸残基もしくはヌクレオチド(すなわち、比較ウインドウまたは指示領域にわたり最大一致するように比較及び整列した場合の、指定された領域にわたる約60%の同一性、好ましくは61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%またはそれ以上の同一性)を有する、2つ以上の配列または部分配列を指し、その測定は、後述するデフォルトパラメーターを用いてのBLASTまたはBLAST 2.0配列比較アルゴリズムを使用して、または手動のアラインメント及び目視によって行われる(例えば、NCBIのウェブサイトなどを参照)。そして、このような配列を「実質的に同一」と言う。この定義は、試験配列の補足物も指す、またはそれにも適用され得る。当該定義は、欠失及び/または付加を有する配列や、置換を有する配列も含む。後述のように、好ましいアルゴリズムはギャップなどを説明することができる。好ましくは、同一性は、少なくとも約10アミノ酸もしくは20ヌクレオチド長である領域にわたり、またはより好ましくは10〜50アミノ酸もしくは20〜50ヌクレオチド長である領域にわたり存在する。本明細書において、パーセント(%)アミノ酸配列同一性は、配列をアラインメントし、必要に応じてギャップを導入して最大のパーセント配列同一性を達成させた後に、参照配列のアミノ酸と同一である候補配列のアミノ酸のパーセンテージとして定義される。パーセント配列同一性を決定することを目的としたアラインメントは、当業者の技量の範囲内である様々な方法で、例えば、公的に入手可能なコンピューターソフトウェア(例えば、BLAST、BLAST−2、ALIGN、ALIGN−2、またはMegalign(DNASTAR))を使用して、達成することができる。アラインメントを測定するための適切なパラメーターは、比較している配列の完全長にわたる最大アラインメントを達成するのに必要な任意のアルゴリズムも含めて、公知の方法によって決定することができる。
配列比較に関しては、典型的には、ある配列が参照配列の役割を果たし、試験配列はこれと比較される。配列比較アルゴリズムを使用する場合、試験配列及び参照配列をコンピューターに投入し、必要に応じて部分配列の座標を指示し、配列アルゴリズムプログラムパラメーターを指示する。好ましくは、デフォルトのプログラムパラメーターを使用してもよく、または代替的パラメーターを指示してもよい。次に、配列比較アルゴリズムは、プログラムパラメーターに基づいて、参照配列に対する試験配列のパーセント配列同一性を計算する。
本明細書において「比較ウインドウ」は、10〜600、通常は約50〜約200、さらに通常は約100〜約150からなる群から選択される連続した位置の数のいずれか1つのセグメントの参照を含み、このとき配列は、2つの配列が最適にアラインメントされた後に、同じ数の連続した位置の参照配列と比較することができる。比較のための配列アラインメントの方法は、当技術分野において周知である。比較のための配列の最適アラインメントは、例えば、Smith & Waterman,Adv.Appl.Math.2:482(1981)の局所ホモロジーアルゴリズムにより、Needleman & Wunsch,J.Mol.Biol.48:443(1970)のホモロジーアラインメントアルゴリズムにより、Pearson & Lipman,Proc.Nat’l.Acad.Sci.USA 85:2444(1988)の類似性検索法により、これらのアルゴリズムのコンピューター化実装(Wisconsin Genetics Software Package, Genetics Computer Group,575 Science Dr.,Madison,WIにおけるGAP、BESTFIT、FASTA、及びTFASTA)により、または手動のアライメント及び目視検査(例えば、Current Protocols in Molecular Biolog(Ausubel et al.,eds.1995 supplement)を参照)により、行うことができる。
「〜と選択的に(または特異的に)ハイブリダイズする」という表現は、ある分子が特定のヌクレオチド配列のみに対し、他のヌクレオチド配列(例えば、全体の細胞またはライブラリーのDNAまたはRNA)よりも高い親和性で、例えば、よりストリンジェントな条件下で、結合、二重鎖形成、またはハイブリダイズすることを指す。
「ストリンジェントなハイブリダイズ条件」という表現は、典型的には複雑な核酸混合物中で、プローブがその標的配列とハイブリダイズし、他の配列とはハイブリダイズしない条件を指す。ストリンジェントな条件は配列依存性であり、異なる環境においては当該条件は異なることになる。より高温であればより長い配列が特異的にハイブリダイズする。核酸のハイブリダイズに関する詳細な指針は、Tijssen,Techniques in Biochemistry and Molecular Biology−−Hybridization with Nucleic Probes,”Overview of principles of hybridization and the strategy of nucleic acid assays”(1993)に見いだされる。概して、ストリンジェントな条件は、規定のイオン強度pHにおける特異的配列の熱融点(T)より約5〜10℃低いように選択される。Tは、標的に相補的なプローブの50%が平衡状態で標的配列とハイブリダイズする温度(規定のイオン強度、pH、及び核酸濃度において)である(標的配列が過剰に存在するため、Tでは50%のプローブが平衡状態で占有されている)。また、ストリンジェントな条件は、ホルムアミドなどの不安定化剤の添加によっても達成することができる。選択的または特異的ハイブリダイズに関しては、陽性シグナルがバックグラウンドの少なくとも2倍、好ましくはバックグラウンドハイブリダイズの10倍である。ストリンジェントなハイブリダイズ条件の例示としては、以下のものが挙げられる:50%のホルムアミド、5×SSC、及び1%のSDSを42℃でインキュベート、または、5×SSC、1%のSDSを65℃でインキュベート、0.2×SSC中で洗浄、0.1%のSDSを65℃。
ストリンジェントな条件下で互いにハイブリダイズしない核酸であっても、当該核酸がコードするポリペプチドが実質的に同一であれば、実質的に同一である。これが生じるのは、例えば、遺伝暗号が許容する最大コドン縮重を用いて核酸のコピーを創出したときである。このような場合、典型的に核酸は中程度にストリンジェントなハイブリダイズ条件下でハイブリダイズする。例示的な「中程度にストリンジェントなハイブリダイズ条件」としては、37℃の40%のホルムアミド、1MのNaCl、1%のSDSの緩衝液、及び45℃の1×SSC中での洗浄である。陽性ハイブリダイズは、少なくともバックグラウンドの2倍である。当業者であれば、同様のストリンジェンシーをもたらすために代替的なハイブリダイズ及び洗浄条件も利用され得ることを容易に認識することになる。ハイブリダイズパラメーターを決定するための追加的な指針は、多くの参考文献、例えば、Current Protocols in Molecular Biology,ed.Ausubel,et al.で提供されている。
タンパク質には一般に20個のアミノ酸が見いだされる。これらのアミノ酸は、側鎖の化学的性質に基づいて9つのクラスまたは群に分類することができる。1つのアミノ酸残基の、同じクラスまたは群内の別の残基に対する置換を、本明細書では「保存的」置換と呼ぶ。保存的アミノ酸置換は、しばしばタンパク質内で、タンパク質の立体構造や機能を顕著に改変することなく行われ得る。1つのアミノ酸残基の、異なるクラスまたは群からの別の残基に対する置換を、本明細書では「非保存的」置換と呼ぶ。非保存的アミノ酸置換は対照的に、タンパク質の立体構造及び機能を修飾する傾向がある。
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一部の実施形態において、保存的アミノ酸置換は、グリシン(G)、アラニン(A)、イソロイシン(I)、バリン(V)、及びロイシン(L)のいずれかの、これら脂肪族アミノ酸の他のいずれかに対する置換;セリン(S)のスレオニン(T)に対する置換及びその逆;アスパラギン酸(D)のグルタミン酸(E)に対する置換及びその逆;グルタミン(Q)のアスパラギン(N)に対する置換及びその逆;リジン(K)のアルギニン(R)に対する置換及びその逆;フェニルアラニン(F)、チロシン(Y)、及びトリプトファン(W)の、これら芳香族アミノ酸の他のいずれかに対する置換;ならびにメチオニン(M)のシステイン(C)に対する置換及びその逆、を含む。他の置換についても、特定のアミノ酸の環境及びタンパク質の3次元構造における役割に応じて、保存的とみなすことができる。例えば、グリシン(G)及びアラニン(A)はしばしば交換可能なことがあり、アラニン(A)及びバリン(V)も同様である。相対的に疎水性のメチオニン(M)は、しばしばロイシン及びイソロイシンと、また時としてバリンと交換可能なことがある。リジン(K)及びアルギニン(R)は、アミノ酸残基の重要な特徴が電荷でありこれら2つのアミノ酸残基のpKの違いは重要でない位置において、しばしば交換可能である。特定の環境下では、さらに他の変化も「保存的」とみなすことができる(例えば、BIOCHEMISTRY at pp.13−15,2nd ed.Lubert Stryer ed.(Stanford University);Henikoff et al.,Proc.Nat’l Acad.Sci.USA (1992)89:10915−10919;Lei et al.,J.Biol.Chem.(1995)270(20):11882−11886を参照)。
「ポリペプチド」「ペプチド」及び「タンパク質」は本明細書では互換的に使用され、長さや翻訳後修飾に関係なく、アミノ酸の任意のペプチド結合鎖を意味する。以下に記すように、本明細書に記載のポリペプチドは、例えば、野生型タンパク質、野生型タンパク質の生物活性断片、または野生型タンパク質もしくは断片のバリアントであり得る。本開示によれば、バリアントはアミノ酸置換、欠失、または挿入を含有することができる。置換は、保存的であっても非保存的であってもよい。
タンパク質は、発現の後に単離することができる。本明細書に記載のタンパク質のいずれかに適用される「精製された」または「単離された」という用語は、天然には当該タンパク質を発現する細胞内の他のタンパク質、脂質、及び核酸が付随する構成成分(例えば、タンパク質または他の天然存在の生物学的分子もしくは有機分子)から分離または精製されたポリペプチドを指す。典型的には、ポリペプチドは、試料中の総タンパク質の少なくとも60(例えば、少なくとも65、70、75、80、85、90、92、95、97、または99)重量%を構成すれば、精製されているものとする。
タンパク質内のアミノ酸残基は、タンパク質内の所与の残基と同じ本質的構造位置を占有する場合、所与の残基に「対応する」。例えば、選択タンパク質内の選択残基は、選択残基がヒトアンドロゲン受容体内でCys784と同じ本質的空間関係または他の構造関係を占有する場合、ヒトアンドロゲン受容体のCys784に対応する。一部の実施形態において、選択タンパク質をヒトアンドロゲン受容体タンパク質と最大相同性で整列させた場合、整列した選択タンパク質内でCys784に一致する位置は、Cys784に対応していると言う。一次配列のアラインメントの代わりに、例えば、選択タンパク質の構造をヒトアンドロゲン受容体タンパク質及び比較する全体構造と最大に対応するようにアラインメントする場合、3次元構造のアライメントも使用することができる。この場合、構造モデル内でCys784と同じ本質的位置を占有するアミノ酸は、Cys784残基に対応していると言う。
「医薬的に許容される賦形剤」及び「医薬的に許容される担体」とは、ある活性薬剤の対象への投与及び対象による吸収を補助する物質を指し、これらは、著しく有害な毒性学的影響を患者にもたらすことなく、本明細書で開示する組成物に含めることができる。医薬的に許容される賦形剤の非限定的な例としては、水、NaCl、生理食塩水、乳酸リンゲル、通常のスクロース、通常のグルコース、結合剤、充填剤、崩壊剤、滑沢剤、コーティング剤、甘味料、香味料、塩溶液(例えば、リンゲル液)、アルコール、油、ゼラチン、炭水化物(例えば、ラクトース、アミロース、またはデンプン)、脂肪酸エステル、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリジン、及び着色料などが挙げられる。このような調製物は、所望の場合、滅菌し、滑沢剤、保存料、安定剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧に影響を及ぼす塩、緩衝液、着色料、及び/または芳香物質などの、本発明の化合物と有害に反応しない助剤と混合することができる。当業者であれば、他の医薬賦形剤も本発明において有用であることを認識することになる。
「調製物」という用語は、活性化合物を担体としてのカプセル化材料と共に製剤化し、活性構成成分が他の担体を伴ってまたは伴わずに担体によって囲まれることで担体と共に存在する、カプセルを提供するように意図されている。同様に、カシェ剤及びロゼンジも含まれる。錠剤、粉末、カプセル、ピル、カシェ剤、及びロゼンジは、経口投与に適した固体剤形として使用することができる。
本明細書において、「投与する」という用語は、対象に対する経口投与、座薬としての投与、局所接触、静脈内、非経口、腹腔内、筋肉内、病巣内、髄腔内、頭蓋内、鼻腔内、もしくは皮下の投与、または徐放デバイス(例えば、小型浸透圧ポンプ)の植え込みを意味する。投与は、非経口及び経粘膜(例えば、頬側、舌下、口蓋、歯肉、鼻、膣、直腸、または経皮)を含めた任意の経路によるものである。非経口投与としては、例えば、静脈内、筋肉内、細動脈内、皮内、腹腔内、心室内、及び頭蓋内が挙げられる。他の投与様式としては、以下に限定されないが、リポソーム製剤、静脈内注入、経皮パッチなどの使用が挙げられる。「同時投与する」とは、本明細書に記載の組成物が、1つ以上の追加の薬剤または療法(本明細書では「さらなる薬剤」とも呼ばれる)(例えば、抗がん剤)の投与と同時、その直前、またはその直後に投与されることを意味する。本発明の化合物は、患者に単体で投与されても同時投与されてもよい。同時投与は、(2つ以上の化合物または薬剤の場合)当該化合物を個別にまたは組み合わせて同時にまたは経時的に投与することを含むように意図されている。したがって、調製物は、所望の場合、(例えば、代謝分解を低減するため、プロドラッグの分解及び薬物、検出可能な薬剤の放出を増加させるために)他の活性物質と組み合わせることもできる。本発明の組成物は、アプリケータースティック、溶液、懸濁液、エマルジョン、ゲル、クリーム、軟膏、ペースト、ゼリー、塗布剤、粉末、及びエアロゾルとして、経皮的に、局所経路により送達することができる。経口用調製物としては、患者の摂取に適した錠剤、ピル、粉末、ドラジェ、カプセル、液体、ロゼンジ、カシェ剤、ゲル、シロップ、スラリー、懸濁液などが挙げられる。固体形態の調製物としては、粉末、錠剤、ピル、カプセル、カシェ剤、座薬、及び分散性顆粒が挙げられる。液体形態の調製物としては、溶液、懸濁液、及びエマルジョン、例えば、水または水/プロピレングリコール溶液が挙げられる。本発明の組成物は、持続放出及び/または快適さをもたらすための構成成分を追加的に含むことができる。このような構成成分としては、高分子量アニオン性粘液模倣ポリマー、ゲル化多糖体、及び微粉化された薬物担体基質が挙げられる。これらの構成成分については、米国特許第4,911,920号、同第5,403,841号、同第5,212,162号、及び同第4,861,760号でより詳細に論じられている。これらの特許の全体的内容は、あらゆる目的においてその全体が参照により本明細書に組み込まれる。本発明の組成物は、体内で緩やかに放出させるためにマイクロスフィアとして送達することもできる。例えば、マイクロスフィアは、皮下に緩やかに放出する薬物含有マイクロスフィアの皮内注射を介して(Rao,J.Biomater Sci.Polym.Ed.7:623−645,1995を参照)、生分解性の注射可能なゲル製剤として(例えば、Gao Pharm.Res.12:857−863,1995を参照)、または経口投与用のマイクロスフィアとして(例えば、Eyles,J.Pharm.Pharmacol.49:669−674,1997を参照)、投与することができる。別の実施形態において、本発明の組成物の製剤は、細胞膜と融合するまたは貪食されるリポソームの使用によって送達することができ、貪食は、すなわち、リポソームに結合した受容体リガンドを用いることにより、当該リガンドが細胞の表面膜タンパク質受容体に結合した結果もたらされる。リポソームを使用することにより、とりわけ、リポソーム表面が標的細胞に対し特異的な受容体リガンドを保有する場合、または優先的に特定の臓器に向けられる場合、本発明の組成物をin vivoで標的細胞に送達することに集中することができる。(例えば、Al−Muhammed,J.Microencapsul.13:293−306,1996;Chonn,Curr.Opin.Biotechnol.6:698−708,1995;Ostro,Am.J.Hosp.Pharm.46:1576−1587,1989を参照)本発明の組成物は、ナノ粒子として送達することもできる。
本発明により提供される医薬組成物は、活性成分(例えば、実施形態または実施例を含む本明細書に記載の化合物)が治療有効量で、すなわち、意図された目的の達成に有効な量で含まれる組成物を含む。特定の用途に有効な実際の量は、特に、処置が行われている状態に依存することになる。このような組成物は、ある疾患を処置するための方法において投与する場合、所望の結果、例えば、疾患の症状(例えば、がんまたは異常なアンドロゲン受容体活性の症状)の低減、除去、または進行緩徐化の達成に有効な量の活性成分を含有することになる。本発明の化合物における治療有効量の決定は、特に本明細書の詳細な開示内容を踏まえれば、十分に当業者の技量の範囲内である。
ある哺乳類に投与する投薬量及び頻度(単回用量または複数用量)は、様々な因子、例えば、当該哺乳類が別の疾患を患っているかどうか、ならびにその投与経路;サイズ、年齢、性別、健康状態、体重、体型指数、及びレシピエントの食事;処置が行われている疾患の症状(例えば、がんの症状)の性質及び程度、併用処置の種類、処置が行われている疾患由来の合併症または他の健康関連の問題、に応じて変動し得る。他の治療レジメンまたは薬剤も、出願人の発明の方法及び化合物と共に使用することができる。確立された投薬量(例えば、頻度及び継続期間)の調整及び操作は、十分に当業者の技量の範囲内である。
本明細書に記載の任意の化合物に関して、治療有効量は最初に細胞培養アッセイから決定することができる。ターゲット濃度は、本明細書に記載の方法または当技術分野で公知の方法を用いて測定される、本明細書に記載の方法の達成が可能な活性化合物(複数可)の濃度となる。
当技術分野で公知のように、ヒトにおいて使用するための治療有効量は、動物モデルから決定することもできる。例えば、ヒト向けの用量は、動物において有効であることが見いだされた濃度を達成するように製剤化することができる。ヒトにおける投薬量は、上述のように、化合物の有効性を監視し投薬量を上方または下方に調整することにより、調整することができる。上述した方法及び他の方法に基づき、ヒトにおいて最大の効力を達成するように用量を調整することは、十分に当業者の技量の範囲内である。
投薬量は、患者及び用いられている化合物の要件に応じて変動し得る。本発明の文脈において、患者に投与する用量は、患者において時間と共に有益な治療応答をもたらすのに十分であるべきである。用量のサイズも、任意の有害な副作用の存在、性質、及び程度によって決定することになる。特定の状況に対する適切な投薬量の決定は、当業者の技量の範囲内である。概して、処置は、当該化合物の最適な用量よりも少ない少量の投薬量から開始する。その後、投薬量を少量ずつ、諸状況下で最適な効果に達するまで増加させる。
投薬量及び間隔は、処置が行われている特定の臨床徴候に有効な投与化合物のレベルをもたらすように個別に調整することができる。これにより、個体の疾患状態の重症度に対応した治療レジメンがもたらされることになる。
本明細書で提供される教示を利用して、実質的な毒性を引き起こさず、その上特定の患者が示す臨床症状の処置に有効である、有効な予防的または治療的な処置レジメンを計画することができる。この計画は、化合物の効力、相対的な生体利用能、患者の体重、有害な副作用の存在及び重症度、好ましい投与様式、及び選択薬剤の毒性プロファイルなどの因子を考慮することにより、活性化合物の慎重な選択を伴うべきである。
本明細書に記載の化合物は、互いに組み合わせて、がんの処置に有用であることが知られている他の活性薬剤と共に、または単体では有効ではない可能性があるが活性薬剤の有効性に寄与し得る補助的薬剤と、使用することができる。
諸実施形態において、同時投与は、1つの活性薬剤を、第2の活性薬剤の0.5、1、2、4、6、8、10、12、16、20、または24時間以内に投与することを含む。同時投与は、2つの活性薬剤を、同時に、ほぼ同時に(例えば、互いの約1、5、10、15、20、もしくは30分以内に)、または任意の順序で経時的に、投与することを含む。一部の実施形態において、同時投与は、同時製剤化、すなわち、両方の活性薬剤を含む単一の医薬組成物を調製することによって遂行することができる。他の実施形態において、活性薬剤は別々に製剤化してもよい。別の実施形態において、活性及び/または補助的薬剤は、互いに連結または結合していてもよい。一部の実施形態において、本明細書に記載の化合物は、照射または手術などのがんの処置と組み合わせてもよい。
「薬物抵抗性エストロゲン受容体」とは、野生型エストロゲン受容体よりも低い有効性で薬物に阻害される、(野生型との対比で)修飾されたエストロゲン受容体のことである。「薬物抵抗性ヒトエストロゲン受容体」とは、野生型ヒトエストロゲン受容体よりも低い有効性で薬物に阻害される、(野生型との対比で)修飾されたヒトエストロゲン受容体のことである。
「薬物抵抗性がん」とは、薬物抵抗性でないがんよりも低い有効性で薬物に阻害されるがんのことである。「抗エストロゲン抵抗性がん」とは、抗エストロゲン抵抗性でないがんよりも低い有効性で抗エストロゲンに阻害されるがんのことである。「内分泌治療薬抵抗性がん」とは、内分泌治療薬抵抗性でないがんよりも低い有効性で内分泌治療薬に阻害されるがんのことである。
「抗エストロゲン」という用語は、エストロゲンとエストロゲン受容体との結合に関連するエストロゲン受容体活性の1つ以上を伴うことなくエストロゲン受容体に結合する化合物を指す。諸実施形態において、抗エストロゲンとは、(例えば、細胞上のERに対する、組織に対する、または生物に対する)エストロゲンの1つ以上の効果を阻害する化合物のことである。抗エストロゲンの例としては、フルベストラント、クロミフェン、フェマレル、オルメロキシフェン、ラロキシフェン、タモキシフェン、トレミフェン、ラソフォキシフェン、及びオスペミフェンが挙げられる。
「内分泌治療薬」という用語は、対象におけるホルモン活性の調節に有効である化合物を指す。対象の処置における内分泌治療薬の使用が「内分泌療法」である。内分泌治療薬によるホルモン活性の調節には、ホルモンのレベルまたはホルモン活性のレベルの増加、減少、ブロック、除去、または変化が含まれ得る。内分泌治療薬の例としては、抗エストロゲン、アロマターゼ阻害物質、SERM、フルベストラント、クロミフェン、フェマレル、オルメロキシフェン、ラロキシフェン、タモキシフェン、トレミフェン、ラソフォキシフェン、オスペミフェン、アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ボロゾール、ホルメスタン、ファドロゾール、アミノグルテチミド、及びテストラクトンが挙げられる。
「エストロゲン受容体」または「ER」という用語は、ホルモンである17β−エストラジオール、エストリオール、エストロンなどのようなリガンドに結合することによって活性化される転写因子である、核内受容体の確立されたメンバーを指す。諸実施形態において、「エストロゲン受容体」または「ER」とは、ホルモンである17β−エストラジオール、エストリオール、及び/またはエストロンのようなリガンドに結合することによって活性化される転写因子である、核内受容体を指す。諸実施形態において、「エストロゲン」または「ER」とは、ホルモンである17β−エストラジオールに結合することによって活性化される転写因子である、核内受容体を指す。「エストロゲン受容体」という用語は、ヒトエストロゲン受容体のヌクレオチド配列またはタンパク質配列を指すことがある。「エストロゲン受容体」という用語は、ヒトエストロゲン受容体1(別名ER−アルファ、ERアルファ、またはERα)のヌクレオチド配列またはタンパク質配列を指すことがある(例えば、Entrez 2099、Uniprot P03372、RefSeq NM_000125、OMIM 133430、NP_000116、NP_000116.2、NM_000125.3、GI:62821794、及び/またはGI:170295798)。「エストロゲン受容体」という用語は、ヒトエストロゲン受容体2(別名ER−ベータ、ERベータ、またはERβ)のヌクレオチド配列またはタンパク質配列を指すことがある(例えば、Entrez 2100、Uniprot Q92731、RefSeq NM_001040275、OMIM 601663、及び/またはGI:94538324)。「エストロゲン受容体」という用語は、ヌクレオチド配列またはタンパク質の野生型形態及びその任意の変異体の両方を含む。一部の実施形態において、「エストロゲン受容体」とは野生型エストロゲン受容体のことである。一部の実施形態において、「エストロゲン受容体」とは1つ以上の変異体形態のことである。「エストロゲン受容体」XYZという用語は、変異体エストロゲン受容体のヌクレオチド配列またはタンパク質を指し、エストロゲン受容体におけるYと番号付けられたアミノ酸において、野生型では通常Xアミノ酸を有するが、変異体ではZアミノ酸を有する。諸実施形態において、エストロゲン受容体とは野生型ヒトエストロゲン受容体のことである。諸実施形態において、エストロゲン受容体とは野生型ヒトERαのことである。諸実施形態において、エストロゲン受容体とは野生型ヒトERβのことである。諸実施形態において、エストロゲン受容体とは野生型ヒトERαまたはERβのことである。諸実施形態において、エストロゲン受容体とは野生型ヒトERα及びERβのことである。諸実施形態において、エストロゲン受容体とは変異体エストロゲン受容体のことである。諸実施形態において、変異体エストロゲン受容体は、野生型エストロゲン受容体に関連しない疾患(例えば、薬物抵抗性がん)に関連する。諸実施形態において、エストロゲン受容体は、上記の配列と比較して少なくとも1つのアミノ酸変異(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30の変異)を含む。
「用量」「投薬量」などの用語は、通常の慣例的な意味において、各投与時に個体に与える活性成分の量を指す。本明細書で提供する方法及び組成物に関しては、概して、用量は疾患処置の量を指す。用量は、所与の療法における通常用量の範囲、投与の頻度、個体のサイズ及び認容性、状態の重症度、副作用のリスク、及び投与経路を含めた多数の因子に応じて変動することになる。当業者であれば、用量は上記の因子に応じ、または治療経過に基づき変更され得ることを認識することになる。「剤形」という用語は、組成物、活性化合物、医薬品、または医薬組成物における特定の形式を指し、これは投与経路に依存する。例えば、剤形は、噴霧療法用、例えば吸入用には液体形態、例えば経口送達用には錠剤または液体、例えば注射用には食塩水とすることができる。組成物は、複数の活性成分(例えば、2つの活性成分)を、複数の別々の剤形(例えば、2つの活性成分の各々用に別々の剤形)で含有することができる。組成物は、複数の活性成分(例えば、2つの活性成分)を含む単一の剤形(例えば、単一のピル、錠剤注射アリコートなど)を含有することができる。剤形は、単位剤形であることが好ましい。諸実施形態において、このような単位剤形の組成物は、適切な量の活性構成成分を含有する単位用量に細分される。諸実施形態において、このような単位剤形の組成物は、適切な量の活性構成成分を含有する単位用量に細分され、別々の単位剤形内に各構成成分が含まれる。単位剤形は、別個の量の組成物または組成物の別々の活性成分を含有するパッケージ化調製物、例えば、パケット化錠剤、カプセル、及びバイアルまたはアンプルに入った粉末であってもよい。また、単位剤形は、カプセル、錠剤、カシェ剤、またはロゼンジそのものであってもよく、あるいはパッケージ化形態での適切な数のこれらのいずれかであってもよい。
「CDK4阻害物質」などの用語は、通常の慣例的な意味において、CDK4の機能を阻害する化合物を指す。「CDK4」という用語は、通常の慣例的な意味において、当技術分野で周知のサイクリン依存性キナーゼ4を指す。「CDK6阻害物質」などの用語は、通常の慣例的な意味において、CDK6の機能を阻害する化合物を指す。「CDK6」という用語は、通常の慣例的な意味において、当技術分野で周知のサイクリン依存性キナーゼ6を指す。「CDK4/6阻害物質」などの用語は、通常の慣例的な意味において、CDK4もしくはCDK6のいずれか、またはCDK4及びCDK6の両方の機能を阻害する化合物を指す。例示的なCDK4/6阻害物質としては、当技術分野で公知のパルボシクリブ(PD−0332991)、リボシクリブ(LEE011)及びアベマシクリブ(LY2835219)、セリシクリブ及びフラボピリドールが挙げられる。さらなる例示的なCDK4/6阻害物質(CAS登録番号)としては、R547(CAS 741713−40−6)、アベマシクリブ(CAS 1231930−82−7、LY2835219)、パルボシクリブ(CAS 571190−30−2)、アルボシジブ(CAS 146426−40−6、フラボピリドール、HMR−1275)、P276−00(CAS 920113−03−7)、ミルシブリブ(Milciblib)(CAS 802539−81−7)、SU9516(CAS 377090−84−1)、BMS−265246(CAS 582315−72−8)、LDC000067(CAS 1073485−20−7)、リボシクリブ(CAS 1211441−98−3、LEE011)、CAS 359886−84−3、CAS 546102−60−7、NSC 6215987(CAS 141992−47−4)、CAS 943746−57−4、リュビジン(Ryuvidine)(CAS 265312−55−8)、ファスカプリシン(CAS 114719−57−2)、PD 0332991(CAS 827022−32−2)、CAS 1256963−02−6、AMG 925(CAS 1401033−86−0)、ML 167(CAS 1285702−20−6)、AT7519(CAS 844442−38−2)、PHA−848125(CAS 802539−81−7)、プルバラノールB(CAS 212844−54−7)、スタウロスポリン(CAS 62996−74−1)、及びSB 218078(CAS 135897−06−2)が挙げられる。
「相乗性」「相乗作用」「相乗的」「併用による相乗的量」「相乗的治療効果」及び「二剤併用療法の相乗性」は本明細書では互換的に使用され、組み合わせて投与した化合物における測定された効果が、単剤として単体で投与した各化合物における個別の効果を合計したものよりも大きいような効果を指す。例えば、本明細書において「併用による相乗的量」とは、相乗効果(すなわち、相加効果よりも大きい効果)をもたらす第1の量(例えば、本明細書に記載の化合物の量)と第2の量(例えば、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質の量)との和を指す。
組成物
一態様において、本明細書で定義するさらなる薬剤または追加の薬剤、例えば、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質、及び式
Figure 0006853833
を有する化合物またはその医薬的に許容される塩を含む組成物が提供される。
は、独立的に、水素、ハロゲン、−NR、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn110、−SOv1NR、−NHNR、−ONR、−NHC=(O)NHNR、−NHC=(O)NR、−N(O)m1、−C(O)R、−C(O)−OR、−C(O)NR、−OR10、−NRSO10、−NRC=(O)R、−NRC(O)−OR、−NROR、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn214、−SOv2NR1112、−NHNH、−ONR1112、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1112、−N(O)m2、−NR1112、−C(O)R13、−C(O)−OR13、−C(O)NR1112、−OR14、−NR11SO14、−NR11C=(O)R13、−NR11C(O)−OR13、−NR11OR13、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn318、−SOv3NR1516、−NHNH、−ONR1516、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1516、−N(O)m3、−NR1516、−C(O)R17、−C(O)−OR17、−C(O)NR1516、−OR18、−NR15SO18、−NR15C=(O)R17、−NR15C(O)−OR17、−NR15OR17、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。R及びR置換基は任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。Lは、独立的に、結合、−NR−、−NRC(O)−、−C(O)NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、置換もしくは非置換アルキレン、置換もしくは非置換ヘテロアルキレン、置換もしくは非置換シクロアルキレン、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキレン、置換もしくは非置換アリーレン、置換もしくは非置換ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換スピロ環式リンカーである。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn422、−SOv4NR1920、−NHNH、−ONR1920、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1920、−N(O)m4、−NR1920、−C(O)R21、−C(O)−OR21、−C(O)NR1920、−OR22、−NR19SO22、−NR19C=(O)R21、−NR19C(O)−OR21、−NR19OR21、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、及びR22は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、同じ窒素原子に結合したR11及びR12置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR15及びR16置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR19及びR20置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。記号nは0〜5の整数である。記号m1、m2、m3、m4、v1、v2、v3、及びv4は独立的に1または2である。記号n1、n2、n3、及びn4は独立的に0〜4の整数である。記号X、X、X、X、及びXは独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである。
諸実施形態において、当該組成物は、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質と式(I)の化合物との組合せを含む単一の剤形として提供される。諸実施形態において、当該組成物は複数の剤形として提供され、各剤形は、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質、及び式(I)の化合物を含む。
一実施形態において、当該化合物は式(I)の構造:
Figure 0006853833
またはその医薬的に許容される塩を有する。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−NR、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn110、−SOv1NR、−NHNR、−ONR、−NHC=(O)NHNR、−NHC=(O)NR、−N(O)m1、−C(O)R、−C(O)−OR、−C(O)NR、−OR10、−NRSO10、−NRC=(O)R、−NRC(O)−OR、−NROR、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn214、−SOv2NR1112、−NHNH、−ONR1112、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1112、−N(O)m2、−NR1112、−C(O)R13、−C(O)−OR13、−C(O)NR1112、−OR14、−NR11SO14、−NR11C=(O)R13、−NR11C(O)−OR13、−NR11OR13、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn318、−SOv3NR1516、−NHNH、−ONR1516、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1516、−N(O)m3、−NR1516、−C(O)R17、−C(O)−OR17、−C(O)NR1516、−OR18、−NR15SO18、−NR15C=(O)R17、−NR15C(O)−OR17、−NR15OR17、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。R及びR置換基は任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。Lは、独立的に、結合、−NR−、−NRC(O)−、−C(O)NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、置換もしくは非置換アルキレン、置換もしくは非置換ヘテロアルキレン、置換もしくは非置換シクロアルキレン、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキレン、置換もしくは非置換アリーレン、置換もしくは非置換ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換スピロ環式リンカーである。Rは独立的に水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn422、−SOv4NR1920、−NHNH、−ONR1920、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1920、−N(O)m4、−NR1920、−C(O)R21、−C(O)−OR21、−C(O)NR1920、−OR22、−NR19SO22、−NR19C=(O)R21、−NR19C(O)−OR21、−NR19OR21、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、及びR22は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、同じ窒素原子に結合したR11及びR12置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR15及びR16置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR19及びR20置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。記号nは0〜5の整数である。記号m1、m2、m3、m4、v1、v2、v3、及びv4は独立的に1または2である。記号n1、n2、n3、及びn4は独立的に0〜4の整数である。記号X、X、X、X、及びXは独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである。
一実施形態において、当該化合物は式(I):
Figure 0006853833
またはその医薬的に許容される塩を有する。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−NR、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn110、−SOv1NR、−NHNR、−ONR、−NHC=(O)NHNR、−NHC=(O)NR、−N(O)m1、−C(O)R、−C(O)−OR、−C(O)NR、−OR10、−NRSO10、−NRC=(O)R、−NRC(O)−OR、−NROR、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn214、−SOv2NR1112、−NHNH、−ONR1112、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1112、−N(O)m2、−NR1112、−C(O)R13、−C(O)−OR13、−C(O)NR1112、−OR14、−NR11SO14、−NR11C=(O)R13、−NR11C(O)−OR13、−NR11OR13、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn318、−SOv3NR1516、−NHNH、−ONR1516、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1516、−N(O)m3、−NR1516、−C(O)R17、−C(O)−OR17、−C(O)NR1516、−OR18、−NR15SO18、−NR15C=(O)R17、−NR15C(O)−OR17、−NR15OR17、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。R及びR置換基は任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。Lは、独立的に、結合、−NR−、−NRC(O)−、−C(O)NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、置換もしくは非置換アルキレン、置換もしくは非置換ヘテロアルキレン、置換もしくは非置換シクロアルキレン、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキレン、置換もしくは非置換アリーレン、置換もしくは非置換ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換スピロ環式リンカーである。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn422、−SOv4NR1920、−NHNH、−ONR1920、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1920、−N(O)m4、−NR1920、−C(O)R21、−C(O)−OR21、−C(O)NR1920、−OR22、−NR19SO22、−NR19C=(O)R21、−NR19C(O)−OR21、−NR19OR21、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、及びR22は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、同じ窒素原子に結合したR11及びR12置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR15及びR16置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR19及びR20置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。記号nは0〜5の整数である。記号m1、m2、m3、m4、v1、v2、v3、及びv4は独立的に1または2である。記号n1、n2、n3、及びn4は独立的に0〜4の整数である。記号X、X、X、X、及びXは独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである。
本明細書に記載の化合物に関して、以下の構造においてアスタリスクで示される−CHは、非置換C−C10アルキル:
Figure 0006853833
で置き換えることができる。
諸実施形態において、このような構造においてアスタリスクで示される−CHは、非置換C−Cアルキルで置き換えることができる。
諸実施形態において、当該化合物は式(1a)を有する。
Figure 0006853833
変数L及びRは、本明細書に記載の通りである。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn526、−SOv5NR2324、−NHNH、−ONR2324、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR2324、−N(O)m5、−NR2324、−C(O)R25、−C(O)−OR25、−C(O)NR2324、−OR26、−NR23SO26、−NR23C=(O)R25、−NR23C(O)−OR25、−NR23OR25、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。R23、R24、R25、及びR26は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。同じ窒素原子に結合したR23及びR24置換基は、任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。記号m5及びv5は、独立的に1または2である。記号n5は、独立的に0〜4の整数である。記号Xは、独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである。
諸実施形態において、当該化合物は式(1b)を有する。
Figure 0006853833
変数L及びRは本明細書に記載の通りである。
諸実施形態において、当該化合物は式(II)を有する。
Figure 0006853833
変数L、n、R、及びRは本明細書に記載の通りである。
諸実施形態において、当該化合物は式(IIa)を有する。
Figure 0006853833
変数L、R、R、及びRは本明細書に記載の通りである。
諸実施形態において、当該化合物は式(IIb)を有する。
Figure 0006853833
変数L、R、及びRは本明細書に記載の通りである。
諸実施形態において、Rは、独立的に、ハロゲン、−NR、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn110、−SOv1NR、−NHNR、−ONR、−NHC=(O)NHNR、−NHC=(O)NR、−N(O)m1、−C(O)R、−C(O)−OR、−C(O)NR、−OR10、−NRSO10、−NRC=(O)R、−NRC(O)−OR、−NROR、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に水素である。諸実施形態において、Rは独立的に−NRである。諸実施形態において、Rは独立的に−NHである。諸実施形態において、Rは独立的に−CFである。諸実施形態において、Rは独立的に−CClである。諸実施形態において、Rは独立的に−N(O)である。諸実施形態において、Rは独立的にハロゲンである。諸実施形態において、Rは独立的に−Fである。諸実施形態において、Rは独立的に−Clである。諸実施形態において、Rは独立的に−Brである。諸実施形態において、Rは独立的に−Iである。諸実施形態において、Rは独立的に置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換シクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、非置換アリール、または非置換ヘテロアリールである。
諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、R1は独立的に置換または非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、R1は独立的に置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、R1は独立的に置換または非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−C12アリールである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−C12アリールである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−C10アリールである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−C10アリールである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換5〜10員ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換5〜10員ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換5〜9員ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換5〜9員ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的にピペリジンである。諸実施形態において、Rは独立的にピペラジンである。諸実施形態において、Rは独立的にピリジンである。諸実施形態において、Rは独立的にピラジンである。諸実施形態において、Rは独立的にジメチルアミノである。諸実施形態において、Rは独立的にジメチルアミノエチルである。諸実施形態において、Rは独立的にジメチルアミノプロピルである。諸実施形態において、Rは独立的にエチルモルホリニルである。諸実施形態において、Rは独立的にモルホリニルである。
諸実施形態において、Rは、独立的に、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn214、−SOv2NR1112、−NHNH、−ONR1112、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1112、−N(O)m2、−NR1112、−C(O)R13、−C(O)−OR13、−C(O)NR1112、−OR14、−NR11SO14、−NR11C=(O)R13、−NR11C(O)−OR13、−NR11OR13、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に水素である。諸実施形態において、Rは独立的にハロゲンである。諸実施形態において、Rは、独立的に、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。
諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−C12アルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−C12アルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換メチルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換エチルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換プロピルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換2〜12員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換2〜12員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換2〜8員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換2〜8員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換2〜4員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換2〜4員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換もしくは非置換アルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換もしくは非置換(C−C10)アルキル、または置換もしくは非置換2〜10員ヘテロアルキルである。
諸実施形態において、Rは、独立的に、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn318、−SOv3NR1516、−NHNH、−ONR1516、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1516、−N(O)m3、−NR1516、−C(O)R17、−C(O)−OR17、−C(O)NR1516、−OR18、−NR15SO18、−NR15C=(O)R17、−NR15C(O)−OR17、−NR15OR17、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に水素である。諸実施形態において、Rは独立的にハロゲンである。諸実施形態において、Rは、独立的に、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。
諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−C12アルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−C12アルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換メチルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換エチルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換プロピルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換2〜12員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換2〜12員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換2〜8員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換2〜8員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換2〜4員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換2〜4員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換もしくは非置換アルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換もしくは非置換(C−C10)アルキル、または置換もしくは非置換2〜10員ヘテロアルキルである。
諸実施形態において、R及びR置換基は任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、置換または非置換ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、非置換ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、置換または非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、置換または非置換3〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、非置換3〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する。
諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、置換または非置換ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、非置換ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、置換または非置換5〜10員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、非置換5〜10員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、置換または非置換5〜9員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、非置換5〜9員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、置換または非置換5〜6員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、非置換5〜6員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R及びR置換基は連結して、
Figure 0006853833
を形成する。
諸実施形態において、Lは、独立的に、結合、−NR−、−NRC(O)−、−C(O)NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、置換もしくは非置換アルキレン、置換もしくは非置換ヘテロアルキレン、置換もしくは非置換シクロアルキレン、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキレン、置換もしくは非置換アリーレン、または置換もしくは非置換ヘテロアリーレンである。諸実施形態において、Lは独立的に結合である。諸実施形態において、Lは独立的に−NR−である。諸実施形態において、Lは独立的に−NRC(O)−である。諸実施形態において、Lは独立的に−C(O)NR−である。諸実施形態において、Lは独立的に−O−である。諸実施形態において、Lは独立的に−S−である。諸実施形態において、Lは独立的に−C(O)−である。諸実施形態において、Lは独立的に−S(O)−である。諸実施形態において、Lは独立的に−S(O)−である。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換アルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換アルキレンである。
諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換C−C12アルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換C−C12アルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換C−Cアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換C−Cアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換C−Cアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換C−Cアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換C−Cアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換C−Cアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換メチレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換エチレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換プロピレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換ブチレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換ヘテロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換ヘテロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換2〜12員ヘテロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換2〜12員ヘテロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換2〜8員ヘテロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換2〜8員ヘテロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換2〜6員ヘテロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換2〜6員ヘテロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換2〜4員ヘテロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換2〜4員ヘテロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換シクロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換シクロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換C−Cシクロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的にC−Cシクロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換ヘテロシクロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換ヘテロシクロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換3〜8員ヘテロシクロアルキレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換アリーレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換アリーレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換C−C10アリーレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換C−C10アリーレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換ヘテロアリーレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換ヘテロアリーレンである。諸実施形態において、Lは独立的に置換または非置換5〜10員ヘテロアリーレンである。諸実施形態において、Lは独立的に非置換5〜10員ヘテロアリーレンである。
諸実施形態において、Lは独立的に−NH−(置換または非置換アルキレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NH−(非置換アルキレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NH−(置換または非置換(C−C)アルキレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NH−(非置換(C−C)アルキレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NH−(置換または非置換(C−C)アルキレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NH−(非置換(C−C)アルキレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NH−(非置換メチレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NH−(非置換エチレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NH−(非置換プロピレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NH−(非置換ブチレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NH−(非置換n−プロピレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NH−(非置換n−ブチレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NHC(O)−(置換または非置換アルキレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NHC(O)−(非置換アルキレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NHC(O)−(置換または非置換(C−C)アルキレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NHC(O)−(非置換(C−C)アルキレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NHC(O)−(置換または非置換(C−C)アルキレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NHC(O)−(非置換(C−C)アルキレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NHC(O)−(非置換メチレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NHC(O)−(非置換エチレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NHC(O)−(非置換プロピレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NHC(O)−(非置換ブチレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NHC(O)−(非置換n−プロピレン)である。諸実施形態において、Lは独立的に−NHC(O)−(非置換n−ブチレン)である。
諸実施形態において、Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn422、−SOv4NR1920、−NHNH、−ONR1920、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1920、−N(O)m4、−NR1920、−C(O)R21、−C(O)−OR21、−C(O)NR1920、−OR22、−NR19SO22、−NR19C=(O)R21、−NR19C(O)−OR21、−NR19OR21、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に水素である。諸実施形態において、Rは、独立的に、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。
諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−C12アルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−C12アルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換メチルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換エチルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換プロピルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換2〜12員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換2〜12員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換2〜8員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換2〜8員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換2〜4員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換2〜4員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換もしくは非置換アルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換もしくは非置換(C−C10)アルキル、または置換もしくは非置換2〜10員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換メチルである。諸実施形態において、R4は独立的に非置換シクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、非置換アリール、または非置換ヘテロアリールである。諸実施形態において、R4は独立的に置換または非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、R4は独立的に置換または非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cシクロアルキルである。
諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−C12アリールである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−C12アリールである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−C10アリールである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−C10アリールである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換5〜10員ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換5〜10員ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換5〜9員ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換5〜9員ヘテロアリールである。
諸実施形態において、Rは、独立的に、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn526、−SOv5NR2324、−NHNH、−ONR2324、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR2324、−N(O)m5、−NR2324、−C(O)R25、−C(O)−OR25、−C(O)NR2324、−OR26、−NR23SO26、−NR23C=(O)R25、−NR23C(O)−OR25、−NR23OR25、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に水素である。諸実施形態において、Rは、独立的に、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に−NHである。諸実施形態において、Rは独立的に−CFである。諸実施形態において、Rは独立的に−CClである。諸実施形態において、Rは独立的に−N(O)である。諸実施形態において、Rは独立的にハロゲンである。諸実施形態において、R5は独立的に−Fである。諸実施形態において、R5は独立的に−Clである。諸実施形態において、R5は独立的に−Brである。諸実施形態において、R5は独立的に−Iである。諸実施形態において、R5は独立的に置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。
諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−C12アルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−C12アルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換メチルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換エチルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換プロピルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換2〜12員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換2〜12員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換2〜8員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換2〜8員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換2〜4員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換2〜4員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換もしくは非置換アルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換もしくは非置換(C−C10)アルキル、または置換もしくは非置換2〜10員ヘテロアルキルである。
諸実施形態において、R5は独立的に非置換シクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、非置換アリール、または非置換ヘテロアリールである。諸実施形態において、R5は独立的に置換または非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、R5は独立的に置換または非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルである。
諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−C12アリールである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−C12アリールである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換C−C10アリールである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換C−C10アリールである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換5〜10員ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換5〜10員ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に置換または非置換5〜9員ヘテロアリールである。諸実施形態において、Rは独立的に非置換5〜9員ヘテロアリールである。
諸実施形態において、Rは独立的に−CX である。諸実施形態において、Rは独立的に−CNである。諸実施形態において、Rは独立的に−SOClである。諸実施形態において、Rは独立的に−SOn526である。諸実施形態において、Rは独立的に−SOv5NR2324である。諸実施形態において、Rは独立的に−NHNHである。諸実施形態において、Rは独立的に−ONR2324である。諸実施形態において、Rは独立的に−NHC=(O)NHNHである。諸実施形態において、Rは独立的に−NHC=(O)NR2324である。諸実施形態において、Rは独立的に−N(O)m5である。諸実施形態において、Rは独立的に−NR2324である。諸実施形態において、Rは独立的に−C(O)R25である。諸実施形態において、Rは独立的に−C(O)−OR25である。諸実施形態において、Rは独立的に−C(O)NR2324である。諸実施形態において、Rは独立的に−OR26である。諸実施形態において、Rは独立的に−NR23SO26である。諸実施形態において、Rは独立的に−NR23C=(O)R25である。諸実施形態において、Rは独立的に−NR23C(O)−OR25である。諸実施形態において、Rは独立的に−NR23OR25である。諸実施形態において、Rは独立的に−OCX である。諸実施形態において、Rは独立的に水素、ハロゲン、−CX 、または非置換アルキルである。諸実施形態において、Rは独立的に水素、−F、−CF、または非置換メチルである。
諸実施形態において、各R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、及びR26は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換C−C12アルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換C−C12アルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換C−Cアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換C−Cアルキルである。
諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換2〜12員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換2〜12員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換2〜8員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換2〜8員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換2〜4員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換2〜4員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換もしくは非置換アルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換もしくは非置換(C−C10)アルキル、または置換もしくは非置換2〜10員ヘテロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換メチルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、Hである。
諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換シクロアルキル、非置換ヘテロシクロアルキル、非置換アリール、または置換ヘテロアリールである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換C−Cシクロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換C−Cシクロアルキルである。
諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルである。
諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換C−C12アリールである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換C−C12アリールである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換C−C10アリールである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換C−C10アリールである。
諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換5〜10員ヘテロアリールである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換5〜10員ヘテロアリールである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、置換または非置換5〜9員ヘテロアリールである。諸実施形態において、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、またはR26は、独立的に、非置換5〜9員ヘテロアリールである。
諸実施形態において、R11及びR12置換基は任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、置換または非置換ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、非置換ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、置換または非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、置換または非置換3〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、非置換3〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する。
諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、置換または非置換ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、非置換ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、置換または非置換5〜10員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、非置換5〜10員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、置換または非置換5〜9員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、非置換5〜9員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R11及びR12置換基は連結して、置換または非置換5〜6員ヘテロアリールを形成する。
諸実施形態において、R15及びR16置換基は任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、置換または非置換ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、非置換ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、置換または非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、置換または非置換3〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、非置換3〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する。
諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、置換または非置換ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、非置換ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、置換または非置換5〜10員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、非置換5〜10員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、置換または非置換5〜9員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、非置換5〜9員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R15及びR16置換基は連結して、置換または非置換5〜6員ヘテロアリールを形成する。
諸実施形態において、R19及びR20置換基は任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、置換または非置換ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、非置換ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、置換または非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、置換または非置換3〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、非置換3〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する。
諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、置換または非置換ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、非置換ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、置換または非置換5〜10員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、非置換5〜10員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、置換または非置換5〜9員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、非置換5〜9員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R19及びR20置換基は連結して、置換または非置換5〜6員ヘテロアリールを形成する。
諸実施形態において、R23及びR24置換基は任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、置換または非置換ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、非置換ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、置換または非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、非置換3〜7員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、置換または非置換3〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、非置換3〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する。
諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、置換または非置換ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、非置換ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、置換または非置換5〜10員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、非置換5〜10員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、置換または非置換5〜9員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、非置換5〜9員ヘテロアリールを形成する。諸実施形態において、R23及びR24置換基は連結して、置換または非置換5〜6員ヘテロアリールを形成する。
諸実施形態において、nは0である。諸実施形態において、nは1である。諸実施形態において、nは2である。諸実施形態において、nは3である。諸実施形態において、nは4である。諸実施形態において、nは5である。諸実施形態において、m1は1である。諸実施形態において、m1は2である。諸実施形態において、m2は1である。諸実施形態において、m2は2である。諸実施形態において、m3は1である。諸実施形態において、m3は2である。諸実施形態において、m4は1である。諸実施形態において、m4は2である。諸実施形態において、m5は1である。諸実施形態において、m5は2である。諸実施形態において、v1は1である。諸実施形態において、v1は2である。諸実施形態において、v2は1である。諸実施形態において、v2は2である。諸実施形態において、v3は1である。諸実施形態において、v3は2である。諸実施形態において、v4は1である。諸実施形態において、v4は2である。諸実施形態において、v5は1である。諸実施形態において、v5は2である。諸実施形態において、n1は0である。諸実施形態において、n1は1である。諸実施形態において、n1は2である。諸実施形態において、n1は3である。諸実施形態において、n1は4である。諸実施形態において、n2は0である。諸実施形態において、n2は1である。諸実施形態において、n2は2である。諸実施形態において、n2は3である。諸実施形態において、n2は4である。諸実施形態において、n3は0である。諸実施形態において、n3は1である。諸実施形態において、n3は2である。諸実施形態において、n3は3である。諸実施形態において、n3は4である。諸実施形態において、n4は0である。諸実施形態において、n4は1である。諸実施形態において、n4は2である。諸実施形態において、n4は3である。諸実施形態において、n4は4である。諸実施形態において、n5は0である。諸実施形態において、n5は1である。諸実施形態において、n5は2である。諸実施形態において、n5は3である。諸実施形態において、n5は4である。
諸実施形態において、Xは独立的に−Clである。諸実施形態において、Xは独立的に−Brである。諸実施形態において、Xは独立的に−Iである。諸実施形態において、Xは独立的に−Fである。諸実施形態において、Xは独立的に−Clである。諸実施形態において、Xは独立的に−Brである。諸実施形態において、Xは独立的に−Iである。諸実施形態において、Xは独立的に−Fである。諸実施形態において、Xは独立的に−Clである。諸実施形態において、Xは独立的に−Brである。諸実施形態において、Xは独立的に−Iである。諸実施形態において、Xは独立的に−Fである。諸実施形態において、Xは独立的に−Clである。諸実施形態において、Xは独立的に−Brである。諸実施形態において、Xは独立的に−Iである。諸実施形態において、Xは独立的に−Fである。諸実施形態において、Xは独立的に−Clである。諸実施形態において、Xは独立的に−Brである。諸実施形態において、Xは独立的に−Iである。諸実施形態において、Xは独立的に−Fである。諸実施形態において、Xは独立的に−Clである。諸実施形態において、Xは独立的に−Brである。諸実施形態において、Xは独立的に−Iである。諸実施形態において、Xは独立的に−Fである。
諸実施形態において、Rは、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R27−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R27−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R27−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R27−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R27−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR27−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
27は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R28−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R28−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R28−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R28−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R28−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR28−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。諸実施形態において、R27はピペリジンである。諸実施形態において、R27はピペラジンである。諸実施形態において、R27はピリジンである。諸実施形態において、R27はピラジンである。諸実施形態において、R27はジメチルアミノである。諸実施形態において、R27はジメチルアミノエチルである。諸実施形態において、R27はジメチルアミノプロピルである。諸実施形態において、R27はエチルモルホリニルである。諸実施形態において、R27はモルホリニルである。
28は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R29−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R29−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R29−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R29−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R29−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR29−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。諸実施形態において、R28はピペリジンである。諸実施形態において、R28はピペラジンである。諸実施形態において、R28はピリジンである。諸実施形態において、R28はピラジンである。諸実施形態において、R28はジメチルアミノである。諸実施形態において、R28はジメチルアミノエチルである。諸実施形態において、R28はジメチルアミノプロピルである。諸実施形態において、R28はエチルモルホリニルである。諸実施形態において、R28はモルホリニルである。
諸実施形態において、Rは、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R30−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R30−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R30−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R30−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R30−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR30−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
30は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R31−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R31−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R31−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R31−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R31−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR31−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
31は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R32−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R32−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R32−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R32−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R32−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR32−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、Rは、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R33−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R33−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R33−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R33−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R33−置換もしくは非置換アリール(例えば、6〜12員アリールもしくは6員アリール)、またはR33−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
33は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R34−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R34−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R34−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R34−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R34−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR34−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
34は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R35−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R35−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R35−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R35−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R35−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR35−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、Rは、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R36−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R36−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R36−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R36−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R36−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR36−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
36は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R37−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R37−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R37−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R37−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R37−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR37−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
37は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R38−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R38−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R38−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R38−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R38−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR38−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、Rは、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R39−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R39−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R39−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R39−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R39−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR39−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
39は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R40−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R40−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R40−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R40−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R40−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR40−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
40は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R41−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R41−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R41−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R41−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R41−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR41−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、Rは、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R42−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R42−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R42−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R42−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R42−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR42−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
42は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R43−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R43−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R43−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R43−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R43−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR43−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
43は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R44−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R44−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R44−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R44−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R44−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR44−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R10は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R45−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R45−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R45−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R45−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R45−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR45−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
45は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R46−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R46−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R46−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R46−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R46−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR46−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
46は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R47−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R47−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R47−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R47−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R47−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR47−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R11は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R48−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R48−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R48−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R48−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R48−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR48−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
48は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R49−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R49−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R49−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R49−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R49−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR49−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
49は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R50−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R50−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R50−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R50−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R50−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR50−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R12は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R51−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R51−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R51−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R51−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R51−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR51−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
51は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R52−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R52−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R52−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R52−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R52−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR52−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
52は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R53−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R53−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R53−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R53−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R53−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR53−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R13は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R54−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R54−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R54−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R54−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R54−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR54−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
54は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R55−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R55−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R55−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R55−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R55−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR55−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
55は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R56−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R56−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R56−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R56−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R56−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR56−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R14は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R57−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R57−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R57−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R57−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R57−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR57−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
57は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R58−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R58−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R58−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R58−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R58−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR58−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
58は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R59−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R59−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R59−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R59−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R59−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR59−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
一部の実施形態において、R15は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R60−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R60−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R60−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R60−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R60−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR60−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
60は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R61−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R61−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R61−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R61−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R61−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR61−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
61は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R62−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R62−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R62−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R62−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R62−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR62−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R16は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R63−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R63−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R63−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R63−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R63−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR63−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
63は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R64−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R64−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R64−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R64−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R64−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR64−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
64は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R65−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R65−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R65−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R65−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R65−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR65−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R17は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R66−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R66−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R66−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R66−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R66−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR66−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
66は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R67−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R67−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R67−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R67−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R67−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR67−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
67は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R68−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R68−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R68−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R68−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R68−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR68−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R18は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R69−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R69−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R69−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R69−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R69−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR69−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
69は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R70−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R70−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R70−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R70−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R70−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR70−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
70は、独立的に、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R71−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R71−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R71−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R71−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R71−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR71−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R19は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R72−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R72−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R72−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R72−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R72−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR72−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R20は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R73−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R73−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R73−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R73−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R73−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR73−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R21は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R74−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R74−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R74−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R74−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R74−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR74−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R22は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R75−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R75−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R75−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R75−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R75−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR75−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R23は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R76−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R76−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R76−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R76−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R76−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR76−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R24は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R77−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R77−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R77−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R77−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R77−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR77−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R25は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R78−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R78−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R78−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R78−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R78−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR78−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、R26は、独立的に、水素、オキソ、ハロゲン、CF、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、R79−置換もしくは非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、R79−置換もしくは非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、R79−置換もしくは非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、R79−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R79−置換もしくは非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、またはR79−置換もしくは非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、Lは、独立的に、結合、R80−置換もしくは非置換アルキレン、R80−置換もしくは非置換ヘテロアルキレン、R80−置換もしくは非置換シクロアルキレン、R80−置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキレン、R80−置換もしくは非置換アリーレン、またはR80−置換もしくは非置換ヘテロアリーレンである。
29、R32、R35、R38、R41、R44、R47、R50、R53、R56、R59、R62、R65、R68、R71、R72、R73、R74、R75、R76、R77、R78、R79、及びR80は、独立的に、オキソ、ハロゲン、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF、−OCHF、非置換アルキル(例えば、C−Cアルキル、C−Cアルキル、もしくはC−Cアルキル)、非置換ヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、もしくは2〜4員ヘテロアルキル)、非置換シクロアルキル(例えば、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、もしくはC−Cシクロアルキル)、非置換ヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロアルキル、もしくは5〜6員ヘテロアルキル)、非置換アリール(例えば、C−C10アリールもしくはCアリール)、または非置換ヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、もしくは5〜6員ヘテロアリール)である。
諸実施形態において、当該化合物は、
Figure 0006853833
Figure 0006853833
である。
諸実施形態において、当該化合物は本明細書に記載の化合物である。一部の実施形態において、化合物はJD101〜JD160(例えば、JD101、JD102、JD103、JD104、JD105、JD106、JD107、JD108、JD109、JD110、JD111、JD112、JD113、JD114、JD115、JD116、JD117、JD118、JD119、JD120、JD121、JD122、JD123、JD124、JD125、JD126、JD127、JD128、JD129、JD130、JD131、JD132、JD133、JD134、JD135、JD136、JD137、JD138、JD139、JD140、JD141、JD142、JD143、JD144、JD145、JD146、JD147、JD148、JD149、JD150、JD151、JD152、JD153、JD154、JD155、JD156、JD157、JD158、JD159、またはJD160)から選択される化合物である。諸実施形態において、化合物はJD101〜JD160(例えば、JD101、JD102、JD103、JD104、JD105、JD106、JD107、JD108、JD109、JD110、JD111、JD112、JD113、JD114、JD115、JD116、JD117、JD118、JD119、JD120、JD121、JD122、JD123、JD124、JD125、JD126、JD127、JD128、JD129、JD130、JD131、JD132、JD133、JD134、JD135、JD136、JD137、JD138、JD139、JD140、JD141、JD142、JD143、JD144、JD145、JD146、JD147、JD148、JD149、JD150、JD151、JD152、JD153、JD154、JD155、JD156、JD157、JD158、JD159、またはJD160)から選択される化合物ではない。
諸実施形態において、本明細書に記載の化合物は、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、R26、m1、m2、m3、m4、m5、v1、v2、v3、v4、v5、n1、n2、n3、n4、n5、X、X、X、X、X、及びX、及び/または他の変数の複数の例を含むことができる。このような実施形態において、各変数は、任意選択で異なっていてもよく、各群をより明快に区別するために適切にラベル付けすることができる。例えば、各R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、R26、m1、m2、m3、m4、m5、v1、v2、v3、v4、v5、n1、n2、n3、n4、n5、X、X、X、X、X、及びXが異なる場合、これらは、例えば、R1.1、R1.2、R1.3、R1.4、R1.5、R2.1、R2.2、R2.3、R2.4、R2.5、R3.1、R3.2、R3.3、R3.4、R3.5、R4.1、R4.2、R4.3、R4.4、R4.5、R5.1、R5.2、R5.3、R5.4、R5.5、R9.1、R9.2、R9.3、R9.4、R9.5、R10.1、R10.2、R10.3、R10.4、R10.5、R11.1、R11.2、R11.3、R11.4、R11.5、R12.1、R12.2、R12.3、R12.4、R12.5、R13.1、R13.2、R13.3、R13.4、R13.5、R14.1、R14.2、R14.3、R14.4、R14.5、R15.1、R15.2、R15.3、R15.4、R15.5、R16.1、R16.2、R16.3、R16.4、R16.5、R17.1、R17.2、R17.3、R17.4、R17.5、R18.1、R18.2、R18.3、R18.4、R18.5、R19.1、R19.2、R19.3、R19.4、R19.5、R20.1、R20.2、R20.3、R20.4、R20.5、R21.1、R21.2、R21.3、R21.4、R21.5、R22.1、R22.2、R22.3、R22.4、R22.5、R23.1、R23.2、R23.3、R23.4、R23.5、R24.1、R24.2、R24.3、R24.4、R24.5、R25.1、R25.2、R25.3、R25.4、R25.5、R26.1、R26.2、R26.3、R26.4、R26.5、m1、m1、m1、m1、m1、m2、m2、m2、m2、m2、m3、m3、m3、m3、m3、m4、m4、m4、m4、m4、m5、m5、m5、m5、m5、v1、v1、v1、v1、v1、v2、v2、v2、v2、v2、v3、v3、v3、v3、v3、v4、v4、v4、v4、v4、v5、v5、v5、v5、v5、n1、n1、n1、n1、n1、n2、n2、n2、n2、n2、n3、n3、n3、n3、n3、n4、n4、n4、n4、n4、n5、n5、n5、n5、n5、X、X、X、X、X、Xa1、X、Xa3、Xa4、Xa5、Xb1、Xb2、Xb3、Xb4、Xb5、Xc1、Xc2、Xc3、Xc4、Xc5、Xd1、Xd2、Xd3、Xd4、Xd5、Xe1、Xe2、Xe3、Xe4、及び/またはXe5と呼ぶことができ、Rの定義はR1.1、R1.2、R1.3、R1.4、及び/またはR1.5が引き受け、Rの定義はR2.1、R2.2、R2.3、R2.4、及び/またはR2.5が引き受け、Rの定義はR3.1、R3.2、R3.3、R3.4、及び/またはR3.5が引き受け、Rの定義はR4.1、R4.2、R4.3、R4.4、及び/またはR4.5が引き受け、Rの定義はR5.1、R5.2、R5.3、R5.4、及び/またはR5.5が引き受け、Rの定義はR9.1、R9.2、R9.3、R9.4、及び/またはR9.5が引き受け、R10の定義はR10.1、R10.2、R10.3、R10.4、及び/またはR10.5が引き受け、R11の定義はR11.1、R11.2、R11.3、R11.4、及び/またはR11.5が引き受け、R12の定義はR12.1、R12.2、R12.3、R12.4、及び/またはR12.5が引き受け、R13の定義はR13.1、R13.2、R13.3、R13.4、及び/またはR13.5が引き受け、R14の定義はR14.1、R14.2、R14.3、R14.4、及び/またはR14.5が引き受け、R15の定義はR15.1、R15.2、R15.3、R15.4、及び/またはR15.5が引き受け、R16の定義はR16.1、R16.2、R16.3、R16.4、及び/またはR16.5が引き受け、R17の定義はR17.1、R17.2、R17.3、R17.4、及び/またはR17.5が引き受け、R18の定義はR18.1、R18.2、R18.3、R18.4、及び/またはR18.5が引き受け、R19の定義はR19.1、R19.2、R19.3、R19.4、及び/またはR19.5が引き受け、R20の定義はR20.1、R20.2、R20.3、R20.4、及び/またはR20.5が引き受け、R21の定義はR21.1、R21.2、R21.3、R21.4、及び/またはR21.5が引き受け、R22の定義はR22.1、R22.2、R22.3、R22.4、及び/またはR22.5が引き受け、R23の定義はR23.1、R23.2、R23.3、R23.4、及び/またはR23.5が引き受け、R24の定義はR24.1、R24.2、R24.3、R24.4、及び/またはR24.5が引き受け、R25の定義はR25.1、R25.2、R25.3、R25.4、及び/またはR25.5が引き受け、R26の定義はR26.1、R26.2、R26.3、R26.4、及び/またはR26.5が引き受け、m1の定義はm1、m1、m1、m1、及び/またはm1が引き受け、m2の定義はm2、m2、m2、m2、及び/またはm2が引き受け、m3の定義はm3、m3、m3、m3、及び/またはm3が引き受け、m4の定義はm4、m4、m4、m4、及び/またはm4
が引き受け、m5の定義はm5、m5、m5、m5、及び/またはm5が引き受け、v1の定義はv1、v1、v1、v1、及び/またはv1が引き受け、v2の定義はv2、v2、v2、v2、及び/またはv2が引き受け、v3の定義はv3、v3、v3、v3、及び/またはv3が引き受け、v4の定義はv4、v4、v4、v4、及び/またはv4が引き受け、v5の定義はv5、v5、v5、v5、及び/またはv5が引き受け、n1の定義はn1、n1、n1、n1、及び/またはn1が引き受け、n2の定義はn2、n2、n2、n2、及び/またはn2が引き受け、n3の定義はn3、n3、n3、n3、及び/またはn3が引き受け、n4の定義はn4、n4、n4、n4、及び/またはn4が引き受け、n5の定義はn5、n5、n5、n5、及び/またはn5が引き受け、Xの定義はX、X、X、X、及び/またはXが引き受け、Xの定義はXa1、X、Xa3、Xa4、及び/またはXa5が引き受け、Xの定義はXb1、Xb2、Xb3、Xb4、及び/またはXb5が引き受け、Xの定義はXc1、Xc2、Xc3、Xc4、及び/またはXc5が引き受け、Xの定義はXd1、Xd2、Xd3、Xd4、及び/またはXd5が引き受け、Xの定義はXe1、Xe2、Xe3、Xe4、及び/またはXe5が引き受ける。R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、R26、m1、m2、m3、m4、m5、v1、v2、v3、v4、v5、n1、n2、n3、n4、n5、X、X、X、X、X、及びXの定義内で使用される変数、及び/または複数の場合に出現し、かつ異なっている変数も同様に、より明快に各群を区別するために適切にラベル付けすることができる。
諸実施形態において、当該化合物は、エストロゲン受容体(ER)への結合に関してエストロゲンと競合する。諸実施形態において、当該化合物は、ERへの結合に関して4−ヒドロキシタモキシフェンと競合する。諸実施形態において、当該化合物は、ERのリガンド結合ドメインに結合する。諸実施形態において、当該化合物は、エストロゲンがERに結合した場合のヘリックス12の立体構造との対比で、ERのヘリックス12の立体構造を調節する。諸実施形態において、当該化合物はERとエストロゲン応答エレメントとの結合を調節する(例えば、エストロゲン結合ERとの対比で低減する)。諸実施形態において、当該化合物はERのリン酸化を調節する(例えば、エストロゲン結合ERとの対比で低減する)。諸実施形態において、当該化合物は細胞経路(例えば、ras−MAPK含有経路、PI3K/AKT含有経路、Shc含有経路、Srcキナーゼ含有経路、JAK/STAT含有経路、一酸化窒素シンターゼ経路、VEGF分泌経路)の活性を調節する(例えば、エストロゲン結合ERとの対比で低減する)。諸実施形態において、当該化合物はDNA合成を調節する(例えば、エストロゲン結合ERとの対比で低減する)。諸実施形態において、当該化合物は細胞成長を調節する(例えば、エストロゲン結合ERとの対比で低減する)。諸実施形態において、当該化合物は細胞増殖を調節する(例えば、エストロゲン結合ERとの対比で低減する)。諸実施形態において、当該化合物は上皮細胞増殖を調節する(例えば、エストロゲン結合ERとの対比で低減する)。諸実施形態において、当該化合物はERの分解を調節する(例えば、エストロゲン結合ERとの対比で増加させる)。諸実施形態において、当該化合物はERのユビキチン化を調節する(例えば、エストロゲン結合ERとの対比で増加させる)。諸実施形態において、当該化合物はプロテアソームによるERの分解を調節する(例えば、エストロゲン結合ERとの対比で増加させる)。
諸実施形態において、当該組成物はCDK4阻害物質を含む。諸実施形態において、当該組成物はCDK6阻害物質を含まない。諸実施形態において、当該組成物はCDK6阻害物質を含む。諸実施形態において、当該組成物はCDK4阻害物質を含まない。
本開示の態様において、予想外にかつ驚くべきことに、本明細書に記載の化合物は、ある量のCDK4阻害物質またはCDK6阻害物質と協同して、個別かつ別々に使用する場合(例えば、単剤療法処置)に比べてがん細胞(例えば、NSCLC細胞)における細胞増殖の阻害向上を引き出すことが見いだされた。
諸実施形態において、当該化合物及びCDK4阻害物質は、相乗的量で当該組成物内に存在する。
諸実施形態において、当該化合物及びCDK6阻害物質は、相乗的量で当該組成物内に存在する。
諸実施形態において、相乗的量は、個別かつCDK4阻害物質またはCDK6阻害物質とは別に投与した場合における当該化合物の、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5.0、5.1、5.2、5.3、5.4、5.5、5.6、5.7、5.8、5.9、6.0、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9、7.0、7.1、7.2、7.3、7.4、7.5、7.6、7.7、7.8、7.9、8.0、8.1、8.2、8.3、8.4、8.5、8.6、8.7、8.8、8.9、9.0、9.1、9.2、9.3、9.4、9.5、9.6、9.7、9.8、9.9、10.0、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、または99%とすることができる。
諸実施形態において、相乗的量は、個別かつ当該化合物とは別に投与した場合におけるCDK4阻害物質またはCDK6阻害物質の量の、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5.0、5.1、5.2、5.3、5.4、5.5、5.6、5.7、5.8、5.9、6.0、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9、7.0、7.1、7.2、7.3、7.4、7.5、7.6、7.7、7.8、7.9、8.0、8.1、8.2、8.3、8.4、8.5、8.6、8.7、8.8、8.9、9.0、9.1、9.2、9.3、9.4、9.5、9.6、9.7、9.8、9.9、10.0、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、または99%とすることができる。
相乗効果とは、化合物活性の減少効果及び/またはCDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質の減少効果であり得る。諸実施形態において、当該化合物とCDK4阻害物質またはCDK6阻害物質との間の相乗性は、個別かつ別々に使用する場合の化合物活性の減少またはCDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質活性の減少の合計よりも、約0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5.0、5.1、5.2、5.3、5.4、5.5、5.6、5.7、5.8、5.9、6.0、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9、7.0、7.1、7.2、7.3、7.4、7.5、7.6、7.7、7.8、7.9、8.0、8.1、8.2、8.3、8.4、8.5、8.6、8.7、8.8、8.9、9.0、9.1、9.2、9.3、9.4、9.5、9.6、9.7、9.8、9.9、10.0、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、または100%大きな減少(例えば、化合物活性の減少またはCDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質の活性の減少)をもたらすことができる。諸実施形態において、当該化合物とCDK4阻害物質またはCDK6阻害物質との間の相乗性は、個別かつ別々に使用した場合の化合物活性による阻害及びCDK4阻害物質またはCDK6阻害物質による阻害の合計よりも、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5.0、5.1、5.2、5.3、5.4、5.5、5.6、5.7、5.8、5.9、6.0、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9、7.0、7.1、7.2、7.3、7.4、7.5、7.6、7.7、7.8、7.9、8.0、8.1、8.2、8.3、8.4、8.5、8.6、8.7、8.8、8.9、9.0、9.1、9.2、9.3、9.4、9.5、9.6、9.7、9.8、9.9、10.0、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、または100%大きなエストロゲン受容体の阻害をもたらすことができる。
相乗効果とは、本明細書に記載の過剰増殖性障害の処置効果であり得る。
相乗効果とは、本明細書に記載のエストロゲン受容体の阻害効果であり得る。
医薬組成物
一実施形態において、医薬組成物であって、医薬的に許容される賦形剤、本明細書で定義するさらなる薬剤もしくは追加の薬剤、例えばCDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質、ならびに諸実施形態(例えば、式I、Ia、Ib、II、IIa、IIb、もしくはその任意の実施形態、または実施形態、表、図、もしくは請求項において)を含めた本明細書に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む医薬組成物が提供される。諸実施形態において、当該化合物は、本明細書で開示するJD101〜JD160から選択される化合物である。医薬組成物の諸実施形態において、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質、及び本明細書に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩は、それぞれ治療有効量で含まれている。
医薬組成物の諸実施形態において、医薬組成物は追加の薬剤またはさらなる薬剤(例えば、治療剤)を含む。医薬組成物の諸実施形態において、医薬組成物は治療有効量のさらなる薬剤(例えば、治療剤)を含む。医薬組成物の諸実施形態において、さらなる薬剤とはがんを処置するための薬剤(抗がん剤)のことである。医薬組成物の諸実施形態において、さらなる薬剤とは過剰増殖性障害を処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは抗がん剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは化学療法薬のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは乳がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは肺がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは婦人科系がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは卵巣がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは子宮内膜がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは前立腺がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはリンパ管平滑筋腫症を処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはエストロゲン受容体活性を阻害するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはエストロゲン受容体活性に関連する疾患を処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは抗エストロゲンのことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはアロマターゼ阻害物質のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはHER−2阻害物質のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはハーセプチンのことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは、フルベストラント、クロミフェン、フェマレル、オルメロキシフェン、ラロキシフェン、タモキシフェン、トレミフェン、ラソフォキシフェン、オスペミフェン、アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ボロゾール、ホルメスタン、ファドロゾール、アミノグルテチミド、またはテストラクトンのことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはタモキシフェンのことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは、EGFR阻害物質(例えば、ゲフィチニブ(Iressa(商標)))、エルロチニブ(Tarceva(商標))、セツキシマブ(Erbitux(商標))、ラパチニブ(Tykerb(商標))、パニツムマブ(Vectibix(商標))、バンデタニブ(Caprelsa(商標))、アファチニブ/BIBW2992、CI−1033/カネルチニブ、ネラチニブ/HKI−272、ペリチニブ/EKB−569、BMS−599626、TAK−285、CUDC−101、OSI−420/デスメチルエルロチニブ、CP−724714、ダコミチニブ/PF299804、AG−490、AG−1478、AST−1306、WZ3146、AZD8931、サピチニブ、PD153035、イコチニブ、ARRY334543/バルリチニブ、ARRY−380、AEE788、WZ8040、WZ4002、またはXL647)のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは、がん(例えば、乳房及びNSCLC腫瘍)の処置で使用するラパマイシン(mTOR)阻害物質(例えば、エベロリムス)の哺乳類標的;がん(例えば、HER−2受容体の過剰発現を伴うER陽性乳がん)の処置で使用するHER2標的治療薬(例えば、トラスツズマブ、ラパチニブ、トラスツズマブ−エムタンシン)、HER3標的薬剤(例えば、ペルツズマブ);がん(例えば、変異体EGFRを発現するまたはEGFR陽性を有するNSCLC)を処置するためのEGFR標的治療薬(例えば、エルロチニブ、ゲフィチニブ、アフィチニブ);がんの処置(例えば、卵巣機能抑制)で使用するタモキシフェンまたはアロマターゼ阻害物質のことである。
諸実施形態において、当該化合物は第1の剤形をとり、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質は第2の剤形をとる。諸実施形態において、当該医薬組成物は単一の剤形である。
諸実施形態において、当該化合物及びCDK4阻害物質は、相乗的量で当該組成物内に存在する。
諸実施形態において、当該化合物及びCDK6阻害物質は、相乗的量で当該組成物内に存在する。
キット
一態様において、キットであって、本明細書で定義するさらなる薬剤または追加の薬剤、例えばCDK4阻害物質またはCDK6阻害物質キット、及び本明細書で開示する化合物(例えば、式I’、I、Ia、Ib、II、IIa、IIbの構造を有する化合物)またはその医薬的に許容される塩を含むキットが提供される。諸実施形態において、本明細書に記載の医薬的または治療的使用の指示が含まれている。
一態様において、キットであって、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質、及び
式(I):
Figure 0006853833
を有する化合物またはその医薬的に許容される塩を含むキットが提供される。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−NR、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn110、−SOv1NR、−NHNR、−ONR、−NHC=(O)NHNR、−NHC=(O)NR、−N(O)m1、−C(O)R、−C(O)−OR、−C(O)NR、−OR10、−NRSO10、−NRC=(O)R、−NRC(O)−OR、−NROR、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。Lは、独立的に、結合、−NR−、−NRC(O)−、−C(O)NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、置換もしくは非置換アルキレン、置換もしくは非置換ヘテロアルキレン、置換もしくは非置換シクロアルキレン、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキレン、置換もしくは非置換アリーレン、置換もしくは非置換ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換スピロ環式リンカーである。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn214、−SOv2NR1112、−NHNH、−ONR1112、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1112、−N(O)m2、−NR1112、−C(O)R13、−C(O)−OR13、−C(O)NR1112、−OR14、−NR11SO14、−NR11C=(O)R13、−NR11C(O)−OR13、−NR11OR13、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn318、−SOv3NR1516、−NHNH、−ONR1516、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1516、−N(O)m3、−NR1516、−C(O)R17、−C(O)−OR17、−C(O)NR1516、−OR18、−NR15SO18、−NR15C=(O)R17、−NR15C(O)−OR17、−NR15OR17、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。R及びR置換基は任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。Rは、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn422、−SOv4NR1920、−NHNH、−ONR1920、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1920、−N(O)m4、−NR1920、−C(O)R21、−C(O)−OR21、−C(O)NR1920、−OR22、−NR19SO22、−NR19C=(O)R21、−NR19C(O)−OR21、−NR19OR21、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールである。R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、及びR22は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、同じ窒素原子に結合したR11及びR12置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR15及びR16置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR19及びR20置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよい。nは0〜5の整数である。m1、m2、m3、m4、v1、v2、v3、及びv4は独立的に1または2である。n1、n2、n3、及びn4は独立的に0〜4の整数である。X、X、X、X、及びXは独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである。
諸実施形態において、当該化合物は、医薬的に許容される担体をさらに含む第1の剤形をとり、さらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質)は、医薬的に許容される担体をさらに含む第2の剤形をとる。
諸実施形態において、当該化合物またはその医薬的に許容される塩、及びさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質は)、医薬的に許容される担体をさらに含む1つの剤形内にある。
諸実施形態において、キットは医薬使用説明書をさらに含む。
諸実施形態において、当該化合物及びCDK4阻害物質は、相乗的量でキット内に存在する。
諸実施形態において、当該化合物及びCDK6阻害物質は、相乗的量でキット内に存在する。
処置方法
一態様において、必要とする対象における過剰増殖性障害を処置する方法であって、対象に、有効量の、本明細書で開示する組成物、または本明細書で開示するキットの化合物及びさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)を投与することを含む方法が提供される。したがって、諸実施形態において、当該方法は、本明細書で提供する化合物、例えば式Iの化合物及びその実施形態、ならびに追加の薬阻害物質またはさらなる薬剤、例えばCDK4阻害物質またはCDK6阻害物質を投与することを含む。
諸実施形態において、過剰増殖性障害はエストロゲン受容体活性に関連している。諸実施形態において、過剰増殖性障害とはリンパ管平滑筋腫症のことである。諸実施形態において、過剰増殖性障害とはがんのことである。諸実施形態において、過剰増殖性障害とは抗がん剤(例えば、タモキシフェン、抗エストロゲン、アロマターゼ阻害物質)に対する抵抗性を有するがんのことである。諸実施形態において、がんとは乳がんのことである。諸実施形態において、がんとは、乳がん、肺がん、婦人科系がん、卵巣がん、子宮内膜がん、または前立腺がんのことである。諸実施形態において、がんとはER陽性乳がんのことである。諸実施形態において、がんとはER陰性乳がんのことである。諸実施形態において、がんとはホルモン感受性乳がんのことである。諸実施形態において、がんとはホルモン非感受性乳がんのことである。諸実施形態において、がんとはトリプルネガティブ乳がんのことである。諸実施形態において、がんとはHER−2陽性乳がんのことである。諸実施形態において、がんとは転移性乳がんのことである。諸実施形態において、がんとは肺がんのことである。諸実施形態において、がんとは婦人科系がんのことである。諸実施形態において、がんとは卵巣がんのことである。諸実施形態において、がんとは子宮内膜がんのことである。諸実施形態において、がんとは前立腺がんのことである。諸実施形態において、がんとは転移性がんのことである。諸実施形態において、過剰増殖性障害(例えば、がん)は抗エストロゲンに対する抵抗性を有する。諸実施形態において、過剰増殖性障害(例えば、がん)は内分泌療法に対する抵抗性を有する。諸実施形態において、過剰増殖性障害(例えば、がん)はアロマターゼ阻害物質に対する抵抗性を有する。諸実施形態において、過剰増殖性障害(例えば、がん)とはエストロゲン標的臓器または組織のがんのことである。諸実施形態において、がんとは非小細胞肺がんのことである。諸実施形態において、がんとは小細胞肺がんのことである。諸実施形態において、肺がんとは腺がんのことである。諸実施形態において、肺がんとは扁平上皮がんのことである。諸実施形態において、肺がんとは巨細胞がんのことである。諸実施形態において、肺がんとは細気管支肺胞上皮がんのことである。諸実施形態において、肺がんはステージIである。諸実施形態において、肺がんはステージIIである。諸実施形態において、肺がんはステージIIIである。諸実施形態において、肺がんはステージIVである。
当該方法または使用の諸実施形態において、当該方法または使用は、さらなる薬剤(例えば、治療剤)を投与することを含む。当該方法または使用の諸実施形態において、当該方法または使用は、治療有効量のさらなる薬剤(例えば、治療剤)を投与することを含む。当該方法または使用の諸実施形態において、さらなる薬剤とはがんを処置するための薬剤のことである。当該方法または使用の諸実施形態において、さらなる薬剤とは過剰増殖性障害を処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは抗がん剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは化学療法薬のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは乳がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは肺がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは婦人科系がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは卵巣がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは子宮内膜がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは前立腺がんを処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはリンパ管平滑筋腫症(LAM)を処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはエストロゲン受容体活性を阻害するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはエストロゲン受容体活性に関連する疾患を処置するための薬剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは抗エストロゲンのことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはアロマターゼ阻害物質のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは内分泌治療薬のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは抗がん剤のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは化学療法薬のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはHER−2阻害物質のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは、フルベストラント、クロミフェン、フェマレル、オルメロキシフェン、ラロキシフェン、タモキシフェン、トレミフェン、ラソフォキシフェン、オスペミフェン、アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ボロゾール、ホルメスタン、ファドロゾール、アミノグルテチミド、またはテストラクトンのことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とはタモキシフェンのことである。諸実施形態において、当該方法または使用は、子宮内膜がんのリスク増加を含まない。諸実施形態において、当該方法または使用は、婦人科系がんのリスク増加を含まない。諸実施形態において、当該方法または使用は、骨の健康低下を含まない。
諸実施形態において、当該方法は、さらなる薬剤と、本明細書で提供する化合物、例えば式Iの化合物(またはその医薬的に許容される塩)との組合せの投与を含む。諸実施形態において、さらなる薬剤とは本明細書で開示する抗がん化合物のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは、当技術分野で公知のブパルリシブ(BKM120)、ピエチリシブ(Pietilisib)(GDC0941)、XL−147(SAT245408)、PX−866、BAY80−6946、ZSTK474、CH5132799、タセリシブ(GDC0032)、アルペリシブ(BYL719)、MLN117(INK1117)、GSK2636771、AZD8186、イデラリシブ(CAL−101)、デュベリシブ(IPI−145)、BEZ235、GDC0980、PKI−587、XL−765(SAR245409)、BGT226、DS−7234、PWT33597、またはSF1126のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは、ブパルリシブ(BKM120)、BAY80−6946、タセリシブ(GDC0032)、アルペリシブ(BYL719)、イデラリシブ(CAL−101)、またはデュベリシブ(IPI−145)のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは、PI3K、AKT、HDAC、Src、IGFR、IGF−2、及びFGFR、RAF、またはMEKの阻害物質のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤とは、当技術分野で公知のアナストロゾール、ダサチニブ、エンチノスタット、エベロリムス、エキセメスタン、フルベストラント、ガニツムマブ(ganitumumab)、ゲフィチニブ、ラパチニブ、レトロゾール、タモキシフェン、テムシロリムス、MK−2206、XL−147、XL−765、GDC0941、GDC0980、BKM120、MEDI−573、BMS−754807、MM−121、AZD4547、ドビチニブ、サラカチニブ、パルボシクリブ、LEE011、LY2835219、アナストロゾール、またはエンザルタミドのことである。
諸実施形態において、さらなる薬剤は、本明細書で開示する組成物または化合物もしくはその医薬的に許容される塩と同時に投与される。諸実施形態において、さらなる薬剤は経時的に投与される。諸実施形態において、さらなる薬剤(例えば、タモキシフェン、エキセメスタン、レトロゾール、アナストロゾール、またはエンザルタミド)は経時的に投与される。
諸実施形態において、さらなる薬剤とは、アドリアマイシン、タキサン、シクロホスファミド、フルオロウラシル、メトトレキサート、シスプラチン、またはカルボプラチンのことである。
諸実施形態において、さらなる薬剤とは、当技術分野で公知のメトロホルミンまたはその類似体のことである。
諸実施形態において、さらなる薬剤とは、NFκB阻害物質(例えば、パルテノライドまたはパルテノライド誘導体)のことである。
諸実施形態において、さらなる薬剤とはエストロゲン受容体−ベータ標的薬のことである。諸実施形態において、さらなる薬剤はEGFR、HER2、及び/またはHER3を阻害する。
一態様において、処置を必要とする対象における女性化乳房の処置で使用するための、本明細書に記載の組成物、またはさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)と組み合わせた本明細書に記載の化合物もしくはその医薬的に許容される塩が提供される。当該使用は、対象に、治療有効量の、本明細書に記載の組成物、またはさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)と組み合わせた本明細書に記載の化合物もしくはその医薬的に許容される塩を投与することを含む。当該使用は、対象に、治療有効量のさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質)と組み合わせた治療有効量の本明細書に記載の化合物を投与することを含むことができる。
諸実施形態において、女性化乳房はエストロゲン受容体活性に関連している。諸実施形態において、女性化乳房とは非生理的女性化乳房のことである。諸実施形態において、女性化乳房とは生理的女性化乳房のことである。
諸実施形態において、当該方法または使用は、当該化合物の不在との対比で骨密度を改善する(例えば、増加させる)。諸実施形態において、当該方法または使用は、当該化合物の不在との対比で骨量を改善する(例えば、増加させる)。諸実施形態において、当該方法または使用は、当該化合物の不在との対比で骨の健康を改善する(例えば、増加させる)。諸実施形態において、当該方法または使用は、骨粗鬆症、骨形成不全症、または骨減少症の処置である。諸実施形態において、当該方法または使用は骨形成不全症の処置である。
諸実施形態において、当該方法または使用は、骨の劣化防止、骨の分解防止、骨の変性防止、骨量損失の防止、骨密度損失の防止、骨の劣化の安定化、骨の変性の安定化、骨量損失の安定化、骨密度損失の安定化、骨の劣化の減少、骨の分解の減少、骨の変性の減少、骨量損失の減少、骨密度損失の減少、骨量の増加、骨密度の増加、またはこれらの組合せに使用される。
一態様において、必要とする対象に骨障害を処置する方法であって、対象に、有効量の、本明細書に記載の組成物、またはさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)と組み合わせた本明細書に記載の化合物もしくはその医薬的に許容される塩を投与することを含む方法が提供される。
一態様において、処置を必要とする対象における骨障害の処置のための医薬の製造における、本明細書に記載の組成物、または、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質と組み合わせた本明細書に記載の化合物もしくはその医薬的に許容される塩の使用が提供される。
一態様において、処置を必要とする対象における骨障害の処置で使用するための、本明細書に記載の組成物、またはさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)と組み合わせた本明細書に記載の化合物もしくはその医薬的に許容される塩が提供される。当該使用は、対象に、本明細書に記載の組成物、またはさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)と組み合わせた本明細書に記載の化合物もしくはその医薬的に許容される塩を投与することを含む。当該使用は、対象に、治療有効量の、本明細書に記載の組成物、またはさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)と組み合わせた本明細書に記載の化合物もしくはその医薬的に許容される塩を投与することを含むことができる。
諸実施形態において、骨障害とは、骨粗鬆症、骨形成不全症、または骨減少症のことである。諸実施形態において、骨障害とは骨形成不全症のことである。諸実施形態において、骨障害とは、骨の劣化、骨の分解、骨の変性、骨量の損失、骨密度の損失、またはこれらの組合せのことである。
諸実施形態において、当該方法または使用は、骨の劣化防止、骨の分解防止、骨の変性防止、骨量損失の防止、骨密度損失の防止、骨の劣化の安定化、骨の変性の安定化、骨量損失の安定化、骨密度損失の安定化、骨の劣化の減少、骨の分解の減少、骨の変性の減少、骨量損失の減少、骨密度損失の減少、骨量の増加、骨密度の増加、またはこれらの組合せに使用される。
当該方法または使用の諸実施形態において、当該方法または使用は、本明細書で開示するさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質)と組み合わせた本明細書に記載の化合物を投与することを含む。
一態様において、処置を必要とする対象における過剰増殖性障害の処置のための医薬の製造における、本明細書で開示する化合物またはその医薬的に許容される塩及び本明細書で開示するさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質)の使用が提供される。
一態様において、処置を必要とする対象における過剰増殖性障害の処置で使用するための、本明細書で開示する化合物またはその医薬的に許容される塩、及び本明細書で開示するさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)が提供される。当該使用は、対象に、本明細書で開示する化合物またはその医薬的に許容される塩、及びさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質)を投与することを含む。当該使用は、対象に、治療有効量の、本明細書に記載の組成物を投与することを含むことができる。
諸実施形態において、過剰増殖性障害を治療する方法は、組成物であって、当該化合物及びCDK4阻害物質が相乗的量で組成物中に存在する組成物の投与を含む。
諸実施形態において、過剰増殖性障害を治療する方法は、組成物であって、当該化合物及びCDK6阻害物質が相乗的量で組成物中に存在する組成物の投与を含む。
エストロゲン受容体を阻害する方法
一態様において、必要とする対象におけるエストロゲン受容体活性を阻害する方法が提供される。当該使用は、対象に、有効量の、本明細書で開示する組成物、または本明細書で開示するキットの化合物もしくはその医薬的に許容される塩、さらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)を投与することを含む。したがって、諸実施形態において、当該方法は、本明細書で提供する化合物、例えば式Iの化合物及びその実施形態、ならびに追加の薬阻害物質またはさらなる薬剤、例えばCDK4阻害物質またはCDK6阻害物質を投与することを含む。
諸実施形態において、当該方法または使用は、細胞経路(例えば、ras−MAPK含有経路、PI3K/AKT含有経路、Shc含有経路、Srcキナーゼ含有経路、JAK/STAT含有経路、一酸化窒素シンターゼ経路、VEGF分泌経路)の活性の調節(例えば、阻害または低減)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、DNA合成の調節(例えば、阻害または低減)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、細胞成長の調節(例えば、阻害または低減)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、細胞増殖の調節(例えば、阻害または低減)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、上皮細胞増殖の調節(例えば、阻害または低減)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、ERの分解の調節(例えば、活性化または増加)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、ERのユビキチン化の調節(例えば、活性化または増加)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、プロテアソームによるERの分解の調節(例えば、活性化または増加)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、ERのAP−1、NF−κB、MAPK、PI3K、またはAKTキナーゼとの相互作用の調節(例えば、阻害または低減)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、ERリン酸化の調節(例えば、阻害または低減)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、腫瘍細胞アポトーシスの調節(例えば、活性化または増加)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、がん細胞アポトーシスの調節(例えば、活性化または増加)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、ER発現細胞アポトーシスの調節(例えば、活性化または増加)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、核へのER転座の調節(例えば、阻害または低減)を含む。諸実施形態において、当該方法または使用は、細胞質へのER転座の調節(例えば、阻害または低減)を含む。
当該方法または使用の諸実施形態において、当該方法または使用は、本明細書に記載の組成物、または本明細書で開示する化合物もしくはその医薬的に許容される塩及び本明細書で開示するさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)を投与することを含む。
一態様において、処置を必要とする対象におけるエストロゲン受容体活性を阻害するための医薬の製造における、本明細書に記載の組成物、または本明細書で開示する化合物もしくはその医薬的に許容される塩及び本明細書で開示するさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)の使用が提供される。
一態様において、処置を必要とする対象におけるエストロゲン受容体活性の阻害で使用するための、本明細書に記載の組成物、または本明細書で開示する化合物もしくはその医薬的に許容される塩及びさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)が提供される。当該使用は、対象に、組成物、または本明細書で開示する化合物もしくはその医薬的に許容される塩及び本明細書に記載の本明細書で開示するさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)を投与することを含む。当該使用は、対象に、治療有効量の、本明細書に記載の組成物、または本明細書で開示する化合物もしくはその医薬的に許容される塩及び本明細書に記載の本明細書で開示するさらなる薬剤(例えば、CDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質)を投与することを含むことができる。
諸実施形態において、対象におけるエストロゲン受容体活性を阻害する方法は、組成物であって、当該化合物及びCDK4阻害物質が相乗的量で組成物中に存在する組成物の投与を含む。
諸実施形態において、対象におけるエストロゲン受容体活性を阻害する方法は、組成物であって、当該化合物及びCDK6阻害物質が相乗的量で組成物中に存在する組成物の投与を含む。
実施形態
実施形態1。組成物であって、
CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質、及び
次式を有する化合物
Figure 0006853833
またはその医薬的に許容される塩を含む組成物。
(式中、
は、独立的に、水素、ハロゲン、−NR、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn110、−SOv1NR、−NHNR、−ONR、−NHC=(O)NHNR、−NHC=(O)NR、−N(O)m1、−C(O)R、−C(O)−OR、−C(O)NR、−OR10、−NRSO10、−NRC=(O)R、−NRC(O)−OR、−NROR、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
Lは、独立的に、結合、−NR−、−NRC(O)−、−C(O)NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、置換もしくは非置換アルキレン、置換もしくは非置換ヘテロアルキレン、置換もしくは非置換シクロアルキレン、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキレン、置換もしくは非置換アリーレン、置換もしくは非置換ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換スピロ環式リンカーであり、
は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn214、−SOv2NR1112、−NHNH、−ONR1112、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1112、−N(O)m2、−NR1112、−C(O)R13、−C(O)−OR13、−C(O)NR1112、−OR14、−NR11SO14、−NR11C=(O)R13、−NR11C(O)−OR13、−NR11OR13、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn318、−SOv3NR1516、−NHNH、−ONR1516、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1516、−N(O)m3、−NR1516、−C(O)R17、−C(O)−OR17、−C(O)NR1516、−OR18、−NR15SO18、−NR15C=(O)R17、−NR15C(O)−OR17、−NR15OR17、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
及びR置換基は、任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn422、−SOv4NR1920、−NHNH、−ONR1920、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1920、−N(O)m4、−NR1920、−C(O)R21、−C(O)−OR21、−C(O)NR1920、−OR22、−NR19SO22、−NR19C=(O)R21、−NR19C(O)−OR21、−NR19OR21、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、及びR22は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、同じ窒素原子に結合したR11及びR12置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR15及びR16置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR19及びR20置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
nは0〜5の整数であり、
m1、m2、m3、m4、v1、v2、v3、及びv4は独立的に1または2であり、
n1、n2、n3、及びn4は独立的に0〜4の整数であり、
X、X、X、X、及びXは独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである)
実施形態2。前記化合物が次式を有する、実施形態1に記載の組成物。
Figure 0006853833
(式中、
は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn526、−SOv5NR2324、−NHNH、−ONR2324、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR2324、−N(O)m5、−NR2324、−C(O)R25
−C(O)−OR25、−C(O)NR2324、−OR26、−NR23SO26、−NR23C=(O)R25、−NR23C(O)−OR25、−NR23OR25、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
23、R24、R25、及びR26は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、同じ窒素原子に結合したR23及びR24置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
m5及びv5は独立的に1または2であり、
n5は独立的に0〜4の整数であり、
は独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである)
実施形態3。前記化合物のRが独立的に水素、ハロゲン、−CX 、または非置換アルキルである、実施形態2に記載の組成物。
実施形態4。前記化合物のRが独立的に水素、−F、−CF、または非置換メチルである、実施形態2に記載の組成物。
実施形態5。前記化合物が次式を有する、実施形態1に記載の組成物。
Figure 0006853833
実施形態6。前記化合物が次式を有する、実施形態1に記載の組成物。
Figure 0006853833
実施形態7。前記化合物が次式を有する、実施形態1に記載の組成物。
Figure 0006853833
(式中、
は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn526、−SOv5NR2324、−NHNH、−ONR2324、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR2324、−N(O)m5、−NR2324、−C(O)R25、−C(O)−OR25、−C(O)NR2324、−OR26、−NR23SO26、−NR23C=(O)R25、−NR23C(O)−OR25、−NR23OR25、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
23、R24、R25、及びR26は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、同じ窒素原子に結合したR23及びR24置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
m5及びv5は独立的に1または2であり、
n5は独立的に0〜4の整数であり、
は独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである)
実施形態8。前記化合物のRが独立的に水素、ハロゲン、−CX 、または非置換アルキルである、実施形態7に記載の組成物。
実施形態9。前記化合物のRが独立的に水素、−F、−CF、または非置換メチルである、実施形態7に記載の組成物。
実施形態10。前記化合物が次式を有する、実施形態1に記載の組成物。
Figure 0006853833
実施形態11。前記化合物のLが結合である、実施形態1に記載の組成物。
実施形態12。前記化合物のLがヘテロアルキレンである、実施形態1に記載の組成物。
実施形態13。前記化合物のLが独立的に2〜8員ヘテロアルキレンである、実施形態1に記載の組成物。
実施形態14。前記化合物のLが独立的に3〜6員ヘテロアルキレンである、実施形態1に記載の組成物。
実施形態15。前記化合物のLが独立的に−NH−(置換または非置換(C−C)アルキレン)である、実施形態1に記載の組成物。
実施形態16。前記化合物のLが独立的に−NH−(非置換(C−C)アルキレン)である、実施形態1に記載の組成物。
実施形態17。前記化合物のLが独立的に−NHC(O)−(置換または非置換(C−C)アルキレン)である、実施形態1に記載の組成物。
実施形態18。前記化合物のLが独立的に−NHC(O)−(非置換(C−C)アルキレン)である、実施形態1に記載の組成物。
実施形態19。前記化合物のRが独立的に置換もしくは非置換アルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアルキルである、実施形態1に記載の組成物。
実施形態20。前記化合物のRが独立的に置換もしくは非置換(C−C10)アルキル、または置換もしくは非置換2〜10員ヘテロアルキルである、実施形態1に記載の組成物。
実施形態21。前記化合物のRが非置換メチルである、実施形態1に記載の組成物。
実施形態22。前記化合物のRがHである、実施形態1に記載の組成物。
実施形態23。前記化合物のRが独立的に置換もしくは非置換アルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアルキルである、実施形態1に記載の組成物。
実施形態24。前記化合物のRが独立的に置換もしくは非置換(C−C10)アルキル、または置換もしくは非置換2〜10員ヘテロアルキルである、実施形態1に記載の組成物。
実施形態25。前記化合物のRが非置換メチルである、実施形態1に記載の組成物。
実施形態26。前記化合物のRがHである、実施形態1に記載の組成物。
実施形態27。前記化合物のR及びRが連結して、置換または非置換ヘテロシクロアルキルを形成する、実施形態1に記載の組成物。
実施形態28。前記化合物のR及びRが連結して、置換または非置換3〜8員ヘテロシクロアルキルを形成する、実施形態1に記載の組成物。
実施形態29。前記化合物のR及びRが連結して、置換または非置換3〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する、実施形態1に記載の組成物。
実施形態30。前記化合物のR及びRが連結して、非置換の3〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する、実施形態1に記載の組成物。
実施形態31。前記化合物のR及びRならびにそれらが結合している窒素が、
Figure 0006853833
を形成する、実施形態1に記載の組成物。
実施形態32。前記化合物のnが2である、実施形態1に記載の組成物。
実施形態33。前記化合物のnが1である、実施形態1に記載の組成物。
実施形態34。前記化合物のRが−NOまたは−NHである、実施形態1に記載の組成物。
実施形態35。前記化合物のLが結合である、実施形態34に記載の組成物。
実施形態36。前記化合物が次式を有する、実施形態1に記載の組成物。
Figure 0006853833
実施形態37。CDK4阻害物質を含む、実施形態1に記載の組成物。
実施形態38。CDK6阻害物質を含まない、実施形態37に記載の組成物。
実施形態39。CDK6阻害物質を含む、実施形態1に記載の組成物。
実施形態40。CDK4阻害物質を含まない、実施形態39に記載の組成物。
実施形態41。医薬組成物の形成に用いる医薬的に許容される賦形剤をさらに含む、実施形態1〜40のいずれか1つに記載の組成物。
実施形態42。前記化合物が第1の剤形をとり、前記CDK4阻害物質または前記CDK6阻害物質が第2の剤形をとる、実施形態41に記載の組成物。
実施形態43。前記医薬組成物が単一の剤形である、実施形態41に記載の組成物。
実施形態44。キットであって、
CDK4阻害物質またはCDK6阻害物質、及び
次式を有する化合物
Figure 0006853833
またはその医薬的に許容される塩を含む、前記キット。
(式中、
は、独立的に、水素、ハロゲン、−NR、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn110、−SOv1NR、−NHNR、−ONR、−NHC=(O)NHNR、−NHC=(O)NR、−N(O)m1、−C(O)R、−C(O)−OR、−C(O)NR、−OR10、−NRSO10、−NRC=(O)R、−NRC(O)−OR、−NROR、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
Lは、独立的に、結合、−NR−、−NRC(O)−、−C(O)NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、置換もしくは非置換アルキレン、置換もしくは非置換ヘテロアルキレン、置換もしくは非置換シクロアルキレン、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキレン、置換もしくは非置換アリーレン、置換もしくは非置換ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換スピロ環式リンカーであり、
は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn214、−SOv2NR1112、−NHNH、−ONR1112、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1112、−N(O)m2、−NR1112、−C(O)R13、−C(O)−OR13、−C(O)NR1112、−OR14、−NR11SO14、−NR11C=(O)R13、−NR11C(O)−OR13、−NR11OR13、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn318、−SOv3NR1516、−NHNH、−ONR1516、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1516、−N(O)m3、−NR1516、−C(O)R17、−C(O)−OR17、−C(O)NR1516、−OR18、−NR15SO18、−NR15C=(O)R17、−NR15C(O)−OR17、−NR15OR17、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
及びR置換基は、任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn422、−SOv4NR1920、−NHNH、−ONR1920、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NR1920、−N(O)m4、−NR1920、−C(O)R21、−C(O)−OR21、−C(O)NR1920、−OR22、−NR19SO22、−NR19C=(O)R21、−NR19C(O)−OR21、−NR19OR21、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、及びR22は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC=(O)NHNH、−NHC=(O)NH、−NHSOH、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、同じ窒素原子に結合したR11及びR12置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR15及びR16置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、同じ窒素原子に結合したR19及びR20置換基は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
nは0〜5の整数であり、
m1、m2、m3、m4、v1、v2、v3、及びv4は独立的に1または2であり、
n1、n2、n3、及びn4は独立的に0〜4の整数であり、
X、X、X、X、及びXは独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである)
実施形態45。前記化合物が、医薬的に許容される担体をさらに含む第1の剤形をとり、前記CDK4阻害物質または前記CDK6阻害物質が、医薬的に許容される担体をさらに含む第2の剤形をとる、実施形態44に記載のキット。
実施形態46。前記化合物及び前記CDK4阻害物質または前記CDK6阻害物質が、医薬的に許容される担体をさらに含む1つの剤形内にある、実施形態44に記載のキット。
実施形態47。医薬使用説明書をさらに含む、実施形態44〜46のいずれか1つに記載のキット。
実施形態48。必要とする対象における過剰増殖性障害を処置する方法であって、前記対象に、有効量の、実施形態1〜43のいずれか1つに記載の組成物、または実施形態44〜50のいずれか1つに記載のキットの化合物及びCDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質を投与することを含む、前記方法。
実施形態49。前記過剰増殖性障害がエストロゲン受容体活性に関連している、実施形態48に記載の方法。
実施形態50。前記過剰増殖性障害がリンパ管平滑筋腫症である、実施形態48に記載の方法。
実施形態51。前記過剰増殖性障害ががんである、実施形態48に記載の方法。
実施形態52。前記がんが抗がん剤への抵抗性を有する、実施形態51に記載の方法。
実施形態53。前記がんが、乳がん、肺がん、婦人科系がん、卵巣がん、子宮内膜がん、または前立腺がんである、実施形態51に記載の方法。
実施形態54。前記がんがエストロゲン標的臓器または組織のがんである、実施形態51に記載の方法。
実施形態55。必要とする対象におけるエストロゲン受容体活性を阻害する方法であって、前記対象に、有効量の、実施形態1〜43のいずれか1つに記載の組成物、または実施形態44〜50のいずれか1つに記載のキットのCDK4阻害物質もしくはCDK6阻害物質を投与することを含む、前記方法。
実施形態56。前記化合物及び前記CDK4阻害物質または前記CDK6阻害物質が、前記組成物中に相乗的な量で存在する、実施形態1〜43のいずれか1つに記載の組成物。
実施形態57。前記化合物及び前記CDK4阻害物質または前記CDK6阻害物質が、前記キット中に相乗的な量で存在する、実施形態44〜47のいずれか1つに記載のキット。
実施形態58。前記化合物及び前記CDK4阻害物質または前記CDK6阻害物質が、前記組成物中に相乗的な量で存在する、実施形態48〜55のいずれか1つに記載の方法。
実施例1 化合物の設計及び合成
本明細書では、ERアンタゴニスト(例えば、4−ヒドロキシ−タモキシフェン、OHT)がどのようにERに結合し下流メッセージの急速な成長を防止するかについての知識に基づき、新規化合物を設計する。OHTのフェノールヒドロキシル基は、E2のフェノールヒドロキシル基と同じようにリガンド結合ドメイン(LBD)の部分に結合するが、OHT内の塩基性アミノ基(E2には存在しない)が妨害されているため、タンパク質が結合分子の周りをフォールドする方法が改変され(ヘリックス12が普通ではない方法でフォールドする)、DNA合成及びがん成長のシグナルが阻害される。そのため、エストラジオールの類似体であり、ただしステロイド分子のC11に追加的な大きな置換基を有する化合物を設計した。詳細には、アリール環上に位置する塩基性アミンを有する一連の11β−アリールオキシエストラジオール、1を調製した。LDB内に結合し、ただしヘリックス12をアゴニスト様式ではなく、ERアンタゴニストと同様の方法でアンタゴニスト様式でフォールドさせる分子を設計した。
Figure 0006853833
分子の合成は、既知のケトン3から開始した。ケトン3自体はエストラジオール2(合成1)から4ステップで調製される。ケトン3を水素化ホウ素ナトリウムで還元することで、β面からの水素化物の攻撃に対する立体障害により、期待された11β−アルコール4を得た。THF/DMF中で水素化カリウムにより4のアニオンを形成した後、4−フルオロニトロベンゼンを添加して、容易なSAr反応を介し所望のニトロフェニルエーテル5を得た。5のニトロ基をホウ化ニッケルで還元することで、アミノフェニルエーテル6を得た。触媒的水素化分解により6から2つのベンジルエーテルを除去することで、第1の類似体である単純なアニリン7、すなわち11β−(4−アミノ−フェニルオキシ)エストラジオールを得た。アリール環と塩基性アミンとの間に3個の原子のリンカーを有する類似体を全て同じ経路により調製した。したがって、DMAPの存在下でアニリン6をクロロアセチルクロリドで処理して得た中間体のクロロメチルアミドを、数種の2級アミン(例えば、ジメチルアミン、モルホリン、及びピペリジン)のいずれかと直ちに反応させて、アミドを得た。さらに、水素及びパラジウム触媒を用いてベンジルエーテルを水素化分解して、所望の類似体8a−d(a:R=Me;b:R=(CHCHO;c:R=(CH;d:R=(CH)を得た。6と酸塩化物とをカップリングさせてアミドを得た後、水素化物の還元により得た2−(ジアルキルアミノ)エチルアミンのベンジルエーテルを水素化分解して、もう1セットの類似体9a−d、すなわちN−(2−アミノエチル)アニリンを得た。さらに、4−アミノ基を完全に除去して単純な11β−フェニルエーテル10を得た。
この(ベンジル)アニリン6により、他の類似体数種の迅速な合成が可能になった(合成2)。したがって、3−クロロプロピオニルクロリドと6とを反応させ、次にクロリドを2級アミンで置き換え、次に水素化分解して、塩基性アミンで終了する5個の原子の側鎖を有する類似体、11a−dを得た。同様に、4−クロロブタノイルクロリドを用いて、クロリドを2級アミンで置き換え、次に水素化分解した後に、塩基性アミンで終了する6個の原子の側鎖を有する類似体、12a−dを得た。最後に、5−クロロペンタノイルクロリドで開始する同じ経路の後に、7個の原子の側鎖を有する類似体、13a−dを得た。さらに、6と3個の炭素の酸塩化物とをカップリングさせてアミドを得た後に、水素化物の還元により得た2−(ジアルキルアミノ)エチルアミンのベンジルエーテルを水素化分解して、もう1セットの類似体14a−d、すなわちN−(3−アミノプロピル)アニリンを得た。他のアリールフルオリドを4−フルオロニトロベンゼン単位で置換することにより、他のいくつかのセットの類似体を調製することができると考えられる。したがって、11β−アルコール4の2,4−ジフルオロニトロベンゼンによるアルキル化で3−フルオロ−4−ニトロフェニルエーテル(水素化分解後に類似体15が得られた)が導かれた。この化合物から16種の類似体、17a−d、18a−d、19a−d、及び20a−d、ならびに非置換アニリン16を調製した(合成3)。同様の方法で、4−フルオロ−3−トリフルオロ−メチルニトロベンゼンを4のアニオンのアルキル化に用いて、3−トリフルオロメチル−4−ニトロフェニルエーテル(水素化分解後に類似体21が得られた)、そして16種の追加の類似体、23a−d、24a−d、25a−d、26a−d、ならびに非置換アニリン22がもたらされた。
合成1:新規のERアンタゴニスト7〜10の調製。
Figure 0006853833
合成2:新規のERアンタゴニスト11〜14の調製。
Figure 0006853833
合成3:新規のERアンタゴニスト15〜26の調製。
Figure 0006853833
全般:テトラヒドロフラン(THF)をアルゴン雰囲気下でベンゾキノンケチルラジカルから蒸留した。ジクロロメタン、トルエン、ベンゼン、及びピリジンをアルゴン雰囲気下で水素化カルシウムから蒸留した。無水N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)をSigma−Aldrichから購入した。他の全ての溶媒及び試薬を、文献の手順に従って精製した。(8S,9S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−6,7,8,9,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−11H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−オン(11−ケトン)を、文献の手順を用いて調製した。
計測:H NMR、13C NMR、及び19F NMRのスペクトルは、プロトンについて300MHz、400MHz、または500MHz、炭素について75MHz、100MHz、または125MHz、フッ素について282MHzまたは376MHzで取得したものをそのように示す。化学シフトは百万分率(ppm、δ)で報告する。カップリング定数はヘルツ(Hz)で報告し、共鳴パターンは以下の表記法で報告する:br(広幅)、s(一重項)、d(二重項)、t(三重項)、q(四重項)、及びm(多重項)。高分解能質量スペクトルを飛行時間LC−MS上で測定した。プレコーティングしたシリカゲルシートを用いて薄層クロマトグラフィー(TLC)を行った。紫外線光、p−アニスアルデヒド染色、過マンガン酸カリウム染色、またはヨウ素を用いて視覚的検出を実施した。圧縮空気と共にシリカゲルP60(60A、40〜63μm)を用いてフラッシュクロマトグラフィーを実施した。
(8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−オール:水素化ホウ素ナトリウム溶液(14MのNaOH中12wt.%、43.2μL、0.188mmol)をビス(ベンジル−オキシ)ケトン(0.1459g、0.313mmol)のMeOH(3.0mL)中溶液に0℃で徐々に添加した。TLCが出発材料の完全な消費を示すまで、混合物を22℃で攪拌した。水性飽和NHCl溶液を添加して反応をクエンチした。酢酸エチル(3×40mL)を混合物に添加した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、無水MgSOで乾燥した。6/1 ヘキサン/酢酸エチルで溶離するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより、目標化合物、11β−アルコールを得た。H NMR (400 MHz, CDCl): δ 7.23−7.50 (m, 10H), 7.21 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.83 (dd, J = 8.6, 2.7 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 5.04 (s, 2H), 4.71 (m, 1H), 4.61 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.57 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.49 (dd, J = 8.6, 7.6 Hz, 1H), 2.75−2.89 (m, 2H), 2.33−2.45 (m, 2H), 1.13 (s, 3H), 0.81−2.10 (m, 10H).13C NMR (100 MHz, CDCl): δ 157.0, 140.1, 139.2, 137.2, 128.6 (2C), 128.3 (2C), 128.2, 127.9, 127.4 (2C), 127.32 (2C), 127.30, 126.1, 115.7, 113.1, 88.8, 71.6, 69.9, 67.7, 50.9, 50.1, 43.9, 43.1, 33.1, 30.0, 27.9, 26.7, 23.0, 14.2.
一般手順:(8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−11−(4−ニトロ−フェノキシ)−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン:11β−アルコール(0.117g、0.25mmol)の無水THF(2.0mL)中溶液を水素化カリウム(25mg、0.625mmol)のDMF(1.0mL)中溶液に0℃で徐々に添加した。混合物を0℃で10分間攪拌した。1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(80μL、0.75mmol)のTHF(0.5mL)中溶液を反応系にゆっくりと添加した。TLCが出発材料の完全な消費を示すまで、反応物を攪拌した。飽和NHCl水溶液を添加して反応をクエンチした。酢酸エチル(3×40mL)を混合物に添加した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、無水MgSOで乾燥した。6/1 ヘキサン/酢酸エチルで溶離するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより、目標化合物、4−ニトロフェニルエーテルを得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.18 (d, J = 9.3 Hz, 2H), 8.13 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 7.10−7.39 (m, 8H), 6.91 (d, J = 9.3 Hz, 2H), 6.84 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.61 (m, 2H), 5.35 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.54 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.44 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.50 (dd, J = 8.1, 8.1 Hz, 1H), 2.79−2.96 (m, 2H), 2.60 (d, J = 10.9 Hz, 1H), 2.51 (dd, J = 14.2, 2.4 Hz, 1H), 1.95−2.08 (m, 2H), 0.95 (s, 3H), 0.75−1.8 (m, 7H).13C NMR (100 MHz, CDCl): δ 163.0, 156.8, 141.2, 139.0, 138.6, 137.2, 129.1, 128.5 (2C), 128.3 (2C), 128.0, 127.9, 127.4 (2C), 127.3, 126.3 (2C), 126.0 (2C), 115.2 (2C), 112.6, 110.2, 88.4, 73.1, 71.6, 69.9, 50.6, 48.7, 43.0, 40.3, 39.4, 33.7, 27.6, 27.3, 23.1, 13.8.
一般手順:(8S,9S,11S,13S,14S,17S)−11−(4−アミノフェノキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17−ジオール、JD105:水素化ホウ素ナトリウム(30mg、0.79mmol)をNiCl・6HO(59mg、0.25mmol)及び11β−(4−ニトロフェニル)エーテル(0.121g、0.205mmol)のMeOH(1.5mL)及びジクロロメタン(3.0mL)中溶液に0℃で徐々に添加した。TLCが出発材料の完全な消費を示すまで、混合物を22℃で攪拌した。ジエチルエーテル(15mL)及びクエン酸水溶液(5%、10mL)を添加し、激しく攪拌して反応をクエンチした。ジエチルエーテル(3×40mL)を混合物に添加した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、無水MgSOで乾燥した。混合物を濃縮した。得られた残渣をMeOH(15mL)に溶解し、Pd(OH)(20mg)を添加した。アルゴン流を混合物に通し、次にアルゴンを水素で置き換え、混合物を1時間激しく攪拌した。混合物をセライト(登録商標)の厚手パッドで濾過し、有機相を蒸発させた。6/1 ヘキサン/酢酸エチルで溶離するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーを介し残渣を精製して、目標化合物、4−アミノフェニルエーテルジオールを得た。H NMR (500 MHz, CDCl) δ 6.99 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.65 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.58 (s, 1H), 6.53 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 5.16 (m, 1H), 3.74 (m, 1H), 1.00 (s, 3H), 0.69−3.0 (m, 17H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 153.3, 150.9, 139.4, 138.7, 128.5, 126.8, 116.8 (2C), 116.6 (2C), 115.5, 113.0, 82.4, 72.2, 50.8, 49.0, 43.0, 38.3, 34.0, 30.5, 29.6, 27.4, 23.1, 12.9.
一般手順:N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−2−(ジメチル−アミノ)アセトアミド:水素化ホウ素ナトリウム(30mg、0.79mmol)をNiCl・6HO(59mg、0.25mmol)及び11β−(4−ニトロフェニル)エーテル(0.121g、0.205mmol)のMeOH(1.5mL)及びジクロロメタン(3.0mL)中溶液に0℃で徐々に添加した。TLCが出発材料の完全な消費を示すまで、混合物を22℃で攪拌した。ジエチルエーテル(15mL)及びクエン酸水溶液(5%、10mL)を添加し、激しく攪拌して反応をクエンチした。ジエチルエーテル(3×40mL)を混合物に添加した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、無水MgSOで乾燥した。混合物を濃縮した。得られた残渣をジクロロメタン(2.0mL)に溶解し、DMAP(触媒)及びEtN(0.82mmol)を添加した。クロロアセチルクロリド(0.65mmol)を混合物に0℃で徐々に添加し、反応混合物を22℃で2時間攪拌した。酢酸エチル(3×40mL)を混合物に添加した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、無水MgSOで乾燥した。有機相を濃縮した。得られた残渣をジメチルホルムアミド(2.0mL)に溶解し、ジメチルアミン(1.0mmol)を反応系に22℃で添加した。TLCが出発材料の完全な消費を示すまで、反応物を攪拌した。酢酸エチル(3×40mL)を混合物に添加した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、無水MgSOで乾燥し、有機相を蒸発させた。2/1 ヘキサン/酢酸エチルで溶離するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーを介し残渣を精製して、目標化合物を得た。H NMR (300 MHz, CDCl): δ 9.00 (s, 1H), 7.12−7.53 (m, 12H), 6.95 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 6.68 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 5.20 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.51 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.47 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.47 (m, 2H), 2.38 (s, 6H), 1.01 (s, 3H), 0.80−3.11 (m, 14H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 168.4, 156.6, 154.5, 139.1, 138.5, 137.4, 130.5, 128.8, 128.5 (2C), 128.3 (2C),, 127.8, 127.5 (2C), 127.4 (2C), 127.35, 126.6, 121.3 (2C), 115.8 (2C), 115.0, 112.6, 88.6, 71.9, 71.6, 69.9, 63.6, 51.0, 48.9, 46.0 (2C), 43.2, 39.4, 33.7, 29.7, 27.8, 27.5, 23.1, 13.7.HR−MS (ESI) [C4248H]の計算値645.3693、実測値645.3707。
一般手順:N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−2−(ジメチル−アミノ)アセトアミド、JD104:ジベンジルアミド(0.065g、0.1mmol)のMeOH(5.0mL)中溶液にPd(OH)(10mg)を添加した。アルゴンを混合物に通し、次にアルゴンを水素で置き換え、混合物を1時間激しく攪拌した。混合物をセライトの厚手パッドで濾過し、有機相を蒸発させた。15/1 ジクロロ−メタン/MeOHで溶離するシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーを介し残渣を精製して、目標化合物、アミドジオールを得た。H NMR (400 MHz, MeOD): δ 7.41 (d, J = 9.7 Hz, 2H), 6.88 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 9.7 Hz, 2H), 6.48 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.40 (dd, J = 8.7, 2.7 Hz, 1H), 5.31 (m, 1H), 3.60−3.69 (m, 1H), 3.33 (s, 2H), 2.40 (br s, 6H), 0.88 (s, 3H), 0.80−3.38 (m, 13H).13C NMR (100 MHz, MeOD): δ 169.4, 156.3, 154.8, 138.6, 130.6, 127.7, 126.8, 122.4 (2C), 115.4 (2C), 115.1, 112.9, 81.9, 72.3, 62.8, 50.8, 49.2, 44.8, 43.2 (2C), 38.4, 34.6, 29.8, 29.5, 27.6, 23.0, 12.7.HR−MS (ESI) [C2837H]の計算値465.2753、実測値465.2759。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−2−モルホリノアセトアミド:H NMR (400MHz, CDCl): δ 8.91 (s, 1H), 7.18−7.49 (m, 12H), 6.96 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 6.71 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 5.22 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.51 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 4.47 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 4.09 (m, 1H), 3.70−3.82 (m, 2H), 3.40−3.52 (m, 1H), 1.01 (s, 3H), 0.80−3.20 (m, 20H).13C NMR (100 MHz, CDCl): δ 167.6, 156.6, 154.6, 139.1, 138.5, 137.3, 130.2, 128.8, 128.5 (2C), 128.3 (2C), 127.8, 127.5 (2C), 127.4, 127.3 (2C), 126.5, 121.4 (2C), 115.8 (2C), 114.9, 112.6, 88.5, 71.9, 71.5, 69.9, 67.1 (2C), 62.4, 53.8 (2C), 50.9, 48.9, 43.1, 39.3, 33.7, 29.8, 27.7, 23.1, 19.1, 13.7.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−2−モルホリノアセトアミド、JD103:H NMR (400 MHz, MeOD): δ 7.41 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.88 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.48 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.40 (dd, J = 8.5, 2.7 Hz, 1H), 5.30 (m, 1H), 3.75 (t, J = 4.0 Hz, 4H), 3.13 (s, 2H), 2.57 (t, J = 4.0 Hz, 4H), 0.88 (s, 3H), 0.8−3.3 (m, 14H).13C NMR (100 MHz, MeOD): δ 169.1, 154.9, 154.4, 138.2, 130.1, 127.3, 126.3, 122.0 (2C), 115.1 (2C), 114.8, 112.5, 81.5, 71.9, 66.4 (2C), 61.8, 53.4 (2C), 50.4, 48.7, 42.8, 38.0, 34.2, 29.4, 29.1, 27.2, 22.6, 12.3.HR−MS (ESI) [C3038H]の計算値507.2859、実測値507.2843。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)アセトアミド:H NMR (300MHz, CDCl): δ 8.99 (s, 1H), 7.20−7.51 (m, 12H), 6.95 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 6.71 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 8.9, 3.0 Hz, 1H), 5.20 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.51 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 4.47 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 3.47 (s, 2H), 2.70 (m, 4H), 1.86 (m, 4H), 1.05 (s, 3H), 0.80−3.56 (m, 14H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 168.8, 156.6, 154.5, 139.1, 138.5, 137.4, 130.5, 128.8, 128.5 (2C), 128.3 (2C), 127.8, 127.5 (2C), 127.4 (2C), 127.3, 126.6, 121.4 (2C), 115.8 (2C), 115.0, 112.5, 88.5, 71.9, 71.6, 69.9, 59.7, 54.6 (2C), 51.0, 48.9, 43.1, 39.4, 33.7, 29.8, 27.8, 27.5, 24.1 (2C), 23.1, 13.7.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)アセトアミド、JD102:H NMR (400 MHz, MeOD): δ 7.40 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 6.88 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 6.48 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.40 (dd, J = 8.0, 2.4 Hz, 1H), 5.32 (m, 1H), 3.65 (m, 1H), 3.40 (s, 2H), 2.78 (m, 4H), 1.88 (m, 4H), 0.88 (s, 3H), 0.80−2.60 (m, 13H).13C NMR (100 MHz, MeOD): δ 170.1, 156.3, 155.8, 139.6, 131.6, 128.7, 123.4 (2C), 123.3, 116.5 (2C), 116.2, 113.9, 79.3, 73.3, 55.4 (2C), 51.8, 50.2, 49.5, 44.2, 39.4, 35.6, 30.8, 30.5, 28.6, 24.6 (2C), 24.0, 13.8.MS (ESI) m/z (%) 491 ([M+1], 100), 447 (15), 155 (28).HR−MS (ESI) [C2022H]の計算値491.2910、実測値491.2926。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−2−(ピペリジン−1−イル)アセトアミド:H NMR (300MHz, CDCl): δ 9.05 (s, 1H), 7.10−7.55 (m, 12H), 6.95 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.71 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.66 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.22 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.51 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.47 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 2.72 (m, 4H), 1.86 (m, 4H), 1.01 (s, 3H), 0.70−3.60 (m, 18H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 168.5, 156.7, 154.4, 139.0, 138.4, 137.3, 130.5, 128.7, 128.5 (2C), 128.2 (2C), 127.8, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 127.27, 126.5, 121.4 (2C), 115.7 (2C), 114.9, 112.5, 88.5, 71.8, 71.5, 69.8, 59.6, 54.5 (2C), 51.0, 48.8, 43.1, 39.3, 38.5, 33.7, 29.7, 29.6, 27.7, 24.0 (2C), 23.0, 14.1.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−2−(ピペリジン−1−イル)アセトアミド、JD101:H NMR (400 MHz, MeOD): δ 7.40 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 6.88 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 6.47 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.39 (dd, J = 8.4, 2.6 Hz, 1H), 5.31 (m, 1H), 3.43 (s, 2H), 2.81 (m, 4H), 1.89 (m, 4H), 0.88 (s, 3H), 0.75−3.7 (m, 16H).13C NMR (100 MHz, MeOD): δ 169.9, 156.3, 155.8, 139.6, 131.6, 128.7, 127.7, 123.4 (2C), 116.4 (2C), 116.1, 113.9, 82.9, 73.3, 61.5, 59.9, 55.4, 51.8, 50.2, 44.2 (2C), 39.4, 35.6, 30.8, 30.5, 28.6, 24.6 (2C), 24.0, 13.7.HR−MS (ESI) [C3140H]の計算値491.2910、実測値491.2892。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−3−モルホリノプロパンアミド:H NMR (300MHz, CDCl): δ 10.5 (s, 1H), 7.20−7.50 (m, 12H), 6.96 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 6.71 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 7.7, 2.4 Hz, 1H), 5.20 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.51 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 4.47 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 3.82 (t, J = 4.2 Hz, 4H), 2.61 (t, J = 4.2 Hz, 4H), 1.01 (s, 3H), 0.72−3.78 (m, 18H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 169.9, 156.6, 154.1, 139.1, 138.5, 137.3, 131.3, 128.8, 128.5 (2C), 128.2 (2C), 127.8, 127.4 (2C), 127.32, 127.30 (2C), 126.5, 121.2 (2C), 115.8 (2C), 114.9, 112.5, 88.5, 71.9, 71.4, 69.9, 67.0 (2C), 54.3, 52.8 (2C), 50.9, 48.9, 43.1, 39.3, 33.7, 32.1, 29.7, 27.7, 27.4, 23.0, 13.7.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−3−モルホリノプロパンアミド、JD106:H NMR (300MHz, MeOD): δ 7.38 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.89 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.48 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.40 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 5.32 (m, 1H), 3.71 (t, J = 4.5 Hz, 4H), 2.54 (t, J = 4.5 Hz, 4H), 0.89 (s, 3H), 0.80−3.69 (m, 18H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 172.5, 156.1, 155.8, 139.6, 132.2, 128.7, 127.7, 123.2 (2C), 116.5 (2C), 116.2, 113.9, 82.9, 73.3, 67.7 (2C), 55.6, 54.4 (2C), 51.8, 50.2, 44.2, 39.4, 35.6, 34.4, 30.8, 30.5, 28.6, 24.0, 13.7.HR−MS (ESI) [C3140H]の計算値521.3016、実測値521.3010。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−3−(ピペリジン−1−イル)プロパン−アミド:H NMR (300MHz, CDCl): δ 10.75 (s, 1H), 7.20−7.55 (m, 12H), 6.96 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 6.71 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.66 (dd, J = 8.3, 2.4 Hz, 1H), 5.21 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.50 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 4.48 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 2.60 (m, 4H), 1.72 (m, 4H), 1.01 (s, 3H), 0.70−3.75 (m, 20H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 169.9, 156.6, 154.0, 139.1, 138.4, 137.3, 131.6, 128.8, 128.5 (2C), 128.2 (2C), 127.8, 127.4 (2C), 127.31 (2C), 127.27, 126.5, 121.1 (2C), 115.8 (2C), 114.9, 112.5, 88.5, 71.8, 71.5, 69.9, 54.3, 53.6 (2C), 51.0, 48.9, 43.1, 39.3, 33.7, 32.4, 29.7, 27.7, 27.5, 25.5 (2C), 23.8, 23.0, 13.7.HR−MS (ESI) [C4654H]の計算値699.4162、実測値699.4180。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−3−(ピペリジン−1−イル)プロパンアミド、JD107:H NMR (400 MHz, MeOD): δ 7.41 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.88 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.48 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.40 (dd, J = 8.2, 2.6 Hz, 1H), 5.31 (m, 1H), 2.87 (m, 4H), 1.84 (m, 4H), 0.87 (s, 3H), 0.79−3.75 (m, 20H).13C NMR (100 MHz, MeOD): δ 169.7, 156.2, 155.8, 139.6, 132.0, 128.7, 127.8, 123.2 (2C), 116.5 (2C), 116.2, 113.9, 82.8, 73.3, 54.6, 54.3, 51.8, 50.1, 44.2 (2C), 39.4, 35.6, 31.4, 30.9, 30.5, 28.6, 24.4 (2C), 24.0, 22.8, 13.8.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−アミド:H NMR (300MHz, CDCl): δ 10.50 (s, 1H), 7.20−7.49 (m, 12H), 6.96 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.71 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.66 (dd, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 5.20 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.50 (d, J = 12.6 Hz, 1H), 4.48 (d, J = 12.6 Hz, 1H), 2.85 (m, 4H), 1.92 (m, 4H), 1.00 (s, 3H), 0.82−3.55 (m, 18H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 169.4, 156.5, 154.1, 139.1, 138.4, 137.3, 131.3, 128.8, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 127.7, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 127.2, 126.5, 121.4 (2C), 115.7 (2C), 112.5, 112.5, 88.5, 71.8, 71.5, 69.8, 53.4 (2C), 51.5, 50.9, 48.8, 43.0, 39.2, 34.1, 33.6, 29.7, 27.7, 27.4, 23.5 (2C), 23.0, 13.6.HR−MS (ESI) [C4552H]の計算値685.4005、実測値685.4021。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロパンアミド、JD108:H NMR (400 MHz, MeOD): δ 7.40 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 6.87 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 6.50 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 8.1, 2.6 Hz, 1H), 5.27 (m, 1H), 2.87 (m, 4H), 1.27 (m, 4H), 0.88 (s, 3H), 0.80−3.74 (m, 18H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 169.0, 155.8, 155.3, 139.4, 131.5, 128.4, 127.4, 122.8 (2C), 116.3 (2C), 116.0, 113.7, 82.5, 73.0, 55.1 (2C), 52.1, 51.5, 43.9, 39.1, 35.2, 32.4, 30.5, 30.4, 30.3, 28.3, 23.8 (2C), 23.7, 13.6.HR−MS (ESI) [C3140H]の計算値505.3066、実測値505.3045。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパン−アミド:H NMR (300MHz, CDCl): δ 8.01 (s, 1H), 7.19−7.55 (m, 12H), 6.95 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 6.65 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.62 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 5.18 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.51 (d, J = 11.3 Hz, 1H), 4.48 (d, J = 11.3 Hz, 1H), 2.52 (s, 6H), 1.02 (s, 3H), 0.80−3.80 (m, 18H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 166.2, 156.5, 154.5, 139.0, 138.4, 137.2, 130.7, 128.7, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 127.7, 127.3 (2C), 127.2 (2C), 126.8, 126.4, 121.7 (2C), 115.6 (2C), 114.9, 112.4, 88.4, 72.0, 71.4, 69.7, 50.8, 48.8, 45.8, 43.0 (2C), 39.2, 33.6, 29.7, 29.6, 27.6, 27.3, 23.0, 20.5, 13.6.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパンアミド、JD109:H NMR (300MHz, MeOD): δ 7.38 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.89 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.48 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 8.4, 2.7 Hz, 1H), 5.28 (m, 1H), 2.14 (s, 6H), 0.88 (s, 3H), 0.80−3.70 (m, 18H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 175.1, 156.0, 155.8, 139.5, 132.4, 128.7, 127.7, 123.3 (2C), 116.4 (2C), 116.2, 113.9, 82.9, 73.3, 51.8, 50.1, 44.2 (2C), 39.4, 35.6, 30.8, 30.7, 30.5, 28.6, 24.0, 13.7, 10.4.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−4−モルホリノブタンアミド:H NMR (300MHz, CDCl): δ 8.15 (s, 1H), 7.20−7.50 (m, 12H), 6.97 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 6.71 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.67 (dd, J = 8.4, 2.6 Hz, 1H), 5.19 (m, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.52 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 4.49 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 3.75 (t, J = 4.3 Hz, 4H), 2.53 (t, J = 4.3 Hz, 4H), 1.03 (s, 3H), 0.9−3.8 (m, 20H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 170.8, 156.5, 154.3, 139.0, 138.4, 137.2, 130.8, 128.7, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 127.7, 127.3 (2C), 127.26, 127.22 (2C), 126.4, 121.6 (2C), 115.7 (2C), 114.8, 112.4, 88.4, 71.8, 71.4, 69.7, 66.7 (2C), 57.4, 53.3 (2C), 50.8, 48.8, 43.0, 39.2, 35.1, 33.6, 29.7, 27.6, 27.3, 23.0, 21.7, 13.6.HR−MS (ESI) [C4654H]の計算値715.4111、実測値715.4106。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−4−モルホリノブタンアミド、JD110:H NMR (300MHz, MeOD): δ 7.40 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.88 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.49 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 8.1, 2.4 Hz, 1H), 5.28 (m, 1H), 3.82 (m, 4H), 2.49 (m, 4H), 0.88 (s, 3H), 0.80−3.70 (m, 20H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 173.0, 156.1, 155.8, 139.6, 132.1, 128.7, 127.8, 123.4 (2C), 116.5 (2C), 116.2, 113.9, 82.8, 73.3, 66.0 (2C), 58.6, 53.7 (2C), 51.8, 50.0, 44.2, 39.3, 35.6, 34.8, 30.8, 30.5, 28.6, 24.0, 21.6, 13.8.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−4−(ピロリジン−1−イル)ブタン−アミド:H NMR (300 MHz, MeOD): δ 7.19−7.42 (m, 12H), 6.95 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.66 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.56 (dd, J = 8.7, 2.8 Hz, 1H), 5.26 (m, 1H), 4.93 (s, 2H), 4.46 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 4.42 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 2.50 (m, 4H), 2.05 (m, 4H), 0.94 (s, 3H), 0.82−3.60 (m, 20H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 172.4, 157.9, 156.0, 140.4, 139.7, 139.0, 132.2, 130.2, 129.4, 129.3 (2C), 128.7 (2C), 128.6, 128.5 (2C), 128.46 (2C), 127.8, 123.4 (2C), 116.5 (2C), 115.8, 113.6, 90.2, 73.3, 72.8, 70.8, 55.9, 55.1 (2C), 54.8, 51.8, 50.0, 44.3, 40.2, 35.2, 34.2, 30.9, 28.7, 28.5, 24.0 (2C), 23.0, 14.4.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−4−(ピロリジン−1−イル)ブタンアミド、JD111:H NMR (300MHz, MeOD): δ 7.38 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.88 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.48 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.40 (dd, J = 8.7, 2.7 Hz, 1H), 5.33 (m, 1H), 3.00 (m, 4H), 1.95 (m, 4H), 0.89 (s, 3H), 0.79−3.80 (m, 20H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 172.7, 156.5, 156.3, 139.4, 132.5, 128.7, 128.0, 123.3 (2C), 116.5 (2C), 116.3, 114.0, 82.9, 73.3, 56.6, 54.9 (2C), 51.6, 50.1, 44.1, 39.3, 35.7, 34.9, 30.8, 30.6, 28.4, 24.3, 24.2 (2C), 24.1, 13.4.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−4−(ピペリジン−1−イル)ブタンアミド:H NMR (300MHz, CDCl): δ 9.52 (s, 1H), 7.56 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.18−7.48 (m, 10H), 6.95 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.70 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 5.18 (m, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.49 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.46 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 2.90 (m, 4H), 1.60 (m, 4H), 0.99 (s, 3H), 0.80−3.78 (m, 22H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 169.8, 156.5, 154.2, 139.1, 138.4, 137.3, 131.2, 128.8, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 127.7, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 127.2, 126.5, 121.6 (2C), 115.6 (2C), 114.9, 112.5, 88.4, 71.7, 71.4, 69.8, 60.6, 56.5, 53.5 (2C), 50.9, 48.8, 43.0, 39.2, 33.6, 31.4, 29.6 (2C), 27.7, 27.4, 23.0, 22.7, 20.3, 13.6.HR−MS (ESI) [C4756H]の計算値713.4318、実測値713.4321。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−4−(ピペリジン−1−イル)ブタンアミド、JD112:H NMR (300MHz, MeOD): δ 7.38 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.89 (d, J = 9.0Hz, 1H), 6.84 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.48 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.40 (dd, J = 8.4, 2.7 Hz, 1H), 5.29 (m, 1H), 2.50 (m, 4H), 1.65 (m, 4H), 0.88 (s, 3H), 0.80−3.71 (m, 22H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 173.5, 156.0, 155.8, 139.5, 132.2, 128.7, 127.7, 123.3 (2C), 116.4 (2C), 116.2, 113.9, 82.8, 73.3, 59.4, 55.2 (2C), 51.8, 50.1, 44.2, 39.3, 35.6, 35.5, 30.8, 30.5, 28.6, 26.1 (2C), 24.8, 24.0, 23.1, 13.7.HR−MS (ESI) [C3344H]の計算値533.3380、実測値533.3358。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−4−(ジメチルアミノ)ブタン−アミド:H NMR (300MHz, CDCl): δ 9.50 (s, 1H), 7.15−7.70 (m, 12H), 6.97 (d, J = 8.1Hz, 1H), 6.84 (d, J = 8.4Hz, 2H), 6.71 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.68 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 5.21 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.51 (d, J = 11.4Hz, 1H), 4.49 (d, J = 11.4Hz, 1H), 2.41 (s, 6H), 1.02 (s, 3H), 0.79−3.80 (m, 20H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 171.1, 156.5, 154.0, 139.0, 138.4, 137.2, 131.5, 128.7, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 127.7, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 127.2, 126.5, 121.2 (2C), 115.7 (2C), 114.9, 112.4, 88.4, 71.8, 71.4, 69.8, 58.9, 50.8, 48.8, 45.0 (2C), 43.0, 39.2, 36.5, 33.6, 29.7, 27.6, 27.4, 23.0, 22.8, 13.6.HR−MS (ESI) [C4452H]の計算値673.4005、実測値673.4008。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−4−(ジメチルアミノ)ブタンアミド、JD116:H NMR (300MHz, MeOD): δ 7.42 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.88 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.49 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 5.29 (m, 1H), 2.90 (s, 6H), 0.87 (s, 3H), 0.80−3.70 (m, 20H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 172.4, 156.0, 155.7, 139.5, 132.0, 128.7, 127.7, 123.4 (2C), 116.4 (2C), 116.2, 113.9, 82.8, 73.3, 58.7, 51.7, 50.0, 44.1, 43.7 (2C), 39.3, 35.5, 34.2 30.8, 30.4, 28.5, 23.9, 21.6, 13.8.HR−MS (ESI) [C3040H]の計算値493.3066、実測値493.3063。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−5−モルホリノペンタンアミド:H NMR (300MHz, CDCl): δ 7.50 (s, 1H), 7.20−7.48 (m, 12H), 6.96 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 9.0Hz, 2H), 6.71 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 5.21 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.51 (d, J = 12.8Hz, 1H), 4.48 (d, J = 12.8Hz, 1H), 3.72 (t, J = 4.2 Hz, 4H), 2.48 (t J = 4.2 Hz, 4H), 1.01 (s, 3H), 0.80−3.70 (m, 22H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 170.9, 156.5, 154.4, 139.0, 138.4, 137.2, 130.6, 128.7, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 127.7, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 127.2, 126.4, 121.8 (2C), 115.7 (2C), 114.9, 112.5, 88.4, 71.8, 71.4, 69.8, 66.7 (2C), 58.4, 53.5 (2C), 50.8, 48.8, 43.0, 39.2, 37.1, 33.6, 29.7, 27.6, 27.4, 25.8, 23.4, 23.0, 13.6.HR−MS (ESI) [C4756H]の計算値729.4268、実測値729.4296。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−5−モルホリノペンタンアミド、JD113:H NMR (300MHz, MeOD): δ 7.39 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.89 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.48 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 8.4, 2.4 Hz, 1H), 5.29 (m, 1H), 3.76 (d, J = 4.2 Hz, 4H), 2.78 (t, J = 4.2 Hz, 4H), 0.88 (s, 3H), 0.80−3.70 (m, 22H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 173.7, 156.0, 155.8, 139.6, 132.3, 128.7, 127.8, 123.3 (2C), 116.4 (2C), 116.2, 113.9, 82.8, 73.3, 66.5 (2C), 59.1, 54.1 (2C), 51.8, 50.1, 44.2, 39.3, 37.1, 35.6, 30.8, 30.5, 28.6, 25.7, 24.3, 24.0, 13.8.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−5−(ピロリジン−1−イル)ペンタン−アミド:H NMR (300MHz, CDCl): δ 9.27 (s, 1H), 7.19−7.72 (m, 12H), 6.96 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.81 (m, 2H), 6.69 (s, 1H), 6.64 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.20 (m, 1H), 4.95 (s, 2H), 4.49 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 4.46 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 2.80 (m, 4H), 1.78 (m, 4H), 0.99 (s, 3H), 0.80−3.60 (m, 22H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 171.3, 156.5, 153.9, 139.0, 138.4, 137.2, 131.6, 128.8, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 127.7, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 127.2, 126.5, 121.7 (2C), 115.5 (2C), 114.8, 112.4, 88.4, 71.6, 71.4, 69.7, 54.8, 53.3 (2C), 50.8, 48.7, 45.5, 43.0, 39.1, 36.5, 33.6, 29.71, 29.68, 27.6, 27.3, 26.0, 23.0 (2C), 13.7.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−5−(ピロリジン−1−イル)ペンタンアミド、JD114:H NMR (300MHz, MeOD): δ 7.42 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 6.90 (m, 1H), 6.89 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 6.48 (s, 1H), 6.42 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 5.30 (m, 1H), 2.49 (m, 4H), 1.71 (m, 4H), 0.88 (s, 3H), 0.80−3.70 (m, 22H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 173.5, 156.0, 155.8, 139.6, 132.3, 128.7, 127.7, 123.3 (2C), 116.5 (2C), 116.2, 113.9, 82.8, 73.3, 55.9 (2C), 55.0, 51.8, 50.1, 44.2, 39.4, 36.7, 35.6, 30.8, 30.7, 30.5, 28.6, 26.5, 24.0 (2C), 23.7, 13.8.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−5−(ピペリジン−1−イル)ペンタン−アミド:H NMR (300MHz, CDCl): δ 8.55 (s, 1H), 7.51 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.20−7.46 (m, 10H), 6.96 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 6.69 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 8.3, 2.5 Hz, 1H), 5.20 (m, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.49 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 4.46 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 2.58 (m, 4H), 1.71 (m, 4H), 1.00 (s, 3H), 0.80−3.55 (m, 24H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 171.1, 156.5, 154.2, 139.0, 138.4, 137.2, 131.2, 128.7, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 127.7, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 127.2, 126.5, 121.8 (2C), 115.6 (2C), 114.8, 112.4, 88.4, 71.8, 71.4, 69.8, 57.6, 53.8 (2C), 50.8, 48.8, 43.0, 39.2, 36.5, 33.6, 29.7, 27.6, 27.3, 24.6, 24.1 (2C), 23.2, 23.1, 23.0, 14.1.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−5−(ピペリジン−1−イル)ペンタンアミド、JD115:H NMR (300MHz, MeOD): δ 7.42 (d, J = 8.7Hz, 2H), 6.89 (d, J = 8.7Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8.7Hz, 2H), 6.49 (d, J = 2.1Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 8.4, 2.7 Hz, 1H), 5.30 (m, 1H), 2.42 (m, 4H), 1.75 (m, 4H), 0.88 (s, 3H), 0.80−3.70 (m, 24H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 173.4, 156.0, 155.8, 139.6, 132.2, 128.7, 127.8, 123.3 (2C), 116.5 (2C), 116.2, 113.9, 82.8, 73.3, 57.9, 54.3 (2C), 51.8, 50.1, 44.2, 39.3, 36.7, 35.6, 30.8, 30.5, 28.6, 24.5, 24.2 (2C), 24.0, 23.7, 22.7, 13.8.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−5−(ジメチルアミノ)ペンタン−アミド:H NMR (300MHz, CDCl): δ 8.04 (s, 1H), 7.18−7.46 (m, 12H), 6.96 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 8.7Hz, 2H), 6.70 (d, J = 2.3Hz, 1H), 6.66 (dd, J = 8.3, 2.8Hz, 1H), 5.20 (m, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.50 (d, J = 11.6Hz, 1H), 4.47 (d, J = 11.6Hz, 1H), 2.30 (s, 6H), 1.00 (s, 3H), 0.80−3.60 (m, 22H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 171.1, 156.5, 154.2, 139.0, 138.4, 137.2, 130.9, 128.7, 128.4 (2C), 128.1 (2C), 127.7, 127.3 (2C), 127.2 (2C), 127.15, 126.4, 121.7 (2C), 115.6 (2C), 114.8, 112.4, 88.4, 71.8, 71.4, 69.7, 58.8, 50.8, 48.8, 45.3 (2C), 43.0, 39.2, 36.9, 33.6, 31.8, 29.7, 27.6, 26.5, 23.4, 21.5, 13.8.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)フェニル)−5−(ジメチルアミノ)ペンタンアミド、JD117:H NMR (300MHz, MeOD): δ 7.39 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.89 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 6.48 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 8.3, 2.7 Hz, 1H), 5.29 (m, 1H), 2.50 (s, 6H), 0.88 (s, 3H), 0.80−3.70 (m, 22H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 173.7, 156.0, 155.8, 139.6, 132.3, 128.7, 127.7, 123.3 (2C), 116.4 (2C), 116.2, 113.9, 82.8, 73.3, 59.4, 51.8, 50.1, 44.4 (2C), 44.2, 39.3, 37.1, 35.6 30.8, 30.5, 28.6, 26.5, 24.2, 24.0, 13.8.
(8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−11−(3−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 7.88 (dd, J = 9.0, 6.0 Hz, 1H), 7.15−7.5 (m, 10H), 6.87 (dd, J = 10.6, 2.4 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.66 (tt, J = 7.3, 2.3 Hz, 1H), 6.57 (dd, J = 8.5, 2.6 Hz, 1H), 5.29 (m, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.60 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.50 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.54 (dd, J = 8.1, 8.1 Hz, 1H), 1.04 (s, 3H), 0.80−3.12 (m, 13H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 165.8 (d, J = 256.5 Hz), 156.6, 154.2 (d, J = 11.8 Hz), 139.0, 138.9, 137.2, 135.9 (d, J = 3.5 Hz), 128.5 (d, J = 2.4 Hz), 128.4 (2C), 128.2 (2C), 127.7, 127.6, 127.41 (2C), 127.37, 127.31 (2C), 125.4, 115.0, 112.6, 106.7 (d, J = 23.9 Hz), 102.0 (d, J = 26.8 Hz), 88.5, 76.0, 71.5, 69.8, 50.6, 49.2, 43.0, 39.8, 33.6, 29.8, 27.6, 26.9, 23.0, 13.5. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −100.89.
(8S,9S,11S,13S,14S,17S)−11−(3−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17−ジオール、JD119:H NMR (300 MHz, MeOD): δ 7.85 (dd, J = 9.0, 6.1 Hz, 1H), 6.86 (dd, J = 10.4, 2.4 Hz, 1H), 6.70 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.65 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.39 (m, 1H), 5.29 (m, 1H) , 0.93 (s, 3H), 0.75−3.85 (m, 14H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 165.9 (d, J = 256.1 Hz), 154.1 (d, J = 11.3 Hz), 153.4, 139.1, 135.9, 128.4 (d, J = 11.3 Hz), 127.1, 125.6, 115.8, 112.9, 106.8 (d, J = 23.5 Hz), 102.1 (d, J = 26.6 Hz), 82.3, 76.0, 50.4, 49.1, 42.9, 38.9, 33.9, 30.6, 29.6, 26.8, 23.0, 12.6. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −100.74.HR−MS (ESI) [C2426FNOH]の計算値428.1873、実測値428.1879。
(8S,9S,11S,13S,14S,17S)−11−(4−アミノ−3−フルオロフェノキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17−ジオール、JD120:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 7.26 (s, 2H), 6.71 (m, 2H), 6.49 (m, 2H), 6.38 (m, 1H), 5.29 (m, 1H), 0.99 (s, 3H), 0.70−3.80 (m, 18H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 156.5 (d, J = 227.6 Hz), 153.5, 146.6 (d, J = 9.7 Hz), 138.6, 132.1, 127.7, 126.4, 115.434 (d, J = 9.4 Hz), 115.427, 113.1, 106.2 (d, J = 22.2 Hz), 100.2 (d, J = 27.1 Hz), 82.2, 74.0, 50.4, 49.1, 42.8, 39.0, 34.4, 30.4, 29.6, 27.1, 23.0, 12.8. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −123.5.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−2−(ピペリジン−1−イル)アセト−アミド:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 8.99 (s, 1H), 8.34 (dd, J = 8.9, 6.4 Hz, 1H), 7.15−7.50 (m, 10H), 6.68 (m, 5H), 5.28 (m, 1H), 4.94 (s, 2H), 4.50 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.47 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 2.55 (m, 4H), 1.61 (m, 4H), 1.01 (s, 3H), 0.80−3.60 (m, 18H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 168.5, 158.9 (d, J = 241.2 Hz), 156.7, 147.6 (d, J = 9.6 Hz), 138.9, 138.0, 137.1, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 127.9, 127.8, 127.5, 127.34 (2C), 127.29 (2C), 126.2, 124.1 (d, J = 3.2 Hz), 120.7 (d, J = 8.8 Hz), 115.0, 112.2, 106.3 (d, J = 22.5 Hz), 99.6 (d, J = 26.7 Hz), 88.4, 73.6, 71.6, 69.7, 63.2, 54.7 (2C), 50.5, 48.5, 46.8, 42.7, 40.6, 33.8, 29.1, 27.6, 27.4, 24.6 (2C), 23.7, 13.8.HR−MS (ESI) [C4551FNH]の計算値703.3911、実測値703.3939。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−2−(ピペリジン−1−イル)アセト−アミド、JD122:H NMR (300 MHz, MeOD): δ 8.10 (dd, J = 9.0, 6.3 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 10.9, 2.7 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.63 (dt, J = 8.5, 2.6 Hz, 1H), 6.50 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.35 (dd, J = 8.6, 2.5 Hz, 1H), 5.37 (m, 1H), 2.45 (m, 4H), 1.48 (m, 4H).0.89 (s, 3H), 0.80−3.80 (m, 18H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 169.9, 161.2 (d, J = 240.8 Hz), 156.1, 150.2 (d, J = 10.1 Hz), 139.4, 128.2, 127.6, 124.6, 122.6 (d, J = 9.3 Hz), 116.3, 113.9, 107.0 (d, J = 21.8 Hz), 101.6 (d, J = 27.6 Hz), 82.7, 75.8, 63.2, 55.8 (2C), 51.5, 49.7, 43.9, 40.0, 35.7, 30.4, 30.3, 28.6, 26.5 (2C), 24.5, 24.1, 13.9. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −117.41.HR−MS (ESI) [C3139FNH]の計算値523.2972、実測値523.2956。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)アセ−トアミド:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 9.00 (s, 1H), 8.37 (dd, J = 8.9, 6.4 Hz, 1H), 7.25−7.50 (m, 10H), 6.76 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 6.69 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.64 (m, 1H), 6.56 (dd, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 5.19 (m, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.56 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.50 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 2.59 (m, 4H), 1.75 (m, 4H), 0.99 (s, 3H), 0.80−3.60 (m, 16H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 168.7, 159.0 (d, J = 241.0 Hz), 156.6, 147.5 (d, J = 9.8 Hz), 138.9, 138.0, 137.1, 128.5 (2C), 128.3 (2C), 127.9, 127.8, 127.41, 127.39 (2C), 127.32 (2C), 126.1, 124.1 (d, J = 3.0 Hz), 120.3 (d, J = 9.2 Hz), 115.0, 112.3, 106.2 (d, J = 22.1 Hz), 99.4 (d, J = 26.8 Hz), 88.4, 73.7, 71.6, 69.7, 60.5, 54.6 (2C), 50.5, 48.6, 42.8, 39.7, 33.9, 29.3, 27.6, 27.3, 24.2 (2C), 23.2, 13.7. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −116.81.HR−MS (ESI) [C4449FNH]の計算値689.3755、実測値689.3782。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)アセト−アミド、JD125:H NMR (300 MHz, MeOD): δ 8.16 (dd, J = 8.9, 6.4 Hz, 1H), 6.99 (dd, J = 10.7, 2.4 Hz, 1H), 6.70 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.61 (td, J = 8.7, 2.5 Hz, 1H), 6.51 (s, 1H), 6.35 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.32 (m, 1H), 2.55 (m, 4H), 1.79 (m, 4H), 0.86 (s, 3H), 0.80−3.75 (m, 16H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 170.8, 160.9 (d, J = 245.4 Hz), 156.1, 149.9 (d, J = 10.1 Hz), 139.4, 128.1, 127.5, 124.7 (d, J = 3.3 Hz), 121.8 (d, J = 9.6 Hz), 116.2, 113.9, 106.8 (d, J = 22.0 Hz), 101.2 (d, J = 27.4 Hz), 82.7, 75.7, 61.1, 55.6 (2C), 51.4, 49.8, 43.9, 39.9, 35.7, 30.7, 30.5, 28.5, 25.2 (2C), 24.1, 13.9. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −117.59.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−2−モルホリノアセト−アミド:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 8.76 (s, 1H), 8.30 (dd, J = 9.1, 6.5 Hz, 1H), 7.20−7.40 (m, 10H), 6.45−6.80 (m, 5H), 5.15 (m, 1H), 4.91 (s, 2H), 4.50 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.43 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.48 (m, 4H), 2.55 (m, 4H), 0.94 (s, 3H), 0.80−3.75 (m, 16H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 168.7, 159.0 (d, J = 242.1 Hz), 156.5, 147.4 (d, J = 9.6 Hz), 138.7, 137.7, 136.9, 128.2 (2C), 128.0 (2C), 127.7, 127.6, 127.2, 127.14 (2C), 127.12 (2C), 126.1, 123.7 (d, J = 3.3 Hz), 120.4 (d, J = 9.6 Hz), 114.6, 112.3, 106.2 (d, J = 21.4 Hz), 99.6 (d, J = 26.2 Hz), 88.1, 73.7, 71.4, 69.5, 66.4 (2C), 62.7, 53.5 (2C), 50.2, 48.2, 42.5, 33.9, 29.4, 27.4, 27.1, 24.2, 23.0, 13.6. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −116.34.HR−MS (ESI) [C4449FNH]の計算値705.3704、実測値705.3690。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−2−モルホリノアセトアミド、JD126:H NMR (300 MHz, MeOD): δ 8.17 (dd, J = 9.0, 6.3 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 10.9, 2.7 Hz, 1H), 6.71 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.63 (dt, J = 8.3, 2.7 Hz, 1H), 6.51 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.35 (dd, J = 8.5, 2.6 Hz, 1H), 5.37 (m, 1H), 3.30 (m, 4H), 2.39 (m, 4H), 0.89 (s, 3H), 0.80−3.80 (m, 16H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 170.0, 161.2 (d, J = 240.6 Hz), 156.2, 149.9 (d, J = 9.8 Hz), 139.3, 128.2, 127.6, 124.7 (d, J = 3.1 Hz), 122.2 (d, J = 9.5 Hz), 116.3, 114.0, 106.9 (d, J = 22.2 Hz), 101.5 (d, J = 27.7 Hz), 82.7, 75.6, 67.8 (2C), 63.5, 54.8 (2C), 51.5, 49.6, 43.9, 39.9, 35.9, 30.4, 30.3, 28.6, 24.1, 13.9. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −117.53.HR−MS (ESI) [C3037FNH]の計算値525.2765、実測値525.2782。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセ−トアミド:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 9.25 (s, 1H), 8.35 (dd, J = 8.7, 6.5 Hz, 1H), 7.15−7.55 (m, 10H), 6.50−6.85 (m, 5H), 5.19 (m, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.57 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 4.49 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 2.11 (s, 6H), 0.97 (s, 3H), 0.80−3.60 (m, 16H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 168.2, 159.8 (d, J = 287.4 Hz), 156.6, 147.3 (d, J = 9.6 Hz), 138.9, 138.0, 137.1, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 128.0, 127.8, 127.4 (2C), 127.31, 127.3 (2C), 126.1, 124.0 (d, J = 2.7 Hz), 119.9 (d, J = 9.5 Hz), 115.0, 112.4, 106.1 (d, J = 21.6 Hz), 99.1 (d, J = 26.8 Hz), 88.4, 73.1, 71.6, 69.7, 63.6, 50.4, 48.7, 45.7 (2C), 42.7, 39.3, 34.1, 29.7, 27.6, 27.4, 23.1, 13.5. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −116.79.HR−MS (ESI) [C4247FNH]の計算値663.3598、実測値663.3624。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセト−アミド、JD129:H NMR (300 MHz, MeOD): δ 8.14 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 6.98 (dd, J = 10.8, 2.6 Hz, 1H), 6.74 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.61 (dt, J = 8.6, 2.7 Hz, 1H), 6.50 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.37 (dd, J = 8.5, 2.6 Hz, 1H), 5.33 (m, 1H), 3.70 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.16 (s, 6H), 0.84 (s, 3H), 0.80−3.75 (m, 15H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 170.4, 161.0 (d, J = 241.6 Hz), 156.1, 149.6 (d, J = 10.2 Hz), 139.4, 128.2, 127.5, 124.7 (d, J = 3.1 Hz), 121.4 (d, J = 8.7 Hz), 116.3, 114.0, 106.6 (d, J = 22.4 Hz), 101.0 (d, J = 27.8 Hz), 82.7, 75.1, 64.2, 51.4, 49.9, 46.1 (2C), 43.9, 39.5, 35.9, 30.8, 30.4, 28.6, 24.1, 13.6. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −117.74.HR−MS (ESI) [C2835FNH]の計算値483.2659、実測値483.2660。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−3−(ピペリジン−1−イル)プロ−パンアミド:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 8.01 (s, 1H), 7.20−7.60 (m, 11H), 6.75 (m, 3H), 6.61 (m, 2H), 5.06 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.58 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 4.50 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 2.58 (m, 4H), 1.66 (m, 4H), 1.00 (s, 3H), 0.80−3.60 (m, 20H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 168.4, 159.3 (d, J = 243.2 Hz), 156.6, 149.1 (d, J = 9.6 Hz), 138.9, 138.7, 137.0, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 128.0, 127.8, 127.4, 127.30 (2C), 127.28 (2C), 126.3, 123.8 (d, J = 3.2 Hz), 121.7 (d, J = 9.0 Hz), 115.5, 112.2, 106.8 (d, J = 22.2 Hz), 100.8 (d, J = 27.1 Hz), 88.4, 76.9, 71.6, 69.7, 53.5 (2C), 53.3, 50.2, 49.1, 42.9, 40.8, 34.2, 33.0, 29.7, 27.6, 26.9, 24.3 (2C), 23.2, 22.9, 13.7. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −115.87.HR−MS (ESI) [C4653FNH]の計算値717.4067、実測値717.4052。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−3−(ピペリジン−1−イル)プロパン−アミド、JD130:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.71 (dd, J = 8.8, 6.3 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 10.6, 2.4 Hz, 1H), 6.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.63 (td, J = 8.5, 2.5 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 8.5, 2.3 Hz, 1H), 5.24 (m, 1H), 3.70 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.80 (m, 4H), 1.70 (m, 4H), 0.87 (s, 3H), 0.78−3.40 (m, 19H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 170.6, 161.7 (d, J = 242.0 Hz), 156.2, 152.1 (d, J = 10.2 Hz), 139.8, 128.3, 127.9, 125.0 (d, J = 9.7 Hz), 124.4 (d, J = 3.1 Hz), 116.5, 114.3, 107.3 (d, J = 22.9 Hz), 102.4 (d, J = 26.9 Hz), 82.7, 77.7, 54.73 (2C), 54.65, 51.3, 50.3, 44.1, 40.7, 35.9, 32.6, 30.9, 30.4, 28.3, 25.3 (2C), 24.0, 23.8, 13.7. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −116.52.HR−MS (ESI) [C3241FNH]の計算値537.3129、実測値537.3132。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロパンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 9.47 (br s, 1H), 7.98 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 7.20−7.45 (m, 9H), 7.13 (s, 1H), 6.84 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.78 (dd, J = 10.1, 2.5 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.64 (dt, J = 8.7, 2.6 Hz, 1H), 6.55 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 5.03 (m, 1H), 5.01 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 4.96 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.50 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.52 (dd, J = 8.1, 8.1 Hz, 1H), 2.90 (m, 4H), 1.88 (m, 4H), 1.00 (s, 3H), 0.80−3.20 (m, 17H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 167.3, 159.3 (d, J = 243.2 Hz), 156.5, 149.2 (d, J = 9.7 Hz), 139.1, 138.9, 136.9, 128.5 (2C), 128.3 (2C), 128.2, 127.8, 127.4, 127.33 (2C), 127.30 (2C), 126.3, 123.7 (d, J = 3.3 Hz), 121.5 (d, J = 9.6 Hz), 115.7, 112.1, 107.0 (d, J = 21.5 Hz), 101.1 (d, J = 26.7 Hz), 88.3, 77.7, 71.6, 69.7, 53.2 (2C), 50.5, 50.1, 49.2, 43.0, 41.1, 34.1, 33.4, 29.7, 27.6, 26.8, 23.2 (2C), 22.9, 13.8. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −115.73.HR−MS (ESI) [C4551FNH]の計算値703.3911、実測値703.3906。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−アミド、JD132:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.75 (dd, J = 8.8, 6.3 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 10.6, 2.6 Hz, 1H), 6.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.64 (td, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 8.5, 2.5 Hz, 1H), 5.23 (m, 1H), 3.71 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 3.30 (dt, J = 3.2, 1.6 Hz, 3H), 3.17 (m, 4H), 2.02 (m, 4H), 0.88 (s, 3H), 0.80−3.10 (m, 13H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 169.8, 161.7 (d, J = 243.9 Hz), 156.2, 152.1 (d, J = 10.2 Hz), 139.9, 128.4, 127.9, 124.8 (d, J = 9.8 Hz), 124.4 (d, J = 3.2 Hz), 116.5, 114.3, 107.3 (d, J = 22.5 Hz), 102.5 (d, J = 26.5 Hz), 82.7, 78.1, 55.2 (2C), 52.1, 51.3, 50.3, 44.1, 40.8, 35.8, 33.2, 30.9, 30.4, 28.3, 24.1 (2C), 24.0, 13.7. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −116.52.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−3−(ジメチルアミノ)−プロパンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 8.96 (br s, 1H), 8.01 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.20−7.40 (m, 9H), 6.79 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.77 (dd, J = 7.9, 2.6 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.64 (td, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 6.56 (dd, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 5.06 (m, 1H), 4.98 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 4.96 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.50 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.52 (dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 2.35 (s, 6H), 1.00 (s, 3H), 0.80−3.00 (m, 17H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 168.1, 159.3 (d, J = 282.8 Hz), 156.6, 149.0 (d, J = 9.8 Hz), 138.9, 138.7, 136.9, 128.5 (2C), 128.3 (2C), 128.1, 127.9, 127.4, 127.37 (2C), 127.34 (2C), 126.4, 123.8 (d, J = 3.1 Hz), 121.7 (d, J = 9.4 Hz), 115.6, 112.2, 106.9 (d, J = 21.1 Hz), 100.9 (d, J = 27.5 Hz), 88.3, 76.9, 71.6, 69.7, 53.5, 50.2, 49.1, 43.5 (2C), 42.9, 40.8, 34.1, 33.0, 29.6, 27.6, 26.9, 23.0, 13.7. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −115.94.HR−MS (ESI) [C4349FNH]の計算値677.3755、実測値677.3738。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−3−(ジメチルアミノ)プロパン−アミド、JD133:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.74 (dd, J = 8.8, 6.3 Hz, 1H), 6.98 (dd, J = 10.7, 2.5 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.64 (td, J = 8.6, 2.5 Hz, 1H), 6.54 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 5.20 (m, 1H), 3.56 (dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 2.46 (s, 6H), 0.94 (s, 3H), 0.80−3.40 (m, 15H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 169.4, 161.6 (d, J = 242.9 Hz), 156.2, 152.0 (d, J = 10.4 Hz), 139.9, 128.4, 127.9, 124.9 (d, J = 9.7 Hz), 124.3 (d, J = 3.3 Hz), 116.5, 114.3, 107.3 (d, J = 22.5 Hz), 102.4 (d, J = 26.5 Hz), 82.7, 77.8, 55.2, 51.3, 50.3, 44.2 (2C), 44.1, 40.7, 35.8, 32.4, 30.8, 30.4, 28.3, 24.9, 14.3.19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −116.56.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−3−モルホリノプロパン−アミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 9.12 (s, 1H), 8.04 (dd, J = 8.8, 6.4 Hz, 1H), 7.20−7.50 (m, 10H), 6.79 (m, 1H), 6.76 (m, 1H), 6.74 (m, 1H), 6.66 (m, 1H), 6.57 (m, 1H), 5.27 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.59 (d, J = 12.5 Hz, 1H), 4.52 (d, J = 12.5 Hz, 1H), 3.65 (t, J = 4.1 Hz, 4H), 2.93 (t, J = 4.1 Hz, 4H), 0.99 (s, 3H), 0.75−3.40 (m, 18H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 169.0, 159.2 (d, J = 245.3 Hz), 156.7, 148.8 (d, J = 9.8 Hz), 138.8, 138.2, 136.8, 128.43 (2C), 128.41, 128.2 (2C), 127.8, 127.4, 127.30 (2C), 127.27 (2C), 126.3, 123.8 (d, J = 2.9 Hz), 121.7 (d, J = 9.4 Hz), 115.4, 112.3, 106.8 (d, J = 21.9 Hz), 100.8 (d, J = 12.7 Hz), 88.2, 76.5, 71.6, 69.7, 66.6 (2C), 54.0, 53.1 (2C), 50.0, 49.0, 42.8, 40.6, 34.4, 34.2, 29.8, 27.5, 26.9, 22.9, 13.7. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −116.07.HR−MS (ESI) [C4551FNH]の計算値719.3860、実測値719.3887。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−3−モルホリノプロパン−アミド、JD134:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.69 (dd, J = 8.5, 6.5 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 10.7, 2.7 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.63 (td, J = 8.4, 2.1 Hz, 1H), 6.54 (s, 1H), 6.39 (dd, J = 8.3, 1.9 Hz, 1H), 5.25 (m, 1H), 3.65 (m, 4H), 2.55 (m, 4H), 0.85 (s, 3H), 0.70−3.80 (m, 18H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 171.8, 161.7 (d, J = 242.1 Hz), 156.3, 152.0 (d, J = 10.3 Hz), 139.7, 128.2, 127.8, 125.2 (d, J = 9.7 Hz), 124.3 (d, J = 3.2 Hz), 116.6, 114.3, 107.3 (d, J = 22.3 Hz), 102.3 (d, J = 27.3 Hz), 82.7, 77.3, 67.4 (2C), 55.2, 54.2 (2C), 51.3, 50.2, 44.0, 40.4, 36.0, 34.1, 30.9, 30.4, 28.3, 24.0, 13.7. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −116.52.HR−MS (ESI) [C4554H]の計算値687.4162、実測値687.4188。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−4−モルホリノブタン−アミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 9.89 (s, 1H), 8.12 (dd, J = 8.8, 6.4 Hz, 1H), 7.20−7.50 (m, 9H), 6.84 (s, 1H), 6.76 (dd, J = 5.9, 2.4 Hz, 1H), 6.74 (m, 2H), 6.64 (td, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 6.57 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 5.06 (m, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.60 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.51 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.65 (t, J = 3.2 Hz, 4H), 2.42 (t, J = 3.2 Hz, 4H), 0.98 (s, 3H), 0.70−3.70 (m, 20H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 169.9, 158.9 (d, J = 242.4 Hz), 156.8, 148.3 (d, J = 9.8 Hz), 138.9, 138.5, 136.8, 128.5 (2C), 128.3 (2C), 127.9, 127.85, 127.5, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 126.3, 124.3 (d, J = 2.9 Hz), 120.6 (d, J = 9.3 Hz), 115.4, 112.4, 107.0 (d, J = 21.5 Hz), 100.7 (d, J = 26.1 Hz), 88.3, 77.0, 71.7, 69.7, 66.5 (2C), 57.8, 53.2 (2C), 50.1, 49.3, 43.0, 40.9, 34.9, 34.5, 29.9, 27.6, 26.8, 23.0, 21.6, 13.8. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −116.60.HR−MS (ESI) [C4653FNH]の計算値733.4017、実測値733.4049。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−4−モルホリノブタンアミド、JD135:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.77 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 7.01 (dd, J = 10.6, 2.6 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.63 (td, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.39 (dd, J = 8.5, 2.5 Hz, 1H), 5.25 (m, 1H), 3.69 (t, J = 4.8 Hz, 4H), 2.56 (d, J = 4.8 Hz, 4H), 0.86 (s, 3H), 0.75−3.30 (m, 20H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 173.0, 161.4 (d, J = 243.5 Hz), 156.3, 151.5 (d, J = 10.2 Hz), 139.8, 128.2, 127.8, 124.7 (d, J = 3.0 Hz), 124.1 (d, J = 9.7 Hz), 116.6, 114.4, 107.3 (d, J = 22.6 Hz), 102.3 (d, J = 26.7 Hz), 82.7, 77.8, 67.3 (2C), 59.0, 54.4 (2C), 51.2, 50.3, 44.1, 40.6, 36.1, 35.5, 31.0, 30.4, 28.2, 23.9, 22.7, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −116.93.
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−4−(ピペリジン−1−イル)ブタンアミド:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 9.03 (br. s, 1H), 8.02 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 7.15−7.40 (m, 10H), 6.78 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 6.72 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.63 (td, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 6.55 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 5.03 (m, 1H), 5.00 (d, J = 11.8 Hz, 1H), 4.96 (d, J = 11.8 Hz, 1H), 4.59 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.50 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.52 (dd, J = 8.0, 8.0 Hz, 1H), 2.76 (m, 4H), 1.78 (m, 4H), 0.98 (s, 3H), 0.78−3.00 (m, 21H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 168.8, 159.1 (d, J = 243.1 Hz), 156.7, 148.7 (d, J = 9.8 Hz), 138.9, 138.8, 136.8, 128.5 (2C), 128.3 (2C), 128.0, 127.9, 127.5, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 126.4, 124.0 (d, J = 2.9 Hz), 120.6 (d, J = 9.3 Hz), 115.4, 112.6, 107.1 (d, J = 21.9 Hz), 101.1 (d, J = 26.9 Hz), 88.3, 77.8, 71.6, 69.8, 56.6, 53.0 (2C), 50.1, 49.3, 43.0, 41.2, 34.4, 33.3, 30.0, 27.6, 27.0, 26.7, 23.0 (2C), 22.7, 22.4, 13.9. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −116.13.HR−MS (ESI) [C4755FNH]の計算値731.4224、実測値731.4240。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−4−(ピペリジン−1−イル)ブタン−アミド、JD137:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.74 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 10.6, 2.6 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.64 (td, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 8.5, 2.6 Hz, 1H), 5.24 (m, 1H), 3.71 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.59 (m, 4H), 1.85 (m, 4H), 0.88 (s, 3H), 0.80−3.40 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 172.1, 161.6 (d, J = 242.5 Hz), 156.2, 152.1 (d, J = 10.2 Hz), 140.0, 128.34, 127.9, 124.62 (d, J = 9.3 Hz), 124.56 (d, J = 3.0 Hz), 116.5, 114.3, 107.4 (d, J = 22.4 Hz), 102.5 (d, J = 27.6 Hz), 82.7, 78.2, 58.0, 54.4 (2C), 51.3, 50.4, 44.2, 40.9, 36.0, 34.1, 31.0, 30.4, 28.3, 24.5 (2C), 24.0, 22.8, 20.6, 13.7. 19F NMR (376 MHz, MeOD): δ −118.84.HR−MS (ESI) [C3343FNH]の計算値551.3285、実測値551.3287。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−4−(ピロリジン−1−イル)ブ−タンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 11.31 (s, 1H), 8.00 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 7.20−7.45 (m, 10H), 6.78 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 6.73 (m, 2H), 6.63 (td, J = 8.6, 2.5 Hz, 1H), 6.54 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 5.03 (m, 1H), 4.99 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 4.95 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.49 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.52 (dd, J = 8.1, 8.1 Hz, 1H), 2.92 (m, 4H), 1.92 (m, 4H), 0.98 (s, 3H), 0.80−3.20 (m, 19H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 168.6, 159.1 (d, J = 243.0 Hz), 156.7, 148.8 (d, J = 9.9 Hz), 138.9, 138.8, 136.8, 128.5 (2C), 128.3 (2C), 128.1, 127.9, 127.5, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 126.4, 123.9 (d, J = 3.1 Hz), 120.5 (d, J = 9.4 Hz), 115.4, 112.7, 107.1 (d, J = 21.7 Hz), 101.2 (d, J = 26.4 Hz), 88.3, 78.0, 71.6, 69.9, 54.5, 53.2 (2C), 50.0, 49.3, 43.0, 41.2, 34.5, 32.8, 30.0, 27.6, 26.7, 23.2 (2C), 22.9, 20.8, 13.9. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −115.96.HR−MS (ESI) [C4653FNH]の計算値717.4067、実測値717.4094。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−4−(ピロリジン−1−イル)ブタン−アミド、JD138:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.75 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 10.6, 2.5 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.63 (td, J = 8.6, 2.5 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 5.24 (m, 1H), 3.71 (dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 2.57 (m, 4H), 1.89 (m, 4H), 0.88 (s, 3H), 0.80−3.40 (m, 19H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 171.8, 161.6 (d, J = 242.7 Hz), 156.2, 152.0 (d, J = 10.1 Hz), 140.0, 128.3, 127.9, 124.6 (d, J = 3.3 Hz), 124.5 (d, J = 9.8 Hz), 116.5, 114.3, 107.3 (d, J = 22.1 Hz), 102.5 (d, J = 27.0 Hz), 82.7, 78.2, 55.8, 55.2 (2C), 51.3, 50.4, 44.2, 40.9, 36.0, 33.8, 31.0, 30.4, 28.3, 24.02 (2C), 23.96, 22.4, 13.7. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −116.87.HR−MS (ESI) [C3241FNH]の計算値537.3129、実測値537.3135。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−4−(ジメチルアミノ)ブ−タンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 8.06 (dd, J = 8.8, 6.4 Hz, 1H), 7.20−7.50 (m, 10H), 6.82 (s, 1H), 6.77 (m, 2H), 6.73 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.63 (td, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 6.56 (dd, J = 8.5, 2.2 Hz, 1H), 5.05 (m, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.60 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.50 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.52 (dd, J = 8.1, 8.1 Hz, 1H), 2.41 (s, 6H), 0.98 (s, 3H), 0.80−3.00 (m, 19H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 169.3, 159.1 (d, J = 242.8 Hz), 156.8, 148.6 (d, J = 9.8 Hz), 138.9, 138.7, 136.9, 128.6 (2C), 128.3 (2C), 128.02, 127.95, 127.5, 127.41 (2C), 127.38 (2C), 126.4, 124.1 (d, J = 3.2 Hz), 120.6 (d, J = 9.5 Hz), 115.4, 112.6, 107.0 (d, J = 21.7 Hz), 100.9 (d, J = 27.1 Hz), 88.3, 77.5, 71.7, 69.9, 57.7, 50.1, 49.3, 43.8, 43.0 (2C), 41.1, 34.5, 33.8, 29.9, 27.6, 26.8, 23.0, 21.1, 13.9. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −116.34.HR−MS (ESI) [C4451FNH]の計算値691.3911、実測値691.3903。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−4−(ジメチルアミノ)ブタン−アミド、JD139:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.77 (dd, J = 8.8, 6.3 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 10.6, 2.4 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.63 (td, J = 8.7, 2.6 Hz, 1H), 6.54 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 8.5, 2.2 Hz, 1H), 5.26 (m, 1H), 3.70 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.30 (s, 6H), 0.87 (s, 3H), 0.80−3.40 (m, 19H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 172.8, 161.4 (d, J = 251.5 Hz), 156.4, 151.7 (d, J = 10.2 Hz), 139.8, 128.1, 127.8, 124.8 (d, J = 3.0 Hz), 124.2 (d, J = 9.7 Hz), 116.6, 114.4, 107.3 (d, J = 22.3 Hz), 102.3 (d, J = 27.0 Hz), 82.7, 77.9, 59.7, 51.3, 50.4, 45.2 (2C), 44.2, 40.8, 36.1, 35.3, 31.0, 30.4, 28.3, 24.0, 23.8, 13.3.19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −117.24.HR−MS (ESI) [C3039FNH]の計算値511.2972、実測値511.2961。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−5−(ピペリジン−1−イル)ペン−タンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 8.63 (br s, 1H), 8.06 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 7.32 (m, 9H), 6.78 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 6.75 (dd, J = 10.4, 2.5 Hz, 1H), 6.71 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.60 (td, J = 8.7, 2.4 Hz, 1H), 6.53 (dd, J = 8.6, 2.3 Hz, 1H), 5.01 (m, 1H), 4.97 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 4.94 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 4.57 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.46 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 2.69 (m, 4H), 1.72 (m, 4H), 0.96 (s, 3H), 0.80−3.60 (m, 24H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 169.4, 158.8 (d, J = 243.3 Hz), 156.6, 148.1 (d, J = 9.8 Hz), 138.78, 138.77, 136.8, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 128.0, 127.8, 127.4 (2C), 127.3, 127.2 (2C), 126.2, 124.0 (d, J = 3.0 Hz), 120.4 (d, J = 9.1 Hz), 115.5, 112.0, 106.8 (d, J = 22.5 Hz), 100.7 (d, J = 26.6 Hz), 88.2, 77.2, 71.5, 69.7, 56.8, 52.8 (2C), 49.9, 49.1, 42.8, 40.8, 35.9, 34.3, 29.8, 27.4, 26.6, 23.0, 22.8, 22.4 (2C), 22.2, 22.0, 13.8. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −116.30.HR−MS (ESI) [C4857FNH]の計算値745.4380、実測値745.4357。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−5−(ピペリジン−1−イル)ペンタン−アミド、JD140:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.81 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 7.01 (dd, J = 10.5, 2.5 Hz, 1H), 6.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.63 (td, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.39 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 5.22 (m, 1H), 3.71 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.57 (m, 4H), 1.86 (m, 4H), 0.86 (s, 3H), 0.80−3.40 (m, 23H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 172.6, 161.3 (d, J = 241.8 Hz), 156.3, 151.5 (d, J = 10.1 Hz), 139.9, 128.2, 127.8, 124.8 (d, J = 3.2 Hz), 123.8 (d, J = 10.0 Hz), 116.6, 114.3, 107.3 (d, J = 21.8 Hz), 102.3 (d, J = 29.8 Hz), 82.6, 78.1, 57.8, 54.2 (2C), 51.2, 50.3, 44.1, 40.8, 36.6, 36.0, 31.0, 30.4, 28.2, 24.5, 24.3 (2C), 23.9, 23.3, 22.7, 13.7. 19F NMR (376 MHz, MeOD): δ −117.03.HR−MS (ESI) [C3445FNH]の計算値565.3442、実測値565.3444。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−5−モルホリノペンタン−アミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 8.13 (dd, J = 8.8, 6.4 Hz, 1H), 7.20−7.40 (m, 10H), 6.81 (s, 1H), 6.76 (m, 3H), 6.64 (td, J = 8.7, 2.4 Hz, 1H), 6.57 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 5.05 (m, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.61 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.50 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.71 (t, J = 4.4 Hz, 4H), 3.53 (dd, J = 8.1, 8.1 Hz, 1H), 2.45 (t, J = 4.4 Hz, 4H), 0.98 (s, 3H), 0.80−3.00 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 170.1, 158.9 (d, J = 242.5 Hz), 156.8, 148.3 (d, J = 9.7 Hz), 138.9, 138.4, 136.8, 128.5 (2C), 128.3 (2C), 127.87, 127.86, 127.5, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 126.3, 124.2 (d, J = 3.0 Hz), 120.5 (d, J = 9.3 Hz), 115.5, 112.3, 106.9 (d, J = 21.6 Hz), 100.6 (d, J = 27.4 Hz), 88.3, 76.9, 71.6, 69.7, 66.4 (2C), 58.2, 53.2 (2C), 50.0, 49.2, 42.9, 40.8, 37.1, 34.5, 30.0, 27.6, 26.8, 25.5, 23.1, 23.0, 13.8. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −116.61.HR−MS (ESI) [C4755FNH]の計算値747.4173、実測値747.4177。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−5−モルホリノペンタン−アミド、JD141:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.81 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 7.00 (dd, J = 10.6, 2.6 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.62 (td, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.39 (dd, J = 8.5, 2.5 Hz, 1H), 5.22 (m, 1H), 3.76 (t, J = 4.6 Hz, 4H), 3.70 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.59 (t, J = 4.6 Hz, 4H), 0.86 (s, 3H), 0.80−3.35 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 173.0, 161.3 (d, J = 242.1 Hz), 156.4, 151.4 (d, J = 10.2 Hz), 139.8, 128.1, 127.8, 124.9 (d, J = 3.2 Hz), 123.7 (d, J = 9.6 Hz), 116.6, 114.4, 107.3 (d, J = 21.5 Hz), 102.3 (d, J = 26.8 Hz), 82.7, 78.0, 66.7 (2C), 59.1, 54.1 (2C), 51.2, 50.4, 44.1, 40.8, 37.3, 36.1, 31.0, 30.4, 28.3, 25.8, 24.1, 24.0, 13.7. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −117.17.HR−MS (ESI) [C3343FNH]の計算値567.3234、実測値567.3226。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−5−(ジメチルアミノ)−ペンタンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 8.08 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 7.10−7.50 (m, 10H), 6.78 (m, 2H), 6.74 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 6.63 (td, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 6.57 (dd, J = 8.6, 2.3 Hz, 1H), 5.04 (m, 1H), 4.97 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 4.95 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.49 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.52 (dd, J = 8.1, 8.1 Hz, 1H), 2.52 (s, 6H), 0.98 (s, 3H), 0.80−3.00 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 169.5, 159.0 (d, J = 241.2 Hz), 156.7, 148.5 (d, J = 9.9 Hz), 138.91, 138.85, 136.9, 128.6 (2C), 128.3 (2C), 128.1, 128.0, 127.50 (2C), 127.48, 127.4 (2C), 126.4, 124.2 (d, J = 3.0 Hz), 120.5 (d, J = 9.3 Hz), 115.7, 112.2, 107.0 (d, J = 22.0 Hz), 100.9 (d, J = 27.1 Hz), 88.3, 77.3, 71.7, 69.8, 57.7, 50.1, 49.3, 43.1 (2C), 43.0, 41.0, 36.1, 34.5, 29.9, 27.6, 26.8, 24.4, 23.0, 22.2, 13.9. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −116.36.HR−MS (ESI) [C4553FNH]の計算値705.4067、実測値705.4076。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−5−(ジメチルアミノ)ペンタン−アミド、JD142:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.80 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 10.6, 2.6Hz, 1H), 6.77 (d, J = 8.6Hz, 1H), 6.63 (td, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 2.4Hz, 1H), 6.39 (dd, J = 8.5, 2.5Hz, 1H), 5.25 (m, 1H), 3.71 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.84 (s, 6H), 0.87 (s, 3H), 0.80−3.40 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 172.6, 161.4 (d, J = 240.7 Hz), 156.3, 151.5 (d, J = 10.1 Hz), 139.9, 128.3, 127.8, 124.8 (d, J = 3.1 Hz), 123.9 (d, J = 9.8 Hz), 116.6, 114.3, 107.3 (d, J = 21.4 Hz), 102.3 (d, J = 27.3 Hz), 82.7, 78.1, 58.6, 51.3, 50.4, 44.1, 43.5 (2C), 40.8, 36.6, 36.1, 31.0, 30.4, 28.3, 25.2, 24.0, 23.1, 13.7.19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −117.17.HR−MS (ESI) [C3141FNH]の計算値525.3129、実測値525.3121。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−5−(ピロリジン−1−イル)−ペンタンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 8.06 (dd, J = 9.0, 6.3 Hz, 1H), 7.20−7.45 (m, 10H), 6.78 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 6.75 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.61 (td, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 6.55 (dd, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 5.02 (m, 1H), 4.98 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 4.95 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 4.58 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.47 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.50 (dd, J = 8.1, 8.1 Hz, 1H), 2.81 (m, 4H), 1.76 (m, 4H), 0.97 (s, 3H), 0.80−3.30 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 169.4, 158.9 (d, J = 245.0 Hz), 156.6, 148.4 (d, J = 10.1 Hz), 138.83, 138.81, 136.8, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 128.1, 127.9, 127.4 (2C), 127.34, 127.27 (2C), 126.3, 124.0 (d, J = 3.2 Hz), 120.4 (d, J = 9.3 Hz), 115.6, 112.0, 106.8 (d, J = 22.1 Hz), 100.8 (d, J = 26.9 Hz), 88.2, 77.3, 71.5, 69.7, 54.9, 53.2 (2C), 50.0, 49.2, 42.9, 40.9, 35.9, 34.3, 29.8, 27.5, 26.6, 25.0, 23.1 (2C), 22.8, 22.1, 13.8. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −116.29.HR−MS (ESI) [C4755FNH]の計算値731.4224、実測値731.4247。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−フルオロフェニル)−5−(ピロリジン−1−イル)ペンタン−アミド、JD143:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.81 (dd, J = 8.9, 6.3 Hz, 1H), 7.01 (dd, J = 10.6, 2.5 Hz, 1H), 6.75 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.63 (dt, J = 8.4, 2.8 Hz, 1H), 6.60 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.40 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 5.22 (m, 1H), 3.71 (dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 2.57 (m, 4H), 1.65 (m, 4H), 0.86 (s, 3H), 0.75−3.50 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 172.6, 161.3 (d, J = 242.5 Hz), 156.3, 151.5 (d, J = 10.1 Hz), 139.9, 128.2, 127.8, 124.8 (d, J = 3.3 Hz), 123.8 (d, J = 9.9 Hz), 116.6, 114.3, 107.3 (d, J = 22.1 Hz), 102.3 (d, J = 27.4 Hz), 82.6, 78.0, 55.7, 55.0 (2C), 51.2, 50.3, 44.1, 40.8, 36.7, 36.0, 31.0, 30.4, 28.2, 26.5, 23.97 (2C), 23.95, 23.3, 13.7. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −117.06.HR−MS (ESI) [C3343FNH]の計算値551.3285、実測値551.3286。
(8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−11−(4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−フェノキシ)−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 8.02 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.25−7.50 (m, 11H), 7.22 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 9.0, 2.5 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.66 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 5.38 (m, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.56 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.47 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.55 (d, J = 7.5, 7.5 Hz, 1H), 0.96 (s, 3H), 0.80−3.20 (m, 13H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 161.1, 156.8, 140.4 (q, J = 1.6 Hz), 138.9, 138.6, 137.1, 128.5 (2C), 128.33, 128.25 (2C), 127.8, 127.7, 127.42, 127.37 (2C), 127.3 (2C), 125.7, 124.9 (q, J = 182.9 Hz), 120.0 (q, J = 5.1 Hz), 116.9, 115.6 (q, J = 5.7 Hz), 115.3, 112.6, 88.2, 73.8, 71.6, 69.8, 50.5, 48.6, 43.0, 39.1, 33.7, 29.7, 27.5, 27.2, 23.0, 13.9. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −59.97.
4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)アニリン:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 7.20−7.50 (m, 10H), 7.00 (s, 1H), 6.98 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 6.89 (dd, J = 8.7, 2.7 Hz, 1H), 6.74 (m, 2H), 6.67 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 5.13 (m, 1H), 5.01 (s, 2H), 4.55 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.50 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.86 (br s, 2H), 3.50 (dd, J = 7.9, 7.9 Hz, 1H), 1.05 (s, 3H), 0.90−3.10 (m, 13H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 156.6, 149.9, 140.4, 139.1, 138.5, 137.9 (q, J = 1.8 Hz), 137.3, 128.7, 128.5 (2C), 128.2 (2C), 127.8, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 126.5, 122.7 (q, J = 195.4 Hz), 121.2, 120.6 (q, J = 12.5 Hz), 118.8, 115.0, 113.1 (q, J = 5.3 Hz), 112.5, 88.5, 72.8, 71.5, 69.8, 50.9, 48.9, 43.1, 39.2, 33.7, 29.8, 27.7, 27.3, 23.0, 13.8. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −62.57.HR−MS (ESI) [C3940NOH]の計算値628.3038、実測値628.3016。
(8S,9S,11S,13S,14S,17S)−11−(4−アミノ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17−ジオール、JD128:H NMR (300 MHz, MeOD): δ 6.90 (m, 3H), 6.79 (m, 1H), 6.49 (m, 2H), 5.17 (m, 1H), 3.64 (dd, J = 7.2, 7.2 Hz, 1H), 0.90 (s, 3H), 0.80−3.40 (m, 13H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 155.8, 150.9, 140.3 (q, J = 2.0 Hz), 139.6, 128.7, 127.8, 123.1 (q, J = 223.5 Hz), 122.5, 120.3, 118.1 (q, J = 14.9 Hz), 116.2, 113.9, 113.7 (q, J = 5.7 Hz), 82.9, 74.4, 51.8, 50.2, 44.2, 39.3, 35.6, 30.9, 30.5, 28.5, 23.9, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −64.06.HR−MS (ESI) [C2528NOH]の計算値448.2100、実測値448.2087。
(8S,9S,11S,13S,14S,17S)−13−メチル−11−(4−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3,17−ジオール、JD146:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 8.05 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.32 (dd, J = 9.1, 2.6 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.50 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 8.5, 2.6 Hz, 1H), 5.54 (m, 1H), 3.68 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.60 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 2.44 (dd, J = 14.5, 2.4 Hz, 1H), 0.84 (s, 3H), 0.80−3.50 (m, 11H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 162.7, 156.0, 141.6, 139.7, 129.5, 127.9, 127.2, 126.7 (q, J = 35.4 Hz), 123.4 (q, J = 272.8 Hz), 118.8, 116.41, 116.37 (q, J = 6.0 Hz), 114.0, 82.6, 75.5, 54.7, 51.4, 44.1, 39.2, 35.5, 30.7, 30.4, 28.3, 23.9, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −61.45.HR−MS (ESI) [C2526NOH]の計算値478.1841、実測値478.1840。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−モルホ−リノアセトアミド:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 9.65 (s, 1H), 8.19 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.20−7.41 (m, 11H), 7.07 (s, 1H), 6.89 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 5.24 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.52 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.46 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.77 (t, J = 4.2 Hz, 4H), 2.62 (t, J = 4.2 Hz, 4H), 0.98 (s, 3H), 0.80−3.70 (m, 16H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 168.4, 156.6, 154.0, 139.0, 138.5, 137.2, 128.4 (2C), 128.3, 128.2 (2C), 127.8, 127.5, 127.4 (2C), 127.31, 127.3 (2C), 126.2, 125.1, 121.3 (q, J = 274.6 Hz), 120.7 (q, J = 40.7 Hz), 118.5, 115.0, 113.5 (q, J = 4.0 Hz), 112.5, 88.3, 72.3, 71.5, 69.8, 66.9 (2C), 62.1, 53.7 (2C), 50.7, 48.7, 43.0, 39.0, 33.7, 29.6, 27.6, 27.3, 23.0, 13.7. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −60.70.HR−MS (ESI) [C4549H]の計算値755.3672、実測値755.3695。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−モルホリノ−アセトアミド、JD144:H NMR (300 MHz, MeOD): δ 7.85 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 9.0, 2.6 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.40 (dd, J = 8.5, 2.5 Hz, 1H), 5.39 (m, 1H), 3.74 (t, J = 4.2 Hz, 4H), 3.67 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.61 (m, 4H), 0.87 (s, 3H), 0.80−3.32 (m, 15H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 171.6, 156.8, 156.0, 139.6, 128.9, 128.4, 128.04 (q, J = 1.0 Hz), 127.5, 124.6 (q, J = 29.9 Hz), 121.9 (q, J = 226.6 Hz), 120.1, 116.3, 114.2 (q, J = 5.7 Hz), 114.0, 82.8, 74.2, 68.0 (2C), 62.8, 54.8 (2C), 51.7, 50.0, 44.2, 39.2, 35.6, 30.8, 30.5, 28.5, 23.9, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −62.32.HR−MS (ESI) [C3137H]の計算値575.2733、実測値575.2729。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(ピペ−リジン−1−イル)アセトアミド:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 9.76 (s, 1H), 8.11 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.64 (dd, J = 5.7, 3.3 Hz, 1H), 7.46 (dd, J = 5.7, 3.3 Hz, 1H), 7.10−7.40 (m, 9H), 6.99 (s, 1H), 6.83 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.64 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.58 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.18 (m, 1H), 4.91 (s, 2H), 4.45 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.39 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 2.50 (m, 4H), 1.58 (m, 4H), 0.90 (s, 3H), 0.75−3.50 (m, 18H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 167.5, 156.4, 153.7, 138.8, 138.3, 137.0, 132.2, 130.7, 128.6, 128.3 (2C), 128.2, 128.0 (2C), 127.6, 127.2 (2C), 127. 1 (2C), 126.05, 121.5 (q, J = 273.0 Hz), 121.3 (q, J = 65.7 Hz), 118.2, 114.8, 112.9 (q, J = 61.1 Hz), 112.3, 88.2, 72.1, 71.3, 69.6, 67.9, 54.7 (2C), 48.5, 42.8, 40.5, 38.8, 38.5, 33.5, 29.4, 28.7, 25.8 (2C), 23.5, 22.7, 13.5. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −61.14.HR−MS (ESI) [C4651H]の計算値753.3879、実測値753.3917。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(ピペリジン−1−イル)アセトアミド、JD145:H NMR (300 MHz, MeOD): δ 7.83 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.42 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.40 (m, 1H), 3.67 (dd, J = 7.2, 7.2 Hz, 1H), 2.67 (m, 4H), 1.69 (m, 4H), 0.87 (s, 3H), 0.75−3.40 (m, 17H).13C NMR (75 MHz, MeOD): δ 171.3, 156.8, 156.0, 139.6, 129.0, 128.4, 127.9 127.5, 125.1 (q, J = 272.4 Hz), 124.8 (q, J = 29.9 Hz), 120.1, 116.3, 114.1 (q, J = 5.5 Hz), 114.0, 82.8, 74.2, 62.6, 55.8 (2C), 51.7, 50.0, 44.2, 39.2, 35.6, 30.8, 30.5, 28.5, 26.7 (2C), 24.4, 24.0, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −62.47.HR−MS (ESI) [C3239H]の計算値573.2940、実測値573.2942。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(ピロ−リジン−1−イル)アセトアミド:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 9.76 (s, 1H), 8.22 (t, J = 10.3 Hz, 1H), 7.71 (m, 1H), 7.53 (m, 1H), 7.10−7.40 (m, 8H), 7.06 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.72 (m, 2H), 6.66 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 5.24 (m, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.52 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.47 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 2.72 (m, 4H), 1.60 (m, 4H), 0.98 (s, 3H), 0.80−4.30 (m, 16H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 167.7, 156.7, 153.9, 139.0, 138.5, 137.2, 132.4, 130.8, 128.8, 128.5 (2C), 128.2 (2C), 127.8, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 126.2, 125.1, 124.6 (q, J = 274.9 Hz), 118.4, 117.9 (q, J = 7.9 Hz), 115.1, 113.6 (q, J = 4.3 Hz), 112.5, 88.4, 72.3, 71.5, 69.8, 68.1, 54.3 (2C), 50.7, 48.7, 43.0, 39.1, 38.7, 30.3, 29.7, 28.9, 24.0 (2C), 22.9, 14.0. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −61.20.HR−MS (ESI) [C4549H]の計算値739.3723、実測値739.3746。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)アセトアミド、JD147:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.70 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.9, 2.7 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 8.5, 2.6 Hz, 1H), 5.42 (m, 1H), 3.67 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.89 (m, 4H), 1.92 (m, 4H), 0.86 (s, 3H), 0.80−3.60 (m, 15H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 171.1, 157.2, 155.9, 139.6, 130.1, 128.4, 127.7, 127.5, 126.0 (q, J = 30.3 Hz), 125.0 (q, J = 272.3 Hz), 120.1, 116.3, 114.2 (q, J = 5.4 Hz), 114.0, 82.8, 74.1, 59.1, 55.4 (2C), 51.6, 50.0, 44.2, 39.2, 35.6, 30.8, 30.4, 28.5, 24.7 (2C), 23.9, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −62.61.HR−MS (ESI) [C3137H]の計算値559.2784、実測値559.2797。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(ジメ−チルアミノ)アセトアミド:H NMR (300 MHz, CDCl): δ 9.62 (s, 1H), 8.14 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.10−7.50 (m, 9H), 7.07 (s, 1H), 6.90 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.72 (m, 2H), 6.67 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 5.24 (m, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.53 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.48 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.48 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.40 (s, 6H), 0.99 (s, 3H), 0.75−3.40 (m, 15H).13C NMR (75 MHz, CDCl): δ 169.3, 156.7, 154.1, 139.0, 138.5, 137.2, 128.5 (2C), 128.4, 128.2 (2C), 128.1, 127.8, 127.7, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 126.2, 125.5, 123.1 (q, J = 250.0 Hz), 121.6 (q, J = 28.3 Hz), 118.4, 115.1, 113.6 (q, J = 5.6 Hz), 112.5, 88.4, 72.3, 71.5, 69.8, 63.3, 50.8, 48.7, 45.8 (2C), 43.0, 39.1, 33.7, 29.7, 27.6, 27.3, 23.0, 13.7. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −61.15.HR−MS (ESI) [C4347H]の計算値713.3566、実測値713.3575。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(ジメチルア−ミノ)アセトアミド、JD148:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.67 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.9, 2.7 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 8.5, 2.5 Hz, 1H), 5.41 (m, 1H), 3.67 (dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 2.48 (s, 6H), 0.86 (s, 3H), 0.78−3.50 (m, 15H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 171.3, 157.3, 155.9, 139.6, 130.4, 128.4, 127.7, 127.5, 126.2 (q, J = 30.4 Hz), 124.9 (q, J = 271.4 Hz), 120.0, 116.3, 114.2 (q, J = 5.5 Hz), 114.0, 82.8, 74.1, 63.1, 51.6, 50.0, 45.8 (2C), 44.2, 39.1, 35.6, 30.8, 30.4, 28.5, 23.9, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −62.60.HR−MS (ESI) [C2935H]の計算値533.2627、実測値533.2650。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(ピペ−リジン−1−イル)プロパンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 10.60 (s, 1H), 7.71 (d, J = 9.7 Hz, 1H), 7.10−7.48 (m, 10H), 7.06 (s, 1H), 7.05 (dd, J = 6.9, 3.1 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.71 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.67 (dd, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 5.24 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.53 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.46 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.47 (d, J = 6.5, 6.5 Hz, 1H), 2.48 (m, 4H), 1.60 (m, 4H), 0.97 (s, 3H), 0.80−3.30 (m, 19H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 171.7, 156.5, 154.5, 138.9, 138.4, 137.1, 129.0, 128.4 (2C), 128.3, 128.2 (2C), 127.7, 127.4 (2C), 127.28 (2C), 127.27, 126.2, 124.1 (q, J = 29.6 Hz), 123.4 (q, J = 273.6 Hz), 119.2 (q, J = 20.8 Hz), 117.9, 115.0, 113.2 (q, J = 5.4 Hz), 112.5, 88.2, 71.9, 71.4, 69.7, 54.3, 53.8 (2C), 50.6, 48.6, 46.7, 42.9, 40.5, 38.9, 33.6, 32.1, 29.6, 26.5, 25.1 (2C), 24.6, 13.6. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −60.92.HR−MS (ESI) [C4753H]の計算値767.4036、実測値767.4003。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(ピペリジン−1−イル)プロパンアミド、JD149:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.53 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.65 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.57 (dd, J = 8.4, 2.0 Hz, 1H), 5.56 (m, 1H), 3.83 (dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 2.98 (m, 4H), 1.92 (m, 4H), 1.01 (s, 3H), 0.90−3.60 (m, 19H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 172.8, 157.9, 155.9, 139.6, 133.0, 128.4, 128.5 (q, J = 30.0 Hz), 127.5, 127.4, 124.8 (q, J = 272.7 Hz), 119.9, 116.3, 114.1 (q, J = 4.6 Hz), 114.0, 82.7, 74.0, 54.6 (2C), 54.5, 51.6, 49.9, 44.2, 39.1, 35.6, 31.8, 30.8, 30.4, 28.5, 25.1 (2C), 23.9, 23.6, 13.8.19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −62.44.HR−MS (ESI) [C3341H]の計算値587.3097、実測値587.3116。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−モルホ−リノプロパンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 10.27 (s, 1H), 7.80 (d, J = 9.7 Hz, 1H), 7.20−7.49 (m, 10H), 7.08 (m, 2H), 6.91 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.67 (dd, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 5.26 (m, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.54 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.46 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.76 (m, 4H), 3.58 (dd, J = 5.5, 5.5 Hz, 1H), 2.60 (m, 4H), 0.98 (s, 3H), 0.80−3.90 (m, 17H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 171.1, 156.6, 154.4, 138.9, 138.4, 137.1, 128.5, 128.4 (2C), 128.3, 128.2 (2C), 128.1, 127.7, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 126.2, 123.6 (q, J = 273.9 Hz), 123.5 (q, J = 29.8 Hz), 119.3 (q, J = 22.2 Hz), 118.0, 115.0, 113.2 (q, J = 4.8 Hz), 112.5, 88.2, 72.0, 71.4, 69.7, 66.2 (2C), 54.3, 53.0 (2C), 50.6, 48.6, 42.9, 38.9, 33.6, 31.8, 29.6, 27.5, 27.3, 23.0, 13.7. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −60.71.HR−MS (ESI) [C4651H]の計算値769.3828、実測値769.3804。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−モルホリノ−プロパンアミド、JD152:H NMR (500MHz, MeOD): δ 7.44 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.5, 2.1Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.4Hz, 1H), 6.88 (d, J = 8.6Hz, 1H), 6.50 (d, J = 1.9Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 8.5, 2.2Hz, 1H), 5.41 (m, 1H), 3.72 (t, J = 4.2 Hz, 4H), 3.68 (dd, J = 8.4, 8.4Hz, 1H), 2.62 (m, 4H), 0.87 (s, 3H), 0.80−3.50 (m, 17H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 174.4, 157.6, 155.9, 139.6, 132.5, 128.4, 127.8 (q, J = 29.5 Hz), 127.7, 127.5, 124.9 (q, J = 272.6 Hz), 119.9, 116.3, 114.04 (q, J = 2.5 Hz), 114.0, 82.7, 74.0, 67.5 (2C), 55.3, 54.2 (2C), 51.6, 49.9, 44.2, 39.1, 35.6, 33.2, 30.8, 30.4, 28.5, 23.9, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −62.30.HR−MS (ESI) [C3239H]の計算値589.2889、実測値589.2883。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(ピロ−リジン−1−イル)プロパンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 10.96 (s, 1H), 7.90 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.20−7.45 (m, 10H), 7.08 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 7.06 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.67 (dd, J = 8.6, 2.5 Hz, 1H), 5.25 (m, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.54 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.47 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.48 (dd, J = 6.0, 6.0 Hz, 1H), 2.66 (m, 4H), 1.84 (m, 4H), 0.98 (s, 3H), 0.80−3.50 (m, 17H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 171.4, 156.6, 154.1, 139.0, 138.4, 137.2, 128.4 (2C), 128.3, 128.2 (2C), 127.8, 127.7, 127.4 (2C), 127.28 (2C), 127.27, 126.2, 123.5 (q, J = 273.7 Hz), 123.1 (q, J = 29.9 Hz), 119.2 (q, J = 21.6 Hz), 118.0, 115.0, 113.2 (q, J = 5.4 Hz), 112.5, 88.3, 72.0, 71.4, 69.7, 53.2 (2C), 51.4, 50.7, 48.6, 42.9, 38.9, 34.3, 33.6, 29.7, 27.6, 27.3, 23.2 (2C), 23.0, 13.6. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −61.58.HR−MS (ESI) [C4651H]の計算値753.3879、実測値753.3881。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロパンアミド、JD150:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.43 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.8, 2.1 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.50 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 8.4, 2.2 Hz, 1H), 5.40 (m, 1H), 3.67 (dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 2.82 (t, J = 6.7 Hz, 4H), 1.98 (m, 4H), 0.85 (s, 3H), 0.80−3.40 (m, 17H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 172.6, 157.8, 155.9, 139.6, 132.7, 128.4, 127.5, 128.12, 128.10 (q, J = 15.8 Hz), 124.7 (q, J = 276.1 Hz), 119.9, 116.3, 114.1 (q, J = 5.3 Hz), 114.0, 82.7, 74.0, 55.0 (2C), 52.1, 51.5, 49.8, 44.1, 39.1, 35.6, 33.5, 30.8, 30.4, 28.5, 24.1 (2C), 23.9, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −62.51.HR−MS (ESI) [C3239H]の計算値573.2940、実測値573.2943。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(ジメ−チルアミノ)プロパンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 11.22 (s, 1H), 7.97 (d, J = 9.7 Hz, 1H), 7.20−7.45 (m, 10H), 7.06 (m, 2H), 6.91 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.67 (dd, J = 8.6, 2.7 Hz, 1H), 5.24 (m, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.54 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.47 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.48 (dd, J = 8.1, 8.1 Hz, 1H), 2.32 (s, 6H), 0.98 (s, 3H), 0.80−3.00 (m, 17H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 171.2, 156.6, 153.9, 139.0, 138.4, 137.2, 128.5 (2C), 128.4, 128.2 (2C), 127.8, 127.4 (2C), 127.3 (2C), 127.28, 127.26, 126.2, 123.7 (q, J = 230.8 Hz), 122.5 (q, J = 12.0 Hz), 119.2 (q, J = 22.1 Hz), 118.0, 115.0, 113.4 (q, J = 5.1 Hz), 112.5, 88.3, 72.0, 71.5, 69.8, 54.5, 50.7, 48.6, 44.1 (2C), 43.0, 39.0, 33.6, 33.0, 29.7, 27.6, 27.3, 23.0, 13.7. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −61.80.HR−MS (ESI) [C4449H]の計算値727.3723、実測値727.3730。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(ジメチルア−ミノ)プロパンアミド、JD151:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.47 (d, J = 8.8Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.8, 2.5Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.6Hz, 1H), 6.88 (d, J = 8.6Hz, 1H), 6.51 (d, J = 2.3Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 8.5, 2.4Hz, 1H), 5.42 (m, 1H), 3.68 (dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 2.57 (s, 6H), 0.87 (s, 3H), 0.80−3.50 (m, 17H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 173.2, 157.7, 155.9, 139.6, 132.4, 128.4, 128.1 (q, J = 29.7 Hz), 127.7, 127.5, 124.8 (q, J = 273.4 Hz), 120.2, 116.3, 114.1 (q, J = 5.2 Hz), 114.0, 82.7, 74.0, 55.4, 51.6, 49.9, 44.4 (2C), 44.2, 39.1, 35.6, 32.7, 30.8, 30.4, 28.5, 23.9, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −62.65.HR−MS (ESI) [C3037H]の計算値547.2784、実測値547.2759。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピペリ−ジン−1−イル)ブタンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 8.44 (s, 1H), 7.52 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.20−7.40 (m, 10H), 7.05 (s, 1H), 7.02 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 6.64 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.22 (m, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.50 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.43 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.45 (dd, J = 6.8, 6.8 Hz, 1H), 2.65 (m, 4H), 1.58 (m, 4H), 0.94 (s, 3H), 0.80−3.30 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 171.1, 156.5, 155.5, 138.9, 138.4, 137.1, 129.9, 128.39 (2C), 128.2 (2C), 127.7, 127.35 (2C), 127.26 (2C), 127.23, 126.6, 126.1, 125.6 (q, J = 29.0 Hz), 123.3 (q, J = 272.5 Hz), 118.1, 115.0, 113.4 (q, J = 5.4 Hz), 112.4, 88.2, 72.1, 71.4, 69.7, 56.4, 53.3 (2C), 50.6, 48.5, 42.9, 38.9, 33.6, 33.1, 32.3, 29.6, 27.5, 22.9, 22.7 (2C), 22.2, 19.8, 13.6. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −60.65.HR−MS (ESI) [C4855H]の計算値781.4192、実測値781.4221。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピペリジン−1−イル)ブタンアミド、JD160:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.31 (d, J = 8.8Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.8, 2.7 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.5Hz, 1H), 6.49 (d, J = 2.5Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 8.5, 2.6 Hz, 1H), 5.42 (m, 1H), 3.67 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.40 (m, 4H), 1.48 (m, 4H), 0.86 (s, 3H), 0.80−3.50 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 175.6, 158.1, 155.9, 139.6, 133.3, 129.1 (q, J = 31.4 Hz), 128.4, 127.8, 127.5, 124.8 (q, J = 270.6 Hz), 119.9, 116.3, 114.2 (q, J = 5.5 Hz), 114.0, 82.7, 74.1, 59.3, 55.3 (2C), 51.6, 50.0, 44.2, 43.7, 39.1, 35.6, 34.8, 30.8, 28.5, 26.1 (2C), 24.8, 23.9, 23.0, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −62.51.HR−MS (ESI) [C3443H]の計算値601.3253、実測値601.3267。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−モルホ−リノブタンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 7.84 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.20−7.50 (m, 10H), 7.06 (m, 2H), 6.89 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.67 (dd, J = 8.6, 2.7 Hz, 1H), 5.25 (m, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.54 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.46 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.70 (m, 4H), 3.48 (dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 2.45 (m, 4H), 0.97 (s, 3H), 0.80−3.80 (m, 19H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 171.5, 156.6, 154.7, 138.9, 138.5, 137.1, 128.5 (2C), 128.2 (2C), 128.1, 127.8, 127.5, 127.4 (2C), 127.34, 127.32 (2C), 127.1, 126.2, 123.6 (q, J = 273.7 Hz), 123.3 (q, J = 30.8 Hz), 118.3, 115.0, 113.5 (q, J = 5.5 Hz), 112.5, 88.2, 72.2, 71.5, 69.8, 66.8 (2C), 57.5, 53.5 (2C), 50.7, 48.7, 43.0, 38.9, 35.0, 33.6, 29.7, 27.6, 27.3, 23.0, 21.9, 13.7. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −60.74.HR−MS (ESI) [C4753H]の計算値783.3985、実測値783.3984。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−モルホリノ−ブタンアミド、JD153:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.32 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.7, 1.7 Hz, 1H), 7.14 (s, 1H), 6.87 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 8.5, 2.1 Hz, 1H), 5.42 (m, 1H), 3.73 (t, J = 4.3 Hz, 4H), 3.67 (dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 2.64 (m, 4H), 0.86 (s, 3H), 0.80−3.40 (m, 19H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 175.5, 158.0, 155.9, 139.6, 133.2, 129.0 (q, J = 30.8 Hz), 128.4, 127.8, 127.5, 124.8 (q, J = 273.1 Hz), 119.9, 116.3, 114.2 (q, J = 5.3 Hz), 114.0, 82.7, 74.1, 67.2 (2C), 59.0, 54.5 (2C), 51.6, 49.9, 44.2, 39.1, 35.6, 34.5, 30.8, 30.4, 28.5, 23.9, 22.7, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −62.47.HR−MS (ESI) [C3341H]の計算値603.3046、実測値603.3047。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピロリ−ジン−1−イル)ブタンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 8.35 (s, 1H), 7.53 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.20−7.40 (m, 10H), 7.06 (s, 1H), 7.04 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.70 (s, 1H), 6.65 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.23 (m, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.52 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 4.44 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 0.95 (s, 3H), 0.80−3.50 (m, 28H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 171.0, 156.6, 155.6, 138.9, 138.4, 137.1, 130.0, 128.5, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 127.8, 127.4 (2C), 127.31 (2C), 127.29, 126.5, 126.1, 125.6 (q, J = 27.6 Hz), 123.4 (q, J = 274.1 Hz), 118.2, 115.0, 113.5 (q, J = 5.3 Hz), 112.5, 88.2, 72.2, 71.5, 69.8, 54.4, 53.7 (2C), 50.6, 48.6, 42.9, 38.9, 33.6, 32.8, 29.6, 27.6, 27.3, 23.3 (2C), 23.0, 21.8, 13.7. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −60.61.HR−MS (ESI) [C4753H]の計算値767.4036、実測値767.4067。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピロリジン−1−イル)ブタンアミド、JD154:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.31 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.8, 2.3 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.48 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.40 (dd, J = 8.5, 2.2 Hz, 1H), 5.42 (m, 1H), 3.67 (dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 2.57 (m, 4H), 1.81 (m, 4H), 0.86 (s, 3H), 0.80−3.50 (m, 19H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 175.7, 158.0, 156.4, 139.6, 133.2, 129.0 (q, J = 29.3 Hz), 128.1, 127.9, 127.5, 124.8 (q, J = 272.2 Hz), 119.9, 116.4, 114.2 (q, J = 5.0 Hz), 114.16, 82.8, 74.1, 56.8, 55.0 (2C), 51.7, 50.0, 44.2, 39.2, 35.7, 35.0, 30.8, 30.5, 28.6, 25.7, 24.2 (2C), 24.0, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −62.53.HR−MS (ESI) [C3341H]の計算値587.3097、実測値587.3122。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ジメ−チルアミノ)ブタンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 8.36 (s, 1H), 7.61 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.20−7.40 (m, 10H), 7.07 (s, 1H), 7.05 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.71 (s, 1H), 6.67 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1H), 5.24 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.53 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.45 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.47 (dd, J = 7.7, 7.7 Hz, 1H), 2.61 (s, 6H), 0.96 (s, 3H), 0.80−3.00 (m, 19H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 171.1, 156.6, 155.3, 138.9, 138.4, 137.1, 129.4, 128.5, 128.4 (2C), 128.2 (2C), 127.8, 127.4 (2C), 127.34, 127.3 (2C), 126.7, 126.1, 125.0 (q, J = 32.4 Hz), 123.4 (q, J = 275.1 Hz), 118.2, 115.0, 113.4 (q, J = 5.0 Hz), 112.5, 88.2, 72.2, 71.4, 69.8, 57.4, 50.6, 48.6, 43.5 (2C), 42.9, 38.9, 33.6, 33.5, 29.6, 27.5, 27.3, 23.0, 21.1, 13.7. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −60.68.HR−MS (ESI) [C4551H]の計算値741.3879、実測値741.3911。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ジメチルア−ミノ)ブタンアミド、JD155:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.31 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.8, 2.6 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.48 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.40 (dd, J = 8.5, 2.6 Hz, 1H), 5.41 (m, 1H), 3.67 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.25 (s, 6H), 0.86 (s, 3H), 0.80−3.40 (m, 19H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 175.6, 158.0, 156.4, 139.6, 133.2, 129.0 (q, J = 29.9 Hz), 128.1, 127.9, 127.5, 124.8 (q, J = 273.0 Hz), 119.9, 116.5, 114.2 (q, J = 5.2 Hz), 114.17, 82.8, 74.1, 59.9, 51.7, 50.0, 45.4 (2C), 44.2, 39.1, 35.7, 34.8, 30.8, 30.5, 28.6, 24.3, 24.0, 13.8. 19F NMR (282 MHz, MeOD): δ −62.52.HR−MS (ESI) [C3139H]の計算値561.2940、実測値561.2912。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−(ピペリ−ジン−1−イル)ペンタンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 7.75 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.20−7.40 (m, 10H), 7.05 (s, 1H), 7.04 (dd, J = 7.4, 2.9 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.70 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 8.6, 2.3 Hz, 1H), 5.85 (br.s, 1H), 5.23 (m, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.52 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.44 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.47 (dd, J = 8.1, 8.1 Hz, 1H), 2.61 (m, 4H), 1.48 (m, 4H), 0.96 (s, 3H), 0.80−3.00 (m, 23H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 171.5, 156.6, 154.8, 138.9, 138.4, 137.1, 128.43, 128.39 (2C), 128.2, 128.15 (2C), 127.7, 127.34 (2C), 127.29, 127.26 (2C), 127.0, 126.1, 123.8 (q, J = 29.3 Hz), 123.5 (q, J = 273.3 Hz), 118.2, 115.0, 113.4 (q, J = 5.1 Hz), 112.4, 88.2, 72.2, 71.4, 69.7, 57.9, 53.9 (2C), 50.6, 48.6, 42.9, 38.9, 36.5, 33.8, 33.6, 29.6, 27.5, 27.2, 24.8, 24.4 (2C), 23.4, 23.1, 13.6. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −60.75.HR−MS (ESI) [C4957H]の計算値795.4349、実測値795.4334。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−(ピペリジン−1−イル)ペンタンアミド、JD156:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.33 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.50 (s, 1H), 6.42 (dd, J = 8.4, 2.0 Hz, 1H), 5.40 (m, 1H), 3.67 (dd, J = 8.2, 8.2 Hz, 1H), 2.48 (t, J = 7.6 Hz, 4H), 1.74 (t, J = 7.6 Hz, 4H), 0.85 (s, 3H), 0.80−3.40 (m, 23H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 175.3, 158.0, 155.9, 139.6, 133.4, 129.0 (q, J = 30.7 Hz), 128.4, 127.8, 127.5, 124.8 (q, J = 271.6 Hz), 119.9, 116.3, 114.2 (q, J = 5.4 Hz), 114.0, 82.7, 74.0, 57.8, 54.2 (2C), 51.6, 49.9, 44.2, 39.1, 35.9, 35.6, 30.8, 30.4, 28.5, 24.5, 24.2 (2C), 23.9, 23.7, 22.8, 13.8. 19F NMR (376 MHz, MeOD): δ −62.96.HR−MS (ESI) [C3545H]の計算値615.3409、実測値615.3400。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−モルホ−リノペンタンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 7.87 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.35 (m, 11H), 7.07 (d, J = 2.7 Hz, 2H), 6.90 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.67 (dd, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 5.25 (m, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.55 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.46 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.73 (t, J = 4.4 Hz, 4H), 3.49 (dd, J = 8.1, 8.1 Hz, 1H), 2.45 (m, 4H), 0.99 (s, 3H), 0.80−3.80 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 171.3, 156.6, 154.6, 138.9, 138.4, 137.1, 128.5, 128.4 (2C), 128.21, 128.17 (2C), 127.7, 127.6, 127.35 (2C), 127.27 (2C), 127.1, 126.1, 123.6 (q, J = 273.4 Hz), 123.0 (q, J = 29.7 Hz), 118.2, 115.0, 113.4 (q, J = 5.2 Hz), 112.5, 88.2, 72.2, 71.4, 69.7, 66.8 (2C), 58.4, 53.6 (2C), 50.6, 48.6, 42.9, 38.9, 37.1, 33.6, 29.7, 27.5, 27.3, 25.8, 23.3, 22.9, 13.7. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −60.73.HR−MS (ESI) [C4855H]の計算値797.4141、実測値797.4163。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−モルホリノ−ペンタンアミド、JD157:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.31 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.8, 2.6 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 8.5, 2.6 Hz, 1H), 5.40 (m, 1H), 3.72 (t, J = 4.6 Hz, 4H), 3.67 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.59 (m, 4H), 0.86 (s, 3H), 0.80−3.50 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 175.9, 158.0, 155.9, 139.6, 133.3, 129.0 (q, J = 29.7 Hz), 128.4, 127.9, 127.5, 124.8 (q, J = 272.4 Hz), 119.9, 116.3, 114.2 (q, J = 6.7 Hz), 114.0, 82.7, 74.0, 67.2 (2C), 59.4, 54.5 (2C), 51.6, 49.9, 44.2, 39.1, 36.6, 35.6, 30.8, 30.4, 28.5, 26.2, 24.5, 23.9, 13.8. 19F NMR (376 MHz, MeOD): δ −63.01.HR−MS (ESI) [C3443H]の計算値617.3203、実測値617.3230。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−(ピロ−リジン−1−イル)ペンタンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 7.74 (s, 1H), 7.65 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.20−7.40 (m, 10H), 7.05 (s, 1H), 7.043 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.71 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 8.6, 2.3 Hz, 1H), 5.23 (m, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.52 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.44 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.47 (dd, J = 8.4, 8.4 Hz, 1H), 2.48 (m, 4H), 1.25 (m, 4H), 0.95 (s, 3H), 0.80−3.40 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 171.3, 156.6, 155.2, 138.9, 138.4, 137.2, 129.1, 128.49, 128.45 (2C), 128.23, 128.21 (2C), 127.8, 127.41 (2C), 127.36, 127.32 (2C), 126.7, 126.2, 123.5 (q, J = 274.5 Hz), 118.2, 115.0, 113.4 (q, J = 5.5 Hz), 112.5, 88.3, 72.2, 71.5, 69.8, 54.7, 53.4 (2C), 50.6, 48.6, 43.0, 38.9, 35.7, 33.6, 29.7, 27.6, 27.3, 25.0, 23.2 (2C), 23.0, 22.3, 13.7. 19F NMR (282 MHz, CDCl): δ −60.75.HR−MS (ESI) [C4855H]の計算値781.4192、実測値781.4170。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−(ピロリジン−1−イル)ペンタンアミド、JD158:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.33 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 8.8, 2.7Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.7Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.50 (d, J = 2.4Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 8.5, 2.6Hz, 1H), 5.41 (m, 1H), 3.67 (dd, J = 8.1, 8.1Hz, 1H), 2.48 (t, J = 6.9Hz, 4H), 2.07 (m, 4H), 0.86 (s, 3H), 0.80−3.50 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 175.4, 158.1, 155.9, 139.6, 133.4, 129.1 (q, J = 30.3 Hz), 128.4, 127.8, 127.5, 124.8 (q, J = 272.5 Hz), 119.9, 116.3, 114.2 (q, J = 5.1 Hz), 114.0, 82.7, 74.1, 55.8, 55.0 (2C), 51.6, 49.9, 44.2, 39.1, 35.9, 35.6, 30.8, 30.4, 28.5, 26.4, 24.0 (2C), 23.9, 23.5, 13.8. 19F NMR (376 MHz, MeOD): δ −63.01.HR−MS (ESI) [C3443H]の計算値601.3253、実測値601.3257。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ビス(ベンジルオキシ)−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−(ジメ−チルアミノ)ペンタンアミド:H NMR (500 MHz, CDCl): δ 7.74 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.20−7.40 (m, 10H), 7.06 (s, 1H), 7.05 (dd, J = 6.6, 3.1 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.71 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.66 (dd, J = 8.6, 2.5 Hz, 1H), 5.24 (m, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.53 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 4.45 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 3.47 (dd, J = 8.1, 8.1 Hz, 1H), 2.55 (s, 6H), 0.96 (s, 3H), 0.80−3.00 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, CDCl): δ 171.3, 156.6, 155.0, 139.0, 138.5, 137.2, 128.52, 128.48 (2C), 128.3, 128.2 (2C), 128.1, 127.8, 127.4 (2C), 127.35 (2C), 126.9, 126.2, 124.0 (q, J = 30.4 Hz), 123.6 (q, J = 273.4 Hz), 118.3, 115.0, 113.5 (q, J = 5.3 Hz), 112.5, 88.3, 72.3, 71.5, 69.8, 57.9, 50.7, 48.7, 43.7 (2C), 43.0, 39.0, 36.2, 33.7, 29.7, 27.6, 27.3, 24.8, 23.0, 22.6, 13.7. 19F NMR (376 MHz, CDCl): δ −61.39.HR−MS (ESI) [C4653H]の計算値755.4036、実測値755.4004。
N−(4−(((8S,9S,11S,13S,14S,17S)−3,17−ジヒドロキシ−13−メチル−7,8,9,11,12,13,14,15,16,17−デカ−ヒドロ−6H−シクロペンタ[a]フェナントレン−11−イル)オキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−(ジメチルア−ミノ)ペンタンアミド、JD159:H NMR (500 MHz, MeOD): δ 7.31 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.8, 2.6 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 8.5, 2.5 Hz, 1H), 5.41 (m, 1H), 3.67 (dd, J = 8.3, 8.3 Hz, 1H), 2.35 (s, 6H), 0.86 (s, 3H), 0.80−3.50 (m, 21H).13C NMR (125 MHz, MeOD): δ 175.8, 158.0, 156.0, 139.6, 133.3, 129.0 (q, J = 30.2 Hz), 128.3, 127.9, 127.5, 124.8 (q, J = 274.7 Hz), 119.9, 116.3, 114.2 (q, J = 5.2 Hz), 114.0, 82.7, 74.1, 60.0, 51.6, 49.9, 45.0 (2C), 44.2, 39.1, 36.6, 35.6, 30.8, 30.4, 28.5, 27.2, 24.4, 23.9, 13.8. 19F NMR (376 MHz, MeOD): δ −63.08.HR−MS (ESI) [C3241H]の計算値575.3097、実測値575.3123。
実施例2 化合物の機能的特性決定
生物学的試験に関しては、化合物の代替的コード名、すなわちJD101〜JD160を使用した。設計及び合成での化合物番号と機能的特性決定のコード名との対応を表1に示す。
Figure 0006853833
細胞増殖アッセイ。新規の抗エストロゲン受容体リガンドの潜在的増殖効果を評価する実験では、ヒト乳がん細胞を、1%のデキストランコーティングチャコール処理(DCC)ウシ胎児血清(FBS)を含むフェノールレッドフリー中で48時間成長させ(15、44)、次に、1nMのエストラジオール−17βの存在下、1μMまたは50μMの用量のエストロゲン受容体アンタゴニストで処置した。細胞カウント及び生存能試験(トリパンブルー)を24時間ごとに3日間行った。72時間後、BrdU細胞増殖ELISA(Roche)を用いて増殖を評価した。ELISAデータを確認するため、細胞数も最初に細胞カウントにより評価した。各抗エストロゲンを、少なくとも3つの異なる実験で試験した。
ゲル電気泳動及び免疫ブロット法。上述の実験の48時間前に、MCF−7乳がん細胞をエストロゲンフリー条件下で維持した。次に細胞を、ビヒクル対照または1μMもしくは10μMの抗エストロゲンと共に、1nMのエストラジオール−17βの存在下で48時間インキュベートした。溶解後、総細胞タンパク質を4〜15%のSDS PAGEにより分解し、二フッ化ポリビニリデン膜に移し、マウスモノクローナル抗体を用いてエストロゲン受容体−アルファを探索した(Assay Designs、#SRA1010)。膜を取り除き、充填対照としてリボソームタンパク質L13A(Santa Cruz Biotechnology,C11)を用いて再探索した(45)。
新規のエストロゲン受容体アンタゴニストの抗腫瘍作用を評価するために、既知のERα発現を伴うヒトMCF−7乳がん細胞を培養した。細胞を、1%のDCC−FBS中で48時間成長させ、次にビヒクル対照または1μMもしくは50μMの濃度の抗エストロゲンJD101〜160もしくは純粋な抗エストロゲンのフルベストラント(FAS)を用いて、いずれも1nMのエストラジオール−17βの存在下で処置した。結果は、いくつかの新規の抗エストロゲン、特にJD128及びJD140が、MCF−7細胞増殖/生存に対する顕著な阻害を発揮することを示している。さらに、これらの化合物は、同じ用量でin vitro投与した場合、ER下方制御物質のフルベストラントよりも有効性が高いように思われる。図2に示されるのは、MCF−7細胞を、1%のDCC−FBS中で48時間成長させ、次にビヒクル対照の1nMのエストラジオール−17β、及び1nMのエストラジオール−17βの存在下、1μMまたは50μMの濃度の抗エストロゲンJD101〜160または既知の純粋な抗エストロゲンのフルベストラント(FAS)を用いて処置した結果である。細胞増殖は、1nMのエストラジオール−17β処置対照群で測定された細胞増殖に対するパーセンテージとして表現されている。グラフは、100%生存として定義されたエストラジオール処置対照に対する生存細胞のパーセンテージを示している(データは、少なくとも3回の独立した実験を代表するものである)。
新規の抗エストロゲン化合物は、ERα下方制御物質として作用することができる。フルベストラント(Faslodex(登録商標))は、選択的ERα下方制御物質及び純粋な抗エストロゲンとして特徴づけられている。フルベストラントは、エストロゲン刺激に対する転写応答を阻害し、エストロゲン受容体タンパク質の分解を誘導する(46、47)。この薬物は、再発性乳がんの処置において臨床的に有効であることが示されており、また、細胞傷害性の化学療法が他に患者が利用できる唯一の全身処置となる前に内分泌介入のウインドウを拡張させるための重要な選択肢に相当する。フルベストラントにおける1つの問題は、フルベストラントが筋肉内注射を必要とし、この薬物送達法により投与され得る用量が制限されるため、最適な抗腫瘍効果を達成しない可能性があることである。よって発明者らは、新規の抗エストロゲン類似体のいくつかを評価して、それらがフルベストラントのように乳がん細胞のERαタンパク質レベルの発現に影響を及ぼすかどうかを見いだした。ERαタンパク質の高発現を伴うMCF−7乳がん細胞を、エストラジオール−17βならびに1μMまたは10μMの濃度のJD128及びJD140で48時間処置した。図3は、処置後のERαタンパク質レベルのウェスタン免疫ブロットの結果を示している。化合物JD128は、MCF−7乳がん細胞におけるエストロゲン受容体−アルファ発現に対し最大の抑制効果を示した。図3に示されるように、エストロゲン受容体アルファは抗エストロゲンによって下方制御されている。MCF−7乳がん細胞を48時間エストロゲン欠乏状態にし、次に、1nMのエストラジオール−17β(E2)で、または1nMのエストラジオール−17βの存在下、1μMもしくは10μMの濃度の抗エストロゲンJD128(128)もしくはJD140(140)で処置した。48時間後、抗ERα(SRA1010)及び充填対照用の抗RPL13Aを対照とする抗体を用いてPAGE及び免疫ブロット法を実施した。最近のFES−PET研究で、フルベストラント療法中に38%の患者において腫瘍内の顕著な残存ER利用能が示されており、これが早期のがん進行に関連していた(48)ことを考えれば、本明細書に記載の新規の抗エストロゲンは、フルベストラントよりもERαの抑制において有効性が高いと判明する可能性がある。
実施例3 ER経路相互作用及び薬物抵抗性
ER及びHER2の過剰発現を伴う乳房腫瘍は、未解決の臨床問題であり、また内分泌処置の失敗及び死亡の主原因である。ホルモン療法に対する早期の抵抗性(特にHER−2過剰発現腫瘍において)は、臨床における顕著な課題である。いくつかの研究から、ER+/HER−2+がんは、ER及びHER−2発現陰性腫瘍よりもタモキシフェン及びAIを用いたエストロゲン除去療法に対する応答性が低いことが示されており、これはHER−2の過剰発現が優性表現型を誘発することを示している。HER−2または関連HERファミリー受容体の過剰発現または活性化は乳房腫瘍の3分の2で生じ、一方HER−2過剰発現は乳がんの約25%で生じる(2、21)。HER−2に対し標的化されたヒト化モノクローナル抗体であるトラスツズマブ(ハーセプチン)を用いたHER−2の遮断により、HER−2の過剰発現または増幅を伴う腫瘍を有する患者を管理するための重要な臨床ツールがもたらされた(45、46)。
成長因子(EGF、ヘレグリン)及びエストロゲンは乳がんに対する既知のマイトジェンであり、エストロゲン不在下での成長因子によるERの活性化は、がんにおいて決定的であり得る現象である(14、47〜49)。ERシグナリングは、成長因子活性化経路及びE2結合からのシグナルを統合することにより、遺伝子転写を媒介し得る(33、50)。内分泌抵抗性がER及びEGFR/HERファミリーのシグナリングネットワーク間におけるこのような双方向性クロストークの結果であるというエビデンスが増えている(6、9)。ERはリンタンパク質であり、ERのリン酸化はリガンドによる活性化早期に生じる(14〜28、29、51、52)。いくつかの研究から、セリン及びチロシン残基におけるリン酸化がER活性化に寄与し、またDNA結合にも寄与し得ることが示されている(14、28、52)。抗エストロゲン療法開始後にエストロゲン感受性腫瘍がエストロゲン抵抗性腫瘍に変換する(47)のは、部分的には、成長因子シグナリングの強化、最終的にはER及び/またはコアクチベーター、例えばAIB1のリン酸化増加がもたらされる抗エストロゲン処置への細胞応答に起因する可能性がある(28、33)。この2つの受容体系(ER及びHER)は互いを活性化する能力を有するため、示唆されている合理的な処置戦略は、抗HER−2剤(例えば、トラスツズマブ(ハーセプチン))を用いた抗ホルモン療法の使用による、両受容体の標的化の組合せである。
内分泌感受性及び抵抗性を有するヒトER陽性乳房腫瘍細胞のパネル。本作業のために、特性が異なるMCF−7ヒト乳がん細胞(ATCC)のパネルを使用した。このパネルには過去に報告された細胞株が含まれ、a)MCF−7/CON:ER発現を伴うMCF−7親乳房腫瘍細胞;b)TAM−R:タモキシフェン抵抗性を獲得したMCF−7細胞;c)MCF−7/ER:ER発現なし、MAPKのE2誘導活性化または細胞成長なしのMCF−7細胞;ならびにd)ER陽性T47D及びZR75乳がん細胞が含まれる。
TAM−R細胞の特性:TAM−R細胞を発生させるため、過去に報告されたように(72)MCF−7乳房細胞をタモキシフェンの存在下、in vitroで培養した。簡潔に述べると、MCF−7細胞の単層を、5%のチャコール除去ステロイド枯渇(DCC)ウシ胎児血清、抗生物質、グルタミン(200mM)、及び4−ヒドロキシタモキシフェン(1×10−7Mの4−OH−TAM)を含有するフェノールレッドフリーRPMI培地中で培養した。細胞を12ヵ月間、継続的にこの処置に曝露し、この期間中、培地は4日ごとに取り替え、細胞培養物は70%の集密度到達後にトリプシン処理により継代させた。当初は、MCF−7細胞の成長率が低減したが、培地への曝露から4ヵ月後に細胞成長が徐々に増加し、4−OH−TAMの成長阻害特性に対し抵抗性を有する細胞株の発生が示された。この細胞株(TAM抵抗性と称する)はさらに8ヵ月間、特性決定の研究まで4−OH−TAMを含有する培地中で培養した。これらの細胞のEGFR、HER−2、及びERαの発現を評価した(図2)。結果から、TAM抵抗性細胞のHER−2及びEGFRのレベルはタモキシフェン感受性前駆体MCF−7細胞と比較して高く、一方ERの発現レベルは本質的に変化しないままであることが示されている。この知見は、将来の治療介入設計に関して重要な意義を有し得る。図4a〜bは、タモキシフェン抵抗性を獲得したMCF−7細胞がHER−1/EGFR及びHER−2受容体の発現の増加を示すことを示している。図4aは、タモキシフェン感受性(左)MCF−7細胞及びタモキシフェン抵抗性(右)MCF−7細胞におけるHER2、EGFR、ERα、及びアクチン充填対照のタンパク質発現レベルを示すウェスタンブロットを示している。ERβも評価したが、感受性細胞及び抵抗性細胞の両方で低い〜不在であった。図4bは、確立したELISA(73)法を用いて定量化されたMCF−7/TAM−R細胞におけるHER−2、HER−1/EGFR、及びERα受容体のレベルを示しており、結果は3回の測定に基づいている。受容体/タモキシフェン抵抗性細胞の平均数を、タモキシフェン感受性MCF−7細胞の平均数との対比で計算し表現した。
MCF−7/TAM−R、MCF−7/ER−、及び親細胞の特性:MCF−7/CON(親)細胞はタモキシフェン感受性であり、一方MCF−7/TAM−R細胞及びMCF−7/ER−細胞はタモキシフェン抵抗性であることが知られている(11、14〜16)。TAM−R(72)及びMCF−7/ER−(16)を除き、細胞を10%の熱失活FBSを含むRPMI1640培地中でルーチン的に培養する。E2フリー条件に関しては、研究の48時間前に、培地を1%のデキストランコーティングチャコール処理(DCC)FBSを含むフェノールレッドフリーRPMI1640に変更する。MCF−7/CON及び他の細胞におけるERα及びHER2のレベルを免疫蛍光顕微鏡により評価した。MCF−7/CON細胞はERαを発現するがHER2受容体をほとんど発現せず、一方MCF−7/TAM−R細胞はER及びHER2の両方を発現する。ERα及びHER2に対する標識抗体を用いた確立した免疫蛍光顕微鏡法により、ER及びHER2を検出した(14〜16)。TAM−R細胞は、免疫蛍光法によってHER2の発現の増加も示している(72)。これに対し、ERαの発現はいくつかの細胞株間では比較的安定しているが、TAM−R細胞では免疫蛍光の強度がペアの対照と比較してわずかに低いように思われる。
抗エストロゲン抵抗性における活性化HER−2の役割を評価する過去の研究では、MCF−7親細胞及びHER2過剰発現細胞を伴うペアのMCF−7細胞をヌードマウスにおける異種移植片として成長させた(14)。親腫瘍は、タモキシフェンにより、そしてフルベストラントにより抑制され、一方MCF−7/HER−2細胞は、タモキシフェンに対し非感受性であり、フルベストラントに対し部分的に感受性であった(14、74、75)。この知見は、臨床からのデータと十分に相関しており、高レベルのHER2発現を伴う乳房腫瘍におけるタモキシフェン抵抗性を示唆するものである(42)。臨床においては、HER2の過剰発現は、乳房腫瘍における低いERレベル(76)やPR陰性表現型(43)にも関連している。同様に、実験においては、乳房細胞におけるHER2の過剰発現は、HER2過剰発現を伴うまたは伴わない細胞における[H]−エストラジオールの特異的結合による評価によれば、ER転写物及びエストロゲン結合能における中程度の低減を誘発し、ステロイド結合親和性は変化しない(14、36、74)。このERに対する中程度の下方制御は、HER2発現腫瘍の内分泌感受性の低減を部分的に説明し得るが、他の機構は明らかに機能している(9、11、14、76)。
特異的エストラジオール結合:MCF−7親乳がん細胞における特異的エストラジオール−17β(E2)結合を前述のように評価した(14〜16)。簡潔に述べると、細胞を、2nMの[H]−エストラジオール−17β及び様々な濃度(1nM〜10μM)の新規のエストロゲン受容体下方制御物質(ERD)類似体と共にインキュベートした。化合物の結合効率を、[H]−エストラジオール−17βの放射活性の損失により測定した。置換可能な結合の決定のため、ペアの試料中に100倍モル過剰の非標識E2が[3H]エストラジオール−17βと共に存在した。ICI 182,780(フルベストラント、1nM〜10μM)を対照として使用した。図5に示されるように、標識エストラジオール−17βのリガンド結合特異性は、選択試験化合物と比較すると、10μMのERD化合物S15(JD105)によって有効に抑制された。図5は、MCF−7親乳がん細胞による[H]−エストラジオール−17βの特異的結合が、この一連の類似体(15)の中で発明者らのERD化合物S15によって抑制されることを示している。MCF−7細胞を、2nMの[H]−エストラジオール−17β及び複数の抗エストロゲン(全て10μMの濃度、番号S1〜S15)と共にインキュベートし、ICI 182,780(ICI;フルベストラント)を対照として使用した(n=3)。図5に示されるように、化合物S1〜S14は上記アッセイにおいて化合物S15(JD105)よりも低い活性を示している。化合物S1〜S14は、本明細書に記載の例示された化合物とは異なる試験化合物である。
ER下方制御:選択された化合物がERタンパク質を下方制御することができるかを判定するため、細胞を24〜48時間in vitroで、様々な用量の候補化合物で処置した。次に細胞を破壊し、抗ERα抗体を用いてPAGE及びウェスタン免疫ブロット用に調製した(図6参照)。代表的な実験は、>100nMの用量の選択ERDがERレベルの低減を誘発することを示している。ERの下方制御に最適な活性を有するERDをさらに改良し開発するために、化学実験においてさらなる検討を行った。ERの下方制御は、リガンド非依存的ERシグナリングに起因する内分泌抵抗性を克服するための重要な薬物特性であることが判明し得る(47、71)。図6は、ERD S15がMCF−7乳房腫瘍細胞におけるERタンパク質レベルを低減することを示している。MCF−7細胞を24時間、様々な濃度(10、100、及び1000nM)のSERM S15、ICI 182,780(ICI;フルベストラント;100nM)、タモキシフェン(TM;100nM)、または対照ビヒクル(CON)で処置した後のER(66kD)のウェスタン免疫ブロット解析。
細胞外シグナル制御キナーゼERK−1(p44)及びERK−2(p42)の両方におけるERDのMAPKリン酸化阻害ならびに下流効果。図1に示されるように、エストロゲンが誘導するシグナル伝達は、乳房腫瘍の増殖、すなわち乳房腫瘍細胞内でのエストラジオールによるMAPK早期活性化に関連する後期事象に寄与する(9、15、16)。したがって、発明者らは、確立された方法(9、15、16)により、エストロゲン誘導MAPKリン酸化を測定した。簡潔に述べると、MCF−7親細胞から48時間エストロゲンを除去し、次にアンタゴニスト活性の試験を行う新規化合物(10nM、10μM)の存在下、1nMのエストラジオール−17βで処置した。処置後、細胞可溶化物をSDS−PAGEにより分離し、次に、ホスホ−p44/p42 MAPキナーゼ(Thr202/Tyr204)に向けられたポリクローナル抗体(Cell Signaling)を用いてウェスタンブロットを行った。ゲル充填用対照として、総p44/p42に対する抗体(Cell Signaling)を用いた免疫検出を行った。図7に示されるように、ERD S15は、細胞外シグナル制御キナーゼERK−1(p44)及びERK−2(p42)の両方においてMAPKのリン酸化を阻害している。ERD S15は、in vitroでの乳房腫瘍細胞内の迅速なエストロゲン誘導MAPKリン酸化の阻害において、フルベストラントと同様に有効であった。図7は、1nMのエストラジオール17β(E2)によるMCF−7親細胞の処置が、MAPKの迅速なリン酸化(pMAPK)を誘導することを示している。E2はERK−1(p44)及びERK−2(p42)の迅速なリン酸化を誘導したが、ビヒクル(CN)はリン酸化を誘導しなかった。細胞を、エストラジオール(E2)の存在下、1000nMのICI 182,780(ICI;フェソロデックス)または1000nMの化合物S15と共にプレインキュベートした場合、この活性化は防止された。
実施例4 非小細胞肺がん細胞増殖における抗エストロゲン効果のアッセイ。
非小細胞肺がんにおける新規の抗エストロゲン(例えば、化合物JD128及びJD140)の潜在的な抗増殖性効果を評価するため、ヒト非小細胞肺がん細胞A549を、10%のウシ胎児血清(FBS)を含むRPMI1640培地中で成長させ、次に1μMまたは10μMの用量のエストロゲン受容体アンタゴニストJD128、JD140、またはフルベストラントで処置した。細胞カウント及び生存能試験(トリパンブルー)を24時間ごとに3日間行った。72時間後、Promega製CELLTITER 96(商標)AQueous One Solution Cell Proliferation Assay(MTS)を用いて増殖を評価した。ELISAデータを確認するため、細胞数も最初に細胞カウントにより評価した。各抗エストロゲンを、少なくとも3つの独立した実験で試験した。
ERは乳がんの成長のコントロールにおいて主要な役割を有する。抗エストロゲンのタモキシフェンは最も広く使用されているホルモン療法であり、ER陽性の早期乳がんにおいて乳がん再発の39%低減及び死亡率の31%低減を達成している。タモキシフェンは、活性の期間が抵抗性の発生前に制限されること、そして子宮などの正常な組織における、部分的アゴニストとしての活性に起因した望ましくない副作用、といった重大な欠点を有する。ERが存在する限り、成長はエストロゲン、部分的アゴニスト、またはエストロゲン非依存的作用により刺激される可能性がある。閉経後の患者に対する、初期またはタモキシフェンの後のアロマターゼ阻害物質の導入は、タモキシフェンよりも良好な結果をもたらしている。しかし、進行した乳がんを有する患者においては、ER陽性乳がんの約1/3がアロマターゼ阻害物質に応答するに過ぎず、ER過感受性によるER活性化、またはHER2などの活性化成長因子受容体により乳がんで生じるリガンド非依存的ER活性化に起因して、抵抗性が発達する恐れがある。このようなデータから、内分泌抵抗性を克服するためにER陽性/HER2陽性乳がんにおけるER及びHER2の両方を標的化する論拠がもたらされた。
このクラスにおけるプロトタイプ薬物のフルベストラントは、主要なアゴニスト活性を有さず、独特の作用機構、すなわち、成長阻害をもたらすERの不安定化及び過剰ユビキチン化の誘導に部分的に起因するERの下方制御を有する純粋なERアンタゴニストである。しかし、フルベストラントは生体利用能が低いという難点を有し、これが臨床において問題を提示している。事前に複数の内分泌療法を受けた患者からの転移性ER陽性乳がんの約14%において、点変異を伴う機能的に異常なESR1の獲得に関するエビデンスが最近明らかになっている。このような変異したESR1バリアントは、引き続きフルベストラントなどのERアンタゴニストに応答するものの、野生型レベルの阻害を達成するには用量の増加が必要となるように思われる。しかし、フルベストラントの生体利用能が不十分である(かなりの体積の薬物を複数回筋肉内注射することが必要となり得る)ことにより、in vivoでの最適な薬物レベルが制限されるように思われる。このようなデータから、より強力な選択的エストロゲン受容体下方制御物質を探索する必要性が強調される。
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実施例5 選択的エストロゲン受容体下方制御物質及びER陽性ヒトがんにおける用途。
SERD化合物(例えば、本明細書で開示する化合物)における研究から、これらの薬剤のうちのいくつかは、ヒトNSCLC細胞のin vitro増殖をブロックするのに有効であることが示されている(図S1及び以下の表S1を参照)。
Figure 0006853833
表S1.選択SERDを用いた72時間のin vitro処置後における非小細胞肺がん(NSCLC)細胞増殖阻害のためのIC50(μM)濃度。エストロゲン枯渇フェノールレッドフリー培地を5%のDCC−FBSと共に使用した。細胞増殖を、方法で記載したようにMTSアッセイ(Promega)を用いて測定した。数字は、少なくとも3回の実験の平均に相当する。NSCLC細胞にはA549、H1975、及びH2122が含まれる。右側に追加したカラム(MCF−7)は、MCF−7乳がん細胞の処置における知見との比較のために含めてあり、1nMのエストラジオール−17βの存在下、SERDを用いた72時間の処置後における非小細胞肺がん(NSCLC)細胞増殖阻害のためのIC50(μM)濃度である。MCF−7細胞増殖を、方法で記載したようにBrdU ELISAにより測定した。数字は、少なくとも3回の独立した実験の平均に相当する。
次に、SERD化合物140がNSCLC細胞アポトーシスに及ぼす効果を、薬物用量を増加させてPARP切断を測定することにより評価した(図S2参照)。
細胞周期を通じた進行は、関連するサイクリン依存性キナーゼ(CDK)ファミリーの経時的な活性化によりコントロールされる。CDK4及び5は密接に関連するキナーゼであり、これらの活性化サブユニットD型サイクリンと共に、G1からS相への細胞周期進行を促進する。CDK4/6は網膜芽腫(Rb)タンパク質をリン酸化/不活性化することでE2F−DP複合体がDNA複製と一体のタンパク質をコードすることを可能にし、よって細胞を細胞周期進行に委ねる。注目すべきことに、選択的サイクリンDキナーゼ(CDK)4/6阻害物質のパルボシクリブ(PD0332991)は、管腔ERα陽性乳がん細胞株のin vitroでの増殖を優先的に阻害することが報告されている(19、20)。図S3に示されるように、CDK4/6はサイクリンD(部分的にはERシグナリングにより制御されている)とパートナーになって、ひいては細胞周期進行を調節する網膜芽腫(Rb)タンパク質のリン酸化の制御において決定的な二量体を形成する。パルボシクリブの抗がん活性は、ホルモン剤と組み合わせてER陽性乳がんで使用した場合に強化される(19、20)。CDK4/6阻害物質のパルボシクリブは、現時点では、進行したERα陽性乳がんの管理向けにレトロゾールまたはフルベストラントとの組合せでFDA承認されている(19〜22)。追加のCDK4/6阻害物質も、乳房及び潜在的な他の悪性腫瘍の管理向けに開発されている。
NSCLC細胞におけるCDK4/6阻害物質のパルボシクリブの抗腫瘍有効性を検討するため、発明者らはパルボシクリブ単体の効果と、ホルモン治療薬のレトロゾールと組み合わせた効果とを評価した(図S4及びS5を参照)。NSCLC細胞におけるパルボシクリブ及びレトロゾールの潜在的作用機構を、これらの薬剤単体の効果と、Rbセリン−780のリン酸化において組み合わせた効果をアッセイすることにより検討した。
アロマターゼ阻害物質と組み合わせたパルボシクリブがNSCLC細胞におけるRbリン酸化の低減に及ぼす顕著な効果やアロマターゼ阻害物質がサイクリンDの下方制御に及ぼす著明な効果を考慮して、発明者らは、in vitroで増殖するヒトNSCLC細胞における併用処置の効果を検討した(図S6参照)。
次に、実験室で開発したSERD化合物のサイクリンD1発現を抑制する能力を、過去に他のホルモン薬剤の活性を検証するために使用された(20参照)ERα陽性ヒト乳がん細胞MCF−7において試験した(図S7)。
パルボシクリブと組み合わせたSERD化合物の抗腫瘍活性を検討するため、発明者らは、ヒトA549 NSCLC細胞を図S8及び以下の表S2に示すようにin vitroで試験した。表S2における知見はIC50値として提示されているが、これはNSCLC細胞増殖の阻害におけるSERD化合物の有効性の尺度としての最大半量阻害濃度(IC50)に相当するものである。単体の、及びCDK4/6阻害物質(例えば、パルボシクリブ、アベマシクリブ、または開発中の他の薬剤(19〜22))と組み合わせたこれらのSERD化合物は、潜在的にはER陽性非小細胞肺がん及び他のホルモン依存性悪性腫瘍(例えば、乳がん、卵巣がん、及び子宮内膜がん)の管理において、ホルモン療法の改善に対する未対応の大きな臨床的需要を満たす一助となり得る。
Figure 0006853833
表S2.パルボシクリブまたはアベマシクリブCDK4/6阻害物質と組み合わせたSERDを用いた処置後における非小細胞肺がん(NSCLC)細胞増殖阻害のためのIC50(μM)濃度。表中のSERDのIC50は、1μMのパルボシクリブまたはアベマシクリブの存在下の濃度に相当する。細胞を、1μMのパルボシクリブまたはアベマシクリブ及び濃度を漸増させたSERDの存在下で72時間処置した。エストロゲン枯渇フェノールレッドフリー培地を5%のDCC−FBSと共に使用した。細胞増殖を、方法で記載したようにMTSアッセイ(Promega)を用いて測定した。数字は、少なくとも3回の独立した実験の平均に相当する。
方法
細胞培養:ヒト乳がん及び非小細胞肺がんの細胞(MCF7、ZR75−1、MDAMB231、A549、H23、H1975、H212)はATCCからのものであった。MCF7−HER2は、Dr.Dennis Slamonの厚意による寄贈であった(23)。細胞株を、10%のウシ胎児血清(FBS)(Sigma−Aldrich)及び1%の抗生−有糸分裂阻害溶液100×(Mediatech,Herndon,VA)を含むRPMI1640またはDMEM培地中でルーチン的に維持した。エストロゲンフリー条件に関して指示がある場合、実験の48時間前に、培地を1%のデキストランコーティングチャコール処理(DCC)−FBSを含むフェノールレッドフリーRPMI1640/DMEMに変更した(24、25)。それ以外では、実験はフェノールレッドフリー5%のDCC−FBSを含むRPMI1640/DMEM培地中で実施した。
細胞増殖アッセイ:乳房及び肺の腫瘍細胞(ウェル当たり5〜7×10細胞)をそれぞれの10%のFBSを含む培地を用いて96ウェルプレートに蒔いた。エストラジオール−17βを用いた実験に関しては、細胞をPBSですすぎ、上述のように1%のDCC−FBSを含むフェノールレッドフリー培地で48時間インキュベートした(24、25)。次に、細胞を、0.0001〜100μMの範囲の種々の濃度のSERDで処置した。エストロゲンを含有しない実験を前述と同じ方法で行い、ただし処置に使用する培地は5%のDCC−FBSを含むフェノールレッドフリーRPMI1640/DMEMとした(26)。細胞カウント及び生存能試験(トリパンブルー)を24時間ごとに3日間行った。72時間後、MTSアッセイCELLTITER 96(登録商標)Aqueous Cell Proliferation Assay(Promega)または細胞増殖ELISA、BrdU比色アッセイ(Roche)を用いて増殖を評価した。MTSに関しては、BIORAD製iMARKマイクロプレートリーダーを用いて、ホルマザン生成物の490ナノメートルにおける吸光度を測定した。BrdU ELISAアッセイは、増殖細胞のゲノムDNAに組み込まれたBrdU及び抗BrdU抗体の検出に基づいており、BIORAD製iMARKマイクロプレートリーダーを用いて370ナノメートルにおける吸光度を測定することにより、反応生成物を定量化した。MTS/BrdUデータを確認するため、細胞数も最初に細胞カウントにより評価した。データを確認するため、実験を少なくとも3回行った。
ゲル電気泳動及び免疫ブロット法:乳房及び肺の腫瘍細胞を、5%のDCC−FBSを含むフェノールレッドフリーRPMI1640/DMEM中で処置した(26)。選択された処置の後、RIPAバッファー(Thermo Scientific)を用いたプロテアーゼ阻害物質の存在下で細胞を均質化した。全ての手順を氷の上で実施し、可溶化物を遠心処理し、Thermo Scientific(登録商標)BCAタンパク質アッセイキットを用いて上清中のタンパク質濃度を定量化した。およそ20〜60μgの総タンパク質をLaemmliサンプルバッファー(Biorad)の存在下で100℃に10分間加熱し、グラジエントTGXゲル4−15%(Biorad)に充填した。ゲルを免疫ブロット用のPVDF膜に移した。膜を、0.1%のTween20を含むトリス緩衝生理食塩水中の5%のミルクまたはタンパク質フリーブロッキング溶液(Thermo Scientific)でブロックした。一次抗体を提案された濃度でブロッキング溶液に希釈し、使用した抗体に応じて、室温で1時間または4℃で終夜インキュベートした。使用した一次抗体には、サイクリンD(Cell Signaling Technology #2926)、切断PARP(Cell Signaling Technology #9546)、及びエストロゲン受容体α 1D5(DAKO)が含まれた。RPL13Aに対する抗体(SC−160039)を充填対照として使用した(27)。二次抗体には、ブロッキング溶液に1:2000〜1:10.000で希釈したCell Signaling Technology製マウス、ヤギ、またはウサギHRPが適宜含まれた。検出は、Pierce(登録商標)ECL Western Blotting Substrate及びSuper Signal(登録商標)West Femto Maximum Sensitivity Substrateを用いて遂行した。HyBlot CLオートジオグラフィーフィルムの展開はKodak X−Omat 2000A Processorを用いて行った。
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実施例6 S128及びCDK4/6阻害物質パルボシクリブは、内分泌抵抗性乳がん(BC)のin vitro細胞増殖をブロックする。
タモキシフェン抵抗性ヒトMCF−7乳がん細胞を、対照ビヒクル(CON)、100nMのタモキシフェン(TAM)、50nMのパルボシクリブ(Pb)、もしくは10nMのS128で、またはS128と組み合わせたパルボシクリブ(S128+Pb)で72時間にわたりin vitro処置した。パルボシクリブ、S128、及び二剤併用処置はそれぞれ、対照及びタモキシフェン処置群とP<0.001で有意に異なった。(図10)
本明細書に記載の実施例及び実施形態は例示目的のために過ぎず、それらに照らした様々な改変及び変更は、当業者に示唆され、また本出願の趣旨及び権限ならびに付属の請求項の範囲内に含まれることを理解されたい。本明細書で引用する全ての刊行物、特許、及び特許出願は、あらゆる目的においてその全体が参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (20)

  1. 過剰増殖性障害を処置するための医薬の製造における、CDK4/6阻害物質及び式(I)の化合物またはその医薬的に許容される塩の使用であって、
    前記式(I)の化合物が、
    Figure 0006853833
    (式中、
    は、独立的に、水素、ハロゲン、−NR、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn110、−SOv1NR、−NHNR、−ONR、−NHC(O)NHNR、−NHC(O)NR、−N(O)m1、−C(O)R、−C(O)−OR、−C(O)NR、−OR10、−NRSO10、−NRC(O)R、−NRC(O)−OR、−NROR、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    Lは、独立的に、結合、−NR−、−NRC(O)−、−C(O)NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、置換もしくは非置換アルキレン、置換もしくは非置換ヘテロアルキレン、置換もしくは非置換シクロアルキレン、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキレン、置換もしくは非置換アリーレン、置換もしくは非置換ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換スピロ環式リンカーであり、
    は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn214、−SOv2NR1112、−NHNH、−ONR1112、−NHC(O)NHNH、−NHC(O)NR1112、−N(O)m2、−NR1112、−C(O)R13、−C(O)−OR13、−C(O)NR1112、−OR14、−NR11SO14、−NR11C(O)R13、−NR11C(O)−OR13、−NR11OR13、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn318、−SOv3NR1516、−NHNH、−ONR1516、−NHC(O)NHNH、−NHC(O)NR1516、−N(O)m3、−NR1516、−C(O)R17、−C(O)−OR17、−C(O)NR1516、−OR18、−NR15SO18、−NR15C(O)R17、−NR15C(O)−OR17、−NR15OR17、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    及びRは任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
    は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn422、−SOv4NR1920、−NHNH、−ONR1920、−NHC(O)NHNH、−NHC(O)NR1920、−N(O)m4、−NR1920、−C(O)R21、−C(O)−OR21、−C(O)NR1920、−OR22、−NR19SO22、−NR19C(O)R21、−NR19C(O)−OR21、−NR19OR21、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、及びR22は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC(O)NHNH、−NHC(O)NH、−NHSOH、−NHC(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    同じ窒素原子に結合したR11及びR12は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
    同じ窒素原子に結合したR15及びR16は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
    同じ窒素原子に結合したR19及びR20は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
    nは0〜5の整数であり、
    m1、m2、m3、m4、v1、v2、v3、及びv4は独立的に1または2であり、
    n1、n2、n3、及びn4は独立的に0〜4の整数であり、および
    X、X、X、X、及びXは独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである)
    の化合物である、使用。
  2. 前記過剰増殖性障害が、リンパ管平滑筋腫症またはがんである、請求項1に記載の使用。
  3. 前記過剰増殖性障害が、乳がん、肺がん、婦人科系がん、卵巣がん、子宮内膜がん、または前立腺がんである、請求項1に記載の使用。
  4. 前記過剰増殖性障害が、ER陽性乳がん、ER陰性乳がん、ホルモン感受性乳がん、ホルモン非感受性乳がん、トリプルネガティブ乳がん、HER−2陽性乳がん、転移性乳がん、またはそれらの2つ以上の組み合わせである、請求項1に記載の使用。
  5. 前記過剰増殖性障害が、エストロゲン受容体活性に関連する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の使用。
  6. 前記CDK4/6阻害物質が、パルボシクリブ、リボシクリブ、アベマシクリブ、セリシクリブ、フラボピリドール、[4−アミノ−2−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルアミノ)ピリミジン−5−イル](2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル)メタノン、リビシクリブ(riviciclib)、ミルシクリブ、(Z)−1,3−ジヒドロ−3−(1H−イミダゾール−4−イルメチレン)−5−メトキシ−2H−インドール−2−オン、(4−ブトキシ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)(2,6−ジフルオロ−4−メチルフェニル)−メタノン、3−[[6−(2−メトキシフェニル)−4−ピリミジニル]アミノ]ベンゼンメタンスルホンアミド、トランス−4−[[6−(エチルアミノ)−2−[[1−(フェニルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ]−4−ピリミジニル]アミノ]−シクロヘキサノール、2−ブロモ−12,13−ジヒドロ−5H−インドロ[2,3−a]ピロロ[3,4−c]カルバゾール−5,7(6H)−ジオン、1,4−ジメトキシアクリジン−9(10H)−チオン、4−(((4−ヒドロキシ−5−プロポキシ−ピリジン−2−イルメチル)−アミノ)−メチレン)−6−ヨード−4H−イソキノリン−1,3−ジオン、リュビジン(Ryuvidine)、ファスカプリシン、4−[5−クロロ−3−(1−メチルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−N−[5−[4−(ジメチルアミノ)−1−ピペリジニル]−2−ピリジニル]−2−ピリミジンアミン、2−ヒドロキシ−1−[2−[[9−(4−メチルシクロヘキシル)ピリド[4,5]ピロロ[1,2−d]ピリミジン−2−イル]アミノ]−7,8−ジヒドロ−5H−1、6−ナフチリジン−6−イル]エテノン、5−[4−[[(5−メチル−2−フラニル)メチル]アミノ]−6−キナゾリニル]−2−フランメタノール、4−(2,6−ジクロロベンズアミド)−N−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド、プルバラノールB、スタウロスポリン、または9,10,11,12−テトラヒドロ−9,12−エポキシ−1H−ジインドロ[1,2,3−fg:3’、2’、1’−kl]ピロロ[3,4−i][1、6]ベンゾジアゾシン−1,3(2H)−ジオンである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用。
  7. 式(I)の化合物が、式(Ia):
    Figure 0006853833
    (式中、
    は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn526、−SOv5NR2324、−NHNH、−ONR2324、−NHC(O)NHNH、−NHC(O)NR2324、−N(O)m5、−NR2324、−C(O)R25
    −C(O)−OR25、−C(O)NR2324、−OR26、−NR23SO26、−NR23C(O)R25、−NR23C(O)−OR25、−NR23OR25、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    23、R24、R25、及びR26は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC(O)NHNH、−NHC(O)NH、−NHSOH、−NHC(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    同じ窒素原子に結合したR23及びR24は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
    m5及びv5は独立的に1または2であり、
    n5は独立的に0〜4の整数であり、
    は独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである)
    の化合物またはその医薬的に許容される塩である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使用。
  8. 式(I)の化合物が、式(IIa):
    Figure 0006853833
    (式中、
    は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn526、−SOv5NR2324、−NHNH、−ONR2324、−NHC(O)NHNH、−NHC(O)NR2324、−N(O)m5、−NR2324、−C(O)R25、−C(O)−OR25、−C(O)NR2324、−OR26、−NR23SO26、−NR23C(O)R25、−NR23C(O)−OR25、−NR23OR25、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    23、R24、R25、及びR26は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC(O)NHNH、−NHC(O)NH、−NHSOH、−NHC(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    同じ窒素原子に結合したR23及びR24は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
    m5及びv5は独立的に1または2であり、
    n5は独立的に0〜4の整数であり、
    は独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである)
    の化合物またはその医薬的に許容される塩である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使用。
  9. が独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、または非置換アルキルである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の使用。
  10. が独立的に、水素、−F、−CF、または非置換メチルである、請求項9に記載の使用。
  11. Lが独立的に、結合または2〜8員ヘテロアルキレンである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の使用。
  12. Lが独立に、結合、−NH−(置換または非置換(C−C)アルキレン)、または−NHC(O)−(置換または非置換(C−C)アルキレン)である、請求項11に記載の使用。
  13. が独立的に、ハロゲン、置換もしくは非置換(C−C10)アルキル、または置換もしくは非置換2〜10員ヘテロアルキルである、請求項1〜12に記載の使用。
  14. が、水素、または独立に、ハロゲン、置換もしくは非置換(C−C10)アルキル、もしくは置換もしくは非置換2〜10員ヘテロアルキルである、請求項1〜13に記載の使用。
  15. 及びRが連結して、非置換の3〜6員ヘテロシクロアルキルを形成する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の使用。
  16. nが1または2である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の使用。
  17. 式(I)の化合物が、
    Figure 0006853833
    Figure 0006853833
    である、請求項1に記載の使用。
  18. (i)CDK4/6阻害物質、及び
    (ii)式(I)の化合物またはその医薬的に許容される塩
    を含む医薬組成物であって、
    前記式(I)の化合物が、
    Figure 0006853833
    (式中、
    は、独立的に、水素、ハロゲン、−NR、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn110、−SOv1NR、−NHNR、−ONR、−NHC(O)NHNR、−NHC(O)NR、−N(O)m1、−C(O)R、−C(O)−OR、−C(O)NR、−OR10、−NRSO10、−NRC(O)R、−NRC(O)−OR、−NROR、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    Lは、独立的に、結合、−NR−、−NRC(O)−、−C(O)NR−、−O−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、置換もしくは非置換アルキレン、置換もしくは非置換ヘテロアルキレン、置換もしくは非置換シクロアルキレン、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキレン、置換もしくは非置換アリーレン、置換もしくは非置換ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換スピロ環式リンカーであり、
    は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn214、−SOv2NR1112、−NHNH、−ONR1112、−NHC(O)NHNH、−NHC(O)NR1112、−N(O)m2、−NR1112、−C(O)R13、−C(O)−OR13、−C(O)NR1112、−OR14、−NR11SO14、−NR11C(O)R13、−NR11C(O)−OR13、−NR11OR13、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn318、−SOv3NR1516、−NHNH、−ONR1516、−NHC(O)NHNH、−NHC(O)NR1516、−N(O)m3、−NR1516、−C(O)R17、−C(O)−OR17、−C(O)NR1516、−OR18、−NR15SO18、−NR15C(O)R17、−NR15C(O)−OR17、−NR15OR17、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    及びR置換基は、任意選択で連結して、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
    は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX 、−CN、−SOCl、−SOn422、−SOv4NR1920、−NHNH、−ONR1920、−NHC(O)NHNH、−NHC(O)NR1920、−N(O)m4、−NR1920、−C(O)R21、−C(O)−OR21、−C(O)NR1920、−OR22、−NR19SO22、−NR19C(O)R21、−NR19C(O)−OR21、−NR19OR21、−OCX 、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、及びR22は、独立的に、水素、ハロゲン、−CX、−CN、−OH、−NH、−COOH、−CONH、−NO、−SH、−SOCl、−SOH、−SOH、−SONH、−NHNH、−ONH、−NHC(O)NHNH、−NHC(O)NH、−NHSOH、−NHC(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCX、−OCHX、−CF、−OCF、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、
    同じ窒素原子に結合したR11及びR12は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
    同じ窒素原子に結合したR15及びR16は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
    同じ窒素原子に結合したR19及びR20は、任意選択で連結して置換もしくは非置換ヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換ヘテロアリールを形成してもよく、
    nは0〜5の整数であり、
    m1、m2、m3、m4、v1、v2、v3、及びv4は独立的に1または2であり、
    n1、n2、n3、及びn4は独立的に0〜4の整数であり、及び
    X、X、X、X、及びXは独立的に−Cl、−Br、−I、または−Fである)
    の化合物である、医薬組成物。
  19. 前記CDK4/6阻害物質が、パルボシクリブ、リボシクリブ、アベマシクリブ、セリシクリブ、フラボピリドール、[4−アミノ−2−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イルアミノ)ピリミジン−5−イル](2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル)メタノン、リビシクリブ(riviciclib)、ミルシクリブ、(Z)−1,3−ジヒドロ−3−(1H−イミダゾール−4−イルメチレン)−5−メトキシ−2H−インドール−2−オン、(4−ブトキシ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル)(2,6−ジフルオロ−4−メチルフェニル)−メタノン、3−[[6−(2−メトキシフェニル)−4−ピリミジニル]アミノ]ベンゼンメタンスルホンアミド、トランス−4−[[6−(エチルアミノ)−2−[[1−(フェニルメチル)−1H−インドール−5−イル]アミノ]−4−ピリミジニル]アミノ]−シクロヘキサノール、2−ブロモ−12,13−ジヒドロ−5H−インドロ[2,3−a]ピロロ[3,4−c]カルバゾール−5,7(6H)−ジオン、1,4−ジメトキシアクリジン−9(10H)−チオン、4−(((4−ヒドロキシ−5−プロポキシ−ピリジン−2−イルメチル)−アミノ)−メチレン)−6−ヨード−4H−イソキノリン−1,3−ジオン、リュビジン(Ryuvidine)、ファスカプリシン、4−[5−クロロ−3−(1−メチルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−N−[5−[4−(ジメチルアミノ)−1−ピペリジニル]−2−ピリジニル]−2−ピリミジンアミン、2−ヒドロキシ−1−[2−[[9−(4−メチルシクロヘキシル)ピリド[4,5]ピロロ[1,2−d]ピリミジン−2−イル]アミノ]−7,8−ジヒドロ−5H−1、6−ナフチリジン−6−イル]エテノン、5−[4−[[(5−メチル−2−フラニル)メチル]アミノ]−6−キナゾリニル]−2−フランメタノール、4−(2,6−ジクロロベンズアミド)−N−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド、プルバラノールB、スタウロスポリン、または9,10,11,12−テトラヒドロ−9,12−エポキシ−1H−ジインドロ[1,2,3−fg:3’、2’、1’−kl]ピロロ[3,4−i][1、6]ベンゾジアゾシン−1,3(2H)−ジオンである、請求項18に記載の組成物。
  20. 式(I)の化合物が、
    Figure 0006853833
    Figure 0006853833
    である、請求項18または19に記載の組成物。
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