JP6852530B2 - File - Google Patents
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Description
本発明は、ポケットを有するファイルに関する。 The present invention relates to a file having a pocket.
従来、この種のファイルとして、シート状の台紙の一面にシート状のポケットを重ね合わせ、このポケットの上端及び下端を前記台紙の上端及び下端に溶着したものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。 Conventionally, as a file of this type, a file in which a sheet-shaped pocket is superposed on one surface of a sheet-shaped mount and the upper and lower ends of the pockets are welded to the upper and lower ends of the mount is known (for example, Patent Documents). See 1).
ところで、このファイルは、ポケットの裏面側を前記台紙の内面に溶着している。そのため、ポケットと台紙との間に形成される収納用の隙間が上下両端部において断面クサビ形のものになっている。その結果、ポケットを深くするために前記溶着部分の長さを大きくすると、ポケット内に当該ポケットの内法寸法に近い収納物を収納しようとした場合に前記隙間のクサビ形部分に食い込みやすく円滑に挿入することが難しくなるという問題がある。 By the way, in this file, the back surface side of the pocket is welded to the inner surface of the mount. Therefore, the storage gap formed between the pocket and the mount has a wedge-shaped cross section at both the upper and lower ends. As a result, if the length of the welded portion is increased in order to deepen the pocket, it is easy to bite into the wedge-shaped portion of the gap and smoothly when trying to store a stored object close to the inner dimension of the pocket in the pocket. There is a problem that it becomes difficult to insert.
本発明は以上の点に着目し、台紙とポケットとの間の隙間に収納物を円滑に収納できるようにすることを目的とする。 Focusing on the above points, it is an object of the present invention to enable smooth storage of stored items in the gap between the mount and the pocket.
請求項1記載の発明に係るファイルは、台紙に上端及び下端が閉じられたポケットを設けたファイルであって、前記ポケットが、一側に差込用の開放端を有したもので、そのポケットの上端及び下端の少なくとも一方が、前記ポケットの表面側を折り返して前記台紙に止着してなる差込前半部と、前記台紙に対面する当該ポケットの裏面側を前記台紙に止着してなる差込後半部とを備えたものである。
The file according to the invention according to
請求項2記載の発明に係るファイルは、請求項1記載の構成のものにおいて、前記差込前半部が、前記ポケットの端部を前記台紙側に折返した状態でその折返し部分のみを前記台紙に溶着させたものであり、前記差込後半部が、前記ポケットの端部を前記台紙に重ね合わせた状態で溶着させたものである。
The file according to the invention according to
請求項3記載の発明に係るファイルは、請求項1又は2記載の構成のものにおいて、前記台紙が表紙であり、前記ポケットが前記表紙の内面に設けられたものである。
The file according to the invention according to
請求項4記載の発明に係るファイルは、請求項1、2又は3記載の構成のものにおいて、前記ポケットが、ノートの表紙を差し込むことができる寸法に設定されたものである。
The file according to the invention according to
請求項5記載の発明に係るファイルは、請求項4記載の構成のものにおいて、前記ポケットの反開放端側が前記台紙の端縁に合致又は近接させてある。
In the file according to the invention of
請求項6記載の発明に係るファイルは、請求項1、2、3、4又は5記載の構成のものにおいて、前記ポケットの下端が前記差込前半部と前記差込後半部とを備えたものである。
The file according to the invention according to
請求項7記載の発明に係るファイルは、請求項1、2、3、4、5又は6記載の構成のものにおいて、前記ポケットの表面側を折り返した折り返し部分の端部が前記ポケットの開放端よりも外方側に突出しているものである。
The file according to the invention according to claim 7 has the configuration according to
本発明によれば、台紙とポケットとの間の隙間に収納物を円滑に収納できるようにすることができる。 According to the present invention, it is possible to smoothly store the stored items in the gap between the mount and the pocket.
本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ以下に述べる。 An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
本実施形態のファイルFLは、図1〜図5、図14及び図15に示すように、表紙1、3を含む複数枚の台紙1〜3を開閉可能に設けてなり、少なくとも2枚の台紙1〜3にポケット4〜6がそれぞれ設けられたファイルFLであって、前記2枚の台紙の大きさが互いに異ならせてある。すなわち、前記2枚の台紙の一方は表表紙1であるとともに、他方は中間の台紙2であり、前記表表紙1の大きさを前記中間の台紙2の大きさよりも小さくしてある。また、このファイルFLは、前記表表紙1、前記中間の台紙2の他に、ポケット6が設けられ前記中間の台紙2と同一の大きさを有する裏表紙3を備えている。そして、前記表表紙1の大きさを、前記中間の台紙2及び前記裏表紙3の大きさよりも小さくしてある。
As shown in FIGS. 1 to 5, 14 and 15, the file FL of the present embodiment is provided with a plurality of
本実施形態では、小さい方の台紙すなわち表表紙1がB5サイズに対応するものであり、大きい方の台紙すなわち中間の台紙2及び裏表紙3がA4サイズに対応するものである。具体的に説明すれば、この実施形態では、図2に示すように、表表紙1は、セミB5サイズの短辺(179mm)より若干大きな幅寸法w1(例えば190mm)を有する。一方、中間の台紙2及び裏表紙3は、A4サイズの短辺(210mm)より若干大きな幅寸法w2(例えば232mm)を有する。なお、この実施形態では、各台紙、すなわち表表紙1、中間の台紙2及び裏表紙3の高さ寸法h1は共通であり、A4サイズの長辺(297mm)より若干大きな高さ寸法h1(例えば312mm)にそろえてある。前記表表紙1と前記裏表紙3とは、背表紙10を介して一体に形成されたものである。前記中間の台紙2は、その基端2c近傍を裏表紙3の基端3c近傍に溶着してある。
In the present embodiment, the smaller mount, that is, the
相互に寸法が異なる前記台紙のいずれか、具体的には表表紙1に設けられた第1のポケット4は、図1、図2、図4、図9〜図11、図14及び図15に示すように、上端4a及び下端4bの両方が閉じられたものである。一方、他の台紙、すなわち中間の台紙2及び裏表紙3に設けられた第2のポケット5、6は、図1、図2、図5及び図12〜図15に示すように、上端5a、6aが解放され下端5b、6bが閉じられたものである。
One of the mounts having different dimensions, specifically, the
前記第1のポケット4は、図1〜図4、図6、図7、図9〜図11、図14及び図15に示すように、前記表表紙1の内面1sに設けられ、一側に差込用の開放端4cを有し、その下端4bが、当該ポケット4の表面側を折り返して前記表表紙1に止着してなる差込前半部4b1と、前記表表紙1に対面する当該ポケット4の裏面側を前記表表紙1に止着してなる差込後半部4b2とを備えたものである。前記差込前半部4b1は、図1、図2、図4及び図10に示すように、前記第1のポケット4の端部すなわち下端4b近傍部を表表紙1側に折返した状態でその折返し部分40のみを前記表表紙1に溶着させたものである。前記差込後半部4b2は、図1、図2、図4及び図11に示すように、前記第1のポケット4の端部すなわち下端4b近傍部を表表紙1に重ね合わせた状態で溶着させたものである。
As shown in FIGS. 1 to 4, 6, 7, 9, 9 to 11, 14 and 15, the
また、前記第1のポケット4は、透光性を有するもので、図1〜図4、図6、図7、図9〜図11、図14及び図15に示すように、上端4aに沿って形成された上端溶着領域41を前記表表紙1の上端1aから所定距離だけ離間した位置に溶着し、反開放端4dに沿って形成された側端溶着領域42を前記表表紙1の端縁1cに沿った領域に溶着し、下端4bを表表紙1の下端1bに沿った領域に溶着することにより、前記表表紙1の内面1sに添設されている。前記第1のポケット4の反開放端4dは、表表紙1の端縁1cに合致させてある。なお、図1〜図4、図6、図9〜図11、図14及び図15に示すように、前記第1のポケット4の上端4a、反開放端4d及び下端4bから内方に一定距離だけ変位した位置に、例えばトムソン型を用いて形成された上型押し線43、側型押し線44及び下型押し線45が連続して形成されている。前記上端溶着領域41は、上型押し線43よりも上端4a側に変位した位置に設定されており、前記側端溶着領域42は前記側型押し線44よりも反開放端側に変位した位置に設定されている。そして、前記差込前半部4b1および前記差込後半部4b2は、前記下型押し線45の下側に関連させて設けられている。すなわち、差込前半部4b1は、前記下型押し線45の外側を表表紙1側に折り返すことにより折り返し部分40を形成し、前述したようにその折り返し部分40のみを前記表表紙1に溶着したものである。差込後半部4b2は、前記下型押し線45の外側全域を、前述したように前記表表紙1に重ね合わせて溶着したものである。
Further, the
さらに、前記第1のポケット4は、セミB5サイズのノートの表紙を差し込むことができる寸法に設定されている。この実施形態においては、図2に示すように、前記上型押し線43から前記下型押し線45までの寸法h2を、セミB5サイズの長辺(252mm)よりもわずかに大きな寸法(例えば253mm)としており、前記側型押し線44から前記開放端4cまでの寸法w3を、セミB5サイズの短辺(179mm)よりわずかに小さな寸法(例えば175mm)としている。なお、前記上型押し線43から上端溶着領域41までの領域及び前記側型押し線44から側端溶着領域42までの領域は、前記第1のポケット4が表表紙1の内面1sに密着しているが溶着はされておらず、ノートNの表紙N1を無理に進入させることが可能な状態となっている。
Further, the
この第1のポケット4の開放端4cにおける上下両端の近傍部には、切欠4xがそれぞれ設けられている。前記開放端4cにおける両切欠4x間の部位は、該開放端4cにおける上側の切欠4xより上方の部位よりも外方側すなわち背表紙10側に突出している。また、前記折り返し部分40の端部は、図1、図2及び図14〜図16に示すように、当該第1のポケット4の開放端4cよりも外方側すなわち背表紙10側に突出している。
前記第2のポケット5、6は、大きい方の台紙、すなわち前記中間の台紙2及び前記裏表紙3にそれぞれ設けられている。より具体的には、前記第2のポケット5、6は、図1〜図3、図5、図8及び図12〜図15に示すように、前記中間の台紙2の表裏両面2s、2t及び前記裏表紙3の内面3sにそれぞれ設けられ、前述したように上端5a、6aが解放され下端5b、6bが閉じられているとともに、一側に差込用の開放端5c、6cを有している。また、前記第2のポケット5、6は、いずれも透光性を有する。
The
前記中間の台紙2の表裏両面2s、2tにそれぞれ設けられた2つの第2のポケット5は、1枚の透光性を有するシートを中央部で折り曲げて前記中間の台紙2の表裏両面2s、2tにかぶせることにより形成されたものである。すなわち、これら表裏対をなす第2のポケット5は、図1〜図3、図5、図8及び図12〜図15に示すように、その下端5bに沿って形成された下端溶着領域50を前記中間の台紙2の下端2bに沿った領域に溶着することにより、前記中間の台紙2の表裏両面2s、2tにそれぞれ添接されたもので、その中間の台紙2の先端2dで折り返された前記両第2のポケット5の先端部5dは、中間の台紙2に溶着されることなく相互に連続させてある。なお、前記第2のポケット5の前記開放端5c及び下端5bから内方に一定距離だけ変位した位置に、例えばトムソン型を用いて形成された側型押し線51及び下型押し線52がそれぞれ形成されている。前記下端溶着領域50は前記下型押し線52よりも下端5b側に変位した位置に設定されている。そして、これらの第2のポケット5の前記開放端5cにおける下端近傍部には、それぞれ切欠5xが設けられている。
The two
また、前記中間の台紙2における上端2aと基端2cとにより形成される隅部には、図1、図2、図14及び図15に示すように、前記第2のポケット5に収納された用紙の角部を保持するための帯状の留め具9が設けられている。
Further, as shown in FIGS. 1, 2, 14 and 15, the corners formed by the
前記裏表紙3に設けられた第2のポケット6は、図3、図5、図8及び図12〜図14に示すように、その下端6bに沿って形成された下端溶着領域60を前記裏表紙3の下端3bに沿った領域に溶着するとともに、反開放端部6dの表面側を折り返して前記裏表紙3にその折り返し部分6d1を溶着することにより、前記裏表紙3に添接されている。この第2のポケットの前記開放端6c、反開放端6d及び下端6bから内方にそれぞれ一定距離だけ変位した位置にも、例えばトムソン型を用いて形成された第1の側型押し線61、第2の側型押し線62及び下型押し線63がそれぞれ形成されている。前記下溶着領域60は前記下型押し線63よりも下端6b側に変位した位置に設定されている。前記第2の側型押し線62は、前記折返し部分6d1の折り返し端縁6d2に略重なり合う位置に設定されている。さらに、この第2のポケット6の上端6a近傍における裏表紙3の先端3dに近接する部位には、この第2のポケット6と前記裏表紙3との間に挟まれた用紙を保持するための折り返し保持片64を一体に設けている。符号65は、この第2のポケットの下部に設けられ、カード類を保持させるためのスリットである。符号66は、前記スリット65の下方に、例えばトムソン型を用いて形成された型押し線である。そして、この第2のポケット6の開放端6cにおける下端近傍部には、切欠6xが設けられている。
The
ここで、図面の表示内容を整理すれば、次のとおりである。すなわち、図1は、本実施形態に係るファイルFLを開いた状態の全体斜視図であり、図2は、同正面図である。これらの図においては、前記中間の台紙2を裏表紙3側に開いた状態を示している。図3は、図2におけるA−A線に沿った端面図であり、図4は、図2におけるB−B線に沿った端面図であり、図5は、図2におけるC−C線に沿った端面図である。図6は、図3におけるD部の拡大図であり、図7は、図3におけるE部の拡大図であり、図8は、図3におけるF部の拡大図であり、図9は、図4におけるG部の拡大図であり、図10は、図4におけるH部の拡大図である。図11は、図2におけるI−I線に沿った端面図である。図12は、図5におけるJ部の拡大図であり、図13は、図5におけるK部の拡大図である。なお、この実施形態における表表紙1及び裏表紙3の厚さ寸法は例えば0.75mmであり、第1及び第2のポケット4〜6を形成するシートの厚さ寸法は例えば0.3mmであるが、前記図3〜図13においては、視覚的にわかりやすくするため、厚さ及びシート間の隙間の大きさを誇張して示してある。図14は、本実施形態に係る前記中間の台紙2を裏表紙3に溶着する前の状態を示す分解斜視図である。図15は、完成したファイルFLにノートN及びプリントPをそれぞれ保持させる前の状態を示す斜視図である。前記ノートNは、表表紙N1と裏表紙N3との間に複数枚の中紙N2を介在させた通常のものである。図16は、前記第1のポケット4にノートNの表表紙N1を挿入する直前の状態を示すためのもので、前記第1のポケット4の差込前半部4b1の入り口部分を拡大して示す拡大斜視図である。図17は、差込前半部4b1にノートNの表表紙N1が挿入された状態を示す拡大端面図であり、図10に対応している、図18は、差込後半部4b2にノートNの表表紙N1が挿入された状態を示す拡大端面図であり、図11に対応している。図19は、このファイルFLを閉じた状態を示す正面図であり、表表紙1の端縁1cと中間の台紙2の先端2dとの間に中間の台紙2の第2のポケット5の一部が視認可能となっている。
Here, the display contents of the drawings can be summarized as follows. That is, FIG. 1 is an overall perspective view of the file FL according to the present embodiment in an open state, and FIG. 2 is a front view of the same. In these figures, the
このような構成のファイルFLであれば、例えば図15に示すように表表紙1の第1のポケット4にノートNの表紙N1を差し込んで当該ノートNを表表紙1の内面側に保持させるとともに、中間の台紙2や裏表紙3に設けられた第2のポケット5、6にプリントPを挿入して保持させることができる。
With a file FL having such a configuration, for example, as shown in FIG. 15, the cover N1 of the note N is inserted into the
このファイルFLの第1のポケット4は、その下端4bに前述した差込前半部4b1と差込後半部4b2とを備えているため、ノートNの表紙N1を挿入しやすく、また、挿入した後はそのノートNが前記第1のポケット4から外れにくいという効果を奏する。すなわち、前記差込前半部4b1は、前記第1のポケット4の下端部4bの一部を表表紙1側に折返した状態でその折返し部分40のみを前記表表紙1に溶着させたものであるので、前記第1のポケット4の下端4b近傍、より厳密には前記折り返し部分40と該折り返し部分40に対向する部位との間に形成される隙間S1が袋状となり、図17に示すように、この袋状となった部分にノートNの表紙N1が挿入されることになる。そのため、ノートNの表紙N1が前記隙間S1に食い込むような作用を伴うことなく円滑に内部に案内されることになる。一方、前記差込後半部4b2は、前記第1のポケット4の下端4b近傍を表表紙1に重ね合わせた状態で溶着させたものであるため、図18に示すように、第1のポケット4と表表紙1との間に下方に向かって漸次幅狭となる断面クサビ状の隙間S2が形成される。そのため、同図に示すように、ノートNの表紙N1はそのクサビ状の隙間S2を無理に押し広げるように進入することになり、一旦挿入されると抜き取りにくい状態となる。よって、前記ノートNを表表紙1の内面側に安定した状態で保持させておくことができる。特にこの実施形態では、図16に示すように、前記折り返し部分40の端部40aが第1のポケット4の開放端4cよりも外方側すなわち背表紙10側に突出しているので、前記第1のポケット4と前記表表紙1との間の隙間SにノートNを挿入する動作を行うにあたって、挿入しようとするノートNの表紙N1が前記折り返し部分40の端面に当接して円滑な挿入動作が阻害されるという不具合が生じることを防止することができる。すなわち、前記折り返し部分40の端部40aが外部に露出しているため、まず挿入しようとしているノートNの表紙N1を折り返し部分40の露出した端部40aに当接させつつすべらせて第1のポケット4内に挿入させることができるので、挿入動作をとりわけ円滑に行うことが可能となる。さらに、この種のファイルFLでは使用中の落下や整理のためのそろえ作業などによりファイルFLの下端を床面や天板面に衝突させる可能性が少なくないが、本実施形態では前記差込前半部4b1及び前記差込後半部4b2を前記第1のポケット4の下端4bに設けているので、ファイルFLの下端4bが床面や天板面に衝突した際にノートNの表紙N1がクサビ状の空間に食い込んでノートNが外れにくくなることを抑制することができる。加えて、前記開放端4cにおける両切欠4x間の部位を、該開放端4cにおける上側の切欠4xより上方の部位よりも外方側すなわち背表紙10側に突出させていることにより、落下時にこの切欠4x近傍の部位が破れにくく、また、上端側の領域でもノートNの表紙N1を挿入しやすい。
Since the
また、前記第1のポケット4の反開放端4d側を前記表表紙1の端縁1cに合致させてあるので、この第1のポケット4に表紙Nを挿入させたノートN1の中紙N2の先端も前記表表紙1の端縁1cに合致又は近接する位置に配されることとなり、このようなノートNをめくる操作をファイルFLの表紙1に邪魔されることなく円滑に行うことが可能となる。
Further, since the
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。 The present invention is not limited to the embodiments described above.
例えば、上述した実施形態では、ポケットの下端部のみに差込前半部及び差込後半部を設けているが、ポケットの上端部のみに差込前半部及び差込後半部を設けたものや、ポケットの上端部及び下端部の双方に差込前半部及び差込後半部を設けたものであってもよい。 For example, in the above-described embodiment, the first half of the insertion and the second half of the insertion are provided only at the lower end of the pocket, but the first half of the insertion and the second half of the insertion are provided only at the upper end of the pocket. The first half of the insertion and the second half of the insertion may be provided on both the upper end and the lower end of the pocket.
また、上述した実施形態では、第1のポケットを形成すべきシートの上端をファイルの表表紙の上端から離間した位置に溶着しているが、第1のポケットを形成すべきシートの寸法をファイルの表表紙の寸法に一致させた上で、このシートの下端部、上端部及び中間部をそれぞれ表表紙に止着し、例えば下端部と中間部との間に第1のポケット、中間部と上端部との間に副ポケットをそれぞれ形成するようにしてもよい。 Further, in the above-described embodiment, the upper end of the sheet on which the first pocket should be formed is welded at a position separated from the upper end of the front cover of the file, but the dimensions of the sheet on which the first pocket should be formed are filed. After matching the dimensions of the front cover of this sheet, the lower end, upper end and middle part of this sheet are fixed to the front cover, respectively, for example, the first pocket between the lower end and the middle part, and the middle part. Sub-pockets may be formed between the upper end and the upper end.
さらに、上述した実施形態では、台紙として表表紙、裏表紙及び中間の台紙を備えたファイルに本発明を適用しているが、台紙として表表紙及び裏表紙のみを備えた、換言すれば中間の台紙を省略したファイルに本発明を適用してもよい。さらに、1枚の台紙のみを有し、その台紙の少なくとも一方の表面に、上端及び下端の少なくとも一方に差込前半部及び差込後半部を有するポケットを設ける態様のものも考えられる。その一例として、図20に概略的に示すファイルFL2が挙げられる。このファイルFL2は、同一のシートを二つ折りにして構成されたもので、シートの一方を台紙1とし、他方をポケット4としている。この場合、ポケット4の上端4aは、台紙1に対面する裏面側を前記台紙1の上端1aに溶着している。一方、ポケット4の下端4bは、表面側を折り返し、折り返し部分40を前記台紙1に止着してなる差込前半部4b1と、前記台紙1に対面する裏面側を前記台紙1の下端1bに止着してなる差込後半部4b2とを備えている。また、このファイルFL2のポケット4も、一側に差込用の開放端4cを有している。そして、前記折り返し部分40の端部40aは、前記差込用の開放端4cよりも外方側に突出し、外部に露出している。このような態様のものであっても、本発明の最も主要な効果、すなわち台紙1とポケット4との間の隙間に収納物を円滑に収納できるという効果が得られる。
Further, in the above-described embodiment, the present invention is applied to a file having a front cover, a back cover, and an intermediate mount as the mount, but the mount has only the front cover and the back cover, in other words, the intermediate. The present invention may be applied to a file in which the mount is omitted. Further, it is also conceivable to provide a pocket having only one mount and having a front half of the insertion and a second half of the insertion on at least one of the upper end and the lower end on the surface of at least one of the mounts. As an example, the file FL2 schematically shown in FIG. 20 can be mentioned. This file FL2 is formed by folding the same sheet in half, and one of the sheets is a
加えて、上述した実施形態では、ポケットの反開放端側を台紙の端縁に合致又は近接させてあるが、ポケットの反開放端を台紙の端縁から離間させ、ポケットの反開放端と台紙の端縁との間の空間に筆記用具ホルダやカードホルダ等を設けるようにしてもよい。 In addition, in the above-described embodiment, the anti-open end side of the pocket is aligned with or close to the edge of the mount, but the anti-open end of the pocket is separated from the edge of the mount so that the anti-open end of the pocket and the mount are separated from each other. A writing instrument holder, a card holder, or the like may be provided in the space between the edges.
そして、上述した実施形態では、表表紙の寸法とその他の台紙の寸法とを異ならせているが、複数枚の台紙の寸法を全て一致させてもよく、また、表表紙、裏表紙及び中間の台紙を有するファイルにおいて中間の台紙を表表紙及び裏表紙よりも大きなものにする態様を採用してもよい。 Then, in the above-described embodiment, the dimensions of the front cover and the dimensions of the other mounts are different, but the dimensions of the plurality of mounts may all be the same, and the front cover, the back cover, and the middle cover may be matched. In a file having a mount, an embodiment in which the intermediate mount is larger than the front cover and the back cover may be adopted.
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変形してよい。 In addition, various modifications may be made as long as the gist of the present invention is not impaired.
FL…ファイル
1…台紙(表表紙)
1c…台紙の端縁(表表紙の端縁)
1s…表紙の内面(表表紙の内面)
2…台紙(中間の台紙)
3…台紙(裏表紙)
4…ポケット(第1のポケット)
4a…ポケットの上端
4b…ポケットの下端
4b1…差込前半部
4b3…差込後半部
4c…差込用の開放端
4d…ポケットの反開放端
FL ...
1c ... Edge of mount (edge of front cover)
1s ... Inner surface of the cover (inner surface of the front cover)
2 ... Mount (intermediate mount)
3 ... Mount (back cover)
4 ... Pocket (first pocket)
4a ... Upper end of
Claims (7)
前記ポケットが、一側に差込用の開放端を有したもので、そのポケットの上端及び下端の少なくとも一方が、前記ポケットの表面側を折り返して前記台紙に止着してなる差込前半部と、前記台紙に対面する当該ポケットの裏面側を前記台紙に止着してなる差込後半部とを備えたものであるファイル。 A file with pockets on the mount with closed tops and bottoms.
The pocket has an open end for insertion on one side, and at least one of the upper end and the lower end of the pocket is the first half of the insertion formed by folding back the surface side of the pocket and fixing it to the mount. A file including the latter half of the insertion, which is formed by fastening the back surface side of the pocket facing the mount to the mount.
前記差込後半部が、前記ポケットの端部を前記台紙に重ね合わせた状態で溶着させたものである請求項1記載のファイル。 The first half of the insertion is a state in which the end of the pocket is folded back toward the mount, and only the folded portion is welded to the mount.
The file according to claim 1, wherein the latter half of the insertion is welded in a state where the end portion of the pocket is overlapped with the mount.
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