JP6850752B2 - Work machine - Google Patents
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Description
本発明は、作業機械に関する。 The present invention relates to a working machine.
従来、作業機械は、エンジンと、電装品と、エンジンと電装品とを収容するエンジン室とを備えている(例えば、特許文献1)。ところで、エンジン停止時に、エンジンの駆動力により回転する冷却ファンも停止するため、エンジン室の内部では、エンジンからの放熱により熱滞留が起こり、その熱滞留の影響により電装品が発熱する場合がある。これにより、例えば、電装品の性能が低下したり、電装品が損傷したりする場合がある。 Conventionally, a work machine includes an engine, an electrical component, and an engine chamber for accommodating the engine and the electrical component (for example, Patent Document 1). By the way, when the engine is stopped, the cooling fan that rotates due to the driving force of the engine also stops, so heat retention occurs due to heat dissipation from the engine inside the engine chamber, and the electrical components may generate heat due to the effect of the heat retention. .. As a result, for example, the performance of the electrical component may deteriorate or the electrical component may be damaged.
課題は、電装品を効果的に冷却することができる作業機械を提供することである。 The challenge is to provide a work machine that can effectively cool the electrical components.
作業機械は、エンジンに燃料ガスを供給するために、液化ガスを気化させるベーパーライザと、発熱する電装品と、前記ベーパーライザと前記電装品とを収容し、第1開口及び第2開口を有するエンジン室と、を備え、前記電装品は、ベーパーライザと対面するように、配置される。 The work machine accommodates a vapor riser that vaporizes liquefied gas, an electrical component that generates heat, and the vapor riser and the electrical component in order to supply fuel gas to the engine, and has a first opening and a second opening. The engine chamber is provided, and the electrical components are arranged so as to face the vapor riser.
また、作業機械は、前記第1開口から前記第2開口に向けて気流を発生させる送風機を備え、前記電装品は、前記ベーパーライザよりも、前記気流における下流側に配置される、という構成でもよい。 Further, the work machine is provided with a blower that generates an air flow from the first opening to the second opening, and the electrical components are arranged on the downstream side of the air flow with respect to the vapor riser. Good.
また、作業機械は、前記エンジン室に収容されるエンジンを備え、前記電装品は、前記エンジンに連結される、という構成でもよい。 Further, the work machine may include an engine housed in the engine chamber, and the electrical components may be connected to the engine.
また、作業機械は、前記エンジン室の内部の温度に基づいて、前記送風機の送風量を制御する送風制御部を備える、という構成でもよい。 Further, the work machine may be configured to include a blower control unit that controls the amount of blown air of the blower based on the temperature inside the engine chamber.
また、作業機械は、前記エンジン室の内部の温度に基づいて、液化ガスを気化させるために前記ベーパーライザに加熱媒体を供給する量を、制御する加熱媒体制御部を備える、という構成でもよい。 Further, the work machine may be configured to include a heating medium control unit that controls the amount of the heating medium supplied to the vapor riser in order to vaporize the liquefied gas based on the temperature inside the engine chamber.
以下、作業機械における一実施形態について、図1〜図9を参照しながら説明する。なお、各図において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。 Hereinafter, one embodiment of the work machine will be described with reference to FIGS. 1 to 9. In each drawing, the dimensional ratio of the drawings and the actual dimensional ratio do not always match, and the dimensional ratios between the drawings do not necessarily match.
図1に示すように、作業機械1は、下部走行体1aと、作業機1bと、上部旋回体1cとを備えている。本実施形態においては、作業機械1は、自走可能な作業車両、具体的には、バックホーとしている。なお、作業機械1は、ホイルローダ等の他の作業車両でもよく、また、自走できない作業機械でもよい。
As shown in FIG. 1, the
下部走行体1aは、エンジン室2の内部に収容されるエンジン3からの動力を受けて駆動し、作業機械1を走行させる。下部走行体1aは、左右一対のクローラ1d,1d及び左右一対の走行モータ1e,1eを備える。油圧モータである左右の走行モータ1e,1eが左右のクローラ1d,1dをそれぞれ駆動することで作業機械1の前後進を可能としている。また、下部走行体1aは、ブレード1fと、ブレード1fを上下方向に回動させるためのシリンダ1gとを備えている。
The lower
作業機1bは、エンジン3からの動力を受けて駆動し、土砂等の掘削作業を行うものである。作業機1bは、それぞれ回転可能に接続されるブーム1h、アーム1i、及びバケット1jを備えている。作業機1bは、伸縮自在な複数のシリンダ1kを独立して可動することによって、ブーム1h、アーム1i、及びバケット1jを独立して駆動している。
The
上部旋回体1cは、操縦部1m、旋回台1n、旋回モータ1pを備えている。油圧モータである旋回モータ1pは、旋回台1nを駆動することによって、上部旋回体1cを下部走行体1aに対して旋回させる。また、上部旋回体1cは、エンジン室2の内部に、エンジン3により駆動される複数の油圧ポンプ4を備えている。油圧ポンプ4は、例えば、各油圧モータ1e,1pや各シリンダ1g,1kに作動油を供給する。
The upper
操縦部1mは、操縦席1qと、操縦席1qの周りに配置される操作部1rとを備えている。オペレータは、操縦席1qに着座して、操作部1r等を操作することによって、エンジン3、油圧ポンプ4、各油圧モータ1e,1p、各シリンダ1g,1k等の制御を行い、走行、旋回、作業等を行うことができる。
The
次に、エンジン室2の内部の配置と、燃料系統とについて、図2〜図4を参照して説明する。
Next, the internal arrangement of the
図2〜図4に示すように、作業機械1は、液化ガスを貯留する燃料タンク5と、燃料タンク5から液化ガスを導出する燃料配管6と、エンジン3に燃料ガスを供給するために、液化ガスを気化させるベーパーライザ7とを備えている。また、作業機械1は、エンジン3から排出された排ガスを処理する三元触媒8と、処理された排ガスをエンジン室2の外部に排出するテールパイプ9とを備えている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
燃料配管6は、燃料タンク5とベーパーライザ7とを接続している。ベーパーライザ7は、内部を流通する液化ガスを、外部を流通する気体(空気)で加熱することによって、液化ガスを気化させて燃料ガスに変えている。エンジン3は、気化された燃料ガスを燃焼させることで、駆動力を発生させる。具体的には、エンジン3は、駆動軸3aを回転させる。
The
三元触媒8は、排ガスが内部を流通する際に、排ガス中に含まれる三種類の有害成分(炭化水素、一酸化炭素、窒素酸化物)を還元及び酸化によって同時に浄化する。テールパイプ9は、エンジン室2の内部と外部とに亘って配置されており、三元触媒8で処理された排ガスが内部を流通することによって、排ガスをエンジン室2の外部に排出する。
The three-
エンジン室2は、燃料タンク5、燃料配管6、ベーパーライザ7、三元触媒8、及びテールパイプ9の一部を内部に収容している。そして、エンジン室2は、第1開口2a及び第2開口2bを備えている。
The
作業機械1は、第1開口2aから第2開口2bに向けて気流を発生させる送風機10を備えている。送風機10は、エンジン室2の内部に収容されている。これにより、低温の空気(外気)が第1開口2aから給気され、高温の空気が第2開口2bから排気される。本実施形態においては、送風機10は、ファンであり、ファンモータ10a及びプロペラ10bを備えている。なお、送風機10は、ブロワでもよい。
The
作業機械1は、エンジン3を冷却するためにエンジン3の内部を流通する冷却水を、冷却する水熱交換器11と、作動油を冷却する油熱交換器12と、作動油を貯留する作動油タンク13と、発熱する電装品14とを備えている。水熱交換器11、油熱交換器12、作動油タンク13、及び電装品14は、エンジン室2の内部に収容されている。
The
水熱交換器11は、内部を流通する冷却水を、外部を流通する空気と熱交換することによって、冷却水を冷却する。水熱交換器11は、ラジエータとも呼ばれる。油熱交換器12は、内部を流通する作動油を、外部を流通する空気と熱交換することによって、作動油の減圧及び撹拌抵抗等によって発熱した作動油を冷却する。油熱交換器12は、オイルクーラとも呼ばれる。
The
電装品14は、例えば、エンジン3の回転駆動力から電気を発生させるジェネレータである。電装品14は、エンジン3に連結されている。これにより、一番の熱源体であるエンジン3で発生する熱が、電装品14に伝達されている。
The
ところで、ベーパーライザ7は、外部を流通する空気から気化熱を吸収するため、空気は、ベーパーライザ7を通過する際に、冷却される。そこで、電装品14は、ベーパーライザ7よりも下流側に配置されている。さらに、電装品14は、ベーパーライザ7に隣接して配置されている。
By the way, since the
具体的には、ベーパーライザ7と電装品14との間に、他の機器が介在されておらず、電装品14は、空間のみを有して、ベーパーライザ7と対面するように、配置されている。これにより、空気は、ベーパーライザ7で冷却された後に、他の機器で加熱されることなく、電装品14を通過する。したがって、電装品14を効果的に冷却することができる。なお、ベーパーライザ7と電装品14との距離は、特に限定されない。
Specifically, no other device is interposed between the
本実施形態においては、第1開口2aから第2開口2bに向けて、水熱交換器11、油熱交換器12、送風機10、ベーパーライザ7、電装品14、エンジン3、三元触媒8の順に、配置されている。そして、送風機10が第1開口2aから第2開口2bに向けて気流を発生させているため、空気は、水熱交換器11、油熱交換器12、送風機10、ベーパーライザ7、電装品14、エンジン3、三元触媒8の順に、通過している。
In the present embodiment, from the
次に、送風機10の制御と、作動油系統とについて、図5及び図6を参照して説明する。
Next, the control of the
図5に示すように、作業機械1は、電装品14の温度(例えば、電装品14の外面の温度、電装品14の周辺の温度)を測定する第1温度測定部15と、エンジン3及び油圧ポンプ4等を制御する制御装置16とを備えている。制御装置16は、情報を記憶する記憶部16aと、入力される情報及び記憶部16aの情報に基づいて演算する演算部16bと、送風機10を制御する送風制御部16cとを備えている。制御装置16は、例えば、電子制御ユニット(Electronic Control Unit)である。
As shown in FIG. 5, the
送風制御部16cは、エンジン室2の内部の温度に基づいて、送風機10の送風量を制御している。具体的には、図5及び図6に示すように、送風制御部16cは、第1温度測定部15が測定した電装品14の温度に基づいて、エンジン3の出力及び油圧ポンプ4の出力を制御することで、油圧モータであるファンモータ10aの回転数を制御している。なお、油圧ポンプ4は、作動油の吐出量を変更可能な可変容量型ポンプであり、例えば、可動斜板の傾斜角度を変更することによって、出力を制御することができる。
The
これにより、電装品14の温度が高い場合には、送風量が大きくなり、また、電装品14の温度が低い場合には、送風量が小さくなる。これにより、電装品14の温度を適正にすることができる。また、例えば、過剰な送風量になることを抑制することができるため、エネルギ損失の低減を図ることができる。なお、図6に示すように、作動油は、油圧ポンプ4により、ファンモータ10aをはじめ各機器に供給された後、油熱交換器12で冷却されてから、作動油タンク13に戻る。
As a result, when the temperature of the
次に、冷却水系統について、図5及び図7を参照して説明する。 Next, the cooling water system will be described with reference to FIGS. 5 and 7.
図5及び図7に示すように、作業機械1は、エンジン3に冷却水を供給する冷却水ポンプ19を備えている。作業機械1は、エンジン3から水熱交換器11に向けて供給する冷却水の流量を調整可能な冷却水弁20と、エンジン3からベーパーライザ7に向けて加熱媒体として供給する冷却水の流量を調整可能な加熱媒体弁21とを備えている。冷却水弁20は、冷却水を水熱交換器11に供給する状態と冷却水ポンプ19に戻す状態(エンジン3で循環させる状態)とを切り替える三方弁であり、加熱媒体弁21は、開度を調整できる流量調整弁である。
As shown in FIGS. 5 and 7, the
作業機械1は、エンジン室2の内部の温度を測定する第2温度測定部17と、冷却水の温度を測定する第3温度測定部18とを備えている。例えば、第2温度測定部17は、ベーパーライザ7よりも少し上流側の空気の温度を測定してもよい。例えば、第3温度測定部18は、エンジン3から排出された冷却水の温度を測定してもよい。
The
制御装置16は、水熱交換器11に冷却水を供給する量を制御する冷却水制御部16dと、ベーパーライザ7に加熱媒体(冷却水)を供給する量を制御する加熱媒体制御部16eとを備えている。冷却水制御部16dは、第2温度測定部17が測定した温度と第3温度測定部18が測定した温度とに基づいて、水熱交換器11に冷却水を供給する量を制御している。加熱媒体制御部16eは、第2温度測定部17が測定した温度に基づいて、ベーパーライザ7に加熱媒体(冷却水)を供給する量を制御している。
The
ここで、冷却水の制御の詳細について、図8を参照して説明する。 Here, the details of the control of the cooling water will be described with reference to FIG.
第2及び第3温度測定部17,18がそれぞれ温度を測定する(S1)。第2温度測定部17が測定した温度が、第1設定温度よりも低い場合(S2の「Y」)には、加熱媒体弁21の弁開度は、大きい開度となり(S3)、反対に、第2温度測定部17が測定した温度が、第1設定温度以上である場合(S2の「N」)には、加熱媒体弁21の弁開度は、それよりも小さい開度となる(S4)。
The second and third
したがって、エンジン室2の内部の温度が低い場合(S2の「Y」)には、ベーパーライザ7に供給する加熱媒体量(冷却水流量)が大きくなり、エンジン室2の内部の温度が高い場合(S2の「N」)には、ベーパーライザ7に供給する加熱媒体量(冷却水流量)が小さくなる。これにより、ベーパーライザ7に適正な加熱量を供給することができるため、液化ガスの気化量を適正にすることができる。
Therefore, when the temperature inside the
また、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度よりも大きい場合(S5の「Y」)には、冷却水弁20は、エンジン3からの冷却水を水熱交換器11に供給する(S6)。反対に、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度以下である場合(S5の「N」)には、冷却水弁20は、エンジン3からの冷却水を冷却水ポンプ19に戻す(S7)、即ち、エンジン3で循環させる。
When the temperature measured by the third
したがって、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度以下である場合(S5の「N」)には、冷却水は、水熱交換器11で冷却されずに、エンジン3の内部を循環する。これにより、例えば、エンジン3が冷えている(冷間状態)時に、エンジン3を必要温度まで上昇させることができる。
Therefore, when the temperature measured by the third
そして、図9に示すように、ベーパーライザ7及び水熱交換器11に供給されるそれぞれの冷却水流量は、以下のようになる。
Then, as shown in FIG. 9, the flow rates of the respective cooling waters supplied to the
第1のケース、即ち、第2温度測定部17が測定した温度が、第1設定温度よりも低い場合(S2の「Y」)で、且つ、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度よりも高い場合(S5の「Y」)には、ベーパーライザ7への冷却水流量(加熱媒体流量)は、Q1となり、水熱交換器11への冷却水流量は、Q2となる。
In the first case, that is, when the temperature measured by the second
第2のケース、即ち、第2温度測定部17が測定した温度が、第1設定温度以上である場合(S2の「N」)で、且つ、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度よりも高い場合(S5の「Y」)には、ベーパーライザ7への冷却水流量(加熱媒体流量)は、Q3(<Q1)となり、水熱交換器11への冷却水流量は、Q4(>Q2)となる。
In the second case, that is, when the temperature measured by the second
第3のケース、即ち、第2温度測定部17が測定した温度が、第1設定温度よりも低い場合(S2の「Y」)で、且つ、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度以下である場合(S5の「N」)には、ベーパーライザ7への冷却水流量(加熱媒体流量)は、Q1となり、水熱交換器11への冷却水流量は、ゼロとなる。
In the third case, that is, when the temperature measured by the second
第4のケース、即ち、第2温度測定部17が測定した温度が、第1設定温度以上である場合(S2の「N」)で、且つ、第3温度測定部18が測定した温度が、第2設定温度以下である場合(S5の「N」)には、ベーパーライザ7への冷却水流量(加熱媒体流量)は、Q3(<Q1)となり、水熱交換器11への冷却水流量は、ゼロとなる。
In the fourth case, that is, when the temperature measured by the second
以上より、本実施形態に係る作業機械1は、エンジン3に燃料ガスを供給するために、液化ガスを気化させるベーパーライザ7と、発熱する電装品14と、前記ベーパーライザ7と前記電装品14とを収容し、第1開口2a及び第2開口2bを有するエンジン室2と、を備え、前記電装品14は、ベーパーライザ7と対面するように、配置される。
Based on the above, the
斯かる構成によれば、ベーパーライザ7が空気から気化熱を吸収するため、空気は、ベーパーライザ7を通過する際に、冷却される。そして、ベーパーライザ7と電装品14との間に、他の機器が介在されていないため、ベーパーライザ7で冷却された空気は、加熱されることなく、電装品14を通過する。これにより、電装品14を効果的に冷却することができる。
According to such a configuration, the
また、本実施形態に係る作業機械1は、前記第1開口2aから前記第2開口2bに向けて気流を発生させる送風機10を備え、前記電装品14は、前記ベーパーライザ7よりも、前記気流における下流側に配置される、という構成である。
Further, the
斯かる構成によれば、電装品14が、ベーパーライザ7よりも下流側に配置されているため、空気は、ベーパーライザ7で冷却された後に、電装品14を通過する。これにより、電装品14をさらに効果的に冷却することができる。
According to such a configuration, since the
また、本実施形態に係る作業機械1は、前記エンジン室2に収容されるエンジン3を備え、前記電装品14は、前記エンジン3に連結される、という構成である。
Further, the
斯かる構成によれば、一番の熱源体であるエンジン3で発生する熱が、電装品14に伝達されるため、電装品14の温度が上昇し易い。しかしながら、空気は、ベーパーライザ7で冷却された後に、電装品14を通過する。これにより、電装品14を効果的に冷却することができる。
According to such a configuration, the heat generated by the
また、本実施形態に係る作業機械1は、前記エンジン室2の内部の温度に基づいて、前記送風機10の送風量を制御する送風制御部16cを備える、という構成である。
Further, the
斯かる構成によれば、エンジン室2の内部の温度が高い場合には、送風量が大きくなり、また、エンジン室2の内部の温度が低い場合には、送風量が小さくなる。これにより、エンジン室2の内部のそれぞれの機器を効率的に冷却することができる。
According to such a configuration, when the temperature inside the
また、本実施形態に係る作業機械1は、前記エンジン室2の内部の温度に基づいて、液化ガスを気化させるために前記ベーパーライザ7に加熱媒体を供給する量を、制御する加熱媒体制御部16eを備える、という構成である。
Further, the
斯かる構成によれば、エンジン室2の内部の温度が高い場合には、ベーパーライザ7に供給する加熱媒体量が小さくなり、また、エンジン室2の内部の温度が低い場合には、ベーパーライザ7に供給する加熱媒体量が大きくなる。これにより、液化ガスの気化量を適正にすることができる。
According to such a configuration, when the temperature inside the
なお、作業機械1は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、作業機械1は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
The
(1)上記実施形態に係る作業機械1においては、送風制御部16cは、エンジン3の出力及び油圧ポンプ4の出力を制御することで、送風機10の送風量を制御している、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成に限られない。例えば、送風機10は、ベルト等により、エンジン3の駆動を直接伝達されており、送風制御部16cは、エンジン3の出力を制御することで、送風機10の送風量を制御している、という構成でもよい。
(1) In the
また、例えば、送風制御部16cは、電気的な制御ではなく、機械的な制御、例えば、ファンクラッチである、という構成でもよい。なお、ファンクラッチは、オンオフのみ制御可能なファンクラッチだけでなく、周辺温度に応じて回転の接続の度合いが複数の段階に制御可能なファンクラッチも採用できる。
Further, for example, the
(2)また、上記実施形態に係る作業機械1においては、送風制御部16cは、電装品14の温度に基づいて、送風機10の送風量を制御している、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成に限られない。例えば、送風制御部16cは、第2開口2bを通過する空気の温度に基づいて、送風機10の送風量を制御している、という構成でもよい。また、例えば、送風制御部16cは、エンジン室2の内部の所定の位置の温度に基づいて、送風機10の送風量を制御している、という構成でもよい。
(2) Further, in the
(3)また、上記実施形態に係る作業機械1においては、冷却水制御部16d及び加熱媒体制御部16eは、電気的な制御である、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成に限られない。例えば、図10に示すように、冷却水制御部22及び加熱媒体制御部23は、機械的な制御、例えば、サーモスタットである、という構成でもよい。なお、サーモスタットは、全閉及び全開のみ制御可能なサーモスタットだけでなく、冷却水温度に応じて開度が複数の段階に制御可能なサーモスタットも採用できる。
(3) Further, in the
(4)また、上記実施形態に係る作業機械1は、送風機10を備えている、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、作業機械1は、送風機10を備えておらず、走行したり、上部旋回体1cを旋回したりすることによって、第1開口2aから第2開口2bに向けて(又は、第2開口2bから第1開口2aに向けて)気流を発生させる、という構成でもよい。
(4) Further, the
(5)また、上記実施形態に係る作業機械1は、エンジン室2の内部の温度に基づいて、送風機10の送風量を制御する、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、作業機械1は、エンジン室2の内部の温度に関わらず、送風機10の送風量を一定に維持する、という構成でもよい。
(5) Further, the
(6)また、上記実施形態に係る作業機械1は、エンジン室2の内部の温度に基づいて、ベーパーライザ7に加熱媒体を供給する量を制御する、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、作業機械1は、エンジン室2の内部の温度に関わらず、ベーパーライザ7に加熱媒体を供給する量を一定に維持する、という構成でもよい。
(6) Further, the
(7)また、上記実施形態に係る作業機械1においては、ベーパーライザ7と対面するように配置される電装品14は、ジェネレータである、という構成である。しかしながら、作業機械1は、斯かる構成に限られない。例えば、ベーパーライザ7と対面するように配置される電装品は、発熱する電装品であれば何でもよく、例えば、制御装置16や温度測定装置15,17,18である、という構成でもよい。
(7) Further, in the
1…作業機械、1a…下部走行体、1b…作業機、1c…上部旋回体、1d…クローラ、1e…走行モータ、1f…ブレード、1g…シリンダ、1h…ブーム、1i…アーム、1j…バケット、1k…シリンダ、1m…操縦部、1n…旋回台、1p…旋回モータ、1q…操縦席、1r…操作部、2…エンジン室、2a…第1開口、2b…第2開口、3…エンジン、3a…駆動軸、4…油圧ポンプ、5…燃料タンク、6…燃料配管、7…ベーパーライザ、8…三元触媒、9…テールパイプ、10…送風機、10a…ファンモータ、10b…プロペラ、11…水熱交換器、12…油熱交換器、13…作動油タンク、14…電装品、15…第1温度測定部、16…制御装置、16a…記憶部、16b…演算部、16c…送風制御部、16d…冷却水制御部、16e…加熱媒体制御部、17…第2温度測定部、18…第3温度測定部、19…冷却水ポンプ、20…冷却水弁、21…加熱媒体弁、22…冷却水制御部、23…加熱媒体制御部
1 ... Working machine, 1a ... Lower traveling body, 1b ... Working machine, 1c ... Upper rotating body, 1d ... Crawler, 1e ... Traveling motor, 1f ... Blade, 1g ... Cylinder, 1h ... Boom, 1i ... Arm, 1j ... Bucket , 1k ... cylinder, 1m ... control unit, 1n ... swivel table, 1p ... swivel motor, 1q ... driver's seat, 1r ... operation unit, 2 ... engine room, 2a ... first opening, 2b ... second opening, 3 ...
Claims (5)
発熱する電装品と、
前記ベーパーライザと前記電装品とを収容し、第1開口及び第2開口を有するエンジン室と、
前記第1開口から前記第2開口に向けて気流を発生させる送風機と、を備え、
を備え、
前記電装品は、ベーパーライザと対面するように配置されるとともに、前記ベーパーライザよりも、前記気流における下流側に配置され、
前記第1開口から前記第2開口に向けて、前記送風機、前記ベーパーライザ、前記電装品の順に配置されている、作業機械。 A vaporizer that vaporizes liquefied gas to supply fuel gas to the engine,
Electrical components that generate heat and
An engine chamber that houses the vapor riser and the electrical components and has a first opening and a second opening.
A blower that generates an air flow from the first opening to the second opening is provided.
With
The electrical components are arranged so as to face the vapor riser and are arranged on the downstream side in the air flow with respect to the vapor riser.
A work machine in which the blower, the vapor riser, and the electrical components are arranged in this order from the first opening to the second opening.
前記電装品は、前記エンジンに連結される、請求項1に記載の作業機械。The work machine according to claim 1, wherein the electrical component is connected to the engine.
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