JP6850652B2 - 工作機械及び工作機械の調整方法 - Google Patents
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第1コラム及び第2コラムと、
前記第1コラム及び前記第2コラムに支持されたクロスレールと、
前記第1コラムの周囲に配置され、前記第1コラムの内と外との間の熱伝達を減少させる第1断熱材と、
前記第2コラムの周囲に配置され、前記第2コラムの内と外との間の熱伝達を減少させる第2断熱材と、
を備え、
前記第1コラムあるいは前記第2コラムの近傍に発熱体又は冷却体があり、
前記第1断熱材の断熱能力と前記第2断熱材の断熱能力とが、前記第1コラムと前記第2コラムとの温度環境の差に応じて、あるいは、前記第1コラムと前記第2コラムとの熱特性の差及び温度環境の差に応じて、前記発熱体又は前記冷却体による温度変化を含んだ周囲温度の変化に伴う前記第1コラムの熱伸縮の量及び前記第2コラムの熱伸縮の量が等しくなるように設定されている構成とした。
第1コラム及び第2コラムと、前記第1コラム及び前記第2コラムに支持されたクロスレールと、前記第1コラムの周囲に配置され、前記第1コラムの内と外との間の熱伝達を減少させる第1断熱材と、前記第2コラムの周囲に配置され、前記第2コラムの内と外との間の熱伝達を減少させる第2断熱材とを備え、前記第1コラムあるいは前記第2コラムの近傍に発熱体又は冷却体がある工作機械の調整方法であって、
前記第1コラムと前記第2コラムとの温度環境の差に応じて、あるいは、前記第1コラムと前記第2コラムとの熱特性の差及び温度環境の差に応じて、前記発熱体又は前記冷却体による温度変化を含んだ周囲温度の変化に伴う前記第1コラムの熱伸縮の量及び前記第2コラムの熱伸縮の量が等しくなるように、前記第1断熱材の断熱能力と前記第2断熱材の断熱能力とを設定する方法とした。
図1は、本発明の第1実施形態に係る工作機械を示す斜視図である。図中、X方向及びY方向は水平かつ互いに直交する方向を示し、Z方向は鉛直方向を示す。
図2は、第1コラムを示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は(a)のA−A線断面図、(d)は(b)のB−B線断面図である。図3は、第2コラムを示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は(a)のA−A線断面図、(d)は(b)のB−B線断面図である。
第1実施形態おいて、第1断熱材12及び第2断熱材22は、第1コラム10と第2コラム20の熱特性の差に応じて各断熱能力が設定される。具体的には、第1コラム10の熱容量と第2コラム20の熱容量との差に応じて、第1断熱材12の断熱能力が第2断熱材22の断熱能力より高くなるように調整される。本明細書において断熱能力とは、断熱材を挟んだ一方と他方とに温度差が生じた場合に、断熱材の全体を通して、断熱材を挟んだ一方から他方へ伝達される熱量を減少させる能力を意味する。断熱能力は、断熱材が直方体形状で厚み方向(一方の側面から他方の側面に向かう方向)に熱勾配が生じた場合に、d/(σ・s)[K/W]で表わされる量を意味する。ここで、sは断熱材の側面の面積[m2]、dは断熱材の厚み[m]、σは断熱材の熱伝導率[W/(m・K)]を表わす。
図4は、周囲温度の変化と第1コラム及び第2コラムの温度変化とを概念的に説明するグラフであり、(a)は第1コラムに関するグラフ、(b)は第2コラムに関するグラフである。
第2実施形態の工作機械は、第1コラム10と第2コラム20との間に温度環境の差がある場合に対応したものである。具体的には、例えば第1コラム10の近傍又は第2コラム20の近傍に発熱体又は冷却体等があり、第1コラム10の周囲温度の変化が第2コラム20の周囲温度の変化よりも大きい場合に対応したものである。発熱体又は冷却体は、工作機械に付属されるもの、工作機械の近傍の別の機械に付属されるもの、あるいは、工作機械が設置される工場内の冷暖房機器などであってもよい。第2実施形態は、第1コラム10と第2コラム20とが同一サイズ及び同一の構造である点が、第1実施形態と異なる。また、第2実施形態は、第1断熱材12と第2断熱材22との断熱能力の設定方法が、第1実施形態と異なる。
図5は、周囲温度の変化と第1コラム及び第2コラムの温度変化とを概念的に説明するグラフであり、(a)は第1コラムに関するグラフ、(b)は第2コラムに関するグラフである。
10 第1コラム
11 枠
12 第1断熱材
20 第2コラム
21 枠
22 第2断熱材
32 クロスレール
33 主軸頭
34 加工装置
34a 砥石
35 ベッド
36 テーブル
Claims (5)
- 第1コラム及び第2コラムと、
前記第1コラム及び前記第2コラムに支持されたクロスレールと、
前記第1コラムの周囲に配置され、前記第1コラムの内と外との間の熱伝達を減少させる第1断熱材と、
前記第2コラムの周囲に配置され、前記第2コラムの内と外との間の熱伝達を減少させる第2断熱材と、
を備え、
前記第1コラムあるいは前記第2コラムの近傍に発熱体又は冷却体があり、
前記第1断熱材の断熱能力と前記第2断熱材の断熱能力とが、前記第1コラムと前記第2コラムとの温度環境の差に応じて、あるいは、前記第1コラムと前記第2コラムとの熱特性の差及び温度環境の差に応じて、前記発熱体又は前記冷却体による温度変化を含んだ周囲温度の変化に伴う前記第1コラムの熱伸縮の量及び前記第2コラムの熱伸縮の量が等しくなるように設定されている工作機器。 - 周囲温度の変化に伴う前記第1コラムの熱伸縮の量及び前記第2コラムの熱伸縮の量の差が、前記第1断熱材及び前記第2断熱材の断熱能力が同一である場合と比較して小さくなるように、前記第1断熱材の断熱能力と前記第2断熱材の断熱能力とが異なるように設定されている、
請求項1記載の工作機械。 - 前記熱特性の差とは、前記第1コラムの熱容量と前記第2コラムの熱容量との差である請求項1又は請求項2に記載の工作機械。
- 前記第1断熱材及び前記第2断熱材は、断熱材の量と種類の一方又は両方が異なる、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の工作機械。 - 第1コラム及び第2コラムと、前記第1コラム及び前記第2コラムに支持されたクロスレールと、前記第1コラムの周囲に配置され、前記第1コラムの内と外との間の熱伝達を減少させる第1断熱材と、前記第2コラムの周囲に配置され、前記第2コラムの内と外との間の熱伝達を減少させる第2断熱材とを備え、前記第1コラムあるいは前記第2コラムの近傍に発熱体又は冷却体がある工作機械の調整方法であって、
前記第1コラムと前記第2コラムとの温度環境の差に応じて、あるいは、前記第1コラムと前記第2コラムとの熱特性の差及び温度環境の差に応じて、前記発熱体又は前記冷却体による温度変化を含んだ周囲温度の変化に伴う前記第1コラムの熱伸縮の量及び前記第2コラムの熱伸縮の量が等しくなるように、前記第1断熱材の断熱能力と前記第2断熱材の断熱能力とを設定する、
工作機械の調整方法。
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JP2017062247A JP6850652B2 (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 工作機械及び工作機械の調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017062247A JP6850652B2 (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 工作機械及び工作機械の調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP6850652B2 true JP6850652B2 (ja) | 2021-03-31 |
Family
ID=63921907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017062247A Active JP6850652B2 (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 工作機械及び工作機械の調整方法 |
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JP2010240815A (ja) * | 2009-04-10 | 2010-10-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 工作機械の直動案内装置 |
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- 2017-03-28 JP JP2017062247A patent/JP6850652B2/ja active Active
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