JP6849398B2 - 増幅回路、送信回路及び駆動電流生成方法 - Google Patents

増幅回路、送信回路及び駆動電流生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、増幅回路、送信回路及び駆動電流生成方法に関する。
高周波送信回路には、入力信号を増幅してアンテナに供給する増幅回路(パワーアンプ)が設けられている(例えば、特許文献1)。スイッチング動作により増幅回路の出力を可変とする所謂スイッチング型の高周波送信回路において、増幅回路は、送信信号をアンテナに出力する出力回路と、出力回路を駆動する駆動回路とから構成されている。
特開2008−301365号公報
スイッチング型の高周波送信回路では、高出力の送信信号を出力するため、増幅回路に複数の出力段(出力部)からなる出力回路が設けられている。このため、増幅回路には、複数の出力段の各々に駆動電流を供給するべく、出力段の数に応じた複数の駆動回路を用意する必要があった。従って、出力段の数が増えれば増えるほど、駆動回路の回路ブロック数が増加し、増幅回路及び高周波送信回路の回路規模が増大するという問題があった。
上記課題を解決するため、本発明は、回路規模の増大を抑えた増幅回路及び送信回路を提供することを目的とする。
本発明に係る増幅回路は、入力信号を増幅して送信信号を生成する増幅回路であって、共通の入力端及び共通の出力端の間に並列に接続された第1〜第n(n:2以上の整数)の出力部からなり、前記送信信号を出力する出力回路と、前記第1〜第nの出力部の各々を駆動する駆動電流を前記出力回路に送出する回路であって、前記第1〜第nの出力部のうちの1の出力部を駆動するための電流を生成する電流生成部と、前記出力回路に送出する駆動電流の電流量が前記出力部の数に応じた電流量となるように調整する電流調整部と、を含み、前記第1〜第nの出力部の各々を駆動する駆動電流を合成した電流量の電流を合成電流として前記出力回路の前記共通の入力端に供給する駆動回路と、を有することを特徴とする。
本発明に係る送信回路は、入力データをデジタルアナログ変換してアナログ信号を生成するD/A変換部と、前記アナログ信号を変調して入力信号を生成する変調部と、前記入力信号を増幅して送信信号を生成する増幅回路と、を有し、前記増幅回路は、共通の入力端及び共通の出力端の間に並列に接続された第1〜第n(n:2以上の整数)の出力部からなり、前記送信信号を出力する出力回路と、前記第1〜第nの出力部の各々を駆動する駆動電流を前記出力回路に送出する回路であって、前記第1〜第nの出力部のうちの1の出力部を駆動するための電流を生成する電流生成部と、前記出力回路に送出する駆動電流の電流量が前記出力部の数に応じた電流量となるように調整する電流調整部と、を含み、前記第1〜第nの出力部の各々を駆動する駆動電流を合成した電流量の電流を合成電流として前記出力回路の前記共通の入力端に供給する駆動回路と、を有することを特徴とする。
本発明に係る駆動電流生成方法は、共通の入力端及び共通の出力端の間に並列に接続された第1〜第n(n:2以上の整数)の出力部からなる出力回路と前記出力回路を駆動する駆動回路とを有し、入力信号を増幅して送信信号を生成する増幅回路において、前記出力回路を駆動する電流を生成する駆動電流生成方法であって、前記駆動回路は、前記第1〜第nの出力部のうちの1の出力部を駆動するための電流を生成するステップと、前記第1〜第nの出力部のうちの他の出力部を駆動するための電流を生成し、前記出力回路に送出する駆動電流の電流量が前記出力部の数に応じた電流量となるように調整するステップと、前記第1〜第nの出力部の各々を駆動する駆動電流を合成した電流量の電流を合成電流として前記出力回路の前記共通の入力端に供給するステップと、を実行することを特徴とする。
本発明に係る増幅回路では、駆動回路が制御信号に応じて電流量を切り替えつつ、出力段の数に応じた駆動電流を生成する。これにより、1つの駆動回路で複数の出力段を駆動することができ、増幅回路及び送信回路の回路規模の増大を抑えることが可能となる。
本発明に係る送信回路10の構成を示すブロック図である。 実施例1の駆動回路16(NAND型)の構成を示す回路図である。 出力回路17が2段である場合の増幅回路15の構成を示すブロック図である。 実施例2の駆動回路26(NOR型)の構成を示す回路図である。 実施例3の駆動回路36(NAND型)の構成を示すブロック図である。 出力回路17がn段である場合の増幅回路15の構成を示すブロック図である。 実施例4の駆動回路46(NOR型)の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。なお、以下の各実施例における説明及び添付図面においては、実質的に同一又は等価な部分には同一の参照符号を付している。
図1は、本発明に係る送信回路10の構成を示すブロック図である。送信回路10は、例えばスイッチング型の高周波送信回路であり、受信回路(図示せず)との間で送受信を切り替え可能に構成されている。送信回路10は、入力データIDをD/A(Digital Analog)変換したアナログ信号ASに対し、局部発振信号OSに基づいて変調を行い、高周波信号である入力信号ISを生成する。そして、送信回路10は、入力信号ISを増幅して送信信号TSを生成して送信する。
送信回路10は、D/A変換部11、局部発振器12、変調部13、制御部14、増幅回路15及びアンテナ18を有する。増幅回路15は、さらに駆動回路16及び出力回路17から構成されている。
D/A変換部11は、入力データIDをD/A変換して、アナログ信号ASを生成する。局部発振器12は、局部発振信号OSを生成して変調部13に供給する。変調部13は、局部発振信号OSに基づいてアナログ信号ASを変調し、入力信号ISを高周波信号として生成する。
制御部14は、制御信号CS及びイネーブル信号ESを増幅回路15に供給する。制御信号CS及びイネーブル信号ESは、論理レベル1(以下、ハイレベルと称する)又は論理レベル0(以下、ローレベルと称する)の信号レベルを有する2値の信号である。
増幅回路15は、入力信号ISを増幅して送信信号TSを生成する。駆動回路16は、入力信号ISに基づいて、出力回路17を駆動するための駆動電流信号を生成する。出力回路17は、駆動回路16が出力した駆動電流信号に応じて動作し、送信信号TSを生成してアンテナ18に出力する。
図2は、駆動回路16の構成を示す回路図である。駆動回路16は、電流生成部161及び電流調整部162から構成されている。
電流生成部161は、NAND回路として動作する回路であり、トランジスタMP1、MP2、MN1及びMN2を有する。トランジスタMP1及びMP2は第1チャネル型(すなわち、第1導電型のチャネル)であるPチャネル型のMOSトランジスタであり、トランジスタMN1及びMN2は第1チャネル型とは反対チャネル型の第2チャネル型(すなわち、第2導電型のチャネル)であるNチャネル型のMOSトランジスタである。
トランジスタMP1及びMP2のソース端子は電源(電源電圧VDD)に接続されている。トランジスタMP1及びMP2のドレイン端子は、電流送出ラインLに接続されている。トランジスタMP1のゲート端子は、第2の入力端子In2に接続されている。トランジスタMP2のゲート端子は、第1の入力端子In1に接続されている。
トランジスタMN1のソース端子は、トランジスタMN2のドレイン端子に接続されている。トランジスタMN2のソース端子は接地されている。従って、トランジスタMN1のソース端子にはトランジスタMN2を介して接地電位が印加される。トランジスタMN1のドレイン端子は、電流送出ラインLに接続されている。トランジスタMN1のゲート端子は、第1の入力端子In1に接続されている。トランジスタMN2のゲート端子は、第2の入力端子In2に接続されている。
第1の入力端子In1には入力信号ISが入力され、第2の入力端子In2には制御信号CSが入力される。従って、入力信号ISは、トランジスタMN1及びMP2のゲート端子に供給される。また、制御信号CSは、トランジスタMP1及びMN2のゲート端子に供給される。
制御信号CSがハイレベルである場合、トランジスタMN2はオン状態となり、トランジスタMP1はオフ状態となる。トランジスタMN1及びMP2は、入力信号ISの信号レベルに応じて相補的にオン状態及びオフ状態となる。これにより、入力信号ISの位相を反転した信号に応じて信号レベルが変化する第1電流信号が、電流送出ラインLに送出される。
一方、制御信号CSの信号レベルがローレベルである場合、トランジスタMP1はオン状態となり、トランジスタMN2はオフ状態となる。これにより、電流送出ラインLはトランジスタMP1を介して電源に接続される。従って、電流送出ラインLには、入力信号ISの信号レベルの変化に関わらず、電源電圧VDDに応じた固定値を有する第1電流信号が送出される。
電流調整部162は、トランジスタMP3、MP4、MN3及びMN4を有する。トランジスタMP3及びMP4はPチャネル型のMOSトランジスタであり、トランジスタMN3及びMN4はNチャネル型のMOSトランジスタである。トランジスタMP3及びトランジスタMN3のゲート幅及びゲート長は、トランジスタMP2及びMN1のゲート幅及びゲート長と等しい。
トランジスタMP3のソース端子は、トランジスタMP4のドレイン端子に接続されており、トランジスタMP4を介して電源電圧VDDが印加される。トランジスタMP4のソース端子は電源に接続されている。トランジスタMP3のドレイン端子は、電流送出ラインLに接続されている。トランジスタMP3のゲート端子は、第1の入力端子In1に接続されている。トランジスタMP4のゲート端子は、インバータIBを介してイネーブル端子enに接続されている。
トランジスタMN3のソース端子は、トランジスタMN4のドレイン端子に接続されている。トランジスタMN4のソース端子は接地されている。従って、トランジスタMN3のソース端子にはトランジスタMN4を介して接地電位が印加される。トランジスタMN3のドレイン端子は、電流送出ラインLに接続されている。トランジスタMN3のゲート端子は、第1の入力端子In1に接続されている。トランジスタMN4のゲート端子は、イネーブル端子enに接続されている。
イネーブル端子enからは、イネーブル信号ESが入力される。従って、トランジスタMN4のゲート端子にはイネーブル信号ENが供給され、トランジスタMP4のゲート端子にはイネーブル信号ESを反転した反転イネーブル信号が供給される。一方、トランジスタMP3及びMN3のゲート端子には、第1の入力端子In1から入力された入力信号ISが供給される。
トランジスタMP4及びMN4は、イネーブル信号ESの信号レベルに応じてオン状態又はオフ状態となる。すなわち、イネーブル信号ESがハイレベルである場合、トランジスタMP4及びMN4はともにオン状態となる。一方、イネーブル信号ESがローレベルである場合、トランジスタMP4及びMN4はともにオフ状態となる。
ハイレベルのイネーブル信号ESがトランジスタMN4に供給されてオン状態となるとともに、ローレベルの反転イネーブル信号の供給でトランジスタMP4がオン状態となることにより、トランジスタMP3及びMN3は、夫々トランジスタMP2及びMN1と並列に接続された状態となる。トランジスタMP3及びトランジスタMN3は、トランジスタMP2及びMN1と同様、入力信号ISの信号レベルに応じて、相補的に動作する。これにより、入力信号ISの位相を反転した信号に応じて信号レベルが変化する調整電流信号が、電流送出ラインLに送出される。
すなわち、電流調整部162は、調整電流信号を生成して電流送出ラインLに送出する第2の電流生成部である。イネーブル信号ESがハイレベルである場合、第1電流信号と調整電流信号とを合わせた合成電流が、電流送出ラインLに送出される。
上記の通り、トランジスタMP3及びMN3のゲート幅及びゲート長は、トランジスタMP2及びMN1のゲート幅及びゲート長と等しい。従って、イネーブル信号ESがハイレベルである場合、ゲート端子に入力信号ISの供給を受けて動作するトランジスタのゲート幅は、イネーブル信号がローレベルである場合(あるいは、電流調整部162を有しない場合)と比べて、等価的に2倍となる。
MOSトランジスタの飽和領域におけるドレイン電流は、「I=k0(W/L)×(VGS−VTH2」として表される(k0:定数、W:ゲート幅、L:ゲート長、VGS:ゲートソース間電圧、VTH:閾値電圧)。従って、ゲート長L、ゲートソース間電圧VGS、及び閾値電圧VTHが一定である場合、電流値は、ゲート幅Wに比例する。
よって、ハイレベルのイネーブル信号ESが供給されることにより、第1電流信号の2倍の電流量を有する合成電流が、出力回路17の駆動電流として電流送出ラインLに送出される。これにより、出力回路17が高出力の送信信号を出力する回路であり、そのために第1電流信号の2倍の電流量の駆動電流を必要とするような場合であっても、当該駆動電流を出力回路17に供給することが可能となる。
図3は、出力回路17が、第1出力部17(1)及び第2出力部17(2)という2段の出力部からなる場合の増幅回路15の構成例を模式的に示す図である。第1出力部17(1)及び第2出力部17(2)は、共通の入力端CT1と共通の出力端CT2との間に並列に接続されている。出力回路17は、共通の出力端CT2から送信信号TSを出力する。
第1出力部17(1)は第1電流信号と同じ電流量の第1駆動電流によって駆動され、第2出力部17(2)は第1駆動電流と同じ電流量の第2駆動電流によって駆動される。上記の通り、イネーブル信号ESがハイレベルである場合、駆動回路16は第1電流信号の2倍の電流量を有する合成電流を電流送出ラインLに送出する。電流送出ラインLは、第1出力部17(1)及び第2出力部17(2)の共通の入力端CT1に接続されている。従って、第1駆動電流及び第2駆動電流を合成した合成電流が、第1出力部17(1)及び第2出力部17(2)に供給される。
また、駆動回路16は、イネーブル信号ESの信号レベルに応じて、電流送出ラインLに送出する電流を第1電流信号及び合成電流のいずれかに切り替えて、出力回路17への電流供給を行う。従って、駆動回路16は、出力回路17の出力段が1段である場合と2段である場合とのいずれにおいても、出力回路17の出力部を駆動するための駆動電流を供給することができる。
このように、本実施例の増幅回路15及び送信回路10では、1つの駆動回路16が2つの出力部を駆動する駆動電流(第1駆動電流及び第2駆動電流の合成電流)を供給可能に構成されている。従って出力段(出力部)の数に合わせて複数の駆動回路を設ける必要がなく、回路ブロックの増加による増幅回路15及び送信回路10の回路規模の増大を抑えることができる。
以上のように、本発明によれば、駆動回路の面積(回路ブロックの数)を削減しつつ、電流供給量の大きな駆動回路を提供することができる。従って、増幅回路及び送信回路の回路規模を抑制して、高出力の送信信号を生成することができる。
本実施例の送信回路は、駆動回路の構成において実施例1の送信回路10と異なる。駆動回路以外の各部の構成については、実施例1と同様であるため説明を省略する。
図4は、本実施例の駆動回路26の構成を示す回路図である。駆動回路26は、電流生成部261及び電流調整部262から構成されている。
電流生成部261は、NOR回路として動作する回路であり、トランジスタMP1、MP2、MN1及びMN2を有する。トランジスタMP1及びMP2は第1チャネル型であるPチャネル型のMOSトランジスタであり、トランジスタMN1及びMN2は第1チャネル型とは反対チャネル型の第2チャネル型であるNチャネル型のMOSトランジスタである。
トランジスタMP1のソース端子は、電源(電源電圧VDD)に接続されている。トランジスタMP1のドレイン端子は、トランジスタMP2のソース端子に接続されている。従って、トランジスタMP2のソース端子には、トランジスタMP1を介して電源電圧VDDが印加される。トランジスタMP2のドレイン端子は、電流送出ラインLに接続されている。従って、トランジスタMP1のドレイン端子は、トランジスタMP2を介して電流送出ラインLに接続されている。トランジスタMP1のゲート端子は、第2の入力端子In2に接続されている。トランジスタMP2のゲート端子は、第1の入力端子In1に接続されている。
トランジスタMN1及びMN2のソース端子は、接地されている。トランジスタMN1及びMN2のドレイン端子は、電流送出ラインLに接続されている。トランジスタMN1のゲート端子は、第2の入力端子In2に接続されている。トランジスタMN2のゲート端子は、第1の入力端子In1に接続されている。
第1の入力端子In1には入力信号ISが入力され、第2の入力端子In2には制御信号CSが入力される。従って、入力信号ISは、トランジスタMN2及びMP2のゲート端子に供給される。また、制御信号CSは、トランジスタMP1及びMN1のゲート端子に供給される。
制御信号CSがハイレベルである場合、トランジスタMN1はオン状態となり、トランジスタMP1はオフ状態となる。これにより、電流送出ラインLはトランジスタMN1を介して接地される。従って、電流送出ラインLには、入力信号ISの信号レベルの変化に関わらず、接地電位GNDに応じた固定値を有する第1電流信号が送出される。
一方、制御信号CSがローレベルである場合、トランジスタMN1はオフ状態となり、トランジスタMP1はオン状態となる。トランジスタMN2及びMP2は、入力信号ISの信号レベルに応じて相補的にオン状態及びオフ状態となる。これにより、入力信号ISの位相を反転した信号に応じて信号レベルが変化する第1電流信号が、電流送出ラインLに送出される。
電流調整部262は、実施例1の電流調整部162と同様の構成を有する。すなわち、電流調整部262は、Pチャネル型のMOSトランジスタであるMP3及びMP4と、Nチャネル型のMOSトランジスタであるMN3及びMN4とを有する。トランジスタMP3及びMN3のゲート端子には、入力信号ISが供給される。トランジスタMP4のゲート端子には、イネーブル信号ESを反転した反転イネーブル信号が供給される。トランジスタMP3及びMN3のゲート幅及びゲート長は、トランジスタMP2及びMN1のゲート幅及びゲート長と等しい。
トランジスタMN4のゲート端子には、イネーブル信号ESが供給される。イネーブル信号ESがハイレベルである場合、トランジスタMP4及びMN4はともにオン状態となる。一方、イネーブル信号ESがローレベルである場合、トランジスタMP4及びMN4はともにオフ状態となる。
ハイレベルのイネーブル信号ES及びローレベルの反転イネーブル信号の供給でトランジスタMP4及びMN4がオン状態となることにより、トランジスタMP3及びMN3は、夫々トランジスタMP2及びMN2と並列に接続された状態となる。トランジスタMP3及びトランジスタMN3は、トランジスタMP2及びMN2と同様、入力信号ISの信号レベルに応じて、相補的に動作する。これにより、入力信号ISの位相を反転した信号に応じて信号レベルが変化する調整電流信号が、電流送出ラインLに送出される。
すなわち、電流調整部162は、調整電流信号を生成して電流送出ラインLに送出する第2の電流生成部である。イネーブル信号ESがハイレベルである場合、第1電流信号と調整電流信号とを合わせた合成電流が、電流送出ラインLに送出される。
上記の通り、トランジスタMP3及びMN3のゲート幅及びゲート長は、トランジスタMP2及びMN2のゲート幅及びゲート長と等しい。従って、イネーブル信号がハイレベルである場合、ゲート端子に入力信号ISの供給を受けて動作するトランジスタのゲート幅は、イネーブル信号がローレベルである場合(あるいは、電流調整部262を有しない場合)と比べて、等価的に2倍となる。
MOSトランジスタの飽和領域におけるドレイン電流の電流値はゲート幅に比例するため、ハイレベルのイネーブル信号ESの供給により、第1電流信号の2倍の電流量を有する合成電流が、出力回路17の駆動電流として電流送出ラインLに送出される。これにより、出力回路17が高出力の送信信号を出力する回路であり、そのために第1電流信号の2倍の電流量の駆動電流を必要とするような場合であっても、当該駆動電流を出力回路17に供給することが可能となる。
本実施例の駆動回路26によれば、実施例1の駆動回路16と同様、出力回路17が第1出力部17(1)及び第2出力部17(2)という2段の出力部(並列に接続された2つの出力部)からなる場合においても、共通入力端CT1に合成電流を供給することにより、第1出力部17(1)及び第2出力部17(2)に夫々第1駆動電流及び第2駆動電流を供給することができる。
このように、本実施例の増幅回路15及び送信回路10では、1つの駆動回路26が2つの出力部を駆動する駆動電流(第1駆動電流及び第2駆動電流の合成電流)を供給可能に構成されている。従って実施例1と同様、出力段の数に合わせて複数の駆動回路を設ける必要がなく、回路ブロックの増加による増幅回路15及び送信回路10の回路規模の増大を抑えることができる。
本実施例の送信回路は、駆動回路及び出力回路の構成において実施例1及び2の送信回路10と異なる。駆動回路及び出力回路以外の各部の構成については、実施例1及び2と同様であるため説明を省略する。
図5は、本実施例の駆動回路36の構成を示す回路図である。駆動回路36は、第1電流生成部36−1、第2電流生成部36−2、第3電流生成部36−3、・・・第n電流生成部36−n(n:2以上の整数)を有する。第2電流生成部36−2〜第n電流生成部36−nは、電流調整部360を構成している。
第1電流生成部36−1は、実施例1の電流生成部161と同様の構成を有し、NAND回路として動作する回路である。すなわち、第1電流生成部36−1は、Pチャネル型のMOSトランジスタであるMP11及びMP12と、Nチャネル型のMOSトランジスタであるMN11及びMN12とを有する。トランジスタMN11及びMP12のゲート端子には、入力信号ISが供給される。トランジスタMP11及びMN12のゲート端子には、制御信号CSが供給される。
制御信号CSがハイレベルである場合、トランジスタMN12はオン状態となり、トランジスタMP11はオフ状態となる。トランジスタMN11及びMP12は、入力信号ISの信号レベルに応じて相補的にオン状態及びオフ状態となり、入力信号ISの位相を反転した信号に応じて信号レベルが変化する第1電流信号が、電流送出ラインLに送出される。
一方、制御信号CSの信号レベルがローレベルである場合、トランジスタMP11はオン状態となり、トランジスタMN12はオフ状態となる。電流送出ラインLはトランジスタMP11を介して電源に接続され、電源電圧VDDに応じた固定値を有する第1電流信号が、入力信号ISの信号レベルの変化に関わらず、電流送出ラインLに送出される。
第2電流生成部36−2は、実施例1の電流調整部162と同様の構成を有する。第2電流生成部36−2は、Pチャネル型のMOSトランジスタであるMP21及びMP22と、Nチャネル型のMOSトランジスタであるMN21及びMN22とを有する。トランジスタMP22及びMN21のゲート端子には、入力信号ISが供給される。トランジスタMN22のゲート端子には、イネーブル信号ES−2が供給される。トランジスタMP21のゲート端子には、イネーブル信号ES−2を反転した反転イネーブル信号が供給される。トランジスタMP22及びMN21のゲート幅及びゲート長は、トランジスタMP12及びMN11のゲート幅及びゲート長と等しい。
イネーブル信号ES−2がハイレベルの場合、MP21及びMN22はオン状態となり、トランジスタMP22及びMN21は、夫々トランジスタMP12及びMN11と並列に接続された状態となる。トランジスタMP22及びMN21は、入力信号ISの信号レベルに応じて相補的に動作する。第2電流生成部36−2は、入力信号ISの位相を反転した信号に応じて信号レベルが変化する第2電流信号を電流送出ラインLに送出する。
また、第3電流生成部36−3〜第n電流生成部36−nも、夫々が第2電流生成部36−2と同様の構成を有する。すなわち、第k電流生成部36−k(k:3≦k≦nの整数)は、Pチャネル型のMOSトランジスタであるトランジスタMPk1及びMPk2と、Nチャネル型のMOSトランジスタであるMNk1及びMNk2とを有する。トランジスタMPk2及びMNk1のゲート端子には、入力信号ISが供給される。トランジスタMNk1のゲート端子には、イネーブル信号ES−kが供給される。トランジスタMPk1のゲート端子には、イネーブル信号ES−kを反転した反転イネーブル信号が供給される。トランジスタMPk2及びMNk1のゲート幅及びゲート長は、トランジスタMP12及びMN11のゲート幅及びゲート長と等しい。
イネーブル信号ES−kがハイレベルの場合、MPk1及びMNk2はオン状態となり、トランジスタMPk2及びMNk1は、夫々トランジスタMP12及びMN11と並列に接続された状態となる。トランジスタMPk2及びMNk1は、入力信号ISの信号レベルに応じて相補的に動作する。第k電流生成部36−kは、入力信号ISの位相を反転した信号に応じて信号レベルが変化する第k電流信号を電流送出ラインLに送出する。
従って、例えばイネーブル信号ES−2〜ES−nが全てハイレベルであるような場合、第1〜第n電流信号を合成した合成電流が電流送出ラインLに送出される。
上記の通り、トランジスタMP22、・・・MPn2のゲート幅及びトランジスタMN21、・・・MNn1のゲート幅は、トランジスタMP12及びMN11のゲート幅と等しい。従って、ゲート端子に入力信号ISの供給を受けて動作するトランジスタのゲート幅は、各イネーブル信号が全てローレベルである場合(あるいは、電流調整部360を有しない場合)と比べて、等価的にn倍となる。
MOSトランジスタの飽和領域におけるドレイン電流の電流値はゲート幅に比例する。このため、第1電流生成部36−1〜第n電流生成部36−nは夫々同じ電流値を有する電流信号を電流送出ラインLに送出し、第1電流信号のn倍の電流量を有する合成電流が電流送出ラインLに送出される。
これにより、出力回路17が高出力の送信信号を出力する回路であり、そのために第1電流信号のn倍の電流量の駆動電流を必要とするような場合であっても、当該駆動電流を出力回路17に供給することが可能となる。
図6は、出力回路17が、n段の出力部(第1出力部17(1)、第1出力部17(2)、・・・第n出力部17(n))からなる場合の増幅回路15の構成例を模式的に示す図である。第1出力部17(1)〜第n出力部17(n)は、共通の入力端CT1と共通の出力端CT2との間に並列に接続されている。
第1出力部17(1)、第2出力部17(2)、・・・第n出力部17(n)の各々は、夫々同じ電流量の駆動電流により駆動される。本実施例では、駆動回路36は、同じ電流量の電流である第1〜第n電流信号を合成した合成電流が、出力回路の共通入力端CTに供給される。従って、駆動回路36の第1〜第n電流生成部が生成した第1〜第n電流信号が、第1出力部17(1)、第2出力部17(2)、・・・第n出力部17(n)の各々の駆動電流となる。
なお、駆動回路36の第2電流生成部36−2〜第n電流生成部36−nは、イネーブル信号ES−2〜ES−nの信号レベルに応じて、第2〜第n電流信号を電流送出ラインLに送出するか否かを切り替える。従って、駆動回路36は、出力回路17の出力段の段数がnである場合だけでなく、1〜nのいずれかである場合にも、その段数に応じた電流量の合成電流を出力回路17に供給することができる。
このように、本実施例の増幅回路15及び送信回路10では、複数の出力部の各々を駆動する駆動電流の合成である合成電流を、1つの駆動回路36が供給する。従って出力段の数に合わせて複数の駆動回路を設ける必要がなく、回路ブロックの増加による増幅回路15及び送信回路10の回路規模の増大を抑えることができる。
本実施例の送信回路は、駆動回路及び出力回路の構成において実施例1及び2の送信回路10と異なる。駆動回路及び出力回路以外の各部の構成については、実施例1及び2と同様であるため説明を省略する。
図7は、本実施例の駆動回路46の構成を示す回路図である。駆動回路46は、第1電流生成部46−1、第2電流生成部46−2、第3電流生成部46−3、・・・第n電流生成部46−n(n:2以上の整数)を有する。第2電流生成部46−2〜第n電流生成部46−nは、電流調整部460を構成している。
第1電流生成部46−1は、実施例2の電流生成部261と同様の構成を有し、NOR回路として動作する回路である。すなわち、第1電流生成部46−1は、Pチャネル型のMOSトランジスタであるMP11及びMP12と、Nチャネル型のMOSトランジスタであるMN11及びMN12とを有する。トランジスタMN12及びMP12のゲート端子には、入力信号ISが供給される。トランジスタMP11及びMN11のゲート端子には、制御信号CSが供給される。
制御信号CSがハイレベルである場合、トランジスタMN11はオン状態となり、トランジスタMP11はオフ状態となる。これにより、電流送出ラインLはトランジスタMN11を介して接地される。従って、電流送出ラインLには、入力信号ISの信号レベルの変化に関わらず、接地電位GNDに応じた固定値を有する第1電流信号が送出される。
一方、制御信号CSがローレベルである場合、トランジスタMN11はオフ状態となり、トランジスタMP11はオン状態となる。トランジスタMP12及びMN12は、入力信号ISの信号レベルに応じて相補的にオン状態及びオフ状態となる。これにより、入力信号ISの位相を反転した信号に応じて信号レベルが変化する第1電流信号が、電流送出ラインLに送出される。
第2電流生成部46−2は、実施例2の電流調整部262と同様の構成を有する。第2電流生成部46−2は、Pチャネル型のMOSトランジスタであるMP21及びMP22と、Nチャネル型のMOSトランジスタであるMN21及びMN22とを有する。トランジスタMP22及びMN21のゲート端子には、入力信号ISが供給される。トランジスタMN21のゲート端子には、イネーブル信号ES−2が供給される。トランジスタMP21のゲート端子には、イネーブル信号ES−2を反転した反転イネーブル信号が供給される。トランジスタMP22及びMN21のゲート幅及びゲート長は、トランジスタMP12及びMN12のゲート幅及びゲート長と等しい。
イネーブル信号ES−2がハイレベルの場合、MP21及びMN22はオン状態となり、トランジスタMP22及びMN21は、夫々トランジスタMP12及びMN12と並列に接続された状態となる。トランジスタMP22及びMN21は、入力信号ISの信号レベルに応じて相補的に動作する。第2電流生成部46−2は、入力信号ISの位相を反転した信号に応じて信号レベルが変化する第2電流信号を電流送出ラインLに送出する。
また、第3電流生成部46−3−〜第n電流生成部46−nも、夫々が第2電流生成部46−2と同様の構成を有する。すなわち、第k電流生成部46−k(k:3≦k≦nの整数)は、Pチャネル型のMOSトランジスタであるトランジスタMPk1及びMPk2と、Nチャネル型のMOSトランジスタであるMNk1及びMNk2とを有する。トランジスタMPk2及びMNk1のゲート端子には、入力信号ISが供給される。トランジスタMNk1のゲート端子には、イネーブル信号ES−kが供給される。トランジスタMPk1のゲート端子には、イネーブル信号ES−kを反転した反転イネーブル信号が供給される。トランジスタMPk2及びMNk1のゲート幅及びゲート長は、トランジスタMP12及びMN12のゲート幅及びゲート長と等しい。
イネーブル信号ES−kがハイレベルの場合、MPk1及びMNk2はオン状態となり、トランジスタMPk2及びMNk1は、夫々トランジスタMP12及びMN12と並列に接続された状態となる。トランジスタMPk2及びMNk1は、入力信号ISの信号レベルに応じて相補的に動作する。第k電流生成部46−kは、入力信号ISの位相を反転した信号に応じて信号レベルが変化する第k電流信号を電流送出ラインLに送出する。
従って、例えばイネーブル信号ES−2〜ES−nが全てハイレベルであるような場合、第1〜第n電流信号を合成した合成電流が電流送出ラインLに送出される。
上記の通り、トランジスタMP22、・・・MPn2のゲート幅及びトランジスタMN21、・・・MNn1のゲート幅は、トランジスタMP12及びMN12のゲート幅と等しい。従って、ゲート端子に入力信号ISの供給を受けて動作するトランジスタのゲート幅は、各イネーブル信号が全てローレベルである場合(あるいは、電流調整部360を有しない場合)と比べて、等価的にn倍となる。
MOSトランジスタの飽和領域におけるドレイン電流の電流値はゲート幅に比例する。このため、第1電流生成部46−1〜第n電流生成部46−nは夫々同じ電流値を有する電流信号を電流送出ラインLに送出し、第1電流信号のn倍の電流量を有する合成電流が電流送出ラインLに送出される。
従って、本実施例の駆動回路46は、実施例3の駆動回路36と同様、出力回路17がn段の出力部からなる場合においても、各出力部の共通入力端CTに合成電流を供給することにより、第1出力部17(1)〜第n出力部17(n)の各々を駆動する駆動電流(第1〜第n電流信号)を供給することができる。
なお、駆動回路46は、実施例3の駆動回路36と同様、イネーブル信号ES−2〜ES−nの信号レベルに応じて、第2〜第n電流信号を電流送出ラインLに送出するか否かを切り替えることができる。従って、駆動回路46は、出力回路17の出力段の段数がnである場合だけでなく、1〜nのいずれかである場合にも、その段数に応じた電流量の合成電流を出力回路17に供給することができる。
このように、本実施例の増幅回路15及び送信回路10では、複数の出力部の各々を駆動する駆動電流の合成である合成電流を、1つの駆動回路46が供給する。従って出力段の数に合わせて複数の駆動回路を設ける必要がなく、回路ブロックの増加による増幅回路15及び送信回路10の回路規模の増大を抑えることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施例では、NAND回路及びNOR回路が、図2、図4、図5及び図7に示すようにPチャネル型のMOSトランジスタ2つとNチャネル型のMOSトランジスタ2つとの組み合わせからなる例について説明した。しかし、各回路の構成はこれに限られず、夫々入力信号IS及び制御信号CSを受けてNAND回路及びNOR回路として動作するように構成されていれば良い。
また、上記実施例では、実施例1及び実施例2において出力回路が2段、実施例3及び実施例4において出力回路がn段からなる例について説明した。しかし、出力回路の段数は固定ではなく切り替え可能に構成されていても良い。例えば、図6に示すn段の出力部を有する出力回路において、共通の入力端CT1から各出力部までの接続ラインに切替スイッチを設け、イネーブル信号ES−2、・・・ES−nに応じて切替スイッチを動作させることにより、出力回路の段数を1〜n段に切り替え可能に構成しても良い。
また、上記各実施例では、第1〜第nの各電流生成部(実施例1及び2では電流生成部及び電流調整部)を構成するトランジスタのゲート幅と電流調整部を構成するトランジスタのゲート幅とが夫々等しい場合について説明した。しかし、各電流生成部を構成するトランジスタのゲート幅を異なるゲート幅としても良い。第1〜第nの各電流生成部は、出力回路の各出力部を駆動するための駆動電流の合成電流を電流送出ラインLに送出するものであれば良い。
また、上記各実施例では、出力回路17を構成する各出力部(第1出力部17(1)〜第n出力部17(n))が夫々同じ電流量を有する駆動電流により駆動される例について説明した。しかし、各出力部が夫々異なる電流量の駆動電流により駆動される構成としても良い。すなわち、本発明の増幅回路及び送信回路は、駆動回路が第1〜第nの駆動電流を合成した合成電流を共通入力端CTに供給することにより、出力回路の第1〜第nの出力部の各々が駆動されるように構成されていれば良い。
10 送信回路
11 D/A変換部
12 局部発振器
13 変調部
14 制御部
15 増幅回路
16、26、36、46 駆動回路
17 出力回路
18 アンテナ
161、261、36−1、46−1 第1電流生成部
162、262、360、460 電流調整部

Claims (10)

  1. 入力信号を増幅して送信信号を生成する増幅回路であって、
    共通の入力端及び共通の出力端の間に並列に接続された第1〜第n(n:2以上の整数)の出力部からなり、前記送信信号を出力する出力回路と、
    前記第1〜第nの出力部の各々を駆動する駆動電流を前記出力回路に送出する回路であって、前記第1〜第nの出力部のうちの1の出力部を駆動するための電流を生成する電流生成部と、前記出力回路に送出する駆動電流の電流量が前記出力部の数に応じた電流量となるように調整する電流調整部と、を含み、前記第1〜第nの出力部の各々を駆動する駆動電流を合成した電流量の電流を合成電流として前記出力回路の前記共通の入力端に供給する駆動回路と、
    を有することを特徴とする増幅回路。
  2. 前記駆動回路は、
    前記合成電流を前記出力回路の前記共通の入力端に送出する電流送出ラインを有し、
    前記電流生成部は、第1の駆動電流を前記電流送出ラインに送出する第1の電流送出部を含み、
    前記電流調整部は、第2〜第nの駆動電流を前記電流送出ラインに送出する第2〜第nの電流送出部を含み、
    前記第1〜第nの電流送出部の各々は、
    ゲート端子に前記入力信号が供給され、ソース端子に電源電位が印加され、ドレイン端子が前記電流送出ラインに接続された第1チャネル型の第1トランジスタと、
    ゲート端子に前記入力信号が供給され、ソース端子に接地電位が印加され、ドレイン端子が前記電流送出ラインに接続された前記第1チャネル型とは反対チャネル型の第2チャネル型の第2トランジスタと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  3. 前記第1の電流送出部は、
    ゲート端子に制御信号が供給され、ソース端子に電源電位が印加され、ドレイン端子が前記電流送出ラインに接続された前記第1チャネル型の第3トランジスタと、
    ゲート端子に前記制御信号が供給され、ソース端子に接地電位が印加され、ドレイン端子が前記第2トランジスタのソース端子に接続された前記第2チャネル型の第4トランジスタと、
    を有し、
    前記入力信号及び前記制御信号の否定論理積に応じた電流信号を前記第1の駆動電流として前記電流送出ラインに送出するNAND回路であることを特徴とする請求項2に記載の増幅回路。
  4. 前記第1の電流送出部は、
    ゲート端子に制御信号が供給され、ソース端子に電源電位が印加され、ドレイン端子が前記第1トランジスタのソース端子に接続された前記第1チャネル型の第3トランジスタと、
    ゲート端子に前記制御信号が供給され、ソース端子に接地電位が印加され、ドレイン端子が前記電流送出ラインに接続された前記第2チャネル型の第4トランジスタと、
    を有し、
    前記入力信号及び前記制御信号の否定論理和に応じた電流信号を前記第1の駆動電流として前記電流送出ラインに送出するNOR回路であることを特徴とする請求項2に記載の増幅回路。
  5. 前記第2〜第nの電流送出部の各々は、
    ゲート端子にイネーブル信号を反転した反転イネーブル信号が供給され、ソース端子に電源電位が印加され、ドレイン端子が前記第1トランジスタのソース端子に接続された前記第1チャネル型の第5トランジスタと、
    ゲート端子に前記 イネーブル信号が供給され、ソース端子に接地電位が印加され、ドレイン端子が前記第2トランジスタのソース端子に接続された前記第2チャネル型の第6トランジスタと、
    を有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1に記載の増幅回路。
  6. 入力データをデジタルアナログ変換してアナログ信号を生成するD/A変換部と、
    前記アナログ信号を変調して入力信号を生成する変調部と、
    前記入力信号を増幅して送信信号を生成する増幅回路と、
    を有し、
    前記増幅回路は、
    共通の入力端及び共通の出力端の間に並列に接続された第1〜第n(n:2以上の整数)の出力部からなり、前記送信信号を出力する出力回路と、
    前記第1〜第nの出力部の各々を駆動する駆動電流を前記出力回路に送出する回路であって、前記第1〜第nの出力部のうちの1の出力部を駆動するための電流を生成する電流生成部と、前記出力回路に送出する駆動電流の電流量が前記出力部の数に応じた電流量となるように調整する電流調整部と、を含み、前記第1〜第nの出力部の各々を駆動する駆動電流を合成した電流量の電流を合成電流として前記出力回路の前記共通の入力端に供給する駆動回路と、
    を有することを特徴とする送信回路。
  7. 共通の入力端及び共通の出力端の間に並列に接続された第1〜第n(n:2以上の整数)の出力部からなる出力回路と前記出力回路を駆動する駆動回路とを有し、入力信号を増幅して送信信号を生成する増幅回路において、前記出力回路を駆動する電流を生成する駆動電流生成方法であって、
    前記駆動回路は、
    前記第1〜第nの出力部のうちの1の出力部を駆動するための電流を生成するステップと、
    前記第1〜第nの出力部のうちの他の出力部を駆動するための電流を生成し、前記出力回路に送出する駆動電流の電流量が前記出力部の数に応じた電流量となるように調整するステップと、
    前記第1〜第nの出力部の各々を駆動する駆動電流を合成した電流量の電流を合成電流として前記出力回路の前記共通の入力端に供給するステップと、
    を実行することを特徴とする駆動電流生成方法。
  8. 入力信号を増幅して送信信号を生成する増幅回路であって、
    共通の入力端及び共通の出力端の間に並列に接続された第1〜第n(n:2以上の整数)の出力部からなり、前記送信信号を出力する出力回路と、
    前記第1〜第nの出力部の各々を駆動する第1〜第nの駆動電流を合成した合成電流を生成し、前記出力回路の前記共通の入力端に供給する駆動回路と、
    を有し、
    前記駆動回路は、
    前記合成電流を前記出力回路の前記共通の入力端に送出する電流送出ラインと、
    前記第1〜第nの駆動電流を前記電流送出ラインに夫々送出する第1〜第nの電流送出部と、
    を有し、
    前記第1〜第nの電流送出部の各々は、
    ゲート端子に前記入力信号が供給され、ソース端子に電源電位が印加され、ドレイン端子が前記電流送出ラインに接続された第1チャネル型の第1トランジスタと、
    ゲート端子に前記入力信号が供給され、ソース端子に接地電位が印加され、ドレイン端子が前記電流送出ラインに接続された前記第1チャネル型とは反対チャネル型の第2チャネル型の第2トランジスタと、
    を有し、
    前記第1の電流送出部は、
    ゲート端子に制御信号が供給され、ソース端子に電源電位が印加され、ドレイン端子が前記電流送出ラインに接続された前記第1チャネル型の第3トランジスタと、
    ゲート端子に前記制御信号が供給され、ソース端子に接地電位が印加され、ドレイン端子が前記第2トランジスタのソース端子に接続された前記第2チャネル型の第4トランジスタと、
    を有し、
    前記入力信号及び前記制御信号の否定論理積に応じた電流信号を前記第1の駆動電流として前記電流送出ラインに送出するNAND回路であることを特徴とする増幅回路。
  9. 入力信号を増幅して送信信号を生成する増幅回路であって、
    共通の入力端及び共通の出力端の間に並列に接続された第1〜第n(n:2以上の整数)の出力部からなり、前記送信信号を出力する出力回路と、
    前記第1〜第nの出力部の各々を駆動する第1〜第nの駆動電流を合成した合成電流を生成し、前記出力回路の前記共通の入力端に供給する駆動回路と、
    を有し、
    前記駆動回路は、
    前記合成電流を前記出力回路の前記共通の入力端に送出する電流送出ラインと、
    前記第1〜第nの駆動電流を前記電流送出ラインに夫々送出する第1〜第nの電流送出部と、
    を有し、
    前記第1〜第nの電流送出部の各々は、
    ゲート端子に前記入力信号が供給され、ソース端子に電源電位が印加され、ドレイン端子が前記電流送出ラインに接続された第1チャネル型の第1トランジスタと、
    ゲート端子に前記入力信号が供給され、ソース端子に接地電位が印加され、ドレイン端子が前記電流送出ラインに接続された前記第1チャネル型とは反対チャネル型の第2チャネル型の第2トランジスタと、
    を有し、
    前記第1の電流送出部は、
    ゲート端子に制御信号が供給され、ソース端子に電源電位が印加され、ドレイン端子が前記第1トランジスタのソース端子に接続された前記第1チャネル型の第3トランジスタと、
    ゲート端子に前記制御信号が供給され、ソース端子に接地電位が印加され、ドレイン端子が前記電流送出ラインに接続された前記第2チャネル型の第4トランジスタと、
    を有し、
    前記入力信号及び前記制御信号の否定論理和に応じた電流信号を前記第1の駆動電流として前記電流送出ラインに送出するNOR回路であることを特徴とする増幅回路。
  10. 前記第2〜第nの電流送出部の各々は、
    ゲート端子にイネーブル信号を反転した反転イネーブル信号が供給され、ソース端子に電源電位が印加され、ドレイン端子が前記第1トランジスタのソース端子に接続された前記第1チャネル型の第5トランジスタと、
    ゲート端子に前記 イネーブル信号が供給され、ソース端子に接地電位が印加され、ドレイン端子が前記第2トランジスタのソース端子に接続された前記第2チャネル型の第6
    トランジスタと、
    を有することを特徴とする請求項8又は9に記載の増幅回路。
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