JP6847562B1 - バイタルデータ取得管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイタルデータを測定し健康管理を行うにあたり、利用者が煩わしさを感じる行為を自動で行う方法を提供する。【解決手段】スマートフォン1の背面あるいは側面に装着するスマートフォン落下防止リング4を有し、利用者の指が当たる部分の面が指の形に湾曲し、その湾曲部分にバイタルデータ計測センサー3を備え、利用者の指がバイタルデータ計測センサー3に触れたときに利用者のバイタルデータを計測し、計測したバイタルデータをバイタルデータ計測センサー3と同じ電子基板に接続された近距離無線通信チップに保存し、スマートフォン1から近距離無線通信を通して読み込める状態とする。【選択図】図2

Description

本発明は、健康状態の管理を行うためのバイタルデータ計測機器及びこれを用いたバイタルデータ取得管理方法並びにバイタルデータ取得管理システムに関する。
体温計、血圧計、血糖値計など、個人がバイタルデータを自身の生活環境で簡易に取得できる機器は多く存在する。これらの機器は、急性/慢性疾患を患った場合の体調管理に使用されており、広く一般化している。例えば発熱などの急激な体調の変化が起きた場合や、高血圧症や糖尿病などの日常的に体調を管理しなければ生命に関わる疾病を患っている場合などには必要不可欠である。
近年、スマートフォンと連携させることができる体温計や血圧計、あるいはスマートウォッチのようなウエアラブル機器なども開発され、毎日手にするスマートフォンで健康状態を管理することも可能になっており、利便性が高まっている(例えば、特許文献1、非特許文献1〜4参照)。
特開2019−17553号公報
アップルインク、"Watch"、[online]、2020年、アップルインク、[令和2年4月13日検索]、インターネット<URL:https://www.apple.com/jp/watch/> オムロン, "Bluetooth/NFC通信機能搭載で、血圧データを簡単転送"、[online]、2020年、オムロン、[令和2年4月13日検索]、インターネット<URL:https://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/2015/0126.html> オムロン、"OMRONconnectとは"、[online]、2015年、 オムロン、[令和2年4月13日検索]、インターネット<URL:https://www.omronconnect.com/jp/ja_def/> 株式会社タニタ、"HealthPlanet"、[online]、2020年、株式会社タニタ、[令和2年4月13日検索]、インターネット<URL:https://www.healthplanet.jp/>
しかしながら、体温計、血圧計、血糖値計などの一般家庭用バイタルデータ計測機器を、健康管理や病気予防のために使用する人はほとんどいない。スマートフォンとの連携が可能な機器においても、計測するのは必要と思えるときだけで、健康であればあえて測る必要がないと考えるのが一般的である。測るという行為を自動化できるスマートウォッチの利用者も、毎日スマートウォッチとスマートフォンとを無線接続させてデータをスマートフォンに移し、それを自身で管理している人は決して多くはない。これも同様に、その必要性より作業の煩わしさが勝るからである。したがって、現在存在する家庭用バイタルデータ計測機器を病気の予防や早期発見に利用することは難しいと言える。
病気にならないと体温や血圧や血糖値などの測定を行わないのは、測定機器を取り出し、機器の電源を入れ、計測器を身体に当て、計測が終わるまで待ち、計測が終わったら数値を確認する、という一連の行為が煩わしいからに他ならない。スマートウォッチは計測までの行為を省略できるが、その後のスマートフォンとの接続と数値の確認が煩わしく長続きしない。
しかし、特許文献1記載の装置では、測定開始ボタンを押す必要があり煩わしいという問題があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、利用者が煩わしさを感じる一連の行為を自動で行うことができることを目的とする。
本発明の第1の態様は、スマートフォンの背面あるいは側面に装着するスマートフォン落下防止用グリップとしての機能を持ち、利用者の指が当たる部分の面が指の形に湾曲し、その湾曲部分にバイタルデータ計測センサーを備えたバイタルデータ計測機器が、当該スマートフォンが把持される時に利用者の指が当該バイタルデータ計測センサーに接触すると、スリープ状態から自動的に作動して、当該バイタルデータ計測センサーが利用者の指からバイタルデータを計測し、計測したバイタルデータを当該バイタルデータ計測センサーと同じ電子基板に接続された近距離無線通信チップに保存し、当該スマートフォンから近距離無線通信を通して読み込める状態とすることを特徴とするバイタルデータ取得管理方法を提供する。本発明において、「バイタルデータ」は、バイタルデータ計測センサーで測定される各種の測定データ、具体的には、体温、血圧、血糖値等の測定値、を総称する。

本発明の第1の態様によれば、スマートフォンを持ったときに手指の接触により自動でバイタルデータが計測されスマートフォンに送信されるので、測定開始ボタンを押す等の手間がなく、測定開始からデータ取得まで自動で行うことができる。よって、利用者が煩わしさを感じる一連の行為を自動で行うことができる。
さらに、バイタルデータ計測機器の近距離無線通信チップに保存された利用者のバイタルデータを、専用アプリをインストールしたスマートフォンの近距離無線通信機能をバックグラウンドで動作させて読み込み、そのバイタルデータをいったんスマートフォンのメモリーに保存し、スマートフォンがインターネット通信可能時にそのバイタルデータを自動的にインターネット上の専用サーバーに送信し、専用サーバーにインストールされた専用プログラムでバイタルデータを自動的に解析し管理することが好ましい。スマートフォンに送信されたバイタルデータが自動で専用サーバーに送信され管理されるので、測定開始ボタンを押す等の手間がなく、測定開始からデータ取得・管理まで自動で行うことができる。よって、利用者が煩わしさを感じる一連の行為を自動で行うことができる。
本発明の第2の態様は、タブレットタイプ若しくはスマートフォンタイプの情報端末又は該情報端末のカバーに装着する手段を有し、
前記情報端末が把持される時に手指が接触すると当該手指からバイタルデータを計測するバイタルデータ計測センサーと、
前記バイタルデータ計測センサーが取得したバイタルデータを、前記情報端末に送信する近距離通信アンテナと、
を備えることを特徴とするバイタルデータ計測機器を提供する。
本発明の第2の態様によれば、情報端末を持ったときに手指の接触により自動でバイタルデータが計測され情報端末に送信されるので、測定開始ボタンを押す等の手間がなく、測定開始からデータ取得まで自動で行うことができる。よって、利用者が煩わしさを感じる一連の行為を自動で行うことができる。
また、本発明の第3の態様は、バイタルデータ計測機器と、
前記情報端末にインターネットを介して接続された専用サーバーと、
前記情報端末に搭載され、前記バイタルデータ計測機器からバイタルデータをバックグラウンドで受信し、インターネット接続時に、受信したバイタルデータを前記専用サーバーに送信する手段と、
を有し、
前記バイタルデータ計測機器が、前記情報端末の落下を防止する手段を備え、
前記専用サーバーが、前記情報端末からバイタルデータを受信し、受信したバイタルデータを管理する手段を備えることを特徴とするバイタルデータ取得管理システムを提供する。
本発明の第3の態様によれば、情報端末を持ったときに手指の接触により自動でバイタルデータが計測され情報端末を経由して専用サーバーに送信され管理されるので、測定開始ボタンを押す等の手間がなく、測定開始からデータ取得・管理まで自動で行うことができる。よって、利用者が煩わしさを感じる一連の行為を自動で行うことができる。
本発明によれば、利用者が煩わしさを感じる一連の行為を自動で行うことができる。
本発明のバイタルデータ取得管理方法の実施例1の全体の流れを示す図である。 本発明の実施例1のバイタルデータ計測機器を表した図である。 本発明の実施例1のバイタルデータ計測機器の変形例を表した図である。 本発明の実施例1のバイタルデータ計測機器を装着したスマートフォンを利用者が握った時の図である。 本発明の実施例1のバイタルデータ計測機器と、比較例1のウエアラブル機器と、比較例2のバイタルデータ計測機器との操作の比較を示した図である。 本発明のバイタルデータ取得管理システムの実施例1における専用サーバーのシステム構成図である。 本発明のバイタルデータ取得管理システムの実施例1におけるバイタルデータ解析作業のフローチャートである。 本発明のバイタルデータ取得管理システムの実施例1における専用サーバー内のデータベースのテーブル構成図である。 本発明のバイタルデータ取得管理システムの実施例1におけるデータベーステーブルへの値の入力例を示す図である。 本発明のバイタルデータ取得管理システムの実施例1によりユーザー別に出力したデータテーブルの図である。
本発明のバイタルデータ取得管理方法の一実施形態は、スマートフォンの背面あるいは側面に装着するスマートフォン落下防止用グリップとしての機能を持ち、利用者の指が当たる部分の面が指の形に湾曲し、その湾曲部分にバイタルデータ計測センサーを備え、利用者の指がセンサーに触れたときに利用者のバイタルデータを計測し、計測したバイタルデータをバイタルデータ計測センサーと同じ電子基板に接続された近距離無線通信チップに保存し、スマートフォンから近距離無線通信を通して読み込める状態に至るまでの一連の動作を、利用者がスマートフォンを取り上げて握ったときにすべて自動で行う、バイタルデータ計測機器を使用するバイタルデータ取得管理方法である。
また、上述した方法でバイタルデータ計測機器の近距離無線通信チップに保存された利用者のバイタルデータを、専用アプリをインストールしたスマートフォンの近距離無線通信機能をバックグラウンドで動作させて読み込み、そのデータをいったんスマートフォンのメモリーに保存し、スマートフォンがインターネット通信可能時にそのバイタルデータを自動的にインターネット上の専用サーバーに送信し、専用サーバーにインストールされた専用プログラムでバイタルデータを自動的に解析し管理することが好ましい。
本発明のバイタルデータ取得管理方法の一実施形態は、より詳細には、専用アプリがインストールされたスマートフォンに装着した小型のバイタルデータ計測機器によって、利用者がスマートフォンを握ったときに自動的にバイタルデータを計測し、計測により取得したデータを、近距離無線通信を使ってスマートフォンに読み込ませるものである。かかる一実施形態のバイタルデータ取得管理方法は、さらにスマートフォンのインターネット接続機能を使ってインターネット上の専用サーバーに、取得したデータを送信し、サーバーに組み込まれたプログラムによって、送信されたデータを監視するものである。かかる一実施形態は、さらに、サーバーに組み込まれたプログラムが異常を発見した場合には見守り機関、医療機関、あるいは利用者本人に通知して、利用者に医療機関などへの受診を促すものである。かかる一実施態様のバイタルデータ取得管理方法によれば、バイタルデータ計測開始からスマートフォンへのバイタルデータ取得までが自動的に行われ、さらにサーバーへのバイタルデータ送信、サーバーでのバイタルデータ取得・管理までが自動的に行われ、またさらに、関係者への通知までが自動的に行われる。したがって、かかる一実施形態のバイタルデータ取得管理方法は、利用者が煩わしさを感じる一連の行為(バイタルデータ計測開始からスマートフォンでのバイタルデータ取得、又は、バイタルデータ計測開始からサーバーでのバイタルデータ取得及び管理、又は、バイタルデータ計測開始から関係者への通知)全てが自動的に行われる、疾病の早期発見や健康管理の方法を提供する。本発明のバイタルデータ取得管理システムの一実施形態は、上述したバイタルデータ取得管理方法を実現するシステムである。また、本発明のバイタルデータ計測機器の一実施形態は、上述したバイタルデータ取得管理方法を実現するための機器である。
以下、本発明のバイタルデータ取得管理方法について、添付図面を参照して実施例を用いて本発明の好適な実施の形態を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1は、本発明のバイタルデータ取得管理方法の実施例1の全体の流れを示す図である。図1は、詳細には、バイタルデータ取得から、データの解析、異常の発見、利用者への通知までの、本発明バイタルデータ取得管理方法の実施例1の一連の流れを表す。
本発明の実施例1のバイタルデータ取得管理方法は、利用者がスマートフォンを握るたびに自動的に利用者のバイタルデータを取得する機能を持ちながら、スマートフォンの落下防止を目的としたグリップとしての役目も併せ持つバイタルデータ計測機器をスマートフォンに装着して使用し、利用者がバイタルデータを計測するという行為を行うことなく、スマートフォンを握るという日常的に繰り返される行為で自動的に実施することができるバイタルデータの継続的取得と、そのデータを取得毎にスマートフォンに自動的に読み込ませ、読み込んだデータをスマートフォンのインターネット接続機能を使ってバイタルデータ監視機能を備えたサーバーに自動送信し、利用者の健康状態の管理を、学習機能を備えたサーバープログラムで自動的に行う。
本発明のバイタルデータ取得管理方法の実施例1に用い、本発明のバイタルデータ取得管理システムの実施例1の一部であるバイタルデータ計測機器は、スマートフォンを握るときに指を置く位置に装着され、スマートフォンを握ったときに、指先あるいは指の一部が触れる位置に、体温や血圧や血糖値などのバイタルデータを指から計測できるバイタルデータ計測センサーを有している。バイタルデータ計測機器には、利用者が操作するスイッチなどは付いておらず、利用者の指がセンサーに触れると、スリープ状態であったバイタルデータ計測機器が自動的に作動し、利用者の指からバイタルデータを取得する。取得したバイタルデータはバイタルデータ計測機器に備わったNFC(Near Field Communication)などの近距離無線通信チップに保存され、スマートフォンのアプリからいつでもバイタルデータを読み込むことができる状態になり、バイタルデータ計測機器は再びスリープ状態に戻る。
本発明のバイタルデータ取得管理方法の実施例1の実施に必要な専用スマートフォンアプリは通常はスリープ状態を維持するが、スマートフォンを利用者が持ち上げたとき、スマートフォンに備わっているモーションセンサーが動きを感知して専用アプリを起動させ、スマートフォンに装着されたバイタルデータ計測機器の近距離無線通信チップからバイタルデータ計測機器が取得したデータを読み取る。この一連の動作は、利用者が画面を見たり操作したりする必要がないバックグラウンドで実行され、利用者が認知しないまま完結して専用スマートフォンアプリは再びスリープ状態に戻る。
本発明のバイタルデータ取得管理方法の実施例1では、バイタルデータ計測機器からスマートフォンが読み取ったデータは一時的にスマートフォンのメモリーに保存され、スマートフォンがインターネット通信を行うことができる状態になったときに、インターネット上に設置された専用サーバーに送信される。この工程も、利用者が何らかの操作をすることなく、専用スマートフォンアプリによって自動的に行われる。
本発明のバイタルデータ取得管理方法の実施例1では、インターネット上に設置された専用サーバーは、受信したバイタルデータをユーザーIDとデータタイプ別に構築されたリレーショナルデータベースに記録する。記録された新しいバイタルデータは、専用プログラムによって過去のバイタルデータと比較され、算出された許容値の範囲内であれば異常なしと判断され、過去データに追加されて新しい許容上限値、許容下限値、過去平均値の算出に利用される。異常ありと判断された場合は、見守り機関、医療機関、あるいは利用者本人に異常の内容が通知される。この専用サーバーの一連の動作もサーバープログラムによって自動的に行われる。
スマートフォンからバイタルデータを受信した専用サーバーは、専用プログラムでバイタルデータを解析し、異常があった場合は利用者に通知する。利用者が見守り機関や医療機関と契約してバイタルデータ管理を行っている場合は、それらの見守り機関や医療機関に異常を通知する。異常がなかった場合はその時点で専用プログラムは解析を終了する。
<全体構成>
本発明の実施例1のバイタルデータ取得管理システムは、利用者のスマートフォン1の背面あるいは側面に装着したバイタルデータ計測機器2と、スマートフォン1に搭載されたバイタルデータ取得用アプリと、スマートフォン1にインターネットを介して接続された専用サーバーとを有する。本実施例では、スマートフォンを例にして説明するが、スマートフォン以外の情報端末、例えば、タブレットタイプの情報端末でもよい。利用者が手指で把持でき、インターネット回線でデータ通信する手段を有し、アプリを起動でき、電子デバイスであることが好ましい。
バイタルデータ取得用アプリは、バイタルデータ計測機器2からバイタルデータをバックグラウンドで受信し、インターネット接続時に、受信したバイタルデータを専用サーバーに送信する手段を備える。
<バイタルデータ計測機器の構成1>
図2は、本発明の実施例1のバイタルデータ計測機器を表した図である。図2に示したバイタルデータ計測機器2は、バイタルデータ取得システムの一例である。バイタルデータ計測機器2は、スマートフォン1に装着する手段として裏面側にスマートフォン1に接着させる装着面を有し、スマートフォン1が把持される時に手指が接触すると当該手指からバイタルデータを計測するバイタルデータ計測センサー3と、バイタルデータ計測センサー3が取得したバイタルデータを、スマートフォン1に送信する近距離通信アンテナ5と、スマートフォン1の落下を防止する手段として落下防止リング4とを備える。本実施例では、装着面をスマートフォン1の背面に接着させるが、スマートフォンのカバーに接着させるものであってもよい。
バイタルデータ計測機器2では、落下防止リング4は、スマートフォン1に装着する面(裏面側)と反対の面(表面側)に設けてある。バイタルデータ計測機器2は、スマートフォン落下防止用グリップとしての機能を有し、利用者は、リング4の中に指を挿入してスマートフォン1を握ることで、スマートフォン1の落下を防止できる。
バイタルデータ計測機器2は、利用者がリング4に人差し指を通したときに利用者の指が当たる部分の面に指の形に湾曲させた湾曲部を備える。湾曲部は、好ましくは半円形に窪んだ凹型である。
バイタルデータ計測機器2は、かかる湾曲部の中で、スマートフォン利用者がスマートフォン1を取り上げリング4に人差し指を通した時に指先が触れる位置の表面側に、バイタルデータ計測センサー3を有する。図2は左手用のバイタルデータ計測機器であるが、右手用であってもよい。
バイタルデータ計測センサー3は、スマートフォン1が利用者に把持されたときに指が当たる部分に、人体の接触を感知する感知センサー(図示省略)を備える。感知センサーは特に手指が湾曲部の所定の位置に接触したことを感知するセンサーであることが好ましい。第1のバイタルデータ計測機器2は、スマートフォン1が把持される時に利用者の手指が所定の位置で接触する形状になっており、該所定の位置にバイタルデータ計測センサー3が設けてある。バイタルデータ計測機器2は、近距離無線通信チップを有する近距離無線通信アンテナ5を備える。
<バイタルデータ計測機器の構成2>
図3は、本発明の実施例1のバイタルデータ計測機器の変形例を表した図である。図3に示したバイタルデータ計測機器2´は、図2に示したバイタルデータ計測機器2とは異なったデザインのバイタルデータ計測機器で、スマートフォンを握ったときに親指が当たる場所にグリップがついており、グリップの中央にバイタルデータ計測センサー3が配置されている。落下防止用リング4は存在せず、近距離無線通信アンテナ5は、バイタルデータ計測機器2´の本体に組み込まれている。バイタルデータ計測機器2´は、スマートフォン1に装着する手段として、裏面側、より詳細には、バイタルデータ計測センサー3を埋め込んであるグリップの裏面側(スマートフォン1の側面に装着)及び近距離通信アンテナ5を埋め込んである本体部分の裏面側(スマートフォン1の背面に装着)に、スマートフォン1に接着させる装着面を有する。バイタルデータ計測センサー3は、スマートフォン1が把持される時に手指が接触すると当該手指からバイタルデータを計測する。スマートフォン落下防止のため、グリップの表面に滑り止めの凹凸が設けてあってもよい。
<バイタルデータ測定ステップ>
バイタルデータ計測センサー3は、平常時にスリープ状態であり、利用者の指が所定の位置にあることを感知センサーで感知したことをトリガーとして、自動的に手指からバイタルデータを計測して取得する。例えば、利用者がスマートフォン1で電話を受けるときにスマートフォン1を手で持って耳に当てるときなど、利用者がスマートフォン1を使用するために取り上げて握ると、スマートフォン1に装着されたバイタルデータ計測機器のバイタルデータ計測センサー3に手指(例えば人差し指)が当たり、それを圧力センサーなどで検知したバイタルデータ計測機器が自動的に起動し、利用者のバイタルデータを取得して、バイタルデータ計測機器に備わった近距離無線通信チップに保存する。利用者が意識して測定開始のボタン等を押すことなく、自動的に測定を開始することができる。
図4は、本発明の実施例1のバイタルデータ計測機器を装着したスマートフォンを利用者が握った時の図である。利用者は、スマートフォン1の裏面に落下防止用のリング4が付いたバイタルデータ計測機器2を装着し、スマートフォン利用者がスマートフォンを取り上げリング4に人差し指を通すと、指先がバイタルデータ計測センサー3に触れる。バイタルデータ計測機器2は、バイタルデータ計測センサー3に指が触れたときに、接触を感知するセンサーを使って自動的に指先からバイタルデータを取得する。バイタルデータ計測機器2は、取得したバイタルデータを、近距離無線通信アンテナ5を通してスマートフォンに送信する。このときに取得できるバイタルデータは計測機器に装着されたセンサーによって異なる。バイタルデータ計測機器で計測するバイタルデータとしては、指先から測定できるバイタルデータ、例えば、体温や血圧や血糖値が挙げられる。
バイタルデータ計測機器2、2´は、バイタルデータ計測センサー3が計測したバイタルデータをバイタルデータ計測センサー3と同じ電子基板に接続された近距離無線通信(NFC)チップに保存する。近距離無線通信アンテナ5は、バイタルデータ計測センサー3が計測して取得し近距離無線通信チップに保存されたバイタルデータをスマートフォンに送信する。近距離無線通信アンテナ5内のNFCタグを、NFCのリーダ・ライタ機能を有するスマートフォン1により読み取ることにより送信が行われる。送信タイミングはスマートフォン1に搭載されたバイタルデータ取得用アプリによりデータ読み取りが開始されたときとなる。したがって、近距離無線通信を通してスマートフォン1から計測したバイタルデータを読み込める状態とした後、バイタルデータ計測センサー3は、手指の接触を感知するまでスリープ状態となる。本実施例によれば、利用者がスマートフォンを手で握っただけで、かかる読み込み可能状態までの一連の動作を全て自動で行うことができる。本実施例ではNFCを利用するが、Bluetooth(登録商標)、Wifi(登録商標)、ZigBee(登録商標)でもよい。
図5は、本発明の実施例1のバイタルデータ計測機器と、比較例1のウエアラブル機器と、比較例2のバイタルデータ計測機器との操作の比較を示した図である。図5には、本実施例のバイタルデータ計測機器と、スマートウォッチなどのバイタルデータが計測できるウエアラブル機器(比較例1)と、スマートフォンとの通信機能を備えたバイタルデータ計測機器(比較例2)との操作の比較が示してある。図5における比較例1は、スマートウォッチなどのバイタルデータが計測できるウエアラブル機器、図5における比較例2は、スマートフォンとの通信機能を備えたバイタルデータ計測機器である。図5にも示されている通り、本発明の実施例1のバイタルデータ計測機器は、「電源のON/OFF操作」「計測開始ボタンの操作」「計測値を表示させる操作」「計測値をスマートフォンに送信する操作」のすべてが自動化されている。
<バイタルデータ取得用アプリの構成>
本実施例のバイタルデータ取得管理方法を実施するスマートフォン1には、バイタルデータ取得用アプリをダウンロードしてある。スマートフォンに搭載されているバイタルデータ取得用アプリは、スマートフォンに、(1)スマートフォンに備わっているモーションセンサーによって、スマートフォンが持ち上げられた動きを感知したときにスリープ状態から当該アプリを起動する機能、(2)バイタルデータ計測機器からバイタルデータをバックグラウンドで受信する機能、(3)受信したバイタルデータを専用サーバーへインターネット接続時に送信してスリープ状態になる機能を実現させるためのプログラムである。
<バイタルデータ中継ステップ>
本実施例では、バイタルデータ取得用アプリは、制御部によって制御されて、スマートフォンに、下記に示すバイタルデータ中継ステップを実行させる。バイタルデータ中継ステップにおいて、バイタルデータ取得用アプリは、利用者がアプリを立ち上げなくても、バイタルデータ計測機器からバイタルデータをバックグラウンドでスマートフォンに受信させ、スマートフォンに、インターネット接続時に、受信したバイタルデータを専用サーバーに送信させる。専用サーバーに送信するタイミングは、利用者のスマートフォンが利用可能なWifi環境に入っているとき、あるいはインターネット接続をONにしているときが挙げられる。利用者がアプリの送信ボタンをクリックするなどの動作を行う必要がなく、利用者が意識せずに、バイタルデータ取得から専用サーバーへの送信まで完了できる。スマートフォン1は、バイタルデータ計測機器から専用サーバーへバイタルデータを送信するための中継器としての役割を果たす。
バイタルデータ取得用アプリは、スマートフォンがバイタルデータ計測機器からバイタルデータをバックグラウンドで受信したとき、アプリ内で、スマートフォンの位置情報と、受信した日時情報を取得させ、当該バイタルデータと関連づけて蓄積させることが好ましい。さらに、スマートフォンのモーションセンサーから、移動中か静止状態かの情報を取得し、当該バイタルデータと関連づけて蓄積させることが好ましい。情報端末の位置情報は、スマートフォンがインターネット接続可能な状態になったときに取得させてもよい。バイタルデータ取得用アプリは、専用サーバーに送信するバイタルデータに、スマートフォンの識別情報を関連づけて送信することが好ましい。
利用者がスマートフォン1を使用するために取り上げて握ることによりバイタルデータ計測センサー3が起動すると同時に、スマートフォン側は、スマートフォン1に備わったモーションセンサーなどでスマートフォンが利用者に取り上げられたことを検知し、インストールされている専用のバイタルデータ取得用アプリを自動的に立ち上げ、バイタルデータ計測機器の近距離無線通信チップに保存されている計測データを読み取って受信する。データを取得したスマートフォンは、スマートフォン1に備わったインターネット接続機能を使って、インターネット上の専用サーバーにバイタルデータを自動的に送信する。
<専用サーバーの構成>
図6は、本発明のバイタルデータ取得管理システムの実施例1における専用サーバーのシステム構成図である。図6(a)には、利用者に解析結果を送信する場合のシステム構成図、図6(b)には見守り機関/医療機関に解析結果を送信する場合のシステム構成図が示してある。専用サーバーは、スマートフォン1からバイタルデータを受信し、受信したバイタルデータを管理する手段を備えている。専用サーバーには、バイタルデータ処理プログラム及びバイタルデータ解析プログラムが搭載されている。
専用サーバーに搭載されているバイタルデータ処理プログラムは、専用サーバーに、スマートフォンから送信されたバイタルデータを受信する機能、受信したバイタルデータをユーザーIDとデータタイプ別に構築されたリレーショナルデータベースに記録する機能を実現させるためのプログラムである。
専用サーバーに搭載されているバイタルデータ解析プログラムは、専用サーバーに、記録された新しいバイタルデータを過去のバイタルデータと比較し、算出された許容値の範囲内であれば異常なしと判断し、過去データに追加して新しい許容上限値、許容下限値、過去平均値の算出に利用する機能を実現させるためのプログラムである。さらに、異常ありと判断した場合は、見守り機関、医療機関、あるいは利用者本人に異常の内容が通知する機能をも実現させるためのプログラムであることが好ましい。なお、利用には登録が必要で、未登録の利用希望者が専用サーバーにアクセスした場合、利用登録を受付する。利用登録の受付及び登録済利用者の登録内容変更は専用サーバーの利用者管理プログラムにより行われ、データベースに、スマートフォンの識別情報に関連づけて登録されるユーザーIDと、ユーザーID毎の登録内容、変更内容が蓄積される。
専用サーバーは、専用サーバーのCPUが、上述したバイタルデータ処理プログラム及びバイタルデータ解析プログラムを専用サーバーのメモリーにロードして実行することにより本実施例のバイタルデータ取得管理の処理が可能なコンピュータの機能を実現する。専用サーバーのCPUは、通常のコンピュータに搭載する演算処理装置であり、各種プログラムを実行し、各種制御をおこなうことができる。
本実施例では、専用サーバーは、上述したハードウェア構成とバイタルデータ処理プログラム及びバイタルデータ解析プログラムによって、下記に示すバイタルデータ管理・解析ステップを実行する手段として機能する。
<バイタルデータ管理・解析プロセス>
専用サーバーは、制御部によって制御されて下記に示すバイタルデータ管理・解析ステップを実行する。
図6は、専用サーバーが、バイタルデータ取得用アプリによって利用者のスマートフォンから受け取った新規バイタルデータをどのように処理するかを示している。利用者のスマートフォンから送られてきた新規バイタルデータは、「バイタルデータ処理プログラム」によって「データベース」に追加される。「バイタルデータ処理プログラム」はデータの追加と同時に、新規バイタルデータを「データベース」に追加したことを「バイタルデータ解析プログラム」に通知する。
新規バイタルデータが追加されたことを通知された「バイタルデータ解析プログラム」は、そのデータを過去のデータや利用者の属性などを加味しながら解析し、異常がないか判断する。異常がなければ「バイタルデータ解析プログラム」は解析を終了するが、異常があった場合は、図6(a)に示すように利用者に通知する。利用者が見守り機関や医療機関と契約している場合は、図6(b)に示すように見守り機関あるいは医療機関に異常を通知する。
図7は、本発明のバイタルデータ取得管理システムの実施例1におけるバイタルデータ解析作業のフローチャートである。図7には、専用サーバーシステムによるバイタルデータ解析フローチャートが示してある。
どのようなバイタルデータがどのタイプであるかは予め設定されている。例えば、専用サーバーが受信したバイタルデータが体温データ「37.8」で、体温データがタイプBに判別されるものであった場合、専用サーバーは、「37.8」のデータをデータベース中のバイタルデータベースに含まれるデータタイプBテーブルに追加して蓄積する。次に、専用サーバーは、「37.8」のデータが、正常であるか異常であるかを判断する。判断手法は、当該利用者の過去データをもとに割り出した数値の分布や傾向と、データ取得時の状態や環境などの要素を用いる。
図7に示したように、バイタルデータ解析プログラムによる解析において、バイタルデータが正常であると判断された場合は、プログラムを終了する。バイタルデータが異常であると判断された場合は、利用者、見守り機関、医療機関に通知を、メール、専用端末への警告メッセージなどの手段で、送信する。
図8は、本発明のバイタルデータ取得管理システムの実施例1における専用サーバー内のデータベースのテーブル構成図である。図8には、専用サーバーのリレーショナルデータベーステーブル構築例が示してある。図8に示した通り、それぞれのテーブルがIDでリンクしたリレーショナルデータベースとなっている。各テーブル内には必要な情報フィールドが設けられており、解析に必要となる要素をそれぞれのテーブルから読み込んで解析を行う。データタイプ別のテーブルは、バイタルデータ計測機器のバイタルデータ計測センサーがどのようなバイタルデータを取得できるかによって分類されており、計測機器の種類の追加などで取得できるバイタルデータの種類が増えれば、それに合わせてデータタイプ別テーブルの種類も増加する。
ユーザーデータテーブルには、ユーザーIDに、年齢、性別、持病、データタイプ、連絡先、居住地、登録見守り/医療機関、ユーザー登録/更新日時等が関連づけて蓄積される。
見守り/医療機関データテーブルには、機関IDに、機関名、属性、住所、電話番号、メールアドレス、担当者名、利用端末、端末ID、機関登録/更新日時等が関連づけて蓄積される。
データタイプAテーブル、データタイプBテーブル、データタイプCテーブル等には、それぞれ、データIDに、ユーザーID、取得値、取得日時、位置情報、移動中/静止状態等が関連づけて蓄積される。
図9は、本発明のバイタルデータ取得管理システムの実施例1におけるデータベーステーブルへの値の入力例を示す図である。図9には、リレーショナルデータベーステーブルのフィールドと入力値例が示してある。図9(a)は、ユーザーデータテーブルを、図9(b)は、データタイプAテーブルを示す。専用サーバーは、受信した新規バイタルデータについて、タイプを判別してかかるバイタルデータを蓄積するデータベーステーブルを選択する。
図9(a)に示すように、「ユーザーデータテーブル」には登録ユーザーの情報が格納される。例えば、ユーザーIDとして000000001が割り振られたスマートフォンの利用者の場合、48歳、男性、持病として「BP」で示される持病を有し、取得するバイタルデータとしてデータタイプがCに分類されるバイタルデータのみで、連絡先として電子メールアドレス、居住地として市区町村までがユーザーデータテーブル内にユーザーIDと関連づけて蓄積されている。また、「データタイプAテーブル」にはユーザー毎の、データタイプAの取得値と関連情報が記録される。
専用サーバーは、バイタルデータ処理プログラムを実行して、図9(b)に示すように、例えば、データIDとして000083968が割り振られたバイタルデータを受信した場合、ユーザーIDが00017428で登録されたスマートフォンから受信したデータであること、受信したバイタルデータの値が「157.45」であることを、データ取得日時である2020年3月18日21時11分48秒のデータと、スマートフォンがかかるデータ取得を行った位置情報とをデータタイプAテーブル内にデータIDと関連づけて蓄積する。
同様に、データタイプBはデータタイプBテーブル、データタイプCはデータタイプCテーブルというように、データタイプの数だけテーブルも存在し、タイプ別に、関連情報とともに取得値が記録されていく。
図10は、本発明のバイタルデータ取得管理システムの実施例1によりユーザー別に出力したデータテーブルの図である。図10には、ユーザーID別バイタルデータ抽出結果例(取得データがデータタイプAとCの場合)が示してある。ユーザーID別にユーザーの「データタイプ」を判別し、その利用者の管理対象となっている全ての「データタイプ」をそれぞれのテーブルから抽出し、「許容上限値」「許容下限値」「過去平均値」などを計算して挿入する。さらに「データタイプ」で絞り込むことにより、「データタイプ」別の時系列データを抽出することができる。そしてそれを基にして、利用者(ユーザー)のバイタルデータが正常か異常かを判断する。
専用サーバーは、バイタルデータ解析プログラムを実行して、図10に示すように、例えば、データIDとして000013852が割り振られ、データタイプがCで、データ取得日時が2020年3月18日22時13分48秒で、値が「127.43」であるバイタルデータの場合、バイタルデータのタイプと取得日時と取得値とともに、データIDに関連づけてデータタイプCテーブルに蓄積されているユーザーIDに対して、ユーザーデータテーブルにおいて関連づけて蓄積されている年齢と性別と持病等から算出される許容上限値及び許容下限値並びに過去同じユーザーIDから取得してデータタイプCテーブルに蓄積されているバイタルデータの平均値を過去平均値としてデータIDに関連づけて出力する。専用サーバーは、バイタルデータ解析プログラムを実行して、上記値(例では「127.43」)が、許容上限値を超えた場合、又は許容下限値に満たない場合、又は過去平均値と所定の範囲以上乖離した場合には、出力したデータのリスト(タイプ、取得日時、取得値、許容上限値、許容下限値、過去平均値)を、上述したユーザーIDに対してユーザーデータテーブルにおいて関連づけて蓄積されているメールアドレスに、メールで通知する。なお、専用サーバーはメール送受信手段及びメール作成手段を有する。
{効果}
本発明の実施例1のバイタルデータ計測機器によれば、利用者が意識することなく、スマートフォンを一定の状態で使用することで、自動的にバイタルデータを取得することができる。したがって、本実施例によれば、利用者が煩わしさを感じる一連の行為を自動で行うことができる。また、本発明の実施例1のバイタルデータ取得管理システムによれば、上述したように自動的に取得したバイタルデータを、バイタルデータ計測機器を装着したスマートフォンへ自動的に送信させ、さらに一定環境の下で自動的にスマートフォンから専用サーバーに送信することができ、またさらに、専用サーバーは、送信されたバイタルデータを取得し、管理することができる。さらに、かかるバイタルデータを解析し、一定条件を満たす場合に、利用者等へ通知させることができる。したがって、本実施例によれば、利用者が煩わしさを感じる一連の行為を自動で行うことができる。本発明の実施例1のバイタルデータ取得管理方法によれば、利用者が測定開始の動作等をすることなく、意識せずに専用サーバーに蓄積され、利用者が煩わしさを感じる一連の行為を自動で行うことができる。また、異常があったときに通知を受けることができるので、健康管理に有効である。
したがって、本発明のバイタルデータ取得管理方法の実施例1によれば、利用者が煩わしさを感じる一連の行為すべてを自動で行うことができ、より詳細には、バイタルデータ計測開始からスマートフォンへのバイタルデータ取得、バイタルデータ計測開始からサーバーでのバイタルデータ取得及び管理、バイタルデータ計測開始から関係者への通知までを自動で行うことができる。
本発明の実施例1のバイタルデータ取得管理方法によれば、煩わしさや面倒臭さを感じることなく、体調のバロメーターとなるバイタルデータを毎日計測することができ、かつそのデータを専用サーバーの自動解析プログラムで監視することが可能になれば、微細な健康状態の変化も見逃すことなく検出することができる。この完全に自動化されたシステムが広く一般化すれば、様々な疾病の予防あるいは早期発見が可能になり、疾病による生活上の損害や死亡という最悪の結果を回避できる可能性が非常に高くなる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々と変形実施が可能である。また、上記各実施の形態の構成要素を発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に組み合わせることができる。
1 スマートフォン
2、2´ バイタルデータ計測機器
3 バイタルデータ計測センサー
4 落下防止リング
5 近距離通信アンテナ

Claims (2)

  1. スマートフォンの背面あるいは側面に装着するスマートフォン落下防止用グリップとしての機能を持ち、利用者の指が当たる部分の面が指の形に湾曲し、その湾曲部分にバイタルデータ計測センサーを備えたバイタルデータ計測機器が、当該スマートフォンが把持される時に利用者の指が当該バイタルデータ計測センサーに接触すると、スリープ状態から自動的に作動して、当該バイタルデータ計測センサーが利用者の指からバイタルデータを計測し、計測したバイタルデータを当該バイタルデータ計測センサーと同じ電子基板に接続された近距離無線通信チップに保存し、当該スマートフォンから近距離無線通信を通して読み込める状態とすることを特徴とするバイタルデータ取得管理方法。
  2. さらに、バイタルデータ計測機器の近距離無線通信チップに保存された利用者のバイタルデータを、専用アプリをインストールしたスマートフォンの近距離無線通信機能をバックグラウンドで動作させて読み込み、そのバイタルデータをいったんスマートフォンのメモリーに保存し、スマートフォンがインターネット通信可能時にそのバイタルデータを自動的にインターネット上の専用サーバーに送信し、専用サーバーにインストールされた専用プログラムでバイタルデータを自動的に解析し管理することを特徴とする請求項1記載のバイタルデータ取得管理方法。
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