JP6846805B2 - Channel switch and water purifier - Google Patents
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Description
本発明は、流路に連通する複数の弁座と各弁座をそれぞれ開閉する複数の弁体とを備えて各弁体の移動によって流路を切り替える流路切替器、およびその流路切替器を備えた浄水器に関するものである。 The present invention includes a flow path switcher provided with a plurality of valve seats communicating with the flow path and a plurality of valve bodies for opening and closing each valve seat, and switching the flow path by moving each valve body, and a flow path switcher thereof. It is about a water purifier equipped with.
この種の流路切替器として、下記特許文献1において出願人が開示した流路切替器が知られている。この流路切替器は、弁室、カムシャフトおよび3個の弁体を有する切替弁、並びに切替レバー等を備えて構成されている。この、流路切替器では、切替レバーの揺動操作によってカムシャフトが回動する。この際に、カムシャフトに形成されている複数のカム部の1つによって各弁体の1つが弁室の底壁から離間する向きに移動させられ、これによって弁室の底壁に設けられている3個の弁座の1つが開放され、この結果、開放された弁座に連通する流路に水が流れる。そして、この流路切替器では、切替レバーの揺動操作を繰り返すことで、開放する弁座を切り替え、これによって流路を切り替えることが可能となっている。
As this type of flow path switch, the flow path switch disclosed by the applicant in
ところが、上記の流路切替器には、改善すべき以下の課題がある。具体的には、この流路切替器では、切替レバーの揺動操作によって流路の切り替えが行われる。この場合、この流路切替器が組み込まれた浄水器は、水道の蛇口に固定されて使用されるため、片手で切替レバーを容易に揺動操作することができる。しかしながら、この流路切替器を例えばシャワーヘッドに組み込んだときには、シャワーヘッド自体を一方の手で支持して他方の手で切替レバーを揺動操作することとなるが、この体勢での揺動操作は、操作性が悪いとの指摘がされており、この点の改善か望まれている。また、この流路切替器をシャワーヘッドに組み込んだときには、切替レバーが本体部から突出するため、スマートなシャワーヘッドをデザインする上での支障となっている。 However, the above-mentioned flow path switch has the following problems to be improved. Specifically, in this flow path switcher, the flow path is switched by swinging the switching lever. In this case, since the water purifier incorporating this flow path switching device is used by being fixed to the faucet of the water supply, the switching lever can be easily swung with one hand. However, when this flow path switcher is incorporated into the shower head, for example, the shower head itself is supported by one hand and the switching lever is swung with the other hand. Has been pointed out that the operability is poor, and improvement in this point is desired. Further, when this flow path switcher is incorporated in the shower head, the switching lever protrudes from the main body portion, which is an obstacle in designing a smart shower head.
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、操作性およびデザイン性を向上し得る流路切替器および浄水器を提供することを主目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a flow path switch and a water purifier capable of improving operability and design.
上記目的を達成すべく請求項1記載の流路切替器は、本体部と、複数の流路にそれぞれ連通するように前記本体部に配設された複数の弁座と、当該各弁座に対して接離する接離方向に移動可能に前記本体部内に配設されて当該各弁座をそれぞれ開閉する複数の弁体と、シャフトおよび当該シャフトの先端部側に配設された複数のカムを有して前記本体部の側壁によって回動可能に支持されると共に回動に応じて当該各カムが前記各弁体にそれぞれ当接して当該各弁体を前記接離方向にそれぞれ移動させるカムシャフトとを備え、前記カムシャフトによる前記各弁体の移動によって前記各弁座の1つを開放すると共に当該1つを除く他の弁座を閉塞して前記流路を切り替える流路切替器であって、前記カムシャフトを回動させる回動機構を備え、前記回動機構は、前記カムシャフトの長さ方向に沿ってスライド可能なスライド部と、前記スライド部のスライドに伴って回動する回動体と、前記カムシャフトによる前記各弁体の移動によって切り替えられる前記流路を示す標識が記載されると共に当該カムシャフトに連結された表示部と、前記標識を視認可能な窓が形成されると共に前記スライド部および前記表示部を覆うようにして当該スライド部に係合させられたプッシュボタンとを備え、前記スライド部は、前記プッシュボタンを前記長さ方向に移動させることによって当該プッシュボタンと共に当該長さ方向にスライド可能に配設され、前記カムシャフトは、前記回動体の回動に伴って回動させられ、前記表示部は、切り替えられた前記流路を示す前記標識が前記窓を介して視認されるように前記カムシャフトと共に回動させられる。
In order to achieve the above object, the flow path switch according to
請求項2記載の流路切替器は、請求項1記載の流路切替器において、前記スライド部は、円筒状に形成されると共に螺旋状のスリットが周壁に形成されて構成され、前記回動体は、前記スライド部内に進入可能な円筒状に形成されると共に前記スリットに嵌合する突起部が外周面に形成されて、前記スライド部がスライドしたときに前記スリットに沿って前記突起部が案内されて回動するように構成されている。
The flow path switch according to
請求項3記載の流路切替器は、請求項1または2記載の流路切替器において、前記回動体と前記カムシャフトとの間に介在して当該カムシャフトの一方の向きの回動を許容して他方の向きの回動を規制するラチェット機構を備えている。
The flow path switch according to claim 3 allows the flow path switch according to
請求項4記載の流路切替器は、請求項3記載の流路切替器において、前記ラチェット機構は、シリンダにおける一端部側の外周面に形成された弧状の第1ラチェット爪、および当該シリンダにおける他端部側の外周面に形成された弧状の第2ラチェット爪を有して前記カムシャフトに連結された状態で前記回動体と当該カムシャフトとの間に配設されるラチェットシリンダと、前記回動体の内周面に形成されて、当該回動体が前記一方の向きに回動するときに前記第1ラチェット爪と噛合して前記ラチェットシリンダを当該回動体と共に当該一方の向きに回動させ、当該回動体が前記他方の向きに回動するときに当該第1ラチェット爪との噛合が解除される第1ラチェット歯と、前記本体部に設けられた円筒体の内周面に形成されて、前記ラチェットシリンダに対して前記他方の向きへの回動力が作用したときに前記第2ラチェット爪と噛合して当該ラチェットシリンダの当該他方の向きへの回動を規制し、当該ラチェットシリンダが前記一方の向きに回動するときに当該第2ラチェット爪との噛合が解除される第2ラチェット歯とを備えて構成されている。
The flow path switch according to
請求項5記載の流路切替器は、請求項3または4記載の流路切替器において、前記回動機構は、前記シャフトの前記先端部側に向かう向きに前記スライド部がスライドしたときに前記回動体が前記一方の向きに回動するように構成されている。
The flow path switch according to claim 5 is the flow path switch according to
請求項6記載の流路切替器は、請求項5記載の流路切替器において、前記回動機構は、前記シャフトの前記先端部側から離反する向きに前記スライド部を付勢する付勢部を備えている。 The flow path switch according to claim 6 is the flow path switch according to claim 5, wherein the rotation mechanism urges the slide portion in a direction away from the tip end side of the shaft. It has.
請求項7記載の浄水器は、請求項1から6のいずれかに記載の流路切替器と、濾過材が収容されると共に当該流路切替器に接続可能な濾過器とを備えている。
The water purifier according to claim 7 includes the flow path switch according to any one of
請求項1記載の流路切替器、および請求項7記載の浄水器によれば、カムシャフトの長さ方向に沿ってスライド可能なスライド部、およびスライド部のスライドに伴って回動する回動体を有する回動機構を備えたことにより、スライド部をカムシャフトの長さ方向に沿ってスライドさせることで、カムシャフトを回動させて流路の切り替えを行うことができる。このため、この流路切替器および浄水器によれば、従来の流路切替器のような切替レバーの揺動操作を不要とすることができる結果、操作性を十分に向上させることができる。また、この流路切替器および浄水器によれば、本体部から突出する切替レバーをなくすことができるため、デザイン性を十分に向上させることができる。また、カムシャフトの回動に伴って表示部が回動して、表示部に記載された標識がプッシュボタンの窓を介して視認される構成を採用したことにより、標識の視認によって流路が切り替えられたことを使用者に認識させることができる。
According to the flow path switch according to
請求項2記載の流路切替器、および請求項7記載の浄水器によれば、螺旋状のスリットをスライド部の周壁に形成し、スリットに嵌合する突起部を回動体の外周面に形成したことにより、簡易な構成でありながら、カムシャフトを確実に回動させることができるため、回動機構を十分に小型化することができる。したがって、この流路切替器および浄水器によれば、回動機構のスペースを確保することによるデザイン上の制約を少なくし、これによってデザインの自由度を高めることができる結果、デザイン性をさらに向上させることができる。
According to the flow path switch according to
請求項3記載の流路切替器、および請求項7記載の浄水器によれば、回動体とカムシャフトとの間に介在してカムシャフトの一方の向きの回動を許容して他方の向きの回動を規制するラチェット機構を備えたことにより、シャフトの先端部側に向かう向きにスライド部をスライドさせたときにのみカムシャフトを回動させて流路を切り替えさせ、その逆向きにスライド部をスライドさせたときには切り替え前の流路に戻ることなくそのままの流路に維持することができる。このため、この流路切替器および浄水器によれば、ラチェット機構を備えていない構成とは異なり、カムシャフトの長さ方向に沿ってスライド部を往復させたときに、切り替えた流路が使用者の意図に反して切り替え前の流路に戻る事態を防止することができる結果、操作性をさらに向上させることができる。 According to the flow path switch according to claim 3 and the water purifier according to claim 7, the camshaft is interposed between the rotating body and the camshaft to allow rotation of one direction of the camshaft and the other direction. By providing a ratchet mechanism that regulates the rotation of the camshaft, the camshaft is rotated to switch the flow path only when the slide portion is slid toward the tip side of the shaft, and the slide is slid in the opposite direction. When the portion is slid, the flow path can be maintained as it is without returning to the flow path before switching. Therefore, according to this flow path switcher and water purifier, the switched flow path is used when the slide portion is reciprocated along the length direction of the camshaft, unlike the configuration without the ratchet mechanism. As a result of being able to prevent the situation of returning to the flow path before switching against the intention of the person, the operability can be further improved.
請求項4記載の流路切替器、および請求項7記載の浄水器によれば、第1ラチェット爪および第2ラチェット爪を有するラチェットシリンダと、回動体の内周面に形成されて第1ラチェット爪と噛合する第1ラチェット歯と、本体部の円筒体の内周面に形成されて、第2ラチェット爪と噛合する第2ラチェット歯とを備えてラチェット機構を構成したことにより、簡易な構成でありながら、ラチェット機構としての機能を確実に実現することができるため、ラチェット機構を十分に小型化することができる結果、デザイン性をより向上させることができる。
According to the flow path switch according to
請求項5記載の流路切替器、および請求項7記載の浄水器によれば、シャフトの先端部側に向かう向きにスライド部がスライドさせられたときに回動体が一方の向きに回動するように回動機構を構成したことにより、スライド部を押し込む操作によってカムシャフトを回動させて流路の切り替えを行うことができるため、スライド部を引っ張る操作でカムシャフトを回動させて流路の切り替えを行う構成と比較してスライド部に力を加えやすい結果、操作性をさらに向上させることができる。 According to the flow path switch according to claim 5 and the water purifier according to claim 7, the rotating body rotates in one direction when the slide portion is slid in the direction toward the tip end side of the shaft. By configuring the rotation mechanism as described above, the camshaft can be rotated by the operation of pushing the slide portion to switch the flow path. Therefore, the camshaft is rotated by the operation of pulling the slide portion to rotate the flow path. As a result of making it easier to apply force to the slide portion as compared with the configuration in which the above is switched, the operability can be further improved.
請求項6記載の流路切替器、および請求項7記載の浄水器によれば、シャフトの先端部側から離反する向きにスライド部を付勢する付勢部を備えたことにより、シャフトの先端部に向かう向きのスライド部の押し込みを解除したときに、スライド部を初期位置(押し込み前の位置)に自動的に復帰させることができるため、操作性を一層向上させることができる。 According to the flow path switch according to claim 6 and the water purifier according to claim 7, the tip of the shaft is provided with an urging portion that urges the slide portion in a direction away from the tip end side of the shaft. When the push of the slide portion in the direction toward the portion is released, the slide portion can be automatically returned to the initial position (the position before pushing), so that the operability can be further improved.
以下、流路切替器および浄水器の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the flow path switch and the water purifier will be described with reference to the accompanying drawings.
最初に、図1に示すシャワーヘッド1の構成について説明する。このシャワーヘッド1は、浄水器の一例であって、同図および図2に示すように、流路切替器2および濾過器3を備えて構成されている。
First, the configuration of the
流路切替器2は、図3,4に示すように、ケース11、本体部12、弁座ユニット13、吐出キャップ14、弁体15a,15b,15c(以下、区別しないときには「弁体15」ともいう)、カムシャフト16a,16b(以下、区別しないときには「カムシャフト16」ともいう)および回動機構17を備えて構成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the flow path switch 2 includes a
ケース11は、図1,2に示すように、互いに嵌合可能な上ケース11aおよび下ケース11bを備え、図3に示すように、流路切替器2を構成する他の構成要素を収容可能に構成されている。また、ケース11は、図1,2に示すように、長尺の筒状部の中間部位から短尺の筒状部が直角方向に突出する形状に形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
本体部12は、図3,5,6に示すように、弁室121、弁座収容室122および駆動部収容室123を備えて構成されている。
As shown in FIGS. 3, 5 and 6, the
弁室121は、図5,6に示すように、円筒状に形成され、図3に示すように、弁体15a,15b,15c、カムシャフト16a、およびカムシャフト16bの先端部側(図3における左側)を収容可能に構成されている。また、図6に示すように、弁室121内には、カムシャフト16aを支持する凹部121cが形成された側壁121a、およびカムシャフト16bを支持する支持孔121dが形成された側壁121bが設けられている。
The
弁座収容室122は、図5,6に示すように、弁室121の中央部から突出する円筒状に形成され、図3に示すように、弁座ユニット13を収容可能に構成されている。また、弁座収容室122の先端部(図3における下端部)における内周面には、吐出キャップ14をねじ込ませるための図外のねじ山(雌ねじ)が形成されている。
As shown in FIGS. 5 and 6, the valve
駆動部収容室123は、図6に示すように、弁室121の側壁121b側に形成され、図3に示すように、回動機構17およびカムシャフト16bの基端部側(図3における右側)を収容可能に構成されている。また、駆動部収容室123は、図5,6に示すように、弁室121よりもやや大径に形成された円筒体123aと、弁室121よりもやや小径に形成されて円筒体123a内に設けられた円筒体123bとを備えて構成されている。
As shown in FIG. 6, the drive
また、図7に示すように、円筒体123bの内周面には、回動機構17における後述するラチェットシリンダ171のラチェット爪171c(第2ラチェット爪に相当する)と噛合する9個のラチェット歯124(第2ラチェット歯に相当する)が形成されている(図20も参照)。また、図5,7に示すように、円筒体123aの周壁には、回動機構17における後述するスライダ174の突起部174bを挿入させる3個のスリット125が等間隔で形成されている。この場合、スリット125は、カムシャフト16a,16bの長さ方向(シャワーヘッド1の長さ方向でもあり、図1,3に示す矢印Zの方向)に沿って延在するように形成されている。
Further, as shown in FIG. 7, on the inner peripheral surface of the
弁座ユニット13は、図8に示すように、3個の弁座131a,131b,131c(以下、区別しないときには「弁座131」ともいう)を備えて構成されている。この場合、各弁座131は、図3に示すように、流路切替器2に供給される水を流動させる3つの流路100a,100b,100c以下、区別しないときには「流路100」ともいう)にそれぞれ連通する。
As shown in FIG. 8, the
ここで、流路100aは、濾過器3を通過した水(浄水)を吐出キャップ14における後述するストレート吐出口141に流動させる。また、流路100bは、濾過器3を通過しない水(原水)を吐出キャップ14のストレート吐出口141に流動させる。また、流路100cは、原水を吐出キャップ14における後述するシャワー吐出口142に流動させる。
Here, the
吐出キャップ14は、図4に示すように、有底の円筒状に形成され、図3に示すように、本体部12の弁座収容室122の先端部(同図における下端部)に取り付けられている。この場合、吐出キャップ14は、外周面に形成されている図外のねじ山(雄ねじ)を弁座収容室122の先端部おける内周面に形成されているねじ山に(雌ねじ)にねじ込むことによって弁座収容室122の先端部に取り付けられている。また、図3に示すように、吐出キャップ14の底部には、流路100a,100bを流動した水をストレート状に吐出させるストレート吐出口141、および流路100cを流動した水をシャワー状に吐出させるシャワー吐出口142が形成されている。また、同図に示すように、ストレート吐出口141には、吐出する水を整流するための整流板143が配設されている。また、吐出キャップ14と本体部12との接合部分、および整流板143と吐出キャップ14との接合部分には、気密用のオーリング(環状パッキン)が配設されている。
As shown in FIG. 4, the
弁体15a,15b,15cは、図3に示すように、弁座131a,131b,131cの上方に配設されて、カムシャフト16によって弁座131a,131b,131cに対して接離する方向(接離方向)に移動させられることによって弁座131a,131b,131cをそれぞれ開閉する。この場合、弁体15a,15b,15cは、図9に示すように、カムシャフト16における後述するカム162の形成部位が挿入されるフレーム151と、各弁体15a,15b,15cを弁座131a,131b,131cに向けて付勢するスプリング156(図3,4参照)の一端部(図3,4における下端部)が当接するばね受け152と、ばね受け152の下部に形成されて、カムシャフト16のカム162が当接する突起部153と、弁座131a,131b,131cの閉塞および開放を行う閉塞部154とを備えてそれぞれ構成されている。また、閉塞部154と弁座131a,131b,131cとの接合部分には、気密用のオーリングが配設されている。
As shown in FIG. 3, the
カムシャフト16aは、図10に示すように、シャフト161a、3個のカム162a(図11も参照)、および連結部163aを備えて構成されている。シャフト161aは、円柱状に形成され、先端部(図10における左側端部)が、本体部12の側壁121aに形成されている凹部121c(図6参照)に挿入されて、回動可能な状態で側壁121aによって支持されている。
As shown in FIG. 10, the
各カム162aは、図11に示すように、断面略台形状に形成され、隣接するカム162a同士のなす角度が120°となる状態でシャフト161aの外周面からラジアル方向(シャフト161aの半径方向)に突出するようにしてシャフト161aに配設されている。なお、図11では、カムシャフト16a,16bを軸線方向(図10に示すX方向)から見た状態を図示している。
As shown in FIG. 11, each
連結部163aは、図10に示すように、シャフト161aよりも大径の円柱状に形成されている。また、連結部163aには、カムシャフト16bの一端部を挿入させてカムシャフト16a,16bを連結させるための連結穴164aが形成されている。また、カムシャフト16aと本体部12との接合部分には、気密用のオーリングが配設されている。
As shown in FIG. 10, the connecting
カムシャフト16bは、図10に示すように、シャフト161b、3個のカム162b、3個のカム162c(図11も参照:以下、カム162a,162b,162cを区別しないときには「カム162」ともいう)、および連結部163bを備えて構成されている。シャフト161bは、円柱状に形成され、一端部(同図における左側端部)が、カムシャフト16aの連結部163aに形成されている連結穴164aに挿入されてカムシャフト16aに連結されている。
As shown in FIG. 10, the
各カム162bは、図11に示すように、シャフト161aのカム162aと同形状に形成され、隣接するカム162b同士が120°をなし、かつカムシャフト16a,16bを軸線方向から見た状態において、隣接するカム162aとのなす角度が40°となる状態でシャフト161bの外周面からラジアル方向に突出するようにシャフト161bに配設されている。
As shown in FIG. 11, each
カム162cは、図11に示すように、カム162a,162bと同形状に形成され、隣接するカム162c同士が120°をなし、かつカムシャフト16a,16bを軸線方向から見た状態において、隣接するカム162a,162bとのなす角度が40°となる状態でシャフト161bの外周面からラジアル方向に突出するようにシャフト161bに配設されている。つまり、カムシャフト16a,16bの各カム162a,162b,162cは、同図に示すように、カムシャフト16a,16bを軸線方向から見た状態において、軸線を中心とする回転方向に40°刻みで並ぶように配設されている。
As shown in FIG. 11, the
連結部163bは、図10に示すように、シャフト161bよりも大径の円柱状に形成され、本体部12の側壁121bに形成されている支持孔121d(図6参照)に挿通され、回動可能な状態で側壁121bに支持されている。また、連結部163bには、図10に示すように、回動機構17における後述する表示部177の軸177bを挿入させる挿入穴164bが形成されている。また、カムシャフト16bと本体部12との接合部分には、気密用のオーリングが配設されている。
As shown in FIG. 10, the connecting
上記したように構成されたカムシャフト16a,16bでは、カムシャフト16a,16bが40°回動する毎に、各カム162a,162b,162cのうちのいずれか1つのカム162が弁体15a,15b,15c(図9に示す突起部153)のうちのいずれか1つの弁体15に当接してその弁体15を上方(弁座131a,131b,131cから離間する向き)に押圧して移動させる(押し上げる)。また、カム162による押圧が解除されたときには、その弁体15がスプリング156の付勢力によって下方(弁座131a,131b,131cに近接する向き)に移動させられる(押し下げられる)。このようなカムシャフト16a,16bおよび弁体15a,15b,15cの動作によって弁座ユニット13の各弁座131a,131b,131cが開閉され、これによって流路100の切り替えが行われる。
In the
回動機構17は、図3,4に示すように、ラチェットシリンダ171、回動体172、Eスプリング173、スライダ174、ブッシュ175、スプリング176、表示部177およびプッシュボタン178を備えて構成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the rotating
ラチェットシリンダ171は、図12,13に示すように、本体部171a(シリンダ)、3個のラチェット爪171b(第1ラチェット爪に相当する)、および3個のラチェット爪171c(第2ラチェット爪に相当する)を備えて構成されている。本体部171aは、円筒状に形成され、図17に示すようにカムシャフト16b(具体的には、図10に示す連結部163bの外側)に連結される。ラチェット爪171bは、図12,13に示すように、弧状に形成されると共に、図12における本体部171aの右側(一端部側)の外周面に等間隔に配設されて、図19に示すように、回動体172における後述するラチェット歯172c(第1ラチェット歯に相当する)と噛合する。なお、図19では、ラチェットシリンダ171および回動体172以外の図示を省略している。ラチェット爪171cは、図12,13に示すように、弧状に形成されると共に、図12における本体部171aの左側(他端部側)の外周面に等間隔に配設され、図20に示すように、本体部12の円筒体123bに形成されているラチェット歯124(第2ラチェット歯に相当する)と噛合する。なお、図20では、本体部12およびラチェットシリンダ171以外の図示を省略している。
As shown in FIGS. 12 and 13, the
回動体172は、図14,15に示すように、本体部172a、3個の突起部172bおよび9個のラチェット歯172c(第1ラチェット歯)を備えて構成されている。本体部172aは、円筒状に形成され、図17に示すようにラチェットシリンダ171の一端部側が挿入された状態でラチェットシリンダ171に連結される。各突起部172bは、図14,15に示すように、円柱状に形成され、本体部172aの外周面からラジアル方向に突出するように等間隔に配設されている。また、突起部172bは、図17に示すように、スライダ174における後述するスリット174cに嵌め込まれる。各ラチェット歯172cは、図15に示すように、本体部172aの内周面に等間隔で形成されている。
As shown in FIGS. 14 and 15, the
この場合、上記した、ラチェットシリンダ171のラチェット爪171b,171c(第1ラチェット爪および第2ラチェット爪)、回動体172のラチェット歯172c(第1ラチェット歯)、並びに本体部12のラチェット歯124(第2ラチェット歯)によってラチェット機構が構成される。
In this case, the
Eスプリング173は、図3に示すように、ラチェットシリンダ171および回動体172に挿入されたカムシャフト16bの連結部163bの端部(同図における右側の端部)に形成されている溝に嵌め込まれることによって連結部163bからのラチェットシリンダ171および回動体172の抜けを防止する。
As shown in FIG. 3, the
スライダ174は、スライド部に相当し、図16に示すように、本体部174a、および3個の突起部174bを備えて構成され、図3に示すように、本体部12の円筒体123aの開口部側(同図における右側)に配設される。本体部174aは、図16に示すように、有底の円筒状に形成されている。各突起部174bは、本体部174aの外周面における底部とは逆側(同図における左側)の縁部からラジアル方向に突出するように等間隔に配設されている。また、本体部174aの周壁には、回動体172の突起部172bを嵌め込み可能な螺旋状の3個のスリット174cが等間隔に形成されている。この場合、各スリット174cは、同図に示すように、左らせん状に形成されている。
The
このスライダ174は、図18に示すように、本体部12の円筒体123aに形成されている各スリット125に各突起部174bがそれぞれ嵌め込まれた状態で各スリット125の延在方向(カムシャフト16a,16bの長さ方向(シャワーヘッド1の長さ方向)であって、同図に示す矢印Zの方向)にスライドすることが可能となっている。また、このスライダ174では、各スリット174cが左らせん(S巻き)状に形成されているため、スライダ174を同図に示す矢印Z2の向き(シャフト161a,161bの先端部に向かう向き)にスライドさせたときに、各スリット174cに各突起部172bが嵌め込まれている回動体172(図17参照)が各スリット174cによって案内されて、図19に示す矢印θ1の向き(一方の向きに相当し、流路切替器2の一端部2a側(図1参照)から回動体172を見た状態における右回り)に回動する。この場合、この流路切替器2では、回動体172が40°だけ回動したときに突起部174bがスリット125の縁部に当接し、それ以上のスライダ174のスライドが規制されるように構成されている。
As shown in FIG. 18, the
ブッシュ175は、図18に示すように、本体部12における円筒体123aの開口部側(両図における右側)に取り付けられて、円筒体123aのスリット125に嵌め込まれたスライダ174の突起部174bの抜けを防止する。
As shown in FIG. 18, the
スプリング176は、付勢部に相当し、図3に示すように、本体部12における円筒体123a,123bの間に配設され、シャフト161a,161bの先端部から離反する向き(同図に示す矢印Z1の向き)にスライダ174を付勢する。
The
表示部177は、図3に示すように、円形の表示板177a、および表示板177aに取り付けられた軸177bを備えて構成されている。また、表示部177は、同図に示すように、軸177bがカムシャフト16bの連結部163bに形成されている挿入穴164bに挿入された状態で、表示板177aがスライダ174よりも流路切替器2の一端部2a側に位置するように配設されて、カムシャフト16a,16bと共に回動する。また、表示板177aの表面には、流路100の種類を示す文字や図柄などの標識(図示せず)が記載され、カムシャフト16a,16bと共に表示部177が回動することにより、カムシャフト16a,16bの回動によって切り替えられる流路100を示す標識がプッシュボタン178における後述する窓178aを介して視認される。
As shown in FIG. 3, the
プッシュボタン178は、図4に示すように、有底の円筒状に形成され、図3に示すように、スライダ174および表示部177を覆うようにして流路切替器2の一端部2a側に配設されている。また、プッシュボタン178の底部には、上記した表示部177の表示板177aに記載されている上記した標識を視認させるための窓178aが形成されている。
As shown in FIG. 4, the
濾過器3は、図1,2に示すように、本体部21と、本体部21内に収容されたカートリッジフィルタ22(濾過材)とを備えて構成されている。本体部21は、円筒状に形成されて、一端部21aを流路切替器2の他端部2bに連結することが可能に構成されると共に、他端部21bに図外の給水ホースを連結することが可能に構成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the filter 3 includes a
次に、シャワーヘッド1の使用方法、およびその際のシャワーヘッド1を構成する各部の動作について説明する。
Next, a method of using the
このシャワーヘッド1では、流路切替器2における回動機構17のプッシュボタン178をシャワーヘッド1の長さ方向(カムシャフト16a,16bの長さ方向:図1に示す矢印Zの方向)に移動させることで、図外の給水ホースを介して供給される水の流路100を切り替えて吐出させることが可能となっている。具体的には、図1に示す矢印Z2の向き(シャフト161a,161bの先端部に向かう向き)にプッシュボタン178を押し込む。
In this
この際に、図18に示すように、プッシュボタン178の押し込みによってスライダ174が矢印Z2の向きにスライドする。次いで、矢印Z2の向きへのスライダ174のスライドに伴い、図17に示すように、スライダ174における左らせん状の各スリット174cに各突起部172bが嵌め込まれている回動体172が、各スリット174cによって案内されて矢印θ1の向き(一方の向き)に回動する。
At this time, as shown in FIG. 18, the
この際に、図19に示すように、回動体172のラチェット歯172cとラチェットシリンダ171のラチェット爪171bとが噛合して、回動体172の回動に伴ってラチェットシリンダ171が回動体172と共に矢印θ1の向きに回動する。また、ラチェットシリンダ171に連結されているカムシャフト16b、およびカムシャフト16bに連結されているカムシャフト16aが矢印θ1の向きに回動する。この場合、図20に示すように、ラチェットシリンダ171が矢印θ1の向きに回動する状態では、本体部12における円筒体123bのラチェット歯124とラチェットシリンダ171のラチェット爪171cとが噛合しない(噛合が解除される)ため、ラチェットシリンダ171の矢印θ1の向きの回動が許容される。
At this time, as shown in FIG. 19, the
続いて、カムシャフト16a,16bが40°回動したときには、各カム162a,162b,162c(図3参照)のうちのいずれか1つ(一例として、カム162a)が弁体15a,15b,15c(同図参照)うちのいずれか1つ(この例では、弁体15a)の突起部153(図9参照)に当接して、弁体15aを上方に押圧して移動させる(押し上げる)。これにより、弁体15aの閉塞部154が弁座131aから離間して、弁座131aが開放される。また、この状態では、弁体15b,15c(弁体15aを除く他の弁体15)が、スプリング156の付勢力によって下方に押し付けられているため、弁座131b,131cが閉塞されている。この結果、図外の給水ホースを介して供給されて濾過器3を通過した水(浄水)が、弁座131aに連通する流路100a(図3参照)を流動して、吐出キャップ14のストレート吐出口141(同図参照)から吐出される。
Subsequently, when the
また、カムシャフト16a,16bの回動に伴って表示部177が回動して、カムシャフト16a,16bと共に回動する。また、表示板177aの表面に記載された流路100aを示す標識がプッシュボタン178の窓178aを介して視認される。このため、シャワーヘッド1の使用者は、流路100aに切り替えられたことを認識することができる。
Further, the
一方、回動体172が40°回動したときに、それ以上のスライダ174のスライドが規制されるため、その時点でプッシュボタン178の押し込みを解除する。この際に、スプリング176の付勢力によってスライダ174、表示部177およびプッシュボタン178が図18に示す矢印Z1の向き(シャフト161a,161bの先端部から離反する向き)にスライドさせられて、これらが初期位置に復帰する。
On the other hand, when the
また、図17に示すように、矢印Z1の向きへのスライダ174のスライドに伴い、回動体172が矢印θ1の向きとは逆の矢印θ2の向き(他方の向き)に回動して初期状態に復帰する。この場合、図19に示すように、回動体172が矢印θ2の向きに回動する状態では、回動体172のラチェット歯172cとラチェットシリンダ171のラチェット爪171bとが噛合しない(噛合が解除される)ため、回動体172だけが回動する(回動体172が空回りする)。また、ラチェット歯172cとラチェット爪171bとの摩擦に起因して、ラチェットシリンダ171に対して矢印θ2の向きの回動力が作用したとしても、図20に示すように、本体部12における円筒体123bのラチェット歯124とラチェットシリンダ171のラチェット爪171cとが噛合するため、ラチェットシリンダ171の矢印θ2の向きの回動が規制される。このため、ラチェットシリンダ171に連結されているカムシャフト16a,16bの矢印θ2の向きの回動が規制される。
Further, as shown in FIG. 17, as the
上記したように、ラチェットシリンダ171のラチェット爪171b,171c、本体部12のラチェット歯124、および回動体172のラチェット歯172cによって構成されるラチェット機構の作用により、カムシャフト16a,16bの矢印θ1の向きの回動が許容され、矢印θ2の向きの回動が規制される。
As described above, due to the action of the ratchet mechanism composed of the
次いで、図1に示す矢印Z2の向きにプッシュボタン178を再度押し込んだときには、図18に示すように、スライダ174が矢印Z2の向きにスライドし、続いて、図17に示すように、回動体172が矢印θ1の向きに回動する。この際に、図19に示すように、回動体172のラチェット歯172cとラチェットシリンダ171のラチェット爪171bとが噛合して、ラチェットシリンダ171が回動体172と共に矢印θ1の向きに回動し、これに伴ってカムシャフト16a,16bが矢印θ1の向きに回動する。
Then, when the
次いで、カムシャフト16a,16bが40°回動したときには、図3に示すように、例えば、カム162bが弁体15bに当接して弁体15bを上方に押圧して移動させ、これによって弁座131bが開放される。この結果、濾過器3を通過していない水(原水)が、弁座131bに連通する流路100b(同図参照)を流動して吐出キャップ14のストレート吐出口141(同図参照)から吐出される。つまり、流路100が流路100aから流路100bに切り替えられる。
Next, when the
続いて、プッシュボタン178の押し込みを解除したときには、スプリング176の付勢力によってスライダ174、表示部177およびプッシュボタン178が図18に示す矢印Z1の向きにスライドさせられて、これらが初期位置に復帰する。また、図17に示すように、矢印Z1の向きへのスライダ174のスライドに伴い、回動体172が矢印θ2の向きに回動して初期状態に復帰する。
Subsequently, when the
次いで、図1に示す矢印Z2の向きにプッシュボタン178を再度押し込んだときには、上記したように、スライダ174が矢印Z2の向きにスライドして、回動体172が矢印θ1の向きに回動し、これに伴ってラチェットシリンダ171およびカムシャフト16a,16bが矢印θ1の向きに回動する(図17〜図19参照)。
Then, when the
続いて、カムシャフト16a,16bが40°回動したときには、例えば、カム162cが弁体15cに当接して弁体15cを上方に押圧して移動させ、これによって弁座131cが開放される。この結果、濾過器3を通過していない水(原水)が、弁座131cに連通する流路100c(図3参照)を流動して吐出キャップ14のシャワー吐出口142(同図参照)から吐出される。つまり、流路100が流路100bから流路100cに切り替えられる。
Subsequently, when the
次いで、プッシュボタン178の押し込みを解除したときには、スプリング176の付勢力によってスライダ174、表示部177およびプッシュボタン178が矢印Z1の向きにスライドさせられて初期位置に復帰し、これに伴って回動体172が矢印θ2の向きに回動して初期状態に復帰する(図17,18参照)。
Next, when the
以下、プッシュボタン178の押し込みおよび押し込みの解除を行うことで、流路切替器2の各部が上記した動作と同様に動作し、これによって流路100の切り替えが行われる。
Hereinafter, by pushing in and releasing the
このように、この流路切替器2およびシャワーヘッド1によれば、カムシャフト16a,16bの長さ方向に沿ってスライド可能なスライダ174、およびスライダ174のスライドに伴って回動する回動体172を有する回動機構17を備えたことにより、スライダ174をカムシャフト16a,16bの長さ方向に沿ってスライドさせることで、カムシャフト16a,16bを回動させて流路100の切り替えを行うことができる。このため、この流路切替器2およびシャワーヘッド1によれば、従来の流路切替器のような切替レバーの揺動操作を不要とすることができる結果、操作性を十分に向上させることができる。また、この流路切替器2およびシャワーヘッド1によれば、本体部から突出する切替レバーをなくすことができるため、デザイン性を十分に向上させることができる。
As described above, according to the flow path switch 2 and the
また、この流路切替器2およびシャワーヘッド1によれば、螺旋状のスリット174cをスライダ174の周壁に形成し、スリット174cに嵌合する突起部172bを回動体172の外周面に形成したことにより、簡易な構成でありながら、カムシャフト16a,16bを確実に回動させることができるため、回動機構17を十分に小型化することができる。したがって、この流路切替器2およびシャワーヘッド1によれば、回動機構17のスペースを確保することによるデザイン上の制約を少なくし、これによってデザインの自由度を高めることができる結果、デザイン性をさらに向上させることができる。
Further, according to the flow path switch 2 and the
また、この流路切替器2およびシャワーヘッド1によれば、回動体172とカムシャフト16a,16bとの間に介在してカムシャフト16a,16bの矢印θ1の向き(一方の向き)の回動を許容して矢印θ2の向き(他方の向き)の回動を規制するラチェット機構を備えたことにより、シャフト161a,161bの先端部側に向かう向きにスライダ174をスライドさせたときにのみカムシャフト16a,16bを回動させて流路100を切り替えさせ、その逆向きにスライダ174をスライドさせたときには切り替え前の流路100に戻ることなくそのままの流路100に維持することができる。このため、この流路切替器2およびシャワーヘッド1によれば、ラチェット機構を備えていない構成とは異なり、カムシャフト16a,16bの長さ方向に沿ってスライダ174を往復させたときに、切り替えた流路100が使用者の意図に反して切り替え前の流路100に戻る事態を防止することができる結果、操作性をさらに向上させることができる。
Further, according to the flow path switch 2 and the
また、この流路切替器2およびシャワーヘッド1によれば、ラチェット爪171b,171cを有するラチェットシリンダ171と、回動体172の内周面に形成されてラチェット爪171bと噛合するラチェット歯172cと、本体部12の円筒体123bの内周面に形成されて、ラチェット爪171cと噛合するラチェット歯124とを備えてラチェット機構を構成したことにより、簡易な構成でありながら、ラチェット機構としての機能を確実に実現することができるため、ラチェット機構を十分に小型化することができる結果、デザイン性をより向上させることができる。
Further, according to the flow path switch 2 and the
また、この流路切替器2およびシャワーヘッド1によれば、シャフト161a,161bの先端部側に向かう向きにスライダ174がスライドさせられたときに回動体172が矢印θ1の向き(一方の向き)に回動するように回動機構17を構成したことにより、スライダ174を押し込む操作によってカムシャフト16a,16bを回動させて流路100の切り替えを行うことができるため、スライダ174を引っ張る操作でカムシャフト16a,16bを回動させて流路100の切り替えを行う構成と比較してスライダ174に力を加えやすい結果、操作性をさらに向上させることができる。
Further, according to the flow path switch 2 and the
また、この流路切替器2およびシャワーヘッド1によれば、シャフト161a,161bの先端部側から離反する向きにスライダ174を付勢するスプリング176を備えたことにより、シャフト161a,161bの先端部に向かう向きのスライダ174の押し込みを解除したときに、スライダ174を初期位置(押し込み前の位置)に自動的に復帰させることができるため、操作性を一層向上させることができる。
Further, according to the flow path switch 2 and the
なお、流路切替器および浄水器は、上記の構成に限定されない。例えば、浄水器としてのシャワーヘッド1に適用した例について上記したが、水道の蛇口に取り付けて使用する蛇口固定型の浄水器に適用することもできる。また、濾過器3(浄水機能)を備えていない機器に流路切替器2を組み込んで使用する(つまり、流路切替器2を単体で使用する)こともできる。
The flow path switch and the water purifier are not limited to the above configuration. For example, although the example applied to the
また、3つの流路100a,100b,100cを切り替える流路切替器2に適用した例について上記したが、2つまたは4つ以上の任意の数の流路100を切り替える流路切替器に適用することもできる。この場合、流路100の数に応じて弁座131の数、弁体15の数、カムシャフト16におけるカム162の数、ラチェット歯124,172cの数、ラチェットシリンダ171におけるラチェット爪171b,171cの数を増減することで、上記した各効果を実現することができる。
Further, although the example applied to the flow path switch 2 for switching the three
また、付勢部材としてのスプリング176を用いる構成例について上記したが、例えば、ゴム等の弾性部材を付勢部材として用いる構成を採用することもできる。
Further, although the configuration example in which the
また、スプリング176を備えていない構成を採用することもできる。この場合、この構成では、プッシュボタン178を図18に示す矢印Z1の向きに引っ張ることで、プッシュボタン178を初期状態に復帰させることができる。
It is also possible to adopt a configuration that does not include the
また、ラチェット機構は、ラチェットシリンダ171のラチェット爪171b,171c、回動体172のラチェット歯172c、および本体部12のラチェット歯124によって構成された上記の構成に限定されない。例えば、ラチェットシリンダ171にラチェット歯172c,124と同様のラチェット歯を形成すると共に回動体172および本体部12にラチェット爪171b,171cと同様のラチェット爪をそれぞれ形成した構成や、ラチェット爪171b,171cと同様の爪をカムシャフト16bの連結部163bの外周面に形成した構成を採用することもできる。
Further, the ratchet mechanism is not limited to the above configuration composed of the
また、ラチェット機構を備えていない構成を採用することもできる。この場合、この構成では、スライダ174のスライド可能な長さを長く(例えば、回動体172が120°回動する長さに)規定する。このように規定することで、スライダ174を図18に示す矢印Z2の向きに移動させて、回動体172を図17に示す矢印θ1の向きに40°回動させる毎に、流路100a,100b,100cをこの順序で順次切り替えさせ、スライダ174を図18に示す矢印Z1の向きに移動させて、回動体172を図17に示す矢印θ2の向きに40°回動させる毎に、流路100a,100b,100cをこの逆の順序で順次切り替えさせることができる。
It is also possible to adopt a configuration that does not have a ratchet mechanism. In this case, in this configuration, the slidable length of the
また、回動機構は、上記した回動機構17の構成に限定されない。例えば、上記した回動機構17では、シャフト161a,161bの先端部側に向かう向きにスライダ174がスライドしたときに、回動体172が矢印θ1の向き(一方の向き)に回動するように構成されているが、シャフト161a,161bの先端部側から離反する向きにスライダ174がスライドしたときに、回動体172が矢印θ1の向きに回動するように回動機構を構成することもできる。
Further, the rotating mechanism is not limited to the configuration of the
また、回動機構は、上記した回動機構17の構成に限定されない。例えば、上記の回動機構17では、突起部172bが形成された回動体172と、スリット174cが形成されたスライダ174とを備えているが、スライダ174のスリット174cと同様のスリットが形成された回動体と、回動体172の突起部172bと同様の突起部が形成されたスライダ(スライド部)とを備えて回動機構を構成することもできる。また、リンクや歯車を用いて回動機構を構成することもできる
Further, the rotating mechanism is not limited to the configuration of the
また、互いに連結される2つのカムシャフト16a,16bを用いる例について上記したが、カムシャフト16a,16bを一体に形成した1つのカムシャフトを用いる構成を採用することもできる。
Further, although the example of using two
1 シャワーヘッド
2 流路切替器
3 濾過器
12 本体部
16a,16b カムシャフト
17 回動機構
22 カートリッジフィルタ
100a,100b,100c 流路
124,172c ラチェット歯
131a,131b,131c 弁座
15a,15b,15c 弁体
121a,121b 側壁
161a,161b シャフト
162a,162b,162c カム
171 ラチェットシリンダ
171b,171c ラチェット爪
172 回動体
172b 突起部
174 スライダ
174c スリット
176 スプリング
1
Claims (7)
前記カムシャフトを回動させる回動機構を備え、
前記回動機構は、前記カムシャフトの長さ方向に沿ってスライド可能なスライド部と、前記スライド部のスライドに伴って回動する回動体と、前記カムシャフトによる前記各弁体の移動によって切り替えられる前記流路を示す標識が記載されると共に当該カムシャフトに連結された表示部と、前記標識を視認可能な窓が形成されると共に前記スライド部および前記表示部を覆うようにして当該スライド部に係合させられたプッシュボタンとを備え、
前記スライド部は、前記プッシュボタンを前記長さ方向に移動させることによって当該プッシュボタンと共に当該長さ方向にスライド可能に配設され、
前記カムシャフトは、前記回動体の回動に伴って回動させられ、
前記表示部は、切り替えられた前記流路を示す前記標識が前記窓を介して視認されるように前記カムシャフトと共に回動させられる流路切替器。 The main body and a plurality of valve seats arranged in the main body so as to communicate with each of the plurality of flow paths are arranged in the main body so as to be movable in the contacting and disengaging directions with respect to each valve seat. It has a plurality of valve bodies that are provided to open and close each valve seat, and a shaft and a plurality of cams arranged on the tip end side of the shaft, and are rotatably supported by the side wall of the main body. A camshaft is provided in which each cam abuts on each of the valve bodies in response to rotation to move each of the valve bodies in the contacting / separating direction, and the movement of each of the valve bodies by the camshaft causes the said. A flow path switcher that opens one of the valve seats and closes the other valve seats other than the one to switch the flow path.
A rotation mechanism for rotating the camshaft is provided.
The rotation mechanism is switched between a slide portion that can slide along the length direction of the camshaft, a rotating body that rotates with the slide of the slide portion, and movement of each valve body by the camshaft. A sign indicating the flow path is described, and a display unit connected to the camshaft and a window in which the sign can be visually recognized are formed, and the slide portion and the display portion are covered with the slide portion. Equipped with a push button engaged to
The slide portion is slidably arranged in the length direction together with the push button by moving the push button in the length direction.
The camshaft is rotated with the rotation of the rotating body, and the camshaft is rotated .
The display unit is a flow path switcher that is rotated together with the camshaft so that the sign indicating the switched flow path is visually recognized through the window.
前記回動体は、前記スライド部内に進入可能な円筒状に形成されると共に前記スリットに嵌合する突起部が外周面に形成されて、前記スライド部がスライドしたときに前記スリットに沿って前記突起部が案内されて回動するように構成されている請求項1記載の流路切替器。 The slide portion is formed in a cylindrical shape and a spiral slit is formed in the peripheral wall.
The rotating body is formed in a cylindrical shape that allows entry into the slide portion, and a protrusion that fits into the slit is formed on the outer peripheral surface, and when the slide portion slides, the protrusion is formed along the slit. The flow path switch according to claim 1, wherein the unit is guided to rotate.
前記回動体の内周面に形成されて、当該回動体が前記一方の向きに回動するときに前記第1ラチェット爪と噛合して前記ラチェットシリンダを当該回動体と共に当該一方の向きに回動させ、当該回動体が前記他方の向きに回動するときに当該第1ラチェット爪との噛合が解除される第1ラチェット歯と、
前記本体部に設けられた円筒体の内周面に形成されて、前記ラチェットシリンダに対して前記他方の向きへの回動力が作用したときに前記第2ラチェット爪と噛合して当該ラチェットシリンダの当該他方の向きへの回動を規制し、当該ラチェットシリンダが前記一方の向きに回動するときに当該第2ラチェット爪との噛合が解除される第2ラチェット歯とを備えて構成されている請求項3記載の流路切替器。 The ratchet mechanism has an arc-shaped first ratchet claw formed on the outer peripheral surface on one end side of the cylinder and an arc-shaped second ratchet claw formed on the outer peripheral surface on the other end side of the cylinder. A ratchet cylinder disposed between the rotating body and the camshaft in a state of being connected to the camshaft,
Formed on the inner peripheral surface of the rotating body, when the rotating body rotates in one direction, it meshes with the first ratchet claw and rotates the ratchet cylinder together with the rotating body in the one direction. The first ratchet tooth, which is disengaged from the first ratchet claw when the rotating body rotates in the other direction,
It is formed on the inner peripheral surface of a cylindrical body provided in the main body portion, and when a rotational force in the other direction acts on the ratchet cylinder, it meshes with the second ratchet claw to cause the ratchet cylinder. It is configured to have a second ratchet tooth that restricts rotation in the other direction and is disengaged from the second ratchet claw when the ratchet cylinder rotates in the other direction. The flow path switch according to claim 3.
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