JP6846729B2 - 橋台背面領域の盛土構築工法およびその盛土構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、透水性に優れたふとん籠とシート状の補強材とで構成される補強材一体型ふとん籠を用いて橋台背面領域の盛土構造体を構築し、洪水時における橋台背面領域に対する浸食や洗堀を抑制し、脆性的な破壊を呈しない粘り強い橋台背面領域の盛土構築工法およびその盛土構造体に関するものである。
従来、橋台背面領域BAには、図10に示すように、架橋された橋梁B1の橋台B2に隣接する橋台背面領域BAに橋梁B1へ通じる歩道、車道、鉄道軌道などを設けるために土砂を締め固めてなる盛土500を構築している(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−016196号公報
しかしながら、従来のような橋台背面領域BAの盛土500では、図11に示すように、台風・豪雨時に河川が洪水となり、その奔流が流れを変え、橋台背面領域BAの盛土500に対して奔流側圧となり盛土500が浸食や流出して、道路が陥没し、車が落下するなどの被害が生じるという問題があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、洪水時にその奔流が橋台背面領域に達したとしても排水機能を発揮して洪水奔流による橋台背面領域の浸食や洗堀を抑制し、洪水奔流に対して脆性的な破壊を呈しない粘り強い強靭な耐久性を発揮する橋台背面領域の盛土構築工法およびその盛土構造体を提供することである。
本請求項1に係る発明は、橋梁の橋台に隣接する橋台背面領域の盛土構築工法であって、前記橋台背面領域の側縁に沿って設置する直方体状のふとん籠と該ふとん籠の底面から連続して前記橋台背面領域の横断方向に向かって敷設するシート状の補強材とで補強材一体型ふとん籠を構成し、該補強材一体型ふとん籠を前記橋台背面領域の少なくとも上流側に配置した後、前記補強材のシート面上に補強用骨材材料を締め固めるか、または、前記補強材のシート面上に複数のふとん籠を別途介在させ、前記ふとん籠の内部にそれぞれ排水用骨材材料を充填してふとん籠設置層を造成し、前記橋梁と同程度の高さまで前記ふとん籠設置層を順次積層して一体化した盛土構造体を構築することにより前述した課題を解決するものである。
ここで、「橋台背面領域」とは、橋台の正面に対してその反対側となる橋台の背面に位置する領域をいう。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された橋台背面領域の盛土構築工法に加えて、前記排水用骨材材料が、栗石や単粒砕石であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された橋台背面領域の盛土構築工法に加えて、前記補強用骨材材料が、土砂またはクラッシャランであることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載された橋台背面領域の盛土構築工法に加えて、前記補強材一体型ふとん籠の補強材を、前記橋台背面領域の横断方向で相互に連結することにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載された橋台背面領域の盛土構築工法に加えて、前記補強材一体型ふとん籠の背面を、不織布で被覆することにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載された橋台背面領域の盛土構築工法に加えて、前記盛土構造体を、前記橋梁から延びる橋台背面領域の長手方向に沿って複数連続して配置することにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載された橋台背面領域の盛土構築工法に加えて、前記橋台に隣接する盛土構造体のふとん籠を、前記橋台に対して連結手段を介して連結することにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項8に係る発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載された橋台背面領域の盛土構築工法に加えて、前記橋台背面領域の下層部位に位置するふとん籠設置層の補強材のシート面上に前記補強材一体型ふとん籠のふとん籠のみが複数追加配置され、前記橋台背面領域の上層部位に位置するふとん籠設置層の補強材のシート面上に前記補強用骨材材料が締め固められることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項9に係る発明の洪水奔流に対する橋台背面領域の盛土構造体によれば、請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載された橋台背面領域の盛土構築工法によって構築されることにより、前述した課題を解決するものである。
本発明の橋台背面領域の盛土構築工法およびその盛土構造体は、橋梁の橋台に隣接する橋台背面領域に橋梁へ通じる歩道、車道、鉄道軌道などを設けることができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
本請求項1に係る発明の橋台背面領域の盛土構築工法によれば、橋台背面領域の側縁に沿って設置する直方体状のふとん籠とこのふとん籠の底面から連続して橋台背面領域の横断方向に向かって敷設するシート状の補強材とで補強材一体型ふとん籠を構成し、この補強材一体型ふとん籠を橋台背面領域の少なくとも上流側に配置することにより、洪水時におけるその奔流の側圧に対しても、盛土構造体の外郭を橋台背面領域の側縁に沿って確実に保持するため、洪水奔流時であっても橋台背面領域の洗掘、浸食を抑制することができる。
そして、補強材一体型ふとん籠を構成する補強材のシート面上に補強用骨材材料を締め固めるか、または、補強材のシート面上に複数のふとん籠を別途介在させ、ふとん籠の内部にそれぞれ排水用骨材材料を充填してふとん籠設置層を造成し、橋梁と同程度の高さまでふとん籠設置層を順次積層して一体化した盛土構造体を構築することにより、洪水時におけるその奔流の側圧に対しても、補強材一体型ふとん籠を配置したふとん籠設置層が、盛土構造体の脆性的な破壊を阻止するとともに、盛土構造体の上流側から押し寄せる洪水奔流を排水用骨材材料および補強用骨材材料を介して透水し、橋台背面領域の盛土構造体に生じがちな浸食、変形を大幅に抑制し、盛土構造体の粘り強い強靭な耐久性を発揮することができる。
なお、橋台背面領域の上流側と下流側との両側において、補強材一体型ふとん籠を橋台背面領域の横断方向で相互に対向配置した場合は、橋台背面領域に施工した盛土構造体の上流側から下流側への排水をより一層促進することができる。
本請求項2に係る発明の橋台背面領域の盛土構築工法によれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、排水用骨材材料が、栗石や単粒砕石であることにより、ふとん籠の内部が、優れた透水性や排水性を発揮する栗石や単粒度材の排水用骨材材料で充填されるため、洪水奔流時に橋台背面領域の上流側より浸透した余分な水に起因する盛土構造体の脆弱性を解消することができる。
本請求項3に係る発明の橋台背面領域の盛土構築工法によれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、補強用骨材材料が土砂またはクラッシャランであることにより、補強用骨材材料が透水性や排水性に加えて重量的な形態安定性を発揮するため、強靭かつ安定したふとん籠設置層を構築することができる。
本請求項4に係る発明の橋台背面領域の盛土構築工法によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、補強材一体型ふとん籠の補強材を、橋台背面領域の横断方向で相互に連結することにより、相互に連結された補強材一体型ふとん籠が、洪水奔流の側圧を補強材一体型ふとん籠の相互で分散して吸収するため、洪水奔流の流速が増加しても盛土構造体の安定性を充分に確保することができる。
本請求項5に係る発明の橋台背面領域の盛土構築工法によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、補強材一体型ふとん籠の背面に不織布を被覆することにより、盛土構造体のふとん籠設置層に対する洪水奔流の流入・流下時に、不織布が補強用骨材材料の吸出しや吐き出しによる補強用骨材材料の流出を阻止するため、洪水奔流時であってもふとん籠設置層内に充填された補強用骨材材料を確実に保持してふとん籠設置層の沈下を抑制することができる。
本請求項6に係る発明の橋台背面領域の盛土構築工法によれば、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、盛土構造体を、橋梁から延びる橋台背面領域の長手方向に沿って複数連続して配置することにより、洪水時にその奔流の側圧を受けても、この側圧を橋台背面領域の長手方向に沿って分散して軽減するため、橋台背面領域の耐久性を長期にわたって発揮することができる。
本請求項7に係る発明の橋台背面領域の盛土構築工法によれば、請求項1乃至請求項6のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、橋台に隣接する盛土構造体のふとん籠を、橋台に対して連結手段を介して連結することにより、橋台とこの橋台に隣接する盛土構造体とが強固に連結されるため、洪水時にその奔流の側圧を受けても浸食、洗掘を阻止することができる。
本請求項8に係る発明の橋台背面領域の盛土構築工法によれば、請求項1乃至請求項7のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、橋台背面領域の下層部位に位置するふとん籠設置層の補強材のシート面上に補強材一体型ふとん籠のふとん籠のみが複数追加配置され、橋台背面領域の上層部位に位置するふとん籠設置層の補強材のシート面上に補強用骨材材料が締め固められることにより、橋台背面領域の下層部位に造成されたふとん籠設置層が上層部位に造成されたふとん籠設置層よりも透水性、排水性が上回っているため、洪水奔流が橋台背面領域まで達した時から橋台背面領域の下層部位が洪水奔流の側圧を吸収し易くなるばかりでなく、洪水奔流が流れ易くなり、浸食現象を低減し、長期に亘って橋台背面領域の盛土構造体を安定的に保持することができる。
本請求項9に係る発明の橋台背面領域の盛土構造体によれば、請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載された橋台背面領域の盛土構築工法によって構築されることにより、橋台背面領域の上流側から押し寄せる洪水奔流を排水用骨材材料および補強用骨材材料を介して透水し、盛土構造体の下流側へ随時排水するため、洪水奔流に対する排水機能を発揮して洪水奔流による浸食や補強用骨材材料の流出を防止し、洪水奔流に対して脆性的な破壊を呈しない粘り強い橋台背面領域の粘り強い強靭な耐久性を発揮することができる。
本発明の第1実施例である盛土構造体を構築する直前の橋台背面領域を示す図。 本発明の第1実施例である盛土構造体を構築する途中の橋台背面領域を示す図。 本発明の第1実施例である橋台背面領域に構築した盛土構造体を示す図。 本発明の第1実施例における補強材一体型ふとん籠の対向配置した組付けを示す概略図。 図4のV−V断面で見た盛土構造体に対する洪水時奔流の流れを示す図。 本発明で用いる補強材一体型ふとん籠を示す図。 本発明の第2実施例である橋台背面領域に構築した盛土構造体を示す図。 本発明の第2実施例における補強材一体型ふとん籠の対向配置した組付けを示す概略図。 図8のIX−IX断面で見た盛土構造体に対する洪水時奔流の流れを示す図。 従来例である橋台の橋台背面領域における背面盛土を示す図。 従来例の橋台背面領域における背面盛土の浸食、流出状態を示す図。
本発明は、橋梁の橋台に隣接する橋台背面領域の盛土構築工法であって、橋台背面領域の側縁に沿って設置する直方体状のふとん籠とこのふとん籠の底面から連続して橋台背面領域の横断方向に向かって敷設するシート状の補強材とで補強材一体型ふとん籠を構成し、この補強材一体型ふとん籠を前記橋台背面領域の少なくとも上流側に配置した後、補強材のシート面上に補強用骨材材料を締め固めるか、または、補強材のシート面上に複数のふとん籠を別途介在させ、ふとん籠の内部にそれぞれ排水用骨材材料を充填してふとん籠設置層を造成し、橋梁と同程度の高さまでふとん籠設置層を順次積層して一体化した盛土構造体を構築し、洪水時に奔流による橋台背面領域の浸食・盛土流出を防止し、洪水奔流に対して脆性的な破壊を呈しない粘り強い強靭な耐久性を発揮するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、本発明が適用される橋台の橋台背面領域とは、橋梁の橋台に隣接し、橋梁へ通じる歩道、車道、鉄道軌道などを設けるための領域のことである。
そして、本発明で用いる補強材一体型ふとん籠については、橋台の橋台背面領域にて組み立てられても良く、橋台の橋台背面領域から離れた場所にて組み立てられた後に橋台の橋台背面領域に搬入されても良い。
また、この補強材一体型ふとん籠は、橋台背面領域の上流側のみに配置しても良いが、橋台背面領域の上流側と下流側との両側に配置しても良い。
さらに、本発明におけるシート状の補強材については、橋台背面領域の盛土構築状況を考慮すると、3〜13mのシート長さを有するものが好ましい。
また、上述したふとん籠に充填する排水用骨材材料については、栗石であっても良いし、単粒度砕石であっても良い。
他方、上述した補強材一体型ふとん籠の補強材のシート面上に敷設される補強用骨材材料については、透水性、排水性を発揮する材料であることは当然であるが、排水用骨材材料よりも締固めし易く、排水用骨材材料よりも粒径の小さいものを含むのが良く、例えば、土砂やクラッシャランやレキ質材である。
なお、ここで、本発明で意味する「締め固めし易い」とは、具体的には、実際の工事現場で締め固めた骨材材料の測定から得られた乾燥密度と、基準の締め固め試験の最大乾燥密度との比で規定される締め固め度が90%以上の状態となるクラッシャランやレキ質材などの骨材材料である。
以下に、本発明の第1実施例である橋台背面領域の盛土構造体100について、その盛土構築工法を図1乃至図7に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例である盛土構造体100を構築する直前の橋台背面領域を示す図であり、図2は、本発明の第1実施例である盛土構造体100を構築する途中の橋台背面領域を示す図であり、図3は、本発明の第1実施例である橋台背面領域に構築した盛土構造体100を示す図であり、図4は、本発明の第1実施例における補強材一体型ふとん籠110の相互に対向した配置組付けを示す概略図であり、図5は、図4のV−V断面で見た盛土構造体100に対する洪水時の氾濫した奔流の流れを示す図であり、図6は、本発明で用いる補強材一体型ふとん籠110を示す図である。
まず、本発明の第1実施例である盛土構造体100を構築する領域として、図1に示すような架橋する橋梁B1の橋台B2に隣接し、橋梁B1へ通じる歩道、車道、鉄道軌道などを設けるための橋台背面領域BAを対象としている。
本発明の第1実施例である盛土構造体100では、図2乃至図4に示すように、橋台背面領域BAの側縁に沿って設置する直方体状のふとん籠111とこのふとん籠111の底面から連続して橋台背面領域BAの横断方向に向かって敷設するシート状の補強材112とで補強材一体型ふとん籠110を構成し、この補強材一体型ふとん籠110が、橋台背面領域BAの横断方向で同一の高さとなる施工位置で相互に対向配置される。
このように、補強材一体型ふとん籠110が橋台背面領域BAで相互に対向配置されると、この補強材一体型ふとん籠110の補強材112のシート面上には、透水性や排水性に加えて重量的な形態安定性を発揮させるために土砂からなる補強用骨材材料120が締め固められ、他方、ふとん籠111の内部には、透水性や排水性を発揮させるために栗石からなる排水用骨材材料130が充填され、図2に示すように、ふとん籠設置層110Aが順次造成される。
そして、このようなふとん籠設置層110Aが、図3で示すように、橋梁B1と同程度の高さとなる施工位置まで順次積層されることにより、一体化した盛土構造体100が構築される。
なお、本実施例の盛土構造体100では、10層のふとん籠設置層110Aを積層した場合を例示したが、その積層数は、橋梁B1の高さとの関係で任意に設定することができることは言うまでもない。
さらに、この盛土構造体100は、橋梁B1から延びる橋台背面領域BAの長手方向に沿って複数連続して配置されることにより、洪水時に奔流の側圧を受けても、この側圧を橋台背面領域BAの長手方向に沿って分散して軽減し、さらに、橋台B2に隣接する補強材一体型ふとん籠110のふとん籠111を橋台B2に対して横串状に挿通する鉄筋棒材などからなる連結手段140により連結することにより、橋台B2と強固に一体化している。
なお、本実施例では、図3に示すように、橋梁B1から延びる橋台背面領域BAの長手方向に沿って盛土構造体100を4体配置した場合を例示したが、その設置数は、橋梁B1へ通じる歩道、車道、鉄道軌道などを設けるための橋台背面領域BAの状況に応じて任意に設定することができることは当然である。
このようにして、図5の矢印に示すように、洪水時に盛土構造体100の上流側から押し寄せる奔流の側圧に対しても、ふとん籠設置層110Aが、盛土構造体100の脆性的な破壊を阻止するとともに、盛土構造体100の上流側から押し寄せる奔流を栗石からなる排水用骨材材料130および土砂からなる補強用骨材材料120を介して透水し、盛土構造体100の下流側へ排水する。
他方、橋台背面領域BAの横断方向に対向配置した補強材一体型ふとん籠110の補強材112は、金属線からなる結束ワイヤー150などを用いて図4に示すように相互に連結される。
これにより、相互に連結された補強材一体型ふとん籠110が、奔流に起因して生じる橋台背面領域BAに対する側圧を相互に分散して吸収し、洪水時に洪水奔流の流速が増加しても盛土構造体100の安定性が充分に確保されている。
また、上述したように、排水用骨材材料130として用いた栗石の粒径は、補強用骨材材料120として用いた土砂の粒径よりも大きく、その結果、補強材112のシート面上の空間S2に締固めた補強用骨材材料120が、ふとん籠111の内部空間S1に充填した排水用骨材材料130よりも締固め度を大きくなる。
これにより、補強材112のシート面上の補強空間S2に締固めた補強用骨材材料120の単位体積当たりの重量が、ふとん籠111の内部空間S1に充填した排水用骨材材料130の単位体積当たりの重量よりも大きくなり、ふとん籠設置層110Aが強靭かつ安定し、盛土構造体100の粘り強い強靭な耐久性が発揮される。
さらに、本実施例では、図4に示すように、補強材一体型ふとん籠110のふとん籠111の内側対向面、すなわち、後述する内側網面111dが、不織布160でそれぞれ被覆され、この不織布160が、洪水奔流の流入・流下時に生じがちなふとん籠111から作用する吸出しや吐き出しによる土砂120の流出を阻止し、洪水奔流時であってもふとん籠設置層110A内に充填された土砂120を確実に保持してふとん籠設置層110Aの沈下を抑制している。
なお、最上層部位のふとん籠設置層110Aの上部には、図3に示すように、橋梁B1へ通じる歩道、車道、鉄道軌道などが設けられることは言うまでもない。
また、本発明の第1実施例である盛土構造体100の上流側および下流側の法面には、裾広がりの斜面を呈する盛土(図示しない)を施工しても構わない。
そこで、本実施例の盛土構造体100に特有の補強材一体型ふとん籠110について、その具体的な形態を図6に基づいて詳しく説明する。
図6に示すように、補強材一体型ふとん籠110のふとん籠111は、直方体形状の籠網体を構成する6つの保形面、すなわち、ふとん籠111の上面に配置する蓋状網面111aと、この蓋状網面111aに連続して順次形成される外側網面111b、底網面111c、内側網面111dと、これらに連結される2つの連結網面111e、111eを備え、これらの6つの保形面で内部空間S1を画成している。
このようなふとん籠111の開閉自在な蓋状網面111aを開くことにより、ふとん籠111の内部空間S1に、栗石からなる排水用骨材材料130が充填される。
ここで、これら蓋状網面111a、外側網面111b、底網面111c、内側網面111d、連結網面111eの網目の大きさについては、ふとん籠111の内部空間S1に充填される排水用骨材材料130よりも小さい網目寸法を有しているため、ふとん籠111の内部空間S1に充填される排水用骨材材料130がふとん籠111の外部に零れ落ちることがない。
なお、ふとん籠111の内部には、ふとん籠111の内部空間S1を複数の内部空間に仕切る仕切り保形部材が配置されていてもよい。
図6では、ふとん籠111の内部空間S1は、1つの仕切り保形部材により2つの内部空間に仕切られている。
他方、図6に示すように、補強材一体型ふとん籠110のふとん籠111に連続する補強材112は、一枚物として連続的に構成されている。
これにより、シート状の補強材112は、ふとん籠111の底網面111cと面一状態で敷設されるため、ふとん籠111と補強材112との相互間で不要な緩みが生じることが無く、補強材一体型ふとん籠110の設置形態が長期に亘って安定している。
さらに、補強材一体型ふとん籠110のふとん籠111と補強材112とが一体となって洪水奔流による側圧を受けても、ふとん籠111の外側網面111bの前方への変形が抑制される。
また、ふとん籠111および補強材112の素材については、例えば、通称ガルファンと呼ばれる溶融亜鉛に5%のアルミニウムを加えた合金をメッキした内部被覆に、樹脂コーティングなどによる外部被覆を施した鋼線112aなどが用いられる。
これにより、樹脂からなる外部被覆が、耐摩耗性・耐酸性・耐アルカリ性があるので、鋼線112aの摩耗や腐食による性能劣化を抑制して盛土構造体100の剛性が長期的に保持される。
このような鋼線112aを編むことにより、例えば、ふとん籠111および補強材112の網目内寸法が80mm、120mmとなる亀甲型網目状に形成する。
この亀甲型網目により、補強材一体型ふとん籠110は、外力に対する保形性を発揮するとともに通水性を発揮する。
以上のようにして構築された本発明の第1実施例である盛土構造体100では、洪水時に上流側から押し寄せる奔流の側圧に対しても、盛土構造体100の外郭を橋台背面領域BAの側縁に沿って確実に保持するため、洪水時であっても奔流による橋台背面領域BAの洗掘、浸食を抑制することができる。
更に補強材一体型ふとん籠110を橋台背面領域BAの横断方向で相互に対向配置することにより、下流側に奔流を流すことが容易となるため、より信頼性の高い盛土構造体を施工することができる。
そして、補強材112のシート面上に土砂からなる補強用骨材材料120を締め固め、ふとん籠111の内部に栗石からなる排水用骨材材料130を充填してふとん籠設置層110Aを造成し、橋梁B1と同程度の高さまでふとん籠設置層110Aを順次積層して一体化した盛土構造体100を構築したことにより、洪水時に上流側から押し寄せる洪水奔流の側圧に対しても、補強材一体ふとん籠110を配置したふとん籠設置層110Aが、盛土構造体100の脆性的な破壊を阻止するとともに、上流側から押し寄せる奔流を土砂からなる補強用骨材材料120および栗石からなる排水用骨材材料130を介して透水し、橋台背面領域BAの盛土構造体100に生じがちな浸食、変形を大幅に抑制し、粘り強い強靭な耐久性を発揮することができる。
更に補強材一体型ふとん籠110を橋台背面領域BAの横断方向で相互に対向配置することも可能なことにより、下流側に奔流を流すことが容易となるため、より信頼性の高い盛土構造体を施工することができる。
以下に、本発明の一実施例である橋台背面領域の盛土構造体200について、その盛土構築工法を図7乃至図9に基づいて説明する。
ここで、図7は、本発明の第2実施例である橋台背面領域BAに構築した盛土構造体200を示す図であり、図8は、本発明の第2実施例における補強材一体型ふとん籠210の相互に対応配置した組付けを示す概略図であり、図9は、図8のIX−IX断面で見た盛土構造体200に対する洪水の流れを示す図である。
本発明の第2実施例である盛土構造体200は、第1実施例の盛土構造体100における補強材一体型ふとん籠210の組付け形態を橋台背面領域BAの高さ方向で変更したものであり、その他の構成については第1実施例の盛土構造体100と共通するので、共通する構成については、下2桁が共通する200番台の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
そこで、本発明の第2実施例の盛土構造体200は、図8乃至図9に示すように、まず、橋台背面領域BAの下層部位に位置する5層のふとん籠設置層210Aの補強材212のシート面上に、補強材一体型ふとん籠210のふとん籠211のみを複数追加配置され、次いで、前述した第1実施例と同様に、橋台背面領域BAの上層部位に位置する5層のふとん籠設置層210Aの補強材212のシート面上に土砂からなる補強用骨材材料220が締め固められて構築されている。
なお、本実施例の盛土構造体200では、橋台背面領域BAの下層部位に栗石からなる排水用骨材材料230を充填したふとん籠211のみを配置した5層のふとん籠設置層210Aを設け、橋台背面領域BAの上層部位に栗石からなる排水用骨材材料230を充填したふとん籠211と補強材212のシート面上に締め固めた土砂からなる補強用骨材材料220とで構成された5層のふとん籠設置層210Aを設けたが、これらの積層数は、任意に設定することができる。
また、図8の下層部位に位置するふとん籠設置層210Aに示すように、橋台背面領域BAの下層部位に位置するふとん籠設置層210Aの補強材212のシート面上に配置されるふとん籠211は、橋台背面領域BAの側縁に沿って設置した直方体状のふとん籠211と同じもの、すなわち、補強材一体型ふとん籠210の補強材212を除いたふとん籠211と同じものを使用している。
以上のようにして構築された本発明の第2実施例である盛土構造体200では、前述した本発明の第1実施例である盛土構造体100が奏する効果に加えて、図9の矢印で示すように、橋台背面領域BAの下層部位に造成された栗石のみからなるふとん籠設置層210Aが、橋台背面領域BAの上層部位に造成された栗石と土砂からなるふとん籠設置層210Aよりも透水性、排水性が上回り、洪水奔流が橋台背面領域BAまで達した時から橋台背面領域BAの下層部位がその奔流の側圧を吸収し易くなるばかりでなく、洪水奔流が流れ易くなり、浸食現象を低減し、長期に亘って橋台背面領域BAの盛土構造体200を安定的に保持し、しかも、橋台背面領域BA周辺の氾濫も防止することができるなど、その効果は甚大である。
100 、200 ・・・盛土構造体
110 、210 ・・・補強材一体型ふとん籠
110A・・・ふとん籠設置層
111 、211 ・・・ふとん籠
111a・・・蓋状網面
111b・・・外側網面
111c・・・底網面
111d・・・内側網面
111e・・・連結網面
112 、212 ・・・補強材
112a・・・鋼線
120 、220 ・・・補強用骨材材料(土砂)
130 、230 ・・・排水用骨材材料(栗石)
140 ・・・連結手段(鉄筋棒材)
150 ・・・結束ワイヤー
160 ・・・不織布
B1・・・橋梁
B2・・・橋台
BA・・・橋台背面領域
S1・・・内部空間
S2・・・補強空間

Claims (9)

  1. 橋梁の橋台に隣接する橋台背面領域の盛土構築工法であって、
    前記橋台背面領域の側縁に沿って設置する直方体状のふとん籠と該ふとん籠の底面から連続して前記橋台背面領域の横断方向に向かって敷設するシート状の補強材とで補強材一体型ふとん籠を構成し、
    該補強材一体型ふとん籠を前記橋台背面領域の少なくとも上流側に配置した後、前記補強材のシート面上に補強用骨材材料を締め固めるか、または、前記補強材のシート面上に複数のふとん籠を別途介在させ、前記ふとん籠の内部にそれぞれ排水用骨材材料を充填してふとん籠設置層を造成し、前記橋梁と同程度の高さまで前記ふとん籠設置層を順次積層して一体化した盛土構造体を構築することを特徴とする橋台背面領域の盛土構築工法。
  2. 前記排水用骨材材料が、栗石や単粒砕石であることを特徴とする請求項1に記載された橋台背面領域の盛土構築工法。
  3. 前記補強用骨材材料が、土砂またはクラッシャランであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された橋台背面領域の盛土構築工法。
  4. 前記補強材一体型ふとん籠の補強材を、前記橋台背面領域の横断方向で相互に連結することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載された橋台背面領域の盛土構築工法。
  5. 前記補強材一体型ふとん籠の背面を、不織布でそれぞれ被覆することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載された橋台背面領域の盛土構築工法。
  6. 前記盛土構造体を、前記橋梁から延びる橋台背面領域の長手方向に沿って複数連続して配置することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載された橋台背面領域の盛土構築工法。
  7. 前記橋台に隣接する盛土構造体のふとん籠を、前記橋台に対して連結手段を介して連結することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載された橋台背面領域の盛土構築工法。
  8. 前記橋台背面領域の下層部位に位置するふとん籠設置層の補強材のシート面上に前記補強材一体型ふとん籠のふとん籠のみが複数追加配置され、
    前記橋台背面領域の上層部位に位置するふとん籠設置層の補強材のシート面上に前記補強用骨材材料が締め固められることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載された橋台背面領域の盛土構築工法。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載された橋台背面領域の盛土構築工法によって構築されることを特徴とする橋台背面領域の盛土構造体。
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