JP6846360B2 - 多連単回用量容器 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
優先権主張出願の全ての主題は、当該主題が矛盾しない限りにおいて、参照により本明細書に組み込まれる。
〔概要〕
一態様において、限定はされないが、単回容量の容器を複数含む容器(multi-monodose container;以下、「多連単回用量容器」と称する)は、少なくとも2つのバイアルと、関節式接合部と、を含み、前記少なくとも2つのバイアルは、少なくとも2つの平面状外面を有する第1のバイアルと、少なくとも2つの平面状外面を有する第2のバイアルと、を含み、前記第1のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面は、その間にある第1の縁部を画定し、前記第2のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面は、その間にある第2の縁部を画定し、前記関節式接合部は、前記第1の縁部と前記第2の縁部とを接続し、前記関節式接合部は、前記第1のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つと、前記第2のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つとを、可逆的に(つまり、元の状態に戻すことが可能なように)対向させるために十分な可撓性を有する。前述のものに加え、本開示の一部を形成する、特許請求の範囲、図面、本文において、前記多連単回用量容器の他の態様を説明する。
一態様において、限定はされないが、多連単回用量容器は、第1のバイアルが隣接する第2のバイアルに関節式接合部によって接続された、一続きの少なくとも2つのバイアルを含み、前記関節式接合部は、前記第1のバイアルの平面状外面と前記隣接する第2のバイアルの平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有し、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、展開形状では第1の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、折り畳み形状では第2の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、前記第2の矩形パッケージ断面積は、前記第1の矩形パッケージ断面積よりも小さい。前述のものに加え、本開示の一部を形成する、特許請求の範囲、図面、本文において、前記多連単回用量容器の他の態様を説明する。
一態様において、限定はされないが、多連単回用量容器は、少なくとも1つの関節式接合部によって連結された一続きの少なくとも2つのバイアルを含み、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面と少なくとも1対の対向しない平面状外面とを含み、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、展開形状および折り畳み形状を成すよう構成されており、前記折り畳み形状では、前記少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面は互いに平行であり、前記少なくとも1対の対向しない平面状外面は、実質的に、前記一続きの少なくとも2つのバイアルの平面状外面を形成する。前述のものに加え、本開示の一部を形成する、特許請求の範囲、図面、本文において、前記多連単回用量容器の他の態様を説明する。
一態様において、限定はされないが、多連単回用量容器は、一続きの少なくとも2つのバイアルと、関節式接合部と、を含み、前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、内容積を画定するように矩形の底部に接続された4つの壁を有し、前記4つの壁のそれぞれは平面状外面を含み、第1の平面状外面および第2の平面状外面はその間にある第1の縁部を画定し、前記第2の平面状外面および第3の平面状外面はその間にある第2の縁部を画定し、前記第3の平面状外面および第4の平面状外面はその間にある第3の縁部を画定し、前記第4の平面状外面および前記第1の平面状外面はその間にある第4の縁部を画定し、前記関節式接合部は、第1のバイアルの前記第3の縁部を第2のバイアルの前記第1の縁部に接続し、前記関節式接合部は、前記第2のバイアルの前記第1の平面状外面または前記第2の平面状外面と、前記第1のバイアルの前記第3の平面状外面または前記第4の平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有し、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、展開形状では第1の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、折り畳み形状では第2の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、前記第2の矩形パッケージ断面積は、前記第1の矩形パッケージ断面積よりも小さい。前述のものに加え、本開示の一部を形成する、特許請求の範囲、図面、本文において、前記多連単回用量容器の他の態様を説明する。
上述の概要は単なる例であって、決して限定的なものを意図しているのではない。上述の例示的態様、実施形態、および、構成に加え、さらなる態様、実施形態、および、構成が、図面および以下の詳細な説明を参照することにより明らかになるであろう。
〔図面の簡単な説明〕
図1Aは、展開形状の多連単回用量容器を示す模式図である。
図1Bは、折り畳み形状の多連単回用量容器を示す模式図である。
図2は、展開形状の多連単回用量容器を注射器具と共に示す模式図である。
図3Aは、展開形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。
図3Bは、折り畳み形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。
図3Cは、折り畳み形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。
図4Aは、展開形状の多連単回用量容器を示す模式図である。
図4Bは、図4Aに示す多連単回用量容器における1つのバイアルの水平方向断面を上から見た模式図である。
図4Cは、展開形状の、図4Aに示す多連単回用量容器における一続きのバイアルの水平方向断面を上から見た模式図である。
図4Dは、折り畳み形状の、図4Aに示す多連単回用量容器における一続きのバイアルの水平方向断面を上から見た模式図である。
図5Aは、展開形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。
図5Bは、折り畳み形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。
図6Aは、展開形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。
図6Bは、折り畳み形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。
図7Aは、展開形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。
図7Bは、多連単回用量容器の第1の折り畳みパターンを上から見た図である。
図7Cは、第1の折り畳み形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。
図7Dは、多連単回用量容器の第2の折り畳みパターンを上から見た模式図である。
図7Eは、第2の折り畳み形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。
図8Aは、連結されたバイアルからなるストリップの側面図である。
図8Bは、バイアルからなるストリップによって得られた複数の多連単回用量容器の側面図である。
図9Aは、展開形状の多連単回用量容器の側面図である。
図9Bは、第1の矩形パッケージ断面積を有する、展開形状の多連単回用量容器を上から見た図である。
図9Cは、折り畳み形状の多連単回用量容器の側面図である。
図9Dは、第2の矩形パッケージ断面積を有する、折り畳み形状の多連単回用量容器を上から見た図である。
図9Eは、図9Bの第1の矩形パッケージ断面積と、図9Dの第2の矩形パッケージ断面積とを比較する図である。
図10Aは、第1の矩形パッケージ断面積を有する、展開形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。
図10Bは、第2の矩形パッケージ断面積を有する、折り畳み形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。
図10Cは、図10Aの第1の矩形パッケージ断面積と、図10Bの第2の矩形パッケージ断面積とを比較する図である。
図11Aは、第1の矩形パッケージ断面積を有する、展開形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。
図11Bは、第2の矩形パッケージ断面積を有する、折り畳み形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。
図11Cは、図11Aの第1の矩形パッケージ断面積と、図11Bの第2の矩形パッケージ断面積とを比較する図である。
図12Aは、展開形状の、ダブルべベル型縁部を有する多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。
図12Bは、図12Aに示すダブルべベル型縁部の拡大図である。
図12Cは、折り畳み形状の、ダブルべベル型縁部を有する多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。
図12Dは、図12Cに示すダブルべベル型縁部の拡大図である。
〔発明の詳細な説明〕
以下、本明細書の一部を構成する添付の図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。なお、図中では、文脈によってそうでないと規定されない限り、同一の符号は同様の部材を示す。また、下記の詳細な説明における実施例、図面および特許請求の範囲は、限定的なものとして意味されるものではない。本発明はその精神や趣旨の範囲から逸脱しない範囲で、他の実施形態の適用、および他の変更が可能である。
多連単回用量容器を説明する。多連単回用量容器は、一続きの連結されたバイアル(例えば薬剤バイアル)を含む。連結されたバイアルのそれぞれは、少なくとも一回分の薬剤を保持するように構成されている。前記バイアルは、関節式接合部により互いに接続されている。前記関節式接合部は、バイアルの連結性を維持しながら、使用時に対して、保管時における該バイアル同士の相対位置を変えることができるように構成されている。多連単回用量容器におけるバイアルは、保管時および搬送時には、空間効率のために折り畳まれて専有面積が小さくなるよう構成され、かつ、使用時には、バイアル内の薬剤に容易にアクセスできるように広がって専有面積が大きくなるよう構成されている。いくつかの実施形態において、多連単回用量容器におけるバイアルは、利用が更に容易となるよう互いに分離可能である。
図1Aを参照すると、本明細書に開示の1つ以上の装置、システム、および/または、方法にとって背景となり得る多連単回用量容器の例が示されている。図1Aは多連単回用量容器100の図である。この非限定的な例において、多連単回用量容器100は、一続きの5つの連結されたバイアルを含む。一態様において、バイアルのそれぞれは、1回量の薬剤、例えばワクチンを保持するよう構成されている。また、バイアルのそれぞれは、関節式接合部によって少なくとも1つの隣接するバイアルに接続されている。例えば、第1のバイアル110は、関節式接合部130によって第2のバイアル120に接続されている。関節式接合部130は、第1のバイアル110の平面状外面と第2のバイアル120の平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。バイアルのそれぞれは、アクセス部を覆う閉鎖部を含む。例として、アクセス部(例えばバイアル内部への開口部)を覆う取外し可能なキャップ140を含む第1のバイアル110が示されている。いくつかの実施形態において、前記アクセス部を覆う前記閉鎖部は、インサート、例えば、弾性隔壁を含む。多連単回用量容器100は、該多連単回用量容器を形成するバイアルのそれぞれに保管された薬剤に関する情報を含む少なくとも1つのラベル150をさらに含む。
図1Aでは、展開形状の多連単回用量容器100が示されている。図1Bは、折り畳み形状の多連単回用量容器100の図である。関節式接合部130を曲げることにより、バイアル110の平面状外面とバイアル120の平面状外面とを、可逆的に(つまり、元の状態に戻すことが可能なように)対向させることができる。多連単回用量容器100の折り畳み形状は、関節式接合部を交互に曲げ、または、折り畳むことで形成される直線的な折り畳み構造を含む。図1A示す展開形状の多連単回用量容器100の専有面積に比べ、図1Bに示す折り畳み形状の多連単回用量容器100の専有面積は小さくなっている。
一態様において、多連単回用量容器におけるバイアルのそれぞれは、薬剤を保持するように設定された内容積を有する。いくつかの実施形態において、前記薬剤は液状である。また、いくつかの実施形態において、前記薬剤は、投与前に、液体、例えば、無菌希釈剤または注射用蒸留水による還元が必要な粉末状である。また、一態様において、前記薬剤は、非経口投与用に調合されている。例えば、前記薬剤は、筋肉内注射、皮内注射、皮下注射用に調合されたワクチンまたは治療剤を含んでいてもよい。また、一態様において、前記薬剤は、経口投与用に調合されている。例えば、前記薬剤は、経口投与または舌下投与用に調合されたワクチンまたは治療剤を含んでいてもよい。また、一態様において、前記薬剤は、鼻腔投与用に調合されている。
いくつかの実施形態において、多連単回用量容器における少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、1回分の薬剤を保持するように設定された内容積を有する。バイアルの内容積は、例えば、薬剤1回量以上となるよう設定されていてもよい。一態様において、多連単回用量容器における少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、2回分の薬剤を保持するように設定された内容積を有する。バイアルの内容積は、例えば、薬剤1回量の2倍以上となるよう設定されていてもよい。また、一態様において、多連単回用量容器における少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、2回分以上の薬剤を保持するように設定された内容積を有する。
一態様において、少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、アクセス部を覆う閉鎖部を含む。いくつかの実施形態において、前記閉鎖部は、取外し可能なキャップ140を含む。いくつかの実施形態において、前記取外し可能なキャップが折り取られる、または、捩じ取られることにより、バイアルのアクセス部が露出する。一態様において、前記アクセス部は、バイアルの壁によって画定された開口部または孔である。例えば、前記取外し可能なキャップが折り取られる、または、捩じ取られることにより、開口部または孔が露出し、これにより、封入された薬剤に該開口部または孔を通ってアクセスすることができる。一態様において、前記閉鎖部は、針貫通可能な閉鎖部を含む。前記閉鎖部は、例えば、注射器に取り付けられた針が貫通してバイアルの内容積にアクセスすることが可能な、針貫通可能な材料を含み得る。例えば、前記閉鎖部は取外し可能なキャップを含み、該取外し可能なキャップが折り取られる、または、捩じ取られることにより針貫通可能な材料(例えば弾性隔壁)が露出し、注射器に取り付けられた針が該針貫通可な能材料を貫通してバイアルの内容積にアクセスすることが可能であってもよい。
図2は、多連単回用量容器のさらなる態様を示す。いくつかの実施形態において、多連単回用量容器を形成する少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、非経口投与一回分の薬剤(例えば、ワクチンまたは治療剤)を保持するよう設定された内容積を有する。例えば、多連単回用量容器を形成する少なくとも2つのバイアルそれぞれの内容積は、非経口投与一回分の液状のワクチンまたは治療剤を保持するよう設定されてもよい。一態様において、非経口投与一回分の液状の薬剤は、針が取り付けられた注射器を用いて、バイアルの閉鎖部、例えば、針貫通可能な閉鎖部を通ってバイアルから取り出される。一態様において、非経口投与一回分の液状の薬剤は、針が取り付けられた注射器、または、ルアーテーパー接続方式の針なし注射器を用いて、アクセス部、例えば、開口部または孔を通ってバイアルから取り出される。いくつかの実施形態において、多連単回用量容器のバイアルに保管された薬剤に、例えば、針を備えた注射器具を用いてアクセスする。図2は、取外し可能なキャップ140が第1のバイアル110から取り外されてアクセス部200が露出している多連単回用量容器100を示している。アクセス部200は、孔または開口部を含み得る。いくつかの実施形態において、アクセス部200は、インサート、例えば、弾性隔壁のような針貫通可能な閉鎖部を含む。また、アクセス部200を通って第1のバイアル110の液状内容物230(図の網掛け部分)にアクセスしている針220を備える注射器具210も示されている。いくつかの実施形態において、針220は、針貫通可能な閉鎖部、例えば、バイアルの針貫通可能な部位、または、弾性隔壁のような針貫通可能なインサートを通って第1のバイアル110の液状内容物230にアクセスする。
一態様において、多連単回用量容器は、少なくとも2つのバイアルと、関節式接合部と、を含み、前記少なくとも2つのバイアルは、少なくとも2つの平面状外面を有する第1のバイアルと、少なくとも2つの平面状外面を有する第2のバイアルと、を含み、前記第1のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面は、その間にある第1の縁部を画定し、前記第2のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面は、その間にある第2の縁部を画定し、前記関節式接合部は前記第1の縁部と前記第2の縁部とを接続し、前記関節式接合部は、前記第1のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つと、前記第2のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つとを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。また、一態様において、前記少なくとも2つのバイアルおよび前記関節式接合部は展開形状および折り畳み形状を成すように構成されている。また、一態様において、前記折り畳み形状では、前記第1のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つが、前記第2のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つに平行である。
いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、少なくとも1つの関節式接合部によって連結された一続きの少なくとも2つのバイアルを含み、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面と、少なくとも1対の対向しない平面状外面とを含み、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは展開形状および折り畳み形状を成すよう構成されており、前記折り畳み形状では前記少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面は互いに平行であり、前記少なくとも1対の対向しない平面状外面は、実質的に、前記一続きの少なくとも2つのバイアルの平面状外面を形成する。
図3A、図3Bおよび図3Cは、少なくとも2つのバイアルを含む多連単回用量容器の態様を示す。図3Aは、展開形状の、少なくとも2つのバイアルを含む多連単回用量容器300の断面を上から見た図である。多連単回用量容器300は第1のバイアル305および第2のバイアル310を備えている。第1のバイアル305は、第1の縁部325を間に画定する第1の平面状外面315および第2の平面状外面320を含む。第2のバイアル310は、第2の縁部340を間に画定する第1の平面状外面330および第2の平面状外面335を含む。多連単回用量容器300は、第1のバイアル305の第1の縁部325と、第2のバイアル310の第2の縁部340とを接続する関節式接合部345をさらに備えている。関節式接合部345は、第1のバイアル305の少なくとも2つの平面状外面のうちの1つと、第2のバイアル310の少なくとも2つの平面状外面のうちの1つとを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。
図3Bおよび図3Cは、第1のバイアル305の第1の縁部325と第2のバイアル310の第2の縁部340とを接続する関節式接合部345を第1または第2の方向に曲げた、折り畳み形状の多連単回用量300の態様を示す。図3Bは、第1のバイアル305の第1の縁部325と第2のバイアル310の第2の縁部340とを接続する関節式接合部345を第1の方向に曲げた、第1の折り畳み形状の多連単回用量容器300の水平方向断面を上から見た図である。第1の折り畳み形状では、第1のバイアル305の第1の平面状外面315と、第2のバイアル310の第1の平面状外面330とが可逆的に対向する。第1のバイアル305の第1の平面状外面315、および、第2のバイアル310の第1の平面状外面330は、一対の可逆的に対向する平面状外面を形成する。また、この第1の折り畳み形状では、一対の可逆的に対向する平面状外面、すなわち、第1の平面状外面315および第1の平面状外面330は互いに平行である。そして、第1のバイアル305の第2の平面状外面320、および、第2のバイアル310の第2の平面状外面335は、一対の対向しない平面状外面を形成する。この第1の折り畳み形状では、一対の対向しない平面状外面、すなわち、第2の平面状外面320および第2の平面状外面335は、実質的に、多連単回用量容器300を構成する一続きの少なくとも2つのバイアルの平面状外面を形成する。
図3Cは、第1のバイアル305の第1の縁部325と第2のバイアル310の第2の縁部340とを接続する関節式接合部345を第2の方向に曲げた第2の折り畳み形状の多連単回用量容器300の水平方向断面を上から見た図である。第2の折り畳み形状では、第1のバイアル305の第2の平面状外面320と、第2のバイアル310の第2の平面状外面335とが可逆的に対向する。第1のバイアル305の第2の平面状外面320、および、第2のバイアル310の第2の平面状外面335は、一対の可逆的に対向する平面状外面を形成する。また、この第2の折り畳み形状では、一対の可逆的に対向する平面状外面、すなわち、第2の平面状外面320および第2の平面状外面335は互いに平行である。そして、第1のバイアル305の第1の平面状外面315、および、第2のバイアル310の第1の平面状外面330は、一対の対向しない平面状外面を形成する。この第2の折り畳み形状では、一対の対向しない平面状外面、すなわち、第1の平面状外面315および第1の平面状外面330は、実質的に、多連単回用量容器300を構成する一続きの少なくとも2つのバイアルの平面状外面を形成する。
いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、一続きの少なくとも2つのバイアルと、関節式接合部と、を含み、前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、内容積を画定するように矩形の底部に接続された4つの壁を有し、前記4つの壁のそれぞれは平面状外面を含み、第1の平面状外面および第2の平面状外面はその間にある第1の縁部を画定し、前記第2の平面状外面および第3の平面状外面はその間にある第2の縁部を画定し、前記第3の平面状外面および第4の平面状外面はその間にある第3の縁部を画定し、前記第4の平面状外面および前記第1の平面状外面はその間にある第4の縁部を画定し、前記関節式接合部は、第1のバイアルの前記第3の縁部を第2のバイアルの前記第1の縁部に接続し、前記関節式接合部は、前記第2のバイアルの前記第1の平面状外面または前記第2の平面状外面と、前記第1のバイアルの前記第3の平面状外面または前記第4の平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有し、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、展開形状では第1の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、折り畳み形状では第2の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、前記第2の矩形パッケージ断面積は、前記第1の矩形パッケージ断面積よりも小さい。
図4A〜図4Dは、4つの壁および矩形の底部を有するバイアルを備える多連単回用量容器の非限定的な例の態様を示す。図4Aは、展開形状の多連単回用量容器400の図である。多連単回用量容器400は、一続きの少なくとも2つのバイアル405を備え、少なくとも2つのバイアル405のそれぞれは、内容積を画定するように矩形の底部415と接続された4つの壁を有する。多連単回用量容器400は、バイアル405の縁部を隣接するバイアルに接続する関節式接合部410をさらに備えている。図4Bは、バイアル405の水平方向断面を上から見た図である。バイアル405は、内容積を画定するように矩形の底部415と接続された4つの壁430、434、438、442を含む。4つの壁430、434、438および442のそれぞれは平面状外面を含む。第1の平面状外面432および第2の平面状外面436はそれらの間に第1の縁部446を画定し、第2の平面状外面436および第3の平面状外面440はそれらの間に第2の縁部448を画定し、第3の平面状外面440および第4の平面状外面444はそれらの間に第3の縁部450を画定し、第4の平面状外面444および第1の平面状外面432はそれらの間に第4の縁部452を画定している。
一態様において、多連単回用量容器400は、第2のバイアルの第3の縁部を第3のバイアルの第1の縁部に接続する第2の関節式接合部を備え、前記第2の関節式接合部は、前記第3のバイアルの第1の平面状外面または第2の平面状外面と、前記第2のバイアルの第3の平面状外面または第4の平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。図4Cは、展開形状の多連単回用量容器400の水平方向断面を上から見た図である。この非限定的な例において、多連単回用量容器400は3つのバイアル405a、405b、405cを備えている。バイアル405aの第3の縁部450は、関節式接合部410aによってバイアル405bの第1の縁部446に接続されている。同様に、バイアル405bの第3の縁部450は、関節式接合部410bによってバイアル405cの第1の縁部446に接続されている。折り畳み形状を成すために、関節式接合部410aは、バイアル405bの第1の平面状外面432または第2の平面状外面436と、バイアル405aの第3の平面状外面440または第4の平面状外面444とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有し、且つ、関節式接合部410bは、バイアル405cの第1の平面状外面432または第2の平面状外面436と、バイアル405bの第3の平面状外面440または第4の平面状外面444とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。図4Dは、折り畳み形状の多連単回用量容器400の水平方向断面を上から見た図である。この非限定的な例において、バイアル405bの第1の平面状外面432とバイアル405aの第4の平面状外面444とが可逆的に対向し、且つ、バイアル405cの第2の平面状外面436とバイアル405bの第3の平面状外面440とが可逆的に対向することにより、前記折り畳み形状を形成している。連結された一続きのバイアル405a、405bおよび405cは、図4Cに示す展開形状において第1の矩形パッケージ断面積を形成し、かつ、図4Dに示す折り畳み形状において第2の矩形パッケージ断面積を形成する。前記第2の矩形パッケージ断面積は、前記第1の矩形パッケージ断面積よりも小さい。
一態様において、水平方向断面において、少なくとも2つのバイアルは多角形である。例えば、水平方向断面において、多連単回用量容器における少なくとも2つのバイアルは、3つ以上の辺を有する多角形を含んでいてもよい。例えば、多連単回用量容器における少なくとも2つのバイアルは、三角形、正方形、矩形、台形、五角形、六角形、七角形、八角形、九角形、または十角形の水平方向断面を有していてもよい。一態様において、水平方向断面において、少なくとも2つのバイアルは正方形である。
また、一態様において、水平方向断面において、少なくとも2つのバイアルは三角形である。図5Aおよび図5Bは、水平方向断面において三角形であるバイアルを備える多連単回用量容器を示す。図5Aは、展開形状の多連単回用量容器500の水平方向断面を上から見た図である。多連単回用量容器500は、関節式接合部530によって接続された第1のバイアル510および第2のバイアル520を備えている。第1のバイアル510の第1の平面状外面540は、第2のバイアル520の第1の平面状外面550と可逆的に対向するように構成されている。図5Bは、折り畳み形状の多連単回用量容器500の断面を上から見た図である。関節式接合部530が曲げられて、第1のバイアル510の第1の平面状外面540と第2のバイアル520の第1の平面状外面550とが可逆的に対向、すなわち、近接している。一態様において、図5Aおよび図5Bに例示したような三角形断面を有するバイアルを備える多連単回用量容器は、少なくとも2つのバイアルを有してもよい。一態様において、三角形断面を有するバイアルを備える多連単回用量容器は、3つ以上のバイアルを有してもよい。
一態様において、水平方向断面において、少なくとも2つのバイアルは六角形である。図6Aおよび6Bは、六角形の水平方向断面を有するバイアルを備える多連単回用量容器を示す。図6Aは、展開形状の多連単回用量容器600の断面を上から見た図である。多連単回用量容器600は、関節式接合部630によって接続された第1のバイアル610および第2のバイアル620を備えている。第1のバイアル610の第1の平面状外面640は、第2のバイアル620の第1の平面状外面650と可逆的に対向するように構成されている。図6Bは、折り畳み形状の多連単回用量容器600の断面を上から見た図である。関節式接合部630が曲げられて、第1のバイアル610の第1の平面状外面640と第2のバイアル620の第1の平面状外面650とが可逆的に対向、すなわち、近接している。一態様において、図6Aおよび6Bに例示したような六角形断面を有するバイアルを備える多連単回用量容器は、少なくとも2つのバイアルを有してもよい。一態様において、六角形断面を有するバイアルを備える多連単回用量容器は、3つ以上のバイアルを有してもよい。
一態様において、多連単回用量容器は展開形状および折り畳み形状を成すように構成されている。一態様において、少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部は展開形状および折り畳み形状を成すように構成されている。一態様において、前記折り畳み形状では、第1のバイアルの少なくとも2つの平面状外面のうちの1つが、第2のバイアルの少なくとも2つの平面状外面のうちの1つに平行である。図7A〜図7Eは、展開形状、および、2種類の折り畳み形状のうちの1種類の折り畳み形状を成す多連単回用量容器の非限定的な例の態様を示す。図7Aは、展開形状の多連単回用量容器700を上から見た図である。一態様において、多連単回用量容器は、少なくとも1つの第3のバイアルと、少なくとも1つの付加的な関節式接合部とを備えている。この非限定的な例において、多連単回用量容器700は、5つのバイアル、すなわち、バイアル705、710、715、720および725と、4つの関節式接合部とを備えている。関節式接合部730はバイアル705と710とを接続し、関節式接合部735はバイアル710と715とを接続し、関節式接合部740はバイアル715と720とを接続し、関節式接合部745はバイアル720と725とを接続している。一態様において、関節式接合部730、735、740および745は、1つのバイアルの平面状外面と、隣接するバイアルの平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。
図7Bおよび図7Cは、多連単回用量容器700の関節式接合部を曲げることにより、第1の折り畳み形状が形成される様子を示す。図7Bは、展開形状の多連単回用量容器700を上から見た図である。バイアル705、710、715、720および725の平面状外面は、複数対の可逆的に対向する平面状外面(実線)、または、複数対の対向しない平面状外面(点線)を形成する。関節式接合部730、735、740および745が1点に集まる矢印によって示されるように曲げられることにより、前記複数対の可逆的に対向する平面状外面はより近く接近する。図7Cは、関節式接合部730、735、740および745を曲げることにより、バイアル705、710、715、720および725の複数対の可逆的に対向する平面状外面(実線)が互いに接近した、第1の折り畳み形状の多連単回用量容器700Aを上から見た図である。当該複数対の可逆的に対向する平面状外面は互いに平行である。また、複数対の対向しない平面状外面は、実質的に、多連単回用量容器700を構成する一続きのバイアル705、710、715、720および725の平面状外面を形成する。
図7Dおよび図7Eは、多連単回用量容器700の関節式接合部を曲げることにより、第2の折り畳み形状が形成される様子を示す。図7Dは、展開形状の多連単回用量容器700を上から見た図である。バイアル705、710、715、720および725の平面状外面は、複数対の可逆的に対向する平面状外面(実線)、または、複数対の対向しない平面状外面(点線)を形成する。関節式接合部730、735、740および745が1点に集まる矢印によって示されるように曲げられることにより、前記複数対の可逆的に対向する平面状外面はより近く接近する。図7Eは、関節式接合部730、735、740および745を曲げることにより、バイアル705、710、715、720および725の複数対の可逆的に対向する平面状外面(実線)が互いに接近した、第2の折り畳み形状の多連単回用量容器700Bを上から見た図である。当該複数対の可逆的に対向する平面状外面は互いに平行である。また、複数対の対向しない平面状外面(点線)は、実質的に、多連単回用量容器700を構成する一続きのバイアル705、710、715、720および725の平面状外面を形成する。
一態様において、多連単回用量容器は一続きの少なくとも2つのバイアルを備えている。一態様において、多連単回用量容器は一続きの少なくとも2つの薬剤バイアルを備えている。一態様において、前記少なくとも2つのバイアルは、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個または10個のバイアルを含む。一態様において、多連単回用量容器は一続きの2〜30個のバイアルを備えている。多連単回用量容器は、例えば、2個のバイアル、3個のバイアル、4個のバイアル、5個のバイアル、6個のバイアル、7個のバイアル、8個のバイアル、9個のバイアル、10個のバイアル、11個のバイアル、12個のバイアル、13個のバイアル、14個のバイアル、15個のバイアル、16個のバイアル、17個のバイアル、18個のバイアル、19個のバイアル、20個のバイアル、21個のバイアル、22個のバイアル、23個のバイアル、24個のバイアル、25個のバイアル、26個のバイアル、27個のバイアル、28個のバイアル、29個のバイアル、または、30個のバイアルを備えている。いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は31個以上のバイアルを備えている。
一態様において、多連単回用量容器は一続きの20〜30個のバイアルを備えている。例えば、多連単回用量容器は一続きの25個のバイアルを備えていてもよい。また、一態様において、多連単回用量容器は、3〜10個のバイアルからなる群へと分けられるように構成された、一続きの20〜30個のバイアルを備えている。例えば、多連単回用量容器は、3個のバイアルからなる群、4個のバイアルからなる群、5個のバイアルからなる群、6個のバイアルからなる群、7個のバイアルからなる群、8個のバイアルからなる群、9個のバイアルからなる群、または10個のバイアルからなる群へと分けられるように構成された、一続きの20〜30個のバイアルを備えている。また、多連単回用量容器は、例えば、5個のバイアルからなる群へと分けられるように構成された、25個のバイアルからなるストリップを備えていてもよい。
一態様において、一続きのバイアルに含まれるバイアルのそれぞれは、可撓性を有する関節式接合部によって隣接するバイアルに接続されている。一態様において、前記関節式接合部は分割可能である。例えば、第1のバイアルと第2のバイアルとを接続する関節式接合部は、該第1のバイアルと第2のバイアルとが分離可能なように、分割可能であり得る。一態様において、前記関節式接合部は、引き離すことが可能な関節式接合部、切り離すことが可能な関節式接合部、引き裂くことが可能な関節式接合部、割ることが可能な関節式接合部、分裂可能な関節式接合部、折ることが可能な関節式接合部、または、分離可能な関節式接合部のうちの少なくとも1つである。例えば、第1のバイアルと第2のバイアルとを接続する関節式接合部は、引き離すことが可能な関節式接合部、切り離すことが可能な関節式接合部、引き裂くことが可能な関節式接合部、割ることが可能な関節式接合部、分裂可能な関節式接合部、折ることが可能な関節式接合部、または、分離可能な関節式接合部のうちの少なくとも1つであり得る。一態様において、多連単回用量容器における少なくとも2つのバイアルを接続する関節式接合部の一部が、分割可能である。例えば、分割可能な関節式接合部の一部は、例えば25個のバイアルを有する大型の多連単回用量容器を、例えば5個のバイアルを有する小型の多連単回用量容器へと分離するために用いられてもよい。一態様において、多連単回用量容器における少なくとも2つのバイアルを接続する関節式接合部の全てが、分割可能である。例えば、分割可能な関節式接合部は、多連単回用量容器における各バイアルをその他のバイアルから取り外す、または、分離するために用いられてもよい。
図8Aおよび図8Bは、小型の多連単回用量容器ユニットへと細分するように構成された多連単回用量容器の態様を示す。図8Aは、長い一続きの連結されたバイアルを備える多連単回用量容器800の側面図である。この非限定的な例において、多連単回用量容器800は、一続きの25個の単体バイアル810を備えている。単体バイアル810のそれぞれは、関節式接合部820によって隣接するバイアルに接続されている。一態様において、図8Aに示すような多連単回用量容器は、一続きの連結されたバイアルとして製造される。例えば、ブロー成形による製造、射出成形による製造、または、成形同時充填による製造で用いられる型は、関節式接合部によって連結された25個の単体バイアル用の型を含み得る。例えば、25個の単体バイアルを備える多連単回用量容器を製造し、適当な薬剤を充填し、密封し、配送容易なように折り畳み形状で梱包してもよい。
一態様において、多連単回用量容器800は、図8Aの角括弧830で示される小型のユニットへと分離する、割れる、または、細分するように構成されている。例えば、図8Aに示すような多連単回用量容器800は、小型の多連単回用量容器へと分離されてもよい。図8Bは、図8Aの、25個の単体バイアル810を備えている多連単回用量容器800を、5つの多連単回用量容器840へと分離した例を示す。多連単回用量容器840のそれぞれは5個の単体バイアルを備えている。このように、連結されたバイアルからなる大型のストリップを製造し、薬剤を充填し、密封し、その後、梱包(例えば、包装、袋への装入、および/または、箱への装入)および配送のため小型のユニットへと分離してもよい。
多連単回用量容器を構成するバイアルのそれぞれは内容積を有する。例えば、第1のバイアルおよび第2のバイアルは内容積を有する。一態様において、前記内容積は、薬剤を保持するように設定されている。例えば、前記内容積は、1回量の薬剤が入る大きさであってもよい。また、例えば、多連単回用量容器における第1のバイアルおよび第2のバイアルはいずれも、1回量の薬剤を保持するのに十分な内容積を有してもよい。一態様において、薬剤の1回量は、ミリリットル(mL)または立方センチメートル(cc)を単位として表され得る。一態様において、液状製剤の1回量は、筋肉注射、皮内注射、皮下注射、静脈注射、腹膜内注射用に設定されている。また、一態様において、液状薬剤の1回量は、経口投与、鼻腔投与、耳部投与、眼部投与、尿道投与、肛門投与、膣内投与用に設定されている。また、一態様において、液状製剤の1回量は、眼内注射用に設定されている。また、一態様において、液状製剤の1回量は、中枢神経系内注射、例えば、硬膜外投与用に設定されている。
一態様において、前記薬剤の1回量は、該薬剤の種類に依存する。一態様において、前記薬剤の1回量は、該薬剤の種類について臨床的に決定された有効量または治療量である。例えば、一般的なワクチンの推奨量は、BCG(結核)ワクチンの0.05mLから、A型肝炎ワクチンの1.0mL、ロタウィルスワクチンの2.0mLに及ぶ。一態様において、前記薬剤の1回量は、例えば筋肉内、皮下、皮内など、注射部位に依存する。例えば、液状製剤の筋肉注射の1回量は、好適には5mLであり得る。例えば、Hopkins&Arias(2013)「Large volume IM injections: A review of best practices」Oncology Nurse Advisor 1月/2月号を参照(なお、参照により本明細書に組み込まれる)。一態様において、前記薬剤の1回量は、薬剤を受容する個人のサイズに依存する。例えば、前記1回量は、対象となる受容者(例えば、大人に対して子供)のサイズ、例えば、体重に依存し得る。例えば、薬剤の皮下注射の1回量は、子供または大人のサイズに応じて、0.5mL、1mL、または、2mLであり得る。一態様において、前記薬剤の1回量は、約0.01mLから約5mLに及ぶ。例えば、いくつかの実施形態において、前記薬剤の1回量は、0.01mL、0.02mL、0.05mL、0.075mL、0.1mL、0.15mL、0.2mL、0.25mL、0.3mL、0.35mL、0.4mL、0.45mL、0.5mL、0.55mL、0.6mL、0.65mL、0.7mL、0.75mL、0.8mL、0.85mL、0.9mL、1.0mL、1.25mL、1.5mL、1.75mL、2.0mL、2.25mL、2.5mL、2.75mL、3.0mL、3.25mL、3.5mL、3.75mL、4.0mL、4.25mL、4.5mL、4.75mL、または、5.0mLであり得る。
一態様において、多連単回用量容器における少なくとも2つのバイアルのそれぞれの内容積は、1回量の薬剤および最小超過充填量の該薬剤を保持するのに十分である。一態様において、前記内容積は、1回量の薬剤、最小超過充填量の該薬剤、および、該薬剤上方のヘッドスペースを保持するのに十分である。例えば、多連単回用量容器を構成するバイアルのそれぞれの内部空間は、薬剤一回分である0.5ミリリットル、超過充填量である0.1ミリリットル、および、液状薬剤上方のヘッドスペースである0.15ミリリットルに対して十分な容積である、約0.75ミリリットルであり得る。一態様において、前記内容積は、約0.2ミリリットルから約6.0ミリリットルである。例えば、多連単回用量容器におけるバイアルのそれぞれの内容積は、0.2mL、0.3mL、0.4mL、0.5mL、0.6mL、0.7mL、0.8mL、0.9mL、1.0mL、1.1mL、1.2mL、1.3mL、1.4mL、1.5mL、1.6mL、1.7mL、1.8mL、1.9mL、2.0mL、2.1mL、2.2mL、2.3mL、2.4mL、2.5mL、2.6mL、2.7mL、2.8mL、2.9mL、3.0mL、3.1mL、3.2mL、3.3mL、3.4mL、3.5mL、3.6mL、3.7mL、3.8mL、3.9mL、4.0mL、4.1mL、4.2mL、4.3mL、4.4mL、4.5mL、4.6mL、4.7mL、4.8mL、4.9mL、5.0mL、5.1mL、5.2mL、5.3mL、5.4mL、5.5mL、5.6mL、5.7mL、5.8mL、5.9mL、または、6.0mLである。
いくつかの実施形態において、多連単回用量容器におけるバイアルのそれぞれの内容積は、6.0ミリリットルを超える。例えば、バイアルのそれぞれの内容積は、2回分の薬剤が入るように薬剤1回量の少なくとも2倍であってもよい。例えば、バイアルのそれぞれの内容積は10ミリリットルであり、薬剤1回量である3ミリリットルの2倍の量の薬剤を保持するように設定されていてもよい。
<多連単回用量容器の形成>
一態様において、本明細書に記載されたような多連単回用量容器は成形製造プロセスによって形成される。一態様において、多連単回用量容器はブロー成形製造プロセスによって形成される。例えば、少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部は、ブロー成形製造プロセスによって形成される。また、例えば、少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部は、成形同時充填製造プロセスによって形成される。一態様において、多連単回用量容器は射出成形製造プロセスによって形成される。一態様において、少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部は射出成形製造プロセスによって形成される。一態様において、一続きの少なくとも2つのバイアルと少なくとも1つの関節式接合部を備える多連単回用量容器は、生体適合性熱可塑性材料から、ブロー成形製造プロセス、射出成形製造プロセス、または、成形同時充填製造プロセスによって形成される。
一態様において、関節式接合部は少なくとも2つのバイアルと共に形成される。例えば、第1のバイアルと第2のバイアルとを接続する関節式接合部は、少なくとも2つのバイアルと共に形成される。例えば、ブロー成形製造プロセスまたは射出成形製造プロセスによって多連単回用量容器を形成するための型は、少なくとも2つのバイアルのそれぞれを接続する関節式接合部を形成するための部分を含んでいてもよい。一態様において、各関節式接合部は、隣接するバイアルの全長にわたって延伸している。例えば、関節式接合部は、バイアルの全長(取外し可能なキャップの縁部を含む)にわたって延伸する可撓性プラスチックのストリップを含んでいてもよい。一態様において、各関節式接合部は、隣接するバイアルの長さの少なくとも一部にわたって延伸している。例えば、関節式接合部は、バイアル本体の縁部にわたって延伸するが、取外し可能なキャップの縁部にわたって延伸しない可撓性プラスチックのストリップを含んでいてもよい。一態様において、各関節式接合部は非連続的なものである。例えば、関節式接合部は、2つの隣接するバイアルの縁部を接続する一連の非連続的な可撓性プラスチック部を含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、関節式接合部は、少なくとも2つのバイアルとは別に形成される。例えば、第1のバイアルと第2のバイアルとを接続する関節式接合部は、少なくとも2つのバイアルとは別に形成され、当該少なくとも2つのバイアルに取り付けられるように適合される。例えば、一連の関節式接合部は、一連のバイアルとは別に形成され、一続きの連結されたバイアルを形成するために該一連のバイアルに取り付けられるように適合される。
一態様において、一続きの少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部は、ブロー成形製造プロセスによって形成される。例えば、米国特許第3325860号、Hansen、タイトル「Moulding and Sealing Machines」、米国特許第3936264号、Cornett & Gaspar、タイトル「Apparatus for Blow Molding a Container with Breachable Sealing Members」を参照(なお、これらは参照により本明細書に組み込まれる)。一態様において、ブロー成形製造プロセスは、プラスチック樹脂を溶融するステップと、溶融プラスチック樹脂から中空チューブ(パリソン)を形成するステップと、前記中空チューブを囲むように型の片方ともう片方とを留めて閉じた状態にするステップと、圧縮空気により前記パリソンを型キャビティ内で膨張させて該型キャビティの形を取らせるステップと、型部分から空気を抜き、前記プラスチック樹脂を冷却するステップと、を少なくとも含む。例えば、製薬等級プラスチック樹脂、例えば、ポリエチレンおよび/またはポリプロピレンを熱押し出し(垂直に熱押し出し)、または、射出成形することにより鉛直のチューブまたは中空円筒(パリソン)を形成してもよい。また、例えば、ポリエチレンおよび/またはポリプロピレンの粒子を押出機に供すると共に、摂氏160℃を超える温度で当該粒子を溶融させてもよい。押し出されたパリソンが2パーツ式の型によって囲まれることにより、該パリソンの下端部が密封される。そして、前記押し出されたパリソンは該型の上方で切断される。形成されたバイアルは、冷却され前記型から取り出される。
一態様において、多連単回用量容器は、高度に自動化された成形同時充填製造プロセスまたは製袋同時充填製造プロセスを用いて、形成され、薬剤が満たされ、密封される。例えば、少なくとも下記のステップを含むプロセスを用いて、多連単回用量容器を形成し、薬剤を充填し、密封してもよい。すなわち、
薬剤を含む無菌溶液を、バクテリア保持フィルタを通して成形同時充填機械または製袋同時充填機械に供給するステップ;
無菌フィルタで濾過された圧縮空気とプラスチック材料(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、または、ポリエチレン−ポリプロピレン共重合体)の粒子とを前記機械に供給するステップ;
高温の中空成形可能プラスチックパリソンとして、前記プラスチック粒子を圧力(例えば、350バールまでの圧力)下で下方へ押し出すステップ;
多連単回用量容器の外表面を画定する型の片方ともう片方とを、前記パリソンを囲むように閉じて底部を密封すると共に、高温のナイフの刃で前記パリソンの上部を切り離すステップ;
真空および/または無菌空気圧で、前記プラスチック材料を多連単回用量容器に形成するステップ;
形成された多連単回用量容器に、計量された、前記薬剤を含む前記溶液を速やかに充填するステップ;
前記多連単回用量容器のバイアルに必要量を充填し終えると、充填ユニットを引き上げ、該バイアルのそれぞれを自動的に密封するステップ;および、
前記型を開けることにより、1回の連続的な自動サイクルで形成、充填、および、密封された多連単回用量容器を外すステップ;、を含む工程を用いてもよい。なお、成形同時充填製造プロセスおよび/または製袋同時充填製造プロセスで用いられる機械は、商業的供給源から(例えば、コロラド州Evergreen市の(米)Rommelag社、イリノイ州Elgin市のWeiler Engineering社から)入手することができる。
一態様において、一続きの少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部は射出成形製造プロセスによって形成される。例えば、一続きの少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部は、射出ラムまたは射出スクリュによって適切な形の型内に押し込まれた樹脂、例えば、熱可塑性材料から形成されてもよい。なお、温度および圧力は、熱可塑性材料が十分に硬化して型から外せるまで、維持される。
一態様において、一続きの少なくとも2つのバイアルと関節式接合部とを備える多連単回用量容器は、1つ以上の型を用いて形成される。一態様において、前記1つ以上の型はブロー成形製造用に設計されている。例えば、前記型は、閉じられると、多連単回用量容器の外表面を画定するキャビティを形成する2つのメス型パーツを含んでいてもよい。一態様において、前記1つ以上の型は射出成形製造用に設計されている。例えば、前記型は、プラスチックポリマーまたは樹脂が圧力下で押し込まれるキャビティを含んでいてもよく、該型は多連単回用量容器を構成するバイアルの外表面および内表面の両方を画定する。一態様において、前記1つ以上の型のそれぞれは、ステンレス鋼またはアルミニウムから形成され、精密に機械加工されることにより多連単回用量容器の外部特徴および/または内部特徴に合った型となる。ブロー成形用および/またはインフュージョン成形用の型を形成するための他の非限定的材料としては、ベリリウム、銅、アルミニウム、スチール、クロム、ニッケル、ステンレス鋼、および、これらの合金が挙げられる。
一態様において、多連単回用量容器は生体適合性材料から形成される。一態様において、一続きの少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部は、少なくとも1つの生体適合性ポリマーから形成される。例えば、多連単回用量容器は、安心して使用でき、かつ、バイアルの内容物、例えば、乾燥状態または液体状態の薬剤に適合した材料から形成され得る。例えば、前記生体適合性材料、例えば、生体適合性ポリマーまたは生体適合性樹脂は十分に不活性であるため、薬剤の安定性および/または安全性に影響を及ぼすほどの量の物質が当該生体適合性材料からバイアルの内容物へ放出される、または、浸出することを防ぐことができる。また、例えば、前記生体適合性材料は、投薬剤、例えば、乾燥製剤または液体製剤状の薬剤における成分を顕著に吸収しないタイプの材料、および/または、前記薬剤における成分が前記生体適合性材料を通って拡散することのできないタイプの材料である。
一態様において、多連単回用量容器は少なくとも1つの熱可塑性材料から形成される。例えば、少なくとも2つのバイアルと少なくとも1つの関節式接合部とを備える多連単回用量容器は、熱軟化可能または熱成形可能なプラスチックポリマー材料から形成されてもよい。一態様において、一続きの少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部は、少なくとも1つの熱可塑性材料から形成される。例えば、ブロー成形製造プロセスまたインフュージョン成形製造プロセスを用い、一続きの少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部を、少なくとも1つの熱可塑性材料、例えば、熱軟化可能または熱成形可能なプラスチックポリマー材料から形成してもよい。熱可塑性材料の非限定的な例としては、エチレン酢酸ビニル、環状オレフィン共重合体、イオノマー、フッ素含有重合体、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンテレフタレートG(PETG)、アクリル樹脂、セルロース化合物、ポリ(メチルメタクリレート)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、ナイロン、ポリ乳酸、ポリベンゾイミダゾール、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリエチレン、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、および、ポリテトラフルオロエチレンが挙げられる。
一態様において、前記少なくとも1つの熱可塑性材料はポリエチレンの形態を含む。例えば、前記熱可塑性材料は、低密度ポリエチレン(LDPE)または分岐状ポリエチレンを含み得る。また、例えば、前記熱可塑性材料は、高密度ポリエチレン(HDPE)または直鎖状ポリエチレンを含み得る。また、例えば、前記熱可塑性材料は、LDPEの透明度および密度と、HDPEの靱性とを兼備する、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を含み得る。
一態様において、前記少なくとも1つの熱可塑性材料はポリプロピレンの形態を含む。例えば、前記熱可塑性材料は、高結晶質ポリプロピレンを含み得る。また、例えば、前記熱可塑性材料は、ポリマー鎖の同一側に有機基が配置されたアイソタクチックポリプロピレンを含み得る。また、例えば、前記熱可塑性材料は、高耐衝撃性ポリプロピレン、例えば、ポリマー鎖の上下に有機基が交互に配置されたシンジオタクチックポリプロピレン、または、有機側鎖が不規則に配列したアタクチックポリプロピレンを含んでいてもよい。一態様において、ポリプロピレンは、耐衝撃性の向上、硬度の緩和、および、透明度の向上のために、ポリエチレンまたはゴムで改質されている。
一態様において、多連単回用量容器は、ブロー成形製造プロセスまたは射出成形製造プロセスを用いて、ガラスから形成される。例えば、加圧ブロープロセスまたは二次ブロープロセスを用い、溶融ガラスをバイアルに形成してもよい。この両プロセスのいずれにおいても、前記溶融ガラスをプレス、または、ブローすることでパリソンにした後、バイアルの外表面を画定する型内に吹き込んでもよい。一態様において、少なくとも2つのバイアルは、ホウケイ酸ガラスから形成される。例えば、少なくとも2つのバイアルは、I型ホウケイ酸ガラスから形成されてもよい。一態様において、関節式接合部は、少なくとも2つのバイアルと共に形成される。一態様において、関節式接合部は、別個に形成された後、少なくとも2つのバイアルに取り付けられる。例えば、一続きのガラス製バイアルを接続するための1つ以上の関節式接合部を可撓性プラスチック樹脂から形成した後、前記ガラス製バイアルに取り付けてもよい。
一態様において、関節式接合部は第1の材料から形成され、少なくとも2つのバイアルは第2の材料から形成される。例えば、関節式接合部を可撓性プラスチック材料から形成すると共に、少なくとも2つのバイアルをより剛性の高いプラスチック材料から形成してもよい。また、例えば、関節式接合部を可撓性プラスチック材料から形成すると共に、少なくとも2つのバイアルをガラスから形成してもよい。
一態様において、多連単回用量容器は透明材料から形成される。例えば、多連単回用量容器を透明材料から形成して、該多連単回用量容器の一部を構成するバイアルに入った針先、例えば、注射器の針先をユーザが視認できるようにしてもよい。一態様において、多連単回用量容器は、透明材料から形成された少なくとも2つのバイアルおよび少なくとも1つの関節式接合部を備えている。例えば、一続きの少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部を、ブロー成形製造プロセス、インフュージョン成形製造プロセス、または、成形同時充填製造プロセスを用い、透明材料から形成してもよい。いくつかの実施形態において、前記透明材料はガラスを含む。例えば、前記透明材料はI型ホウケイ酸ガラスを含み得る。いくつかの実施形態において、前記透明材料は透明な熱可塑性材料の形態を含む。例えば、前記透明材料は、エチレン−酢酸ビニル共重合体を含み得る。また、例えば、前記透明材料は低密度ポリエチレンを含み得る。また、例えば、前記透明材料は、ポリ塩化ビニル、特に非可塑性のポリ塩化ビニルを含み得る。また、例えば、前記透明材料は環状オレフィン共重合体を含み得る。例えば、米国特許第6951898号、HammondおよびHeukelbach、タイトル「Cycloolefin Copolymer Resins Having Improved Optical Properties」を参照(なお、参照により本明細書に組み込まれる)。
いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は半透明材料から形成される。例えば、一続きの少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部を、ブロー成形製造プロセス、インフュージョン成形製造プロセス、または、成形同時充填製造プロセスを用い、半透明材料から形成してもよい。
一態様において、多連単回用量容器は不透明材料から形成される。また、一態様において、一続きの少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部は、不透明材料から形成される。例えば、一続きの少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部を、ブロー成形製造プロセス、インフュージョン成形製造プロセス、または、成形同時充填製造プロセスを用い、不透明材料から形成してもよい。また、例えば、多連単回用量容器における少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部を、不透明プラスチック、例えば高密度ポリエチレンから形成してもよい。
一態様において、多連単回用量容器は着色材料から形成される。一態様において、一続きの少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部は、着色材料から形成される。例えば、多連単回用量容器における少なくとも2つのバイアルは、前記バイアルを通過し得る光や紫外線の量を制限する着色材料、例えば、琥珀色に着色されたガラス若しくは熱可塑性物質から形成される。また、例えば、多連単回用量容器は、バイアルに琥珀色などの色を付与するためのカラーマスターバッチ、染料、または、色素を含有する押し出し熱可塑性材料から、形成されてもよい。
一態様において、1つ以上の添加剤が、多連単回用量容器を形成する材料に含まれる。前記1つ以上の添加剤としては、例えば、潤滑剤、安定剤、酸化防止剤、可塑剤、帯電防止剤、または、スリップ剤が挙げられる。一態様において、多連単回用量容器を形成するプロセスは、潤滑剤、安定剤、酸化防止剤、可塑剤、帯電防止剤、スリップ剤、または、これらの組み合わせのうちの1つ以上を添加することを含む。例えば、型の金属面における溶融熱可塑性物質の流動を促進するため、成形プロセスまたは押出プロセス中に1種類以上の潤滑剤を用いてもよい。この目的のための潤滑剤は、その非限定的例として、ステアリン酸亜鉛を含む。また、例えば、製造工程中にポリマーが熱曝露、光曝露、および/または、紫外線曝露で劣化することを抑制または防止し、且つ、熱可塑性物質のエージング特性を向上させるため、1種類以上の安定剤を前記熱可塑性物質に添加してもよい。この目的のための安定剤は、その非限定的な例として、有機金属化合物、脂肪酸塩、および、無機酸化物を含む。例えば、遊離基の生成を阻止するための1種類以上の抗酸化剤を熱可塑性物質に添加し、酸化で誘起される前記熱可塑性物質の劣化を抑制してもよい。この目的のための抗酸化剤は、その非限定的な例として、芳香族アミン、ヒンダードフェノール、チオエステル、および、亜リン酸塩を含む。また、例えば、加工中の柔軟性、可撓性、溶融流動性が達成されるよう、1種類以上の可塑剤を熱可塑性物質に添加してもよい。この目的のための可塑剤は、その非限定的な例として、フタレート、例えば、ジオクチルフタレートを含む。また、例えば、プラスチック表面上の静電荷の蓄積を防止するために、1種類以上の帯電防止剤を使用してもよい。また、例えば、1種類以上のスリップ剤を熱可塑性材料に添加し、該材料の摩擦係数を減少させてもよい。ポリエチレンおよび/またはポリプロピレン熱可塑性物質に用いられるスリップ剤は、その非限定的な例として、ポリオレフィンを含む。一態様において、多連単回用量容器の外表面には表面処理が施されている。前記表面処理としては、例えば、インク付着性、他のフィルムとの付着性、熱融着性、または、気体バリア性などの特性を向上させるための、コロナ放電または他のプラスチック薄層の沈積を含み得る。
<閉鎖部>
一態様において、多連単回用量容器における少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、テーパ状ネック領域とアクセス部とを備えている。例えば、前記テーパ状ネック領域は、バイアルを形成する4つの壁から、アクセス部(すなわち、前記バイアルの内部空間にアクセスするための開口部)まで延伸したテーパ状延伸部を含んでいてもよい。一態様において、水平方向断面において、前記テーパ状ネック領域は円形である。例えば、前記テーパ状ネック領域は、バイアル本体に取り付けられたテーパ状チューブであって、水平方向断面において別の多角形であるテーパ状チューブを含んでいてもよい。一態様において、水平方向断面において、前記テーパ状ネック領域は楕円形である。一態様において、水平方向断面において前記テーパ状ネック領域は多角形である。一態様において、前記テーパ状ネック領域は、バイアル本体の水平方向断面と同様の水平方向断面を有する。一態様において、前記テーパ状ネック領域の端部は、フレア状リムを有する。一態様において、前記テーパ状ネック領域の端部は、環状リップを有する。例えば、前記テーパ状ネック領域は、カバーまたはキャップ(例えば針貫通可能な隔壁)を圧着シールで固定するためのフレア状リムまたは環状リップを含み得る。例えば、米国特許第3424329号、Hershberg.et al.、タイトル「Sealed Injection Vial」を参照(なお、参照により本明細書に組み込まれる)。
一態様において、前記アクセス部は、バイアルの壁により画定された孔を含む。一態様において、前記アクセス部は、バイアルの内部空間(internal volume)に続いている。例えば、前記アクセス部は、バイアルを形成する壁の端部により画定され、且つ、前記バイアルの内部空間へのアクセスを可能にする、孔または開口部を含み得る。例えば、前記アクセス部は、バイアル内に保持されている薬剤にアクセスするための、該バイアルの開口部を含む。また、例えば、前記アクセス部は、針、例えば、注射器の針の通過に適した十分な大きさを有する。
一態様において、少なくとも2つのバイアルと関節式接合部とを備える多連単回用量容器は、アクセス部を覆う閉鎖部を備えている。一態様において、少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、アクセス部を覆う閉鎖部を備えている。一態様において、前記閉鎖部はバイアルの一部分を構成する。例えば、前記閉鎖部は、アクセス部を覆うようにバイアルの開放端における壁を融合または熱融着することにより形成された密封部を含み得る。一態様において、前記密封部は、針貫通可能な閉鎖部を含む。例えば、バイアルの開放端における壁を融合または熱融着することにより形成された密封部は、さらに、針が該密封部を貫いて前記バイアルの内部空間にアクセスすることができるよう、針貫通可能なものである。
一態様において、前記閉鎖部は取外し可能なキャップを含む。一態様において、前記取外し可能なキャップは、せん断可能なキャップを含む。例えば、せん断可能なキャップは、アクセス部を露出させるために使用時にバイアルの残りの部分から簡単にせん断できるように、成形同時充填製造プロセスにおいて形成され得る。一態様において、前記取外し可能なキャップは、捩じ取り可能なキャップを含む。例えば、捩じ取り可能なキャップは、アクセス部を露出させるために使用時にバイアルの残りの部分から簡単に捩じ取ることができるように、成形同時充填製造プロセスにおいて形成され得る。一態様において、前記取外し可能なキャップは、バイアルの底部および関節式接合部の少なくとも一部が形成された後、第2の成形プロセスによって形成される。一態様において、前記取外し可能なキャップは、成形プロセス中に付加されるインサートである。例えば、米国特許第3993223号、Welker & Brady、タイトル「Dispensing Container」、米国特許第6626308号、Weiler、タイトル「Hermetically Sealed Container with Self−Draining Closure」、米国特許第4319701号、Cambio、タイトル「Blow Molded Container Having an Insert MoLDed In Situ」を参照(なお、これらは参照により本明細書に組み込まれる)。
一態様において、前記閉鎖部は針貫通可能な閉鎖部を含む。一態様において、前記針貫通可能な閉鎖部は、多連単回用量容器の少なくとも一部を構成する針貫通可能な材料を針が通過してバイアルの内部空間に進入することが可能なように、構成されている。例えば、前記閉鎖部は、多連単回用量容器を形成するために用いられる熱可塑性材料からなる針貫通可能部を含んでいてもよい。例えば、針貫通可能な閉鎖部が、成形同時充填で得られたバイアルの上部に備えられていてもよい。また、多連単回用量容器を構成するバイアルのそれぞれは、取り外されると針貫通可能な閉鎖部が露出するような取外し可能なキャップを備えていてもよい。
一態様において、前記閉鎖部は、バイアルのそれぞれに付加された追加部を含む。一態様において、前記閉鎖部はインサートを含む。例えば、前記閉鎖部は、ブロー成形または射出成形されたバイアルに付加されたインサートを含んでいてもよい。また、例えば、前記閉鎖部は、ブロー成形または射出成形されたバイアルに付加された取外し可能なキャップを含んでいてもよい。また、例えば、前記閉鎖部は、成形工程中に付加されたインサートを含んでいてもよい。例えば、米国特許第4319701号、Cambio、タイトル「Blow Molded Container Having an Insert Molded In Situ」を参照(なお、参照により本明細書に組み込まれる)。一態様において、前記閉鎖部は、バイアルのそれぞれに付加された別の無菌部材を少なくとも部分的に含む。例えば、前記インサートは、ティップ型キャップ、金属部材、またはルアーテーパーフィッティングを含み得る。一態様において、前記インサートは、製造プロセス中に多連単回用量容器に取り付けられる。一態様において、前記インサートは、校正された滴を生成するための同時成形ティップ−キャップインサート、マルチエントリ型弾性(エラストマー)ストッパインサート、または、径調整射出成形インサートを含む。一態様において、前記閉鎖部は隔壁を含む。例えば、インサート技術を用いて、無菌のティップ−キャップインサートを、成形同時充填で形成された多連単回用量容器に組み込んでもよい。
一態様において、前記アクセス部は、ルアーテーパーコネクタまたはフィッティングを含む。例えば、バイアルのアクセス部は、ルアーロックまたはルアースリップティップを備えた注射器の大きさに合わせて適切に作られたルアーテーパーコネクタを含んでいてもよく、注射器針を使用することなくバイアルの内容物を取り出すことを可能にしてもよい。例えば、米国特許第4643309号、Evers & Lakemedel、タイトル「Filled Unit Dose Container」を参照(なお、参照により本明細書に組み込まれる)。
一態様において、前記閉鎖部は弾性閉鎖部を含む。例えば、前記閉鎖部は、アクセス部に挿入され、バイアルのテーパ状ネック領域の周りに圧着されたアルミニウムシールで所定の位置に保持されている、針貫通可能な弾性隔壁(例えばゴム隔壁)を含んでいてもよい。例えば、前記弾性閉鎖部は、臭化ブチルまたは塩化ブチル合成ゴムから形成される。一態様において、前記弾性閉鎖部は、プラスチック製のフリップオフキャップでさらに保護されている。
<薬剤>
一態様において、多連単回用量容器の少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、薬剤を保持するように設定された内容積を有する。一態様において、前記内容積は少なくとも1回量の薬剤を保持するように設定されている。一態様において、前記内容積は1回分以上の薬剤を保持するように設定されている。例えば、多連単回用量容器のバイアルのそれぞれは、1回量の薬剤を保持するよう構成されていてもよい。例えば、多連単回用量容器のバイアルのそれぞれは、複数回量の薬剤を保持するよう構成されていてもよい。
一態様において、前記薬剤は非経口または経口投与用に調合されている。一態様において、前記薬剤は液状である。例えば、前記薬剤は、経口または非経口投与に適した液状製剤に溶解または懸濁されてもよい。一態様において、前記薬剤は粉末状であり、液体で再構成(reconstitued)されてもよい。例えば、前記薬剤は凍結乾燥状であり、投与前に、例えば、無菌希釈剤または注射用蒸留水で再構成されてもよい。
一態様において、前記薬剤は予防薬であり、例えば、病態または感染症を予防可能な薬剤である。一態様において、前記薬剤はワクチンを含む。例えば、前記薬剤は、1つ以上の感染因子による感染に対する免疫を引き出す、もしくは、与えることが可能な、または、該感染を予防することが可能な1つ以上のワクチンを含み得る。一態様において、前記薬剤は、1つ以上の感染因子、病気、または、症状に対する免疫化用に構成された少なくとも1つのワクチンを含む。該感染因子、病気、または、症状としては、特に限定はされないが、例えば、炭疽病、結核(BCG)、コレラ、デング熱、ジフテリア、破傷風、百日咳、腎症候性出血熱、ヘモフィルスb型(Hib)、A型肝炎、B型肝炎、ヒト乳頭腫ウイルス、インフルエンザ、日本脳炎、マラリア、麻疹、髄膜炎菌性髄膜炎、流行性耳下腺炎、ポリオウイルス、風疹、水痘ウイルス、ペスト、肺炎連鎖球菌、狂犬病、リフトバレー熱, ロタウイルス、狂犬病、風疹、天然痘、ダニ媒介脳炎、腸チフス、黄熱、帯状ヘルペス(帯状疱疹)が挙げられる。一態様において、前記薬剤は2つ以上のワクチンを含む。例えば、前記薬剤は、ジフテリア、破傷風、および、百日咳に対するワクチンを含むDPTワクチンを含み得る。
いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、1回の受診など、限られた期間に1人の患者に対して用いられる複数種類の薬剤をそれぞれ特定の回数分、搬送および保管するために構成されている。例えば、いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、診療所での小児科健診にて特定の年齢の子供に投与することが推奨されているワクチンを含む。例えば、いくつかの実施形態において、4つのバイアルを含む多連単回用量容器は、通常、1回の受診で1個人に投与される4つの異なるワクチンを4回分保管することができる。例えば、いくつかの実施形態において、6つのバイアルを含む多連単回用量容器は、2カ月の子供に推奨されている定期予防接種スケジュールに従って子供に投与される、HepBワクチン、RVワクチン、DTaPワクチン、HiBワクチン、PCVワクチン、および、IPVワクチンをそれぞれ1回分、それぞれのバイアルに保管して搬送するために構成されている。例えば、いくつかの実施形態において、4つのバイアルを含む多連単回用量容器は、4歳から6歳の子供に推奨されている定期予防接種スケジュールに従って子供に投与される、DTaPワクチン、IPVワクチン、MMRワクチン、および、VARワクチンをそれぞれ1回分、それぞれのバイアルに保管して搬送するために構成されている。「Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP) Recommended Immunization Schedule for Persons Aged 0 through 18 years − United States, 2013」(ACIP Childhood/Adolescent Work Group、MMWR 62:1−8、2013年)を参照(なお、参照により本明細書に組み込まれる)。
一態様において、前記薬剤は免疫グロブリン療法を含む。一態様において、多連単回用量容器は、医療専門家による指示の通りに患者に順次に投与される、免疫グロブリン療法における複数回分の投与量を保管するように構成されている。数種類の免疫グロブリン療法が利用可能であり、これらは、通常、順次に、患者の体重に関連した用量が投与される。免疫グロブリン療法における分注量を多連単回用量容器の各バイアルに保管してもよく、これにより、免疫グロブリン療法における廃棄を最小限にするだけではなく、免疫グロブリン療法におけるバイアル内での汚染の可能性を最小限にする。
一態様において、前記薬剤は、抗ウイルス剤、抗生物質、または、生物学的薬剤のうちの少なくとも1つを含む。例えば、いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、注射投与用抗ウイルス療法における複数回分の投与量を保管するために用いられてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、注射投与用抗生物質療法における複数回分の投与量を保管するように構成されている。例えば、いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、複数回分の、治療用タンパク質を含む生物学的薬剤を保管するように構成されている。例えば、いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、複数回分の、モノクローナル抗体またはポリクロナール抗体などの抗体を含む生物学的薬剤を保管するように構成されている。例えば、いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、通常1人の患者に順次に投与される、注射投与用療法における複数回分の投与量を保管するように構成されており、その結果、該多連単回用量容器は、医療専門家の指導の下で1人の患者に対して時間的に順次に投与される、標準的な一連の注射可能薬剤を含むことができる。例えば、いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、別々に投与される複数の成分、例えば、必要とする1人の患者に投与される、注射投与用療法における複数回分の投与量(例:様々な抗生物質および/または抗ウイルス剤)を保管するように構成されている。
一態様において、前記薬剤は治療剤である。例えば、前記薬剤は病態を治療可能な医薬物質または医薬品を含み得る。治療剤としては、特に限定はされないが、例えば、ペニシリン、セフロキシム、セフタジジムなどの抗生物質;インターフェロンα、β、または、γなどのインターフェロン;アルプロスタジルなどの末梢血管拡張薬
;フォンダパリヌクスなどの抗凝血薬
;フォリトロピンなどの性腺刺激ホルモン
;ソマトロピンなどのタンパク同化ホルモン;テリパラチドなどの骨形成剤;エンフビルチドなどのHIV薬;酢酸メドロキシプロゲステロン
などの避妊薬;エタネルセプト、アダリムマブなどの抗炎症薬
;スマトリプタンなどのセロトニン受容体拮抗薬;ロイプロリドなどのGRH類似体;化学療法、インスリン、ホルモン、抗感染薬、などが挙げられる。
一態様において、前記薬剤は活性成分を含む。一態様において、前記活性成分は1つ以上のワクチンを含む。一態様において、前記活性成分は1つ以上の治療剤を含む。いくつかの実施形態において、前記薬剤は、さらに、賦形剤などの、該薬剤中の活性成分を保存、安定化、または、保護するための不活性成分を含む。不活性成分、すなわち、賦形剤としては、特に限定はされないが、例えば、水またはプロピレングリコールなどの溶媒または共溶媒、緩衝剤、抗菌性保存剤、酸化防止剤、または、ポリソルベートまたはポロキサマーなどの湿潤剤が挙げられる。不活性成分、すなわち、賦形剤の他の例として、特に限定はされないが、活性成分の製造によって生じる微量の残留物、例えば、ネオマイシンまたはホルマリンが挙げられる。
一態様において、多連単回用量容器を形成するバイアルのそれぞれは、不活性ガスを保持するように構成されている。例えば、バイアルのそれぞれは、薬剤の上方のヘッドスペースに不活性ガスを保持するように構成されていてもよい。例えば、バイアルのそれぞれは、薬剤の上方のヘッドスペースに窒素を保持するように構成されていてもよい。例えば、バイアルのそれぞれは、薬剤の上方のヘッドスペースに、アルゴン、ネオン、クリプトン、または、キセノンなどの、希ガスを保持するよう構成されていてもよい。例えば、バイアルのそれぞれは、薬剤の上方のヘッドスペースに二酸化炭素を保持するよう構成されていてもよい。多連単回用量容器のバイアルを形成、充填、および、密封するプロセスは、さらに、不活性ガスを加える前に、ヘッドスペース内の大気/酸素をパージすることを含んでいてもよい。
一態様において、多連単回用量容器は、展開形状および折り畳み形状を成すように構成されている。一態様において、前記多連単回用量容器は、少なくとも2つのバイアルと関節式接合部とを含み、前記関節式接合部は、第1のバイアルの少なくとも2つの平面状外面のうちの1つと、第2のバイアルの少なくとも2つの平面状外面のうちの1つとを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。一態様において、前記少なくとも2つのバイアルおよび前記関節式接合部は、展開形状および折り畳み形状を成すように構成されている。一態様において、第1のバイアル、少なくとも1つの第2のバイアル、および、少なくとも1つの関節式接合部は、展開形状および折り畳み形状を成すように構成されている。一態様において、前記折り畳み形状では、前記第1のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つが、前記第2のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つに平行である。一態様において、展開形状では第1の矩形パッケージ断面積を有し、折り畳み形状では第2の矩形パッケージ断面積を有する。一態様において、前記第2の矩形パッケージ断面積は、前記第1の矩形パッケージ断面積よりも小さい。
図9Aから図9Eは展開形状および折り畳み形状の多連単回用量容器の態様を示す。図9Aは展開形状の多連単回用量容器900の側面図を示す。この非限定的例において、多連単回用量容器900は、関節式接合部920によって互いに接続された5つのバイアル910を含む。5つのバイアル910のそれぞれは取外し可能なキャップ930を含む。図9Bは関節式接合部920によって互いに接続された5つのバイアル910を含む多連単回用量容器900を上から見た図である。水平方向断面において、5つのバイアルのそれぞれは略矩形である。また、図9Bでは、取外し可能なキャップ930の上面図も示されている。展開形状の多連単回用量容器900は第1の矩形パッケージ断面積940(点線)を有する。図9Cは折り畳み形状の多連単回用量容器900の側面図である。多連単回用量容器900は、関節式接合部920によって互いに接続された5つのバイアル910を含む。5つのバイアル910のそれぞれは取外し可能なキャップ930を含む。図9Dは折り畳み形状の多連単回用量容器900を上から見た図であり、多連単回用量容器900は関節式接合部920によって互いに接続された5つのバイアル910を含む。また、図9Dでは、取外し可能なキャップ930の上面図も示されている。折り畳み形状の多連単回用量容器900は第2の矩形パッケージ断面積950(点線)を有する。図9Eは第1の矩形パッケージ断面積940と第2の矩形パッケージ断面積950との間の重なりを示す。一態様において、第2の矩形パッケージ断面積950は第1の矩形パッケージ断面積940よりも小さい。
いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、第1のバイアルが隣接する第2のバイアルに関節式接合部によって接続された、一続きの少なくとも2つのバイアルを含み、前記関節式接合部は、前記第1のバイアルの平面状外面と前記隣接する第2のバイアルの平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有し、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、展開形状では第1の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、折り畳み形状では第2の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、前記第2の矩形パッケージ断面積は、前記第1の矩形パッケージ断面積よりも小さい。
図10Aから図10Cは一続きの少なくとも2つのバイアルを含む多連単回用量容器の更なる態様を示す。図10Aは展開形状の多連単回用量容器1000を上から見た図である。この非限定的な例において、多連単回用量容器1000は関節式接合部1020によって連結された5つのバイアル1010を含む。例えば、バイアル1010は関節式接合部1020によって隣接するバイアル1010に接続されている。この非限定的な例において、水平方向断面において、5つのバイアル1010のそれぞれは略正方形である。多連単回用量容器1000を構成する一続きのバイアル1010は、展開形状では第1の矩形パッケージ断面積1030(点線)を形成するよう構成されている。図10Bは折り畳み形状の多連単回用量容器1000を上から見た図である。多連単回用量容器1000は、屈曲した関節式接合部1020によって連結された5つのバイアル1010を含む。関節式接合部1020は、バイアル1010の平面状外面と、隣接するバイアル1010の平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。多連単回用量容器1000を構成する一続きのバイアルは、折り畳み形状では第2の矩形パッケージ断面積1040(点線)を形成するよう構成されている。図10Cは展開形状の多連単回用量容器1000の第1の矩形パッケージ断面積1030と折り畳み形状の多連単回用量容器1000の第2の矩形パッケージ断面積1040とを重ね合わせた図である。第2の矩形パッケージ断面積1040は第1の矩形パッケージ断面積1030よりも小さい。
図11Aから図11Cは展開形状および折り畳み形状の多連単回用量容器のさらなる態様を示す。図11Aは展開形状の多連単回用量容器1100を上から見た図である。この非限定的な例において、多連単回用量容器1100は、関節式接合部1120によって連結された4つのバイアル1110を含む。この非限定的な例において、水平方向断面において、4つのバイアル1110のそれぞれは略三角形である。多連単回用量容器1100は、展開形状では第1の矩形パッケージ断面積1130(点線)を有する。図11Bは折り畳み形状の多連単回用量容器1100を上から見た図である。多連単回用量容器1100は、屈曲した関節式接合部1120によって連結された4つのバイアル1110を含む。多連単回用量容器1100は、折り畳み形状では第2の矩形パッケージ断面積1140(点線)を有する。図11Cは第1の矩形パッケージ断面積1130と第2の矩形パッケージ断面積1140とを重ね合わせた図である。折り畳み形状の多連単回用量容器1100の第2の矩形パッケージ断面積1140は、展開形状の多連単回用量容器1100の第1の矩形パッケージ断面積1130よりも小さい。
一態様において、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面と、少なくとも1対の対向しない平面状外面とを含み、前記一続きの少なくとも2つのバイアルが折り畳み形状を成すとき、前記少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面は互いに平行であり、前記少なくとも1対の対向しない平面状外面は、実質的に、前記一続きの少なくとも2つのバイアルの平面状外面を形成する。
一態様において、多連単回用量容器は、少なくとも1つの関節式接合部によって連結された一続きの少なくとも2つのバイアルを含み、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面と、少なくとも1対の対向しない平面状外面とを含み、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、展開形状および折り畳み形状を成すよう構成されており、前記折り畳み形状では前記少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面は互いに平行であり、前記少なくとも1対の対向しない平面状外面は、実質的に、前記一続きの少なくとも2つのバイアルの平面状外面を形成する。
<ラベリング>
一態様において、多連単回用量容器はラベルを含む。ラベルは、多連単回用量容器を形成する少なくとも2つのバイアルのそれぞれに収容された薬剤に関する情報を含む。例えば、ラベルは、薬剤の商品名、薬剤の正式名または固有名、薬剤の一般名、製品ロゴまたは他の標章(branding)、薬剤の強度、投与経路、(あれば)警告、(あれば)注意書き、正味量、製造者名、有効期限、ロット番号、推奨保管方法、(バイアル1つにつき複数回分の薬剤が入っている場合)推奨1回量、バーコード、バッチ番号、全米医薬品コード番号、(あれば)規制薬物表情報、無線識別(RFID)タグ、または、これらのうちのいずれかの組み合わせを含み得る。液状の薬剤については、ラベルは、総量(例えば、500mg/10mL)ごとの強度、1ミリリットル(例えば、50mg/1mL)ごとの強度、および/または、推奨投与量ごとの強度を含んでいてもよい。粉末状の薬剤については、ラベルは、バイアル1つ当たりの薬剤の量(例えば、ミリグラム)を含んでいてもよい。ラベルは、粉末状の薬剤を再構成する手順、および、再構成後の量における薬剤の強度も含んでいてもよい。容器ラベルに関する追加情報については、例えば、「Guidance for Industry: Safety Considerations for 容器 Labels and Carton Labeling Design to Minimize Medication Errors」(Food and Drug Administration、2013年4月)を参照(なお、参照により本明細書に組み込まれる)。
一態様において、多連単回用量容器は2つ以上のラベルを含む。例えば、いくつかの実施形態において、多連単回用量容器を構成するバイアルのそれぞれは、個々のラベルを有する。一態様において、ラベルは、多連単回用量容器を構成する少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つのバイアルの外面に印刷されている。例えば、ラベルまたはその一部は、熱転写による重ね刷り、レーザーマーキングシステム、連続インクジェット、または、熱インクジェットを用いて、多連単回用量容器の少なくとも1つの表面に印刷されてもよい。一態様において、ラベルは、多連単回用量容器を構成するバイアルのそれぞれの外面に印刷されている。例えば、ラベルは、バイアルの平面状外面のうちの1つ以上に印刷されてもよい。例えば、ラベルは、バイアルに付けられた取外し可能なキャップの一部に印刷されてもよい。
一態様において、ラベルは、多連単回用量容器を構成する少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つのバイアルの外面から隆起したエンボス文字を含んでいる。一態様において、ラベルは、多連単回用量容器を構成する少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つのバイアルの外面に彫られたデボス文字を含んでいる。例えば、ラベルまたはその一部は、ブロー成形製造、インフュージョン成形製造、または、成形同時充填製造のうちの少なくとも1つで用いられる型に組み込まれ、ラベリング情報の少なくとも一部を含む、隆起した文字、または、彫られ文字が生成されてもよい。例えば、ラベルまたはその一部は、以降の加工により、多連単回用量容器を構成する少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つのバイアルの外面に彫られてもよい。
一態様において、ラベルは多連単回用量容器の少なくとも1つの表面に刻印される。例えば、いくつかの実施形態において、ラベルは、多連単回用量容器を構成する少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つのバイアルの外面に刻印される。例えば、いくつかの実施形態において、ラベルは、取外し可能なキャップまたはタブなどの閉鎖部の一部に刻印される。いくつかの実施形態において、ラベルはインクを用いて刻印される。いくつかの実施形態において、ラベルはホットスタンピング工程を用いて刻印される。例えば、ラベリング情報は金属製鋳型に組み込まれ、該金属製鋳型が熱せられて熱可塑性多連単回用量容器の表面に載置されることによって、該ラベリング情報が多連単回用量容器に転写されてもよい。一態様において、多連単回用量容器を構成する少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つのバイアルの外面に刻印されたラベリング情報は、ロット特有の情報、例えば、製品ロット番号および/または有効期限を含む。
一態様において、ラベルは、多連単回用量バイアルを構成する少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つに取り付けられる。一態様において、ラベルは、多連単回用量バイアルを構成する少なくとも2つのバイアルのそれぞれに取り付けられる。例えば、ラベルは、バイアルの平面状外面のうちの1つ以上に取り付けられてもよい。例えば、ラベルは、バイアルに付けられた取外し可能なキャップに取り付けられてもよい。一態様において、ラベルは、別個に印刷されており、多連単回用量容器の少なくとも1つの表面にラベルの少なくとも一部を接着するための接着剤を含む。例えば、ラベルは、別個に印刷され、多連単回用量容器を構成するバイアルのそれぞれの取外し可能なキャップに接着剤で取り付けられてもよい。例えば、ラベルは、感圧接着剤を含むタグに個別に印刷されてもよい。例えば、ラベルは、多連単回用量容器を構成するバイアルのそれぞれに切り離された感圧接着剤、例えば、透明粘着テープを用いて接着されたタグに個別に印刷されてもよい。
一態様において、ラベルは折り畳み可能なラベルを含む。例えば、いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、該多連単回用量容器の一部に取り付けられる折り畳み可能なラベルであって、該多連単回用量容器の第2の部分の上で、または、周りで折り重なるように構成された折り畳み可能なラベルを含む。例えば、折り畳み可能なラベルは、捩じ取り可能なキャップまたはタブに取り付けられ、バイアルの平面状外面のうちの1つに沿って折り曲げられるように構成されてもよい。例えば、折り畳み可能なラベルは、バイアルの平面状外面のうちの1つに取り付けられ、バイアルの少なくとも一部に巻きつけられるよう構成されてもよい。一態様において、折り畳み可能なラベルは、多連単回用量容器を密封可能なカバー、例えば、ホイル製上包みに封入する前に、該多連単回用量容器を構成する少なくとも2つのバイアルの少なくとも1つに取り付けられる。一態様において、折り畳み可能なラベルは、密封された多連単回用量容器のパッキング容積を減らしつつ読みやすい製品ラベリング情報を提供するため、表面積がより広くなっている。
一態様において、ラベルは、多連単回用量容器に取り付けられる1つの有孔マスターラベルを含む。一態様において、ラベルは、多連単回用量容器を構成する少なくとも2つのバイアルのそれぞれに取り付けられる1つの有孔マスターラベルを含む。例えば、いくつかの実施形態において、穿孔された1つのラベルは、多連単回用量容器の少なくとも2つのバイアルのそれぞれに取り付けられ、該バイアルを分離することにより穿孔ラインに沿って該1つのラベルがサブラベルへと分離するように配置される。いくつかの実施形態において、1つの有孔マスターラベルは、ラベリング情報のコピーを1つ含む。いくつかの実施形態において、1つの有孔マスターラベルの分離可能な部分のそれぞれはラベリング情報のコピーを含む。
一態様において、ラベルは少なくとも1つのセンサを含む。一態様において、多連単回用量容器は、少なくとも1つのセンサを有する少なくとも1つのラベルを含む。例えば、多連単回用量容器は、多連単回用量容器の環境曝露を検出または監視するように構成されたセンサを有するラベルを含んでいてもよい。例えば、多連単回用量容器は、二次包装の裂けによる該多連単回用量容器に対する環境曝露を検出または監視するよう構成されたセンサを有するラベルを含んでいてもよい。一態様において、多連単回用量容器を構成するバイアルのそれぞれは、少なくとも1つのセンサを有するラベルを含む。例えば、多連単回用量容器を構成するバイアルのそれぞれは、環境条件、例えば、温度、光、水分、または、酸素に対する各バイアルの曝露を検出または監視するように構成されたセンサを有するラベルを含んでいてもよい。例えば、ラベルは、二次包装、例えば、密封カバーの裂けによる環境曝露を検出または監視するよう構成された少なくとも1つのセンサを含んでいてもよい。
一態様において、少なくとも1つのセンサを含むラベルは、少なくとも1つのセンサを含む折り畳み可能なラベルを含む。例えば、多連単回用量容器を構成する少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つは、センサを有する折り畳み可能なラベルを含んでいてもよい。該センサは、該ラベルを折り畳むと、該センサが多連単回用量容器を構成する少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つのバイアルの外面に物理的に接触するように配置される。
一態様において、少なくとも1つのセンサは少なくとも1つの温度センサを含む。一態様において、少なくとも1つのセンサは、温度逸脱、例えば、所定の薬剤に推奨される範囲を超えた搬送温度または保管温度を監視するよう構成されている。例えば、少なくとも1つのセンサは、多連単回用量容器および/または各バイアルおよび感熱性を有しうる薬剤が搬送中および/または保管中に過度の熱にさらされているかどうかを監視するよう構成された温度センサを含み得る。例えば、少なくとも1つのセンサは、1回以上の温度逸脱に反応して即座に、および、不可逆的に色が変わる化学成分を含んでいてもよい。例えば、少なくとも1つのセンサは、1回以上の温度逸脱に反応して徐々に、および、不可逆的に色が変わる化学成分を含んでいてもよい。一態様において、少なくとも1つのセンサは、指示染料を含む基材、例えば、紙積層体を含む。一態様において、指示染料は、温度の変化に反応して色が変わるよう構成されている。一態様において、色の変化は不可逆的である。例えば、米国特許第5,085,802、Jalinski、タイトル「Time Temperature Indicator with Distinct End Point」;米国特許第5,254,473、Patel、タイトル「Solid State Device for Monitoring Integral Values of Time and Temperature of Storage of Perishables」;および、米国特許第6,544,925、Prusik.et al.、タイトル「Activatable Time−Temperature Indicator System」を参照(なお、これらは参照により本明細書に組み込まれる)。一態様において、少なくとも1つのセンサは、累積熱曝露を監視するよう構成された温度センサを含む。例えば、少なくとも1つのセンサは、累積熱曝露に反応して徐々に色が変わるHEATmarker(登録商標)インジケータ(Temptime Corporation、モリスプレーンズ、ニュージャージー州)を含んでいてもよい。例えば、少なくともセンサは、指定された閾値よりも上または下に逸脱した温度を累積検出するTimestrip PLUS Duo(Timestrip、英国)を含んでいてもよい。一態様において、少なくとも1つのセンサは、閾値または限界温度レベルを検出するよう構成された温度センサを含む。例えば、少なくとも1つのセンサは、ラベルおよび内容物が悪影響を及ぼす可能性のある閾値温度にさらされると不可逆的に色が変わるLIMITmarker(商標)インジケータ(Temptime Corporation、モリスプレーンズ、ニュージャージー州)または3M(商標) MonitorMark(商標) Time Temperature Indicator(3M、セントポール、ミネソタ州)を含んでいてもよい。一態様において、少なくとも1つのセンサは、多連単回用量容器および/またはその凍結に弱い内容物が搬送中および/または保管中に不適切な凍結温度にさらされているかどうかを監視するように構成された温度センサを含む。例えば、少なくとも1つのセンサは、凍結事象に反応して不可逆的に色が変わるFREEZEmarkerインジケータ(Temptime Corporation、モリスプレーンズ、ニュージャージー州)または3M(商標) Freeze Watch(商標)インジケータ(3M、セントポール、ミネソタ州)を含んでいてもよい。例えば、Kartoglu&Milstien(2014)「Tools and approached to ensure quality of vaccines throughout the cold chain」 Expert Rev. Vaccines 13: 843−854を参照(なお、参照により本明細書に組み込まれる)。他の時間-温度インジケータとして、VITSAB(登録商標)、CheckPoint(登録商標)(Vitsab International、スウェーデン)、Fresh−Check(登録商標)が挙げられる。
一態様において、ラベルは、製品の累積熱履歴があらかじめ設定された限度を超えたかどうかを判定するために、ワクチンのバイアルの累積熱曝露を示すワクチンバイアルモニタ(VVM)を含む。一態様において、ワクチンバイアルモニタは、製品の熱安定性に応じて、VVM30インジケータ、VVM14インジケータ、VVM7インジケータ、または、VVM2インジケータのうちの少なくとも1つを含む。例えば、VVM30ラベルでは、37度の温度下で終点は30日であり、5度の温度下で終点は4年超である。一方、VVM2ラベルでは、37度の温度下で終点は2日であり、5度の温度下で終点は225日である。ワクチンバイアルモニタの国際規格に関する更なる情報については、Vaccine Vial Monitor、PQS performance specification、World Health Organization、WHO/PQS/E06/IN05.2、2011年7月26日発行、を参照(なお、参照により本明細書に組み込まれる)。
一態様において、少なくとも1つのセンサは光センサを含む。例えば、少なくとも1つのセンサは、多連単回用量容器および/または多連単回用量容器を構成する各バイアルが光にさらされたかどうかを監視するよう構成された光センサを含み得る。例えば、多連単回用量容器は、二次包装、例えば、不透明な密封パッケージにより、悪影響を及ぼす光曝露または紫外線曝露から保護されてもよい。光センサは、多連単回用量容器を覆う/密封する二次包装における潜在的な裂けを検出するために用いられてもよい。例えば、光センサは、読み取り可能な無線識別(RFID)タグに付けられたフォトレジスタ、光依存性抵抗器、または、フォトセルを含んでいてもよい。例えば、光センサは、集光性太陽電池モジュール(例えば、ElectricFilm, LLC製、ニューベリーポート、マサチューセッツ州)を含んでいてもよい。
一態様において、少なくとも1つのセンサは酸素センサを含む。例えば、多連単回用量容器は、窒素またはアルゴンによって真空包装された二次包装が使用前に裂けたかどうかを判定するよう構成された酸素センサを有する少なくとも1つのラベルを含んでいてもよい。一態様において、酸素インジケータは、発光型酸素インジケータである。例えば、酸素センサは、ケースを透過可能な材料、例えば、シリコーンゴムでカプセル化されたtris(4,7−diphenyl−1,10−phenanthroline) ruthenium(II) perchlorate、すなわち、[Ru(dpp)3](ClO4)2を含んでいてもよい。[Ru(dpp)3](ClO4)2関連の発光は酸素の存在により消失する。例えば、酸素センサは、ラベルおよび/またはバイアルに取り付けされたO2xyDot(商標)酸素センサ(OxySense(登録商標)、ダラス、テキサス州)を含み得る。一態様において、酸素インジケータは、酸素への曝露に反応して色が変わるよう構成された比色型インジケータである。例えば、酸素センサは、比色酸化還元色素型インジケータ、例えば、エージレスアイ(商標)(三菱ガス化学株式会社、日本)を含み得る。一態様において、酸素センサは、比色光活性酸化還元色素型酸素インジケータを含む。例えば、酸素センサは、紫外線光または可視光で「刺激された(primed)」された光励起色素であって、さらに酸素曝露に反応して色が変わる光励起色素を含んでいてもよい。例えば、Mills(2005年)「Oxygen indicators and intelligent inks for packaging food」Chem. Soc. Rev. 34:1003−1011を参照(なお、参照により本明細書に組み込まれる)。また、米国特許第8,707,766、Harris.et al.、タイトル「Leak detection in vacuum bags」、および、米国特許第8,501,100、Fukui、タイトル「Oxygen detection using metalloporphyrins」を参照(なお、これらは参照により本明細書に組み込まれる)。
一態様において、ラベルは少なくとも1つの水蒸気センサまたは他の水分センサを含む。例えば、ラベルは、多連単回用量容器を覆う/密封する二次包装の裂けによる水分への曝露を検出するよう構成されたセンサを含んでいてもよい。例えば、少なくとも1つの水分センサは、水分への曝露に反応して色が変わる比色型水検出ラベル(例えば、3M(商標)Ultrathin Water Contact Indicator、3M社、セントポール、ミネソタ州)を含み得る。例えば、米国特許第4,098,120、Manske、タイトル「Humidity Indicating Method and Device」も参照(なお、参照により本明細書に組み込まれる)。
比色型パッケージセンサに関する追加情報は、Kamal el Deen(2013年)「The Intelligent Colorimetric Timer Indicator Systems to Develop Label Packaging Industry in Egypt」Int. Design J. 4:295−304に記載されている。
一態様において、ラベルは電子素子を含む。一態様において、ラベルは、内蔵型USB接続ポイントを含むラベルであって、完全な時間および温度履歴を含むPDFデータファイルを作成するラベルであるXpressPDF temperature monitoring label(PakSense、ボイシ、アイダホ州)を含む。一態様において、ラベルはプリント電子素子を含む。例えば、ラベルはプリント無線識別タグを含む。例えば、ラベルは、ThinFilm技術(例えば、Thin Film Electronics ASA、オスロ、ノルウェー)を用いたプリント温度センサを含んでいてもよい。
一態様において、ラベルは、スマート無線識別(RFID)タグを含む。例えば、環境条件を無線で監視するため、RFIDタグはセンサ、例えば、温度センサおよび/または光センサと一体化されていてもよい。例えば、Cho.et al.(2005年)「A 5.1− W UHF RFID Tag Chip integrated with Sensors for Wireless Environmental Monitoring」Proceedings of ESSCIRC、グルノーブル、フランス、2005、pp.279−282を参照(なお、参照により本明細書に組み込まれる)。
<べベル型縁部を有する多連単回用量容器>
多連単回用量容器は少なくとも2つのバイアルを含み、前記少なくとも2つのバイアルは、少なくとも2つの平面状外面を有する第1のバイアルと、少なくとも2つの平面状外面を有する第2のバイアルと、を含み、前記第1のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面は、その間にある第1の縁部を画定し、前記第2のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面は、その間にある第2の縁部を画定する。いくつかの実施形態において、前記第1の縁部および前記第2の縁部のうちの少なくとも1つはべベル型縁部を含む。いくつかの実施形態において、前記第1の縁部および前記第2の縁部のうちの少なくとも1つはダブルべベル型縁部を含む。いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、少なくとも2つのバイアルと関節式接合部とを含み、前記少なくとも2つのバイアルは、少なくとも2つの平面状外面に隣接する第1のダブルべベル型縁部を有する第1のバイアルと、少なくとも2つの平面状外面に隣接する第2のダブルべベル型縁部を有する第2のバイアルと、を含み、前記関節式接合部は、前記第1のダブルべベル型縁部と前記第2のダブルべベル型縁部とを接続し、前記関節式接合部は、前記第1のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つと、前記第2のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つとを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。
一態様において、前記関節式接合部は、前記第1の縁部の前記ダブルべベル型縁部のべベル面(傾斜面)と、前記第2の縁部の前記ダブルべベル型縁部のべベル面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。一態様において、前記第1のバイアルの前記第1の縁部は第1のダブルべベル型縁部を含み、前記第2のバイアルの前記第2の縁部は第2のダブルべベル型縁部を含み、前記関節式接合部は、前記第1のダブルべベル型縁部と前記第2のダブルべベル型縁部とを接続し、前記関節式接合部は、前記第1のダブルべベル型縁部のべベル面と前記第2のダブルべベル型縁部のべベル面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。
いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、少なくとも2つのバイアルと関節式接合部とを含み、前記少なくとも2つのバイアルは、少なくとも2つの平面状外面に隣接する第1のダブルべベル型縁部を有する第1のバイアルと、少なくとも2つの平面状外面に隣接する第2のダブルべベル型縁部を有する第2のバイアルと、を含み、前記関節式接合部は、前記第1のダブルべベル型縁部と前記第2のダブルべベル型縁部とを接続し、前記関節式接合部は、前記第1のバイアルの前記第1のダブルべベル型縁部のべベル面と、前記第2のバイアルの前記第2のダブルべベル型縁部のべベル面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。
図12Aから図12Dは少なくとも1つのべベル型縁部を有する少なくとも2つのバイアルを含む多連単回用量容器の態様を示す。図12Aは、多連単回用量容器1200の水平方向断面を上から見た図である。展開形状の多連単回用量容器1200が示されている。多連単回用量容器1200は、第1のバイアル1205、第2のバイアル1210、および、第3のバイアル1215を含む。第1のバイアル1205、第2のバイアル1210、および、第3のバイアル1215のそれぞれは少なくとも1つのダブルべベル型縁部1220を含む。この非限定的な例において、各バイアルは、対角線状に互いに向かい合う2つのダブルべベル型縁部を含む。第1のバイアル1205のダブルべベル型縁部1220は、関節式接合部1225によって、第2のバイアル1210のダブルべベル型縁部1220に接続されている(点線で描かれたボックス1240で囲まれた部分)。同様に、第3のバイアル1215は、第2の関節式接合部によって、第2のバイアル1210の第2のダブルべベル型縁部に接続されている。ダブルべベル型縁部1220のそれぞれは第1の平面状外面1230および第2の平面状外面1235に隣接している。図12Bはダブルべベル型縁部を示す、点線で描かれたボックス1240の拡大図である。第1のバイアル1205のダブルべベル型縁部1220が、関節式接合部1225によって、第2のバイアル1210のダブルべベル型縁部1220に接続されている状態が示されている。また、第1の平面状外面1230および第2の平面状外面1235の一部が示されている。
関節式接合部1225は、第1のバイアルの平面状外面と第2のバイアルの平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。このことは、図12Cおよび図12Dに示されている。図12Cは折り畳み形状の多連単回用量容器1200の水平方向断面を上から見た図ある。多連単回用量容器1200は第1のバイアル1205、第2のバイアル1210、および、第3のバイアル1215を含む。第1のバイアル1205、第2のバイアル1210、および、第3のバイアル1215は、関節式接合部1225によって連続して接続されている。この非限定的な例において、バイアルのそれぞれは2つのダブルべベル型縁部を含む。また、屈曲した関節式接合部1225および結合されたダブルべベル型縁部の例を含む、点線で描かれた三角形1250も示されている。図12Dは、点線で描かれた三角形1250の内部の拡大図である。この屈曲した関節式接合部の拡大図において、第1のバイアル1205のダブルべベル型縁部1220は、関節式接合部1225によって、第2のバイアル1210のダブルべベル型縁部1220に接続されている。関節式接合部1225は、第1のバイアル1205の第2の平面状外面1235と第2のバイアル1210の第2の平面状外面1235とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。一態様において、第1のバイアル1205の第2の平面状外面1235と第2のバイアル1210の第2の平面状外面1235とは、可逆的に対向する1対の平面状外面である。一態様において、可逆的に対向する1対の平面状外面の各平面状外面は、可逆的に対向する1対の平面状外面の他の平面状外面に平行である。一態様において、第1のバイアル1205の第1の平面状外面1230と第2のバイアル1210の第1の平面状外面1230とが、対向しない平面状外面を形成する。いくつかの実施形態において、関節式接合部1225は、第1のバイアル1205のべベル面1260と第2のバイアル1210のべベル面1260とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。一態様において、第1のバイアル1205のべベル面1260と第2のバイアル1210のべベル面1260とは、可逆的に対向する1対のべベル面を形成する。
<密封可能なカバー>
いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は密封可能なカバーを含む。例えば、薬剤が入った多連単回用量容器は、二次包装、または、該多連単回用量容器を覆い密封するよう構成された一体型一次包装を含む。一態様において、密封可能なカバーは、光曝露、紫外線、蒸気透過、または、酸素もしくは他のガスの進入のうちの少なくとも1つから多連単回用量容器を保護するよう構成されている。例えば、多連単回用量容器は、光曝露または紫外線から該多連単回用量容器およびその内容物を保護することを目的とした不透明な密封可能なカバーに入れられていてもよい。例えば、多連単回用量容器は、蒸気通過を防止する(すなわち、薬剤が容器を通過する、または、外部の液体もしくは蒸気が容器内へと通過するのを防止する)よう構成された密封可能な容器に入れられていてもよい。例えば、多連単回用量容器は、適切なパッケージ材料内に入れられ、密封前に、該パッケージ材料から、一部の空気を除く、全ての空気が取り除かれてもよい。いくつかの実施形態において、密封可能なカバー内の残留空気は不活性ガス、例えば、窒素またはアルゴンで置換される。
いくつかの実施形態において、密封可能なカバーは多連単回用量容器とは別に形成される。いくつかの実施形態において、密封可能なカバーは多連単回用量容器の一部として形成される。例えば、ブロー成形または成形同時充填製造を用いて多連単回用量容器を形成する場合、高温のパリソン自体が、(材料Xで作られた)内側容器壁、(材料Yで作られた)中間層、(材料Zで作られた)外側密封層を提供する多層材料を含み得る。
一態様において、密封可能なカバーは収縮フィルムを含む。収縮フィルムの非限定的例として、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、または、ポリプロピレンが挙げられる。一態様において、収縮フィルムは多層フィルムを含む。例えば、収縮フィルムは、エチレン−プロピレン、エチレン酢酸ビニル、および、ポリエステルの層を含む多層フィルムを含み得る。一態様において、収縮フィルムは、埋め込み式光バリアを含む。例えば、いくつかの実施形態において、収縮フィルムは、密封可能なカバーを不透明にし、覆われた/密封された多連単回用量容器内を光曝露および/または紫外線曝露から保護するマスターバッチ、または、何らかの色素もしくは染料タイプが加えられていてもよい。
一態様において、密封可能なカバーは可撓性ホイルラミネートを含む。例えば、真空密封可能なカバーは、アルミニウムバリアホイルラミネートを含み得る。一態様において、密封可能なカバーは、金属化ポリマーフィルムを含む。例えば、金属化ポリマーフィルムは、薄い金属層、例えば、アルミニウム、金、ニッケル、および/または、クロムの層で被覆されたポリマーフィルム、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、ポリエチレンフィルム、または、エチレンビニルアルコール(EVOH)フィルムを含み得る。例えば、密封可能なカバーは金属被覆マイラーを含み得る。
一態様において、密封可能なカバーは真空下で密封される。例えば、1つ以上の多連単回用量容器を覆う収縮フィルムまたは可撓性ホイルラミネートは真空下で、随意に不活性ガスの存在下で、密封されてもよい。一態様において、密封可能なカバーは正圧下で密封される。例えば、1つ以上の多連単回用量容器を覆う収縮フィルムまたは可撓性ホイルラミネートは窒素パージされた正圧下で密封されてもよい。一態様において、密封可能なカバーは、ゼロまたはゼロに近い圧力(例えば、真空でも正圧でもない圧力)の下で密封されてもよい。
一態様において、密封可能なカバーは、折り畳み形状の少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部を収容する。一態様において、密封可能なカバーは、折り畳み形状の一続きの少なくとも2つのバイアルおよび関節式接合部を収容する。一態様において、多連単回用量容器は、密封可能なカバーに入れられる前に折り畳み形状にされる。一態様において、多連単回用量容器は、密封可能なカバーを密封するプロセス中に折り畳み形状に折り畳まれるよう構成されている。例えば、多連単回用量容器は、真空下で密封可能なカバーを密封中に、折り畳み形状に折り畳まれるよう構成されてもよい。
一態様において、各多連単回用量容器は密封可能なカバーを含む。例えば、2つ以上の連結されたバイアルを含む1つの多連単回用量容器は、密封可能なカバーを含む。一態様において、1つの多連単回用量容器が折り畳み形状で密封可能なカバーに密封される。一態様において、2つ以上の多連単回用量容器が1つの密封可能なカバーに入れられる。例えば、それぞれが2つ以上の連結されたバイアルを含む2つ以上の多連単回用量容器が、1つの密封可能なカバーに密封される。一態様において、多連単回用量容器のそれぞれが、折り畳み形状で1つの密封可能なカバーに密封される。
一態様において、多連単回用量容器を構成する少なくとも2つのバイアルのそれぞれが個々に密封可能なカバーに密封される。一態様において、多連単回用量容器を構成する少なくとも2つのバイアルのそれぞれを覆う/密封する密封可能なカバーは、該バイアルの間に穿孔を含む。例えば、多連単回用量容器を構成する少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、穿孔のラインを含む密封可能なカバーを含み、該穿孔は、該密封可能なカバーの気密シールを傷つけることなく1つのバイアルを隣接するバイアルから分離することを可能にする。一態様において、多連単回用量容器の1つのバイアルを覆う/密封する密封可能なカバーの少なくとも一部は、該1つのバイアルの少なくとも一部に取り付けられている。例えば、密封可能なカバーの少なくともの一部は、1つのバイアルに接着剤で貼り付けられてもよい。一態様において、多連単回用量容器の1のバイアルを覆う/密封する密封可能なカバーの少なくとも一部は、該1つのバイアルの少なくとも一部に融合されている。例えば、密封可能なカバーの少なくとも一部は、1つのバイアルの少なくとも一部に熱融着されてもよい。
一態様において、密封可能なカバーは不活性ガスを保持する構成されている。例えば、密封可能なカバーは、当該密封可能なカバーが密封された後に、不活性ガスを保持するように構成されてもよい。例えば、密封可能なカバーは窒素を保持するように構成されてもよい。例えば、密封可能なカバーは、他の不活性ガス、例えば、ネオン、アルゴン、クリプトン、または、キセノンを保持するように構成されてもよい。例えば、密封可能なカバーは、二酸化炭素を保持するように構成されてもよい。一態様において、密封可能なカバーに少なくとも1つの多連単回用量容器を密封するプロセスは、不活性ガス、例えば、窒素、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、または、二酸化炭素を加える前に、密封可能なカバーから大気/酸素をパージすることを含む。一態様において、多連単回用量容器は、密封可能なカバーの裂けを検出するよう構成された酸素センサを有するラベルを含む。
一態様において、密封可能なカバーはラベルを含む。例えば、ラベルまたはその一部は、多連単回用量容器を覆う、または、密封する二次包装に含まれる。ラベルは、密封可能なカバーに添付された紙ラベル、印刷されたラベル、または、刻印されたラベルを含み得る。いくつかの実施形態において、密封可能なカバー(例えば、ホイルパウチ)は、製品ラベリング情報要件のすべてを記録しているラベルを含む。いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、二次包装(例えば、密封ホイルパウチ)および三次包装(例えば、段ボール)に付けられたラベルリングに加えて、エンボス/デボス、刻印、および/または、紙ラベリングを含む。
当業者は、本明細書に記載された構成要素、装置、物体、および、それらに付随する説明は、概念を明確にするために例として用いられているということを認識するであろう。また、当業者は、種々の構成の改良が考えられるということを認識するであろう。従って、本明細書で用いられているように、示された特定の代表例および付随する説明は、より一般的な分類を表すものとして意図されている。一般的に、特定の代表例を用いることは、その分類を表すものとして意図され、特定の構成要素、装置、および、物体が含まれていないことは、限定を意味すると解されるべきではない。
本明細書で用いられている実質的に複数形の用語および/または単数形の用語に関して、適宜、文脈および/または用途に応じて、複数形から単数形へおよび/または単数形から複数形へと言い換えてもよい。種々の単数形/複数形の置換は、明確さのため、特に本明細書に記載しない。
場合によっては、1つ以上の構成要素は、本明細書において、「構成された(configured to)」、「により構成された(configured by)」、「構成可能な(configurable to)」、「動作可能な/働きをする(operable/operative to)」、「適合した/適合可能な(adapted/adaptable)」、「可能な(able to)」、「準拠した/準拠する(conformable/conformed to)」などと表されてもよい。当業者らは、特に文脈によって規定されない限り、このような用語(例えば、「構成された(configured to)」)が、一般的に、アクティブ状態の構成要素および/または非アクティブ状態の構成要素および/または待機状態の構成要素を含み得るということを認識するであろう。
本明細書に記載した本主題の特定の態様を示し説明したが、本明細書に記載した主題およびそのより広い態様から逸脱することなく変更および改良を行うことができる。全てのそのような変更および改良は本明細書に記載した主題の真の精神(趣旨)および範囲内にあるため、添付の特許請求の範囲は、その範囲に、全てのそのような変更および改良を含む。本明細書、特に添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本体部)で用いられている用語は、一般的に「非限定的な(open)」語句を意図している(例えば、用語「含んでいる(including)」は「含んでいるが、これ/これらに限定されるわけではない(including but not limited to)」と解釈されるべきであり、用語「有する(having)」は「少なくとも有する(having at least)」と解釈されるべきであり、用語「含む(includes)」は「含むが、これ/これらに限定されるわけではない(includes but is not limited to)」と解釈されるべきである)。導入されたクレーム記載(claim recitation)について特定の数が意図される場合、そのような意図は該クレームにおいて明確に記載されるであろう。そのような記載がない場合は、そのような意図はない。例えば、理解の一助として、以下に添付の特許請求の範囲では、導入句「少なくとも1つの」および「1つ以上の」を用いて、クレーム記載を導入することがある。しかしながら、そのような句を使用しているからといって、不定冠詞「a」または「an」によってクレーム記載を導入することにより、たとえ同じクレームが導入句「1つ以上の」または「少なくとも1つの」と不定冠詞「a」または「an」とを含んでいるとしても、該導入されたクレーム記載を含む特定のクレームが、該クレーム記載を1つしか含まないクレームに限定される、ということを暗に意味すると解釈されるべきではない(例えば、「a」および/または「an」は、通常は、「少なくとも1つの」または「1つ以上の」を意味すると解釈されるべきである)。定冠詞を用いてクレーム記載を導入する場合にも同じことがいえる。加えて、導入されたクレーム記載について特定の数が明確に記載されていたとしても、そのような記載は、通常、少なくともその記載された数を意味すると解釈されるべきである(例えば、他の修飾語が用いられることなく単に「2つの記載(two recitations)」と記載されている場合、通常、少なくとも2つの記載、または、2つ以上の記載、を意味する)。さらに、「A、B、および、Cなどのうちの少なくとも1つ」に類する表現が使用される場合、一般的に、そのような構成は、当業者がその表現を理解するであろうという意味で意図されている(例えば、「A、B、および、Cのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBの両方、AおよびCの両方、BおよびCの両方、および/または、A、BおよびCの全て等を有するシステムを含むが、これに限定されない)。また、「A、B、またはCなどのうちの少なくとも1つ」に類する表現が使用される場合、一般的に、そのような構成は、当業者がその表現を理解するであろうという意味で意図されている(例えば、「A、BまたはCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBの両方、AおよびCの両方、BおよびCの両方、および/または、A、BおよびCの全て等を有するシステムを含むが、これに限定されない)。通常、2つ以上の代替用語を提示する離接語および/または離接句は、特に文脈によって規定されない限り、明細書内であろうと、特許請求の範囲内であろうと、または図面内であろうと、それらの用語のうちの1つ、それらの用語のうちのいずれか、またはそれらの用語の両方を含む可能性を意図すると理解されるべきである。例えば、「AまたはB」という句は、通常、「A」もしくは「B」、または、「AおよびB」の可能性を含むと理解されるであろう。
本明細書で説明した主題の態様を、以下の番号付きの項に示す。
1.いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、少なくとも2つのバイアルと、関節式接合部と、を備える多連単回用量容器であって、前記少なくとも2つのバイアルは、少なくとも2つの平面状外面を有する第1のバイアルと、少なくとも2つの平面状外面を有する第2のバイアルと、を含み、前記第1のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面は、その間にある第1の縁部を画定し、前記第2のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面は、その間にある第2の縁部を画定し、前記関節式接合部は、前記第1の縁部と前記第2の縁部とを接続し、前記関節式接合部は、前記第1のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つと、前記第2のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つとを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する。
2.前記少なくとも2つのバイアルおよび前記関節式接合部は、ブロー成形製造プロセスによって形成される、項1の多連単回用量容器。
3.前記少なくとも2つのバイアルおよび前記関節式接合部は、射出成形製造プロセスによって形成される、項1の多連単回用量容器。
4.前記少なくとも2つのバイアルおよび前記関節式接合部は、成形同時充填製造プロセスによって形成される、項1の多連単回用量容器。
5.前記少なくとも2つのバイアルおよび前記関節式接合部は、少なくとも1つの生体適合性ポリマーから形成される、項1の多連単回用量容器。
6.前記少なくとも2つのバイアルおよび前記関節式接合部は、少なくとも1つの熱可塑性材料から形成される、項1の多連単回用量容器。
7.前記少なくとも2つのバイアルおよび前記関節式接合部は、透明材料から形成される、項1の多連単回用量容器。
8.前記少なくとも2つのバイアルおよび前記関節式接合部は、不透明材料から形成される、項1の多連単回用量容器。
9.前記少なくとも2つのバイアルおよび前記関節式接合部は、着色材料から形成される、項1の多連単回用量容器。
10.前記少なくとも2つのバイアルは、水平方向断面において正方形である、項1の多連単回用量容器。
11.前記少なくとも2つのバイアルは、水平方向断面において三角形である、項1の多連単回用量容器。
12.前記少なくとも2つのバイアルは、水平方向断面において六角形である、項1の多連単回用量容器。
13.前記少なくとも2つのバイアルは、水平方向断面において多角形である、項1の多連単回用量容器。
14.前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、薬剤を保持するように設定された内容積を有する、項1の多連単回用量容器。
15.前記内容積は、約1.0ミリリットルである、項14の多連単回用量容器。
16.前記内容積は、約0.2ミリリットルから約10ミリリットルである、項14の多連単回用量容器。
17.前記薬剤は、ワクチンを含む、項14の多連単回用量容器。
18.前記薬剤は、治療剤を含む、項14の多連単回用量容器。
19.前記第1のバイアルと前記第2のバイアルとを接続する前記関節式接合部は、前記少なくとも2つのバイアルと共に形成される、項1の多連単回用量容器。
20.前記第1のバイアルと前記第2のバイアルとを接続する前記関節式接合部は、前記少なくとも2つのバイアルとは別に形成され、前記少なくとも2つのバイアルに取り付けられるように適合された、項1の多連単回用量容器。
21.前記第1のバイアルと前記第2のバイアルとを接続する前記関節式接合部は、分割(劈開)可能である、項1の多連単回用量容器。
22.少なくとも1つの第3のバイアルと、少なくとも1つの付加的な関節式接合部とをさらに備える、項1の多連単回用量容器。
23.前記少なくとも2つのバイアルは、2個のバイアル、3個のバイアル、4個のバイアル、5個のバイアル、6個のバイアル、7個のバイアル、8個のバイアル、9個のバイアル、または、10個のバイアルを含む、項1の多連単回用量容器。
24.前記第1の縁部および前記第2の縁部のうちの少なくとも1つは、べベル型縁部を含む、項1の多連単回用量容器。
25.前記第1の縁部および前記第2の縁部のうちの少なくとも1つは、ダブルべベル型縁部を含む、項1の多連単回用量容器。
26.前記関節式接合部は、前記第1の縁部の前記ダブルべベル型縁部のべベル面と、前記第2の縁部の前記ダブルべベル型縁部のべベル面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する、項25の多連単回用量容器。
27.前記第1のバイアルの前記第1の縁部は、第1のダブルべベル型縁部を含み、前記第2のバイアルの前記第2の縁部は、第2のダブルべベル型縁部を含み、前記関節式接合部は、前記第1のダブルべベル型縁部と前記第2のダブルべベル型縁部とを接続し、前記関節式接合部は、前記第1のダブルべベル型縁部のべベル面と前記第2のダブルべベル型縁部のべベル面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する、項1の多連単回用量容器。
28.前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、テーパ状ネック領域とアクセス部とを含む、項1の多連単回用量容器。
29.前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、アクセス部を覆う閉鎖部を含む、項1の多連単回用量容器。
30.前記閉鎖部は、針貫通可能な閉鎖部を含む、項29の多連単回用量容器。
31.前記閉鎖部は、取外し可能なキャップを含む、項29の多連単回用量容器。
32.前記取外し可能なキャップは、せん断可能なキャップを含む、項31の多連単回用量容器。
33.前記取外し可能なキャップは、捩じ取り可能なキャップを含む、項31の多連単回用量容器。
34.前記閉鎖部は、インサートを含む、項29の多連単回用量容器。
35.前記インサートは、同時成形ティップ−キャップインサート、弾性ストッパインサート、または、径調整射出成形インサートを含む、項34の多連単回用量容器。
36.前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つに付けられたラベルをさらに含む、項1の多連単回用量容器。
37.前記ラベルは、前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つのバイアルの外面に印刷されている、項36の多連単回用量容器。
38.前記ラベルは、前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つのバイアルの外面に接着されている、項36の多連単回用量容器。
39.前記ラベルは、少なくとも1つのセンサを含む、項36の多連単回用量容器。
40.前記少なくとも1つのセンサは、少なくとも1つの温度センサを含む、項39の多連単回用量容器。
41.前記少なくとも1つのセンサは、少なくとも1つの光センサを含む、項39の多連単回用量容器。
42.前記少なくとも1つのセンサは、少なくとも1つの酸素センサを含む、項39の多連単回用量容器。
43.前記少なくとも2つのバイアルおよび前記関節式接合部は、展開形状および折り畳み形状を成すように構成されている、項1の多連単回用量容器。
44.前記折り畳み形状では、前記第1のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つが、前記第2のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つに平行である、項43の多連単回用量容器。
45.前記展開形状では第1の矩形パッケージ断面積を有し、前記折り畳み形状では第2の矩形パッケージ断面積を有する、項43の多連単回用量容器。
46.前記第2の矩形パッケージ断面積は、前記第1の矩形パッケージ断面積よりも小さい、項45の多連単回用量容器。
47.密封可能なカバーをさらに含む、項1の多連単回用量容器。
48.前記密封可能なカバーは、折り畳み形状の前記少なくとも2つのバイアルおよび前記関節式接合部を保持(収容)する、項47の多連単回用量容器。
49.いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、第1のバイアルが隣接する第2のバイアルに関節式接合部によって接続された一続きの少なくとも2つのバイアルを含み、前記関節式接合部は、前記第1のバイアルの平面状外面と前記隣接する第2のバイアルの平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有し、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、展開形状では第1の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、折り畳み形状では第2の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、前記第2の矩形パッケージ断面積は、前記第1の矩形パッケージ断面積よりも小さい。
50.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面と、少なくとも1対の対向しない平面状外面とを含み、前記一続きの少なくとも2つのバイアルが折り畳み形状を成すとき、前記少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面は互いに平行であり、前記少なくとも1対の対向しない平面状外面は、実質的に、前記一続きの少なくとも2つのバイアルの平面状外面を形成する、項49の多連単回用量容器。
51.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、ブロー成形製造プロセスによって形成される、項49の多連単回用量容器。
52.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、射出成形製造プロセスによって形成される、項49の多連単回用量容器。
53.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、成形同時充填製造プロセスによって形成される、項49の多連単回用量容器。
54.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、少なくとも1つの生体適合性ポリマーから形成される、項49の多連単回用量容器。
55.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、少なくとも1つの熱可塑性材料から形成される、項49の多連単回用量容器。
56.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、透明材料から形成される、項49の多連単回用量容器。
57.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、不透明材料から形成される、項49の多連単回用量容器。
58.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、着色材料から形成される、項49の多連単回用量容器。
59.前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つは、水平方向断面において正方形である、項49の多連単回用量容器。
60.前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つは、水平方向断面において三角形である、項49の多連単回用量容器。
61.前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つは、水平方向断面において六角形である、項49の多連単回用量容器。
62.前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つは、水平方向断面において多角形である、項49の多連単回用量容器。
63.前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、薬剤を保持するように設定された内容積を有する、項49の多連単回用量容器。
64.前記内容積は、約1.0ミリリットルである、項63の多連単回用量容器。
65.前記内容積は、約0.2ミリリットルから約10ミリリットルである、項63の多連単回用量容器。
66.前記薬剤は、ワクチンを含む、項49の多連単回用量容器。
67.前記薬剤は、治療剤を含む、項49の多連単回用量容器。
68.前記関節式接合部は、分割(劈開)可能である、項49の多連単回用量容器。
69.前記少なくとも2つのバイアルは、2個のバイアル、3個のバイアル、4個のバイアル、5個のバイアル、6個のバイアル、7個のバイアル、8個のバイアル、9個のバイアル、または、10個のバイアルを含む、項49の多連単回用量容器。
70.前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、テーパ状ネック領域とアクセス部とを含む、項49の多連単回用量容器。
71.前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、アクセス部を覆う閉鎖部を含む、項49の多連単回用量容器。
72.前記閉鎖部は、針貫通可能な閉鎖部、せん断可能な閉鎖部、または、捩じ取り可能な閉鎖部のうちの少なくとも1つを含む、項71の多連単回用量容器。
73.前記閉鎖部は、インサートを含む、項71の多連単回用量容器。
74.前記インサートは、同時成形ティップ−キャップインサート、弾性ストッパインサート、または、径調整射出成形インサートを含む、項73の多連単回用量容器。
75.前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つに付けられたラベルをさらに含む、項49の多連単回用量容器。
76.前記ラベルは、前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つのバイアルの外面に印刷されている、項75の多連単回用量容器。
77.前記ラベルは、前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つのバイアルの外面に接着されている、項75の多連単回用量容器。
78.前記ラベルは、少なくとも1つのセンサを含む、項75の多連単回用量容器。
79.前記少なくとも1つのセンサは、温度センサ、光センサ、または、酸素センサのうちの少なくとも1つを含む、項78の多連単回用量容器。
80.密封可能なカバーをさらに含む、項49の多連単回用量容器。
81.前記密封可能なカバーは、前記折り畳み形状の前記一続きの少なくとも2つのバイアルを保持(収容)する、項80の多連単回用量容器。
82.いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、少なくとも1つの関節式接合部によって連結された一続きの少なくとも2つのバイアルを含み、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面と、少なくとも1対の対向しない平面状外面とを含み、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、展開形状および折り畳み形状を成すよう構成されており、前記折り畳み形状では、前記少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面は互いに平行であり、前記少なくとも1対の対向しない平面状外面は、実質的に、前記一続きの少なくとも2つのバイアルの平面状外面を形成する。
83.いくつかの実施形態において、多連単回用量容器は、一続きの少なくとも2つのバイアルと、関節式接合部と、を含み、前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、内容積を画定するように矩形の底部に接続された4つの壁を有し、前記4つの壁のそれぞれは平面状外面を含み、第1の平面状外面および第2の平面状外面はその間にある第1の縁部を画定し、前記第2の平面状外面および第3の平面状外面はその間にある第2の縁部を画定し、前記第3の平面状外面および第4の平面状外面はその間にある第3の縁部を画定し、前記第4の平面状外面および前記第1の平面状外面はその間にある第4の縁部を画定し、前記関節式接合部は、第1のバイアルの前記第3の縁部を第2のバイアルの前記第1の縁部に接続し、前記関節式接合部は、前記第2のバイアルの前記第1の平面状外面または前記第2の平面状外面と、前記第1のバイアルの前記第3の平面状外面または前記第4の平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有し、前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、展開形状では第1の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、折り畳み形状では第2の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、前記第2の矩形パッケージ断面積は、前記第1の矩形パッケージ断面積よりも小さい。
84.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、ブロー成形製造プロセスによって形成される、項83の多連単回用量容器。
85.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、射出成形製造プロセスによって形成される、項83の多連単回用量容器。
86.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、成形同時充填製造プロセスによって形成される、項83の多連単回用量容器。
87.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、少なくとも1つの熱可塑性材料から形成される、項83の多連単回用量容器。
88.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、透明材料から形成される、項83の多連単回用量容器。
89.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、不透明材料から形成される、項83の多連単回用量容器。
90.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、着色材料から形成される、項83の多連単回用量容器。
91.前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、水平方向断面において多角形である、項83の多連単回用量容器。
92.前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、水平方向断面において正方形である、項83の多連単回用量容器。
93.前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、水平方向断面において三角形である、項83の多連単回用量容器。
94.前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、水平方向断面において六角形である、項83の多連単回用量容器。
95.前記内容積は、約0.5ミリリットルである、項83の多連単回用量容器。
96.前記内容積は、約0.1ミリリットルから約3.0ミリリットルである、項83の多連単回用量容器。
97.前記内容積は、薬剤を保持するように設定されている、項83の多連単回用量容器。
98.前記薬剤は、ワクチンを含む、項97の多連単回用量容器。
99.前記薬剤は、治療剤を含む、項97の多連単回用量容器。
100.前記関節式接合部は、前記第2のバイアルの前記第1の平面状外面と前記第1のバイアルの前記第4の平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する、項83の多連単回用量容器。
101.前記関節式接合部は、前記第2のバイアルの前記第2の平面状外面と前記第1のバイアルの前記第3の平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する、項83の多連単回用量容器。
102.前記関節式接合部は、分割(劈開)可能である、項83の多連単回用量容器。
103.2つ以上のバイアルと、少なくとも1つの付加的な関節式接合部とをさらに含む、項83の多連単回用量容器。
104.前記少なくとも2つのバイアルは、2個のバイアル、3個のバイアル、4個のバイアル、5個のバイアル、6個のバイアル、7個のバイアル、8個のバイアル、9個のバイアル、または、10個のバイアルを含む、項83の多連単回用量容器。
105.前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれの前記第1の縁部、前記第2の縁部、前記第3の縁部、および、前記第4の縁部のうちの少なくとも1つは、べベル型縁部を含む、項83の多連単回用量容器。
106.前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれの前記第1の縁部、前記第2の縁部、前記第3の縁部、および、前記第4の縁部のうちの少なくとも1つは、ダブルべベル型縁部を含む、項83の多連単回用量容器。
107.前記ダブルべベル型縁部は、べベル面を含む、項106の多連単回用量容器。
108.前記第1のバイアルは、第1のダブルべベル型縁部を含み、前記第2のバイアルは、第2のダブルべベル型縁部を含み、前記関節式接合部は、前記第1のダブルべベル型縁部を前記第2のダブルべベル型縁部に接続し、前記関節式接合部は、前記第1のバイアルの前記第1のダブルべベル型縁部の前記べベル面と前記第2のバイアルの前記第2のダブルべベル型縁部の前記べベル面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する、項107の多連単回用量容器。
109.前記第1のバイアルの前記第3の縁部は、第1のダブルべベル型縁部を含み、前記第2のバイアルの前記第1の縁部は、第2のダブルべベル型縁部を含み、前記関節式接合部は、前記第1のバイアルの前記第1のダブルべベル型縁部と前記第2のバイアルの前記第2のダブルべベル型縁部とを接続し、前記関節式接合部は、前記第1のダブルべベル型縁部のべベル面と前記第2のダブルべベル型縁部のべベル面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する、項83の多連単回用量容器。
110.前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つは、テーパ状ネック領域とアクセス部とを含む、項83の多連単回用量容器。
111.前記少なくとも2つのバイアルのそれぞれは、アクセス部を覆う閉鎖部を含む、項83の多連単回用量容器。
112.前記閉鎖部は、針貫通可能な閉鎖部を含む、項111の多連単回用量容器。
113.前記閉鎖部は、取外し可能なキャップを含む、項111の多連単回用量容器。
114.前記取外し可能なキャップは、せん断可能なキャップを含む、項113の多連単回用量容器。
115.前記取外し可能なキャップは、捩じ取り可能なキャップを含む、項113の多連単回用量容器。
116.前記閉鎖部は、インサートを含む、項111の多連単回用量容器。
117.前記インサートは、同時成形ティップ−キャップインサート、弾性ストッパインサート、または、径調整射出成形インサートを含む、項116の多連単回用量容器。
118.前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つに付けられたラベルをさらに含む、項83の多連単回用量容器。
119.前記ラベルは、前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つのバイアルの外面に印刷されている、項118の多連単回用量容器。
120.前記ラベルは、前記少なくとも2つのバイアルのうちの少なくとも1つのバイアルの外面に接着されている、項1180の多連単回用量容器。
121.前記ラベルは、少なくとも1つのセンサを含む、項118の多連単回用量容器。
122.前記少なくとも1つのセンサは、少なくとも1つの温度センサを含む、項121の多連単回用量容器。
123.前記少なくとも1つのセンサは、少なくとも1つの光センサを含む、項121の多連単回用量容器。
124.前記少なくとも1つのセンサは、少なくとも1つの酸素センサを含む、項121の多連単回用量容器。
125.前記折り畳み形状では、前記第2のバイアルの前記第1の平面状外面または前記第2の平面状外面は、前記第1のバイアルの前記第3の平面状外面または前記第4の平面状外面に平行に位置する、項83の多連単回用量容器。
126.前記折り畳み形状では、前記第2のバイアルの前記第1の平面状外面は、前記第1のバイアルの前記第4の平面状外面に平行に位置し、かつ、前記第2のバイアルの前記第2の平面状外面および前記第1のバイアルの前記第3の平面状外面は、実質的に、前記一続きの少なくとも2つのバイアルの平面状外面の一部を形成する、項83の多連単回用量容器。
127.前記折り畳み形状では、前記第2のバイアルの前記第2の平面状外面は、前記第1のバイアルの前記第3の平面状外面に平行に位置し、かつ、前記第2のバイアルの前記第1の平面状外面および前記第1のバイアルの前記第4の平面状外面は、実質的に、前記一続きの少なくとも2つのバイアルの平面状外面の一部を形成する、項83の多連単回用量容器。
128.前記第2のバイアルの前記第3の縁部を第3のバイアルの第1の縁部に接続する第2の関節式接合部をさらに備え、前記第2の関節式接合部は、前記第3のバイアルの第1の平面状外面または第2の平面状外面と、前記第2のバイアルの前記第3の平面状外面または前記第4の平面状外面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する、項83の多連単回用量容器。
129.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、1対の可逆的に対向する平面状外面と、1対の対向しない平面状外面とを含み、前記折り畳み形状では、前記可逆的に対向する平面状外面は互いに平行であり、前記折り畳み形状では、前記対向しない平面状外面は、実質的に、前記一続きの少なくとも2つのバイアルの平面状外面を形成する、項83の多連単回用量容器。
130.前記一続きの少なくとも2つのバイアルは、2対以上の可逆的に対向する平面状外面と、2対以上の対向しない平面状外面と、を含む、項129の多連単回用量容器。
131.密封可能なカバーをさらに含む、項83の多連単回用量容器。
132.前記密封可能なカバーは、前記折り畳み形状の前記一続きの少なくとも2つのバイアルを保持(収容)する、項131の多連単回用量容器。
本明細書で言及した、および/または、出願データシートに列挙した米国特許、米国特許公報、米国特許出願、外国特許、外国特許出願、および、非特許文献のすべては、矛盾しない程度に、参照により本明細書に組み込まれる。
種々の態様および実施形態を本明細書に開示したが、他の態様および実施形態も当業者にとって明白であろう。本明細書に開示された種々の態様および実施形態は、以下の特許請求の範囲に示される真の範囲および精神(趣旨)により、単に例示を目的とするものであり、限定するものではない。
展開形状の多連単回用量容器を示す模式図である。 折り畳み形状の多連単回用量容器を示す模式図である。 展開形状の多連単回用量容器を注射器具と共に示す模式図である。 展開形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。 折り畳み形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。 折り畳み形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。 展開形状の多連単回用量容器を示す模式図である。 図4Aに示す多連単回用量容器における1つのバイアルの水平方向断面を上から見た模式図である。 展開形状の、図4Aに示す多連単回用量容器における一続きのバイアルの水平方向断面を上から見た模式図である。 折り畳み形状の、図4Aに示す多連単回用量容器における一続きのバイアルの水平方向断面を上から見た模式図である。 展開形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。 折り畳み形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。 展開形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。 折り畳み形状の多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。 展開形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。 多連単回用量容器の第1の折り畳みパターンを上から見た図である。 第1の折り畳み形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。 多連単回用量容器の第2の折り畳みパターンを上から見た模式図である。 第2の折り畳み形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。 連結されたバイアルからなるストリップの側面図である。 バイアルからなるストリップによって得られた複数の多連単回用量容器の側面図である。 展開形状の多連単回用量容器の側面図である。 第1の矩形パッケージ断面積を有する、展開形状の多連単回用量容器を上から見た図である。 折り畳み形状の多連単回用量容器の側面図である。 第2の矩形パッケージ断面積を有する、折り畳み形状の多連単回用量容器を上から見た図である。 図9Bの第1の矩形パッケージ断面積と、図9Dの第2の矩形パッケージ断面積とを比較する図である。 第1の矩形パッケージ断面積を有する、展開形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。 第2の矩形パッケージ断面積を有する、折り畳み形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。 図10Aの第1の矩形パッケージ断面積と、図10Bの第2の矩形パッケージ断面積とを比較する図である。 第1の矩形パッケージ断面積を有する、展開形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。 第2の矩形パッケージ断面積を有する、折り畳み形状の多連単回用量容器を上から見た模式図である。 図11Aの第1の矩形パッケージ断面積と、図11Bの第2の矩形パッケージ断面積とを比較する図である。 展開形状の、ダブルべベル型縁部を有する多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。 図12Aに示すダブルべベル型縁部の拡大図である。 折り畳み形状の、ダブルべベル型縁部を有する多連単回用量容器の水平方向断面を上から見た模式図である。 図12Cに示すダブルべベル型縁部の拡大図である。

Claims (36)

  1. 少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルと、
    少なくとも2つの関節式接合部と、を備える多連単回用量容器であって、
    前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルは、少なくとも2つの平面状外面を有する第1のバイアルと、2組の少なくとも2つの平面状外面を有する第2のバイアルと、少なくとも2つの平面状外面を有する第3のバイアルと、を含み、
    前記第1のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面は、その間にある第1の縁部を画定し、
    前記第2のバイアルの前記2組の少なくとも2つの平面状外面の一方の組は、その間にある第2の縁部を画定し、前記第2のバイアルの前記2組の少なくとも2つの平面状外面の他方の組は、その間にある第3の縁部を画定し、
    前記第3のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面は、その間にある第4の縁部を画定し、
    前記少なくとも2つの関節式接合部は、前記第1のバイアルの第1の縁部と前記第2のバイアルの第2の縁部とを接続する第1の関節式接合部と、前記第2のバイアルの第3の縁部と前記第3のバイアルの第4の縁部とを接続する第2の関節式接合部を有し、
    前記第1の関節式接合部は、前記第1のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つと、前記第2のバイアルの前記2組の少なくとも2つの平面状外面の一方の組のうちの1つの平面状外面とを可逆的に対向させる第1の方向に曲げるために十分な可撓性を有し、前記第2の関節式接合部は、前記第2のバイアルの前記2組の少なくとも2つの平面状外面の他方の組のうちの1つの平面状外面と、前記第3のバイアルの前記少なくとも2つの平面状外面のうちの1つとを可逆的に対向させる第2の方向であって、第1の方向とは異なる第2の方向に曲げるために十分な可撓性を有し、
    前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルは、水平方向断面において、正方形を除く矩形、台形、七角形、八角形、九角形、または十角形である、多連単回用量容器。
  2. 前記少なくとも2つの関節式接合部の少なくとも一つは、成形同時充填製造プロセスにより、前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルの隣接する少なくとも2つの間に形成される、請求項1に記載の多連単回用量容器。
  3. 前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルの少なくとも2つおよび前記少なくとも2つの前記関節式接合部の少なくとも1つは、少なくとも1つの熱可塑性材料から形成される、請求項1に記載の多連単回用量容器。
  4. 前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのそれぞれは、薬剤を保持するように設定された内容積を有する、請求項1に記載の多連単回用量容器。
  5. 前記内容積は、約1.0ミリリットルである、請求項4に記載の多連単回用量容器。
  6. 前記内容積は、約0.2ミリリットルから約10ミリリットルである、請求項4に記載の多連単回用量容器。
  7. 前記薬剤は、ワクチンを含む、請求項4に記載の多連単回用量容器。
  8. 前記第1のバイアルの前記第1の縁部は、第1のダブルべベル型縁部を含み、
    前記第2のバイアルの前記第2の縁部は、第2のダブルべベル型縁部を含み、
    前記第1の関節式接合部は、前記第1のダブルべベル型縁部と前記第2のダブルべベル型縁部とを接続し、
    前記第1の関節式接合部は、前記第1のダブルべベル型縁部のべベル面と前記第2のダブルべベル型縁部のべベル面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する、請求項1に記載の多連単回用量容器。
  9. 前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのそれぞれは、アクセス部を覆う針貫通可能な閉鎖部を含む、請求項1に記載の多連単回用量容器。
  10. 前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのそれぞれは、アクセス部を覆うせん断可能なキャップを含む、請求項1に記載の多連単回用量容器。
  11. 前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのそれぞれは、アクセス部を覆うインサートを含む、請求項1に記載の多連単回用量容器。
  12. 前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのうちの少なくとも1つに付けられた少なくとも1つのセンサを含むラベルをさらに備える、請求項1に記載の多連単回用量容器。
  13. 前記ラベルは、前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのうちの前記少なくとも1つの単回用量薬剤バイアルの外面に印刷されている、請求項12に記載の多連単回用量容器。
  14. 前記少なくとも1つのセンサは、少なくとも1つの温度センサを含む、請求項12に記載の多連単回用量容器。
  15. 前記少なくとも1つのセンサは、光センサまたは酸素センサのうちの少なくとも1つを含む、請求項12に記載の多連単回用量容器。
  16. 前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルおよび前記少なくとも2つの関節式接合部は、展開形状および折り畳み形状を成すよう構成されており、
    前記展開形状では第1の矩形パッケージ断面積を有し、前記折り畳み形状では第2の矩形パッケージ断面積を有し、
    前記第2の矩形パッケージ断面積は、前記第1の矩形パッケージ断面積よりも小さい、請求項1に記載の多連単回用量容器。
  17. 第1のバイアルが隣接する第2のバイアルに第1の関節式接合部によって接続され、第2のバイアルが隣接する第3のバイアルに第2の関節式接合部によって接続された一続きの少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルを備える多連単回用量容器であって、前記第1の関節式接合部は、前記第1のバイアルの平面状外面と前記隣接する第2のバイアルの平面状外面とを可逆的に対向させる第1の方向に曲げるために十分な可撓性を有し、前記第2の関節式接合部は、前記第2のバイアルの平面状外面と前記隣接する第3のバイアルの平面状外面とを可逆的に対向させる第2の方向であって、第1の方向とは異なる第2の方向に曲げるために十分な可撓性を有し、前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのそれぞれは、1回分の薬剤を保持するように設定された内容積を有し、
    前記一続きの少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルは、展開形状では第1の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、折り畳み形状では第2の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、前記第2の矩形パッケージ断面積は、前記第1の矩形パッケージ断面積よりも小さく、
    前記一続きの少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルは、互いに隣接する2つの単回用量薬剤バイアルに関して少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面と少なくとも1対の対向しない平面状外面とを含み、前記一続きの少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルが前記折り畳み形状を成すとき、前記少なくとも1対の可逆的に対向する平面状外面は互いに平行であり、前記少なくとも1対の対向しない平面状外面は、実質的に、前記一続きの少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルの平面状外面を形成し、
    前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルは、水平方向断面において、正方形を除く矩形、または形である、多連単回用量容器。
  18. 前記一続きの少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルは、成形同時充填製造プロセスにより、少なくとも1つの生体適合性ポリマーから形成される、請求項17に記載の多連単回用量容器。
  19. 前記内容積は、約1.0ミリリットルである、請求項17に記載の多連単回用量容器。
  20. 前記薬剤は、ワクチンを含む、請求項17に記載の多連単回用量容器。
  21. 前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのそれぞれは、アクセス部を覆う針貫通可能な閉鎖部を含む、請求項17に記載の多連単回用量容器。
  22. 前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのうちの少なくとも1つに付けられたラベルをさらに備え、前記ラベルは少なくとも1つのセンサを含む、請求項17に記載の多連単回用量容器。
  23. 前記少なくとも1つのセンサは、温度センサ、光センサ、または、酸素センサのうちの少なくとも1つを含む、請求項22に記載の多連単回用量容器。
  24. 一続きの少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルと、少なくとも2つの関節式接合部と、を備える多連単回用量容器であって、
    前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのそれぞれは、1回分の薬剤を保持するように設定された内容積を画定するように矩形の底部に接続された4つの壁を有し、前記4つの壁のそれぞれは平面状外面を含み、第1の平面状外面および第2の平面状外面はその間にある第1の縁部を画定し、前記第2の平面状外面および第3の平面状外面はその間にある第2の縁部を画定し、前記第3の平面状外面および第4の平面状外面はその間にある第3の縁部を画定し、前記第4の平面状外面および前記第1の平面状外面はその間にある第4の縁部を画定し、前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのそれぞれが針貫通可能な閉鎖部を有し、
    前記少なくとも2つの関節式接合部は、第1の関節式接合部と、第2の関節式接合部とを有し、
    前記第1の関節式接合部は、第1のバイアルの前記第3の縁部を第2のバイアルの前記第1の縁部に接続し、前記第1の関節式接合部は、前記第2のバイアルの前記第1の平面状外面または前記第2の平面状外面と、前記第1のバイアルの前記第3の平面状外面または前記第4の平面状外面とを可逆的に対向させる第1の方向に曲げるために十分な可撓性を有し、
    前記第2の関節式接合部は、第2のバイアルの前記第3の縁部を第3のバイアルの前記第1の縁部に接続し、前記第2の関節式接合部は、前記第3のバイアルの前記第1の平面状外面または前記第2の平面状外面と、前記第2のバイアルの前記第3の平面状外面または前記第4の平面状外面とを可逆的に対向させる第2の方向であって、第1の方向とは異なる第2の方向に曲げるために十分な可撓性を有し、
    前記一続きの少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルは、展開形状では第1の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、折り畳み形状では第2の矩形パッケージ断面積を形成するよう構成されており、前記第2の矩形パッケージ断面積は、前記第1の矩形パッケージ断面積よりも小さく、前記折り畳み形状では、前記第2のバイアルの前記第1の平面状外面または前記第2の平面状外面は、前記第1のバイアルの前記第3の平面状外面または前記第4の平面状外面に平行に位置し、前記第3のバイアルの前記第1の平面状外面または前記第2の平面状外面は、前記第2のバイアルの前記第3の平面状外面または前記第4の平面状外面に平行に位置し、
    前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルは、水平方向断面において、正方形を除く矩形、または形である、多連単回用量容器。
  25. 前記一続きの少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルは、成形同時充填製造プロセスにより形成される、請求項24に記載の多連単回用量容器。
  26. 前記一続きの少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルの少なくとも2つは、少なくとも1つの熱可塑性材料から形成される、請求項24に記載の多連単回用量容器。
  27. 前記内容積は、約0.5ミリリットルである、請求項24に記載の多連単回用量容器。
  28. 前記内容積は、約0.1ミリリットルから約3.0ミリリットルである、請求項24に記載の多連単回用量容器。
  29. 前記薬剤は、ワクチンを含む、請求項24に記載の多連単回用量容器。
  30. 前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルは、3個のバイアル、4個のバイアル、5個のバイアル、6個のバイアル、7個のバイアル、8個のバイアル、9個のバイアル、または、10個のバイアルのうちの少なくとも1つを含む、請求項24に記載の多連単回用量容器。
  31. 前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのそれぞれの前記第1の縁部、前記第2の縁部、前記第3の縁部、および、前記第4の縁部のうちの少なくとも1つは、ダブルべベル型縁部を含む、請求項24に記載の多連単回用量容器。
  32. 前記第1のバイアルの前記第3の縁部は、第1のダブルべベル型縁部を含み、
    前記第2のバイアルの前記第1の縁部は、第2のダブルべベル型縁部を含み、
    前記第1の関節式接合部は、前記第1のバイアルの前記第1のダブルべベル型縁部と前記第2のバイアルの前記第2のダブルべベル型縁部とを接続し、
    前記第1の関節式接合部は、前記第1のダブルべベル型縁部のべベル面と前記第2のダブルべベル型縁部のべベル面とを可逆的に対向させるために十分な可撓性を有する、請求項24に記載の多連単回用量容器。
  33. 前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのうちの少なくとも1つに付けられた少なくとも1つのセンサを含むラベルをさらに備える、請求項24に記載の多連単回用量容器。
  34. 前記ラベルは、前記少なくとも3つの単回用量薬剤バイアルのうちの前記少なくとも1つの単回用量薬剤バイアルの外面に印刷されている、請求項33に記載の多連単回用量容器。
  35. 前記少なくとも1つのセンサは、少なくとも1つの温度センサを含む、請求項33に記載の多連単回用量容器。
  36. 前記少なくとも1つのセンサは、光センサまたは酸素センサのうちの少なくとも1つを含む、請求項33に記載の多連単回用量容器。
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