JP6845522B2 - 情報通信システム、情報通信装置 - Google Patents
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Description
また、本発明の情報通信システムは、複数の情報通信装置を含み、何れか2台の装置間で情報の通信により同期を図る情報通信システムであって、情報通信装置間のうち、一方の情報通信装置は、情報を送信する送信器と、前記送信器により送信される前記情報の所定情報要素位置の送信タイミングを検出する送信タイミング検出部と、所定の周波数により発振し、装置内の各部の動作タイミングを与えるクロックと、前記クロックを源振として刻時する時計と、所定の情報を記憶する記憶部と、前記送信タイミングに対応する前記時計の時刻を前記送信タイミングと対応付けて前記記憶部に記憶させる時刻記録部と、情報の送信間隔を設定するシーケンス制御部と、を備え、他方の情報通信装置は、情報を受信する受信器と、前記受信器により受信される前記情報の所定情報要素位置の受信タイミングを検出する受信タイミング検出部と、所定の周波数により発振し、装置内の各部の動作タイミングを与えるクロックと、前記クロックを源振として刻時する時計と、所定の情報を記憶する記憶部と、前記受信タイミングに対応する前記他方の情報通信装置の時計の時刻と前記受信タイミングと対応付けて前記記憶部に記憶させる時刻記録部と、前記記録部に記憶された前記受信タイミングに対応する2つの時刻から、前記受信タイミングの受信間隔を演算する受信間隔時間演算部と、前記受信間隔と、クロックの公称周期と、時間観測における周波数偏差の影響を受ける限界時間と、に基づいて前記送信間隔を演算するマスク演算部と、前記受信間隔と前記送信間隔とから、前記一方の情報通信装置との周波数比又は周波数偏差を演算する周波数相違演算部と、前記周波数比又は前記周波数偏差に基づいて、前記クロック又は前記時計を同期制御する同期制御部と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明の情報通信装置は、他の情報通信装置と情報の通信により同期を図る情報通信装置であって、前記他の情報通信装置から送信された情報を受信する受信器と、前記受信器により受信される前記情報の所定情報要素位置の受信タイミングを検出する受信タイミング検出部と、所定の周波数により発振し、装置内の各部の動作タイミングを与えるクロックと、前記クロックを源振として刻時する時計と、所定の情報を記憶する記憶部と、前記受信タイミングに対応する前記時計の時刻を前記受信タイミングと対応付けて前記記憶部に記憶させる時刻記録部と、前記記録部に記憶された前記受信タイミングに対応する2つの時刻から、前記受信タイミングの受信間隔を演算する受信間隔時間演算部と、前記受信間隔と、クロックの公称周期と、時間観測における周波数偏差の影響を受ける限界時間と、に基づいて前記他の情報通信装置の送信間隔を演算するマスク演算部と、前記受信間隔と前記送信間隔とから、前記他の情報通信装置との周波数比又は周波数偏差を演算する周波数相違演算部と、前記周波数比又は前記周波数偏差に基づいて、前記クロック又は前記時計を同期制御する同期制御部と、を備えること、を特徴とする。
[1−1.構成]
以下、本実施形態に係る情報通信システム及び情報通信装置について、図1〜図7を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る情報通信システム及びこれを用いる情報通信装置の全体構成を示す図である。
次に、上記の構成を有する情報通信装置及びこれを用いた情報通信システムの作用について、図6、図7を用いて説明する。システム内の任意の2つの情報通信装置を同期させることを考える。便宜的に一方の情報通信装置をマスター機(以下、m機ともいう。)と、他方の情報通信装置をスレーブ機(以下、s機ともいう。)として、s機がm機に同期するものとする。また、相手方の情報通信装置をピア機と称する。
本実施形態の情報通信システム及び情報通信装置の効果を下記に示す。なお、本情報通信装置の効果は、本情報通信システムの効果と同様であるので省略する。
[2−1.構成]
第2の実施形態について、図8〜図10を用いて説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と基本構成は同じである。よって、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、第1の実施形態と同じ部分については詳細な説明は省略する。
m機となる情報通信装置は、制御部50の構成として、時間演算部61、マスク演算部62、シーケンス制御部63を備える。時間演算部61は、s機に対して情報を送信し、s機からの情報を受信するまでの時間を演算する。すなわち、時間演算部61は、記憶部40に記憶された送信タイミング及び受信タイミングに対応する各時刻から、情報を送信してs機となる他方の情報通信装置からの情報を受信するまでの時間(pm,t)を演算する。
(式1)
s機となる情報通信装置は、制御部50の構成として、シーケンス制御部64、時間演算部65、周波数相違演算部66を備える。また、s機となる情報通信装置は、制御部50の構成として、タイミング検出遅延演算部67を備えていても良い。
次に、上記の構成を有する情報通信装置及びこれを用いた情報通信システムの作用について、図9及び図10を用いて説明する。システム内の任意の2つの情報通信装置を同期させることを考える。ここでは、m機にs機を同期させるものとする。また、相手方の情報通信装置をピア機と称する。
ピア機からの無線パケットの受信により、所定の時間経過後にピア機へ新たな無線パケットを送信することを繰り返すものとし、m機からの送信2回と、その間にs機からの送信1回によるシーケンスを同期の最小単位とする。すなわち、m機とs機間の無線パケットの1.5往復の送受信を同期の最小単位とする。なお、各同期単位は時系列的に識別可能であり、連続させても良いし、断続的であっても良い。
図9から明らかなように、時間pm,t[n]と時間ps,r[n]の間には、(式3)が成立し、時間ps,t[n]と時間pm,r[n]の間には、(式4)が成立する。m機とs機の時間のずれは、両装置のクロック20の周波数の相違に起因するため、同一の事象は、クロック周波数比r[n]によって、両装置の時間を変換することができるからである。例えば、s機の時間は、m機の時間のr[n]倍されているため、m機の時間に換算するためにはs機の時間を1/r[n]倍すれば良い。また、m機の時間は、s機の時間の1/r[n]倍されているため、s機の時間に換算するためにはm機の時間をr[n]倍すれば良い。
(式3)
pm,t[n]=ps,r[n]/r[n]+dm,t[n]+dm,r[n] …(3)
(式4)
ps,t[n]=r[n]pm,r[n]+ds,t[n]+ds,r[n] …(4)
(式5)
r[n]=(ps,t[n]−2di[n])/pm,r[n] …(5)
時間pm,r[n]が既知であれば、時間ps,t[n]は時間演算部65により求めることができるので、周波数相違演算部58は、(式5)から周波数比又は周波数偏差を求めることができる。時間pm,r[n]は、定数であっても良いし、一意に定まる関数値であっても良い。
一方、時間pm,r[n]はm機の時間であるので、s機にとっては未知の場合もありうる。しかし、時間pm,r[n]が未知の場合でも、周波数比r[n]を求めることは可能である。以下、詳細に説明する。まず、周波数偏差を除去する原理について説明し、次に、本実施形態の構成に基づく作用について説明する。
クロック20の公称周期をTとしたとき、周波数偏差が0のときのクロック20の発振周波数は1/Tである。周波数偏差が1よりも十分に小さいe[n](<<1)ならば、周波数比との間に、r[n]=1+e[n]の関係が成立する。周波数比r[n]がm機に対するs機の周波数の比であるから、m機から見たs機のクロック20の発振周波数は、r[n]/Tと表すことができる。つまり、周波数偏差がある場合、同じ事象の時間であっても、観測するm機又はs機によって得られる時間が異なる。
(式6)
(式7)
周波数比の演算について、まず概略的に説明すると、(式2)を満たすようにs機の受信タイミングから送信タイミングまでの時間ps,r[n]=k[n]UdTとして、m機へパケットを送信し、それを受けたm機がpm,r[n]=M(pm,t[n]、Ud、T)としてs機へパケットを送信する手続を前提する。これにより、(式7)によりpm,r[n]=k[n]UdTを求められるため、s機のみで生成及び観測した情報から(式5)を用いて周波数比を求めることができる。以下、図10を用いて、詳細に説明する。
図10に示すように、まず、s機の周波数相違演算部58が周波数比r[n]を求めるに当たり、s機がm機からパケットを受信して次にm機にパケットを送信するまでの時間ps,r[n]を時間k[n]UdTと設定する。このps,r[n]=k[n]UdTの設定は、s機のシーケンス制御部64が設定する。
次に、m機の時間演算部61により、m機がパケットを送信した時刻と、m機がs機からパケットを受信した時刻とを差分して、時間pm,t[n]を演算する。
(式8)
pm,t[n]=k[n]UdT/r[n]+2di[n] …(8)
そこで、m機のマスク演算部62により、(式9)の通り、時間pm,t[n]を引数とするマスク関数から、s機で設定された時間k[n]UdTを再生する。時間pm,t[n]は、時間演算部61により求めることができる一方で、(式8)の右辺としても表され、|e[n]|<<1であるので、(式8)はマクローリン展開できる。
(式9)
m機で時間k[n]UdTが再生されると、m機のシーケンス制御部63は、m機のs機からのパケットの受信からs機へのパケットの送信までの時間pm,r[n]を時間k[n]UdTと設定する(pm,r[n]=k[n]UdT)。
そして、s機が、時間演算部65により、パケットを送信してからパケットを受信するまでの時間ps,t[n]を演算する。なお、この時間ps,t[n]は、s機が情報を送信してから、m機が時間pm,r[n]を、pm,r[n]をマスク演算により再生した時間ps,r[n]としてs機が情報を受信するまでの時間である。
s機の周波数相違演算部66は、時間演算部65によりps,t[n]が求まり、かつ、m機でpm,r[n]=k[n]UdTとなるようにs機で予め設定したk[n]UdTに設定されているので、(式5)から、周波数比r[n]を求めることができる。
上記のように、周波数比r[n]が求められたとき、同期制御部59は、クロック20又は時計30を同期制御する。従って、同期制御部59は、周波数比r[n]が求められる度、つまり間欠的に同期制御する。
クロック制御部59aは、周波数比r[n]が1となるように、例えば電圧制御によってクロック20の周波数をm機のクロック20の周波数と一致させる。これにより、s機内の各部の動作タイミングがm機と同期する。
時計制御部59bは、求められた周波数比r[n]からm機との時間のズレg[n]を演算する。時間のズレg[n]は、m機で観測される時間pm,r[n]がs機ではr[n]pm,r[n]となるので、m機を基準とするs機の時間のズレg[n]は、g[n]=(r[n]−1)pm,r[n]=e[n]pm,r[n]として求めることができる。従って、時計制御部59bは、周波数比r[n]が求まる度に、s機の時計30の時刻へ−g[n]/Tを加算することで、m機との時間を時間のズレを補正でき、間欠的に同期を取ることができる。
周波数比r[n]を求める際、周波数偏差の影響が表出する程度の長時間を比較しなければならない。m機、s機のクロックの発振周波数の周波数許容偏差をEとすれば、m機とs機の周波数偏差は−2|E|から+2|E|までの値を取るが、これらの境界偏差−2|E|、+2|E|と0近傍の偏差とでは、(式6)から明らかなように、影響が表出する観測時間が大きく異なる可能性がある。
上記の説明では、内部遅延時間を無視できるものとしたが、無視できない場合もありうる。そして、内部遅延時間が一般に、設計や実測の困難なものであることから、内部遅延時間を含むタイミング検出遅延時間も不定であり、また無視できない。さらに、図9に示すように、タイミング検出遅延時間は、m機のパケットの送信からs機のパケットの受信までの時間、又は、s機のパケットの送信からm機のパケットの受信までの時間であり、伝搬時間とm機、s機両方を跨いだ内部遅延時間を含むものであるため、従来では一方のm機又はs機がタイミング検出遅延時間を知ることは困難であった。
(式10)
ps,t[n]=ps,r[n]+ds,r[n−1]+2ds,t[n]+ds,r[n]…(10)
(式11)
ps,t[n]=ps,r[n]+4d[n] …(11)
(式12)
di[n]=(ps,t[n]−ps,r[n])/4 …(12)
(式13)
dp[n]=(ps,t[n]−ps,r[n])/4−DI …(13)
(1)本実施形態の情報通信システムは、複数の情報通信装置を含み、何れか2台の装置間で情報の通信により同期を図る情報通信システムであって、情報通信装置は、情報を送信する送信器11と、情報を受信する受信器12と、送信器11により送信される情報の所定情報要素位置の送信タイミングを検出する送信タイミング検出部13と、受信器12により受信される情報の所定情報要素位置の受信タイミングを検出する受信タイミング検出部14と、所定の周波数により発振し、装置内の各部の動作タイミングを与えるクロック20と、クロック20を源振として刻時する時計30と、所定の情報を記憶する記憶部40と、送信タイミング及び受信タイミングに対応する時計30の時刻を送信タイミング又は受信タイミングと対応付けて記憶部40に記憶させる時刻記録部54と、を備える。また、情報通信装置間のうち、一方の情報通信装置(m機)に対して同期する他方の情報通信装置(s機)は、一方の情報通信装置とのクロック20の周波数比又は周波数偏差を演算する周波数相違演算部66と、周波数比又は周波数偏差に基づいて、クロック20又は時計30を同期制御する同期制御部59と、を備える。周波数相違演算部66は、情報を一方の情報通信装置に送信してから、一方の情報通信装置からの情報を受信するまでの時間(ps,t)と、情報通信装置間の送信タイミング及び受信タイミングの差であるタイミング検出遅延時間(d)と、一方の情報通信装置が、情報を受信してから他方の情報通信装置に情報を送信するまでの時間(pm,r)と、に基づいて、周波数比又は周波数偏差を演算するようにした。
[3−1.構成]
第3の実施形態について、図11〜図13を用いて説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態と基本構成は同じである。よって、第2の実施形態と異なる点のみを説明し、第2の実施形態と同じ部分については詳細な説明は省略する。
本実施形態の情報通信システムは、複数の情報通信装置を含み、何れか2台の装置間で情報の通信により同期を図る情報通信システムであって、情報通信装置間のうち、一方の情報通信装置(m機)は、情報を送信する送信器11と、送信器11により送信される情報の所定情報要素位置の送信タイミングを検出する送信タイミング検出部13と、所定の周波数により発振し、装置内の各部の動作タイミングを与えるクロック20と、クロック20を源振として刻時する時計30と、所定の情報を記憶する記憶部40と、送信タイミングに対応する時計の時刻を送信タイミングと対応付けて記憶部40に記憶させる時刻記録部54と、情報の送信間隔を設定するシーケンス制御部63と、を備える。他方の情報通信装置(s機)は、情報を受信する受信器12と、受信器12により受信される情報の所定情報要素位置の受信タイミングを検出する受信タイミング検出部14と、所定の周波数により発振し、装置内の各部の動作タイミングを与えるクロック20と、クロック20を源振として刻時する時計30と、所定の情報を記憶する記憶部40と、受信タイミングに対応する時計30の時刻を受信タイミングと対応付けて記憶部40に記憶させる時刻記録部54と、記録部40に記憶された受信タイミングに対応する2つの時刻から、受信タイミングの受信間隔を演算する受信間隔時間演算部72と、受信間隔をマスク演算し、送信間隔を再生するマスク演算部73と、受信間隔と送信間隔とから、一方の情報通信装置との周波数比又は周波数偏差を演算する周波数相違演算部74と、周波数比又は周波数偏差に基づいて、クロック20又は時計30を同期制御する同期制御部59と、を備えるようにした。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
11 送信器
12 受信器
13 送信タイミング検出部
14 受信タイミング検出部
20 クロック
30 時計
40 記憶部
50 制御部
51 主制御部
52 送受信データI/F
53 通信制御部
54 時刻記録部
55 送信間隔時間演算部
56 受信間隔時間演算部
57 スケジューラ
58 周波数相違演算部
59 同期制御部
59a クロック制御部
59b 時計制御部
60 周期的信号制御部
61 時間演算部
62 マスク演算部
63 シーケンス制御部
64 シーケンス制御部
64a 探索部
65 時間演算部
66 周波数相違演算部
67 タイミング検出遅延演算部
71 シーケンス制御部
72 受信間隔時間演算部
73 マスク演算部
74 周波数相違演算部
80 外部インターフェイス
90 周期的信号生成部
Claims (10)
- 複数の情報通信装置を含み、何れか2台の装置間で情報の通信により同期を図る情報通信システムであって、
情報通信装置は、
情報を送信する送信器と、
情報を受信する受信器と、
前記送信器により送信される前記情報の所定情報要素位置の送信タイミングを検出する送信タイミング検出部と、
前記受信器により受信される前記情報の所定情報要素位置の受信タイミングを検出する受信タイミング検出部と、
所定の周波数により発振し、装置内の各部の動作タイミングを与えるクロックと、
前記クロックを源振として刻時する時計と、
所定の情報を記憶する記憶部と、
前記送信タイミング及び前記受信タイミングに対応する前記時計の時刻を前記送信タイミング又は前記受信タイミングと対応付けて前記記憶部に記憶させる時刻記録部と、
を備え、情報通信装置間のうち、
一方の情報通信装置は、
前記記憶部に記憶された前記送信タイミング及び前記受信タイミングに対応する各時刻から、情報を送信してから他方の情報通信装置からの情報を受信するまでの時間(p m,t )を演算する第1の時間演算部と、
前記時間(p m,t )と、クロックの公称周期と、時間観測における周波数偏差の影響を受ける限界時間と、に基づいて、前記他方の情報通信装置が情報を受信してから送信するまでの予め設定された時間(p s,r )を演算するマスク演算部と、
情報を受信してから前記他方の情報通信装置に情報を送信するまでの時間(p m,r )を前記マスク演算部で演算した前記時間(p s,r )に設定するシーケンス制御部と、
を備え、
前記一方の情報通信装置に対して同期する前記他方の情報通信装置は、
前記時間(p s,r )を予め設定するシーケンス制御部と、
前記記憶部に記憶された前記送信タイミング及び前記受信タイミングに対応する各時刻から、情報を前記一方の情報通信装置に送信してから、前記一方の情報通信装置からの情報を受信するまでの時間(p s,t )を演算する第2の時間演算部と、
前記一方の情報通信装置とのクロックの周波数比又は周波数偏差を演算する周波数相違演算部と、
前記周波数比又は前記周波数偏差に基づいて、前記クロック又は前記時計を同期制御する同期制御部と、
を備え、
前記周波数相違演算部は、
前記時間(ps,t)と、情報通信装置間の送信タイミング及び受信タイミングの差であるタイミング検出遅延時間(d)と、前記時間(pm,r)と、に基づいて、かつ前記時間(p m,r )を前記シーケンス制御部で予め設定された前記時間(p s,r )として、前記周波数比又は前記周波数偏差を演算すること、
を特徴とする情報通信システム。 - 前記他方の情報通信装置の前記シーケンス制御部は、設定する時間(ps,r)を探索する探索部を備え、
前記探索部は、装置間のクロックの周波数偏差をeとし、クロックの公称周期をTとし、時間観測における周波数偏差の影響を受ける限界時間をUdTとし、前記クロックの周波数許容偏差をEとし、前記周波数偏差eの初期値を2Eと仮定した場合の下記の(式1)を満たす時間kUdTを選択し、前記周波数相違演算部により前記時間kUdTに基づき演算して得られた前記周波数比又は前記周波数偏差が所定の規定値以上となる時間kUdTを探索し、
前記シーケンス制御部は、前記時間(ps,r)を前記探索部が探索した時間kUdTに設定すること、
を特徴とする請求項1記載の情報通信システム。
(式1)
Ud:限界偏差係数(自然数)
k,l:自然数 - 前記他方の情報通信装置は、
前記一方の情報通信装置との間で伝搬する情報の予め設定された伝搬遅延時間と、
前記第2の時間演算部より得られた前記時間(ps,t)と、
前記シーケンス制御部で設定された前記時間(ps,r)と、から前記タイミング検出遅延時間を演算するタイミング検出遅延演算部を備えること、
を特徴とする請求項1又は2記載の情報通信システム。 - 複数の情報通信装置を含み、何れか2台の装置間で情報の通信により同期を図る情報通信システムであって、情報通信装置間のうち、
一方の情報通信装置は、
情報を送信する送信器と、
前記送信器により送信される前記情報の所定情報要素位置の送信タイミングを検出する送信タイミング検出部と、
所定の周波数により発振し、装置内の各部の動作タイミングを与えるクロックと、
前記クロックを源振として刻時する時計と、
所定の情報を記憶する記憶部と、
前記送信タイミングに対応する前記時計の時刻を前記送信タイミングと対応付けて前記記憶部に記憶させる時刻記録部と、
情報の送信間隔を設定するシーケンス制御部と、
を備え、
他方の情報通信装置は、
情報を受信する受信器と、
前記受信器により受信される前記情報の所定情報要素位置の受信タイミングを検出する受信タイミング検出部と、
所定の周波数により発振し、装置内の各部の動作タイミングを与えるクロックと、
前記クロックを源振として刻時する時計と、
所定の情報を記憶する記憶部と、
前記受信タイミングに対応する前記他方の情報通信装置の時計の時刻と前記受信タイミングと対応付けて前記記憶部に記憶させる時刻記録部と、
前記記録部に記憶された前記受信タイミングに対応する2つの時刻から、前記受信タイミングの受信間隔を演算する受信間隔時間演算部と、
前記受信間隔と、クロックの公称周期と、時間観測における周波数偏差の影響を受ける限界時間と、に基づいて前記送信間隔を演算するマスク演算部と、
前記受信間隔と前記送信間隔とから、前記一方の情報通信装置との周波数比又は周波数偏差を演算する周波数相違演算部と、
前記周波数比又は前記周波数偏差に基づいて、前記クロック又は前記時計を同期制御する同期制御部と、
を備えること、
を特徴とする情報通信システム。 - 前記他方の情報通信装置は、
外部に周期的信号を出力する周期的信号生成部と、
前記周期的信号生成部を制御する周期的信号制御部と、
を備え、
前記周期的信号制御部は、
前記周波数相違演算部により演算した前記周波数比又は前記周波数偏差に基づいて、前記周期的信号生成部が出力する周期的信号の周波数又は位相を制御すること、
を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の情報通信システム。 - 他の情報通信装置と情報の通信により同期を図る情報通信装置であって、
情報を送信する送信器と、
情報を受信する受信器と、
前記送信器により送信される前記情報の所定情報要素位置の送信タイミングを検出する送信タイミング検出部と、
前記受信器により受信される前記情報の所定情報要素位置の受信タイミングを検出する受信タイミング検出部と、
所定の周波数により発振し、装置内の各部の動作タイミングを与えるクロックと、
前記クロックを源振として刻時する時計と、
所定の情報を記憶する記憶部と、
前記送信タイミング及び前記受信タイミングに対応する前記時計の時刻を前記送信タイミング又は前記受信タイミングと対応付けて前記記憶部に記憶させる時刻記録部と、
情報を受信してから送信するまでの時間(p s,r )を予め設定するシーケンス制御部と、
前記記憶部に記憶された前記送信タイミング及び前記受信タイミングに対応する各時刻から、情報を前記他の情報通信装置に送信してから、前記他の情報通信装置からの情報を受信するまでの時間(p s,t )を演算する時間演算部と、
前記他の情報通信装置とのクロックの周波数比又は周波数偏差を演算する周波数相違演算部と、
前記周波数比又は前記周波数偏差に基づいて、前記クロック又は前記時計を同期制御する同期制御部と、
を備え、
前記他の情報通信装置が情報を受信してから前記情報通信装置に情報を送信するまでの時間(p m,r )は、前記他の情報通信装置が情報を送信してから前記情報通信装置からの情報を受信するまでの時間(p m,t )と、クロックの公称周期と、時間観測における周波数偏差の影響を受ける限界時間と、に基づいて演算された前記時間(p s,r )として設定され、
前記周波数相違演算部は、
前記時間(ps,t)と、前記他の情報通信装置との間の送信タイミング及び受信タイミングの差であるタイミング検出遅延時間(d)と、前記時間(pm,r)と、に基づいて、かつ前記時間(p m,r )を前記シーケンス制御部で予め設定された前記時間(p s,r )として、前記周波数比又は前記周波数偏差を演算すること、
を特徴とする情報通信装置。 - 前記シーケンス制御部は、設定する時間(ps,r)を探索する探索部を備え、
前記探索部は、装置間のクロックの周波数偏差をeとし、クロックの公称周期をTとし、時間観測における周波数偏差の影響を受ける限界時間をUdTとし、前記クロックの周波数許容偏差をEとし、前記周波数偏差eの初期値を2Eとを仮定した場合の下記の(式2)を満たす時間kUdTを選択し、
前記周波数相違演算部により前記時間kUdTに基づき演算して得られた前記周波数偏差が所定の規定値以上となる時間kUdTを探索し、
前記シーケンス制御部は、前記時間(ps,r)を前記探索部が探索した時間kUdTに設定すること、
を特徴とする請求項6記載の情報通信装置。
(式2)
Ud:限界偏差係数(自然数)
k,l:自然数 - 前記他の情報通信装置との間で伝搬する情報の予め設定された伝搬遅延時間と、
前記時間演算部より得られた前記時間(ps,t)と、
前記シーケンス制御部で設定された前記時間(ps,r)と、から前記タイミング検出遅延時間を演算するタイミング検出遅延演算部を備えること、
を特徴とする請求項6又は7記載の情報通信装置。 - 他の情報通信装置と情報の通信により同期を図る情報通信装置であって、
前記他の情報通信装置から送信された情報を受信する受信器と、
前記受信器により受信される前記情報の所定情報要素位置の受信タイミングを検出する受信タイミング検出部と、
所定の周波数により発振し、装置内の各部の動作タイミングを与えるクロックと、
前記クロックを源振として刻時する時計と、
所定の情報を記憶する記憶部と、
前記受信タイミングに対応する前記時計の時刻を前記受信タイミングと対応付けて前記記憶部に記憶させる時刻記録部と、
前記記録部に記憶された前記受信タイミングに対応する2つの時刻から、前記受信タイミングの受信間隔を演算する受信間隔時間演算部と、
前記受信間隔と、クロックの公称周期と、時間観測における周波数偏差の影響を受ける限界時間と、に基づいて前記他の情報通信装置の送信間隔を演算するマスク演算部と、
前記受信間隔と前記送信間隔とから、前記他の情報通信装置との周波数比又は周波数偏差を演算する周波数相違演算部と、
前記周波数比又は前記周波数偏差に基づいて、前記クロック又は前記時計を同期制御する同期制御部と、
を備えること、
を特徴とする情報通信装置。 - 外部に周期的信号を出力する周期的信号生成部と、
前記周期的信号生成部を制御する周期的信号制御部と、
を備え、
前記周期的信号制御部は、
前記周波数相違演算部により演算した前記周波数比又は前記周波数偏差に基づいて、前記周期的信号生成部が出力する周期的信号の周波数又は位相を制御すること、
を特徴とする請求項6〜9の何れかに記載の情報通信装置。
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