以下の実施例は本発明の構成要素と特徴を所定の形態で結合したものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的言及がない限り、選択的なものとして考慮することができる。各構成要素又は特徴は別の構成要素や特徴と結合しない形態で実施されてもよく、一部の構成要素及び/又は特徴を結合させて本発明の実施例を構成してもよい。本発明の実施例において説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は他の実施例に含まれてもよく、他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えられてもよい。
図面に関する説明において、本発明の要旨を曖昧にさせ得る手順又は段階などは記述を省略し、当業者のレベルで理解可能な程度の手順又は段階も記述を省略する。
明細書全体を通じて、ある部分がある構成要素を「含む(comprising又はincluding)」とされているとき、これは、別に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。また、明細書でいう“…部”、“…器”、“モジュール”などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの結合によって具現することができる。また、「ある(a又はan)」、「1つ(one)」、「その(the)」及び類似の関連語は、本発明を記述する文脈において(特に、以下の請求項の文脈において)本明細書に別に指示されたり文脈によって明らかに反駁されない限り、単数及び複数の両方を含む意味で使うことができる。
この明細書において本発明の実施例は基地局と移動局の間のデータ送受信関係を中心に説明されている。ここで、基地局は、移動局と通信を直接行うネットワークの終端ノード(terminal node)としての意味を有する。本文書において基地局によって行われるとされている特定動作は、場合によっては、基地局の上位ノード(upper node)によって行われてもよい。
即ち、基地局を含む複数のネットワークノード(network node)からなるネットワークにおいて、移動局との通信のために行われる様々な動作は、基地局、又は基地局以外の他のネットワークノードで行うことができる。このとき、「基地局」は、固定局(fixed station)、Node B、eNode B(eNB)、発展した基地局(ABS:Advanced Base Station)又はアクセスポイント(access point)などの用語に言い換えることができる。
また、本発明の実施例において、端末(Terminal)は、ユーザ機器(UE:User Equipment)、移動局(MS:Mobile Station)、加入者端末(SS:Subscriber Station)、移動加入者端末(MSS:Mobile Subscriber Station)、移動端末(Mobile Terminal)、又は発展した移動端末(AMS:Advanced Mobile Station)などの用語に言い換えることができる。
また、送信端はデータサービス又は音声サービスを提供する固定及び/又は移動ノードを意味し、受信端はデータサービス又は音声サービスを受信する固定及び/又は移動ノードを意味する。したがって、上りリンクでは移動局を送信端にし、基地局を受信端にすることができる。同様に、下りリンクでは移動局を受信端にし、基地局を送信端にすることができる。
本発明の実施例は、無線接続システムであるIEEE 802.xxシステム、3GPP(3rd Generation Partnership Project)システム、3GPP LTEシステム及び3GPP2システムのうち少なくとも1つに開示されている標準文書によってサポートすることができ、特に、本発明の実施例は、3GPP TS 36.211、3GPP TS 36.212、3GPP TS 36.213、3GPP TS 36.321及び3GPP TS 38.331の文書によってサポートすることができる。即ち、本発明の実施例のうち、説明していない自明な段階又は部分は、上記文書を参照して説明することができる。また、本文書に開示している用語はいずれも、上記標準文書によって説明することができる。
以下、本発明に係る好適な実施形態を添付の図面を参照して詳しく説明する。添付の図面と共に以下に開示する詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明するためのもので、本発明が実施され得る唯一の実施形態を表すことを意図するものではない。
また、本発明の実施例で使われる特定用語は本発明の理解易さのために提供されるものであり、このような特定用語の使用は本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で他の形態に変更されてもよい。
例えば、送信機会区間(TxOP:Transmission Opportunity Period)という用語は、送信区間、送信バースト(Tx burst)又はRRP(Reserved Resource Period)という用語と同じ意味で使うことができる。また、LBT(Listen Before Talk)過程は、チャネル状態が遊休であるか否かを判断するためのキャリアセンシング過程、CCA(Clear Channel Accessment)、チャネル接続過程(CAP:Channel Access Procedure)と同じ目的で行うことができる。
以下、本発明の実施例を利用可能な無線接続システムの一例として3GPP LTE/LTE−Aシステムについて説明する。
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような様々な無線接続システムに適用することができる。
CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(WiFi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現することができる。
UTRAはUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP LTE(Long Term Evolution)はE−UTRAを用いるE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、下りリンクでOFDMAを採用し、上りリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(Advanced)システムは3GPP LTEシステムを改良したシステムである。
本発明の技術的特徴に関する説明を明確にするために、本発明の実施例は3GPP LTE/LTE−Aシステムを中心に述べられるが、IEEE 802.16e/mシステムなどに適用されてもよい。
1.3GPP LTE/LTE Aシステム
1.1.物理チャネル及びこれを用いた信号送受信方法
無線接続システムにおいて端末は下りリンク(DL:Downlink)で基地局から情報を受信し、上りリンク(UL:Uplink)で基地局に情報を送信する。基地局と端末とが送受信する情報は一般データ情報及び種々の制御情報を含み、基地局と端末とが送受信する情報の種類/用途によって様々な物理チャネルが存在する。
図1は、本発明の実施例で使用可能な物理チャネル及びそれらを用いた信号送信方法を説明するための図である。
電源が消えた状態で電源がついたり、新しくセルに進入したりした端末は、S11段階で、基地局と同期を取るなどの初期セル探索(Initial cell search)作業を行う。そのために、端末は基地局から主同期チャネル(P−SCH:Primary Synchronization Channel)及び副同期チャネル(S−SCH:Secondary Synchronization Channel)を受信して基地局と同期を取り、セルIDなどの情報を取得する。
その後、端末は基地局から物理放送チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)信号を受信してセル内放送情報を取得することができる。
一方、端末は初期セル探索段階で下りリンク参照信号(DL RS:Downlink Reference Signal)を受信して下りリンクチャネル状態を確認することができる。
初期セル探索を終えた端末は、S12段階で、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、及び物理下りリンク制御チャネル情報に対応する物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Control Channel)を受信して、より具体的なシステム情報を取得することができる。
その後、端末は基地局への接続を完了するために、段階S13〜段階S16のようなランダムアクセス過程(Random Access Procedure)を行うことができる。そのために、端末は物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)でプリアンブル(preamble)を送信し(S13)、物理下りリンク制御チャネル及びそれに対応する物理下りリンク共有チャネルでプリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S14)。競合ベースのランダムアクセスでは、端末は、更なる物理ランダムアクセスチャネル信号の送信(S15)、及び物理下りリンク制御チャネル信号及びそれに対応する物理下りリンク共有チャネル信号の受信(S16)のような衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)を行うことができる。
上述したような手順を行った端末は、その後、一般的な上りリンク/下りリンク信号送信手順として、物理下りリンク制御チャネル信号及び/又は物理下りリンク共有チャネル信号の受信(S17)、及び物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)信号及び/又は物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)信号の送信(S18)を行うことができる。
端末が基地局に送信する制御情報を総称して上りリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)という。UCIは、HARQ−ACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat and reQuest Acknowledgement/Negative−ACK)、SR(Scheduling Request)、CQI(Channel Quality Indication)、PMI(Precoding Matrix Indication)、RI(Rank Indication)情報などを含む。
LTEシステムにおいてUCIは一般的にPUCCHで周期的に送信されるが、制御情報とトラフィックデータが同時に送信されるべき場合にはPUSCHで送信されてもよい。また、ネットワークの要求/指示によってPUSCHでUCIを非周期的に送信することもできる。
1.2.リソースの構造
図2は、本発明の実施例で用いられる無線フレームの構造を示す図である。
図2(a)にはタイプ1フレーム構造(frame structure type1)を示す。タイプ1フレーム構造は、全二重(full duplex)FDD(Frequency Division Duplex)システムにも半二重(half duplex)FDDシステムにも適用可能である。
1無線フレーム(radio frame)はTf=307200*Ts=10msの長さを有するものであり、Tslot=15360*Ts=0.5msの均等な長さを有し、0〜19のインデックスが与えられた20個のスロットで構成される。1サブフレームは2個の連続したスロットで定義され、i番目のサブフレームは、2iと2i+1に該当するスロットで構成される。すなわち、無線フレーム(radio frame)は10個のサブフレーム(subframe)で構成される。1サブフレームを送信するためにかかる時間をTTI(transmission time interval)という。ここで、Tsはサンプリング時間を表し、Ts=1/(15kHz×2048)=3.2552×10−8(約33ns)と表示される。スロットは時間領域において複数のOFDMシンボル又はSC−FDMAシンボルを含み、周波数領域において複数のリソースブロック(Resource Block)を含む。
1スロットは時間領域において複数のOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルを含む。3GPP LTEは下りリンクにおいてOFDMAを用いるので、OFDMシンボルは1シンボル区間(symbol period)を表現するためのものである。OFDMシンボルは1つのSC−FDMAシンボル又はシンボル区間ということができる。リソースブロック(resource block)はリソース割り当て単位であり、1つのスロットで複数の連続した副搬送波(subcarrier)を含む。
全二重FDDシステムでは各10ms区間において10個のサブフレームを下りリンク送信と上りリンク送信のために同時に利用することができる。このとき、上りリンクと下りリンク送信は周波数領域において分離される。これに対し、半二重FDDシステムでは端末が送信と受信を同時に行うことができない。
上述した無線フレームの構造は1つの例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、又はスロットに含まれるOFDMシンボルの数は様々に変更されてもよい。
図2(b)にはタイプ2フレーム構造(frame structure type2)を示す。タイプ2フレーム構造はTDDシステムに適用される。1無線フレーム(radio frame)はTf=307200*Ts=10msの長さを有し、153600*Ts=5msの長さを有する2個のハーフフレーム(half−frame)で構成される。各ハーフフレームは30720*Ts=1msの長さを有する5個のサブフレームで構成される。i番目のサブフレームは2iと2i+1に該当する各Tslot=15360*Ts=0.5msの長さを有する2個のスロットで構成される。ここで、Tsはサンプリング時間を表し、Ts=1/(15kHz×2048)=3.2552×10−8(約33ns)と表示される。
タイプ2フレームにはDwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、保護区間(GP:Guard Period)、UpPTS(Uplink Pilot Time Slot)の3つのフィールドで構成される特別サブフレームを含む。ここで、DwPTSは、端末における初期セル探索、同期化又はチャネル推定に用いられる。UpPTSは、基地局におけるチャネル推定と端末との上り伝送同期化に用いられる。保護区間は、上りリンクと下りリンクとの間に下りリンク信号の多重経路遅延によって上りリンクにおいて干渉を除去するための区間である。
次の表1は、特別フレームの構成(DwPTS/GP/UpPTSの長さ)を表す。
またLTE Rel−13システムにおいては、特別フレームの構成(DwPTS/GP/UpPTSの長さ)が下記の表のようにX(追加的なSC−FDMAのシンボルの数、上位階層パラメータsrs−UpPtsAddにより提供され、パラメータが設定されないと、Xは0である)を考慮して設定される構成が新しく追加されており、LTE Rel−14システムにおいては、Special subframe configuration#10が新しく追加されている。ここで、UEは、下りリンクにおける一般CPのためのSpecial subframe configurations{3,4,7,8}及び下りリンクにおける拡張されたCPのためのSpecial subframe configurations{2,3,5,6}に対して2つの追加UpPTS SC−FDMAシンボルが設定されることを期待しない。さらに、UEは、下りリンクにおける一般CPのためのSpecial subframe configurations{1,2,3,4,6,7,8}及び下りリンクにおける拡張されたCPのためのSpecial subframe configurations{1,2,3,5,6}に対して4つの追加UpPTS SC−FDMAシンボルが設定されることを期待しない。(The UE is not expected to be configured with 2 additional UpPTS SC−FDMA symbols for special subframe configurations{3,4,7,8} for normal cyclic prefix in downlink and special subframe configurations{2,3,5,6} for extended cyclic prefix in downlink and 4 additional UpPTS SC−FDMA symbols for special subframe configurations{1,2,3,4,6,7,8} for normal cyclic prefix in downlink and special subframe configurations{1,2,3,5,6} for extended cyclic prefix in downlink)
図3は、本発明の実施例で利用可能な下りリンクスロットに対するリソースグリッド(resource grid)を例示する図である。
図3を参照すると、1つの下りリンクスロットは時間領域において複数のOFDMシンボルを含む。ここで、1つの下りリンクスロットは7個のOFDMシンボルを含み、1つのリソースブロックは周波数領域において12個の副搬送波を含むとしているが、これに限定されるものではない。
リソースグリッド上で各要素(element)をリソース要素(resource element)といい、1つのリソースブロックは12×7個のリソース要素を含む。下りリンクスロットに含まれるリソースブロックの数NDLは、下りリンク送信帯域幅(bandwidth)に従属する。
図4には、本発明の実施例で利用可能な上りリンクサブフレームの構造を示す。
図4を参照すると、上りリンクサブフレームは、周波数領域において制御領域とデータ領域とに分けることができる。制御領域には、上りリンク制御情報を搬送するPUCCHが割り当てられる。データ領域には、ユーザデータを搬送するPUSCHが割り当てられる。単一搬送波特性を維持するために1つの端末はPUCCHとPUSCHを同時に送信しない。1つの端末に対するPUCCHにはサブフレーム内にRB対が割り当てられる。RB対に属するRBは2個のスロットのそれぞれにおいて異なる副搬送波を占める。このようなPUCCHに割り当てられたRB対は、スロット境界(slot boundary)で周波数跳躍(frequency hopping)する、という。
図5は、本発明の実施例で利用可能な下りリンクサブフレームの構造を示す図である。
図5を参照すると、サブフレームにおける一番目のスロットにおいてOFDMシンボルインデックス0から最大で3個までのOFDMシンボルが、制御チャネルが割り当てられる制御領域(control region)であり、残りのOFDMシンボルは、PDSCHが割り当てられるデータ領域(data region)である。3GPP LTEで用いられる下りリンク制御チャネルの例に、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PDCCH、PHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)などがある。
PCFICHはサブフレームの一番目のOFDMシンボルで送信され、サブフレームにおいて制御チャネルの送信のために用いられるOFDMシンボルの数(すなわち、制御領域のサイズ)に関する情報を搬送する。PHICHは、上りリンクに対する応答チャネルであり、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)に対するACK(Acknowledgement)/NACK(Negative−Acknowledgement)信号を搬送する。PDCCHで送信される制御情報を下りリンク制御情報(DCI:downlink control information)という。下りリンク制御情報は、上りリンクリソース割り当て情報、下りリンクリソース割り当て情報、又は任意の端末グループに対する上りリンク送信(Tx)電力制御命令を含む。
2.新しい無線接続技術(New Radio Access Technology)システム
多数の通信機器がより大きな通信容量を要求することにより、既存の無線接続技術(radio access technology、RAT)に比べて向上した端末広帯域(Mobile Broadband)通信の必要性が高まっている。また多数の機器及び物事を連結していつでもどこでも多様なサービスを提供する大規模(massive)MTC(Machine Type Communications)も必要となっている。さらに信頼性及び遅延などに敏感なサービス/UEを考慮した通信システムのデザインが提示されている。
このように向上した端末広帯域通信(Enhanced mobile broadband communication)、大規模MTC、URLLC(Ultra−Relialbe and Low Latency Communication)などを考慮した新しい無線接続技術であって、新しい無線接続技術システムが提案されている。以下、本発明では便宜上、該当技術をNew RAT又はNR(New Radio)と称する。
2.1.ニューマロロジー(Numeriologies)
本発明が適用可能なNRシステムにおいては、以下の表のような様々なOFDMニューマロロジーが支援されている。この時、搬送波帯域幅部分(carrier bandwidth part)ごとのμ及び循環前置(cyclic prefix)情報は、下りリンク(DL)又は上りリンク(UL)ごとに各々シグナリングされる。一例として、下りリンク搬送波帯域幅部分(downlink carrier bandwidth part)のためのμ及び循環前置(cyclic prefix)情報は、上位階層シグナリングDL−BWP−mu及びDL−MWP−cpを通じてシグナリングされる。他の例として、上りリンク搬送波帯域幅部分(uplink carrier bandwidth part)のためのμ及び循環前置(cyclic prefix)情報は、上位階層シグナリングUL−BWP−mu及びUL−MWP−cpを通じてシグナリングされる。
2.2.フレーム構造
下りリンク及び上りリンクの伝送は10ms長さのフレームで構成される。フレームは1ms長さの10つのサブフレームで構成される。この時、各々のサブフレームごとに連続するOFDMのシンボルの数は
である。
各々のフレームは2つの同じサイズのハーフフレーム(half−frame)で構成される。この時、各々のハーフフレームはサブフレーム0−4及びサブフレーム5−9で構成される。
副搬送波間隔(subcarrier spacing)μに対して、スロットは1つのサブフレーム内において昇順に
のようにナンバリングされ、1つのフレーム内において昇順に
のようにナンバリングされる。この時、1つのスロット内に連続するOFDMのシンボルの数
は、循環前置によって以下の表のように決定される。1つのサブフレーム内の開始スロット
は、同じサブフレーム内の開始OFDMのシンボル
と時間の次元で整列されている(aligned)。以下の表4は一般循環前置(normal cyclic prefix)のためのスロットごと/フレームごと/サブフレームごとのOFDMのシンボルの数を示し、表5は拡張された循環前置(extended cyclic prefix)のためのスロットごと/フレームごと/サブフレームごとのOFDMのシンボルの数を示す。
本発明が適用可能なNRシステムにおいては、上記のようなスロット構造であって、セルフスロット構造(Self−Contained subframe structure)が適用されている。
図6は本発明に適用可能なセルフサブフレーム構造(Self−Contained subframe structure)を示す図である。
図6において、斜線領域(例えば、symbol index=0)は下りリンク制御(downlink control)領域を示し、黒色領域(例えば、symbol index=13)は上りリンク制御(uplink control)領域を示す。その他の領域(例えば、symbol index=1〜12)は下りリンクデータ伝送又は上りリンクデータ伝送のために使用される。
このような構造により基地局及びUEは1つのスロット内でDL伝送とUL伝送を順次に行うことができ、1つのスロット内でDLデータを送受信し、これに対するUL ACK/NACKも送受信することができる。結果として、この構造ではデータ伝送エラーの発生時にデータの再伝送までにかかる時間を短縮させることにより、最終データ伝達の遅延を最小化することができる。
このようなセルフスロット構造においては、基地局とUEが送信モードから受信モードに、又は受信モードから送信モードに転換するために一定の時間長さのタイムギャップ(time gap)が必要である。このために、セルフスロット構造においてDLからULに転換される時点の一部OFDMシンボルは、ガード区間(guard period、GP)として設定されることができる。
以上ではセルフスロット構造がDL制御領域及びUL制御領域を全て含む場合を説明したが、制御領域はセルフスロット構造に選択的に含まれることができる。即ち、本発明によるセルフスロット構造は、図6に示したように、DL制御領域及びUL制御領域を全て含む場合だけではなく、DL制御領域又はUL制御領域のみを含む場合もある。
一例として、スロットは様々なスロットフォーマットを有することができる。この時、各々のスロットのOFDMシンボルは下りリンク(‘D’と表す)、フレキシブル(‘X’と表す)及び上りリンク(‘U’と表す)に分類される。
従って、下りリンクスロットにおいてUEは下りリンク伝送が‘D’及び‘X’シンボルでのみ発生すると仮定できる。同様に、上りリンクスロットにおいてUEは上りリンク伝送が‘U’及び‘X’シンボルでのみ発生すると仮定できる。
2.3.アナログビーム形成(Analog Beamforming)
ミリ波(Millimeter Wave、mmW)では波長が短いので、同一面積に多数のアンテナ要素(element)の設置が可能である。即ち、30GHz帯域において波長は1cmであるので、5*5cmのパネルに0.5lambda(波長)間隔で2次元(2−dimension)配列する場合、総100個のアンテナ要素を設けることができる。これにより、ミリ波(mmW)では多数のアンテナ要素を使用してビーム形成(beamforming、BF)利得を上げてカバレッジを増加させるか、或いはスループット(throughput)を向上させることができる。
この時、アンテナ要素ごとに伝送パワー及び位相の調節ができるように、各々のアンテナ要素はTXRU(transceiver)を含む。これにより、各々のアンテナ要素は周波数リソースごとに独立したビーム形成を行うことができる。
しかし、100余個の全てのアンテナ要素にTXRUを設けることは費用面で実効性が乏しい。従って、1つのTXRUに多数のアンテナ要素をマッピングし、アナログ位相シフター(analog phase shifter)でビーム方向を調節する方式が考えられている。かかるアナログビーム形成方式では全帯域において1つのビーム方向のみを形成できるので、周波数選択的なビーム形成が難しいという短所がある。
これを解決するために、デジタルビーム形成及びアナログビーム形成の中間形態として、Q個のアンテナ要素より少ない数のB個のTXRUを有するハイブリッドビーム形成(hybrid BF)が考えられる。この場合、B個のTXRUとQ個のアンテナ要素の連結方式によって差はあるが、同時に伝送可能なビームの方向はB個以下に制限される。
図7及び図8は、TXRUとアンテナ要素(element)の代表的な連結方式を示す図である。ここで、TXRU仮想化(virtualization)モデルは、TXRUの出力信号とアンテナ要素の出力信号との関係を示す。
図7はTXRUがサブアレイ(sub−array)に連結された方式を示している。図7の場合、アンテナ要素は1つのTXRUのみに連結される。
反面、図8はTXRUが全てのアンテナ要素に連結された方式を示している。図8の場合、アンテナ要素は全てのTXRUに連結される。この時、アンテナ要素が全てのTXRUに連結されるためには、図8に示したように、別の加算器が必要である。
図7及び図8において、Wはアナログ位相シフター(analog phase shifter)により乗じられる位相ベクトルを示す。即ち、Wはアナログビーム形成の方向を決定する主要パラメータである。ここで、CSI−RSアンテナポートと複数のTXRUとのマッピングは1:1又は1:多である。
図7の構成によれば、ビーム形成のフォーカシングが難しいという短所があるが、全てのアンテナ構成を低価で構成できるという長所がある。
図8の構成によれば、ビーム形成のフォーカシングが容易であるという長所がある。但し、全てのアンテナ要素にTXRUが連結されるので、全体費用が増加するという短所がある。
本発明が適用可能なNRシステムにおいて、複数のアンテナが使用される場合、デジタルビーム形成(Digital beamforming)及びアナログビーム形成を結合したハイブリッドビーム形成(hybrid beamforming)方式が適用される。この時、アナログビーム形成(又はRF(radio frequency)ビーム形成)は、RF端でプリコーディング(又は組み合わせ(combining))を行う動作を意味する。またハイブリッドビーム形成において、ベースバンド(baseband)端とRF端は各々プリコーティング(又は組み合わせ)を行う。これによりRFチェーンの数とD/A(Digital to analog)(又はA/D(analog to digital))コンバーターの数を減らしながらデジタルビーム形成に近接する性能を得られるという長所がある。
説明の便宜上、ハイブリッドビーム形成の構造は、N個の送受信端(transceiver unit、TXRU)とM個の物理的アンテナで表すことができる。この時、送信端から伝送するL個のデータ階層(digital layer)に対するデジタルビーム形成は、N*L(L by L)行列で表される。その後、変換されたN個のデジタル信号はTXRUを介してアナログ信号に変換され、変換された信号に対してM*N(M by N)行列で表されるアナログビーム形成が適用される。
図9は、本発明の一例によるTXRU及び物理的アンテナ観点におけるハイブリッドビーム形成の構造を簡単に示す図である。この時、図9においてデジタルビームの数はL個であり、アナログビームの数はN個である。
さらに、本発明が適用可能なNRシステムにおいては、基地局がアナログビーム形成をシンボル単位で変更できるように設計して、所定の地域に位置した端末に効率的なビーム形成を支援する方法が考えられる。さらに、図9に示したように、所定のN個のTXRUとM個のRFアンテナを1つのアンテナパネルに定義した時、本発明によるNRシステムにおいては、互いに独立したハイブリッドビーム形成が適用可能な複数のアンテナパネルを導入する方案も考えられる。
以上のように基地局が複数のアナログビームを活用する場合、端末ごとに信号の受信に有利するアナログビームが異なる。よって本発明が適用可能なNRシステムにおいては、基地局が所定のサブフレーム(SF)内でシンボルごとに異なるアナログビームを適用して(少なくとも同期信号、システム情報、ページング(paging)など)信号を伝送することにより、全ての端末が受信機会を得るようにするビーム掃引(beam sweeping)動作が考えられている。
図10は本発明の一例による下りリンク(Downlink、DL)伝送過程において、同期信号(Synchronization signal)とシステム情報(System information)に対するビーム掃引(Beam sweeping)動作を簡単に示す図である。
図10において、本発明が適用可能なNRシステムのシステム情報がブロードキャスティング(Broadcasting)方式で伝送される物理的リソース(又は物理チャネル)を、xPBCH(physical broadcast channel)と称する。この時、1つのシンボル内で互いに異なるアンテナパネルに属する複数のアナログビームは同時に伝送可能である。
また図10に示したように、本発明が適用可能なNRシステムにおいて、アナログビームごとのチャネルを測定するための構成であって、(所定のアンテナパネルに対応する)単一のアナログビームが適用されて伝送される参照信号(Reference signal、RS)であるビーム参照信号(Beam RS、BRS)の導入が論議されている。BRSは複数のアンテナポットに対して定義され、BRSの各々のアンテナポットは単一のアナログビームに対応する。この時、BRSとは異なり、同期信号又はxPBCHは、任意の端末がよく受信するようにアナログビームのグループ内の全てのアナログビームが適用されて伝送される。
3.提案する実施例
以下の説明では上記のような技術的思想に基づいて、非免許帯域における端末及び基地局の動作について詳しく説明する。
特に、本発明では端末がULデータスケジューリングを要請するSR(scheduling request)を基地局に送信する方法について詳しく説明する。
無線通信システムにおいて基地局(又はネットワーク)はDLデータ送信だけではなく端末のULデータ送信を制御する。端末にはULデータ送信のために基地局(又はネットワーク)からULデータ送信目的の物理チャネルであるPUSCH(physical uplink shared channel)が割り当てられる。次いで、基地局(又はネットワーク)はULグラントと呼ばれるDCI(downlink control information)により端末に特定のPUSCHを介するULデータ送信をスケジューリングすることができる。
この時、基地局(又はネットワーク)は端末が送信しようとするULデータ(又はULトラフィック)の存在有無を知らない。従って、まず端末が基地局にULデータスケジューリングを要請する方案が支援される必要がある。
このための方法として、端末はULデータトラフィックなどを含むULスケジューリング要請メッセージ(以下、SR(scheduling request))を基地局(又はネットワーク)に伝達する。一例として、端末はSRをUCI(uplink control information)送信目的の物理チャネルであるPUCCHに送信する。SRを含むPUCCHは基地局(又はネットワーク)が上位階層信号により設定した時間リソース及び周波数リソースで送信されることができる。
なお、本発明が適用可能なNRシステムは、単一の物理システムにおいて複数の論理ネットワークを支援でき、様々な要求条件を有するサービス(例:eMBB(enhanced Mobile BroadBand)、mMTC(massive Machine Type Communication)、URLLC(Ultra Reliable and Low Latency Communication)など)を支援するように設計される。
一例として、UCI送信目的の物理チャネルであるPUCCHは、比較的多いOFDMシンボル(例:4つ以上のシンボル)で構成されて広いULカバレッジを支援するPUCCH(以下、Long PUCCH)と比較的少ないOFDMシンボル(例:1つ又は2つのシンボル)で構成されて低い遅延(Low latency)送信を支援するPUCCH(以下、Short PUCCH)で構成される。
Short PUCCHは1つ以上の送信構造を有する。一例として、Short PUCCHで送信されるUCI(uplink control information)の情報量が少ない場合(例:1又は2ビット)、基地局は端末に複数のシーケンスで構成されたシーケンス集合をShort PUCCHリソースに割り当て、端末はShort PUCCHリソースに割り当てられたシーケンスのうち、送信するUCI情報に対応する特定のシーケンスを選択して送信する。この時、このシーケンスはLow PAPR(peak power to average power ratio)の特性を満たすように設計される。以下、説明の便宜上、上記のようなシーケンス基盤のShort PUCCH構造をSEQ−PUCCHという。
なお、Short PUCCHで送信されるUCIの情報量は多い場合(例:3ビット以上)、基地局は端末にUCI送信のためのRE(Resource Element)とRS(reference signal)送信のためのREで構成されたShort PUCCHリソースを割り当てる。この時、RS送信REとUCI送信REはシンボルごとにFDM(Frequency Division Multiplexing)方式によって区分される。よって端末はUCIに対する符号化ビット(Coded bits)を生成した後、該符号化ビットに対する変調シンボル(modulated symbol)をUCI送信のためのREにより送信することができる。以下、説明の便宜上、このようにRSとUCIの間の(シンボルごとの)FDM方式が適用されたShort PUCCH構造をFDM−PUCCHという。
以下、本発明では、上記のようなShort PUCCHとLong PUCCHを用いた端末のSR送信方法について詳しく説明する。以下の説明では、本発明による動作をNRシステムにおける端末及び基地局の動作に具体化して説明するが、本発明で提案する方案は一般的な無線通信システムにも同様に適用できる。
以下、本発明において、DM−RS(demodulation reference signal)はデータ復調用の参照信号を意味し、SRS(sounding reference signal)はULチャネル測定用の参照信号を意味し、ACK/NACKはデータデコーディング結果に対する確認応答情報を意味し、CSI(channel state information)はチャネル測定結果に対するフィードバック情報を意味する。また、特定のシーケンスに対するCS(Cyclic Shift)リソースは該当シーケンスに対して時間軸(又は周波数軸)にCyclic time shift(又はCyclic frequency shift)が適用されたリソースを意味し、ルートインデックス(Root index)はシーケンスの生成時に使用されるシード(Seed)値を意味する。
また本発明において、PRB(Physical Resource Blok)は周波数軸のリソース割り当て単位を意味する。
3.1.第1のSR送信方法
基地局は端末にSR送信のための(潜在的な)時間リソース(又はスロット集合)を以下のうちのいずれか1つ以上の方法で設定できる。
(1)予め約束された方式で設定
(2)放送チャネル(Broadcast channel)又はシステム情報により設定
(3)(端末特定の)上位階層信号により設定
これに対応して、端末はSR送信のための(潜在的な)時間リソース(又はスロット集合)において、以下のうちのいずれか1つ以上の方法で実際SRの送信有無を決定できる。
1)特に確認過程なしにSRを送信
この時、端末は予め約束された方式、放送チャネル又はシステム情報により設定された時間リソース(又はスロット)に対してのみ動作を行うことができる。
2)時間リソース(又はスロット)内のグループ共通(Group−common)PDCCHによりSR送信が許容された場合にのみSRを送信
この時、端末は(端末特定の)上位階層信号により設定された時間リソース(又はスロット)に対してのみ動作を行うことができる。
ここで、グループ共通PDCCHは複数の端末グループを対象とするDL制御情報の物理的送信チャネルを意味する。
このようなリソース割り当て及びこれに基づく信号送信方法は、(Periodic)SRS送信にも同様に適用できる。
より具体的には、本発明によるNRシステムは、時間軸で定義されたスロット単位のDL又はULデータ送信を支援する。この時、NRシステムではデータトラフィックによる柔軟なスケジューリングを支援するためにDLデータのみを送信可能なスロット(以下、Fixed DL slot)又はULデータのみを送信可能なスロット(以下、Fixed UL slot)の使用を最小化する方案が適用される。
よって、もしFixed UL slotに限定して(周期的な)SR送信が許容された場合、端末においてSRを送信可能な時間リソースは相対的に小さくなり、SR送信周期は長くなる。このような動作は端末の遅延の観点では好ましくない。
このような問題を解決するために、Fixed UL slot以外にDL/ULデータ送信を目的として柔軟に転換できるスロット(以下、Flexible DL/UL slot)がSR送信に支援される。
但し、基地局が潜在的にSR送信が可能なスロット集合を端末に設定する場合、端末は(潜在的なSR送信スロット集合内の)Fixed UL slotではないFlexible DL/UL slotに対してSR送信が許容されるか否かを確信できない。
よって基地局は、潜在的なSR送信スロット集合内における特定のスロットに対して、実際にSR送信が許容されるか否かをグループ共通PDCCHを介して端末に指示することができる。一例として、基地局はグループ共通PDCCHを介して潜在的なSR送信スロット内における特定のスロット構造を指示し、これに対応して端末は指示されたスロット構造が(SR送信が可能な)UL control送信領域を含む構造であれば、該当スロットでSR送信が可能であると判断できる。
第1のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.2.第2のSR送信方法
基地局は端末にM個の状態(State)を有するSRに対する送信リソースとしてM個のシーケンス集合を以下のうちの1つ以上の方法で設定できる。
(1)(M個のシーケンスが割り当てられた)SEQ−PUCCH
−ここで、SEQ−PUCCHを構成するシーケンスは、時間リソース/周波数リソース/CS(Cyclic Shift)リソース/ルートインデックスの観点で区分される。
(2)M個のSRSを割り当て
−ここで、SRSは時間リソース/周波数リソース/CSリソース/ルートインデックスの観点で区分される。
これに対応して、端末はSRに対するM個の状態のうち、端末が要請しようとする状態に対応するシーケンスを選択してSRを送信できる。
ここで、M個の状態はNegative SR(即ち、端末がULスケジューリングを要請しない状態)を含まないことができる。言い換えれば、端末はULスケジューリングを要請しないことを基地局にSRを伝達しないことにより表現することができる。
より具体的には、SRは端末がULデータスケジューリングを要請する状態(以下、Positive SR)とULデータスケジューリングを要請しない状態(Negative SR)を含む。この時、Negative SRは端末がいかなるUL信号も送信しないことにより表現できる。よって、SRは情報の観点でPositive SRという1つの状態を有することができる。
本発明の実施例によるNRシステムにおいて、端末はPositive SRを伝達するUL信号として1つのシーケンスが割り当てられたSEQ−PUCCHを活用できる。
この特徴をより一般的に説明すると、本発明によるNRシステムにおいて、端末はM個の状態を有するSR送信のためにM個のシーケンスが割り当てられたSEQ−PUCCHを活用することができる。
なお、端末がSRを送信すると、基地局は該当端末に対するULデータスケジューリングのためにULチャネル測定を行う必要がある。一例として、ULチャネル測定の1つの方案として、基地局は端末にULチャネル測定用のRSであるSRS(sound reference signal)を送信するように指示する。
この時、端末がSR送信過程とSRS送信過程を2段階に(区分して)進行する動作は、遅延の側面では好ましくない。かかる観点からして、端末のSR送信過程とSRS送信過程は1つの過程に結合することができる。即ち、端末はSRを基地局に伝達するUL信号としてSRSリソースを活用することができる。
一例として、SRがM個の状態を有する時、基地局はM個の状態に対応するM個のSRSリソースを割り当てることができる。端末がSRの特定の状態を基地局に伝達する時、端末は特定の状態に対応するSRSリソースを送信することにより基地局にSR情報を伝達することができる。
このように端末がSR送信リソースとしてSRSリソースを活用する場合、端末はSR送信と同時にULチャネル推定用RSを送信して遅延を減らすことができるという長所がある。
この時、SRの状態によってSRSリソースの(周波数軸)リソース量が異なるように割り当てられる。一例として、SR情報の各状態がULトラフィックのサイズを示す場合、ULトラフィックのサイズが大きいほどSRSリソースが周波数軸で多いリソースを有するように設定されることができる。
さらに、本発明による端末は、ULスケジューリングを要請するSR(例:Data−SR)とビーム微調整(Beam refinement)を要請するSR(例:Beam−SR)を送信することができる。この場合、Data−SRとBeam−SRは各々に対して独立して設定されたSR送信リソースにより送信されるか、又はData−SRとBeam−SRのジョイント符号化(Joint coding)の結果が単一のSR送信リソースにより送信されることができる。
一例として、Data−SRとBeam−SRが各々Positive SRとNegative SRである場合、端末は以下の表のようにジョイント符号化された結果を3つの状態(及び対応する3つのシーケンス)を有するSEQ−PUCCHを用いて送信することができる。但し、Data−SRとBeam−SRの両方がNegative SRである場合は、端末はいかなる信号も送信しない。
このような動作は互いに異なるサービスに対するSRについても適用できる。一例として、eMBBデータに対するSR(例:eMBB−SR)とURLLCデータに対するSR(例:URLLC−SR)は、各々について独立して設定されたSR送信リソースで送信されるか、又はeMBB−SRとURLLC−SRのジョイント結果が単一のSR送信リソースで送信されることができる。この時、eMBB−SRとURLLC−SRが各々Positive SRとNegative SRである場合、表6のようにジョイント符号化された結果は3つの状態(及び対応する3つのシーケンス)を有するSEQ−PUCCHで送信されることができる。この場合にもeMBB−SRとURLLC−SRの両方ともNegative SRである場合は、端末はいかなる信号も送信しないことができる。
以上の第2のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.3.第3のSR送信方法
UCI(例:ACK/NACK及び/又はCSI)に対するPUCCH送信が予定されているスロット内にさらに端末がSR送信を行おうとする場合、端末は以下のようにSR及び/又はUCIを送信することができる。
(1)SR送信リソースとUCI送信リソースが時間軸で重畳しない場合(例:TDM(Time Division Multiplexing)された場合)
−Opt 1:SRとCIは各々の送信リソースを用いて送信される(Method 1)
−Opt 2:SRとUCIが結合してUCI送信リソースで送信される
但し、上記動作はSR送信リソースとUCI送信リソースが時間軸で隣接し、2つの送信リソースの間の送信電力(power)の差が一定サイズ以上である場合に適用できる。一例として、SR送信リソースがシーケンスであり、UCI送信リソースがSR送信リソースに時間軸で連接して送信されるFDM PUCCHである場合に適用される。
(2)SR送信リソースとUCI送信リソースが時間軸で重畳する場合(例:FDM (Frequency Division Multiplexing)又はCDM(Code Division Multiplexing)された場合)
−Opt 1:SRとUCIは各々の送信リソースを用いて送信される(Method 2)
但し、SR送信リソースとUCI送信リソースが両方ともシーケンスリソースである場合は、SRシーケンスとUCIシーケンスに適用されるCS(Cyclic Shift)/ルートインデックスは異なるように設定される。一例として、SRシーケンスとUCIシーケンスに適用されるCS(Cyclic Shift)/ルートインデックスの値は互いに一定のギャップを有するように設定される。
−Opt 2:SRとUCIが結合してUCI送信リソースで送信される
但し、上記動作は端末がSRとUCIを各々の送信リソースで送信するために(予め設定された)最大の送信電力を超えた場合に適用される。
また、UCI送信リソースがDM−RSを有するPUCCHリソースである場合、SR情報はPUCCH DM−RSとCDM方式で多重化されるシーケンスにより表現されることができる。
上記構成において、UCI送信リソースは対応するスロットが(潜在的な)SR送信スロット又は(潜在的な)SR送信スロットであるか否かによって互いに異なるPUCCH送信構造に設定される。一例として、対応するスロットが(潜在的な)SR送信スロットである場合、UCI送信リソースはFDM−PUCCHに設定され、SR送信スロットではない場合は、UCI送信リソースはSEQ−PUCCHに設定される。
Method 1/2は、SRSとUCIが同じスロット内に送信される場合、(SRがSSに代替されて)適用されるか、又はSRとSRSが同じスロット内に送信される場合、(UCIがSRSに代替されて)適用されることができる。
図11は本発明の一例による第3のSR送信方法を簡単に示す図である。
より具体的には、従来のLTEシステムでは、SRとUCI(例:ACK/NACK、CSI(Channel State Information))が同じサブフレームで送信される場合、SRとUCIは結合されて単一のPUCCHリソースで送信される。
但し、本発明が適用可能なNRシステムでは、SR送信リソースとUCI送信リソースが1つのスロット内のTDM方式で多重化されて送信されることができる。よって、SR送信リソースとUCI送信リソースが時間軸で重畳しない場合、SR及びUCIは各々について割り当てられた送信リソースで送信されることが基本動作である。
しかし、SR送信リソースとUCI送信リソースが時間軸で重畳しなくても、互いに隣接するシンボルで送信され、2つの送信リソースの間の送信電力差が大きい場合は、端末はSRとUCIを結合して単一の送信リソース(例:Short PUCCH)で送信することができる。
一例として、端末が隣接する2つのOFDMシンボルに対して1番目のシンボルで(Low PAPR(peak power to average power ratio)の特性を満たす)SEQ−PUCCHでSRを送信し、2番目のシンボルでACK/NACKをFDM−PUCCHで送信する場合を仮定する。SEQ−PUCCHと比較した時、FDM−PUCCHは高いPAPRを有し、PA(power amplifier)の非線形性(non−linearity)による歪曲を避けるために送信電力に対するバックオフ(BACK−off)が適用されることができる。この時、SR送信シンボルとACK/NACK送信シンボルの間で送信電力差が発生することができ、送信電力が直ちに変化せず、遅く変化する電力転移(Power transient)区間による信号歪曲が発生することもできる。
このような問題を解決する方案として、互いに隣接して送信されるSR送信リソースとUCI送信リソースの間の送信電力差が一定のサイズ以上である場合、端末はSR情報をUCI送信リソース(PUCCH)に含ませて送信することができる。例えば、上記例示において、端末はSRとACK/NACKを結合した情報を2番目のシンボル内におけるACK/NACK送信目的で割り当てられたFDM−PUCCHで送信することができる。
SR送信リソースとUCI(例:ACK/NACK、CSI)送信リソースが時間軸で重畳する場合にも、各送信リソースに割り当てられた送信電力の和が端末の最大送信電力を超える場合(以下、電力制限ケース(Power limited case))ではないと、端末はSRとUCIを各々の送信リソースで送信することができる。
もしSR送信リソースとUCI(例:ACK/NACK、CSI)送信リソースが時間軸で重畳し、電力制限ケースであると、端末はSRとUCIを結合してUCI送信リソースで送信することができる。この時、UCI送信リソースがDM−RSを有するPUCCH構造であると、SR情報はPUCCH内のDM−RSとCDMが支援される特定のシーケンスで表現されることができる。この場合、端末はPUCCH DM−RSとCDMが支援されるシーケンスM個のうちの1つを選択して同一の時間/周波数リソースで送信することによりM個の状態を有するSR情報を伝達することができる。
上述した第3のSR送信方法をより一般化すると、端末はUCI(例:SR、CSI、ACK/NACK)を複数のサブセットに分割して、該複数のサブセットを(同じスロット内の)異なる/同一のシンボル上の複数のPUCCHを介して送信することができる。
さらに、端末はSRとUCIが同時スケジューリングされたスロットにおいて以下のうちの1つの方法を適用できる。
−方法1:(UCI送信目的の)PUCCHリソースを(SR stateに対応して)複数個設定し、SR stateによって特定のPUCCHリソースでUCI送信
−方法2:SRとUCIを(TDM/FDM/CDM方式で区分される)互いに異なるPUCCHリソースで送信
−方法3:SRとUCIを結合して単一のPUCCHリソースで送信(但し、PUCCHフォーマットがSRのみ又はUCIのみである場合とは異なることができる)
またDCI(内のARI(ACK/NACKリソース指示子))によりUCI送信PUCCHリソースが指示される時、DCI(内のARI(ACK/NACKリソース指示子))が指示するPUCCHリソースがSR送信目的で割り当てられたPUCCHリソースと互いに異なるシンボルであると、端末は上述した方法2を行い、同じシンボルであると、上述した方法1を行う。
第3のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.4.第4のSR送信方法
SRとUCIが1つのPUCCHリソースで送信され、PUCCHリソースがDM−RSを含む時、PUCCH DM−RSに対する候補(又はDM−RSリソース)はN個設定できる。この時、端末は該N個のRS候補(又はDM−RSリソース)のうちの1つを選択して送信する方式を用いて、(N−1)個の状態を有するSR情報又はNegative SRを表現することができる。
ここで、Negative SRは端末がULデータスケジューリングを要請しない状態を意味する。
また複数のDM−RSに対する候補(又はDM−RSリソース)は、CS(Cyclic Shift)/OCC(orthogonal cover code)の観点で区分できる。
より具体的には、DM−RSがCAZAC(Constant Amplitude Zero Autocorrelation)シーケンスにより設計された単一のFDM−PUCCHを介してSRとUCIが送信される場合、UCIに対する符号化ビット(Coded bits)は、FDM−PUCCHのUCI送信のためのREで送信されることができる。この時、(N−1)個の状態を有するSR情報又はNegative SRは、PUCCH DM−RSが支援するN個のCS(Cyclic Shift)リソース(又はOCCリソース)のうちの1つを選択する方式で送信されることができる。
より一般的には、FDM−PUCCH内のDM−RSに対するRS候補が設定される場合、端末はRS候補に対するRS選択によりSR情報を表現することができる。
第4のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.5.第5のSR送信方法
端末が送信電力が異なる複数のPUCCHを時間軸で隣接して送信する場合、端末は以下のうちの1つのように複数のPUCCHを送信することができる。
(1)複数のPUCCHに対して(単一の)送信電力で送信
−(単一の)送信電力は優先順位が高いPUCCHの送信電力又は複数のPUCCHの送信電力のうちの最大(又は最小)値であることができる。
(2)複数のPUCCHに対して各々の送信電力で送信し、PUCCHごとに電力転移(Power transient)区間を異なるように設定
−UCIに対する優先順位が低いか又はUCIペイロードサイズが小さいほど電力転移区間が大きく設定される。
より具体的には、端末が(同じスロット内)送信電力が大きく異なる複数のPUCCHを時間軸で隣接して送信する場合、電力転移区間により信号が歪曲される現像が発生することができる。電力転移区間による信号歪曲を緩和するために、(同じスロット内)時間軸で隣接して送信される複数のPUCCHに対して同じ送信電力が適用される。
この時、複数のPUCCHに対して同一に適用する送信電力は、複数のPUCCHのうち、UCIに対する優先順位が最も高いPUCCHに割り当てられた送信電力であるか、又は複数のPUCCHに対して割り当てられた送信電力の最大値(又は最小値)である。また端末は複数のPUCCHを各々割り当てられた送信電力で送信し、PUCCHごとに異なるように送信電力差により発生する電力転移区間を適用することができる。一例として、UCIに対する優先順位が低いPUCCHが電力転移区間をもっと長く有するように設定される。
第5のSR送信方法はShort PUCCHとShort PUCCHが(時間軸で隣接して)TDMされた場合だけではなく、Long PUCCHとShort PUCCHが(時間軸で隣接して)TDMされた場合、及びLong PUCCHとLong PUCCHが(時間軸で隣接して)TDMされた場合にも適用できる。さらに、Short PUCCHとShort PUCCHが(時間軸で隣接して)TDMされた場合、2つのチャネルの間の送信電力差が一定以上であると、端末は2つのPUCCHのうち、UCI優先順位が低いShort PUCCHを放棄するか、又は各Short PUCCHで送信される予定のUCIを結合して、結合されたUCIを2つのShort PUCCHのうちの1つのShort PUCCH(又は第3のPUCCH)で送信することができる。特に、Long PUCCHとShort PUCCHが(時間軸で隣接して)TDMされた場合は、端末はShort PUCCHの送信電力をLong PUCCHの送信電力と同一に合わせることができる。又は、上記の場合、Short PUCCHの優先順位が高いと、端末はLong PUCCHの送信電力をShort PUCCHの送信電力と同一に合わせることができる。
上述した第5のSR送信方法をより一般化すると、PUSCH/PUCCH又はPUCCH/PUCCHが互いに(時間軸で隣接するように)TDMされた状況で端末は以下のうちの1つの動作を行うことができる。
1)Opt 1:小さい電力で設定されたチャネルの電力を大きい電力を有するチャネルの電力に合わせる。
2)Opt 2:短いチャネルの電力を長いチャネルの電力に合わせるか、又は長いチャネル側に電力転移区間を構成する(但し、電力転移区間が構成されるチャネルはシンボル内の電力が一定でないことはでき、電力転移区間を構成しないチャネルはシンボル内の電力が一定に維持される)。
3)Opt 3:優先順位が低いチャネルの電力を優先順位が高いチャネルの電力に合わせるか、又は優先順位が低いチャネル側に電力転移区間を構成する。
さらに端末が2シンボルPUCCHを送信する時、2つのシンボルの間に周波数ホッピングが適用されるか、又は2つのシンボルの間の電力差が大きいことができる。この場合、電力転移区間による性能低下を避けるために、端末は以下の動作を行う。
−2シンボルPUCCHを構成する2つの1シンボルPUCCHの間の時間ギャップを設定
>ここで、時間ギャップはシンボル単位で設定される。一例として、時間ギャップは1シンボルに設定される。
>また時間ギャップを設定する動作は、2シンボルPUCCHが送信される周波数帯域(frequency band)又は2シンボルPUCCHに適用されたSCS(subcarrier spacing)によって選択的に適用される。
さらに、2つの1シンボルPUCCH(又はSRS)がTDMされて送信される時、1シンボルPUCCH(又はSRS)のオン/オフにより発生する電力転移区間による性能低下を避けるために、端末は以下の動作を行うことができる。
−2つの1シンボルPUCCH(又はSRS)の間の時間ギャップを設定
>ここで、時間ギャップはシンボル単位で設定される。一例として、時間ギャップは1シンボルに設定される。
>また時間ギャップを設定する動作は、1シンボルPUCCHが送信される周波数帯域(frequency band)又は1シンボルPUCCHに適用されたSCS(subcarrier spacing)によって選択的に適用される。
さらに、2つの(short)PUCCHが(時間軸で隣接するように)TDMされた状況で、端末は以下のうちの1つのオプションを適用することができる。
この時、端末が第1オプションを行う時、ジョイント符号化以後の符号化率が一定水準以上であると、端末は第2乃至第4オプションのうちの1つを適用することができる。
−第2オプション:2つ(short)PUCCHの全てに対して電力転移区間(power transient period)を設定
−第3オプション:優先順位が低い(short)PUCCHに対して電力転移区間を設定
−第4オプション:2つ(short)PUCCHの間で同じ電力を設定(電力転移区間を設定しない)
−第5オプション:2つ(short)PUCCHのうち、1つ以上の(short)PUCCH送信を省略(即ち、(short)PUCCH drop)
第5のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.6.第6のSR送信方法
SEQ−PUCCHに割り当てられたシーケンス集合SA内の(同じ時間リソース及び周波数リソースを有し)CSリソースで区分される任意のシーケンス集合SBに含まれたM個のシーケンスには、CSインデックスの昇順(又は降順)に(連続する)M個のグレーコード(gray code)が対応する。
ここで、SEQ−PUCCHのためのシーケンス集合内のシーケンスは、互いに異なる時間リソース、周波数リソース、長さ、CSリソース及びルートインデックスのうちの1つを有する。
より具体的には、時間リソースT1及び周波数リソースF1を有し、各々CS index0、3、6で区分される支援されるSEQ1、SEQ2、SEQ3と、(時間リソースT1及び周波数リソースF1と区分される)時間リソースT2及び周波数リソースF2を有するSEQ4が、SEQ−PUCCHに割り当てられる。この時、同じ時間及び周波数リソース内においてCSリソースで区分されるシーケンスの間には各シーケンスが表現するUCIビットの間のハミング距離(Hamming distance)が小さく設定される。2ビットに対するグレーコードは00、01、11、10と与えられるので、グレーコードは以下のようにSEQ−PUCCH内の各シーケンスに対応することができる。
より具体的には、SEQ−PUCCHに対して複数のシーケンスが割り当てられる時、複数のシーケンスに対して同じ時間及び周波数リソース上で(CSリソースが区分される)シーケンスに対してCSインデックスの昇順(又は降順)に連続するインデックスが割り当てられる条件下でインデックスが適用されることができる。その後、NビットのUCIに対するk番目のグレーコードは、SEQ−PUCCH内のk番目のインデックスを有するシーケンスで送信されることができる。
特に、SEQ−PUCCHが複数の時間リソースで送信される時、時間リソースごとに使用されるシーケンス集合のCSリソースが異なると(例:CS hopping)、CSリソース上に隣接するシーケンスの間には(連続する)グレーコードが対応するように時間リソースごとにグレーコードとシーケンスの間のマッピングが異なるように設定される。
上記の時間リソースごとのグレーコードとシーケンスの間のマッピング原理には、上述した第6のSR送信方法が適用されることができる。
第6のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.7.第7のSR送信方法
端末はSRとACK/NACKが結合された情報を以下のうちの1つの方法で(単一)SEQ−PUCCHで送信することができる。
−ACK/NACKに対してバンドリングを適用した後、SRとBundled ACK/NACKに関する情報を(単一)SEQ−PUCCHで送信
−シーケンスリソースの間の距離がNegative/Positive SRの間で最も大きくなるように(例:他のシンボル上のシーケンスに)割り当て、ACK/NACKはグレーコードを考慮して(例:CS間隔によって)割り当てて送信
より具体的には、SRがPositive SR(UL schedulingを要請する状態)とNegative SR(UL schedulingを要請しない状態)に区分され、ACK/NACKのペイロードサイズが2ビットである時、SRとACK/NACKを結合した情報は全体8つの状態で表現される。即ち、{Positive SR、00}、{Positive SR、01}、{Positive SR、10}、{Positive SR、11}、{Negative SR、00}、{Negative SR、01}、{Negative SR、10}、{Negative SR、11}と表現される。
しかし、SEQ−PUCCHが主に1ビット又は2ビットを対象とするので、8つのシーケンスを有するように割り当てるためには、1ビット又は2ビットを対象としてはSEQ−PUCCH構造と一貫する構造を維持することが難しい(例:周波数リソースの長さなどが変化することができる)。この場合、ACK/NACKに対するバンドリングを適用することによりSEQ−PUCCHで送信する全体状態の数を減少させることができる。
一例として、上述した8つの状態を、{Positive SR、0(bundled ACK/NACK of 00 or 01 or 10)}、{Positive SR、1(bundled ACK/NACK of 11)}、{Negative SR、00}、{Negative SR、01}、{Negative SR、10}、{Negative SR、11}のように6つの状態に縮小するか、又は{Positive SR、0(bundled ACK/NACK of 00 or 01 or 10)}、{Positive SR、1(bundled ACK/NACK of 11)}、{Negative SR、0(bundled ACK/NACK of 00 or 01 or 10)}、{Negative SR、1(bundled ACK/NACK of 11)}のように4つの状態に縮小することができる。
又は、8つのシーケンスを活用する場合、Positive SRを意味するシーケンスリソースとNegative SRを意味するシーケンスリソースの間で直交性が最も確実に保障されるようにシーケンスリソースを割り当てることができる。一例として、SEQ−PUCCH内に全体8つのシーケンスが存在し、8つのシーケンスは2つのシンボルに対してシンボルごとにCSリソースにより区分される4つのシーケンスで構成される場合を仮定する。この時、2つのシンボルのうち、1番目のシンボルではPositive SR+ACK/NACK情報のみが表現され、2番目のシンボルではNegative SR+ACK/NACK情報のみが表現されるようにシーケンスが割り当てられる。
さらに、(周波数ドメイン及びコードドメインで区分される)M個のシーケンスリソースを活用して、端末はSR状態(例:N1個)とHARQ−ACK状態(例:N2個)に対する(全体又は一部)組み合わせ(例:N1*N2個)のうち、特定の単一組み合わせを以下のうちの1つの方式で送信することができる。
(1)方式#1:特定の単一シーケンスを送信
−SR状態とHARQ−ACK状態に対する最大MC1個の組み合わせを表現できる
(2)方式#2:(M個のシーケンスのうち)特定のL個のシーケンスを送信
−与えられたL値について、SR状態とHARQ−ACK状態に対する最大MCL個の組み合わせを表現できる
ここで、周波数ドメイン及びコードドメインにおいてシーケンスが区分されるとは、シーケンスの間に割り当てられた周波数軸リソース、及び/又はCS(Cyclic Shift)又はOCC(orthogonal cover code)が区分されることを意味する。
また特定のSRとHARQ−ACKの組み合わせに対して端末はいかなるシーケンスも送信しないことができる(即ち、DTXと表現)。
また端末は4つのシーケンス(例:Seq.1、Seq.2、Seq.3、Seq.4)を活用して、SR状態(例:Positive SR又はNegative SR)と2ビットのHARQ−ACK状態(例:{ACK、ACK}、{ACK、NACK}、{NACK、ACK}、{NACK、NACK})に対する8つの組み合わせのうち、特定の組み合わせを以下の方式のように(全体4つのシーケンスリソースのうち)単一又は複数のシーケンスを送信して表現することができる(即ち、M=4)。
1)Positive SR+{ACK、ACK}
−Seq.1送信
2)Positive SR+{NACK、NACK}(又はPositive SRのみ)
−Seq.2送信
3)Negative SR+{ACK、ACK}
−Seq.3送信
4)Negative SR+{NACK、NACK}
−Seq.4送信(但し、Negative SRのみであると、いかなる信号も送信しない)
5)Positive SR+{ACK、NACK}又はPositive SR+{NACK、ACK}又はNegative SR+{ACK、NACK}又はNegative SR+{NACK、ACK}
5−1)複数のシーケンスに対する同時送信が可能な場合
−各(SRとHARQ−ACK)の組み合わせについて4つのシーケンスのうち、シーケンス対(=2つのシーケンス)を選ぶ場合の数(例:Seq.1+Seq.2又はSeq.1+Seq.3又はSeq.1+Seq.4又はSeq.2+Seq.3又はSeq.2+Seq.4又はSeq.3+Seq.4)のうちの特定の(単一の)シーケンス対を割り当て及び送信
−ここで、端末は互いに異なるSRとHARQ−ACKの組み合わせに対して互いに異なるシーケンス対を割り当て及び送信
5−2)単一シーケンスに対する送信のみが可能な場合(例:電力制限ケース)
−Positive SRでかつ{ACK、NACK}(又は{NACK、ACK})であると、Seq.2を送信
−Negative SRでかつ{ACK、NACK}(又は{NACK、ACK})であると、Seq.4を送信
Positive或いはNegative SR+2ビットのHARQ−ACKを表現するためにM=4つのシーケンス(Seq.1、Seq.2、Seq.3、Seq.4)のみを活用する場合、端末は以下のようにシーケンスを送信できる。この時、以下の表において、‘0’は該当シーケンス送信を意味する。
[1]Case1:複数のシーケンスに対する同時送信が可能な場合
[2]Case2:単一シーケンスに対する送信のみが可能な場合(例:電力制限ケース)
また基地局が端末にCase1又はCase2によってシーケンスを送信するように設定することができる。
上記の例示において、Negative SRでかつDTXである場合は、端末はいかなる信号も送信しないことができる。
但し、上記例示においてPositive SR(のみ)である場合は、これを表現するために、端末はPositive SR+{NACK、NACK}と同一のシーケンス(例:Seq.2)を送信することができる。
また、上記例示において、基地局は検出されたシーケンスに基づいて次のようにSRとHARQ−ACKに対する組み合わせを判別することができる。
1]Seq.1のみを検出した時:Positive SR+{ACK、ACK}と判断
2]Seq.2のみを検出した時:Positive SR+{NACK、NACK}と判断
3]Seq.3のみを検出した時:Negative SR+{ACK、ACK}と判断
4]Seq.4のみを検出した時:Negative SR+{NACK、NACK}と判断
5]Seq.1+Seq.2を検出した時:Positive SR+{ACK、NACK}と判断
6]Seq.2+Seq.3を検出した時:Positive SR+{NACK、ACK}と判断
7]Seq.1+Seq.4を検出した時:Negative SR+{ACK、NACK}と判断
8]Seq.3+Seq.4を検出した時:Negative SR+{NACK、ACK}と判断
上述した例示において、Seq.1とSeq.3がシンボルAで送信され、Seq.2とSeq.4がシンボルB(≠シンボルA)にTDMされて送信される場合、端末は常にCase 1で動作できる。即ち、同時送信するシーケンスがTDMされている場合、電力制限の場合が発生しないので、端末は常に同時送信する動作を行うことができる。
上記構成をより一般化すると、Seq.1とSeq.3がシンボルAで送信され、Seq.2、Seq.4がシンボルB(≠シンボルA)にTDMされて送信される場合、端末はSRとHARQ−ACKに対する特定の組み合わせをシーケンスを送信する次の8つの場合のうちの1つを用いて表現することができる。
<1>Seq.1
<2>Seq.2
<3>Seq.3
<4>Seq.4
<5>Seq.1+Seq.2
<6>Seq.1+Seq.4
<7>Seq.3+Seq.2
<8>Seq.3+Seq.4
この時、上記8つのシーケンス送信組み合わせは、SRと2ビットのHARQ−ACKに対する全体8つの組み合わせ、即ち、Negative SR+{ACK、ACK}、Negative SR+{ACK、NACK}、Negative SR+{NACK、ACK}、Negative SR+{NACK、NACK}、Positive SR+{ACK、ACK}、Positive SR+{ACK、NACK}、Positive SR+{NACK、ACK}、Positive SR+{NACK、NACK})に1:1に対応できる。
具体的な一例として、8つのシーケンス送信組み合わせは、上述したCase 1に対応する表のように1:1対応することができる。
又は、Seq.1がシンボルAで送信され、Seq.2、Seq.3、Seq.4がシンボルB(≠シンボルA)にTDMされて送信される場合、端末はSRとHARQ−ACKに対する特定の組み合わせを、シーケンスを送信する次の7つの場合のうちの1つを用いて表現できる。
1>Seq.1
2>Seq.2
3>Seq.3
4>Seq.4
5>Seq.1+Seq.2
6>Seq.1+Seq.3
7>Seq.1+Seq.4
この時、7つのシーケンス送信組み合わせは、SRと2ビットのHARQ−ACKに対する全体組み合わせのうち、Negative SR+{NACK、NACK}である場合を除いた7つの組み合わせ、即ち、Negative SR+{ACK、ACK}、Negative SR+{ACK、NACK}、Negative SR+{NACK、ACK}、Positive SR+{ACK、ACK}、Positive SR+{ACK、NACK}、Positive SR+{NACK、ACK}、Positive SR+{NACK、NACK}に1:1対応することができる。
又は、7つのシーケンス送信組み合わせのうち、6つのシーケンス送信組み合わせは2ビットのHARQ−ACKに対する次の6つの組み合わせ、即ち、Negative SR+{ACK、ACK}、Negative SR+{ACK、NACK}、Negative SR+{NACK、ACK}、Negative SR+{NACK、NACK}、Positive SR+All ACK(i.e.,{ACK、ACK})}、Positive SR+Bundled NACK(i.e.,{NACK、ACK}、{ACK、NACK})に1:1対応することができる。この時、これら7つのシーケンス送信組み合わせのうち、残りの1つのシーケンス送信組み合わせは複数のシーケンスを送信する送信組み合わせ(例:Seq.1+Seq.2、Seq.1+Seq.3、Seq.1+Seq.4)のうちの1つに対応することができる。
一例として、端末は以下の表のようにSRと2ビットのHARQ−ACK組み合わせごとのシーケンス送信を行うことができる。
さらに他の例示として、端末は6つのシーケンス(例:Seq.1、Seq.2、Seq.3、Seq.4、Seq.5、Seq.6)を活用してSR状態(例:Positive SR or Negative SR)と2ビットのHARQ−ACK状態(例:{ACK、ACK}、{ACK、NACK}、{NACK、ACK}、{NACK、NACK})に対する8つの組み合わせのうち、特定の組み合わせを以下の方式のように(全体6つのシーケンスリソースのうち)単一又は複数のシーケンスを送信して表現できる(即ち、M=6)。
(A)Negative SR+{ACK、ACK}
−Seq.1送信
(B)Negative SR+{ACK、NACK}
−Seq.2送信
(C)Negative SR+{NACK、ACK}
−Seq.3送信
(D)Negative SR+{NACK、NACK}
−Seq.4送信(但し、Negative SRのみであると、いかなる信号も送信しない)
(E)Positive SRのみ
−Seq.5送信
(F)Positive SR+{ACK、ACK}
−Seq.6送信
(G)Positive SR+{ACK、NACK}又はPositive SR+{NACK、ACK}又はPositive SR+{NACK、NACK}
(G−1)複数のシーケンスに対する同時送信が可能な場合
−各(SRとHARQ−ACK)組み合わせに対して6つのシーケンスのうち、シーケンス対(=2つのシーケンス)を選ぶ場合の数(例:Seq.1+Seq.2又はSeq.1+Seq.3又はSeq.1+Seq.4又はSeq.1+Seq.5又はSeq.1+Seq.6又はSeq.2+Seq.3又はSeq.2+Seq.4又はSeq.2+Seq.5又はSeq.2+Seq.6又はSeq.3+Seq.4又はSeq.3+Seq.5又はSeq.3+Seq.6)のうちの特定の(単一の)シーケンス対を割り当て及び送信
−ここで、互いに異なるSRとHARQ−ACK組み合わせに対して端末は互いに異なるシーケンス対を割り当て及び送信
(G−2)単一シーケンスに対する送信のみが可能な場合(例:電力制限ケース)
−Positive SRでかつ{ACK、NACK}(又は{NACK、ACK}又は{NACK、NACK})であると、Seq.5を送信
Positive又はNegative SR+2ビットのHARQ−ACKを表現するためにM=6つのシーケンス(Seq.1、Seq.2、Seq.3、Seq.4、Seq.5、Seq.6)のみを活用する場合、端末は以下のようにシーケンスを送信することができる。この時、以下の表において、‘O’は該当シーケンスの送信を意味する。
A)Case 3:複数のシーケンスに対する同時送信が可能な場合
B)Case4:単一シーケンスに対する送信のみが可能な場合(例:電力制限ケース)
又は、基地局が端末にCase3又はCase4によってシーケンスを送信するように設定できる。
上記例示において、Negative SRでかつDTXである場合、端末はいかなる信号も送信しないことができる。
また上記例示において、基地局は検出されたシーケンスに基づいて以下のようにSRとHARQ−ACKに対する組み合わせを判別することができる。
[A]Seq.1のみを検出した時:Negative SR+{ACK、ACK}と判断
[B]Seq.2のみを検出した時:Negative SR+{ACK、NACK}と判断
[C]Seq.3のみを検出した時:Negative SR+{NACK、ACK}と判断
[D]Seq.4のみを検出した時:Negative SR+{NACK、NACK}と判断
[E]Seq.5のみを検出した時:Positive SR+bundled NACK(又はDTX)と判断
[F]Seq.6のみを検出した時:Positive SR+{ACK、ACK}と判断
[G]Seq.5+Seq.2を検出した時:Positive SR+{ACK、NACK}と判断
[H]Seq.5+Seq.3を検出した時:Positive SR+{NACK、ACK}と判断
[I]Seq.5+Seq.4を検出した時:Positive SR+{NACK、NACK}と判断
さらに、端末はPositive SR+{NACK、NACK}とPositive SR+DTX(即ち、Positive SRのみ)に対するシーケンス送信を以下の表13又は表14のように変形できる。
表13によると、基地局は検出されたシーケンスに基づいて以下のようにSRとHARQ−ACKに対する組み合わせを判別できる。
A]Seq.1のみを検出した時:Negative SR+{ACK、ACK}と判断
B]Seq.2のみを検出した時:Negative SR+{ACK、NACK}と判断
C]Seq.3のみを検出した時:Negative SR+{NACK、ACK}と判断
D]Seq.4のみを検出した時:Negative SR+{NACK、NACK}と判断
E]Seq.5のみを検出した時:Positive SR+{NACK、NACK}(又はDTX)と判断
F]Seq.6のみを検出した時:Positive SR+{ACK、ACK}と判断
G]Seq.5+Seq.2を検出した時:Positive SR+{ACK、NACK}と判断
H]Seq.5+Seq.3を検出した時:Positive SR+{NACK、ACK}と判断
また表14によると、基地局は検出されたシーケンスに基づいて以下のようにSRとHARQ−ACKに対する組み合わせを判別できる。
<A>Seq.1のみを検出した時:Negative SR+{ACK、ACK}と判断
<B>Seq.2のみを検出した時:Negative SR+{ACK、NACK}と判断
<C>Seq.3のみを検出した時:Negative SR+{NACK、ACK}と判断
<D>Seq.4のみを検出した時:Negative SR+{NACK、NACK}と判断
<E>Seq.5のみを検出した時:Positive SR+bundled NACK(又はDTX)と判断
<F>Seq.6のみを検出した時:Positive SR+{ACK、ACK}と判断
<G>Seq.5+Seq.2を検出した時:Positive SR+{ACK、NACK}と判断
<H>Seq.5+Seq.3を検出した時:Positive SR+{NACK、ACK}と判断
<I>Seq.5+Seq.4を検出した時:Positive SR+{NACK、NACK}(又はDTX)と判断
また端末が1ビットのHARQ−ACKとSRを送信する場合、以下のようなシーケンス割り当てが考えられる。
具体的には、端末が(Positive or Negative)SR+2ビットのHARQ−ACKに対してM=2つのシーケンス(例:Seq.1、Seq.2)のみを活用する場合、端末は以下のように動作できる。
A>Case1:複数のシーケンスに対する同時送信が可能な場合
この場合、端末は以下の表のうちの1つのように動作できる。
上記例示において、端末は常に複数のシーケンスを送信できると仮定し、Positive SR(のみ)である場合、端末はPositive SR+NACKである場合と同一のシーケンス(即ち、Seq.2)を送信し、Negative SR+NACKである場合は、端末はいかなる信号も送信しない。
また端末が2つのシンボルに対してシンボルごとに(N個のシーケンスのうちの1つを選択して送信する)(2シンボル)SEQ−PUCCH送信構造において、SR(例:Positive SR、Negative SR)と2ビットのHARQ−ACK情報を結合して送信する場合、端末は2つのシンボルに対して送信する全体N*N個のシーケンス対のうち、8つの対を活用してSRと2ビットのHARQ−ACKに対する8つの組み合わせを表現することができる。
さらに端末はMビットのUCI(例:HARQ−ACK)に対して2M個シーケンスのうちの1つを選択して送信することによりMビットのUCIの特定の状態を表現するPUCCH(以下、SEQ−PUCCH)構造を活用できる。この時、MビットのUCI送信のために使用できる2M個シーケンスが同一の周波数リソース(例:PRBs)を有して互いに(CS(循環シフト)ドメインで)同一の間隔を有する2M個のCS(循環シフト)値で区分される場合、PUCCHリソースは周波数リソースのインデックス(例:PRB index)と該当周波数リソース内のCS開始値と表現できる。この時、端末は残りの2M−1つのCS値に基づいてCS開始値とCS間の間隔を類推することができる。CS間の間隔はUCIペイロードサイズにより決定されるか、又は基地局が上位階層信号により設定した値に基づいて決定される。
また基地局は複数のPUCCHリソースを端末に設定し、その後、DCIにより複数のPUCCHリソースのうち、UCI送信に活用する特定のPUCCHリソースを選択して指示することができる。
さらに、SRのみの送信である場合、端末はPositive SRであるか又はNegative SRであるかによって以下のように動作する。具体的には、端末はPositive SRのみであると、特定の単一シーケンスを送信し、Negative SRのみであると、該当シーケンスを送信しない(即ち、特定のシーケンス基盤のon/off keying)。またNビットのHARQ−ACKのみの送信である場合、端末は2N個のシーケンスのうち、(HARQ−ACK状態に対応する)特定の1つのシーケンスを選択して送信する(即ち、シーケンス選択に基づくPUCCH)。この時、SRに対する送信とHARQ−ACKに対する送信が同一の時間リソースで発生する場合、端末は以下のように動作する。
A.Positive SRである場合、SRのみの送信に対応する動作を行う
−即ち、SR送信目的で割り当てられた特定の単一シーケンスのみを送信
−但し、上記の場合、基地局はHARQ−ACKに対してDTX又はAll NACKと見なすことができる。
B.Negative SRである場合、HARQ−ACKのみの送信に対応する動作を行う
−即ち、HARQ−ACK送信目的で割り当てられた2N個のシーケンスのうち、(HARQ−ACK状態に対応する)特定の1つのシーケンスを送信
但し、もしSRに対する送信とHARQ−ACKに対する送信が同じ時間リソースで発生し、端末が電力制限ケースがなくて2つのシーケンスが同時送信可能な場合は、端末は以下のように動作することができる。
C.Positive SRである場合、SRのみの送信に対応する動作を行う
−SR送信目的で割り当てられた特定の単一シーケンスを送信
−さらに、HARQ−ACK送信目的で割り当てられた2N個のシーケンスのうち(HARQ−ACK状態に対応する)特定の1つのシーケンスを送信
D.Negative SRである場合、HARQ−ACKのみの送信に対応する動作を行う
−即ち、HARQ−ACK送信目的で割り当てられた2N個のシーケンスのうち、(HARQ−ACK状態に対応する)特定の1つのシーケンスを送信
第7のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.8.第8のSR送信方法
以下、説明において、SR(scheduling request)は端末が基地局にUL送信リソース要請(又はUL送信データ)の有無を伝達する物理階層信号を意味し、Positive SRはUL送信リソース要請(又はUL送信データ)があることを意味し、Negative SRはUL送信リソース要請(又はUL送信データ)がないことを意味すると仮定する。
この時、サービスタイプAに対するSRを送信する(short)PUCCHリソースとサービスタイプB(≠サービスタイプA)に対するデータを送信するPUSCHリソースが時間軸で重畳する場合、端末は以下のうち、1つ以上の方式を適用できる。
(1)PUSCHに割り当てられた(時間及び周波数)リソース内のSR情報(例:Positive SRであるか又はNegative SRであるか)をUCIピギーバック形態で送信する。
−ここで、SRに対するUCIピギーバックを行う時、端末はPUSCH内の一部ULデータに対するパンクチャリング(又はレートマッチング)を適用した後、(1ビットの)SRに対する(encoded)UCIビットを(基地局と端末の間の約束されたREマッチングパターンによって)PUSCH内の特定のREに送信することができる。
(2)PUCCHリソースにPUSCH内のシンボルに対してパンクチャリングを行い、シンボル上でSR情報(例:Positive SRであるか又はNegative SRであるか)をPUCCHで送信
−ここで、SR情報を送信するPUCCHリソースは、特定のシーケンスに対するon/off keying形態であることができる。
(3)PUSCH DM−RSシーケンスをスイッチングしてSR情報(例:Positive SRであるか又はNegative SRであるか)を送信する方案
−ここで、SR情報によってシーケンスがスイッチングされるPUSCH DM−RSはSR送信目的で割り当てられたPUCCHリソースと最も隣接するPUSCH DM−RS(又はSR送信目的で割り当てられたPUCCHリソース以後の最も早いPUSCH DM−RS)である。
−またPUSCH DM−RSシーケンスをスイッチングするとは、DM−RSに対するスクランブル又は循環シフト値をスイッチングすることを意味する。
(4)PUSCH送信を省略し(即ち、PUSCH drop)、SR送信のための(short)PUCCHリソースのみを送信
上記構成において、(short)PUCCHリソースは1つ又は2つのOFDMシンボルに対応する送信区間を有する。
また上記構成はSRを送信する(short)PUCCHリソースと(SR以外の)UCI(例:HARQ−ACK又はCSI)を送信するDM−RS基盤の(long)PUCCHリソースの間にも同様に適用できる。言い換えれば、上記構成において、‘PUSCH’は‘DM−RS基盤の(long)PUCCH’に、‘PUSCH DM−RS’は‘PUCCH DM−RS’に置換できる。
またSRを送信する(short)PUCCHとULデータを送信する(long)PUSCHの間の周波数リソースが異なり、端末がFDMされたPUCCHとPUSCHを同時送信できる場合、端末は(short)PUCCHと(long)PUSCHを同時送信することができる。
より具体的な例として、SRが1つのシンボル内のシーケンス選択(Sequence selection)基盤のPUCCHリソース(例:SEQ−PUCCH、複数のシーケンスのうちの1つを選択及び送信してUCIを表現するPUCCHリソース)で送信され、SRに対する送信周期が1つのOFDMシンボルに設定された場合、スロット内の他のPUSCH送信とSR送信が衝突することができる。この場合、SRとPUSCHが同一のサービスタイプに対する送信であれば、端末は既にPUSCHを送信している状態であるので、物理階層(又はPHYレイヤー)で別にSRを送信せず、PUSCHを介してMAC階層(又はMAC layer)又は上位階層情報によりBSR(buffer state report)又はULスケジューリング要請を送信できる。
反面、SRとPUSCHが互いに異なるサービスタイプである場合は、サービスタイプごとに要求される送信信頼性に対する要求値(Requirement)が異なる。よって、SRとPUSCHは各々物理階層信号により送信されることが好ましい。
従って、本発明では、サービスタイプが互いに異なるSRとPUSCHが送信される時、PUSCH内の一部RE又は一部シンボルに対してパンクチャリング(又はレートマッチング)を行った後、該当リソースでSR情報を含むUCI RE又はPUCCHリソースを送信する方法、又はPUSCH DM−RSのシーケンスをSR情報により変更することによりPUSCH DM−RSにSR情報を含ませる方法を提案する。
第8のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.9.第9のSR送信方法
SR送信のための(short)PUCCHリソースと特定のUCI(例:HARQ−ACK又はCSI)送信のための(シーケンス変調基盤の)(long)PUCCHリソースが時間軸で重畳する場合、端末は以下のうちの1つ以上の方式を適用できる。
(1)(シーケンス変調基盤の)(long)PUCCHリソース内の特定のシンボルで送信されるシーケンスをスイッチングしてSR情報(例:Positive SRであるか又はNegative SRであるか)を送信
−ここで、(long)PUCCHリソース内の特定のシンボルはSR送信のための(short)PUCCHリソースの(時間軸)送信リソースに対応するシンボルである。
−また(long)PUCCHリソース内の特定のシンボル内のシーケンスをスイッチングする場合、該当シーケンスに対するスクランブル又は循環シフト値をスイッチングすることである。
(2)(シーケンス変調基盤の)(long)PUCCH送信を省略し(即ち、PUCCH drop)、SR送信のための(short)PUCCHリソースのみを送信
−ここで、(short)PUCCHリソースは1つ又は2つのOFDMシンボルに対応する送信区間を有する。
−またシーケンス変調基盤の(long)PUCCHリソースは複数のシンボル(例:4つ以上)で各シンボルごとにUCIに対する変調されたシンボルとシーケンスが乗じられた形態で送信されるPUCCHリソースを意味する。
−またSRを送信する(short)PUCCHと特定のUCIを送信する(long)PUCCHの間の周波数リソースが異なり、端末がFDMされた(short)PUCCHと(long)PUCCHを同時送信できる場合、端末は(short)PUCCHと(long)PUCCHを同時に送信することができる。
より具体的には、端末は一定数以上の複数のシンボルに対してシンボルごとに特定のシーケンスとUCIに対する変調されたシンボル(例:BPSK(Binary Phase Shift Keying)又はQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)に対する変調シンボル)が乗じられた信号を送信するシーケンス変調基盤の(long)PUCCHを支援することができる。
なお、SRが1つのシンボル内のシーケンス選択基盤のPUCCHリソース(例:SEQ−PUCCH、複数のシーケンスのうちの1つを選択及び送信してUCIを表現するPUCCHリソース)で送信され、SRに対する送信周期が1つのOFDMシンボルに設定された場合、SRを送信するPUCCHリソースは(SR以外の)UCIを送信するシーケンス変調基盤の(long)PUCCH内の特定の送信シンボルで重畳することができる。この時、端末は特定の送信シンボルに対応するシーケンス変調基盤の(long)PUCCHのシーケンスをスイッチングして該当シンボルでSR情報が伝達されたことを表現することができる。
特にシーケンスがLow PAPRを満たす場合、端末がSRと(long)PUCCHを同時送信しないことにより、Low PAPRの特性を維持したまま、予めシーケンス変調基盤の(long)PUCCHリソースに割り当てられた周波数リソース内でSR情報をさらに送信できるという長所がある。
より具体的には、基地局はこの動作のためにシーケンス変調基盤の(long)PUCCHに対して2つ以上の循環シフトオフセット値(例:CS offset0、CS offset1)を設定し、シーケンス変調基盤の(long)PUCCH内の特定のシンボルでSR送信有無を指示することにより、端末が異なるCS offsetを適用するようにする。一例として、基地局がシーケンス変調基盤の(long)PUCCH内の特定のシンボルでSR送信を指示した場合、端末は該当シンボル内のシーケンスに対してCS offset1を適用し、基地局がシーケンス変調基盤の(long)PUCCH内の特定のシンボルでSR送信を指示しない場合は、端末は該当シンボル内のシーケンスに対してCS offset0を適用することができる。
第9のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.10.第10のSR送信方法
2つの(OFDM)シンボルに対して、各シンボルごとにN個のHARQ−ACK状態がN個のシーケンスに1:1対応し、端末はHARQ−ACK状態に対応するシーケンスを選択して送信すると仮定する。この時、1番目のシンボル及び/又は2番目のシンボル内のN個のHARQ−ACK状態とシーケンスの間の1:1対応方式を変更することにより、以下のようにSR情報が表現される。
一例として、1ビットのHARQ−ACKが2つの(OFDM)シンボルに対してシーケンス選択方式で送信される場合、以下の表のように各シンボルごとに2つのHARQ−ACK状態(ACK、NACK)に対する2つのシーケンスが1:1対応する。この時、以下のSeq.1、Seq.2、Seq.3及びSeq.4はいずれも互いに異なるか又は一部同じシーケンスである。
特に、本発明によって端末がSR+1ビットのHARQ−ACK情報を示す場合、端末は1番目及び/又は2番目のシンボルでHARQ−ACK状態とシーケンスの間の1:1対応方式を変更することによりSR情報を表現することができる。以下の表はこれに関する例示を示す。表において、p−SRとn−SRは各々Positive SRとNegative SRを意味する。
他の例として、本発明によって端末が2ビットのHARQ−ACKを2つの(OFDM)シンボルに対してシーケンス選択方式で送信する場合、端末は以下の表のように各シンボルごとに4つのHARQ−ACK状態(ACK/ACK、ACK/NACK、NACK/ACK、NACK/NACK)に対する4つのシーケンスを1:1対応することができる。この時、以下のSeq.1、Seq.2、…、Seq.8は各々互いに異なるか又は一部同じシーケンスがある。
また本発明によって端末がSR+2ビットのHARQ−ACK情報を示す場合、端末は1番目の及び/又は2番目のシンボルでHARQ−ACK状態とシーケンスの間の1:1対応方式を変更することによりSR情報を表現することができる。以下の表はこれに関する例示を示す。表において、p−SRとn−SRは各々Positive SRとNegative SRを意味する。
上記構成をより一般的に説明すると、N個のHARQ−ACK状態を表現するために1番目のシンボルと2番目のシンボルで送信されるN個のシーケンス対が(Seq.X1、Seq.Y1)、(Seq.X2、Seq.Y2)、… 、(Seq.XN、Seq.YN)のように設定された場合、端末はシーケンス集合{Seq.X1、Seq.X2、…、Seq.XN}とシーケンス集合{Seq.Y1、Seq.Y2、…、Seq.YN}の間の可能なN2個のシーケンス対のうちのN個のシーケンス対を用いてHARQ−ACK+Positive SRを表現し、他のN個のシーケンス対を用いてHARQ−ACK+Negative SRを表現することができる。
第10のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.11.第11のSR送信方法
端末がSRと2ビットのHARQ−ACKに対するUCI状態を複数のシーケンスのうちの1つを選択して送信する方式で表現する時、基地局はSRと2ビットのHARQ−ACKに対するUCI状態のうちの一部を1つの状態にバンドリングするか否かについて端末に設定することができる。
ここで、基地局は(RRCシグナリングなどの)上位階層信号及び/又はDCI(downlink control information)によりバンドリングするか否かを設定できる。
またバンドリング指示があったか否かによって端末がSRと2ビットのHARQ−ACKを表現するために仮定するシーケンス数は変化する。
より具体的には、端末がSRと2ビットのHARQ−ACKに対するUCI状態を別のバンドリング過程なしにシーケンス選択方式で表現する場合、端末は以下の表のように全体8つのUCI状態による8つのシーケンスを必要とする。
但し、上記表のように端末が8つのシーケンスを使用する場合、必要なシーケンスリソースが多すぎることができる。よって端末が一部の状態をバンドリングして1つのシーケンスで表現する方式が考えられる。
一例として、2ビットのHARQ−ACKに対する空間バンドリング(Spatial bundling)の観点で、端末は同一のHARQ−ACK情報を有する状態をバンドリングして以下の表のように1つのシーケンスで表現することができる。
この時、端末が常に表24のように動作すると、リソース浪費が多すぎ、端末が常に表25のように動作すると、HARQ−ACK情報に対する解像度(Resolution)が低くなる。よって基地局がPUCCHリソース状態によって上述した2つのモードのうちの1つを準−静的又は動的に設定することができる。
一例として、基地局はRRCシグナリング及び/又はDCIにより端末にSRと2ビットのHARQ−ACKに対するUCI状態のうちの一部を1つの状態にバンドリングするか否かを設定することができる。
第11のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.12.第12のSR送信方法
基地局は上位階層信号により端末に(HARQ−ACK送信のための)PUCCHリソース集合を設定し、DCI及び/又はImplicit mapping方式によって集合内で適用するPUCCHリソースを指示することができる。この時、基地局は(HARQ−ACK送信のための)PUCCHリソース集合はSRが送信される(mini−)スロットとSRが送信されない(mini−)スロットに対して独立して設定できる。
具体的な一例として、SRが送信されるように設定されたスロットでは、HARQ−ACK送信のためのPUCCHリソースとSR送信のためのPUCCHリソースが共存するので、基地局がHARQ−ACK送信のためのPUCCHリソース集合を設定するにおいて制約があり得る。
反面、SRが送信されないスロットでは、HARQ−ACK送信のためのPUCCHリソースの候補群がもっと多いことができ、これにより基地局がより自由にPUCCHリソース集合を設定することができる。
一例として、後者の場合、基地局はPUCCHリソース集合が周波数軸でより広い帯域に分散されるように設定して周波数ダイバーシティ(Frequency diversity)が容易に得られるようにすることができる。従って、好ましくは、基地局はSRが送信される(mini−)スロットとSRが送信されない(mini−)スロットに対して、HARQ−ACK送信のためのPUCCHリソース集合を独立して設定することができる。
第12のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.13.第13のSR送信方法
基地局からSR送信(short)PUCCHリソースとlog2(N)ビット(但し、N=2又は4)のHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースが(一部)重畳する時間軸リソースを有するように信号送信が指示された場合、端末はSRとHARQ−ACKに対するUCI状態を表現するために、複数のシーケンスのうちの1つを選択して送信することができる。この時、基地局は以下のようにSR送信(short)PUCCHとHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースを設定できる。
(1)Opt.1:SR送信(short)PUCCHリソースに4つのシーケンスを割り当て、HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースにN個のシーケンスを割り当てる方案
(1−1)SR送信(short)PUCCHリソース内の4つのシーケンスは各々、(同一の)PRB内の特定の(Low PAPR/CM(Peak−to−Average Power Ratio/Cubic Metric))シーケンスに対して(循環シフトインデックスの観点で)均等な間隔を有する4つの循環シフト値のうちの1つが適用されたシーケンスである。
具体的な例として、PRB内のL個の循環シフトが存在し、SR送信(short)PUCCHリソースに割り当てられた初期循環シフトインデックスがkである時、4つのシーケンスに対応する循環シフト値は循環シフトインデックスの観点でk、(k+L/4) mod L、(k+2L/4) mod L、(k+3L/4) mod Lに対応する循環シフト値で設定されることができる。
(1−2)SR送信(short)PUCCHリソース内の4つのうちの1つのシーケンスは、SRのみの送信である場合、on/off keying方式でSR有無を知らせるリソースとして活用できる。この時、SRのみに対応するシーケンスリソースは、SR送信周期で予約されるリソースであることができる。
具体的な例として、上記シーケンスはSR送信(short)PUCCHリソースに割り当てられた初期循環シフトインデックスに対応することができる。
(1−3)HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内のN個のシーケンスは、HARQ−ACKのみの送信である場合、N個のHARQ−ACK状態に対応することができる。よって、端末は報告するHARQ−ACK状態に対応するシーケンスを選択して送信することができる。
(1−4)基地局からSR送信(short)PUCCHリソースとHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースが(一部)重畳する時間軸リソースを有するように信号送信が指示された場合、各UCI状態に対応するシーケンスは以下のように定義される。この時、端末は該当UCI状態を表現するために対応するシーケンスを送信することができる。
(1−2−1)N=2である場合
−SR送信(short)PUCCHリソース内の2つのシーケンスは各々、{Positive SR、ACK}、{Positive SR、NACK}に対応することができる。
−具体的な例として、SR送信(short)PUCCHリソースに割り当てられた初期循環シフトインデックスがkである時、2つのシーケンスは循環シフトインデックスの観点でk、(k+L/2) mod Lに対応する循環シフト値である。
−また、{Positive SR、NACK}に対応するシーケンスは、SRのみに対応するシーケンスである。
−HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の2つのシーケンスは各々、{Negative SR、ACK}、{Negative SR、NACK}に対応することができる。
(1−2−2)N=4である場合
−SR送信(short)PUCCHリソース内の4つのシーケンスは各々、{Positive SR、A/A}、{Positive SR、A/N}、{Positive SR、N/A}、{Positive SR、N/N}に対応することができる。
−具体的な例として、{Positive SR、N/N}に対応するシーケンスは、SRのみに対応するシーケンスである。
−HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の4つのシーケンスは各々、{Negative SR、A/A}、{Negative SR、A/N}、{Negative SR、N/A}、{Negative SR、N/N}に対応することができる。
(2)Opt.2:SR送信(short)PUCCHリソースに2つのシーケンスを割り当て、HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースにN個のシーケンスを割り当てる方案
(2−1)SR送信(short)PUCCHリソース内の2つのシーケンスは各々、(同一の)PRB内の特定の(Low PAPR/CM)シーケンスに対して(循環シフトインデックスの観点で)均等な間隔を有する2つの循環シフト値のうちの1つが適用されたシーケンスである。
具体的な例として、PRB内のL個の循環シフトが存在し、SR送信(short)PUCCHリソースに割り当てられた初期循環シフトインデックスがkである時、2つのシーケンスに対応する循環シフト値は循環シフトインデックスの観点でk、(k+L/2) mod Lに対応する循環シフト値である。
(2−2)SR送信(short)PUCCHリソース内の2つのうちの1つのシーケンスは、SRのみの送信である場合、on/off keying方式でSR有無を知らせるリソースとして活用され、SRのみに対応するシーケンスリソースはSR送信周期で予約されるリソースであることができる。
具体的な例として、上記シーケンスはSR送信(short)PUCCHリソースに割り当てられた初期循環シフトインデックスに対応することができる。
(2−3)HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内のN個のシーケンスは、HARQ−ACKのみの送信である場合、N個のHARQ−ACK状態に対応し、端末は報告するHARQ−ACK状態に対応するシーケンスを選択して送信することができる。
(2−4)基地局からSR送信(short)PUCCHリソースとHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースが(一部)重畳する時間軸リソースを有するように信号送信が指示された場合、各UCI状態に対応するシーケンスは以下のように定義される。この時、端末は該当UCI状態を表現するために対応するシーケンスを送信することができる。
(2−4−1)N=2である場合
−SR送信(short)PUCCHリソース内の2つのシーケンスは各々、{Positive SR、ACK}、{Positive SR、NACK}に対応することができる。
−具体的な例として、SR送信(short)PUCCHリソースに割り当てられた初期循環シフトインデックスがkである時、2つのシーケンスは循環シフトインデックスの観点k、(k+L/2) mod Lに対応する循環シフト値である。
−また{Positive SR、NACK}に対応するシーケンスは、SRのみに対応するシーケンスである。
−HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の2つのシーケンスは各々、{Negative SR、ACK}、{Negative SR、NACK}に対応することができる。
(2−4−2)N=4である場合
−SR送信(short)PUCCHリソース内の2つのシーケンスは各々、{Positive SR、A/A}、{Positive SR、A/N or N/A or N/N}に対応することができる。
−具体的な例として、上記2つのシーケンスのうちの1つはPositive SRであり、2ビットのHARQ−ACKに対する(Logical AND演算基盤の)ACK/NACKバンドリングの結果がNACKである場合に対応する。また、{Positive SR、A/N or N/A or N/N}に対応するシーケンスは、SRのみに対応するシーケンスである。
−HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の4つのシーケンスは各々、{Negative SR、A/A}、{Negative SR、A/N}、{Negative SR、N/A}、{Negative SR、N/N}に対応することができる。
(3)Opt.3:SR送信(short)PUCCHリソースに1つのシーケンスを割り当て、HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースに(2N−1)個のシーケンスを割り当てる方案
(3−1)SR送信(short)PUCCHリソース内の1つのシーケンスは、SR送信(short)PUCCHリソースに割り当てられた初期循環シフトインデックスに対応する循環シフト値であることができる。
(3−2)SR送信(short)PUCCHリソース内の1つのシーケンスは、SRのみの送信である場合、on/off keying方式でSR有無を知らせるリソースとして活用され、SRのみに対応するシーケンスリソースは、SR送信周期で予約されるリソースである。
(3−3)HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の(2N−1)個のシーケンスのうちのN個のシーケンスは、HARQ−ACKのみの送信である場合、N個のHARQ−ACK状態に対応し、端末は実際報告するHARQ−ACK状態に対応するシーケンスを選択して送信する。
(3−4)基地局からSR送信(short)PUCCHリソースとHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースが(一部)重畳する時間軸リソースを有するように信号送信が指示された場合、各UCI状態に対応するシーケンスは以下のように定義される。この時、端末は該当UCI状態を表現するために対応するシーケンスを送信できる。
(3−4−1)N=2である場合
−SR送信(short)PUCCHリソース内の1つのシーケンスは{Positive SR、NACK}に対応することができる。
−HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の3つのシーケンスは各々、{Positive SR、ACK}、{Negative SR、ACK}、{Negative SR、NACK}に対応することができる。
(3−4−2)N=4である場合
−SR送信(short)PUCCHリソース内の1つのシーケンスは{Positive SR、N/N}に対応することができる。
−HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の7つのシーケンスは各々、{Positive SR、A/A}、{Positive SR、A/N}、{Positive SR、N/A}、{Negative SR、A/A}、{Negative SR、A/N}、{Negative SR、N/A}、{Negative SR、N/N}に対応することができる。
(4)Opt.4:SR送信(short)PUCCHリソースに1つのシーケンスを割り当て、HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースに2N個のシーケンスを割り当てる方案
(4−1)SR送信(short)PUCCHリソース内の1つのシーケンスは、SR送信(short)PUCCHリソースに割り当てられた初期循環シフトインデックスに対応する循環シフト値である。
(4−2)SR送信(short)PUCCHリソース内の1つのシーケンスは、SRのみの送信である場合、on/off keying方式でSR有無を知らせるリソースとして活用され、SRのみに対応するシーケンスリソースは、SR送信周期で予約されるリソースである。
(4−3)HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の2N個のシーケンスのうちのN個のシーケンスは、HARQ−ACKのみの送信である場合、N個のHARQ−ACK状態に対応し、端末は実際報告するHARQ−ACK状態に対応するシーケンスを送信することができる。
(4−4)基地局からSR送信(short)PUCCHリソースとHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースが(一部)重畳する時間軸リソースを有するように信号送信が指示された場合、各UCI状態に対応するシーケンスは以下のように定義される。この時、端末は該当UCI状態を表現するために対応するシーケンスを送信できる。
(4−4−1)N=2である場合
−HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の特定の2つのシーケンスは{Positive SR、ACK}、{Positive SR、NACK}に対応することができる。
−HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の2つのシーケンスを除いた残りの2つのシーケンスは各々、{Negative SR、ACK}、{Negative SR、NACK}に対応することができる。この時、2つのシーケンスはHARQ−ACKのみのための2つのシーケンスである。
(4−4−2)N=4である場合
−HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の特定の4つのシーケンスは、{Positive SR、A/A}、{Positive SR、A/N}、{Positive SR、N/A}、{Positive SR、N/N}に対応することができる。
−HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の4つのシーケンスを除いた残りの4つのシーケンスは各々、{Negative SR、A/A}、{Negative SR、A/N}、{Negative SR、N/A}、{Negative SR、N/N}に対応することができる。この時、4つのシーケンスはHARQ−ACKのみのための2つのシーケンスである。
上述した説明において、A/A、A/N、N/A、N/Nは各々、ACK/ACK、ACK/NACK、NACK/ACK、NACK/NACKを示す。
上述した構成において、(short)PUCCHリソース又はSRとHARQ−ACKに対するUCI状態に対応するシーケンスは、1つ又は2つのOFDMシンボルにわたって送信される。2つのシンボルの間の実際送信されるシーケンスは、特定の基本シーケンスのホッピング(base sequence hopping)又は循環シフトホッピングによって変化してもUCI情報は繰り返して送信されることができる。
またSR送信(short)PUCCHリソース内にN個のシーケンスが割り当てられ、該シーケンスが場合によってSRのみ又はPositive SR+特定のHARQ−ACK状態が指示される場合、UCI状態とN個のシーケンスの間の対応関係はスロット及び/又はシンボル単位で(特定の規則によって)変更可能である。
またHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースが4つを超えるシーケンスリソースを含む場合、シーケンスリソースが存在するPRBリソースは2つ以上構成可能である。特に、2N個のシーケンスリソースがある場合は、2つのPRBの各PRB当たりN個のシーケンスリソースを含み、各PRB内のN個のシーケンスは各々、特定の(Low PAPR/CM)シーケンスに(循環シフトインデックスの観点で)均等な間隔を有するN個の循環シフト値のうちの1つが適用されたシーケンスであることができる。
また上記循環シフト値はLow PAPRシーケンスの特定の循環シフト値が適用された形態を意味する。
より具体的には、基地局からSR送信(short)PUCCHリソースと1つ又は2つビットのHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースが(一部)重畳する時間軸リソースを有するように信号送信が指示された場合、単一の搬送波特性の(Single carrier property)(又はLow PAPR/CM特性)を満たすために、端末はSRとHARQ−ACKに対する(joint)UCI状態を複数のシーケンスのうちの1つを選択して送信することができる。
好ましくは、SR送信(short)PUCCHリソースは少なくともSRのみの送信のためのシーケンスリソースを含むことができる。またHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースは、SR要請がない場合にも有効する必要があるので、HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースは、少なくともNegative SR+特定のHARQ−ACK状態に対するシーケンスリソースを含むことができる。
この時、SRとHARQ−ACKに対する(joint)UCI状態のうち、Positive SR+特定のHARQ−ACK状態を表現するシーケンスリソースは、SR送信(short)PUCCHリソースとHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースのうちのいずれかのPUCCHリソース内に含まれるように設定するかに関する問題がある。これを解決するための2つの方法として、1番目の方法であるSR送信(short)PUCCHリソースに含ませる方案(Opt.1、Opt.2)、2番目の方法であるHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースに含ませる方案(Opt.3、Opt.4)が考えられる。
上述した第13のSR送信方法をより一般的に整理すると、以下の通りである。
基地局からSR送信(short)PUCCHリソースとlog2(N)ビット(但し、N=2or4)HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースが(一部)重畳する時間軸リソースを有するように信号送信が指示されると、端末はSRとHARQ−ACKの(joint)UCI状態を送信することができる。この時、SR送信(short)PUCCHとHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースは各々以下のようにSRとHARQ−ACKに対する(joint)UCI状態送信を支援する。
<1>Opt.A
<1−1>SR送信(short)PUCCHリソースでSRのみ、HARQ−ACK(with Positive SR)に対応するUCI状態に対する送信を支援
<1−1−1>SRのみは上位階層に設定された(単一)PUCCHリソース又は(単一)シーケンスに対するon/off keying方式で表現される。
<1−1−2>SRのみとAll NACK(with Positive SR)は同じUCI状態と見なされる。
<1−1−3> HARQ−ACK(with Positive SR)に対してACK/NACKバンドリング(例:logical AND演算)が適用される。
<1−1−4>SR送信(short)PUCCHリソースがシーケンス選択(Sequence selection)方式である場合、以下のようにUCI状態が表現される。この時、端末は該当UCI状態を表現するために対応するシーケンスを送信する。
<1−1−4−1>Opt.A−1:SR送信(short)PUCCHリソースを4つのシーケンスで構成
<1−1−4−1−1>N=2である場合
−SR送信(short)PUCCHリソース内の2つのシーケンスは各々{Positive SR、ACK}、{Positive SR、NACK}に対応する。
−一例として、SR送信(short)PUCCHリソースに割り当てられた初期循環シフトインデックス(Initial cyclic shift index)がkである時、2つのシーケンスは循環シフトインデックスの観点で(同一の)PRB内のk、(k+L/2) mod Lに対応する循環シフト値である(但し、LはPRB内の最大の循環シフト数)。
−また{Positive SR、NACK}に対応するシーケンスはSRのみに対応するシーケンスである。
<1−1−4−1−2>N=4である場合
−SR送信(short)PUCCHリソース内の4つのシーケンスは各々{Positive SR、A/A}、{Positive SR、A/N}、{Positive SR、N/A}、{Positive SR、N/N}に対応する。
−一例として、{Positive SR、N/N}に対応するシーケンスはSRのみに対応するシーケンスである。
<1−1−4−2>Opt.A−2:SR送信(short)PUCCHリソースを2つのシーケンスで構成
<1−1−4−2−1>N=2である場合
−SR送信(short)PUCCHリソース内の2つのシーケンスは各々{Positive SR、ACK}、{Positive SR、NACK}に対応する。
−一例として、SR送信(short)PUCCHリソースに割り当てられた初期循環シフトインデックス(Initial cyclic shift index)がkである時、2つのシーケンスは循環シフトインデックスの観点で(同一の)PRB内のk、(k+L/2) mod Lに対応する循環シフト値である(但し、LはPRB内の最大の循環シフト数)。
−また{Positive SR、NACK}に対応するシーケンスはSRのみに対応するシーケンスである。
−HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の2つのシーケンスは各々{Negative SR、ACK}、{Negative SR、NACK}に対応する。
<1−1−4−2−2>N=4である場合
−SR送信(short)PUCCHリソース内の2つのシーケンスは各々{Positive SR、A/A}、{Positive SR、A/N or N/A or N/N}に対応する。
−一例として、上記のうちの1つのシーケンスはPositive SRであり、2ビットのHARQ−ACKに対する(Logical AND演算基盤の)ACK/NACKバンドリング結果がNACKである場合に対応する。
−一例として、{Positive SR、A/N or N/A or N/N}に対応するシーケンスはSRのみに対応するシーケンスである。
−HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソース内の4つのシーケンスは各々{Negative SR、A/A}、{Negative SR、A/N}、{Negative SR、N/A}、{Negative SR、N/N}に対応する。
<1−2>HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースごとにHARQ−ACKのみ、HARQ−ACK(with Negative SR)に対応するUCI状態に対する送信を支援
−ここで、(同一のACK/NACK情報に対する)HARQ−ACKのみとHARQ−ACK(with Negative SR)の各UCI状態は、同じUCI状態であると見なすことができる。
<2>Opt.B
<2−1>SR送信(short)PUCCHリソースでSRのみに対応するUCI状態に対する送信を支援
−ここで、SRのみは上位階層に設定された(単一)PUCCHリソース又は(単一)シーケンスに対するon/off keying方式で表現される。
<2−2>HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースごとにHARQ−ACKのみ、HARQ−ACK(with Positive SR)、HARQ−ACK(with Negative SR)に対応するUCI状態に対する送信を支援
−ここで、(同一のACK/NACK情報に対する)HARQ−ACKのみとHARQ−ACK(with Negative SR)の各UCI状態は、同じUCI状態であると見なすことができる。
<3>Opt.C
<3−1>SR送信(short)PUCCHリソースでSRのみに対応するUCI状態に対する送信を支援
−ここで、SRのみは上位階層に設定された(単一)PUCCHリソース又は(単一)シーケンスに対するon/off keying方式で表現される。
<3−2>HARQ−ACK 送信(short)PUCCHリソースごとにHARQ−ACKのみ、HARQ−ACK(with Negative SR)に対応するUCI状態に対する送信を支援
−ここで、(同一のACK/NACK情報に対する)HARQ−ACKのみとHARQ−ACK(with Negative SR)の各UCI状態は、同じUCI状態であると見なすことができる。
<3−3>(SR/HARQ−ACK PUCCHリソースとは)別に設定される(特定の)(short)PUCCHリソースでHARQ−ACK(with Positive SR)に対応するUCI状態に対する送信を支援
−ここで、(特定の)(short)PUCCHリソースは以下のうちの1つの方法により設定される。
−Opt.C−1:端末ごとに単一のリソースを設定
−Opt.C−2:端末に設定された(HARQ−ACK送信用)PUCCHリソース集合ごとに設定
−Opt.C−3:端末に設定されたPUCCHフォーマットごとに設定
−Opt.C−4:端末に設定された(HARQ−ACK送信用)PUCCHリソースごとに設定
上記構成において、All NACK(with Positive SR)に対応する送信リソースは、SRのみの送信リソースと同一であるか、又は独立して設定される。
またHARQ−ACK送信PUCCHリソースは、HARQ−ACK(2ビットまで)に対するLong PUCCH(例:4つ以上のシンボル長さを有するPUCCH)リソースであることができる。
上述した第13のSR送信方法において、HARQ−ACK送信PUCCHリソース(又はリソース集合)とSR送信(short)PUCCHリソースは、上位階層信号及び/又はDCIにより設定され、互いに独立して設定される。
第13のSR送信方法に対する追加動作として、以下の事項が考えられる。この時、端末に(1つ以上の)HARQ−ACK送信PUCCHリソース集合が(上位階層信号により)設定され、各HARQ−ACK送信PUCCHリソース内の(1つ以上の)PUCCHリソースが含まれ、各HARQ−ACK送信PUCCHリソース内のPUCCH送信形態(PUCCHフォーマット)が互いに相異する場合を仮定する。
1)イッシュ1:上記場合においてPositive SR+HARQ−ACK送信リソースの設定方案
−Opt.1−0:端末ごとに1つずつ設定
−Opt.1−1:HARQ−ACK送信PUCCHリソース集合ごとに1つずつ設定
−Opt.1−2:PUCCHフォーマットごとに1つずつ設定
−Opt.1−3:HARQ−ACK送信PUCCHリソースごとに1つずつ設定
−Opt.1−4:SR送信PUCCHリソース(又はSRプロセス又はSR手順)ごとに1つずつ設定
2)イッシュ2:上記場合においてPositive SR+HARQ−ACK送信リソースとSRのみの送信リソースとの間の関係
2−1)Opt.2−1:Positive SR+HARQ−ACK送信リソースのうち、ACK/NACK状態が‘All NACK’に対応するリソースをSRのみの送信リソースとして活用(共有)
−上記Opt.1−0と結合可能である。
−上記Opt.1−1と結合可能であり、どのHARQ−ACK送信PUCCHリソース集合に設定されたPositive SR+All NACK送信リソースがSRのみとして活用されるかに関する追加情報が必要である。
−上記Opt.1−2と結合可能であり、どのPUCCHフォーマットに設定されたPositive SR+All NACK送信リソースがSRのみとして活用されるかに関する追加情報が必要である。
−上記Opt.1−3と結合可能であり、どのHARQ−ACK送信PUCCHリソースに設定されたPositive SR+All NACK送信リソースがSRのみとして活用されるかに関する追加情報が必要である。
−上記Opt.1−4と結合可能である。
2−2)Opt.2−2:Positive SR+HARQ−ACK送信リソースとは別の独立して設定されたリソースをSRのみの送信リソースとして活用
第13のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.14.第14のSR送信方法
端末がHARQ−ACK(with or without SR)に対するN個(例:N=2つ又は4つ)のUCI状態(例:S0、S1、…、SN−1)をPRB内のN個の循環シフトインデックスのうちの1つを選択して送信することにより表現する時、基地局はHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースとして初期循環シフトインデックス(即ち、∈{0、1、…、L−1})を設定することができる。この場合、端末は以下のうちの1つの方法で循環シフトからUCI状態マッピング(Cyclic Shift to UCI state mapping)を行うことができる。
(1)Opt.1:k=0、1、…、N−1に対して、UCI状態Skを循環シフトインデックス(q+k*L/N) mod Lに対応させる方案
(2)Opt.2:k=0、1、…、N−1に対して、各々循環シフトインデックス(q+k*L/N) mod Lを求め、N個の循環シフトインデックス値を昇順(又は降順)に整列した結果がCS0、CS1、…、CSN−1である時、k=0、1、…、N−1に対してUCI状態SkをCSkに対応させる方案
ここで、L(例:12)はPRB内の全体循環シフト数を意味する。
より具体的には、N個のUCI状態がPRB内のN個の循環シフトインデックスで表現され、基地局が端末に初期循環シフトインデックスを指示した場合、端末が表示するUCI状態はこの初期循環シフトインデックスから(線形的に)増加する循環シフトインデックスに順に対応することができる。
この時、初期循環シフトインデックスに増加分を加えた値がPRB内の全体循環シフトの個数Lを超える場合、UCI状態はさらにLに対するモジューロ演算が適用された値に対応することができる。
又は、初期循環シフトインデックスに増加分を加えた値がPRB内の全体循環シフトの個数Lを超える場合、UCI状態は初期循環シフトインデックスから(線形的に)増加する循環シフトインデックスを求めた後、循環シフトインデックス値を再び昇順又は降順に再整列した値に順に対応することができる。
第14のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.15.第15のSR送信方法
基地局から端末がSR送信(short)PUCCHリソースとlog2(N)ビット(例:N>4)HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースが(一部)重畳する時間軸リソースを有するように信号送信が指示された場合、端末はSR関連情報をXビット(但し、X≧1)と表現し、XビットをUCIペイロードに追加してHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースで送信することができる。
この時、SR関連情報は以下のうちの1つ以上の情報を含む。
(1)Positive SRであるか又はNegative SRであるか
(2)(対応する)SRプロセスインデックス(即ち、どのSRプロセスに対応するSRであるかに関する情報)
この時、端末はSR関連情報を以下のうちの1つにより送信することができる。
1)1ビットのSRのみを送り、最高優先順位のSR(プロセス)に対するpositive SRであるか又はNegative SRであるかを指示
2)XビットのSRを送り、(a)SR(プロセス)ごとにpositive SRであるか/Negative SRであるかをビットマップで送信するか、又は(b)Positive SRを有するSR(プロセス)のうち、最も高い優先順位を有するSR(プロセス)に対するPositive SR情報のみを送信することができる(この時、(b)において、SR(プロセス)を除いた他のSR(プロセス)についてはNegative SRと見なされることができる)。
−より具体的には、SRプロセス#1、SRプロセス#2、SRプロセス#3が#1>#2>#3の優先順位を有し、SRプロセス#1はNegative SR、SRプロセス#2はPositive SR、SRプロセス#3はPositive SRである場合、(a)によれば、端末は3ビットのSRで‘011’を送信し、(b)によれば、端末は3ビットのSRで‘010’を送信する。
上記構成において、SR関連情報であるXビットをUCIペイロードサイズに追加する場合、HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースに設定された最大の符号化率(max coding rate)を超えることができる。この時、端末は以下のうちの1つの動作を行うことができる。以下の説明において、A/NはHARQ−ACKを意味する。
<1>Opt 1:SR1−bit+A/N bits
ここで、1−bit SRは複数個(例:X個)のSRプロセスのうち、優先順位が最も高いSRプロセスに関するSR情報(例:Positive SR又はNegative SR)である。
<2>Opt 2:SR X−bit+bundled A/N bits
ここで、バンドリング方式は空間ドメインA/Nバンドリングである。
<3>Opt 3:SR 1−bit+bundled A/N bits
ここで、端末はOpt 3による動作を直ちに行うか、又は上述したOpt 1/2を適用したにもかかわらず最大符号化率が超えた場合に、これに対する2番目の段階としてOpt 3の動作を行うことができる。
<4>Opt.4:全てのSR送信を省略し、A/Nのみを送信
<5>Opt.5:SR1−bit(又はX bits)+(partial)A/N bits(即ち、一部のA/Nビットを省略)
ここで、SR関連情報であるXビットは、HARQ−ACK送信に対する(short)PUCCHリソース集合の選択過程に連関することができる。
具体的な例として、(HARQ−ACKの送信時)端末はUCIペイロードサイズに基づいて(複数の)PUCCHリソース集合のうちの1つを選択し、その後、基地局はDCIを用いて選択されたPUCCHリソース集合内の実際に送信する特定のPUCCHリソースを指示する。この時、端末がSR関連情報をHARQ−ACKと共に送信する場合、端末はPUCCHリソース集合を以下のうちの1つの方式で選択する。
1>Opt.1:HARQ−ACKとSR関連情報に対する(total)UCIペイロードサイズに基づいて選択
−ここで、(HARQ−ACKとSR以外の)他のUCIタイプが(HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースで)共に送信される場合、UCIタイプに対するUCIペイロードサイズが(total)UCIペイロードサイズに反映される。
2>Opt.2:HARQ−ACKに対するUCIペイロードサイズに基づいて選択
3>上記例示において、基地局は(上位階層信号により)端末にUCIペイロードサイズ範囲ごとにPUCCHリソース集合を設定することができる。
上述した第15のSR送信方法の全ての動作は端末がCSIとSRを同時送信する場合にも拡張して適用できる。
より具体的には、SR送信(short)PUCCHリソースと(2ビットを超えるHARQ−ACKに対する)HARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースが時間軸で衝突した場合、端末はSRに対するXビットの情報をHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースで送信することができる。この時、端末はXビットの情報をHARQ−ACKペイロードサイズに加えた後、加えられたUCIペイロードに対する符号化ビットをHARQ−ACK送信(short)PUCCHリソースで送信することができる。
この場合、SR関連XビットはSR要請の有無だけではなく、該当SRがどのSRプロセス(又はサービス)に対するSRであるかに関する情報も含む。
第15のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.16.第16のSR送信方法
以下、本発明において、端末がDL assignmentによりスケジューリングされたPDSCHに対するHARQ−ACK又はCSIのようなUCI(Uplink control information)を送信するPUCCHは、該当UCIのペイロードサイズと送信持続時間(PUCCH送信シンボル数)によって以下のようにPUCCHのフォーマットが区分されると仮定する。
(1)PUCCHフォーマット0
−支援可能なUCIペイロードサイズ:最大Kビット(まで)(例:K=2)
−単一PUCCHを構成するOFDMシンボル数:1〜Xシンボル(例:X=2)
−送信構造:DM−RS無しにUCI信号のみで構成され、端末が複数の特定シーケンスのうちの1つを選択/送信することにより特定UCI状態を送信する構造である。
(2)PUCCHフォーマット1
−支援可能なUCIペイロードサイズ:最大Kビット
−単一PUCCHを構成するOFDMシンボル数:Y〜Zシンボル(例:Y=4、Z=14)
−送信構造:DM−RSとUCIが互いに異なるシンボルにTDM形態で構成/マッピングされ、UCIは特定シーケンスに変調(例:QPSK)シンボルを乗ずる形態である。UCIとDM−RSの全てにCS/OCCが適用され、(同一のRB内で)複数のUEの間の多重化が支援可能である。
(3)PUCCHフォーマット2
−支援可能なUCIペイロードサイズ:Kビット以上(それ以上)
−単一PUCCHを構成するOFDMシンボル数:1〜Xシンボル
−送信構造:DM−RSとUCIが同じシンボル内でFDM形態で構成/マッピングされ、端末が符号化UCIビットにDFT(Discrete Fourier Transform)無しにIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)のみを適用して送信する構造である
(4)PUCCHフォーマット3
−支援可能なUCIペイロードサイズ:Kビット以上
−単一PUCCHを構成するOFDMシンボル数:Y〜Zシンボル
−送信構造:DM−RSとUCIが互いに異なるシンボルにTDM形態で構成/マッピングされ、端末が符号化UCIビットにDFTを適用して送信する形態である。UCIにはDFT前端でOCCが適用され、DM−RSにはCS(又はIFDMマッピング)が適用されて、複数のUEの間の多重化が支援可能である。
(5)PUCCHフォーマット4
−支援可能なUCIペイロードサイズ:Kビット以上
−単一PUCCHを構成するOFDMシンボル数:Y〜Zシンボル
−送信構造:DMRSとUCIが互いに異なるシンボルにTDM形態で構成/マッピングされ、端末が符号化UCIビットにDFTを適用してUEの間の多重化なしに送信される構造である。
以下の説明において、SRは端末が基地局にULスケジューリングを要請する物理階層信号を意味する。特にPositive SRは端末のULスケジューリング要請がある場合を、Negative SRは端末のULスケジューリング要請がない場合を意味する。
端末にSR(のみ)の送信のためのPUCCHリソース(以下、SR PUCCH)とHARQ−ACK(のみ)の送信のためのPUCCHリソース(以下、A/N PUCCH)に対して設定されたPUCCHフォーマットの組み合わせによって、端末は以下のようにSRとHARQ−ACKの同時送信を支援することができる。
<1>A/N PUCCH=PUCCHフォーマット0
<1−1>SR PUCCH=PUCCHフォーマット0
−SRのみ又はPositive SR+HARQ−ACKはSR PUCCHで送信。この時、SR PUCCHはSRプロセスごとに設定される。
−HARQ−ACKのみ又はNegative SR+HARQ−ACKはA/N PUCCHで送信
<1−2>SR PUCCH=PUCCHフォーマット1
−SRのみはSR PUCCHで送信
−Positive SR+HARQ−ACKは以下のうちの1つの方法で送信
−Opt.1:SR送信を省略し、HARQ−ACKのみをA/N PUCCHで送信
−Opt.2:SR PUCCHで送信
−Opt.3:端末が(SR PUCCH及び/又はA/N PUCCHとは)別のPUCCHフォーマット0リソースを設定し、該当リソースで送信。ここで、別のリソースはSRプロセスごとに設定される。
<1−3>HARQ−ACKのみ又はNegative SR+HARQ−ACKはA/N PUCCHで送信
<2>A/N PUCCH=PUCCHフォーマット1
<2−1>SR PUCCH=PUCCHフォーマット0
−SRのみはSR PUCCHで送信
−Positive SR+HARQ−ACKは以下のうちの1つの方法で送信
−Opt.1:SR送信を省略し、HARQ−ACKのみをA/N PUCCHで送信
−Opt.2:SR PUCCHで送信
−Opt.3:(SR PUCCH及び/又はA/N PUCCHとは)別のPUCCHフォーマット1リソースを設定し、該当リソースで送信。ここで、別のリソースはSRプロセスごとに設定される。
−HARQ−ACKのみ又はNegative SR+HARQ−ACKはA/N PUCCHで送信
<2−2>SR PUCCH=PUCCHフォーマット1
−SRのみ又はPositive SR+HARQ−ACKはSR PUCCHで送信。ここで、SR PUCCHはSRプロセスごとに設定される。
−HARQ−ACKのみ又はNegative SR+HARQ−ACKはA/N PUCCHで送信
<3>A/N PUCCH=PUCCHフォーマット2、3或いは4
<3−1>SR PUCCH=PUCCHフォーマット0
−SRのみはSR PUCCHで送信
−Positive SR+HARQ−ACKはUCIペイロードに追加してA/N PUCCHで送信
−HARQ−ACKのみ又はNegative SR+HARQ−ACKはA/N PUCCHで送信
<3−2>SR PUCCH=PUCCHフォーマット1
−SRのみはSR PUCCHで送信
−Positive SR+HARQ−ACKはUCIペイロードに追加してA/N PUCCHで送信
−HARQ−ACKのみ又はNegative SR+HARQ−ACKはA/N PUCCHで送信。ここで、SR PUCCHはSRプロセスごとに設定される。
上記構成において、SRに対応するサービス種類によってオプションのうちの1つが選択的に適用される。
より具体的には、PUCCHリソースに対する送信形態又はPUCCHフォーマットが本発明で仮定したようにフォーマット0(シーケンス選択)、フォーマット1(シーケンス変調)、フォーマット2/3/4(エンコーディング/変調)などに様々である時、SR送信のためのPUCCHリソース(以下、SR PUCCH)のPUCCHフォーマットとHARQ−ACK送信のためのPUCCHリソース(以下、A/N PUCCH)のPUCCHフォーマットが、どのような組み合わせになるかによってSRとHARQ−ACKの同時送信に対する効率的な方法が変更される。
一例として、SR PUCCHとA/N PUCCHの間のPUCCHフォーマットが同一である場合、端末がPositive SR+HARQ−ACKをSR PUCCHで送信することが効率的である(例:リソース選択)。反面、SR PUCCHとA/N PUCCHの間のPUCCHフォーマットが互いに異なり、A/N PUCCHがPUCCHフォーマット2/3/4のうちの1つである場合は、PUCCHフォーマットが多いUCIペイロードを含むことができるので、端末がPositive SR+HARQ−ACKをA/N PUCCHで送信することがより効率的である。
又は、SR PUCCHとA/N PUCCHの間のPUCCHフォーマットが(支援される)最大のUCIペイロードサイズの観点で同一であり、送信される(PUCCHリソースの時間軸)長さの観点で互いに異なる場合、SR PUCCHがA/N PUCCHより送信長さが長いと、端末はPositive SR+HARQ−ACKをSR PUCCHで送信し、そうではないと、端末は(SRプロセスごとに)A/N PUCCHリソースのPUCCHフォーマットと同一のPUCCHフォーマットを有する(SR PUCCH及び/又はA/N PUCCHとは)別のPUCCHリソースを(さらに)設定して上記リソースでPositive SR+HARQ−ACKを送信することがULカバレッジなどの観点で好ましい。
さらに、SR PUCCHリソースがShort PUCCHであり、A/N PUCCHリソースがLong PUCCHである時、端末は以下のようにSRとHARQ−ACKの同時送信を支援することができる。
[1]SRのみはSR PUCCHで送信
−ここで、SR PUCCHはSRプロセスごとに設定される。
[2]Positive SR+HARQ−ACKは以下のうちの1つの方法で送信
−Opt.1:SRに対応するサービス種類によってSR PUCCHで送信するか又は(SRプロセスごとに)(SR PUCCH及び/又はA/N PUCCHとは)別に設定されたLong PUCCHで送信する方案。一例として、端末は低い遅延度(Low Latency)が求められる高いSR(例:URLLC SR)をSR PUCCH、低い遅延度に対する要求が高くないSR(例:eMBB SR)をLong PUCCHで送信することができる。
−Opt.2:SRに対応するサービス種類によってSR PUCCHで送信するか又はA/N PUCCHで送信する方案。一例として、端末は低い遅延度に対する要求が高いSR(例:URLLC SR)をSR PUCCH、低い遅延度に対する要求が高くないSR(例:eMBB SR)をA/N PUCCHで送信することができる。
[3]HARQ−ACKのみ又はNegative SR+HARQ−ACKはA/N PUCCHで送信
上記の構成は、端末がCSIとSRを同時送信する場合にも拡張して適用できる。
さらに、SR(のみ)送信のためのPUCCHリソース(以下、SR PUCCH)とHARQ−ACK(のみ)送信のためのPUCCHリソース(以下、A/N PUCCH)に対して設定されたPUCCHフォーマットの組み合わせによって、端末は以下のようにSRとHARQ−ACKの同時送信を支援できる。
(A)SR PUCCH=PUCCHフォーマット0
(A−1)A/N PUCCH=PUCCHフォーマット0
−Opt.1:A/N PUCCHリソースから暗示されるPUCCHリソースでPositive SR+HARQ−ACK情報を送信。ここで、(Positive SR+HARQ−ACKを送信する)PUCCHリソースはA/N PUCCHリソースにCS(cyclic shift)オフセット(又はPRBオフセット)を適用して導き出されたPUCCHフォーマット0リソースであることができる。よって、端末は(A/N PUCCHリソースではない)該当リソースを選択して送信することによりPositive SRを表現し、さらに該当リソースでシーケンス選択方式によってHARQ−ACKを送信することができる。
(A−2)A/N PUCCH=PUCCHフォーマット1
−Opt.1:A/N PUCCHリソースから暗示されるPUCCHリソースでPositive SR+HARQ−ACK情報を送信。ここで、(Positive SR+HARQ−ACKを送信する)PUCCHリソースは、A/N PUCCHリソースにCSオフセット(又はOCC(orthogonal cover code)オフセット又はPRBオフセット)を適用して導き出されたPUCCHフォーマット1リソースであることができる。よって端末は(A/N PUCCHリソースではない)該当リソースを選択して送信することによりPositive SRを表現し、さらに該当リソースでシーケンス変調方式によってHARQ−ACKを送信することができる。
−Opt.2:SR PUCCHリソース(又はSR PUCCHリソースから暗示されるPUCCHリソース)でPositive SR+HARQ−ACK情報を送信。ここで、(Positive SR+HARQ−ACKを送信する)PUCCHリソースはSR PUCCHリソースで設定された(又はSR PUCCHリソースにCSオフセット(又はPRBオフセット)を適用して導き出された)PUCCHフォーマット0リソースであることができる。よって、端末は(A/N PUCCHリソースではない)該当リソースを選択して送信することによりPositive SRを表現し、さらに該当リソースでシーケンス選択方式によってHARQ−ACKを送信できる。
−Opt.3:SR送信を省略し、HARQ−ACK情報をA/N PUCCHリソースで送信
−Opt.4:HARQ−ACK送信を省略し、SR情報をSR PUCCHリソースで送信
−Opt.5:HARQ−ACK情報はA/N PUCCHリソースで送信し、SR情報はA/N PUCCH内のDM−RSシンボルの間のCSオフセット(又は位相差)情報を活用して送信。ここで、A/N PUCCH内のDM−RSシンボルの間の位相差は差等エンコーディング(Differential encoding)方式によってSR情報に対する変調(例:DPSK(Differential Phase Shift Keying))シンボルを乗ずる形態である。
(A−3)A/N PUCCH=PUCCHフォーマット2、3或いは4
−Opt.1:SR情報をexplicit bitで表現してUCIペイロードに含ませた後、A/N PUCCHリソースでPositive SR+HARQ−ACK情報を送信。ここで、基地局が端末に複数のSRプロセス(又は設定)を設定した場合、SR情報はSRの存在有無及びあるSRプロセス(又は設定)に対するSRが存在するか否かに関する情報を含む。
(B)SR PUCCH=PUCCHフォーマット1
(B−1)A/N PUCCH=PUCCHフォーマット0
−Opt.1:A/N PUCCHリソースから暗示されるPUCCHリソースでPositive SR+HARQ−ACK情報を送信。ここで、(Positive SR+HARQ−ACKを送信する)PUCCHリソースは、A/N PUCCHリソースにCSオフセット(又はPRBオフセット)を適用して導き出されたPUCCHフォーマット0リソースであることができる。よって、端末は(A/N PUCCHリソースではない)該当リソースを選択して送信することによりPositive SRを表現し、さらに該当リソースでシーケンス選択方式によってHARQ−ACKを送信することができる。
−Opt.2:SR PUCCHリソース(又はSR PUCCHリソースから暗示されるPUCCHリソース)でPositive SR+HARQ−ACK情報を送信。ここで、(Positive SR+HARQ−ACKを送信する)PUCCHリソースはSR PUCCHリソースで設定された(又はSR PUCCHリソースにCSオフセット(又はOCCオフセット又はPRBオフセット)を適用して導き出された)PUCCHフォーマット1リソースである。よって、端末は(A/N PUCCHリソースではない)該当リソースを選択して送信することによりPositive SRを表現し、さらに該当リソースでシーケンス変調方式によってHARQ−ACKを送信することができる。
−Opt.3:SR送信を省略し、HARQ−ACK情報をA/N PUCCHリソースで送信
−Opt.4:HARQ−ACK送信を省略し、SR情報をSR PUCCHリソースで送信
(B−2)A/N PUCCH=PUCCHフォーマット1
−Opt.1:SR PUCCHリソース(又はSR PUCCHリソースから暗示されるPUCCHリソース)でPositive SR+HARQ−ACK情報を送信。ここで、(Positive SR+HARQ−ACKを送信する)PUCCHリソースは、SR PUCCHリソースに設定された(又はSR PUCCHリソースにCSオフセット(又はPRBオフセット)を適用して導き出された)PUCCHフォーマット0リソースである。よって、端末は(A/N PUCCHリソースではない)該当リソースを選択して送信することによりPositive SRを表現し、さらに該当リソースにシーケンス選択方式によってHARQ−ACKを送信することができる。
(B−3)A/N PUCCH=PUCCHフォーマット2、3或いは4
−Opt.1:SR情報をexplicit bitで表現してUCIペイロードに含ませた後、A/N PUCCHリソースでPositive SR+HARQ−ACK情報を送信。ここで、基地局が端末に複数のSRプロセス(又は設定)を設定した場合、SR情報はSRの存在有無及びあるSRプロセス(又は設定)に対するSRが存在するか否かに関する情報を含む。
上記構成において、端末はSRのみをSR PUCCHで送信し、HARQ−ACKのみ又はNegative SR+HARQ−ACKをA/N PUCCHで送信することができる。
また本発明において、シーケンス選択方式は、端末が複数の特定シーケンスのうちの1つを選択及び送信することによりUCI状態を表現する方式を意味する。
また本発明において、シーケンス変調方式は、端末が特定のシーケンスに変調(例:QPSK)シンボルを乗ずる形態でUCI状態を表現する方式を意味する。
また本発明において、SRプロセス(又は設定)は(特定のサービスに対する)SR(scheduling Request)送信のための時間/周波数/コード領域(time/frequency/code domain)におけるリソース設定を意味し、複数のSRプロセス(又は設定)は各々互いに異なるサービスに関するSR情報を意味する。
また本発明において、特定のPUCCHリソースにCSオフセット/OCCオフセット/PRBオフセットを適用して他のPUCCHリソースを導き出すことは、特定のPUCCHリソースに対して残りは同一であり、CSインデックス/OCCインデックス/PRBインデックスのみが一定オフセットほど差があるPUCCHリソースを導き出すことを意味する。
さらに、基地局が端末に複数のPUCCHリソースセットを(端末特定の)(上位階層信号により)設定し、端末がUCIペイロードサイズによって複数のPUCCHリソースセットのうちの(UCI送信に活用する)1つのPUCCHリソースセットを選択する場合、PUCCHリソースセットを選択するUCIペイロードでSR情報が除外されることができる。一例として、端末はHARQ−ACKとCSIに対するtotal UCIペイロードサイズに基づいてPUCCHリソースセットを選択することができる。
この時、端末はさらに受信したDCI内の特定の指示子(例:ACK/NACKリソース指示フィールド)(及びDCIから暗示される情報(例:CCE(Control Channel Element)インデックス、PDCCH候補インデックスなど))に基づいて、上記選択されたPUCCHリソースセット内の特定のPUCCHリソースを選択する。一例として、A/N PUCCHリソースがPUCCHフォーマット0(又はフォーマット1)であり、Positive SR+HARQ−ACK(2ビットまで)送信がA/N PUCCHリソースから暗示される(同一のPUCCHフォーマットの)PUCCHリソースで送信する動作が支援される場合、SR情報がPUCCHリソースセット選択時に基準となるUCIペイロードに含まれると、端末はPositive SR+2ビットのHARQ−ACKを3ビット以上のUCIペイロードと判断するしかない。これにより、端末はPUCCHフォーマット2/3/4で構成されたPUCCHリソースセットのみを選択してPositive SR+2ビットのHARQ−ACKをA/N PUCCHリソースから暗示されたPUCCHフォーマット0(又はフォーマット1)に送信することができない。
又は端末がPUCCHリソースセットを選択する時、2ビットのHARQ−ACKのみが存在すると、端末はSR情報をPUCCHリソースセットの選択過程から排除し(即ち、2ビットに対応するPUCCHリソースセットを選択)、その他の場合、端末はHARQ−ACK、SR、CSIを全て含むUCIペイロードサイズに基づいてPUCCHリソースセットを選択することができる。
さらに、N(=1又は2)ビットのHARQ−ACKとSRの同時送信を支援するために、基地局は端末にM(=2又は4)個のシーケンスで構成されたフォーマット0構造の(単一)(short)PUCCHリソース(以下、SR−PUCCH)を(特定のSRプロセスに対して)設定することができる。この時、SRのみの場合、端末はM個のシーケンスのうちの1つを設定して、OOK(on/off keying)方式で送信し、HARQ−ACK+Positive SRの場合、端末はM個のうちの2N個のシーケンスを活用してシーケンス選択方式(即ち、K個のシーケンスのうちの1つを選択/送信することにより特定のUCI状態を送信する方式)でUCI状態を表現することができる。この時、端末はさらに以下の動作を支援する。
<A>SR−PUCCH内のSRのみの状態を表現するシーケンスをスロット及び/又はシンボル単位で(特定パターンによって)変更する方案(即ち、{+、DTX}−to−Sequence mappingをスロット及び/又はシンボル単位で(特定パターンによって)変更する方案)(例:ランダム化)。ここで、‘+’はPositive SRを意味する。
<B>SR−PUCCHの周波数リソースがスロット及び/又はシンボル単位で(特定パターンによって)ホッピングされるように設定する方案(例:ランダム化)
−(short)PUCCHの周波数リソースは、特定の周波数リソースの精度(Granularity)(例:X(=8又は16)PRB)を基準としてホッピングされる。一例として、基準周波数リソースにさらにスロット及び/又はシンボル単位ごとに変更されるX(=8又は16)PRB倍数ほどの周波数オフセットが適用されることができる。この時、Xは基地局と端末の間で予め約束された値であるか又は基地局が上位階層信号(例:RRCシグナリング)により設定した値である。
−スロット及び/又はシンボルによる周波数リソースのホッピングは、(RRCシグナリングなどの上位階層信号により)順−静的に設定される(short)PUCCHリソースにのみ適用され、(RRCシグナリングなどの上位階層信号とDCIにより)動的に指示可能な(short)PUCCHリソースには適用されない。
第16のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.17.第17のSR送信方法
基地局が端末に(同じ時点にSR送信が発生できる)複数のSR(scheduling Request)プロセス(又は設定)を設定した時、端末は以下のうちの1つ以上の方法によりSRとHARQ−ACKの同時送信を支援する。
(1)Opt.1:A/N PUCCHリソースから暗黙的な規則によって複数のSRプロセス(又は設定)に対応する複数のPUCCHリソースを導き出し、端末が単一のSRプロセス(又は設定)に対応する(A/N PUCCHリソースから導き出された)PUCCHリソースでPositive SR+HARQ−ACK情報を送信する方案
端末は複数のPUCCHリソースのうちの1つを選択して送信することにより特定のSRプロセス(又はSR設定)に対するPositive SRを表現し、さらに該当リソースでHARQ−ACKを送信することができる。
この時、暗黙的な規則とは、A/N PUCCHリソースにCSオフセット/OCCオフセット/PRBオフセットを適用して複数のSRプロセス(又は設定)に対応する複数のPUCCHリソースを導き出す方式を意味する。
(2)Opt.2:基地局が複数のSRプロセス(又は設定)に対してSRプロセス(設定)ごとにSR PUCCHを設定し、端末が単一のSRプロセス(又は設定)に対応するSR PUCCHリソースでPositive SR+HARQ−ACKを送信する方案
端末は特定のSR PUCCHリソースを選択して送信することにより対応するSRプロセス(又はSR設定)に対するPositive SRを表現し、さらに該当リソースでHARQ−ACKを送信することができる。
この時、動作はSR PUCCHリソースが特定のPUCCHフォーマット(例:PUCHフォーマット1)である場合にのみ適用される。
(3)Opt.3:複数のSRプロセス(又は設定)に対してマルチビットのSR情報を構成し、HARQ−ACKの送信時、UCIペイロードに含ませてA/N PUCCHリソースでマルチビットのSR+HARQ−ACK情報を送信する方案
−マルチビットのSRはpositive/Negative SR及びあるSRプロセス(又は設定)に対するSRが存在するかに関する情報を含むか、及び/又は複数のSRプロセス(又は設定)のうちの全体又は一部SRプロセス(設定)に対するSRプロセス(又は設定)ごとのpositive/Negative SR情報を含むことができる。
−基地局は(端末特定の)上位階層信号(例:RRCシグナリング)により端末に(同じ時点に)少なくとも1つのSRプロセス(又は設定)がPositive SRであるか、又は全ての複数のSRプロセス(又は設定)がNegative SRであるかの情報を報告するように設定するか、又は複数のSRプロセス(又は設定)に対するマルチビットのSR情報を報告するように設定できる。
−基地局が端末に複数のPUCCH リソースセットを(端末特定の)(上位階層信号により)設定し、端末がUCIペイロードサイズによって複数のPUCCHリソースセットのうちの(UCI送信に活用する)1つのPUCCHリソースセットを選択する場合、(基地局がマルチビットのSR送信を設定した場合)マルチビットのSR情報はPUCCHリソースセットを選択するUCIペイロードに含まれることができる。
本発明において、HARQ−ACK(のみの)送信のために指示されたPUCCHリソースをA/N PUCCHリソース、SR(のみの)送信のために指示されたPUCCHリソースをSR PUCCHリソースという。
また本発明において、SR PUCCH、A/N PUCCHは各々SRのみ、HARQ−ACKのみの送信のために設定されたリソースを意味し、端末はSRのみをSR PUCCHで送信し、HARQ−ACKのみ又はNegative SR+HARQ−ACKをA/N PUCCHで送信することができる。
また本発明において、SRプロセス(又は設定)は(特定のサービスに対する)SR(scheduling Request)送信のための時間/周波数/コード領域(time/frequency/code domain)におけるリソースの設定を意味し、複数のSRプロセス(又は設定)は各々互いに異なるサービスに関するSR情報を意味する。
また端末が特定のPUCCHリソースにCSオフセット/OCCオフセット/PRBオフセットを適用して他のPUCCHリソースを導き出すことは、特定のPUCCHリソースに対して残りは同一であり、CSインデックス/OCCインデックス/PRBインデックスのみが一定のオフセットほど相異するPUCCHリソースを導き出すことを意味する。
より具体的には、端末がSRとHARQ−ACKの同時送信を行う場合、SRのみのために設定されたPUCCHリソースがPUCCHフォーマット0であると、端末はA/N PUCCHリソースから導き出されるPUCCHリソースでPositive SR+HARQ−ACK情報を送信し、SRのみのために設定されたPUCCHリソースがPUCCHフォーマット1であると、端末はSR PUCCHリソースでPositive SR+HARQ−ACK情報を送信することができる。
基地局が端末に複数のSRプロセス(又は設定)を設定した場合、端末はPositive SR情報だけではなく、Positive SRであるSRプロセス(又は設定)がどのSRプロセス(又は設定)であるかに関する情報をさらに基地局に報告することが基地局のULスケジューリング遅延を減らす方向である。一例として、端末がpositive/Negative SR情報のみを基地局に報告し、(Positive SRである場合)どのSRプロセスに対するPositive SRであるかに関する追加情報を知らせない場合、基地局はSR送信後、再度BSR(buffer status report)を受けるまで該当Positiv SRに対応するサービスタイプを分からず、これにより、ULスケジューリング遅延が発生することができる。
従って、本発明による端末はpositive SR/Negative SR情報と共に、さらにPositive SR情報がどのSRプロセス(又は設定)に関する情報であるかを知らせることができる。
具体的には、端末がA/N PUCCHリソースから導き出されるPUCCHリソースでPositive SR+HARQ−ACK情報を送信する場合、端末はA/N PUCCHにCSオフセット/OCCオフセット/PRBオフセットなどを適用して複数のSRプロセス(又は設定)に対応する複数のPUCCHリソースを導き出し、複数のPUCCHリソースのうちの特定の1つのPUCCHリソースでPositive SR+HARQ−ACK情報を送信することができる。
又は端末がSR PUCCHリソースでPositive SR+HARQ−ACK情報を送信する場合、複数のSRプロセス(又は設定)に対応する各SRプロセス(又は設定)ごとのSR PUCCHリソースが予め設定されることができる。よって、端末は複数のPUCCHリソースのうちの特定の1つのPUCCHリソースでPositive SR+HARQ−ACK情報を送信することができる。この時、端末は(複数のSRプロセス(又は設定)に対応する)複数のPUCCHリソースのうちの特定の単一PUCCHリソースを選択することにより特定のSRプロセス(又は設定)に対するPositive SRを表現し、選択されたリソースでHARQ−ACKをさらに送信することができる。
さらに他の方法として、基地局が端末に複数のSRプロセス(又は設定)を設定した場合、端末はpositive/Negative SR及びどのSRプロセス(又は設定)に対するSRが存在するかに関する情報又は複数のSRプロセス(又は設定)のうちの全体又は一部のSRプロセス(設定)に対するSRプロセス(又は設定)ごとのpositive/Negative SR情報を含むマルチビットのSR情報をUCIペイロードに追加してマルチビットSR+HARQ−ACKをA/N PUCCHリソースで送信することができる。
第17のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.18.第18のSR送信方法
端末が送信する互いに異なるUCIタイプに対するPUCCH(例:A/N PUCCH、SR PUCCH、CSI PUCCH)が時間軸で一部シンボルに対してのみ重畳する時(例:partial overlapping)、端末は以下のようにUCI多重化を行って(単一PUCCHリソースで)基地局に送信することができる。
本発明において、UCIタイプのうちの最優先順位を有するUCIタイプ(のみ)(以下、UCI A)送信のために設定されたPUCCHリソースをPUCCH Aといい、端末が特定のUCIタイプ集合Sに対するUCI多重化を行うという仮定下で選択されるPUCCHリソースをPUCCH Bという。この時、初期状態でSは全てのUCIタイプを含み、PUCCH Bは全てのUCIタイプに対するUCI多重化を仮定した場合のPUCCHリソースである。
(1)PUCCH A=PUCCH Bである場合
−集合S内のUCIタイプに対して、端末はPUCCH Aの送信時点を基準として該当UCIタイプ(又はPUCCH)に対する(最小)ULタイミング(又はUEプロセシング時間)に対応する特定時間以前の時点及び該時点前にUL送信が指示されたUCIタイプ(又はPUCCH)に対するUCI多重化を行い(集合Sに含む)、そうではないUCIタイプはUCI多重化から排除する方案(集合Sから除外)
一例として、PUCCH Bが変更される場合、端末は変更された集合S及びPUCCH Bに対して上述した第18のSR送信方法を繰り返して適用
他の例として、PUCCH Bが変更されない場合、端末はPUCCH Bに集合S内のUCIタイプに対するUCI多重化情報を送信
(2)PUCCH A≠PUCCH Bである場合
(2−1)PUCCH Bの送信時点を基準としてUCI A(又はPUCCH A)に対する(最小)ULタイミング(又はUEプロセシング時間)に対応する特定時間以前の時点及び該時点より過去にUCI A(又はPUCCH A)に対するUL送信が指示された場合、
−集合S内のUCIタイプに対して、端末はPUCCH Bの送信時点を基準として該当UCIタイプ(又はPUCCH)に対する(最小)ULタイミング(又はUEプロセシング時間)に対応する特定時間以前の時点及び該時点より過去にUL送信が指示されたUCIタイプ(又はPUCCH)に対するUCI多重化を行い(集合Sに含む)、そうではないUCIタイプはUCI多重化から排除する方案(集合Sから除外)
一例として、PUCCH Bが変更される場合、端末は変更された集合S及びPUCCH Bに対して上述した第18のSR送信方法を繰り返して適用
他の例として、PUCCH Bが変更されない場合、端末はPUCCH Bに集合S内のUCIタイプに対するUCI多重化情報を送信
(2−2)PUCCH Bの送信時点を基準としてUCI A(又はPUCCH A)に対する(最小)ULタイミング(又はUEプロセシング時間)に対応する特定時間以前の時点後にUCI A(又はPUCCH A)に対するUL送信が指示された場合、端末は以下の条件を満たす新しいS及び新しいPUCCH Bを探索することができる。
−条件:PUCCH Bの送信時点を基準としてUCI A(又はPUCCH A)に対する(最小)ULタイミング(又はUEプロセシング時間)に対応する特定時間以前の時点及び該時点より過去にUCI A(又はPUCCH A)に対するUL送信が指示される。
−ここで、上記条件を満たす最小のUCI多重化対象UCIタイプ集合SはUCI Aのみであり、この時PUCCH B=PUCCH Aであることができる。
−端末はUCIタイプの間の優先順位に基づいて順にUCIタイプを除外しながら探索過程を行うことができる。
この時、端末は新しいS及びPUCCH Bに基づいて上述した第18のSR送信方法の(2−1)を適用することができる。
本発明において、SR PUCCH、A/N PUCCH、CSI PUCCHは各々、SRのみ、HARQ−ACKのみ、CSIのみの送信のために設定されたリソースを意味する。
また本発明において、UCIタイプの間の優先順位はHARQ−ACK>CSI>SRであるか、又は各UCIタイプに対応するPUCCHの送信時点が早いほど高い優先順位を有するか、又は各UCIタイプに対応するUL送信指示時点が遅いほど高い優先順位を有すると仮定する。
またPUCCH Bリソースの決定時、PUCCH BリソースはULタイミング情報を排除した状態でUCI多重化対象のUCIタイプの組み合わせのみに依存して決定される。
具体的な例として、SR PUCCHとA/N PUCCHが時間軸で一部のシンボルに対してのみ重畳する場合、端末はA/N PUCCH>SR PUCCH(又はHARQ−ACK >SR)と優先順位を仮定して、以下のように動作する。
1)A/N PUCCHの送信時点を基準として(最小)ULタイミング(又はUEプロセシング時間)に対応する過去の一定時間区間内にPositive SRが発生した場合、端末はSR送信を省略し、HARQ−ACK情報のみを送信
2)A/N PUCCHの送信時点を基準として(最小)ULタイミング(又はUEプロセシング時間)に対応する過去の一定時間区間内にPositive SRが発生した場合、端末はSRとHARQ−ACKをUCI多重化した情報を送信。ここで、端末がSRとHARQ−ACKがUCI多重化された情報(例:Positive SR+HARQ−ACK)を送信する方式は、上述した第16のSR送信方法に従うことができる。
このような方法によれば、端末に複数のUCIタイプに対する複数のPUCCH送信が少なくとも一部シンボルに対して重畳するように指示され、端末が複数のUCIタイプに対する一部又は全体のUCI情報をUCI多重化して送信できる場合、複数のUCIタイプのうちの最も優先順位が高いUCIタイプ(UCI A)に対する送信が常に補償されつつ、ULタイミング(又はUEプロセシング時間)の観点で準備されたUCIタイプに対するUCI多重化ができる限り多く支援される。
さらに、(Case 1)異なる開始シンボル及び/又は送信区間(duration)を有する多数のPUCCHが一部時間リソースで部分的に重畳する場合と、(Case 2)異なる開始シンボル及び/又は送信区間(duration)を有するPUCCHとPUSCHが一部時間リソースで部分的に重畳する場合、各Caseごとに端末は以下のように動作することができる。この時、Case 1とCase 2において少なくとも1つのPUCCHはHARQ−ACK送信のためのPUCCHである。
<1>Case 1
<1−1>HARQ−ACK送信のためのUEプロセシング時間(又はULタイミング)が十分である場合
−複数のPUCCHリソースで送信されるように設定された複数のUCIを(複数のPUCCHのうち)(複数のUCIに対するUCIタイプの組み合わせによって)約束された方式で選択された単一PUCCHリソースに(UCI多重化して)送信
<1−2>HARQ−ACK送信のためのUEプロセシング時間(又はULタイミング)が十分ではない場合
−複数のPUCCHリソースのうちの優先順位が高い単一PUCCHのみを送信し、残りのPUCCHは送信省略
<2>Case 2
<2−1>HARQ−ACK送信のためのUEプロセシング時間(又はULタイミング)が十分である場合
−PUCCHで送信されるように設定されたUCI(例:HARQ−ACK)をPUSCHにUCIピギーバックして送信
<2−2>HARQ−ACK送信のためのUEプロセシング時間(又はULタイミング)が十分でない場合
−PUSCH送信を省略し、PUCCHを送信
又は端末はPUCCHの間又はPUSCHとPUCCHの間に重畳する一部シンボルに対してPUCCH又はPUSCHに対するレートマッチング又はパンクチャリングを行うこともできる。
さらに端末が送信する互いに異なるUCIタイプに対するPUCCH(例:A/N PUCCH、SR PUCCH、CSI PUCCH)が時間軸で一部シンボルに対してのみ重畳した時(例:partial overlapping)、端末は以下のようにUCI多重化を行って(単一PUCCHリソースで)基地局に送信することができる。
本発明において、SR PUCCH、A/N PUCCH、CSI PUCCHは各々、SR(のみ)、HARQ−ACK(のみ)、CSI(のみの)送信のために設定及び/又は指示されたPUCCHリソースを意味する。
また本発明において、PF0、PF1、PF2、PF3、PF4は各々、PUCCHフォーマット0、PUCCHフォーマット1、PUCCHフォーマット2、PUCCHフォーマット3、PUCCHフォーマット4を意味する。
また本発明において、PFX/YはPFX又はPFYを意味する。
また本発明において、Positive SRが発生したとは、端末が送信するULデータが発生したことを意味するか、又はULスケジューリングを要請すると判断した場合を意味する。
1>Case 1:A/N PUCCHとSR PUCCHが重畳した場合
1−1>A/N PUCCHはPF2/3/4であり、SR PUCCHはPF0/1である場合
−HARQ−ACKビットとexplicit SR bitを含むUCIをA/N PUCCHで送信
−この時、explicit SR bitはA/N PUCCH送信(開始)時点Tを基準として以下の情報を含む。
−T−T0時点及びその前にPositive SRが発生した場合、explicit SR bitはPositive SR情報を指示
−T−T0時点後(T時点まで) Positive SRが発生した場合、explicit SR bitはNegative SR情報を指示
−T時点までPositive SRが発生しなかった場合、explicit SR bitはNegative SR情報を指示
1−2>A/N PUCCHはPF0であり、SR PUCCHはPF0である場合
−A/N PUCCH送信(開始)時点T基準
−T−T0時点及びその前にPositive SRが発生した場合、端末はHARQ−ACK情報を(A/N PUCCHから得られた)PF0リソースで送信。ここで、PF0リソースはA/N PUCCHリソース(例:PF0リソース)にPRB(physical resource block)インデックスオフセット及び/又はCS(cyclic shift)インデックスオフセット及び/又はOCC(orthogonal cover code)インデックスオフセットを適用して得られたPF0リソースであることができる。
−T−T0時点後にPositive SRが発生した場合、端末はSR送信省略及びHARQ−ACK(のみ)をA/N PUCCHで送信
−T時点までPositive SRが発生しなかった場合、端末はHARQ−ACK(のみ)の情報をA/N PUCCHで送信
1−3>A/N PUCCHはPF0であり、SR PUCCHはPF1である場合
1−3−1>Opt.1:A/N PUCCH送信(開始)時点T基準
−T−T0時点及びその前にPositive SRが発生した場合、端末はHARQ−ACK 情報を(A/N PUCCHから得られた)PF0リソースで送信。ここで、PF0リソースはA/N PUCCHリソース(例:PF0リソース)にPRB(physical resource block)インデックスオフセット及び/又はCS(cyclic shift)インデックスオフセット及び/又はOCC(orthogonal cover code)インデックスオフセットを適用して得られたPF0リソースであることができる。
−T−T0時点後にPositive SRが発生した場合、端末はSR送信省略及びHARQ−ACK(のみ)をA/N PUCCHで送信
−T時点までPositive SRが発生しなかった場合、端末はHARQ−ACK(のみ)の情報をA/N PUCCHで送信
1−3−2>Opt.2:SR PUCCH送信(開始)時点T基準
−T−T0時点及びその前にHARQ−ACK送信が指示された場合
−HARQ−ACK+Negative SR(又はHARQ−ACKのみ)である場合、端末はHARQ−ACK情報をA/N PUCCHで送信
−HARQ−ACK+Positive SRである場合、端末はHARQ−ACK情報をSR PUCCHで送信。ここで、HARQ−ACK情報はSR PUCCH内の(全体又は一部)UCIシーケンスに特定のQPSK変調シンボルを乗じて送信される。
−T−T0時点後にHARQ−ACK送信が指示された場合、端末はSR送信省略及びHARQ−ACK(のみ)をA/N PUCCHで送信
1−4>A/N PUCCHはPF1であり、SR PUCCHはPF0である場合、A/N PUCCH送信(開始)時点Tを基準として、
1−4−1>T−T0時点及びその前にPositive SRが発生した場合、
−Opt.1:SR送信省略及びHARQ−ACK(のみ)をA/N PUCCHで送信
−Opt.2:HARQ−ACK情報をPF1リソースで送信。ここで、PF1リソースはA/N PUCCHリソース(例:PF1リソース)にPRB(physical resource block)インデックスオフセット及び/又はCS(cyclic shift)インデックスオフセット及び/又はOCC(orthogonal cover code)インデックスオフセットを適用して得られたPF1リソースである。
−Opt.3:HARQ−ACK情報をA/N PUCCHで送信し、SR情報はA/N PUCCH内の特定のUCIシーケンス又はDM−RSシーケンスを変更する方式又はDM−RSにDPSK変調シンボルを乗じて送信する方式で表現される。ここで、端末がUCIシーケンス又はDM−RSシーケンスを変更する方式は、基本シーケンス(Base sequence)を変更するか、又はCS(cyclic shift)を変更する方式である。
1−4−2>T−T0時点後にpositive SRが発生した場合、端末はSR送信省略及びHARQ−ACK(のみ)をA/N PUCCHで送信
1−4−3>T時点までPositive SRが発生しなかった場合、端末はHARQ−ACK(のみ)の情報をA/N PUCCHで送信
1−5>A/N PUCCHはPF1であり、SR PUCCHはPF1である場合、
1−5−1>A/N PUCCH送信(開始)時点Tを基準として、
1−5−1−1>T−T0時点及びその前にPositive SRが発生した場合、
−Opt.1:SR送信省略及びHARQ−ACK(のみ)をA/N PUCCHで送信
−Opt.2:HARQ−ACK情報をPF1リソースで送信。ここで、PF1リソースは、A/N PUCCHリソース(例:PF1リソース)にPRB(physical resource block)インデックスオフセット及び/又はCS(循環シフト)インデックスオフセット及び/又はOCC(orthogonal cover code)インデックスオフセットを適用して得られたPF1リソースである。
−Opt.3:HARQ−ACK情報をA/N PUCCHで送信し、SR情報はA/N PUCCH内の特定のUCIシーケンス又はDM−RSシーケンスを変更する方式又はDM−RSにDPSK変調シンボルを乗じて送信する方式で表現される。ここで、端末がUCIシーケンス又はDM−RSシーケンスを変更する方式は、基本シーケンスを変更するか、又はCS(cyclic shift)を変更する方式である。
−Opt.4:HARQ−ACK情報をSR PUCCHで送信。この時、HARQ−ACK情報が送信されるSR PUCCH内のUCIシーケンスに特定のQPSK変調シンボルを乗じて送信される。またOpt.4の動作は、SR PUCCHがA/N PUCCHより送信時点が遅いか又は同一である場合(又はSR PUCCH送信区間がA/N PUCCH送信区間内に含まれる場合)にのみ適用され、そうではない場合は、端末はSR送信省略及びHARQ−ACK(のみ)の情報をA/N PUCCHで送信する。
1−5−1−2>T−T0時点後にPositive SRが発生した場合、端末はSR送信省略及びHARQ−ACK(のみ)をA/N PUCCHで送信
1−5−1−3>T時点までPositive SRが発生しなかった場合、端末はHARQ−ACK(のみ)情報をA/N PUCCHで送信
1−5−2>Opt.2:SR PUCCH送信(開始)時点Tを基準として、
1−5−2−1>T−T0時点及びその前にHARQ−ACK送信が指示された場合、
1−5−2−1−1>HARQ−ACK+Negative SR(又はHARQ−ACKのみ)である場合、端末はHARQ−ACK情報をA/N PUCCHで送信
1−5−2−1−2>HARQ−ACK+Positive SRである場合、端末はHARQ−ACK情報をSR PUCCHで送信。ここで、HARQ−ACK情報を送信するSR PUCCH内の(全体又は一部)UCIシーケンスに特定のQPSK変調シンボルを乗じて送信できる。
さらに、SR PUCCHの(送信)終了時点がA/N PUCCHの(送信)終了時点より一定時間Tdほど遅い場合、端末はSR送信を省略し、HARQ−ACK(のみ)をA/N PUCCHで送信することができる。この時、一定時間Tdは予め約束された値又は基地局により設定された値である。
1−5−2−2>T−T0時点後にHARQ−ACK送信が指示された場合、端末はSR送信省略及びHARQ−ACK(のみ)をA/N PUCCHで送信
2>Case 2:A/N PUCCHとCSI PUCCHが重畳した場合
2−1>A/N PUCCHはPF0/1であり、CSI PUCCHはPF2/3/4である場合
−端末はCSI送信省略及びHARQ−ACK(のみ)をA/N PUCCHで送信
2−2>A/N PUCCHはPF2/3/4であり、CSI PUCCHはPF2/3/4である場合
−端末はHARQ−ACKビットとCSIビットを含むUCIをA/N PUCCHで送信。ここで、A/N PUCCHに対する送信(開始)時点をT1、CSI PUCCHに対する送信(開始)時点をT2とする時、CSIに対する(時間軸)CSI参照リソースはT1−T0時点及びその前に存在しながら、T2−TCQI時点及びその前に存在する最も早い(valid)DLスロットである。また(valid)DLスロットとは、(端末に)DLスロットとして設定されたスロット及び/又は測定ギャップ(例:measurement gap)に含まれないスロット及び/又はCSI reportingが行われるDL BWP(bandwidth part)と同一のDL BWPに含まれるスロットを意味する。またTCQIは基地局と端末の間で予め約束された値又は基地局が端末に設定した値である。
−A/N PUCCHがSPS(semi−persistent scheduling)PDSCHに関するHARQ−ACK情報を含む場合、端末は以下のようにUCI多重化を行うことができる。
−CSI PUCCH送信時点Tを基準として、
−T−T0時点及びその前にHARQ−ACK送信が指示された場合、端末はHARQ−ACKビットとCSIビットを含むUCIをCSI PUCCHで送信。この時、複数のCSI PUCCHリソースが存在する場合、HARQ−ACKビットとCSIビットを送信する(単一)CSI PUCCHリソースが選択される。
−T−T0時点後にHARQ−ACK送信が指示された場合は、端末はCSI送信省略及びHARQ−ACK(のみ)をA/N PUCCHで送信
3>Case 3:A/N PUCCH、CSI PUCCH及びSR PUCCHが重畳した場合
3−1>A/N PUCCHはPF0/1である場合、端末はCSI送信省略及びHARQ−ACKとSRに対して設定/指示された(PUCCHフォーマット観点での)PUCCHリソース組み合わせによって上述したCase 1内の動作に従う。
3−2>A/N PUCCHはPF2/3/4であり、CSI PUCCHはPF2/3/4である場合、
3−2−1>端末はHARQ−ACKビット、CSIビット及びexplicit SR bitを含むUCIをA/N PUCCHで送信する。
−この時、A/N PUCCHに対する送信(開始)時点をT1、CSI PUCCHに対する送信(開始)時点をT2とする時、CSIに対する(時間軸)CSI参照リソースはT1−T0時点及びその前に存在しながら、T2−TCQI時点及びその前に存在する最も早い(valid)DLスロットである。ここで、(valid)DLスロットとは、(端末に)DLスロットとして設定されたスロット及び/又は測定ギャップ(例:measurement gap)に含まれないスロット及び/又はCSI reportingが行われるDL BWP(bandwidth part)と同一のDL BWPに含まれるスロットを意味する。またTCQIは基地局と端末の間で予め約束された値又は基地局が端末に設定した値である。
−またexplicit SR bitはA/N PUCCH送信(開始)時点T1を基準として以下の情報を含む。
−T−T0時点及びその前にPositive SRが発生した場合、explicit SR bitはPositive SR情報を指示
−T−T0時点後(T時点まで)Positive SRが発生した場合、explicit SR bitはNegative SR情報を指示
−T時点までPositive SRが発生しなかった場合は、explicit SR bitはNegative SR情報を指示
3−2−2>A/N PUCCHがSPS PDSCHに対するHARQ−ACK情報を含む場合、端末は以下のようにUCI多重化を行うことができる。
CSI PUCCH送信時点Tを基準として、
−T−T0時点及びその前にHARQ−ACK送信が指示された場合、端末はHARQ−ACKビットとCSIビット、及びexplicit SR bitを含むUCIをCSI PUCCHで送信。この時、複数のCSI PUCCHリソースが存在する場合、HARQ−ACKビットとCSIビットを送信する(単一)CSI PUCCHリソースが選択される。
−T−T0時点後にHARQ−ACK送信が指示された場合、端末はCSI送信省略後にHARQ−ACKとSRの間のUCI多重化規則に従う(又は上述したCase 1の動作に従う)。
上記構成において、T及び/又はT0に対する時間軸単位はスロット及び/又はOFDMシンボルであり、特にT0はHARQ−ACK送信のための(最小)ULタイミング又はUEプロセシング時間に対応する時間又は端末がPUCCHリソースを変更して送信する時に必要な(最小の)ULタイミング又はUEプロセシング時間に対応する時間である。T0値は(UE capabilityなどによって)予め約束された方式で決定されるか又は基地局により設定される値である。
また上述した説明において特に明示されていない場合のA/N PUCCHは、DL assignment(又はDL scheduling DCI)を基盤としてスケジューリングされたPDSCHに対するHARQ−ACK情報を送信するPUCCHリソースである。
またCase 1において、端末は(端末の具現によって)任意にHARQ−ACKのみをA/N PUCCHで送信するか、又はHACK−ACKとSRをUCI多重化して約束されたPUCCHリソースで送信することができる。
第18のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.19.第19のSR送信方法
基地局が端末に((端末特定の)上位階層信号(例:RRCシグナリング)により)SR(scheduling Request)送信のためのPUCCHリソース(以下、SR PUCCH)に対する(OFDMシンボル単位の)PUCCH送信周期及び/又はスロット内の(SR)PUCCH送信開始(OFDM)シンボル(index)及び/又は(OFDMシンボル単位の)PUCCH送信長さなどを設定できる時、端末は(SR送信のための)(OFDMシンボル単位の)PUCCH送信周期内の(相対的な)PUCCH送信開始(OFDM)シンボル(index)を以下のように導き出すか又は適用することができる。
ここで、N0、Nperiod、Noffset、NduratioNは各々(SR送信のために設定された)(OFDMシンボル単位の)PUCCH送信周期内の(相対的な)PUCCH送信開始(OFDM)シンボル(index)、(OFDMシンボル単位の)PUCCH送信周期、スロット内の(SR)PUCCH送信開始(OFDM)シンボル(index)、及び(OFDMシンボル単位の)PUCCH送信長さを意味する。
またスロットは複数の(連続する)OFDMシンボルで構成された基本スケジューリング単位を意味し、一例として1つのスロットは14つのOFDMシンボルで構成される。
本発明において、端末は基地局がSR送信をPUCCHリソースに対してPUCCH送信長さより短いPUCCH送信周期を設定しないと期待できる(即ち、Nperiod≧Nduration)。
本発明において、(SR送信のために設定された)スロット内の(SR)PUCCH送信開始(OFDM)シンボル(index)は、基地局が端末に設定したPUCCHリソースの送信開始(OFDM)シンボル(index)及び/又は別の時間軸オフセット(例:SRオフセット)値により決定される。
また本発明において、SR PUCCHに対する(OFDMシンボル単位の)PUCCH送信周期内の(相対的な)PUCCH送信開始(OFDM)シンボル(index)は、PUCCH送信周期内で定義されるLocal indexingにおける(OFDM)シンボル(index)を意味する。
より具体的には、本発明の実施例によるNRシステムにおいて、14つの(連続する)OFDMシンボルが1つのスロットを構成し、スロット内のOFDMシンボルインデックスは0、1、2、…、13と設定される。この時、基地局は端末に対してSR送信のためのPUCCH送信周期を7つのOFDMシンボル(Nperiod=7)と、PUCCH送信長さを2つのOFDMシンボル(Nduration=2)と、またスロット内のPUCCH送信開始シンボル(index)(Noffset=6)を6と設定することができる。
もし端末がPUCCH送信周期内の(SR送信のための)PUCCH開始シンボル(index)(N0)を単純に送信周期に対するモジューロ演算で決定する場合(例:N0=6 mod 7=6)、2つのシンボル長さを有するSR PUCCHの1番目のシンボルはk番目のスロット内のOFDMシンボル(index)13で、2番目のシンボルは(K+1)番目のスロット内のOFDMシンボル(index)0で送信される。上記のように端末がSRを2つのスロットにわたって送信する動作は、基地局が少なくとも2つのスロットに対するUL送信を保障しなければならないので、基地局のスケジューリングの柔軟性を制限するため好ましくない動作である。
従って本発明では、PUCCH送信周期内の(SR送信のための)PUCCH開始シンボル(index)(N0)を求める時、PUCCH送信周期からPUCCH送信長さを引いた値に対してモジューロ演算を適用し(例:N0=6 mod (7−2)=5)、SR送信が単一スロット内に限定されるようにする方案を提案する。
第19のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.20.第20のSR送信方法
端末が送信するHARQ−ACK送信PUCCHリソース(以下、A/N PUCCH)とSR送信PUCCHリソース(以下、SR PUCCH)が時間軸で全体又は一部重畳した時、端末はHARQ−ACKとSRの間の優先順位に基づいて以下のようにUCI送信を行うことができる。
(1)SRがHARQ−ACKより優先順位が高い場合
(1−1)Positive SRがTMUX−T1前の時点(又は該当時点)に発生した場合、端末はA/NとSRをUCI多重化して単一のPUCCHリソースで送信
(1−2)Positive SRがTMUX−T1後の時点に発生した場合
−端末はA/N送信を省略(又は中断)し、SRをSR PUCCHで送信
−又はXビット(例:X=2)以下のA/Nである場合、端末は該当A/NとSRをUCI多重化して単一のPUCCHリソースで送信
−又はXビット(例:X=2)を超えるA/Nである場合、端末は特定の単一(例:PCell(Primary Cell))PDSCHに対するA/NのみをSRとUCI多重化して単一のPUCCHリソースで送信
(2)HARQ−ACKがSRより優先順位が高い場合
(2−1)Positive SRがTMUX−T1前の時点(又は該当時点)に発生した場合、端末はA/NとSRをUCI多重化して単一のPUCCHリソースで送信
(2−2)Positive SRがTMUX−T1後の時点に発生した場合、端末はSR送信を省略(又は中断)し、A/NのみをA/N PUCCHで送信
本発明において、TMUXはA/NとSRに対するUCI多重化の結果を送信するPUCCHリソースの送信時点を意味し、T1は以下のうちの1つである。またTMUX−T1は端末がHARQ−ACKに対するエンコーディングを開始する時点を意味する。
1)Opt.1:端末に(上位階層信号などにより)設定された(最小)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミング
2)Opt.2:端末が最後に受信した(HARQ−ACK送信対象)PDSCHに対して設定/指示されたPDSCH−to−HARQ−ACKタイミング
3)Opt.3:端末力量(又は具現)による(最小)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミング(又はUEプロセシング時間)
上記構成において、PUCCHフォーマットによって端末は以下のように(HARQ−ACKとSの間の)UCI多重化を行うことができる。
<1>A/N PUCCHがPF2/3/4であり、SR PUCCHがPF0/1である場合、端末はSRビットをUCIに追加(Appending)した後、A/N PUCCHでA/NとSRを送信
<2>A/N PUCCHがPF0/1であり、SR PUCCHがPF0/1である場合(両方ともPF1である場合を除外)、端末はCSがX(例:X=1)ほど増加したA/N PUCCHでA/Nを送信(Positive SRはCS増加と表現)
<3>A/N PUCCHがPF1であり、SR PUCCHがPF1である場合、端末はSR PUCCHでA/Nの変調シンボルを送信(Positive SRはSR PUCCH選択/送信と表現)。この時、上記動作はSR PUCCHの開始シンボルがA/N PUCCHの開始シンボルと同一であるか又は遅い場合にのみ適用される。
また上記構成において、端末はSRとHARQ−ACKの間の優先順位を以下のように判断できる。
1>基地局が上位階層信号により優先順位関係を設定
2>SR周期の絶対値を基準として判断。一例として、SR周期が一定値以下であると、SRがHARQ−ACKより高い優先順位を有し、それ以外の場合は、HARQ−ACKがSRより高い優先順位を有する。
3>端末に設定されたPDSCH−to−HARQ−ACKタイミングとSR周期の間の大小関係で判断。一例として、PDSCH−to−HARQ−ACKタイミングがSR周期より大きい場合、SRがHARQ−ACKより高い優先順位を有し、それ以外の場合は、HARQ−ACKがSRより高い優先順位を有する。この時、PDSCH−to−HARQ−ACKタイミングは以下のうちの1つである。
−Opt.1:端末に設定された(最小)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミング
−Opt.2:端末が最後に受信した(HARQ−ACK送信対象)PDSCHに対するPDSCH−to−HARQ−ACKタイミング
−Opt.3:端末力量(又は具現)による(最小)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミング
本発明において、SR PUCCH、A/N PUCCHは各々、SR(のみ)、HARQ−ACK(のみ)の送信のために設定及び/又は指示されたPUCCHリソースを意味する。
また本発明において、PF0、PF1、PF2、PF3、PF4は各々、PUCCHフォーマット0、PUCCHフォーマット1、PUCCHフォーマット2、PUCCHフォーマット3、PUCCHフォーマット4を意味し、PFX/YはPFX又はPFYを意味する。
また本発明において、PDSCH−to−HARQ−ACKタイミングはPDSCHの終了時点からHARQ−ACKの送信時点までの時間を意味する。
また本発明において、Positive SRが発生したとは、端末が送信するULデータが発生したことを意味するか、又はULスケジューリングを要請すると判断した場合を意味する。
より具体的には、HARQ−ACKとSRの間のUCI多重化において、端末がHARQ−ACKに対するエンコーディングを開始した後又はHARQ−ACKに対するPUCCH送信を開始した後にPositive SRが発生することができる。この時、端末がSRをどのように処理するかに関する考慮が必要である。
もしHARQ−ACKがSRより優先順位を有する場合、端末はPositive SRがHARQ−ACKエンコーディング前に発生すると、SRとHARQ−ACKを多重化して単一のPUCCHリソースで送信し、そうではないと、SR送信を次の周期に遅延させ、HARQ−ACK送信のみを行うことができる。
しかし、本発明の実施例によるNRシステムでは、URLLCなどのサービスを支援する目的で低い遅延(Low Latency)を要求するSR送信が存在でき、SR送信はHARQ−ACKに比べて高い優先順位を有することができる。
上記のようにSRがHARQ−ACKより優先順位を有する場合、端末はPositive SRがHARQ−ACKエンコーディング前に発生すると、SRとHARQ−ACKを多重化して単一のPUCCHリソースで送信し、そうではないと、HARQ−ACK送信を省略又は中断してSR送信のみを行うことができる。
この時、端末のHARQ−ACKエンコーディング開始時点は、端末の具現に全的に依存するか又はUCI多重化結果を送信するPUCCHリソースの送信開始時点対比(最小の)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミングの以前時点と約束する。この時、HARQ−ACKとSRの間の優先順位は基地局が調節できるようにすることが好ましい。一例として、基地局がHARQ−ACKとSRの間の優先順位を調節する方法としては、以下のようなオプションが考えられる。
[1]Opt.1:相対的な優先順位が上位階層信号(例:RRCシグナリング)により設定される
[2]Opt.2:相対的な優先順位がSR周期の絶対値により設定される
[3]Opt.3:相対的な優先順位がPDSCH−to−HARQ−ACKタイミングとSR周期の間の関係により判断
一例として、Opt.2の場合、端末はSR周期が特定値以下であると、SRがHARQ−ACKより優先順位が高いと見なすことができ、逆にSR周期が特定値より大きいと、HARQ−ACKがSRより優先順位が高いと判断することができる。
他の例として、Opt.3の場合、端末はSR周期が自分に設定された最小のPDSCH−to−HARQ−ACKタイミングより小さいと、SRがHARQ−ACKより優先順位が高いと見なすことができ、そうではないと、HARQ−ACKがSRより優先順位が高いと判断することができる。
図12は本発明によってSRがHARQ−ACKより高い優先順位を有する場合の端末のSR送信方法を簡単に示す図である。
図12は上述したOpt.3のようにHARQ−ACKとSRの間の優先順位を決定する時、SR周期が(min)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミングより短くてSRがより高い優先順位を有する場合を示す。
従ってPositive SRが発生すると、端末はHARQ−ACK送信を省略し、SRのみを送信する。但し、端末がHARQ−ACKの送信中にPositive SRが発生した場合は、端末はHARQ−ACK送信を中断してSR送信を行うことができる。
図13及び図14は本発明によってHARQ−ACKがSRより高い優先順位を有する場合における端末のSR送信方法を簡単に示す図である。
図13及び図14はOpt.3のようにHARQ−ACKとSRの間の優先順位を決定する時、SR周期が(min)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミングより長くてHARQ−ACKがより高い優先順位を有する場合を示す。上記の場合、端末はHARQ−ACKエンコーディングを開始する前にPositive SRが発生すると、HARQ−ACKとSRをUCI多重化して単一のPUCCHリソースで送信し、そうではないと、SR送信を次の周期に遅延させ、HARQ−ACKのみを送信することができる。
上記構成において、SR周期の基準点を(min)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミングと設定した理由は、該当値が端末のHARQ−ACK多重化のために参照するバンドリングウィンドウの終了時点に対応するためである。即ち、基地局は端末が少なくともバンドリングウィンドウ内のPDSCHを全て検出してみた後にHARQ−ACKに対するエンコーディングを開始すると期待できる。
さらにHARQ−ACKとSRをUCI多重化して送信する単一のPUCCHリソースは、HARQ−ACKとSRの各々に対するPUCCHリソースのPUCCHフォーマットによって以下のように定義される。
1]A/N PUCCHがPF2/3/4であり、SR PUCCHがPF0/1である場合、端末はSRビットをUCIに追加(Appending)した後、A/N PUCCHでA/NとSR送信
2]A/N PUCCHがPF0/1であり、SR PUCCHがPF0/1である場合(両方ともPF1である場合を除外)、端末はCSがX(例:X=1)ほど増加したA/N PUCCHでA/N送信(Positive SRはCS増加で表現)
3]A/N PUCCHがPF1であり、SR PUCCHがPF1である場合、端末はSR PUCCHでA/Nの変調シンボルを送信(Positive SRはSR PUCCHの選択/送信で表現)。ここで、SR PUCCHの開始シンボルがA/N PUCCHの開始シンボルより早い場合、端末はSR送信を省略し、A/NのみをA/N PUCCHで送信する。
この時、AN PUCCH及びSR PUCCHがいずれもPF1である場合、HARQ−ACK情報がSR PUCCHで送信される時、HARQ−ACKエンコーディングのためのUEプロセシング時間が減少しないように、端末はSR PUCCHがAN PUCCHと同一である又は同じ開始シンボルを有する場合にのみ動作を行うことができる。そうではない場合は、優先順位によって端末はSR又はHARQ−ACK送信を省略することができる。
さらに端末が送信するHARQ−ACK(以下、A/N)送信PUCCHリソース(以下、A/N PUCCH)とSR送信PUCCHリソース(以下、SR PUCCH)が時間軸で全体又は一部重畳する場合、A/N PUCCHがPF2/3/4であり、SR PUCCHがPF0/1であることができる。この時、端末はSR情報をExplicit bitと表現した後、SRビットをエンコーディング及び変調したコーディングされた変調シンボル(Coded modulated symbol)をA/N PUCCH内のパンクチャリングされたREを介して送信することができる(即ち、SRをA/N PUCCH内の特定の一部REでピギーバックして送信)。
ここで、SRビットに対する変調次数(Modulation order)はA/Nと同一であることができる。
またSRに対する(レイヤーごとの)コーディングされた変調シンボル(Coded modulated symbol(per layer))の数はSRに対するUCIペイロードサイズとSRに対する設計変数であるベターオフセットによって変更される。
またA/N PUCCHに対するパンクチャリングに基づいてREマッピングされるSR送信REは、A/NとSRが重畳したOFDMシンボル上のA/N PUCCH内の(UCI)REの部分集合(例:サブセット)になるように制限される。
より具体的には、SRに対する(レイヤーごとの)コーディングされた変調シンボル数は、A/Nに対する符号化率(又はA/Nに対するUCIペイロードサイズ、A/Nに対するCRC(Cyclic Redundancy Check)ビットのサイズ、及びA/Nに対するA/N PUCCH内の送信RE数)又はA/N PUCCHに対する最大の符号化率、(SRに対する)設計変数ベターオフセット、(SRに対する)変調次数、及び(SRに対する)UCIペイロードサイズに基づいて計算できる。
一例として、A/Nに対する符号化率(又はA/N PUCCHに対する最大の符号化率)が
、SRに対して設定された設計変数ベターオフセットは
、SRに対する変調次数は
、SRに対するUCIペイロードサイズが
、SRに対するCRCビットのサイズが
である時、SRに対する(レイヤーごとの)コーディングされた変調シンボルの数
は以下のように計算される。
ここで、UBSRはSRに対する(レイヤーごとの)コーディングされた変調シンボルの数の上限値を意味する。一例として、UBSRはA/NとSRが重畳されたOFDMシンボル上のA/N PUCCH内の(UCI)RE数である。
さらに、端末が送信するHARQ−ACK送信PUCCHリソース(以下、A/N PUCCH)とSR送信PUCCHリソース(以下、SR PUCCH)が時間軸で全体又は一部重畳した時、端末はHARQ−ACK(以下、A/N)とSRの間の優先順位に基づいて以下のようにUCI送信を行うことができる。
(A)A/N PUCCHがPF2/3/4であり、SR PUCCHがFP0/1である場合
(A−1)A/NがSRより優先順位が高い場合(又はA/N PUCCHとSR PUCCHの開始シンボルが同一である場合)
−端末はSRビットをA/Nに加えて構成したUCIペイロードをA/N PUCCHで送信
−端末はA/N PUCCHで送信するUCIエンコーディングの開始までULデータの到着(UL data arrival)がないと判断した場合、これをNegative SRと見なす
(A−2)SRがA/Nより優先順位が高い場合
−Opt.1:端末はA/N送信を省略し、SR PUCCHのみを送信
−Opt.2:端末は重畳した(OFDM)シンボル上のA/N PUCCH REをパンクチャリングし、該当(OFDM)シンボルで(一部又は全体)SR PUCCHを送信
−Opt.3:A/NをA/N PUCCHで送信し、(一部又は全体)SRをExplicit bitと表現してSRに対するコーディングされた変調シンボルをA/N PUCCH内のパンクチャリングされた一部REを介して送信
(B)A/N PUCCHがPF0/1であり、SR PUCCHがPF0/1である場合、(A/N PUCCHがPF1であり、SR PUCCHがPF1である場合を除外)
(B−1)A/NがSRより優先順位が高い場合(又はA/N PUCCHとSR PUCCHの開始シンボルが同一である場合)
−Positive SRであると、端末はA/NをA/N PUCCHのCSを増加させたリソースで送信、Negative SRであると、端末はA/NをA/N PUCCHリソースで送信。ここで、CSの増加は全体(OFDM)シンボル又はSRと重畳する(OFDM)シンボル上のA/N PUCCHリソースに対して適用される。
−端末がA/N PUCCHに対する変調(又はサブキャリアのマッピング)開始までULデータ到着がないと判断した場合、端末はこれをNegative SRと見なす(又はNegative SRの判断は端末具現)
(B−2)SRがA/Nより優先順位が高い場合
−Opt.1:端末はA/N送信を省略し、SR PUCCHのみを送信
−Opt.2:端末は重畳した(OFDM)シンボル上のA/N PUCCH REをパンクチャリングし、該当(OFDM)シンボルで(一部又は全体)SR PUCCHを送信
−Opt.3:端末はA/NをA/N PUCCHで送信し、重畳した(OFDM)シンボル上のCS(又はシーケンス)を変更して(一部又は全体)SRを送信
(C)A/N PUCCHがF1であり、SR PUCCHがF1である場合
(C−1)A/NがSRより優先順位が高い場合(又はA/N PUCCHとSR PUCCHの開始シンボルが同一である場合)
−Positive SRであると、端末はA/NをSR PUCCHリソースで送信、Negative SRであると、端末はA/NをA/N PUCCHリソースで送信
−端末がA/N PUCCHに対する変調(又はサブキャリアのマッピング)開始までULデータ到着がないと判断した場合、端末はこれをNegative SRと見なす(又はNegative SRの判断は端末具現)
(C−2)SRがA/Nより優先順位が高い場合
−Opt.1:端末はA/N送信を省略し、SR PUCCHのみを送信
−Opt.2:端末は重畳した(OFDM)シンボル上のA/N PUCCH REをパンクチャリングし、該当(OFDM)シンボルで(一部又は全体)SR PUCCHを送信
−Opt.3:端末はA/NをA/N PUCCHで送信し、重畳した(OFDM)シンボル上のCS(又はシーケンス)を変更して(一部又は全体)SRを送信
上記構成において、A/NとSRの間の優先順位は以下のうちの1つ以上の優先順位規則の組み合わせによって決定されるか、又は基地局が上位階層信号及び/又はDCIにより設定する。
A)Opt.1:PUCCHの長さ(duration)がもっと短いPUCCHがより高い優先順位を有する。
B)Opt.2:周期又はULタイミング(例:PDSCH−to−HARQ−ACKタイミング)がもっと小さいPUCCHが優先順位を有する。
C)Opt.3:開始シンボルがもっと早いPUCCHがより高い優先順位を有する。
さらに、以下の説明ではA/NとSRの間の相対的な優先順位はPUCCHの長さ(duration)、SR周期及びA/Nに対する(最小)ULタイミング(例:PDSCH−to−HARQ−ACKタイミング)により決定されると仮定する。具体的には、UCI1がLong PUCCHである場合、UCI2がShort PUCCHでかつ周期(又は(最小)ULタイミング)がもっと短い場合にのみUCI2がUCI1に対比して優先順位を有すると仮定する。その他の場合は、UCI1とUCI2のうちA/Nに対応するUCIがより優先順位を有すると仮定する。
<A>A/N PUCCHがPF3/4であり、SR PUCCHがPF1である場合
−端末はSRビットをA/Nに加えて構成したUCIペイロードをA/N PUCCHで送信
−端末がA/N PUCCHで送信するUCIエンコーディングの開始までULデータの到着がないと判断した場合は、端末はこれをNegative SRと見なす。
<B>A/N PUCCHがPF3/4であり、SR PUCCHがPF0である場合
<B−1>SR周期性(periodicity)<(最小)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミングである場合
−Opt.1:端末はA/N送信を省略し、SR PUCCHのみを送信
−Opt.2:端末は重畳した(OFDM)シンボル上のA/N PUCCH REをパンクチャリングし、該当(OFDM)シンボルで(一部又は全体)SR PUCCHを送信
−Opt.3:端末はA/NをA/N PUCCHで送信し、(一部又は全体)SRをExplicit bitと表現してSRに対する符号化された変調シンボル(Coded modulation symbol)をA/N PUCCH内のパンクチャリングされた一部のREで送信
<B−2>SR周期性≧(最小)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミングである場合
−端末はSRビットをA/Nに加えて構成したUCIペイロードをA/N PUCCHで送信
−端末がA/N PUCCHで送信するUCIエンコーディングの開始までULデータ到着がないと判断した場合は、端末はこれをNegative SRと見なす。
<C>A/N PUCCHがPF1であり、SR PUCCHがPF1である場合
−Positive SRであると、端末はA/NをSR PUCCHリソースで送信、Negative SRであると、端末はA/NをA/N PUCCHリソースで送信
−端末がA/N PUCCHに対する変調(又はサブキャリアのマッピング)の開始までULデータ到着がないと判断した場合は、端末はこれをNegative SRと見なす(又はNegative SRの判断は端末具現)
<D>A/N PUCCHがPF1であり、SR PUCCHがPF0である場合
<D−1>SR周期性<(最小)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミングである場合
−Opt.1:端末はA/N送信を省略し、SR PUCCHのみを送信
−Opt.2:端末は重畳した(OFDM)シンボル上のA/N PUCCH REをパンクチャリングし、該当(OFDM)シンボルで(一部又は全体)SR PUCCHを送信
−Opt.3:端末はA/NをA/N PUCCHで送信し、重畳した(OFDM)シンボル上のCS(又はシーケンス)を変更して(一部又は全体)SRを送信
<D−2>SR周期性≧(最小)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミングである場合
−Positive SRであると、端末はA/NをA/N PUCCHのCSを増加させたリソースで送信、Negative SRであると、端末はA/NをA/N PUCCHリソースで送信。ここで、CSの増加は全体(OFDM)シンボル又はSRと重畳した(OFDM)シンボル上のA/N PUCCHリソースに対して適用される。
−端末がA/N PUCCHに対する変調(又はサブキャリアのマッピング)の開始までULデータ到着がないと判断した場合は、端末はこれをNegative SRと見なす(又はNegative SRの判断は端末具現)。
<E>A/N PUCCHがPF2であり、SR PUCCHがPF0/1である場合
−端末はSRビットをA/Nに加えて構成したUCIペイロードをA/N PUCCHで送信
−端末がA/N PUCCHで送信するUCIエンコーディングの開始までULデータ到着がないと判断した場合は、端末はこれをNegative SRと見なす。
<F>A/N PUCCHがPF0であり、SR PUCCHがPF0/1である場合
−Positive SRであると、端末はA/NをA/N PUCCHのCSを増加させたリソースで送信、Negative SRであると、端末はA/NをA/N PUCCHリソースで送信。ここで、CSの増加は全体(OFDM)シンボル又はSRと重畳した(OFDM)シンボル上のA/N PUCCHリソースに対して適用される。
−端末がA/N PUCCHに対する変調(又はサブキャリアのマッピング)の開始までULデータ到着がないと判断した場合は、端末はこれをNegative SRと見なす(又はNegative SRの判断は端末具現)。
上記構成において、(最小)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミングは該当A/N PUCCHに設定された又は約束されたPDSCH−to−HARQ−ACKタイミングのうちの最小値を意味する。
第20のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
3.21.第21のSR送信方法
端末が送信するHARQ−ACK送信PUCCHリソース(以下、A/N PUCCH)とCSI送信PUCCHリソース(以下、CSI PUCCH)が時間軸で全体又は一部重畳した時、端末はHARQ−ACKとCSIをUCI多重化して単一のPUCCHで送信し、CSI参照リソースを以下のように決定できる。
(1)単一のPUCCHがA/N PUCCHである場合
CSIに対する(時間軸)CSI参照リソースは、TA/N−T1以前の時点(又は該当時点)に存在しながら、TCSI−TCQI以前の時点(又は該当時点)に存在する最も早い(valid)DLスロットである。
(2)単一のPUCCHがCSI PUCCHである場合
CSIに対する(時間軸)CSI参照リソースは、TCSI−T1以前の時点(又は該当時点)に存在しながら、TCSI−TCQI以前の時点(又は該当時点)に存在する最も早い(valid)DLスロットである。
ここで、TA/NはA/N PUCCHの送信時点を意味し、T1は以下のうちの1つである。
−Opt.1:端末に設定された(最小)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミング
−Opt.2:端末が最後に受信した(HARQ−ACK送信対象)PDSCHに対するPDSCH−to−HARQ−ACKタイミング
−Opt.3:端末力量(又は具現)による(最小)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミング
ここで、TCSIはCSI PUCCHの送信時点を意味し、TCQIは基地局と端末の間で予め約束された値、又は基地局が端末に設定した値である。
またCSI参照リソースは、CSI計算の参照となる時間リソースを意味し、(valid)DLスロットとは、(端末に)DLスロットで設定されたスロット及び/又は測定ギャップ(e.g.,measurement gap)に含まれないスロット及び/又はCSI報告が行われるDL BWP(bandwidth part)と同じDL BWPに含まれるスロットを意味する。
またPDSCH−to−HARQ−ACKタイミングは、PDSCHの終了時点からHARQ−ACKの送信時点までの時間を意味する。
より具体的には、HARQ−ACKに対応するPDSCHがDL assignment基盤のPDSCHである場合、HARQ−ACK/SRとCSIはAN PUCCHで送信されることができる。従って、端末がHARQ−ACK/SRとCSIに対して送信するPUCCHリソースが時間軸で重畳する場合、端末は常にHARQ−ACK/SRとCSIをUCI多重化して単一のPUCCHリソースで送信し、HARQ−ACKのためのUEプロセシング時間を保障するようにCSI計算のためのCSI参照リソースのみを変更する。
一例として、CSIのみの送信を仮定した時のCSI参照リソースがHARQ−ACKエンコーディング開始時点より遅い場合を仮定する。この時、端末がCSI計算以後のHARQ−ACKとCSIをジョイントエンコーディングしようとする場合、端末がHARQ−ACKエンコーディングのみを行う時の時点より遅くエンコーディングを行って、PUCCH送信時点までのUEプロセシング時間が保障されないことができる。
従って本発明では、(HARQ−ACK/SR送信のための)PUCCHとCSI PUCCHが時間軸で重畳する場合、端末がHARQ−ACK/SRとCSIを常にUCI多重化して単一のPUCCHで送信し、CSI参照リソースが多重化されたUCIを送信するPUCCHリソース対比(min)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミング以前に存在するように変更する方案を提案する。
より具体的には、本発明の実施例によるNRシステムにおいてCSI参照リソースは以下の表のように定義できる。
ここで、nCQI_refは(min)PDSCH−to−HARQ−ACKタイミングより大きく設定されることができる。これにより、CSI計算がHARQ−ACKのためのUEプロセシング時間に影響を与えないようにすることができる。但し、この場合、nはCSIが送信されるスロットを意味する。
第21のSR送信方法は本発明の他の提案と互いに相反しない限り、共に結合して適用できる。
図15は本発明によって端末がスケジューリング要請を送信する方法を示す流れ図である。
まず端末は基地局からSR送信のための1つ以上の第1上りリンクリソースに関する第1設定情報を受信する(S1510)。この時、第1設定情報は上位階層シグナリングにより受信される。
次いで、端末は基地局からUCIを送信する第2上りリンクリソースに関する第2設定情報を受信する(S1520)。この時、第2設定情報は下りリンク制御情報(downlink control information;DCI)により受信される。
N個(Nは1より大きい自然数)のSR送信のためのN個の第1上りリンクリソースと第2上りリンクリソースが時間領域で重畳する場合、端末はN個のSR設定(又はSRプロセス)に関するSR情報を指示するビット情報をUCIと共に第2上りリンクリソースで送信する(S1530)。
ここで、N個のSR設定に関するSR情報を指示するビット情報は、N個のSR設定のうちの1つのSR設定に関する情報及び1つのSR設定に対応するpositive SR情報を示す。
又は、N個のSR設定に関するSR情報を指示するビット情報は、N個のSR設定の各々に対応するSR情報がpositive SRであるか又はnegative SRであるかを指示する複数のビットで構成される。
一例として、複数のビットは各々、対応するSR情報がpositive SRである場合、1の値を有し、対応するSR情報がnegative SRである場合は、0の値を有するように設定される。
また複数のビットは、N個のSR設定の識別情報に基づく順で構成される。一例として、複数のビットは対応するSR情報のSRプロセス(又はSR設定)インデックス番号順に構成されることができる。
本発明において、第1上りリンクリソース及び第2上りリンクリソースは時間領域で全体又は一部重畳することができる。
また本発明において、第2上りリンクリソースは確認応答情報を送信する物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel;PUCCH)リソースに対応することができる。
上記構成において、UCIはCSI又はHARQ−ACK情報のうちの1つ以上を含む。
この時、端末は様々な方法によりN個のSR設定に関するSR情報を指示するビット情報を確認応答情報と共に第2上りリンクリソースで送信することができる。一例として、端末はN個のSR設定に関するSR情報を指示するビット情報とUCIを結合したUCIペイロードを生成し、UCIペイロードに対するコーディングされたビットフォーマットを生成して第2上りリンクリソースで送信することができる。これにより、端末はN個のSR設定に関するSR情報を指示するビット情報をUCIと共に第2上りリンクリソースで送信することができる。
よって、対応して、基地局は端末にSR送信のための1つ以上の第1上りリンクリソースに関する第1設定情報を送信し、確認応答情報を送信する第2上りリンクリソースに関する第2設定情報を送信する。
この時、N個のSR送信のためのN個の第1上りリンクリソースと第2上りリンクリソースが時間領域で重畳する場合、基地局はN個のSR設定に関するSR情報を指示するビット情報をUCIと共に第2上りリンクリソースで受信する。
さらに本発明による端末は以下のようにSRを送信できる。
まずSR情報を送信する第1物理上りリンク制御チャネル(physical uplink control channel;PUCCH)フォーマット及びHARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat Request Acknowledge)情報を送信する第2PUCCHフォーマットを決定する。この時、SR情報及びHARQ−ACK情報を送信する第21/第2PUCCHフォーマットは、基地局の設定情報及び/又は送信するUCIペイロードなどによって決定される。
第1PUCCHフォーマットが1つ又は2つのシンボルで構成され、最大2ビットサイズの上りリンク制御情報(uplink control information;UCI)を支援するPUCCHフォーマットに対応し、第2PUCCHフォーマットが4つ以上のシンボルで構成され、最大2ビットサイズのUCIを支援するPUCCHフォーマットに対応し、SR情報がpositive SRである場合、上記端末はHARQ−ACK情報のみを第2PUCCHフォーマットを用いて送信することができる。
これにより、端末はSR情報とHARQ−ACK情報の同時送信を行うことができる。
より具体的には、上記のような端末はSR情報とHARQ−ACK情報の同時送信がSR情報を送信する第1上りリンクリソースとHARQ−ACK情報を送信する第2上りリンクリソースが時間領域で重畳する場合に限って行われることができる。
従って上述したように、SR情報を送信する第1上りリンクリソースとHARQ−ACK情報を送信する第2上りリンクリソースが時間領域で重畳する場合、端末との約束により、基地局は端末からHARQ−ACK情報を送信するためのPUCCHフォーマットにHARQ−ACK情報のみが受信されると、端末が意図したSR情報はpositive SRであることを暗示的に認知できる。
上述した提案方式に対する一例も本発明の具現方法の1つとして含まれてもよく、一種の提案方式と見なし得ることは明白な事実である。また、上述した提案方式は独立して具現されてもよく、一部の提案方式の組合せ(又は、併合)の形態で具現されてもよい。上記提案方法適用の有無に関する情報(又は、上記提案方法の規則に関する情報)は、基地局が端末に事前に定義されたシグナル(例えば、物理層シグナル又は上位層シグナル)で知らせるように規則が定義されてもよい。
4.装置構成
図16は提案する実施例を具現できる端末及び基地局の構成を示す図である。図16に示した端末及び基地局は、上述した端末と基地局の間でスケジューリング要請(SR)の送受信方法の実施例を具現するように動作する。
端末(UE:User Equipment)1は、上りリンクでは送信端として動作し、下りリンクでは受信端として動作することができる。また、基地局(eNB:e−Node B又はgNB:new generation NodeB)100は、上りリンクでは受信端として動作し、下りリンクでは送信端として動作することができる。
即ち、端末及び基地局は、情報、データ及び/又はメッセージの送信及び受信を制御するためにそれぞれ、送信器(Transmitter)10,110及び受信器(Receiver)20,120を含むことができ、情報、データ及び/又はメッセージを送受信するためのアンテナ30,130などを含むことができる。
また、端末及び基地局はそれぞれ、上述した本発明の実施例を行うためのプロセッサ(Processor)40,140、及びプロセッサの処理過程を臨時的に又は持続的に記憶できるメモリ50,150を含むことができる。
このように構成された端末1は、受信器20を介して基地局100からSR送信のための1つ以上の第1上りリンクリソースに関する第1設定情報とUCIを送信する第2上りリンクリソースに関する第2設定情報を受信する。次いで、N個(Nは1より大きい自然数)のSR送信のためにN個の第1上りリンクリソースと第2上りリンクリソースが時間領域で重畳する場合、端末1は送信器10を介してN個のSR設定に関するSR情報を指示するビット情報をUCIと一緒に第2上りリンクリソースで送信する。
これに対応して、基地局100は送信器110を介して端末1にSR送信のための1つ以上の第1上りリンクリソースに関する第1設定情報とUCIを送信する第2上りリンクリソースに関する第2設定情報を送信する。次いで、N個(Nは1より大きい自然数)のSR送信のためにN個の第1上りリンクリソースと第2上りリンクリソースが時間領域で重畳する場合、基地局100は受信器120を介してN個のSR設定に関するSR情報を指示するビット情報をUCIと一緒に第2上りリンクリソースで受信する。
端末及び基地局に含まれた送信器及び受信器は、データ送信のためのパケット変復調機能、高速パケットチャネルコーディング機能、直交周波数分割多重接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)パケットスケジューリング、時分割デュプレックス(TDD:Time Division Duplex)パケットスケジューリング及び/又はチャネル多重化機能を有することができる。また、図27の端末及び基地局は、低電力RF(Radio Frequency)/IF(Intermediate Frequency)ユニットをさらに含むことができる。
一方、本発明において端末として、個人携帯端末機(PDA:Personal Digital Assistant)、セルラーフォン、個人通信サービス(PCS:Personal Communication Service)フォン、GSM(Global System for Mobile)フォン、WCDMA(Wideband CDMA)フォン、MBS(Mobile Broadband System)フォン、ハンドヘルドPC(Hand−Held PC)、ノートPC、スマート(Smart)フォン、又はマルチモードマルチバンド(MM−MB:Multi Mode−Multi Band)端末機などを用いることができる。
ここで、スマートフォンとは、移動通信端末機と個人携帯端末機の長所を混合した端末機であり、移動通信端末機に、個人携帯端末機の機能である日程管理、ファクシミリ送受信、及びインターネット接続などのデータ通信機能を統合した端末機を意味することができる。また、マルチモードマルチバンド端末機とは、マルチモデムチップを内蔵して携帯インターネットシステム及び他の移動通信システム(例えば、CDMA(Code Division Multiple Access)2000システム、WCDMA(Wideband CDMA)システムなど)のいずれにおいても作動し得る端末機のことを指す。
本発明の実施例は、様々な手段によって具現することができる。例えば、本発明の実施例は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア、又はそれらの結合などによって具現することができる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の実施例による方法は、1つ又はそれ以上のASIC(application specific integrated circuit)、DSP(digital signal processor)、DSPD(digital signal processing device)、PLD(programmable logic device)、FPGA(field programmable gate array)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例による方法は、以上で説明した機能又は動作を行うモジュール、手順又は関数などの形態として具現することができる。例えば、ソフトウェアコードは、メモリ50,150に格納し、プロセッサ14,140によって駆動することができる。上記メモリユニットは上記プロセッサの内部又は外部に設けられて、既に公知である様々な手段によって上記プロセッサとデータをやり取りすることができる。
本発明は、本発明の技術的アイディア及び必須特徴から逸脱しない範囲で他の特定の形態として具体化することができる。したがって、上記の詳細な説明はいずれの面においても制限的に解釈されてはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付する請求項の合理的解釈によって決定しなければならず、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。また、特許請求の範囲で明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成してもよく、出願後の補正によって新しい請求項として含めてもよい。