JP6844399B2 - 同期処理システム、信号処理システム、同期処理方法、および同期処理用プログラム - Google Patents

同期処理システム、信号処理システム、同期処理方法、および同期処理用プログラム Download PDF

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本発明は、フレームを送受信する同期処理システム、信号処理システム、同期処理方法、および同期処理用プログラムに関する。
衛星放送では、各放送事業者(委託局ともいう)の信号処理装置から送信された放送用のデータに基づく信号に、受託局(アップリンク局ともいう)の信号処理装置による処理が施されて放送用衛星に送信される。各委託局の各信号処理装置と、受託局の信号処理装置とは、それぞれがクロック信号に基づくタイミングで動作している。
したがって、受託局の信号処理装置は、各委託局の信号処理装置から送信されたデータを通信回線を介して受信し、受託局において基準とするクロック信号である基準クロック信号に基づくタイミングで当該データに送信用の処理を施し、放送用衛星に送信するための信号を生成する。
特許文献1には、所定のスロットにTLV(Type Length Value)パケットを格納した伝送主信号を生成して、送信する送信システムが記載されている。また、特許文献1には、送信システムにおける伝送スロット化装置が、伝送クロックに基づいて処理を行うことが記載されている。
特許文献2には、送信側が基準クロックをNTP(Network Time Protocol)サーバが送信したデータに同期させるとともにクロックを示す情報を送信し、受信側が当該情報に基づいてクロック信号を生成する方法が記載されている。
特許文献3には、送信側と受信側とが、放送用衛星から受信したデータに基づきクロック信号を再生するシステムが記載されている。
特開2016−174299号公報 特開2016−195380号公報 特許第5988529号公報
各委託局の信号処理装置において用いられているそれぞれのクロック信号の周期と、受託局の信号処理装置において用いられている基準クロック信号の周期とに差異が生じうる。すると、受託局においてなされる処理で、所定のスロットに、格納されるべきデータが格納されないという問題が生じうる。
したがって、特許文献1に記載されたシステムでは、所定のスロットに、格納されるべきデータが格納されないという問題が生じうる。また、特許文献2に記載されたシステムは、送信側と受信側との間に、基準クロック情報の送受信用の通信回線を用意しなければならず、多額の費用を要するという問題がある。特許文献3に記載されたシステムでは、各放送事業者の信号処理装置が放送衛星によって送信されたデータを受信しなければならず、やはり、多額の費用を要するという問題がある。
そこで、本発明は、送信元の処理におけるクロック信号と別個に生成された基準クロック信号とのそれぞれの周期が互いに異なった場合であっても基準クロック信号に基づく処理による問題の発生を防ぐことができる同期処理システム、信号処理システム、同期処理方法、および同期処理用プログラムを提供することを目的とする。
本発明による同期処理システムは、送信されたフレームを受信する受信手段と、前記受信手段が受信したフレームに含まれているパケットが記憶される記憶手段と、基準となるクロック信号である基準クロック信号に基づくタイミングで、前記記憶手段に記憶されているパケットに基づき、所定のスロットに時刻を示すための時刻パケットが格納された伝送フレームを生成する伝送フレーム生成手段と、前記時刻パケットを生成するためのクロック信号である時刻用クロック信号を生成する時刻用クロック信号生成手段と、前記時刻用クロック信号生成手段が生成した前記時刻用クロック信号に基づいて、前記時刻パケットを生成する時刻パケット生成手段とを備え、前記基準クロック信号および前記時刻用クロック信号は、前記受信手段が受信したフレームの送信元で行われた生成処理および送信処理におけるクロック信号とは別個に生成された信号であることを特徴とする。
本発明による信号処理システムは、いずれかの態様の同期処理システムと、前記伝送フレーム生成手段が生成した前記伝送フレームに変調処理を施す変調手段を含む信号処理装置とを備えたことを特徴とする。
本発明による同期処理方法は、送信されたフレームを受信する受信ステップと、基準となるクロック信号である基準クロック信号に基づくタイミングで、前記受信ステップで受信したフレームに含まれているパケットが記憶される記憶手段に記憶されているパケットに基づき、所定のスロットに時刻を示すための時刻パケットが格納された伝送フレームを生成する伝送フレーム生成ステップと、前記時刻パケットを生成するためのクロック信号である時刻用クロック信号を生成する時刻用クロック信号生成ステップと、前記時刻用クロック信号生成ステップで生成した前記時刻用クロック信号に基づいて、前記時刻パケットを生成する時刻パケット生成ステップとを含み、前記基準クロック信号および前記時刻用クロック信号は、前記受信ステップで受信したフレームの送信元で行われた生成処理および送信処理におけるクロック信号とは別個に生成された信号であることを特徴とする。
本発明による同期処理用プログラムは、コンピュータに、送信されたフレームを受信する受信処理と、基準となるクロック信号である基準クロック信号に基づくタイミングで、前記受信処理で受信したフレームに含まれているパケットが記憶される記憶手段に記憶されているパケットに基づき、所定のスロットに時刻を示すための時刻パケットが格納された伝送フレームを生成する伝送フレーム生成処理と、前記時刻パケットを生成するためのクロック信号である時刻用クロック信号を生成する時刻用クロック信号生成処理と、前記時刻用クロック信号生成処理で生成した前記時刻用クロック信号に基づいて、前記時刻パケットを生成する時刻パケット生成処理とを実行させ、前記基準クロック信号および前記時刻用クロック信号は、前記受信処理で受信されたフレームの送信元で行われた生成処理および送信処理におけるクロック信号とは別個に生成された信号であることを特徴とする。
本発明によれば、送信元の処理におけるクロック信号と別個に生成された基準クロック信号とのそれぞれの周期が互いに異なった場合であっても基準クロック信号に基づく処理による問題の発生を防ぐことができる。
第1の実施形態の信号処理システムの構成例を示すブロック図である。 送信側信号処理装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態における同期処理システムの構成を示すブロック図である。 受信側信号処理装置の構成例を示すブロック図である。 送信側信号処理装置の動作を示すフローチャートである。 同期処理システムの動作を示すフローチャートである。 受信側信号処理装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の同期処理システムの構成例を示すブロック図である。 第3の実施形態の同期処理システムの構成例を示すブロック図である。
実施形態1.
第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態の信号処理システム500の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、第1の実施形態の信号処理システム500は、同期処理システム300と、受信側信号処理装置400とを含む。同期処理システム300と受信側信号処理装置400とは、互いに接続されている。そして、信号処理システム500は、受託局600に設置されている。
同期処理システム300には、例えば、通信回線を介して送信側信号処理装置210が接続されている。また、送信側信号処理装置210には、クロック信号提供装置220が接続されている。そして、送信側信号処理装置210とクロック信号提供装置220とは、委託局200に設置されている。
委託局200は、例えば、放送事業者の局舎である。受託局600は、例えば、放送用衛星に信号を送信する事業者の局舎である。
送信側信号処理装置210には、例えば、映像や音声に応じたデータが入力される。クロック信号提供装置220には、例えば、10MHz等の周波数の信号を生成する発振器が設けられている。そして、クロック信号提供装置220は、当該発振器が生成した信号に基づいて、33.7561MHz等の周波数のクロック信号を生成して、送信側信号処理装置210に提供する。
送信側信号処理装置210は、入力されたデータに基づくIP(Internet Protocol)パケットを生成して送信する。送信側信号処理装置210が送信した信号は通信回線を介して同期処理システム300によって受信される。
また、図1に示すように、本例では、説明の簡単のため、一の受託局600に設置された一の同期処理システム300に、一の委託局200に設置された一の送信側信号処理装置210が接続されているとして説明する。しかし、受託局600に設置された同期処理システム300には、複数の委託局のそれぞれに設置された複数の送信側信号処理装置が接続されていてもよい。
同期処理システム300は、送信側信号処理装置210によって送信されたIPパケットを受信する。そして、同期処理システム300は、IPパケットに基づいて適式な伝送フレームを生成する伝送フレーム生成処理を行う。
そして、受信側信号処理装置400は、同期処理システム300によって生成された伝送フレームに基づいて送信用信号を生成する。
生成された送信用信号は、送信設備700によって放送用衛星に向けて送信される。そして、送信用信号を受信した放送用衛星が、送信用信号に基づく放送信号を送信し、当該放送信号を受信した受信機が、当該放送信号に基づく映像や音声を再生したり、データ放送用データや番組配列情報、電子番組ガイド等を出力したりする。なお、送信設備700は、例えば、受託局600の局舎外に設置された衛星通信用アンテナを含む。
図2は、送信側信号処理装置210の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、送信側信号処理装置210は、MMT(MPEG(Moving Picture Experts Group) Media Transport)多重部211と、TLV多重部212とを含む。
MMT多重部211には、受信機によって再生される映像や音声に応じたデータである再生用データと、データ放送用データと、番組配列情報および電子番組ガイド(SI(Service Information)/EPG(Electronic Program Guide))用データとが入力される。
そして、MMT多重部211は、入力された各データを互いに多重して、各データを含む、MMT形式のIPパケットであるMMTパケットを生成する。
TLV多重部212には、MMT多重部211が生成したMMTパケットと、時刻を示すデータを含むNTPパケットとが入力される。なお、NTPパケットは、例えば、外部のNTPサーバから受信される。TLV多重部212は、入力されたMMTパケットとNTPパケットとを互いに多重して、当該パケットを含む形式のIPパケットであるTLVパケットを生成する。
そして、TLV多重部212は、生成したTLVパケットによって構成されたフレームと、当該フレーム内の各スロットのストリームの種別や変調方式の情報を示すTMCC(Transmission and Multiplexing Configulation Control)信号とを同期処理システム300に送信する。
図3は、同期処理システム300の構成を示すブロック図である。図3に示すように、同期処理システム300は、入出力装置310および同期処理用装置320を含む。なお、同期処理システム300は、入出力装置310と同期処理用装置320とを含む一の装置によって実現されてもよい。
そして、入出力装置310は、受信部(受信手段)311、分配部312、バッファ部(記憶手段)313−1,313−2、多重化部(伝送フレーム生成手段)314、および送信部315を含む。
受信部311は、送信側信号処理装置210が送信したフレームおよびTMCC信号を通信回線を介して受信する。受信部311は、受信したフレームおよびTMCC信号を分配部312に入力する。
分配部312は、入力されたTMCC信号に応じて、入力されたフレームに含まれているTLVパケットをバッファ部313−1,313−2に入力する。
バッファ部313−1,313−2には、入力されたTLVパケットが記憶される。なお、バッファ部313−1,313−2は、受信側信号処理装置400がTLVパケットに施す変調の方式や誤り訂正の割合に応じて用意される。具体的には、本例では、受信側信号処理装置400が、誤り訂正の符号化率を1/2としQPSK(Quadrature Phase−Shift Keying)方式の変調を施すTLVパケットが記憶されるバッファ部313−2と、誤り訂正の符号化率を7/9とし16APSK(Amplitude and Phase−Shift Keying)方式の変調を施すTLVパケットが記憶されるバッファ部313−1とが用意されている。
多重化部314は、バッファ部313−1,313−2に記憶されているTLVパケットを読み出して、読み出したTLVパケットを含む伝送フレームを生成する。
送信部315は、多重化部314が生成した伝送フレームを受信側信号処理装置400に送信する。
なお、受信部311および送信部315は、例えば、通信用回路によって実現される。分配部312および多重化部314は、例えば、プログラム制御に従って処理を実行するCPU(Central Processing Unit)や、複数の回路によって実現される。バッファ部313−1,313−2は、例えば、メモリ等の記憶手段によって実現される。
また、図3に示すように、同期処理用装置320は、信号源321、基準クロック信号生成部(基準クロック信号生成手段)322、カウンタ用クロック信号生成部(時刻用クロック信号生成手段)323、カウンタ(計数手段)324、およびNTPパケット生成部(時刻パケット生成手段、データ生成手段)325を含む。
信号源321は、所定の周波数の信号を生成する。具体的には、信号源321は、例えば、5MHz等の周波数の信号を生成する発振器である。
なお、信号源321の発振器と、クロック信号提供装置220に設けられている発振器とは、互いに同期するための処理が行われないとする。したがって、信号源321が生成した信号と、クロック信号提供装置220が提供するクロック信号とは、互いに別個に生成されている。
基準クロック信号生成部322は、信号源321が生成した信号に基づいて、受信側信号処理装置400や、入出力装置310、特に、多重化部314に提供するクロック信号(基準クロック信号)を生成する。なお、基準クロック信号は、例えば、33.7561MHz等の周波数のクロック信号である。
カウンタ用クロック信号生成部323は、信号源321が生成した信号に基づいて、カウンタ324に提供するクロック信号(カウンタ用クロック信号)を生成する。なお、カウンタ用クロック信号は、例えば、232Hzの周波数のクロック信号である。
カウンタ324は、カウンタ用クロック信号生成部323が生成したカウンタ用クロック信号に基づいて、カウント値をカウントアップする。具体的には、カウンタ324は、例えば、カウンタ用クロック信号に基づくタイミングで、予めセットされたNTPサーバ(図示せず)から受信したNTPデータに示されている値をカウントアップして、カウント値を生成する。したがって、カウンタ324によって、カウンタ用クロック信号の周期の回数が計数されてカウンタ値に加算される。
NTPパケット生成部325は、カウンタ324が生成したカウント値を示すNTPデータを生成して、当該NTPデータを含むNTP形式のIPパケットであるNTPパケットを生成する。なお、NTPパケットとは、例えば、NTP形式のIPパケットである。
図4は、受信側信号処理装置400の構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、受信側信号処理装置400は、受信部401、変調部402、および送信部403を含む。
受信部401は、入出力装置310の送信部315が送信した伝送フレームを受信する。
変調部402は、受信部401が受信した伝送フレームに、誤り訂正用の処理、および所定の変調方式の変調処理を施し、各処理後の信号である送信用信号を生成する。なお、本例では、伝送フレームは120スロットからなり、第1〜第100スロットにはバッファ部313−2に記憶されていたTLVパケットがそれぞれ格納され、誤り訂正の符号化率を1/2としQPSK方式の変調処理が施される。そして、第1〜第100スロットは、より伝送容量が大きいスロットである高階層のスロットと呼ばれる。また、第101〜第120スロットにはバッファ部313−1に記憶されていたTLVパケットがそれぞれ格納され、誤り訂正の符号化率を7/9とし16APSK方式の変調処理が施される。そして、第101〜第120スロットは、より誤り訂正の能力が高いスロットである低階層のスロットと呼ばれる。
送信部403は、変調部402が生成した送信用信号を送信する。
次に、第1の実施形態の動作について説明する。図5は、送信側信号処理装置210の動作を示すフローチャートである。
なお、送信側信号処理装置210におけるMMT多重部211およびTLV多重部212は、クロック信号提供装置220が提供したクロック信号に基づくタイミングで、各処理を行う。
MMT多重部211は、再生用データと、データ放送用データと、番組配列情報および電子番組ガイド用データとを互いに多重して、各データを含む、MMT形式のIPパケットであるMMTパケットを生成する(ステップS101)。
TLV多重部212は、ステップS101の処理でMMT多重部211によって生成されたMMTパケットとNTPパケットとを互いに多重して、当該パケットを含む形式のIPパケットであるTLVパケットを生成する(ステップS102)。
そして、TLV多重部212は、生成したTLVパケットによってフレームを構成し、構成した当該フレームと、当該フレーム内の各スロットのストリームの種別や変調方式の情報を示すTMCC信号とを同期処理システム300に送信する(ステップS103)。
図6は、同期処理システム300による伝送フレーム生成処理の動作を示すフローチャートである。なお、同期処理システム300は、カウンタ324を除いて、基準クロック信号生成部322が提供した基準クロック信号に基づくタイミングで、各処理を行う。
図6に示すように、受信部311は、送信側信号処理装置210が送信したフレームおよびTMCC信号を通信回線を介して受信する(ステップS201)。受信部311は、受信したフレームおよびTMCC信号を分配部312に入力する。
分配部312は、入力されたTMCC信号に応じて、入力されたフレームに含まれているTLVパケットをバッファ部313−1,313−2に入力する(ステップS202)。バッファ部313−1,313−2に入力されたTLVパケットは、当該バッファ部313−1,313−2に記憶される。なお、分配部312は、例えば、入力された順序に応じて、TLVパケットをバッファ部313−1またはバッファ部313−2に入力する。具体的には、例えば、バッファ部313−1には第1〜第100スロットに応じたバッファが用意され、バッファ部313−2には第101〜第120スロットに応じたバッファが用意されている。そして、分配部312は、各スロットに付された番号に応じたバッファに、当該番号順でサイクリックに、入力された順序に応じたTLVパケットが入力される。すると、分配部312は、例えば、TMCC信号によって示されている、フレーム内の各スロットのストリームの変調方式の情報に応じて、入力されたフレームに含まれているTLVパケットをバッファ部313−1,313−2のうち、対応する変調方式等に応じたバッファに入力することになるはずである。具体的には、分配部312は、例えば、TMCC信号に応じて、NTPパケットに基づくTLVパケットを、電波伝搬状況が悪化してもより確実にデータを送信可能な多値数がより少ない変調方式に応じたバッファであるバッファ部313−1に入力する。また、分配部312は、例えば、TMCC信号に応じて、MMTパケットに基づくTLVパケットを、伝送効率がより高くなるように多値数がより多い変調方式に応じたバッファであるバッファ部313−2に入力する。
多重化部314は、バッファ部313−1,313−2に記憶されているTLVパケットを含む伝送フレームを生成する(ステップS203)。本例では、伝送フレームは、120スロットから成るとする。そして、多重化部314は、例えば、所定のパケットが所定のスロットに格納されるように、伝送フレームを構成する。
ここで、多重化部314は、NTPパケットが第101スロットに格納されるように、伝送フレームを構成する。なお、信号源321の発振器と、クロック信号提供装置220に設けられている発振器とは、互いに同期するための処理が行われない。すると、委託局200のクロック信号提供装置220が提供したクロック信号の周期が、同期処理用装置320の基準クロック信号生成部322が提供した基準クロックの周期よりも、長くなったり短くなったりし得る。そのような場合には、NTPパケットが第101スロットでない他のスロットに格納された伝送フレームが構成され得る。
そこで、多重化部314は、ステップS203の処理における第101スロットにパケットを格納するときに、例えば、NTPパケット生成部325に、NTPパケットの生成を要求する。NTPパケット生成部325は、当該要求に応じて、カウンタ324からカウント値を読み出す。そして、NTPパケット生成部325は、読み出したカウント値を示すNTPデータを含むNTPパケットを生成する。そして、NTPパケット生成部325は、多重化部314に、生成したNTPパケットを送信する。多重化部314は、NTPパケット生成部325によって生成されたNTPパケットを第101スロットに格納した伝送フレームを生成する。
送信部315は、ステップS203の処理で生成された伝送フレームを受信側信号処理装置400に送信する(ステップS204)。
図7は、受信側信号処理装置400の動作を示すフローチャートである。なお、受信側信号処理装置400は、同期処理用装置320の基準クロック信号生成部322が生成した基準クロック信号に基づくタイミングで、各処理を行う。
図7に示すように、受信部401は、入出力装置310の送信部315が送信した伝送フレームを受信する(ステップS301)。
変調部402は、受信部401が受信した伝送フレームに基づいて、各スロットに応じて所定の誤り訂正の符号化率で所定の変調方式の変調処理を搬送波に施し、変調処理後の信号である送信用信号を生成する(ステップS302)。
送信部403は、変調部402が生成した送信用信号を送信する(ステップS303)。
本実施形態によれば、送信側信号処理装置210と受信側信号処理装置400とが別個に生成されたクロック信号に基づいてそれぞれ動作し、同期処理システム300と受信側信号処理装置400とは、信号源321が生成した信号に基づく基準クロック信号およびカウンタ用クロック信号に基づいて動作する。そして、同期処理システム300が、基準クロック信号に基づき、カウンタ用クロック信号に基づいて生成したNTPパケットが所定のスロット(本例では第101スロット)に格納されるように伝送フレームを生成する。
したがって、受託局600にNTPサーバを設置したり、伝送フレームを生成する度にNTPサーバと通信するための手段を用意したりすることなく、適切なNTPパケットが適切なスロットに格納された伝送フレームを生成することができる。
そして、受信側信号処理装置400が基準クロック信号に基づいて動作するので、当該伝送フレームに基づく送信用信号を適切に送信することができる。
実施形態2.
次に、第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図8は、第2の実施形態における同期処理システム800の構成例を示すブロック図である。
第2の実施形態における同期処理システム800は、NTPサーバ通信部823を含む同期処理用装置820を含む点で、図3に示す第1の実施形態における同期処理システム300と異なる。その他の構成は第1の実施の形態における構成と同様なため、その他の構成要素には第1の実施形態において対応する構成要素と同様な符号を付して説明を省略する。
多重化部314は、第101スロットにパケットを格納するときに、例えば、NTPサーバ通信部823に、NTPパケットの入力を指示する。NTPサーバ通信部823は、多重化部314の指示に応じて、NTPサーバに応答のNTPパケットの送信を要求し、当該要求に応じて送信されたNTPパケットを受信して、受信したNTPパケットを多重化部314に入力する。
多重化部314は、NTPサーバ通信部823が受信したNTPパケットが第101スロットに格納されるように、伝送フレームを構成する。
なお、多重化部314およびNTPサーバ通信部823のうち少なくとも一方が、NTPサーバによって送信されたNTPパケットの形式を適宜変更したり、必要とされるデータを読み出したりして、NTPパケットを再生成するように構成されていてもよい。
本実施形態によれば、送信側信号処理装置210と受信側信号処理装置400とが別個に生成されたクロック信号に基づいてそれぞれ動作し、同期処理システム800と受信側信号処理装置400とは、信号源321が生成した信号に基づく基準クロック信号に基づいて動作する。そして、同期処理システム800が、基準クロック信号に基づき、NTPサーバから受信したNTPパケットが所定のスロット(本例では第101スロット)に格納されるように伝送フレームを生成する。
したがって、受信側信号処理装置400が、時刻をより高い精度で示すことができるNTPパケットを含む伝送フレームを送信することができる。
実施形態3.
次に、第3の実施形態の同期処理システムについて、図面を参照して説明する。図9は、第3の実施形態の同期処理システムの構成例を示すブロック図である。
図9に示すように、第3の実施形態の同期処理システム31は、受信部11、記憶部13、伝送フレーム生成部14、時刻用クロック信号生成部23、および時刻パケット生成部25を含む。
同期処理システム31は、例えば、図1および図3に示す第1の実施形態における同期処理システム300に相当する。受信部11は、例えば、図3に示す第1の実施形態における受信部311に相当する。記憶部13は、例えば、図3に示す第1の実施形態におけるバッファ部313−1,313−2に相当する。伝送フレーム生成部14は、例えば、図3に示す第1の実施形態における多重化部314に相当する。時刻用クロック信号生成部23は、例えば、図3に示す第1の実施形態におけるカウンタ用クロック信号生成部323に相当する。時刻パケット生成部25は、例えば、図3に示す第1の実施形態におけるNTPパケット生成部325に相当する。なお、時刻パケット生成部25は、図3に示す第1の実施形態におけるカウンタ324、およびNTPパケット生成部325に相当していてもよい。
受信部11は、送信されたフレームを受信する。
記憶部13には、受信部11が受信したフレームに含まれているパケットが記憶される。
伝送フレーム生成部14は、基準となるクロック信号である基準クロック信号に基づくタイミングで、記憶部13に記憶されているパケットに基づき、所定のスロットに時刻を示すための時刻パケットが格納された伝送フレームを生成する。なお、所定のスロットとは、例えば、伝送フレームにおける低階層のスロットのいずれかであり、具体的には、例えば、第101スロットである。また、時刻パケットは、例えば、NTP形式のIPパケットである。
時刻用クロック信号生成部23は、時刻パケットを生成するためのクロック信号である時刻用クロック信号を生成する。
時刻パケット生成部25は、時刻用クロック信号生成部23が生成した時刻用クロック信号に基づいて、時刻パケットを生成する。
基準クロック信号および前記時刻用クロック信号は、受信部11が受信したフレームの送信元で行われた生成処理および送信処理におけるクロック信号とは別個に生成された信号である。
なお、受信部11が受信したフレームの送信元は、例えば、第1の実施形態における送信側信号処理装置210に相当する。そして、受信部11が受信したフレームに行われた生成処理および送信処理は、例えば、図5に示すステップS103の処理に相当する。
本実施形態によれば、フレームの送信元と伝送フレーム生成手段とが別個に生成されたクロック信号に基づいてそれぞれ動作し、互いのクロック信号の周期に差異が生じた場合であっても、同期処理システム31が、所定のスロットに時刻パケットが格納された伝送フレームを生成する。
したがって、同期処理システム用にNTPサーバを設置したり、伝送フレームを生成する度にNTPサーバと通信するための手段を用意したりすることなく、適切な時刻パケットが適切なスロットに格納された伝送フレームを生成することができる。
11、311、401 受信部
13 記憶部
14 伝送フレーム生成部
23 時刻用クロック信号生成部
25 時刻用パケット生成部
31、300、800 同期処理システム
200 委託局
210 送信側信号処理装置
211 MMT多重部
212 TLV多重部
220 クロック信号提供装置
310 入出力装置
312 分配部
313−1、313−2 バッファ部
314 多重化部
315、403 送信部
320、820 同期処理用装置
321 信号源
322 基準クロック信号生成部
323 カウンタ用クロック信号生成部
324 カウンタ
325 NTPパケット生成部
400 受信側信号処理装置
402 変調部
500 信号処理システム
600 受託局
700 送信設備
823 NTPサーバ通信部

Claims (9)

  1. 送信されたフレームを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信したフレームに含まれているパケットが記憶される記憶手段と、
    基準となるクロック信号である基準クロック信号に基づくタイミングで、前記記憶手段に記憶されているパケットに基づき、所定のスロットに時刻を示すための時刻パケットが格納された伝送フレームを生成する伝送フレーム生成手段と、
    前記時刻パケットを生成するためのクロック信号である時刻用クロック信号を生成する時刻用クロック信号生成手段と、
    前記時刻用クロック信号生成手段が生成した前記時刻用クロック信号に基づいて、前記時刻パケットを生成する時刻パケット生成手段とを備え、
    前記基準クロック信号および前記時刻用クロック信号は、前記受信手段が受信したフレームの送信元で行われた生成処理および送信処理におけるクロック信号とは別個に生成された信号である
    ことを特徴とする同期処理システム。
  2. 前記基準クロック信号を生成する基準クロック信号生成手段と、
    前記基準クロック信号生成手段および前記時刻用クロック信号生成手段に提供するクロック信号を生成する信号源とを含む
    請求項1に記載の同期処理システム。
  3. 前記基準クロック信号生成手段は、前記信号源が生成した前記クロック信号に基づいて前記基準クロック信号を生成し、
    前記時刻用クロック信号生成手段は、前記信号源が生成した前記クロック信号に基づいて前記時刻用クロック信号を生成する
    請求項2に記載の同期処理システム。
  4. 前記時刻パケット生成手段は、前記時刻用クロック信号生成手段が生成した前記時刻用クロック信号における周期の回数を計数する計数手段と、
    前記計数手段による計数結果に基づいて、前記時刻パケットに含まれる、時刻を示すデータを生成するデータ生成手段とを含む
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の同期処理システム。
  5. 前記時刻パケット生成手段が生成する時刻パケットは、NTP方式のIPパケットである
    請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の同期処理システム。
  6. 前記伝送フレーム生成手段は、前記基準クロック信号に基づき、所定のスロットに前記時刻パケットを格納する前記伝送フレームを生成するタイミングで、前記時刻パケット生成手段に前記時刻パケットの生成を要求し、
    前記時刻パケット生成手段は、前記要求に応じて、前記時刻パケットを生成する
    請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の同期処理システム。
  7. 請求項1から請求項6のうちいずれかに記載の同期処理システムと、
    前記伝送フレーム生成手段が生成した前記伝送フレームに変調処理を施す変調手段を含む信号処理装置とを備えた
    ことを特徴とする信号処理システム。
  8. 送信されたフレームを受信する受信ステップと、
    基準となるクロック信号である基準クロック信号に基づくタイミングで、前記受信ステップで受信したフレームに含まれているパケットが記憶される記憶手段に記憶されているパケットに基づき、所定のスロットに時刻を示すための時刻パケットが格納された伝送フレームを生成する伝送フレーム生成ステップと、
    前記時刻パケットを生成するためのクロック信号である時刻用クロック信号を生成する時刻用クロック信号生成ステップと、
    前記時刻用クロック信号生成ステップで生成した前記時刻用クロック信号に基づいて、前記時刻パケットを生成する時刻パケット生成ステップとを含み、
    前記基準クロック信号および前記時刻用クロック信号は、前記受信ステップで受信したフレームの送信元で行われた生成処理および送信処理におけるクロック信号とは別個に生成された信号である
    ことを特徴とする同期処理方法。
  9. コンピュータに、
    送信されたフレームを受信する受信処理と、
    基準となるクロック信号である基準クロック信号に基づくタイミングで、前記受信処理で受信したフレームに含まれているパケットが記憶される記憶手段に記憶されているパケットに基づき、所定のスロットに時刻を示すための時刻パケットが格納された伝送フレームを生成する伝送フレーム生成処理と、
    前記時刻パケットを生成するためのクロック信号である時刻用クロック信号を生成する時刻用クロック信号生成処理と、
    前記時刻用クロック信号生成処理で生成した前記時刻用クロック信号に基づいて、前記時刻パケットを生成する時刻パケット生成処理とを実行させ、
    前記基準クロック信号および前記時刻用クロック信号は、前記受信処理で受信されたフレームの送信元で行われた生成処理および送信処理におけるクロック信号とは別個に生成された信号である
    ことを特徴とする同期処理用プログラム。
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