JP6840653B2 - 無線通信システム、制御装置、基地局装置、端末装置、無線通信品質測定方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

無線通信システム、制御装置、基地局装置、端末装置、無線通信品質測定方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、制御装置、基地局装置、端末装置、無線通信品質測定方法及びコンピュータプログラムに関する。
無線通信システムにおいて、基地局装置の通信圏内に存在する端末装置が、当該基地局装置の通信圏外に存在する他の端末装置との間で端末間(D2D:Device to Device)通信を行い、当該他の端末装置と当該基地局装置との間の通信を中継する無線中継方法が知られている。その従来の無線中継方法では、基地局装置の通信圏内に存在する複数の端末装置の中から、他の端末装置の通信の中継を行う端末装置を決定する際に、中継候補の端末装置と当該基地局装置との間の無線通信品質の測定により、他の端末装置の通信の中継を行う端末装置を決定する(例えば、特許文献1,2、非特許文献1参照)。また、D2D通信におけるキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)技術が例えば非特許文献2に記載されている。
国際公開第2016/182642号 国際公開第2016/182597号
ERICSSON, "Measurements, Signaling, and Selection Rules for Relay Discovery", Doc. R1-151767, 3GPP TSG RAN WG1 Meeting, Belgrade, Serbia, April 20-24, 2015 Intel Corporation, On Carrier Aggregation for LTE V2V Sidelink Communication", Doc. R1-1705446, 3GPP TSG RAN1 WG Meeting, Spokane, USA, April 3-7, 2017
上述した従来の無線中継方法では、中継候補の全ての端末装置が無線通信品質の測定報告(Measurement Report)を行うために、特に端末数が多い大規模な無線通信システムでは測定報告が頻発することにより無線通信容量が低下する問題が生じる可能性があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、無線通信品質の測定報告の増大を抑制することにある。
本発明の一態様は、基地局装置と、前記基地局装置の通信圏内に存在する複数の第1端末装置と、前記基地局装置の通信圏外に存在する第2端末装置と、前記第2端末装置からの特定のサービスタイプの通信サービス要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する無線通信品質測定により前記第2端末装置と前記基地局装置との間の通信を中継する中継端末装置に決定された前記第1端末装置と、前記第2端末装置との間の端末間通信の設定を行う制御装置と、を備え、前記第2端末装置からの同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求に応じて、当該N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施させる一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定を再利用し且つ無線通信品質測定の測定報告を実施させない、無線通信システムである。
本発明の一態様は、上記の無線通信システムにおいて、前記第2端末装置からの同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求に応じて、当該N個の通信サービス要求のうち1個の通信サービス要求のみに対して無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施させる、無線通信システムである。
本発明の一態様は、基地局装置と、前記基地局装置の通信圏内に存在する複数の第1端末装置と、前記基地局装置の通信圏外に存在する第2端末装置と、前記第2端末装置からの特定のサービスタイプの通信サービス要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する無線通信品質測定により前記第2端末装置と前記基地局装置との間の通信を中継する中継端末装置に決定された前記第1端末装置と、前記第2端末装置との間の端末間通信の設定を行う制御装置と、を備える無線通信システムの前記制御装置であり、前記第2端末装置からの通信サービス要求に応じて、当該通信サービス要求のサービスタイプ情報が示すサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の測定報告を実施するか否かを判断する判断部を備え、前記第2端末装置からの同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求に応じて、当該N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施させる一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定を再利用し且つ無線通信品質測定の測定報告を実施させない、制御装置である。
本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記第2端末装置からの同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求に応じて、当該N個の通信サービス要求のうち1個の通信サービス要求のみに対して無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施させる、制御装置である。
本発明の一態様は、無線通信システムの制御装置からの特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の設定を、自基地局装置の通信圏内に存在する第1端末装置に行う測定設定部を備え、同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を前記第1端末装置に実施させる一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定が再利用され且つ無線通信品質測定の測定報告を前記第1端末装置に実施させない、基地局装置である。
本発明の一態様は、無線通信システムの基地局装置からの特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の設定に従って、当該特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の測定報告を行う測定部を備え、同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施する一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定が再利用され且つ無線通信品質測定の測定報告を実施しない、端末装置である。
本発明の一態様は、基地局装置と、前記基地局装置の通信圏内に存在する複数の第1端末装置と、前記基地局装置の通信圏外に存在する第2端末装置と、前記第2端末装置からの特定のサービスタイプの通信サービス要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する無線通信品質測定により前記第2端末装置と前記基地局装置との間の通信を中継する中継端末装置に決定された前記第1端末装置と、前記第2端末装置との間の端末間通信の設定を行う制御装置と、を備える無線通信システムの無線通信品質測定方法であり、前記第2端末装置からの同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求に応じて、当該N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施させる一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定を再利用し且つ無線通信品質測定の測定報告を実施させない、無線通信品質測定方法である。
本発明の一態様は、基地局装置と、前記基地局装置の通信圏内に存在する複数の第1端末装置と、前記基地局装置の通信圏外に存在する第2端末装置と、前記第2端末装置からの特定のサービスタイプの通信サービス要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する無線通信品質測定により前記第2端末装置と前記基地局装置との間の通信を中継する中継端末装置に決定された前記第1端末装置と、前記第2端末装置との間の端末間通信の設定を行う制御装置と、を備える無線通信システムの前記制御装置のコンピュータに、前記第2端末装置からの通信サービス要求に応じて、当該通信サービス要求のサービスタイプ情報が示すサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の測定報告を実施するか否かを判断する判断機能を実現させ、前記第2端末装置からの同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求に応じて、当該N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施させる一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定を再利用し且つ無線通信品質測定の測定報告を実施させない、コンピュータプログラムである。
本発明の一態様は、無線通信システムの基地局装置のコンピュータに、前記無線通信システムの制御装置からの特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の設定を、自基地局装置の通信圏内に存在する第1端末装置に行う測定設定機能を実現させるためのコンピュータプログラムであり、同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を前記第1端末装置に実施させる一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定が再利用され且つ無線通信品質測定の測定報告を前記第1端末装置に実施させない、コンピュータプログラムである。
本発明の一態様は、無線通信システムの第1端末装置のコンピュータに、前記無線通信システムの基地局装置からの特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の設定に従って、当該特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の測定報告を行う測定機能を実現させるためのコンピュータプログラムであり、同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施する一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定が再利用され且つ無線通信品質測定の測定報告を実施しない、コンピュータプログラムである。
本発明によれば、無線通信品質の測定報告の増大を抑制することができるという効果が得られる。
一実施形態に係る無線通信システムの例を示す概略構成図である。 一実施形態に係る無線中継方法の手順の例を示すシーケンス図である。 一実施形態に係る新規の無線通信品質測定の測定報告の実施判断方法を説明するための概念図である。 一実施形態に係る無線通信品質測定の設定方法の例2を説明するための概念図である。 一実施形態に係る無線通信システム1の一実施例の説明図である。 一実施形態に係る中継端末候補リスト20の一構成例を示す図である。 一実施形態に係る端末除外条件の一例を示す図である。 一実施形態に係る無線通信システム1の適用例を示す概略構成図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、一実施形態に係る無線通信システムの例を示す概略構成図である。図1において、無線通信システム1は、基地局装置S−BSと、基地局装置M−BSと、端末装置UE1と、端末装置UE2と、制御装置10と、を備える。
基地局装置S−BSのセルS−Cellは、基地局装置M−BSのセルM−Cellと重複して配置されている。セルS−Cellの全てがセルM−Cellに包含されてもよく、又は、セルS−Cellの一部のみがセルM−Cellと重複してもよい。以下、説明の便宜上、基地局装置S−BSをスモール基地局S−BSと称し、セルS−CellをスモールセルS−Cellと称し、基地局装置M−BSをマクロ基地局M−BSと称し、セルM−CellをマクロセルM−Cellと称する。
端末装置UE1は、スモールセルS−Cell内に存在する。つまり、端末装置UE1は、スモール基地局S−BSの通信圏内に存在する。端末装置UE1は、第1端末装置に対応する。端末装置UE1は、複数存在する。端末装置UE1は、無線通信リンク103によりスモール基地局S−BSと通信を行う。端末装置UE1は、スモール基地局S−BSを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークNWにアクセスすることができる。
端末装置UE2は、スモールセルS−Cell外に存在する。つまり、端末装置UE1は、スモール基地局S−BSの通信圏外に存在する。端末装置UE2は、第2端末装置に対応する。端末装置UE2は、マクロセルM−Cell内に存在し、無線通信リンク104によりマクロ基地局M−BSと通信を行う。端末装置UE2は、マクロ基地局M−BSを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークNWにアクセスすることができる。
端末装置UE1は、端末装置UE2とスモール基地局S−BSとの間の通信を中継する中継端末装置の候補である。端末装置UE2は、無線通信リンク110により端末装置UE1とD2D通信(端末間通信)を行うことにより、中継端末装置としての当該端末装置UE1を介してスモール基地局S−BSと通信を行うことができる。これにより、端末装置UE2は、中継端末装置としての端末装置UE1とスモール基地局S−BSとを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークNWにアクセスすることができる。以下、説明の便宜上、端末装置UE1をリレー(relay)端末UE1と称し、端末装置UE2をリモート(remote)端末UE2と称する。
制御装置10は、通信リンク101によりスモール基地局S−BSと通信を行う。制御装置10は、通信リンク102によりマクロ基地局M−BSと通信を行う。制御装置10は、リレー端末UE1とリモート端末UE2との間のD2D通信の設定を行う。通信リンク101,102は、有線であってもよく、又は、無線であってもよい。
次に図2を参照して、本実施形態に係る無線中継方法を説明する。図2は、本実施形態に係る無線中継方法の手順の例を示すシーケンス図である。
(ステップS1) リモート端末UE2は、通信サービス要求を、マクロ基地局M−BSを介して制御装置10へ送信する。通信サービス要求は、通信サービスの特定のサービスタイプを示すサービスタイプ情報を含む。サービスタイプ情報は、サービスタイプを識別するサービスタイプ識別子であってもよい。通信サービス要求として、例えば、「PDU(Protocol Data Unit) session establishment request」メッセージを利用してもよい。
(ステップS2) 制御装置10は、リモート端末UE2からの通信サービス要求に応じて、当該通信サービス要求のサービスタイプ情報が示すサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の測定報告を実施するか否かを判断する。当該無線通信品質測定は、リレー端末UE1とスモール基地局S−BSとの間の無線通信品質の測定である。
新規の無線通信品質測定の測定報告の実施判断方法を、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る新規の無線通信品質測定の測定報告の実施判断方法を説明するための概念図である。本実施形態では、通信サービスのサービスタイプ毎に、無線通信品質測定の再利用を行う。図3の例では、通信サービスのサービスタイプとして、「text web」、「video」及び「voice」の3つが示される。制御装置10は、「text web」の通信サービス要求として「Request1」、「Request2」及び「Request3」の3個と、「video」の通信サービス要求として「Request4」、「Request5」、「Request6」及び「Request7」の4個と、「voice」の通信サービス要求として「Request8」、「Request9」及び「Request10」の3個とを受信する。
このとき、制御装置10は、3個の「text web」の通信サービス要求のうち、1個の通信サービス要求「Request1」のみに対して、「text web」に対応する新規の無線通信品質測定を実施する。したがって、制御装置10は、他の2個の通信サービス要求「Request2」及び「Request3」に対しては、無線通信品質測定の測定報告を実施させない。そして、制御装置10は、通信サービス要求「Request1」に対して実施した無線通信品質測定を、他の2個の通信サービス要求「Request2」及び「Request3」に対して再利用する。
制御装置10は、4個の「video」の通信サービス要求に対しても同様に、1個の通信サービス要求「Request4」のみに対して、「video」に対応する新規の無線通信品質測定を実施し、他の3個の通信サービス要求「Request5」、「Request6」及び「Request7」に対しては、無線通信品質測定の測定報告を実施させない。そして、制御装置10は、通信サービス要求「Request4」に対して実施した無線通信品質測定を、他の3個の通信サービス要求「Request5」、「Request6」及び「Request7」に対して再利用する。
制御装置10は、3個の「voice」の通信サービス要求に対しても同様に、1個の通信サービス要求「Request8」のみに対して、「voice」に対応する新規の無線通信品質測定を実施し、他の2個の通信サービス要求「Request9」及び「Request10」に対しては、無線通信品質測定の測定報告を実施させない。そして、制御装置10は、通信サービス要求「Request8」に対して実施した無線通信品質測定を、他の2個の通信サービス要求「Request9」及び「Request10」に対して再利用する。
上述のように本実施形態によれば、同じサービスタイプの複数の通信サービス要求に対して、少なくとも1個の通信サービス要求に対しては無線通信品質測定を実施するが、当該複数の通信サービス要求の全部に対しては無線通信品質測定の測定報告を実施させない。そして、無線通信品質測定の測定報告を実施させない通信サービス要求に対しては、過去に実施した無線通信品質測定を再利用する。このため、無線通信品質の測定報告は、同じサービスタイプの複数の通信サービス要求に対して、少なくとも1個の通信サービス要求に対しては行われるが、当該複数の通信サービス要求の全部に対しては行われない。これにより、無線通信品質の測定報告の増大を抑制することができる。
説明を図2に戻す。
制御装置10は、リモート端末UE2からの通信サービス要求のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定を実施すると判断した場合に、当該サービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定を、スモール基地局S−BSに要求する。この無線通信品質測定要求は、当該サービスタイプを示すサービスタイプ情報を含む。一方、制御装置10は、リモート端末UE2からの通信サービス要求のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定を実施しないと判断した場合には、新規の無線通信品質測定をスモール基地局S−BSに要求しない。
(ステップS3) スモール基地局S−BSは、制御装置10からの特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の設定をリレー端末UE11に行う。この無線通信品質測定の設定情報は、ブロードキャストにより各リレー端末UE1に送信される。無線通信品質測定の設定方法の例を以下に説明する。
(無線通信品質測定の設定方法の例1)
無線通信品質測定の設定方法の例1は、新規の無線通信品質測定の測定報告を実施させる対象のリレー端末UE1の決定に関する。無線通信品質測定の設定方法の例1では、端末除外条件に該当するリレー端末UE1を除外した残りのリレー端末UE1に対して、新規の無線通信品質測定の測定報告を実施させる。端末除外条件に該当するリレー端末UE1は、中継端末装置として不適当であると考えられるものである。このため、端末除外条件に該当するリレー端末UE1による新規の無線通信品質測定の測定報告は、中継端末装置の決定においては無用である。以下に端末除外条件の例1−1,1−2,1−3,1−4を示す。
(端末除外条件の例1−1)
端末除外条件の例1−1では、移動中状態のリレー端末UE1を除外する。これは、移動中状態のリレー端末UE1(移動しているリレー端末UE1)は、移動していないリレー端末UE1に比して、通信が不安定になる可能性が高いと考えられるからである。
(端末除外条件の例1−2)
端末除外条件の例1−2では、通信中状態のリレー端末UE1を除外する。これは、通信中状態のリレー端末UE1は、リモート端末UE2の通信の中継を行うことよりも、自己の通信を優先させる方が好ましいと考えられるからである。通信中状態として、「RRC_connected state」を利用してもよい。
(端末除外条件の例1−3)
端末除外条件の例1−3では、禁止エリア(forbidden area)該当状態のリレー端末UE1を除外する。これは、禁止エリア該当状態のリレー端末UE1は、無線通信を行うことが不適当であると考えられるからである。禁止エリア該当状態は、リレー端末UE1が禁止エリア内に存在していてもよく、又は、リレー端末UE1が禁止エリア付近に存在していてもよい。禁止エリア該当状態の判定は、禁止エリアの無線品質閾値により行ってもよい。禁止エリアの無線品質閾値として、例えば、RSRP(Reference Signal Received Power)の閾値、SNR(Signal to Noise Ratio)の閾値が挙げられる。リレー端末UE1において、禁止エリアの無線信号の無線品質が禁止エリアの無線品質閾値よりも良い場合に、当該リレー端末UE1が禁止エリア該当状態であると判定してもよい。
(端末除外条件の例1−4)
端末除外条件の例1−4では、無線品質不適状態のリレー端末UE1を除外する。これは、無線品質不適状態のリレー端末UE1は、通信サービスの要求を満足する無線通信を行うことが難しいと考えられるからである。無線品質不適状態の判定は、無線品質閾値により行ってもよい。無線品質閾値として、例えば、RSRPの閾値、SNRの閾値が挙げられる。リレー端末UE1において、スモール基地局S−BSの無線信号の無線品質が無線品質閾値よりも悪い場合に、当該リレー端末UE1が無線品質不適状態であると判定してもよい。
また、無線品質閾値として、サービスタイプ毎の無線品質閾値(サービスタイプ無線品質閾値)を設けてもよい。あるサービスタイプのサービスタイプ無線品質閾値は、当該サービスタイプの通信サービスに所要の無線品質を判定するための閾値である。リレー端末UE1において、スモール基地局S−BSの無線信号の無線品質が、新規の無線通信品質測定の要求で指定されたサービスタイプのサービスタイプ無線品質閾値よりも悪い場合に、当該リレー端末UE1が無線品質不適状態であると判定してもよい。
上記の端末除外条件の例1−1,1−2,1−3,1−4のうち、いずれか一つの条件のみを使用してもよく、又は、いずれか複数若しくは全ての条件を使用してもよい。
上述のように本実施形態に係る無線通信品質測定の設定方法の例1によれば、移動中状態、通信中状態、禁止エリア該当状態及び無線品質不適状態のうち少なくともいずれかの状態に該当するリレー端末UE1をスモール基地局S−BSのスモールセルS−Cell内に存在する複数のリレー端末UE1の中から除外した残りのリレー端末UE1に対して、新規の無線通信品質測定の測定報告を実施させる。当該除外されたリレー端末UE1は、中継端末装置として不適当であると考えられるものである。これにより、中継端末装置の決定においては無用である新規の無線通信品質測定の測定報告が削減されるので、無線通信品質の測定報告の増大を抑制することができる。
(無線通信品質測定の設定方法の例2)
無線通信品質測定の設定方法の例2は、新規の無線通信品質測定の測定報告を実施させる対象の周波数帯の決定に関する。無線通信品質測定の設定方法の例2では、スモール基地局S−BSのスモールセルS−Cellに隣接する隣接セルで使用中の周波数帯を自セルで使用可能な複数の周波数帯の中から除外した残りの周波数帯を対象にして、新規の無線通信品質測定の測定報告を実施させる。隣接セルで使用中の周波数帯は、リレー端末UE1とリモート端末UE2との間のD2D通信の無線通信リンク110には不適当である。このため、隣接セルで使用中の周波数帯についての新規の無線通信品質測定の測定報告は、中継端末装置の決定においては無用である。
図4を参照して、無線通信品質測定の設定方法の例2を説明する。図4は、本実施形態に係る無線通信品質測定の設定方法の例2を説明するための概念図である。スモール基地局S−BS_1のスモールセルS−Cellとスモール基地局S−BS_2のスモールセルS−Cellとは隣接している。スモール基地局S−BS_1とスモール基地局S−BS_2とは、お互いに、自己のスモールセルS−Cellで使用中の周波数帯を示す使用周波数帯情報を交換する。スモール基地局S−BS_1は、スモール基地局S−BS_2の使用周波数帯情報を受信する。
図4の例では、スモール基地局S−BS_1及びS−BS_2は、自己のスモールセルS−Cellにおいて、5個のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)であるCC1からCC5まで(第1コンポーネントキャリアから第5コンポーネントキャリアまで)を使用可能である。スモール基地局S−BS_2の使用周波数帯情報は、スモール基地局S−BS_1のスモールセルS−Cellで使用可能なCC1からCC5までのうち、CC1とCC3とが使用中であることを示している。スモール基地局S−BS_1は、スモール基地局S−BS_2の使用周波数帯情報によって、自己のスモールセルS−Cellに隣接する隣接セルでCC1とCC3とが使用中であることを認識する。そして、スモール基地局S−BS_1は、5個のコンポーネントキャリア(CC1からCC5まで)の中からCC1とCC3を除外した残りの3個のコンポーネントキャリア(CC2,CC4,CC5)を対象にして、新規の無線通信品質測定の測定報告を実施させる。
図4の例では、スモール基地局S−BS_1は、測定報告の実施対象である3個のコンポーネントキャリア(CC2,CC4,CC5)については同期信号(sync. Sig:synchronization signal)を送信するが、測定報告の実施対象ではない2個のコンポーネントキャリア(CC1,CC3)については同期信号(sync. Sig)を送信しない。同期信号(sync. Sig)は、D2D通信の端末の発見(D2D discovery)において使用される信号である。図4中のSLSS(Side Link Synchronization Signal)は、各CCにおいて端末間で使用される同期信号である。
上述のように本実施形態に係る無線通信品質測定の設定方法の例2によれば、スモール基地局S−BSは、自セルに隣接する隣接セルの他基地局装置から当該他基地局装置が当該隣接セルで使用中の周波数帯を示す使用周波数帯情報を受信し、当該使用周波数帯情報により示される周波数帯を自セルで使用可能な複数の周波数帯の中から除外した残りの周波数帯を対象にして、新規の無線通信品質測定の測定報告を実施させる。当該除外された周波数帯は、リレー端末UE1とリモート端末UE2との間のD2D通信の無線通信リンク110には不適当である。これにより、中継端末装置の決定においては無用である新規の無線通信品質測定の測定報告が削減されるので、無線通信品質の測定報告の増大を抑制することができる。
以上が無線通信品質測定の設定方法の例の説明である。
説明を図2に戻す。
リレー端末UE11は、スモール基地局S−BSからブロードキャストにより特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の設定情報を受信する。リレー端末UE1は、当該無線通信品質測定の設定情報に従って、当該特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の測定報告を行う。リレー端末UE1は、当該無線通信品質測定の設定情報に基づいて、自己が測定報告の実施対象である場合には測定報告を行い、一方、自己が測定報告の実施対象ではない場合には測定報告を行わない。なお、リレー端末UE1は、自己が測定報告の実施対象ではない場合に、当該特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定を、実施してもよく又は実施しなくてもよい。
(ステップS4) 制御装置10は、特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の測定報告に基づいて当該特定のサービスタイプに対応する中継端末装置に決定されたリレー端末UE1と、リモート端末UE2との間のD2D通信の設定を行う。当該中継端末装置であるリレー端末UE1と、リモート端末UE2とは、当該D2D通信の設定に従って、「D2D discovery」を実施する。
(ステップS5) リモート端末UE2は、中継端末装置(リレー端末UE1)と無線通信リンク110によりD2D通信を行うことにより、中継端末装置(リレー端末UE1)を介してスモール基地局S−BSと通信を行う。中継端末装置(リレー端末UE1)は、リモート端末UE2とスモール基地局S−BSとの間の通信を中継する。これにより、リモート端末UE2は、中継端末装置(リレー端末UE1)とスモール基地局S−BSとを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークNWにアクセスする。
次に図5を参照して、本実施形態に係る無線通信システム1の一実施例を説明する。図5は、本実施形態に係る無線通信システム1の一実施例の説明図である。
本実施形態に係る制御装置としてのアクセスコントロールノード(Access Control Node)10は、サービスタイプ分類部(Service type categorizing module)11と、設定部(Configuration module)12と、情報収集部(Info collection module)13と、スケジューリング部(Scheduling module)14と、中継端末候補リスト20と、を備える。中継端末候補リスト20は、アクセスコントロールノード10が有する記憶領域に設けられたリスト格納部(図示せず)に格納される。
サービスタイプ分類部11は、通信サービスの各サービスタイプの情報を有する。設定部12は、D2D通信の設定を行う。情報収集部13は、中継端末装置の決定のための情報の収集を行う。スケジューリング部14は、D2D通信のスケジューリングを行う。
中継端末候補リスト20は、通信サービスの各サービスタイプに対応する中継端末装置の候補であるリレー端末UE1を示すリストである。図5の例では、中継端末候補リスト20は、第1サービスタイプ(Service type 1)の中継端末装置の候補であるリレー端末UE1を示す端末リスト(UE list 1)と、第2サービスタイプ(Service type 2)の中継端末装置の候補であるリレー端末UE1を示す端末リスト(UE list 2)と、第3サービスタイプ(Service type 3)の中継端末装置の候補であるリレー端末UE1を示す端末リスト(UE list 3)と、を有する。
アクセスコントロールノード10は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、又は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)及びメモリ等により構成され、アクセスコントロールノード10の各部の機能を実現するためのコンピュータプログラムをCPUが実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
スモール基地局S−BSは、データ中継部(Data relay module)31と、測定設定部(Configuration module)32と、情報収集部33と、スケジューリング部34と、を備える。データ中継部31は、リモート端末UE2とインターネット等の外部の通信ネットワークNWとの間の通信データの中継を行う。測定設定部32は、無線通信品質測定の設定を行う。情報収集部33は、中継端末装置の決定のための情報の収集を行う。情報収集部33は、基地局情報交換部の機能を有する。スケジューリング部34は、D2D通信のスケジューリングを行う。
リレー端末UE1は、データ中継部51と、設定受信部(conf.(Configuration) RX module)52と、情報収集部53と、スケジューリング部54と、測定部(measure. Report TX module)55と、同期信号送信部(Sync. Signal TX module)56と、を備える。データ中継部51は、リモート端末UE2とスモール基地局S−BSとの間の通信データの中継を行う。設定受信部52は、無線通信品質測定の設定情報の受信を行う。情報収集部53は、中継端末装置の決定のための情報の収集を行う。スケジューリング部54は、D2D通信のスケジューリングを行う。測定部55は、無線通信品質測定の測定報告を行う。同期信号送信部56は、同期信号の送信を行う。
リモート端末UE2は、送受部(TX/RX module)71と、設定受信部72と、情報収集部73と、キャリア選択部(Carrier Selection module)74と、を備える。送受部71は、D2D通信のデータの送信及び受信を行う。設定受信部72は、D2D通信の設定情報の受信を行う。情報収集部73は、D2D通信のための情報の収集を行う。キャリア選択部74は、D2D通信のキャリアの選択を行う。
リレー端末UE1及びリモート端末UE2として、スマートフォンやタブレット型のコンピュータ(タブレットPC)等の携帯通信端末装置を適用してもよい。
以下、図5を参照して、本実施形態に係る無線通信品質測定方法の手順の一例を説明する。
(ステップS101) リモート端末UE2は、通信サービス要求メッセージ(service request message)を、マクロ基地局M−BSを介してアクセスコントロールノード10へ送信する。通信サービス要求メッセージ(service request message)は、サービスタイプ情報を含む。サービスタイプ情報は、QCI(QoS Class Identifier)を含む情報であってもよい。通信サービス要求メッセージ(service request message)として、「PDU session establishment request」メッセージを利用してもよい。
アクセスコントロールノード10のサービスタイプ分類部11は、リモート端末UE2から受信した通信サービス要求メッセージのサービスタイプ情報により、リモート端末UE2が要求する通信サービスのサービスタイプを特定する。サービスタイプ分類部11は、当該特定したサービスタイプ(以下、特定サービスタイプと称する)を、当該リモート端末UE2が要求する通信サービスのサービスタイプとして記録する。サービスタイプ分類部11は、サービスタイプ情報に含まれるQCIに基づいて、特定サービスタイプを分類してもよい。
(ステップS102) アクセスコントロールノード10の情報収集部13は、スモール基地局S−BSに対して、負荷状態の確認(Load check)を行う。情報収集部13は、負荷状態の確認の対象のスモールセルS−Cellの基地局識別情報(BS ID)を含む負荷状態確認メッセージをスモール基地局S−BSへ送信する。スモールセルS−Cellは、アクセスコントロールノード10から受信した負荷確認メッセージに応じて、自己の負荷状態を示す負荷状態識別情報(load indicator)をアクセスコントロールノード10へ返信する。スモール基地局S−BSの負荷状態識別情報は、スモール基地局S−BSのハードウェアに関する負荷、トランスポートネットワーク(TNL:transport network layer)に関する負荷、リソースブロックの割り当て状況(resource block allocation)などのスモール基地局S−BSの負荷状態を示す負荷状態情報に基づいて決定される。スモール基地局S−BSの情報収集部33は、該負荷状態情報を収集し、該負荷状態情報に基づいて自スモール基地局S−BSの負荷状態識別情報を決定する。
アクセスコントロールノード10の情報収集部13は、スモール基地局S−BSから受信した負荷状態識別情報に基づいて、過負荷状態のスモールセルS−Cellを、リモート端末UE2との通信を行う対象から除外する。情報収集部13は、サービスタイプ分類部11が記録した特定サービスタイプと同じサービスタイプ又は当該特定サービスタイプよりも通信品質(例えばスループット)の要求が高いサービスタイプの中継端末装置の候補であるリレー端末UE1を示す端末リストが中継端末候補リスト20の中に存在するか否かを判断する。情報収集部13は、当該端末リストが中継端末候補リスト20の中に存在する場合には、新規の無線通信品質測定を実施させない。この場合、以降のステップS103−S106は実施されない。一方、情報収集部13は、当該端末リストが中継端末候補リスト20の中に存在しない場合には、新規の無線通信品質測定を実施させる。この場合、ステップS103に進む。
図6は、本実施形態に係る中継端末候補リスト20の一構成例を示す図である。図6の例において、中継端末候補リスト20は、スモール基地局S−BSのスモールセルS−Cell内に存在する複数のリレー端末UE1の中から中継端末装置の候補であるリレー端末UE1を示す端末リストを、サービスタイプ毎に且つCC(コンポーネントキャリア)毎に有する。図6に示す中継端末候補リスト20によれば、スモール基地局S−BSのスモールセルS−Cellで使用可能な各CCにおいて、サービスタイプ毎に、中継端末装置の候補であるリレー端末UE1を認識することができる。
(ステップS103) アクセスコントロールノード10は、リモート端末UE2との通信を行う対象のスモールセルS−Cellに対して、特定サービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定を要求する無線通信品質測定要求メッセージを送信する。当該無線通信品質測定要求メッセージは、特定サービスタイプを示すサービスタイプ情報を含む。
(ステップS104) スモール基地局S−BSは、アクセスコントロールノード10から受信した無線通信品質測定要求メッセージに応じて、特定サービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の設定をリレー端末UE1に行う。当該新規の無線通信品質測定の設定では、上述した無線通信品質測定の設定方法の例1及び例2が実施される。
上述した無線通信品質測定の設定方法の例1により、スモール基地局S−BSのスモールセルS−Cell内に存在する複数のリレー端末UE1の中から、端末除外条件に該当するリレー端末UE1が中継端末装置の候補から除外される。端末除外条件は、スモール基地局S−BSに予め設定されていてもよく、又は、スモール基地局S−BSが自己の端末除外条件を決定してもよい。
図7は、本実施形態に係る端末除外条件の一例を示す図である。図7に示す端末除外条件では、16個のルーリングパターン1−16が示される。図7において、各ルーリングパターン1−16は、SNR閾値(SNR threshold)、通信中状態(Communicating state)、移動中状態(Mobile state)及び禁止エリアSNR閾値(Forbidden area SNR threshold)の4個の条件項目と、無線通信品質測定の測定報告の実施の可否の決定の項目(Decision to send MR or not)とを有する。ルーリングパターン1−16の中で、ルーリングパターン2のみが無線通信品質測定の測定報告の実施可であり、残りのルーリングパターン1,3−16は無線通信品質測定の測定報告の実施否である。ルーリングパターン2は、リレー端末UE1において、「SNRがSNR閾値以上である」且つ「通信中状態がNO(通信中状態ではない)」且つ「移動中状態がNO(移動していない)」且つ「SNRが禁止エリアSNR閾値未満である」を満たす場合に、当該リレー端末UE1は無線通信品質測定の測定報告の実施可であることを示す。ルーリングパターン1,3−16は、ルーリングパターン2以外の条件項目の内容であり、ルーリングパターン1,3−16の条件項目に該当するリレー端末UE1は無線通信品質測定の測定報告の実施否であることを示す。
測定設定部32は、所定の運用方針に従って、端末除外条件を生成してもよい。移動中状態の定義は、オペレータが任意に設定してもよい。例えば、リレー端末UE1の移動速度が、毎秒1メートル未満である状態を移動中状態「No」とし、毎秒1メートル以上である状態を移動中状態「Yes」としてもよい。通信中状態の定義は、オペレータが任意に設定してもよい。例えば、リレー端末UE1が10秒以上通信していない状態を通信中状態「No(アイドル状態(idle state)」とし、アイドル状態以外の状態を通信中状態「Yes」としてもよい。禁止エリアSNR閾値は、オペレータが任意に設定してもよい。
SNR閾値は、特定サービスタイプに応じて決定される。特定サービスタイプのSNR閾値の決定方法を以下に説明する。特定サービスタイプ(N,st_N)が要求するスループットTP_st_Nは、既知である。スモール基地局S−BSが自己のスモールセルS−Cellで使用可能な帯域(使用可能帯域)BWは、既知である。使用可能帯域BWを示す情報として、例えば、1秒当たりの休止リソースブロック数が挙げられる。特定サービスタイプ(N,st_N)で要求されるMCS(Modulation and Coding Scheme)_st_Nは、次式により表される。
MCS_st_N=TP_st_N÷BW
そして、特定サービスタイプ(N,st_N)で要求されるSNR_st_Nは、MCS_st_Nから計測可能である。なお、ノイズ(noise)が既知である場合には、SNR_st_Nを、RSSI(Received Signal Strength Indicator)により替えてもよい。
また、上述した無線通信品質測定の設定方法の例2により、スモール基地局S−BSのスモールセルS−Cellで使用可能な複数のCC(コンポーネントキャリア)の中から、当該スモールセルS−Cellに隣接する隣接セルで使用中のCCが当該新規の無線通信品質測定の測定報告の実施対象から除外される。アクセスコントロールノード10の情報収集部33(地局情報交換部の機能)は、自スモール基地局S−BSのスモールセルS−Cellに隣接する隣接セルの他基地局装置から、当該他基地局装置が当該隣接セルで使用中のCCを示す使用周波数帯情報を受信する。測定設定部32は、当該使用周波数帯情報により示されるCCを自スモールセルS−Cellで使用可能な複数のCCの中から除外した残りのCCを対象にして、新規の無線通信品質測定の測定報告を実施させる。
説明を図5に戻す。
スモール基地局S−BSの測定設定部32は、特定サービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の設定情報をブロードキャストにより各リレー端末UE1に送信する。当該設定情報は、端末除外条件(例えば図7に示すルーリングパターン1−16)及び新規の無線通信品質測定の測定報告を実施させる対象のCC(測定報告対象CC)を示す測定報告対象周波数帯情報を含む。当該設定情報のブロードキャストには、「group configuration message」を利用してもよい。
(ステップS105) リレー端末UE1の測定部55は、スモール基地局S−BSからブロードキャストにより受信した端末除外条件及び測定報告対象周波数帯情報に従って、自リレー端末UE1が新規の無線通信品質測定の測定報告を実施するか否かを判断する。図7に示す端末除外条件の例の場合、測定部55は、情報収集部53が測定した「測定報告対象CCのSNR」、自リレー端末UE1の移動中状態及び自リレー端末UE1の通信中状態により、ルーリングパターン1−16のいずれに該当するのかを判断する。測定部55は、当該判断の結果、ルーリングパターン2に該当する場合には自リレー端末UE1が新規の無線通信品質測定の測定報告を実施すると判断し、一方、ルーリングパターン2以外のルーリングパターン1,3−16に該当する場合には自リレー端末UE1が新規の無線通信品質測定の測定報告を実施しないと判断する。
測定部55は、自リレー端末UE1が新規の無線通信品質測定の測定報告を実施する場合に、測定報告対象CCの無線通信品質測定の測定報告をスモール基地局S−BSへ送信する。測定報告対象CCの無線通信品質測定の測定報告は、情報収集部53が測定した測定報告対象CCの無線通信品質測定の測定値(RSRP、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、SINR(Signal to Interference and Noise power Ratio)、SNR、RSSIなど)に基づいたものである。
(ステップS106) スモール基地局S−BSの情報収集部33は、各リレー端末UE1から受信した測定報告対象CCの無線通信品質測定の測定報告に基づいて、特定サービスタイプの中継端末装置の候補であるリレー端末UE1を示す端末リスト(以下、特定サービスタイプ端末リストと称する)を生成する。特定サービスタイプの中継端末装置の候補になるリレー端末UE1は、特定サービスタイプが要求する通信品質を満たす測定報告を行ったものである。情報収集部33は、該生成した特定サービスタイプ端末リストをアクセスコントロールノード10へ送信する。
アクセスコントロールノード10の情報収集部13は、スモール基地局S−BSから受信した特定サービスタイプ端末リストを、中継端末候補リスト20に追加する。これにより、特定サービスタイプ端末リストが追加されて更新された中継端末候補リスト20がリスト格納部に格納される。
(ステップS107) アクセスコントロールノード10の設定部12は、スモール基地局S−BSのスモールセルS−Cellに隣接する隣接セルで使用中のCCを当該隣接セルの基地局に問合せし、その返答を得る。設定部12は、当該返答により当該隣接セルで使用中のCCをD2D通信で使用可能な複数のCCから除外した残りのCCを、D2D通信で使用するCCの候補(以下、D2D候補CCと称する)に決定する。
設定部12は、D2D通信の設定情報(Sensing conf. message)を、マクロ基地局M−BSを介してリモート端末UE2に送信する。当該D2D通信の設定情報は、リレー端末UE1の端末識別子(Remote UE ID)、D2D候補CCを示すD2D候補CC情報、同期信号の到着タイミングの候補を示す同期信号到着タイミング候補情報(candidate arriving timing of synchronization signal)などを含む。
(ステップS108) アクセスコントロールノード10の設定部12は、特定サービスタイプの端末リストに示される中継端末装置の候補のリレー端末UE1(以下、候補リレー端末UE1と称する)を対象にしたD2D通信のグループ設定メッセージ(group configuration message)を生成する。当該グループ設定メッセージは、各候補リレー端末UE1の識別子(Group of relay UE IDs)、D2D候補CC情報、同期信号の送信タイミングの候補を示す同期信号送信タイミング候補情報(candidate TX timings of synchronization signal)などを含む。設定部12は、当該グループ設定メッセージを、マクロ基地局M−BSを介してブロードキャスト又はマルチキャストにより、各候補リレー端末UE1へ送信する。
(ステップS109) 候補リレー端末UE1の同期信号送信部56は、アクセスコントロールノード10から受信したグループ設定メッセージに基づいて、同期信号を送信する。当該同期信号の送信は、D2D候補CC情報で示されるD2D候補CCのみにおいて、同期信号送信タイミング候補情報で示される同期信号の送信タイミングの候補で行われる。
リモート端末UE2の情報収集部73は、アクセスコントロールノード10から受信したD2D通信の設定情報に基づいて、同期信号を受信する。当該同期信号の受信は、D2D候補CC情報で示されるD2D候補CCのみにおいて、同期信号到着タイミング候補情報で示される同期信号の到着タイミングの候補で行われる。
本ステップS109において、リモート端末UE2は、D2D通信を行う相手の候補リレー端末UE1(以下、中継リレー端末UE1と称する)を発見する。リモート端末UE2と中継リレー端末UE1とはD2D通信を開始する。
(ステップS110) 中継リレー端末UE1のデータ中継部51は、リモート端末UE2とスモール基地局S−BSとの間の通信のデータを中継する。スモール基地局S−BSのデータ中継部31は、リモート端末UE2とインターネット等の外部の通信ネットワークNWとの間の通信のデータを中継する。これにより、リモート端末UE2の送受部71は、中継リレー端末UE1及びスモール基地局S−BSを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークNWにアクセスする。
次に図8を参照して、本実施形態に係る無線通信システム1の適用例を説明する。図8は、本実施形態に係る無線通信システム1の適用例を示す概略構成図である。図8の例では、大規模なスタジアム1000に適用する。スタジアム1000の観客エリアには、観客エリアの大部分をカバーするように複数のスモールセルS−Cellが設けられている。しかし、観客エリアにおいて、隣接するスモールセルS−Cell間などには、スモールセルS−Cellの圏外のエリア(以下、スモールセル圏外エリアと称する)が存在する。スモールセル圏外エリアに存在するリレー端末UE1は、スモールセルS−Cell内に存在するリレー端末UE1を中継端末装置としてスモール基地局S−BSと通信を行う。本実施形態によれば、スタジアム1000において、大勢の観客がスモールセル圏外エリアからリモート端末UE2により通信を行ったとしても、無線通信品質の測定報告の増大を抑制することができる。これにより、スタジアム1000に適用された無線通信システム1の通信容量の低下を防止する効果が得られる。
上述した実施形態によれば、スモール基地局S−BSと、スモール基地局S−BSの通信圏内に存在する複数のリレー端末UE1(第1端末装置)と、スモール基地局S−BSの通信圏外に存在するリモート端末UE2(第2端末装置)と、リモート端末UE2からの特定のサービスタイプの通信サービス要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する無線通信品質測定によりリモート端末UE2とスモール基地局S−BSとの間の通信を中継する中継端末装置に決定されたリレー端末UE1と、リモート端末UE2との間のD2D通信(端末間通信)の設定を行う制御装置10と、を備え、リモート端末UE2からの特定のサービスタイプの通信サービス要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する過去の無線通信品質測定を再利用し、当該再利用を行う場合には当該特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の測定報告を実施させない。これにより、無線通信品質の測定報告は、同じサービスタイプの複数の通信サービス要求に対して、少なくとも1個の通信サービス要求に対しては行われるが、当該複数の通信サービス要求の全部に対しては行われないので、無線通信品質の測定報告の増大を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上述した各装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…無線通信システム、10…制御装置、S−BS,M−BS…基地局装置、UE1,UE2…端末装置、端末装置

Claims (10)

  1. 基地局装置と、
    前記基地局装置の通信圏内に存在する複数の第1端末装置と、
    前記基地局装置の通信圏外に存在する第2端末装置と、
    前記第2端末装置からの特定のサービスタイプの通信サービス要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する無線通信品質測定により前記第2端末装置と前記基地局装置との間の通信を中継する中継端末装置に決定された前記第1端末装置と、前記第2端末装置との間の端末間通信の設定を行う制御装置と、を備え、
    前記第2端末装置からの同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求に応じて、当該N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施させる一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定を再利用し且つ無線通信品質測定の測定報告を実施させない、
    無線通信システム。
  2. 前記第2端末装置からの同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求に応じて、当該N個の通信サービス要求のうち1個の通信サービス要求のみに対して無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施させる、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 基地局装置と、前記基地局装置の通信圏内に存在する複数の第1端末装置と、前記基地局装置の通信圏外に存在する第2端末装置と、前記第2端末装置からの特定のサービスタイプの通信サービス要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する無線通信品質測定により前記第2端末装置と前記基地局装置との間の通信を中継する中継端末装置に決定された前記第1端末装置と、前記第2端末装置との間の端末間通信の設定を行う制御装置と、を備える無線通信システムの前記制御装置であり、
    前記第2端末装置からの通信サービス要求に応じて、当該通信サービス要求のサービスタイプ情報が示すサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の測定報告を実施するか否かを判断する判断部を備え、
    前記第2端末装置からの同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求に応じて、当該N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施させる一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定を再利用し且つ無線通信品質測定の測定報告を実施させない、
    制御装置。
  4. 前記第2端末装置からの同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求に応じて、当該N個の通信サービス要求のうち1個の通信サービス要求のみに対して無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施させる、
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 無線通信システムの制御装置からの特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の設定を、自基地局装置の通信圏内に存在する第1端末装置に行う測定設定部を備え、
    同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を前記第1端末装置に実施させる一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定が再利用され且つ無線通信品質測定の測定報告を前記第1端末装置に実施させない、
    基地局装置。
  6. 無線通信システムの基地局装置からの特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の設定に従って、当該特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の測定報告を行う測定部を備え、
    同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施する一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定が再利用され且つ無線通信品質測定の測定報告を実施しない、
    端末装置。
  7. 基地局装置と、前記基地局装置の通信圏内に存在する複数の第1端末装置と、前記基地局装置の通信圏外に存在する第2端末装置と、前記第2端末装置からの特定のサービスタイプの通信サービス要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する無線通信品質測定により前記第2端末装置と前記基地局装置との間の通信を中継する中継端末装置に決定された前記第1端末装置と、前記第2端末装置との間の端末間通信の設定を行う制御装置と、を備える無線通信システムの無線通信品質測定方法であり、
    前記第2端末装置からの同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求に応じて、当該N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施させる一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定を再利用し且つ無線通信品質測定の測定報告を実施させない、
    無線通信品質測定方法。
  8. 基地局装置と、前記基地局装置の通信圏内に存在する複数の第1端末装置と、前記基地局装置の通信圏外に存在する第2端末装置と、前記第2端末装置からの特定のサービスタイプの通信サービス要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する無線通信品質測定により前記第2端末装置と前記基地局装置との間の通信を中継する中継端末装置に決定された前記第1端末装置と、前記第2端末装置との間の端末間通信の設定を行う制御装置と、を備える無線通信システムの前記制御装置のコンピュータに、
    前記第2端末装置からの通信サービス要求に応じて、当該通信サービス要求のサービスタイプ情報が示すサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の測定報告を実施するか否かを判断する判断機能を実現させ、
    前記第2端末装置からの同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求に応じて、当該N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施させる一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定を再利用し且つ無線通信品質測定の測定報告を実施させない、
    コンピュータプログラム。
  9. 無線通信システムの基地局装置のコンピュータに、
    前記無線通信システムの制御装置からの特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の要求に応じて、当該特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の設定を、自基地局装置の通信圏内に存在する第1端末装置に行う測定設定機能を実現させるためのコンピュータプログラムであり、
    同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を前記第1端末装置に実施させる一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定が再利用され且つ無線通信品質測定の測定報告を前記第1端末装置に実施させない、
    コンピュータプログラム。
  10. 無線通信システムの第1端末装置のコンピュータに、
    前記無線通信システムの基地局装置からの特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の設定に従って、当該特定のサービスタイプに対応する新規の無線通信品質測定の測定報告を行う測定機能を実現させるためのコンピュータプログラムであり、
    同じサービスタイプの複数N個の通信サービス要求のうち、1個以上N個未満の通信サービス要求に対して新規の無線通信品質測定及び当該無線通信品質測定の測定報告を実施する一方、当該無線通信品質測定が実施される通信サービス要求以外の通信サービス要求に対しては当該無線通信品質測定が再利用され且つ無線通信品質測定の測定報告を実施しない、
    コンピュータプログラム。
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