JP6840528B2 - 通信端末、及びプログラム - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、所定の期間を超えてコミュニケーションを取っていない相手とのコミュニケーションを取るように、的確なタイミングでリコメンドを行うことを目的とする。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る通信システム1の全体構成を示す図である。通信システム1は、通信端末10と、複数の通信端末20(20−1,20−2,20−3,20−4)と、SNSサーバ30とを備える。通信端末10は、本発明の通信端末に相当する。通信端末10は、ユーザ100により使用される。通信端末20は、ユーザ200により使用される。図1では、通信端末20−i(ただし、1≦i≦4)を使用するユーザ200を、「ユーザ200−i」と示す。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。通信端末10のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
また、プロセッサ11は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ13及び/又は通信装置14からメモリ12に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。各種処理は、1つのプロセッサ11で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ11により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ11は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介して受信されてもよい。
通信端末10における各機能は、プロセッサ11、メモリ12等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ11が演算を行い、通信装置14による通信や、メモリ12及びストレージ13におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
コミュニケーション処理部111は、ユーザ100とユーザ200とが、ネットワークNWを利用してコミュニケーションを取るためのコミュニケーション処理を行う。コミュニケーション処理は、ユーザ100とユーザ200との間で、意思、感情、又は思考等の情報を伝達するための処理であって、ネットワークNWを介して行われる処理である。コミュニケーション処理は、本実施形態では、通話によりコミュニケーションを取るための処理である。この場合のコミュニケーション処理は、ネットワークNWとの間に通信路を確立する処理、及び通話に係る音声データを送受信する処理等を含む。本実施形態のコミュニケーション処理は、通信端末10の発信が契機となって行われるコミュニケーション処理であるものとする。ただし、コミュニケーション処理は、相手方である通信端末20の発信、換言すると通信端末10の着信が契機となって行われるコミュニケーション処理に置き換えられてもよい。又は、本実施形態のコミュニケーション処理は、これら両方のコミュニケーション処理を含んでいてもよい。
なお、履歴管理DB131は、携帯端末等が一般的に記憶する通話履歴を記録したデータで代用されてもよい。通話履歴には、通常、通話の相手毎に通話が行われた日時が含まれるからである。
図4は、通信端末10が、コミュニケーションが取られた際に実行する処理を示すフローチャートである。例えば、ユーザ100が、通信端末10を用いて通話をした際に、図4の処理が実行される。
図5は、通信端末10が、コミュニケーションを取ることをユーザ100にリコメンドする際の処理を示すフローチャートである。通信端末10は、図5に示す処理を、例えば所定の周期で、繰り返し実行する。
履歴管理部112は、履歴管理DB131に記録されているコミュニケーション履歴を取得する(ステップS11)。履歴管理部112は、ここでは、図3に示す履歴管理DB131に示すコミュニケーション履歴を取得するものとする。
なお、相手の属性は、例えば、ストレージ13に記憶された電話帳データに登録された情報に基づいて特定されるが、これ以外の方法で特定されてもよい。
なお、相手の属性に応じたリコメンドタイミング、又は相手に固有のリコメンドタイミングは、通信端末10の設計又は製造段階で決められてもよいし、ユーザ100により指定されてもよい。
これにより、通信端末10は、相手毎に的確なリコメンドタイミングで、ステップS16のリコメンドを行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
本実施形態の通信端末は、通話以外のコミュニケーション手段を用いて、コミュニケーションを取るようリコメンドする相手を特定し、またリコメンドタイミングを決定する点で、上述した第1実施形態と相違する。本実施形態では、上述した第1実施形態と同じ符号を付した要素は、上述した第1実施形態と同等に機能する。また、上述した第1実施形態の要素と対応する要素については、符号の末尾に「A」を付して表す。
位置特定部114は、ユーザ100の位置を特定する。本実施形態では、位置特定部114は、測位部151から供給された位置情報が示す通信端末10Aの位置を、ユーザ100の位置として特定する。
通信端末10Aが、コミュニケーションが取られた際に実行する処理は、上述した第1実施形態と大略同じである。コミュニケーション処理部111Aは、ステップS1では、ユーザ100と、ユーザ200とがコミュニケーションを取るためのコミュニケーション処理を行う。そのコミュニケーション処理が完了すると、履歴管理部112Aは、ステップS2で、履歴管理DB131Aに記録されているコミュニケーション履歴を更新する。具体的には、履歴管理部112Aは、ステップS1のコミュニケーション処理が実行された日時と、コミュニケーションの相手とを対応付けて、履歴管理DB131Aに記録する。これにより、図8に示す履歴管理DB131Aが構成される。
本実施形態のリコメンドに係る処理として、以下の(処理例1)、(処理例2)、及び(処理例3)を説明する。
処理例1では、イベントと関連付けられた相手と閾値期間を超えてコミュニケーションが取られていない場合に、当該イベントが行われる時期に応じたタイミングで、リコメンドを行う。イベントは、例えばオリンピック又はコンサート等の催し物である。
履歴管理部112Aは、履歴管理DB131Aに記録されているコミュニケーション履歴を取得する(ステップS21)。ステップS21では、ここでは、図8に示す履歴管理DB131Aに応じたコミュニケーション履歴が取得されるものとする。
処理例2では、場所と関連付けられた相手と閾値期間を超えてコミュニケーションが取られていない場合に、当該場所をユーザ100が訪れたタイミングで、リコメンドを行う。本実施形態の場所は、例えばユーザ100の旅行先であるが、出張先でもよく、ユーザ100が訪れる理由は特に問わない。
履歴管理部112Aは、履歴管理DB131Aに記録されているコミュニケーション履歴を取得する(ステップS31)。次に、位置特定部114は、測位部151から供給された位置情報に基づいて、ユーザ100の位置を特定する(ステップS32)。次に、リコメンド部113Aは、コミュニケーション履歴、及びユーザ100の位置に応じてリコメンドする相手を特定する(ステップS33)。具体的には、リコメンド部113Aは、閾値期間を超えてコミュニケーション処理を実行していない相手のうち、ステップS32で特定した位置と関連付けられた相手を特定する。位置(場所)に応じた相手は、例えば、過去に一緒にその場所を訪れた相手、又はその場所に住む相手(つまり、現地の人)である。当該相手については、例えば、電子メール又は投稿情報に基づいて特定される。当該閾値期間は、ここでは固定期間である。
これにより、ユーザ100は、所定の場所を訪れたときに、その場所に応じた相手と、コミュニケーションを取りやすくなる。
位置特定部114は、測位部151から供給された位置情報に基づいて、コミュニケーション処理が行われた位置を特定する。そして、履歴管理部112Aは、コミュニケーション履歴として、コミュニケーション手段、及び日時に加え、当該コミュニケーション処理が行われた位置を示す位置情報を、履歴管理DB131Aに記録する。ステップS33において、リコメンド部113Aは、ステップS32で特定した位置をユーザ100が過去に訪れた際にコミュニケーションを取った相手を、履歴管理DB131Aに基づいて特定する。そして、リコメンド部113Aは、特定した当該相手とコミュニケーションを取るようにリコメンドを行う。この場合も、ユーザ100は、所定の場所を訪れたときに、その場所に応じた相手と、コミュニケーションを取りやすくなる。
リコメンド部113Aは、スケジュールデータ、電子メール、又は投稿情報に基づいてユーザ100が訪れる場所を予測し、その予測した場所に応じた相手とコミュニケーションを取るようにリコメンドを行ってもよい。即ち、実際にユーザ100が訪れた場所でなく、ユーザ100が訪れると予測した場所に応じた相手が、リコメンドの対象となる。この場合も、ユーザ100は、所定の場所を訪れたときに、その場所に応じた相手と、コミュニケーションを取りやすくなる。この場合、位置特定部114が特定した位置を用いなくとも、リコメンド部113Aはコミュニケーションを取るべき相手を特定できる。
処理例3では、ユーザ100の状態に応じた相手と閾値期間を超えてコミュニケーションが取られていない場合に、リコメンドを行う。
図13は、処理例3のリコメンドに係る処理を示すフローチャートである。通信端末10Aは、図13に示す処理を、例えば所定の周期で、繰り返し実行する。
履歴管理部112Aは、履歴管理DB131Aに記録されているコミュニケーション履歴を取得する(ステップS41)。次に、状態特定部115は、ユーザ100の状態を特定する(ステップS42)。状態特定部115は、ここでは、ユーザ100の健康の状態を特定するものとする。ユーザ100の状態については、例えば、電子メール又は投稿情報に基づいて特定される。
なお、ユーザ100の状態が健康の状態以外の場合も、同様の処理が行われる。例えば、ユーザ100が大学に入学したのであれば、同じ大学に入学した相手(例えば、先輩、又は同級生)が、ステップS43で特定される。このように、ユーザ100の状態と同じ状態、又は関連する状態になったユーザ200が、リコメンドの相手となり得る。
これにより、ユーザ100は、現在の状態に応じた相手とコミュニケーションを取りやすくなる。
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施してもよい。また、以下に示す変形例は、各々を組み合わせてもよい。
(変形例1)
リコメンド部113は、リコメンドを行うタイミング、即ちリコメンドタイミングとなる時間的条件を制限してもよい。例えば、リコメンド部113が電話を掛けるようにリコメンドを行うのであれば、ユーザ100が電話できるか、又は相手(ユーザ200)が電話に出やすい時刻を、リコメンドタイミングとすることが望ましい。そこで、リコメンド部113は、例えば、休日又は平日の夜等の予め決められた時刻(時間帯)をリコメンドタイミングとし、深夜等の他の時刻(時間帯)をリコメンドタイミングとしない。また、リコメンド部113は、過去のコミュケーション履歴、又はスケジューラを参照して、ユーザ100又は相手にとって望ましいリコメンドタイミングを決定してもよい。
履歴管理部112は、コミュニケーション履歴を、ユーザ100自らがしたコミュニケーションの履歴と、相手方であるユーザ200からしたコミュニケーションの履歴とを、別個に管理してもよい。例えば、相手方からしたコミュニケーションの回数が多く、ユーザ100自らがしたコミュニケーションの回数が少ない場合(例えば、相手方が親である場合)は、リコメンドしてもユーザ100がコミュニケーションを取ろうとしない可能性が高い。よって、リコメンド部113は、閾値期間を長くする、又はリコメンドしない。反対に、たまにはユーザ100自らがコミュニケーションを取るように、リコメンド部113は閾値期間を短くしてもよい。
上述した実施形態では、通信端末10は、コミュニケーションを取るべき相手に電話を掛けるように、ユーザ100に対するリコメンドを行っていた。これに代えて、通信端末10は、通話以外のコミュニケーション手段、例えば、電子メール又はSNS等を用いてコミュニケーションを取るように、ユーザ100に対するリコメンドを行ってもよい。
この場合において、通信端末10は、コミュニケーション手段毎にコミュニケーション履歴を別個に管理してリコメンドを行ってもよいし、複数のコミュニケーション手段のコミュニケーション履歴に基づいてリコメンドを行ってもよい。後者の場合、通信端末10は、例えば、閾値期間を超えたかどうかを判断するにあたり、少なくともいずれかのコミュニケーション手段でコミュニケーションが取られていれば、リコメンドしないようにしてもよい。
上述した実施形態の閾値期間が可変期間である場合、当該閾値期間は、以下の方法で決定されてもよい。例えば、リコメンド部113は、リコメンドしたのにも関わらず、ユーザ100がそのリコメンドに応じなかった場合、即ちコミュニケーションを取らなかった場合は、その回数又は頻度に応じて当該閾値期間を長くする。この閾値期間は、相手毎に決定されてもよいし、全相手共通に決定されてもよい。
上述した各変形例の構成は、上述した第2実施形態の通信端末10Aに適用されてもよい。また、上述した実施形態で説明した構成の一部が省略されてもよい。例えば、上述した第2実施形態の通信端末10Aは、処理例1、処理例2、及び処理例3のうちのいずれか一部の処理のみを実行してもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾のない限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
なお、上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
Claims (4)
- ユーザと前記ユーザにより指定された相手とがネットワークを介してコミュニケーションを取るための処理を行うコミュニケーション処理部と、
前記ユーザが取った前記コミュニケーションの履歴を、前記相手毎に管理する履歴管理部と、
前記コミュニケーションの履歴に基づいて、閾値期間を超えて前記コミュニケーションを取っていない前記相手とのコミュニケーションを取るように、イベントと関連付けられた前記相手について、現在日時が、当該イベントに応じて定められる日時以降となったタイミングで、前記ユーザに対するリコメンドを行うリコメンド部と
を備える通信端末。 - ユーザと前記ユーザにより指定された相手とがネットワークを介してコミュニケーションを取るための処理を行うコミュニケーション処理部と、
前記ユーザが取った前記コミュニケーションの履歴を、前記相手毎に管理する履歴管理部と、
前記ユーザの位置を特定する位置特定部と、
前記コミュニケーションの履歴に基づいて、閾値期間を超えて前記コミュニケーションを取っていない前記相手の中から、特定された前記ユーザの位置と関連する前記相手とのコミュニケーションを取るように、当該ユーザの現在位置が前記相手と関連する所定の場所となったタイミングで、前記ユーザに対するリコメンドを行うリコメンド部と
を備える通信端末。 - ユーザと前記ユーザにより指定された相手とがネットワークを介してコミュニケーションを取るための処理を行う通信端末のコンピュータに、
前記ユーザが取った前記コミュニケーションの履歴を、前記相手毎に管理するステップと、
前記コミュニケーションの履歴に基づいて、閾値期間を超えて前記コミュニケーション
を取っていない前記相手とのコミュニケーションを取るように、イベントと関連付けられた前記相手について、現在日時が、当該イベントに応じて定められる日時以降となったタイミングで、前記ユーザに対するリコメンドを行うステップと
を実行させるためのプログラム。 - ユーザと前記ユーザにより指定された相手とがネットワークを介してコミュニケーションを取るための処理を行う通信端末のコンピュータに、
前記ユーザが取った前記コミュニケーションの履歴を、前記相手毎に管理するステップと、
前記ユーザの位置を特定するステップと、
前記コミュニケーションの履歴に基づいて、閾値期間を超えて前記コミュニケーションを取っていない前記相手の中から、特定された前記ユーザの位置と関連する前記相手とのコミュニケーションを取るように、当該ユーザの現在位置が前記相手と関連する所定の場所となったタイミングで、前記ユーザに対するリコメンドを行うステップと
を実行させるためのプログラム。
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