以下、本発明にかかる好ましい実施の形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。添付された図面と共に以下に開示する詳細な説明は、本発明の例示的な実施の形態を説明するためのものであり、本発明が実施されうる唯一の実施の形態を示すためのものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために具体的細部事項を含む。しかしながら、当業者は、本発明がこのような具体的細部事項がなくても実施できることを理解すべきである。
いくつかの場合、本発明の概念が曖昧になることを避けるために、公知の構造及び装置は省略されるか、または各構造及び装置の核心機能を重心にしたブロック図形式で示されることができる。
本明細書において基地局は、端末と直接的に通信を行うネットワークの終端ノード(terminal node)としての意味を有する。本文書において基地局により行われると説明された特定動作は、場合によっては、基地局の上位ノード(upper node)により行われても良い。すなわち、基地局を含む複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて端末との通信のために行われる多様な動作は、基地局または基地局以外の他のネットワークノードにより行われうることは明らかである。「基地局(BS:Base Station)」は、固定局(fixed station)、NodeB、eNB(evolved-NodeB)、BTS(basetransceiver system)、アクセスポイント(AP:Access Point)などの用語により代替されることができる。また、「端末(Terminal)」は、固定されるか、または移動性を有することができ、UE(UserEquipment)、MS(Mobile Station)、UT(user terminal)、MSS(MobilesubscriberStation)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced MobileStation)、WT(Wireless terminal)、MTC(Machine-Type Communication)装置、M2M(Machine-to-Machine)装置、D2D(Device-to-Device)装置などの用語に代替されることができる。
以下、ダウンリンク(DL:downlink)は、基地局から端末への通信を意味し、アップリンク(UL:uplink)は、端末から基地局への通信を意味する。ダウンリンクにおける送信機は、基地局の一部で、受信機は、端末の一部でありうる。アップリンクにおける送信機は、端末の一部で、受信機は、基地局の一部でありうる。
以下の説明において用いられる特定用語は、本発明の理解に役立つために提供されたものであり、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想から外れない範囲内で他の形態に変更されることができる。
以下の技術は、CDMA(code divisionmultiple access)、FDMA(frequency division multipleaccess)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)、NOMA(non-orthogonal multiple access)などのような多様な無線接続システムに利用されることができる。CDMAは、UTRA(universal terrestrial radio access)またはCDMA2000のような無線技術(radio technology)により実現化されることができる。TDMAは、GSM(登録商標)(global system for mobile communications)/GPRS(general packet radio service)/EDGE(enhanceddata rates for GSM evolution)のような無線技術により実現化されることができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(evolved UTRA)などのような無線技術により実現化されることができる。UTRAは、UMTS(universal mobile telecommunications system)の一部である。3GPP(3rd generation partnership project) LTE(longterm evolution)は、E−UTRAを使用するE−UMTS(evolved UMTS)の一部であり、ダウンリンクにおいてOFDMAを採用し、アップリンクにおいてSC−FDMAを採用する。LTE−A(advanced)は、3GPP LTEの進化である。
本発明の実施の形態は、無線接続システムであるIEEE802、3GPP及び3GPP2のうち、少なくとも1つに開示された標準文書により裏付けられることができる。すなわち、本発明の実施の形態のうち、本発明の技術的思想を明確にあらわすために、説明しないステップまたは部分は、前記文書により裏付けられることができる。また、本文書に開示している全ての用語は、前記標準文書により説明されることができる。
説明を明確にするために、3GPP LTE/LTE−Aを中心に述べるが、本発明の技術的特徴がこれに制限されることではない。
システム一般
図1は、本発明が適用されることができる無線通信システムにおける無線フレームの構造を示す。
3GPP LTE/LTE−Aでは、FDD(Frequency division Duplex)に適用可能なタイプ1無線フレーム(radioframe)構造とTDD(Time division Duplex)に適用可能なタイプ2の無線フレーム構造をサポートする。
図1において、無線フレームの時間領域でのサイズは、T_s=1/(15000*2048)の時間単位の倍数で表される。ダウンリンク及びアップリンク送信は、T_f=307200*T_s=10msの区間を有する無線フレームから構成される。
図1の(a)は、タイプ1無線フレームの構造を示す。タイプ1無線フレームは、全二重(full duplex)及び半二重(half duplex)FDDに全部適用されることができる。
無線フレーム(radio frame)は、10個のサブフレーム(subframe)から構成される。1つの無線フレームは、T_slot=15360*T_s=0.5ms長さの20個のスロットから構成され、各スロットは、0から19までのインデックスが付与される。1つのサブフレームは、時間領域(time domain)で連続的な2個のスロット(slot)から構成され、サブフレームiは、スロット2i及びスロット2i+1から構成される。1つのサブフレームを送信するのにかかる時間をTTI(transmission time interval)という。例えば、1つのサブフレームは、長さは1msで、1つのスロットの長さは、0.5msでありうる。
FDDにおいてアップリンク送信及びダウンリンク送信は、周波数ドメインにおいて区分される。全二重FDDに制限がないことに対し、半二重FDD動作における端末は、同時に送信及び受信ができない。
1つのスロットは、時間領域において複数のOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルを含み、周波数領域において複数のリソースブロック(RB:Resource Block)を含む。3GPP LTEは、ダウンリンクにおいてOFDMAを使用するから、OFDMシンボルは、1つのシンボル区間(symbol period)を表現するためのものである。OFDMシンボルは、1つのSC−FDMAシンボルまたはシンボル区間ということができる。リソースブロック(resource block)は、リソース割り当て単位で、1つのスロットにおいて複数の連続的な副搬送波(subcarrier)を含む。
図1の(b)は、タイプ2フレーム構造(frame structure type 2)を示す。タイプ2無線フレームは、各153600*T_s=5msの長さの2個のハーフフレーム(halfframe)から構成される。各ハーフフレームは、30720*T_s=1ms長さの5個のサブフレームから構成される。
TDDシステムのタイプ2フレーム構造においてアップリンク−ダウンリンク構成(uplink-downlink configuration)は、全てのサブフレームに対してアップリンクとダウンリンクが割り当て(又は、予約)されるか否かを表す規則である。表1は、アップリンク−ダウンリンク構成を示す。
表1を参照すると、無線フレームの各サブフレーム別に、「D」は、ダウンリンク送信のためのサブフレームを表し、「U」は、アップリンク送信のためのサブフレームを表し、「S」は、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、保護区間(GP:GuardPeriod)、UpPTS(Uplink Pilot Time Slot)3通りのフィールドから構成されるスペシャルサブフレーム(special subframe)を表す。
DwPTSは、端末での初期セルサーチ、同期化またはチャネル推定に使用される。UpPTSは、基地局でのチャネル推定と端末のアップリンク送信同期とを合せるのに使用される。GPは、アップリンクとダウンリンクとの間にダウンリンク信号の多重経路の遅延によりアップリンクにおいて生じる干渉を除去するための区間である。
各サブフレームiは、各T_slot=15360*T_s=0.5ms長さのスロット2i及びスロット2i+1から構成される。
アップリンク−ダウンリンク構成は、7通りに区分されることができ、各構成別にダウンリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、アップリンクサブフレームの位置及び/または数が異なる。
ダウンリンクからアップリンクに変更されるとき点またはアップリンクからダウンリンクに切り替えられる時点を切り替え時点(switching point)という。切り替え時点の周期性(Switch-pointperiodicity)は、アップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームが切り替えられる様相が同様に繰り返される周期を意味し、5msまたは10msが全てサポートされる。5msダウンリンク−アップリンク切り替え時点の周期を有する場合には、スペシャルサブフレーム(S)は、ハーフ−フレーム毎に存在し、5msダウンリンク−アップリンク切り替え時点の周期を有する場合には、1番目のハーフ−フレームだけに存在する。
全ての構成において、0番、5番サブフレーム及びDwPTSは、ダウンリンク送信だけのための区間である。UpPTS及びサブフレームサブフレームに直ちにつながるサブフレームは、常にアップリンク送信のための区間である。
このような、アップリンク−ダウンリンク構成はシステム情報であって、基地局と端末ともが知っていることができる。基地局は、アップリンク−ダウンリンク構成情報が変わる毎に構成情報のインデックスだけを送信することによって、無線フレームのアップリンク−ダウンリンク割り当て状態の変更を端末に知らせることができる。また、構成情報は、一種のダウンリンク制御情報として他のスケジューリング情報と同様にPDCCH(Physical Downlink control Channel)を介して送信されることができ、放送情報としてブロードキャストチャネル(broadcast channel)を介してセル内の全ての端末に共通に送信されることもできる。
表2は、スペシャルサブフレームの構成(DwPTS/GP/UpPTSの長さ)を示す。
図1の例示による無線フレームの構造は、1つの例示に過ぎず、無線フレームに含まれる副搬送波の数またはサブフレームに含まれるスロットの数、スロットに含まれるOFDMシンボルの数は、多様に変更されることができる。
図2は、本発明が適用されることができる無線通信システムにおける1つのダウンリンクスロットに対するリソースグリッド(resource grid)を示した図である。
図2に示すように、1つのダウンリンクスロットは、時間領域において複数のOFDMシンボルを含む。ここで、1つのダウンリンクスロットは、7個のOFDMシンボルを含み、1つのリソースブロックは、周波数領域において12個の副搬送波を含むことを例示的に述べるが、これに限定されるものではない。
リソースグリッド上において各要素(element)をリソース要素(resource element)とし、1つのリソースブロック(RB:resourceblock)は、12×7個のリソース要素を含む。ダウンリンクスロットに含まれるリソースブロックの数N^DLは、ダウンリンク送信帯域幅(bandwidth)に従属する。
アップリンクスロットの構造は、ダウンリンクスロットの構造と同一でありうる。
図3は、本発明が適用されることができる無線通信システムにおけるダウンリンクサブフレームの構造を示す。
図3に示すように、サブフレーム内の第1番目のスロットにおいて前の最大3個のOFDMシンボルが制御チャネルが割り当てられる制御領域(control region)であり、残りのOFDMシンボルは、PDSCH(PhysicalDownlink Shared Channel)が割り当てられる データ領域(data region)である。3GPPLTEで使用されるダウンリンク制御チャネルの一例にPCFICH(Physical Control FormatIndicator Channel)、PDCCH(Physical Downlink control Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQIndicator Channel)などがある。
PCFICHは、サブフレームの第1番目のOFDMシンボルにおいて送信され、サブフレーム内に制御チャネルの送信のために使用されるOFDMシンボルの数(すなわち、制御領域のサイズ)に関する情報を運ぶ。PHICHは、アップリンクに対する応答チャネルで、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)に対するACK(Acknowledgement)/NACK(Not-Acknowledgement)信号を運ぶ。PDCCHを介して送信される制御情報をダウンリンク制御情報(DCI:downlink control information)という。ダウンリンク制御情報は、アップリンクリソース割り当て情報、ダウンリンクリソース割り当て情報または任意の端末グループに対するアップリンク送信(Tx)パワー制御命令を含む。
PDCCHは、DL−SCH(DownlinkShared Channel)のリソース割り当て及び送信フォーマット(これをダウンリンクグラントともいう)、UL−SCH(Uplink Shared Channel)のリソース割り当て情報(これをアップリンクグラントともいう)、PCH(Paging Channel)でのページング(paging)情報、DL−SCHでのシステム情報、PDSCHから送信されるランダムアクセス応答(random access response)のような上位層(upper-layer)制御メッセージに対するリソース割り当て、任意の端末グループ内の個別端末に対する送信パワー制御命令の集合、VoIP(Voice over IP)の活性化などを運ぶことができる。複数のPDCCHは、制御領域内で送信されることができ、端末は、複数のPDCCHをモニタリングできる。PDCCHは、1つまたは複数の連続的なCCE(control channel elements)の集合から構成される。CCEは、無線チャネルの状態に応じる符号化率(coding rate)をPDCCHに提供するために使用される論理的割り当て単位である。CCEは、複数のリソース要素グループ(resource element group)に対応する。PDCCHのフォーマット及び使用可能なPDCCHのビット数は、CCEの数とCCEにより提供される符号化率間の関連関係によって決定される。
基地局は、端末に送信しようとするDCIに応じてPDCCHフォーマットを決定し、制御情報にCRC(Cyclic Redundancy Check)を付ける。CRCには、PDCCHの所有者(owner)または用途に応じて、固有の識別子(これをRNTI(Radio NetworkTemporary Identifier)という。)がマスキングされる。特定の端末のためのPDCCHであれば、端末の固有の識別子、例えばC−RNTI(Cell-RNTI)がCRCにマスキングされることができる。またはページングメッセージのためのPDCCHであれば、ページング指示識別子、例えばP−RNTI(Paging-RNTI)がCRCにマスキングされることができる。システム情報、さらに具体的にシステム情報ブロック(SIB:system information block)のためのPDCCHであれば、システム情報識別子、SI−RNTI(system information RNTI)がCRCにマスキングされることができる。端末のランダムアクセスプリアンブルの送信に対する応答であるランダムアクセス応答を指示するために、RA−RNTI(random access-RNTI)がCRCにマスキングされることができる。
EPDCCH(enhanced PDCCH)は、端末特定(UE-specific)シグナリングを運ぶ。EPDCCHは、端末特定に設定された物理リソースブロック(PRB:physical resource block)に位置する。言い換えると、前述したように、PDCCHは、サブフレーム内の1番目のスロットにおいて前の最大3個のOFDMシンボルで送信されることができるが、EPDCCHは、PDCCH以外のリソース領域で送信されることができる。サブフレーム内のEPDCCHが開始する時点(すなわち、シンボル)は、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリングなど)を介して端末に設定される。
EPDCCHは、DL−SCHと関連した送信フォーマット、リソース割り当て及びHARQ情報、UL−SCHと関連した送信フォーマット、リソース割り当て及びHARQ情報、SL−SCH(Sidelink Shared Channel)及びPSCCH(PhysicalSidelink Control Channel)と関連したリソース割り当て情報などを運ぶことができる。多重のEPDCCHがサポートされることができ、端末はEPDCCHのセットをモニタリングすることができる。
EPDCCHは、1つ又はそれ以上の連続した進歩されたCCE(ECCE:enhanced CCE)を利用して送信されることができ、各EPDCCHフォーマット別に単一のEPDCCH当たりにECCEの個数が決まることができる。
各ECCEは、複数のリソース要素グループ(EREG:enhanced resource element group)で構成される。EREGは,ECCEのREへのマッピングを定義するために使用される。PRB対別に16個のEREGが存在する。各PRB対内においてDMRSを運ぶREを除いて、全てのREは、周波数が増加する順に、その後、時間が増加する順に、0ないし15までの番号が付与される。
端末は、複数のEPDCCHをモニタリングすることができる。例えば、端末がEPDCCH送信をモニタリングする1つのPRB対内に1つ又は2つのEPDCCHセットが設定されることができる。
相違なる個数のECCEが併合されることにより、EPDCCHのための相異なる符号化率(coding rate)が実現できる。EPDCCHは、局部型送信(localizedtransmission)又は分散型送信(distributed transmission)を使用することができ、これにより、PRB内のREへのECCEのマッピングが変わる可能性がある。
図4は、本発明が適用されることができる無線通信システムにおけるアップリンクサブフレームの構造を示す。
図4に示すように、アップリンクサブフレームは、周波数領域において制御領域とデータ領域とに分けられる。制御領域には、アップリンク制御情報を運ぶPUCCH(Physical Uplink Control Channel)が割り当てられる。データ領域は、ユーザデータを運ぶPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)が割り当てられる。単一搬送波特性を維持するために、1つの端末は、PUCCHとPUSCHを同時に送信しない。
1つの端末に対するPUCCHには、サブフレーム内にリソースブロック(RB:Resource Block)対が割り当てられる。RB対に属するRBは、2個のスロットの各々で互いに異なる副搬送波を占める。これをPUCCHに割り当てられたRB対は、スロット境界(slot boundary)から周波数ホッピング(Frequency hopping)されるという。
キャリア併合一般
本発明の実施形態において考慮する通信環境は、マルチキャリア(Multi-carrier)サポート環境を全て含む。すなわち、本発明で使用されるマルチキャリアシステム又はキャリア併合(CA:Carrier Aggregation)システムとは、広帯域をサポートするために、目標とする広帯域を構成するときに目標帯域より小さい帯域幅(bandwidth)を有する1つ以上のコンポーネントキャリア(CC:ComponentCarrier)を併合(aggregation)して使用するシステムをいう。
本発明においてマルチキャリアは、キャリアの併合(又は、搬送波集成)を意味し、ここで、キャリアの併合は、隣接した(contiguous)キャリア間の併合だけでなく、非隣接した(non-contiguous)キャリア間の併合の両方ともを意味する。また、ダウンリンクとアップリンク間に集成されるコンポーネントキャリアの数は異なるように設定されることができる。ダウンリンクコンポーネントキャリア(以下、「DLCC」という。)の数とアップリンクコンポーネントキャリア(以下、「UL CC」という。)の数が同一である場合を対称的(symmetric)集成といい、その数が異なる場合を非対称的(asymmetric)集成という。このようなキャリア併合は、搬送波集成、帯域幅集成(bandwidthaggregation)、スペクトル集成(spectrum aggregation)などの用語と混用して使用されることができる。
2つ以上のコンポーネントキャリアが結合されて構成されるキャリア併合は、LTE−A(LTE-advanced)システムでは100MHz帯域幅までサポートすることを目標とする。目標帯域より小さい帯域幅を有する1つ以上のキャリアを結合するとき、結合するキャリアの帯域幅は、既存のIMTシステムとの互換性(backward compatibility)の維持のために既存のシステムで使用する帯域幅に制限することができる。例えば、既存の3GPPLTEシステムにおいては、{1.4,3,5,10,15,20}MHz帯域幅をサポートし、3GPP LTE−Aシステムにおいては、既存のシステムとの互換のために前記帯域幅のみを利用して20MHzより大きい帯域幅をサポートするようにすることができる。また、本発明で使用されるキャリア併合システムは、既存のシステムで使用する帯域幅と関係なく新たな帯域幅を定義してキャリア併合をサポートするようにすることもできる。
LTE−Aシステムは、無線リソースを管理するためにセル(cell)の概念を使用する。
前述したキャリア併合環境は、多重セル(multiple cells)環境ということができる。セルは、ダウンリンクリソース(DL CC)とアップリンクリソース(ULCC)の一対の組み合わせで定義されるが、アップリンクリソースは必須要素ではない。従って、セルは、ダウンリンクリソース単独、またはダウンリンクリソースとアップリンクリソースで構成されることができる。特定端末がただ1つの設定されたサービングセル(configured serving cell)を有する場合、1つのDL CCと1つのUL CCを有することができるが、特定端末が2つ以上の設定されたサービングセルを有する場合は、セルの数だけのDLCCを有し、UL CCの数は、それと等しいかより小さい。
また、その逆にDL CCとUL CCが構成されることもできる。すなわち、特定端末が複数の設定されたサービングセルを有する場合、DLCCの数よりUL CCがさらに多いキャリア併合環境もサポートされることができる。すなわち、キャリア併合(carrieraggregation)は、それぞれキャリア周波数(セルの中心周波数)が相異なる2つ以上のセルの併合として理解されることができる。ここで言う「セル(Cell)」は、一般的に使用される基地局がカバーする領域としての「セル」とは区別されるべきである。
LTE−Aシステムで使用されるセルは、プライマリセル(PCell:Primary Cell)及びセカンダリセル(SCell:Secondary Cell)を含む。PセルとSセルは、サービングセル(Serving Cell)として用いられることができる。RRC_CONNECTED状態にあるが、キャリア併合が設定されていないか、キャリア併合をサポートしない端末の場合、Pセルのみで構成されたサービングセルがただ1つ存在する。それに対して、RRC_CONNECTED状態にあり、キャリア併合が設定された端末の場合、1つ以上のサービングセルが存在することができ、全体のセルにはPセルと1つ以上のSセルが含まれる。
サービングセル(PセルとSセル)は、RRCパラメータにより設定されることができる。PhysCellIdは、セルの物理層識別子として0から503までの整数値を有する。SCellIndexは、Sセルを識別するために使用される簡略な(short)識別子として1から7までの整数値を有する。ServCellIndexは、サービングセル(PセルまたはSセル)を識別するために使用される簡略な(short)識別子として0から7までの整数値を有する。0値はPセルに適用され、SCellIndexは、Sセルに適用するために予め付与される。すなわち、ServCellIndexにおいて最小のセルID(又は、セルインデックス)を有するセルがPセルとなる。
Pセルは、プライマリ周波数(又は、primary CC)上で動作するセルを意味する。端末が初期接続設定(initialconnection establishment)過程を行うか、接続再設定過程を行うのに使用されることができ、ハンドオーバー過程で指示されたセルを称することもできる。また、Pセルは、キャリア併合環境で設定されたサービングセルのうち制御関連通信の中心となるセルを意味する。すなわち、端末は、自分のPセルにおいてのみPUCCHを割り当てを受けて送信することができ、システムの情報を取得するか、モニタリングする手順を変更するのにPセルのみを利用することができる。E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)は、キャリア併合環境をサポートする端末に移動性制御情報(mobilityControlInfo)を含む上位層のRRC接続再設定(RRCConnectionReconfigutaion)メッセージを利用して、ハンドオーバー手順のためにPセルのみを変更することもできる。
Sセルは、セカンダリ周波数(又は、Secondary CC)上で動作するセルを意味することができる。特定端末にPセルは1つのみが割り当てられ、Sセルは、1つ以上が割り当てられることができる。Sセルは、RRC接続の設定が行われた後に構成可能であり、追加的な無線リソースを提供するのに使用されることができる。キャリア併合環境で設定されたサービングセルのうちPセルを除いた残りのセル、すなわち、SセルにはPUCCHが存在しない。E−UTRANは、Sセルをキャリア併合環境をサポートする端末に追加するとき、RRC_CONNECTED状態にある関連セルの動作と関連した全てのシステム情報を特定シグナル(dedicated signal)により提供することができる。システム情報の変更は、関連したSセルの解除及び追加により制御されることができ、ここで、上位層のRRC接続再設定(RRCConnectionReconfigutaion)メッセージを利用することができる。E−UTRANは、関連したSセル内においてブロードキャストするよりは端末別に相異なるパラメータを有する特定シグナリング(dedicated signaling)をすることができる。
初期保安活性化の過程が開始された後、E−UTRANは、接続設定過程で、初期に構成されるPセルに付加して1つ以上のSセルを含むネットワークを構成することができる。キャリア併合環境でPセル及びSセルは、それぞれのコンポーネントキャリアとして動作することができる。以下の実施形態では、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)はPセルと同一の意味で用いられることができ、セカンダリコンポーネントキャリア(SCC)はSセルと同一の意味で用いられることができる。
図5は、本発明が適用できる無線通信システムにおけるコンポーネントキャリア及びキャリア併合の一例を示す。
図5の(a)は、LTEシステムで使用される単一キャリア構造を示す。コンポーネントキャリアにはDLCCとUL CCがある。1つのコンポーネントキャリアは、20MHzの周波数範囲を有することができる。
図5の(b)は、LTE−Aシステムで使用されるキャリア併合構造を示す。図5の(b)の場合、20MHzの周波数サイズを有する3つのコンポーネントキャリアが結合された場合を示す。DLCCとUL CCがそれぞれ3つずつあるが、DL CCとUL CCの個数に制限があることではない。キャリア併合の場合、端末は、3つのCCを同時にモニタリングすることができ、ダウンリンク信号/データを受信することができ、アップリンク信号/データを送信することができる。
特定のセルにおいてN個のDL CCが管理される場合、ネットワークは、端末にM(M≦N)個のDLCCを割り当てることができる。ここで、端末は、M個の制限されたDL CCのみをモニタリングし、DL信号を受信することができる。また、ネットワークは、L(L≦M≦N)個のDLCCに優先順位を与え、主なDL CCを端末に割り当てることができ、このような場合、UEは、L個のDL CCを必ずモニタリングしなければならない。このような方式は、アップリンクの送信にも同様に適用されることができる。
ダウンリンクリソースの搬送波周波数(又は、DLCC)とアップリンクリソースの搬送波周波数(又は、UL CC)の間のリンケージ(linkage)は、RRCメッセージのような上位層メッセージやシステム情報により指示されることができる。例えば、SIB2(System Information Block Type2)により定義されるリンケージによりDLリソースとULリソースの組み合わせが構成されることができる。具体的に、リンケージは、ULグラントを運ぶPDCCHが送信されるDLCCと、前記ULグラントを使用するUL CCとの間のマッピング関係を意味することができ、HARQのためのデータが送信されるDL CC(又は、UL CC)とHARQACK/NACK信号が送信されるUL CC(又は、DL CC)との間のマッピング関係を意味することもできる。
図6は、キャリア併合をサポートするシステムのセルの区分を例示した図である。
図6に示すように、設定されたセル(configured cell)は、図5のように、基地局のセルのうち測定報告に基づいてキャリア併合できるようにしたセルであり、端末別に設定される。設定されたセルは、PDSCHの送信に対するack/nack送信のためのリソースを予め予約しておくことができる。活性化されたセル(activated cell)は、設定されたセルのうち実際にPDSCH/PUSCHを送信するように設定されたセルであり、PDSCH/PUSCH送信のためのCSI(Channel State Information)報告とSRS(SoundingReference Signal)送信を行う。非活性化されたセル(de-activated cell)は、基地局の命令又はタイマー動作によりPDSCH/PUSCHの送信をしないようにするセルであり、CSI報告及びSRS送信も中断することができる。
NB−LTEシステムの動作システム
図7は、本明細書で提案する方法が適用できるNBLTEシステムの動作システムの一例を示す図である。
具体的に、図7の(a)は、In−bandシステムを示し、図7の(b)は、Guard−bandシステムを示し、図7の(c)は、Stand−aloneシステムを示す。
インバンドシステム(In-band system)はインバンドモード(In-band mode)で、ガードバンドシステム(Guard-band system)はガードバンドモード(Guard-band mode)で、独立型システム(Stand-alone system)は独立型モード(Stand-alone mode)で表現されることができる。
図7の(a)のIn−bandシステムは、レガシーLTEバンド内の特定1RBをNB−LTE(又は、LTE−NB)のために使用するシステム又はモードを示し、LTEシステムキャリア(carrier)の一部リソースブロックを割り当てて運用されることができる。
図7の(b)のGuard−bandシステムは、レガシーLTEバンドのガードバンド(guard band)のために空けておいた(reserved)空間にNB−LTEを使用するシステム又はモードを示し、LTEシステムにおいてリソースブロックとして使用されないLTEキャリア(carrier)のガードバンドを割り当てて運用されることができる。
レガシーLTEバンドは、各LTEバンドの最後に少なくとも100kHzのガードバンド有する。
200kHzを利用するために、2つの非連続的な(non-contiguous)ガードバンドを利用することができる。
In−bandシステム及びGuard−bandシステムは、レガシーLTEバンド内にNB−LTEが共存する構造を示す。
これに対して、図7の(c)のStand−aloneシステムは、レガシーLTEバンドから独立的に構成されたシステム又はモードを示し、GERANにおいて使用される周波数帯域(今後に再割り当てされたGSM(登録商標)carrier)を別途に割り当てて運用されることができる。
図8は、本明細書で提案する方法が適用できる15kHzのサブキャリア間隔(subcarrier spacing)に対するNBフレーム構造の一例を示す。
図8に示すように、15kHzのサブキャリア間隔(subcarrier spacing)に対するNBフレーム構造は、レガシーシステム(LTEシステム)のフレーム構造と同一である。
すなわち、10msのNBフレームは、10個の1msのNBサブフレームを含み、1msのNBサブフレームは、2個の0.5msのNBスロット(slot)含む。
また、0.5msのNBスロットは、7個のOFDMシンボルを含む。
図9は、本明細書で提案する方法が適用できる3.75kHzのサブキャリア間隔(subcarrier spacing)に対するNBフレーム構造の一例を示す。
図9に示すように、10msのNBフレームは、5個の2msのNBサブフレームを含み、2msのNBサブフレームは、7個のOFDMシンボルと1つの保護区間(Guard Period:GP)を含む。
前記2msのNBサブフレームは、NBスロット又はNB−RU(resource unit)などで表現されることもできる。
図10は、本明細書で提案する方法が適用できる3.75kHzのサブキャリア間隔(subcarrier spacing)におけるNBサブフレーム構造の一例を示す。
図10は、レガシーLTEサブフレーム(legacy LTE subframe)構造と3.75kHzのサブフレーム構造の対応関係を示す。
図10に示すように、3.75kHzのサブフレーム(2ms)は、レガシーLTEの1msのサブフレーム(又は、1msのTTI)2個に対応する。
SC−PtM(Single Cell Point-to-Multipoint)
SC−PtM制御情報(SC-PtM control information)は、特定論理チャネル(SC−MCCH:SC-Multicast Control Channel)において提供される。SC−MCCHは、進行中のMBMSセッション(Multimedia Broadcast Multicast Service session)だけでなく、各セッションがスケジューリングされるとき(すなわち、スケジューリング期間(scheduling period))、スケジューリングウィンドウ(schedulingwindow)及び開始オフセット(start offset)に関する情報を示すSC−PTM−Configurationメッセージ(すなわち、SC−PtM設定のメッセージ)を運ぶ。また、前記SC−PtM設定メッセージは、現在セルにおいて進行中のMBMSセッションを送信する隣接セル(neighbor cell)に関する情報を提供する。また、制限された量のSC−PTM制御情報は、BCCH(Broadcast Control Channel)において提供される。これは、主にSC−MCCHを取得するために必要な情報と関連する。
前記SC−MCCHのスケジューリングと関連して、SC−MCCH情報(すなわち、SC−MCCHを介して送信されたメッセージで送信された情報)は、構成可能な繰り返し周期を利用して反復的に送信される。SC−MCCH送信(及び連関した無線リソース(radio resource)及びMCS(Modulation and CodingScheme))は、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)で指示される。
また、SC−MCCH情報の有効性(validity)及び変更通知(notification of change)と関連して、SC−MCCH情報の変更は、特定無線フレーム(radio frame)でのみ発生する。すなわち、修正期間(modificationperiod)の概念が用いられる。修正期間内で、同一のSC−MCCH情報は、当該スケジューリングにより定義されたように(繰り返し周期に基づいて)数回送信されることができる。ここで、前記修正期間の境界は、システムフレーム番号(System Frame Number:SFN)により定義されることができる。ここで、前記修正期間は、システム情報(例えば、SIB20(すなわち、SystemInformationBlockType 20))を利用して構成されることができる。
ネットワーク(network)がSC−MCCH(又は、SC−MCCHの一部)の情報を変更すると、ネットワークは、繰り返し周期でSC−MCCHの送信に利用可能な1番目のサブフレーム(first subframe)の変更を端末に通知する。ここで、端末に通知する情報(すなわち、変更通知(change notification))が「1」に設定される場合、8ビットのビットマップでのLSB(Least Significant Bit)ビットはSC−MCCHの変更を示す。前記変更通知を受信すると、SC−PtMを利用して送信されたMBMSサービスを受信しようとする端末は、同一サブフレームから開始して新しいSC−MCCH情報を取得できる。この場合、端末は、新しいSC−MCCH情報を取得するまで、以前に取得されたSC−MCCH情報を適用する。
また、SC−MRB(SC-MBSFN Radio Bearer)を介してサービスを受信するか、受信しようとするSC−PtM可能端末(SC-PtM capable UE)は、SC−PtM手順及びMBMS関心指示手順(MBMSinterest indication procedure)を適用することができる。
SC−MCCH情報取得
SC−MCCH情報を取得する内容は、以下のようである。一般に、端末は、E−UTRANによりブロードキャスト(broadcast)されるSC−PtM制御情報を取得するために、SC−MCCH情報取得の手順を適用する。前記手順は、RRC_IDLE又はRRC_CONNECTED状態のSC−PtM可能端末に適用されることができる。
SC−MCCH情報取得の開始(initiation)と関連して、セルブロードキャスティングシステム情報(例えば、SIB20)に進入する場合(例えば、パワーオン(power on)、端末の移動性(UE mobility)により)及びSC−MCCH情報が変更されたという通知を受信する場合、SC−MRBを介してMBMSサービスを受信しようとする端末は、SC−MCCH情報取得手順を適用する必要がある。SC−MRBを介してMBMSサービスを受信する端末は、各修正期間の開始時点で受信されるサービスに対応するSC−MCCH情報を取得するために、前記SC−MCCH情報取得手順を適用する必要がある。
また、明示的に手順が特定されない限り、前記SC−MCCH情報取得手順は、保存されたSC−MCCH情報を上書きする。すなわち、デルタ設定(delta configuration)は、SC−MCCH情報に対して適用不可であり、SC−MCCH情報にフィールド(field)がない場合、当該フィールドの利用を中断する。
端末によるSC−MCCH情報の取得は、以下のような手順よって行われる。前記手順(すなわち、SC−MCCH情報取得手順)がSC−MCCH変更通知によりトリガーされる場合、SC−PtM可能端末(SC-PtM capable UE)は、変更通知が受信されたサブフレームからSC−PtM設定メッセージの取得を開始する。ここで、前記端末は、新しいSC−MCCH情報が取得されるまで、以前に受信されたSC−MCCH情報を継続して利用する。または、前記端末がセルブロードキャスティングシステム情報(例えば、SIB20)に進入する場合、前記端末は、次の繰り返し周期(repetition period)でSC−PtM設定メッセージを取得する。または、前記端末がSC−MRBを介してMBMSサービスを受信する場合、前記端末は、各修正期間の開始地点からSC−PtM設定メッセージの取得を開始する。
SC−PtM無線ベアラー設定(SC-PtM radio bearer configuration)
SC−PtM無線ベアラーの設定は、以下のように行われる。一般に、SC−PtM無線ベアラー設定手順(SC-PtM radio bearer configuration procedure)は、SC−MTCH(SC-Multicast Traffic Channel)で送信されるSC−MRBの受信を開始及び/又は停止する場合、RLC(Radio Link Control)、MAC(Medium AccessControl)、及び物理層(physical layer)を構成するために、端末により利用される。ここで、前記手順は、RRC_CONNECTED又はRRC_IDLE状態に存在し、SC−MRBを介してMBMSサービスの受信を希望する端末(SC−PtM可能端末)に適用される。
ここで、能力制限(capability limitation)により端末がSC−MRBを介してMBMSサービスを受信できない場合、上位層(higher layer)は、低い優先順位のユニキャストサービス(unicastservice)を終了することのような適切な措置をとることができる。
前記SC−PtM無線ベアラー設定手順の開始と関連して、端末は、関心のあるMBMSサービスのセッション受信を開始するために、SC−MRB設立手順(SC-MRB establishment procedure)を適用する。例えば、前記手順は、MBMSセッションが開始する場合、当該サービスの受信を禁止する端末の能力制限が除去される場合、MBMSサービスに関心を有する場合、または前記端末が関心を有するMBMSサービスをSC−MRBを介して提供するセルに進入する場合などにより開始されることができる。
端末は、SC−MRB解除手順(SC-MRB release procedure)を適用してセッションの受信を中止する。例えば、前記手順は、MBMSセッションの中断のとき、能力制限が関連サービスの受信を禁止する場合、SC−MRBが設定されるセルを離れる場合、またはMBMSサービスに対する関心がなくなった場合などにより開始されることができる。
SC−MRBの設立(establishment)と関連して、SC−MRB設立のとき、SC−PtM可能端末は、以下ような動作を行うことができる。前記端末は、RLC個体を設定する。また、前記端末は、SC−MRBに対して適用可能なSC−MTCH論理チャネルを構成し、SC−MRBが設定されたMBMSサービスに対してSC−PtM設定メッセージが受信されたセルでDL−SCHを受信するようにMACに指示する。ここで、前記セルは、該当MBMSサービスに対する前記メッセージにあるG−RNTI(Group-Radio Network Temporary Identifier)及びsc−mtch-SchedulingInfoを利用する。また、端末は、sc−mtch−InfoList(前記SC−PtM設定メッセージに含まれる)によってSC−MRBに対して適用可能な物理層を設定する。また、前記端末は、当該TMGI(Temporary Mobile Group Identifier)及びセッション識別子(session ID)を指示することにより、SC−MRBの設定を上位層に知らせる。
また、SC−MRBの解除(release)と関連して、SC−MRBの解除のとき、SC−PtM可能端末は、関連MAC及び物理層構成だけでなく、RLC個体も解除する。また、前記端末は、当該TMGI及びセッション識別子を指示することにより、SC−MRBの解除を上位層に知らせる。
前述した手順において例示として説明されたSIB20(すなわち、システム情報ブロックタイプ20)は、SC−PtMを利用するMBMSの送信と連関した制御情報を取得するために要求される情報を含む。SIB20は、以下の表3のようである。
表3において、前記sc−mcch−ModificationPeriodは、周期的に現れる境界、すなわち、SFNmod sc−mcch−ModificationPeriod=0である無線フレームを定義する。SC−MCCH情報の相異なる送信内容は、これらの間に少なくとも1つの境界が存在する場合にのみ異なる。ここで、値rf2(value rf2)は、2つの無線フレームに対応し、値rf4(value rf4)は、4つの無線フレームに対応する。
また、前記sc−mcch−durationは、SC−MCCHが非−MBSFNサブフレームにおいてスケジューリングできる持続期間を示す。ここで、前記持続期間は、sc−mcch−FirstSubframeにより指示されるサブフレームから開始する。この情報要素(Information Element)がないということは、SC−MCCHがsc−mcch−FirstSubframeにより指示されるサブフレームでのみスケジューリングされるということを意味する。
また、前記sc−mcch−offsetは、sc−mcch−RepetitionPeriodと共にSC−MCCHがスケジューリングされた無線フレームを示す。また、前記sc−mcch−FirstSubframeは、SC−MCCHがスケジューリングされる1番目のサブフレームを指示する。また、前記sc−mcch−RepetitionPeriodは、無線フレームでのSC−MCCH情報送信間の間隔を定義する。ここで、値rf2(value rf2)は、2つの無線フレームに対応し、値rf4(value rf4)は、4つの無線フレームに対応する。
MPDCCH割り当て手順(MPDCCH assignment procedure)
BL(Bandwidth reduced Low complexity)/CE(CoverageEnhancement)端末は、制御情報に対する上位層シグナリングにより設定されたところによって、1つ以上の狭帯域(Narrowband)に存在するMPDCCH候補(MPDCCH candidates)(すなわち、MPDCCH候補の集合(set of MPDCCH candidates))をモニタリング(monitoring)する必要がある。ここで、前記モニタリングは、全てのモニタリングされたDCIのフォーマットによって前記集合にあるそれぞれのMPDCCHに対するデコーディングを試みることを意味する。
それとは異なり、BL/CE端末に該当しない端末は、MPDCCHをモニタリングする必要がない。
上位層シグナリングは、MPDCCHモニタリングのための1つ又は2つのMPDCCH−PRB−setを有するBL/CE端末を設定(又は、構成)することができる。MPDCCH−PRB−setに該当するPRB-pairsは上位層により指示される。それぞれのMPDCCH=PRB−setは、0からN’ECCE,p,k−1まで番号付けられたECCEの集合を構成する。ここで、N’ECCE,p,kは、サブフレームkのMPDCCH−PRB−set pにあるECCEの数を意味する。
MPDCCH−PRB−set(ら)は、局部型MPDCCH(localized MPDCCH)送信又は分散型MPDCCH(distributedMPDCCH)送信のために上位層により設定される。また、モニタリングするための前記MPDCCH候補集合は、MPDCCH探索領域(MPDCCH search space)と定義されることができる。
この場合、BL/CE端末は、以下のような探索領域のうち1つ以上をモニタリングする必要がある。
−Type0−MPDCCH共通探索領域(common search space)(「CEmodeA」に設定された場合)
−Type1−MPDCCH共通探索領域
−Type2−MPDCCH共通探索領域
−MPDCCH端末−特定探索領域(MPDCCH UE-specific search space)
ここで、「CEmodeB」に設定されたBL/CE端末は、Type0−MPDCCH共通探索領域をモニタリングする必要がない。また、BL/CE端末は、MPDCCH端末−特定探索領域とType1−MPDCCH共通探索領域を同時にモニタリングする必要がない。また、端末は、MPDCCH端末−特定探索領域とType2−MPDCCH共通探索領域を同時にモニタリングする必要がない。
BL/CE端末は、MPDCCH候補に対応するECCEが同一のサブフレームにおいて以前にスケジューリングされたPDSCHの送信と重畳するPRBpairにマップされる場合、MPDCCH候補をモニタリングすると予想されない。併合レベル(aggregation level)L’が24ECCE、又は12ECCEである場合、ECCEの数は、2+4PRB集合のREに対してマッピングされたMPDCCHを示す。併合レベル
及び繰り返しレベル(repetition level)
におけるMPDCCH探索領域
は、各候補がサブフレームkで開始するR個の連続するBL/CEDLサブフレームの集合において繰り返されるMPDCCH候補の集合により定義される。MPDCCH−PRB−set pの場合、探索領域
のMPDCCH候補mに該当するECCEは、数式1により与えられる。
数式1において、iは0、...、L’−1であり、mは
であり、
はR個の連続するサブフレームの集合の各サブフレームにあるMPDCCH−PRB−setpの併合レベルL’においてモニタリングするMPDCCH候補の数である。また、MPDCCH端末−特定探索領域に対する
はType0−MPDCCH共通探索領域、Type1−MPDCCH共通探索領域、及びType2−MPDCCH共通探索領域において0である。
また、BL/CE端末は、BL/CEDLサブフレームではないサブフレームにおいてMPDCCHをモニタリングすると予想されない。BL/CE端末がMPDCCH端末−特定探索領域の上位層設定を受信するまで、BL/CE端末は、MPDCCH探索領域の同一の設定及びMPDCCHスケジューリングMsg4のような狭帯域によってMPDCCHをモニタリングする。
MPDCCH探索領域を定義する併合及び繰り返しレベルとモニタリングされたMPDCCH候補の数は以下のように与えられる。
MPDCCH端末−特定探索領域の場合において、BL/CE端末が
PRB−pairs及びmPDCCH−NumRepetition=1に設定されない場合について説明する。
ここで、端末がCEModeAに設定され、
である場合、MPDCCH探索領域を定義する併合及び繰り返しレベルとモニタリングされたMPDCCH候補の数は、表4のように与えられる。
または、端末がCEModeAに設定され、
である場合、MPDCCH探索領域を定義する併合及び繰り返しレベルとモニタリングされたMPDCCH候補の数は、表5のように与えられる。
または、端末がCEModeBに設定され、
である場合、MPDCCH探索領域を定義する併合及び繰り返しレベルとモニタリングされたMPDCCH候補の数は、表6のように与えられる。
または、端末がCEModeBに設定され、
である場合、MPDCCH探索領域を定義する併合及び繰り返しレベルとモニタリングされたMPDCCH候補の数は、表7のように与えられる。
ここで、
はMPDCCH端末−特定探索領域のために設定されたPRB−pairsの数である。
である場合、これは上位層パラメータnumberPRB−Pairs−r13により与えられ、
である場合、これは上位層パラメータnumberPRB−Pairs−r11により与えられる。
また、r1、r2、r3、及びr4は、rmaxの値を上位層パラメータmPDCCH−NumRepetitionの値に代替することにより表8から決定される。また、MPDCCH−PRB−setに該当する狭帯域内のPRB−pairsは、上位層により指示される。MPDCCH−PRB−setpに対する上位層設定numberPRB−Pairs−r13が6である場合、
であり、PRB−pairsの数はMPDCCH−PRB−setp=2+4である。
Type2−MPDCCH共通探索領域の場合、2+4PRBsetにおいて2PRB setのPRB−pairsは、MPDCCH−PRB−set pにおける最大の2つのPRBインデックスを有するPRB−pairsに該当する。また、2+4PRBsetにおいて4PRB setのPRB−pairsは、MPDCCH−PRB−set pにおける最大の4つのPRBインデックスを有するPRB−pairsに該当する。また、2+4PRBsetにおいて2+4PRB setのPRB-pairsは、MPDCCH−PRB−set pにおける全てのPRB−pairsに該当する。
Type0−MPDCCH共通探索領域の場合、狭帯域の位置及びMPDCCH−PRB−setpは、MPDCCH端末−特定探索領域の場合と同じである。また、
が2であると、L’=8及び表8の繰り返しレベルr1、r2、r3、及びr4に対する
は1であり、この他の場合、
は0である。また、
が4であると、L’=16及び表8の繰り返しレベルr1、r2、r3、及びr4に対する
は1であり、この他の場合、
は0である。また、
が2+4であると、L’=24及び表8の繰り返しレベルr1、r2、r3、及びr4に対するは
1であり、この他の場合、
は0である。
Type1−MPDCCH共通探索領域の場合、MPDCCH−PRB−setpにおけるPRB−pairsの数は2+4PRB−pairsである。この場合、L’=24及び繰り返しレベルr1、r2、r3、及びr4に対する
は1であり、この他の場合、
は0である。ここで、前記繰り返しレベルは、表9からrmaxを上位層パラメータmPDCCH−NumRepetition−Pagingに代替することにより決定される。
Type2−MPDCCH共通探索領域の場合、MPDCCH−PRB−setpにおけるPRB−pairsの数は2+4PRB−pairsである。PRACHに対して利用された最近のCE(CoverageEnhancement)レベルがCEレベル0及び1である場合、MPDCCH探索領域を定義する併合及び繰り返しレベルとモニタリングされたMPDCCH候補の数は、表5から決定される。また、PRACHに対して利用された最近のCEレベルがCEレベル2及び3である場合、MPDCCH探索領域を定義する併合及び繰り返しレベルとモニタリングされたMPDCCH候補の数は、表7から決定される。
ここで、r1、r2、r3、及びr4は、rmaxの値を上位層パラメータmPDCCH−NumRepetition−RAの値に代替することにより表8から決定される。
また、Type1−MPDCCH共通探索領域及びType2−MPDCCH共通探索領域の場合、分散型MPDCCH送信(distributed MPDCCH)が利用されることができる。
また、MPDCCH端末−特定探索領域、Type0−MPDCCH共通探索領域、及びType2−MPDCCH共通探索領域の場合、開始サブフレームkの位置は、サブフレームk0からb番目の連続するBL/CEDLサブフレームであるkbにより与えられる。ここで、サブフレームk0は、上位層により与えられる。
Type1−MPDCCH共通探索領域の場合、k=k0であり、kはページング機会サブフレーム(paging opportunity subframe)の位置から決定される。サブフレームkのある狭帯域においてSystemInformationBlockType1−BR又はSIメッセージが送信される場合、BL/CE端末は、サブフレームkの同一の狭帯域においてMPDCCHがドロップ(drop)されたと仮定する。MPDCCH候補のうち任意のものに対応する任意のECCEがnf=0以前のフレームにおいて発生し、またフレームnf=0において発生する場合、BL/CE端末は、MPDCCH探索領域をモニタリングする必要がない。
また、MPDCCH端末−特定探索領域、上位層パラメータmPDCCH−NumRepetitionが1に設定された場合のType0−MPDCCH共通探索領域、又は上位層パラメータmPDCCH−NumRepetition−RAが1に設定された場合のType2−MPDCCH共通探索領域において、BL/CE端末は、下記のような場合にMPDCCHをモニタリングすることが要求されない。
−TDD及び一般ダウンリンクCPの場合、スペシャルサブフレーム設定(special subframe configuration)0及び5に対するスペシャルサブフレーム
−TDD及び拡張ダウンリンクCPの場合、スペシャルサブフレーム設定0、4、及び7に対するスペシャルサブフレーム
そうでないと、BL/CE端末は、下記のような場合にMPDCCHをモニタリングすることが要求されない。
−TDDのスペシャルサブフレームにおいて、BL/CE端末がCEModeBに設定される場合
−TDD及び一般ダウンリンクCPのスペシャルサブフレーム設定0、1、2、5、6、7、及び9に対するスペシャルサブフレームにおいて、BL/CE端末がCEModeAに設定される場合
−TDD及び拡張ダウンリンクCPのスペシャルサブフレーム設定0、4、7、8、及び9に対するスペシャルサブフレームにおいて、BL/CE端末がCEModeAに設定される場合
また、MPDCCH繰り返し回数は、表10の「DCIsubframe repetition number」フィールドにより指示される。
また、MPDCCH開始地点(MPDCCH starting position)と関連して、MPDCCHに対する開始OFDMシンボルは、サブフレームkの1番目のスロットにおいてインデックスlMPDCCHStartにより与えられる。ここで、lMPDCCHStartは、以下のように決定されることができる。まず、サブフレームkはMPSFNサブフレームに設定され、BL/CE端末がCEModeAに設定される場合、lMPDCCHStartは、min(2,l’MPDCCHStart)である。そうでないと、lMPDCCHStartは、l’MPDCCHStartである。ここで、l’MPDCCHStartは、上位層により与えられる。
また、PDSCHデータ送信の送信モード設定に関係なく、BL/CE端末は、サービングセルのアンテナポート0−3及び107−110がドップラーシフト(Doppler shift)、ドップラー拡散(Doppler spread)、平均遅延(average delay)、及び遅延拡大(delay spread)に対してQCLにあると仮定することができる。
NB−IoTにおけるダウンリンク制御チャネル関連手順
NB−IoTにおいて利用されるNPDCCH(Narrowband Physical Downlink Control Channel)と関連した手順について説明する。
端末は、制御情報に対する上位層シグナリングにより設定されたところにより、NPDCCH候補(NPDCCH candidates)(すなわち、NPDCCH候補の集合(set ofNPDCCH candidates))をモニタリング(monitoring)する必要がある。ここで、前記モニタリングは、モニタリングされる全てのDCIのフォーマットによって前記集合にあるそれぞれのNPDCCHのデコーディングを試みることを意味することができる。モニタリングするための前記NPDCCH候補の集合は、NPDCCH探索領域(NPDCCH search space)と定義されることができる。この場合、端末は、当該NPDCCH探索領域に対応する識別子(例えば、C−RNTI、P−RNTI、SC−RNTI、G−RNTI)を利用してモニタリングを行うことができる。
この場合、端末は、a)Type1−NPDCCH共通探索領域(Type1-NPDCCH common search space)、b)Type2−NPDCCH共通探索領域(Type2-NPDCCH common search space)、及びc)NPDCCH端末−特定探索領域(NPDCCH UE-specific search space)のうち1つ以上をモニタリングする必要がある。ここで、端末は、NPDCCH端末−特定探索領域とType1−NPDCCH共通探索領域を同時にモニタリングする必要がない。また、端末は、NPDCCH端末−特定探索領域とType2−NPDCCH共通探索領域を同時にモニタリングする必要がない。また、端末は、Type1−NPDCCH共通探索領域とType2−NPDCCH共通探索領域を同時にモニタリングする必要がない。
集成レベル(aggregation level)及び繰り返しレベル(repetition level)におけるNPDCCH探索領域はNPDCCHの候補集合によって定義される。ここで、前記各NPDCCH候補は、サブフレームkで開始するSI(System Information)メッセージの送信に利用されるサブフレームを除いたR個の連続的なNB−IoTダウンリンクサブフレームにおいて繰り返される。
NPDCCH端末−特定探索領域の場合、当該探索領域を定義する集成及び繰り返しレベルと該当モニタリングされるNPDCCH候補は、上位層により設定されたパラメータal−Repetition−USSにRMAX値を代替(substitute)することにより表11のように羅列される。
Type1−NPDCCH共通探索領域の場合、当該探索領域を定義する集成及び繰り返しレベルと該当モニタリングされるNPDCCH候補は、上位層により設定されたパラメータal−Repetition−CSS−PagingにRMAX値を代替することにより表12のように羅列される。
Type2−NPDCCH共通探索領域の場合、当該探索領域を定義する集成及び繰り返しレベルと該当モニタリングされるNPDCCH候補は、上位層により設定されたパラメータnpdcch−MaxNumRepetitions−RAにRMAX値を代替することにより表13のように羅列される。
ここで、前記開始サブフレーム(starting subframe)kの位置は、k=kbにより与えられる。ここで、kbは、サブフレームk0からb番目の連続的なNB−IoTダウンリンクサブフレームを意味し、前記bは、u×Rであり、前記uは0、1、…(RMAX/R)−1を意味する。また、前記サブフレームk0は数式2を満足するサブフレームを意味する。
NPDCCH端末−特定探索領域の場合、数式2におけるGは、上位層パラメータnPDCCH−startSF−UESSにより与えられ、
は上位層パラメータnPDCCH−startSFoffset−UESSにより与えられる。また、NPDCCHType2−NPDCCH共通探索領域の場合、数式2におけるGは、上位層パラメータnPDCCH−startSF−Type2CSSにより与えられ、
は上位層パラメータnPDCCH−startSFoffset−Type2CSSにより与えられる。また、Type1−NPDCCH共通探索領域の場合、kはk0であり、NB−IoTページング機会サブフレーム(NB-IoT paging opportunity subframe)の位置から決定される。
端末がNPDCCH端末−特定探索領域のモニタリングのためのPRBに上位層により設定される場合、端末は、上位層により設定されたPRBにおいてNPDCCH端末−特定探索領域をモニタリングしなければならない。この場合、端末は、当該PRBにおいてNPSS、NSSS、及びNPBCHを受信することを期待しない。これに対して、前記PRBが上位層により設定されない場合、端末は、NPSS/NSSS/NPBCHが検出されたものと同のPRBにおいてNPDCCH端末−特定探索領域をモニタリングしなければならない。
NB−IoT端末がサブフレームnで終了するDCIフォーマットN0(DCI format N0)を有するNPDCCHを検出する場合、及び当該NPUSCHフォーマット1(NPUSCH format 1)の送信がサブフレームn+kで開始する場合、端末は、サブフレームn+1からサブフレームn+k−1までの範囲内で開始する任意のサブフレームのNPDCCHをモニタリングする必要がない。
また、NB−IoT端末がサブフレームnで終了するDCIフォーマットN1(DCI format N1)又はDCIフォーマットN2(DCI format N2)を有するNPDCCHを検出する場合、及び当該NPDSCHの送信がサブフレームn+kで開始する場合、端末は、サブフレームn+1からサブフレームn+k−1までの範囲内で開始する任意のサブフレームのNPDCCHをモニタリングする必要がない。
また、NB−IoT端末がサブフレームnで終了するDCIフォーマットN1を有するNPDCCHを検出する場合、及び当該NPUSCHフォーマット2の送信がサブフレームn+kで開始する場合、端末は、サブフレームn+1からサブフレームn+k−1までの範囲内で開始する任意のサブフレームのNPDCCHをモニタリングする必要がない。
また、NB−IoT端末がサブフレームnで終了する“PDCCH順序(PDCCH order)”に対するDCIフォーマットN1を有するNPDCCHを検出する場合、及び当該NPRACHの送信がサブフレームn+kで開始する場合、端末は、サブフレームn+1からサブフレームn+k−1までの範囲内で開始する任意のサブフレームのNPDCCHをモニタリングする必要がない。
また、NB−IoT端末がサブフレームnで終了するNPUSCH送信を有する場合、端末は、サブフレームn+1からサブフレームn+3までの範囲内で開始する任意のサブフレームのNPDCCHをモニタリングする必要がない。
また、サブフレームnでNPDCCH探索領域のNPDCCH候補が終了する場合、及び端末がサブフレームn+5以前に開始する他のNPDCCH探索領域のNPDCCH候補をモニタリングするように設定された場合、NB−IoT端末はN、PDCCH探索領域のNPDCCH候補をモニタリングする必要がない。
NPDCCH開始位置(NPDCCH starting position)と関連して、NPDCCHに対する開始OFDMシンボルは、サブフレームkの1番目のスロットにおいて、インデックスlNPDCCHStartにより与えられる。ここで、上位層パラメータoperarionModeInfoが「00」又は「01」を指示する場合、前記インデックスlNPDCCHStartは、上位層パラメータeutaControlRegionSizeにより与えられる。それとは異なり、上位層パラメータoperarionModeInfoが「10」又は「11」を指示する場合、前記インデックスlNPDCCHStartは0である。
ダウンリンク制御情報フォーマット(DCI format)
MTCと関連して、BL(Bandwidth reduced Low complexity)動作に対するダウンリンク制御情報(Downlink Control Information:DCI)のフォーマットとして、DCIフォーマット6−0A、DCIフォーマット6−0B、DCIフォーマット6−1A、DCIフォーマット6−1B、及びDCIフォーマット6−2が考慮されることができる。
まず、DCIフォーマット6−0Aは、アップリンクセルにおいてPUSCHのスケジューリングのために利用され、下記のような情報を送信することができる。
−フォーマット6−0Aとフォーマット6−1Aの区分のためのフラグ(flag)(例えば、1ビット)
−周波数ホッピングフラグ(例えば、1ビット)
−リソースブロック割り当て(resource block assignment)(例えば、
+5ビット)、前記リソースブロック割り当てのビットと関連して、前記
MSBビットは、狭帯域インデックス(narrowband index)を提供し、前記5ビットは、指示された(すなわち、提供された)狭帯域内でアップリンクリソース割り当てタイプ0(UL resource allocation type 0)を利用してリソース割り当て(resourceallocation)を提供する。
−変調及び符号化技法(Modulation and Coding Scheme)(例えば、4ビット)
−繰り返し回数(repetition number)(例えば、2ビット)
−HARQプロセス番号(HARQ process number)(例えば、3ビット)
−新しいデータインジケータ(New data indicator)(例えば、1ビット)
−リダンダンシーバージョン(redundancy version)(例えば、2ビット)
−スケジューリングされたPUSCHに対するTPC命令(Transmit Power Control command)(例えば、2ビット)
−アップリンクインデックス(UL index)(例えば、2ビット)
−ダウンリンク割り当てインデックス(Downlink Assignment Index:DAI)(例えば、2ビット)
−CSI要求(Channel State Information request)(例えば、1ビット)
−SRS要求(Sounding Reference Signal request)(例えば、1ビット)
−DCIサブフレーム繰り返し回数(DCI subframe repetition number)(例えば、2ビット)
ここで、与えられた探索領域上にマッピングされるフォーマット6−0Aの情報ビットの数が同一のサービングセル(serving cell)のスケジューリングのためのものであり、同一の探索領域に対してマッピングされたフォーマット6−1Aのペイロードサイズ(ここで、フォーマット6−1Aに追加されたパディングビットを含む)より小さい場合、フォーマット6−0Aのペイロードのサイズがフォーマット6−1Aのペイロードサイズと同一になるまで「0」が添付されなければならない。
次に、DCIフォーマット6−0Bは、アップリンクセルにおいてPUSCHのスケジューリングのために利用され、下記のような情報を送信することができる。
−フォーマット6−0Bとフォーマット6−1Bの区分のためのフラグ(flag)(例えば、1ビット)
−周波数ホッピングフラグ(例えば、1ビット)
−リソースブロック割り当て(resource block assignment)(例えば、
+3ビット)、前記リソースブロック割り当てのビットと関連して、前記
MSBビットは狭帯域インデックス(narrowband index)を提供し、前記3ビットは、指示された(すなわち、提供された)狭帯域内でリソース割り当て(resource allocation)を提供する。
−変調及び符号化技法(Modulation and Coding Scheme)(例えば、4ビット)
−繰り返し回数(repetition number)(例えば、3ビット)
−HARQプロセス番号(HARQ process number)(例えば、3ビット)
−新しいデータインジケータ(New data indicator)(例えば、1ビット)
−DCIサブフレーム繰り返し回数(DCI subframe repetition number)(例えば、2ビット)
ここで、与えられた探索領域上にマッピングされるフォーマット6−0Bの情報ビットの数が同一のサービングセル(serving cell)のスケジューリングのためのものであり、同一の探索領域に対してマッピングされたフォーマット6−1Bのペイロードサイズ(ここで、フォーマット6−1Bに追加されたパディングビットを含む)より小さい場合、フォーマット6−0Bのペイロードサイズがフォーマット6−1Bのペイロードサイズと同一になるまで「0」が添付されなければならない。
次に、DCIフォーマット6−1Aは、セルにおいて1つのPDSCHコードワード(codeword)のスケジューリング及びPDCCH順序(PDCCH order)により開始されたランダムアクセス手順(random access procedure)に利用される。ここで、PDCCH順序に該当するDCIはM、PDCCHによって運ばれることができる。
前記DCIフォーマット6−1Aは、下記のような情報を送信することができる。
−フォーマット6−0Aとフォーマット6−1Aの区分のためのフラグ(flag)(例えば、1ビット)
フォーマット6−1Aは、フォーマット6−1AのCRC(Cyclic Redundancy Check)がC−RNTIでスクランブルされ、残りの全てのフィールドが下記のように設定された場合にのみ、PDCCH順序により開始されたランダムアクセス手順に利用される。
−リソースブロック割り当て(resource block assignment)(例えば、
+5ビット、全てのビットが「1」に設定される)
−プリアンブルインデックス(preamble index)(例えば、6ビット)
−PRACHマスクインデックス(PRACH Mask index)(例えば、4ビット)
−開始CEレベル(starting CE level)(例えば、2ビット)
−1つのPDSCHコードワードのスケジューリング割り当てのためのフォーマット6−1Aの残りのビットは「0」に設定される。
そうでない場合、以下のような残りの情報が送信される。
−周波数ホッピングフラグ(例えば、1ビット)
−リソースブロック割り当て(resource block assignment)(例えば、PDSCHに対する
+5ビット)、前記リソースブロック割り当てのビットと関連して、前記
MSBビットは狭帯域インデックス(narrowband index)を提供し、前記5ビットは、指示された(すなわち、提供された)狭帯域内でダウンリンクリソース割り当てタイプ2(DL resource allocation type 2)を利用してリソースの割り当て(resource allocation)を提供する。
−変調及び符号化技法(Modulation and Coding Scheme)(例えば、4ビット)
−繰り返し回数(repetition number)(例えば、2ビット)
−HARQプロセス番号(HARQ process number)(例えば、3ビット、4ビット)
−新しいデータインジケータ(New data indicator)(例えば、1ビット)
−リダンダンシーバージョン(redundancy version)(例えば、2ビット)
−PUCCHに対するTPC命令(例えば、2ビット)
−ダウンリンク割り当てインデックス(Downlink Assignment Index:DAI)(例えば、2ビット)
−アンテナポート及びスクランブリング識別子(antenna port and scrambling identity)(例えば、2ビット)
−SRS要求(Sounding Reference Signal request)(例えば、1ビット)
−プリコーディング(precoding)のためのTPMI情報
−プリコーディングのためのPMI確定(例えば、1ビット)
−HARQ−ACKリソースオフセット(例えば、2ビット)
−DCIサブフレーム繰り返し回数(DCI subframe repetition number)(例えば、2ビット)
フォーマット6−1AのCRCがRA−RNTIでスクランブルされる場合、前記情報(すなわち、フィールド)のうち下記のような情報(すなわち、フィールド)は保留(reserve)される。
−HARQプロセス番号(HARQ process number)
−新しいデータインジケータ(New data indicator)
−ダウンリンク割り当てインデックス(DAI)
−HARQ−ACKリソースオフセット
ここで、端末がC−RNTIによりスクランブルされたCRCを有するMPDCCHを復号(decode)するように設定されなく、フォーマット6−1Aの情報ビットの数がフォーマット6−0Aの情報ビットの数より小さい場合、フォーマット6−1Aのペイロードサイズがフォーマット6−0Aのペイロードサイズと同一になるまで「0」が添付されなければならない。
また、端末がC−RNTIによりスクランブルされたCRCを有するMPDCCHを復号(decode)するように設定され、与えられた探索領域上にマッピングされるフォーマット6−1Aの情報ビットの数が同一のサービングセル(serving cell)のスケジューリングのためのものであり、同一の探索領域に対してマッピングされたフォーマット6−0Aのペイロードサイズより小さい場合、フォーマット6−1Aのペイロードサイズがフォーマット6−0Aのペイロードサイズと同一になるまで「0」が添付されなければならない。
次に、DCIフォーマット6−1Bは、セルにおいて1つのPDSCHコードワードのスケジューリングのために利用され、下記のような情報を送信することができる。
−フォーマット6−0Bとフォーマット6−1Bの区分のためのフラグ(flag)(例えば、1ビット)
フォーマット6−1Bは、フォーマット6−1BのCRCがC−RNTIでスクランブルされ、残りの全てのフィールドが以下のように設定された場合にのみ、PDCCH順序により開始されたランダムアクセス手順に利用される。
−保留されたビット(例えば、
+2ビット、全てのビットが「1」に設定される)
−プリアンブルインデックス(preamble index)(例えば、6ビット)
−PRACHマスクインデックス(PRACH Mask index)(例えば、4ビット)
−開始CEレベル(starting CE level)(例えば、2ビット)
−1つのPDSCHコードワードのスケジューリング割り当てのためのフォーマット6−1Bの残りのビットは「0」に設定される。
そうでない場合、以下のような残りの情報が送信される。
−変調及び符号化技法(Modulation and Coding Scheme)(例えば、4ビット)
−リソースブロック割り当て(resource block assignment)(例えば、PDSCHに対する
+1ビット)、前記リソースブロック割り当てのビットと関連して、前記
MSBビットは狭帯域インデックス(narrowband index)を提供し、前記1ビットは、指示された(すなわち、提供された)狭帯域内でリソースの割り当て(resource allocation)を提供する。
−繰り返し回数(repetition number)(例えば、2ビット)
−HARQプロセス番号(HARQ process number)(例えば、3ビット、4ビット)
−新しいデータインジケータ(New data indicator)(例えば、1ビット)
−HARQ−ACKリソースオフセット(例えば、2ビット)
−DCIサブフレーム繰り返し回数(DCI subframe repetition number)(例えば、2ビット)
フォーマット6−1BのCRCがRA−RNTIでスクランブルされる場合、前記情報(すなわち、フィールド)のうち以下のような情報(すなわち、フィールド)は保留(reserve)される。
−HARQプロセス番号(HARQ process number)
−新しいデータインジケータ(New data indicator)
−HARQ−ACKリソースオフセット
ここで、端末がC−RNTIによりスクランブルされたCRCを有するMPDCCHを復号(decode)するように設定されなく、フォーマット6−1Bの情報ビットの数がフォーマット6−0Bの情報ビットの数より小さい場合、フォーマット6−1Bのペイロードサイズがフォーマット6−0Bのペイロードサイズと同一になるまで「0」が添付されなければならない。
また、端末がC−RNTIによりスクランブルされたCRCを有するMPDCCHを復号(decode)するように設定され、与えられた探索領域上にマッピングされるフォーマット6−1Bの情報ビットの数が同一のサービングセル(serving cell)のスケジューリングのためのものであり、同一の探索領域に対してマッピングされたフォーマット6−0Bのペイロードサイズより小さい場合、フォーマット6−1Bのペイロードサイズがフォーマット6−0Bのペイロードサイズと同一になるまで「0」が添付されなければならない。
次に、DCIフォーマット6−2は、ページング(paging)及び直接指示(direct indication)のために利用され、以下のような情報を送信することができる。
−ページングと直接指示の区分のためのフラグ(flag)(例えば、1ビット)
前記フラグの値が0である場合、DCIフォーマット6−2は、直接指示情報(direct indication information)(例えば、8ビット)、フラグの値が1であるフォーマット6−2とサイズを同一に設定するための保留された情報ビット(reserved information bits)を含む(又は、送信する)。
その反面、前記フラグの値が1である場合、DCIフォーマット6−2は、リソース割り当て(例えば、
ビット)、変調及び符号化技法(例えば、3ビット)、繰り返し回数(例えば、3ビット)、DCIサブフレーム繰り返し回数(例えば、2ビット)を含む(又は、送信する)。
それとは異なり、NB−IoTと関連したDCIフォーマットとして、DCIフォーマットN0(DCI format N0)、DCIフォーマットN1(DCI format N1)、及びDCIフォーマットN2(DCI format N2)が考慮されることができる。
まず、DCIフォーマットN0は、1つのアップリンクセル(UL cell)においてNPUSCHのスケジューリングのために利用され、以下のような情報を送信することができる。
−フォーマットN0とフォーマットN1の区分のためのフラグ(flag)(例えば、1ビット)、ここで、値0は、フォーマットN0を示し、値1は、フォーマットN1を示すことができる。
−サブキャリア指示(subcarrier indication)(例えば、6ビット)
−リソース割り当て(resource assignment)(例えば、3ビット)
-スケジューリング遅延(scheduling delay)(例えば、2ビット)
−変調及び符号化技法(Modulation and Coding Scheme)(例えば、4ビット)
−リダンダンシーバージョン(redundancy version)(例えば、1ビット)
−繰り返し回数(repetition number)(例えば、3ビット)
−新しいデータインジケータ(New data indicator)(例えば、1ビット)
−DCIサブフレーム繰り返し回数(DCI subframe repetition number)(例えば、2ビット)
次に、DCIフォーマットN1は、1つのセルにおいて1つのNPDSCHコードワード(codeword)のスケジューリング及びNPDCCH順序(NPDCCH order)により開始されたランダムアクセス手順(random access procedure)に利用される。ここで、NPDCCH順序に該当するDCIはNPDCCHにより運ばれることができる。
前記DCIフォーマットN1は、以下のような情報を送信することができる。
−フォーマットN0とフォーマットN1の区分のためのフラグ(flag)(例えば、1ビット)、ここで、値0は、フォーマットN0を示し、値1は、フォーマットN1を示すことができる。
フォーマットN1は、NPDCCH順序インジケータが「1」に設定され、フォーマットN1のCRC(Cyclic Redundancy Check)がC−RNTIでスクランブルされ、残りの全てのフィールドが以下のように設定された場合にのみ、NPDCCH順序により開始されたランダムアクセス手順に利用される。
−NPRACH繰り返しの開始回数(starting number of NPRACH repetitions)(例えば、2ビット)
−NPRACHのサブキャリア指示(subcarrier indication of PRACH)(例えば、6ビット)
−フォーマットN1の残りの全てのビットは「1」に設定される。
そうでない場合、以下のような残りの情報が送信される。
−スケジューリング遅延(scheduling delay)(例えば、3ビット)
−リソース割り当て(resource assignment)(例えば、3ビット)
−変調及び符号化技法(Modulation and Coding Scheme)(例えば、4ビット)
−繰り返し回数(repetition number)(例えば、4ビット)
−新しいデータインジケータ(New data indicator)(例えば、1ビット)
−HARQ−ACKリソース(HARQ-ACK resource)(例えば、4ビット)
−DCIサブフレーム繰り返し回数(DCI subframe repetition number)(例えば、2ビット)
フォーマットN1のCRCがRA−RNTIでスクランブルされる場合、前記情報(すなわち、フィールド)のうち以下のような情報(すなわち、フィールド)は保留(reserve)される。
−新しいデータインジケータ(New data indicator)
−HARQ−ACKリソース
ここで、フォーマットN1の情報ビットの数がフォーマットN0の情報ビットの数より小さい場合、フォーマットN1のペイロードサイズがフォーマットN0のペイロードサイズと同一になるまで「0」が添付されなければならない。
次に、DCIフォーマットN2は、ページング(paging)及び直接指示(direct indication)のために利用され、以下のような情報を送信することができる。
−ページングと直接指示の区分のためのフラグ(flag)(例えば、1ビット)(ここで、値0は直接指示を示し、値1はページングを示すことができる。)
前記フラグの値が0である場合、DCIフォーマットN2は、直接指示情報(direct indication information)(例えば、8ビット)、フラグの値が1であるフォーマットN2とサイズを同一に設定するための保留された情報ビット(reserved information bits)を含む(又は、送信する)。
それに対して、前記フラグの値が1である場合、DCIフォーマットN2は、リソース割り当て(例えば、3ビット)、変調及び符号化技法(例えば、4ビット)、繰り返し回数(例えば、4ビット)、DCIサブフレーム繰り返し回数(例えば、3ビット)を含む(又は、送信する)。
前述したように、NB(Narrowband)−LTEは、LTEシステムの1PRB(PhysicalResource Block)に該当するシステム帯域幅(system BW)を有する低い複雑度(complexity)、低い電力消費(power consumption)をサポートするためのシステムをいう。
すなわち、NB−LTEシステムは、主にMTC(machine-type communication)のような装置(device)(又は、端末)をセルラーシステム(cellular system)においてサポートしてIoTを実現するための通信方式として利用できる。すなわち、NB−LTEシステムは、NB−IoTと呼ばれることもできる。
また、NB−LTEシステムは、既存のLTEシステムで使用するサブキャリア間隔(subcarrier spacing)などのOFDMパラメータ(OFDMparameter)をLTEシステムと同じものを使用することにより、NB−LTEシステムのために追加的なバンド(band)を割り当てなくてもいい。この場合、レガシー(legacy)LTEシステムバンドの1PRBをNB−LTE用に割り当てることにより、周波数を効率的に使用できるという長所がある。
NB−LTEシステムの物理チャネルは、ダウンリンクの場合、N−PSS(N-Primary Synchronization Signal)/N−SSS(N-SecondarySynchronization Signal)、N−PBCH(N-Physical BroadcastChannel)、N−PDCCH/N−EPDCCH、N−PDSCHなどと定義されることができる。ここで、レガシーLTEと区別するために「N−」が利用されることができる。
ユニキャスト(unicast)と区分されるマルチキャスト(multicast)又はブロードキャスト(broadcast)の側面で、(レガシー)LTEシステムは、MBMSサービスをサポートするためにMBSFNサブフレーム(MBSFN subframe)及び/又はSC−PtM(Single CellPoint-to-Multipoint)方式を導入した。ここで、前記SC−PtM方式は、マルチキャストベースのダウンリンク送信をサポートし、これは、ファームウェア(firmware)及び/又はソフトウェア(software)のアップデート、グループ単位メッセージ送信などを行うために利用できる。ここで、一般的なLTEシステムだけでなく、NB−LTE(すなわち、NB−IoT)システムの場合も、ブロードキャスト又はマルチキャストのようなサービス(例えば、前記SC−PtM)が必要な状況が発生することがあり、MBMSサービスを使用できる方案が考慮される必要がある。
これによって、本発明では、前記SC−PtM方式をNB−LTE(すなわち、NB−IoT)システムにおいて実行(又は、適用)する方法を提案する。具体的に、本明細書は、SC−PtMと関連した情報を送信するN−PDCCH及び/又はN−PDSCHなどが送信されるPRBの位置及び当該PRBの割り当て方法を提案する。ここで、前記SC−PtMと関連した情報は、SC−MCCH(SC-Multicast Control Channel)、SC−MTCH(SC-MulticastTraffic Channel)などを含むことができる。前記SC−MCCHは、前記SC−MTCHと関連した制御情報(例えば、RRCシグナリングメッセージ(RRC signaling message))を含み、前記SC−MTCHは、マルチキャスト又はブロードキャストされる情報(例えば、ブロードキャストトラフィック(broadcast traffic))を含むことができる。
NB−LTE(すなわち、NB−IoT)の場合、基地局及び/又は端末が1PRB単位の割り当てを受けて(すなわち、特定範囲の周波数領域を利用して)データ及び/又は制御情報を送受信する点に照らして、周波数領域(frequency domain)上で利用できる領域が一般的なLTEと比較して限定的であり得る。それだけでなく、NB−LTEの場合、基地局及び/又は端末がデータ及び/又は制御情報を反復的に送信する特性により、時間領域上で利用できる領域も一般的なLTEと比較して限定的であり得る。
図11は、本明細書で提案する方法が適用できるNB−LTEシステムにおけるN−PDCCH及びN−PDSCHの送信方式の一例を示す。図11は、単に説明の便宜のためのものに過ぎず、本発明の範囲を制限するものではない。
図11に示すように、N−PDCCH及びこれに該当するN−PDSCHは、スケジューリングされたキャリア(scheduled carrier)(すなわち、1PRB)で送信され、N−PDCCH及びN−PDSCHは、サブフレーム単位で送信される場合が仮定される。NB−LTEシステムにおいて、各端末は、単一のPRB(single PRB)をそれぞれのキャリア(carrier)として認識する。これにより、本明細書で言及されるPRBは、キャリアと同一又は類似の概念と称されることができる。
また、図11に示すように、端末は、N−PDCCHを受信するために、各N−PDCCHに対して設定された探索領域(search space)(例えば、5つのサブフレーム、8つのサブフレーム)をモニタリング(monitoring)する必要がある。ここで、探索領域をモニタリングするということは、当該探索領域を介して受信しようとするDCIフォーマット(DCI format)によって特定領域だけのN−PDCCHをデコーディング(decoding)した後、該当CRCを予め約束された特定RNTI値でスクランブリング(scrambling)して所望の値と合うか(すなわち、一致するか)否かを確認する過程を意味する。
NB−LTEシステムの場合、図11に示すように、N−PDCCH及び/又はN−PDSCHは繰り返して送信されることができる。例えば、N−PDCCHが1サブフレーム単位で送信されると仮定する場合、N−PDCCHは、2回(N−PDCCH1102)又は5回(N−PDCCH1104)繰り返して送信されることができる。また、N−PDSCHが2サブフレーム単位で送信されると仮定する場合(すなわち、DCIに含まれたリソース割り当てフィールドにより2つのサブフレームが送信基本単位に設定される場合)、N−PDSCHは、3回(N−PDSCH1106)又は4回(N−PDSCH1108)繰り返して送信されることができる。
ここで、N−PDCCHの繰り返し回数及び/又はN−PDSCHの繰り返し回数は、N−PDCCHを介して送信されたDCIで指示されることができる。
このように、NB−LTEシステムは、一般的なLTEシステムと比較して、信号及び/又はチャネルを送受信できる時間及び周波数リソースが限定されている。従って、前記SC−PtM方式をNB−LTEシステムに追加的に導入する場合、様々な問題が発生する可能性がある。
例えば、NB−LTEの場合、前述したような特性により、送受信される信号(signal)及び/又はチャネル(channel)間に重畳(overlap)される場合が頻繁に発生することがある。従って、NB−LTEシステムにSC−PtM方式が導入される場合、SC−PtM方式で利用される信号及び/又はチャネルが既存のNB−LTEシステムで利用される信号及び/又はチャネル(例えば、ランダムアクセスチャネル(RACH)、ページング(paging)チャネルなど)と重畳される可能性が高い。
または、他の例として、制御チャネルが送信される周波数領域が限定され、同一の内容のチャネルを繰り返して送信しなければならないため、NB−LTEシステムの特定制御チャネル領域で伝達できる制御情報(control information)の量が制限的である可能性がある。この場合、特定制御情報が制御チャネル領域で伝達できない場合が発生する可能性もある。従って、NB−LTEシステムにおいては、特定信号及び/又はチャネル(例えば、SC−MTCHのためのN−PDCCH/N−PDSCHなど)に対する制御情報を制御チャネルではないデータチャネルを介して伝達する方法も考慮される必要がある。
また、SC−PtM方式で要求される制御情報が既存のNB−LTEで利用される方法と異なるように要求されることがある点に照らして、SC−PtMにおいて考慮されるDCIフォーマットは、既存のNB−LTEで利用されるDCIフォーマットと異なる可能性がある。この場合、SC−PtMのためのDCIフォーマットの長さ(すなわち、ペイロードサイズ、情報ビットの数)が、既存のNB−LTEで利用されるDCIフォーマット(例えば、ランダムアクセス用途のDCIフォーマット、ページング用途のDCIフォーマットなど)の長さと異なる可能性がある。ここで、端末は、DCIフォーマットが変更されることにより追加的なブラインドデコーディング(blind decoding)動作を行う必要があり得る。従って、このような端末の不要なブラインドデコーディング動作を防止するために、SC−PtM用途のDCIを伝達するN−PDCCHのための探索領域をSC−PtM用途の識別子(例えば、SC−RNTI(Single Cell-RNTI)、G−RNTI(Group-RNTI)により別途に設定する方法が考慮される必要がある。
前述したように、マルチキャスト又はブロードキャストの側面で、SC−PtM方式をNB−LTEに導入する場合は、様々な問題が発生する可能性がある。従って、以下の本明細書では、前述した問題点を防止し、SC−PtMと関連したN−PDCCH及びN−PDSCHなどを送受信するマルチキャストPRB送信(multicast PRB transmission)方法について具体的に説明する。
説明の便宜のために、以下の本明細書において、アンカータイプPRB(anchor-type PRB)(又は、アンカータイプキャリア(anchor-typecarrier))は、基地局の観点から、初期接続(initial access)のためのN−PSS、N−SSS、N−PBCH、及びシステム情報ブロック(N−SIB)のためのN−PDSCHなどを送信するPRBを意味する。この場合、1つアンカータイプPRBが存在するか、又は複数のアンカータイプPRBが存在することもある。また、本明細書において、前述したように、1つまたは複数のアンカータイプPRBが存在する場合、端末が初期接続により選択した特定アンカータイプPRBは、アンカーPRB(anchor PRB)(又は、アンカーキャリア(anchor carrier))と呼ばれる(又は、定義される)ことができる。また、本明細書において、初期接続の後、ダウンリンク過程(又は、手順)を行うために基地局から割り当てられたPRBは、追加PRB(additional PRB)(又は、追加キャリア(additional carrier))と呼ばれる(又は、定義される)ことができる。
また、本明細書で言及されるDCIフォーマットN0、DCIフォーマットN1、及びDCIフォーマットN2は、前述した(例えば、3GPP標準(specification)に定義された)DCIフォーマットN0、DCIフォーマットN1、及びDCIフォーマットN2を意味することができる。
また、以下に説明される実施形態は、説明の便宜のために区分されたものに過ぎず、ある実施形態の一部構成や特徴は他の実施形態に含まれることができ、又は他の実施形態の対応する構成又は特徴と交替されることができる。例えば、以下、第2実施形態で説明される方式が第1実施形態で説明される方式に追加的に適用されることができ、その逆の場合も可能である。
第1実施形態−既存のNB−IoTの送信に対して設定されたPRBとは異なるPRBを利用するマルチキャスト送信方法
まず、端末が既存のNB−IoTの送信に対して設定されたPRB(すなわち、キャンプオン(camp on)PRB、ユニキャスト(unicast)PRB、ページング(paging)PRB、ランダムアクセス(random access)PRBなど)とは異なるPRBを利用してマルチキャスト送信を行う方法について説明する。言い換えると、前記方法は、既存のNB−IoTで利用される手順に対して割り当てられたPRBとは異なるPRBを利用してマルチキャスト送信を行う方法であり得る。これは、前記SC−PtM方式のマルチキャスト送信が、端末がキャンプオンされているPRB、ユニキャスト送信に割り当てられたPRB、ページング手順に割り当てられたPRB、又はランダムアクセス手順に割り当てられたPRBとは異なるPRBを介して行われることを意味する。ここで、前記SC−PtM方式のマルチキャスト送信は、SC−MCCHと関連したN−PDCCH及び/又はN−PDSCHの送信とSC−MTCHと関連したN−PDCCH及び/又はNPDSCHの送信を含むことができる。
優先的に、前記マルチキャストPRB送信が前記異なるPRBで行われる場合、MCCH(すなわち、SC−MCCH)の制御情報(control information)などを送信するN−PDCCHとMTCH(すなわち、SC−MTCH)の制御情報などを送信するN−PDCCHが同一のPRBで送信されるように設定する方法(方法1)及び相異なるPRBで送信されるように設定する方法(方法2)が考慮されることができる。すなわち、SC−MCCHと関連したN−PDCCHとSC−MTCHと関連したN−PDCCHは同一のPRBで送信されるか、又はそれぞれ異なるPRBで送信される。
方法1:MCCHの制御情報などを送信するNPDCCHとMTCHの制御情報などを送信するN−PDCCHが同一のPRBで送信されるように設定する方法
まず、MCCH(すなわち、SC−MCCH)に対するN−PDCCHとMTCH(すなわち、SC−MTCH)に対するN−PDCCHが同一のPRBで送信される方法について説明する。
図12は、本発明で提案する方法が適用できるNB−LTE(すなわち、NB−IoT)システムにおけるPRB設定方式の一例を示す。図12は、単に説明の便宜のためのものに過ぎず、本発明の範囲を制限するものではない。
図12に示すように、NB−LTE(すなわち、NB−IoT)システムにおいてSC−PtM方式のためのPRBとして、追加PRB(additional PRB)1202、アンカータイプPRB(anchor-typePRB)1204、アンカーPRB(anchor PRB)1206、及び代表PRB(representative PRB)1208が設定される。
方法1の場合、前記代表PRBを介してMCCH(すなわち、SC−MCCH)に対するN−PDCCH及びMTCH(すなわち、SC−MTCH)に対するN−PDCCHが送信されるように設定される。
最初の端末は、アンカーPRB(すなわち、初期接続されたアンカータイプPRB)を介して代表に設定された代表PRBインデックス(representative PRB index)に関する情報をシステム情報ブロック(SystemInformation Block:SIB)(例えば、NB−IoT用途のSIB20)を利用して受信すると設定されることができる。ここで、代表PRBインデックスは、SC−PtMと関連した信号及び/又はチャネルなどが送信されるように設定された特定PRBを指示するインデックスを意味する。すなわち、前記SIBは、SC−PtMと関連した情報(例えば、SC−PtMが送信される周期(period)(すなわち、SC−PtM送信周期)など)を含み(又は、伝達するのに利用され)、追加的に、前記代表PRBインデックスに関する情報が含まれることができる。
前述したシステム情報(System Information:SI)を受信した端末は、SC−PtMが送信される代表PRBインデックスを知る(又は、識別する、決定する)ことができ、SC−PtMが送信される周期も知ることができる。ここで、SC−PtMの送信は、SC−PtM方式のためのSC−MCCHと関連したN−PDCCH/NPDSCH及び/又はSC−MTCHと関連したN−PDCCH/N−PDSCHの送信を意味する。
前記端末は、前記代表PRBインデックス及び/又はSC−PtM送信周期を知ることができるので、前記代表PRBで予め約束された(又は、予め設定された、予め決定された)共通探索領域(Common Search Space:CSS)(例えば、Type1A−NPDCCH CSS)をモニタリングすることができる。前記モニタリングにより、端末は、SC−MCCHと関連したスケジューリング情報(scheduling information)(すなわち、N−PDSCHスケジューリング)を取得できる。言い換えると、端末は、前記モニタリングにより、SC−MCCHに対するN−PDSCHスケジューリング情報を取得することができる。
ここで、端末は、SC−RNTI値又は予め約束された(又は、設定された)他のRNTI値を利用して前記CSS領域をモニタリングするように設定されることができる。また、この場合、利用されるDCIフォーマットは、既存のNB−IoT(すなわち、NB−LTE)で利用されていたDCIフォーマットN1又はDCIフォーマットN2に設定されることもでき、または、新しいDCIフォーマット(すなわち、DCIフォーマットNm、ここで、mは整数(integer))に設定されることもできる。従って(又は、これにより)(すなわち、前記取得されたN−PDSCHスケジューリング情報を利用して)、端末が該当N−PDSCHをデコーディングしてSC−MCCH情報を取得すると、端末は、TMGI(Temporary Mobile Group Identifier)別にG−RNTI値を取得することができる。すなわち、端末は、前記モニタリングにより取得されたスケジューリング情報に該当するN−PDSCHにおいてSC−MCCH情報を取得し、前記取得されたSC−MCCH情報から前記G−RNTI値を取得することができる。
次いで(又は、その以後)、端末は、前記代表PRBにおいて予め約束された(又は、予め設定された)CSS(例えば、Type2A−NPDCCHCSS)をモニタリングすることができる。前記モニタリングにより、端末は、SC−MCCHと関連したスケジューリング情報(すなわち、N−PDSCHスケジューリング)を取得することができる。言い換えると、端末は、前記モニタリングにより、SC−MTCHに対するN−PDSCHスケジューリング情報を取得することができる。
ここで、端末は、受信を希望するTMGIに該当するG−RNTI値又は予め約束された(又は、設定された)他のRNTI値を利用して前記CSS領域をモニタリングするように設定されることができる。また、この場合に利用されるDCIフォーマットは、既存のNB−IoT(すなわち、NB−LTE)で利用されていたDCIフォーマットN1又はDCIフォーマットN2に設定されることもでき、又は新しいDCIフォーマット(すなわち、DCIフォーマットNm、ここで、mは整数(integer))に設定されることもできる。従って(又は、これにより)(すなわち、前記取得されたN−PDSCHスケジューリング情報を利用して)、端末が該当N−PDSCHをデコーディングしてSC−MTCH情報を取得すると、端末は、MBMSデータ(例えば、ソフトウェアアップデート)を取得することができる。すなわち、端末は、前記モニタリングにより取得されたスケジューリング情報に該当するN−PDSCHにおいてSC−MTCH情報を取得して、マルチキャスト(multicast)又はブロードキャスト(broadcast)されるデータを取得することができる。
方法2:MCCHの制御情報などを送信するNPDCCHとMTCHの制御情報などを送信するN−PDCCHが相異なるPRBで送信されるように設定する方法
リソースブロック(resource block)の活用度の観点から見ると、MCCH(すなわち、SC−MCCH)を単一PRB(single PRB)で送信することが効率的であるかもしれない。これは、前記MCCHが複数のPRBにより送信されるように設定されると、複数のPRBに対する同一の情報(same information)を伝達する必要があるためである。それに対して、MTCH(すなわち、SC−MTCH)は、TMGI別に異なる情報を伝達する点に照らしてみると、単一PRBでMTCHを送信することは、システムの過負荷を招く可能性がある。これにより、NB−LTE(すなわち、NB−IoT)システムにおいて、前記MTCHをTMGI(Temporary Mobile Group Identifier)(又は、G−RNTI)によってそれぞれ異なるPRBを利用し送信する方法が考慮される必要がある。
これにより、前述した方法とは異なり、MCCH(すなわち、SC−MCCH)に対するN−PDCCHとMTCH(すなわち、SC−MTCH)に対するN−PDCCHが相異なるPRBで送信される方法について以下に説明する。
図13は、本発明で提案する方法が適用できるNB−LTE(すなわち、NB−IoT)システムにおけるPRB設定方式の他の例を示す。図13は、単に説明の便宜のためのものに過ぎず、本発明の範囲を制限するものではない。
図13に示すように、NB−LTE(すなわち、NB−IoT)システムにおいてSC−PtM方式のためのPRBとして、M−PRB(Multicast-PRB)1302、追加PRB(additional PRB)1304、アンカータイプPRB(anchor-type PRB)1306、アンカーPRB(anchor PRB)1308、及び代表PRB(representative PRB)1310が設定される。
方法2の場合、前記代表PRBを介してMCCH(すなわち、SC−MCCH)に対するN−PDCCHが送信され、前記M−PRB(又は、M−キャリア(Multicast-carrier))を介してMTCH(すなわち、SC−MTCH)に対するN−PDCCHが送信されるように設定されることができる。
最初の端末は、アンカーPRBを介して代表に設定された代表PRBインデックスに関する情報をSIB(例えば、NB−IoT用途のSIB20)を利用して受信すると設定されることができる。ここで、代表PRBインデックスは、SC−PtMと関連した信号及び/又はチャネルなどが送信されるように設定された特定PRBを指示するインデックスを意味する。すなわち、前記SIBは、SC−PtMと関連した情報(例えば、SC−PtMが送信される周期(period)を含み(又は、伝達するのに利用され))、追加的に、前記代表PRBインデックスに関する情報が含まれる(又は、伝達される)ことができる。
前述したシステム情報(SI)を受信した端末は、SC−PtMが送信される代表PRBインデックスを知る(又は、識別する、決定する)ことができ、SC−PtMが送信される周期も知ることができる。ここで、SC−PtMの送信は、SC−PtM方式のためのSC−MCCHと関連したN−PDCCH/NPDSCH及び/又はSC−MTCHと関連したN−PDCCH/N−PDSCHの送信を意味する。
前記端末は、前記代表PRBインデックス及び/又はSC−PtM送信周期を知ることができるので、前記代表PRBにおいて予め約束された(又は、予め設定された、予め決定された)共通探索領域(Common Search Space:CSS)(例えば、Type1A−NPDCCH CSS)をモニタリングすることができる。前記モニタリングにより、端末は、SC−MCCHと関連したスケジューリング情報(scheduling information)(すなわち、N−PDSCHスケジューリング)を取得することができる。すなわち、端末は、前記モニタリングにより、SC−MCCHに対するN−PDSCHスケジューリング情報を取得することができる。
ここで、端末は、SC−RNTI値又は予め約束された(又は、設定された)他のRNTI値を利用して、前記CSS領域をモニタリングするように設定されることができる。ここで、前記SC−RNTI値は、ダイナミックにスケジューリングされたSC−PtM制御情報(dynamically scheduled SC-PtM control information)のために利用され、SC−MCCHと関連する。
また、この場合に利用されるDCIフォーマットは、既存のNB−IoT(すなわち、NB−LTE)で利用されていたDCIフォーマットN1又はDCIフォーマットN2に設定されることもでき、又は新しいDCIフォーマット(すなわち、DCIフォーマットNm、ここで、mは整数(integer))に設定されることもできる。これにより、端末が該当N−PDSCHをデコーディングしてSC−MCCH情報を取得すると、端末は、TMGI(Temporary Mobile Group Identifier)別にG−RNTI値を取得することができる。すなわち、端末は、前記モニタリングにより取得されたスケジューリング情報に該当するN−PDSCHにおいてSC−MCCH情報を取得し、前記取得されたSC−MCCH情報から前記のG−RNTI値を取得することができる。ここで、前記G−RNTI値は、ダイナミックにスケジューリングされたSC−PtM送信(dynamically scheduled SC-PtM transmission)のために利用され、SC−MTCHと関連する。
また、端末は、SC−MCCHが送信されるN−PDSCHをデコーディングして、G−RNTI(又は、特定G−RNTIグループ)によって相異なるM−PRBインデックス(M-PRB index)情報を取得するように設定されることができ、G−RNTI(又は、特定G−RNTIグループ)によって相異なるM−PRBインデックス情報をグループ−特定(group-specific)のRRCシグナリング(RRC signaling)を介して受信するように設定されることもできる。すなわち、端末は、SC−MCCHが送信されるN−PDSCHをデコーディングして、G−RNTI別に異なるように設定されたM−PRBインデックス(すなわち、SC−MTCHが送信されるPRBインデックス)に関する情報を取得することができるできる。ここで、前記M−PRBインデックスに関する情報は、RRCシグナリングを介して伝達されることができる。
言い換えると、端末は、物理チャネル(physical channel)であるN−PDSCHを介して論理チャネル(logicalchannel)であるSC−MCCHを受信することができ、受信されたSC−MCCHに含まれた(すなわち、受信されたSC−MCCHにより伝達される)SC−MTCHに利用されるPRB(すなわち、ダウンリンクキャリア(downlink carrier))に関する情報(例えば、インデックス)を取得することができる。ここで、前記SC−MTCHに利用されるPRBに関する情報は、上位層シグナリング(higher layer signaling)(例えば、RRCシグナリング)を介して伝達されることができる。ここで、前記PRBに関する情報及び/又は前記上位層シグナリングは、G−RNTI別に設定されることができる。
この場合、SC−MTCHと関連したN−PDCCH/N−PDSCHに関する設定情報(すなわち、制御情報)がSC−MCCH(すなわち、SC−MCCHと関連したN−PDSCH)を介して伝達される。すなわち、特定制御情報を制御チャネルの領域ではないデータチャネル領域を介して伝達することにより、時間及び周波数リソースの側面で限定的なNB−IoTシステムにおいて効率的に制御情報を伝達することができる。
次いで(又は、その以後)、端末は、受信を希望するTMGIが有する(又は、受信を希望するTMGIに該当する)G−RNTI(又は、特定G−RNTIグループ)に該当するPRBにおいて予め約束された(又は、予め設定された)CSS(例えば、Type2A−NPDCCHCSS)、USS(User(UE)-specific Search Space)、又はGSS(Group-specificSearch Space)(のうち少なくとも1つ)をモニタリングすることができる。前記モニタリングにより、端末は、SC−MCCHと関連したスケジューリング情報(すなわち、N−PDSCHスケジューリング)を取得することができる。言い換えると、端末は、前記モニタリングにより、SC−MTCHに対するN−PDSCHスケジューリング情報を取得することができる。
ここで、端末は、受信を希望するTMGIに該当するG−RNTI値又は予め約束された(又は、設定された)他のRNTI値を利用して、前記CSS、前記USS、又は前記GSS(のうち少なくとも1つ)をモニタリングするように設定されることができる。また、この場合に利用されるDCIフォーマットは、既存のNB−IoT(すなわち、NB−LTE)で利用されていたDCIフォーマットN1又はDCIフォーマットN2に設定されることもでき、又は新しいDCIフォーマット(すなわち、DCIフォーマットNm、ここで、mは整数(integer))に設定されることもできる。これにより、端末が該当N−PDSCHをデコーディングしてSC−MTCH情報を取得すると、端末は、MBMSデータを取得することができる。すなわち、端末は、前記モニタリングにより取得されたスケジューリング情報に該当するN−PDSCHにおいてSC−MTCH情報を取得して、マルチキャスト又はブロードキャストされるデータを取得することができる。
前述した方法1及び方法2の両方ともに対して、一般的に、MCCH(すなわち、SC−MCCH)を送信するN−PDSCHは、MCCHの制御情報などを送信するN−PDCCHが送信されるPRBと同一のPRBに送信され、また、MTCH(すなわち、SC−MTCH)を送信するN−PDSCHは、MTCHの制御情報などを送信するN−PDCCHが送信されるPRBと同一のPRBに送信されるように設定される。ただ、1RB(resource block)を利用するNB−IoTシステムの特性上、N−PDCCHを送信するPRBと(該当)N−PDSCHを送信するPRBが無条件に同一に設定される必要はない。従って、それぞれのN−PDCCHが送信されるPRBとは異なる第3のPRBを介してN−PDSCHが送信されることを示す情報がダイナミックに伝達されるように設定されることもできる。
例えば、MCCH(すなわち、SC−MCCH)の制御情報などを送信するN−PDCCHが追加的にMCCHを送信するN−PDSCHが送信される新しい(すなわち、他の)PRBインデックスを知らせるように設定されることができる。すなわち、前記N−PDSCHに前記N−PDSCHが送信されるPRBを指示する情報が含まれることができる。これと類似して、MTCH(すなわち、SC−MTCH)の制御情報などを送信するN−PDCCHが追加的にMTCHを送信するN−PDSCHが送信される新しいPRBインデックスを知らせるように設定されることができる。
ここで、SC−MCCHが伝達される(又は、載せてくる)N−PDSCHが送信される新しいPRB、SC−MTCHのスケジューリング情報が伝達される(又は、下りてくる)N−PDCCHが送信される新しいPRB、及び/又はSC−MTCHが伝達される(又は、載せてくる)N−PDSCHが送信される新しいPRBは、多様な方式で設定されることができる。一例として、前記3つの新しいPRBは、互いに独立的に割り当てられることもあり、互いに同一であることもあり、PRB間に一定のPRB間隔だけ離れていることもあり、又は特定の規則を有する関係を有することもある。
また、前述した方法1及び方法2の両方ともに対して、端末は、代表PRBにおいて予め約束された(又は、予め設定された)共通探索領域(CSS)をモニタリングしてSC−MCCH変更通知情報(SC-MCCH change notification information)を取得することもできる。ここで、前記SC−MCCH変更通知情報は、SC−MCCHが変更されたことを知らせるインジケータ(indicator)又はフラグ(flag)の形態の情報を含むことができる。ここで、端末は、SC−RNTI値又は予め約束された(又は、設定された)他のRNTI値を利用して前記CSS領域をモニタリングするように設定されることができる。また、この場合に利用されるDCIフォーマットは、既存のNB−IoT(すなわち、NB−LTE)において利用されていたDCIフォーマットN1又はDCIフォーマットN2に設定されることもでき、又は新しいDCIフォーマット(すなわち、DCIフォーマットNm、ここで、mは整数(integer))に設定されることもできる。
また、前述した方法1及び方法2において、MCCH(すなわち、SC−MCCHが送信されるN−PDSCH)及び/又はMCCH(すなわち、SC−MTCH)をスケジューリングするN−PDCCHが送信されるPRBと、MTCH(すなわち、SC−MTCHが送信されるN−PDSCH)及び/又はMTCH(すなわち、SC−MTCH)をスケジューリングするN−PDCCHが送信されるPRBとをそれぞれ独立的にシステム情報(例えば、SIB)を介して知らせる方法が考慮されることもできる。すなわち、前記方法においては、SC−MCCHと関連したPRB情報(すなわち、インデックス)とSC−MTCHと関連したPRB情報がSIBを介して伝達されることができる。または、前述した方法1において、代表PRBは、MCCH及び/又はMCCHをスケジューリングするN−PDCCHではない、MTCH及び/又はMTCHをスケジューリングするN−PDCCHに適用されるように設定されることもできる。ここで、端末は、前記MCCH及び/又は前記MCCHをスケジューリングするN−PDCCHはアンカーPRBで読み込むように(又は、デコーディングするように)設定されることができる。
また、前述した方法1及び方法2で言及された代表PRBは、アンカータイプPRBのうち選択された代表アンカータイプPRB(representative anchor-type PRB)であり得る。
第2実施形態−既存のNB−IoTの送信に対して設定されたPRBと同一のPRBを利用するマルチキャスト送信方法
前述したように、既存のNB−IoTの送信に対して設定されたPRB(すなわち、キャンプオン(camp on)PRB、ユニキャストPRB、ページングPRB、又はランダムアクセスPRBなど)と異なるPRBを利用してMCCHに対するN−PDCCH(及び/又はN−PDSCH)又はMTCHに対するN−PDCCH(及び/又はN−PDSCH)を受信する方法は、端末の立場でレガシーNB−IoTの送信(legacy NB-IOT transmission)と独立的なPRBを利用してマルチキャスト送信を受信する。
従って、この場合、設定された端末(configured UE)の立場では、ユニキャストに対するN−PDCCHがSC−PtMに対するN−PDCCHと同一のPRBで送信される場合が存在しない。また、遊休端末(idle UE)の立場では、ページングに対するDCI(すなわち、ページングに対するN−PDCCH)がSC−PtMに対するN−PDCCHと同一のPRBで送信される場合が存在しない。
それとは異なり、SC−PtMに対するN−PDCCH及び/又はN−PDSCHがキャンプオンPRB(又は、ユニキャストPRB、ページングPRB、ランダムアクセスPRB)と同一のPRBを介して送信される場合、前記ユニキャストN−PDCCH又は前記ページングDCIなどの既存のNB−IoTシステムにおける信号及び/又はチャネルと重畳する場合が発生することがある。これにより、SC−PtM方式のマルチキャスト送信がキャンプオンPRB(又は、ユニキャストPRB、ページングPRB、ランダムアクセスPRB)と同一のPRBを介して行われる場合、前記マルチキャスト送信を処理(又は、実行)する方法が考慮される必要がある。
キャンプオンPRB(又は、ユニキャストPRB、ページングPRB、ランダムアクセスPRB)と同一のPRBを利用してMCCH(すなわち、SC−MCCH)に対するN−PDCCH(及び/又はN−PDSCH)又はMTCH(すなわち、SC−MTCH)に対するN−PDCCH(及び/又はN−PDSCH)を受信する方法として、以下のような2つの方法が考慮される。ここで、前記2つの方法は、MCCH(すなわち、SC−MCCH)又はMTCH(すなわち、SC−MTCH)の制御情報を伝達するN−PDCCHのDCIフォーマットをどちらのDCIフォーマットに合うように設定するかによって区分されることができる。すなわち、この場合、MCCH(すなわち、SC−MCCH)又はMTCH(すなわち、SC−MTCH)の制御情報を伝達するN−PDCCHのDCIフォーマットをDCIフォーマットN1と同一に合わせる方法(方法1)とDCIフォーマットN2と同一に合わせる方法(方法2)が考慮されることができる。また、各方法は、端末が遊休モード(idle mode)である場合と接続されたモード(connected mode)である場合によって、さらに分類されることができる。これは、端末のモードによって利用されるDCIフォーマットが変わる可能性があるからである。例えば、端末は、遊休モードではページングのためのDCIフォーマットN2を利用するのに対して、接続されたモードではアップリンク/ダウンリンクグラントのためのDCIフォーマットN1を利用することができる。
方法1:MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHのDCIフォーマットをDCIフォーマットN1と同一に合わせる方法
まず、SC−PtMと関連したN−PDCCHのDCIフォーマットをDCIフォーマットN1と同一に合わせる方法について説明する。ここで、DCIフォーマットをDCIフォーマットN1と同一に合わせる方法は、実際DCIフォーマットN1を使用するか、またはDCIフォーマットN1と同一のペイロード(payload)を有するように新しいDCIフォーマットを使用するように設定する方法を意味する。ここで、DCIフォーマットにデータを全て入れても空間(例えば、ビット(bit)数)が残る場合、「0」を追加に入れる方法(すなわち、ゼロパディング(zeropadding)方式)を利用してDCIフォーマットの長さをDCIフォーマットN1の長さと同一に設定する必要がある。ここで、前記DCIフォーマットN1の長さは、前記DCIフォーマットN1を他のDCIフォーマットとサイズを合わせるためにゼロパディングが行われる場合、当該ゼロパディングを行った後の長さを意味する。
また、MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHが送信される探索領域は、SC−PtMのための共通探索領域(CSS)を利用するように設定されることができる。特に、MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHのDCIフォーマットをDCIフォーマットN1と同一に合わせることは、端末のN−PDCCHのブラインドデコーディング(blind decoding)回数を増加させないために、以下のような2つの場合が満足される場合に適用されることができる。
前記2つの場合のうち1番目は、MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHが送信される探索領域が端末−特定データスケジューリング(UE-specific data scheduling)のためのN−PDCCHが送信されるUSS(UE-specific search space)に含まれるように設定できる場合であり、2番目は、MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHが送信されるRPBが端末−特定データスケジューリングのためのN−PDCCHが送信される(USSが送信される)PRBと同一である場合を意味する。
特に、前述した方法をMTC(Machine Type Communication)に対して適用する場合、CEモード(CoverageEnhancement mode)別に探索領域を異なるように設定する方法が考慮されることができる。例えば、CEモードB(CE mode B)の場合、前述したNB−IoTの場合と類似して、MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHが送信される探索領域がUSSに含まれるか、又はUSSと同一に設定されることができる。それとは異なり、CEモードA(CE mode A)の場合、MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHが送信される探索領域がType0−MPDCCHCSSに含まれるか、又はType0−MPDCCH CSSと同一に設定されることができる。
以下、接続されたモード(connected mode)の端末(例えば、RRC connected UE)と遊休モード(idle mode)の端末を区分して、方法1に対する具体的な内容について説明する。
まず、接続されたモード(connected mode)の端末の場合、当該端末は、MCCH及びMTCHのDCIが送信される探索領域がUSS(すなわち、NPDCCHUSS)と同一であるか、又は当該USSに含まれる関係を有することに設定する方法が考慮されることができる。この場合、接続されたモードの端末は、別途の追加的なブラインドデコーディング(Blind Decoding:BD)無しに、既存に自分が見ていた(すなわち、モニタリングしていた)ユニキャスト制御DCI(unicast control DCI)とMCCHのDCI又はMTCHのDCIを、相異なるRNTI値を利用してCRCマスキング(CRC masking)を利用して区分することができる。本明細書において、相異なるRNTI値を利用してCRCマスキングを利用して区分することは、相異なるRNTI値を利用するCRCマスキングにより区分することを意味する。一例として、前記相異なるRNTI値は、ユニキャストの場合はC−RNTIに、MCCHの場合はSC−RNTIに、MTCHの場合はG−RNTIに設定される。また、この場合、当該端末は、周波数(frequency)の移動(又は、遷移)及び/又はユニキャストの中断(unicastinterruption)無しに、MCCH制御(すなわち、MCCHの制御情報と関連したN−PDCCH/DCI)又はMTCH制御(すなわち、MTCHの制御情報と関連したN−PDCCH/DCI)をデコーディング(decoding)することができる。
特に、前述した方法をMTCに対して適用する場合、CEモードBの場合は前述したNB−IoTの場合と類似して、MCCH及びMTCHのDCIが送信される探索領域がUSS(すなわち、MPDCCHUSS)と同一であるか、又は当該USSに含まれる関係を有することに設定する方法が考慮される。しかしながら、CEモードAの場合、MTC端末が端末は自分のUSSとType0−MPDCCHCSSを同時にモニタリングすることができる。従って、前述したNB−IoTの場合と異なって、MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHが送信される探索領域がType0−MPDCCHCSSに含まれるか、又は当該Type0−MPDCCH CSSと同一に設定されることができる。この場合、接続されたモードの端末は、別途の追加的なブラインドデコーディング(Blind Decoding:BD)無しに、既存に自分が見ていた(すなわち、モニタリングしていた)共通制御DCI(common control DCI)とMCCHのDCI又はMTCHのDCIを、相異なるRNTI値を利用してCRCマスキング(CRC masking)を利用して区分することができる。一例として、前記相異なるRNTI値は、ユニキャストの場合はC−RNTIに、MCCHの場合はSC−RNTIに、MTCHの場合はG−RNTIに設定される。また、この場合、当該端末は、周波数(frequency)の移動(又は、遷移)及び/又はユニキャストの中断(unicastinterruption)無しに、MCCH制御(すなわち、MCCHの制御情報と関連したN−PDCCH/DCI)又はMTCH制御(すなわち、MTCHの制御情報と関連したN−PDCCH/DCI)をデコーディング(decoding)することができる。
それとは異なり、SC−PtMと関連したDCIフォーマットがDCIフォーマットN1に合わせられて(すなわち、設定されて)いるので、遊休モード(idle mode)の端末は、DCIフォーマットN1に送信されるMCCHの制御情報又はMTCHの制御情報を見るために(すなわち、モニタリングするために)既存の動作(例えば、レガシー(legacy)NB−IoT動作)と比較して追加的な動作が要求されることができる。ここで、追加的な動作は以下のようである。
遊休モードの端末は、端末のDRXサイクル(Discontinuous Reception cycle)の間に、既存に見ることを希望したページング(paging)を見る(すなわち、検出する)ために、P−RNTI(Paging-RNTI)を利用してDCIフォーマットN2(DCI format N2)(又は、DCIフォーマットN2サイズ)をモニタリングすることができる。ここで、同一のサブフレームにSC−PtM(すなわち、MCCH又はMTCH制御(control))と関連したDCIが送信される場合はDCIフォーマットN1サイズに設定されているため(すなわち、DCIフォーマットN1とDCIフォーマットN2サイズが異なるため)、SC−PtM関連情報を放棄するしかない。ただ、端末が追加的なブラインドデコーディングを行う能力がある場合は、端末は、SC−RNTI又はG−RNTIを利用してDCIフォーマットN1(すなわち、MCCH又はMTCHに対するDCIフォーマット)をモニタリングしてSC−PtM関連情報を取得することもできる。
ページングとマルチキャスト(すなわち、SC−PtMと関連した信号及び/又はチャネル)が同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング(timing))で送信される場合に、ページングを見る(すなわち、検出する)ためにページングが送信されるPRBにおいてP−RNTIを利用してDCIフォーマットN2をモニタリングする前記方法は、前述した第1実施形態の相異なるPRBでページングとマルチキャストが送信される方法(例えば、第1実施形態の方法2)にも適用されることができる。すなわち、相異なるPRBにおいてページング及びマルチキャストが同一のタイミングで送信される場合、端末は、端末のDRXサイクル(Discontinuous Reception cycle)の間に既存に見ることを希望したページング(paging)を見る(すなわち、検出する)ために、P−RNTI(Paging-RNTI)を利用してDCIフォーマットN2(DCI format N2)をモニタリングすることができる。
また、前述したように、SC−PtMと関連したN−PDCCH及び/又はN−PDSCHが既存のNB−IoTにおいて送信されるN−PDCCH及び/又はN−PDSCHと重畳する場合が発生する可能性がある。ここで、前記2つのうちどちらを優先的に受信するかに対する設定(すなわち、優先順位に対する設定)が要求されることがある。
例えば、ページング(paging)を送信する(すなわち、ページングと関連した)N−PDSCHとSC−PtMを送信するN−PDSCHが同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合に、ページングを受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にページング(paging)を送信するN−PDSCHを受信するように設定されることができる。ここで、前記SC−PtMを送信するN−PDSCHは、前述したように(例えば、第1実施形態)、SC−MCCHに対するN−PDSCH及び/又はSC−MTCHに対するN−PDSCHを含むことができる。すなわち、前記SC−PtMは、SC−MCCH又はSC−MTCHを意味することができる。また、前記SC−MCCHに対するN−PDSCHは、前述したように(例えば、第1実施形態)、SC−RNTI値又は他のRNTI値を利用して特定CSSをモニタリングして受信したN−PDSCHに対応するN−PDSCHを意味することができる。
これと類似して、前記SC−MTCHに対するN−PDSCHは、前述したように(例えば、第1実施形態)、G−RNTI値又は他のRNTI値を利用してCSS、USS、又はGSSをモニタリングして受信したN−PDSCHに対応するN−PDSCHを意味することができる。すなわち、前記SC−PtMを送信するN−PDSCHは、前記SC−RNTI値又は前記G−RNTI値によりスクランブリングされたDCICRCを有するN−PDCCHに対応する(すなわち、NPDCCHにより割り当てられる、又はスケジューリングされる)N−PDSCHを意味することができる。また、前記ページングを送信するN−PDSCHは、P−RNTIによりスクランブリングされたDCICRCを有するN−PDCCHに対応するN−PDSCHを意味することができる。
また、ページングを送信するN−PDSCHとSC−PtMスケジューリング情報(scheduling information)を送信するN−PDCCHが同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合も、ページングを受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にページング(paging)を送信するN−PDSCHを受信するように設定される。ここで、前記SC−PtMスケジューリング情報を送信するN−PDCCHは、前述したように(例えば、第1実施形態)、SC−MCCHに対するN−PDSCH及び/又はSC−MTCHに対するN−PDCCHを含むことができる。すなわち、前記SC−PtMスケジューリング情報は、SC−MCCHに対するDCI又はSC−MTCHに対するDCIを意味することができる。また、前記SC−MCCHに対するN−PDSCHは、前述したように(例えば、第1実施形態)、SC−RNTI値又は他のRNTI値を利用して特定CSSをモニタリングすることにより検出(又は、受信、デコーディング)されることができる。
これと類似して、前記SC−MTCHに対するN−PDSCHは、前述したように(例えば、第1実施形態)、G−RNTI値又は他のRNTI値を利用して特定のCSSをモニタリングすることにより検出(又は、受信、デコーディング)されることができる。従って、端末は、ページングを送信するN−PDSCHを受信するタイミング(すなわち、サブフレーム)で、SC−PtMと関連したSC−RNTI値又はG−RNTIに対応する特定CSSをモニタリングする必要がない。
また、ページングのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHがSC−PtMを送信するN−PDSCHと同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合も、ページング(すなわち、ページングのスケジューリング情報を送信するN−PDCCH)を受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にページングのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHを受信するように設定される。ここで、前記SC−PtMを送信するN−PDSCHは、前述したように、SC−MCCHに対するN−PDSCH及び/又はSC−MTCHに対するN−PDSCHを含むことができる。また、前記ページングのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHは、前述したように、P−RNTI値を利用して特定の探索領域(例えば、Type1−NPDCCHCSS)をモニタリングして検出(又は、受信、デコーディング)されることができる。従って、端末は、前記ページングのスケジューリング情報を送信するN−PDCCH(すなわち、P−RNTIにより設定されたN−PDCCH)に対して設定された特定探索領域(すなわち、特定探索領域に該当するサブフレーム)において前記SC−PtMを送信するN−PDSCHを受信する必要がない。
また、ページングのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHがSC−PtMのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHと同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合も、(端末は)ページング(すなわち、ページングのスケジューリング情報を送信するN−PDCCH)を受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にページングのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHを受信するように設定される。すなわち、端末は、前記ページングのスケジューリング情報を送信するN−PDCCH(すなわち、P−RNTIにより設定されたN−PDCCH)に対して設定された特定探索領域(すなわち、特定探索領域に該当するサブフレーム)においてSC−PtMと関連したSC−RNTI値又はG−RNTIに対応する特定CSSをモニタリングする必要がない。
すなわち、SC−PtMと関連したN−PDSCH及び/又はN−PDCCH(又は、探索領域)がページングと関連したN−PDSCH及び/又はN−PDCCH(又は、探索領域)と重畳される場合、端末は、ページングと関連したN−PDSCH及び/又はN−PDCCH(又は、探索領域)を優先的に受信するように設定される。
上述した方式は、ページングを送信するPRBとSC−PtMを送信するPRBが同一である場合にも適用されることができ、また、ページングを送信するPRBとSC−PtMを送信するPRBが異なる場合にも適用されることができる。すなわち、上述した方式は、第2実施形態だけでなく、前述した第1実施形態(ページングPRBと異なるPRBにおいてマルチキャスト送信を行う方法)に対しても適用されることができる。
また、上述したページングと関連した方式は、ランダムアクセス(すなわち、ランダムアクセスと関連したN−PDCCH及び/又はN−PDSCH)とマルチキャスト(すなわち、SC−PtMと関連したN−PDCCH及び/又はN−PDSCH)が衝突(又は、重畳)する場合にも同様の方法で適用されることができる。
例えば、ランダムアクセス手順と関連したN−PDSCHとSC−PtMを送信するN−PDSCHが同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合、ランダムアクセスを受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にランダムアクセス手順と関連したN−PDSCHを受信するように設定される。ここで、前記SC−PtMを送信するN−PDSCHは、前述した(すなわち、ページング関連の例示において説明された)通りである。
また、ランダムアクセス手順と関連したN−PDSCHとSC−PtMスケジューリング情報(scheduling information)を送信するN−PDCCHが同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合も、ランダムアクセスを受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にランダムアクセス手順と関連したN−PDSCHを受信するように設定される。従って、端末は、ランダムアクセスを送信するN−PDSCHを受信するタイミング(すなわち、サブフレーム)で、SC−PtMと関連したSC−RNTI値又はG−RNTIに対応する特定CSSをモニタリングする必要がない。
また、ランダムアクセスのスケジューリング情報(すなわち、ランダムアクセスのためのN−PDSCHのスケジューリング情報)を送信するN−PDCCHがSC−PtMを送信するN−PDSCHと同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合も、ランダムアクセス(すなわち、ランダムアクセスのスケジューリング情報を送信するN−PDCCH)を受信することに設定されることができる。従って、端末は、前記ランダムアクセスのスケジューリング情報を送信するN−PDCCH(すなわち、C−RNTI又は臨時C−RNTIにより設定されたN−PDCCH)に対して設定された特定探索領域(すなわち、特定探索領域に該当するサブフレーム)において前記SC−PtMを送信するN−PDSCHを受信する必要がない。
また、ランダムアクセスのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHがSC−PtMのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHと同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合も、(端末は)ランダムアクセス(すなわち、ランダムアクセスのスケジューリング情報を送信するN−PDCCH)を受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、前記ランダムアクセスのスケジューリング情報を送信するN−PDCCH(すなわち、C−RNTI又は臨時C−RNTIにより設定されたN−PDCCH)に対して設定された特定探索領域(すなわち、特定探索領域に該当するサブフレーム)において、SC−PtMと関連したSC−RNTI値又はG−RNTIに対応する特定CSSをモニタリングする必要がない。
すなわち、SC−PtMと関連したN−PDSCH及び/又はN−PDCCH(又は、探索領域)がランダムアクセスと関連したN−PDSCH及び/又はN−PDCCH(又は、探索領域)と重畳される場合、端末は、ランダムアクセスと関連したN−PDSCH及び/又はN−PDCCH(又は、探索領域)を優先的に受信するように設定されることができる。
また、ランダムアクセスとマルチキャストが同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合、当該端末は、MCCH(すなわち、SC−MCCH)のDCI又はMTCH(すなわち、SC−MTCH)のDCIが送信される探索領域がランダムアクセスに利用されるCSS(すなわち、Type2−NPDCCHCSS)と同一であるか、又は当該CSSに含まれる関係を有することに設定することができる。この場合、当該端末は、別途の追加的なブラインドデコーディング(BD)無しに、既存に自分が見ていた(すなわち、モニタリングしていた)ランダムアクセスDCI(random access DCI)とMCCHのDCI又はMTCHのDCIを、相異なるRNTI値を利用してCRCマスキングを利用して区分することができる。一例として、前記異なるRNTI値は、ランダムアクセスの場合はC−RNTIに、MCCHの場合はSC−RNTIに、MTCHの場合はG−RNTIに設定される。
方法2:MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHのDCIフォーマットをDCIフォーマットN2と同一に合わせる方法
前述した方法1と異なり、SC−PtMと関連したN−PDCCHのDCIフォーマットをDCIフォーマットN2と同一に合わせる方法について以下に説明する。
ここで、DCIフォーマットをDCIフォーマットN2と同一に合わせる方法は、実際DCIフォーマットN2を使用するか、またはDCIフォーマットN2と同一のペイロード(payload)を有するように新しいDCIフォーマットを使用するように設定する方法を意味する。ここで、DCIフォーマットにデータを全て入れても空間(例えば、ビット(bit)数)が残る場合、「0」を追加する方法(すなわち、ゼロパディング(zeropadding)方式)を利用してDCIフォーマットの長さをDCIフォーマットN2の長さと同一に設定する必要がある。ここで、前記DCIフォーマットN2の長さは、前記DCIフォーマットN2を他のDCIフォーマットとサイズを合わせるためにゼロパディングが行われる場合、当該ゼロパディングを行った後の長さを意味する。
また、MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHが送信される探索領域は、SC−PtMのための共通探索領域(CSS)を利用するように設定されることができる。特に、MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHのDCIフォーマットをDCIフォーマットN2と同一に合わせることは、端末のN−PDCCHのブラインドデコーディング(blind decoding)回数を増加させないために、以下のような2つの場合が満足される場合に適用されることができる。
前記2つの場合のうち1番目は、MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHが送信される探索領域がページングスケジューリングのためのN−PDCCHが送信される共通探索領域(CSS)(すなわち、Type1−NPDCCHCSS)に含まれるように設定できる場合であり、2番目は、MCCH又はMTCHの制御情報(すなわち、DCI)を伝達するN−PDCCHが送信されるRPBがページングをスケジューリングするN−PDCCHが送信される(セル-特定探索領域が送信される)PRBと同一である場合である。
以下、遊休モード(idle mode)の端末と接続されたモード(connected mode)の端末を区分して、方法2に関する具体的な内容について説明する。
まず、遊休モード(idle mode)の端末の場合、当該端末は、MCCH及びMTCHのDCIが送信される探索領域がページング信号が利用するCSS(すなわち、Type1−NPDCCHCSS)と同一であるか、又は当該CSSに含まれる関係を有することに設定する方法が考慮される。具体的な一例として、MCCH又はMTCHの制御情報(DCI)が送信される探索領域とページングと関連したDCI(すなわち、ページングDCI)が送信される探索領域に対して、1つのサブフレーム内で同一の候補リソース要素に対するマッピング(candidate resource element mapping)及びサブフレーム繰り返し(subframe repetition)に適用される同一の候補繰り返し数の集合(aset of candidate repetition number)が適用されることができる。
この場合、遊休モードの端末は、別途の追加的なブラインドデコーディング(BD)無しに、既存に自分が見ていた(すなわち、モニタリングしていた)ページングDCI(paging DCI)とMCCHのDCI又はMTCHのDCIを、相異なるRNTI値を利用してCRCマスキング(CRC masking)を利用して区分することができる。一例として、前記相異なるRNTI値は、ページングの場合はP−RNTIに、MCCHの場合はSC−RNTIに、MTCHの場合はG−RNTIに設定される。
それとは異なり、SC−PtMと関連したDCIのフォーマットがDCIフォーマットN2に合わせられて(すなわち、設定されて)いるため、接続されたモード(connected mode)の端末は、DCIフォーマットN2で送信されるMCCHの制御情報又はMTCHの制御情報を見る(すなわち、モニタリングする)ために、既存の動作(例えば、レガシー(legacy)NB−IoT動作)と比較して追加的な動作が要求される可能性がある。ここで、追加的な動作は以下のようである。
接続されたモードの端末は、ユニキャスト制御情報(unicast control information)を見る(すなわち、検出する)ために、C−RNTI(Cell-RNTI)を利用してDCIフォーマットN1(DCI format N1)をモニタリングすることができる。ここで、同一のサブフレームにSC−PtM(すなわち、MCCH(すなわち、SC−MCCH)又はMTCH(すなわち、SC−MTCH)制御(control))と関連したDCIが送信される場合はDCIフォーマットN2サイズに設定されているので、前記遊休モードの端末は、追加的なブラインドデコーディングなしには前記SC−PtMと関連したDCIのデコーディング(decoding)が不可能である。
従って、前記端末は、SC−PtMと関連した情報(すなわち、制御情報)の取得を放棄するか、又はユニキャスト制御情報の取得を放棄するしかない。ここで、どちらを先に取得するかに対する優先順位(priority)を決定する必要がある。まず、サービスタイプ(service type)によってマルチキャスト(すなわち、SC−PtM関連信号、チャネル、及び/又は情報)の受信可否が決定されるように設定される。
例えば、重要度が高いファームウェアアップデート(firmware update)の場合、端末は、ユニキャスト(すなわち、ユニキャストと関連した信号、チャネル、及び/又は情報)を後で受信しても、マルチキャストを先に受信するように設定されることができる。ユニキャストの場合は、端末がACK/NACK(A/N)の手順により受信可否を直ちに知らせることができるが、マルチキャストの場合は、前記ACK/NACKの手順が存在しないため、上位層で情報を交換する前までは端末が受信可否を知らせる方法がない。従って、端末がユニキャストよりマルチキャストを優先的に受信するように設定する方法がさらに有利であり得る。
他の例として、ユニキャストのデータ送信量によって前記優先順位が決定されることもできる。端末が現時点で予め約束された一定の臨界値以上のユニキャストデータを受信した場合、端末は、ユニキャスト送信を継続して受信するように設定されることができる。そうでない場合、端末は、マルチキャストを受信するように設定されることもできる。これは、バッファ(buffer)に既に受信されたユニキャストデータが多く存在し、これを再び受信するように設定する方法がより効率的であるからである。
ただ、端末が追加的なブラインドデコーディングを行う能力がある場合は、端末は、SC−RNTI又はG−RNTIを利用してDCIフォーマットN2(すなわち、MCCH又はMTCHに対するDCIフォーマット)を追加的にモニタリングしてSC−PtMと関連した情報を取得することもできる。また、端末がすでにUSSを介してデコーディングしたN−PDCCHを介してユニキャストPDSCH(unicast PDSCH)をスケジューリングされた場合、端末は、当該区間でマルチキャストの受信を試みることなく、ユニキャストPDSCHの受信を続けることができる。
また、前述したように、SC−PtMと関連したN−PDCCH及び/又はN−PDSCHが前記ユニキャストと関連したN−PDCCH及び/又はN−PDSCHと重畳する場合が発生する可能性がある。ここで、前記2つのうちどちらを優先的に受信するかに対する設定(すなわち、優先順位に対する設定)が必要であり得る。
例えば、ユニキャストを送信するN−PDSCHとSC−PtMを送信するN−PDSCHが同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合、マルチキャスト(すなわち、SC−PtMを送信するN−PDSCH)を受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にSC−PtMを送信するN−PDSCHを受信するように設定される。
また、ユニキャストを送信するN−PDSCHとSC−PtMのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHが同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合も、マルチキャスト(すなわち、SC−PtMのスケジューリング情報を送信するN−PDCCH)を受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にSC−PtMのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHを受信するように設定される。
また、ユニキャストのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHとSC−PtMを送信するN−PDSCHが同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合も、マルチキャスト(すなわち、SC−PtMを送信するN−PDSCH)を受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にSC−PtMを送信するN−PDSCHを受信するように設定される。
また、ユニキャストのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHとSC−PtMのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHが同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合も、マルチキャスト(すなわち、SC−PtMのスケジューリング情報を送信するN−PDCCH)を受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にSC−PtMのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHを受信するように設定される。
すなわち、SC−PtMと関連したN−PDSCH及び/又はN−PDCCH(又は、探索領域)がユニキャストと関連したN−PDSCH及び/又はN−PDCCH(又は、探索領域)と重畳される場合、端末は、SC−PtM(すなわち、マルチキャスト)と関連したN−PDSCH及び/又はN−PDCCH(又は、探索領域)を優先的に受信するように設定される。
他の例として、ユニキャストを送信するN−PDSCHとSC−PtMを送信するN−PDSCHが同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合、ユニキャスト(すなわち、ユニキャストを送信するN−PDSCH)を受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にユニキャストを送信するN−PDSCHを受信するように設定される。
また、ユニキャストを送信するN−PDSCHとSC−PtMのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHが同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合も、ユニキャスト(すなわち、ユニキャストを送信するN−PDSCH)を受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にユニキャストを送信するN−PDSCHを受信するように設定される。
また、ユニキャストのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHとSC−PtMを送信するN−PDSCHが同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合も、ユニキャスト(すなわち、ユニキャストのスケジューリング情報を送信するN−PDCCH)を受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にユニキャストのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHを受信するように設定される。
また、ユニキャストのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHとSC−PtMのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHが同一のサブフレーム(すなわち、同一のタイミング)で送信される場合にも、ユニキャスト(すなわち、ユニキャストのスケジューリング情報を送信するN−PDCCH)を受信することに設定されることができる。すなわち、端末は、上記の場合にユニキャストのスケジューリング情報を送信するN−PDCCHを受信するように設定される。
すなわち、SC−PtMと関連したN−PDSCH及び/又はN−PDCCH(又は、探索領域)がユニキャストと関連したN−PDSCH及び/又はN−PDCCH(又は、探索領域)と重畳される場合、端末は、ユニキャストと関連したN−PDSCH及び/又はN−PDCCH(又は、探索領域)を優先的に受信するように設定される。
上述した方式は、ユニキャストを送信するPRBとSC−PtMを送信するPRBが同一である場合にも適用されることができ、また、ユニキャストを送信するPRBとSC−PtMを送信するPRBが異なる場合にも適用されることができる。すなわち、上述した方式は、第2実施形態だけでなく、前述した第1実施形態(ユニキャストPRBと異なるPRBにおいてマルチキャスト送信を実行する方法)に対しても適用されることができる。また、上述したユニキャスト送信とマルチキャスト送信のうちいずれを受信するかに対する優先順位を決定する方式は、同一のPRBにおいて適用されるが、相異なるPRBにおいて同一のサブフレームで送信される時にも適用できることは言うまでもない。
また、本発明の多様な実施形態において、MCCH変更通知(MCCH changing notification)(すなわち、SC−MCCH変更通知)は、DCIフォーマットN2を利用してCSStype1に送信される。ただ、前記MCCH変更通知は、非常に長い時間に1回ずつ送信され、MCCHの制御情報(すなわち、MCCHのDCI)が送信されるサブフレームと異なるサブフレームでMCCH変更通知が送信されるので、接続されたモードの端末及び/又は遊休状態の端末において追加的なブラインドデコーディング(BD)問題が発生しないことがある。
しかしながら、本発明の多様な実施形態において、前記MCCH変更通知が基地局から送信されると知られた(又は、伝達された)タイミング(すなわち、サブフレーム)と同一のタイミングでMCCHのN−PDCCH(すなわち、SC−MCCHのDCIを有するN−PDCCH)が送信されることもできる。この場合、端末の立場で、MCCHの制御情報を伝達するN−PDCCHのDCIフォーマットペイロードサイズとMCCH変更通知に関する情報を伝達するN−PDCCHのDCIフォーマットペイロードサイズが異なるように設定される場合、端末の追加的なブラインドデコーディングの問題が発生する可能性がある。
従って、この場合に(端末の)最大ブラインドデコーディング要求事項(max BD requirement)を満足させるために、以下のような方法(方法1及び方法2)が考慮されることができる。ここで、前記2つの方法(方法1及び方法2)は、MCCHのN−PDCCHのDCIフォーマットとMCCH変更通知のDCIフォーマットのCRCマスキング(CRC masking)に利用されるRNTIが異なるように設定される方法(方法1)と同一に設定される方法(方法2)に区分される。
方法1:相異なるRNTI値でCRCマスキングを利用して区分する方法
まず、MCCHのN−PDCCHのDCIフォーマットペイロード(DCI format payload)とMCCH変更通知のDCIフォーマットペイロードのサイズをDCIフォーマットN1又はDCIフォーマットN2に同一に合わせ(又は、設定し)、相異なるRNTI値でCRCマスキングを利用して区分する方法について説明する。この場合、DCIフォーマットペイロードサイズを合わせる方法は、実際同一のDCIフォーマットを利用する方法、又は、異なるDCIフォーマットを使用しても2つのうち長いDCIフォーマットと他のDCIフォーマットの長さが同一になるようにゼロパディング(zero padding)を行うように設定する方法を含むことができる。
例えば、MCCHのN−PDCCHのDCIはDCIフォーマットN1を利用し、MCCH変更通知のDCIはDCIフォーマットN2を利用する場合、DCIフォーマットN2がDCIフォーマットN1より短いので、DCIフォーマットN2にゼロパディングを行ってDCIフォーマットN1とペイロードサイズを合わせる方法が考慮されることができる。
ここで、探索領域が2つのDCIフォーマット(すなわち、MCCHのN−PDCCHのDCIフォーマット及びMCCH変更通知のDCIフォーマット)に対して同一に設定される場合、端末は、1回のブラインドデコーディングによりMCCHに対するスケジューリング情報を確認(又は、取得)し、MCCH変更通知に関する情報を確認することができる。具体的に、端末は、SC−RNTI値を利用してCRCマスキングによりてMCCHのN−PDCCHにおいてMCCHに対するスケジューリング情報を取得することができ、新たに定義されたRNTIを利用してCRCマスキングによりMCCH変更通知に関する情報を伝達するN−PDCCHにおいてMCCH変更通知に関する情報を取得することができる。
方法2:同一のRNTI値を利用するものの、ペイロード(payload)に含まれたフラグ(flag)を利用して区分する方法
方法1と異なり、MCCHのN−PDCCHのDCIフォーマットペイロードとMCCH変更通知のDCIフォーマットペイロードを(DCIフォーマットN1又はDCIフォーマットN2に)同一に合わせ(又は、設定し)、同一のRNTI値を利用するが、ペイロードに含まれた明示的な(explicit)フラグ(flag)(例えば、1ビット)を利用して区分する方法について説明する。この場合、DCIフォーマットペイロードサイズを合わせる方法は、実際同一のDCIフォーマットを利用する方法、又は、他のDCIをフォーマットを使用しても2つのうち長いDCIフォーマットと他のDCIフォーマットの長さが同一になるようにゼロパディング(zero padding)を行うように設定する方法を含むことができる。
例えば、MCCHのN−PDCCHのDCIはDCIフォーマットN1を利用し、MCCH変更通知のDCIはDCIフォーマットN2を利用する場合、DCIフォーマットN2がDCIフォーマットN1より短いため、DCIフォーマットN2にゼロパディングを行ってDCIフォーマットN1とペイロードサイズを合わせる方法が考慮されることができる。
ここで、探索領域が2つのDCIフォーマット(すなわち、MCCHのN−PDCCHのDCIフォーマット及びMCCH変更通知のDCIフォーマット)に対して同一に設定され、MCCHのN−PDCCHとMCCH変更通知に関する情報を伝達するN−PDCCHに対して両方ともにSC−RNTIの1つのみを利用するように設定されることができる。この場合、実際DCIペイロードに含まれた明示的なフラグにより、MCCHのN−PDCCHであるか、又はMCCHの変更情報のN−PDCCHであるかが指示されるように設定される。例えば、前記フラグの値「1」はMCCHのN−PDCCHを送信することを示し(又は、指示し)、前記フラグの値「0」はMCCH変更通知に関する情報情報(すなわち、MCCH変更通知に関する情報を伝達するN−PDCCH)を送信することを示すことができる。もちろん、前記フラグ値はこれと逆になる場合にも設定できる。
また、前記MCCH変更通知に対する方法1及び方法2と関連して、互いに同一に合わせる(又は、設定される)DCIフォーマットペイロードサイズは、DCIフォーマットN1と同一であるか、又はDCIフォーマットN2と同一であり、新たに定義されるDCIフォーマット(例えば、DCIフォーマットNm、ここで、mは整数)と同一であり得る。
また、本発明の多様な実施形態において、ページングのためのDCIの探索領域とMCCH又はMTCHのためのDCIの探索領域が重畳する場合が発生する可能性がある。ここで、端末の側面で、DCIデコーディングのために探索領域をモニタリングするブラインドデコーディング回数が増加しないように設定するための方法として、以下のような2つの方法が考慮されることができる。
1番目の方法として、基地局の側面で、複数のサブフレームを介して繰り返される各探索領域が同一のサブフレームにおいて重畳される場合、各探索領域を構成する開始サブフレーム(starting subframe)が同一に設定されるように予め決定(又は、設定)する方法が考慮されることができる。すなわち、前記方法は、ページングのためのDCIの探索領域とMCCH又はMTCHのためのDCIの探索領域が重畳する場合、前記2つの探索領域の開始サブフレームを同一に設定する方法を意味する。この場合、端末は、前記2つの探索領域が重畳する場合、同一のソフトバッファ(soft buffer)に保存されたN−PDCCHのサンプルを利用して複雑度(complexity)の増加を小さくして2つのDCIを同時にデコーディングすることができる。
しかしながら、基地局の側面で、サブフレームが重畳される各探索領域を構成する開始サブフレームが同一に設定されるように予め決定(又は、設定、約束)されない可能性もある。この場合、各探索領域を構成する開始サブフレームが同一のサブフレームで開始する場合に、端末は、追加的なブラインドデコーディング無しに同時に2つDCIをデコーディングするよう設定されることができる。または、各探索領域を構成する開始サブフレームが同一でないサブフレームで開始しながら重畳される場合、端末は、優先順位(priority)によって2つのDCIのうち優先的にデコーディングするDCIを選択するように設定されることもできる。その一例として、端末は、ページングに対するDCIを優先的にデコーディングするように設定されることができ、または、ネットワーク(network)が状況に応じて前記優先順位を設定することもできる。
2番目の方法として、基地局の側面で、複数のサブフレームを介して繰り返される各探索領域が同一のサブフレームにおいて重畳される場合、各探索領域を構成する開始サブフレーム及び終了サブフレーム(ending subframe)が同一に設定されるように予め決定(又は、設定)する方法が考慮されることができる。すなわち、前記方法は、ページングのためのDCIの探索領域とMCCH又はMTCHのためのDCIの探索領域が重畳する場合、前記2つの探索領域の開始サブフレーム及び終了サブフレームを同一に設定する方法を意味する。この場合、前記2つの探索領域が重畳する場合、端末は(いつも)同一の探索領域を介してページングのためのDCIとMCCH又はMTCHのためのDCIが送信されることを期待し、(いつも)前記2つのDCIを追加的なブラインドデコーディング無しに同時にデコーディングすることができる。
しかしながら、基地局の側面で、サブフレームが重畳される各探索領域を構成する開始サブフレーム及び終了サブフレームが同一に設定されるように予め決定(又は、設定、約束)されない可能性もある。この場合、各探索領域を構成する開始サブフレーム及び終了サブフレームのそれぞれが探索領域間に同一のサブフレームで構成される場合、端末は、追加的なブラインドデコーディング無しに同時に2つのDCIをデコーディングするよう設定されることができる。または、各探索領域を構成する開始サブフレーム及び/又は終了サブフレームのそれぞれが探索領域間に同一でないサブフレームで構成される場合、端末は、優先順位によって2つのDCIのうち優先的にデコーディングするDCIを選択するように設定されることもできる。その一例として、端末は、ページングに対するDCIを優先的にデコーディングするように設定されることができ、または、ネットワークが状況に応じて前記優先順位を設定することもできる。
上述した方法は、特定DCIフォーマットや特定探索領域タイプ(search space type)に限定されず、2つ以上のDCIを同時にデコーディングできるように設定する必要がある場合に適用されることができる。また、ページングDCIが送信される探索領域とMCCH又はMTCHをスケジューリングするための探索領域に対して同一の繰り返しレベル(repetition level)が適用されることもできる。
第3実施形態−複数のPRBを介してMCCHの制御情報を送信する方法
また、MCCH(すなわち、SC−MCCH)の制御情報などを送信するN−PDCCHを1つのPRBではない複数のPRBを介して送信する方法も考慮されることができる。すなわち、基地局が準静的(semi-static)に設定された複数のPRBを利用してMCCHの制御情報(controlinformation)(すなわち、DCI)を送信すると、各端末は、複数のPRBのうち1つのPRBを選択してMCCHの制御情報を確認(又は、取得)し、MCCHをデコーディングしてTMGI別に設定されたG−RNTI値を確認することができる。ここで、MCCHの制御情報を送信するのに利用される複数のPRBが、各端末がモニタリングするユニキャストPRB(unicast PRB)、ページングPRB(paging PRB)、またはキャンプオンPRB(camp-on PRB)と重畳される可能性もある。この場合、当該端末は、周波数(frequency)移動及び/又はユニキャスト中断(unicast interruption)なしにMCCHの制御情報及びMCCHをデコーディングすることができる。
この後、MCCH(又は、MCCHが伝達されるN−PDSCH)においてG−RNTI値を確認した(又は取得した)端末は、MTCH(すなわち、SC−MTCH)の制御情報が送信されるPRBに移動して、受信を希望するTMGIに該当するG−RNTI値を利用してMTCHの制御情報を確認することができる。この後、前記確認されたMTCHの制御情報によって、当該端末は、MTCHをデコーディングしてMBMSデータ(すなわち、マルチキャスト又はブロードキャストされるデータ)を受信することができる。
また、端末は、MCCHの制御情報が送信されたPRBにおいて予め約束された(又は、予め設定された)CSS領域をモニタリングしてMCCH変更通知(すなわち、SC−MCCH変更通知)に関する情報を取得することができる。ここで、端末は、SC−RNTI値又は予め約束された(又は、予め設定された)他のRNTI値を利用して前記CSS領域をモニタリングするように設定されることができる。また、この場合に利用されるDCIフォーマットは、既存のNB−IoT(すなわち、NB−LTE)において利用されるDCIフォーマットN1又はDCIフォーマットN2に設定されることもでき、または新しいDCIフォーマット(すなわち、DCIフォーマットNm、ここで、mは整数(integer))に設定されることもできる。
第4実施形態−SC−PtMにおいてCE(coverage enhancement)レベルを設定する方法
また、NB−LTE(又は、NB−IoT)システムの一部の端末に対するカバレッジ向上(coverage enhancement)が必要な状況が発生する可能性があるため、マルチキャスト送信(すなわち、SC−PtMの送信)に対してもCEレベル(Coverage Enhancement level)が考慮される必要がある。すなわち、SC−PtM方式がNB−LTE(すなわち、NB−IoT)システムに適用される場合、SC−PtMと関連したN−PDCCH及び/又はN−PDSCHなどのCEレベルを効率的に設定する方法が考慮される必要がある。ここで、SC−PtMと関連したN−PDCCHとN−PDSCHは、MCCH(SC−MCCH)及び/又はMTCH(SC−MTCH)の制御情報を送信するN−PDCCHとMCCH(SC−MCCH)及び/又はMTCH(SC−MTCH)のデータを送信するN−PDSCHを意味する。
ここで、SC−PtMに対するN−PDCCH及び/又はN−PDSCHのCEレベルを決定する方法は、設定されるCEレベルの数(例えば、単一CEレベル(single CE level)、複数のCEレベル(multiple CE levels))によって以下のような2つの方法(方法1及び方法2)に区分されることができる。
方法1:単一CEレベル(single CE level)を利用する方法
まず、SC−PtM情報(すなわち、SC−PtM制御情報又はデータ)を伝達するN−PDCCH又はN−PDSCHのCEレベルを単一CEレベルに設定する方法について説明する。ここで、CEレベルは、N−PDCCH又はN−PDSCHの繰り返し回数集合(repetition number set)を意味するか、または最大繰り返し回数(maximumrepetition number)を意味する。従って、CEレベルが変わるということは、N−PDCCH又はN−PDSCHの繰り返し回数集合が変わるか、または最大繰り返しの回数が変わることを意味する。また、各CEレベルに対応するN−PDCCH又はN−PDSCHの繰り返し回数集合又は最大繰り返し回数が定義(又は、設定)されることもできる。ここで、単一CEレベル(すなわち、1つのCEレベル)を利用するということは、システム実現の側面で、複雑度(complexity)が低いという長所がある。単一CEレベルを利用する具体的な例は以下のようである。
例えば、システムで利用するCEレベルを固定されたCEレベル(fixed CE level)に設定する方法が考慮されることができる。すなわち、前記方法は、全てのセル(cell)においてNB−IoTのマルチキャストCEレベル(multicast CElevel)として特定固定されたCEレベルを利用するように設定する方法を意味する。ここで、固定されたCEレベルは、固定されたCEレベルに対応する繰り返し回数集合又は最大繰り返し回数を意味することもできる。
前記固定されたCEレベルを利用する方法は、MCCHの制御情報又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHのCEレベルを決定するために適用されることができる。固定されたCEレベルが最大CEレベル(すなわち、最大CEレベルに対応する繰り返し回数集合又は最大繰り返し回数)に設定される場合、ネットワーク(network)は、当該システム(又は、セル)に属する大部分の端末に対してサービスをサポートすることができる。この場合、チャネル状況が良好でない場所(例えば、地下、倉庫など)に複数の端末が存在(又は、位置)するシステムにおいて、当該方法は有利に適用される可能性がある。
他の例として、セル−特定(cell-specific)にそれぞれのセルが1つのCEレベル値に設定され、基地局が端末にシステム情報(例えば、SIB)により該当CEレベル値を知らせる(又は、伝達する)方法が考慮されることができる。前記セル−特定に設定されたCEレベルを利用する方法は、MCCHの制御情報又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHのCEレベルを決定するために適用されることができる。
ここで、基地局は、自分に設定された端末のチャネル特性(channel characteristic又はchannel property)と当該端末の位置(location)などを把握して平均的なチャネル状況を判断(又は、決定)することができる。この後、前記基地局は、前記チャネル状況に該当するCEレベル値を準静的に設定して、システムの情報により端末に知らせるように設定されることができる。当該方法を利用する場合、セル−特定にCEレベルを決定できるため、各システム実現の側面でも複雑度が低く、不要な繰り返しを減らすことができるという長所がある。
方法2:複数のCEレベル(multiple CE levels)を利用する方法
次に、SC−PtM情報を伝達するN−PDCCH又はN−PDSCHのCEレベルを複数のCEレベルに設定する方法について説明する。複数のCEレベルを利用するということは、端末のチャネル状況及び/又はマルチキャストサービスのタイプ(multicast service type)によってCEレベルを異なるように設定することを意味する。当該方法の場合、不要な繰り返しを減らすことができ、状況によって適切なCEレベルを適用することができるという長所がある。複数のCEレベルを利用する具体的な例は以下のようである。
例えば、基地局と端末間にTMGI(又は、G−RNTI、サービスタイプ)別に設定されたCEレベルを予め知っている(又は、予め定義する)ことに設定する方法が考慮されることができる。前記方法は、MTCHの制御情報を伝達するN−PDSCHのCEレベル及び/又はMTCHを伝達するN−PDSCHのCEレベルを決定するために適用されることができる。この場合、CEレベルは、MCCHのN−PDSCH(すなわち、MCCHが伝達されるN−PDSCH)を介して知る(又は、取得する)ことができるTMGI(又は、G−RNTI、サービスタイプ)によって異なるように設定される。
その一例として、マルチキャストサービスタイプが、全ての端末が直ちに行わなければならないほどの重要なアップデート(update)である場合、チャネル環境が良くない端末も受信できるようにCEレベルがなるべく大きく設定される。または、マルチキャストサービスタイプが良好なチャネル環境の場所に位置した端末のためのグループコール(group call)である場合、不要な繰り返しが発生しないように、CEレベルは、当該端末が受信可能な最小限のCEレベルに設定される。
このようなTMGI(又は、G−RNTI、サービスタイプ)別のCEレベル設定情報は、RRCシグナリング(RRC signaling)及び/又はMCCHを介して端末に送信(又は、伝達)されることができる。
他の例として、端末グループ(UE group)別にCEレベルを設定する方法が考慮されることができる。前記方法は、MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCHのCEレベル、及び/又はMCCH又はMTCHを伝達するN−PDSCHのCEレベルを決定するために適用されることができる。この場合、基地局は、MCCH又はMTCHの制御情報を伝達するN−PDCCH及び/又はMCCH又はMTCHを伝達するN−PDSCHを相異なるPRBを介して相異なるCEレベルで送信するように設定されることができる。ここで、利用されるCEレベルは、各セル毎に独立的に設定されることができるが、特定RPBに送信されるCEレベルに対する(設定)情報は、全ての端末にシステム情報により送信されるように設定されることもできる。当該システムの情報を受信した端末(ら)は、各端末別に希望するCEレベルを選択して、当該制御情報が送信されるPRBに移動してMCCH又はMTCHの制御情報を受信するように設定される。当該方法の場合、各端末が自分のチャネル環境によって希望するCEレベルを選択できるという長所がある。
また、基地局は、MCCH又はMTCHの制御情報を相異なるPRBではない、同一のPRBの相異なるサブフレーム(すなわち、タイミング)で相異なるCEレベルを利用して送信するように設定されることもできる。ここで、利用されるCEレベルは、前述したように、各セル毎に独立的に設定されることもできるが、相異なるCEレベルに該当する(すなわち、相異なるCEレベルを有する)N−PDCCHが割り当て(allocation)られるサブフレーム(すなわち、サブフレームに関する情報)は、全ての端末にシステム情報により送信されるように設定されることもできる。当該システム情報を受信した端末(ら)は、各端末別に希望するCEレベルを選択して、該当サブフレームが送信されるタイミングに合わせてMCCH又はMTCHの制御情報を受信するように設定される。当該方法の場合、基地局の側面で、複数のPRBを利用して同一の情報を送信する非効率的な手順を減らすことができるという長所がある。
第5実施形態−SC−MCCH変更通知(SC-MCCH change notification)を送信する方法
また、SC−MCCH変更通知(SC-MCCH change notification)の多様な送信方法が考慮されることができる。
まず、既存のLTE(−A)システムの場合、基地局がSC−MCCH変更通知のためにSC−N−RNTIでスクランブリングされたDCIをPDCCHを介して端末に送信(又は、伝達)する。また、当該DCIが共通探索領域(CSS)を介して送信されることにより、基本的にCSSをモニタリングしている端末は、追加的なブラインドデコーディング(BD)動作無しに、前記SC−MCCH変更通知(すなわち、SC−MCCH変更通知と関連した情報)を受信することができる。
それに対して、NB−IoT(すなわち、NB−LTE)システムの場合、基地局がSC−MCCH変更通知のために追加DCIを特定CSSを介して送信すると仮定する場合、端末は、追加的なブラインドデコーディング動作を行って前記SC−MCCH変更通知に関する情報(すなわち、SC−MCCH変更通知と関連した情報)を取得することができる。追加的なブラインドデコーディングは、端末に不要なオーバーヘッド(overhead)を誘発する可能性があるので、既存(すなわち、レガシーLTE(−A))と異なるようにSC−MCCH変更通知に関する情報を送信する手法がNB−IoTシステムにおいて考慮される必要がある。
この場合、前記SC−MCCH変更通知に関する情報を送信するための方法として、SC−MTCHをスケジューリングするDCI(例えば、DCIフォーマットN1)を介して送信する方法(方法1)、SC−MCCHをスケジューリングするDCI(例えば、DCIフォーマットN2)を介して送信する方法(方法2)、SC−MCCHのペイロード(payload)(すなわち、SC−MCCHを伝達するN−PDSCH)を介して送信する方法(方法3)、SC−MTCHのペイロード(payload)(すなわち、SC−MCCHを伝達するN−PDSCH)を介して送信する方法(方法4)、及びシステム情報ブロック(SIB)を介して送信する方法(方法5)などが考慮されることができる。すなわち、SC−MCCHの変更情報を送信するオブジェクトによって前記方法は分類されることができる。以下、前記方法について具体的に説明する。
方法1:SC−MTCHをスケジューリングするDCIを介して送信する方法
まず、基地局がSC−MTCHをスケジューリングするDCIを介してSC−MCCH変更通知に関する情報を端末に送信する方法について説明する。
第1に、該当DCIフィールド(すなわち、SC−MTCHをスケジューリングするDCI)にSC−MCCH変更通知フィールド(SC-MCCH change notification field)を追加する方法が考慮されることができる。例えば、SC−MCCHが送信しなければならないビットの数がnである場合(すなわち、nビット)、該当DCIにSC−MCCH変更通知フィールド(nビット)が追加されることができる。SC−MCCHが変更される場合、基地局は、当該フィールドを利用して情報(すなわち、SC−MCCHが変更されたことを示す情報)を端末に伝達(又は、送信)することができる。当該方法は、端末のブラインドデコーディング回数を増加させずにSC−MCCH変更通知に関する情報を伝達できるという長所がある。
第2に、該当DCIが特定の値を指示することにより、SC−MCCHの変更を知らせる方法が考慮されることができる。例えば、既存のDCIフィールドのうち保留されたビット(reserved bit)の組み合わせを利用して、当該ビットが特定値を指示するように設定されることができる。これにより、当該DCIは、SC−MTCH(すなわち、SC−MTCHを伝達するN−PDSCH)をスケジューリングしながら、(同時に)SC−MCCH変更通知に関する情報を伝達するように設定される。すなわち、基地局は、該当DCIを利用してSC−MTCHをスケジューリングし、SC−MCCH変更通知に関する情報を伝達することもできる。当該方法は、第1の方法とは異なり、追加的なDCIフィールドが要求されなく、端末のブラインドデコーディング回数を増加させずにSC−MCCH変更通知に関する情報を伝達できるという長所がある。また、当該方法は、SC−MCCH変更通知により伝達しなければならない情報の量が大きくない場合に効率的に利用できる。
第3に、SC−MCCHの変更有無によって特定RNTI値を利用して当該DCIをスクランブリングする方法が考慮されることができる。例えば、既存の(すなわち、レガシーLTE(−A)システム)の場合、端末は、SC−MCCHを伝達するペイロード(すなわち、N−PDSCH)から各TMGI別にG−RNTI値を取得し、当該G−RNTI値を利用して探索領域(search space)をモニタリングすることによりSC−MTCHをスケジューリングするDCIを区別(又は、識別、確認)することができる。
それに対いして、前記特定RNTIを利用する方法の場合、端末は、前記特定RNTI値(すなわち、SC−MCCHが変更された場合に該当DCIをスクランブリングするRNTI値)と自分が受信を希望するTMGIに該当するG−RNTI値を利用してDCIをデスクランブリング(descrambling)することができる。ここで、当該DCIがG−RNTI値でデスクランブリングされると、端末は、SC−MTCHのためのスケジューリング情報のみが送信されたと判断することができる。それとは異なり、該当DCIが前記特定RNTI値でデスクランブリングされると、端末は、SC−MTCHのためのスケジューリング情報及びSC−MCCH変更通知に関する情報がともに送信されたと判断することができる。ここで、前記特定RNTI値は、既存に利用していたSC−N−RNTI値、システムで送信されている(すなわち、サポートする)全てのTMGIに該当するG−RNTI値とは異なる特定G−RNTI値、又は新たに定義されたRNTI値であり得る。当該方法は、追加的なDCIフィールドが要求されることなく、端末のブラインドデコーディング回数を増加させずにSC−MCCH変更通知に関する情報を伝達できるという長所がある。
前記方法は、例示的に分類したことに過ぎず、SC−MTCHをスケジューリングするDCIを介するSC−MCCH変更通知に関する情報伝達は、前記方法だけでなく、様々な方法により行うことができる。
方法2:SC−MCCHをスケジューリングするDCIを介して送信する方法
前述した方法とは異なり、基地局がSC−MCCHをスケジューリングするDCIを介してSC−MCCH変更通知に関する情報を端末に送信する方法について説明する。
第1に、該当DCIフィールド(すなわち、SC−MCCHをスケジューリングするDCI)にSC−MCCH変更通知フィールドを追加する方法が考慮されることができる。例えば、SC−MCCHが送信しなければならないビットの数がnである場合(すなわち、nビット)、該当DCIにSC−MCCH変更通知フィールド(nビット)が追加されることができる。SC−MCCHが変更される場合、基地局は、当該フィールドを利用して情報(すなわち、SC−MCCHが変更されたことを示す情報)を端末に伝達(又は、送信)することができる。当該方法は、端末のブラインドデコーディング回数を増加させずにSC−MCCH変更通知に関する情報を伝達できるという長所がある。
第2に、該当DCIが特定の値を指示することによりSC−MCCHの変更を知らせる方法が考慮されることができる。例えば、既存のDCIフィールドのうち保留されたビット(reserved bit)の組み合わせを利用して、当該ビットが特定の値を指示するように設定されることができる。これにより、当該DCIは、SC−MCCH(すなわち、SC−MCCHを伝達するN−PDSCH)をスケジューリングしながら、(同時に)SC−MCCH変更通知に関する情報を伝達するように設定される。すなわち、基地局は、該当DCIを利用してSC−MCCHをスケジューリングし、SC−MCCH変更通知に関する情報を伝達することもできる。当該方法は、第1の方法とは異なり、追加的なDCIフィールドが要求されることなく、端末のブラインドデコーディング回数を増加させずにSC−MCCH変更通知に関する情報を伝達できるという長所がある。また、当該方法は、SC−MCCH変更通知により伝達しなければならない情報の量が大きくない場合に効率的に利用できる。
第3に、SC−MCCHの変更有無によって特定のRNTI値を利用して当該DCIをスクランブリングする方法が考慮されることができる。当該方法の場合、端末は、前記特定RNTI値(すなわち、SC−MCCHが変更された場合に該当DCIをスクランブリングするRNTI値)とSC−RNTI値を利用してDCIをデスクランブリング(descrambling)することができる。ここで、当該DCIがSC−RNTI値でデスクランブリングされると、端末は、SC−MCCHのためのスケジューリング情報のみが送信されたと判断することができる。それとは異なり、該当DCIが前記の特定RNTI値でデスクランブリングされると、端末は、SC−MCCHのためのスケジューリング情報及びSC−MCCH変更通知に関する情報がともに送信されたと判断することができる。
ここで、前記特定RNTI値は、既存に利用していたSC−N−RNTI値又は新たに定義されたRNTI値であり得る。当該方法は、追加的なDCIフィールドが要求されなく、端末のブラインドデコーディング回数を増加させずにSC−MCCH変更通知に関する情報を伝達できるという長所がある。
第4に、SC−MCCHが変更された場合、SC−MCCHをスケジューリングするDCIが送信されるN−PDCCHの送信リソースを変更して送信する方法が考慮されることができる。ここで、N−PDCCHの送信リソースは、N−PDCCHが送信されるサブフレーム(subframe)又はデコーディング候補(decoding candidate)などを意味することができる。具体的に、当該方法は、既存に送信されていたSC−MCCHをスケジューリングするDCIが送信されるサブフレーム又はデコーディング候補などが他のサブフレーム又は他のデコーディング候補に変更される方法であり得る。または、当該方法は、基地局と端末間に特定サブフレーム又は特定デコーディング候補を予め約束(又は、設定)して、当該サブフレーム又は該当デコーディング候補を介してSC−MCCHをスケジューリングするDCIが送信されるように設定する方法であり得る。上述したように送信リソースが変更される場合、端末は、SC−MCCHが変更されたことを認知(又は、確認)することができる。当該方法は、追加的なDCIフィールドが要求されなく、追加RNTIを利用したデスクランブリング手順を行う必要がないという長所がある。
前記方法は、例示的に分類したことに過ぎず、SC−MTCHをスケジューリングするDCIを介するSC−MCCH変更通知に関する情報伝達は、前記方法だけでなく、様々な方法により行うことができる。
方法3:SC−MCCHのペイロード(すなわち、N−PDSCH)を介して送信する方法
また、SC−MCCH又はSC−MTCHのスケジューリングのためのDCIではなく、SC−MCCHのペイロード(すなわち、N−PDSCH)を介してSC−MCCH変更通知に関する情報を送信する方法が考慮されることができる。具体的に、当該方法は、基地局と端末間に予め約束された(又は、定義された)又は上位層シグナリング(higher layer signaling)(例えば、RRCシグナリング(RRCsignaling))を介して決定された特定タイミングでSC−MCCH変更通知に関する情報を送信する方法であり得る。ここで、前記特定タイミングは、特定サブフレームを意味することができる。
この場合、端末は、前記特定タイミングでSC−MCCHに対するペイロード(すなわち、N−PDSCH)を受信すると同時にSC−MCCH変更通知に関する情報を追加的に受信することができる。これにより、端末は、SC−MCCH変更通知に関する情報を取得するために追加的に探索領域をモニタリングする必要がない。また、当該方法は、SC−MCCHに対するペイロードを利用するので、SC−MCCH変更通知(すなわち、SC−MCCH変更通知に関する情報)を送信するための空間が十分に設定できるという長所がある。
方法4:SC−MTCHのペイロード(すなわち、N−PDSCH)を介して送信する方法
また、SC−MTCHのペイロード(すなわち、N−PDSCH)を介してSC−MCCH変更通知に関する情報を送信する方法も考慮されることができる。具体的に、当該方法は、基地局と端末間に予め約束された又は上位層シグナリング(higher layer signaling)(例えば、RRCシグナリング(RRCsignaling))を介して決定された特定タイミングでSC−MCCH変更通知に関する情報を送信する方法であり得る。ここで、前記特定タイミングは、特定サブフレームを意味することができる。
この場合、端末は、前記特定タイミングでSC−MTCHに対するペイロード(すなわち、N−PDSCH)を受信すると同時にSC−MCCH変更通知に関する情報を追加的に受信することができる。これにより、端末は、SC−MCCH変更通知に関する情報を取得するために追加的に探索領域をモニタリングする必要がない。また、当該方法は、SC−MTCHに対するペイロードを利用するので、SC−MCCH変更通知(すなわち、SC−MCCH変更通知に関する情報)を送信するための空間が十分に設定できるという長所がある。
方法5:システム情報ブロック(SIB)を介して送信する方法
また、SC−MCCH又はSC−MTCHに対するDCI又はペイロード(すなわち、N−PDSCH)ではない、システム情報ブロック(SIB)を介してSC−MCCH変更通知に関する情報を送信する方法が考慮されることができる。ここで、前記SIBは、システム情報(system information)を送信するために利用される情報ブロック(又は、メッセージ)を意味することができる。この場合、SC−MCCHの変化が発生すると、基地局は、端末にSIB変更通知(SIB change notification)を送信し、新しいSIB(すなわち、SC−MCCH変更通知に関する情報が含まれたSIB)を端末に送信するように設定されることができる。これにより、端末は、SC−MCCH変更通知に関する情報が含まれた新しいSIBを受信することができる。当該方法は、SIBを介してSC−MCCH変更通知に関する情報を伝達するので、SC−MCCH変更通知に関する情報を送信するための空間が十分に設定できるという長所がある。
上述したSC−MCCH変更通知に関する情報を送信する多様な方法は、前述した本発明の多様な実施形態に対して適用されることができる。また、前記方法は、個別的に利用される場合だけでなく、方法間の結合により利用されることもできる。
また、本発明の多様な実施形態において、SC−MCCH情報(すなわち、SC−MCCH)を送信するにおいてN−PDCCHを利用しない方法(すなわち、制御のないSC−MCCH(control-less SC-MCCH)の送信方法)が考慮されることができる。この場合、SC−MCCH送信のためのN−PDCCHを利用せずに、当該情報(すなわち、SC−MCCH、SC−MCCH情報)が送信される領域を予め設定する方法が考慮されることができる。例えば、最初のSC−MCCHスケジューリング情報がSIBを介して送信される場合、端末は、SC−MCCHのスケジューリングのためのDCIをモニタリングする必要がない。この場合、既存のNB−IoTと比較して、端末が追加的なブラインドデコーディング(BD)を行う必要がないという長所がある。ここで、SC−MCCHに対するスケジューリング情報が変更される場合、当該変更事項を端末に伝達する(又は、知らせる)方法が考慮される必要がある。
例えば、ページング信号(paging signal)を介してSIB変更通知を行って、端末がSIBを再び受信するように(すなわち、読み込むように)設定する方法が考慮されることができる。具体的に、SC−MCCHに対するスケジューリング情報がSIBを介して送信されるので、基地局は、ページング信号を介してSIBの変更通知を行うように設定されることができる。この場合、端末は、SIBを再び読み込んで(すなわち、新しいSIBを受信して)変更されたSC−MCCHに対するスケジューリング情報を確認(又は、識別)するように設定される。当該方法は、端末がページング信号をスケジューリングしている共通探索領域(CSS)をモニタリングしている遊休モード(idle mode)(例えば、RRC idle mode)である場合に利用できる。
他の例として、新しいDCI又は予め約束された特定DCIを介してSC−MCCHに対するスケジューリング情報が変更されたという指示(indication)を送信する方法が考慮されることができる。具体的に、前述したSC−MCCH変更通知に関する情報を送信する方法とともに、当該DCIフィールドにSC−MCCHスケジューリング変更通知フィールド(SC-MCCH scheduling change notification field)を追加する方法及び/又は該当DCIが特定値を指示することによりSC−MCCHに対するスケジューリング情報が変更されたことを通知する方法が考慮されることができる。ここで、端末がSC−MCCHに対するスケジューリング情報が変更されたという指示を受信する場合、端末は、SC−MCCHに対するスケジューリング情報(すなわち、SC−MCCHのスケジューリング情報)が含まれたSIBを読み込むように(又は、受信するように)設定される。
ここで、前記予め約束された特定DCIは、SC−MCCH変更通知に関する情報を送信するDCIであり得る。ここで、SC−MCCHスケジューリング変更情報は、当該DCIにおいて追加的なフィールド(additional field)(例えば、1ビット)を利用して伝達されるか、または追加的なフィールド無しにDCIが特定値を指示することにより伝達されるように設定されることができる。上述した新しいDCI又は予め約束された特定DCIを介してSC−MCCHに対するスケジューリング情報が変更されたという指示を送信する方法の場合、基地局は、SC−MCCHに対するスケジューリング情報が変更された場合にのみSC−MCCHに対するスケジューリング情報を送信する必要がある。従って、当該方法は、(既存のように)毎度スケジューリング情報を送信する必要がないという長所がある。
さらに他の例として、新しいDCI又は予め約束された特定DCIを介して、SC−MCCHに対するスケジューリング情報が変更されたという指示及びSC−MCCHに対するスケジューリング情報を送信する方法も考慮されることができる。具体的に、該当DCIフィールドにSC−MCCHスケジューリング変更通知フィールド(SC-MCCH scheduling change notification field)及びSC−MCCHスケジューリングフィールド(SC-MCCH scheduling field)が追加されることができる。ここで、端末は、SC−MCCHに対するスケジューリング情報が変更されたという指示(indication)を受信し、SIBを読み込む(又は、受信する)必要なくSC−MCCHに対するスケジューリング情報も受信するように設定される。
ここで、前記予め約束された特定DCIは、SC−MCCH変更通知に関する情報を送信するDCIであり得る。ここで、SC−MCCHスケジューリング変更情報及び実際SC−MCCHに対するスケジューリング情報は、当該DCIにおける追加的なフィールド(例えば、1つ以上のビット)を利用して伝達されることができる。上述した新しいDCI又は予め約束された特定DCIを介してSC−MCCHに対するスケジューリング情報が変更されたという指示やSC−MCCHに対するスケジューリング情報を送信する方法の場合、基地局は、SC−MCCHに対するスケジューリング情報が変更された場合にのみSC−MCCHに対するスケジューリング情報を送信する必要がある。従って、当該方法は、(既存のように)毎度スケジューリング情報を送信する必要がないという長所がある。
また、上述した例示において前記予め約束された特定DCIを区別する方法として、既存に利用されたRNTI値の代わりに新しいRNTI値(例えば、SC−N−RNTI値)を利用するCRCマスキング(CRC masking)動作が行われることができる。この場合、端末が追加的なブラインドデコーディング(BD)なしに、既存のDCIとSC−MCCHに対するスケジューリングの変更を知らせるDCIを区分できるという長所がある。また、端末がモニタリングする既存のDCIと同一のペイロードサイズ(payload size)を該当DCIに利用するものの、SC−MCCHスケジューリング変更通知(SC-MCCH scheduling change notification)のためのDCIであるか又は他の目的を有するDCIであるかを区分するためのフィールドを利用する方法も考慮されることができる。当該方法も端末の追加的なブラインドデコーディング無しにSC−MCCHスケジューリングの変更と関連した情報を端末に伝達する(又は、知らせる)ことができるという長所がある。
また、本発明の多様な実施形態において、SC−MCCHに対する制御情報(control information)を送信することと関連して、SC−MCCHに対するスケジューリング情報を毎回N−PDCCHを介して送信しない方法も考慮されることができる。すなわち、基地局は、N−PDCCHを介してSC−MCCHに対するスケジューリング情報を含むDCIを毎回送信する必要がない。この場合、SIBとSC−MCCH変更通知のためのDCI(すなわち、SC−MCCH変更通知に関する情報を含むDCI)を連係する方法が利用(又は、適用)されることができる。
例えば、SC−MCCHに対するスケジューリング情報をSIBを介して送信し、SC−MCCHに対するスケジューリング情報及びSC−MCCHのためのペイロード(すなわち、N−PDSCH)のうちいずれか1つでも変更される場合にのみSC−MCCH変更通知のためのDCIを送信する方法が考慮されることができる。この場合、前記SC−MCCH変更通知のためのDCIを送信できる位置(position)(すなわち、タイミング(timing)、機会(occasion)、サブフレーム(subframe))の周期は一定に設定される。また、前記SC−MCCH変更通知のためのDCIと関連して、SC−N−RNTI又はSC−RNTIが利用されることができる。
具体的に、端末は、最初の(すなわち、1番目の)SIBを介してSC−MCCHに対するスケジューリング情報及びSC−MCCH変更通知のためのDCIが送信できる周期及び/又はサブフレームの位置などに関する情報を受信(又は、取得)することができる。この後、端末は、当該SC−MCCHに対するスケジューリング情報を利用してN−PDSCHのSC−MCCHに対するペイロード(payload)を確認(又は、識別)することができる。ここで、基地局は、SC−MCCHに対するスケジューリング情報及びSC−MCCHに対するペイロードのうちいずれか1つでも変更される場合にのみSC−MCCH変更通知のためのDCIを送信するように設定されることができる。ここで、当該DCIが送信できる位置の周期は、最初のSIBを介して端末に知らせた周期(すなわち、端末が受信した周期)と同一に設定される。
また、SC−MCCH変更通知のためのDCIに変更通知のための1ビットフィールド(1 bit field)(例えば、オン(on)/オフ(off)の形態)が設定される。または、SC−MCCH変更通知のためのDCIの送信のみでも変更有無を伝達することができるため、DCI内に変更通知のための別途のフィールドが設定されないこともできる。すなわち、当該DCIの送信自体がSC−MCCHの変更を指示する場合、当該DCIには変更通知のための別途の追加フィールドが設定される必要がない。ただ、端末のブラインドデコーディング観点で、DCIのサイズは一定に維持されることが効率的であるため、他のDCIのサイズとの一致のために当該DCIに対してゼロパディング(zero padding)動作が行われることができる。
この後、端末は、該当DCIが送信される位置毎にSC−N−RNTI(又は、SC−RNTI)を利用して当該DCIに対する検出(detection)を試みるように設定されることができる。端末が該当DCIを検出した場合、端末は、SIBに移動して、(すなわち、SIBを利用して)スケジューリング情報(すなわち、SC−MCCHに対するスケジューリング情報)を確認することができる。この後、端末は、確認されたスケジューリング情報によってN−PDSCH(すなわち、SC−MCCHが伝達されるN−PDSCH)の検出を試みるように設定される。
前記例示で説明される方法は、DCIのオーバーヘッド(DCI overhead)を減らすことができ、SC−MCCHに対するスケジューリング情報を十分な空間が確保されたSIBを介して送信できるという長所がある。
他の例として、SC−MCCHに対するスケジューリング情報をSC−MCCH変更通知のためのDCIを介して送信し、SC−MCCHに対するスケジューリング情報及びSC−MCCHのためのペイロード(すなわち、N−PDSCH)のうちいずれか1つでも変更される場合にのみSC−MCCH変更通知のためのDCIを送信する方法が考慮されることができる。この場合、前記SC−MCCH変更通知のためのDCIを送信できる位置(position)(すなわち、タイミング(timing)、機会(occasion)、サブフレーム(subframe))の周期は一定に設定される。また、前記SC−MCCH変更通知のためのDCIと関連して、SC−N−RNTI又はSC−RNTIが利用できる。
具体的に、端末は、最初の(すなわち、1番目の)SIBを介して、SC−MCCH変更通知のためのDCIが送信できる周期及び/又はサブフレームの位置などに関する情報を受信(又は、取得)することができる。ここで、当該DCIは、SC−MCCHに対するスケジューリング情報を送信する。この後、端末は、該当DCIを介してSC−MCCHに対するスケジューリングの情報を確認し、これにより、N−PDSCHのSC−MCCHに対するペイロードを確認することができる。ここで、基地局は、SC−MCCHに対するスケジューリング情報及びSC−MCCHに対するペイロードのうちいずれか1つでも変更される場合にのみSC−MCCH変更通知のためのDCIを送信するように設定されることができる。ここで、当該DCIが送信できる位置の周期は、最初のSIBを介して端末が受信した周期と同一に設定される。
また、SC−MCCH変更通知のためのDCIに変更通知のための(すなわち、SC−MCCHの変更有無を示すための)1ビットフィールド(1 bit field)(例えば、オン(on)/オフ(off)の形態)が設定される。または、SC−MCCH変更通知のためのDCIの送信のみでも変更有無を伝達することができるため、DCI内に変更通知のための別途のフィールドが設定されないこともできる。すなわち、当該DCIの送信自体がSC−MCCHの変更を指示する場合、当該DCIには変更通知のための別途の追加フィールドが設定される必要がない。ただ、端末のブラインドデコーディングの観点で、DCIのサイズは一定に維持されることが効率的であるので、他のDCIのサイズとの一致のために当該DCIに対してゼロパディング動作が行われることができる。
この後、端末は、該当DCIが送信できる位置毎にSC−N−RNTI(又は、SC−RNTI)を利用して当該DCIに対する検出(detection)を試みるように設定される。端末が該当DCIを検出した場合、端末は、該当DCIを介してSC−MCCHに対するスケジューリング情報を再確認することができる。この後、端末は、確認されたスケジューリング情報によってN−PDSCH(すなわち、SC−MCCHが伝達されるN−PDSCH)の検出を試みるように設定される。前記例示で説明される方法は、DCIのオーバーヘッド(DCI overhead)を減らすことができる。
上述した例示において、最初のSIBを介してSC−MCCHに対するスケジューリング情報及び/又はSC−MCCH変更通知のためのDCIが送信できる周期及び/又はサブフレームの位置などは、SC−MCCHに対するペイロード(すなわち、N−PDSCH)が送信される周期に比べて大きく設定されるか、またはネットワーク(network)により適応的(adaptive)に設定されることもできる。
また、上述した例示において、基地局がSC−MCCHに対するスケジューリング情報及びSC−MCCHに対するペイロードのうちいずれか1つでも変更された場合にのみSC−MCCH変更通知のためのDCIを送信するように設定する方法の代わりに、SC−MCCHに対するペイロードが送信される周期より大きい周期を有するSC−MCCH変更通知のためのDCIを毎周期ごとに送信するように設定する方法が適用されることもできる。この場合、SC−MCCH変更通知のためのDCIに変更通知のための(すなわち、SC−MCCHの変更有無を示す)1ビットフィールド(例えば、オン(on)/オフ(off)の形態)が設定される必要がある。この後、端末は、該当DCIが送信できる位置毎にSC−N−RNTI(又は、SC−RNTI)を利用して当該DCIに対する検出(detection)を試みるように設定される。
ここで、端末が該当DCIを検出してSC−MCCH変更通知を確認(又は、識別)した場合、端末は、SIB又は当該DCIを介してSC−MCCHに対するスケジューリング情報を再確認することができる。この後、端末は、確認されたスケジューリング情報によってN−PDSCH(すなわち、SC−MCCHが伝達されるN−PDSCH)の検出を試みるように設定される。それに対して、端末が該当DCIを検出したが、SC−MCCHが変更されていないことを確認した場合、端末が次の(すなわち、以後に送信される)SC−MCCH変更通知のためのDCIを確認する前まで、端末は、以前に受信した(すなわち、確認した)スケジューリング情報を利用してSC−MCCHに対するペイロードを継続して受信するように設定される。
ネットワークの側面(例えば、基地局の側面)で、当該方法は、DCI送信と関連したDCIのオーバーヘッド(DCI overhead)を減らすことができるという長所がある。また、端末の側面でも、当該方法は、SC−MCCH変更通知のためのDCIの送信周期がSC−MCCHに対するペイロードの送信周期と比較して長く設定されることにより、DCI検出(detection)のためのオーバーヘッドを減らすことができるという長所がある。
図14は、本明細書で提案する方法が適用できるNB−IoTをサポートする無線通信システムにおいてデータを送受信する端末の動作フローチャートを示す。図14は、単に説明の便宜のためのものに過ぎず、本発明の範囲を制限することではない。
図14に示すように、マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH、すなわち、SC−MTCH)は、複数のPRB(すなわち、各キャリア)のうち指示される特定キャリアで伝達される場合が仮定される。また、当該端末は、前述した本発明の多様な実施形態で説明された動作を行うことができる。
S1405段階で、端末は、(SC−MCCH(すなわち、MCCH)のための)第1NPDCCH(すなわち、第1N−PDCCH)に対して設定された第1探索領域をモニタリング(monitoring)する。ここで、前記第1NPDCCHは、前記SC−MCCHを伝達する第1NPDSCH(すなわち、第1N−PDSCH)のスケジューリングのための第1制御情報(例えば、DCIフォーマットN2に該当するDCI)を含む。また、ここで、モニタリングする過程は、前記第1探索領域において前記第1NPDCCHの候補をデコーディングする過程を意味し、すなわち、前記第1NPDCCHを受信する過程を意味することができる。
この後、S1410段階で、端末は、前記第1制御情報に基づいて、前記第1NPDSCHを受信(又は、デコーディング)する。これにより、端末は、前記第1NPDSCHを介して(又は、デコーディングして)前記SC−MCCH(すなわち、SC−MCCHが伝達する情報(SC−MCCH情報))を取得することができる。端末は、前記SC−MCCHを介してグループ識別子(Group identifier)(例えば、G−RNTI)、SC−MTCHに対して割り当てられたキャリア(すなわち、PRB)に対する設定情報を取得することができる。
この後、S1415段階で、端末は、前記グループ識別子を利用して、(SC−MTCH(すなわち、MTCH)のための)第2NPDCCH(すなわち、第2N−PDCCH)に対して設定された第1探索領域をモニタリングする。ここで、前記第2NPDCCHは、前記SC−MTCHを伝達する第2NPDSCH(すなわち、第2N−PDSCH)のスケジューリングのための第2制御情報(例えば、DCIフォーマットN1に該当するDCI)を含む。
この後、S1420段階で、端末は、前記第2制御情報に基づいて、前記第2NPDSCHを受信(又は、デコーディング)する。これにより、端末は、前記第2NPDSCHを介して(又は、デコーディングして)前記SC−MTCH(すなわち、SC−MCCHが伝達する情報(すなわち、マルチキャスト又はブロードキャスト情報))を取得することができる。
ここで、前記第2NPDCCH及び前記第2NPDSCHは、1つのキャリアを介して送信される。ここで、前記1つのキャリアは、前記グループ識別子(すなわち、SC−MCCHを介して伝達されるグループ識別子)によって設定される。ここで、前記1つのキャリアを示すキャリアの設定情報(carrier configuration information)は、前述したように、前記SC−MCCHを介して伝達されることができる。また、前記キャリアの設定情報は、前記グループ識別子によって設定される上位層シグナリング(すなわち、グループ特定(group-specific)の上位層シグナリング)を介して伝達されることができる。
さらに、前記第1探索領域は、単一セル識別子(Single Cell identifier)(例えば、SC−RNTI)を用いてモニタリングされ、前記第2探索領域は、グループ識別子を用いてモニタリングされることができる。
また、端末は、前記第1NPDCCH及び前記第1NPDSCHが送信されるキャリアを示すキャリア設定情報(例えば、前述したSC−MCCHのための代表PRBを示すシステム情報)を含むシステム情報ブロック(例えば、NB−IOT用途のSIB20)を受信することができる。従って、端末は、該当キャリア設定情報により識別された(又は、決定された)キャリアを介してSC−MCCH(すなわち、SC−MCCH情報)を取得することができる。
また、前記第1制御情報は、前記SC−MCCHに対する変更通知(change notification)に関する情報(例えば、前述したMCCH変更通知(MCCHchanging notification)可否を示す情報)をさらに含むことができる。ここで、前記SC−MCCHに対する変更通知に関する情報は、1ビット(bit)(例えば、フラグ(flag))で構成されることができる。
また、端末は、前記第1PDCCH、前記第1PDSCH、前記第2PDCCH、又は前記第2PDSCHのうち少なくとも1つの繰り返し回数(repetition number)に関する設定情報を含むシステム情報を受信することができる。ここで、前記繰り返し回数は、セル−特定(cell-specific)に設定される。または、端末は、前記第2PDCCH、又は前記第2PDSCHのうち少なくとも1つの繰り返し回数(repetition number)に関する設定情報を含むシステム情報を受信することができる。この場合、前記繰り返し回数は、グループ識別子(すなわち、SC−MCCHを介して伝達されるグループ識別子)によって設定される。
また、前記第1PDCCH、前記第1PDSCH、前記第2PDCCH、及び前記第2PDSCHは、同期信号(synchronization signal)及びPBCH(PhysicalBroadcast Channel)が送信されるキャリア(例えば、アンカーPRB)と異なるキャリア(例えば、代表PRB又はマルチキャストPRB(M-PRB))において送信することができる。さらに、前記第1制御情報は、DCIフォーマットN2に該当するダウンリンク制御情報であり、前記第2制御情報は、DCIフォーマットN1に該当するダウンリンク制御情報であり得る。
また、前述した本発明の第1実施形態ないし第5実施形態において取り扱う内容は、NB−IOTシステムに関連して説明されている。しかしながら、該当内容がNB−IOTと類似した狭帯域システム(narrow band system)にも適用できることは言うまでもない。例えば、MTCシステムの場合、前述した本発明の様々な実施形態において、PRB(すなわち、キャリア(carrier))はMTCシステムの狭帯域(すなわち、6RB)に代替され、DCIフォーマットN1はDCIフォーマット6−1A又はDCIフォーマット6−1Bに代替され、DCIフォーマットN2はDCIフォーマット6−2に代替されることができる。また、N−PDCCH及びN−PDSCHはM−PDCCH及びN−PDSCHに代替され、Type1−NPDCCHCSSはType1−MPDCCH CSSに代替され、Type2−NPDCCH CSSはType2−MPDCCH CSSに代替されることができる。
前述した実施形態の方法は、NB−LTEシステム(すなわち、狭帯域(NarrowBand:NB)を用いるLTEシステム)において単一端末カテゴリー(single UE category)をサポートする場合を仮定して説明されている。しかしながら、前述したようなNB−LTEシステムにおいても複数の端末カテゴリー(multiple UE categories)を定義することができる。ここで、NB−LTEシステムは、NB−IOTをサポートするシステム、MTCをサポートするシステムなどを意味することができる。
ここで、端末カテゴリーは、端末能力(UE capability)を意味することもできる。具体的には、端末カテゴリーは、端末が受信できる帯域幅(bandwidth)のサイズ、端末が読み込める(すなわち、利用できる)送信ブロックサイズ(Transport Block Size:TBS)インデックス(index)組み合わせ、TBS表(TBS table)などによる能力を意味することができる。ここで、端末が受信できる帯域幅は、特定信号及びチャネルの受信に端末が利用可能な(すなわち、サポートする)帯域幅を意味することができる。また、TBSインデックス組み合わせは、TBSを選択するためのITBS及びISFの組み合わせ、ITBS及びNPRBの組み合わせなどを意味することができる。
例えば、NB−IOTをサポートするシステムの場合、端末カテゴリーは、レガシーTBSインデックス(legacy TBS index)組み合わせのみを読み込める能力を有する端末と、レガシーTBSインデックス組み合わせだけでなく大きいTBSインデックス(larger TBS index)組み合わせまで追加で読み込める能力を有する端末とに区分されることができる。ここで、大きいTBSインデックス組み合わせは、最大TBS値がレガシーインデックス組み合わせの場合より大きく設定されたTBSを指示するインデックス組み合わせを意味する。ここで、レガシーTBSインデックス組み合わせに対応する表は、レガシーTBS表(legacy TBS table)と称され、大きいTBSインデックス組み合わせに対応する表は、大きいTBS表(larger TBS table)と称される。
他の例として、MTCをサポートするシステムの場合、端末カテゴリーは、単一狭帯域(single NarrowBand、single NB)を利用してデータ(data)を受信できる端末と、多重狭帯域(multiple NB)を利用してデータを受信できる端末とに区分されることができる。ここで、単一狭帯域は、6個のリソースブロック(すなわち、6PRBs、6RBs)を意味し、多重狭帯域は、24個のリソースブロック(すなわち、24PRBs、24RBs)又は25個のリソースブロック(すなわち、25PRBs、25RBs)を意味することができる。すなわち、MTCをサポートするシステムにおいて、端末のカテゴリーは、端末が信号及び/又はチャネルの受信に利用可能な周波数帯域幅によって区分(又は、定義)される。
また、MTCをサポートするシステムの場合にも、端末カテゴリーは、利用可能なTBSインデックス組み合わせによって区分されることもできる。すなわち、端末のカテゴリーは、レガシーTBS表を利用する端末と、大きいTBS表を利用する端末(すなわち、大きいTBS表まで利用可能な端末)とに区分されることができる。
または、端末カテゴリーは、前述した変数を組み合わせて、単一狭帯域及びレガシーTBS表を利用する端末、単一狭帯域及び大きいTBS表まで利用する端末、多重狭帯域及びレガシーTBS表を利用する端末、多重狭帯域及び大きいTBS表まで利用する端末に区分されることもできる。ここで、端末のカテゴリーは、前記4種類の端末の一部のみに区別されることもできることは言うまでもない。
このように、複数の端末カテゴリーが適用される場合、端末カテゴリーによって異なるように設定される信号及び/又はチャネルに利用されるリソースコンテナ(container)などに対する設定(又は、指示)の手順が別に要求されることがある。例えば、基地局が端末に当該端末が受信を希望する情報(例えば、SC−MCCH及び/又はSC−MTCH)に対して設定された端末のカテゴリーに対する指示情報を伝達して、端末が自分の端末カテゴリーに該当しない不必要な手順を行うことを防止することができる。他の例として、基地局が端末に当該端末が受信を希望する情報(例えば、SC−MCCH及び/又はSC−MTCH)に対して設定された端末のカテゴリーに対する指示情報を伝達することにより、これを受信した端末は、信号(又は、チャネル)の送受信に利用する設定情報(例えば、TBS表、リソースの割り当て情報など)を明確に判断することができる。すなわち、複数の端末カテゴリーがサポートされる場合、基地局は、端末に、特定情報に対して設定された端末のカテゴリーに対する指示情報を伝達する必要がある。
この場合、前記基地局の端末カテゴリーに対する指示手順の前に、基地局が各端末に対して端末カテゴリー情報(すなわち、端末能力情報)を各端末に対して要求し、前記要求に応じて各端末が自分の端末カテゴリー情報を基地局に報告する手順が行われる必要がある。
以下、本明細書では、NB−LTEシステムにおいて複数の端末カテゴリーをサポートするマルチキャスト送信のために要求される方法について説明する。ここで、複数の端末カテゴリーがサポートされる場合も、前述した方法(例えば、第1実施形態から第5実施形態)が基本的に適用できることは言うまでもない。
第6実施形態−NB−IoTをサポートするシステムにおいて複数の端末カテゴリー(UE category)をサポートするマルチキャストの送信方法
まず、NB−IoTをサポートするシステムにおいて複数の端末カテゴリーを考慮するマルチキャストの送信方法について説明する。具体的に、SC−PtM方式が考慮され、複数の端末カテゴリーがサポートされる場合、(1)SC−MCCHと関連して端末カテゴリー情報を伝達する方法、及び(2)SC−MTCHと関連して端末カテゴリー情報を伝達する方法について説明する。ここで、前記2つの方法は、結合されて利用されるか、2つの方法のうちいずれか1つのみが利用されることもできる。
本実施形態では、NB−IoTをサポートするシステムにおいてはN個(ここで、Nは1より大きい正の整数)の端末カテゴリーがサポートされる場合が仮定される。
具体的な例として、表14に基づいて、大きいTBS表までサポートする端末とレガシーTBS表のみをサポートする端末とに区分される2つの端末カテゴリー(すなわち、N=2)がサポートされることができる。ここで、表14は、NPDSCHに対するTBS表を意味し、大きいTBS表は、表14に示すTBS表の全体を意味し、レガシーTBS表は、表14におけるTBS値のうち陰影部分を除いたTBS表を意味する。すなわち、表14における陰影部分は、相対的に大きいTBS値をサポートできる端末のために設定されたインデックス組み合わせ(ら)に該当することができる。
以下、説明の便宜のために、大きいTBS表までサポートする端末をCAT_Hと称し、レガシーTBS表のみをサポートする端末をCAT_Lと称する。すなわち、CAT_Hに該当する端末がサポートする最大TBS値は、CAT_Lに該当する端末がサポートする最大TBS値より大きく設定される。以下、端末がサポートするTBS値による端末カテゴリー区分を例示にして方法が説明されるが、これは説明の便宜のためのものに過ぎず、これに限定されることではない。
(1)SC−MCCHと関連して端末カテゴリー情報を伝達する方法
まず、複数の端末カテゴリーがサポートされる場合、SC−MCCHと関連して端末カテゴリー情報(すなわち、SC−MCCH(又は、SC−MCCHNPDSCH)に対して設定された端末カテゴリー情報)を伝達する方法について説明する。特に、複数の端末カテゴリーを考慮して、SC−MCCHに対するNPDCCHのスケジューリング情報を伝達する方法について具体的に説明する。
上述したような端末カテゴリーを考慮するとき、システム情報ブロック(System Information Block:SIB)を介してSC−MCCHに対するNPDCCHのスケジューリング情報(SC-MCCH NPDCCH scheduling information)を伝達する方法は、2つの方法に分類される。1番目の方法は、SIBを介して端末カテゴリー別のスケジューリング情報を全て伝達する方法(すなわち、N個のSC−MCCHNPDCCHスケジューリング情報を伝達する方法)であり、2番目の方法は、1つのスケジューリングの情報のみを伝達する方法(すなわち、1つのSC−MCCH NPDCCHスケジューリング情報を伝達する方法)である。以下、前記2つの方法について具体的に説明する。
方法1:端末カテゴリー別のスケジューリング情報を伝達する方法
まず、基地局が端末カテゴリー別のスケジューリング情報を全て端末に伝達する方法について説明する。例えば、上述したCAT_H及びCAT_Lの例示を適用すると、基地局は、SIBを介して端末にCAT_HのためのSC−MCCHNPDCCHスケジューリング情報とCAT_LのためのSC−MCCH NPDCCHスケジューリング情報の両方ともを送信することができる。この場合、各DCIをスクランブリングするRNTI設定によって、以下のような2つの場合が存在する。
まず、各端末カテゴリー別にRNTI値が異なるように設定される。一例として、SC−MCCHのためのNPDCCHの探索領域をモニタリングするためにSC−RNTIが利用される場合、CAT_HのためのSC−RNTI−H及びCAT_LのためのSC−RNTI−Lが異なるように設定される。ここで、端末は、自分のカテゴリーに合うNPDCCH探索領域をモニタリングしてSC−MCCHのためのNPDSCHのスケジューリング情報(SC-MCCH NPDCCH scheduling information)を取得することができる。言い換えると、端末は、自分の端末カテゴリーと基地局によって指示された端末カテゴリー(SC−MCCHに対して設定された端末カテゴリー)を比較して、自分のカテゴリーに合う場合、前記スケジューリング情報を取得することができる。この場合、端末は、自分のカテゴリーに該当するRNTI値を利用してSC−MCCHNPDSCHスケジューリング情報を取得することができる。この後、端末は、当該スケジューリング情報を利用してSC−MCCH NPDSCHをデコーディングすることができる。
次に、端末のカテゴリーに関係なくRNTI値が1つに設定(すなわち、共通RNTI)されることができる。一例として、SC−MCCHのためのNPDCCHの探索領域をモニタリングするためにSC−RNTIが利用される場合、CAT_H及びCAT_Lに関係なく、共通SC−RNTIが設定される。ここで、端末は、自分のカテゴリーに合うSC−MCCHNPDCCH探索領域をモニタリングしてSC−MCCH NPDSCHスケジューリング情報を取得することができる。言い換えると、端末は、自分の端末カテゴリーと基地局によって指示された端末カテゴリー(SC−MCCHに対して設定された端末カテゴリー)を比較して、自分のカテゴリーに合う場合、前記スケジューリング情報を取得することができる。この場合、端末は、共通RNTI値を利用してSC−MCCHNPDSCHスケジューリング情報を取得することができる。この後、端末は、当該スケジューリング情報を利用してSC−MCCH NPDSCHをデコーディングすることができる。ただ、この場合は、基地局が、端末カテゴリー別に探索領域が常に重畳しないように割り当てることができる場合が仮定される。
方法2:1つのスケジューリング情報を伝達する方法
次に、基地局が1つのスケジューリングの情報のみを端末に伝達する方法について説明する。例えば、上述したCAT_H及びCAT_Lの例示を適用すると、基地局は、SIBを介して端末カテゴリーと関係なく(すなわち、CAT_H及びCAT_Lに関係なく)1つのSC−MCCHNPDCCHスケジューリング情報を送信することができる。この場合、DCIをスクランブリングするRNTI設定によって、以下のような2つの場合が存在する。
まず、各端末カテゴリー別にRNTI値が異なるように設定される。一例として、SC−MCCHのためのNPDCCHの探索領域(すなわち、SC−MCCHNPDCCH探索領域)をモニタリングするためにSC−RNTIが利用される場合、CAT_HのためのSC−RNTI−H及びCAT_LのためのSC−RNTI−Lが異なるように設定される。ここで、端末は、SIBにおいて設定されたSC−MCCHNPDCCH探索領域をモニタリングして自分のカテゴリーに合うDCIが送信されたか否かを判断することができる。この場合、端末は、自分のカテゴリーに該当するRNTIを利用することができる。言い換えると、端末は、相異なるRNTI値を利用して各端末のカテゴリーに合うDCIが送信されたか否かを判断することができる。すなわち、端末は、自分のカテゴリーに該当するRNTIに対応するSC−MCCHNPDCCH探索領域が存在するか否かを確認することができる。
端末のカテゴリーに合うDCIが送信された場合、端末は、該当DCIに送信されたスケジューリング情報を利用してSC−MCCHNPDSCHをデコーディングすることができる。すなわち、端末のカテゴリーに該当するRNTIでスクランブリングされたDCIが送信された場合、端末は、該当DCIに送信されたSC−MCCHNPDSCHスケジューリング情報を利用してSC−MCCH NPDSCHをデコーディングすることができる。それとは異なり、端末のカテゴリーに合わないDCIが送信された場合、端末は、該当DCIを開いてみなくて(すなわち、デコーディングしなくて)、次のSC−MCCHNPDCCH探索領域をモニタリングするように設定されることができる。言い換えると、端末は、自分に合わない情報が送信される場合、これをエラー(error)として扱って、受信(又は、デコーディング)しないことがある。例えば、レガシーTBS表をサポートする端末に大きいTBS表をサポートする端末のためのDCIが送信される場合、当該端末は、これをエラーとして扱って、無視することができる。
次に、端末のカテゴリーに関係なくRNTI値が1つに設定(すなわち、共通RNTI)されることができる。一例として、SC−MCCHのためのNPDCCHの探索領域をモニタリングするためにSC−RNTIが利用される場合、CAT_H及びCAT_Lに関係なく共通SC−RNTIが設定される。ここで、端末は、SIBにおいて設定されたSC−MCCHNPDCCH探索領域をモニタリングしてSC−MCCH NPDSCHスケジューリング情報を取得することができる。この場合、端末は、DCIデコーディングを行うために共通RNTI値を利用することができる。この後、端末は、DCIコンテンツ(contents)(すなわち、DCIに含まれた情報)を確認して該当DCIを介して伝達されるSC−MCCH NPDSCHスケジューリング情報がCAT_Hのためのものであるか、又はCAT_Lのためのものであるかを判断することができる。
ここで、SC−MCCH NPDSCHスケジューリング情報がどちらのためのものであるかを判断する方法として、DCIコンテンツに追加的なフィールド(例えば、端末カテゴリーフィールド)を追加して端末カテゴリーを区分する方法が考慮されることができる。上述した例示(すなわち、N=2、CAT_H及びCAT_L)の場合、1ビットの追加的なフィールドを構成してCAT_H及びCAT_Lを区分するように設定されることができる。
または、DCIコンテンツに追加的なフィールドを追加することなく、TBSインデックス(TBS index)値により端末のカテゴリーを区分する方法も考慮されることができる。すなわち、この方法は、端末がDCIコンテンツに含まれたTBSインデックス値(すなわち、TBS表のインデックス組み合わせ)を確認して端末カテゴリーを判断する方法である。一例として、DCIコンテンツにレガシーTBS表で利用されるインデックスの組み合わせが含まれている場合、端末は、該当DCIをCAT_Lのためのものであると認識することができる。それとは異なり、DCIコンテンツにレガシーTBS表では利用されないが大きいTBS表で利用されるインデックスの組み合わせが含まれている場合、端末は、該当DCIをCAT_Hのためのものであると認識することができる。このような方式は、レガシーTBS表で利用されるインデックス組み合わせが大きいTBS表で利用されるインデックス組み合わせの部分集合(subset)であるため、適用されることができる。
このように判断した結果によって、端末のカテゴリーに合うDCIが送信された場合、端末は、該当DCIに送信されたスケジューリング情報を利用してSC−MCCHNPDSCHをデコーディングすることができる。すなわち、端末がサポート可能なDCIが送信された場合、端末は、該当DCIに送信されたSC−MCCH NPDSCHスケジューリング情報を利用してSC−MCCHNPDSCHをデコーディングすることができる。それとは異なり、端末のカテゴリーに合わないDCIが送信された場合、端末は、該当DCIを開いてみなくて(すなわち、デコーディングしなくて)、次のSC−MCCHNPDCCH探索領域をモニタリングするように設定されることができる。
(2)SC−MTCHと関連して端末カテゴリー情報を伝達する方法
次に、複数の端末カテゴリーがサポートされる場合、SC−MTCHと関連して端末カテゴリー情報(すなわち、SC−MTCH(又は、SC−MTCHNPDSCH)に対して設定された端末カテゴリー情報)を伝達する方法について説明する。この場合、前記端末カテゴリー情報は、TMGI別に設定される。ここで、TMGIは、マルチキャスト又はブロードキャストサービス(例えば、マルチキャスト−ダウンロード(multicast-download)サービス、マルチキャスト−ストリーミング(multicast-streaming)サービス、ブロードキャスト−ダウンロード(broadcast-download)サービス、ブロートキャスト−ストリーミング(broadcast-streaming)サービスなど)に対する識別子を意味する。すなわち、端末のカテゴリー情報がTMGI別に設定されるということは、マルチキャスト又はブロードキャストサービス毎に端末カテゴリー(ら)が設定されることを意味する。
上述したような複数の端末カテゴリー(例えば、表14に基づいたCAT_H及びCAT_L)を考慮するとき、端末カテゴリー情報(又は、端末カテゴリーサポート情報)を伝達する方法は2つの方法に分類される。1番目の方法は、SC−MCCHNPDSCH(すなわち、SC−MCCHのペイロード)を介して端末カテゴリー情報を追加的に送信する方法であり、2番目の方法は、SC−MTCH NPDCCHを介して伝達されるDCIにより端末のカテゴリーに関する情報を伝達する方法である。以下、前記2つの方法について具体的に説明する。
方法1:SC−MCCH NPDSCHを介して端末カテゴリー情報を伝達する方法
まず、基地局がSC−MCCH NPDSCHを介して各TMGIに対する端末カテゴリー情報(すなわち、TMGI別に設定された端末カテゴリー情報)(例えば、SC−MTCHに対して設定された端末カテゴリー情報)を追加的に端末に送信する方法について説明する。すなわち、SC−MCCHNPDSCH(すなわち、SC−MCCHペイロード)を介して各TMGI別のSC−MTCH NPDCCHスケジューリング情報及びRNTI値(例えば、G−RNTI、新たに定義されたRNTIなど)を送信する方法でにおいて、各TMGI別に端末カテゴリー情報を送信する方法が追加的に考慮されることができる。ここで、前記端末カテゴリー情報は、追加的なフィールド(又はインジケータ(indicator))の形態で伝達されることができる。説明の便宜のために上述したCAT_H及びCAT_Lを考慮する場合(すなわち、N=2)を仮定すると、追加的なインジケータはCAT_H及びCAT_Lを区分するための1ビット(すなわち、1ビットのビットマップ形態、「0」又は「1」)に設定されることができる。
また、各TMGI別にSC−MTCHNPDCCH探索領域をモニタリングするためのRNTI値(例えば、G−RNTI)が異なるように設定され、各端末は、自分が受信を希望するサービスが自分の端末カテゴリーを利用して受信可能であるか否かを判断することができる。
すなわち、各端末は、自分が受信を希望するサービスを自分の端末能力で利用できるか否かを判断することができる。この場合、端末は、基地局から送信されたSC−MTCHに対する端末カテゴリー情報を利用して前記の受信可能であるか否かを判断することができる。具体的に、基地局から送信される端末カテゴリー情報もTMGI別に設定され、端末は、当該端末カテゴリー情報と自分の端末カテゴリーを比較して、当該サービスを利用(又は、サポート)することができるか否かを判断することができる。ここで、前記の受信可能であるか否かは、SC−MTCHNPDSCHスケジューリング情報を伝達するDCIをモニタリングするか否か(すなわち、SC−MTCH NPDCCH探索領域をモニタリングするか否か)を意味する。
端末は、自分が受信を希望するサービスが当該端末のカテゴリーで受信可能であると判断した場合、SC−MTCHNPDCCH探索領域をモニタリングしてSC−MTCHのためのNPDSCHのスケジューリング情報(SC-MTCH NPDCCHscheduling information)を取得することができる。この場合、端末は、当該サービスに該当するRNTI値(例えば、G−RNTI)を利用することができる。この後、端末は、取得されたスケジューリング情報を利用してSC−MTCHNPDSCHをデコーディングする。それとは異なり、自分が受信を希望するサービスが当該端末のカテゴリーで受信不可能であると判断した場合、端末は、後で送信されるSC−MTCHNPDCCH探索領域をモニタリングするように設定されることができる。すなわち、当該端末は、自分が利用できないDCIをエラー(error)と判断して、当該DCIをデコーディングしない。
上述した方法の場合、SC−MCCHのペイロードサイズ(payload size)に追加的なフィールド(又は、インジケータ)が含まれる余裕空間が要求される。上述した方法が利用される場合、端末は、不必要な(すなわち、自分の端末カテゴリーに該当しない)探索領域に対するモニタリング動作を行わないことができる。その結果、端末の電力消耗(power assumption)を減らすことができるという効果がある。
方法2:SC−MTCH NPDCCHを介して伝達されるDCIにより端末カテゴリー情報を伝達する方法
以下、基地局がSC−MTCH NPDCCHを介して伝達されるDCI(例えば、DCIフォーマットN1)により端末カテゴリー情報(すなわち、SC−MTCHに対して設定された端末カテゴリー情報)を伝達する方法について説明する。説明の便宜のために、上述したCAT_H及びCAT_Lを考慮する場合(すなわち、N=2)を仮定して当該方法を適用すると、端末は、SC−MTCHNPDCCHを介して送信されるDCIにより、当該DCIがCAT_Hのためのものであるか、又はCAT_Lのためのものであるを判断することができる。
ここで、端末は、SC−MCCH NPDSCHにおいて設定されたスケジューリング情報に基づいて、当該端末が受信を希望するサービスに該当する(すなわち、設定されたTMGIに該当する)SC−MTCHNPDCCH探索領域をモニタリングしてDCIをデコーディングすることができる。この場合、端末は、前記サービスに該当するRNTI値を利用して当該DCIをデコーディングすることができる。この後、端末は、DCIコンテンツを確認して該当DCIを介して伝達されるSC−MTCHNPDSCHスケジューリング情報がCAT_Hのためのものであるか、又はCAT_Lのためのものであるを判断することができる。
ここで、SC−MTCH NPDSCHスケジューリング情報がどちらのためのものであるか判断する方法として、DCIコンテンツに追加的なフィールド(例えば、端末カテゴリーフィールド)を追加して端末カテゴリーを区分する方法が考慮されることができる。上述した例示(すなわち、N=2、CAT_H及びCAT_L)の場合、1ビットの追加的なフィールドを構成してCAT_H及びCAT_Lを区分するように設定されることができる。
または、DCIコンテンツに追加的なフィールドを追加せずに、TBSインデックス(TBS index)値により端末のカテゴリーを区分する方法も考慮されることができる。すなわち、この方法は、端末がDCIコンテンツに含まれたTBSインデックス値(すなわち、TBS表のインデックス組み合わせ(例えば、ITBS、ISF))を確認して端末カテゴリーを判断する方法である。一例として、DCIコンテンツにレガシーTBS表で利用されるインデックスの組み合わせが含まれる場合、端末は、該当DCIをCAT_Lのためのものであると認識することができる。それとは異なり、DCIコンテンツにレガシーTBS表で利用されていないが大きいTBS表で利用されるインデックスの組み合わせが含まれる場合、端末は、該当DCIをCAT_Hのためのものであると認識することができる。このような方式は、表14を参考すると、レガシーTBS表で利用されるインデックス組み合わせが大きいTBS表で利用されるインデックス組み合わせの部分集合(subset)であるため、適用されることができる。
このように判断した結果によって、端末カテゴリーに合うDCIが送信された場合、端末は、該当DCIに送信されたスケジューリング情報(すなわち、SC−MCCHNPDSCHスケジューリング情報)を利用してSC−MCCH NPDSCHをデコーディングすることができる。それとは異なり、端末のカテゴリーに合わないDCIが送信された場合、端末は、該当DCIを開いてみなくて(すなわち、デコーディングしなくて)、次のSC−MCCHNPDCCH探索領域をモニタリングするように設定されることができる。
上述した方法の場合も、端末に不要な(すなわち、自分の端末カテゴリーに該当しない)DCIが送信される場合に以後の追加的な動作を行わない側面で、端末の電力消耗を減らすことができるという効果がある。ただ、方法1と方法2を比較すると、方法1の場合は端末がSC−MTCHNPDCCH探索領域に対するモニタリングそのものを行わないので、方法1の方が電力消費の減少の面でより効率的であり得る。
第7実施形態−MTCをサポートするシステムにおいて複数の端末カテゴリーをサポートするマルチキャストの送信方法
次に、MTCをサポートするシステムにおいて複数の端末カテゴリーを考慮するマルチキャストの送信方法について説明する。具体的に、SC−PtM方式が考慮され、複数の端末カテゴリーがサポートされる場合、前述したNB−IoTの場合と類似して、SC−MCCHと関連して端末カテゴリー情報を伝達する方法、及びSC−MTCHと関連して端末カテゴリー情報を伝達する方法について説明する。ここで、前記2つ方法は、結合されて利用されるか、2つの方法のうちいずれか1つのみが利用されることもできる。
この場合、前記2つの方法は、全般的にNB−IoTをサポートするシステムの実施形態(すなわち、第6実施形態)で説明されたものと類似している。言い換えると、前述した第6実施形態の内容をMTCに適用するために、NPDCCHはMPDCCHに代替され、NPDSCHはMPDSCH(すなわち、MTCで利用されるPDSCH)に代替されることができる。
ただ、MTCをサポートするシステムの場合は、NB−IoTをサポートするシステムとは異なって、さらに大きい帯域幅(larger bandwidth)(すなわち、大きい周波数帯域幅(largefrequency bandwidth))が考慮される。例えば、MTCをサポートする端末は、NB−IoTに該当する単一狭帯域(例えば、6PRBs)だけでなく、多重狭帯域(例えば、24PRBs又は25PRBs)まで利用できる。すなわち、MTCをサポートするシステムの場合、単一の狭帯域を利用する端末と多重狭帯域を利用する端末が存在することができる。言い換えると、MTCをサポートするシステムの場合、端末が信号の送受信のために利用可能な(すなわち、サポートする)の周波数帯域幅によって端末カテゴリーが区別されることができる。
ここで、単一狭帯域(例えば、6PRBs)を利用する端末と多重狭帯域(例えば、最大24PRBs又は25PRBs)を利用する端末は、最大TBSが異なるように設定(例えば、6PRBsの場合は1000ビット、24PRBsの場合は4008ビット)されることができる。これにより、単一狭帯域を利用する端末のためのTBS表とは別に、多重狭帯域を利用する端末のためのTBS表が追加的に設定される必要がある。ここで、単一狭帯域を利用する端末のためのTBS表はレガシーTBS表と称され、多重狭帯域を利用する端末のためのTBS表は大きいTBS表と称されることができる。この場合にも、前記レガシーTBS表は、前記大きいTBS表の部分集合に設定されることができる。一例として、別途に追加される大きいTBS表(例えば、最大24PRBsをサポートする端末のために設定されたTBS表)の一部は、表15のように設定されることができる。
前記例示の場合、MTCをサポートするシステムにおいて最大の4つの端末カテゴリー(すなわち、N=4)が考慮(又は、定義)される。4つの端末カテゴリーは、単一狭帯域及びレガシーTBS表を利用する端末、単一狭帯域及び大きいTBS表を利用する端末、多重狭帯域及びレガシーTBS表を利用する端末、多重狭帯域及び大きいTBS表を利用する端末に区分されることもできる。この場合、前述した第6実施形態で説明されたSIB又はSC−MCCHペイロードに1ビットの追加的なフィールド(又は、インジケータ)を利用して端末カテゴリーを区分する方法は、2ビットの追加的なフィールド(又は、インジケータ)を利用する方法に代替できる。すなわち、Nの値を2から4に置き換えることにより、前述した方法が類似に適用されることができる。
ただ、前述したように、MTCをサポートするシステムにおける端末カテゴリーは、前記4つの端末カテゴリーの一部のみに区別されることもできることは言うまでもない。一例として、単一狭帯域を利用する端末は、レガシーTBS表を利用することが好ましく、多重狭帯域を利用する端末は大きいTBS表を利用することが好ましい。この場合、端末カテゴリーは、単一狭帯域及びレガシーTBS表を利用する端末と多重狭帯域及び大きいTBS表まで利用する端末に区分されるできる。
すなわち、MTCをサポートするシステムにおいて端末が信号(及び/又はチャネル)を送受信するために利用可能な周波数帯域によって2つの端末カテゴリーが定義されることができる。また、上述と類似して、単一狭帯域及びレガシーTBS表を利用する端末はCAT_Lと称され、多重狭帯域及び大きいTBS表を利用する端末はCAT_Hと称される。説明の便宜のために、以下に説明される(1)SC−MCCHと関連して端末カテゴリー情報を伝達する方法、及び(2)SC−MTCHと関連して端末カテゴリー情報を伝達する方法においては、端末カテゴリー(又は、周波数帯域幅と関連した端末カテゴリー)が単一狭帯域及びレガシーTBS表を利用する端末(CAT_H)と多重狭帯域及び大きいTBS表を利用する端末(CAT_L)に区分される場合が仮定される。
(1)SC−MCCHと関連して端末カテゴリー情報を伝達する方法
まず、複数の端末カテゴリーがサポートされる場合、SC−MCCHと関連して端末カテゴリー情報(すなわち、SC−MCCH(又は、SC−MCCH(M)PDSCH)に対して設定された端末カテゴリー情報)を伝達する方法について説明する。特に、複数の端末カテゴリーを考慮して、SC−MCCHに対するNPDCCHのスケジューリング情報を伝達する方法について説明する。
以上で言及したように、当該方法は、前述した実施形態(例えば、第6実施形態)の(1)SC−MCCHと関連して端末カテゴリーを伝達する方法においてNPDCCHがMPDCCHに代替され、NPDSCHがMPDSCH(すなわち、MTCで利用されるPDSCH)に代替された方法を意味する。すなわち、MTCをサポートするシステムにおいても、基地局は、端末カテゴリー別のスケジューリング情報を伝達(又は、送信)するか、端末カテゴリーに関係なく1つのスケジューリング情報を伝達することができる。
一例として、MTCをサポートするシステムにおいて、基地局が1つのスケジューリング情報のみを伝達する方法は、以下の通りである。
上述したCAT_H及びCAT_Lの例示を適用すると、基地局は、SIBを介して端末カテゴリーと関係なく(すなわち、CAT_H及びCAT_Lに関係なく)1つのSC−MCCHMPDCCHスケジューリング情報を送信することができる。この場合、DCI(例えば、DCIフォーマット6−2)をスクランブリングするRNTI設定によって以下のような2つの場合が存在することがある。
まず、各端末カテゴリー別にRNTI値が異なるように設定されることができる。一例として、SC−MCCHのためのMPDCCHの探索領域(すなわち、SC−MCCHMPDCCH探索領域)をモニタリングするためにSC−RNTIが利用される場合、CAT_HのためのSC−RNTI−H及びCAT_LのためのSC−RNTI−Lが異なるように設定される。ここで、端末は、SIBにおいて設定されたSC−MCCHMPDCCH探索領域をモニタリングして自分のカテゴリーに合うDCIが送信されたか否かを判断することができる。この場合、端末は、自分のカテゴリーに該当するRNTIを利用することができる。言い換えると、端末は、相異なるRNTI値を利用して各端末のカテゴリーに合うDCIが送信されたか否かを判断することができる。すなわち、各端末は、自分のカテゴリーに該当するRNTIに対応するSC−MCCHMPDCCH探索領域が存在するか否かを確認することができる。
端末のカテゴリーに合うDCIが送信された場合、端末は、該当DCIに送信されたスケジューリング情報を利用してSC−MCCHMPDSCHをデコーディングすることができる。すなわち、端末のカテゴリーに該当するRNTIでスクランブリングされたDCIが送信された場合、端末は、該当DCIに送信されたSC−MCCHMPDSCHスケジューリング情報を利用してSC−MCCH MPDSCHをデコーディングすることができる。それとは異なり、端末のカテゴリーに合わないDCIが送信された場合、端末は、該当DCIを開いてみなくて(すなわち、デコーディングしなくて)、次のSC−MCCHMPDCCH探索領域をモニタリングするように設定されることができる。すなわち、端末は、自分に合わない情報が送信される場合、これをエラー(error)として扱って受信(又は、デコーディング)しないことができる。例えば、レガシーTBS表をサポートする端末に大きいTBS表をサポートする端末のためのDCIが送信される場合、当該端末は、これをエラーとして扱って無視することができる。
次に、端末カテゴリーに関係なくRNTI値が1つに設定(すなわち、共通RNTI)されることができる。一例として、SC−MCCHのためのMPDCCHの探索領域をモニタリングするためにSC−RNTIが利用される場合、CAT_H及びCAT_Lに関係なく、共通SC−RNTIが設定される。ここで、端末は、SIBにおいて設定されたSC−MCCHMPDCCH探索領域をモニタリングしてSC−MCCH MPDSCHスケジューリング情報を取得することができる。この場合、端末は、DCI(例えば、DCIフォーマット6−2)に対するデコーディングを行うために共通RNTI値を利用することができる。この後、端末は、DCIコンテンツ(contents)(すなわち、DCIに含まれた情報)を確認して該当DCIを介して伝達されるSC−MCCH MPDSCHスケジューリング情報がCAT_Hのためのものであるか、又はCAT_Lのためのものであるかを判断することができる。
ここで、SC−MCCH MPDSCHスケジューリング情報がどちらのためのものであるかを判断する方法として、DCIコンテンツに追加的なフィールド(例えば、端末カテゴリーフィールド)を追加して端末カテゴリーを区分する方法が考慮されることができる。上述した例示(すなわち、N=2、CAT_H及びCAT_L)の場合、1ビットの追加的なフィールドを構成してCAT_H及びCAT_Lを区分するように設定されることができる。
または、DCIコンテンツに追加的なフィールドを追加せずに、TBSインデックス(TBS index)値により端末のカテゴリーを区分する方法も考慮されることができる。すなわち、この方法は、端末がDCIコンテンツに含まれたTBSインデックス値(すなわち、TBS表のインデックス組み合わせ)を確認して端末カテゴリーを判断する方法である。一例として、DCIコンテンツにレガシーTBS表で利用されるインデックスの組み合わせが含まれている場合、端末は、該当DCIをCAT_Lのためのものであると認識することができる。それとは異なり、DCIコンテンツにレガシーTBS表では利用されないが大きいTBS表で利用されるインデックスの組み合わせが含まれている場合、端末は、該当DCIをCAT_Hのためのものであると認識することができる。このような方式は、レガシーTBS表で利用されるインデックス組み合わせが大きいTBS表で利用されるインデックス組み合わせの部分集合(subset)であるため、適用されることができる。
このように判断した結果によって、端末のカテゴリーに合うDCIが送信された場合、端末は、該当DCIに送信されたスケジューリング情報(すなわち、SC−MCCHMPDSCHスケジューリング情報)を利用してSC−MCCH MPDSCHをデコーディングすることができる。すなわち、端末がサポート可能なDCIが送信された場合、端末は、該当DCIに送信されたSC−MCCHMPDSCHスケジューリング情報を利用してSC−MCCH MPDSCHをデコーディングすることができる。それとは異なり、端末のカテゴリーに合わないDCIが送信された場合、端末は、該当DCIを開いてみなくて(すなわち、デコーディングしなくて)、次のSC−MCCHMPDCCH探索領域をモニタリングするように設定されることができる。
(2)SC−MTCHと関連して端末カテゴリー情報を伝達する方法
まず、複数の端末カテゴリーがサポートされる場合、SC−MTCHと関連して端末カテゴリー情報(すなわち、SC−MTCH又はSC−MTCH(M)PDSCHに対して設定された端末カテゴリー情報)を伝達する方法について説明する。この場合も、以上で言及したように、端末カテゴリー情報はTMGI別に設定されることができる。すなわち、端末カテゴリーは、マルチキャスト又はブロードキャストサービス別に設定される。
また、以上で言及したように、当該方法は、前述した実施形態(例えば、第6実施形態)の(2)SC−MTCHと関連して端末カテゴリーを伝達する方法においてNPDCCHがMPDCCHに代替され、NPDSCHがMPDSCH(すなわち、MTCで利用される(M)PDSCH)に代替された方法を意味することができる。すなわち、MTCをサポートするシステムにおいても、基地局は、SC−MCCH MPDSCH(すなわち、SC−MCCHペイロード)又はSC−MTCHMPDCCHを介して伝達されるDCI(例えば、DCIフォーマット6−1A又は6−1B)を利用して端末カテゴリー情報を伝達することができる。
一例として、MTCをサポートするシステムにおいて、基地局がSC−MCCHMPDSCH(すなわち、SC−MCCHペイロード(payload)、SC−MCCH)を介して端末カテゴリー情報を伝達する方法は以下のようである。
具体的に、基地局は、SC−MCCHMPDSCHを介して各TMGIに対する端末カテゴリー情報(すなわち、TMGI別に設定された端末カテゴリー情報)を追加的に端末に送信することができる。すなわち、SC−MCCHMPDSCH(すなわち、SC−MCCHペイロード)を介して各TMGI別のSC−MTCH MPDCCHスケジューリング情報及びRNTI値(例えば、G−RNTI、新たに定義されたRNTIなど)を送信する方法において、各TMGI別に端末カテゴリー情報を送信する方法が追加的に考慮されることができる。ここで、前記端末カテゴリー情報は、追加的なフィールド(又は、インジケータ(indicator))の形態で伝達されることができる。
説明の便宜のために上述したCAT_H及びCAT_Lを考慮する場合(すなわち、N=2)を仮定すると、端末カテゴリー情報はCAT_H及びCAT_Lを区分するための1ビット(すなわち、1ビットのビットマップの形態で、「0」又は「1」)に設定されることができる。すなわち、端末カテゴリー情報は、信号(例えば、マルチキャスト情報又はブロードキャスト情報)を受信するための最大周波数帯域幅(例えば、SC−MCCHMPDSCHのためのMaxBandwidth)を指示することができる。一例として、前記最大周波数帯域幅は、CAT_Lに該当する6PRBs又はCAT_Hに該当する24PRBsを意味することができる。すなわち、端末カテゴリー情報は、端末が信号を受信するために利用可能な(又は、サポートする)周波数帯域幅を指示する設定情報を意味することができる。
また、各TMGI別にSC−MTCHMPDCCH探索領域をモニタリングするためのRNTI値(例えば、G−RNTI)が異なるように設定され、各端末は、自分が受信を希望するサービスが自分の端末カテゴリーを利用して受信可能であるか否かを判断することができる。
すなわち、各端末は、自分の端末カテゴリーに基づいて自分が受信を希望するサービスに該当するTMGIに対して設定されたSC−MTCHMPDCCH探索領域をモニタリングするか否かを判断することができる。この場合、端末は、基地局から伝達された前記端末カテゴリー情報を利用して前記受信可能であるか否か(すなわち、前記モニタリングするか否か)を判断することができる。具体的に、基地局から伝達される端末カテゴリー情報もTMGI別に設定され、端末は、当該端末カテゴリー情報と自分の端末カテゴリーを比較して、当該サービスを利用できるか否かを判断することができる。
例えば、端末は、基地局からSC−MCCHMPDSCH(又は、SC−MCCHペイロード、SC−MCCH)を介して伝達される端末カテゴリー情報を確認し、当該端末が受信しようとするSC−MTCH(すなわち、SC−MTCHペイロード、SC−MTCHMPDSCH、SC−MTCH PDSCH)をスケジューリングするDCIをモニタリングする必要があるか否かを決定することができる。
一例として、端末が24PRBsの周波数帯域幅をサポートする場合(すなわち、CAT_Hの場合)、端末は当該端末が受信しようとするSC−MTCHをスケジューリングするDCIをモニタリングする必要がある。ここで、端末は基地局からSC−MCCHを介して受信される端末カテゴリー情報(すなわち、当該SC−MTCHの受信のために利用可能な周波数帯域幅を示す情報、例えば、6PRBs、24PRBs)を利用することができる。ここで、端末は、前記受信された端末カテゴリー情報によってDCIコンテンツ(すなわち、DCIフィールド)を互いに異なるように解釈することができる。
それとは異なり、端末が6PRBsの周波数帯域幅をサポートする場合(すなわち、CAT_Lの場合)、端末が受信しようとするSC−MTCHに対して設定された端末カテゴリーによって、当該SC−MTCHをスケジューリングするDCIに対してモニタリングを行うか否かが決定されることができる。具体的に、当該端末が受信しようとするSC−MTCH(又は、SC−MTCH(M)PDSCH)が24PRBsで送信される場合、6PRBsをサポートする端末は、当該SC−MTCHをスケジューリングするDCIをモニタリングする必要がない。これは、当該端末が自分の端末カテゴリーで該当SC−MTCHを受信できないと判断することを意味する。それに対して、当該端末が受信しようとするSC−MTCHが6PRBsで送信される場合、6PRBsをサポートする端末は、当該SC−MTCHをスケジューリングするDCIをモニタリングする必要がある。これは、当該端末が自分の端末カテゴリーで該当SC−MTCHを受信できると判断することを意味する。
端末は、自分が受信を希望するサービスが当該端末のカテゴリーで受信可能であると判断した場合、SC−MTCHMPDCCH探索領域をモニタリングしてSC−MTCHのためのMPDSCHのスケジューリング情報を取得することができる。すなわち、端末が自分が受信を希望するサービスに対して設定された端末カテゴリーをサポートすることができる場合、当該端末は、SC−MTCHMPDCCH探索領域をモニタリングすることができる。この場合、端末は、当該サービスに該当するRNTI値(例えば、G−RNTI)を利用することができる。この後、端末は、取得されたスケジューリング情報を利用してSC−MTCHMPDSCHをデコーディングすることができる。
それとは異なり、端末が自分が受信を希望するサービスが当該端末のカテゴリーで受信不可能であると判断した場合、端末は、後で送信されるSC−MTCHMPDCCH探索領域をモニタリングするように設定されることができる。すなわち、端末が自分が受信を希望するサービスに対して設定された端末カテゴリーをサポートすることができない場合、当該端末は、SC−MTCHMPDCCH探索領域をモニタリングする必要がない。すなわち、当該端末は、自分が利用できないDCIをエラー(error)と判断して、当該DCIをデコーディングしない。
上述した方法の場合、SC−MCCHのペイロードサイズ(payload size)に追加的なフィールド(又はインジケータ)が含まれる余裕空間が要求される。上述した方法が利用される場合、端末は、不必要な(すなわち、自分の端末カテゴリーに該当しない)探索領域に対するモニタリング動作を行わないことができる。その結果、端末の電力消耗(power assumption)を減らすことができるという効果がある。
上述した方法に対する端末と基地局間のシグナリング手順は、図15のように表現されることができる。
図15は、本明細書で提案する方法が適用できる無線通信システムにおいて端末カテゴリー情報を送受信する基地局と端末間のシグナリング手順を示す。図15は、単に説明の便宜のためのものに過ぎず、本発明の範囲を制限することではない。
図15に示すように、基地局と端末間に同期化及び初期接続の手順が完了した場合が仮定される。また、基地局及び端末の属する無線通信システムが複数の端末カテゴリー(すなわち、複数の端末能力)をサポートし、SC−MTCHに対して複数の端末カテゴリーが適用される場合が仮定される。
S1505段階で、基地局は、端末に当該端末の能力情報を要求することができる。ここで、当該端末の能力情報は、当該端末がサポート可能な端末カテゴリー情報を意味することができる。
S1510段階で、端末は、基地局に自分の端末能力の情報を報告(report)することができる。
この後、S1515段階で、端末は、基地局からSC−MCCHMPDCCHを受信することができる。ここで、SC−MCCH MPDCCHは、SC−MCCH PDSCHに対するDCI(例えば、DCIフォーマット6−2)を含むことができる。すなわち、SC−MCCHMPDCCHは、SC−MCCH PDSCHに対するスケジューリング情報を伝達することができる。ここで、端末は、前記DCIを受信するために、上述した方法によってSC−MCCHMPDCCH探索領域をモニタリングすることができる。
S1520段階で、端末は、S1515段階で受信された情報を利用して基地局からSC−MCCH(M)PDSCHを受信することができる。ここで、SC−MCCH PDSCH(すなわち、SC−MCCHペイロード、SC−MCCH)は、上述した方法によってSC−MTCHに対する端末カテゴリー情報(例えば、端末がSC−MTCHを受信するために利用可能な(すなわち、SC−MTCHに対して設定された)周波数帯域幅を示す情報など)を伝達することができる。また、SC−MCCHPDSCHは、SC−MTCHと関連したスケジューリング情報(例えば、SC−MTCHと関連した周波数リソース情報、SC−MTCHと関連したRNTI、G−RNTI)を伝達することができる。これにより、当該端末は、SC−MTCHに対して設定された端末カテゴリーに関する情報を基地局から指示されることができる。
S1525段階で、端末は、伝達されたSC−MTCHに対する端末カテゴリー情報を利用して、SC−MTCHMPDCCH(すなわち、SC−MTCH PDSCHに対するスケジューリング情報を含むDCI)に対してモニタリングを行うか否かを判断することができる。すなわち、端末は、上述した方法によって自分の端末カテゴリーが該当DCIを受信するのに適合しているか否か、当該DCIを解析するときに利用できる指標(例えば、TBS表)などを確認することができる。
S1525段階で、端末が該当SC−MTCHMPDCCHをモニタリングすると判断する場合、S1530段階で、端末は、基地局からSC−MTCH MPDCCHを受信することができる。ここで、SC−MTCH MPDCCHは、SC−MTCHPDSCHに対するDCI(例えば、DCIフォーマット6−1A又はDCIフォーマット6−2B)を含むことができる。すなわち、SC−MTCH MPDCCHは、SC−MTCHPDSCHに対するスケジューリング情報を伝達することができる。ここで、端末は、前記DCIを受信するために、上述した方法によってSC−MTCH MPDCCH探索領域をモニタリングすることができる。図15では、説明の便宜のためにS1525段階とS1530段階を別途の手順として表現しているが、これは1つの手順で行われることもできる。すなわち、端末は、受信された端末カテゴリー情報を利用して自分の端末カテゴリーによってDCIをサポートできるか否かを判断し、これにより、自分の端末カテゴリーによってサポートできると判断されるDCIを受信することができる。
S1535段階で、端末は、S1530段階で受信された情報を利用して基地局からSC−MTCH(M)PDSCH(又は、SC−MTCHペイロード、SC−MTCH)を受信することができる。上述した手順に従って、端末は、基地局からマルチキャスト情報又はブロードキャスト情報を受信することができる。
図16は、本明細書で提案する方法が適用できるMTC(Machine-Type Communication)をサポートする無線通信システムにおいてデータを送受信する端末の動作フローチャートを示す。図16は、単に説明の便宜のためのものに過ぎず、本発明の範囲を制限することではない。
図16に示すように、基地局は、SC−PtM方式によってマルチキャスト送信又はブロードキャスト送信を行う場合が仮定される。
S1605段階で、端末は、第1MPDCCHに対して設定された第1探索領域をモニタリングする。ここで、前記第1MPDCCHは、SC−MCCH送信のために設定されたMPDCCHを意味する。言い換えると、端末は、基地局からSC−MCCHのための第1MPDCCHを受信することができる。ここで、前記第1MPDCCHは、SC−MCCHを伝達する第1(M)PDSCHのスケジューリングのための第1制御情報(例えば、DCIフォーマット6−2)を含む。この場合、当該端末は、上述した方法(ら)によって、前記第1探索領域をモニタリングすることができる。
また、前記第1探索領域は、単一セルの識別子(例えば、SC−RNTI)を利用してモニタリングすることができる。
S1610段階で、端末は、基地局から第1(M)PDSCHを受信する。ここで、当該端末は、S1605段階で受信された第1制御情報を利用することができる。
S1615段階で、端末は、第2MPDCCHに対して設定された第2探索領域をモニタリングする。ここで、前記第2MPDCCHは、SC−MTCH送信のために設定されたMPDCCHを意味する。すなわち、端末は、基地局からSC−MTCHのための第2MPDCCHを受信することができる。当該端末は、第2探索領域をモニタリングするためにSC−MCCHを介して取得されたグループ識別子(例えば、G−RNTI)を利用することができる。
ここで、前記第2MPDCCHは、SC−MTCHを伝達する第2(M)PDSCHのスケジューリングのための第1制御情報(例えば、DCIフォーマット6−1A又はDCIフォーマット6−1B)を含む。この場合、当該端末は、上述した方法(ら)によって、前記第2探索領域をモニタリングすることができる。
S1620段階で、端末は、基地局から第2(M)PDSCHを受信する。ここで、当該端末は、S1615段階で受信された第2制御情報を利用することができる。
ここで、前記端末が前記第2PDSCHを受信するために利用可能な周波数帯域幅(frequency bandwidth)を指示する設定情報が、SC−MCCHを介して伝達される。ここで、前記設定情報は、上述した方法(ら)で言及された端末カテゴリー情報を意味することができる。
具体的に、前記設定情報は、第1周波数帯域幅及び第2周波数帯域幅のいずれか1つを指示し、前記第1周波数帯域幅(例えば、24PRBsに該当する5MHz)は、前記第2周波数帯域幅(例えば、6PRBsに該当する1.4MHz)より大きく設定される。ここで、前記第1周波数帯域幅に対して第1TBS表が利用されるように設定され、前記第2周波数帯域幅に対して第2TBS表が利用されるように設定される。ここで、前記第2TBS表が示すTBS値は、第1TBSに含まれることができる。また、前記第1TBS表は、前記第2TBS表の最大TBS値よりさらに大きい最大TBS値を考慮して設定される。例えば、前記第1周波数帯域幅に対するTBS表は、最大TBS値4008ビットを基準に設定され、前記第2周波数帯域幅に対するTBS表は、最大TBS値1000ビットを基準に設定される。
一例として、前記設定情報は、6個のリソースブロックに該当する第1周波数帯域幅と24個のリソースブロックに該当する第2周波数帯域幅のうち1つを指示することができる。ここで、前記設定情報は、前記第1周波数帯域幅及び前記第2周波数帯域幅のいずれか1つを指示する1ビットインジケータ(1 bit indicator)であり得る。
また、前記グループ識別子及び前記設定情報は、TMGI別に設定される。すなわち、前記グループ識別子及び前記設定情報は、マルチキャスト又はブロードキャストサービス別に設定される。これにより、当該端末は、自分が受信を希望するサービスに該当する第2MPDCCHに対して設定された第2探索領域のみをモニタリングすることができる。
また、端末は、基地局に前記端末の能力情報を送信することができる。これは、基地局の要求によって行われるか、又は自発的に行われる。該当手順は、S1605段階の以前に行われることが好ましいかもしれない。この場合、前記設定情報は、前記基地局により前記端末の能力情報に基づいて生成されることができる。
また、前記設定情報は、前記端末がSC−PtM方式をサポートする場合(例えば、3GPPrelease 14端末)に前記SC−MCCHを介して伝達されることができる。
上述したような手順により、当該端末は、不必要な電力の消耗を減らすとともに、マルチキャスト情報又はブロードキャスト情報を受信することができる。
また、以上で言及したように、端末カテゴリー別にRNTI値が割り当てられることもできるが、これと逆に、RNTI値別に端末カテゴリーを割り当てる方法も考慮されることができる。また、RNTI値やスケジューリング関連設定情報の数が端末カテゴリー数と常に同一である必要はない。すなわち、同一の端末カテゴリーのうちRNTI値やスケジューリング関連設定情報を独立的に設定して情報を伝達する場合を考慮すると、RNTI値やスケジューリング関連設定情報の数が端末カテゴリー数より大きくなる可能性がある。または、相異なる端末カテゴリーのうちRNTI値やスケジューリング関連設定情報を同一に設定して情報を伝達する場合を考慮すると、RNTI値やスケジューリング関連設定情報の数が端末カテゴリー数より小さくなる可能性もある。
第8実施形態−MTCをサポートするシステムにおいてSC−MTCHに対するリソース割り当て情報を送信する方法
また、MTCをサポートするシステムにおいて狭帯域(narrowband)と広帯域(wideband)を両方とも考慮する場合、マルチキャスト情報又はブロードキャスト情報に対するリソース割り当て情報を伝達する方法が新たに定義される必要がある。
具体的に、広帯域拡張(wideband extension)を考慮している状況で、広帯域の適用は、SC−MCCHよりSC−MTCHにおいて優先することができる。これは、SC−MCCHはマルチキャスト情報又はブロードキャスト情報に対する制御情報を伝達するのに対して、SC−MTCHは実際マルチキャスト情報又はブロードキャスト情報を伝達するためである。これにより、SC−MTCHにおいて狭帯域(narrowband)でリソース割り当てを行う場合と、広帯域でリソースの割り当てを行う場合の相違点及び当該場合を区分して知らせる方法が考慮される必要がある。ここで、当該場合を区分して知らせる方法は、SC−MCCHペイロード(すなわち、SC−MCCH、SC−MCCHPDSCH)を介して知らせる方法と、上位層シグナリング(higher layer signaling)(例えば、RRCシグナリング)を介して知らせる方法が考慮される。
まず、基地局がSC−MCCHペイロードによりSC−MTCHの送信に利用するリソース割り当てが広帯域ベースであるか(すなわち、広帯域で動作するか)又は狭帯域ベースであるか(すなわち、狭帯域で動作するか)を指示する情報を端末に伝達する(又は、知らせる)方法について説明する。当該方法は、TMGI(すなわち、マルチキャスト又はブロードキャストサービス)とリソース割り当て間の関係によって2つの方法に区分される。
1番目の方法として、SC−MTCHに送信される全てのTMGIに対して広帯域ベースのリソース割り当て(wide band resource allocation)を適用する方法が考慮されることができる。当該方法が利用される場合、端末が、SC−MTCHが広帯域ベースで動作するか、又は狭帯域ベースで動作するかを判断する必要はなく、DCIのリソース割り当てフィールド(resource allocation field)(又は、リソースブロック割り当てフィールド(resource block assignment field)さえ確認すれば良いという長所がある。ただ、狭帯域ベースで設定されたTMGIに対しても広帯域ベースのリソース割り当てフィールドサイズに該当するDCIが要求される。また、既存のMTC(例えば、eMTC)において利用されたDCIフォーマットのリソース割り当てフィールドではない、追加的なリソース割り当てフィールドが導入された新しいDCIフォーマットが要求されることもできる。
2番目の方法として、基地局がSC−MTCHに送信されるTMGI又はTMGIグループ(すなわち、サービス又はサービスグループ)別に相異なるリソース割り当てを適用して端末に知らせる方法も考慮されることができる。当該方法が利用される場合、各TMGI又はTMGIグループ別にリソース割り当て動作モード(すなわち、広帯域ベースモード又は狭帯域ベースモード)を異なるようにサポートすることができるので、リソースを効率的に利用できるという長所がある。この場合、SC−MTCHに送信される各TMGI又はTMGIグループ別にリソース割り当て動作モードを示す情報を送るための一部ビット(bits)がSC−MCCHペイロードに追加される必要がある。
また、当該方法の場合、狭帯域ベースのリソース割り当て(narrowband resource allocation)に設定されたTMGI又はTMGIグループに対しては、既存のMTCにおいて利用されたDCIフォーマットのリソース割り当てフィールドが利用できる。それとは異なり、広帯域ベースのリソース割り当てに設定されたTMGI又はTMGIグループに対しては、追加的なリソース割り当てフィールドが導入された新しいDCIフォーマットが利用できる。
2番目の方法の場合、1番目の方法とは異なり、端末は、基地局から受信されたSC−MCCHペイロードにより、自分が受信しようとするTMGI(すなわち、自分が利用を希望するサービス)が広帯域ベースのリソース割り当てと狭帯域ベースリソース割り当てのうちいずれに従うかを判断する必要がある。このように判断することにより、端末は、SC−MTCHをスケジューリングするDCIが送信される探索領域(すなわち、SC−MTCHMPDCCH探索領域)をモニタリングするために必要なDCIフォーマットのサイズを各場合によって異なるように設定することができる。これは、広帯域ベースのリソース割り当ての場合にリソースの割り当てに必要なビット数が増加して、広帯域ベースの設定と狭帯域ベース設定間にDCIフォーマットのサイズが異なるように設定されるためである。
広帯域ベースのリソース割り当てと狭帯域ベースのリソース割り当て間のリソース割り当てに要求されるビット数の差に関する具体的な例示は以下の通りである。
システム帯域幅(system bandwidth)内で利用可能なRBの数が
である場合(ダウンリンクの場合が仮定される)、利用可能な狭帯域の数は
となる。ここで、各狭帯域がビットマップ(bitmap)方式により選択される場合、少なくとも1つの狭帯域は選択されるべきである。これにより、広帯域を選択するために必要な場合の数は
となり、広帯域選択の全ての場合を表現するためには
ビートが追加で要求される。従って、広帯域ベースのリソース割り当て方式の場合、既存の狭帯域ベースのリソース割り当て方式で狭帯域を選択し、選択された帯域内でRBを選択するために要求された
ビットだけでなく、追加で広帯域選択のためのビットが必要である。結論的に、広帯域ベースのリソース割り当てのために要求されるビット数は、
となる。
次に、以上で言及したように、基地局がSC−MCCHペイロードではない上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)を介してSC−MTCHの送信に利用するリソース割り当てが広帯域ベース又は狭帯域ベースのうちいずれによって設定されるかを指示する情報を端末に伝達する方法も考慮されることができる。この場合、当該方法について前述したSC−MCCHペイロードにより送信する方法で説明された方法が同一に適用されることができる。
RRCシグナリングを介して前記情報を指示する方法の場合、SC−MCCHペイロードに追加的な情報を送信しなくてもよいという長所がある。
本発明が適用できる装置一般
図17は、本明細書で提案する方法が適用できる無線通信装置のブロック構成図を示す。
図17に示すように、無線通信システムは、基地局1710と基地局1710の領域内に位置する複数の端末1720を含む。
基地局1710は、プロセッサ(processor)1711、メモリ(memory)1712、及びRF部(radio frequency unit)1713を含む。プロセッサ1711は、図1ないし図16で提案された機能、過程及び/又は方法を実現する。無線インターフェースプロトコルの階層は、プロセッサ1711によって実現されることができる。メモリ1712は、プロセッサ1711と接続されて、プロセッサ1711を駆動するための多様な情報を保存する。RF部1713は、プロセッサ1711と接続されて、無線信号を送信及び/又は受信する。
端末1720は、プロセッサ1721、メモリ1722、及びRF部1723を含む。
プロセッサ1721は、図1ないし図16で提案された機能、過程及び/又は方法を実現する。無線インターフェースプロトコルの階層は、プロセッサ1721により実現されることができる。メモリ1722は、プロセッサ1721と接続されて、プロセッサ1721を駆動するための多様なな情報を保存する。RF部1723は、プロセッサ1721と接続されて、無線信号を送信及び/又は受信する。
メモリ1717、1722は、プロセッサ1711、1721の内部又は外部に位置することができ、公知の多様な手段でプロセッサ1711、1721と接続されることができる。また、基地局1710及び/又は端末1720は、1つのアンテナ(single antenna)又は多重アンテナ(multiple antenna)を有することができる。
図18は、本発明の一実施形態による通信装置のブロック構成図を例示する。
特に、図18は、図17の端末をより詳細に例示する図である。
図18に示すように、端末は、プロセッサ(又は、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor:DSP)1810、RFモジュール(RFmodule)(又は、RFユニット)1835、パワー管理モジュール(power managementmodule)1805、アンテナ(antenna)1840、バッテリー(battery)1855、ディスプレイ(display)1815、キーパッド(keypad)1820、メモリ(memory)1830、SIMカード(SIM(Subscriber Identification Module) card)1825(この構成は選択的である)、スピーカー(speaker)1845、及びマイクロフォン(microphone)1850を含んで構成される。端末は、また、単一のアンテナ又は多重のアンテナを含むことができる。
プロセッサ1810は、図1ないし図16で提案された機能、過程及び/又は方法を実現する。無線インターフェースプロトコルの階層は、プロセッサ1810により実現されることができる。
メモリ1830は、プロセッサ1810と接続されて、プロセッサ1810の動作に関連する情報を保存する。メモリ1830は、プロセッサ1810の内部又は外部に位置し、公知の多様な手段でプロセッサ1810と接続されることができる。
ユーザは、例えば、キーパッド1820のボタンを押すか(又は、タッチするか)又はマイクロフォン1850を利用した音声駆動(voice activation)により電話番号などの命令情報を入力する。プロセッサ1810は、このような命令情報を受信し、電話番号で電話をかけるなどの適切な機能を果たすように処理する。駆動上のデータ(operational data)は、SIMカード1825又はメモリ1830から抽出することができる。また、プロセッサ1810は、ユーザの認知及び便宜のために命令情報又は駆動情報をディスプレイ1815上に表示することができる。
RFモジュール1835は、プロセッサ1810に接続されて、RF信号を送信及び/又は受信する。プロセッサ1810は、通信を開始するために、例えば、音声通信データを構成する無線信号を送信するように命令情報をRFモジュール1835に伝達する。RFモジュール1835は、無線信号を受信及び送信するために、受信機(receiver)及び送信機(transmitter)で構成される。アンテナ1840は、無線信号を送信及び受信する機能を果たす。無線信号を受信するとき、RFモジュール1835は、プロセッサ1810により処理するために信号を伝達し、基底帯域に信号を変換することができる。処理された信号は、スピーカー1845を介して出力される可聴又は可読情報に変換されることができる。
以上で説明された実施形態は本発明の構成要素と特徴が所定の形態に結合されたものである。各構成要素または特徴は、別途の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮されなければならない。各構成要素または特徴は他の構成要素や特徴と結合されない形態に実施できる。また、一部構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施形態を構成することも可能である。本発明の実施形態で説明される動作の順序は変更可能である。ある実施形態の一部構成や特徴は他の実施形態に含まれることができ、または他の実施形態の対応する構成または特徴と取替えできる。特許請求範囲で明示的な引用関係がない請求項を結合して実施形態を構成するか、または出願後の補正により新たな請求項に含めることができることは明らかである。
本発明に従う実施形態は多様な手段、例えば、ハードウェア、ファームウエア(firmware)、ソフトウェア、またはそれらの結合などにより具現できる。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施形態は1つまたはその以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digitalsignal processing devices)、PLDs(programmable logicdevices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどにより具現できる。
ファームウエアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施形態は以上で説明された機能または動作を行うモジュール、手順、関数などの形態に具現できる。ソフトウェアコードは、メモリに格納されてプロセッサにより駆動できる。前記メモリは、前記プロセッサ内部または外部に位置し、既に公知された多様な手段により前記プロセッサとデータをやり取りすることができる。
本発明は、本発明の必須的特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化できることは当業者に明らかである。従って、前述した詳細な説明は全ての面から制約的に解析されてはならず、例示的なものとして考慮されなければならない。本発明の範囲は添付の請求項の合理的解析により決定されなければならず、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。