JP6839802B2 - 照度センサおよび照明システム - Google Patents

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Description

本発明は、照度センサおよび照度センサを用いた照明システムに関する。
従来、周囲の明るさを検出し検出結果を出力する明かりセンサ(照度センサの一例)が開示されている(例えば特許文献1参照)。この明かりセンサが出力した検出結果と予め設定された目標値との比較結果に基づき、照明負荷(照明器具の一例)の明るさが調節される。また、照明負荷は、リモコン(コントローラの一例)から操作指示又は設定変更操作するリモコン信号を受信し、明るさが調節される。
特開2002−367788号公報
しかしながら、コントローラにより照明器具の調光率を変更するモードと、照度センサにより照明器具の調光率を変更するモードとの間でモードを移行する際に、一旦、照明器具が明るくなってからコントローラ又は照度センサによって制御される調光率に基づいた明るさとなってしまう。このため、使用者は、移行時に照明器具が不自然な動きをするように感じてしまう。
そこで、このような不自然な動きを行わないように、照度センサとコントローラとを別々の信号線で照明器具と接続すればこのような問題は解消されるとも考えられるが、信号線の増加により、製造コストが高騰してしまう。
本発明は、センサモードと調光モードとの間の移行期間で不自然な動作が行われることを抑制することができる照度センサおよび照明システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る照度センサは、コントローラからの指示および周囲の明るさに基づいて、照明器具の調光率を制御する照度センサであって、周囲の明るさを検知する受光部と、前記照明器具に与える前記コントローラからの指示および前記受光部から周囲の明るさを示す信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記コントローラからの指示および前記周囲の明るさを示す信号に基づいて、前記照明器具の調光率を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記コントローラが出力する制御信号のデューティ比が第1の範囲の場合に、前記受光部の前記周囲の明るさを示す信号に基づいて前記照明器具の調光率を制御するセンサモードで動作し、前記照明器具に指示を与える前記コントローラが出力する前記制御信号のデューティ比が前記第1の範囲と異なる第2の範囲の場合に、前記制御信号に基づく明るさになるように、前記照明器具の調光率を制御する調光モードで動作し、前記調光モードと前記センサモードとの間で移行する移行期間である場合に、前記照明器具の調光率を変化させず、前記移行期間において、前記制御信号のデューティ比が所定速度以上で変化している場合に、前記照明器具の調光率を変化させない。
また、上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る照度センサは、コントローラからの指示および周囲の明るさに基づいて、照明器具の調光率を制御する照度センサであって、周囲の明るさを検知する受光部と、前記照明器具に与える前記コントローラからの指示および前記受光部から周囲の明るさを示す信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記コントローラからの指示および前記周囲の明るさを示す信号に基づいて、前記照明器具の調光率を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記コントローラが出力する制御信号のデューティ比が第1の範囲の場合に、前記受光部の前記周囲の明るさを示す信号に基づいて前記照明器具の調光率を制御するセンサモードで動作し、前記照明器具に指示を与える前記コントローラが出力する前記制御信号のデューティ比が前記第1の範囲と異なる第2の範囲の場合に、前記制御信号に基づく明るさになるように、前記照明器具の調光率を制御する調光モードで動作し、前記調光モードと前記センサモードとの間で移行する移行期間である場合に、前記照明器具の調光率を変化させず、前記調光モードにおいて前記コントローラが調光率を変化させる場合に、前記コントローラの変化に応じた速度で前記照明器具の調光率を変化させ、前記センサモードと前記調光モードとの間で移行する場合に、前記照明器具の調光率を、前記移行期間経過時に応じた調光率に切換える。
また、上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る照度センサは、コントローラからの指示および周囲の明るさに基づいて、照明器具の調光率を制御する照度センサであって、周囲の明るさを検知する受光部と、前記照明器具に与える前記コントローラからの指示および前記受光部から周囲の明るさを示す信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記コントローラからの指示および前記周囲の明るさを示す信号に基づいて、前記照明器具の調光率を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記コントローラが出力する制御信号のデューティ比が第1の範囲の場合に、前記受光部の前記周囲の明るさを示す信号に基づいて前記照明器具の調光率を制御するセンサモードで動作し、前記照明器具に指示を与える前記コントローラが出力する前記制御信号のデューティ比が前記第1の範囲と異なる第2の範囲の場合に、前記制御信号に基づく明るさになるように、前記照明器具の調光率を制御する調光モードで動作し、前記調光モードと前記センサモードとの間で移行する移行期間である場合に、前記照明器具の調光率を変化させず、前記調光モードと前記センサモードとの間で移行した場合に、前記制御信号のデューティ比が所定期間以上、安定していれば、前記制御信号に基づく調光率で前記照明器具を点灯させる。
また、上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る照明システムは、照明器具と、前記照明器具に制御信号を与えるコントローラと、照度センサとを備えた。
本発明によれば、センサモードと調光モードとの間の移行期間で不自然な動作が行われることを抑制することができる。
図1は、実施の形態に係る照明システムを示すブロック図である。 図2は、実施の形態に係る照明システムの制御信号と調光率との関係を示す説明図である。 図3は、実施の形態に係る照明システムのセンサモードと調光モードとにおける照明器具の明るさと制御信号のデューティ比との関係を示す説明図である。 図4は、実施の形態に係る照明システムの動作を示すフローチャートである。 図5は、変形例に係る照明システムを示すブロック図である。
(本発明の基礎となった知見)
従来の照明システムでは、周囲の明るさを検知する照度センサにより、照明器具の調光率を制御している。具体的には、照度センサは、基準となる明るさを記憶しておき、基準となる明るさと現在の明るさとを比較し、現在の明るさの方が明るい場合に照明器具の調光率を下げ、現在の明るさの方が暗い場合に照明器具の調光率を上げる。このように、照度センサの指示により動作するモードをセンサモードと呼ぶこととする。
また、この照度センサは、コントローラからの指示がある場合に、周囲の明るさに関係なく指示された調光率で照明器具を制御する。このように、コントローラの指示により動作するモードを調光モードと呼ぶこととする。
コントローラによる照明制御は、PWM(Pulse Width Modulation)制御で行われ、制御信号(PWM調光信号)に応じて指示する調光率が決定されている。このような照明システムでは、例えば、調光率の指示がない場合に制御信号のデューティ比が0%となり、制御信号のデューティ比が5%の場合に調光率が100%となり、制御信号のデューティ比が50%の場合に調光率が50%となり、制御信号のデューティ比が100%の場合に調光率が0%となるように設定されている。この場合、制御信号のデューティ比が0%付近でセンサモードとなり、制御信号のデューティ比が5%〜100%で調光モードとなる。
例えば調光モードにおいて照明器具が調光率50%で動作している場合、調光モードからセンサモードに移行しようとすると、調光率100%を経由してセンサモードの指示による調光率で照明器具が制御される。つまり、センサモードと調光モードとの間でモードを移行する際に、一旦、照明器具が明るくなってからコントローラ又は照度センサによって制御される調光率に基づいた明るさとなる。このため、使用者は、移行期間に照明器具が不自然な動きをするように感じてしまう。
これは、コントローラと照度センサとが1本の信号線で接続されているため、このような動作が行われる。そこで、このような不自然な動きを行わないように、照度センサとコントローラとを別々の信号線で照明器具と接続すればこのような問題は解消されるとも考えられるが、信号線の増加により、製造コストが高騰してしまう。
このため、信号線を増やすことなく、センサモードと調光モードとの間の移行期間で不自然な動作が行われることを抑制することができる照度センサおよび照明システムが求められている。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
以下、本発明の実施の形態に係る照度センサおよび照明システムについて説明する。
(実施の形態)
[構成]
まず、本実施の形態に係る照度センサ10および照明システム1の構成について説明する。
図1は、実施の形態に係る照明システム1を示すブロック図である。
図1に示すように、照明システム1は、コントローラ30と、照度センサ10と、照明器具50とを備える。
コントローラ30は、照明器具50の調光率(明るさ)を調節する制御信号を、照度センサ10を介して照明器具50に送信する装置であり、主に使用者が手動で操作して照明器具50の調光率を変更することができる装置である。例えば、コントローラ30は、壁等の造営材に取付けられているダイヤル式、スライド式等のコントローラ30でもよい。本実施の形態では、コントローラ30は、信号線を介して照度センサ10と接続されている。ここで、制御信号には、照明器具50に調光率を制御する指示を与える信号が含まれる。
照度センサ10は、周囲の明るさを検知し、コントローラ30からの指示および検知した周囲の明るさに基づいて、照明器具50の調光率を制御するセンサである。
照度センサ10は、平滑部13(受信部の一例)と、制御部15とを有する。本実施の形態では、照度センサ10が平滑部13と、制御部15とを有するが、これには限定されない。
平滑部13は、照明器具50に与えるコントローラ30からの指示および後述する照度センサ10の受光部17から周囲の明るさを示す信号を受信する装置である。平滑部13は、コントローラ30から受信した制御信号を平滑化する。平滑部13は、一定の直流電流に変換した制御信号を制御部15に入力する。平滑部13は、例えば、平滑回路でもよく、制御信号を平滑化するプログラムでもよい。
制御部15は、平滑部13が受信したコントローラ30からの指示および周囲の明るさを示す信号に基づいて、照明器具50の調光率を制御する。つまり、制御部15は、コントローラ30から受信した制御信号を照明器具50に送信して照明器具50の調光率を制御したり、照度センサ10が有する照明器具50における基準となる明るさ等の制御データを処理して照明器具50の調光率を制御したりする機能を有する。制御部15は、例えば、マイコンで構成されている。
照度センサ10には、予め基準となる明るさが記憶されている。制御部15は、この基準となる明るさと現在の明るさとを比較し、現在の明るさの方が明るい場合に照明器具50の調光率を下げたり、現在の明るさの方が暗い場合に照明器具50の調光率を上げたりする。
制御部15は、センサモードと、調光モードと有する。
制御部15は、周囲の明るさに基づいた制御信号を照明器具50に送信し、照明器具50の調光率を制御するセンサモードで動作する。具体的には、制御部15は、コントローラ30が出力する制御信号のデューティ比が第1の範囲の場合に、平滑部13の明るさを示す信号に基づいて照明器具50の調光率を制御するセンサモードで動作する。つまり、制御部15は、センサモードの場合に、周囲の明るさに基づいて、照明器具50の調光率を自動で変更する。ここで、第1の範囲は、本実施の形態では、後述する制御信号のデューティ比が0%〜2%までの場合である。
また、制御部15は、センサモードが選択されているか否かを判断することができる。制御部15は、コントローラ30が出力する制御信号のデューティ比が第1の範囲であればセンサモードが選択されていると判断する。
制御部15は、照明器具50に指示を与えるコントローラ30が出力する制御信号のデューティ比が第1の範囲と異なる第2の範囲である場合に、制御信号に基づく明るさになるように、照明器具50の調光率を制御する調光モードで動作する。制御部15は、調光モードの場合に、コントローラ30の制御信号に基づいて、照明器具50の調光率を変更する。ここで、第2の範囲は、本実施の形態では、後述する制御信号のデューティ比が5%〜100%までの場合である。
また、制御部15は、調光モードが選択されているか否かを判断することができる。制御部15は、コントローラ30が出力する制御信号のデューティ比が第1の範囲と異なる第2の範囲であればセンサモードが選択されていると判断する。
図2は、実施の形態に係る照明システム1の制御信号と調光率との関係を示す説明図である。
図1および図2に示すように、制御信号は、照明器具50に制御信号を与えるPWM調光信号のデューティ比で表される。例えば、調光モードにおいて、照明器具50は、制御信号のデューティ比が99%〜100%までの場合に調光率が約0%で制御され、制御信号のデューティ比が50%の場合に調光率が50%で制御され、制御信号のデューティ比が約5%の場合に調光率が約100%で制御される。また、制御信号のデューティ比が0%〜2%までの場合では、センサモードとなる。
図3は、実施の形態に係る照明システム1のセンサモードと調光モードとにおける照明器具50の明るさと制御信号のデューティ比との関係を示す説明図である。図3では、センサモードで動作する際に、照明器具50の明るさが周囲の明るさにより変化するため、照明器具50の明るさを示すグラフを斜線で示している。
図1および図3に示すように、調光率が0%の場合に照明器具50が消灯し、調光率が100%の場合に照明器具50が全灯(定格最大光量での点灯)する。調光モードでは、調光率が0%〜100%までが、制御信号のデューティ比が100%〜5%までで示される。調光率は、コントローラ30によって変更することができる。
この照明システム1では、調光モードとセンサモードとの間でモードを移行する場合、コントローラ30を操作すると、調光率100%となる全灯部分を必ず経由する。つまり、この照明システム1では、コントローラ30の操作により調光率100%を超えた先に、調光モードとセンサモードとの間で移行する移行期間が存在する。照度センサ10の制御部15は、調光モードとセンサモードとの間で移行する移行期間である場合に、照明器具50の調光率を変化させない。移行期間とは、調光モードとセンサモードとの間で移行する期間であり、移行開始時から移行終了時までの間の期間であり、例えば、調光モードとセンサモードとの間で移行する場合において、コントローラ30の操作開始時から操作終了時までの期間である。
制御部15は、センサモードと調光モードとの間で移行する場合に、照明器具50の調光率を、移行期間経過時の調光率(移行期間経過時に設定されている調光率)に切換える。具体的には、制御部15は、モードの移行開始時から移行終了時まで、照明器具50の調光率を変化させず、モードの移行終了時に、モードの移行開始時の調光率からモードの移行終了時の調光率に急激に切換わる。
具体的には、制御部15は、制御信号のデューティ比が所定速度以上で変化している場合に、照明器具50の調光率を移行期間中に変化させないように制御する。制御信号のデューティ比が所定速度以上で変化している場合に、調光モードとセンサモードとの間で移行する移行期間となる可能性があるため、制御部15は、調光率100%となる全灯を行わないように、移行期間中において照明器具50の調光率を変化させない。
また、制御部15は、制御信号のデューティ比が所定速度未満で変化している場合に、照明器具50の調光率を変化させるように制御する。つまり、制御信号のデューティ比が所定速度未満で変化している場合に、制御部15は、制御信号に応じた調光率で照明器具50を制御する。
制御信号のデューティ比が所定速度以上であるか否かの判断は、例えば、デューティ比を時間的に平均化して読み取る。具体的には、制御部15は、例えば、0.1秒間の間にデューティ比が10%以上変化した場合に、制御信号のデューティ比が所定速度以上で変化していると判断し、0.1秒間の間にデューティ比が10%未満の変化になれば、制御信号のデューティ比が所定速度未満で変化していると判断して、制御信号に応じた調光率で照明器具50を制御する。
制御信号のデューティ比が所定速度未満で変化している場合において、調光モードにおいてコントローラ30が単に調光率を変化させる場合に、制御部15は、照明器具50の調光率を、コントローラ30が変化させる調光率に応じた速度で変化させる。つまり、調光モードにおいて調光率が変化する場合に、制御部15は、制御信号のデューティ比に応じて、照明器具50の調光率を変化させる。
調光モードとセンサモードとの間で移行した場合に、制御部15は、制御信号のデューティ比が所定期間以上、安定しているか否かを判断し、所定期間以上、安定していれば、制御信号に基づく調光率で照明器具50を点灯させる。具体的には、制御部15は、制御信号のデューティ比が所定期間以上、安定していれば、移行期間が経過したと判断し、制御信号に基づく調光率で照明器具50を点灯する。
なお、モードが移行しなくても、制御信号のデューティ比が所定速度以上で変化している場合において、制御信号のデューティ比が所定期間以上、安定すれば、操作開始時の調光率から操作終了時の調光率に急激に切換えてもよい。
以下、照明システム1の動作について、図4を用いて説明する。
図4は、実施の形態に係る照明システム1の動作を示すフローチャートである。図4では、一例として、センサモードにいる状態から調光モードに移行する場合について説明する。
まず、使用者がコントローラ30を操作してセンサモードにいる状態から調光モードに移行させた場合に、この移行期間において、制御部15は、コントローラ30が制御信号のデューティ比を所定速度以上で変化しているか否かを判断する(S1)。
コントローラ30が制御信号のデューティ比が所定速度以上で変化していると、制御部15が判断した場合(S1ではYES)に、制御部15は、コントローラ30から送信される制御信号に基づいて照明器具50の調光率を移行期間中に変化させない(S2)。
一方、コントローラ30が制御信号のデューティ比が所定速度未満で変化していると、制御部15が判断した場合(S1ではNO)に、制御部15は、コントローラ30から送信される制御信号に基づいて照明器具50の調光率を変化させる(S5)。この場合、制御部15は、調光モードにおいてコントローラ30が調光率を変化させる場合に、コントローラ30の変化に応じた速度で照明器具50の調光率を変化させる。
次に、制御部15は、制御信号のデューティ比が所定期間以上、安定しているか否かを判断する(S3)。言い換えれば、制御部15は、移行期間終了時から所定期間が経過しているか否かを判断する。
制御信号のデューティ比が所定期間以上、安定していると制御部15が判断した場合(S3ではYES)に、使用者がコントローラ30の操作を終了したと考えられるため、次のステップに進む。
一方、制御信号のデューティ比が所定期間以上、安定していないと制御部15が判断した場合(S3ではNO)に、制御信号に基づく調光率で照明器具50を制御しない。そして、ステップS3に戻り、制御信号のデューティ比が所定期間以上安定するまで同様の判断を行う。
次に、センサモードから調光モードに移行するため、制御部15は、照明器具50の調光率を、移行期間経過時の調光率に切換える(S4)。つまり、制御部15は、モードの移行開始時から終了時までの照明器具50の調光率を変化させず、モードの移行終了時の調光率に変化させる。このため、照明器具50は、モードの移行終了時に、モードの移行開始時の調光率からモードの移行終了時の調光率に急激に切換わる。そして、このフローは終了する。
なお、センサモードから調光モードに移行する場合でも同様の動作が行われる。
また、調光モードにおいて単に調光率が変化する場合でも同様の動作が行われる。この場合では、モードの移行が行われないものの、ステップS1で制御信号のデューティ比が所定の速度以上で変化していれば、調光率の変化開始時から調光率の変化終了時までの間、照明器具50の調光率が変更されなくてもよい。ここでも、ステップS4と同様に、変化終了時に照明器具50の調光率が急激に切換る。
このような照度センサ10および照明システム1では、センサモードと調光モードとに移行する移行期間において、照明器具50の調光率を変化させないことで、調光率100%となる全灯を行わないように、制御部15が照明器具50を制御する。
[作用効果]
次に、本実施の形態における照度センサ10および照明システム1の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る照度センサ10は、コントローラ30からの指示および周囲の明るさに基づいて、照明器具50の調光率を制御する。照度センサ10は、周囲の明るさを検知する受光部17と、照明器具50に与えるコントローラ30からの指示および受光部17から周囲の明るさを示す信号を受信する受信部と、受信部が受信したコントローラ30からの指示および周囲の明るさを示す信号に基づいて、照明器具50の調光率を制御する制御部15とを備える。また、制御部15は、照明器具50に指示を与えるコントローラ30が出力する制御信号のデューティ比が第1の範囲の場合に、受光部17の周囲の明るさを示す信号に基づいて照明器具50の調光率を制御するセンサモードで動作する。さらに、制御部15は、コントローラ30が出力する制御信号のデューティ比が第1の範囲と異なる第2の範囲の場合に、制御信号に基づく明るさになるように、照明器具50の調光率を制御する調光モードで動作する。そして、制御部15は、調光モードとセンサモードとの間で移行する移行期間である場合に、照明器具50の調光率を変化させない。
このように、照度センサ10では、制御部15が受光部17の明るさを示す信号に基づいて照明器具50の調光率を制御するセンサモードと、制御部15が制御信号に基づく明るさになるように照明器具50の調光率を制御する調光モードとで動作する。また、照度センサ10では、調光モードとセンサモードとの間で移行する移行期間である場合に、制御部15が照明器具50の調光率を変化させない。このため、これらのモードを移行する際に、照明器具50が調光率100%を経由してから、制御信号に基づく調光率で照明器具50が点灯するといった不自然な動作が行われ難くすることができる。
したがって、センサモードと調光モードとの間の移行期間で不自然な動作が行われることを抑制することができる。
特に、使用者は、モードの移行時に照明器具50の不自然な動きによる違和感を使用者に与え難くなる。このため、自然な照明環境を提供することができる。
また、本実施の形態に係る照明システム1は、照明器具50と、照明器具50に制御信号を与えるコントローラ30と、照度センサ10とを備える。
これにおいても、照度センサ10と同様の作用効果を奏する。
また、本実施の形態に係る照度センサ10において、制御部15は、移行期間において、制御信号のデューティ比が所定速度以上で変化している場合に、照明器具50の調光率を変化させない。
これによれば、制御信号のデューティ比が所定速度以上で変化していれば、移行期間中に照明器具50の調光率を変化させないため、センサモードと調光モードとの間の移行期間で不自然な動作がより行われ難くなる。
また、本実施の形態に係る照度センサ10において、制御部15は、調光モードにおいてコントローラ30が調光率を変化させる場合に、コントローラ30の変化に応じた速度で照明器具50の調光率を変化させる。そして、制御部15は、センサモードと調光モードとの間で移行する場合に、照明器具50の調光率を、移行期間経過時に応じた調光率に切換える。
このように、調光モードでは、コントローラ30の変化に応じた速度で制御部15が照明器具50の調光率を変化させる。また、センサモードと調光モードとの間で移行する場合に、制御部15が移行期間中に調光率を変化させずに、移行期間経過時に応じた調光率に切換えるため、照明器具50の調光率が急激に変化する。このため、照明器具50が調光率100%を経由することなく照明器具50の調光率が変化するため、モードの移行時による照明器具50の不自然な動作がより行われ難くなる。
また、本実施の形態に係る照度センサ10において、制御部15は、調光モードとセンサモードとの間で移行した場合に、制御信号のデューティ比が所定期間以上、安定していれば、制御信号に基づく調光率で照明器具50を点灯させる。
このように、制御信号のデューティ比が所定期間以上、安定していれば、制御部15は、移行期間が経過したと判断することができるため、より確実に、移行期間中に照明器具50の不自然な動作がより行われ難くなる。
また、本実施の形態に係る照度センサ10において、受光部17は、制御信号を平滑化する平滑部13である。
これによれば、照度センサ10を具体化することができる。
(その他変形例等)
以上、本発明について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、照度センサに平滑部および制御部が設けられているが、これに限定されず、コントローラに平滑部および制御部が設けられていてもよい。
また、上記実施の形態において、照明システムは、図5に示すように、複数の装置102を介して照度センサ10に制御信号が入力される構成であってもよい。図5は、変形例に係る照明システム100を示すブロック図である。例えば、照明システム100は、照度センサ10および照明器具50の他に、コントローラ101と、複数の装置102と、変換器103とを備える。装置102は、例えば、タブレット等の端末機器等である。コントローラ101は、制御信号を複数の装置102を介して変換器104に送信する。変換器104は、デジタルをPWM調光信号に変換することができる装置102であり、変換した信号を照度センサ10を介して照明器具50に送信する。このように、複数の装置102を介しても、この照明システム100では、センサモードと調光モードとの間の移行期間で照明器具50が明るくなってしまうことを抑制することができる。
また、上記実施の形態において、照度センサには1つの照明器具が接続されているが、複数の照明器具が接続されていてもよい。この場合、コントローラ又は照明器具は、複数の照明器具の調光率を制御してもよい。
また、上記実施の形態において、照度センサには、起動中、停止中、障害発生中等の状態を報知する表示ランプが設けられていてもよい。
以上、本発明の一つまたは複数の態様について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
1、100 照明システム
10 照度センサ
13 平滑部(受信部)
15 制御部
17 受光部
30、101 コントローラ
50 照明器具

Claims (8)

  1. コントローラからの指示および周囲の明るさに基づいて、照明器具の調光率を制御する照度センサであって、
    周囲の明るさを検知する受光部と、
    前記照明器具に与える前記コントローラからの指示および前記受光部から周囲の明るさを示す信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記コントローラからの指示および前記周囲の明るさを示す信号に基づいて、前記照明器具の調光率を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記コントローラが出力する制御信号のデューティ比が第1の範囲の場合に、前記受光部の前記周囲の明るさを示す信号に基づいて前記照明器具の調光率を制御するセンサモードで動作し、
    前記照明器具に指示を与える前記コントローラが出力する前記制御信号のデューティ比が前記第1の範囲と異なる第2の範囲の場合に、前記制御信号に基づく明るさになるように、前記照明器具の調光率を制御する調光モードで動作し、
    前記調光モードと前記センサモードとの間で移行する移行期間である場合に、前記照明器具の調光率を変化させず、
    前記移行期間において、前記制御信号のデューティ比が所定速度以上で変化している場合に、前記照明器具の調光率を変化させない
    照度センサ。
  2. コントローラからの指示および周囲の明るさに基づいて、照明器具の調光率を制御する照度センサであって、
    周囲の明るさを検知する受光部と、
    前記照明器具に与える前記コントローラからの指示および前記受光部から周囲の明るさを示す信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記コントローラからの指示および前記周囲の明るさを示す信号に基づいて、前記照明器具の調光率を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記コントローラが出力する制御信号のデューティ比が第1の範囲の場合に、前記受光部の前記周囲の明るさを示す信号に基づいて前記照明器具の調光率を制御するセンサモードで動作し、
    前記照明器具に指示を与える前記コントローラが出力する前記制御信号のデューティ比が前記第1の範囲と異なる第2の範囲の場合に、前記制御信号に基づく明るさになるように、前記照明器具の調光率を制御する調光モードで動作し、
    前記調光モードと前記センサモードとの間で移行する移行期間である場合に、前記照明器具の調光率を変化させず、
    前記調光モードにおいて前記コントローラが調光率を変化させる場合に、前記コントローラの変化に応じた速度で前記照明器具の調光率を変化させ、
    前記センサモードと前記調光モードとの間で移行する場合に、前記照明器具の調光率を、前記移行期間経過時に応じた調光率に切換える
    照度センサ。
  3. コントローラからの指示および周囲の明るさに基づいて、照明器具の調光率を制御する照度センサであって、
    周囲の明るさを検知する受光部と、
    前記照明器具に与える前記コントローラからの指示および前記受光部から周囲の明るさを示す信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記コントローラからの指示および前記周囲の明るさを示す信号に基づいて、前記照明器具の調光率を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記コントローラが出力する制御信号のデューティ比が第1の範囲の場合に、前記受光部の前記周囲の明るさを示す信号に基づいて前記照明器具の調光率を制御するセンサモードで動作し、
    前記照明器具に指示を与える前記コントローラが出力する前記制御信号のデューティ比が前記第1の範囲と異なる第2の範囲の場合に、前記制御信号に基づく明るさになるように、前記照明器具の調光率を制御する調光モードで動作し、
    前記調光モードと前記センサモードとの間で移行する移行期間である場合に、前記照明器具の調光率を変化させず、
    前記調光モードと前記センサモードとの間で移行した場合に、前記制御信号のデューティ比が所定期間以上、安定していれば、前記制御信号に基づく調光率で前記照明器具を点灯させる
    照度センサ。
  4. 前記制御部は、前記移行期間において、前記制御信号のデューティ比が所定速度以上で変化している場合に、前記照明器具の調光率を変化させない
    請求項2又は3に記載の照度センサ。
  5. 前記制御部は、
    前記調光モードにおいて前記コントローラが調光率を変化させる場合に、前記コントローラの変化に応じた速度で前記照明器具の調光率を変化させ、
    前記センサモードと前記調光モードとの間で移行する場合に、前記照明器具の調光率を、前記移行期間経過時に応じた調光率に切換える
    請求項1、3及び4のいずれか1項に記載の照度センサ。
  6. 前記制御部は、前記調光モードと前記センサモードとの間で移行した場合に、前記制御信号のデューティ比が所定期間以上、安定していれば、前記制御信号に基づく調光率で前記照明器具を点灯させる
    請求項1、2、4及び5のいずれか1項に記載の照度センサ。
  7. 前記受光部は、前記制御信号を平滑化する平滑部である
    請求項1〜のいずれか1項に記載の照度センサ。
  8. 照明器具と、
    前記照明器具に制御信号を与えるコントローラと、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の照度センサとを備えた
    照明システム。
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