JP6836970B2 - 周波数スロット選択方法、fdma通信システムおよび端末局装置 - Google Patents

周波数スロット選択方法、fdma通信システムおよび端末局装置 Download PDF

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本発明は、1つの基地局装置と複数の端末局装置で構成され、各端末局装置が互いに異なる周波数帯域を占有して通信を行う周波数スロット選択方法、FDMA通信システムおよび端末局装置に関する。
無線通信では、複数の無線局に無線リソースを干渉なくかつ効率的に割り当てるため、例えば周波数帯域を分割して各無線局に割り当てるFDMA(周波数分割多元接続)方式などのアクセス制御技術が用いられる。
さらに、FDMA通信システムでは、収容局数やトラフィックが時間に応じて変動する場合に、周波数利用効率の高いアクセス制御技術として、通信を行う無線局の要求に応じて必要な周波数チャネルを割り当てるDAMA(Demand Assign Multiple Access )が有効とされている。これは、DAMAを制御する基地局装置が逐次端末局装置の所要帯域および回線状態を管理し、効率的に帯域割り当てを行うことができるからである。しかし、DAMAシステムは、全端末局装置を管理する複雑な集中制御機構が必要であるのに加え、制御に必要なオーバーヘッドが増加するため、チャネルを割り当てるまでの接続遅延や、帯域の利用効率が減少する課題があった。
そのため、DAMAに代わり、集中制御を行うことなく空き帯域を有効利用できるアクセス制御技術が従来より検討されてきた。例えば、ランダムアクセスに代表されるCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)技術(非特許文献1)や、Aloha 技術(非特許文献2)である。これらは自律的にセンシング等を行って時間方向で棲み分けを行うことで、空いているリソースを効率よく利用する方式である。
分散制御を行うCSMA/CA方式は、同じ周波数の時間リソースを複数の無線局で分割しながらシェアする方式であるため、各ユーザが割り当てられた周波数リソースを継続的に時間占有利用するFDMA通信システム(例えば衛星通信システム)には適用できない。
さらに、CSMA/CA方式は、他の無線局の通信状態をセンシングすることが必要であるが、36,000km離れた静止衛星を仲介して行われる衛星通信システムの場合は、往復で0.25sec の遅延が生じてしまうため、衝突回避のためのバックオフ時間が多大になる。その結果、回線確立時間が長くなり、システムとして回線利用効率が低下する問題がある。
このように、例えば衛星通信システムにおいて帯域幅の異なる複数のアプリケーションに対応するには、集中制御を要することなく衛星トランスポンダ帯域を有効利用し、かつ災害時の衛星電話のような重要回線を維持するアップリンクランダムアクセス技術が必要となる。
これを解決する手段として、非特許文献3の自律分散FDMAは、各ユーザが自律的に帯域を占有し、帯域幅を拡張または開放するシステムである。本技術は、1つの基地局装置と複数の端末局装置で構成されるFDMA通信システムにおいて、集中制御を要することなく各端末局装置がそれぞれの要求帯域に応じて自律的に周波数帯域を分割し、かつ端末局装置ごとに所定の回線を維持することができる。これにより、各端末局装置が自律分散的に周波数帯域を共用することができるため、集中制御局を用いない帯域共用を実現することができる。
特開2014−120835号公報
Ziouva, Eustathia, and Theodore Antonakopoulos. "CSMA/CA performance under high traffic conditions: throughput and delay analysis." Computer communications 25.3 (2002): 313-321. Abramson, Norman. "THE ALOHA SYSTEM: another alternative for computer communications." Proceedings of the November 17-19, 1970, fall joint computer conference. ACM, 1970. 五藤大介,山下史洋,阿部順一,北直樹,"B-3-10自律分散帯域制御FDMA方式の提案(b-3.衛星通信,一般セッション),"電子情報通信学会総合大会講演論文集,p.196 ,Sep. 2016 .
非特許文献3の技術は、各端末局装置が空き帯域を選択して占有する際に、空き帯域の候補からランダムに選択することを想定している。ランダムに選択することによって占有帯域が分散配置されやすくなる。その結果、図7に示すように、端末局装置A,B,Cのマルチキャリア信号が分散すると、送信信号のピーク電力対平均電力比(PAPR:Peak-To-Average Ratio )を増大させ、増幅器の非線形歪を生じさせ、信号品質劣化につながる問題が生じる。そのため、各端末局装置のキャリアがなるべく分散配置されないように設計することで、PAPRの低減を図る上で望ましい。
特許文献1は、帯域割り当てを行う際に、回線の要求速度を満たす空き帯域のうち、最小となるものを選択することで、帯域を万遍なく、かつなるべく分散配置されないように選択するアルゴリズムを提案している。しかし、本方式は集中制御局が全端末の割り当てを行うDAMAシステムを前提としているため、自律分散システムで問題となる衝突や、その後占有が想定される他端末のための空き帯域の連続性を考慮した作りにはなっていない。
本発明は、集中制御を要することなく各端末局装置がそれぞれの要求帯域に応じて自律的に周波数帯域を占有するFDMA通信システムにおいて、端末局装置が送信する周波数帯域の占有および開放を行う場合に、自端末局装置および他端末局装置の周波数帯域が分散配置されないように周波数帯域を選択することができる周波数スロット選択方法、FDMA通信システムおよび端末局装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、1つの基地局装置と複数の端末局装置で構成され、各端末局装置が互いに異なる周波数スロットを占有して通信を行うFDMA通信システムの端末局装置に備えられた周波数帯域幅変更手段が、占有または開放する周波数スロットを選択する周波数スロット選択方法において、周波数帯域幅変更手段は、新たな周波数スロットを占有するときに、空き帯域情報に基づいて、未使用の周波数スロットが連続した空き帯域の中で最も広い空き帯域の中心の周波数スロットを選択して占有する第1のステップと、既に占有した周波数スロット(既占有周波数スロット)が存在し、さらに周波数帯域を拡張するときに、既占有周波数スロットの両隣の空き帯域のうち帯域幅の小さい方に隣接する周波数スロットを選択して占有する第2のステップとを実行する。
第1の発明の周波数スロット選択方法において、周波数帯域幅変更手段は、第1のステップで周波数スロットの占有に失敗した場合に、当該周波数スロットは既に占有されたものと見なした上で再度、第1のステップを実行する。
第1の発明のスロット選択方法において、周波数帯域幅変更手段は、第2のステップで周波数スロットの占有に失敗した場合、既占有周波数スロットの両隣の空き帯域のうち帯域幅の大きい方に隣接する周波数スロットを選択して占有する第3のステップを実行する。
第1の発明の周波数スロット選択方法において、周波数帯域幅変更手段は、既に占有した周波数スロット(既占有周波数スロット)を開放するときに、既占有周波数スロットが連続する占有帯域が分散配置されていれば、各占有帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が最小の占有帯域の周波数スロットから開放する。
第1の発明の周波数スロット選択方法において、周波数帯域幅変更手段は、既に占有した周波数スロット(既占有周波数スロット)を開放するときに、既占有周波数スロットが連続する占有帯域が分散配置されていなければ、該占有帯域の両隣の空き帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が大きい空き帯域に隣接する既占有周波数スロットから開放する。
第2の発明は、1つの基地局装置と複数の端末局装置で構成され、各端末局装置が互いに異なる周波数スロットを占有して通信を行うFDMA通信システムにおいて、端末局装置は、新たな周波数スロットを占有するときに、空き帯域情報に基づいて、未使用の周波数スロットが連続した空き帯域の中で最も広い空き帯域の中心の周波数スロットを選択して占有する第1の手段と、既に占有した周波数スロット(既占有周波数スロット)が存在し、さらに周波数帯域を拡張するときに、既占有周波数スロットの両隣の空き帯域のうち帯域幅の小さい方に隣接する周波数スロットを選択して占有する第2の手段と、既占有周波数スロットを開放するときに、既占有周波数スロットが連続する占有帯域が分散配置されていれば、各占有帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が最小の占有帯域の周波数スロットから開放する第3の手段と、既占有周波数スロットを開放するときに、既占有周波数スロットが連続する占有帯域が分散配置されていなければ、該占有帯域の両隣の空き帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が大きい空き帯域に隣接する既占有周波数スロットから開放する第4の手段とを備える。
第3の発明は、1つの基地局装置と複数の端末局装置で構成され、各端末局装置が互いに異なる周波数スロットを占有して通信を行うFDMA通信システムの端末局装置において、新たな周波数スロットを占有するときに、空き帯域情報に基づいて、未使用の周波数スロットが連続した空き帯域の中で最も広い空き帯域の中心の周波数スロットを選択して占有する第1の手段と、既に占有した周波数スロット(既占有周波数スロット)が存在し、さらに周波数帯域を拡張するときに、既占有周波数スロットの両隣の空き帯域のうち帯域幅の小さい方に隣接する周波数スロットを選択して占有する第2の手段と、既占有周波数スロットを開放するときに、既占有周波数スロットが連続する占有帯域が分散配置されていれば、各占有帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が最小の占有帯域の周波数スロットから開放する第3の手段と、既占有周波数スロットを開放するときに、既占有周波数スロットが連続する占有帯域が分散配置されていなければ、該占有帯域の両隣の空き帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が大きい空き帯域に隣接する既占有周波数スロットから開放する第4の手段とを備える。
本発明は、周波数帯域を占有する場合は空き帯域の中心の周波数スロットから優先的に選択し、周波数帯域を拡張する場合の既占有周波数スロットの両隣を優先し、さらに両隣のうち空き帯域が小さい方を選択することで、自端末局装置の占有周波数スロットの連続性を高め、かつ残留する空き帯域をできる限り連続性が維持されるようにすることができる。
また、本発明は、周波数帯域を開放する場合は、分散配置された占有帯域のうち帯域幅が小さい方の占有帯域の周波数スロットから優先的に開放することで、残りの占有帯域の連続性を保持しやすくする。さらに、占有帯域に隣接する空き帯域のうち帯域幅が大きい方に隣接する周波数スロットから開放することで、空き帯域の連続性をできるだけ保持することができる。
本発明のFDMA通信システムの構成例を示す図である。 端末局装置20における周波数スロット占有時の処理手順例を示すフローチャートである。 端末局装置20における周波数スロット開放時の処理手順例を示すフローチャートである。 周波数スロットを占有する処理例を示す図である。 割当要求信号が衝突した場合の処理例を示す図である。 周波数スロットを開放する処理例を示す図である。 周波数スロットの占有例を示す図である。
図1は、本発明のFDMA通信システムの構成例を示す。
図1において、FDAM通信システムは、1つの基地局装置10と、複数の端末局装置20−1〜20−3により構成される。ダウンリンクは基地局装置10から端末局装置20への通信、アップリンクは端末局装置20から基地局装置10への通信を示す。本システム構成における周波数チャネルは、ダウンリンク制御チャネルとアップリンクチャネルで構成され、アップリンクチャネルは一定の周波数帯域幅ごとに周波数スロット1〜11を割り当てており、基地局装置10および端末局装置20ともに当該周波数スロット位置を把握しているものとする。
本FDMA通信システムは、基地局装置10と端末局装置20におけるFDMA方式のアップリンク帯域の有効利用を目的とし、各端末局装置20が自律的に空き帯域情報に応じて、周波数スロットの占有または開放を行う。基地局装置10は、端末局装置20からの割当要求に対して各周波数スロットの割当許可と占有可能最大スロット数を通知し、端末局装置20は基地局装置10から通知された占有可能最大スロット数以下の範囲で自律的に周波数スロットを占有し、また開放する。
図2は、端末局装置20における周波数スロット占有時の処理手順例を示す。
図2において、端末局装置20は、基地局装置10からダウンリンク制御チャネルによって常時取得する空き帯域情報に基づき、未使用の周波数スロットが連続する空き帯域の中で最も広い空き帯域の中心の1つの周波数スロットaを選択し(S1)、その周波数スロットaを占有するための割当要求信号を周波数スロットaで基地局装置10に送信する(S2)。なお、端末局装置20がアップリンクチャネルの全部をキャリアセンスして空き帯域の分布を把握してもよい。基地局装置10は、周波数スロットごとに割当要求信号が正常に受信されたか否かを判断し、周波数スロットaの割当要求信号を正常に受信した場合には、当該周波数スロットaの占有を許可するACK信号を生成し、ダウンリンク制御チャネルで送信する。
端末局装置20は、基地局装置10からのACK信号の受信により割当要求信号の送信成功と判断すると(S3:Yes )、当該周波数スロットaを占有して通信を開始する(S4)。一方、ACK信号を規定時間内に受信しない場合には割当要求信号の送信失敗と判断し(S3:No)、当該周波数スロットaは占有済みとみなし、ランダム時間待機した後にステップS1の処理に戻って空き帯域の中で最も広い空き帯域の探索から始める(S5)。
端末局装置20は、1つの周波数スロットを占有して通信確立後に、さらに周波数帯域を拡張する場合には(S6:Yes )、2つめの周波数スロットを選択および占有の処理に移行する(S7)。ここで、端末局装置間の衝突率を低減するため、1周波数スロットずつ拡張することとする。
また、基地局装置10は、通信中の端末局装置数に応じて各端末局装置が利用可能な占有可能最大スロット数Wを計算し、ダウンリンク制御チャネルを用いて空き帯域情報として全端末局装置20に通知する。例えば、全端末局装置20は、自局宛のACK信号に限らず、他局宛のACK信号であっても受信可能であるので、ACK信号に占有可能最大スロット数Wを設定する方法がある。各端末局装置20は、取得したWを超えない範囲で周波数帯域の拡張が可能となり、最終的に全端末局装置がWを占有することで帯域共用を実現する。ここで、例えば、
W=(全周波数スロット数−1) /通信中の端末局装置数
とし、新規端末局装置の割当要求信号を収容できるように最低1周波数スロットの空き帯域を設ける。
新規端末局装置が生起した場合、基地局装置10からWの減少が通知され、各端末局装置20がWより超過利用している分の周波数スロットを自律的に開放することで、新規端末局装置に割り当てる周波数帯域を確保する。なお、周波数スロットの開放処理については図3を参照して別途説明する。また、端末局装置20が通信停止した場合には、通信中の端末局装置数が減少するため、基地局装置10は占有可能最大スロット数Wを計算しなおし、例えばダウンリンク制御チャネルを用いて変更通知信号などにより全端末局装置20に通知してもよい。
端末局装置20が2つめの周波数スロットを選択する処理では、既に占有した周波数スロット(既占有周波数スロット)の両隣の空き帯域のうち帯域幅の小さい方に隣接する周波数スロットbを選択し(S7)、その周波数スロットbを占有するための割当要求信号を周波数スロットbで基地局装置10に送信する(S8)。端末局装置20は、基地局装置10からのACK信号の受信により割当要求信号の送信成功と判断すると(S9:Yes )、当該周波数スロット(b)を占有して通信を開始する(S4)。
一方、ACK信号を規定時間内に受信しない場合には割当要求信号の送信失敗と判断し(S9:No)、既占有周波数スロットの両隣の空き帯域のうち帯域幅が大きい方に隣接する周波数スロットcを選択し(S10)、その周波数スロットcを占有するための割当要求信号を周波数スロットcで基地局装置10に送信する(S11)。端末局装置20は、基地局装置10からのACK信号の受信により割当要求信号の送信成功と判断すると(S12:Yes )、当該周波数スロット(c)を占有して通信を開始する(S4)。一方、ACK信号を規定時間内に受信しない場合には割当要求信号の送信失敗と判断し(S12:No)、ステップS1に戻って空き帯域の中で最も広い空き帯域の探索から始める。
図3は、端末局装置20における周波数スロット開放時の処理手順例を示す。
図3において、端末局装置20は、例えば占有可能最大スロット数Wの減少が通知され、Wより超過利用している分の周波数スロットを開放するときに、占有帯域が分散配置されているか否かを判断する(S21)。端末局装置20の占有帯域が分散配置されている場合には、各占有帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が最小の占有帯域の周波数スロットから開放する(S22)。また、端末局装置20の占有帯域が分散配置されていない場合には、占有帯域の両隣の空き帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が大きい空き帯域に隣接する周波数スロットから開放する(S23)。さらに周波数スロットの開放が必要な場合には、ステップS21に戻って繰り返す(S24)。
以下、図4〜図6を参照して具体的に説明する。
図4は、周波数スロットを占有する処理例を示す。
図4(1) は、図2のステップS1に対応する。端末局装置Aが周波数スロット5を占有し、端末局装置Cが周波数スロット1,11を占有している。既に占有した周波数スロット(既占有周波数スロット)が存在しない、もしくは、すでに存在する既占有周波数スロットに隣接する周波数スロットを選択できない場合、ここでは前者の端末局装置Bが周波数スロットを占有しようとするときに、未使用の周波数スロットが連続する空き帯域の中で最も広い空き帯域は、周波数スロット6〜10となり、その中心の1つの周波数スロット8を選択して占有する。
図4(2) は、図2のステップS7に対応する。端末局装置Dは、ステップS1により選択した周波数スロット3を占有する。一方、周波数スロット8を占有した端末局装置Bが周波数帯域を拡張する場合に、既占有周波数スロット8の両隣の空き帯域(6,7または9,10)のうち帯域幅の小さい方に隣接する周波数スロット7(または9でもよい)を選択して占有することにより、占有帯域(7,8)の連続性を高めることができる。
図4(3) は、図2のステップ7に対応する。周波数スロット7,8を占有する端末局装置Bは周波数スロット6を占有し、周波数スロット3を占有する端末局装置Dは周波数スロット2を占有する。特に、端末局装置Bのように、両隣の空き帯域(6または9,10)のうち帯域幅の小さい方に隣接する周波数スロット6を占有することにより、占有帯域(6,7,8)の連続性を確保するとともに、残留する空き帯域(9,10)の連続性を維持し、この後に占有を開始する端末局装置の連続帯域占有を可能にできる。
図5は、割当要求信号が衝突した場合の処理例を示す。
図5(1),(2) は、図2のステップS5に対応する。端末局装置Aが周波数スロット4,5を占有し、端末局装置Cが周波数スロット1,2,11を占有している。端末局装置B,Dが周波数スロットを占有しようとするときに、ステップS1の選択によりともに周波数スロット8を選択したために割当要求信号の衝突が発生する。この場合、ステップS5により、ランダム時間待機した後に再び周波数スロットを選択するが、衝突した周波数スロット8は既占有周波数スロットとみなして、再度ステップS1により周波数スロットの選択を行う。端末局装置Bは、空き帯域(6,7または9,10)のうち帯域幅が小さい方(ここでは6,7)の中心となる1つの周波数スロットを選択するが、周波数スロット数が偶数であるためランダムに周波数スロット7を選択する。端末局装置Dも同様に、端末局装置Bと異なるタイミングで同様の処理を行う。
図5(3),(4) は、周波数帯域の拡張時に、前回の衝突時に既占有扱いとしていた周波数スロット8を空き帯域とみなす。周波数スロット7を占有した端末局装置Bが、ステップS7により両隣の空き帯域(6または8,9,10)のうち帯域幅の小さい方に隣接する周波数スロット6を占有しようとするときに、周波数帯域を拡張しようとする端末局装置Aも周波数スロット6を選択したために割当要求信号の衝突が発生する。この場合、図2のステップ10により、端末局装置Bは、周波数スロット7の両隣の空き帯域のうち、帯域幅の大きい方に隣接する周波数スロット8を占有する。
図6は、周波数スロットを開放する処理例を示す。
図6(1) は、図3のステップS22に対応する。端末局装置Aが周波数スロット5を占有し、端末局装置Bが周波数スロット3,4,6〜9を占有し、端末局装置Cが周波数スロット2,11を占有している。ここで、基地局装置から通知された占有可能最大スロット数W(例えば3)を超過する占有帯域をもつ端末局装置Bは、周波数スロットを開放する必要が生じる。このとき、端末局装置の占有帯域は分散配置されているので、各占有帯域のうち帯域幅が小さい方の周波数スロット3,4から開放する。これにより、残りの占有帯域(6,7,8,9)の連続性を確保することができる。
図6(2) は、図3のステップS23に対応する。端末局装置Bは、周波数スロット3,4を開放しても、占有可能最大スロット数W(例えば3)になるまで開放を続ける必要がある。この場合、占有帯域(6〜9)の両隣の空き帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が大きい方に隣接する周波数スロットを開放するが、片方にしかない空き帯域(10)に隣接する周波数スロット9を開放する。
図6(3) は、各端末局装置が占有可能最大スロット数W(例えば3)を満足するまで開放した後の周波数スロットの占有状況を示す。端末局装置Bは、周波数スロット6,7,8の連続性を確保しつつ、周波数スロット3,4および周波数スロット9,10の連続した空き帯域も確保することができる。
10 基地局装置
20 端末局装置

Claims (7)

  1. 1つの基地局装置と複数の端末局装置で構成され、各端末局装置が互いに異なる周波数スロットを占有して通信を行うFDMA通信システムの端末局装置に備えられた周波数帯域幅変更手段が、占有または開放する周波数スロットを選択する周波数スロット選択方法において、
    前記周波数帯域幅変更手段は、新たな周波数スロットを占有するときに、空き帯域情報に基づいて、未使用の周波数スロットが連続した空き帯域の中で最も広い空き帯域の中心の周波数スロットを選択して占有する第1のステップと、
    既に占有した周波数スロット(既占有周波数スロット)が存在し、さらに周波数帯域を拡張するときに、既占有周波数スロットの両隣の空き帯域のうち帯域幅の小さい方に隣接する周波数スロットを選択して占有する第2のステップと
    を実行する
    ことを特徴とする周波数スロット選択方法。
  2. 請求項1に記載の周波数スロット選択方法において、
    前記周波数帯域幅変更手段は、前記第1のステップで周波数スロットの占有に失敗した場合に、当該周波数スロットは既に占有されたものと見なした上で再度、前記第1のステップを実行する
    ことを特徴とする周波数スロット選択方法。
  3. 請求項に記載の周波数スロット選択方法において、
    前記周波数帯域幅変更手段は、前記第2のステップで周波数スロットの占有に失敗した場合、既占有周波数スロットの両隣の空き帯域のうち帯域幅の大きい方に隣接する周波数スロットを選択して占有する第3のステップを実行する
    ことを特徴とする周波数スロット選択方法。
  4. 請求項1に記載の周波数スロット選択方法において、
    前記周波数帯域幅変更手段は、既に占有した周波数スロット(既占有周波数スロット)を開放するときに、既占有周波数スロットが連続する占有帯域が分散配置されていれば、各占有帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が最小の占有帯域の周波数スロットから開放する
    ことを特徴とする周波数スロット選択方法。
  5. 請求項1に記載の周波数スロット選択方法において、
    前記周波数帯域幅変更手段は、既に占有した周波数スロット(既占有周波数スロット)を開放するときに、既占有周波数スロットが連続する占有帯域が分散配置されていなければ、該占有帯域の両隣の空き帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が大きい空き帯域に隣接する既占有周波数スロットから開放する
    ことを特徴とする記載の周波数スロット選択方法。
  6. 1つの基地局装置と複数の端末局装置で構成され、各端末局装置が互いに異なる周波数スロットを占有して通信を行うFDMA通信システムにおいて、
    前記端末局装置は、
    新たな周波数スロットを占有するときに、空き帯域情報に基づいて、未使用の周波数スロットが連続した空き帯域の中で最も広い空き帯域の中心の周波数スロットを選択して占有する第1の手段と、
    既に占有した周波数スロット(既占有周波数スロット)が存在し、さらに周波数帯域を拡張するときに、既占有周波数スロットの両隣の空き帯域のうち帯域幅の小さい方に隣接する周波数スロットを選択して占有する第2の手段と、
    前記既占有周波数スロットを開放するときに、前記既占有周波数スロットが連続する占有帯域が分散配置されていれば、各占有帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が最小の占有帯域の周波数スロットから開放する第3の手段と、
    前記既占有周波数スロットを開放するときに、前記既占有周波数スロットが連続する占有帯域が分散配置されていなければ、該占有帯域の両隣の空き帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が大きい空き帯域に隣接する既占有周波数スロットから開放する第4の手段と
    を備えたことを特徴とするFDMA通信システム。
  7. 1つの基地局装置と複数の端末局装置で構成され、各端末局装置が互いに異なる周波数スロットを占有して通信を行うFDMA通信システムの端末局装置において、
    新たな周波数スロットを占有するときに、空き帯域情報に基づいて、未使用の周波数スロットが連続した空き帯域の中で最も広い空き帯域の中心の周波数スロットを選択して占有する第1の手段と、
    既に占有した周波数スロット(既占有周波数スロット)が存在し、さらに周波数帯域を拡張するときに、既占有周波数スロットの両隣の空き帯域のうち帯域幅の小さい方に隣接する周波数スロットを選択して占有する第2の手段と、
    前記既占有周波数スロットを開放するときに、前記既占有周波数スロットが連続する占有帯域が分散配置されていれば、各占有帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が最小の占有帯域の周波数スロットから開放する第3の手段と、
    前記既占有周波数スロットを開放するときに、前記既占有周波数スロットが連続する占有帯域が分散配置されていなければ、該占有帯域の両隣の空き帯域のうち帯域幅(周波数スロット数)が大きい空き帯域に隣接する既占有周波数スロットから開放する第4の手段と
    を備えたことを特徴とするFDMA通信システムの端末局装置。
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