JP6834107B2 - バッテリーパックを診断するための装置、それを含むバッテリーパック及び自動車 - Google Patents

バッテリーパックを診断するための装置、それを含むバッテリーパック及び自動車 Download PDF

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Description

本発明は、バッテリーパックに亀裂等の損傷が発生したか否かを診断するための装置、それを含むバッテリーパック及び自動車に関する。
本出願は、2018年3月6日出願の韓国特許出願第10−2018−0026445号に基づく優先権を主張し、該当出願の明細書及び図面に開示された内容は、すべて本出願に組み込まれる。
通常、二次電池(rechargeable battery)は、外部電源から供給された電流が正極と負極との間で、物質の酸化還元反応を起こす過程で生成した電気を充電する方式で半永久的な使用が可能な電池を言う。使い捨ての一次電池(primary battery、一般乾電池)が、再使用が不可能で、電池の回収やリサイクルなどにかかる費用が高いという短所がある一方、二次電池は、何回も充電が可能であるという長所を有している。また、二次電池は、ノートブックPCと携帯電話、カムコーダーなど、携帯用の電子機器のみならず、電気自動車の核心素材であり、付加価置が高くて、半導体及びディスプレイと共に21世紀の「3大電子部品」として数えられる。特に、二次電池は、2011年を基準で、世界市場規模が200億ドルを突破しており、電気自動車市場の成長と共に中・大型エネルギー貯蔵用二次電池市場の成長につれ、今後、その規模がさらに拡がると見込まれる。
二次電池は、充電物質に何を使用するかによって、ニッケル電池、イオン電池、リチウムイオン電池、ポリマー電池、リチウムポリマー電池、リチウムスルファ電池などに分けられる。1980年代に、ニッケルカドミウム電池とニッケル水素電池の登場に引き続き、1990年代に、リチウム系二次電池が登場し、2000年代以後、リチウムポリマー電池が導入されながら二次電池の新しい時代を迎えている。
リチウムイオン電池は、最近、電子装備の小型化及び軽量化が実現され、携帯用電子器機の使用が一般化するにつれ、現在、二次電池市場の多くを占めており、リチウムイオンの挿入及び脱離が可能な物質を負極部及び正極部に使用し、正極と負極との間に有機電解液またはポリマー電解質を充電して製造し、リチウムイオンが正極部及び負極部で挿入及び脱離するときの酸化還元反応によって電気的エネルギーを生成する。また、重さが軽く、高容量の電池を製造するに有利であることから、小容量の携帯電話のバッテリーから大容量の電気自動車のバッテリーに至るまで、多様に用いられている。
また、リチウムポリマー電池は、リチウムイオン電池からより一層発展した電池であって、正極と負極との間に固体やゲル状のポリマー材料からなる電解質を使用し、電気を発生させる。模様を多様にすることができ、現在まで開発された二次電池のうち、最も薄い電池を作ることができるという長所がある。
このような二次電池は、通常、複数のバッテリーセルを含んで構成され、各バッテリーセルは、薄く構成されているため、亀裂に敏感であり得る。したがって、生産したバッテリーセルの剛性を検査すべきであり、従来の検査方式は、生産したバッテリーセルを自動車などに装着する前、一部をサンプリングした後、バッテリーセルが破壊されるまで外部から力を加える方式で亀裂及び剛性検査を実施した。
しかし、上述したような従来のバッテリーセル検査方式は、自動車などにバッテリーセルを装着する前に行われることで、自動車にバッテリーセルが装着された以後の亀裂を検査することができず、破壊方式によるため、生産する全てのバッテリーセルの剛性を確認することができないという問題点がある。
本発明は、バッテリーパックの振動の時間変化を示す振動信号をスペクトル密度データに変換し、スペクトル密度データから複数のピーク点を検出し、複数のピーク点に基づき、バッテリーパックの状態を診断するための装置を提供することを目的とする。
なお、本発明の効果は前述の効果に制限されず、言及していないさらに他の効果は、請求範囲の記載から当業者にとって明確に理解されるであろう。
本発明の一面によるバッテリーパックの亀裂を診断するための装置は、センシング部及び前記センシング部に動作可能に結合したプロセッサを含む。前記センシング部は、第1測定時間にわたった前記バッテリーパックの振動の時間変化を示す第1時間−振動信号、前記第1測定時間以後である第2測定時間にわたった前記バッテリーパックの振動の時間変化を示す第2時間−振動信号及び前記第2測定時間以後である第3測定時間にわたった前記バッテリーパックの振動の時間変化を示す第3時間−振動信号を生成するように構成される。前記プロセッサは、前記第1時間−振動信号に基づき、第1スペクトル密度データを生成するように構成される。前記プロセッサは、前記第2時間−振動信号に基づき、第2スペクトル密度データを生成するように構成される。前記プロセッサは、前記第3時間−振動信号に基づき、第3スペクトル密度データを生成するように構成される。前記プロセッサは、前記第1スペクトル密度データから第1複数のピーク点を検出するように構成される。前記プロセッサは、前記第2スペクトル密度データから第2複数のピーク点を検出するように構成される。前記プロセッサは、前記第3スペクトル密度データから第3複数のピーク点を検出するように構成される。前記プロセッサは、前記第1複数のピーク点と前記第2複数のピーク点とを比較し、前記第1複数のピーク点の少なくとも一つを第1固有ピーク点に決定するように構成される。前記プロセッサは、前記第3複数のピーク点のいずれか一つのピーク点の周波数及び前記第1固有ピーク点の周波数に基づき、前記バッテリーパックの亀裂有無を判定するように構成される。
前記プロセッサは、前記第1時間−振動信号を第1周波数−振動信号に変換し、前記第1周波数−振動信号を用いて、前記第1スペクトル密度データを生成し得る。前記プロセッサは、前記第2時間−振動信号を第2周波数−振動信号に変換し、前記第2周波数−振動信号を用いて、前記第2スペクトル密度データを生成し得る。前記プロセッサは、前記第3時間−振動信号を第3周波数−振動信号に変換し、前記第3周波数−振動信号を用いて、前記第3スペクトル密度データを生成し得る。
前記プロセッサは、前記第1複数のピーク点のいずれか一つである第1ピーク点の周波数と、前記第2複数のピーク点のいずれか一つである第2ピーク点の周波数との差に基づき、前記第1ピーク点の周波数における第1周波数変化率を算出し得る。
前記プロセッサは、前記第1周波数変化率が所定の第1基準範囲内である場合、前記第1ピーク点を前記第1固有ピーク点に決定し得る。
前記プロセッサは、前記第1周波数変化率が前記所定の第1基準範囲を外れる場合、前記第1ピーク点を前記第1固有ピークに決定しないことが可能である。
前記プロセッサは、前記第1固有ピーク点の周波数と、前記第3複数のピーク点のいずれか一つである第3ピーク点の周波数との差に基づき、前記第3ピーク点の周波数における第2周波数変化率を算出し得る。
前記プロセッサは、前記第2周波数変化率が所定の第2基準範囲内である場合、前記バッテリーパックに亀裂が発生しなかったと判定し得る。
前記プロセッサは、前記第2周波数変化率が前記所定の第2基準範囲を外れる場合、前記バッテリーパックに亀裂が発生したと判定し得る。
前記センシング部は、前記第3測定時間以後である第4測定時間にわたった前記バッテリーパックの振動の時間変化を示す第4時間−振動信号を生成するように構成され得る。前記プロセッサは、前記第4時間−振動信号に基づき、第4スペクトル密度データを生成し得る。前記プロセッサは、前記第4スペクトル密度データから第4複数のピーク点を検出し得る。前記プロセッサは、前記第3複数のピーク点と前記第4複数のピーク点とを比較し、前記第3複数のピーク点の少なくとも一つを第2固有ピーク点に決定し得る。前記プロセッサは、前記第1固有ピーク点の個数及び前記第2固有ピーク点の個数に基づき、前記バッテリーパックの亀裂有無を判定するように構成され得る。
前記プロセッサは、前記第2固有ピーク点の個数が前記第1固有ピーク点の個数よりも多い場合、前記バッテリーパックに亀裂が発生したと判定するように構成され得る。
本発明の他面によるバッテリーパックは、前記装置を含む。
本発明のさらに他面による自動車は、前記装置を含む。
本発明によれば、バッテリーパックの振動の時間変化を示す振動信号からスペクトル密度データを得て、前記スペクトル密度データから複数のピーク点を検出し、複数のピーク点に基づいてバッテリーパックの亀裂を診断することができる。これによって、負荷からバッテリーパックを電気的に分離しなくても、負荷にバッテリーパックが取り付けられた状態でバッテリーパックの亀裂を正確に診断することができる。
本明細書に添付される次の図面は、本発明の望ましい実施例を例示するものであり、発明の詳細な説明とともに本発明の技術的な思想をさらに理解させる役割をするため、本発明は図面に記載された事項だけに限定されて解釈されてはならない。
バッテリーパックを備える自動車に含まれた本発明の一実施例によるバッテリーの亀裂を診断するための装置を示した図である。
図1の装置の構成を概略的に示した図である。
第1スペクトル密度データと第2スペクトル密度データとの差を例示的に示すグラフである。
第1固有ピーク点及び第3PSDデータを示したグラフである。
第1PSDデータと第3PSDデータとの差を例示的に示すグラフである。
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施例を詳しく説明する。これに先立ち、本明細書及び請求範囲に使われた用語や単語は通常的や辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者自らは発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に則して本発明の技術的な思想に応ずる意味及び概念で解釈されねばならない。
したがって、本明細書に記載された実施例及び図面に示された構成は、本発明のもっとも望ましい一実施例に過ぎず、本発明の技術的な思想のすべてを代弁するものではないため、本出願の時点においてこれらに代替できる多様な均等物及び変形例があり得ることを理解せねばならない。
また、本発明に関連する公知の機能または構成についての具体的な説明が、本発明の要旨をぼやかすと判断される場合、その説明を省略する。
第1、第2などのように序数を含む用語は、多様な構成要素のうちいずれか一つを残りと区別する目的として使用され、このような用語によって構成要素が限定されることではない。
なお、明細書の全体にかけて、ある部分が、ある構成要素を「含む」とするとき、これは特に反する記載がない限り、他の構成要素を除くことではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。また、明細書に記載の「制御ユニット」のような用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を示し、これはハードウェアやソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの結合せにより具現され得る。
さらに、明細書の全体に亘って、ある部分が他の部分と「連結(接続)」されているとするとき、これは、「直接的に連結(接続)」されている場合のみならず、その中間に他の素子を介して「間接的に連結(接続)」されている場合も含む。
図1は、バッテリーパックを備える自動車に含まれた本発明の一実施例によるバッテリーの亀裂を診断するための装置を示す図であり、図2は、図1の装置の構成を概略的に示す図であり、図3は、第1スペクトル密度データと第2スペクトル密度データとの差を例示的に示すグラフである。
図1及び図2を参照すれば、装置100は、バッテリーパックBを備える自動車Cに含まれ得る。装置100は、バッテリーパックBに結合してバッテリーパックBの亀裂有無を診断できる。
装置100は、バッテリーパックBに備えられたバッテリー管理システム(battery management system)に含まれ得る。
前記装置100は、センシング部110、メモリ部120、プロセッサ130及び通知部140を含み得る。
前記バッテリーパックBは、電気的に直列及び/または並列に接続した複数の単位セルを含む。勿論、前記バッテリーパックBが一つの単位セルのみを含むことを制限しない。
前記単位セルは、反復的な充放電が可能であれば、その種類は特に制限されない。一例で、前記単位セルは、パウチタイプのリチウムポリマーバッテリーであり得る。
前記バッテリーパックBは、外部端子を介して多様な外部装置に電気的に結合できる。前記電子装置は、電力を用いて走行する走行装置であり得、一例として、電気自動車、ハイブリッド自動車、ドロンのような無人飛行体、電力グリッドに含まれた大容量の電力貯蔵装置(ESS)またはモバイルデバイスであり得る。この場合、前記バッテリーパックBは、前記外部装置に取り付けられたモジュール化した電池パックに含まれた単位セルの一部または全部を含み得る。
前記バッテリーパックBの外部端子は、充電装置に結合可能に提供され得る。前記充電装置は、バッテリーパックBが取り付けられる外部装置の制御によってバッテリーパックBに選択的に電気的に結合し得る。
前記センシング部110は、プロセッサ130と動作可能に結合する。即ち、センシング部110は、プロセッサ130へ電気的信号を送信するか、またはプロセッサ130から電気的信号を受信することができる。
前記センシング部110は、バッテリーパックBの振動を測定し、測定された振動を示す振動信号を生成するように構成され得る。具体的に、前記センシング部110は、バッテリーパックBの表面に付着する振動センサー(例えば、加速度センサー)を含み得る。センシング部110は、前記振動センサーを用いて、所定の周期ごとに振動信号を生成した後、前記振動信号をプロセッサ130に提供し得る。
前記振動信号は、バッテリーパックBの共振特性に起因した振動成分及び外部の状況(例えば、自動車Cの走行)に起因した振動成分を含み得る。
前記プロセッサ130は、センシング部110から振動信号が受信されれば、信号処理によって前記振動信号をデジタル値に変換してメモリ部120に保存し得る。
前記メモリ部120は、半導体メモリ素子であって、前記プロセッサ130によって生成されるデータを、記録、消去、更新し、バッテリーパックBの亀裂有無を診断するために設けられた複数のプログラムコードを保存する。また、前記メモリ部120は、本発明を実施するときに使用される、予め決められた各種パラメーターの事前設定値を保存し得る。
前記メモリ部120は、データを、記録、消去、更新できると知られた半導体メモリ素子であれば、その種類は特に制限されない。一例として、前記メモリ部120は、DRAM、SDRAM、フラッシュメモリ、ROM、EEPROM、レジスターなどであり得る。前記メモリ部120は、前記プロセッサ130の制御ロジッグを定義したプログラムコードを保存している保存媒体をさらに含み得る。前記保存媒体は、フラッシュメモリやハードディスクのような不活性記憶素子を含む。前記メモリ部120は、プロセッサ130と物理的に分離していてもよく、前記プロセッサ130と一体で統合していてもよい。
前記プロセッサ130は、センシング部110からの振動信号を用いて、スペクトル密度データを生成し得る。即ち、センシング部110によって生成された振動信号は、時間領域で示される関数またはデータの一種であって、プロセッサ130によってスペクトル密度データに変換される。具体的に、前記プロセッサ130は、センシング部110によって生成された時間領域(time domian)の振動信号(以下、「時間−振動信号」と称することがある。)を周波数領域(frequency domian)の振動信号(以下、「周波数−振動信号」と称することがある。)に変換し得る。例えば、前記プロセッサ130は、高速フーリエ変換(fast Fourier transform;FFT)を用いて、センシング部110によって生成された時間−振動信号を周波数−振動信号に変換し得る。その後、前記プロセッサ130は、周波数−振動信号を用いて、スペクトル密度データを生成し得る。
前記スペクトル密度データは、周波数−振動信号の周波数ごとのエネルギーの大きさ、即ち、パワースペクトル密度(power spectrum density;PSD)を示すデータであり得る。
前記プロセッサ130は、第1測定時間にわたってセンシング部110によって測定された振動の時間変化を示す時間−振動信号を用いて、第1スペクトル密度データ(以下、「第1PSDデータ」または「第1PSDカーブ」と称することがある。)を生成し得る。
前記プロセッサ130は、第1PSDデータから複数のピーク点を検出し得る。具体的に、前記プロセッサ130は、第1PSDデータに基づき、周波数の微小変化による第1PSDデータの変化が増加してから減少する周波数と、該周波数におけるPSDと、を第1PSDデータのピーク点として検出し得る。
そのために、前記プロセッサ130は、第1PSDデータに対応する近似関数を微分して一階導関数を算出し、近似関数の一階導関数をさらに微分して二階導関数を算出し得る。前記プロセッサ130は、第1PSDデータに対応する近似関数の一階導関数が0であり、かつ二階微分係数が負数である周波数と、当該周波数におけるPSD値によって決められる位置と、を各々第1PSDデータのピーク点として検出し得る。
前記プロセッサ130は、第1測定時間が経過した後、第2測定時間の間にセンシング部110によって測定された振動の時間変化を示す時間−振動信号を用いて、第2スペクトル密度データ(以下、「第2PSDデータ」または「第2PSDカーブ」と称することがある。)を算出し得る。第2測定時間は、第1測定時間とは外部状況が変わった期間であり得る。
前記プロセッサ130は、第1PSDデータから複数のピーク点を検出した過程と同様に、第2PSDデータから複数のピーク点を検出し得る。
前記プロセッサ130は、第1PSDデータから検出された複数のピーク点と、第2PSDデータから検出された複数のピーク点とを比較することで、第1PSDデータから検出された複数のピーク点の少なくとも一つを第1固有ピーク点に決定し得る。
具体的に、前記プロセッサ130は、第1PSDデータから複数のピーク点の少なくとも一つのピーク点の周波数における第1周波数変化率に基づき、第1PSDデータから複数のピーク点の少なくとも一つのピーク点を第1固有ピーク点に決定し得る。具体的に、前記プロセッサ130は、第1PSDデータから検出された複数のピーク点のいずれか一つのピーク点の周波数と、第2PSDデータから検出された複数のピーク点のいずれか一つのピーク点の周波数との差に基づき、第1周波数変化率を算出し得る。
前記プロセッサ130は、下記の数式1を用いて第1周波数変化率を算出することができる。
ここで、Vf1は第1周波数変化率、f1は、第1PSDデータから検出された複数のピーク点のいずれか一つのピーク点の周波数、f2は、第2PSDデータから検出された複数のピーク点のいずれか一つのピーク点の周波数である。
図3に示したように、第1PSDデータから複数のピーク点P1−1〜P1−4)が検出され、第2PSDデータから複数のピーク点P2−1〜P2−4が検出され得る。
例えば、前記プロセッサ130は、第1PSDデータから検出された複数のピーク点P1−1〜P1−4のうち周波数による特定の順序(例えば、一番目)にあるピーク点(例えば、P1−1)の周波数を数式1のf1として用い、第2PSDデータから検出された複数のピーク点P2−1〜P2−4のうち前記特定の順序にあるピーク点(例えば、P2−1)の周波数をf2として用い得る。
他の例で、前記プロセッサ130は、第2PSDデータから検出された複数のピーク点P2−1〜P2−4の周波数のうち、f1として選択された周波数と最も小さい差を有する周波数をf2として用い得る。
前記プロセッサ130は、ピーク点P1−1の周波数とピーク点P2−1の周波数との差に基づき、第1周波数変化率を算出し得る。前記プロセッサ130は、ピーク点P1−2の周波数とピーク点P2−2の周波数との差を用いて、第1周波数変化率を算出し得る。前記プロセッサ130は、ピーク点P1−3の周波数とピーク点P2−3の周波数との差を用いて、第1周波数変化率を算出し得る。前記プロセッサ130は、ピーク点P1−4の周波数とピーク点P2−4の周波数との差を用いて、第1周波数変化率を算出し得る。
例えば、前記プロセッサ130は、ピーク点P1−1の周波数である13Hzとピーク点P2−1の周波数である22Hzとの差を用いて、第1周波数変化率として69.2%を算出し得る。他の例で、前記プロセッサ130は、ピーク点P1−2の周波数である40Hzとピーク点P2−2の周波数である 40.5Hzとの差を用いて、第1周波数変化率として1.25%を算出し得る。
前記プロセッサ130は、第1周波数変化率が所定の第1基準範囲内に含まれるか否かを判断し、判断結果に基づいて第1PSDデータから検出された複数のピーク点P1−1〜P1−4の少なくとも一つを第1固有ピーク点に決定し得る。
具体的に、前記プロセッサ130は、複数のピーク点P1−1〜P1−4のうち特定のピーク点の周波数を数式1のf1として用いて得られた第1周波数変化率が所定の第1基準範囲内であれば、該特定のピーク点を第1固有ピーク点に決定し得る。逆に、前記プロセッサ130は、複数のピーク点P1−1〜P1−4の特定のピーク点の周波数を数式1のf1として用いて得られた第1周波数変化率が所定の第1基準範囲を外れれば、該特定ピーク点を第1固有ピーク点に決定しないことが可能である。
所定の第1基準範囲が−10〜10%であるとしよう。そうすれば、前記プロセッサ130は、ピーク点P1−2の周波数とピーク点P2−2の周波数との差を用いて算出された第1周波数変化率である1.25%が所定の第1基準範囲内に含まれるので、ピーク点P1−2を第1固有ピーク点に決定し得る。一方、前記プロセッサ130は、ピーク点P1−1の周波数とピーク点P2−1の周波数との差を用いて算出された第1周波数変化率である69.2%は、所定の第1基準範囲を外れるので、ピーク点P1−1を第1固有ピーク点に決定しないことが可能である。
これによって、前記プロセッサ130は、複数のピーク点P1−1〜P1−4のうち二番目のピーク点P1−2のみを第1固有ピーク点に選択し得る。第1固有ピーク点P1−2は、バッテリーパックBそのものの共振特性によって発生する振動成分に起因したものであり得る。以下では、説明の便宜のために、第1PSDデータから検出された複数のピーク点P1−1〜P1−4の一つであるピーク点P1−2のみが第1固有ピーク点に決定されたと仮定する。
複数のピーク点P1−1〜P1−4のうち第1固有ピーク点P1−2に決定されなかった残りのピーク点P1−1、P1−3、P1−4は、バッテリーパックBそのものの共振特性ではなく外部環境(例えば、自動車Cの走行)によって発生したと看做し得る。
図4は、第1固有ピーク点及び第3PSDデータを示したグラフであり、図5は、第1PSDデータと第3PSDデータとの差を例示的に示すグラフである。
図4を参照すれば、前記プロセッサ130は、第2測定時間が経過した後、第3測定時間の間にセンシング部110によって測定された振動の時間変化を示す時間−振動信号を用いて、第3スペクトル密度データ(以下、「第3PSD データ」または「第3PSDカーブ」と称することがある。)を生成し得る。第3測定時間は、第2測定時間とは外部状況が変わった期間であり得る。
前記プロセッサ130は、第1PSDデータから複数のピーク点P1−1〜P1−4を検出した過程と同様に、第3PSDデータから複数のピーク点P3−1〜P3−5を検出し得る。具体的に、プロセッサ130は、第3測定時間の間に測定された振動の時間変化を示す時間−振動信号を周波数−振動信号に変換する。その後、プロセッサ130は、第3測定時間に対する周波数−振動信号を用いて、第3PSDデータを生成し得る。その後、プロセッサ130は、第3PSDデータから複数のピーク点P3−1〜P3−5を検出し得る。
第1測定時間及び第2測定時間は、第1固有ピーク点を決定するのに要求される期間であり得、第3測定時間は、バッテリーパックBの亀裂有無を診断するのに要求される期間であり得る。
前記プロセッサ130は、バッテリーパックBが自動車Cに装着されてから所定の期間が経過する前(例えば、第1測定時間、第2測定時間)に第1固有ピーク点P1−2を決定した後、バッテリーパックBが自動車Cに装着されたときから所定の期間が経過した後である第3測定時間にわたって測定されたバッテリーパックBの振動の時間変化に基づき、バッテリーパックBの亀裂有無を診断し得る。
前記プロセッサ130は、第1固有ピーク点P1−2の周波数と、第3PSDデータから検出された複数のピーク点のいずれか一つのピーク点の周波数との差に基づき、第2周波数変化率を算出し得る。具体的に、前記プロセッサ130は、第3PSDデータから検出された複数のピーク点P3−1〜P3−5のうち第1固有ピーク点P1−2の周波数に最も近接した周波数を有するいずれか一つのピーク点(例えば、P3−2)を選択し得る。
その後、前記プロセッサ130は、第1固有ピーク点P1−2の周波数と、前記選択されたピーク点(例えば、P3−2)の周波数との差に基づき、第2周波数変化率を算出し得る。
前記プロセッサ130は、下記の数式2を用いて、第2周波数変化率を算出し得る。
ここで、Vf2は第2周波数変化率、fcは第1固有ピーク点P1−2の周波数、f3は第3PSDデータから複数のピーク点P3−1〜P3−5のうち前記選択されたピーク点(例えば、P3−2)の周波数である。
例えば、前記プロセッサ130は、複数のピーク点P3−1〜P3−5各々の周波数のうち第1固有ピーク点P1−2の周波数である40Hzに最も近接した周波数45Hzを有するピーク点P3−2を、数式2のf3として選択し得る。
その後、第1固有ピーク点P1−2に対応する周波数である40Hzと複数のピーク点P3−1〜P3−5より選択されたピーク点P3−2の周波数である45Hzとの差を用いて、第2周波数変化率である12.5%を算出し得る。
前記プロセッサ130は、第2周波数変化率が所定の第2基準範囲内に含まれるか否かを判断し、判断結果に基づいてバッテリーパックBの亀裂有無を診断し得る。具体的に、前記プロセッサ130は、第2周波数変化率が所定の第2基準範囲を外れれば、バッテリーパックBに亀裂が発生したと診断し得る。一方、前記プロセッサ130は、第2周波数変化率が所定の第2基準範囲内であれば、バッテリーパックBに亀裂が発生しなかったと診断し得る。
所定の第2基準範囲が−10〜10%であるとしてみよう。そうすれば、前記プロセッサ130は、前記算出された第2周波数変化率である12.5%が所定の第2基準範囲外であるので、バッテリーパックBに亀裂が発生したと診断し得る。
プロセッサ130は、第3測定時間が経過した後、第4測定時間の間にセンシング部110によって測定された振動の時間変化を示す時間−振動信号を用いて、第4スペクトル密度データ(以下、「第4PSDデータ」または「第4PSDカーブ」と称することがある。)を生成し得る。第4測定時間は、第3測定時間と同様に、バッテリーパックBの亀裂有無を診断するのに要求される期間であり得る。説明の便宜のために、第4PSDデータの図示は省略した。
前記プロセッサ130は、第1PSDデータ、第2PSDデータ及び第3PSDデータの各々から複数のピーク点を検出した過程と同様に、第4PSDデータから複数のピーク点を検出し得る。具体的に、プロセッサ130は、第4測定時間の間に測定された振動の時間変化を示す時間−振動信号を、周波数−振動信号に変換する。その後、プロセッサ130は、第4測定時間に対する周波数−振動信号を用いて、第4PSDデータを生成し得る。その後、プロセッサ130は、第4PSDデータから複数のピーク点を検出し得る。
その次、前記プロセッサ130は、第3PSDデータと第4PSDデータとを比較することで、第3PSDデータから検出された複数のピーク点の少なくとも一つを第2固有ピーク点に決定し得る。具体的に、前記プロセッサ130は、数式1を用いて第3周波数変化率を算出し得る。この場合、数式1のVf1は第3周波数変化率、f1は第3PSDデータから検出された複数のピーク点のいずれか一つのピーク点の周波数、f2は第4PSDデータから検出された複数のピーク点のいずれか一つのピーク点の周波数である。この場合、f2は、第4PSDデータから検出された複数のピーク点の周波数のうち、f1との差が最も小さいいずれか一つの周波数であり得る。
前記プロセッサ130は、第3周波数変化率が所定の第3基準範囲内であれば、第3周波数変化率を算出するのに用いられたf1を周波数として有する第3PSDデータのピーク点を第2固有ピーク点に決定し得る。一方、前記プロセッサ130は、第3PSDデータの特定のピーク点の周波数をf1として用いて得えられた第3周波数変化率が所定の第3基準範囲を外れれば、第3PSDデータの特定のピーク点を第2固有ピーク点に決定しないことが可能である。所定の第3基準範囲は、所定の第1基準範囲と同一または相異なり得る。
プロセッサ130は、第1PSDデータと第2PSDデータとを比較することで算出された第1固有ピーク点の個数、及び第3PSDデータと第4PSD データとを比較することで算出された第2固有ピーク点の個数に基づき、バッテリーパックBの亀裂有無を診断し得る。
プロセッサ130は、第1固有ピーク点の個数と第2固有ピーク点の個数とが同一でなければ(例えば、第2固有ピーク点が第1固有ピーク点よりも多ければ)、バッテリーパックBに亀裂が発生したと診断し得る。一方、プロセッサ130は、第1固有ピーク点の個数と第2固有ピーク点の個数とが同一であれば、バッテリーパックBに亀裂が発生しなかったと診断し得る。
例えば、図5に示したように、第1固有ピーク点P1−2が一つであり、第2固有ピーク点P3−2、P3−5が二つである場合、プロセッサ130は、バッテリーパックBに亀裂が発生したと診断し得る。各固有ピーク点は、バッテリーパックBそのものの共振特性に起因したのである。したがって、固有ピーク点の個数が変わったということ(例えば、時間の経過につれて固有ピーク点の個数が増加したこと)は、バッテリーパックBの亀裂によってバッテリーパックBそのものの共振特性が変化したことを意味する。
これによって、プロセッサ130は、バッテリーパックBが装着された自動車Cが停止状態にあるときは勿論、自動車Cの走行中においても、バッテリーパックBの亀裂有無を診断できる。
前記プロセッサ130は、バッテリーパックBの亀裂有無に対する診断結果を示すメッセージを通信端子を介して外部装置に伝送し得る。
前記プロセッサ130は、多様な制御ロジックを実行するために当業界に知られたASIC(application−specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路、レジスター、通信モデム、データ処理装置などを選択的に含み得る。プロセッサ130によって実行可能な多様な制御ロジッグは、少なくとも一つ以上が組み合わせられ、組み合わせられた制御ロジッグは、コンピュータが読出可能なコード体系で作成され、コンピュータが読出可能な記録媒体に収録され得る。記録媒体は、コンピュータに含まれたプロセッサ130によってアクセス可能なものであれば、その種類は特に制限されない。一例として、記録媒体は、ROM、RAM、レジスター、CD−ROM、磁気テープ、ハードディスク、フロッピーディスク及び光データ記録装置を含む群より選択された少なくとも一つ以上を含む。また、コード体系は、キャリア信号に変調されて特定の時点で通信キャリアに含まれ得、ネットワークによって連結されたコンピュータに分散して保存されて実行され得る。また、組み合わせられた制御ロジッグを具現するための機能的なプログラム、コード及びコードセグメントは、本発明が属する技術分野におけるプログラマーによって容易に推論できる。
前記通知部140は、前記プロセッサ130による診断結果を外部に出力できる。より具体的に、前記通知部140は、上述の診断結果を、記号、数字及びコードのいずれか一つ以上を用いて表示するディスプレイ部及び音で出力するスピーカー装置の一つ以上を備え得る。
本発明によるバッテリー管理装置は、上述の装置100を含み得る。これによって、バッテリー管理装置が管理するバッテリーパックBに対して亀裂有無を診断できる。
本発明による自動車Cは、前記装置100を含み得る。
以上で説明した本発明の実施例は、必ずしも装置及び方法を通じて具現されることではなく、本発明の実施例の構成に対応する機能を実現するプログラムまたはそのプログラムが記録された記録媒体を通じて具現され得、このような具現は、本発明が属する技術分野における専門家であれば、前述した実施例の記載から容易に具現できるはずである。
以上、本発明を限定された実施例と図面によって説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の属する技術分野で通常の知識を持つ者によって本発明の技術思想と特許請求の範囲の均等範囲内で多様な修正及び変形が可能であることは言うまでもない。
また、上述の本発明は、本発明が属する技術分野における通常の知識を持つ者によって本発明の技術思想から脱しない範囲内で多様な置換、変形及び変更が可能であるため、上述の実施例及び添付された図面によって限定されず、多様な変形が行われるように各実施例の全部または一部を選択的に組み合わせて構成可能である。

Claims (12)

  1. バッテリーパックの状態を診断するための装置であって、
    第1測定時間にわたった前記バッテリーパックの振動の時間変化を示す第1時間−振動信号、前記第1測定時間以後である第2測定時間にわたった前記バッテリーパックの振動の時間変化を示す第2時間−振動信号及び前記第2測定時間以後である第3測定時間にわたった前記バッテリーパックの振動の時間変化を示す第3時間−振動信号を生成するように構成されたセンシング部と、
    前記センシング部に動作可能に結合したプロセッサと、を含み、
    前記プロセッサは、
    前記第1時間−振動信号に基づき、第1スペクトル密度データを生成し、
    前記第2時間−振動信号に基づき、第2スペクトル密度データを生成し、
    前記第3時間−振動信号に基づき、第3スペクトル密度データを生成し、
    前記第1スペクトル密度データから第1複数のピーク点を検出し、
    前記第2スペクトル密度データから第2複数のピーク点を検出し、
    前記第3スペクトル密度データから第3複数のピーク点を検出し、
    前記第1複数のピーク点と前記第2複数のピーク点とを比較し、前記第1複数のピーク点の少なくとも一つを第1固有ピーク点に決定し、
    前記第3複数のピーク点のいずれか一つのピーク点の周波数及び前記第1固有ピーク点の周波数に基づき、前記バッテリーパックの状態を判定するように構成される、装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記第1時間−振動信号を第1周波数−振動信号に変換し、
    前記第1周波数−振動信号を用いて、前記第1スペクトル密度データを生成し、
    前記第2時間−振動信号を第2周波数−振動信号に変換し、
    前記第2周波数−振動信号を用いて、前記第2スペクトル密度データを生成し、
    前記第3時間−振動信号を第3周波数−振動信号に変換し、
    前記第3周波数−振動信号を用いて、前記第3スペクトル密度データを生成するように構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記第1複数のピーク点のいずれか一つである第1ピーク点の周波数と、前記第2複数のピーク点のいずれか一つである第2ピーク点の周波数との差に基づき、前記第1ピーク点の周波数における第1周波数変化率を算出するように構成される、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記第1周波数変化率が所定の第1基準範囲内である場合、前記第1ピーク点を前記第1固有ピーク点に決定するように構成される、請求項3に記載の装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記第1周波数変化率が前記所定の第1基準範囲を外れる場合、前記第1ピーク点を前記第1固有ピーク点に決定しないように構成される、請求項4に記載の装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記第1固有ピーク点の周波数と、前記第3複数のピーク点のいずれか一つである第3ピーク点の周波数との差に基づき、前記第3ピーク点の周波数における第2周波数変化率を算出するように構成される、請求項3から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記第2周波数変化率が所定の第2基準範囲内である場合、前記バッテリーパックに損傷が発生しなかったと判定するように構成される、請求項6に記載の装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記第2周波数変化率が前記所定の第2基準範囲を外れる場合、前記バッテリーパックに損傷が発生したと判定するように構成される、請求項7に記載の装置。
  9. 前記センシング部は、
    前記第3測定時間以後である第4測定時間にわたった前記バッテリーパックの振動の時間変化を示す第4時間−振動信号を生成するように構成され、
    前記プロセッサは、
    前記第4時間−振動信号に基づき、第4スペクトル密度データを生成し、
    前記第4スペクトル密度データから第4複数のピーク点を検出し、
    前記第3複数のピーク点と前記第4複数のピーク点とを比較し、前記第3複数のピーク点の少なくとも一つを第2固有ピーク点に決定し、
    前記第1固有ピーク点の個数及び前記第2固有ピーク点の個数に基づき、前記バッテリーパックの状態を判定するように構成される、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記プロセッサは、
    前記第2固有ピーク点の個数が前記第1固有ピーク点の個数よりも多い場合、前記バッテリーパックに損傷が発生したと判定するように構成される、請求項9に記載の装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の前記装置を含む、バッテリーパック。
  12. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の前記装置を含む、自動車。
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