JP6832214B2 - 判定装置、及び判定方法 - Google Patents
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そこで、例えばビールディスペンサに取り付けられ、ビールホース(以下、ホース)内を流れる液体の流量を計測する流量計による計測結果、注出されたビールの温度を計測する温度計による計測結果、及びビールの液種及び水を判定するための導電率計による計測結果に基づいて、注出したビールの液種と量を記録するとともに、ホース内にビールとは導電率が異なる洗浄液が流れたか否かによりホースを洗浄したか否かを記録する監視システムがある(例えば、特許文献1参照)。
また、ビールディスペンサのメンテナンス状況を確認する品質管理システムとして、ビールディスペンサのホースに外部から光を照射し、透過した光を検知することでホースが空液状態か否かを判断し、営業時間外に空液状態が所定時間以上継続していない場合にホースが未清掃であると判断する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
以下、第1の実施形態の判定装置20を、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態の判定装置20が適用されるシステムの一例を示す図である。図1の例に示すセンシングシステムにおいては、店舗1と、サーバ2と、ユーザ端末群3とが、ネットワーク4を介して相互に接続されている。センシングシステムにおいては、集計装置10からの情報が、ネットワーク4を介してサーバ2に送信される。サーバ2は、集計装置10から受信した情報を記憶装置21に記憶する。サーバ2は、判定装置20により記憶装置21に記憶した集計装置10からの情報に基づいて、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定する。サーバ2は、ユーザ端末群3の端末30からの要求に基づいて、端末30が要求する店舗のビールディスペンサに対して行われた操作を判定装置20により判定し、判定結果を端末30に送信する。また、サーバ2は、端末30からの要求があるか否かに関わらず、所定の間隔で操作を判定する処理を行い、判定結果を記憶装置21に記憶させてもよい。端末30は記憶装置21に記憶された判定結果を参照することにより、所望の店舗のビールディスペンサに対して行われた操作を、任意のタイミングで取得することができる。
判定装置20は、記憶装置21から店舗1の流量情報と満水検知情報を取得し、取得した流量情報と満水検知情報とに基づいて、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定する。判定装置20は、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定した判定結果を、記憶装置21に記憶させる。
なお、以下の説明で用いる図では、満水検知情報が満水の状態を「H」または「1」で示し、空の状態を「L」または「0」で示す場合がある。
ビール供給操作は、ビールディスペンサからビールをジョッキ等に供給する操作である。
水洗浄操作は、水などの液体によりホース内を洗浄する操作である。
スポンジ洗浄操作は、ホース内にホースの内周に合った形状のスポンジを挿入し、ホース内を水で満たすとともに炭酸ガスボンベからの圧力により水を流すことでスポンジを移動させ、スポンジをホースの内壁を擦らせながら移動させることでホースの内側を洗浄する操作である。
呼び込み操作は、ビール樽から注出されるビールでホース内を満たし、ビールを供給する準備を行う操作である。
なお、判定装置20がビールディスペンサに対して行われた操作を判定する方法については、後で詳しく説明する。
ネットワーク4は、例えば、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、インターネット、プロバイダ装置、無線基地局、専用回線などのうちの一部または全部を含む通信網である。
判定情報記憶部211が記憶する情報の構造を、図4を用いて説明する。図4は、判定情報記憶部211に記憶される情報の構造の一例を示す図である。図4(a)は、ビール供給操作情報記憶部211Aに記憶される情報の構造の一例を示す図である。図4(b)は、水洗浄操作情報記憶部211Bに記憶される情報の構造の一例を示す図である。図4(c)は、スポンジ洗浄操作情報記憶部211Cに記憶される情報の構造の一例を示す図である。図4(d)は、呼び込み操作情報記憶部211Dに記憶される情報の構造の一例を示す図である。図4(e)は、判定情報記憶部211に記憶される情報の構造の図4(a)〜(d)とは異なる構造の一例を示す図である。なお、図4(a)〜(d)それぞれの情報の構造は、同じ構造であるため、図4(a)の構造のみを説明し、図4(b)〜(d)の構造については説明を省略する。
図4(e)に示すように、判定情報記憶部211は、判定装置20において操作を判定した結果を、操作(ビール供給操作、水洗浄操作、スポンジ洗浄操作、呼び込み操作)の種別ごとに分けずに、時系列に記憶してもよい。
図4(e)の例では、判定情報記憶部211には、開始日時、終了日時、操作種別、グラスサイズ、注入量、注水時間のそれぞれの項目を有する。開始日時は操作が開始された日時である。終了日時は操作が終了した日時である。操作種別は、判定装置20が判定した操作(ビール供給操作、水洗浄操作、スポンジ洗浄操作、呼び込み操作)の種別である。グラスサイズは、ビール供給操作によりホースを流れたビールの総流量に応じた区分である。注入量は、各操作によりホースを流れた液体の総流量である。注水時間は、操作が開始されてから終了するまでに要した時間である。
図4(e)の例において、グラスサイズは、ビール供給操作の際にビールが注がれるグラス等の容器の容量に対応しており、総流量が小グラスの容量に相当する場合は「small」、ピッチャーの容量に相当する場合は「Pitcher」等が記憶される。また、グラスサイズは、ビール供給操作以外の操作(呼び込み操作等)の場合には、その内容が記憶されない。図4(e)では、呼び込み操作、ビール供給操作(small)、ビール供給操作(Pitcher)、水洗浄、スポンジ洗浄、の順に操作が判定された場合の例を示している。
ビール供給操作は、ビールディスペンサからビールをジョッキ等に供給する操作である。ビール供給操作は、ホースに液体(ビール)が満たされた状態で開始され、ホースに液体(ビール)が満たされた状態で終了する。操作判定部201は、これを利用して、ビール供給操作の判定を行う。
図5を用いて、操作判定部201が、ビール供給操作を判定する方法について、説明する。図5は、判定装置20が行うビール供給操作を判定する処理を説明するための図である。図5(a)は、ビールディスペンサに対してビール供給操作が行われた場合の、流量情報と満水検知情報の一例を示す図である。図5(b)は、ビールディスペンサに対して連続してビール供給操作が行われた場合の、流量情報と満水検知情報の一例を示す図である。図5(a)、(b)の横軸は時刻、縦軸の第1軸は流速[L/min]、縦軸の第2軸は満水検知情報をそれぞれ示す。
水洗浄操作は、水などの液体によりホース内部を洗浄する操作である。水洗浄操作では、ビールディスペンサと接続させていたビール樽を水洗浄用の洗浄樽に交換し、洗浄樽に満たされた液体(例えば、水)を炭酸ガスボンベからの圧力を用いてホースに通し、ビールの注ぎ口から出すことにより、ホースおよびビールの注ぎ口を洗浄する。このため、水洗浄操作では、ホース内がビールで満たされた状態、つまり満水の状態で操作が開始される。また、水洗浄操作では、通過した水が注ぎ口から出された時点で水洗浄操作が終了するため、水洗浄操作の後は、ホースが空の状態となる。また、ビールの注ぎ口には、ビール液が出てくる注ぎ口と、ビールの泡が出てくる注ぎ口の2つの口があり、両方の注ぎ口にそれぞれ水を通して洗浄を行う。
操作判定部201は、水洗浄操作がホースに液体(ビール)が満たされた状態で開始され、ホースを液体(水)が通過した後、ホースに液体が満たされていない空の状態で終了することを利用して、水洗浄操作の判定を行う。
操作判定部201は、点C1に到達する前の時刻において第1状態を、点C1から点D1までは第2状態をそれぞれ検出する。また、操作判定部201は、D1からC2までは第1状態、点C2から点D2までは第2状態をそれぞれ検出する。操作判定部201は、D1からC2までの時間間隔が所定の時間間隔に満たない場合には、オペレーション区間を区切らない。この場合、操作判定部201は、点C1から点D2までの区間を、オペレーション区間として抽出する。
操作判定部201は、点C3に到達する前の時刻において第1状態を、点C3から点D3までは第2状態、D3からC4までは第1状態、点C4から点D4までは第2状態、D4からC5までは第1状態、点C5から点D5までは第2状態をそれぞれ検出する。操作判定部201は、D3からC4までの時間間隔、D4からC5までの時間間隔が所定の時間間隔に満たない場合には、オペレーション区間を区切らない。この場合、操作判定部201は、点C3から点D5までの区間を、オペレーション区間として抽出する。
スポンジ洗浄操作は、ホース内部にホースの内径に合ったスポンジを挿入し、スポンジがホースの内壁を擦りながら移動することでホースの内側を洗浄する操作である。スポンジ洗浄の操作においては、ホースを通過したスポンジがビールの注ぎ口から出てくるため、スポンジ洗浄操作を開始する前に、スポンジ洗浄用に、注ぎ口を組み替える。また、スポンジ洗浄操作は、水洗浄操作が行われた後に行われる操作である。水洗浄操作はホースが空の状態で終了することから、スポンジ洗浄操作は、ホースが空の状態から開始される。スポンジ洗浄操作では、ホース内を通過した水やスポンジが注ぎ口から出されるため、スポンジ洗浄操作の後は、ホースが空の状態となる。
操作判定部201は、スポンジ洗浄操作が、ホースが空の状態で開始され、ホースを液体(水及びスポンジ)が通過した後、ホースが空の状態で終了することを利用して、スポンジ洗浄操作の判定を行う。
図7の例では、流量情報が、点Fに到達する前の時刻において閾値th以下となり、点Fにおいて閾値th以上となり、点Gにおいて閾値th以下となっている。
操作判定部201は、点Fに到達する前の時刻において第1状態を、点Fから点Gまでは第2状態を、それぞれ検出する。この場合、操作判定部201は、点Fから点Gまでの区間を、オペレーション区間として抽出する。
呼び込み操作は、ビール樽に充填されたビールでホース内を満たし、ビールを供給する準備を行う操作である。呼び込み操作は、例えば営業開始時に行われる。営業開始時に呼び込み操作が行われる場合、前日の営業終了時にホースが水洗浄され、水洗浄操作後のホースは空の状態となることから、呼び込み操作はホースが空の状態から開始される。また、呼び込み操作は、樽切れによる樽交換時にも行われる場合がある。樽切れとは、ビール樽に充填されたビールがすべて注出された状態である。樽交換時に呼び込み操作が行われる場合、樽切れによってホース内に充満していたビールが排出され、ホースが空の状態となることから、呼び込み操作は、ホースが空の状態から開始される。また、呼び込み操作においては、ホース内をビールで満たすことで操作が終了となることから、呼び込み操作の後は、ホースが満水の状態となる。
操作判定部201は、呼び込み操作が、ホースが空の状態で開始され、ホースが液体(ビール)でみたされた満水の状態で終了することを利用して、呼び込み操作の判定を行う。
図8の例では、流量情報が、点Hに到達する前の時刻において閾値th以下となり、点Hにおいて閾値th以上となり、点Iにおいて閾値th以下となっている。
操作判定部201は、点Hに到達する前の時刻において第1状態を、点Hから点Iまでは第2状態を、それぞれ検出する。この場合、操作判定部201は、点Hから点Iまでの区間を、オペレーション区間として抽出する。
これにより、第1の実施形態の判定装置20は、情報取得部200により流量情報と満水検知情報とを取得することができる。また、取得した流量情報と満水検知情報とを用いて、操作判定部201は、ホースに液体が流れたか否か、およびホースが満水か空かを判定することができる。操作判定部201は、ホースに液体が流れた区間を検出することで、ビールディスペンサに対して何らかの操作が行われたと判定することができる。さらに、操作判定部201は、ホースに液体が流れた区間の前後においてホースが満水か空かを検出することができる。このため、操作判定部201は、ホースが満水の状態からホースに液体が流れ始めたか、ホースが空の状態からホースに液体が流れ始めたか、によってビールディスペンサに対して行われた操作を判別することができる。例えば、ホースが満水の状態から液体が流れ、ホースが満水の状態で流れが終了したら、ビールディスペンサに対して行われた操作はビール供給操作であると判定することができる。また、ホースが空の状態から液体が流れ、ホースが空の状態で流れが終了したら、ビールディスペンサに対して行われた操作はスポンジ洗浄操作であると判定することができる。従って、導電率からビールか水かを判断し、判断した結果に基づいて水洗浄操作か否かを判定したりする必要がない。また、空状態となった時刻が営業時間であるか否か、および空状態が継続した時間をみて水洗浄が行われたか判定する必要もない。第1の実施形態の判定装置20は、ビールディスペンサに対して行われる操作状況を、装置規模を大掛かりにすることなく判定することができる。
第1の実施形態では、操作判定部201は、所定の閾値を用いて、オペレーション区間の開始点(以下、開始点)を検出した。第2の実施形態では、操作判定部201は、2つの閾値を用いて開始点を検出する。以下において、操作判定部201が2つの閾値を用いて開始点を検出する方法について説明する。なお、操作判定部201は、オペレーション区間の終了点についても第2の実施形態で説明する方法と同様な方法により検出をすることができる。終了点を検出する場合、終了点を探索する方向は、開始点を探索する方向と反対の方向となる。
操作判定部201は、点J1から点K1までを第2状態であると検出し、この区間をオペレーション区間とする。この場合の、開始点は点J1であるが、図9(a)の例では、点J1より前の時刻において、すでにある程度の流速が計測されている。また、オペレーション区間の終了点となる点K1より後の時刻においてもある程度の流速が計測されている。点K1以後の時刻においても、操作判定部201は、点J2から点K2まで、および点J3から点K3までを第2状態として検出するが、それぞれの開始点以前、および終了点以後の時刻においてある程度の流速が計測されている。操作判定部201は、開始点を、より正確に検出するために、例えば、閾値thを、より小さい値とする。
操作判定部201は、閾値th2以下となる点J5を仮の開始点とする。ここで、仮の開始点としたのは、点J5の時刻以前の期間に開始点とすべき点がある可能性があるためである。点J5の時刻以前の期間に開始点とすべき点がない場合、点J5の時刻が開始点となる。
また、操作判定部201は、仮の開始点(点J6)の時刻以前の探索期間を探索対象として、開始点を探索する。操作判定部201は、探索期間内(期間2)にある揺れ(領域E8)を検出した場合、その揺れの始まりに相当する点(点J7)を仮の開始点とする。
操作判定部201は、流速が閾値th2以下となる時刻t4を開始点の時刻とする。また、操作判定部201は、時刻t4を探索期間の基準時刻とする(ステップS8)。そして、操作判定部201は、ステップS4に戻る。
また、操作判定部201は、ステップS2において、時刻t1の流速が閾値th1を上回らない場合(ステップS2、YES)、ステップS1の処理に戻る。
これにより、操作判定部201は、閾値th1によりホースに液体が流れた区間の開始点の付近を大まかにとらえることができる。操作判定部201は、閾値th1以上となる点を手掛かりとしてその時刻以前を探索期間とすることができ、より正確に開始点を検出することができる。また、操作判定部201は、閾値th2により、閾値th1を超える前であって閾値th2以上かつ閾値th1以下の流量を検出した区間をオペレーション区間とすることができる。このため、第2の実施形態における判定装置20では、第1の実施形態と同様の効果を奏する他、より正確にオペレーション区間の開始点を検出することができる。
操作判定部201は、流量が閾値th2以下から閾値th2以上に変化する時刻がない場合、基準時刻をオペレーション区間の開始点の時刻とする(例えば、点J5)。
一方、操作判定部201は、基準時刻の時刻以前の探索期間において、流量が閾値th2以上となる時刻がある場合、閾値th2以上から閾値th2以下に変化する時刻を探索する。操作判定部201は、閾値th2以下に変化する時刻がある場合、基準時刻をその時刻とする(例えば、点J6)。これにより操作判定部201は、探索期間に閾値th2を超える流量が検出された場合、さらに探索期間を、時刻を遡る方向に延長して開始点を探索することができる。このため、第2の実施形態における判定装置20では、第1の実施形態と同様の効果を奏する他、流量が閾値th2付近を上下しながら徐々に増加する場合があっても、より正確にオペレーション区間の開始点を検出することができる。
なお、判定装置20は、探索期間を延長して探索を行う回数に上限を設けてもよい。
第2の実施形態では、操作判定部201は、探索期間内に流速に基づいて、流速が閾値th2を超えるか否かを判定して開始点を検出した。第2の実施形態の変形例では、操作判定部201は、満水検知情報に基づいて、開始点を検出する。ここでは開始点を検出する方法について説明するが、操作判定部201は、オペレーション区間の終了点についても本変形例で説明する方法と同様な方法により検出をすることができる。終了点を検出する場合、終了点を探索する方向は、開始点を探索する方向と反対の方向となる。
一方、操作判定部201は、ステップS10において探索期間内に、満水検知情報が空となる時刻t5がない場合(ステップS10、NO)、ステップS9に戻る。また、操作判定部201は、ステップS11において時刻t5の空状態が所定期間継続していない場合(ステップS11、NO)、ステップS9に戻る。
これにより、実施形態の判定装置20は、情報取得部200により流量情報と満水検知情報とを取得することができる。また、取得した流量情報と満水検知情報とを用いて、操作判定部201は、ホースに液体が流れたか否か、およびホースが満水か空かを判定することができる。操作判定部201は、ホースに液体が流れた区間を検出することで、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定することができ、実施形態の判定装置は、導電率や営業時間に基づくことなく、つまり装置規模を大掛かりにすることなく、また操作を判定する精度を劣化させることなくビールディスペンサに対して行われる操作状況を判定することができる。
Claims (4)
- 飲料供給管を介して飲料を供給する飲料供給装置に対して行われた操作を判定する判定装置であって、
前記飲料供給管を流れる液体の流量を計測するセンサからの流量情報、及び前記飲料供給管が液体により満たされているか否かを検知するセンサからの満水検知情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した前記流量情報と前記満水検知情報とに基づいて、前記飲料供給装置に対して行われた操作を判定する操作判定部と、を有し、
前記操作判定部は、
前記流量情報に基づいて、前記流量情報が示す所定時間毎の流量が第1流量閾値の値以下である場合に前記飲料供給管に液体が流れていない第1状態と判断し、前記流量情報が示す所定時間毎の流量が前記第1流量閾値の値以上である場合に前記飲料供給管に液体が流れている第2状態と判断し、
前記第1状態から前記第2状態に変化した後、再び前記第1状態に変化するまでのオペレーション区間を抽出し、
前記オペレーション区間の開始点及び終了点におけるそれぞれの前記満水検知情報が、前記飲料供給管に液体が満たされていることを示す満水状態か、前記飲料供給管に液体が満たされていないことを示す空状態かに基づいて、前記操作を判定する、
判定装置。 - 前記オペレーション区間の開始点及び終了点におけるそれぞれの前記満水検知情報が前記飲料供給管に液体が満たされていることを示す満水状態か、前記飲料供給管に液体が満たされていないことを示す空状態かに基づいて、
前記操作判定部は、
前記飲料を供給する供給操作と、
前記飲料供給管の内側を洗い流す水洗浄操作と、
前記飲料供給管の内側を擦ることにより洗浄するスポンジ洗浄操作と、
前記飲料を供給する準備を行う呼び込み操作と、
のうち、いずれの操作が前記オペレーション区間で行われたかを判定する、
請求項1に記載の判定装置。 - 前記操作判定部は、
前記流量が前記第1流量閾値の値以上となる時刻以前において、時刻を遡る方向にみて前記流量が前記第1流量閾値よりも小さい第2流量閾値の値以上から前記第2流量閾値の値以下に変化する時刻を前記オペレーション区間の開始点を探索する基準時刻とし、
前記基準時刻の時刻以前の所定の長さの探索期間において、時刻を遡る方向にみて前記流量が前記第2流量閾値の値以下から前記第2流量閾値の値以上に変化し、さらに前記流量が時刻を遡る方向にみて前記第2流量閾値の値以上から前記第2流量閾値の値以下に変化する時刻である判定時刻が存在しない場合、前記基準時刻を前記オペレーション区間の開始点の時刻とし、前記探索期間において、前記判定時刻が存在する場合、前記判定時刻を新たな基準時刻として開始点の探索を繰り返す、
請求項1又は請求項2に記載の判定装置。 - 飲料供給管を介して飲料を供給する飲料供給装置に対して行われた操作を判定する判定方法であって、
情報取得部が前記飲料供給管を流れる液体の流量情報及び前記飲料供給管が液体により満たされているか否かを示す満水検知情報を検知するセンサから、前記流量情報及び前記満水検知情報を取得する情報取得工程と、
操作判定部が前記情報取得工程により検出された前記流量情報と前記満水検知情報とに基づいて、前記飲料供給装置に対して行われた操作を判定する操作判定工程と、を含み、
前記操作判定工程において、
前記流量情報に基づいて、前記流量情報が示す所定時間毎の流量が第1流量閾値の値以下である場合に前記飲料供給管に液体が流れていない第1状態と判断し、前記流量情報が示す所定時間毎の流量が前記第1流量閾値の値以上である場合に前記飲料供給管に液体が流れている第2状態と判断し、
前記第1状態から前記第2状態に変化した後、再び前記第1状態に変化するまでのオペレーション区間を抽出し、
前記オペレーション区間の開始点及び終了点におけるそれぞれの前記満水検知情報が、前記飲料供給管に液体が満たされていることを示す満水状態か、前記飲料供給管に液体が満たされていないことを示す空状態かに基づいて、前記操作を判定する、
判定方法。
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