JP6832214B2 - 判定装置、及び判定方法 - Google Patents

判定装置、及び判定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6832214B2
JP6832214B2 JP2017072402A JP2017072402A JP6832214B2 JP 6832214 B2 JP6832214 B2 JP 6832214B2 JP 2017072402 A JP2017072402 A JP 2017072402A JP 2017072402 A JP2017072402 A JP 2017072402A JP 6832214 B2 JP6832214 B2 JP 6832214B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
information
point
liquid
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017072402A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018174486A (ja
Inventor
麻衣 田村
麻衣 田村
悠太 高山
悠太 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Data Corp
Original Assignee
NTT Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Data Corp filed Critical NTT Data Corp
Priority to JP2017072402A priority Critical patent/JP6832214B2/ja
Publication of JP2018174486A publication Critical patent/JP2018174486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6832214B2 publication Critical patent/JP6832214B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

本発明は、判定装置、及び判定方法に関する。
飲食店におけるビールディスペンサ、ドリンクサーバ等の飲料供給装置の操作状況を把握することは、飲料の品質を一定水準に維持したり、飲料の消費量を把握したりするために重要である。
そこで、例えばビールディスペンサに取り付けられ、ビールホース(以下、ホース)内を流れる液体の流量を計測する流量計による計測結果、注出されたビールの温度を計測する温度計による計測結果、及びビールの液種及び水を判定するための導電率計による計測結果に基づいて、注出したビールの液種と量を記録するとともに、ホース内にビールとは導電率が異なる洗浄液が流れたか否かによりホースを洗浄したか否かを記録する監視システムがある(例えば、特許文献1参照)。
また、ビールディスペンサのメンテナンス状況を確認する品質管理システムとして、ビールディスペンサのホースに外部から光を照射し、透過した光を検知することでホースが空液状態か否かを判断し、営業時間外に空液状態が所定時間以上継続していない場合にホースが未清掃であると判断する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−192096号公報 特開2011−84276号公報
ここで、飲食店においては、店内に導電率計のようなセンサを設置しようとしても、コストやスペースの関係で設置が困難なケースがある。また、飲食店によっては、利用客の滞在状況等によって営業時間を変える場合がある。利用客が少ない日には営業時間終了前(ラストオーダ直後など)に閉店準備を開始する場合があり、一方、夜遅くまで大勢の利用客がいる場合には、定めた営業時間を過ぎても営業を続ける場合がある。従って、実質的な営業時間が日によって変わってしまう場合には、特許文献2のような品質管理システムでは、正確な操作状況の把握をすることができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、飲料供給装置に対して行われる操作状況を、装置規模を大掛かりにすることなく判定することができる判定装置、及び判定方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために本発明の一実施形態の判定装置は、飲料供給管を介して飲料を供給する飲料供給装置に対して行われた操作を判定する判定装置であって、前記飲料供給管を流れる液体の流量を計測するセンサからの流量情報、及び前記飲料供給管が液体により満たされているか否かを検知するセンサからの満水検知情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得した前記流量情報と前記満水検知情報とに基づいて、前記飲料供給装置に対して行われた操作を判定する操作判定部と、を有し、前記操作判定部は、前記流量情報に基づいて、前記流量情報が示す所定時間毎の流量が第1流量閾値の値以下である場合に前記飲料供給管に液体が流れていない第1状態と判断し、前記流量情報が示す所定時間毎の流量が前記第1流量閾値の値以上である場合に前記飲料供給管に液体が流れている第2状態と判断し、前記第1状態から前記第2状態に変化した後、再び前記第1状態に変化するまでのオペレーション区間を抽出し、前記オペレーション区間の開始点及び終了点におけるそれぞれの前記満水検知情報が、前記飲料供給管に液体が満たされていることを示す満水状態か、前記飲料供給管に液体が満たされていないことを示す空状態かに基づいて、前記操作を判定する
上述した課題を解決するために本発明の一実施形態の判定方法は、飲料供給管を介して飲料を供給する飲料供給装置に対して行われた操作を判定する判定方法であって、情報取得部が前記飲料供給管を流れる液体の流量情報及び前記飲料供給管が液体により満たされているか否かを示す満水検知情報を検知するセンサから、前記流量情報及び前記満水検知情報を取得する情報取得工程と、操作判定部が前記情報取得工程により検出された前記流量情報と前記満水検知情報とに基づいて、前記飲料供給装置に対して行われた操作を判定する操作判定工程と、を含み、前記操作判定工程において、前記流量情報に基づいて、前記流量情報が示す所定時間毎の流量が第1流量閾値の値以下である場合に前記飲料供給管に液体が流れていない第1状態と判断し、前記流量情報が示す所定時間毎の流量が前記第1流量閾値の値以上である場合に前記飲料供給管に液体が流れている第2状態と判断し、前記第1状態から前記第2状態に変化した後、再び前記第1状態に変化するまでのオペレーション区間を抽出し、前記オペレーション区間の開始点及び終了点におけるそれぞれの前記満水検知情報が、前記飲料供給管に液体が満たされていることを示す満水状態か、前記飲料供給管に液体が満たされていないことを示す空状態かに基づいて、前記操作を判定する
この発明によれば、飲料供給装置に対して行われている操作状況を、装置規模を大掛かりにすることなく判定することができる。
第1の実施形態の判定装置20が適用されるシステムの一例を示す図である。 第1の実施形態のサーバ2の機能を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態の判定装置20が取得する情報の一例を示す図である。 第1の実施形態の判定装置20が判定した結果の一例を示す図である。 第1の実施形態の判定装置20が行うビール供給操作を判定する処理を説明するための図である。 第1の実施形態の判定装置20が行う水洗浄操作を判定する処理を説明するための図である。 第1の実施形態の判定装置20が行うスポンジ洗浄操作を判定する処理を説明するための図である。 第1の実施形態の判定装置20が行う呼び込み操作を判定する処理を説明するための図である。 第2の実施形態の判定装置20が行う処理を説明するための図である。 第2の実施形態の判定装置20が行う処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態の変形例で判定装置20が行う処理の流れを示すフローチャートである。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。また、図面における要素の形状及び大きさ等はより明確な説明のために誇張されることがある。
明細書の全体において、ある部分がある構成要素を「含む」、「有する」や「備える」とする時、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態の判定装置20を、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態の判定装置20が適用されるシステムの一例を示す図である。図1の例に示すセンシングシステムにおいては、店舗1と、サーバ2と、ユーザ端末群3とが、ネットワーク4を介して相互に接続されている。センシングシステムにおいては、集計装置10からの情報が、ネットワーク4を介してサーバ2に送信される。サーバ2は、集計装置10から受信した情報を記憶装置21に記憶する。サーバ2は、判定装置20により記憶装置21に記憶した集計装置10からの情報に基づいて、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定する。サーバ2は、ユーザ端末群3の端末30からの要求に基づいて、端末30が要求する店舗のビールディスペンサに対して行われた操作を判定装置20により判定し、判定結果を端末30に送信する。また、サーバ2は、端末30からの要求があるか否かに関わらず、所定の間隔で操作を判定する処理を行い、判定結果を記憶装置21に記憶させてもよい。端末30は記憶装置21に記憶された判定結果を参照することにより、所望の店舗のビールディスペンサに対して行われた操作を、任意のタイミングで取得することができる。
店舗1は、例えば、集計装置10と、センサ部11と、を備える。センサ部11は、複数のセンサ12(センサ12−1〜12−N、Nは自然数)を備える。集計装置10は、センサ部11からの情報を集計してサーバ2に送信する。
店舗1には、ビールディスペンサ(「飲料供給装置」の一例)が置かれている。そして、店舗1では、ビールディスペンサを操作してビールが提供される。ビールディスペンサは、ビール樽に充填されたビールを、炭酸ガスボンベから供給する圧力を用いて注出する。ビールディスペンサのビール樽との接続部分とビールの注ぎ口との間には、ホース(「飲料供給管」の一例)が接続する。ホースは、例えば螺旋状に巻かれた状態でビールディスペンサ内に配置され、冷却用の氷と接している。
集計装置10は、例えば、センサ部11のセンサ12が計測した計測値を受信して記憶するとともに、センサ部11から計測値を受信した受信時刻をセンサ12が計測した計測時刻とし、計測時刻を計測値と対応づけて、センサ12毎に集計する。集計装置10は、集計した結果を、所定の時間間隔(例えば、1時間ごと)で、まとめてサーバ2に送信する。集計装置10が集計した結果には、ビールディスペンサにおけるホースを流れる液体の流量を示す流量情報、ビールディスペンサにおけるホース内部が液体で満たされているか否かを示す満水検知情報とのそれぞれが、計測時刻に対応付けられた情報が含まれる。集計装置10は、これらの情報を、所定の時間間隔(例えば、1時間ごと、1分ごと、1秒ごと等)で、まとめて送信する。
センサ12は、店舗1に設置されたビールディスペンサにおける飲料供給管(ホース)を流れる液体の流量を計測する。また、センサ12は、ビールディスペンサにおけるホース内部が液体で満たされているか否かを検知する。センサ12は、例えば超音波センサである。この場合、センサ12は、ホースの外径を囲むように取付けられ、ホースの直径方向の一端から照射した超音波センサが他端に受信されるまでの伝搬時間に基づいて、満水か否かを算出する。また、センサ12は、例えば、ホースの直径方向の一端から照射した超音波が他端に受信されるまでの伝搬時間と、他端から照射した超音波が一端に受信されるまでの伝搬時間との差分から液体の流量を計測する。なお、上記においてセンサ12が超音波センサである場合について説明したが、センサ12は、流量と満水検知情報を取得できるセンサであればよく、超音波センサに限られない。
サーバ2は、判定装置20と、記憶装置21と、を備える。サーバ2は、ネットワーク4を介して受信した集計装置10からの流量情報と満水検知情報を、記憶装置21に記憶させる。
判定装置20は、記憶装置21から店舗1の流量情報と満水検知情報を取得し、取得した流量情報と満水検知情報とに基づいて、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定する。判定装置20は、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定した判定結果を、記憶装置21に記憶させる。
なお、以下の説明で用いる図では、満水検知情報が満水の状態を「H」または「1」で示し、空の状態を「L」または「0」で示す場合がある。
ここで、判定装置20が判定するビールディスペンサに対して行われた操作には、ビール供給操作、水洗浄操作、スポンジ洗浄操作、および呼び込み操作がある。
ビール供給操作は、ビールディスペンサからビールをジョッキ等に供給する操作である。
水洗浄操作は、水などの液体によりホース内を洗浄する操作である。
スポンジ洗浄操作は、ホース内にホースの内周に合った形状のスポンジを挿入し、ホース内を水で満たすとともに炭酸ガスボンベからの圧力により水を流すことでスポンジを移動させ、スポンジをホースの内壁を擦らせながら移動させることでホースの内側を洗浄する操作である。
呼び込み操作は、ビール樽から注出されるビールでホース内を満たし、ビールを供給する準備を行う操作である。
なお、判定装置20がビールディスペンサに対して行われた操作を判定する方法については、後で詳しく説明する。
記憶装置21は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)などにより実現される。記憶装置21は、判定装置20が判定した判定結果を記憶する。また、記憶装置21は、店舗1の集計装置10から受信した流量情報と満水検知情報とを記憶する。
ユーザ端末群3は、複数の端末30(端末30−1〜30−M、Mは自然数)を備える。端末30は、例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ、あるいはスマートフォンやタブレット等の持ち運び可能な端末装置である。端末30は、例えば、店舗1や店舗1に配置されたビールディスペンサを管理する管理会社のコンピュータである。端末30は、判定装置20に対し、所望の店舗1のビールディスペンサの操作状況の解析と要求する。端末30は、当該端末30の要求に対して判定装置20が行った操作判定の結果を受信して表示する。
ネットワーク4は、例えば、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、インターネット、プロバイダ装置、無線基地局、専用回線などのうちの一部または全部を含む通信網である。
図2は、サーバ2の機能を示す概略ブロック図である。図2に示すように、サーバ2では、判定装置20と記憶装置21とが接続される。判定装置20は、情報取得部200と、操作判定部201と、を備える。記憶装置21は、センサ情報記憶部210と、判定情報記憶部211と、を備える。判定情報記憶部211は、ビール供給操作情報記憶部211Aと、水洗浄操作情報記憶部211Bと、スポンジ洗浄操作情報記憶部211Cと、呼び込み操作情報記憶部211Dとを備える。
センサ情報記憶部210は、店舗1の集計装置10から受信した流量情報と満水検知情報とを記憶する。センサ情報記憶部210が記憶する情報の構造を、図3を用いて説明する。図3は、センサ情報記憶部210に記憶される情報の構造の一例を示す図である。図3に示すように、センサ情報記憶部210には、例えば、番号、日付、時間、流量情報、満水検知情報のそれぞれの項目を有する。番号はセンサ情報を一意に識別する番号である。日付はセンサ情報が取得された日付である。時間はセンサ情報が取得された時間である。流量情報はセンサ12によって測定された流速[L/min]を表す。満水検知情報はセンサ12によって検知されたホース内が満水か否かを表す。なお、ここでは、日付と時間については、集計装置10がセンサ12から受信した日付と時刻を設定するようにしたが、サーバ2が集計装置10から、流量情報、満水検知情報を受信した日付と時刻を設定するようにしてもよい。
判定情報記憶部211は、判定装置20において判定した結果を示す情報を記憶する。ビール供給操作情報記憶部211Aは、判定装置20においてビール供給操作を判定した結果を示す情報を記憶する。水洗浄操作情報記憶部211Bは、判定装置20において水洗浄操作を判定した結果を示す情報を記憶する。スポンジ洗浄操作情報記憶部211Cは、判定装置20においてスポンジ洗浄操作を判定した結果を示す情報を記憶する。呼び込み操作情報記憶部211Dは、判定装置20において呼び込み操作を判定した結果を示す情報を記憶する。
判定情報記憶部211が記憶する情報の構造を、図4を用いて説明する。図4は、判定情報記憶部211に記憶される情報の構造の一例を示す図である。図4(a)は、ビール供給操作情報記憶部211Aに記憶される情報の構造の一例を示す図である。図4(b)は、水洗浄操作情報記憶部211Bに記憶される情報の構造の一例を示す図である。図4(c)は、スポンジ洗浄操作情報記憶部211Cに記憶される情報の構造の一例を示す図である。図4(d)は、呼び込み操作情報記憶部211Dに記憶される情報の構造の一例を示す図である。図4(e)は、判定情報記憶部211に記憶される情報の構造の図4(a)〜(d)とは異なる構造の一例を示す図である。なお、図4(a)〜(d)それぞれの情報の構造は、同じ構造であるため、図4(a)の構造のみを説明し、図4(b)〜(d)の構造については説明を省略する。
図4(a)に示すように、ビール供給操作情報記憶部211Aには、例えば、番号、日付、時間のそれぞれの項目を有する。番号は、判定装置20が判定したビール供給操作を一意に識別する番号である。日付、および時間は、判定装置20によりビール供給操作が行われたと判定された日時から設定される。
図4(e)に示すように、判定情報記憶部211は、判定装置20において操作を判定した結果を、操作(ビール供給操作、水洗浄操作、スポンジ洗浄操作、呼び込み操作)の種別ごとに分けずに、時系列に記憶してもよい。
図4(e)の例では、判定情報記憶部211には、開始日時、終了日時、操作種別、グラスサイズ、注入量、注水時間のそれぞれの項目を有する。開始日時は操作が開始された日時である。終了日時は操作が終了した日時である。操作種別は、判定装置20が判定した操作(ビール供給操作、水洗浄操作、スポンジ洗浄操作、呼び込み操作)の種別である。グラスサイズは、ビール供給操作によりホースを流れたビールの総流量に応じた区分である。注入量は、各操作によりホースを流れた液体の総流量である。注水時間は、操作が開始されてから終了するまでに要した時間である。
図4(e)の例において、グラスサイズは、ビール供給操作の際にビールが注がれるグラス等の容器の容量に対応しており、総流量が小グラスの容量に相当する場合は「small」、ピッチャーの容量に相当する場合は「Pitcher」等が記憶される。また、グラスサイズは、ビール供給操作以外の操作(呼び込み操作等)の場合には、その内容が記憶されない。図4(e)では、呼び込み操作、ビール供給操作(small)、ビール供給操作(Pitcher)、水洗浄、スポンジ洗浄、の順に操作が判定された場合の例を示している。
図2に戻り、判定装置20において、情報取得部200は、センサ情報記憶部210に記憶された店舗1の流量情報と満水検知情報とを取得する。情報取得部200は、取得した流量情報と満水検知情報とを操作判定部201に出力する。操作判定部201は、情報取得部200からの流量情報と満水検知情報とに基づいて、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定する。操作判定部201は、判定結果を記憶装置21に記憶させる。あるいは、操作判定部201は、判定結果をユーザ端末群3に送信する。
操作判定部201は、情報取得部200から得られる流量情報と満水検知情報とに基づいて、ビールディスペンサに対して行われた操作が、「ビール供給操作」、「水洗浄操作」、「スポンジ洗浄操作」、「呼び込み操作」のうち、いずれの操作であるかを判定する。操作判定部201は、流量情報に基づいて、ホースに液体が流れていない第1状態と、ホースに液体が流れている第2状態とを検出する。ここで、ホースに液体が流れている状態とは、ホースにビールが流れている状態と、ホースにビールとは異なる液体(例えば、水)が流れている状態とを含む。ホースにビールが流れている状態とは、例えば、ビールディスペンサに対してビール供給操作や、呼び込み操作が行われている状態である。ホースに水が流れている状態とは、例えば、ビールディスペンサに対して水洗浄やスポンジ洗浄が行われることで、ホース内に液体(ビール、または水)が流れている状態である。
操作判定部201は、ホースに液体が流れているか否かを、流量情報と所定の閾値とを比較することにより判定する。つまり、操作判定部201は、流速(単位時間あたりに流れる液体の量)が閾値以下である場合に第1状態であると判断する。また、操作判定部201は、流速が閾値以上である場合に第2状態であると判断する。
操作判定部201は、第1状態から第2状態に変化した後、再び第1状態に変化するまでのオペレーション区間を抽出する。換言すると、操作判定部201は、ホースに液体が流れていない状態から、液体が流れている状態となり、その後液体が流れていない状態となる一連の操作が行われた一連の区間を抽出する。この一連の区間では、ビール又は水を流す操作が行われていることから、ビールディスペンサに対して操作が行われたと考えられるためである。
操作判定部201は、抽出したオペレーション区間の開始点及び終了点における満水検知情報を取得する。そして、オペレーション区間の開始点の満水検知情報と、オペレーション区間の終了点の満水検知情報とに基づいて、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定する。以下、操作判定部201が、ビールディスペンサに対して行われた操作(ビール供給操作、水洗浄操作、スポンジ洗浄操作、呼び込み操作)を判定する方法について、順に説明する。
(ビール供給操作について)
ビール供給操作は、ビールディスペンサからビールをジョッキ等に供給する操作である。ビール供給操作は、ホースに液体(ビール)が満たされた状態で開始され、ホースに液体(ビール)が満たされた状態で終了する。操作判定部201は、これを利用して、ビール供給操作の判定を行う。
図5を用いて、操作判定部201が、ビール供給操作を判定する方法について、説明する。図5は、判定装置20が行うビール供給操作を判定する処理を説明するための図である。図5(a)は、ビールディスペンサに対してビール供給操作が行われた場合の、流量情報と満水検知情報の一例を示す図である。図5(b)は、ビールディスペンサに対して連続してビール供給操作が行われた場合の、流量情報と満水検知情報の一例を示す図である。図5(a)、(b)の横軸は時刻、縦軸の第1軸は流速[L/min]、縦軸の第2軸は満水検知情報をそれぞれ示す。
図5(a)の例では、流量情報が、点Aに到達する前の時刻において閾値th以下となり、点Aにおいて閾値以上となり、点Bにおいて閾値th以下となっている。この場合、操作判定部201は、点Aに到達する前の時刻において第1状態を、点Aから点Bまでは第2状態を、点B以降の時刻において第1状態をそれぞれ検出する。つまり、操作判定部201は、点Aから点Bまでの区間を、オペレーション区間として抽出する。
操作判定部201は、抽出したオペレーション区間の開始点、つまり点Aにおける満水検知情報、およびオペレーション区間の終了点、つまり点Bにおける満水検知情報をそれぞれ取得する。図5(a)の例では、点Aにおける満水検知情報は満水であり、点Bにおける満水検知情報も満水である。このとき、操作判定部201は、オペレーション区間において、ビールディスペンサに対してビール供給操作が行われたと判定する。ビール供給操作は、ホースに液体(ビール)が満たされた状態で開始され、ホースに液体(ビール)が満たされた状態で終了される操作であるためである。
図5(b)の例では、流量情報が、点A1に到達する前の時刻において閾値th以下となり、点A1において閾値th以上となり、点B1において閾値th以下となり、その後、点A2と点B2との間、点A3と点B3との間、点A4と点B4との間、点A5と点B5との間でそれぞれ閾値thを上回り、点B5において閾値th以下となっている。この場合、操作判定部201は、点A1から点B1までの区間、点A2から点B2までの区間、点A3から点B3までの区間、点A4から点B4までの区間、点A5から点B5までの区間をそれぞれオペレーション区間と判定する。また、操作判定部201は、それぞれのオペレーション区間における開始点と、および終了点の満水検知情報を取得する。図5(a)の例では、A1からB5までの間において、満水検知情報は満水を示している。このため、操作判定部201は、それぞれオペレーション区間において、ビールディスペンサに対してビール供給操作が行われたと判定する。このように、連続して行われた操作に対しても、操作判定部201は、それぞれのオペレーション区間の開始点と終了点の満水検知情報に基づいて、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定することができる。なお、図5(b)の例では、点A5から点B5までのオペレーション区間においては、他のオペレーション区間と比較して短い時間間隔でオペレーション区間が検出されている。この区間においては、例えば、ジョッキに注がれたビールの量が所定の量となるように、ビール供給操作を何度かに分けて行ったと考えられる。ビールの量を調整するような操作もビール供給操作に含まれることから、操作判定部201は、このようなオペレーション区間においても、ビールディスペンサに対してビール供給操作が行われたと判定する。
(水洗浄操作について)
水洗浄操作は、水などの液体によりホース内部を洗浄する操作である。水洗浄操作では、ビールディスペンサと接続させていたビール樽を水洗浄用の洗浄樽に交換し、洗浄樽に満たされた液体(例えば、水)を炭酸ガスボンベからの圧力を用いてホースに通し、ビールの注ぎ口から出すことにより、ホースおよびビールの注ぎ口を洗浄する。このため、水洗浄操作では、ホース内がビールで満たされた状態、つまり満水の状態で操作が開始される。また、水洗浄操作では、通過した水が注ぎ口から出された時点で水洗浄操作が終了するため、水洗浄操作の後は、ホースが空の状態となる。また、ビールの注ぎ口には、ビール液が出てくる注ぎ口と、ビールの泡が出てくる注ぎ口の2つの口があり、両方の注ぎ口にそれぞれ水を通して洗浄を行う。
操作判定部201は、水洗浄操作がホースに液体(ビール)が満たされた状態で開始され、ホースを液体(水)が通過した後、ホースに液体が満たされていない空の状態で終了することを利用して、水洗浄操作の判定を行う。
図6を用いて、操作判定部201が、水洗浄操作を判定する方法について、説明する。図6は、判定装置20が行う水洗浄操作を判定する処理を説明するための図である。図6(a)は、ビールディスペンサに対して水洗浄操作が行われた場合の、流量情報と満水検知情報の一例を示す図である。図6(b)は、ビールディスペンサに対して水洗浄操作が行われた場合の、流量情報と満水検知情報の他の一例を示す図である。図6(a)、(b)の横軸、および縦軸は、図5(a)と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図6(a)の例では、流量情報が、点C1に到達する前の時刻において閾値th以下となり、点C1において閾値th以上となり、点D1において閾値th以下となり、点C2において閾値th以上となり、点D2において閾値th以下となっている。
操作判定部201は、点C1に到達する前の時刻において第1状態を、点C1から点D1までは第2状態をそれぞれ検出する。また、操作判定部201は、D1からC2までは第1状態、点C2から点D2までは第2状態をそれぞれ検出する。操作判定部201は、D1からC2までの時間間隔が所定の時間間隔に満たない場合には、オペレーション区間を区切らない。この場合、操作判定部201は、点C1から点D2までの区間を、オペレーション区間として抽出する。
操作判定部201は、抽出したオペレーション区間の開始点、つまり点C1における満水検知情報、およびオペレーション区間の終了点、つまり点D2における満水検知情報をそれぞれ取得する。図6(a)の例では、点C1における満水検知情報は満水であり、点D2における満水検知情報は空である。このとき、操作判定部201は、オペレーション区間において、ビールディスペンサに対して水洗浄操作が行われたと判定する。水洗浄操作は、ホースに液体(ビール)が満たされた状態で開始され、ホースが空の状態で終了される操作であるためである。
図6(a)では、領域E1、および領域E2において流速が一時的に低下している。これらの領域においては、例えば、2つのビール注ぎ口(ビール液が出る注ぎ口と、ビールの泡が出る注ぎ口)のうち、水洗浄操作により洗浄水を流す経路を一方の注ぎ口(例えば、ビール液が出る注ぎ口)から他方の注ぎ口(例えば、ビールの泡が出る注ぎ口)に切替えて他方の注ぎ口の洗浄を行っていると考えられる。操作判定部201は、水洗浄操作においてはこのような流速の変動が生じることから、点D1から点C2までのような、一時的な第1状態の検出をした場合に、所定の時間間隔に満たない場合には、オペレーション区間を区切らない。
図6(b)の例では、流量情報が、点C3に到達する前の時刻において閾値th以下となり、点C3において閾値th以上となり、点D3において閾値th以下となり、点C4において閾値th以上となり、点D4において閾値th以下となっている。
操作判定部201は、点C3に到達する前の時刻において第1状態を、点C3から点D3までは第2状態、D3からC4までは第1状態、点C4から点D4までは第2状態、D4からC5までは第1状態、点C5から点D5までは第2状態をそれぞれ検出する。操作判定部201は、D3からC4までの時間間隔、D4からC5までの時間間隔が所定の時間間隔に満たない場合には、オペレーション区間を区切らない。この場合、操作判定部201は、点C3から点D5までの区間を、オペレーション区間として抽出する。
操作判定部201は、抽出したオペレーション区間の開始点である点C3、およびオペレーション区間の終了点である点D5における満水検知情報をそれぞれ取得する。図6(b)の例では、点C3における満水検知情報は満水であり、点D4における満水検知情報は空である。このとき、操作判定部201は、オペレーション区間において、ビールディスペンサに対して水洗浄操作が行われたと判定する。
図6(b)では、領域E3において、流速が一時的に低下し、かつ満水検知状態が空となっている。領域E3においては、例えば、ホースがビールの泡で満たされた状態を、満水検知状態が空であると検知したもの考えられる。操作判定部201は、このような理由により一時的に満水検知状態が空と検知されることがあることから、満水検知状態を空と検知した場合に、その検知区間が所定の時間間隔に満たない場合には、満水検知状態は満水が継続されているとみなす。また、図6(b)では、領域E4、E5で流速が一時的に低下している。これらの領域においては、図6(a)の領域E1、E2同様に、例えば、ビール液が出る注ぎ口から、ビールの泡が出る注ぎ口に水を流す経路を切替えて洗浄作業を行っていると考えられる。
(スポンジ洗浄操作について)
スポンジ洗浄操作は、ホース内部にホースの内径に合ったスポンジを挿入し、スポンジがホースの内壁を擦りながら移動することでホースの内側を洗浄する操作である。スポンジ洗浄の操作においては、ホースを通過したスポンジがビールの注ぎ口から出てくるため、スポンジ洗浄操作を開始する前に、スポンジ洗浄用に、注ぎ口を組み替える。また、スポンジ洗浄操作は、水洗浄操作が行われた後に行われる操作である。水洗浄操作はホースが空の状態で終了することから、スポンジ洗浄操作は、ホースが空の状態から開始される。スポンジ洗浄操作では、ホース内を通過した水やスポンジが注ぎ口から出されるため、スポンジ洗浄操作の後は、ホースが空の状態となる。
操作判定部201は、スポンジ洗浄操作が、ホースが空の状態で開始され、ホースを液体(水及びスポンジ)が通過した後、ホースが空の状態で終了することを利用して、スポンジ洗浄操作の判定を行う。
図7を用いて、操作判定部201が、スポンジ洗浄操作を判定する方法について、説明する。図7は、判定装置20が行うスポンジ洗浄操作を判定する処理を説明するための図である。図7は、ビールディスペンサに対してスポンジ洗浄操作が行われた場合の、流量情報と満水検知情報の一例を示す図である。図7の横軸、および縦軸は、図5(a)と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図7の例では、流量情報が、点Fに到達する前の時刻において閾値th以下となり、点Fにおいて閾値th以上となり、点Gにおいて閾値th以下となっている。
操作判定部201は、点Fに到達する前の時刻において第1状態を、点Fから点Gまでは第2状態を、それぞれ検出する。この場合、操作判定部201は、点Fから点Gまでの区間を、オペレーション区間として抽出する。
操作判定部201は、抽出したオペレーション区間の開始点、つまり点Fにおける満水検知情報、およびオペレーション区間の終了点、つまり点Gにおける満水検知情報をそれぞれ取得する。図7の例では、点Fにおける満水検知情報は空であり、点Gにおける満水検知情報も空である。このとき、操作判定部201は、オペレーション区間において、ビールディスペンサに対してスポンジ洗浄操作が行われたと判定する。スポンジ洗浄操作は、ホースが空の状態で開始され、ホースが空の状態で終了される操作であるためである。
(呼び込み操作について)
呼び込み操作は、ビール樽に充填されたビールでホース内を満たし、ビールを供給する準備を行う操作である。呼び込み操作は、例えば営業開始時に行われる。営業開始時に呼び込み操作が行われる場合、前日の営業終了時にホースが水洗浄され、水洗浄操作後のホースは空の状態となることから、呼び込み操作はホースが空の状態から開始される。また、呼び込み操作は、樽切れによる樽交換時にも行われる場合がある。樽切れとは、ビール樽に充填されたビールがすべて注出された状態である。樽交換時に呼び込み操作が行われる場合、樽切れによってホース内に充満していたビールが排出され、ホースが空の状態となることから、呼び込み操作は、ホースが空の状態から開始される。また、呼び込み操作においては、ホース内をビールで満たすことで操作が終了となることから、呼び込み操作の後は、ホースが満水の状態となる。
操作判定部201は、呼び込み操作が、ホースが空の状態で開始され、ホースが液体(ビール)でみたされた満水の状態で終了することを利用して、呼び込み操作の判定を行う。
図8を用いて、操作判定部201が、呼び込み操作を判定する方法について、説明する。図8は、判定装置20が行う呼び込み操作を判定する処理を説明するための図である。図6は、ビールディスペンサに対して呼び込み操作が行われた場合の、流量情報と満水検知情報の一例を示す図である。図8の横軸、および縦軸は、図5(a)と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図8の例では、流量情報が、点Hに到達する前の時刻において閾値th以下となり、点Hにおいて閾値th以上となり、点Iにおいて閾値th以下となっている。
操作判定部201は、点Hに到達する前の時刻において第1状態を、点Hから点Iまでは第2状態を、それぞれ検出する。この場合、操作判定部201は、点Hから点Iまでの区間を、オペレーション区間として抽出する。
操作判定部201は、抽出したオペレーション区間の開始点、つまり点Hにおける満水検知情報、およびオペレーション区間の終了点、つまり点Iにおける満水検知情報をそれぞれ取得する。図8の例では、点Hにおける満水検知情報は空であり、点Iにおける満水検知情報は満水である。このとき、操作判定部201は、オペレーション区間において、ビールディスペンサに対して呼び込み操作が行われたと判定する。呼び込み操作は、ホースが空の状態で開始され、ホースが満水の状態で終了される操作であるためである。
以上、説明したように第1の実施形態の判定装置20は、ホース(「飲料供給管」の一例)を介してビール(「飲料」の一例)を供給するビールディスペンサ(「飲料供給装置」の一例)に対して行われた操作を判定する判定装置20であって、ホースを流れる液体(ビール及び水)の流量を計測するセンサ12からの流量情報、及びホースが液体により満たされているか否かを検知するセンサ12からの満水検知情報を取得する情報取得部200と、情報取得部200が取得した流量情報と満水検知情報とに基づいて、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定する操作判定部201と、を備える。
これにより、第1の実施形態の判定装置20は、情報取得部200により流量情報と満水検知情報とを取得することができる。また、取得した流量情報と満水検知情報とを用いて、操作判定部201は、ホースに液体が流れたか否か、およびホースが満水か空かを判定することができる。操作判定部201は、ホースに液体が流れた区間を検出することで、ビールディスペンサに対して何らかの操作が行われたと判定することができる。さらに、操作判定部201は、ホースに液体が流れた区間の前後においてホースが満水か空かを検出することができる。このため、操作判定部201は、ホースが満水の状態からホースに液体が流れ始めたか、ホースが空の状態からホースに液体が流れ始めたか、によってビールディスペンサに対して行われた操作を判別することができる。例えば、ホースが満水の状態から液体が流れ、ホースが満水の状態で流れが終了したら、ビールディスペンサに対して行われた操作はビール供給操作であると判定することができる。また、ホースが空の状態から液体が流れ、ホースが空の状態で流れが終了したら、ビールディスペンサに対して行われた操作はスポンジ洗浄操作であると判定することができる。従って、導電率からビールか水かを判断し、判断した結果に基づいて水洗浄操作か否かを判定したりする必要がない。また、空状態となった時刻が営業時間であるか否か、および空状態が継続した時間をみて水洗浄が行われたか判定する必要もない。第1の実施形態の判定装置20は、ビールディスペンサに対して行われる操作状況を、装置規模を大掛かりにすることなく判定することができる。
また、第1の実施形態の判定装置20では、操作判定部201は、流量情報に基づいて、流速(「流量情報が示す所定時間毎の流量」の一例)が閾値th(「第1流量閾値」の一例)の値以下である場合に、ホースに液体が流れていない第1状態であると判断し、流速が閾値th以上である場合にホースに液体が流れている第2状態であると判断し、第1状態から第2状態に変化した後、再び第1状態に変化するまでのオペレーション区間を抽出し、オペレーション区間の開始点及び終了点におけるそれぞれの満水検知情報が、ホースに液体が満たされていることを示す満水状態か、ホースに液体が満たされていないことを示す空状態かに基づいて、操作を判定する。この場合の操作は、ビール供給操作(「飲料を供給する供給操作」の一例)と、水洗浄操作(「飲料供給管の内側を洗い流す水洗浄操作」の一例)と、スポンジ洗浄操作(「飲料供給管の内側を擦ることにより洗浄するスポンジ洗浄操作」の一例)と、呼び込み操作(「飲料を供給する準備を行う呼び込み操作」の一例)と、の少なくとも1つである。これにより、操作判定部201は、閾値thを用いて、第1状態と第2状態を検出することができる。また、第2状態を検出した前後、つまりオペレーション区間の開始点と終了点の時刻を取得できる。そして、取得した時刻に対応する満水検知情報を取得することができる。つまり、操作判定部201は、流速を閾値と比較するという簡単な処理により、オペレーション区間およびオペレーション区間の開始点と終了点、開始点と終了点それぞれの満水検知情報を容易に取得することができる。ビール供給操作、水洗浄操作、スポンジ洗浄操作、呼び込み操作のそれぞれは、オペレーション区間の開始点と終了点における満水検知情報がそれぞれ異なるため、開始点と終了点における満水検知情報を検出することにより、これらの操作を判定することができる。つまり、第1の実施形態の判定装置20は、上述した効果を奏する他、容易に、オペレーション区間、およびオペレーション区間の開始点と終了点における満水検知情報を検出することができる。
また、第1の実施形態の判定装置20では、操作判定部201は、オペレーション区間の開始点において、満水検知情報が満水状態を示し、オペレーション区間の終了点において、満水検知情報が満水状態を示す場合、ビール供給操作が行われたと判定する。これにより、第1の実施形態の判定装置20では、オペレーション区間の開始点と終了点における満水検知情報に基づいて、ビール供給操作を判定することができる。
また、第1の実施形態の判定装置20では、操作判定部201は、オペレーション区間の開始点において、満水検知情報が満水状態を示し、オペレーション区間の終了点において、満水検知情報が空状態を示す場合、水洗浄操作が行われたと判定する。これにより、第1の実施形態の判定装置20では、オペレーション区間の開始点と終了点における満水検知情報に基づいて、水洗浄操作を判定することができる。
また、第1の実施形態の判定装置20では、操作判定部201は、オペレーション区間の開始点において、満水検知情報が空状態を示し、オペレーション区間の終了点において、満水検知情報が空状態を示す場合、スポンジ洗浄操作が行われたと判定する。これにより、第1の実施形態の判定装置20では、オペレーション区間の開始点と終了点における満水検知情報に基づいて、スポンジ操作を判定することができる。
また、第1の実施形態の判定装置20では、操作判定部201は、オペレーション区間の開始点において、空検知情報が空状態を示し、オペレーション区間の終了点において、満水検知情報が満水状態を示す場合、呼び込み操作が行われたと判定する。これにより、第1の実施形態の判定装置20では、オペレーション区間の開始点と終了点における満水検知情報に基づいて、呼び込み操作を判定することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、操作判定部201は、所定の閾値を用いて、オペレーション区間の開始点(以下、開始点)を検出した。第2の実施形態では、操作判定部201は、2つの閾値を用いて開始点を検出する。以下において、操作判定部201が2つの閾値を用いて開始点を検出する方法について説明する。なお、操作判定部201は、オペレーション区間の終了点についても第2の実施形態で説明する方法と同様な方法により検出をすることができる。終了点を検出する場合、終了点を探索する方向は、開始点を探索する方向と反対の方向となる。
図9は、第2の実施形態の判定装置20が行う処理を説明するための図である。図9(a)は、流量情報の一例を示す図である。図9(b)は、図9(a)の一部を拡大させた図である。図9(a)、(b)の横軸は時刻、縦軸は流速[L/min]をそれぞれ示す。
図9(a)の例では、流量情報が、点J1に到達する前の時刻において閾値th以下となり、点J1において閾値th以上となり、点K1において閾値thを以下となり、点J2において閾値th以上となり、点K2において閾値th以下となり、点J3において閾値th以上となり、点K3において閾値th以下となっている。
操作判定部201は、点J1から点K1までを第2状態であると検出し、この区間をオペレーション区間とする。この場合の、開始点は点J1であるが、図9(a)の例では、点J1より前の時刻において、すでにある程度の流速が計測されている。また、オペレーション区間の終了点となる点K1より後の時刻においてもある程度の流速が計測されている。点K1以後の時刻においても、操作判定部201は、点J2から点K2まで、および点J3から点K3までを第2状態として検出するが、それぞれの開始点以前、および終了点以後の時刻においてある程度の流速が計測されている。操作判定部201は、開始点を、より正確に検出するために、例えば、閾値thを、より小さい値とする。
操作判定部201は、閾値thをより小さな値とすることにより、小さな流速が計測された点を検出することができるため、オペレーション区間のより正確な開始点、および終了点を検出できることになる。しかしながら、実際の流速の時系列の変化においては、ビールディスペンサにジョッキが置かれるなどしてビールディスペンサが影響を受け、ホースに振動が加えられた場合に、ホース内のビールが揺れ動く場合がある。この場合、実際にはホース内にビールが流れていなくとも、ごく少量の流速を、センサ12が計測してしまうことがある。例えば、図9(a)の領域E6のように、流速が小さな値を示す領域では、流速が僅かに増加したり減少したりして揺れる箇所がある。閾値thをより小さな値とすると、操作判定部201は、この領域E6にある揺れを逐一検出してしまう。そして、操作判定部201は、この揺れが、実際にホース内のビールが流れ始めているのか、単なる誤検出であるのかは、判別することができないため、オペレーション区間を正しく検出できなくなってしまう。
この対策として、操作判定部201は、2つの閾値を用いる。図9(b)の例では、流速に対し2つの閾値(値が大きい閾値th1、値が小さい閾値th2)をそれぞれ設定した例を示している。
操作判定部201は、流速が閾値th1以上となる点として、点J4を検出する。そして、操作判定部201は、点J4を手掛かりとして、開始点を探索する。操作判定部201は、点J4の時刻以前の期間について、時刻を遡って、流速が閾値th2以下となる点(点J5)を探索する。
操作判定部201は、閾値th2以下となる点J5を仮の開始点とする。ここで、仮の開始点としたのは、点J5の時刻以前の期間に開始点とすべき点がある可能性があるためである。点J5の時刻以前の期間に開始点とすべき点がない場合、点J5の時刻が開始点となる。
操作判定部201は、仮の開始点(点J5)の時刻以前の所定の期間(以下、探索期間、猶予期間ともいう)を探索対象として、開始点を探索する。操作判定部201は、探索期間内(期間1)にある揺れ(領域E7)を検出した場合、その揺れの始まりに相当する点(点J6)を次の仮の開始点とする。
また、操作判定部201は、仮の開始点(点J6)の時刻以前の探索期間を探索対象として、開始点を探索する。操作判定部201は、探索期間内(期間2)にある揺れ(領域E8)を検出した場合、その揺れの始まりに相当する点(点J7)を仮の開始点とする。
このように、操作判定部201は、仮の開始点を検出し、検出した仮の開始点を基準として、仮の開始点以前の探索期間内に、小さい閾値を超える揺れがあるか否かを探索し、揺れを検出した場合、その検出点を仮の開始点とする。操作判定部201は、探索期間内に揺れを検出しない場合、仮の開始点を、(仮でない確定した)開始点とする。
操作判定部201が2つの閾値を用いて開始点を探索する処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。まず、前提として、操作判定部201は、2つの閾値を取得しているものとする。2つの閾値は、例えば、記憶装置21、または判定装置20の図示しない記憶部に記憶される。2つの閾値のうち、大きい方を閾値th1、小さい方を閾値th2とする。
操作判定部201は、時刻t1の流速を取得する(ステップS1)。操作判定部201は、流速が、閾値th1以上となるか否かを判定する(ステップS2)。操作判定部201は、流速が、閾値th1以上となる場合(ステップS2、YES)、時刻t1以前の期間を開始点の探索対象とする(ステップS3)。
操作判定部201は、時刻t1以前の期間で、流速が閾値th2以下となる時刻t2を探索する(ステップS4)。操作判定部201は、探索した時刻t2を、仮の開始点の時刻とする。また、操作判定部201は、時刻t2を探索期間の基準時刻とする(ステップS5)。
操作判定部201は、基準時刻以前の探索期間内に、流速が閾値th2以上となる時刻t3があるか否かを判定する(ステップS6)。操作判定部201は、探索期間内に、流速が閾値th2以上となる時刻t3があった場合(ステップS6、YES)、さらに、流速が閾値th2以下となる時刻t4を検出する(ステップS7)。
操作判定部201は、流速が閾値th2以下となる時刻t4を開始点の時刻とする。また、操作判定部201は、時刻t4を探索期間の基準時刻とする(ステップS8)。そして、操作判定部201は、ステップS4に戻る。
一方、操作判定部201は、ステップS6において、探索期間内に、流速が閾値th2以上となる時刻t3がない場合(ステップS6、NO)、仮の開始点を確定させ、開始点の時刻を時刻t2とする(ステップS9)。そして、操作判定部201は、処理を終了する。
また、操作判定部201は、ステップS2において、時刻t1の流速が閾値th1を上回らない場合(ステップS2、YES)、ステップS1の処理に戻る。
以上説明したように、第2の実施形態における判定装置20では、操作判定部201は、流量が閾値th1(「第1流量閾値」の一例)の値以上となる時刻以前において、流量が閾値th2(「第1流量閾値よりも小さい第2流量閾値」の一例)の値以下となる時刻をオペレーション区間の開始点を探索する探索期間の基準時刻とし、基準時刻の時刻以前の探索期間において、オペレーション区間の開始点を探索する。
これにより、操作判定部201は、閾値th1によりホースに液体が流れた区間の開始点の付近を大まかにとらえることができる。操作判定部201は、閾値th1以上となる点を手掛かりとしてその時刻以前を探索期間とすることができ、より正確に開始点を検出することができる。また、操作判定部201は、閾値th2により、閾値th1を超える前であって閾値th2以上かつ閾値th1以下の流量を検出した区間をオペレーション区間とすることができる。このため、第2の実施形態における判定装置20では、第1の実施形態と同様の効果を奏する他、より正確にオペレーション区間の開始点を検出することができる。
また、第2の実施形態における判定装置20では、操作判定部201は、基準時刻の時刻以前の探索期間において、時刻を遡る方向(点J4における時刻から点J7における時刻に向かう方向)からみて流量が閾値th2以下から閾値th2以上に変化する時刻(「判定時刻」の一例)を探索する。
操作判定部201は、流量が閾値th2以下から閾値th2以上に変化する時刻がない場合、基準時刻をオペレーション区間の開始点の時刻とする(例えば、点J5)。
一方、操作判定部201は、基準時刻の時刻以前の探索期間において、流量が閾値th2以上となる時刻がある場合、閾値th2以上から閾値th2以下に変化する時刻を探索する。操作判定部201は、閾値th2以下に変化する時刻がある場合、基準時刻をその時刻とする(例えば、点J6)。これにより操作判定部201は、探索期間に閾値th2を超える流量が検出された場合、さらに探索期間を、時刻を遡る方向に延長して開始点を探索することができる。このため、第2の実施形態における判定装置20では、第1の実施形態と同様の効果を奏する他、流量が閾値th2付近を上下しながら徐々に増加する場合があっても、より正確にオペレーション区間の開始点を検出することができる。
なお、判定装置20は、探索期間を延長して探索を行う回数に上限を設けてもよい。
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態では、操作判定部201は、探索期間内に流速に基づいて、流速が閾値th2を超えるか否かを判定して開始点を検出した。第2の実施形態の変形例では、操作判定部201は、満水検知情報に基づいて、開始点を検出する。ここでは開始点を検出する方法について説明するが、操作判定部201は、オペレーション区間の終了点についても本変形例で説明する方法と同様な方法により検出をすることができる。終了点を検出する場合、終了点を探索する方向は、開始点を探索する方向と反対の方向となる。
ビールディスペンサは、ビールを供給する装置であるため、ビールディスペンサが稼働している間、原則としてホースが空となることはない。ホースが空となるのは、水洗浄操作が行われた後、スポンジ洗浄が行われる前後、および呼び込み操作が行われる前である。このため、操作判定部201は、ホースが空であることを検知した場合、ビールディスペンサに対する操作は、少なくともビール供給操作ではない、と判定することができる。
図11は、操作判定部201が満水検知情報に基づいて、開始点を検出する処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに示す処理は、例えば図10のフローチャートに示す処理のステップS6における判定結果がNOの場合、ステップ9の前に実行される。換言すると、第2の実施形態では探索期間において流速に基づいて開始点を探索したが、本変形例では探索期間において満水検知情報に基づいて開始点を探索する。
操作判定部201は、基準時刻以前の探索期間内に、満水検知情報が空となる時刻t5があるか否かを判定する(ステップS10)。操作判定部201は、探索期間内に、満水検知情報が空となる時刻t5がある場合(ステップS10、YES)、さらに、時刻t5以前の所定期間において空状態が継続しているか判定する(ステップS11)。操作判定部201は、時刻t5の空状態が所定期間継続している場合(ステップS11、YES)、時刻t5を、仮の開始点の時刻、および探索期間の基準時刻とする(ステップS12)。そして、操作判定部201は、ステップS6に戻る。
一方、操作判定部201は、ステップS10において探索期間内に、満水検知情報が空となる時刻t5がない場合(ステップS10、NO)、ステップS9に戻る。また、操作判定部201は、ステップS11において時刻t5の空状態が所定期間継続していない場合(ステップS11、NO)、ステップS9に戻る。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、判定装置20は、ホース(「飲料供給管」の一例)を介してビール(「飲料」の一例)を供給するビールディスペンサ(「飲料供給装置」の一例)に対して行われた操作を判定する判定装置20であって、ホースを流れる液体(ビール及び水)の流量を計測するセンサ12からの流量情報、及びホースが液体により満たされているか否かを検知するセンサ12からの満水検知情報を取得する情報取得部200と、情報取得部200が取得した流量情報と満水検知情報とに基づいて、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定する操作判定部201と、を備える。
これにより、実施形態の判定装置20は、情報取得部200により流量情報と満水検知情報とを取得することができる。また、取得した流量情報と満水検知情報とを用いて、操作判定部201は、ホースに液体が流れたか否か、およびホースが満水か空かを判定することができる。操作判定部201は、ホースに液体が流れた区間を検出することで、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定することができ、実施形態の判定装置は、導電率や営業時間に基づくことなく、つまり装置規模を大掛かりにすることなく、また操作を判定する精度を劣化させることなくビールディスペンサに対して行われる操作状況を判定することができる。
なお、上記においては、ビールディスペンサが稼働している間、原則としてホースが空となることはない、として説明した。しかし、ビールディスペンサが稼働している間であっても、ビール樽に充填されたビールがすべて注出された、「樽切れ」の場合には、ビールディスペンサが稼働している間であっても、ホースが空となることがある。この場合、オペレーション区間の開始点において満水状態を検知し、終了点において空状態を検知する。これは、水洗浄操作と同じ条件となることから、実施形態の判定装置20は、樽切れと水洗浄とを区別することが困難となる。この場合、例えば、判定装置20は、オペレーション区間において水洗浄操作を判定した場合の、所定時間以内に、呼び込み操作を検出した場合、先に判定した水洗浄操作は、「樽切れ」であると判定する。ビールディスペンサが稼働中に樽切れが発生した場合、すぐに呼び込み操作が行われるのが通常であるためである。或いは、水洗浄操作を判定した場合、オペレーション区間でホースに流れた液体の総量に基づいて、水洗浄操作と樽切れとを判別してもよい。通常、水洗浄操作によりホース内を流れる液体(水)の流量と、樽切れの場合にホース内を流れる液体(ビール)の流量とは異なると考えられるためである。
上述した実施形態における判定装置20の全部または一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
なお、上記の実施形態では、飲料供給装置がビールディスペンサである場合を一例として説明したが、飲料供給装置は、飲料を供給することができればよく、例えばソフトドリンクサーバであってもよい。
また、上記の実施形態では、図4(e)に示すように、各操作における注水量を算出することができる。このため、実施形態の判定装置20は、ビールディスペンサに対して行われた操作を判定するだけでなく、操作によりホースを流れた液体の総流量を算出することができる。これにより、判定装置20は、例えば店舗1においてどの時間帯により多くのビールが供給される傾向にあるか等のビール供給状況を示すことができる。また、判定装置20は、例えば店舗1において水洗浄や、スポンジ洗浄に用いた洗浄液の容量を示すことができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1…店舗、2…サーバ、3…ユーザ端末群、4…ネットワーク、12…センサ、20…判定装置、21…記憶装置、200…情報取得部、201…操作判定部。

Claims (4)

  1. 飲料供給管を介して飲料を供給する飲料供給装置に対して行われた操作を判定する判定装置であって、
    前記飲料供給管を流れる液体の流量を計測するセンサからの流量情報、及び前記飲料供給管が液体により満たされているか否かを検知するセンサからの満水検知情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した前記流量情報と前記満水検知情報とに基づいて、前記飲料供給装置に対して行われた操作を判定する操作判定部と、を有し、
    前記操作判定部は、
    前記流量情報に基づいて、前記流量情報が示す所定時間毎の流量が第1流量閾値の値以下である場合に前記飲料供給管に液体が流れていない第1状態と判断し、前記流量情報が示す所定時間毎の流量が前記第1流量閾値の値以上である場合に前記飲料供給管に液体が流れている第2状態と判断し、
    前記第1状態から前記第2状態に変化した後、再び前記第1状態に変化するまでのオペレーション区間を抽出し、
    前記オペレーション区間の開始点及び終了点におけるそれぞれの前記満水検知情報が、前記飲料供給管に液体が満たされていることを示す満水状態か、前記飲料供給管に液体が満たされていないことを示す空状態かに基づいて、前記操作を判定する、
    判定装置。
  2. 前記オペレーション区間の開始点及び終了点におけるそれぞれの前記満水検知情報が前記飲料供給管に液体が満たされていることを示す満水状態か、前記飲料供給管に液体が満たされていないことを示す空状態かに基づいて、
    前記操作判定部は、
    前記飲料を供給する供給操作と、
    前記飲料供給管の内側を洗い流す水洗浄操作と、
    前記飲料供給管の内側を擦ることにより洗浄するスポンジ洗浄操作と、
    前記飲料を供給する準備を行う呼び込み操作と、
    のうち、いずれの操作が前記オペレーション区間で行われたかを判定する、
    請求項に記載の判定装置。
  3. 前記操作判定部は、
    前記流量が前記第1流量閾値の値以上となる時刻以前において、時刻を遡る方向にみて前記流量が前記第1流量閾値よりも小さい第2流量閾値の値以上から前記第2流量閾値の値以下に変化する時刻を前記オペレーション区間の開始点を探索する基準時刻とし、
    前記基準時刻の時刻以前の所定の長さの探索期間において、時刻を遡る方向にみて前記流量が前記第2流量閾値の値以下から前記第2流量閾値の値以上に変化し、さらに前記流量が時刻を遡る方向にみて前記第2流量閾値の値以上から前記第2流量閾値の値以下に変化する時刻である判定時刻が存在しない場合、前記基準時刻を前記オペレーション区間の開始点の時刻とし、前記探索期間において、前記判定時刻が存在する場合、前記判定時刻を新たな基準時刻として開始点の探索を繰り返す、
    請求項又は請求項に記載の判定装置。
  4. 飲料供給管を介して飲料を供給する飲料供給装置に対して行われた操作を判定する判定方法であって、
    情報取得部が前記飲料供給管を流れる液体の流量情報及び前記飲料供給管が液体により満たされているか否かを示す満水検知情報を検知するセンサから、前記流量情報及び前記満水検知情報を取得する情報取得工程と、
    操作判定部が前記情報取得工程により検出された前記流量情報と前記満水検知情報とに基づいて、前記飲料供給装置に対して行われた操作を判定する操作判定工程と、を含み、
    前記操作判定工程において、
    前記流量情報に基づいて、前記流量情報が示す所定時間毎の流量が第1流量閾値の値以下である場合に前記飲料供給管に液体が流れていない第1状態と判断し、前記流量情報が示す所定時間毎の流量が前記第1流量閾値の値以上である場合に前記飲料供給管に液体が流れている第2状態と判断し、
    前記第1状態から前記第2状態に変化した後、再び前記第1状態に変化するまでのオペレーション区間を抽出し、
    前記オペレーション区間の開始点及び終了点におけるそれぞれの前記満水検知情報が、前記飲料供給管に液体が満たされていることを示す満水状態か、前記飲料供給管に液体が満たされていないことを示す空状態かに基づいて、前記操作を判定する、
    定方法。
JP2017072402A 2017-03-31 2017-03-31 判定装置、及び判定方法 Active JP6832214B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017072402A JP6832214B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 判定装置、及び判定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017072402A JP6832214B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 判定装置、及び判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018174486A JP2018174486A (ja) 2018-11-08
JP6832214B2 true JP6832214B2 (ja) 2021-02-24

Family

ID=64107523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017072402A Active JP6832214B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 判定装置、及び判定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6832214B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007015706A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Japan Beverage Inc 飲料ディスペンサ
JP2011255357A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Panasonic Electric Works Co Ltd 飲水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018174486A (ja) 2018-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20240002212A1 (en) Networked draft beverage system
US10078003B2 (en) Sensor device configuration
US11012764B2 (en) Interrogation signal parameter configuration
US10591345B2 (en) Sensor device configuration
EP2091858A1 (en) An inventory system for liquids dispensed from a container
AU2018371404B2 (en) Liquid sale management device
CN105502264A (zh) 自动售液机上称量式出液计量系统及其计量方法
GB2492132A (en) A liquid pour metering device
US10648843B2 (en) Temporal based measurement system providing real time tracking
JP2018530845A5 (ja)
US20220299354A1 (en) Device, system and method for determining the fill level of a container
JP5963587B2 (ja) 飲料ディスペンサシステム
JP6832214B2 (ja) 判定装置、及び判定方法
US11713991B2 (en) Drop test measuring system and method(s) of use thereof
CN210768736U (zh) 一种油田生产井采出液量的自动测量装置
CN110965986A (zh) 一种油田生产井采出液三相流的测量装置及方法
JP7382277B2 (ja) 飲料供給システムのための監視装置及び監視方法並びにプログラム
US11679973B1 (en) System for advance notification of replacing water bottle based on historical consumption data and a water dispenser thereof
TW202217485A (zh) 飲料提供品質監視系統及飲料提供品質監視方法
CA2194747C (en) Apparatus and method for calibrating a storage tank
TW202222674A (zh) 飲料提供品質監視系統及飲料提供品質監視方法
WO2020033890A1 (en) Using a provided indication of fill level to track amount of content in a container
RU2006124530A (ru) Индентификация типа расходомера
KR20140005921U (ko) 음료 배출량 계측장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6832214

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250