JP6831971B2 - 日除け - Google Patents

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Description

この発明は日除けに係り、特に、複数の遮光面と透孔が三次元的に配置された構造の日除け部材を複数組み合わせた日除けに関する。
都市部において深刻化しつつあるヒートアイランド現象を解消し、また消費電力の低減にも資するものとして、所謂フラクタル構造を備えた日除け部材を多数組み合わせることによって形成される日除けが、既に提案されている。
特許第5315514号 特許第5763977号
ここで「フラクタル構造」とは、複数のクラスターを有する構造であって、クラスターが階層構造をなし、各階層に属するクラスターの形状が互いに相似するものをいう。このような自己相似立体図形の一つとして、シェルピンスキー四面体が知られている。
このようなフラクタル構造を体現した日除け部材は、それ自体が極めて複雑な形状を備えているため、特許文献2の記述に基づき、以下に詳説する。
まず、図15に示すように、日除け部材1は、4つの基本要素2,3,4,5からなるフラクタル構造とされ、各基本要素2,3,4,5自体も、同じ形の三角形が対称状に一体化された二面体11,12,13,14を単位とするフラクタル構造をなしている。
各基本要素2,3,4,5は、平面から見て四角形となる4つの二面体11,12,13,14が左右、前後及び上下に隣り合うように配置されたもので、基準位置にある第1の二面体11と、第1の二面体11の右方に配置された第2の二面体12と、第1の二面体11の後方に配置された第3の二面体13と、第1から第3までの二面体11,12,13の上方に配置された第4の二面体14とからなる。
日除け部材1は、4つの基本要素2,3,4,5が左右、前後及び上下に隣り合うように配置されたもので、基準位置にある第1の基本要素2と、第1の基本要素2の右方に配置された第2の基本要素3と、第1の基本要素2の後方に配置された第3の基本要素4と、第1から第3までの基本要素2,3,4の上方に配置された第4の基本要素5とからなる。
図16に拡大して示すように、基本要素2(他の基本要素3,4,5でも同じ)を構成する4つの二面体11,12,13,14は同一形状とされており、各二面体11,12,13,14は、前面を形成する小三角形板部11a,12a,13a,14aと、側面を形成する小三角形板部11b,12b,13b,14bとからなる。
第1の二面体11は、水平面上に位置して正方形の二辺を形成する左右方向及び前後方向の下辺21,22と、下辺21,22同士の交差部から斜め上方にのびて稜線Rを形成する共通辺23と、共通辺23の上端部と各下辺21,22の端部とをつなぐ手前側及び奥側の上辺24,25とからなる。
第2の二面体12は、第1の二面体11の左右方向の下辺21が左右方向に延長された左右方向の下辺21と、第1の二面体11の前後方向の下辺22に平行な前後方向の下辺22と、第1の二面体11の共通辺23に平行な共通辺23と、第1の二面体11の手前側及び奥側の上辺24,25にそれぞれ平行な手前側及び奥側の上辺24,25とからなる。
第3の二面体13は、第1の二面体11の前後方向の下辺22が前後方向に延長された前後方向の下辺22と、第1の二面体11の左右方向の下辺21に平行な左右方向の下辺21と、第1の二面体11の共通辺23に平行な共通辺23と、第1の二面体11の手前側及び奥側の上辺24,25にそれぞれ平行な手前側及び奥側の上辺24,25とからなる。
第4の二面体14は、第1の二面体11の共通辺23が斜め上方に延長された共通辺23と、第2の二面体12の手前側の上辺24が斜め上方に延長された手前側の上辺24と、第3の二面体13の奥側の上辺25が斜め上方に延長された奥側の上辺25と、第1の二面体11の左右方向の下辺21に平行な左右方向の下辺21と、第1の二面体11の前後方向の下辺22に平行な前後方向の下辺22とからなる。
図16において、第1、第2及び第4の各二面体11,12,14の前面を形成する小三角形板部11a,12a,14aは、同一平面(前面)上にあり、この前面に対して、第2の二面体12の側面を形成する小三角形板部12bが底面側に屈曲させられていることで、基本要素2の前面には、三角形状の小三角形透孔15が形成されている。
また、第1、第3及び第4の各二面体11,13,14の側面を形成する小三角形板部11b,13b,14bは、同一平面(側面)上にあり、この側面に対して、第3の二面体13の前面を形成する小三角形板部13aが底面側に屈曲させられていることで、基本要素2の側面には、三角形状の小三角形透孔15が形成されている。
こうして、基本要素2は、中央部に小三角形透孔15を有する2つの中三角形板部2a,2bが稜線Rを介して接合された二面体本体部分と、中三角形板部2a,2bに対して底面側に折り曲げられた小三角形板部(突出部分)12b,13aとからなる二面体形状となっている。
4つの基本要素2,3,4,5からなる日除け部材1において、第1、第2及び第4の各基本要素2,3,5の前面を形成する中三角形板部2a,3a,5aは、同一平面(前面)上にあり、この前面に対して、第2の基本要素3の側面を形成する中三角形板部3bが底面側に屈曲させられていることで、前面の大三角形部1aには、三角形状の中三角形透孔6が形成されている。
また、第1、第3及び第4の各基本要素2,4,5の側面を形成する中三角形板部2b,4b,5bは、同一平面(側面)上にあり、この側面に対して、第3の基本要素4の前面を形成する中三角形板部4aが底面側に屈曲させられていることで、側面の大三角形部1bには、三角形状の中三角形透孔6が形成されている。
この結果、日除け部材成形品1は、中央部に中三角形透孔6を有する2つの大三角形板部1a,1bが稜線Rを介して接合された二面体本体部分と、大三角形板部1a,1bに対して底面側に折り曲げられた中三角形板部(突出部分)3b,4aとからなる二面体形状となっている。
したがって、日除け部材1を基本要素とみなして、これを4つ使用して上記の基本要素2,3,4,5と同じように左右、前後及び上下に配置することで、図17に示す日除け部材1の組立品である日除けブロックが得られ、使用する日除けブロックの数を適宜増やしていくことで必要な大きさの日除けを得ることができる。
この日除け部材1を用いて日除けを形成するに際しては、4つの日除け部材1を連結させた日除けブロックを多数用意した上で、予め各日除けブロックを矩形状のフレーム部材に組み付けることにより、日除けユニットが形成される。
また、複数の脚部によって支持された基礎フレーム上に複数の日除けユニットを載置固定することにより、日除けが形成される(図10参照)。
上記日除けブロックに含まれる各日除け部材1の稜線Rを南側に向けることにより、太陽光線が日除け部材1によって遮断されるため、日除け効果を発揮することが可能となる。
また、各日除け部材1には三角形状の透孔部が多数形成されており、遮光面が3次元空間に分散配置された形となっているため、遮光面間に設けられた隙間を介して熱を素早く空気中に逃がすことが可能となる。
しかしながら、多数の日除けユニットを連結させることによって比較的大型の日除けを形成した場合、風上に設置された日除け部材の温度上昇は防ぐことができるが、風下に設置された日除けには熱を含んだ空気が流れ込むため、空気中に熱を逃がす効率が比較的に低下する。
このため、風下に設置された日除け部材の温度は、風上に設置された日除け部材より上昇し、日除けとしての効果が低下する。
例えば、風速3m/秒のとき、20mの風下に設置された日除け部材の温度は、風上に設置された日除け部材の温度よりも約10℃高くなっていた。
また、上記のように比較的広い日除けを形成するとなると、どうしても平板かつ単調な外観となり、デザイン性に欠けるという問題が生じていた。
この発明は、従来のこのような問題を解決するために案出されたものであり、比較的面積の広い大規模な日除けを形成する場合でも部分的な性能低下を起こすことなく、均一に近い性能を発揮できる技術の提供を目的としている。
また、変化に富んだ外観を付与することにより、日除け全体のデザイン性の向上を図ることも目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載した日除けは、複数の遮光面と複数の透孔が三次元的に配置され、所定の最大遮光角度から観察した場合に上記の各透光が背後に配置された各遮光面によってほぼ塞がれた状態にみえる構造を備えた複数の日除け部材を、一定の方向に揃えて取り付けた日除けユニットを複数備えた日除けであって、上記日除けユニットの一部が、他の日除けユニットよりも垂直方向に高い位置に配置されていることを特徴としている。
請求項2に記載した日除けは、請求項1の日除けであって、さらに、上記の各日除けユニットが複数のグループに分けられており、各日除けユニットは、グループ単位で別個の脚部によって設置面から所定の距離を隔てた位置に支持されており、各グループを支持する脚部の一部が、他のグループを支持する脚部の高さと異なる高さを備えていることを特徴としている。
通常、日除けユニットは3〜10m2程度の面積にすることが組み立て作業を容易にするうえで好ましいが、複数の日除けユニットを隣接配置して日除けの面積を拡張すると、上記のように風上の日除け部材が除去した熱の影響を受けるため、風下の日除け部材は性能が低下する。
大凡のところ、日除けユニットに含まれる日除け部材間の距離が5m以上離れると、風下側に行くに従って徐々に性能が低下していく。
この発明により、従来のこのような問題を解決することができる。
すなわち、複数の日除けユニットを組み合わせて広い大規模な日除けを形成する場合であっても、日除けユニット間に高低差が意図的に設けられているため、風上側の日除けユニットの通過によって暖められた空気が、そのまま隣接する日除けユニットに流入することがない。このため、風下側の日除けユニットに新鮮な冷たい空気を流入させることが可能となり、部分的な性能低下の少ない、均一に近い性能を発揮できる。
また、変化に富んだ外観の日除けを提供することができ、日除け全体のデザイン性を向上させることもできる。
図1は、この発明に係る日除け部材50を示す斜視図であり、その基本構造は図15において説明した従来の日除け部材1と実質的に等しいため、対応部分には同一の符号を付することにより、重複の説明は省略する。
ただし、この日除け部材50の場合、四隅に第1の接続片51a、第2の接続片51b、第3の接続片51c、第4の接続片51dが突設されており、各接続片の貫通孔52を用いて他の日除け部材50や後述のフレーム部材と接続される。
また、小三角形板部11a,12a,13a,14a及び小三角形板部11b,12b,13b,14bが複数の「遮光面」に該当すると共に、小三角形透孔15及び中三角形透孔6が複数の「透孔」に該当する。
図2は、4個の日除け部材50を用いて日除けブロックを形成する様子を示す模式図であり、第1の日除け部材50a、第2の日除け部材50b、第3の日除け部材50c、第4の日除け部材50dの接続片同士を、図示しないビスとナットを介して係合することにより、日除けブロック53, 54が形成される。
具体的には、以下の接続片間が係合される。
(1)第1の日除け部材50aの第2の接続片51bと第2の日除け部材50bの第1の接続片51a間
(2)第1の日除け部材50aの第3の接続片51cと第3の日除け部材50cの第1の接続片51a間
(3)第1の日除け部材50aの第4の接続片51dと第4の日除け部材50dの第1の接続片51a間
(4)第2の日除け部材50bの第3の接続片51cと第3の日除け部材50cの第2の接続片51b間
(5)第2の日除け部材50bの第4の接続片51dと第4の日除け部材50dの第2の接続片51b間
(6)第3の日除け部材50cの第4の接続片51dと第4の日除け部材50dの第3の接続片51c間
このようにして形成された各日除けブロック53, 54は、多数の相似形を内包しており、それ自体がフラクタル構造を備えている(図17参照)。
また、第1の日除け部材50aの第1の接続片51a、第2の日除け部材50bの第2の接続片51b、第3の日除け部材50cの第3の接続片51c、第4の日除け部材50dの第4の接続片51dが、それぞれブロック53, 54の第1の接続片55a、第2の接続片55b、第3の接続片55c、第4の接続片55dを構成する。
この発明においては、日除けブロックを図17に示されたのと同様の方向で用いる場合と、これを裏返した状態で用いる場合があるため、前者を正置ブロック53と称し、後者を倒置ブロック54と称することにより、両者を区別することとする。
また、図2以降において図示される正置ブロック53及び倒置ブロック54については、図示の便宜上、三角形状の透孔を全て省略した形で記載している。
このような正置ブロック53及び倒置ブロック54を、予め規格化された所定の大きさのフレーム部材に複数組み付けることにより、日除けユニットが形成される。
図3は、第1のフレーム部材60を示すものであり、一対の縦桟61と一対の横桟62によって形成された四角形の枠内に、4本のリーフ桟63を相互に所定の間隔を空けて平行に配置固定した構成を備えている。
この第1のフレーム部材60の各リーフ桟63に対して2個の正置ブロック53を載置した上で、それぞれの第2の接続片55b及び第4の接続片55dの貫通孔52にビス64を挿通し、横桟62あるいはリーフ桟63に螺合させる。この際、一方の正置ブロック53の第4の接続片55dと、他方の正置ブロック53の第2の接続片55bに対しては共通のビス64が挿通され、リーフ桟63に螺合される。
以上の結果、図4に示すように、1段目を構成する計8個の正置ブロック53が第1のフレーム部材60に固定される。
つぎに、隣接する一対の正置ブロック53上に2段目を構成する正置ブロック53を載置する。この際、上側の正置ブロック53の第2の接続片55b及び第4の接続片55dを、下側の各正置ブロック53の第1の接続片55aに合わせ、それぞれの貫通孔52にビス64を挿通させ、ナット(図示省略)で固定する。
この作業を繰り返すことにより、図5に示すように、計13個(1段目:8個、2段目:5個)の正置ブロック53を搭載した正置ユニット66が完成する。
図示の通り、2段目を構成する各正置ブロック53については、前に位置する正置ブロック53の第3の接続片55cと後に位置する正置ブロック53の第1の接続片55aとが、ビス64及びナットを介して相互に接合されている。
図6は、第2のフレーム部材68を示すものであり、一対の縦桟61と一対の横桟62によって形成された四角形の枠内に、2本のリーフ桟63を相互に所定の間隔を空けて平行に配置固定した構成を備えている。
この第2のフレーム部材68の各リーフ桟63に対しては、倒置ブロック54を載置し、それぞれの第1の接続片55a及び第3の接続片55cの貫通孔52にビス64を挿通し、リーフ桟63あるいは縦桟61に螺合させることにより、固定していく。
図7に示すように、各リーフ桟63に沿って4個の倒置ブロック54が固定され、これら合計8個の倒置ブロック54により、1段目が構成される。
この場合、一方のリーフ桟63に載置された倒置ブロック54と、他方のリーフ桟63に載置された倒置ブロック54の上には、それぞれ棒状の補強部材69が載置される。
計4本の補強部材69には、それぞれ3個のビス穴70が形成されている。これらの中、先頭のビス穴70は、一方のリーフ桟63に配置された倒置ブロック54の第4の接続片55dの貫通孔52に合う位置に形成されている。また2番目のビス穴70は、一方のリーフ桟63に配置された倒置ブロック54の第2の接続片55bの貫通孔52及び他方のリーフ桟63に配置された倒置ブロック54の第4の接続片55dの貫通孔52と合う位置に形成されている。さらに3番目のビス穴70は、他方のリーフ桟63に配置された倒置ブロック54の第2の接続片55bの貫通孔52に合う位置に形成されている。
つぎに、図8に示すように、各補強部材69間に3個の倒置ブロック54が縦一列に配置され、それぞれの第1の接続片55a及び第3の接続片55cの貫通孔52が、各補強部材69のビス穴70に位置合わせされる。
その後、補強部材69の裏側からビス64が各ビス穴70及び貫通孔52に挿通され、ナット71によってネジ止めされる。
この結果、図9に示すように、計9個の倒置ブロック54が補強部材69間に配置固定され、これらの倒置ブロック54によって2段目が構成される。
この2段目を構成する縦一列に配置された3個の倒置ブロック54の上には、それぞれ比較的長尺な棒状の補強部材72が載置される。
計3本の補強部材72には、それぞれ4個のビス穴70が形成されており、各倒置ブロック54の接続片の貫通孔52と位置合わせされる。
そして、倒置ブロック54の裏側から各貫通孔52及びビス穴70にビス64が挿通され、ナット71によってネジ止めされる。
この結果、計17個(1段目:8個、2段目:9個)の倒置ブロック54を搭載した倒置ユニット75が完成する。
正置ユニット66及び倒置ユニット75は、予め工場において必要個数製造された上で、設置現場にトラック輸送され、日除けとして組み立てられる。
図10は、完成した日除け76を例示するものであり、設置面77に対し垂直に立設された複数の脚部78上に基礎フレーム80が載置され、その上に正置ユニット66及び倒置ユニット75が固定されている様子が描かれている。
正置ユニット66及び倒置ユニット75は、フォークリフトやユニック車によって基礎フレーム80上に持ち上げられ、図示しない連結具によって固定される。
図11は、上記日除け76の平面図であり、正置ユニット66と倒置ユニット75とが、前後左右方向において互い違いに配置されている様子が描かれている。
この正置ユニット66と倒置ユニット75の配置に際しては、正置ユニット66に含まれる各正置ブロック53の稜線が南面に直交し、倒置ユニット75に含まれる各倒置ブロック54の稜線が南面に平行するように位置決めすることが望ましい。
このように、複数の正置ブロック53を備えた正置ユニット66と、複数の倒置ブロック54を備えた倒置ユニット75を、所謂市松模様状に配置することにより、一方のユニットから張り出したブロックが他方のユニットにおける空きスペースに嵌合する形となり、隙間の少ない遮光面を効率的に形成することが可能となる。
ただし、この発明はこのような構成に拘泥するものではなく、正置ユニット66あるいは倒置ユニット75の何れか一方の日除けユニットのみを多数用いることにより、日除けを構成することを排除するものではない。
また、このように日除けユニットを用いて日除けを構成する場合、遮光面の所々に隙間が生じる可能性があるが、その場合には日除けブロックを追加的に取り付けることにより、隙間を個別に埋めてゆけばよい。
また、各日除けユニットの構成も上記に限定されるものではなく、リーフ桟63の本数や相互の間隔、取り付ける日除けブロックの数や取付方法、段数については様々なバリエーションが考えられる。
上記のように、各日除けブロックに含まれる各日除け部材50の稜線Rを南側に向けることにより、太陽光線が日除け部材50によって遮断されるため、日除け効果を発揮することが可能となる。
また、各日除け部材50には三角形状の透孔部が多数形成されており、遮光面が3次元空間に分散配置された形となっているため、遮光面間に設けられた隙間を介して熱を素早く空気中に逃がすことが可能となる。
しかしながら、図12に示すように、それぞれ複数の日除けユニットを備えた複数の日除けグループ81A及び81Bを隣接配置して比較的広範囲の日除け76を形成する場合、風上に位置する日除けグループの日除け部材50から放出された熱によって温度が上昇した風(熱気)が、風下に位置する日除けグループの日除け部材50に流れ込む形となるため、放熱効果が低減するという問題が生じる。
例えば、風速3m/秒のとき、20mの風下に設置された日除け部材50の温度は、風上に設置された日除け部材50の温度よりも約10℃高くなっていた。
このため、日陰82では位置によって涼しさにムラが生じていた。
そこで、複数の日除けグループを隣接配置して比較的広い面積の日除け76を形成するに際し、図13に示すように、各日除けグループに含まれる日除け部材50の垂直位置(設置面77からの距離)を異ならせることが、放熱効果を担保するのに有効である。
図においては、3つの日除けグループ81A、81B、81Cを支持する脚部78の高さが、風上側から風下側に向けて順に高くなるように設定されている。
具体的には、最も風上側に配置された第1の日除けグループ81Aの脚部78Aが2.5mに、真ん中に配置された第2の日除けグループ81Bの脚部78Bが3.0mに、最も風下側に配置された第3の日除けグループ81Cの脚部78Cが3.5mに設定されている。
この結果、第1の日除けグループ81Aの日除け部材50を通過することによって高温化した空気(熱気)は、第2の日除けグループ81Bの日除け部材50に流入することなく、脚部78B側に放散される。
また、第2の日除けグループ81Bの日除け部材50には、第1の日除けグループ81Aの上方を通過してきた冷気が流入することとなる。
同様に、第2の日除けグループ81Bの日除け部材50を通過することによって高温化した空気(熱気)は、第3の日除けグループ81Cの日除け部材50に流入することなく、脚部78C側に放散される。
また、第3の日除けグループ81Cの日除け部材50には、第2の日除けグループ81Bの上方を通過してきた冷気が流入することとなる。
以上のように、各日除けグループの日除け部材50には風上からの冷たい空気が常に流入するため、それぞれの放熱効果が熱気の流入によって阻害されることがない。
この結果、日陰82における温度ムラを解消でき、均一な涼しさを提供できる。
なお、各日除けグループの間に段差を設けることによって隙間が生じる場合には、隙間を閉塞するための日除けブロックを追加すればよい。
図13においては、第2の日除けグループ81Bと第3の日除けグループ81Cとの間の隙間に、正置ブロック53を配置した例が示されている。
上記の場合、各日除けグループの高さが風上側から風下側に向けて段々に高くなる例を示したが、その反対に、各日除けグループの高さが風上側から風下側に向けて段々に低くなるように構成することもできる。
また、各日除けグループの高さが、風上側から風下側に向けて交互に高くなったり低くなったりするように、段違いに構成することもできる。
図14はその一例を示すものであり、最も風上側に位置する第1の日除けグループ81Aの脚部78Aと、最も風下側に位置する第3の日除けグループ81Cの脚部78Cが同じ2.5mの高さに設定されており、真ん中に位置する第2の日除けグループ81Bの脚部が一番高い3.0mに設定されている。
この場合、第1の日除けグループ81Aの日除け部材50を通過することによって高温化した空気(熱気)は、第2の日除けグループ81Bの日除け部材50に流入することなく、脚部78B側に放散される。
また、第2の日除けグループ81Bの日除け部材50には、第1の日除けグループ81Aの上方を通過してきた冷気が流入することとなる。
同様に、第2の日除けグループ81Bの日除け部材50の通過によって高温化した空気(熱気)は、第3の日除けグループ81Cの日除け部材50に流入することなく、その上方に放散されることとなる。
また、第3の日除けグループ81Cの日除け部材50に対しては、第2の日除けグループ81Bの脚部78B間を通過する中に冷却された空気が流入するため、各日除け部材50の熱を有効に逃がすことが可能となる。
この発明に係る日除け部材の一例を示す斜視図である。 4個の日除け部材を用いてブロックを形成する様子を示す模式図である。 第1のフレーム部材に正置ブロックを2段に組み付ける様子を示す斜視図である。 第1のフレーム部材に正置ブロックを2段に組み付ける様子を示す斜視図である。 第1のフレーム部材に正置ブロックを2段に組み付ける様子を示す斜視図である。 第2のフレーム部材に倒置ブロックを2段に組み付ける様子を示す斜視図である。 第2のフレーム部材に倒置ブロックを2段に組み付ける様子を示す斜視図である。 第2のフレーム部材に倒置ブロックを2段に組み付ける様子を示す斜視図である。 第2のフレーム部材に倒置ブロックを2段に組み付ける様子を示す斜視図である。 正置ユニット及び倒置ユニットを用いて形成された日除けを示す側面図である。 正置ユニット及び倒置ユニットを用いて形成された日除けを示す平面図である。 大規模な日除けを形成した際の弊害を説明する側面図である。 大規模な日除けを形成した際の弊害を回避するための構成を示す側面図である。 大規模な日除けを形成した際の弊害を回避するための他の構成を示す側面図である。 従来の日除け部材を示す斜視図である。 従来の日除け部材の基本要素の拡大斜視図である。 従来の日除け部材を4個用いて組み立てられる日除けブロックを示す斜視図である。
11a〜14d 小三角形板部
11b〜14b 小三角形板部
6 中三角形透孔
15 小三角形透孔
50 日除け部材
51a 日除け部材の第1の接続片
51b 日除け部材の第2の接続片
51c 日除け部材の第3の接続片
51d 日除け部材の第4の接続片
52 貫通孔
53 正置ブロック
54 倒置ブロック
55a ブロックの第1の接続片
55b ブロックの第2接続片
55c ブロックの第3の接続片
55d ブロックの第4の接続片
60 第1のフレーム部材
61 縦桟
62 横桟
63 リーフ桟
64 ビス
66 正置ユニット
68 第2のフレーム部材
69 補強部材
70 ビス穴
71 ナット
72 補強部材
75 倒置ユニット
76 日除け
77 設置面
78 脚部
80 基礎フレーム
81 日除けグループ
82 日陰

Claims (1)

  1. 複数の遮光面と複数の透孔が三次元的に配置され、所定の最大遮光角度から観察した場合に上記の各透孔が背後に配置された各遮光面によってほぼ塞がれた状態にみえる構造を備えた複数の日除け部材を、一定の方向に揃えて取り付けた日除けユニットを複数備え上記日除けユニットの一部が、他の日除けユニットよりも垂直方向に高い位置に配置されている日除けであって、
    上記の各日除けユニットが複数のグループに分けられており、
    各日除けユニットは、グループ単位で別個の脚部によって設置面から所定の距離を隔てた位置に支持されており、
    各グループを支持する脚部の一部が、他のグループを支持する脚部の高さと異なる高さを備えていることを特徴とする日除け。
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