JP6831746B2 - 電磁ノイズ計測システム - Google Patents
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Description
以下、本発明に係る実施形態1を、図1ないし図5を用いて説明する。
本実施形態では、特定構成の鉄道車両に電磁ノイズ計測システムを搭載する形態を説明するが、本発明の電磁ノイズ計測システムの搭載仕様は本実施形態に限定されるものではなく、機器配置や配線位置など車両の構造に応じて適用される。また、適用する車両は、架線や第三軌条(給電用レール)など外部より電力を取得して走行する車両や気動車両、新交通システムや磁気浮上式鉄道など動力の方式に依らず適用してよい。
車両を、図1に示した構成に従って、図2に示すように大きさで、抵抗108を設置して、Port1と、Port2における電圧、電力を測定する。
鉄道車両においては、特定の地点において、特定の運転制御をおこなう場合があり、車上機器エラー発生状況と発生地点情報のみでは、エラー原因となる電磁ノイズの由来を即時に特定することが難しい。本実施形態の電磁ノイズ計測システムでは、沿線設備や軌道側装置などの外部機器を電磁ノイズ源として発生する車上機器エラーを判別できるようにしている。
電磁ノイズ評価装置106の電圧取得部106aは、電磁ノイズ検出線107に生じる電圧データを取得する(S600)。
以下、本発明に係る実施形態2を、図6および図7を用いて説明する。
実施形態1では、車両を、図1に示した構成に従って、図2に示すように大きさで、抵抗108を設置して、Port1と、Port2における電圧、電力を測定する。
そして、ループ面積を最大化するように抵抗108と車体100の接続点を設定することで、車両内における広範囲の磁界ノイズを取得することが可能となる。加えて、抵抗108により、車両内に形成されたループは、磁界受診時に発生する共振も抑えることが可能であることを示している。すなわち、図7の結果によれば、周波数が1MHz以上の領域において、Port1+Port2間の通過特性は、比較的緩やかな変動範囲内に収まることを示している。
以下、本発明に係る実施形態3を、図8を用いて説明する。
本実施形態では、電磁ノイズ検出線107を車外引き通し電線束105にも併せて配置している。車体100は金属構体であり、車両内で車両外の電磁ノイズを評価することは難しい。車外引き通し電線束105に併せて配置した1本の電磁ノイズ検出線107の一端を、抵抗108で車体100の金属部分と接続し、その電磁ノイズ検出線107の他端と車体100の電位差を取得すれば、車両内および車両外の電磁ノイズをそれぞれ取得することができる。なお、電磁ノイズ検出線107の配線基準および抵抗108の選定基準などは、実施形態1の車両内の例と同じである。図8では、車両の内外に電磁ノイズ検出線107を設ける例を示しているが、車両外のみの構成としてもよい。また、車外引き通し電線束105は、車体100の床下に配置される構成として示したが、車体100の屋根上や、車体100を構成する構体がダブルスキン構造であり、構体内のトラスに電線束が引き通される場合においては、電磁ノイズ検出線107をそのトラス内の電線束に併せて配置するようにしてもよい。
以下、本発明に係る実施形態4を、図9および図10を用いて説明する。
本実施形態の電磁ノイズ計測システムでは、電磁ノイズ検出線を2本使用して車両内外の電磁ノイズを取得する例である。
以下、本発明に係る実施形態5を、図11および図12を用いて説明する。
実施形態1では、電磁ノイズ評価装置106が、発生した電磁ノイズが車両内部の機器に起因するものなのか外部環境に起因するものなのかを判別する処理について説明した。本実施形態では、蓄積した電圧データ分析により車上機器エラー発生の危険がある場合に警告を発報することが可能な電磁ノイズ計測システムの例について説明する。
電磁ノイズ評価装置106の異常検知部106dは、電圧取得部106aは電磁ノイズ検出線107に生じる電圧データを取得する。さらに、異常検知部106dは、車両情報管理装置103などの外部機器より、車両制御情報および、車両上機器の稼働情報、車両位置情報などを取得する(S700)。異常検知演算部106eは、S700で取得したデータと過去データに基づいて設定、保持された判定パラメータ106fを適用した処理により、所定の機器エラー発生の危険範囲内にあるか否かを判定する(S701)。
以上判定パラメータの更新と警告の発報ステップを動作終了まで繰り返し実施する(S706)。
以下、本発明に係る実施形態6を、図13ないし図15を用いて説明する。
本実施形態では、鉄道車両編成のうち複数車両に電磁ノイズ計測システムを適用し、互いのシステムが共通の時刻データで同期して動作することで、ノイズ発生号車を特定可能な形態を説明する。
このとき、電圧の伝播の距離から以下の(式1)が成立する。
101…床下機器
102…車上機器スペース
103…車両情報管理装置
104…車内引き通し電線束
105…車外引き通し電線束
106…電磁ノイズ評価装置
106a…電圧取得部
106b…演算部
106c…記録部
106d…異常検知部
106e…異常検知演算部
106f…判定パラメータ
107…電磁ノイズ検出線
108…抵抗
109…接地線
110…結束部
Claims (9)
- 鉄道車両に発生する電磁ノイズを計測する鉄道車両向けの電磁ノイズ計測システムであって、
鉄道車両編成の車両内または車両外の少なくとも一方に引き通し固定された電線束の何れかに併せて配置される電磁ノイズ検出線と、
2点間の電位差を取得する電圧取得部を含む電磁ノイズ評価装置とを有し、
前記電磁ノイズ検出線の一端は抵抗を介して車体の金属部分と接続し、他の一端を前記電磁ノイズ評価装置と接続し、
前記電圧取得部は前記ノイズ検出線の他の一端と車体間の電位差を取得することを電磁ノイズ計測システム。 - 前記電磁ノイズ検出線は、電線束の未使用線を使用することを特徴とする請求項1記載の電磁ノイズ計測システム。
- さらに、車両制御情報および車両上機器の稼働情報を保持する車両情報管理装置を有し、
前記電磁ノイズ評価装置は、前記車両情報管理装置より車両制御情報または車両上機器の稼働情報の少なくとも一方を取得することを特徴とする請求項1記載の電磁ノイズ計測システム。 - 前記電磁ノイズ評価装置は、前記電圧取得部で取得する電磁ノイズデータなどを保存する記録部を有し、前記車両情報管理装置またはその他の車両上機器より車両位置情報を取得して、前記電圧取得部で取得した電磁ノイズデータと前記車両位置情報を関連付けて前記記録部に記録することを特徴とする請求項3記載の電磁ノイズ計測システム。
- 前記電磁ノイズ評価装置は、判定パラメータにより前記電圧取得部にて取得した電磁ノイズデータの異常を相対的に判定する異常検知部を有し、前記判定パラメータは前記異常検知部で保持され、前記電磁ノイズ評価装置において取得する車両上機器の稼働状況に基づいて更新されることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両向け電磁ノイズ計測システム。
- 前記鉄道車両向け電磁ノイズ計測システムは、鉄道車両編成のうち二つ以上の複数車両に配置され、それぞれのシステムが共通の時刻データで同期して動作することを特徴とする請求項1記載の電磁ノイズ計測システム。
- 鉄道車両に発生する電磁ノイズを計測する鉄道車両向けの電磁ノイズ計測システムであって、
鉄道車両編成の車両内または車両外の少なくとも一方に引き通し固定された電線束の何れかに併せて配置されるそれぞれ2本1組の電磁ノイズ検出線と、
2点間の電位差を取得する電圧取得部を含む電磁ノイズ評価装置とを有し、
前記2本の電磁ノイズ検出線の一端同士は抵抗を介して互いに接続し、
前記電圧取得部は、前記2本の電磁ノイズ検出線の他端間の電位差を取得することを電磁ノイズ計測システム。 - 前記電磁ノイズ検出線は、電線束の未使用線を使用することを特徴とする請求項7記載の電磁ノイズ計測システム。
- さらに、車両制御情報および車両上機器の稼働情報を保持する車両情報管理装置を有し、
前記電磁ノイズ評価装置は、前記車両情報管理装置より車両制御情報または車両上機器の稼働情報の少なくとも一方を取得することを特徴とする請求項7記載の電磁ノイズ計測システム。
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