JP6831591B2 - 切断工具 - Google Patents

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Description

本発明は、対象物切断部と対象物把持部とを備える切断工具に関する。対象物は、例えば、高圧引下用架橋ポリエチレン絶縁電線(PDC:Plane transformer Drop wire Crosslinked polyethylene、以下、PD線と記載することがある。)等の線条類である。
線条類を切断するための切断工具が知られている。
例えば、特許文献1(特許第4862982号公報)には、一対の切断刃を有する切断部と、該一対の切断刃を開閉操作する操作部と、線条類を挟み付ける方向にばね付勢された一対の把持片を含む把持部とを有する切断工具が開示されている。特許文献1に記載の切断工具では、一対の切断刃の切断間隔の中央位置と、一対の把持片の把持間隔の中央位置とが略心合わせされた状態で切断操作が実行される。線条類の切断に際しては、まず、開放レバーの操作により、一対の把持片が互いに離間される。次に、一対の把持片間に、切断すべき線条類が配置される。続いて、開放レバーから手を離すことにより、一対の把持片によって、切断すべき線条類が把持される。その後、一対の把持片によって線条類が把持された状態で、操作部が操作され、一対の切断刃によって、線条類が切断される。切断刃によって切断された線条類の一方側が、一対の把持片によって保持され、切断刃によって切断された線条類の他方側が、片手で把持されているため、切断時に、線条類が跳ね返ることがない。
また、特許文献2(特開2013−55729号公報)には、クランプ機構付き電線切断工具が開示されている。特許文献2に開示された電線切断工具は、固定刃と、可動刃と、固定刃を側面に固定する固定刃側リンクと、可動刃の側面に隣接する可動刃側リンクと、これら部材を貫通して枢支する支点ボルトと、可動刃を固定刃に対して開閉させる可動刃駆動手段と、支点ボルトに枢支され、固定刃及び可動刃のそれぞれに同期して開閉することにより電線を挟持するクランプユニットとを備える。そして、クランプユニットは、固定刃側クランプと、可動刃側クランプとを備える。特許文献2に開示の電線切断工具では、電線の切断時に、電線が逃げないように圧縮コイルばねの付勢力が可動刃側クランプに作用する。その結果、クランプユニットは、電線を最適なクランプ力でクランプする。
特許第4862982号公報 特開2013−55729号公報
特許文献1には、一対の切断刃を開閉操作する操作部と、開放レバー(第2の操作部)とが記載されている。2つの操作部を備える場合、片手で一方の操作部を持ち、他の片手で他方の操作部を操作する等の作業が必要となる可能性がある。また、特許文献1には、切断時に、線条類を片手で把持する例が記載されているが、線条類の種類によっては、線条類を直接、手で把持することができない場合もある。また、線条類を間接工法により切断する場合も、線条類を直接手で把持することができない。例えば、高電圧ケーブル等は、直接、手で把持することができず、通常は間接工法により切断する。
また、特許文献2に開示された電線切断工具は、固定刃及び可動刃の動きにクランプユニットを同期させるための機構、特にリンク機構が複雑であり、製造コストの大幅な増加が避けられない。
そこで、本発明の目的は、簡単な操作で、対象物を把持しつつ、対象物を切断可能な切断工具を提供することにある。また、本発明の他の目的は、種々のサイズの対象物に対応可能な把持部を備えた切断工具を提供することにある。
本発明は、以下に示す、切断工具に関する。
(1)第1刃体および第2刃体を有する対象物切断部と、
第1把持部材および第2把持部材を有する対象物把持部と、
前記対象物切断部と前記対象物把持部とを連結する連結部材と、
前記第1把持部材および前記第2把持部材を閉じる方向に付勢する付勢部材と、
前記第1把持部材が、前記付勢部材による付勢力によって移動することを規制する第1規制部材と、
前記第2把持部材が、前記付勢部材による付勢力によって移動することを規制する第2規制部材と
を具備し、
前記第1刃体は、
前記連結部材が挿通される第1孔と、
前記第1孔の一方側に配置された第1刃部と、
前記第1孔の他方側に配置された第1アーム部と
を有し、
前記第2刃体は、
前記連結部材が挿通される第2孔と、
前記第2孔の一方側に配置された第2刃部と、
前記第2孔の他方側に配置された第2アーム部と
を有し、
前記第1規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記付勢部材による付勢力によって、第1規制部材ストッパーに押し付けられるように構成され、
前記第2規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記付勢部材による付勢力によって、第2規制部材ストッパーに押し付けられるように構成されている、
切断工具。
(2)前記第1規制部材ストッパーは、前記第1刃体および前記第2刃体のうちの一方の部材、または、前記第1刃体および前記第2刃体の開閉操作具であり、
前記第2規制部材ストッパーは、前記第1刃体および前記第2刃体のうちの他方の部材、または、前記第1刃体および前記第2刃体の開閉操作具である
上記(1)に記載の切断工具。
(3)前記第1規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記第1規制部材ストッパーに接触し、
前記第2規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記第2規制部材ストッパーに接触し、
前記第1規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが対象物を切断する時、前記第1規制部材ストッパーから離間し、
前記第2規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが前記対象物を切断する時、前記第2規制部材ストッパーから離間する
上記(1)に記載の切断工具。
(4)遠隔操作具によって操作可能な被操作部を更に備え、
前記被操作部は、
前記遠隔操作具が着脱可能に連結される連結部と、
前記第1アーム部の基端と前記第2アーム部の基端との間の距離を変更可能なように、前記第1アーム部および前記第2アーム部の両方に、直接的又は間接的に接続された距離可変機構と
を備える
上記(1)乃至(3)の何れか一つに記載の切断工具。
(5)前記対象物把持部は、
第3把持部材と、
前記第1把持部材と前記第3把持部材とを連結する第2連結部材と、
第4把持部材と、
前記第2把持部材と前記第4把持部材とを連結する第3連結部材と
を更に具備する
上記(1)乃至(4)のいずれか一つに記載の切断工具。
(6)前記第1把持部材には、前記第3連結部材の少なくとも一部を収容可能な第1凹部が設けられ、
前記第2把持部材には、前記第2連結部材の少なくとも一部を収容可能な第2凹部が設けられている
上記(5)に記載の切断工具。
(7)前記第1規制部材は、前記第1規制部材ストッパーに対して転動可能な第1カラー部材を備え、
前記第2規制部材は、前記第2規制部材ストッパーに対して転動可能な第2カラー部材を備える
上記(1)乃至(6)のいずれか一つに記載の切断工具。
(8)前記第1刃体は第1突出部を有し、前記第2規制部材は前記第1突出部に接触可能な第2接触部を備え、
前記第2刃体は第2突出部を有し、前記第1規制部材は前記第2突出部に接触可能な第1接触部を備える
上記(1)乃至(6)のいずれか一つに記載の切断工具。
(9)前記第1規制部材ストッパーは、前記第1刃体および前記第2刃体のうちの一方の部材であり、
前記第2規制部材ストッパーは、前記第1刃体および前記第2刃体の開閉操作具である
上記(2)に記載の切断工具。
本発明により、簡単な操作で、対象物を把持しつつ、対象物を切断可能な切断工具を提供できる。また、種々のサイズの対象物に対応可能な把持部を備えた切断工具を提供できる。
図1(A)は、第1の実施形態における切断工具を模式的に示す概略正面図である。図1(B)は、第1の実施形態における切断工具を模式的に示す概略背面図である。図1(C)は、第1の実施形態における切断工具を模式的に示す概略底面図である。 図2は、対象物を切断中の状態における切断工具を模式的に示す概略背面図である。 図3は、第2の実施形態における切断工具を模式的に示す概略背面図である。 図4(A)は、第3の実施形態における切断工具を模式的に示す概略正面図である。図4(B)は、第3の実施形態における切断工具を模式的に示す概略底面図である。 図5は、第2把持部材の形状の一例を模式的に示す図である。 図6は、第4把持部材の形状の一例を模式的に示す図である。 図7は、第4の実施形態における切断工具を模式的に示す概略底面図である。 図8は、第4の実施形態の変形例における切断工具を模式的に示す概略底面図である。 図9は、図面代用写真で、切断工程を実行している時の切断工具の状態の一例を示す写真である。 図10(A)は、第5の実施形態における切断工具を模式的に示す概略正面図である。図10(B)は、第5の実施形態における切断工具を模式的に示す概略正面図である。図10(C)は、第5の実施形態における切断工具を模式的に示す概略底面図である。 図11(A)は、第6の実施形態における切断工具を模式的に示す概略正面図である。図11(B)は、第6の実施形態における切断工具を模式的に示す概略正面図である。 図11(C)は、第6の実施形態における切断工具を模式的に示す概略正面図である。図11(D)は、第6の実施形態における切断工具を模式的に示す概略背面図である。なお、図11(C)および図11(D)において、第1刃体、第2刃体、および、開閉操作具の動きが把握できるように、対象物把持部の図示が省略されている。
以下、図面を参照しつつ、実施形態における切断工具について、詳しく説明する。なお、本明細書において、同種の機能を有する部材には、同一または類似の符号が付されている。そして、同一または類似の符号の付された部材について、繰り返しとなる説明が省略される場合がある。
(第1の実施形態)
図1(A)乃至図2を参照して、第1の実施形態について説明する。図1(A)は、第1の実施形態における切断工具1を模式的に示す概略正面図である。図1(B)は、第1の実施形態における切断工具1を模式的に示す概略背面図である。図1(C)は、第1の実施形態における切断工具1を模式的に示す概略底面図である。図2は、対象物Wを切断中の状態における切断工具1を模式的に示す概略背面図である。
図1(A)に示されるように、切断工具1は、対象物切断部2および対象物把持部4を備える。対象物切断部2、対象物把持部4は、それぞれ、対象物切断具、対象物把持具ということもできる。対象物切断部2は、第1刃体12および第2刃体22を有する。対象物W(例えば、電線等の線条類)は、第1刃体12および第2刃体22が、開放状態から閉鎖状態に向けて互いに相対移動することにより、切断される。対象物把持部4は、第1把持部材32および第2把持部材42を有する。対象物W(例えば、電線等の線条類)は、第1把持部材32および第2把持部材42が、互いに近づくように相対移動することにより、第1把持部材32と第2把持部材42との間で把持される。
対象物切断部2と対象物把持部4とは、連結部材5によって連結されている。例えば、第1刃体12の第1孔と、第2刃体22の第2孔と、第1把持部材32の第3孔と、第2把持部材42の第4孔とを貫くように、連結部材5が配置されることにより、対象物切断部2と対象物把持部4とが連結部材5によって連結されてもよい。この場合、第1刃体12、第2刃体22、第1把持部材32、第2把持部材42の各々は、連結部材5の回りを、連結部材5に対して相対回転可能である。連結部材5は、例えば、上述の第1孔、第2孔、第3孔、第4孔の全てを貫通して配置される細長部材である。連結部材5は、ボルト5a、および、ボルトの端部に配置されるナット5bを含んでいてもよい。
図1(A)に示されるように、切断工具1は、第1把持部材32および第2把持部材42を閉じる方向に付勢する付勢部材6を備える。なお、第1把持部材32および第2把持部材42を閉じる方向とは、第1把持部材の第1ジョー36と第2把持部材の第2ジョー46とが互いに近づく方向である。付勢部材6の存在により、第1把持部材32および第2把持部材42が閉じる方向に移動するのを規制する部材(後述の第1規制部材35、第2規制部材45等)がない限り、第1ジョー36と第2ジョー46との間に配置された対象物Wは、第1ジョー36と第2ジョー46とによって挟持されることとなる。なお、挟持力は、付勢部材6の付勢力を調整することにより、より具体的には、ばねの強さを調整することにより、適宜設定可能である。図1(A)に記載の例では、付勢部材6は、つるまきばね(コイルばね)であるが、付勢部材6は、第1把持部材32および第2把持部材42を閉じる方向に付勢できる部材であれば、どのような部材であってもよい。付勢部材6は、ねじりコイルばねであってもよい。
第1刃体12は、連結部材5が挿通される第1孔14(必要であれば、図1(C)を参照)と、第1孔14の一方側(遠位側)に配置された第1刃部16と、第1孔14の他方側(近位側)に配置された第1アーム部18とを有する。第1刃部16は、第1孔14よりも先端側の部分である。第1刃部16は、刃縁16aが設けられた腹部(front portion)と、腹部の反対側に設けられた背部16b(back portion)と、2つの側面(腹部の面積および背部の面積の各々よりも面積が広い面)とを含む。第1アーム部18は、第1孔14よりも基端側の部分である。第1アーム部18は、刃縁16aと同じ側に位置する腹部18aと、刃縁16aと異なる側に位置する背部18bと、2つの側面(腹部の面積および背部の面積の各々よりも面積が広い面)とを含む。第1アーム部18は、操作者によって直接操作されてもよいし、任意の操作力伝達機構(例えば、後述の第2の実施形態における被操作部90)を介して、間接的に操作されてもよい。
第2刃体22は、連結部材5が挿通される第2孔24(必要であれば、図1(C)を参照)と、第2孔24の一方側(遠位側)に配置された第2刃部26と、第2孔24の他方側(近位側)に配置された第2アーム部28とを有する。第2刃部26は、第2孔24よりも先端側の部分である。第2刃部26は、刃縁26aが設けられた腹部(front portion)と、腹部の反対側に設けられた背部26b(back portion)と、2つの側面(腹部の面積および背部の面積の各々よりも面積が広い面)とを含む。第2アーム部28は、第2孔24よりも基端側の部分である。第2アーム部28は、刃縁26aと同じ側に位置する腹部28aと、刃縁26aと異なる側に位置する背部28bと、2つの側面(腹部の面積および背部の面積の各々よりも面積が広い面)とを含む。第2アーム部28は、操作者によって直接操作されてもよいし、任意の操作力伝達機構(例えば、後述の第2の実施形態における被操作部90)を介して、間接的に操作されてもよい。
第1把持部材32には、第1規制部材35が設けられている。第1把持部材32と第1規制部材35とは、一体であってもよいし、別体であってもよい。第1規制部材35は、第1刃部16と第2刃部26とが開放状態にある時(例えば、第1刃部16と第2刃部26との間に対象物Wを配置する直前の時)、付勢部材6による付勢力(図1(A)中の矢印で示す方向の力)によって、第1刃体12(より具体的には、第1アーム部18)に押し付けられている。第1の実施形態において、第1刃体12は、付勢部材6による付勢力によって、第1規制部材35が押し付けられる部材(一方の部材:one member)として機能する。また、第1の実施形態においては、第1刃体12は、付勢部材6による付勢力に抗して、第1規制部材35を受け止める第1規制部材ストッパーとして機能する。
第2把持部材42には、第2規制部材45が設けられている。第2把持部材42と第2規制部材45とは、一体であってもよいし、別体であってもよい。第2規制部材45は、第1刃部16と第2刃部26とが開放状態にある時(例えば、第1刃部16と第2刃部26との間に対象物Wを配置する直前の時)、付勢部材6による付勢力(図1(A)中の矢印で示す方向の力)によって、第2刃体22(より具体的には、第2アーム部28)に押し付けられている。第1の実施形態において、第2刃体22は、付勢部材6による付勢力によって、第2規制部材45が押し付けられる部材(他方の部材:second member)として機能する。また、第1の実施形態においては、第2刃体22は、付勢部材6による付勢力に抗して、第2規制部材45を受け止める第2規制部材ストッパーとして機能する。
実施形態では、第1刃部16と第2刃部26とが開放状態にある時(例えば、第1刃部16および第2刃部26が、対象物Wに接触していない時)、第1規制部材35が第1刃体12に押し付けられ、第2規制部材45が第2刃体22に押し付けられる。その結果、第1把持部材32および第2把持部材42が、対象物Wを把持する把持位置に向けて移動することが規制される。換言すれば、第1刃部16と第2刃部26とが開放状態にある時、第1把持部材32と第2把持部材42も開放状態に規制される(維持される)。このため、作業者は、第1刃部16と第2刃部26との間、かつ、第1把持部材32と第2把持部材42との間に、対象物Wを配置する作業を、極めて容易に実行可能である。
実施形態では、第1把持部材32に、第1刃体12に接触可能な第1規制部材35を設け、第2把持部材42に、第2刃体22に接触可能な第2規制部材45を設けている。このため、第1把持部材32を、第1刃体12の動きに追従させて移動させ、かつ、第2把持部材42を、第2刃体22の動きに追従させて移動させることが可能である。実施形態において、第1把持部材(または第2把持部材)を第1刃体(または第2刃体)の動きに追従させるための機構は、シンプルな機構である。よって、切断工具の製造コストの低減、あるいは、切断工具に対する信頼性の向上が期待できる。
また、実施形態では、第1刃部16と第2刃部26とを閉鎖位置に向けて移動させることにより、対象物Wが、付勢部材6による付勢力によって、第1ジョー36と第2ジョー46との間で自動的に把持される。第1ジョー36と第2ジョー46との間で把持される対象物Wのサイズ(対象物Wが線条類である場合には、線条類の直径)は任意である。すなわち、第1刃部16と第2刃部26との間に配置可能な対象物であれば、切断工具1は、どのようなサイズの対象物であっても好適に把持可能かつ切断可能である。
(任意付加的な構成)
第1の実施形態における切断工具1は、以下に説明する任意付加的な構成のうちの少なくとも1つを備えていてもよい。例えば、図1(A)に記載の例では、第1把持部材32は、連結部材5が挿通される第3孔34(必要であれば、図1(C)を参照)と、第3孔34の一方側(遠位側)に配置された第1ジョー36と、第3孔34の他方側(近位側)に配置された第1把持部材アーム部38とを有する。第1ジョー36は、第3孔34よりも先端側の部分であり、第1把持部材アーム部38は、第3孔34よりも基端側の部分である。上述の第1規制部材35は、第1把持部材アーム部38に設けられている。そして、第1規制部材35は、第1刃部16と第2刃部26とが開放状態にある時、第1アーム部18の腹部18aに接触する。
また、第2把持部材42は、連結部材5が挿通される第4孔44(必要であれば、図1(C)を参照)と、第4孔44の一方側(遠位側)に配置された第2ジョー46と、第4孔44の他方側(近位側)に配置された第2把持部材アーム部48とを有する。第2ジョー46は、第4孔44よりも先端側の部分であり、第2把持部材アーム部48は、第4孔44よりも基端側の部分である。上述の第2規制部材45は、第2把持部材アーム部48に設けられている。そして、第2規制部材45は、第1刃部16と第2刃部26とが開放状態にある時、第2アーム部28の腹部28aに接触する。
図1(A)に示される状態から、第1アーム部18と第2アーム部28とを互いに近づく方向に移動させること、換言すれば、第1刃部16と第2刃部26とを互いに近づく方向に移動させることを想定する。この場合、第1ジョー36が対象物Wに接するまでは、第1規制部材35は、付勢部材6の付勢力によって、第1アーム部18に追従して移動する。すなわち、第1規制部材35と第1アーム部18との間の接触状態は保たれる。同様に、第2ジョー46が対象物Wに接するまでは、第2規制部材45は、付勢部材6の付勢力によって、第2アーム部28に追従して移動する。すなわち、第2規制部材45と第2アーム部28との間の接触状態は保たれる。
さらに、第1アーム部18と第2アーム部28とを互いに近づく方向に移動させることを想定する。すなわち、第1ジョー36および第2ジョー46が対象物Wに接触した後、第1アーム部18と第2アーム部28とを互いに近づく方向に更に移動させることを想定する。この場合、第1ジョー36および第2ジョー46は対象物Wに接触しているため、第1ジョー36と第2ジョー46とは、互いに近づく方向に更に移動することができない。他方、第1刃部16と第2刃部26とは、対象物Wに喰い込むことにより、互いに近づく方向に更に移動することが可能である。その結果、第1規制部材35は、第1アーム部18に追従することができず、第1アーム部18(第1アーム部の腹部18a)から離間する。同様に、第2規制部材45は、第2アーム部28に追従することができず、第2アーム部28(第2アーム部の腹部28a)から離間する。
図2には、第1規制部材35が第1アーム部18から離間し、第2規制部材45が第2アーム部28から離間した状態が示されている。第1規制部材35が第1アーム部18から離間可能であり、第2規制部材45が第2アーム部28から離間可能である場合には、次のような格別な効果が奏される。
以下、格別な効果について、詳細に説明する。対象物W(例えば、電線等の線条類)は、完全な直線に沿って配置されているとは限らない。このため、第1刃部16と第2刃部26との間に位置する対象物Wの中心と、第1ジョー36と第2ジョー46との間に位置する対象物Wの中心とが互いに偏心している可能性がある。また、対象物Wの切断に際しては、対象物Wの長手方向と、連結部材5の長手方向とが互いに平行になるように、対象物Wの周囲に対象物切断部2および対象物把持部4が配置されることが理想的である。しかし、対象物切断部2および対象物把持部4の配置がそのような理想的な配置からずれる可能性もある。図2に記載の例では、第1規制部材35が第1アーム部18から離間し、第2規制部材45が第2アーム部28から離間しているため、上述の「偏心」あるいは上述の「理想的な配置からのずれ」に対応して、第1把持部材32および第2把持部材42の位置が自動的に調整される。すなわち、第1把持部材32および第2把持部材42を含む対象物把持部4が、対象物Wを把持した状態で、連結部材5の回りを、対象物切断部2に対して相対回転する。その結果、第1把持部材32および第2把持部材42の位置が自動的に調整される。
図2に記載の実施形態では、第1刃部16と第2刃部26とが開放状態にある時、第1規制部材35と第1アーム部18とが互いに接触し、第2規制部材45と第2アーム部28とが互いに接触する。当該構成により、対象物把持部4の各ジョーが、対応する刃体の動きに追従する。その結果、切断工具1を対象物Wの周囲に配置する操作、および/または、切断工具1を対象物Wから離間させる操作を、極めて容易に実行可能である(以下、「第1の効果」という。)。また、第1刃部16と第2刃部26とが対象物Wを切断する時(なお、この時、第1把持部材32および第2把持部材42は、対象物Wを把持している)、第1規制部材35が第1アーム部18から離間し、第2規制部材45が第2アーム部28から離間する。当該構成により、対象物把持部4が、対象物Wを把持した状態で、連結部材5の回りを、対象物切断部2に対して相対回転可能である。その結果、対象物Wが完全な直線に沿って配置されていない場合であっても、あるいは、切断工具1が対象物Wに対して多少傾いて配置された場合であっても、困難を伴うことなく対象物Wを切断することが可能である(以下、「第2の効果」という。)。以上のとおり、図2に記載の実施形態では、第1規制部材35が、第1アーム部18に対して接触可能かつ離間可能であり、かつ、第2規制部材45が、第2アーム部28に対して接触可能かつ離間可能であるとの構成を有する。当該構成により、図2に記載の実施形態は、第1の効果と第2の効果とを相乗的に奏する。
(第2の実施形態)
図3を参照して第2の実施形態について説明する。図3は、第2の実施形態における切断工具1を模式的に示す概略背面図である。第2の実施形態における切断工具1は、遠隔操作具によって操作可能な被操作部90を付加的に備える点で、第1の実施形態における切断工具と異なる。その他の点では、第2の実施形態における切断工具1は、第1の実施形態における切断工具と同様である。このため、第2の実施形態の説明において、被操作部90以外の構成についての繰り返しとなる説明は省略する。
図3に示されるように、被操作部90は、連結部92と、距離可変機構95とを備える。連結部92には、図示しない遠隔操作具が着脱自在に連結される。距離可変機構95は、第1アーム部18の基端と第2アーム部28の基端との間の距離を変更する機構であり、距離可変機構95は、第1アーム部18および第2アーム部28の両方に接続されている。
図3に記載の例では、連結部92は、遠隔操作具が装着されるカップリング部材93と、遠隔操作具によって操作される操作部材94とを備える。操作部材94は、例えば、断面が六角形である六角形状部94aを備える。六角形状部94aは、遠隔操作具によって操作される部分である。
また、図3に記載の例では、距離可変機構95の移動部材96が、第1アーム部18に接続され、距離可変機構95のベース部材97が第2アーム部28に接続されている。そして、操作部材94が操作されることにより、移動部材96が、ベース部材97に対して相対移動する。距離可変機構95は、例えば、ねじ棒98を備えていてもよい。距離可変機構95がねじ棒98を備える場合には、操作部材94が操作されることにより、ねじ棒98が回転する。その結果、ねじ棒98に螺合する移動部材96が、ベース部材97に対して相対移動する。こうして、第1アーム部18と第2アーム部28とを、被操作部90を介して、遠隔操作することが可能となる。
第2の実施形態における切断工具1を用いる場合、作業者の手が直接とどかない対象物Wを好適に切断することが可能となる。例えば、高所に配置された架線を好適に切断することが可能となる。遠隔操作具を用いて切断工具1を操作する場合には、切断工具は、簡単に操作できるように構成されていることが好ましい。第2の実施形態における切断工具1では、第1把持部材に、第1アーム部18に接触可能な第1規制部材35が設けられ、第2把持部材に、第2アーム部28に接触可能な第2規制部材45が設けられている。その結果、簡単な操作で、対象物Wの把持および切断が可能である。第2の実施形態では、第1規制部材35と、第2規制部材45と、被操作部90とを備えることにより、シンプルな機構であるにも関わらず、簡単な操作で、相対的に遠くに位置する対象物Wの把持および切断が可能である。
(第3の実施形態)
図4(A)および図4(B)を参照して、第3の実施形態について説明する。図4(A)は、第3の実施形態における切断工具1を模式的に示す概略正面図である。図4(B)は、第3の実施形態における切断工具1を模式的に示す概略底面図である。第3の実施形態における切断工具1において、第1の実施形態における切断工具(または、第2の実施形態における切断工具)と同一の機能を有する部材には、同一の符号が付されている。そして、同一の符号の付された部材については、繰り返しとなる説明が省略される。
図4(A)および図4(B)に示されるように、第3の実施形態における切断工具1では、対象物把持部4が、第1把持部材32および第2把持部材42に加えて、第3把持部材132および第4把持部材142を備える。図4(B)に示されるように、第1把持部材32と第3把持部材132とは、第2連結部材51を介して連結されており、第1把持部材32と第3把持部材132とは、連結部材5の回りを回動可能である。第2連結部材51は、第1把持部材32の孔と、第3把持部材132の孔とを貫通するように配置された細長部材(例えば、ボルト)であってもよい。なお、図4(B)に記載の例では、第2連結部材51の周囲に第1スペーサ55が配置されており、第1スペーサ55によって、第1把持部材32と第3把持部材132との間の間隔が所定間隔に維持される。
同様に、第2把持部材42と第4把持部材142とは、第3連結部材52を介して連結されており、第2把持部材42と第4把持部材142とは、連結部材5の回りを回動可能である。第3連結部材52は、第2把持部材42の孔と、第4把持部材142の孔とを貫通するように配置された細長部材(例えば、ボルト)であってもよい。なお、図4(B)に記載の例では、第3連結部材52の周囲に第2スペーサ56が配置されており、第2スペーサ56によって、第2把持部材42と第4把持部材142との間の間隔が所定間隔に維持される。
第3把持部材132は、第2連結部材51を介して、第1把持部材32に連結されている。このため、第3把持部材132は、第1把持部材32と同様に、閉じる方向(第4把持部材に近づく方向)に付勢される。また、第4把持部材142は、第3連結部材52を介して、第2把持部材42に連結されている。このため、第4把持部材142は、第2把持部材42と同様に、閉じる方向(第3把持部材に近づく方向)に付勢される。これらの付勢は、付勢部材6によって行われる。
図4(B)に記載の例では、付勢部材6は、ねじりコイルばねであるが、付勢部材6は、コイルばね等の他の付勢部材であってもよい。なお、切断工具1の小型化の観点等から、付勢部材6(例えば、ねじりコイルばね)は、連結部材5の周囲に配置されてもよい(図4(B)を参照)。また、ねじりコイルばねの一端が、第2連結部材51または第1スペーサ55に接触し、ねじりコイルばねの他端が、第3連結部材52または第2スペーサ56に接触するように、ねじりコイルばねが配置されてもよい。
第3の実施形態における切断工具1を用いる場合、対象物Wは、第1把持部材32の第1ジョー(または把持面)、および、第2把持部材42の第2ジョー(または把持面)に加え、第3把持部材132の第3ジョー136(または把持面)、および、第4把持部材142の第4ジョー146(または把持面)によって把持される。このため、第1の実施形態(または、第2の実施形態)と比較して、対象物Wがより安定的に保持される。
(任意付加的な構成)
第3の実施形態における切断工具1は、以下に説明する任意付加的な構成のうちの少なくとも1つを備えていてもよい。
例えば、図4(A)および図5に示されるように、第2把持部材42には、第2連結部材51の少なくとも一部を収容可能な第2凹部421が設けられてもよい。第2凹部421は、第1刃部16と第2刃部26とが最も開放された状態にある時、第2連結部材51の少なくとも一部を収容可能である。同様に、第1把持部材32には、第3連結部材52の少なくとも一部を収容可能な第1凹部321が設けられてもよい。第1凹部321は、第1刃部16と第2刃部26とが最も開放された状態にある時、第3連結部材52の少なくとも一部を収容可能である。第1凹部321および第2凹部421の存在により、第3把持部材132と第4把持部材142とを、より大きく拡げることが可能となる。
また、第1規制部材35は、第1アーム部18に対して転動可能な第1カラー部材35aを備えていてもよい。同様に、第2規制部材45は、第2アーム部28に対して転動可能な第2カラー部材45aを備えていてもよい。規制部材が、転動可能なカラー部材を備える場合には、規制部材(第1規制部材または第2規制部材)と、アーム部(第1アーム部または第2アーム部)との間の摩擦抵抗が低減される。図4(B)に記載の例では、第1カラー部材35aは、ボルト等の細長部材37の周囲に回転可能に配置され、第2カラー部材45aは、ボルト等の細長部材47の周囲に回転可能に配置されている。なお、第1規制部材35が、転動可能な第1カラー部材(first collar member)を備え、第2規制部材45が、転動可能な第2カラー部材(second collar member)を備える構成は、他の実施形態においても採用可能な構成である。
図5および図6に示されるように、第4把持部材142の長さ(基端と先端との間の長さ)は、第2把持部材42の長さ(基端と先端との間の長さ)よりも短い。同様に、第3把持部材132の長さ(基端と先端との間の長さ)は、第1把持部材32の長さ(基端と先端との間の長さ)よりも短い。代替的に、第4把持部材142の長さは、第2把持部材42の長さと等しくてもよい。この場合、第2把持部材42の基端部と、第4把持部材142の基端部とが、ボルト等の細長部材によって連結されてもよい。同様に、第3把持部材132の長さは、第1把持部材32の長さと等しくてもよい。この場合、第1把持部材32の基端部と、第3把持部材132の基端部とが、ボルト等の細長部材によって連結されてもよい。
図4(A)および図4(B)に記載の例では、切断工具1が、遠隔操作具によって操作可能な被操作部90を備えている。代替的に、第3の実施形態における切断工具1は、遠隔操作具によって操作可能な被操作部90を備えていなくてもよい。
(第4の実施形態)
図7を参照して、第4の実施形態について説明する。図7は、第4の実施形態における切断工具1を模式的に示す概略底面図である。第4の実施形態における切断工具1では、第1把持部材32および第2把持部材42が、第1刃体12に面するように配置されている点において、第1乃至第3の実施形態における切断工具の各々と同様である。他方、第4の実施形態における切断工具1では、第1把持部材32’および第2把持部材42’が、第2刃体22に面するように配置されている点において、第1乃至第3の実施形態における切断工具の各々と異なる。すなわち、第4の実施形態における切断工具1では、対象物把持部(第1把持部材および第2把持部材)が、対象物切断部の両側に配置されている。そして、第1規制部材35が、2つの第1把持部材(32、32’)の間に設けられ、第2規制部材45が、2つの第2把持部材(42、42’)の間に設けられている。
第4の実施形態では、対象物把持部が、対象物切断部の両側に配置されている。このため、切断工程により2つに分離された後の対象物Wの各々が、対応する対象物把持部によって好適に把持される。
(第4の実施形態の変形例)
図8を参照して、第4の実施形態の変形例について説明する。図8は、第4の実施形態の変形例における切断工具1を模式的に示す概略底面図である。変形例における切断工具1では、2つの第1把持部材(32、32’)に、第1規制部材(35、35’)がそれぞれ設けられ、2つの第2把持部材(42、42’)に、第2規制部材(45、45’)がそれぞれ設けられている点において、第4の実施形態における切断工具とは異なる。また、変形例における切断工具1では、連結部材5と一方の第1規制部材35との間の距離が、連結部材5と他方の第1規制部材35’との間の距離と異なる。同様に、連結部材5と一方の第2規制部材45との間の距離が、連結部材5と他方の第2規制部材45’との間の距離と異なる。このため、変形例における切断工具1では、一方側の対象物把持部(第1把持部材32および第2把持部材42)の対象物切断部に対する相対回転角度(連結部材5の回りの回転角度)と、他方側の対象物把持部(第1把持部材32’および第2把持部材42’)の対象物切断部に対する相対回転角度とを互いに異ならせることが可能である。その結果、対象物Wが完全な直線に沿って配置されていない場合であっても、あるいは、切断工具1が対象物Wに対して多少傾いて配置された場合であっても、困難を伴うことなく対象物Wを切断することが可能となる。
なお、図7及び図8には示されていないが、2つの対象物把持部(第1把持部材32及び第2把持部材42、並びに、第1把持部材32’及び第2把持部材42’)の少なくとも一方は、外側に第3把持部材及び第4把持部材を設けた第3の実施形態の対象物把持部としてもよい。
図9は、図面代用写真である。図9は、切断工程を実行している時の切断工具の状態の一例を示す写真である。
(第5の実施形態)
図10(A)乃至図10(C)を参照して、第5の実施形態について説明する。図10(A)は、第5の実施形態における切断工具1を模式的に示す概略正面図である。図10(A)において、第1刃体12と第2刃体22とは、開放状態にある。図10(B)は、第5の実施形態における切断工具1を模式的に示す概略正面図である。図10(B)において、第1刃体12と第2刃体22とは、閉鎖状態(換言すれば、切断処理を実行中の状態)にある。図10(C)は、第5の実施形態における切断工具1を模式的に示す概略底面図である。第5の実施形態における切断工具1において、第1の実施形態、第2の実施形態、または、第3の実施形態における切断工具)と同一の機能を有する部材には、同一の符号が付されている。そして、同一の符号の付された部材については、繰り返しとなる説明が省略される。
第5の実施形態では、第1規制部材35’’の形状および構造が、第1の実施形態における第1規制部材35の形状および構造と異なっており、第2規制部材45’’の形状および構造が、第1の実施形態における第2規制部材45の形状および構造と異なっている。
第1乃至第4の実施形態では、第1規制部材35が、付勢部材6による付勢力によって、第1刃体12に押し付けられるように構成されている。これに対し、第5の実施形態では、第1規制部材35’’は、付勢部材6による付勢力によって、第2刃体22に押し付けられるように構成されている。また、第5の実施形態では、第2規制部材45’’は、付勢部材6による付勢力によって、第1刃体12に押し付けられるように構成されている。
第5の実施形態の一例について、より具体的に説明する。図10(A)に示されるように、第1規制部材35’’は、第2刃体22の第2突出部23(例えば、第2ピン)に接触可能な、第1接触部を備える。第1接触部は、第2突出部23の表面の形状(曲面形状)に対して、実質的に相補的な形状を備えていてもよい。なお、図10(A)に記載の例では、第1規制部材35’’と第1把持部材32とが一体に形成されているが、第1規制部材35’’と第1把持部材32とは、別体に形成され、かつ、両部材が互いに接続されてもよい。また、図10(A)に記載の例では、第2突出部23と第2刃体22とが一体に形成されているが、第2突出部23と第2刃体22とは、別体に形成され、かつ、両部材が互いに接続されてもよい。
同様に、第2規制部材45’’は、第1刃体12の第1突出部13(例えば、第1ピン)に接触可能な、第2接触部を備える。第2接触部は、第1突出部13の表面の形状(曲面形状)に対して、実質的に相補的な形状を備えていてもよい。図10(A)に記載の例では、第2規制部材45’’と、第2把持部材42とが一体に形成されている。また、第1突出部13と第1刃体12とが一体に形成されている。
図10(A)に示されるように、第1規制部材35’’は、第1刃部16と第2刃部26とが開放状態にある時、第2刃体22(より具体的には、第2刃部26に設けられた第2突出部23)と接触する。すなわち、第2刃体22は、付勢部材6による付勢力によって、第1規制部材35’’が押し付けられる部材(一方の部材:one member)として機能する。第2刃体22は、付勢部材6による付勢力に抗して、第1規制部材35’’を受け止める第1規制部材ストッパーとして機能すると言うこともできる。また、第2規制部材45’’は、第1刃部16と前記第2刃部26とが開放状態にある時、第1刃体12(より具体的には、第1刃部16に設けられた第1突出部13)と接触する。すなわち、第1刃体12は、付勢部材6による付勢力によって、第2規制部材45’’が押し付けられる部材(他方の部材:second member)として機能する。第1刃体12は、付勢部材6による付勢力に抗して、第2規制部材45’’を受け止める第2規制部材ストッパーとして機能すると言うこともできる。
図10(B)に示されるように、第1規制部材35’’は、第1刃部16と前記第2刃部26とが対象物を切断する時、第2刃体22(すなわち、上述の一方の部材)から離間する。また、第2規制部材45’’は、第1刃部16と前記第2刃部26とが対象物を切断する時、第1刃体12(すなわち、上述の他方の部材)から離間する。
なお、図10(A)乃至図10(C)に記載の例では、第1突出部13が、第1刃体12の側面に配置され、かつ、第1刃体12の側面に垂直な方向に向かって突出するように設けられている。代替的に、第1突出部が、第1刃体12の背部16bに配置されてもよい。すなわち、第1突出部は、第1刃体12の背面から外方に向かって突出するように設けられてもよい。この場合、第2規制部材45’’の形状を工夫することにより、第2規制部材45’’は、付勢部材6による付勢力によって、背部16bに配置された第1突出部に押し付けられることとなる。また、図10(A)乃至図10(C)に記載の例では、第2突出部23が、第2刃体22の側面に配置され、かつ、第2刃体22の側面に垂直な方向に向かって突出するように設けられている。代替的に、第2突出部が、第2刃体22の背部26bに配置されてもよい。この場合、第1規制部材35’’の形状を工夫することにより、第1規制部材35’’は、付勢部材6による付勢力によって、背部26bに配置された第2突出部に押し付けられることとなる。
図10(A)乃至図10(C)に記載の例では、刃体(12;22)が突出部(13;23)を含み、かつ、規制部材(35’’;45’’)が凹状の部材である。代替的に、刃体(12;22)が凹状の部分を含み、かつ、規制部材(35’’;45’’)が突出部を含んでいてもよい。
第5の実施形態における切断工具1は、第1の実施形態、第2の実施形態、または、第3の実施形態における切断工具と同様の効果を奏する。なお、第5の実施形態における切断工具に、第4の実施形態の構成が組み合わせられてもよい。
なお、第1乃至第5の実施形態において、第1規制部材は、刃体(第1刃体または第2刃体)に設けられた接触部(18a;13)との協働により、第1把持部材の動きを刃体の動きに追従させる部材である。同様に、第2規制部材は、刃体(第1刃体または第2刃体)に設けられた接触部(28a;23)との協働により、第2把持部材の動きを刃体の動きに追従させる部材である。第1乃至第5の実施形態において、接触部の例として、アーム部の腹部と突出部を挙げているが、第1規制部材及び第2規制部材の動きを刃体の動きに追従することができれば、他の形態であってもよい。
(第6の実施形態)
図11(A)乃至図11(D)を参照して、第6の実施形態について説明する。図11(A)は、第6の実施形態における切断工具1を模式的に示す概略正面図である。図11(A)において、第1刃体12と第2刃体22とは、対象物を切断する前の状態(換言すれば、開放状態)にある。図11(B)は、第6の実施形態における切断工具1を模式的に示す概略正面図である。図11(B)において、第1刃体12と第2刃体22とは、閉鎖状態(換言すれば、切断処理を実行中の状態)にある。図11(C)および図11(D)は、第6の実施形態における切断工具1を模式的に示す概略正面図である。なお、図11(C)および図11(D)において、第1刃体12、第2刃体22、および、開閉操作具500の動きが把握できるように、対象物把持部4の図示が省略されている。図11(C)は、対象物Wを切断する前の状態を示す。また、図11(D)は、対象物Wを切断した後の状態を示す。第6の実施形態における切断工具1において、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、第4の実施形態、または、第5の実施形態における切断工具)と同一の機能を有する部材には、同一の符号が付されている。そして、同一の符号の付された部材については、繰り返しとなる説明が省略される。
第6の実施形態では、第2規制部材45を受け止める第2規制部材ストッパーが、第1刃体12および第2刃体22のうちの他方の部材(second member)ではなく、第1刃体12および前記第2刃体22の開閉操作具500である点で、第1乃至第5の実施形態とは異なる。図11(A)に記載の例では、第2規制部材45を受け止める第2規制部材ストッパーは、第2操作棒520である。
開閉操作具500について、より詳細に説明する。開閉操作具500は、第1操作棒510、および、第2操作棒520を含む。開閉操作具500は、リンク部材530を含んでいてもよい。
図11(A)に記載の例では、第1操作棒510は、第1アーム部18に固定されている。第1操作棒510は、第1アーム部18に対して、相対移動不能であってもよい。図11(A)に記載の例では、第1操作棒510は、締結部材511(例えば、第1ボルト511aおよび第2ボルト511b)によって、第1アーム部18に固定されている。第1操作棒510は、第1刃体12の動きを制御する部材、換言すれば、第1刃体12を操作する部材である。
他方、第2操作棒520は、第2刃体22の動きを制御する部材、換言すれば、第2刃体22を操作する部材である。図11(A)に記載の例では、第2操作棒520は、リンク部材530を介して、第2刃体22の第2アーム部28に固定されている。より具体的には、第2操作棒520とリンク部材530とが互いにピボット連結され、リンク部材530と第2アーム部28とが互いにピボット連結されている。換言すれば、第2操作棒520とリンク部材530とは、軸532の回りを、互いに相対回転可能であり、リンク部材530と第2アーム部28とは、軸533の回りを、互いに相対回転可能である。
付加的に、第2操作棒520は、第1刃体12にも固定されている。より具体的には、第2操作棒520は、第1刃体12にピボット連結されている。このため、第2操作棒520と第1刃体12とは、軸531の回りを、互いに相対回転可能である。
図11(A)に示されるように、第1刃体12と第2刃体22とが、対象物Wを切断する前の状態(換言すれば、開放状態)にある時、第2規制部材45は、付勢部材による付勢力によって、開閉操作具500に押し付けられている。より具体的には、第2規制部材45は、付勢部材による付勢力によって、第2操作棒520(例えば、第2操作棒520のうち、第2規制部材45に面する面520a)に押し付けられている。なお、図11(A)乃至図11(D)において、図面の複雑化を避けるために、付勢部材の記載は、省略されている。
また、第1刃体12と第2刃体22とが、対象物Wを切断する前の状態(換言すれば、開放状態)にある時、第1規制部材35は、付勢部材による付勢力によって、第1アーム部18に押し付けられている。代替的に、第1規制部材35が、開閉操作具500(例えば、第1操作棒510)に押し付けられるようにしてもよい。
図11(A)に記載の例では、開閉操作具500(例えば、第2操作棒520)が、第2規制部材45を受け止める第2規制部材ストッパーとして機能しており、第1刃体12(例えば、第1アーム部18)が、第1規制部材35を受け止める第1規制部材ストッパーとして機能している。代替的に、開閉操作具500が、第1規制部材35を受け止める第1規制部材ストッパーとして機能し、第2刃体22が、第2規制部材45を受け止める第2規制部材ストッパーとして機能してもよい。代替的に、開閉操作具500の一部が、第1規制部材35を受け止める第1規制部材ストッパーとして機能し、開閉操作具500の他の一部が、第2規制部材45を受け止める第2規制部材ストッパーとして機能してもよい。
図11(B)に示されるように、開閉操作具500(より具体的には、第1操作棒510および第2操作棒520)を操作して、第1刃体12および第2刃体22による、対象物Wの切断処理を実行することを想定する。対象物Wの切断処理時においては、対象物把持部4は、対象物Wを把持する。そして、第1把持部材32および第2把持部材42は、第1刃体12および第2刃体22の動きに追従することができなくなる。その結果、第1規制部材35は、第1規制部材ストッパー(例えば、第1アーム部18)から離間し、第2規制部材45は、第2規制部材ストッパー(例えば、第2操作棒520)から離間する。当該構成により、対象物把持部4は、対象物Wを把持した状態で、連結部材5の回りを、対象物切断部2に対して相対回転可能となる。その結果、対象物Wが完全な直線に沿って配置されていない場合であっても、あるいは、切断工具1が対象物Wに対して多少傾いて配置された場合であっても、困難を伴うことなく対象物Wを切断することが可能となる。
なお、図11(C)は、図11(A)において、対象物把持部4の記載が省略された図に対応し、図11(D)は、図11(B)において、対象物把持部4の記載が省略された図に対応する。図11(C)および図11(D)を参照することにより、第1刃体12、第2刃体22、および、開閉操作具500の動きを把握することができる。
第6の実施形態における切断工具1は、第1乃至第5の実施形態における切断工具と、同様の効果を奏する。加えて、リンク部材を含むことから、より少ない力で切断工具1の開閉操作をすることができる。
なお、第6の実施形態における切断工具1を、別体の遠隔操作具によって操作する場合には、第1操作棒510および第2操作棒520の両方に、第2の実施形態で説明された被操作部90(より具体的には、距離可変機構95)を接続すればよい。この場合、被操作部90(距離可変機構95)が、第1アーム部18および第2アーム部28の両方に、間接的に接続されることとなる。代替的に、第1アーム部18および第2操作棒520の両方に、第2の実施形態で説明された被操作部90(より具体的には、距離可変機構95)を接続してもよい。すなわち、第6の実施形態における切断工具1を、別体の遠隔操作具によって操作する場合には、距離可変機構95を、第1アーム部18および第2アーム部28の両方に、直接的又は間接的に接続すればよい。
本発明の切断工具を用いると、より簡単な操作で、対象物を把持しつつ、対象物を切断することが可能である。したがって、対象物の設置業者、対象物の補修業者、あるいは、対象物の撤去業者にとって有用である。
1…切断工具、2…対象物切断部、4…対象物把持部、5…連結部材、5a…ボルト、5b…ナット、6…付勢部材、12…第1刃体、13…第1突出部、14…第1孔、16…第1刃部、16a…刃縁、16b…背部、18…第1アーム部、18a…腹部、18b…背部、22…第2刃体、23…第2突出部、24…第2孔、26…第2刃部、26a…刃縁、26b…背部、28…第2アーム部、28a…腹部、28b…背部、32…第1把持部材、32'…第1把持部材、34…第3孔、35…第1規制部材、35'…第1規制部材、35’’…第1規制部材、35a…第1カラー部材、36…第1ジョー、37…細長部材、38…第1把持部材アーム部、42…第2把持部材、42'…第2把持部材、44…第4孔、45…第2規制部材、45'…第2規制部材、45’’…第2規制部材、45a…第2カラー部材、46…第2ジョー、47…細長部材、48…第2把持部材アーム部、51…第2連結部材、52…第3連結部材、55…第1スペーサ、56…第2スペーサ、90…被操作部、92…連結部、93…カップリング部材、94…操作部材、94a…六角形状部、95…距離可変機構、96…移動部材、97…ベース部材、98…ねじ棒、132…第3把持部材、136…第3ジョー、142…第4把持部材、146…第4ジョー、321…第1凹部、421…第2凹部、500…開閉操作具、510…第1操作棒、511…締結部材、511a…第1ボルト、511b…第2ボルト、520…第2操作棒、520a…第2規制部材に面する面、530…リンク部材、531…軸、532…軸、533…軸、W…対象物

Claims (7)

  1. 第1刃体および第2刃体を有する対象物切断部と、
    第1把持部材および第2把持部材を有する対象物把持部と、
    前記対象物切断部と前記対象物把持部とを連結する連結部材と、
    前記第1把持部材および前記第2把持部材を閉じる方向に付勢する付勢部材と、
    前記第1把持部材が、前記付勢部材による付勢力によって移動することを規制する第1規制部材と、
    前記第2把持部材が、前記付勢部材による付勢力によって移動することを規制する第2規制部材と、
    遠隔操作具によって操作可能な被操作部と
    を具備し、
    前記第1刃体は、
    前記連結部材が挿通される第1孔と、
    前記第1孔の一方側に配置された第1刃部と、
    前記第1孔の他方側に配置された第1アーム部と
    を有し、
    前記第2刃体は、
    前記連結部材が挿通される第2孔と、
    前記第2孔の一方側に配置された第2刃部と、
    前記第2孔の他方側に配置された第2アーム部と
    を有し、
    前記第1把持部材は、前記連結部材が挿通される第3孔を有し、
    前記第2把持部材は、前記連結部材が挿通される第4孔を有し、
    前記連結部材は、前記第1孔、前記第2孔、前記第3孔、前記第4孔の全てを貫通して配置され、
    前記第1規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記付勢部材による付勢力によって、第1規制部材ストッパーに押し付けられるように構成され、
    前記第2規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記付勢部材による付勢力によって、第2規制部材ストッパーに押し付けられるように構成され、
    前記被操作部は、
    前記遠隔操作具が着脱可能に連結される連結部と、
    前記第1アーム部の基端と前記第2アーム部の基端との間の距離を変更可能なように、前記第1アーム部および前記第2アーム部の両方に、直接的又は間接的に接続された距離可変機構と
    を備え
    前記第1規制部材ストッパーは、前記第1刃体および前記第2刃体のうちの一方の部材自体、または、前記第1刃体および前記第2刃体の開閉操作具自体であり、
    前記第2規制部材ストッパーは、前記第1刃体および前記第2刃体のうちの他方の部材自体、または、前記第1刃体および前記第2刃体の開閉操作具自体である
    切断工具。
  2. 前記第1規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記第1規制部材ストッパーに接触し、
    前記第2規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記第2規制部材ストッパーに接触し、
    前記第1規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが対象物を切断する時、前記第1規制部材ストッパーから離間し、
    前記第2規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが前記対象物を切断する時、前記第2規制部材ストッパーから離間する
    請求項1に記載の切断工具。
  3. 前記対象物把持部は、
    第3把持部材と、
    前記第1把持部材と前記第3把持部材とを連結する第2連結部材と、
    第4把持部材と、
    前記第2把持部材と前記第4把持部材とを連結する第3連結部材と
    を更に具備する
    請求項1または2に記載の切断工具。
  4. 第1刃体および第2刃体を有する対象物切断部と、
    第1把持部材および第2把持部材を有する対象物把持部と、
    前記対象物切断部と前記対象物把持部とを連結する連結部材と、
    前記第1把持部材および前記第2把持部材を閉じる方向に付勢する付勢部材と、
    前記第1把持部材が、前記付勢部材による付勢力によって移動することを規制する第1規制部材と、
    前記第2把持部材が、前記付勢部材による付勢力によって移動することを規制する第2規制部材と
    を具備し、
    前記第1刃体は、
    前記連結部材が挿通される第1孔と、
    前記第1孔の一方側に配置された第1刃部と、
    前記第1孔の他方側に配置された第1アーム部と
    を有し、
    前記第2刃体は、
    前記連結部材が挿通される第2孔と、
    前記第2孔の一方側に配置された第2刃部と、
    前記第2孔の他方側に配置された第2アーム部と
    を有し、
    前記第1規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記付勢部材による付勢力によって、第1規制部材ストッパーに押し付けられるように構成され、
    前記第2規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記付勢部材による付勢力によって、第2規制部材ストッパーに押し付けられるように構成され、
    前記対象物把持部は、
    第3把持部材と、
    前記第1把持部材と前記第3把持部材とを連結する第2連結部材と、
    第4把持部材と、
    前記第2把持部材と前記第4把持部材とを連結する第3連結部材と
    を更に具備し、
    前記第1把持部材には、前記第3連結部材の少なくとも一部を収容可能な第1凹部が設けられ、
    前記第2把持部材には、前記第2連結部材の少なくとも一部を収容可能な第2凹部が設けられている
    切断工具。
  5. 第1刃体および第2刃体を有する対象物切断部と、
    第1把持部材および第2把持部材を有する対象物把持部と、
    前記対象物切断部と前記対象物把持部とを連結する連結部材と、
    前記第1把持部材および前記第2把持部材を閉じる方向に付勢する付勢部材と、
    前記第1把持部材が、前記付勢部材による付勢力によって移動することを規制する第1規制部材と、
    前記第2把持部材が、前記付勢部材による付勢力によって移動することを規制する第2規制部材と
    を具備し、
    前記第1刃体は、
    前記連結部材が挿通される第1孔と、
    前記第1孔の一方側に配置された第1刃部と、
    前記第1孔の他方側に配置された第1アーム部と
    を有し、
    前記第2刃体は、
    前記連結部材が挿通される第2孔と、
    前記第2孔の一方側に配置された第2刃部と、
    前記第2孔の他方側に配置された第2アーム部と
    を有し、
    前記第1規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記付勢部材による付勢力によって、第1規制部材ストッパーに押し付けられるように構成され、
    前記第2規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記付勢部材による付勢力によって、第2規制部材ストッパーに押し付けられるように構成され、
    前記第1規制部材は、前記第1規制部材ストッパーに対して転動可能な第1カラー部材を備え、
    前記第2規制部材は、前記第2規制部材ストッパーに対して転動可能な第2カラー部材を備える
    切断工具。
  6. 前記第1刃体は第1突出部を有し、前記第2規制部材は前記第1突出部に接触可能な第2接触部を備え、
    前記第2刃体は第2突出部を有し、前記第1規制部材は前記第2突出部に接触可能な第1接触部を備える
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の切断工具。
  7. 第1刃体および第2刃体を有する対象物切断部と、
    第1把持部材および第2把持部材を有する対象物把持部と、
    前記対象物切断部と前記対象物把持部とを連結する連結部材と、
    前記第1把持部材および前記第2把持部材を閉じる方向に付勢する付勢部材と、
    前記第1把持部材が、前記付勢部材による付勢力によって移動することを規制する第1規制部材と、
    前記第2把持部材が、前記付勢部材による付勢力によって移動することを規制する第2規制部材と
    を具備し、
    前記第1刃体は、
    前記連結部材が挿通される第1孔と、
    前記第1孔の一方側に配置された第1刃部と、
    前記第1孔の他方側に配置された第1アーム部と
    を有し、
    前記第2刃体は、
    前記連結部材が挿通される第2孔と、
    前記第2孔の一方側に配置された第2刃部と、
    前記第2孔の他方側に配置された第2アーム部と
    を有し、
    前記第1規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記付勢部材による付勢力によって、第1規制部材ストッパーに押し付けられるように構成され、
    前記第2規制部材は、前記第1刃部と前記第2刃部とが開放状態にある時、前記付勢部材による付勢力によって、第2規制部材ストッパーに押し付けられるように構成され、
    前記第1規制部材ストッパーは、前記第1刃体および前記第2刃体のうちの一方の部材であり、
    前記第2規制部材ストッパーは、前記第1刃体および前記第2刃体の開閉操作具である
    切断工具。
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