JP6831201B2 - 検知器 - Google Patents

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Description

本発明は、検知器に関し、特に、流入する電流量が経時的に変化する負荷、および、1つの線路を電源のグランドと伝送信号のグランドとで共用する通信手段を有する検知器に関する。
現在、周囲環境が特定の状態にあることを検知する検知器を含めて、各種の電気機器が使用されている。電気機器は、外来のノイズまたは自身が生じさせるノイズにより適正な動作を阻害されることがある。電気機器の正常な動作を得るために、ノイズによる誤動作を防ぐ各種の試みがなされている。たとえば、特許文献1には、通信線に送信される信号を出力するIC内部で出力波形を鈍らせることによりノイズを低減することが記載されている。
特開2007−214643号公報
電気機器においては、特許文献1のように出力信号のレベルの切り替わりに伴うものの他、たとえば、電気機器の回路内の負荷の変動に伴う電流の変動がノイズ源となることがある。たとえば、負荷に流れる電流の変動に伴ってグランドラインの電位が変動し、それにより、このグランド電位を基準とする各種信号ラインの電位が変動して誤動作をもたらすことがある。特に、微小な電位の変化により所定の情報を送受する通信用の信号線においては、グランド電位の変動は、正確に情報をやり取りするうえで大きな問題となり得る。たとえば、主に計装機器間(計装機器同士または計装機器と制御機器との間など)の通信において採用されているHARTプロトコルでは、周波数偏移変調(FSK)により送受信されるデジタル信号の電流振幅は0.8mAP-P程度と小さいため、グランド電位の変動による影響を受け易いと考えられる。
このようなグランド電位の変動によるノイズに関しては、通信信号の基準となるグランドと電源供給ラインなどのグランドとを分離することにより、その影響による誤動作を防ぐことが考えられる。しかし、グランドを分離することは、電気機器の内部回路の複雑化を招くと共に、分離したグランドのための線材や配線基板上の配線パターンを必要とし、そして、そのような線材や配線パターンのためのスペースを必要とすることから、電気機器の小型化を阻害する要因となり得る。また、前述の計装機器間の通信は、たとえば各種プラント内などで行われているが、プラント内の各建屋などに設置される計装機器同士の間を所定の敷設経路で結ぶ線路の総延長は1kmにまでおよぶことがあり、線路のコストの面でも問題となる。
また、単にセンサでの測定データなどを比較的ノイズ耐量の大きい伝送方式で送受信している検知器では、通信信号の基準グランドと電源供給ラインのグランドとを共用しているものがあるが、これらの機器においても、機能向上のために多様な信号の伝送が求められることがある。そして、伝送信号の多重化のために前述のHARTプロトコルなどの採用が必要となることがある。しかし、HARTプロトコルなどによる微小振幅の信号の伝送にあたってノイズによる問題を回避するためにグランドを分離すると、検知器全体の改造や、検知器間の新たな線路の敷設などが必要になるという問題がある。特に、可燃性ガスなどを検知する検知器においては、防爆構造の具備などを要件とする所定の安全規格への適合が求められるため、一度適合認証を受けた筐体構造を変更することは容易ではない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、給電ラインと信号伝送ラインとの間でグランドラインを共用する通信方式による通信機能を有する検知器において、検知器の内部の負荷の変動があっても正常に信号を送受信し得る検知器を提供することを目的とする。
本発明の検知器は、周囲環境が特定の状態にあることを検知する検知器であって、第1電圧で電流を供給する電源部と、前記電源部から供給される電力を受けて周囲環境の状態を検知する検知部と、前記電源部のグランドと同一の線路を共用するグランドを基準とする信号を所定のプロトコルに従って外部機器との間で送受信するように構成された通信手段と、前記電源部からの電流が経時的に変動する電流値で流入する第1負荷部と、前記電源部から供給される電流を一定の電流値で流出させる定電流生成部と、前記定電流生成部からの電流が流入するように前記定電流生成部に接続されていて前記第1負荷部に第2電圧を供給する定電圧生成部と、を有し、前記定電圧生成部は、シャントレギュレータを含み、前記第1負荷部に流入する電流が増加すると前記定電流生成部からの流入電流が減少し、前記第1負荷部に流入する電流が減少すると前記定電流生成部からの流入電流が増加するように構成されている。
前記通信手段は、電力が供給される給電ライン、前記信号が伝送される信号伝送ライン、およびグランドラインからなる3つの線路を用いて前記外部機器との間で前記信号を送受信するように構成されていてもよい。
前記通信手段は、HARTプロトコルに従って前記外部機器との間で前記信号を送受信するように構成されていてもよい。
本発明によれば、第1負荷部に流入する電流が変動しても、定電流生成部により電源部から一定の電流が引き出され、その定電流のうち、第1負荷部への流入電流の変動に応じた電流が定電圧生成部に流れ込むと共に、第1負荷部には定電圧生成部による定電圧が供給される。そのため、電源部に流出入する電流への、第1負荷部の負荷の変動による影響が除去され、グランド電位の変動が低減されるので、電源部との間で1つの線路がグランドラインとして共用される通信を誤動作なく行うことができる。電源系および信号系それぞれにおいて、個別にグランドラインを設けることなく、適正に通信を行うことができる。少ない数の線材で伝送エラーなく通信を行うことができるため、検知器間の通信を含む監視システムを、小型の検知器を用いて少ないコストで構築することができる。また、大規模な改造を回避しながら、検知器の機能の向上を図ることも可能となり得る。
本発明の一実施形態の検知器の構成を概略的に示すブロック図である。 図1の電流制御手段を構成する電気回路の一例を示す回路図である。 本発明の一実施形態の検知器の一例であるガス検知器の外観を示す図である。 本発明の一実施形態の検知器の一例であるガス検知器の外観を示す図である。 図2の電流制御手段を有する本発明の一実施例および比較例における第1負荷部への流入電流の測定結果を示す図である。 図4Aに示される電流の変動下における本発明の一実施例および比較例のグランドラインに流れる電流の測定結果を示す図である。 時間軸を拡大して図4Aに示される電流を測定した測定結果を示す図である。 時間軸を拡大して図4Bに示される電流を測定した測定結果を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態の検知器を詳細に説明する。図1には、本発明の一実施形態の検知器100の概略の機能ブロック図が示されている。
図1に示されるように、本実施形態の検知器100は、周囲環境が特定の状態にあることを検知する検知器であって、第1電圧V1で検知器100の内部の構成要素に電流を供給する電源部2と、電源部2から供給される電力を受けて周囲環境の状態を検知する検知部5と、外部機器Eとの間で所望の信号を送受信するように構成された通信手段4と、電源部2からの電流が、経時的に変動する電流値で流入する第1負荷部3と、電源部2から供給される電流から、第1負荷部3に流入する電流i1の変動に応じた電流i2を分流させることにより電源部2のグランド電位の変動を低減する電流制御手段1と、を有している。
ここで、「(電流が、経時的に)変動する」は、電流が、単位時間あたり一定の大きさ以上の変化量で変化することを意味している。具体的には、この「変動する」は、その変化により、たとえば本実施形態の電流制御手段1などを備えていない場合に、電源部2のグランド電位に変動が生じて検知器100の正常な動作に支障が生じるほど、急激に電流が変化することを意味している。また、「経時的に変動」は、定期的な変化および不定期の変化の両方を含んでいる。
検知器100では、電源部2から電流制御手段1を介して第1負荷部3に電力が供給される。第1負荷部3は、検知器100の動作状態に応じて経時的に内部の負荷の大きさが変化し、その変化に応じて、第1負荷部3に流入する電流の大きさが変動する。このように内部の負荷の大きさが変化するものであれば、検知器100の構成要素のうちの任意の要素が第1負荷部3と見做され得る。第1負荷部3は、たとえば、表示部や操作部など、ユーザーとのインターフェース機能を果たす部分であってもよい。第1負荷部3としては、検知器100の動作を制御するマイコンなどの処理装置、記憶装置、ディスプレイなどの表示装置、LEDなどの灯火装置、または、キーボードやタッチパネルなどの入力装置、およびこれらの周辺回路などが例示される。
電源部2は、商用電源や電池などからの電力に基づいて、第1電圧V1で検知器100内の構成要素に電流を供給する。たとえば、電源部2としては、安定電圧を出力するリニアレギュレータやスイッチングレギュレータを構成する電気回路や、そのようなレギュレータとして構成された集積回路装置およびその周辺回路などが例示される。また、外部電源Bから第1電圧V1で安定電圧が印加される場合などのように、検知器100内に第1電圧V1の生成または安定化機能が必要無い場合は、外部の電気回路との接続部101が電源部2に該当する。また、検知器100にセットされる電池(図示せず)の電力により検知器100が動作する場合は、電源部2は、電池を保持すると共に電池のセットに伴って電池電圧を検知器100内の構成要素に供給する電池保持部であってもよい。なお、接続部101は、外部電源Bと検知器100とを接続するコネクタやカプラ、または、外部電源Bに接続された外部の線材を検知器100に接続するための端子やパッドなどであってよい。
電流制御手段1は、前述のように、電源部2のグランド電位の変動を低減するように構成される。図1に示されるように、電流制御手段1は定電流生成部11と定電圧生成部12とを含んでいる。定電流生成部11は、電源部2から供給される電流を一定の電流値で定電流生成部11から流出させるように構成されている。図1の例では、定電流生成部11から定電流Icが流出する。また、定電流生成部11は、後述のように、定電圧生成部12と組み合わされることで電源部2から定電流Ic1が流入するように構成されている。
定電圧生成部12は、定電流生成部11に接続され、定電流生成部11からの定電流Icのうち電流i2が流入するように構成されている。また定電圧生成部12は、定電圧である第2電圧V2を第1負荷部3に供給する。定電圧生成部12は、第1負荷部3に流入する電流i1の変動に応じた大きさの電流i2が定電流生成部11から流入するように構成されている。すなわち、定電圧生成部12は、定電流生成部11から流出する定電流Icを、電流i1と電流i2とに分流させる。従って、定電圧生成部12は、第1負荷部3に流れる電流i1の電流値が増加すると電流i2が減少し、電流i1の電流値が減少すると電流i2が増加するように構成されている。電流i2は、定電圧生成部12内を通ってグランドGへと流される。従って、図1に示されるような定電流生成部11および定電圧生成部12を含む電流制御手段1を備えることにより、第1負荷部3への電流の供給のために電源部2から取り出される電流の変動が、電流i1の変動よりも小さくなる。また、第1負荷部3からグランドGを介して電源部2に戻る電流と、電流制御手段1からグランドGを介して電源部2に戻る電流とを足し合わせた合計の電流の変動が、電流i1の変動よりも小さくなる。すなわち、第1負荷部3に流れる電流i1が経時的に変動しても、電源部2から流出する電流および電源部2に流入する電流の変動が電流i1の変動よりも少なくなり、電源部2のグランド電位の変動が抑制される。その結果、電流i1の変動に伴う検知器100内の各信号の変動が低減され、検知器100の誤動作や、通信手段4による外部機器Eとの通信における伝送エラーを防ぐことができる。
定電圧生成部12は、後述のように、シャントレギュレータU1(図2参照)を含んでいる。定電流生成部11からは、定電流Icが流出するため、定電圧生成部12は電流i1の増加量(減少量)とほぼ同量だけ電流i2が減少(増加)するように構成される。電源部2から流れ出し、そして、グランドGを介して電源部2に戻る電流を、第1負荷部3の負荷の変動に影響されることなく、ほぼ一定にすることができる。従って高度にグランド電位の変動を抑制することができ、検知器100の誤動作や、検知器100と外部機器Eとの間の通信における伝送エラーをほぼ確実に防ぐことができる。
通信手段4は、外部機器Eとの間で、所定のプロトコルに従って、所望の情報を含む電気信号の送受信を行う。本実施形態では、検知器100は、信号伝送に関して、第1線路L1、第2線路L2および第3線路L3で外部機器Eと結ばれている。すなわち、通信手段4は、所謂3線式の通信プロトコルで信号の送受信を行うように構成されている。図1の例において、第1線路L1は、検知器100または外部機器Eのいずれか一方から他方に電力が供給される給電ラインであり、第2線路L2は、所望の情報を含む信号が伝送される信号伝送ラインであり、第3線路L3は、伝送される信号の電位の基準となるグランドラインである。
図1に示されるように、第3線路L3は電源部2のグランドと接続されており、電源部2と通信手段4とは、外部機器Eとの間の給電および信号伝送に関して、1つの第3線路L3を共用している。本実施形態の検知器100のように電流制御手段1を有していない場合、第1負荷部3に流入する電流i1の変動に応じてグランドGに流れ込む電流が変動する。電流i1の変化が急峻な場合、グランドGに流れ込む電流の変化に伴ってグランドGの電位が変動し、グランドGに接続されている第3線路L3の電位も変動する。そのため、第3線路L3の電位(グランド電位)に対する第2線路L2を介して伝送される信号の電位が変動し、検知器100と外部機器Eとの間の正常な信号伝送が阻害されるおそれがある。
特に前述のHARTプロトコルによる通信(以下、単にHART通信という)では、伝送されるデジタル信号の電流振幅が非常に小さいため、グランド電位の変動による伝送エラーや誤動作が生じ易いと考えられる。HART通信では、このようなグランドラインの共用がもたらす誤動作などを防止するために、給電ラインのグランドと、信号伝送ラインのグランドとを分離する、所謂4線式による通信も行われている。しかし、4線式は、2つのグランドラインを必要とするため、前述のように低コスト化や小型化の面で不利になることがある。なお、HART通信では、3線式よりも線路数の少ない、所謂2線式による通信も実用化されているが、給電ラインと信号伝送ラインとが1つの線路を共用するため、給電電流が比較的小さい値に制限されるというデメリットがある。
本実施形態では、前述のように電流制御手段1によって、第1負荷部3に流入する電流の変動による電源部2のグランド電位の変動が抑制されるので、所謂3線式のHART通信においても、伝送エラーや誤動作を生じさせることなく適切に、検知器100と外部機器Eとの間で信号を伝送することができる。本実施形態の通信手段4による通信のプロトコルは、3線式のHARTプロトコルに限定されないが、微小な振幅の信号であっても少ない線路数で適切に信号を送受信し得るという点で、本実施形態は、通信手段4が3線式でHART通信を行うように構成されている場合、より有益である。
また、本実施形態によれば、比較的ノイズに強い伝送方式を用いることにより給電ラインのグランドと信号伝送ラインのグランドとに1つのグランドラインを共用させて信号伝送を行っている検知器を、グランドラインを増やすことなく、ノイズの影響は受け易いが伝送性能の高い伝送方式を用い得るように切り替えることができる。検知器の大規模な改造や、検知器間の伝送線路の増設などを回避しながら、容易に信号伝送の高機能化を図ることができる。特に、安全規格への適合などの面で検知器の筐体の構造を安易に変更できない場合に、本実施形態は有益である。
通信手段4は、外部機器Eと検知器100との間で電気信号を送受信するように構成された、集積回路装置や個々の部品からなる電気回路などのハードウェアにより構成される。また、通信手段4は、集積回路装置に所定の処理を行わせる命令が書き込まれたプログラムなどのソフトウェアを含んでいてもよい。また、通信手段4は、外部機器Eとの通信に必要となる、信号の変換(アナログ信号とデジタル信号との間の変換や信号レベルの変換など)、信号の増幅、信号の合成および分解、および/または、信号の変調および復調を行うように構成された、集積回路装置や電気回路を含んでいてもよい。たとえば、通信手段4は、外部機器Eとの信号伝送に必要な信号処理を行うようにプログラムされたマイコンやASICなどからなる通信制御IC、検知器100の内部の信号を所定のプロトコルに定められた信号形式に変調するように、および、そのような信号形式から復調するように構成されたモデムIC、ならびに、これらのICの周辺回路で構成される。特に、通信手段4がHART通信を行う場合、通信手段4は、HARTプロトコルに則って通信を制御する通信制御IC、HART通信用のモデム、ならびに、4〜20mAのアナログ電流からなる信号にFSKで変調されたデジタル信号を重畳させるように構成された電気回路を含んでいてもよい。
検知部5は、主に、検知対象に応じた各種センサなどの検知手段により構成される。このようなセンサとしては、一酸化炭素(CO)ガスやメタンガス(CH4)などを検知するガスセンサ、サーミスタからなる温度センサ、湿度センサ、および、煙センサなどが例示される(但しセンサはこれらに限定されない)。従って、検知器100は、特定の種類のガスが所定の濃度以上で存在することを検知するガス検知器をはじめ、煙検知器、火災検知器、人の侵入などを検知する防犯用の検知器などであってよい(但し検知器100はこれらに限定されない)。たとえばプラントなどにおいては、複数の検知器からなる監視システムが構築されており、複数個所に設置された検知器同士、または、中央制御装置(マスタ)と各検知器(スレーブ)とが、前述のHART通信によって信号を送受信している。微小な振幅の信号であっても、少ない線路数で適切に信号を送受信し得るという点で、本実施形態は、検知器100が、このようなHART通信を行う検知器である場合、特に有益である。また、プラントなどに限らず一般家庭においても各種検知器間、および、検知器と家電製品間で通信を行うこともあり、本実施形態の検知器は、家庭用検知器としても有益である。
検知部5を構成するセンサは、主に検知状態に応じた電気信号を出力するか、または、そのセンサの内部の電気回路のインピーダンスが変化する。従って、たとえば電源部2からセンサに電流が供給されると、検知状態に応じてセンサに流入する電流の大きさが変動する。従って、ガスセンサなどのセンサにより構成される検知部5は、第1負荷部3に含まれていてもよい。しかし、検知状態に応じてセンサに流入する電流が変化する場合でも、通常、検知器100が設置される周囲の物理的環境は、検知器100のグランド電位の変動をもたらすほど急激には変化しないと考えられる。そのため、図1の例では、検知部5は、電流制御手段1を介することなく電源部2に接続されている。
また、検知器100では、第1負荷部3への流入電流は、検知部5の検知状態に応じて変動し得る。たとえば、前述のように第1負荷部3が表示装置であって検知部5による検知結果を表示するように構成されていると、その表示状態は検知部5の検知状態に応じて変化し得る。第1負荷部3が後述のデジタル表示器29(図3A参照)である場合、検知部5の検知状態に応じて点灯するセグメントの数が変化し、第1負荷部3への流入電流が変動する。また、この場合、検知部5により検知される周囲の物理的環境の変化が緩やかであっても、デジタル表示器29の表示状態は、極めて短い時間、たとえば2ミリ秒の遷移時間で変化(1つまたは複数のセグメントが点灯から消灯に、またはその逆に変化)し得る。そのため、第1負荷部3への流入電流が、検知部5の検知状態に応じて、電源部2のグランド電位を変動させるほど急激に変化することがある。しかし、本実施形態では、電流制御手段1を有しているため、電源部2のグランド電位の変動が低減される。従って、検知器100の誤動作などを防止することができる。
図2には、定電流生成部11および定電圧生成部12を構成する具体的な電気回路の一例が示されている。図2の例では、定電流生成部11は、演算増幅器U3、基準電圧発生器U2、Pチャネル電界効果トランジスタ(以下、単に「トランジスタ」と称される)Q1、および抵抗R1〜R6で構成されている。基準電圧発生器U2は、所定の電圧値で一定電圧を発生させるものであれば特に限定されない。図2は、アノード端子に対して一定の基準電圧Vr2を基準電圧出力端子U2rに出力するシャントレギュレータが、基準電圧発生器U2として用いられる例である。カソード端子とアノード端子との間の電位差が一定電圧(基準電圧)Vr2となるように、基準電圧出力端子U2rとカソード端子とが接続されている。
抵抗R1、R2およびR3は直列に接続され、演算増幅器U3の非反転入力端子が抵抗R1と抵抗R2との接続ラインに接続され、基準電圧発生器U2のアノード端子が抵抗R2と抵抗R3との接続ラインに接続されている。抵抗R1の抵抗R2と反対側の一端R1aは、基準電圧発生器U2のカソード端子と共にトランジスタQ1のドレイン端子に接続され、抵抗R3の抵抗R2と反対側の一端はグランドGに接続されている。
演算増幅器U3の出力端子は抵抗R4を介してトランジスタQ1のゲート端子に接続され、トランジスタQ1のゲート端子とグランドGとの間に抵抗R5が接続されている。トランジスタのドレイン端子には、抵抗R6の一端が接続され、抵抗R6の他端は、演算増幅器U3の反転入力端子に接続されている。トランジスタQ1のソース端子に、電源部2(図1参照)から定電流Ic1が流入し、抵抗R6の他端から定電流Icが流出する。
演算増幅器U3には市販の演算増幅器を用いることができる。トランジスタQ1も、定電流Ic1を上回る定格ドレイン電流を有するものであれば特に限定されない。抵抗R1〜R3およびR6の抵抗値は、所望の定電流Ic、および基準電圧発生器U2の基準電圧Vr2の大きさに応じて適宜選択される。抵抗値の公差の小さい抵抗が、定電流Icのばらつきを小さくする点で有利である。また、抵抗R4およびR5の抵抗値は、トランジスタQ1に適切なゲート電圧が印加されるように適宜選択され得る。なお、図示されていないが、演算増幅器U3の正電源端子は電源電圧の供給ラインに接続され、負電源端子もしくはGND端子はグランドGに接続される。好ましくは、演算増幅器U3の正電源端子は、電源部2が供給する第1電圧V1よりも高い電圧を供給する電源電圧供給ラインに接続される。
図2の例では、定電圧生成部12は、シャントレギュレータU1および抵抗R7〜R9で構成されている。シャントレギュレータU1は、アノード端子に対して一定の基準電圧Vr1を基準電圧出力端子U1rに出力するように構成されている。抵抗R7、R8およびR9は直列に接続されており、シャントレギュレータU1のカソード端子が、抵抗R7の抵抗R8と反対側の一端に接続されると共に、定電流生成部11の抵抗R6と演算増幅器U3の反転入力端子との接続ラインに接続されている。シャントレギュレータU1の基準電圧出力端子U1rは、抵抗R8と抵抗R9との接続ラインに接続され、シャントレギュレータU1のアノード端子は、抵抗R9の抵抗R8と反対側の一端と共にグランドGに接続されている。
シャントレギュレータU1は、所望の精度の第2電圧V2を生成し得る基準電圧Vr1の精度を有し、電流i1の変動に応じて流入する電流i2に対して十分な電流容量を有するものであれば特に限定されない。たとえば、定電流生成部11から60mAの定電流Icが供給される場合、第1負荷部3への電流i1がほぼゼロのときでも定電流Icを全て流し得るように、好ましくは、100mA以上のカソード電流容量を有するシャントレギュレータが選択される。
抵抗R7〜R9の抵抗値は、所望の第2電圧V2、およびシャントレギュレータU1の基準電圧Vr1の大きさに応じて適宜選択される。抵抗値の公差の小さい抵抗が、第2電圧V2のばらつきを小さくする点で有利である。なお、直列接続された2つの抵抗R7およびR8が用いられているが、所望の抵抗値および公差を満たし得る場合は、1つの抵抗が、シャントレギュレータU1のカソード端子と基準電圧出力端子U1rとの間に接続されてもよい。また、抵抗R7および抵抗R8の一方または両方に変えて、可変抵抗が接続されてもよい。また、定電流生成部11および定電圧生成部12を構成する回路の任意の箇所にバイパスコンデンサが接続されてもよい。
図2に示される定電流生成部11および定電圧生成部12の動作について説明する。基準電圧発生器U2のカソード端子とアノード端子との間に接続されている、抵抗R1および抵抗R2の直列回路の両端には、基準電圧発生器U2の基準電圧Vr2が印加される。そのため、抵抗R1の一端R1aと他端R1bとの間には、抵抗R1および抵抗R2で基準電圧Vr2が分圧されてなる定電圧で電位差が発生する。また、演算増幅器U3の非反転入力端子には、抵抗R1の他端R1bの電圧Vinが入力される。演算増幅器U3には、抵抗R4、トランジスタQ1および抵抗R6によって負帰還回路が形成されている。そのため、演算増幅器U3の反転入力端子に接続されている抵抗R6の他端R6bの電圧が電圧Vinとほぼ同じになるようにトランジスタQ1のゲート電圧が制御される。換言すると、抵抗R1の一端R1aに一端R6aが接続されている抵抗R6の両端にも、抵抗R1の両端間と同じ定電圧で電位差が生じるように抵抗R6を流れる電流が制御され、固定抵抗である抵抗R6には、定電流Icが流れる。この定電流Icが、第1負荷部3および定電圧生成部12に供給される。定電流Icの大きさは、基準電圧Vr2、ならびに、抵抗R1、R2およびR6の抵抗値の選択によって容易に調整することができる。
定電圧生成部12では、シャントレギュレータU1により、基準電圧Vr1、および抵抗R7〜R9の抵抗値に基づいて第2電圧V2が生成される。すなわち、シャントレギュレータU1のカソード端子の電圧が、Vr1×(1+(R7+R8)/R9)となるように、シャントレギュレータU1のカソード電流が制御され、このカソード電圧からなる定電圧の第2電圧V2が生成される。なお、式中、R7、R8およびR9は、それぞれ、各抵抗の抵抗値を示している。第2電圧V2の大きさは、基準電圧Vr1、および、抵抗R7〜R9の抵抗値の選択によって容易に調整することができる。
前述のように、定電流生成部11からは定電流Icが供給され、一方、第1負荷部3に流れる電流i1は経時的に変動する。図2の例では、定電圧の第2電圧V2が生成されるように、シャントレギュレータU1によってカソード電流が調整される。そのため、定電流Icと、第1負荷部3への電流i1との差分の電流i2は、第2電圧V2が一定に保たれるように、カソード電流としてシャントレギュレータU1側に分流され、グランドGを介して電源部2に戻される。第1負荷部3への電流i1が変動しても、その変動に応じた電流i2がシャントレギュレータU1によって分流される。それにより、定電流生成部11は、第1負荷部3の負荷の変動に影響されずに定電流Icを流し続けることができる。また、定電圧生成部12によって定電圧の第2電圧V2が生成されることにより、抵抗R1の一端R1aや基準電圧発生器U2のカソード端子の電圧もほぼ一定となる。そのため、基準電圧発生器U2や抵抗R1に流れる電流もほぼ一定となり、電源部2から定電流生成部11に流入する電流Ic1もほぼ定電流となる。その結果、電源部2から流出する電流および電源部2に流入する電流の変動が抑制されると共に、電源部2のグランド電位が安定し、検知器100の誤動作などを防ぐことができる。
なお、好ましくは、定電流生成部11は、経時的に変動する電流i1の最大値よりも大きい定電流Icを生成するように構成され、定電圧生成部12は、定電流生成部11の動作中は常に定電流生成部11から電流i2が流入するように構成される。そうすることにより、電流i1の変化範囲の全域にわたって、電源部2のグランド電位の変動を防ぐことができる。しかし、定電流生成部11で生成される定電流Icは、必ずしも電流i1の最大値よりも大きくなくてもよい。たとえば、定電流Icは、電流i1の最大値とほぼ同じであってもよく、第1負荷部3の動作に支障のない範囲であれば電流i1の最大値よりも小さくてもよい。たとえば、発生頻度の低い最大値付近の領域での電流i1の変動によるグランド電位の変動を完全に抑制できない場合でも、通常動作において検知器100に誤動作などが生じないことがあるからである。また、定電流Icを小さくすることで、検知器100の消費電力を低減できることがある。
図3Aおよび図3Bには、本発明の検知器の一例であって可燃性ガスや有毒ガスを検知するガス検知器200の外観が示されている。図3Aは、ガス検知器200の設置時に設置面側となる面と反対側からみた正面図を示し、図3Bは、図3A上、下方側からみた下面図である。図3Aおよび図3Bに示されるように、ガス検知器200は、本体側筐体21と蓋側筐体22とにより構成される筐体20を有している。本体側筐体21が筐体20の設置面側の部分を構成している。本体側筐体21と蓋側筐体22とは、ヒンジ部23によって係合されると共に、4本の筐体固定用ネジ24で結合されている。ガス検知器200は、検知対象のガスを検知し、検知部5(図1参照)を構成するセンサーユニット25を備え、本体側筐体21の側面には、ガス検知器200と外部電源(図示せず)などとを電気的に接続するケーブル(図示せず)を通すためのケーブル挿通部26を備えている。
ガス検知器200は、正面22aに、スティック状の操作ツールで外部から操作可能なガス検知器200の調整用の4つのスイッチ27、および、ガス検知器200の動作状態を示す3つのLED表示灯28を備えている。さらに、ガス検知器200は、正面22a側から蓋側筐体22の開口22bを通して視認し得るように設けられた、小数点を示すドット表示用を含めて1桁あたり8セグメントの点灯素子で数字を表示する4桁のデジタル表示器29を備えている。前述のように、デジタル表示器29は、第1負荷部3(図1参照)を構成し得る。図1に示される電源部2、定電流生成部11、定電圧生成部12、および、通信手段4それぞれを構成する電気回路は、たとえば、回路基板(図示せず)上に電子部品を実装することにより形成され、図示されていないが、その回路基板が筐体20内に取り付けられている。センサーユニット25以外の検知部5の構成要素や、デジタル表示器29以外の第1負荷部3の構成要素が、電源部2などと共に図示しない回路基板上に設けられていてもよい。
実施例1
図2に示される定電流生成部11および定電圧生成部12からなる電流制御手段1を、ガス検知器(新コスモス電機株式会社製:KD−12B)に付加して、グランド電位の変動の低減効果について調べた。ガス検知器は、図3Aに示されるようなデジタル表示器29およびLED表示灯28を有していた(ただし、HART通信機能は有していない)。このデジタル表示器29およびLED表示灯28の状態を経時的に変化させ、デジタル表示器29およびLED表示灯28などを含む第1負荷部3(図1参照)に流れる電流i1の変動に対する、電源部2(図1参照)のグランドに流れる電流の変動を調べた。
この調査では、ガス検知器KD−12Bが備える電源部が切り離され、電源部2として、テキサスインスツルメンツ社のスイッチングレギュレータIC:LM2501評価ボードが接続され、この電源部2に、外部電源から24Vの電圧が供給された。電源部2はスイッチング周波数を500kHz、出力電圧を3.6Vに設定された。すなわち、本実施例では、第1電圧V1(図1参照)は3.6Vであった。シャントレギュレータU1にはルネサスエレクトロニクス社のμPC1093が用いられ、第2電圧V2が3.18Vとなるように、抵抗R7〜R9が選択された。基準電圧発生器U2には、テキサスインスツルメンツ社のシャントレギュレータTLV431Aが用いられ、基準電圧発生器U2は、TYP値として1.24Vの基準電圧Vr2を有していた。演算増幅器U3およびトランジスタQ1には、テキサスインスツルメンツ社のOPA170、ローム社のRQ5E035ATが、それぞれ用いられ、定電流Icが57.4mAとなるように、抵抗R1〜R3およびR6が選択された。
各電流の測定は、各桁8セグメント×4桁のデジタル表示器29の最上位桁だけを8ミリ秒毎に全セグメント点灯させると共に、3つのLED表示灯28を1秒周期、デューティ比50%で点滅させながら行った。なお、第1負荷部3への電流i1の測定は、電流制御手段1と第1負荷部3との間に0.5Ωの抵抗を挿入し、この抵抗による電圧降下を測定することにより行った。同様に、グランドラインに流れる電流は、外部電源と電源部2との間のグランドラインに20Ωの抵抗を挿入し、その電圧降下を測定することにより行った。各電流の測定は、いずれもオシロスコープを用いて行った。
図4Aおよび図5Aは、第1負荷部3への電流i1の測定結果であり、図4Bおよび図5Bはグランドラインの電流の測定結果である。ここで、図4Aおよび図4Bは、オシロスコープの時間軸の設定を1divisionあたり5秒として観測したものであり、図5Aおよび図5Bは、時間軸の設定を1divisionあたり0.1秒に拡大して観測したものである。また、図4Bおよび図5B中、符号igは本実施例において測定されたグランドラインの電流を示し、符号ixは、比較のために測定された、電流制御手段1が付加されていない比較例におけるグランドラインの電流を示している。なお、第1負荷部3への電流は、本実施例および比較例の間で違いはないため、図4Aおよび図5Aには、1つの電流波形(電流i1)だけが示されている。
図4Aに示されるように、第1負荷部3への電流i1は、LED表示灯28の点滅周期(1秒)に合わせて、約1秒の周期P1で、その大きさが変化している。また、時間軸を拡大して測定された結果である図5Aに示されるように、デジタル表示器29の8ミリ秒周期の表示状態の変化に合わせて、約8ミリ秒の周期P2で電流i1の大きさが変動している。すなわち、図4Aでは、電流i1は、黒く塗りつぶされて帯状に描かれているが、電流i1は、デジタル表示器29に流れる電流量に応じて約8ミリ秒周期で細かく変動し、かつ、LED表示灯28に流れる電流量に応じて約1秒周期で変動している。なお、図5Aおよび図5Bは、LED表示灯28が点灯状態にある0.2秒間(時間t1秒から(t1+0.2)秒までの間)の測定結果を示している。また、図4Aにおいて、時間T1以降は、LED表示灯28が常時点灯状態にされたので、電流i1の1秒周期の変動は生じていない。また、電流i1は、デジタル表示器29やLED表示灯28以外のガス検知器の構成要素にも流れているため、図4Aや図5Aにおいてゼロレベルまで低下することなく流れ続けている。
第1負荷部3への電流i1が図4Aおよび図5Aに示されるように変動している状況において、比較例では、図4Bに示されるように、グランドラインの電流ixは、電流i1の変動に応じて、1秒周期で変動し、さらに、図5Bに示されるように8ミリ秒周期で変動している。これに対して、本実施例では、図4Bおよび図5Bの符号igに示されるように、電流i1の変動に影響されることなくほぼ一定の電流値でグランドラインの電流igが流れていることがわかる。従って、デジタル表示器29などに流れる電流の変動によってガス検知器内の信号ラインの電位に変動が生じることがなく、正常なガス検知器の動作を得ることができる。また、前述のHART通信では、500Hz〜10kHzの周波数帯において、負荷抵抗500Ωの場合に、2.2mVrms以下というグランドレベルの変動についての規格が定められているが、本実施例ではグランドレベルの変動はほぼ0mVrmsであり、図2に例示される一実施形態の電流制御手段1を用いることにより、このHART通信の規格を満たすことができる。
1 電流制御手段
2 電源部
3 第1負荷部
4 通信手段
4a HART通信制御部
5 検知部
11 定電流生成部
12 定電圧生成部
21 本体側筐体
22 蓋側筐体
28 LED表示灯
29 デジタル表示器
100 検知器
200 ガス検知器
B 外部電源
E 外部機器
G グランド
i1 第1負荷部に流入する電流
i2 電流制御手段に流れる電流
Ic 定電流生成部から流出する定電流
ig 本発明の実施例のグランドラインの電流
ix 比較例のグランドラインの電流
L1 第1線路
L2 第2線路
L3 第3線路
U1 シャントレギュレータ
U2 基準電圧発生器
U3 演算増幅器
V1 第1電圧
V2 第2電圧

Claims (2)

  1. 周囲環境が特定の状態にあることを検知する検知器であって、
    第1電圧で電流を供給する電源部と、
    前記電源部から供給される電力を受けて周囲環境の状態を検知する検知部と、
    前記電源部のグランドと同一の線路を共用するグランドを基準とする信号を所定のプロトコルに従って外部機器との間で送受信するように構成された通信手段と、
    前記電源部からの電流が経時的に変動する電流値で流入する第1負荷部と、
    前記電源部から供給される電流を一定の電流値で流出させる定電流生成部と、
    前記定電流生成部からの電流が流入するように前記定電流生成部に接続されていて前記第1負荷部に第2電圧を供給する定電圧生成部と、
    を有し、
    前記定電圧生成部は、シャントレギュレータを含み、前記第1負荷部に流入する電流が増加すると前記定電流生成部からの流入電流が減少し、前記第1負荷部に流入する電流が減少すると前記定電流生成部からの流入電流が増加するように構成されている、検知器。
  2. 前記通信手段は、HARTプロトコルに従って前記外部機器との間で前記信号を送受信するように構成されている、請求項1記載の検知器。
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