発明の詳細な説明
先行出願のすべての構成が、そのような構成が本願と矛盾しない程度に、参照によって本願に含まれる。
〔発明の概要〕
一つの態様において、吸入器は、少なくとも一本の流路が内部に配設された筐体と、上記筐体内に配設され、上記少なくとも一本の流路と動作可能に連結している少なくとも一つのポートであって、少なくとも二つの剤貯蔵部と上記少なくとも一本の流路とを流体連通させるよう構成された少なくとも一つのポートと、上記少なくとも一本の流路と動作可能に連結している1つ以上のセンサと、上記少なくとも二つの剤貯蔵部がそれぞれ上記少なくとも一つのポートと動作可能に連結している場合に、上記少なくとも二つの剤貯蔵部それぞれからの少なくとも一つの剤の少なくとも部分的な放出を独立して促すよう構成された、少なくとも一つのアクチュエータと、上記1つ以上のセンサから情報を受け付けるよう構成された、1つ以上の制御ユニットであって、上記1つ以上のセンサから受け取った上記情報に応じて、上記少なくとも一つのアクチュエータの動作を制御する、1つ以上の制御ユニットと、を備えるが、これに限定されるものではない。いくつかの実施形態において、吸入器は、少なくとも一つの貯蔵部を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、吸入器は、1つ以上の服用量カウンタを任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、吸入器は、1つ以上の動作インジケータを任意で備えてよい。上記に加えて、請求項、図面、および明細書に記載されている吸入器の他の諸態様も、本開示の一部を成す。
一つの態様において、方法は、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程と、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程に応じて、少なくとも1種の活性剤を上記対象者に投与する工程と、上記少なくとも1種の活性剤の投与と連携して、上記少なくとも1種の刺激剤を投与する工程と、を含むが、これに限定されるものではない。いくつかの実施形態において、上記方法は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する算定値と、当該1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上のレベルとの比較を表示する工程を任意で含んでよい。いくつかの実施形態において、上記方法は、上記対象者に指示して、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成させる工程を任意で含んでよい。いくつかの実施形態において、上記方法は、上記対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付ける工程を任意で含んでよい。いくつかの実施形態において、上記方法は、少なくとも一つの追加の剤を上記対象者に投与する工程を任意で含んでよい。いくつかの実施形態において、上記方法は、上記少なくとも1種の活性剤を上記対象者に投与する工程と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を任意で含んでよい。いくつかの実施形態において、上記方法は、上記少なくとも1種の刺激剤を上記対象者に投与する工程と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を任意で含んでよい。いくつかの実施形態において、上記方法は、上記少なくとも1種の活性剤を上記対象者に投与する工程と関連する上記1つ以上のパラメータに応じて、上記少なくとも1種の活性剤が運ばれた上記対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測する工程を任意で含んでよい。いくつかの実施形態において、上記方法は、上記少なくとも1種の刺激剤を上記対象者に投与する工程と関連する上記1つ以上のパラメータに応じて、上記少なくとも1種の刺激剤が運ばれた上記対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測する工程を任意で含んでよい。上記に加えて、請求項、図面、および明細書に記載されている方法の他の諸態様も、本開示の一部を成す。
一つの態様では、システムは、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成された回路と、上記吸入器の使用と関連した上記1つ以上のパラメータの算定に応じて少なくとも1種の活性剤を上記対象者に投与するよう構成された回路と、上記少なくとも1種の活性剤の投与と連携して、上記対象者に少なくとも1種の刺激剤を投与するよう構成された回路と、を備えているが、これに限定されるものではない。いくつかの実施形態において、上記システムは、1つ以上の呼吸パラメータと関連する算定値と、当該1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の閾値レベルとの比較を表示するよう構成された回路を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、上記システムは、上記対象者に指示して、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成させるよう構成された回路を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、上記システムは、上記対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付けるよう構成された回路を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、上記システムは、上記少なくとも1種の活性剤の上記対象者への投与と関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成された回路を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、上記システムは、上記少なくとも1種の刺激剤の上記対象者への投与と関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成された回路を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、上記システムは、上記少なくとも1種の活性剤の上記対象者への投与と関連する1つ以上のパラメータに応じて、上記少なくとも1種の活性剤が運ばれた上記対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測する回路を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、上記システムは、上記少なくとも1種の刺激剤の上記対象者への投与と関連する1つ以上のパラメータに応じて、上記少なくとも1種の刺激剤が運ばれた上記対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測する回路を任意で備えてよい。上記に加えて、請求項、図面、および明細書に記載されているシステムの他の諸態様も、本開示の一部を成す。
一つの態様では、システムは、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成された手段と、上記吸入器の使用と関連した上記1つ以上のパラメータの算定に応じて少なくとも1種の製剤を上記対象者に投与するよう構成された手段と、上記少なくとも1種の活性剤の投与と連携して、上記対象者に少なくとも1種の刺激剤を投与するよう構成された手段と、を備えているが、これに限定されるものではない。いくつかの実施形態において、上記システムは、1つ以上の呼吸パラメータと関連する算定値と、当該1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上のレベルとの比較を表示するよう構成された手段を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、上記システムは、上記対象者に指示して、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成させるよう構成された手段を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、上記システムは、上記対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付けるよう構成された手段を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、上記システムは、上記少なくとも1種の活性剤の上記対象者への投与と関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成された手段を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、上記システムは、上記少なくとも1種の刺激剤の上記対象者への投与と関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成された手段を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、上記システムは、上記少なくとも1種の活性剤の上記対象者への投与と関連する1つ以上のパラメータに応じて、上記少なくとも1種の活性剤が運ばれた上記対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測する手段を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、上記システムは、上記少なくとも1種の刺激剤の上記対象者への投与と関連する1つ以上のパラメータに応じて、上記少なくとも1種の刺激剤が運ばれた上記対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測する手段を任意で備えてよい。上記に加えて、請求項、図面、および明細書に記載されているシステムの他の諸態様も、本開示の一部を成す。
一つの態様において、システムは、非一時的信号保持媒体を備えており、上記非一時的信号保持媒体は、1つ以上の処理要素で実行されると複数のオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示を保持し、上記複数のオペレーションは、少なくとも、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定することと、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定することに応じて、少なくとも1種の活性剤を上記対象者に投与することと、上記少なくとも1種の活性剤の投与と連携して、上記少なくとも1種の刺激剤を投与することと、を含むが、これに限定されるものではない。いくつかの実施形態において、システムは、1つ以上の呼吸パラメータと関連する算定値と、当該1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上のレベルとの比較を表示することを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、システムは、上記対象者に指示して、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成させることを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、システムは、上記対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付けることを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、上記システムは、上記少なくとも1種の活性剤の上記対象者への投与と関連する1つ以上のパラメータを算定することを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、システムは、上記少なくとも1種の刺激剤の上記対象者への投与と関連する1つ以上のパラメータを算定することを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、システムは、上記少なくとも1種の活性剤の上記対象者への投与と関連する上記1つ以上のパラメータに応じて、上記少なくとも1種の活性剤が運ばれた上記対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測することを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、システムは、上記少なくとも1種の刺激剤の上記対象者への投与と関連する上記1つ以上のパラメータに応じて、上記少なくとも1種の刺激剤が運ばれた上記対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測することを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、システムは、コンピュータで読み取り可能な媒体を少なくとも含む非一時的信号保持媒体を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、システムは、記録媒体を少なくとも含む非一時的信号保持媒体を任意で備えてよい。いくつかの実施形態において、システムは、通信媒体を少なくとも含む非一時的信号保持媒体を任意で備えてよい。上記に加えて、請求項、図面、および明細書に記載されているシステムの他の諸態様も、本開示の一部を成す。
1つ以上のさまざまな様相において、手段は、本明細書で言及する機能的様相をもたらす回路および/またはプログラムを含むが、それに限定されるものではない。上記回路および/またはプログラムは、システム設計者の設計上の選択に基づき、本明細書で言及する機能的様相をもたらすよう構成されたハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアの事実上いかなる組み合わせでもよい。上記に加えて、請求項、図面、および明細書に記載されているシステムの他の諸態様も、本開示の一部を成す。
1つ以上のさまざまな様相において、関連するシステムは、本明細書で言及する方法の様相をもたらす回路および/またはプログラムを含むが、それに限定されるものではない。上記回路および/またはプログラムは、システム設計者の設計上の選択に基づき、本明細書で言及する方法の様相をもたらすよう構成されたハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアの事実上いかなる組み合わせでもよい。上記に加えて、請求項、図面、および明細書に記載されているシステムの他の諸態様も、本開示の一部を成す。
上記内容はまとめであり、したがって、詳細な内容の単純化、一般化、包摂、および/または省略を含みうる。それゆえ、当業者ならば、上記まとめはあくまでも例示的なものであり、いかなる点でも限定的であることを意図していないとわかるであろう。本明細書に記載した装置および/またはプロセスおよび/または他の構成は、本明細書の教示によって明らかになるであろう。
〔図面の簡単な説明〕
図1は、諸実施形態を実施しうるシステム100の一例を示す図である。
図2は、諸実施形態を実施しうるシステム100の諸要素の例を示す図である。
図3は、諸実施形態を実施しうるシステム100の諸要素の例を示す図である。
図4は、諸実施形態を実施しうる吸入器400の一例の部分側面断面図である。
図4Aは、諸実施形態を実施しうる吸入器400の一例の部分側面断面図である。
図4Bは、諸実施形態を実施しうる吸入器400の一例の部分側面断面図である。
図5は、諸実施形態を実施しうる吸入器500の一例の部分側面断面図である。
図6は、諸実施形態を実施しうる吸入器600の一例の部分側面断面図である。
図6Aは、諸実施形態を実施しうる吸入器600の一例の部分側面断面図である。
図6Bは、諸実施形態を実施しうる吸入器600の一例の部分側面断面図である。
図7は、諸実施形態を実施しうる吸入器700の一例の部分側面断面図である。
図7Aは、諸実施形態を実施しうる吸入器700の一例の部分側面断面図である。
図7Bは、諸実施形態を実施しうる吸入器700の一例の部分側面断面図である。
図8は、諸実施形態を実施しうる吸入器800の一例の部分側面断面図である。
図8Aは、諸実施形態を実施しうる吸入器800の一例の部分側面断面図である。
図9は、諸実施形態を実施しうる吸入器900の一例の部分側面断面図である。
図9Aは、諸実施形態を実施しうる吸入器900の一例の部分側面断面図である。
図9Bは、諸実施形態を実施しうる吸入器900の一例の部分側面断面図である。
図10は、諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1000の一例を示す図である。
図11は、諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1100の一例を示す図である。
図12は、諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1200の一例を示す図である。
図13は、諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1300の一例を示す図である。
図14は、諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1400の一例を示す図である。
図15は、諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1500の一例を示す図である。
図16は、諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1600の一例を示す図である。
図17は、諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1700の一例を示す図である。
図18は、諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1800の一例を示す図である。
〔発明の詳細な説明〕
以下、添付された図面を本明細書の一部として参照しながら本発明を詳細に説明する。なお、別記しない限り、図面中、同様の符号は同様の要素を示す。また、発明の詳細な説明、図面、および請求項に記載された例示的な諸実施形態は限定的なものではない。本発明の精神または範囲を逸脱しない限りにおいて、別の実施形態を用いてもよく、変更を行ってもよい。
図1は、多数の諸実施形態を実施しうるシステム100の一例を示している。いくつかの実施形態において、システム100は吸入器として実施してよい。また、いくつかの実施形態において、システム100は、少なくとも一つの流路104が内部に配設された筐体102を備えてもよい。いくつかの実施形態において、システム100は、筐体102内に設けられた少なくとも一つのポート106を備え、ポート106は、少なくとも一つの流路104と動作可能に連結されているとともに、少なくとも二つの貯蔵部122と少なくとも一つの流路104とのあいだの流体連通を実現するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数のアクチュエータ120を備えてもよい。いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数の貯蔵部122を備えてもよい。いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数の服用量カウンタ118を備えてもよい。いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数の動作インジケータ116を備えてもよい。いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数の制御ユニット108を備えてもよい。いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数のセンサ114を備えてもよい。いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数のユーザインターフェース110を備えてもよい。いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数の信号112を有してもよい。
図2は、システム100内に含まれてもよい諸要素の実施形態を例示している。図示された諸要素は、センサ114、動作インジケータ116、ユーザインターフェース110、筐体102を含む。
図3は、システム100内に含まれてもよい諸要素の実施形態を例示している。図示された諸要素は、制御ユニット108、信号112、服用量カウンタ118、アクチュエータ120、貯蔵部122を含む。
<筐体>
いくつかの実施形態において、図1〜3を参照すると、システム100は一つまたは複数の筐体102を備えてもよい。筐体102はさまざまな形式で構成されてもよい。いくつかの実施形態において、筐体は、吸入器に内包されるように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、筐体102内に一つまたは複数の流路104が設けられていてもよい。いくつかの実施形態において、筐体102内に一つの流路104が設けられていてもよい。いくつかの実施形態において、筐体102内に複数の流路104が設けられていてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、筐体102内には、活性剤214を吸入器を使用する対象者へ誘導するように構成された第1の流路104と、刺激剤218を上記対象者へ誘導するように構成された第2の流路104とが設けられていてもよい。
いくつかの実施形態において、筐体102内部には一つまたは複数のポート106が配設されていてよい。いくつかの実施形態において、筐体102内部には少なくとも一つのポート106が配設されており、当該少なくとも一つのポート106は、少なくとも一つの流路104と動作可能に連結されているとともに、少なくとも二つの貯蔵部122と少なくとも一つの流路104とのあいだの流体連通を実現するように構成されてよい。したがって、いくつかの実施形態において、ポート106は、一つまたは複数の貯蔵部122と動作可能に連結されているとともに、一つまたは複数の貯蔵部122から放出された内容物を、筐体102内に設けられた一つまたは複数の流路104内へ誘導するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、ポート106は、活性剤貯蔵部212から流路104内への、一つまたは複数の粉末状の活性剤214の運搬を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、ポート106は、刺激剤貯蔵部216から流路104内への、一つまたは複数の粉末状刺激剤218の運搬を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、ポート106は、粉末状の製剤を流路106内へ進ませるように構成されたアクチュエータ120と並んで配置されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、ポート106は、粉末状の製剤を貯蔵部122から流路104内へ進ませるために、ポート106をプッシュロッドアクチュエータ256が通過可能なように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、ポート106は、貯蔵部122から流路104内への、一つまたは複数の霧化した製剤の運搬を促すように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、ポート106は、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体から流路104と並んで配置されたポート106内まで延伸したバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタに、動作可能に連結されてもよい。いくつかの実施形態において、筐体102内部には少なくとも一つのポート106が配設されており、当該少なくとも一つのポート106は、少なくとも一つの流路104と動作可能に連結されているとともに、一つまたは複数の貯蔵部122を受けるように構成されてよい。いくつかの実施形態において、筐体102内部には二つ以上のポート106が配設されており、当該二つ以上のポート106は、少なくとも一つの流路104とそれぞれ動作可能に連結されているとともに、貯蔵部122をそれぞれ受けるように構成されてよい。いくつかの実施形態において、筐体102内部には一つのポート106が配設されており、当該一つのポート106は、少なくとも一つの流路104と動作可能に連結されているとともに、二つ以上の貯蔵部122を受けるように構成されてよい。ポート106は、一つまたは複数の貯蔵部122とポート106との動作可能な連結を可能にする複数種類のコネクタを備えてもよい。これらのコネクタの例としては、摩擦嵌合型コネクタ186、ネジ型コネクタ188、ルアーロック型コネクタ190などが挙げられるが、これらに限られるものではない。いくつかの実施形態において、ポート106は、動作可能に連結された一つまたは複数の貯蔵部122からの内容物の少なくとも部分的放出を促すことができるアクチュエータ120を備えてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、ポート106は、動作可能に連結された貯蔵部122からの内容物の少なくとも部分的放出を促すために開閉する制御バルブ258を備えてもよい。いくつかの実施形態において、このような制御バルブ258は、当該制御バルブ258の動作を制御するように構成された制御ユニット108と動作可能に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、このような制御バルブ258は、センサ114と動作可能に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、このような制御バルブ258は、当該制御バルブ258の動作を制御するように構成されたセンサ114と動作可能に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、このような制御バルブ258は、当該制御バルブ258の動作を制御するように構成された制御ユニット108およびセンサ114と動作可能に連結されていてもよい。したがって、ポート106はさまざまな形式で構成され得る。
いくつかの実施形態において、筐体102は少なくとも一つの貯蔵部支持体192を備えてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、筐体102は、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体から延伸したバルブステムとを備えた少なくとも一つのエアゾールキャニスタを、ポート106に挿入された該バルブステムと共同で支持するように構成された少なくとも一つの貯蔵部支持体192を備えてもよい。いくつかの実施形態において、筐体102は、少なくとも一つの搬送駆動装置付きのコンベヤーを備えた少なくとも一つの貯蔵部122を支持するように構成された少なくとも一つの貯蔵部支持体192を備え、上記搬送駆動装置は、活性剤214または刺激剤218を充填した複数のブリスターパックを含んだブリスターストリップを前進させるように構成されてもよい。
いくつかの実施形態において、筐体102は、一つまたは複数の流路104と動作可能に連結された少なくとも一つのマウスピース268を備えてもよい。いくつかの実施形態において、マウスピース268は一つまたは複数のセンサ114と動作可能に連結されていてもよい。マウスピース268は、複数種類のセンサ114と動作可能に連結されていてもよい。このようなセンサ114の例としては、例えば光学センサ126、体積センサ128、圧力センサ130、真空センサ132、タイマー134、位相ドップラー干渉計136、速度計138、超音波流量計140などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、マウスピース268は、対象者の口部とマウスピース268との物理的接触度を評価するように構成されたセンサ14を備えてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、対象者の口部とマウスピース268との物理的接触度を評価するように構成された圧力センサ(例えば歪み計器、負荷計器、変形検出センサなど)を用いてもよい。
<貯蔵部>
図1〜3をさらに参照すると、いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数の貯蔵部122を備えてもよい。貯蔵部122はさまざまな形式で構成されてもよい。いくつかの実施形態において、貯蔵部122は一つまたは複数の貯蔵部受信器220を備えてもよい。いくつかの実施形態において、貯蔵部122は一つまたは複数の貯蔵部送信器222を備えてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、貯蔵部122は一つまたは複数の信号112を送信してもよい。いくつかの実施形態において、貯蔵部122は一つまたは複数の信号112を受信してもよい。
いくつかの実施形態において、貯蔵部122は制御ユニット108と動作可能に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、貯蔵部122は、貯蔵部122の動作を制御する制御ユニット108と動作可能に連結されていてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、少なくとも一つの搬送駆動装置付きのコンベヤーを備えた活性剤貯蔵部212に命令して、粉末状の活性剤214を充填した複数のブリスターパックを含んだブリスターストリップを前進させてもよい。いくつかの実施形態において、貯蔵部122はセンサ114と動作可能に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、貯蔵部122は、当該貯蔵部122の動作を制御するセンサ114と動作可能に連結されていてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、センサ114は、活性剤貯蔵部212から放出された活性剤214の分量を検出し、続いて、活性剤貯蔵部212内の搬送駆動装置に命令して、粉末状の活性剤214を充填した複数のブリスターパックを含んだブリスターストリップを前進させてもよい。いくつかの実施形態において、活性剤貯蔵部122は、該活性剤貯蔵部212内に格納されている活性剤214の分量を検出するセンサ114と動作可能に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、刺激剤貯蔵部216は、該刺激剤貯蔵部216内に格納されている刺激剤218の分量を検出するセンサ114と動作可能に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、活性剤貯蔵部212は、該活性剤貯蔵部212内に格納されている活性剤214の分量を検出するセンサ114と、該活性剤貯蔵部212内の活性剤214の格納量を表示する服用量カウンタ118とに動作可能に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、刺激剤貯蔵部216は、該刺激剤貯蔵部216内の刺激剤218の格納量を検出するセンサ114と、該刺激剤貯蔵部216内の刺激剤218の格納量を表示する服用量カウンタ118とに動作可能に連結されていてもよい。
活性剤貯蔵部212に複数種類の活性剤214が格納されていてもよい。このような活性剤214の例としては、例えばステロイド、抗炎症薬、気管支拡張薬、ロイコトリエン緩和剤、長時間作用性β拮抗薬、1,3−ジメチルキサンチン、短時間作用性βアゴニスト、{8−メチル−8−(1−メチルエチル)−8−アゾニアビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}3−ヒドロキシ−2−フェニル−プロパノエート、抗体など(例えば、Remingtion: The Science and Practice of Pharmacy, Lippincott, Williams & Wilkins, 20th edition, Baltimore, MD., USA (2000); Physicians' Desk Reference, Thomson PDR, 58th edition, Montvale, NJ (2004);Merck Index, Merck and Co., 13th edition., Whitehouse Station, NJ (2001)を参照できる。なお、これらは参照により本明細書に組み込まれる)を含むが、これらに限られない。
刺激剤貯蔵部216に複数種類の刺激剤218が格納されていてもよい。このような刺激剤218の例としては、味付け剤、ニコチン、エタノール、カフェインなどが挙げられるが、これらに限られない。
活性剤214及び刺激剤218は、複数種類の製剤のうち一つとして含まれてもよい。いくつかの実施形態において、製剤は液体の製剤であってもよい。また、いくつかの実施形態において、製剤は流体キャリアを含んでもよい。いくつかの実施形態において、製剤は霧化した製剤であってもよい。いくつかの実施形態において、製剤は粉末状の製剤であってもよい。いくつかの実施形態において、製剤は粉末状の吸入用製剤であってもよい。したがって、いくつかの実施形態において、製剤が粉体キャリアを含んでもよい。いくつかの実施形態において、製剤は一種類の活性剤214を含んでもよい。いくつかの実施形態において、製剤は一種類を超える活性剤214を含んでもよい。したがって、いくつかの実施形態において、製剤は、活性剤214による各種の組合せを含んでもよい。いくつかの実施形態において、製剤は一種類の刺激剤218を含んでもよい。いくつかの実施形態において、製剤は一種類を超える刺激剤218を含んでもよい。したがって、いくつかの実施形態において、製剤は、刺激剤218による各種の組合せを含んでもよい。
いくつかの実施形態において、貯蔵部122は、液体の製剤を格納するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、活性剤貯蔵部212は、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体から延伸したバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されてもよい。いくつかの実施形態において、バルブステムをキャニスタ本体のほうへ押圧することにより、エアゾールキャニスタから内容物を少なくとも部分的に放出させてもよい。いくつかの実施形態において、貯蔵部122は、粉末状の製剤を格納するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、活性剤貯蔵部212は、少なくとも一つの搬送駆動装置付きのコンベヤーを備え、該搬送駆動装置は、粉末状の活性剤214を充填した複数のブリスターパックを含んだブリスターストリップを前進させるように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、刺激剤貯蔵部216は一種類の刺激剤218を格納してもよい。いくつかの実施形態において、刺激剤貯蔵部216は、液体キャリアによって担持された刺激剤218を格納するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、刺激剤貯蔵部216は、粉末状態の刺激剤218を格納するように構成されてもよい。
<アクチュエータ>
続けて図1〜3を参照すると、いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数のアクチュエータ120を備えてもよい。システム100は、複数種類のアクチュエータ120、および、アクチュエータ102からなる組合せを備えてもよい。いくつかの実施形態において、アクチュエータ120は、一つまたは複数の貯蔵部122からの内容物の少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、アクチュエータ120は、一つまたは複数の活性剤貯蔵部212からの一種類または複数種類の活性剤214の少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、アクチュエータ120は、一つまたは複数の刺激剤貯蔵部216からの一種類または複数種類の刺激剤218の少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。アクチュエータ120の例としては、制御バルブ258、プッシュロッドアクチュエータ258、レギュレータ260、空気圧アクチュエータ262などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、アクチュエータ120は、プッシュロッドアクチュエータ256を備えたエアゾールキャニスタ内容物放出機構270として構成されてもよく、該プッシュロッドアクチュエータ256は、エアゾールキャニスタを押圧することにより制御バルブ258を開き、エアゾールキャニスタの内容物を放出させることができる。いくつかの実施形態において、アクチュエータ256は、ブリスターパックを穿刺可能なプッシュロッドアクチュエータ256を備えたブリスターパック穿刺機構270として構成されてもよい。いくつかの実施形態において、アクチュエータ120は、プッシュロッドアクチュエータ256を備えたブリスターパック穿刺機構として構成されてもよく、該プッシュロッドアクチュエータ256は、ブリスターパックを穿刺するとともに、粉末状の吸入用製剤214を該ブリスターパックから少なくとも一つの流路104へ進ませることができる。
いくつかの実施形態において、アクチュエータ120は一つまたは複数のアクチュエータ受信器264を備えてもよい。いくつかの実施形態において、アクチュエータ120は一つまたは複数のアクチュエータ送信器266を備えてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、アクチュエータ120は一つまたは複数の信号112を送信してもよい。また、いくつかの実施形態において、アクチュエータ120は一つまたは複数の信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、アクチュエータ120は、一つまたは複数のセンサ114と動作可能に連結されていてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、一つまたは複数のセンサ114によって検出された一つまたは複数のパラメータに応じてアクチュエータ120を制御してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、センサ114は、流路104を通る活性剤214の分量を検出するとともに、動作可能に連結された一つまたは複数のアクチュエータ120の動作を、活性剤214の検出量に応じて制御してもよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、流路104を通る刺激剤218の分量を検出するとともに、動作可能に連結された一つまたは複数のアクチュエータ120の動作を、刺激剤218の検出量に応じて制御してもよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、吸入器を使用する対象者による吸気を検出するとともに、動作可能に連結された一つまたは複数のアクチュエータ120を吸気サイクル期間中に作動させ、貯蔵部122からの少なくとも部分的放出を促してもよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、吸入器を使用する対象者による呼気を検出するとともに、動作可能に連結された一つまたは複数のアクチュエータ120を呼気サイクル期間中に作動停止させ、貯蔵部122からの放出を停止させてもよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、吸入器を使用する対象者による息こらえを検出するとともに、動作可能に連結された一つまたは複数のアクチュエータ120を息こらえサイクル期間中に作動停止させ、貯蔵部122からの放出を停止させてもよい。
<服用量カウンタ>
さらに、図1〜3に示されるように、いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数の服用量カウンタ118を備えてもよい。服用量カウンタ118は、さまざまな形式で構成されてもよい。いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118は一つまたは複数の服用量カウンタ受信器250を備えてもよい。いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118は一つまたは複数の服用量カウンタ送信器252を備えてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118は一つまたは複数の信号112を送信してもよい。また、いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118は一つまたは複数の信号112を受信してもよい。
いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118は、機械的服用量カウンタ244であってもよい。例えば、いくつかの実施形態において、機械的服用量カウンタ244は、活性剤214及び刺激剤218の一方または両方を投薬するために吸入器が作動する度に、数字表示式のインジケータを回転させるラチェット機構(例えば、Wright et al., Dispending apparatus, US特許第8689785号;Kaar et al., Dose counter for a metered-dose inhaler, US特許第8662381号を参照できる。なお、これらは参照により本明細書に組み込まれる)を備えてもよい。いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118は、活性剤214及び刺激剤218の一方または両方を投薬するために吸入器が作動した回数を表示する電子式ディプレイを備えた電子服用量カウンタ(例えば、 Solomon et al., Dose counter and recording method, US特許第8539945号を参照できる。なお、これらは参照により本明細書に組み込まれる)246であってもよい。いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118は、音声ディスプレイを備えた音声式服用量カウンタ248であってもよい。いくつかの実施形態において、音声ディスプレイは、活性剤214及び刺激剤218の一方または両方を投薬するために吸入器が作動した回数を表示するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、音声式服用量カウンタ248は、活性剤214及び刺激剤218の一方または両方を放出するために吸入器が動作していた回数と対応付けられた情報を受信し、該情報を伝えるために人間の声で音声表示してもよい。
いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118は、一つまたは複数のセンサ114と動作可能に連結されているとともに、当該センサ114から情報を受信してもよい。いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118は、一つまたは複数の制御ユニット108と動作可能に連結されているとともに、当該制御ユニット108から情報を受信してもよい。いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118は、活性剤貯蔵部212または刺激剤貯蔵部216内に格納されている活性剤214または刺激剤218の分量と対応付けられた情報を受信し、該情報を表示してもよい。いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118は、一つまたは複数の流路104経由で放出された活性剤214または刺激剤218の分量と対応付けられた情報を受信し、該情報を表示してもよい。
<動作インジケータ>
続けて図1〜3を参照すると、いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数の動作インジケータ116を備えてもよい。動作インジケータ116は、さまざまな形式で構成されてもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は一つまたは複数のインジケータ受信器156を備えてもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は一つまたは複数のインジケータ送信器158を備えてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は一つまたは複数の信号112を送信してもよい。また、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は一つまたは複数の信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、一つまたは複数のインジケータプロセッサ160を備えてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は情報を処理してもよい。
いくつかの実施形態において、動作インジケータ116はディスプレイ148を備えてもよい。動作インジケータ116は、複数種類のディスプレイ148を備えてもよい。このようなディスプレイ148の例としては、映像ディスプレイ150、音声ディスプレイ152、触覚式ディスプレイ154などが挙げられるが、これらに限られない。映像ディスプレイ150の例としては、アクティブディスプレイやパッシブディスプレイのような電子式の映像ディスプレイ150が挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、映像ディスプレイ150は、携帯電話、PDA(personal digital assistant)、ノート型コンピュータなどのようなモバイル機器上に備えられてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、モバイル機器は、動作情報を送信するように構成された制御ユニット108から当該動作情報を受信し、表示してもよい。いくつかの実施形態において、モバイル機器は、動作情報を送信するように構成されたセンサ114から当該動作情報を受信し、表示してもよい。いくつかの実施形態において、動作情報は、ヘッドマウントディスプレイ148、例えば光学式ヘッドマウントディスプレイ148上に表示されてもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、振動可能に構成された触覚式ディスプレイ154を備えてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者の呼吸動作、例えば吸気動作、息こらえ動作、及び/又は呼気動作に対応する振動強度で振動してもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、一つまたは複数の音声を発するように構成された音声ディスプレイ152を備えてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者の呼吸動作、例えば吸気動作、息こらえ動作、及び/又は呼気動作に対応する音色を有してもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者の呼吸動作、例えば吸気動作、息こらえ動作、及び/又は呼気動作のレベルを示す人間の声を出力するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者の呼吸動作、例えば吸気動作、息こらえ動作、及び/又は呼気動作が所定レベルに達するよう、該対象者に指示する人間の声を出力するように構成されてもよい。動作インジケータ116は、複数種類の動作に関する情報を表示してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、流路104を通る活性剤214の一つまたは複数の流動レベルを表示してもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者が流路104に与えた真空の一つまたは複数のレベルを表示してもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者の吸気サイクル期間中に流路104を通る気体の体積を表示してもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者の呼気サイクル期間中に流路104を通る気体の体積を表示してもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者が息をこらえていた間の時間長さを表示してもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、気体が流路104を通る速度を表示してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者の吸気サイクル期間中に気体が流路104を通る速度を表示してもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者の呼気サイクル期間中に気体が流路104を通る速度を表示してもよい。したがって、動作インジケータ116は、複数種類のパラメータに関する情報を表示するように構成されてもよい。
いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、一つまたは複数の制御ユニット108と動作可能に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、一つまたは複数のセンサ114と動作可能に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、一つまたは複数の制御ユニット108および一つまたは複数のセンサ114と動作可能に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、制御ユニット108から受信した処理情報を表示するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、流路104を通る活性剤214の分量を表示してもよい。また、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、活性剤214の、所定の服用量レベルに達するための放出量を表示してもよい。
<センサ>
さらに、図1〜3に示されるように、いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数のセンサ114を備えてもよい。システム100は複数種類のセンサ114を備えてもよい。センサ114の例としては、気体流量センサ124や液体流量センサ124のような流量センサ124、体積センサ128、光学センサ126、圧力センサ130、真空センサ132、タイマー134、位相ドップラー干渉計136、速度計138、超音波流量計140などが挙げられるが、これらに限られない。
いくつかの実施形態において、センサ114は一つまたは複数のセンサ受信器144を備えてもよい。いくつかの実施形態において、センサ114は一つまたは複数のセンサ送信器142を備えてもよい。いくつかの実施形態において、センサ114は一つまたは複数の信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、センサ114は一つまたは複数の信号112を送信してもよい。いくつかの実施形態において、センサ114は一つまたは複数のセンサプロセッサ146を備えてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、センサ114は情報を処理してもよい。
いくつかの実施形態において、一つまたは複数のセンサ114が、筐体102内に設けられた一つまたは複数の流路104と動作可能に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、流路104を気体が通る速度を測定するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、流路104を液体が通る速度を測定するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、流路104を通る気体の体積を測定する体積センサ128を用いてもよい。いくつかの実施形態において、流路104を通る液体の体積を測定する体積センサ128を用いてもよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、流路104を通る活性剤214の分量を測定するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、流路104に付与した真空の真空度を測定する真空センサ132を用いてもよい。いくつかの実施形態において、流路104に付与した気圧を測定する圧力センサ130を用いてもよい。いくつかの実施形態において、タイマー134は、呼吸パラメータと対応する時間量を測定するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、吸入器の使用時に発生する吸気サイクル、呼気サイクル、および息こらえサイクルのうち、一つまたは複数のサイクルの期間長さを特定するタイマー134を用いてもよい。いくつかの実施形態において、圧力センサ130は、吸入器のマウスピース268と動作可能に連結されているとともに、対象者の口部と該マウスピースとの物理的接触度を評価するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、このような圧力センサ130は、マウスピース268上の圧力及び/又は歪みを測定するように構成されてもよい。
いくつかの実施形態において、センサ114が一つまたは複数の制御ユニット108と動作可能に連結されていてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、動作可能に連結された一つまたは複数のセンサ114の動作を制御するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、一つまたは複数の貯蔵部122からの内容物の少なくとも部分的放出を促すように構成された一つまたは複数のアクチュエータ120と動作可能に連結されていてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、センサ114は、アクチュエータ120と動作可能に連結されているとともに、活性剤貯蔵部212からの一種類または複数種類の活性剤214の少なくとも部分的放出を、流路104を通った活性剤214の検出量に応じて促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、センサ114が制御ユニット108およびアクチュエータ120と連結されていてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数のセンサ114から検出情報を受信し、当該情報に応じて一つまたは複数のアクチュエータ120を制御してもよい。
<ユーザインターフェース>
続けて図1〜3を参照すると、いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数のユーザインターフェース110を備えてもよい。システム100は複数種類のユーザインターフェース110を備えてもよい。ユーザインターフェース110の例としては、グラフィカルインターフェース162、モニタ166、タッチスクリーン172、タッチパッド170、キーボード168、モバイル機器インターフェース164などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェースは一つまたは複数のユーザ送信器176を備えてもよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェースは一つまたは複数のユーザ受信器178を備えてもよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェースは一つまたは複数のインターフェースプロセッサ182を備えてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110は、一つまたは複数の信号112を送受信し、一つまたは複数の信号112を処理してもよい。
いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110から送信される一つまたは複数の信号112を、一つまたは複数の制御ユニット108が受信してもよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110から送信される一つまたは複数の信号112を、一つまたは複数のセンサ114が受信してもよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110から送信される一つまたは複数の信号112を、一つまたは複数の動作インジケータ116が受信してもよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110から送信される一つまたは複数の信号112を、一つまたは複数の服用量カウンタ118が受信してもよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110から送信される一つまたは複数の信号112を、一つまたは複数のアクチュエータ120が受信してもよい。
いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110は、一つまたは複数の制御ユニット108から送信される一つまたは複数の信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110は、一つまたは複数のセンサ114から送信される一つまたは複数の信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110は、一つまたは複数の動作インジケータ116から送信される一つまたは複数の信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110は、一つまたは複数の服用量カウンタ118から送信される一つまたは複数の信号112を受信してもよい。
いくつかの実施形態において、対象者が情報をユーザインターフェース110に入力し、ユーザインターフェース110が、当該情報を含む一つまたは複数の信号112を一つまたは複数の制御ユニット108に送信し、制御ユニット108が当該信号112を受信してもよい。このような情報の例としては、対象者の身長、体重、年齢、アレルギー性、呼吸パラメータ、身体健康レベルに関する情報や、対象者の一つまたは複数の持病に関する情報、対象者が使用する薬に関する情報などが挙げられるが、これらに限られない。
<信号>
システム100内で複数種類の信号112が用いられてもよい。このような信号112の例としては、ワイヤレス信号224、光学信号226、磁気信号228、無線周波信号232、有線信号234、赤外線信号236、可聴信号238、アナログ信号242、デジタル信号240、Bluetooth(登録商標)信号230などが挙げられるが、これらに限られない。したがって、システム100は、複数種類の信号112を受信、送信、処理するように構成された受信器、送信器、プロセッサを備えてもよい。信号112には、複数種類の情報が含まれてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、信号112は、一つまたは複数の呼吸パラメータと対応付けられた情報を含んでもよい。いくつかの実施形態において、信号112は、活性剤貯蔵部212からの一種類または複数種類の活性剤214の放出と対応付けられた情報を含んでもよい。いくつかの実施形態において、信号112は、刺激剤貯蔵部216からの一種類または複数種類の刺激剤218の放出と対応付けられた情報を含んでもよい。
<制御ユニット>
さらに図1〜3に示されるように、いくつかの実施形態において、システム100は一つまたは複数の制御ユニット108を備えてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は一つまたは複数の制御用コンピュータ206を備えてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は一つまたは複数の制御用受信器194を備えてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は一つまたは複数の制御用送信器196を備えてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は一つまたは複数の制御用プロセッサ198を備えてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は制御用メモリ204を備えてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は制御論理回路200を備えてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は性能論理回路202を備えてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は一つまたは複数の電源208を備えてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は一つまたは複数の制御用インターフェース210を備えてもよい。
いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数のユーザインターフェース110から送信される一つまたは複数の信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数のセンサ114から送信される一つまたは複数の信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数の動作インジケータ116から送信される一つまたは複数の信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数の服用量カウンタ118から送信される一つまたは複数の信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数のアクチュエータ120から送信される一つまたは複数の信号112を受信してもよい。
いくつかの実施形態において、制御ユニット108から送信される一つまたは複数の信号112を、一つまたは複数のユーザインターフェース110が受信してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108から送信される一つまたは複数の信号112を、一つまたは複数のセンサ114が受信してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108から送信される一つまたは複数の信号112を、一つまたは複数のアクチュエータ120が受信してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108から送信される一つまたは複数の信号112を、一つまたは複数の動作インジケータ116が受信してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108から送信される一つまたは複数の信号112を、一つまたは複数の服用量カウンタ118が受信してもよい。
いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数のアクチュエータ120の動作を命令する一つまたは複数の信号112を送信してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数の貯蔵部122から内容物を少なくとも部分的に放出させるようアクチュエータ120に命令する一つまたは複数の信号112を送信してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数の貯蔵部122から内容物を放出させないようアクチュエータ120に命令する一つまたは複数の信号112を送信してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸入器を使用する対象者の、流路104を通った吸気および呼気に関する情報を、一つまたは複数のセンサ114から受信してもよい。次に、制御ユニット108は、一つまたは複数のアクチュエータ120に命令して、吸気サイクル中に、一つまたは複数の貯蔵部122から内容物を吸入器を通して少なくとも部分的に放出させ、続いて、一つまたは複数のアクチュエータ120に命令して、呼気サイクル中、一つまたは複数の貯蔵部122から内容物を吸入器を通して少なくとも部分的に放出させないようにしてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つ以上のアクチュエータ120の動作を命令してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、第1アクチュエータ120に命令して活性剤貯蔵部212から活性剤214を少なくとも部分的に放出させ、続いて、第2アクチュエータ120に命令して、刺激剤貯蔵部216から刺激剤218を少なくとも部分的に放出させてもよい。また、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、第1アクチュエータ120に命令して、刺激剤貯蔵部216から刺激剤218を少なくとも部分的に放出させ、続いて、第2アクチュエータ120に命令して、活性剤貯蔵部212から活性剤214を少なくとも部分的に放出させてもよい。また、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、第1アクチュエータ120に命令して刺激剤貯蔵部216から刺激剤218を少なくとも部分的に放出させるのと、第2アクチュエータ120に命令して活性剤貯蔵部212から活性剤214を少なくとも部分的に放出させるのを、ほぼ同時に行ってもよい。
いくつかの実施形態において、制御ユニット108から送信される一つまたは複数の信号112を、一つまたは複数の動作インジケータ116が受信してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸入器を使用する対象者による呼吸動作に関する情報を含む一つまたは複数の信号112を、センサ114から受信してもよい。次に、制御ユニット108は、評価された呼吸動作のレベルを表示させるよう動作インジケータ116に命令する一つまたは複数の信号112を送信し、当該動作インジケータ116が、該信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、流路104を通った活性剤214の分量に関する情報を含む一つまたは複数の信号112を、一つまたは複数のセンサ114から受信してもよい。いくつかの実施形態において、続いて、制御ユニット108は、流路104を通った活性剤214の分量を表示させるよう一つまたは複数の動作インジケータ116に命令する一つまたは複数の信号112を送信し、当該一つまたは複数の動作インジケータ116が、該信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212から放出される活性剤214の、所定の服用量に達するために要される分量を表示させるよう一つまたは複数の動作インジケータ116に命令する一つまたは複数の信号112を送信し、当該一つまたは複数の動作インジケータ116が、該信号112を受信してもよい。
いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数の服用量カウンタ118から送信される一つまたは複数の信号112を受信してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212または刺激剤貯蔵部216から服用何回分の活性剤214または刺激剤218を放出すべきかに関する情報を含む一つまたは複数の信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、服用量カウンタ118から送信された一つまたは複数の信号112であって、活性剤貯蔵部212内に服用何回分の活性剤214が格納されているかに関する情報を含む当該信号112を受信してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、服用量カウンタ118から送信された一つまたは複数の信号112であって、刺激剤貯蔵部216内に服用何回分の刺激剤218が格納されているかに関する情報を含む当該信号112を受信してもよい。
いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数のパラメータを、当該一つまたは複数のパラメータと対応付けられた一つまたは複数の閾値レベルと比較してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸入器内に設けられた一つまたは複数の流路104を通った流量と対応付けられた一つまたは複数の算定値を、一つまたは複数のセンサ114から受信してもよい。そして、制御ユニット108は、該一つまたは複数の算定値を、流路104を通る流量と対応付けられた一つまたは複数の閾値と比較し、当該一つまたは複数の算定値が当該一つまたは複数の閾値を満たすか超えるか否かを特定してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数のパラメータと対応する一つまたは複数の算定値を、当該一つまたは複数のパラメータと対応付けられた一つまたは複数のレベル範囲と比較してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数のパラメータと対応する一つまたは複数の算定値を、当該一つまたは複数のパラメータと対応付けられた一つまたは複数のレベル範囲と比較し、当該一つまたは複数のパラメータと対応付けられた当該一つまたは複数のレベル範囲内に当該一つまたは複数の算定値が含まれているか否かを特定してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、一つまたは複数のセンサ114から送信される一つまたは複数の信号112であって、吸入器内に設けられた一つまたは複数の流路104を通る流量と対応付けられた一つまたは複数の算定値を含む当該信号112を受信してもよい。制御ユニット108は、一つまたは複数の算定値を、流路を通る流量と対応付けられた一つまたは複数の数値範囲と比較し、当該一つまたは複数の数値範囲に当該一つまたは複数の算定値が含まれているか否かを特定してもよい。吸入器内に設けられた一つまたは複数の流路104を通る流量の代表的範囲としては、例えば、約毎分5リットル〜約毎分200リットル、約毎分30リットル〜約毎分150リットル、約毎分50リットル〜約毎分100リットル、約毎分20リットル〜約毎分60リットル、約毎分30リットル〜約毎分50リットル、約毎分50リットル〜約毎分200リットル、約毎分75リットル〜約毎分200リットル、約毎分100リットル〜約毎分200リットル、約毎分125リットル〜約毎分200リットル、約毎分150リットル〜約毎分200リットル、約毎分175リットル〜約毎分200リットル、約毎分50リットル〜約毎分150リットル、約毎分60リットル〜約毎分150リットル、約毎分60リットル〜約毎分120リットルの範囲を含むが、これらに限られない。
パラメータに多数の閾値を割り当ててもよい。いくつかの実施形態において、閾値は、吸入器を使用する対象者の年齢に基づいて決定されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、子供が吸入器を使用する場合の吸気サイクル期間中に流路104を通る流速と対応付けられた閾値を選択し、活性剤214を子供へ適量に運ぶようにしてもよい。いくつかの実施形態において、成人が吸入器を使用する場合の吸気サイクル期間中に流路104を通る流速と対応付けられた閾値を選択し、製剤214を成人へ適量に運ぶようにしてもよい。したがって、多数のパラメータを考慮した閾値を選択してもよい。このようなパラメータの例としては、対象者の年齢、運ばれる活性剤214の性質、活性剤214が運ばれるべき肺の領域内の場所、運ばれる活性剤214の分量などが挙げられるが、これらに限られない。したがって、制御ユニットは、複数種類のパラメータを、当該一つまたは複数のパラメータと対応付けられた閾値レベルと比較してもよい。いくつかの実施形態において、医療従事者が閾値を選択してもよい。
図4は、システム400の部分側面断面図である。システム400は、吸入器の一実施形態として構成されている。システム400は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている。また、図中、筐体102内部に配設された二つのポート106が流路104と流体連通している。図中、活性剤貯蔵部212が一方のポート106と動作可能に連結されている。図中、刺激剤貯蔵部216が他方のポート106と動作可能に連結されている。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216はどちらも、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からそれぞれのポート106内まで延伸したバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。活性剤貯蔵部212は制御バルブ258を備えている。刺激剤貯蔵部216も制御バルブ258を備えている。図中、両方の制御バルブ258が、塗り潰した円で示されたように閉鎖状態にある。流路104を通る流れは、流路104を通る方向のある流れを示す2本の矢印で図示されている。右から左へマウスピース268に向かう流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルと関連している。左から右へマウスピース268から離れる流れは、吸入器を使用する対象者の呼気サイクルと関連している。流量センサ124は、流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流体を検出するように構成されている。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270、および、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の両方と動作可能に連結されたプッシュロッドアクチュエータ256が図示されている。また、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、制御ユニット108と動作可能に連結されている。制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を命令するように構成され、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、当該命令に基づき、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の両方からの少なくとも部分的放出を促すよう各プッシュロッドアクチュエータ256を制御する。また、制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を停止させるように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的放出を促し、続いて、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的放出を促し、続いて、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216および活性剤貯蔵部212の両方からの少なくとも部分的放出を、ほぼ同時に促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、流量センサ124は、吸入器を使用する対象者の呼気に含まれる活性剤214の分量を検出するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、当該制御ユニット108へ送信されてきたそのような情報を用い、所定の服用量に達するために要される、対象者への活性剤214の投与量を計算してもよい。次に、制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を制御し、所定の服用量に達するのに必要な追加量の活性剤214を投与させてもよい。
図4Aは、システム400の部分側面断面図である。システム400は、活性剤貯蔵部212から活性剤214を少なくとも部分的に放出するように図中で作動している吸入器の一実施形態として構成されている。システム400は、流路104を内部に設けた筐体102を備えた吸入器の一実施形態として示されている。また、図中、筐体102内部に配設された二つのポート106は流路104と流体連通している。図中、活性剤貯蔵部212が一方のポート106と動作可能に連結されている。図中、刺激剤貯蔵部216が他方のポート106と動作可能に連結されている。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216はどちらも、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からそれぞれのポート106内まで延伸したバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。活性剤貯蔵部212は制御バルブ258を備えている。刺激剤貯蔵部216も制御バルブ258を備えている。図中、活性剤貯蔵部212と動作可能に連結された制御バルブ258は、塗り潰していない円で示されたように開放状態にあり、刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結された制御バルブ258は、塗り潰した円で示されたように閉鎖状態にある。図中、流路104を通る流れは、右から左へ流路104を通ってマウスピース268に向かう流れを示す矢印で示されている。右から左へマウスピース268に向かう流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルと関連している。流量センサ124は、流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流体を検出するように構成されている。図中、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270、および、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の両方と動作可能に連結されたプッシュロッドアクチュエータ256が示されている。また、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、制御ユニット108と動作可能に連結されている。制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を命令するように構成され、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、当該命令に基づき、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の両方からの少なくとも部分的放出を促すよう各プッシュロッドアクチュエータ256を制御する。また、制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。図中、活性剤貯蔵部212と動作可能に連結されたプッシュロッドアクチュエータ256は、作動状態にある。この作動状態において、該プッシュロッドアクチュエータ256は、エアゾールキャニスタとして構成された活性剤貯蔵部212のキャニスタ本体を、該キャニスタ本体から延伸したバルブステムのほうへ押圧することにより、活性剤貯蔵部212から活性剤214をポート106経由で流路104内へ少なくとも部分的に放出することを促す。
図4Bは、システム400の部分側面断面図である。システム400は、刺激剤貯蔵部216から刺激剤218を少なくとも部分的に放出するように図中で作動している吸入器の一実施形態として構成されている。図中、システム400は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている。また、図中、筐体102内部には、流路104と流体連通する二つのポート106が配設されている。図中、活性剤貯蔵部212が一方のポート106と動作可能に連結されている。図中、刺激剤貯蔵部216が他方のポート106と動作可能に連結されている。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216はどちらも、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からそれぞれのポート106内まで延伸したバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。活性剤貯蔵部212は制御バルブ258を備えている。刺激剤貯蔵部216も制御バルブ258を備えている。図中、刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結された制御バルブ258は、塗り潰していない円で示されたように開放状態にあり、活性剤貯蔵部212と動作可能に連結された制御バルブ258は、塗り潰した円で示されたように閉鎖状態にある。流路104を通る流れは、右から左へ流路104を通ってマウスピース268に向かう流れを示す矢印で図示されている。右から左へマウスピース268に向かう流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルと関連している。流量センサ124は、流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流体を検出するように構成されている。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270、および、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の両方と動作可能に連結されたプッシュロッドアクチュエータ256が図示されている。また、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、制御ユニット108と動作可能に連結されている。制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を命令するように構成され、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、当該命令に基づき、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の両方からの少なくとも部分的放出を促すよう各プッシュロッドアクチュエータ256を制御する。また、制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。図中、刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結されたプッシュロッドアクチュエータ256は、作動状態にある。この作動状態において、当該プッシュロッドアクチュエータ256は、エアゾールキャニスタとして構成された刺激剤貯蔵部216のキャニスタ本体を、当該キャニスタ本体から延伸したバルブステムの方へ押圧することにより、刺激剤貯蔵部216から刺激剤218をポート106経由で流路104内へ少なくとも部分的に放出することを促す。
図5は、システム500の部分側面断面図である。システム500は、活性剤貯蔵部212から活性剤214を少なくとも部分的に放出するように図中で作動している吸入器の一実施形態として構成されている。システム500は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている吸入器の一実施形態として示されている。また、図中、筐体102内部には、流路104と流体連通する二つのポート106が配設されている。図中、活性剤貯蔵部212が一方のポート106と動作可能に連結されている。図中、刺激剤貯蔵部216が他方のポート106と動作可能に連結されている。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216はどちらも、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からそれぞれのポート106内まで延伸したバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。活性剤貯蔵部212は制御バルブ258を備えている。刺激剤貯蔵部216も制御バルブ258を備えている。図中、活剤貯蔵部212と動作可能に連結された制御バルブ258は、塗り潰していない円で示されたように開放状態にあり、刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結された制御バルブ258は、塗り潰した円で示されたように閉鎖状態にある。流路104を通る流れは、右から左へ流路104を通ってマウスピース268に向かう流れを示す矢印で図示されている。右から左へマウスピース268に向かう流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルと関連している。流量センサ124は、流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流体を検出するように構成されている。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270、および、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の両方と動作可能に連結されたプッシュロッドアクチュエータ256が図示されている。また、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、制御ユニット108と動作可能に連結されている。制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を命令するように構成され、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、当該命令に基づき、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の両方からの少なくとも部分的放出を促すよう各プッシュロッドアクチュエータ256を制御する。また、制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。図中、製剤貯蔵部212と動作可能に連結されたプッシュロッドアクチュエータ256は、作動状態にある。この作動状態において、当該プッシュロッドアクチュエータ256は、エアゾールキャニスタとして構成された製剤貯蔵部212のキャニスタ本体を、当該キャニスタ本体から延伸したバルブステムの方へ押圧することにより、製剤214を製剤貯蔵部212からポート106経由で流路104内へ少なくとも部分的に放出することを促す。また、服用量カウンタ118が図示されている。いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118は、制御ユニット108と動作可能に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118は、流量センサ124と動作可能に連結されていてもよい。図示の服用量カウンタ118は、例えば、活性剤貯蔵部212から服用の何回分投与されるかを表示すように構成されてもよい。
図6は、システム600の部分側面断面図である。システム600は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている吸入器の一実施形態として示されている。また、図中、筐体102内部には、流路104と流体連通する二つのポート106が配設されている。図中、活性剤貯蔵部212が一方のポート106と動作可能に連結されている。図中、刺激剤貯蔵部216が他方のポート106と動作可能に連結されている。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216はどちらも、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からそれぞれのポート106内まで延伸したバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。活性剤貯蔵部212は制御バルブ258を備えている。刺激剤貯蔵部216も制御バルブ258を備えている。図中、両方の制御バルブ258が、塗り潰した円で示されたように閉鎖状態にある。流路104を通る流れは、流路104を通る方向のある流れを示す2本の矢印で図示されている。右から左へマウスピース268に向かう流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルと関連している。左から右へマウスピース268から離れる流れは、吸入器を使用する対象者の呼気サイクルと関連している。
流量センサ124は、流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流体を検出するように構成されている。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270、および、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の両方と動作可能に連結されたプッシュロッドアクチュエータ256が図示されている。また、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、制御ユニット108と動作可能に連結されている。制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を命令するように構成され、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、当該命令に基づき、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の両方からの少なくとも部分的放出を促すよう各プッシュロッドアクチュエータ256を制御する。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。また、制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を停止させるように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的放出を促し、続いて、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的放出を促し、続いて、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216および活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的放出をほぼ同時に促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、流量センサ124は、吸入器を使用する対象者の呼気に含まれる活性剤214の分量を検出するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、当該制御ユニット108へ送信されてきたそのような情報を用い、所定の服用量に達するために要される、対象者への活性剤214の投与量を計算してもよい。次に、制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を制御し、所定の服用量に達するための追加分の活性剤214を投与させてもよい。
図6にさらに示されたように、システム600は、動作インジケータ116を備えている。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、流量センサ124と動作可能に連結されていてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、対象者による吸入器の使用と対応付けられた一つまたは複数の呼吸パラメータに関する一つまたは複数の値を表示すように構成されてもよい。このような呼吸パラメータの例としては、吸気動作、呼気動作、息こらえ動作などに関するパラメータが挙げられるが、これらに限られない。図6の動作インジケータ116は、図6Aに表示されている強いレベルの呼吸動作に比べ、弱いレベルの呼吸動作を示している。いくつかの実施形態において、流量センサ124は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270と動作可能に連結され、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、測定された一つまたは複数の呼吸パラメータが、当該一つまたは複数の呼吸パラメータと対応付けられた一つまたは複数の閾値を満たすか超える場合に、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの内容物の少なくとも部分的放出を促すよう、プッシュロッドアクチュエータ256を作動させてもよい。図中、光学センサ126は、流路104と動作可能に連結されている。いくつかの実施形態において、光学センサ126は、流路104を通る活性剤214および刺激剤218の両方の分量を算定するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、光学センサ126は、制御ユニット108と動作可能に連結され、制御ユニット108は、吸入器を使用する対象者へ運ばれる活性剤214の分量を算定してから、対象者へ運ばれる活性剤214について、所定の服用量レベルに達するために必要な追加量を決定してもよい。次に、制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を制御し、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、所定の服用量レベルに達するための分量の活性剤214が対象者へ運ばれるように、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的放出を促してもよい。
図6Aは、システム600の部分側面断面図である。システム600は、活性剤貯蔵部212から活性剤214を少なくとも部分的に放出するように作動する吸入器の一実施形態として示されている。システム600は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている。また、図中、筐体102内部には、流路104と流体連通する二つのポート106が配設されている。図中、活性剤貯蔵部212が一方のポート106と動作可能に連結されている。図中、刺激剤貯蔵部216が他方のポート106と動作可能に連結されている。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216はどちらも、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からそれぞれのポート106内まで延伸したバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。活性剤貯蔵部212は制御バルブ258を備えている。刺激剤貯蔵部216も制御バルブ258を備えている。図中、活性剤貯蔵部212と動作可能に連結された制御バルブ258は、塗り潰していない円で示されたように開放状態にあり、刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結された制御バルブ258は、塗り潰した円で示されたように閉鎖状態にある。流路104を通る流れは、右から左へ流路104を通ってマウスピース268に向かう方向のある流れを示す矢印で図示されている。また、当該流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルを示している。流量センサ124は、流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流体を検出するように構成されている。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270、および、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の両方と動作可能に連結されたプッシュロッドアクチュエータ256が図示されている。また、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、制御ユニット108と動作可能に連結されている。制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を命令するように構成され、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、当該命令に基づき、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の両方からの少なくとも部分的放出を促すよう各プッシュロッドアクチュエータ256を制御する。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。また、制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を停止させるように構成されてもよい。
上述したように、いくつかの実施形態において、吸入器は、動作可能に連結された動作インジケータ116を備えてもよい。図6Aの動作インジケータ116は、図6に表示された呼吸動作に比べ、強いレベルの呼吸動作を表示している。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を制御するように構成され、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、測定された一つまたは複数の呼吸パラメータが、当該一つまたは複数の呼吸パラメータと対応付けられた一つまたは複数の閾値を満たすか超える場合に、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの内容物の少なくとも部分的放出を促すよう、プッシュロッドアクチュエータ256を作動させてもよい。したがって、図6Aに示されたように、活性剤貯蔵部212と動作可能に連結されたプッシュロッドアクチュエータ256は、強いレベルの呼吸動作に応じて活性剤貯蔵部212から活性剤214を少なくとも部分的に放出させるように作動している。図中、光学センサ126が流路104と動作可能に連結されている。いくつかの実施形態において、光学センサ126は、流路104を通る活性剤214および刺激剤118の一方または両方の分量を特定するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、光学センサ126は、制御ユニット108と動作可能に連結され、制御ユニット108は、吸入器を使用する対象者へ運ばれた活性剤214の分量を特定してから、対象者へ運ばれる活性剤214について、所定の服用量レベルに達するために必要な追加量を決定してもよい。次に、制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を制御し、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、所定の服用量レベルに達するための分量の活性剤214が対象者へ運ばれるように、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的放出を促してもよい。
図6Bは、システム600の部分側面断面図である。システム600は、刺激剤貯蔵部216から刺激剤218を少なくとも部分的に放出するように作動する吸入器の一実施形態として示されている。システム600は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている。また、図中、筐体102内部には、流路104と流体連通する二つのポート106が配設されている。図中、活性剤貯蔵部212が一方のポート106と動作可能に連結されている。また、図中、刺激剤貯蔵部216が他方のポート106と動作可能に連結されている。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216はどちらも、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からそれぞれのポート106内まで延伸したバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。活性剤貯蔵部212は制御バルブ258を備えている。刺激剤貯蔵部216も制御バルブ258を備えている。図中、活性剤貯蔵部212と動作可能に連結された制御バルブ258は、塗り潰した円で示されたように閉鎖状態にあり、刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結された制御バルブ258は、塗り潰していない円で示されたように開放状態にある。流路104を通る流れは、右から左へ流路104を通ってマウスピース268に向かう方向のある流れを示す矢印で図示されている。また、当該流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルを示している。
流量センサ124は、流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流体を検出するように構成されている。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270、および、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の両方と動作可能に連結されたプッシュロッドアクチュエータ256が図示されている。また、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、制御ユニット108と動作可能に連結されている。制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を命令するように構成され、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、当該命令に基づき、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の両方からの少なくとも部分的放出を促すよう各プッシュロッドアクチュエータ256を制御する。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。また、制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を停止させるように構成されてもよい。
上述したのと同様に、いくつかの実施形態において、吸入器は、動作可能に連結された動作インジケータ116を備えてもよい。図6Bの動作インジケータ116は、図6に示されている呼吸動作に比べ、強いレベルの呼吸動作を表示している。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼吸動作について測定された一つまたは複数のパラメータが閾値を満たすか超える場合に、刺激剤貯蔵部216からの刺激剤218の放出を促すよう、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を制御するように構成されてもよい。したがって、図6Bにおいて、刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結されたプッシュロッドアクチュエータ256は、強いレベルの呼吸動作に応じて刺激剤貯蔵部216から刺激剤218を少なくとも部分的に放出させるように作動している。図中、光学センサ126が流路104と動作可能に連結されている。いくつかの実施形態において、光学センサ126は、流路104を通る活性剤214および刺激剤118の一方または両方の分量を特定するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、光学センサ126は、制御ユニット108と動作可能に連結され、制御ユニット108は、吸入器を使用する対象者へ運ばれる刺激剤218の分量を測定し、続いて、対象者へ運ばれる刺激剤218について、所定の投与レベルに達するために必要な追加量を決定してもよい。次に、制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を制御し、所定の服用量レベルに達するよう、一つまたは複数の刺激剤貯蔵部216から対象者へ運ばれる一種類または複数種類の刺激剤218の少なくとも部分的放出を促してもよい。
図7は、システム700の部分側面断面図である。システム700は、吸入器の一実施形態として構成されている。システム700は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている。また、図中、筐体102内部には、流路104と流体連通する二つのポート106が配設されている。図中、活性剤貯蔵部212は、一方のポート106と並んで配置されている。図中、刺激剤貯蔵部216が他方のポート106と動作可能に連結されている。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212は、搬送駆動装置付きのコンベヤーを備え、当該搬送駆動装置は、粉末状の活性剤214を充填した複数のブリスターパックを含んだブリスターストリップを前進させるように構成されている。活性剤貯蔵部212の上記コンベヤーは、ブリスターパックを前進させてブリスターパック穿刺機構272を横切らせるように構成されている。図中、ブリスターパック穿刺機構272は、ブリスターパックを穿刺するとともに当該ブリスターパック内に格納されている粉末状の活性剤214をポート106経由で流路104内へ進ませるように構成されたプッシュロッドアクチュエータ256を備えている。刺激剤貯蔵部216は、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からポート106内まで延伸したバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。また、刺激剤貯蔵部216は制御バルブ258を備えている。図中、制御バルブ258は、塗り潰した円で示されたように閉鎖状態にある。刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結されたエアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、刺激剤貯蔵部216からの刺激剤218の少なくとも部分的放出を促すように構成されたプッシュロッドアクチュエータ256を備えている。流路104を通る流れは、流路104を通る方向のある流れを示す2本の矢印で図示されている。右から左へマウスピース268に向かう流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルと関連している。左から右へマウスピース268から離れる流れは、吸入器を使用する対象者の呼気サイクルと関連している。流量センサ124は、流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流体を検出するように構成されている。
エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、制御ユニット108と動作可能に連結されている。ブリスターパック穿刺機構272は、制御ユニット108と動作可能に連結されている。制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を命令するように構成されている。制御ユニット108は、ブリスターパック穿刺機構272の動作を命令するように構成されている。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。また、制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を停止させるように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的放出を促し、続いて、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的放出を促し、続いて、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216および活性剤貯蔵部212の両方からの少なくとも部分的放出をほぼ同時に促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、流量センサ124は、吸入器を使用する対象者の呼気に含まれる活性剤214の分量を検出するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、当該制御ユニット108へ送信されてきたそのような情報を用い、所定の服用量に達するために要される、対象者への活性剤214の投与量を計算してもよい。次に、制御ユニット108は、ブリスターパック穿刺機構272の動作を制御し、所定の服用量に達するのに必要な追加量の活性剤214を投与させてもよい。
図7Aは、システム700の部分側面断面図である。システム700は、活性剤貯蔵部212から活性剤214を少なくとも部分的に放出するように作動する吸入器の一実施形態として構成されている。システム700は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている。また、図中、筐体102内部には、流路104と流体連通する二つのポート106が配設されている。図中、活性剤貯蔵部212が一方のポート106と並んで配置されている。図中、刺激剤貯蔵部216が他方のポート106と動作可能に連結されている。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212は、搬送駆動装置付きのコンベヤーを備え、当該搬送駆動装置は、粉末状の活性剤214を充填した複数のブリスターパックを含んだブリスターストリップを前進させるように構成されている。活性剤貯蔵部212の上記コンベヤーは、ブリスターパックを前進させてブリスターパック穿刺機構272を横切らせるように構成されている。図中、ブリスターパック穿刺機構272は、ブリスターパックを穿刺するとともに該ブリスターパック内に格納されている粉末状の活性剤214をポート106経由で流路104内へ進ませるように構成されたプッシュロッドアクチュエータ256を有する。
いくつかの実施形態において、刺激剤貯蔵部216は、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からポート106内まで延伸したバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。また、刺激剤貯蔵部216は制御バルブ258を備えている。図中、制御バルブ258は、塗り潰した円で示されたように閉鎖状態にある。刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結されたエアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、刺激剤貯蔵部216からの刺激剤218の少なくとも部分的放出を促すように構成されたプッシュロッドアクチュエータ256を備えている。流路104を通る流れは、右から左へマウスピース268に向かう流れを示す矢印で図示されている。この流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルと関連している。流量センサ124は、流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流体を検出するように構成されている。ブリスターパック穿刺機構272およびエアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、何れも制御ユニット108と動作可能に連結されている。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212からの活性剤214の少なくとも部分的放出を促すよう、ブリスターパック穿刺機構272の動作を命令してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216からの刺激剤218の少なくとも部分的放出を促すよう、エアゾールキャニスタ放出機構270の動作を命令してもよい。
また、制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を停止させるように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的放出を促し、続いて、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的放出を促し、続いて、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216および活性剤貯蔵部212の両方からの少なくとも部分的放出をほぼ同時に促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、流量センサ124は、吸入器を使用する対象者の呼気に含まれる活性剤214の分量を検出するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、該制御ユニット108へ送信されてきたそのような情報を用い、所定の服用量に達するために要される、対象者への活性剤214の投与量を計算してもよい。次に、制御ユニット108は、ブリスターパック穿刺機構272の動作を制御し、所定の服用量に達するのに必要な追加量の活性剤214を投与させてもよい。
図7Bはシステム700の部分側面断面図である。システム700は、刺激剤貯蔵部216から刺激剤218を少なくとも部分的に放出するように作動する吸入器の一実施形態として構成されている。システム700は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている。また、図中、筐体102内部には、流路104と流体連通する二つのポート106が配設されている。図中、活性剤貯蔵部212が一方のポート106と並んで配置されている。図中、刺激剤貯蔵部216が他方のポート106と動作可能に連結されている。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212は、搬送駆動装置付きのコンベヤーを備え、当該搬送駆動装置は、粉末状の活性剤214を充填した複数のブリスターパックを含んだブリスターストリップを前進させるように構成されている。活性剤貯蔵部212の上記コンベヤーは、ブリスターパックを前進させてブリスターパック穿刺機構272を横切らせるように構成されている。図中、ブリスターパック穿刺機構272は、ブリスターパックを穿刺するとともに当該ブリスターパック内に格納されている粉末状の活性剤214をポート106経由で流路104内へ進ませるように構成されたプッシュロッドアクチュエータ256を備えている。
いくつかの実施形態において、刺激剤貯蔵部216は、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からポート106内まで延伸したバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。また、刺激剤貯蔵部216は制御バルブ258を備えている。刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結されたエアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、刺激剤貯蔵部216からの刺激剤218の少なくとも部分的放出を促すように構成されたプッシュロッドアクチュエータ256を備えている。図中、制御バルブ258は、塗り潰していない円で示されたように開放状態にあり、刺激剤218をポート106経由で流路104内へ少なくとも部分的に放出するように促す。流路104を通る流れは、右から左へマウスピース268に向かう流れを示す矢印で図示されている。この流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルと関連している。流量センサ124は、流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流体を検出するように構成されている。ブリスターパック穿刺機構272およびエアゾールキャニスタ内容物放出機構270はそれぞれ、制御ユニット108と動作可能に連結されている。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212からの活性剤214の少なくとも部分的放出を促すよう、ブリスターパック穿刺機構272の動作を命令してもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216からの刺激剤218の少なくとも部分的放出を促すよう、エアゾールキャニスタ放出機構270の動作を命令してもよい。また、制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216の一方または両方からの少なくとも部分的放出を停止させるように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的放出を促し、続いて、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的放出を促し、続いて、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的放出を促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216および活性剤貯蔵部212の両方からの少なくとも部分的放出をほぼ同時に促すように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、流量センサ124は、吸入器を使用する対象者の呼気に含まれる刺激剤218の分量を検出するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、該制御ユニット108へ送信されてきたそのような情報を用い、所定の服用量に達するために要される、対象者への刺激剤218の投与量を計算してもよい。次に、制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ放出機構270の動作を制御し、所定の服用量に達するのに必要な追加量の刺激剤218を投与させてもよい。
図8は、システム800の部分側面断面図である。システム800は、活性剤貯蔵部212から活性剤214を少なくとも部分的に放出するよう作動する吸入器の一実施形態として構成されている。システム800は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている。また、図中、筐体102内部には、流路104と流体連通する二つのポート106が配設されている。図中、活性剤貯蔵部212は、一方のポート106と並んで配置されている。図中、刺激剤貯蔵部216は、もう一つのポート106と動作可能に連結している。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212は、搬送駆動装置付きのコンベヤーを備え、当該搬送駆動装置は、粉末状の活性剤214が充填された複数のブリスターパックを含むブリスターストリップを前進させるよう構成されている。活性剤貯蔵部212の上記コンベヤーは、ブリスターパックを前進させてブリスターパック穿刺機構272を横切らせるよう構成されている。図中、ブリスターパック穿刺機構272は作動したプッシュロッドアクチュエータ256を備え、当該作動したプッシュロッドアクチュエータ256は、ブリスターパックを穿刺し、当該ブリスターパック内部の粉末状の活性剤214をポート106経由で流路104内へと進ませている。刺激剤貯蔵部216は、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からポート106内へ延伸するバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。刺激剤貯蔵部216は制御バルブ258を備えている。図中、制御バルブ258は、塗り潰した円で示されているように、閉鎖状態にある。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270が、刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結されており、プッシュロッドアクチュエータ256を備えている。プッシュロッドアクチュエータ256は、刺激剤貯蔵部216からの刺激剤218の少なくとも部分的な放出を促すよう構成されている。流路104を通る流れは、右から左へマウスピース268へと向かう流れを示す矢印によって図示されている。この流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルと関連している。流量センサ124は流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流れを検知するよう構成されている。ブリスターパック穿刺機構272とエアゾールキャニスタ内容物放出機構270はそれぞれ、制御ユニット108と動作可能に連結されている。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、ブリスターパック穿刺機構272の動作を命じて、活性剤貯蔵部212からの活性剤214の少なくとも部分的な放出を促してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ放出機構270の動作を命じて、刺激剤貯蔵部216からの刺激剤218の少なくとも部分的な放出を促してよい。制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクル中、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の一つまたは両方からの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の一つまたは両方からの少なくとも部分的な放出を停止するよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促し、続いて、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、続いて、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216および活性剤貯蔵部212両方からの少なくとも部分的な放出をほぼ同時に促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、流量センサ124は、吸入器を使用する対象者の呼気に含まれる活性剤214の量を検知するよう構成されてよい。したがって、いくつかの実施形態において、そのような情報が制御ユニット108に送られ、制御ユニット108が当該情報を用いて、所定の服用量に達するために対象者に投与する必要がある活性剤214の量を計算してよい。続いて、制御ユニット108は、ブリスターパック穿刺機構272の動作を制御して、上記所定の服用量に達するのに必要な追加量の活性剤214を投与してよい。
いくつかの実施形態において、吸入器は、動作可能に連結された動作インジケータ116を備えてよい。図8中の動作インジケータ116は、強いレベルの呼吸動作を示している。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼吸動作と関連する1つ以上の算定パラメータが閾値を満たすか超える場合に、ブリスターパック穿刺機構272の動作を制御して、活性剤貯蔵部212からの活性剤214の放出を促してよい。したがって、図8において、ブリスターパック穿刺機構272は、強いレベルの呼吸動作に応じて、ブリスターパックに穿刺して、粉末状の活性剤214をポート106経由で流路104へと進ませるよう作動しているものとして示されている。図中、光学センサ126は、流路104と動作可能に連結されている。いくつかの実施形態において、光学センサ126は、流路104を通って流れる活性剤214および刺激剤218のいずれかまたは両方の量を測定するよう構成されてよい。したがって、いくつかの実施形態において、光学センサ126が制御ユニット108に動作可能に連結され、当該制御ユニット108が、吸入器を使用する対象者へ投与される活性剤214の量を測定し、続いて、所定の投与レベルに達するために上記対象者に投与されるべき活性剤214の追加量を決定するよう構成されてよい。続いて、制御ユニット108は、ブリスターパック穿刺機構272を制御して、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促し、活性剤214を上記対象者に投与して上記所定の服用量に達するようにしてよい。
図8Aは、システム800の部分側面断面図である。システム800は、刺激剤貯蔵部216から刺激剤218を少なくとも部分的に放出するよう作動する吸入器の一実施形態として構成されている。システム800は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている。また、図中、筐体102内部には、流路104と流体連通する二つのポート106が配設されている。図中、活性剤貯蔵部212は、一方のポート106と並んで配置されている。刺激剤貯蔵部216は、もう一方のポート106と動作可能に連結している。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212は、搬送駆動装置付きのコンベヤーを備え、当該搬送駆動装置は、粉末状の活性剤214が充填された複数のブリスターパックを含むブリスターストリップを前進させるよう構成されている。活性剤貯蔵部212のコンベヤーは、ブリスターパックを前進させてブリスターパック穿刺機構272を横切らせるよう構成されている。図中、ブリスターパック穿刺機構272はプッシュロッドアクチュエータ256を備えている。刺激剤貯蔵部216は、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からポート106内へ延伸するバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。刺激剤貯蔵部216は制御バルブ258を備えている。図中、制御バルブ258は、塗り潰されていない円で示されているように、開放状態にあり、刺激剤218をポート106経由で流路104へ放出することを促す。流路104を通る流れは、右から左へマウスピース268へと向かう流れを示す矢印によって図示されている。この流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルと関連している。流量センサ124は流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流れを検知するよう構成されている。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結されている。ブリスターパック穿刺機構272とエアゾールキャニスタ内容物放出機構270はそれぞれ、制御ユニット108と動作可能に連結されている。
したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、ブリスターパック穿刺機構272の動作を命じて、活性剤貯蔵部212からの活性剤214の少なくとも部分的な放出を促してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ放出機構270の動作を命じて、刺激剤貯蔵部216からの刺激剤218の少なくとも部分的な放出を促してよい。制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクル中、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の一つまたは両方からの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の一つまたは両方からの少なくとも部分的な放出を停止するよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促し、続いて、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、続いて、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216および活性剤貯蔵部212両方からの少なくとも部分的な放出をほぼ同時に促すよう構成されてよい。
いくつかの実施形態において、流量センサ124は、吸入器を使用する対象者の呼気に含まれる活性剤214の量を検知するよう構成されてよい。したがって、いくつかの実施形態において、そのような情報が制御ユニット108に送られ、制御ユニット108が当該情報を用いて、所定の服用量に達するために対象者に投与する必要がある活性剤214の量を計算してよい。続いて、制御ユニット108は、ブリスターパック穿刺機構272の動作を制御して、追加量の活性剤214を投与し、上記所定の服用量に達するようにしてよい。
いくつかの実施形態において、吸入器は、動作可能に連結された動作インジケータ116を備えてよい。図8A中の動作インジケータ116は、強いレベルの呼吸動作を示している。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼吸動作と関連する1つ以上の測定パラメータが閾値を満たすか超える場合に、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を制御して、刺激剤貯蔵部216からの刺激剤218の放出を促してよい。したがって、図8Aにおいて、刺激剤貯蔵部216に動作可能に連結されているプッシュロッドアクチュエータ256は、強いレベルの呼吸動作に応じて、刺激剤貯蔵部216のキャニスタ本体をバルブステムに対して押し付けて刺激剤218をポート106経由で流路104へ少なくとも部分的に放出することを促すよう作動している。図中、光学センサ126は、流路104と動作可能に連結されている。いくつかの実施形態において、光学センサ126は、流路104を通って流れる活性剤214および刺激剤218のいずれかまたは両方の量を測定するよう構成されてよい。したがって、いくつかの実施形態において、光学センサ126が制御ユニット108に動作可能に連結され、当該制御ユニット108が、吸入器を使用する対象者へ投与される刺激剤218の量を測定し、続いて、所定の投与レベルに達するために上記対象者に投与されるべき刺激剤218の追加量を決定するよう構成されてよい。続いて、制御ユニット108は、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270の動作を制御して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、刺激剤218を上記対象者に投与して上記所定の服用量に達するようにしてよい。
図9は、システム900の部分側面断面図である。システム900は、吸入器の一実施形態として構成されている。システム900は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている。また、図中、筐体102内部には、流路104と流体連通する一つのポート106が配設されている。図中、活性剤貯蔵部212は、ポート106と動作可能に連結している。図中、刺激剤貯蔵部216は、ポート106と動作可能に連結している。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216はどちらも、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からポート106内へ延伸するバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。活性剤貯蔵部212は制御バルブ258を備えている。刺激剤貯蔵部216も制御バルブ258を備えている。図中、上記制御バルブ258はどちらも、塗り潰された円で示されているように、閉鎖状態にある。活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216はどちらも、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270と動作可能に連結されている。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、二つのプッシュロッドアクチュエータ256を備えている。一方のプッシュロッドアクチュエータ256は活性剤貯蔵部212と動作可能に連結され、他方のプッシュロッドアクチュエータ256は刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結されている。
流路104を通る流れは、流路104を通る方向のある流れを示す二本の矢印によって示される。右から左へマウスピース268に向かう流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルと関連している。左から右へマウスピース268から離れる流れは、吸入器を使用する対象者の呼気サイクルと関連している。流量センサ124は流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流れを検知するよう構成されている。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、制御ユニット108と動作可能に連結されている。上記制御ユニット108は、上記プッシュロッドアクチュエータ256それぞれの動作を命じて、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216それぞれからの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されている。制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクル中、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の一つまたは両方からの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の一つまたは両方からの少なくとも部分的な放出を停止するよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促し、続いて、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、続いて、活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤貯蔵部216および活性剤貯蔵部212両方からの少なくとも部分的な放出をほぼ同時に促すよう構成されてよい。
図9Aは、システム900の部分側面断面図である。システム900は、活性剤貯蔵部212から活性剤214を少なくとも部分的に放出するよう作動する吸入器の一実施形態として構成されている。システム900は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている。また、図中、筐体102内部には、流路104と流体連通する一つのポート106が配設されている。図中、活性剤貯蔵部212は、ポート106と動作可能に連結している。図中、刺激剤貯蔵部216は、ポート106と動作可能に連結している。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216はどちらも、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からポート106内へ延伸するバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。活性剤貯蔵部212は制御バルブ258を備えている。刺激剤貯蔵部216も制御バルブ258を備えている。図中、活性剤貯蔵部212と動作可能に連結されている制御バルブ258は、塗り潰されていない円で示されているように、開放状態にあり、活性剤214を活性剤貯蔵部212から流路104へ放出することを促す。図中、刺激剤貯蔵部216に動作可能に連結されている制御バルブ258は、塗り潰された円で示されているように、閉鎖状態にある。
活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216はどちらも、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270と動作可能に連結されている。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、二つのプッシュロッドアクチュエータ256を備えている。一方のプッシュロッドアクチュエータ256は活性剤貯蔵部212と動作可能に連結され、他方のプッシュロッドアクチュエータ256は刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結されている。流路104を通る流れは、流路104を通って右から左へと向かう流れを示す矢印によって図示されている。右から左へマウスピース268に向かう流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルと関連している。流量センサ124は流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流れを検知するよう構成されている。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、制御ユニット108と動作可能に連結されている。上記制御ユニット108は、上記プッシュロッドアクチュエータ256それぞれの動作を命じて、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216それぞれからの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されている。制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の一つまたは両方からの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクル中、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の一つまたは両方からの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の一つまたは両方からの少なくとも部分的な放出を停止するよう構成されてよい。
図9Bは、システム900の部分側面断面図である。システム900は、刺激剤貯蔵部216から刺激剤218を少なくとも部分的に放出するよう作動する吸入器の一実施形態として構成されている。システム900は、流路104が内部に配設された筐体102を備えている。また、図中、筐体102内部には、流路104と流体連通する一つのポート106が配設されている。図中、活性剤貯蔵部212は、ポート106と動作可能に連結している。図中、刺激剤貯蔵部216は、ポート106と動作可能に連結している。図中、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216は、貯蔵部支持体192内部で保持されている。活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216はどちらも、キャニスタ本体と当該キャニスタ本体からポート106内へ延伸するバルブステムとを備えたエアゾールキャニスタとして構成されている。活性剤貯蔵部212は制御バルブ258を備えている。刺激剤貯蔵部216も制御バルブ258を備えている。図中、刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結されている制御バルブ258は、塗り潰されていない円で示されているように、開放状態にあり、刺激剤218を刺激剤貯蔵部216から流路104へ放出することを促す。図中、活性剤貯蔵部212に動作可能に連結されている制御バルブ258は、塗り潰された円で示されているように、閉鎖状態にある。活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216はどちらも、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270と動作可能に連結されている。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、二つのプッシュロッドアクチュエータ256を備えている。一方のプッシュロッドアクチュエータ256は活性剤貯蔵部212と動作可能に連結され、他方のプッシュロッドアクチュエータ256は刺激剤貯蔵部216と動作可能に連結されている。
流路104を通る流れは、流路104を通って右から左へと向かう流れを示す矢印によって図示されている。右から左へマウスピース268に向かう流れは、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルと関連している。流量センサ124は流路104と動作可能に連結されており、流路104を通る流れを検知するよう構成されている。エアゾールキャニスタ内容物放出機構270は、制御ユニット108と動作可能に連結されている。上記制御ユニット108は、上記プッシュロッドアクチュエータ256それぞれの動作を命じて、活性剤貯蔵部212および刺激剤貯蔵部216それぞれからの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されている。制御ユニット108は、流量センサ124と動作可能に連結されている。したがって、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の一つまたは両方からの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクル中、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の一つまたは両方からの少なくとも部分的な放出を促すよう構成されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、活性剤貯蔵部212と刺激剤貯蔵部216の一つまたは両方からの少なくとも部分的な放出を停止するよう構成されてよい。
図10は、オペレーションフロー1000を示す。上記オペレーションフロー1000は、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータの算定を含むオペレーション1010と、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータの算定に応じて、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与することを含むオペレーション1020と、上記少なくとも1種の活性剤214を投与することと連携して、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与することを含むオペレーション1030とを含む。
図10、および上記方法を実施する際に使用されるオペレーションの種々の例を含む以下の説明において、上記複数の例の一つまたはそれらの組み合わせについて、および/または、他の例および状況について、考察および説明が行われる。しかしながら、複数の他の環境および状況においても、および/または、上記図面の改変された変形例においても、上記オペレーションが実施されることが理解されるべきである。また、種々のオペレーションは説明した順に提示されるが、上記種々のオペレーションの説明とは異なる別の順序で実行されてもよいし、上記種々のオペレーションは互いに同時に実行されてよいことも理解されるべきである。
オペレーション1010は、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定することを含む。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。いくつかの実施形態において、システム100の要素を用いて、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、センサ114を用いて、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108を用いて、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108を用いて、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116を用いて、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。いくつかの実施形態において、服用量カウンタ118を用いて、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110を用いて、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。吸入器の使用と関連するさまざまなパラメータを算定してよい。そのようなパラメータの例としては、吸気、呼気、息こらえ、対象者への活性剤214の投与、対象者へ投与された活性剤214の体積、対象者に活性剤214が投与された時間、対象者への刺激剤218の投与、対象者へ投与された刺激剤218の体積、対象者に刺激剤218が投与された時間などが挙げられるが、これらに限られない。
オペレーション1020は、吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定することに応じて少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与することを含む。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定することに応じて少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与してよい。いくつかの実施形態において、システム100の要素を用いて、吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定することに応じて少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与してよい。例えば、いくつかの実施形態において、アクチュエータ120を作動させて、活性剤貯蔵部212からの活性剤214の少なくとも部分的な放出を促してよい。いくつかの実施形態において、ブリスターパック穿刺機構272を作動させて、活性剤貯蔵部212からの活性剤214の少なくとも部分的な放出を促してよい。いくつかの実施形態において、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270を作動させて、活性剤貯蔵部212からの活性剤214の少なくとも部分的な放出を促してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108と動作可能に連結されたアクチュエータ120を作動させて、活性剤貯蔵部212からの活性剤214の少なくとも部分的な放出を促してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108が、1つ以上の呼吸パラメータと関連する情報を、動作可能に連結されたセンサ114から受け取り、続いて、動作可能に連結された1つ以上のアクチュエータ120を作動させて、活性剤貯蔵部212からの活性剤214の少なくとも部分的な放出を促してもよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110を用いて、動作可能に連結されたアクチュエータ120に命じて、活性剤貯蔵部212からの活性剤214の少なくとも部分的な放出を促してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116を用いて、動作可能に連結されたアクチュエータ120に命じて、活性剤貯蔵部212からの活性剤214の少なくとも部分的な放出を促してよい。したがって、システム100内に含まれている要素のさまざまな組み合わせを用いて、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与してよい。
オペレーション1030は、少なくとも1種の活性剤214を投与することに連携して、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与することを含む。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、少なくとも1種の活性剤214を投与することに連携して、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与してよい。いくつかの実施形態において、システム100の要素を用いて、少なくとも1種の活性剤214を投与することに連携して、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与してよい。例えば、いくつかの実施形態において、アクチュエータ120を作動させて、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与してよい。いくつかの実施形態において、ブリスターパック穿刺機構272を作動させて、刺激剤貯蔵部216からの刺激剤218の少なくとも部分的な放出を促してよい。いくつかの実施形態において、エアゾールキャニスタ内容物放出機構270を作動させて、刺激剤貯蔵部216からの刺激剤218の少なくとも部分的な放出を促してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108と動作可能に連結されたアクチュエータ120を作動させて、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108が、1つ以上の呼吸パラメータと関連する情報を、動作可能に連結されたセンサ114から受け取り、続いて、動作可能に連結された1つ以上のアクチュエータ120を作動させて、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与してよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110を用いて、動作可能に連結されたアクチュエータ120に命じて、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116を用いて、動作可能に連結されたアクチュエータ120に命じて、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与してよい。したがって、システム100内に含まれている要素のさまざまな組み合わせを用いて、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、呼吸と関連する1つ以上のパラメータを算定することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、呼吸と関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ114を、呼吸と関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成してよい。いくつかの実施形態において、1つ以上の制御ユニット108を、呼吸と関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成してよい。吸入器を使用する対象者の呼吸と関連するさまざまなパラメータを算定してよい。そのようなパラメータの例としては、吸気サイクルと関連した時間、呼気サイクルと関連した時間、息こらえサイクルと関連した時間、流路104を通る吸気の流れの体積、流路104を通る呼気の流れの体積、流路104における流速などが挙げられるが、これらに限られない。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、吸気と関連する1つ以上のパラメータを算定することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、吸気と関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ114を、吸気と関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成してよい。いくつかの実施形態において、1つ以上の制御ユニット108を、吸気と関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成してよい。吸入器を使用する対象者の吸気と関連するさまざまなパラメータを算定してよい。そのようなパラメータの例としては、吸気サイクルと関連した時間、流路104を通る吸気の流れの体積、吸気サイクル中の流路104における流速などが挙げられるが、これらに限られない。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、呼気と関連する1つ以上のパラメータを算定することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、呼気と関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ114を、呼気と関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成してよい。いくつかの実施形態において、1つ以上の制御ユニット108を、呼気と関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成してよい。吸入器を使用する対象者の呼気と関連するさまざまなパラメータを算定してよい。そのようなパラメータの例としては、(1)呼気サイクルと関連した時間、(2)流路104における呼気の流量、(3)呼気サイクル中の流路104における流速、などが挙げられるが、これらに限られない。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、息こらえと関連する1つ以上のパラメータを算定することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、息こらえと関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ114を、息こらえと関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成してよい。いくつかの実施形態において、1つ以上の制御ユニット108を、息こらえと関連する1つ以上のパラメータを算定するよう構成してよい。吸入器を使用する対象者の息こらえと関連するさまざまなパラメータを算定してよい。そのようなパラメータの例としては、(1)息こらえサイクルと関連した時間、(2)流路104を通して吸気され息こらえサイクルのあいだ保持されていた流量、(3)息こらえサイクルの前の吸気サイクル中の流路104における流速、などが挙げられるが、これらに限られない。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、吸入器を流れる気体の1つ以上の体積を算定することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、吸入器を流れる気体の1つ以上の体積を算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ114は、吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる気体の1つ以上の体積を算定する体積センサ128として構成されてよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、吸入器を流れる気体の速度を算定することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、吸入器を流れる気体の速度を算定してよい。いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ114は、吸入器内に配設された1つ以上の流路を流れる気体の速度を算定するよう構成されてよい。例えば、いくつかの実施形態において、速度計138を用いて、吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる気体の速度を算定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、対象者によって吸入器に加えられる負圧(例えば、周囲の大気圧に対する真空度または吸引力)の量を算定することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、吸入器を使用する対象者が当該吸入器に加える負圧の量を算定してよい。いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ114は、吸入器を使用する対象者が当該吸入器に加える負圧の量を測定するよう構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、真空センサ132を用いて、吸入器を使用する対象者が当該吸入器に加える負圧の量を算定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、対象者と吸入器のあいだの物理的接触の質を算定することを含んでよい(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、対象者と、当該対象者の用いる吸入器とのあいだの物理的接触の質を算定してよい。いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ114は、対象者と、当該対象者の用いる吸入器とのあいだの物理的接触の質を算定するよう構成されてよい。例えば、いくつかの実施形態において、圧力センサ130(例えば、歪みセンサおよび/または圧迫センサ)は、対象者の用いる吸入器のマウスピースに加えられる力の量を測定するよう構成されてよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、吸入器を通しての吸気サイクル、息こらえサイクル、呼気サイクルのいずれかと関連する時間を算定することを含んでよい(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、吸入器内部に配設された1つ以上の流路104を通しての吸気サイクル、息こらえサイクル、呼気サイクルのいずれかと関連する時間を算定してよい。いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ114は、吸入器内部に配設された1つ以上の流路104を通しての吸気サイクル、息こらえサイクル、呼気サイクルのいずれかと関連する時間を算定するよう構成されてよい。例えば、いくつかの実施形態において、タイマー134を用いて、吸入器内部に配設された1つ以上の流路104を通しての吸気サイクル、息こらえサイクル、呼気サイクルのいずれかと関連する時間を算定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、呼吸パラメータと関連する少なくとも一つの値が閾値を満たすか超えるかどうか評価することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、呼吸パラメータと関連する少なくとも一つの値が閾値を満たすか超えるかどうか評価してよい。いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ114および1つ以上の制御ユニット108は、呼吸パラメータと関連する少なくとも一つの値が閾値を満たすか超えるかどうか評価するよう構成されてよい。例えば、いくつかの実施形態において、センサ114は、少なくとも一つの呼吸パラメータと関連する少なくとも一つの値を算定し、続いて、当該値を含む1つ以上の信号を制御ユニット108に送り、当該制御ユニット108が、当該値が閾値を満たすか超えるかどうか判定するようにする、流量センサ124として構成されてよい。さまざまな呼吸パラメータを評価して、当該呼吸パラメータが関連する閾値を満たすか超えるかどうか判定してよい。そのような呼吸パラメータの例としては、(1)吸入器内に配設された1つ以上の流路における流量、(2)吸入器内に配設された1つ以上の流路における流速、などが挙げられるが、それらに限られない。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、吸気パラメータと関連する少なくとも一つの値が閾値を満たすか超えるかどうか評価することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、吸気パラメータと関連する少なくとも一つの値が閾値を満たすか超えるかどうか評価してよい。いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ114および1つ以上の制御ユニット108は、吸気パラメータと関連する少なくとも一つの値が閾値を満たすか超えるかどうか評価するよう構成されてよい。例えば、いくつかの実施形態において、センサ114は、少なくとも一つの吸気パラメータと関連する少なくとも一つの値を算定し、続いて、当該値を含む1つ以上の信号を制御ユニット108に送り、当該制御ユニット108が、当該値が閾値を満たすか超えるかどうか判定するようにする、流量センサ124として構成されてよい。さまざまな吸気パラメータを評価して、当該吸気パラメータが関連する閾値を満たすか超えるかどうか判定してよい。そのような吸気パラメータの例としては、(1)吸気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路における流量、(2)吸気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路における流速、などが挙げられるが、それらに限られない。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、呼気パラメータと関連する少なくとも一つの値が閾値を満たすか超えるかどうか評価することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、呼気パラメータと関連する少なくとも一つの値が閾値を満たすか超えるかどうか評価してよい。いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ114および1つ以上の制御ユニット108は、呼気パラメータと関連する少なくとも一つの値が閾値を満たすか超えるかどうか評価するよう構成されてよい。例えば、いくつかの実施形態において、センサ114は、少なくとも一つの呼気パラメータと関連する少なくとも一つの値を算定し、続いて、当該値を含む1つ以上の信号を制御ユニット108に送り、当該制御ユニット108が、当該値が閾値を満たすか超えるかどうか判定するようにする、流量センサ124として構成されてよい。さまざまな呼気パラメータを評価して、当該呼気パラメータが関連する閾値を満たすか超えるかどうか判定してよい。そのような呼気パラメータの例としては、(1)呼気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路における流量、(2)呼気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路における流速、などが挙げられるが、それらに限られない。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、息こらえパラメータと関連する少なくとも一つの値が閾値を満たすか超えるかどうか評価することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、息こらえパラメータと関連する少なくとも一つの値が閾値を満たすか超えるかどうか評価してよい。いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ114および1つ以上の制御ユニット108は、息こらえパラメータと関連する少なくとも一つの値が閾値を満たすか超えるかどうか評価するよう構成されてよい。例えば、いくつかの実施形態において、タイマー134を用いて、吸入器を使用する対象者の息こらえサイクルと関連する時間の長さを測定し、続いて、当該情報を含む1つ以上の信号を制御ユニット108に送り、当該制御ユニット108が、当該息こらえ値が閾値を満たすか超えるかどうか判定するようにしてよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、吸入器内に配設された1つ以上の流路を通り、吸入器を使用する対象者の息こらえサイクル中に保持されている流れの体積を算定し、続いて、当該情報を含む1つ以上の信号を制御ユニット108に送り、当該制御ユニット108が前記息こらえ値が閾値を満たすか上回るかどうか評価するようにする、流量センサ124として構成されてもよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の値を算定し、上記1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の算定値に応じて効果的に投与される少なくとも1種の活性剤214の量を推定することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の値を算定し、上記1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の算定値に応じて効果的に投与される少なくとも1種の活性剤214の量を推定してよい。さまざまな吸気パラメータと関連するパラメータを算定してよい。そのようなパラメータの例としては、(1)吸入器を使用する対象者の吸気サイクル中の、1つ以上の流路104における流量、(2)吸入器を使用する対象者の吸気サイクル中の、1つ以上の流路104における流速、(3)吸入器を使用する対象者の吸気の頻度、(4)吸入器を使用する対象者の吸気の時間、(5)1つ以上の流路104を流れる活性剤214の量、などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、センサ114を用いて、吸気パラメータと関連する1つ以上の値を測定してよい。センサ114は、続いて、上記1つ以上の値を含む1つ以上の信号を制御ユニット108に送り、当該制御ユニット108が上記1つ以上の値を用いて、投与される少なくとも1種の活性剤214の量を推定してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者に関する情報を、吸気パラメータと関連する1つ以上の算定値とともに用いてよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者が吸気した流れの総体積を、算定した吸気値および吸気サイクル中に流路104を流れた活性剤214の量とともに用いて、上記対象者に効果的に投与された活性剤214の量を推定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の値を算定し、上記1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の算定値に応じて効果的に投与される少なくとも1種の活性剤214の量を推定することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の値を算定し、上記1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の算定値に応じて効果的に投与される少なくとも1種の活性剤214の量を推定してよい。さまざまな息こらえパラメータと関連するパラメータを算定してよい。そのようなパラメータの例としては、(1)息こらえサイクル中に保持された流量、(2)息こらえサイクルの時間、(3)息こらえサイクルの前の吸気中に1つ以上の流路を流れる活性剤214の量、などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、センサ114を用いて、息こらえサイクルと関連する1つ以上の値を算定してよい。センサ114は、続いて、上記1つ以上の値を含む1つ以上の信号を制御ユニット108に送り、制御ユニット108が上記1つ以上の値を用いて、投与される少なくとも1種の活性剤214の量を推定してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者に関する情報を、息こらえサイクルと関連する1つ以上の算定値とともに用いてよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者と関連する身体パラメータ(例えば、総肺活量)を、決定された息こらえ値および吸気サイクル中に流路104を流れた活性剤214の量とともに用いて、上記対象者に効果的に投与された活性剤214の量を推定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の値を算定し、上記1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の算定値に応じて効果的に投与される少なくとも1種の刺激剤218の量を推定することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の値を算定し、上記1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の算定値に応じて効果的に投与される少なくとも1種の刺激剤218の量を推定してよい。さまざまな吸気パラメータを算定してよい。そのようなパラメータの例としては、(1)吸気サイクル中の、1つ以上の流路104における流量、(2)吸気サイクル中の、1つ以上の流路104における流速、(3)1つ以上の流路104を流れる刺激剤218の量、などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、センサ114を用いて、吸気パラメータと関連する1つ以上の値を算定してよい。センサ114は、続いて、上記1つ以上の値を含む1つ以上の信号を制御ユニット108に送り、当該制御ユニット108が上記1つ以上の値を用いて、投与される少なくとも1種の刺激剤218の量を推定してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者に関する情報を、吸気パラメータと関連する1つ以上の算定値とともに用いてよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者と関連する身体パラメータ(例えば、総肺活量)を、吸気パラメータに関する算定値および吸気サイクル中に流路104を流れた刺激剤218の量とともに用いて、上記対象者に効果的に投与された刺激剤218の量を推定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1010は、1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の値を算定し、上記1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の算定値に応じて効果的に投与される少なくとも1種の刺激剤218の量を推定することを含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の値を算定し、上記1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の算定値に応じて効果的に投与される少なくとも1種の刺激剤218の量を推定してよい。さまざまな息こらえパラメータを算定してよい。そのようなパラメータの例としては、(1)息こらえサイクル中に保持された1つ以上の流路104における流量、(2)息こらえサイクルと関連する時間、(3)息こらえサイクルの前の吸気サイクル中に1つ以上の流路104を流れる刺激剤218の量、などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、センサ114を用いて、息こらえパラメータと関連する1つ以上の値を算定してよい。センサ114は、続いて、上記1つ以上の値を含む1つ以上の信号を制御ユニット108に送り、当該制御ユニット108が上記1つ以上の値を用いて、投与される少なくとも1種の刺激剤218の量を推定してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者に関する情報を、息こらえパラメータと関連する1つ以上の算定値とともに用いてよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者と関連する身体パラメータ(例えば、総肺活量)を、息こらえパラメータに関する算定値および吸気サイクル中に流路104を流れた刺激剤218の量とともに用いて、上記対象者に効果的に投与される刺激剤218の量を推定してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、刺激剤218と関連する吸収率を用いて、対象者に投与される刺激剤218の量を推定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1020は、吸入器の使用に関する1つ以上のパラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合に、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、吸入器の使用に関する1つ以上のパラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合に、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与するために使用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者による吸気サイクル中、吸入器内に配置された1つ以上の流路104を通る流れの速さに関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、センサ114から受け取ってもよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定された数値を、吸気サイクル中の流れの速度に関する1つ以上の閾値と比較し、上記1つ以上の算定された数値が上記1つ以上の閾値を満たすか超えた場合に、1つ以上のアクチュエータ120を作動させ、それによって、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの1つ以上の活性剤214の少なくとも部分的な放出を促し、吸入器を使用する対象者に1つ以上の活性剤214を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1020は、呼吸パラメータに関する少なくとも1つの数値の算定に応じて、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、呼吸パラメータに関する少なくとも1つの数値の算定に応じて、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与するために使用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者によって用いられる吸入器内に配置された1つ以上の流路104における流量に関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、センサ114から受け取ってもよい。制御ユニット108は、その後、算定された数値を用いて、算定された流れの体積に基づいて、活性剤貯蔵部212から放出される活性剤214の量を決定してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸入器を使用する対象者の吸気サイクルに関する期間に関する情報を受け取ってもよい。制御ユニット108は、その後、アクチュエータ120に命令して、吸気サイクルの早期段階のあいだに活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促してもよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1020は、呼吸パラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合に、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、呼吸パラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合に、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与するために使用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクルのあいだに対象者によって用いられる吸入器内に配置された1つ以上の流路104を通る流れの速さに関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、1つ以上のセンサ114から受け取ってもよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定された数値を流れの速さに関する1つ以上の閾値と比較し、流れの速さに関する上記1つ以上の算定された数値が閾値を満たすか超えた場合に、1つ以上のアクチュエータ120を作動させ、それによって、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの1つ以上の活性剤214の少なくとも部分的な放出を促して、吸入器を使用する対象者に1つ以上の活性剤214を投与してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクルのあいだに対象者によって用いられる吸入器内に配置された1つ以上の流路104における流量に関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、センサ114から受け取ってもよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定された数値を吸気サイクルの間の流れの体積に関する1つ以上の閾値と比較してもよい。制御ユニット108は、その後、吸気サイクルのあいだに対象者によって用いられる吸入器内に配置された1つ以上の流路104を通る流れの速さに関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、センサ114から受け取ってもよい。制御ユニット108は、その後、上記1つ以上の算定された数値を吸気サイクルの間の流れの速さに関する1つ以上の閾値と比較してもよい。それから、制御ユニット108は、流れの体積および流れの速さに関する1つ以上の測定値がそれぞれ流れの体積および流れの速さに関する閾値を満たすか超えた場合に、1つ以上のアクチュエータ120を作動させ、それによって、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの1つ以上の活性剤214の少なくとも部分的な放出を促し、吸入器を使用する対象者に1つ以上の製剤214を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1020は、吸気パラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合に、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、吸気パラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合に、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与するために使用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸気サイクル中、対象者によって用いられる吸入器内に配置された1つ以上の流路104を通る流れの速さに関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、センサ114から受け取ってもよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定された数値を流れの速さに関する1つ以上の閾値と比較し、流れの速さに関する上記1つ以上の算定された数値が上記閾値を満たすか超えた場合に、1つ以上のアクチュエータ120を作動させ、それによって、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの1つ以上の活性剤214の少なくとも部分的な放出を促し、吸入器を使用する対象者に1つ以上の活性剤214を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1020は、息こらえパラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合に、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、息こらえパラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合に、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与するために使用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、吸入器を使用する対象者による息こらえ期間に関する1つ以上の算定された時間値を含む1つ以上の信号を受け取ってもよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定された時間値を息こらえ期間に関する1つ以上の時間閾値と比較し、息こらえ期間に関する上記1つ以上の算定された時間値が上記1つ以上の閾値を満たすか超えた場合に、1つ以上のアクチュエータ120を作動させ、それによって、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの1つ以上の活性剤214の少なくとも部分的な放出を促し、吸入器を使用する対象者に1つ以上の活性剤214を投与してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、息こらえ期間のあいだに吸入器を使用する対象者によって保持された流れの体積に関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、センサ114から受け取ってもよい。制御ユニット108は、保持した流れの体積に関する1つ以上の算定された数値を流れの体積に関する1つ以上の閾値と比較してもよい。制御ユニット108は、息こらえ期間のあいだに対象者によって保持された流れの体積に関する1つ以上の算定された数値が1つ以上の閾値を満たすか超えた場合に、1つ以上のアクチュエータ120を作動させ、それによって、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの1つ以上の活性剤214の少なくとも部分的な放出を促し、吸入器を使用する対象者に1つ以上の活性剤214を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1020は、呼気パラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合に、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、呼気パラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合に、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与するために使用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、対象者によって用いられる吸入器内に配置された1つ以上の流路104における流量に関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、センサ114から受け取ってもよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定された数値を流れの体積に関する1つ以上の閾値と比較し、流れの体積に関する上記1つ以上の算定された数値が上記1つ以上の閾値を満たすか超えた場合に、1つ以上のアクチュエータ120を作動させ、それによって、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの1つ以上の活性剤214の少なくとも部分的な放出を促し、吸入器を使用する対象者に1つ以上の活性剤214を投与してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気された流れの体積が閾値を満たすか超えた呼気サイクルに続く吸気サイクルの開始時に、1つ以上のアクチュエータ120を作動させ、それによって、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1020は、呼気パラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合と、吸気パラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合とに、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、呼気パラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合と、吸気パラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超えた場合とに、少なくとも1つの活性剤214を対象者に投与するために使用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、呼気サイクル中、対象者によって用いられる吸入器内に配置された1つ以上の流路104における流量に関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、センサ114から受け取ってもよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定された数値を流れの体積に関する1つ以上の閾値と比較してもよい。それから、制御ユニット108は、吸気サイクル中、対象者によって用いられる吸入器内に配置された1つ以上の流路104を通る流れの速さに関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を受け取って、上記1つ以上の算定された数値を流れの速さに関する1つ以上の閾値と比較してもよい。そして、制御ユニット108は、吸気サイクル中の流れの速さが閾値を満たすか超え、かつ、呼気された流れの体積が閾値を満たすか超えた場合に、アクチュエータ120を作動させ、それによって、吸気サイクル中に1つ以上の活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促し、吸入器を使用する対象者に1つ以上の活性剤214を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、少なくとも1つの活性剤214を投与した後に、少なくとも1つの刺激剤218を投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、少なくとも1つの活性剤214を投与した後に、少なくとも1つの刺激剤218を投与するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の活性剤214を投与し、続いて、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって上記対象者に1つ以上の刺激剤218を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、少なくとも1つの活性剤214を投与するのと実質的に同時に、少なくとも1つの刺激剤218を投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、少なくとも1つの活性剤214を投与するのと実質的に同時に、少なくとも1つの刺激剤218を投与するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の活性剤214を投与することと、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって上記対象者に1つ以上の刺激剤218を投与することを、実質的に同時に行ってもよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、少なくとも1つの活性剤214を投与する前に、少なくとも1つの刺激剤218を投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、少なくとも1つの活性剤214を投与する前に、少なくとも1つの刺激剤218を投与するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の刺激剤218を投与し、その後、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって上記対象者に1つ以上の活性剤214を後の時期に投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、カフェインを投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者にカフェインを投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、ニコチンを投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、ニコチンを投与するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者にニコチンを投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、香料を投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、香料を投与するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に香料を投与してよい。さまざまな種類の香料を投与してもよい。香料の例は、オレンジ香料、レモン香料、チェリー香料などが挙げられるが、これらに限られない。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、メントールを投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、メントールを投与するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者にメントールを投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、対象者に投与された少なくとも1つの活性剤214の量に基づいた量の少なくとも1つの刺激剤218を投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、対象者に投与された少なくとも1つの活性剤214の量に基づいた量の少なくとも1つの刺激剤218を投与するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、光学センサ126は、対象者によって用いられる吸入器内に配置された1つ以上の流路104を通って流れる1つ以上の活性剤214の量を算定するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、位相ドップラー干渉計136は、対象者によって用いられる吸入器内に配置された1つ以上の流路104を通って流れる1つ以上の活性剤214の量を算定するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、超音波流量計140は、対象者によって用いられる吸入器内に配置された1つ以上の流路104を通って流れる1つ以上の活性剤214の量を算定するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、1つ以上の活性剤214の量に関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、吸入器を使用する対象者に投与された1つ以上の活性剤214の量を特定するための1つ以上の算定された数値を用いる制御ユニット108に、送信してもよい。制御ユニット108は、その後、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって、吸入器を使用する対象者に、1つ以上の刺激剤218を、対象者に投与された1つ以上の活性剤214の量に関連する量だけ、投与してよい。いくつかの実施形態において、刺激剤218の量は、対象者に投与された1つ以上の活性剤214の量に比例してもよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、吸入器の使用に関する1つ以上のパラメータの算定に応じて、少なくとも1つの刺激剤218を投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、吸入器の使用に関する1つ以上のパラメータの算定に応じて、少なくとも1つの刺激剤218を投与するために使用されてもよい。刺激剤218は、さまざまな種類のパラメータの算定に応じて、投与されてもよい。このようなパラメータの例としては、(1)吸入器による吸気に関するパラメータ、(2)吸入器による呼気に関するパラメータ、(3)吸入器を使用するあいだの息こらえに関するパラメータ、(4)吸入器を使用する対象者への1つ以上の活性剤214の投与に関するパラメータ、(5)吸入器を使用する対象者への1つ以上の刺激剤218の投与に関するパラメータ、などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、センサ114は、吸入器の使用によって対象者に投与される1つ以上の活性剤214の量を算定するように構成されていてもよい。センサ114は、対象者に投与される1つ以上の活性剤214の量に関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、制御ユニット108に送信してもよい。制御ユニット108は、1つ以上の算定された数値が、吸入器を使用する対象者に投与されるべき1つ以上の活性剤214の、あらかじめ選択された服用量を満たすか超えるかどうかを特定してもよい。1つ以上の算定された数値が、あらかじめ選択された服用量を満たすか超える場合に、制御ユニット108は、アクチュエータ120に命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の刺激剤218を投与してよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、対象者の口と吸入器とのあいだの物理的接触の質に関する1つ以上の数値を算定するように構成されていてもよい。センサ114は、物理的接触の質に関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、制御ユニット108に送信してもよい。制御ユニット108は、1つ以上の算定された数値が、あらかじめ選択された値を満たすか超えるかどうかを特定してもよい。1つ以上の算定された数値が、あらかじめ選択された値を満たすか超える場合に、制御ユニット108は、アクチュエータ120に命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の刺激剤218を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、吸入器の使用に関する呼吸パラメータに関する少なくとも1つの数値の算定に応じて、少なくとも1つの刺激剤218を投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、吸入器の使用に関する呼吸パラメータに関する少なくとも1つの数値の算定に応じて、少なくとも1つの刺激剤218を投与するために使用されてもよい。刺激剤218は、対象者による呼吸動作に関連するさまざまなパラメータの算定に応じて投与されてよい。このようなパラメータの例として、(1)吸気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路における流速、(2)呼気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路における流速、(3)吸気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路における流量、(4)呼気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路における流量、などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、刺激剤218は、吸入器を使用する対象者の動作に応じて、吸入器を使用する対象者に投与されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、流路センサ124は、吸入器内に配置された1つ以上の流路104における流量を測定し、流れの体積に関する1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、制御ユニット108に送信してもよい。制御ユニット108は、流れの体積に関する1つ以上の算定された数値が、吸入器における流量に関する閾値を満たすか超えるかどうかを判定してもよい。1つ以上の算定された数値が閾値を満たすか超える場合に、制御ユニット108は、アクチュエータ120に命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の刺激剤218を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、吸入器の使用に関する吸気パラメータに関する少なくとも1つの数値の算定に応じて、少なくとも1つの刺激剤218を投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、吸入器の使用に関する吸気パラメータに関する少なくとも1つの数値の算定に応じて、少なくとも1つの刺激剤218を投与するために使用されてもよい。刺激剤218は、対象者の吸気動作に関連するさまざまなパラメータの算定に応じて投与されてよい。このようなパラメータの例としては、(1)吸気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路における流速、(2)吸気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路における流量、などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、流路センサ124は、吸入器を使用する対象者による吸気サイクル中、吸入器内に配置された1つ以上の流路104における流量を算定し、算定された流れの体積に関する1つ以上の数値を含む1つ以上の信号を、制御ユニット108に送信してもよい。制御ユニット108は、測定された流れの体積に関する1つ以上の算定された数値が、吸入器における流量に関する閾値を満たすか超えるかどうかを判定してもよい。算定された流れが閾値を満たすか超える場合に、制御ユニット108は、アクチュエータに命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の刺激剤218を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、吸入器の使用に関する息こらえパラメータに関する少なくとも1つの数値の算定に応じて、刺激剤218を投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、吸入器の使用に関する息こらえパラメータに関する少なくとも1つの数値の算定に応じて、少なくとも1つの刺激剤218を投与するために使用されてもよい。刺激剤218は、吸入器を使用する対象者による息こらえ動作に関連するさまざまなパラメータの算定に応じて投与されてもよい。このようなパラメータの例として、(1)息こらえサイクル中に保持される流量、(2)息こらえサイクルの長さ、などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、流路センサ124は、吸入器を使用する対象者による息こらえサイクルのあいだに保持される流れの体積を算定し、算定された流れの体積に関する1つ以上の数値を含む1つ以上の信号を、制御ユニット108に送信してもよい。制御ユニット108は、流れの体積に関する1つ以上の数値が、吸入器における流量に関する閾値を満たすか超えるかどうかを判定してもよい。1つ以上の算定された数値が閾値を満たすか超える場合に、制御ユニット108は、アクチュエータに命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の刺激剤218を投与してよい。いくつかの実施形態において、タイマー134は、吸入器を使用する対象者による息こらえサイクルの時間を算定し、算定された時間に関する1つ以上の数値を含む1つ以上の信号を、制御ユニット108に送信してもよい。制御ユニット108は、息こらえサイクルの時間に関する1つ以上の算定された数値が、時間に関する閾値を満たすか超えるかどうかを判定してもよい。1つ以上の算定された時間値が、閾値を満たすか超える場合に、制御ユニット108は、アクチュエータに命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の刺激剤218を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、吸入器の使用に関する呼気パラメータに関する少なくとも1つの数値の算定に応じて、少なくとも1つの刺激剤218を投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、吸入器の使用に関する呼気パラメータに関する少なくとも1つの数値の算定に応じて、少なくとも1つの刺激剤218を投与するために使用されてもよい。刺激剤218は、対象者の呼気動作に関連するさまざまなパラメータの算定に応じて投与されてもよい。このようなパラメータの例として、(1)呼気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路104における流速、(2)呼気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路104における流量、などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、流路センサ124は、吸入器を使用する対象者による呼気サイクル中、吸入器内に配置された1つ以上の流路104における流量を算定し、算定された流れの体積に関する1つ以上の数値を含む1つ以上の信号を、制御ユニット108に送信してもよい。制御ユニット108は、流れの体積に関する1つ以上の算定された数値が、吸入器における流量に関する閾値を満たすか超えるかどうかを判定してもよい。もし、算定された数値が、閾値を満たすか超える場合に、制御ユニット108は、アクチュエータに命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の刺激剤218を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、吸入器の使用に関する1つ以上のパラメータに関する少なくとも1つの数値が、閾値を満たすか超える場合に、少なくとも1つの刺激剤218を対象者に投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、吸入器の使用に関する1つ以上のパラメータに関する少なくとも1つの数値が、閾値を満たすか超える場合に、少なくとも1つの刺激剤218を対象者に投与するために使用されてもよい。吸入器の使用に関するさまざまなパラメータが算定されてもよい。いくつかの実施形態において、このようなパラメータの例として、吸気サイクル、息こらえサイクル、または呼気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路104を通る流れの速さが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、このようなパラメータの例として、吸気サイクル、息こらえサイクル、または呼気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路104における流量が挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、このようなパラメータは、対象者の口と吸入器との間の物理的接触の質に関するものでもよい。したがって、いくつかの実施形態において、センサ114は、吸入器の使用に関する1つ以上のパラメータに関する1つ以上の数値を算定してもよい。センサ114は、1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、制御ユニット108に送信してよい。制御ユニット108は、1つ以上の算定された数値が、1つ以上のパラメータに関する閾値を満たすか超えるかどうかを特定する。1つ以上の算定された数値が閾値を満たすか超える場合に、制御ユニット108は、アクチュエータに命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の刺激剤218を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、呼吸パラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超える場合に、少なくとも1つの刺激剤を対象者に投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、呼吸パラメータに関する少なくとも1つの数値が、閾値を満たすか超える場合に、少なくとも1つの刺激剤を対象者に投与するために使用されてもよい。さまざまな呼吸パラメータが算定されてもよい。いくつかの実施形態において、このようなパラメータの例として、吸気サイクル、息こらえサイクル、または呼気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路104を通る流れの速さが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、このようなパラメータの例として、吸気サイクル、息こらえサイクル、または呼気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路104における流量が挙げられるが、これらに限られない。したがって、いくつかの実施形態において、センサ114は、1つ以上の呼吸パラメータに関する1つ以上の数値を算定し、1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、制御ユニット108に送信してもよい。制御ユニット108は、1つ以上の算定された数値が、1つ以上の呼吸パラメータに関する1つ以上の閾値を満たすか超えるかどうかを判定してもよい。1つ以上の算定された数値が1つ以上の閾値を満たすか超える場合に、制御ユニット108は、アクチュエータに命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の刺激剤218を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、吸気パラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超える場合に、少なくとも1つの刺激剤を対象者に投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、吸気パラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超える場合に、少なくとも1つの刺激剤を対象者に投与するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、このような吸気パラメータの例として、(1)吸気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路104における流速、(2)吸気サイクル中の、吸入器内に配置された1つ以上の流路104における流量、(3)吸気サイクルに関する期間、(4)吸気サイクル中に活性剤貯蔵部212から放出される活性剤214の量、などが挙げられるが、これらに限られない。したがって、いくつかの実施形態において、センサ114は、1つ以上の吸気パラメータに関する1つ以上の数値を算定し、1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、制御ユニット108に送信してもよい。制御ユニット108は、1つ以上の算定された数値が、1つ以上の吸気パラメータに関する1つ以上の閾値を満たすか超えるかどうかを判定してもよい。1つ以上の算定された数値が、1つ以上の閾値を満たすか超える場合に、制御ユニット108は、アクチュエータに命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の刺激剤218を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、息こらえパラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超える場合に、少なくとも1つの刺激剤を対象者に投与する工程を含む(図示せず)。いくつかの実施形態において、システム100は、息こらえパラメータに関する少なくとも1つの数値が閾値を満たすか超える場合に、少なくとも1つの刺激剤を対象者に投与するために使用されてもよい。さまざまな息こらえパラメータが算定されてもよい。いくつかの実施形態において、このような息こらえパラメータの例として、(1)息こらえサイクル中に保持された流量、(2)息こらえサイクルに関する期間、(3)息こらえサイクルに先行する吸気サイクル中に対象者に投与される活性剤214の量、などが挙げられるが、これらに限られない。したがって、いくつかの実施形態において、センサ114は、1つ以上の息こらえパラメータに関する1つ以上の数値を算定し、1つ以上の算定された数値を含む1つ以上の信号を、制御ユニット108に送信してもよい。制御ユニット108は、1つ以上の算定された数値が、1つ以上の息こらえパラメータに関する1つ以上の閾値を満たすか超えるかどうかを判定してもよい。1つ以上の算定された数値が、1つ以上の閾値を満たすか超える場合に、制御ユニット108は、アクチュエータに命令して、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促し、それによって吸入器を使用する対象者に1つ以上の刺激剤218を投与してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、呼気パラメータと関連する少なくとも1つの値が閾値を満たすか超える場合に、上記少なくとも1種の刺激剤を対象者に投与する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100は、呼気パラメータと関連する少なくとも1つの値が閾値を満たすか超える場合に、上記少なくとも1種の刺激剤を対象者に投与するために使用されてよい。さまざまな呼気パラメータを算定してよい。いくつかの実施形態において、そのような呼気パラメータの例として、(1)呼気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路における流量、(2)呼気サイクルと関連する期間、などが挙げられるが、これらに限られない。それゆえ、いくつかの実施形態において、センサ114は、1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上の値を算定し、上記1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を制御ユニット108に送信してよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定値が1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上の閾値を満たすか超えるかを決定してよい。上記1つ以上の算定値が1つ以上の閾値を満たすか超える場合、制御ユニット108は、吸入器を使用する対象者に対して1種以上の刺激剤218を投与するために、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促すよう1つ以上のアクチュエータ120に命令してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1030は、呼気パラメータと関連する少なくとも1つの値が閾値を満たすか超える場合、かつ、吸気パラメータと関連する少なくとも1つの値が閾値を満たすか超える場合、上記少なくとも1種の刺激剤を対象者に投与する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100は、呼気パラメータと関連する少なくとも1つの値が閾値を満たすか超える場合、かつ、吸気パラメータと関連する少なくとも1つの値が閾値を満たすか超える場合、上記少なくとも1種の刺激剤を対象者に投与するために使用されてよい。さまざまな呼気パラメータを算定してよい。そのような呼気パラメータの例として、(1)吸入器を使用する対象者による呼気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路における流速、(2)吸入器を使用する対象者による呼気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路における流量、(3)吸入器を使用する対象者による呼気サイクルと関連する期間、などが挙げられるが、これらに限られない。さまざまな吸気パラメータを算定してよい。そのような吸気パラメータの例として、(1)吸入器を使用する対象者による吸気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路における流速、(2)吸入器を使用する対象者による吸気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路における流量、(3)吸入器を使用する対象者による吸気サイクルと関連する期間、などが挙げられるが、これらに限られない。このように、いくつかの実施形態において、センサ114は、1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上の値を算定し、上記1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を制御ユニット108に送信してよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定値が1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上の閾値を満たすか超えるかを決定してよい。センサ114は、1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の値を算定し、上記1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を制御ユニット108に送信してよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定値が上記1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の閾値を満たすか超えるかを決めてよい。上記1つ以上の呼気パラメータおよび上記1つ以上の吸気パラメータと関連する上記1つ以上の算定値が1つ以上の閾値を満たすか超える場合、制御ユニット108は、吸入器を使用する対象者に対して1種以上の刺激剤218を投与するために、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促すよう1つ以上のアクチュエータ120に命令してよい。
図11は、オペレーション1110、オペレーション1120、オペレーション1130、およびオペレーション1140を含むオペレーションフロー1100を示す。オペレーション1110は、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。オペレーション1120は、対象者による吸入器の使用と関連する上記1つ以上のパラメータの算定に応じて、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1130は、上記少なくとも1種の活性剤214の投与と連携して、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1140は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する算定値と上記1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上のレベルとの比較を表示する工程を含む。オペレーション1110、1120、および1130は、図10を参照して先述したオペレーション1010、1020、および1030に対応する。
図11、および上記方法を実施する際に使用されるオペレーションの種々の例を含む以下の説明において、上記複数の例の一つまたはそれらの組み合わせについて、および/または、他の例および状況について、考察および説明が行われる。しかしながら、複数の他の環境および状況においても、および/または、上記図面の改変された変形例においても、上記オペレーションが実施されることが理解されるべきである。また、種々のオペレーションは例示された順に提示されるが、上記種々のオペレーションの説明とは異なる別の順序で実行されてもよいし、上記種々のオペレーションは互いに同時に実行されてよいことも理解されるべきである。
オペレーション1140は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する算定値と上記1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上のレベルとの比較を表示する工程を含む。いくつかの実施形態において、システム100は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する算定値と上記1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上のレベルとの比較を表示してよい。いくつかの実施形態において、1つ以上の動作インジケータ116は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する算定値と上記1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上のレベルとの比較を表示してよい。動作インジケータ116は、複数の算定値と1つ以上の呼吸パラメータと関連する複数のレベルとの比較を表示してよい。動作インジケータ116は、複数の形式で比較を表示してよい。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、複数の形式で比較を表示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、比色形式で比較を表示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、音声形式で比較を表示してよい。呼吸パラメータの例として、(1)吸入器内に配設された1つ以上の流路104での流量、(2)吸入器内に配設された1つ以上の流路104での流速、(3)吸入器内に配設された1つ以上の流路104での流れと関連する期間、などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、対象者の口と吸入器と関連するマウスピース268との物理的接触の質を表示してよい。いくつかの実施形態において、流量センサ124は、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路104での吸気サイクルにおける流速と関連する値を算定するために使用されてよい。流量センサ124は、上記算定値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。動作インジケータ116は、上記算定値と、1つ以上の流路104における吸気サイクルでの流量と関連する1つ以上のレベルとの比較を表示する。いくつかの実施形態において、流量センサ124は、1つ以上の流路104における流量と関連する算定値を含む1つ以上の信号112を制御ユニット108に送信してよい。制御ユニット108は、その情報を処理し、続いて、1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信する。動作インジケータ116は、上記算定値と1つ以上の流路104における流量と関連する1つ以上のレベルとの比較を表示する。いくつかの実施形態において、1つ以上の呼吸パラメータと関連するそのようなレベルは、閾値レベルであってよい。例えば、いくつかの実施形態において、そのようなレベルは、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における所望の流量レベルと関連する上限流量レベルおよび/または下限流量レベルを意味してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1140は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する上記算定値と上記1つ以上の呼吸パラメータと関連するレベル範囲との比較を表示する工程と、上記1つ以上の呼吸パラメータと関連する閾値レベルの範囲内にある上記1つ以上の呼吸パラメータの値を達成するよう対象者に指示する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、1つ以上の呼吸パラメータと関連する算定値と上記1つ以上の呼吸パラメータと関連するレベル範囲との比較を表示し、上記1つ以上の呼吸パラメータと関連する閾値レベルの範囲内にある上記1つ以上のパラメータの値を達成するよう対象者に対して指示してよい。さまざまな呼吸パラメータに関する値を算定し、上記呼吸パラメータと関連する範囲と比較してよい。そのような呼吸パラメータの例として、(1)吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流速、(2)吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量、(3)吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流れの時間、(4)吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる活性剤214の量、(5)吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる刺激剤218の量、などが挙げられるが、これらに限られない。例えば、いくつかの実施形態において、流量センサ124を用いて、対象者が吸入器を使用する際、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量と関連する1つ以上の値を算定してよい。流量センサ124は、上記1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。動作インジケータ116は、上記1つ以上の算定値を、流量と関連する1つ以上のパラメータと関連するレベルの範囲との比較で表示する。いくつかの実施形態において、速度計138は、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路104における吸気サイクルおよび呼気サイクルでの流速と関連する1つ以上の値を決定するように構成されてよい。速度計138は、上記1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。動作インジケータ116は、上記1つ以上の算定値を、流速と関連する1つ以上のレベル範囲との比較で表示する。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、上記1つ以上の呼吸パラメータと関連するレベル範囲内にある1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に指示してよい。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量を増加するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量を下げるよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における現在の流量を維持するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における呼気サイクルでの流量を増加するよう対象者に指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における呼気サイクルでの流量を下げるよう対象者に指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における呼気サイクルでの現在の流量を維持するよう対象者に指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器の使用中に息こらえサイクルの期間を増加するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器の使用中に息こらえサイクルの期間を減らすよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器の使用中に現在の息こらえサイクルの期間を維持するよう対象者に対して指示してよい。このように、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、さまざまな呼吸パラメータに関して対象者に対して指示するために使用されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を算定するように構成されている1つ以上のセンサ114に動作可能に接続されてよい。制御ユニット108は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する上記1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を1つ以上のセンサ114から受信し、続いて、1つ以上の動作インジケータ116に命令して、上記1つ以上の算定値と上記1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲との比較を表示させてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を1つ以上のセンサ114から受信し、続いて、1つ以上の動作インジケータ116に命令して、上記1つ以上の呼吸パラメータと関連するレベル範囲内にある上記1つ以上の呼吸パラメータの値を達成するように対象者に対して指示させてよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1140は、1つ以上の吸気パラメータと関連する上記算定値と上記1つ以上の吸気パラメータと関連するレベル範囲との比較を表示する工程と、上記1つ以上の吸気パラメータと関連する閾値レベルの範囲内にある上記1つ以上の吸気パラメータの値を達成するよう対象者に指示する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100は、1つ以上の吸気パラメータと関連する算定値と上記1つ以上の吸気パラメータと関連するレベル範囲との比較を表示し、上記1つ以上の吸気パラメータと関連する閾値レベルの範囲内にある上記1つ以上の吸気パラメータの値を達成するよう対象者に対して指示するために使用されてよい。複数の吸気パラメータと関連する値を算定し、上記吸気パラメータと関連するレベル範囲と比較してよい。そのような吸気パラメータの例として、(1)吸気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流速、(2)吸気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量、(3)吸気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流れの時間、(4)吸気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における活性剤214の量、(5)吸気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる刺激剤218の量、などが挙げられるが、これらに限られない。例えば、いくつかの実施形態において、流量センサ124を用いて、吸気サイクルにおける、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量と関連する1つ以上の値を算定してよい。流量センサ124は、上記1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。動作インジケータ116は、上記1つ以上の算定値と1つ以上の吸気パラメータと関連するレベル範囲との比較を表示する。いくつかの実施形態において、速度計138を用いて、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における吸気サイクルでの流速と関連する1つ以上の値を算定してよい。速度計138は、上記1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。動作インジケータ116は、上記1つ以上の算定値を上記1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲との比較で表示する。動作インジケータ116は、複数の形式で比較を表示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、上記1つ以上の吸気パラメータと関連するレベル範囲内にある1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示してよい。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器における流速を増加するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器における流速を下げるよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器における流速を維持するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者に対して、吸入器を介した吸気サイクル期間を増加するよう指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者に対して、吸入器を介した吸気サイクル期間を短縮するよう指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者に対して、吸入器を介した吸気サイクル期間を維持するよう指示してよい。このように、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、複数の吸気パラメータに関して対象者に指示するために使用されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の値を算定するように構成されている1つ以上のセンサ114に動作可能に接続されてよい。制御ユニット108は、1つ以上の吸気パラメータと関連する算定値を含む1つ以上の信号112を1つ以上のセンサ114から受信し、続いて、1つ以上の動作インジケータ116に命令して、上記1つ以上の算定値と上記1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲との比較を表示させてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上の吸気パラメータと関連する算定値を含む1つ以上の信号を1つ以上のセンサ114から受信し、続いて、1つ以上の動作インジケータ116に命令して、上記1つ以上の吸気パラメータと関連するレベル範囲内にある上記1つ以上の吸気パラメータの値を達成するように対象者に対して指示させてよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1140は、1つ以上の息こらえパラメータと関連する上記算定値と上記1つ以上の息こらえパラメータと関連するレベル範囲との比較を表示する工程と、上記1つ以上の息こらえパラメータと関連する閾値レベルの範囲内にある上記1つ以上の息こらえパラメータの値を達成するよう対象者に指示する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、1つ以上の息こらえパラメータと関連する算定値と上記1つ以上の息こらえパラメータと関連するレベル範囲との比較を表示し、上記1つ以上の息こらえパラメータと関連する上記閾値レベルの範囲内にある上記1つ以上の息こらえパラメータの値を達成するよう対象者に対して指示してよい。さまざまな息こらえパラメータと関連する値を算定し、上記息こらえパラメータと関連するレベル範囲と比較してよい。そのような息こらえパラメータの例として、(1)息こらえサイクルと関連する期間、(2)息こらえサイクルと関連する吸気量、(3)息こらえサイクル中に吸気され保持された活性剤214の量、(4)息こらえサイクル中に吸気され保持された刺激剤218の量、などが挙げられるが、これらに限られない。例えば、いくつかの実施形態において、流量センサ124を用いて、息こらえサイクル中に保持された流量と関連する1つ以上の値を算定してよい。いくつかの実施形態において、タイマー134を用いて、息こらえサイクルと関連する期間と関連する1つ以上の値を算定してよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。動作インジケータ116は、上記1つ以上の算定値を1つ以上の息こらえパラメータと関連するレベル範囲との比較で表示する。動作インジケータ116は、複数の形式で比較を表示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、上記1つ以上の息こらえパラメータと関連するレベル範囲内にある1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示してよい。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、息こらえサイクル中に保持された流量を増加するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、息こらえサイクル中に保持された流量を下げるよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、息こらえサイクルの期間を増加するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、息こらえサイクルの期間を短くするよう対象者に対して指示してよい。このように、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、複数の息こらえパラメータに関して対象者に対して指示するために使用されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の値を算定するように構成されている1つ以上のセンサ114に動作可能に接続されてよい。制御ユニット108は、1つ以上の息こらえパラメータに関する算定値を含む1つ以上の信号112を1つ以上のセンサ114から受信し、続いて、1つ以上の動作インジケータ116に命令して、上記1つ以上の算定値と上記1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上のレベル範囲との比較を表示させてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を1つ以上のセンサ114から受信し、続いて、1つ以上の動作インジケータ116に命令して、上記1つ以上の息こらえパラメータと関連する上記レベル範囲内にある上記1つ以上の息こらえパラメータの値を達成するように対象者に対して指示させてよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1140は、1つ以上の呼気パラメータと関連する算定値と上記1つ以上の呼気パラメータと関連するレベル範囲との比較を表示する工程と、上記1つ以上の呼気パラメータと関連する閾値レベルの範囲内にある上記1つ以上の呼気パラメータの値を達成するよう対象者に指示する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、1つ以上の呼気パラメータと関連する算定値と上記1つ以上の呼気パラメータと関連するレベル範囲との比較を表示し、上記1つ以上の呼気パラメータと関連する閾値レベルの範囲内にある上記1つ以上の呼気パラメータの値を達成するよう対象者に対して指示してよい。さまざまな呼気パラメータと関連する値を算定し、上記呼気パラメータと関連するレベル範囲と比較してよい。そのような呼気パラメータの例として、(1)呼気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流速、(2)呼気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量、(3)呼気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流れの時間、(4)呼気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における活性剤214の量、(5)呼気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる刺激剤218の量、などが挙げられるが、これらに限られない。例えば、いくつかの実施形態において、流量センサ124を用いて、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における呼気サイクルでの流量と関連する1つ以上の値を算定してよい。流量センサ124は、上記1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。動作インジケータ116は、上記1つ以上の算定値と1つ以上の呼気パラメータと関連するレベル範囲との比較を表示する。いくつかの実施形態において、速度計138を用いて、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における呼気サイクルでの流速と関連する1つ以上の値を算定してよい。速度計138は、上記1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。動作インジケータ116は、上記1つ以上の算定値を、上記1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲との比較で表示する。動作インジケータ116は、複数の形式で比較を表示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、上記1つ以上の呼気パラメータと関連するレベル範囲内にある1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示してよい。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器における流速を増加するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器における流速を下げるよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器における流速を維持するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器を使用する対象者に対して、吸入器を介した呼気サイクル期間を増加するよう指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、対象者に対して、吸入器を介した呼気サイクル期間を減少するよう指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、対象者に対して、吸入器を介した呼気サイクル期間を維持するよう指示してよい。このように、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、複数の呼気パラメータに関して対象者に対して指示するために使用されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上の値を算定するように構成されている1つ以上のセンサ114に動作可能に接続されてよい。制御ユニット108は、1つ以上の呼気パラメータと関連する算定値を含む1つ以上の信号112を1つ以上のセンサ114から受信し、続いて、1つ以上の動作インジケータ116に命令して、上記1つ以上の算定値と上記1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲との比較を表示させてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上の呼気パラメータと関連する算定値を含む1つ以上の信号を1つ以上のセンサ114から受信し、続いて、1つ以上の動作インジケータ116に命令して、上記1つ以上の呼気パラメータと関連する上記レベル範囲内にある上記1つ以上の呼気パラメータの値を得るように対象者に対して指示させてよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1140は、1つ以上の呼気パラメータと関連する算定値と上記1つ以上の呼気パラメータと関連するレベル範囲との比較を表示する工程と、上記1つ以上の呼気パラメータと関連する閾値レベルの範囲内にある上記1つ以上の呼気パラメータの値を達成するよう対象者に指示する工程と、1つ以上の吸気パラメータと関連する算定値と上記1つ以上の吸気パラメータと関連するレベル範囲との比較を表示する工程と、上記1つ以上の吸気パラメータと関連する上記閾値のレベル範囲内にある上記1つ以上の吸気パラメータの値を達成するよう対象者に指示する工程と、を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、1つ以上の呼気パラメータと関連する算定値と上記1つ以上の呼気パラメータと関連するレベル範囲との比較を表示し、上記1つ以上の呼気パラメータと関連する閾値レベルの範囲内にある上記1つ以上の呼気パラメータの値を達成するよう対象者に対して指示し、続いて、1つ以上の吸気パラメータと関連する算定値と上記1つ以上の吸気パラメータと関連するレベル範囲との比較を表示し、上記1つ以上の吸気パラメータと関連する上記閾値のレベル範囲内にある上記1つ以上の吸気パラメータの値を達成するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、上記1つ以上の呼気パラメータと関連するレベル範囲と1つ以上の算定された呼気パラメータとの比較を表示してよい。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を1つ以上のセンサ114から受信し、上記1つ以上の値を上記1つ以上の呼気パラメータと関連するレベル範囲との比較で表示してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を1つ以上のセンサ114から受信し、続いて、1つ以上の動作インジケータ116に命令して、1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上の値を上記1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上のレベルとの比較で表示させてよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、上記1つ以上の呼気パラメータと関連するレベル範囲内にある1つ以上の吐気パラメータの値を達成するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、動作インジケータ116に命令して、上記1つ以上の呼気パラメータと関連するレベル範囲内にある1つ以上の呼気パラメータの値を達成するように対象者に対して指示させてよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、1つ以上の算定された吸気パラメータと上記1つ以上の吸気パラメータと関連するレベル範囲との比較を表示してよい。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を1つ以上のセンサ114から受信し、上記1つ以上の値を上記1つ以上の吸気パラメータと関連するレベル範囲との比較で表示してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を1つ以上のセンサ114から受信し、続いて、1つ以上の動作インジケータ116に命令して、1つ以上の吸気パラメータと関連する上記1つ以上の値を上記1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上のレベルとの比較で表示させてよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、上記1つ以上の吸気パラメータと関連するレベル範囲にある1つ以上の吸気パラメータの値を達成するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、動作インジケータ116に命令して、上記1つ以上の吸気パラメータと関連するレベル範囲内にある1つ以上の吸気パラメータの値を達成するよう対象者に対して指示させてよい。
図12は、オペレーション1210、オペレーション1220、オペレーション1230、およびオペレーション1240を含むオペレーションフロー1200を示す。オペレーション1210は、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。オペレーション1220は、吸入器の使用と関連する上記1つ以上のパラメータの算定に応じて、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1230は、上記少なくとも1種の活性剤214の投与と連携して、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1240は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に指示する工程を含む。オペレーション1210、1220、および1230は、図10を参照して先述したオペレーション1010、1020、および1030に対応する。
図12、および上記方法を実施する際に使用されるオペレーションの種々の例を含む以下の説明において、上記複数の例の一つまたはそれらの組み合わせについて、および/または、他の例および状況について、考察および説明が行われる。しかしながら、複数の他の環境および状況においても、および/または、上記図面の改変された変形例においても、上記オペレーションが実施されることが理解されるべきである。また、種々のオペレーションは例示された順に提示されるが、上記種々のオペレーションの説明とは異なる別の順序で実行されてもよいし、上記種々のオペレーションは互いに同時に実行されてよいことも理解されるべきである。
オペレーション1240は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に指示する工程を含む。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示してよい。動作インジケータは、複数の種類の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示してよい。そのような呼吸パラメータの例として、(1)吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量と関連するパラメータ、(2)1つ以上の活性剤貯蔵部212からの1種以上の活性剤214の放出、(3)1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの1種以上の刺激剤218の放出、などが挙げられるが、これらに限られない。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量を増加するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量を下げるよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における現在の流量を維持するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、呼気サイクル中に、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量を増加するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、呼気サイクル中に、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量を下げるよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、呼気サイクル中に、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における現在の流量を維持するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器の使用中に息こらえサイクルの期間を増加するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器の使用中に息こらえサイクルの期間を減らすよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、吸入器の使用中に現在の息こらえサイクルの期間を維持するよう対象者に対して指示してよい。このように、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、さまざまな呼吸パラメータに関して対象者に対して指示するのに使用されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を算定するように構成されている1つ以上のセンサ114に動作可能に接続されてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を1つ以上のセンサ114から受信し、続いて、1つ以上の動作インジケータ116に命令して、1つ以上の呼吸パラメータに対して割り当てられた値を達成するよう対象者に対して指示させてよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1240は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に指示する工程を含む(不図示)。その1つ以上の呼吸パラメータは、当該1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の閾値を満たすか当該1つ以上の閾値を超える。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示してよい。その1つ以上の呼吸パラメータは、当該1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の閾値を満たすか当該1つ以上の閾値を超える。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示するように構成されてよい。その1つ以上の呼吸パラメータは、当該1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の閾値を満たすか当該1つ以上の閾値を超える。例えば、いくつかの実施形態において、流量センサ124は、吸入器を使用する対象者の吸気サイクル中に、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量と関連する値を算定してよい。流量センサ124は、算定値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。上記算定値が流量についての最小閾値を満足しない場合、動作インジケータ116は、吸気サイクル中に1つ以上の流路104における流量を増加するよう対象者に対して指示してよい。他の実施例において、タイマー134は、吸気サイクルに続く息こらえ期間を算定し、上記算定値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。算定された息こらえ値が息こらえ閾値以下の場合、動作インジケータ116は、吸気サイクル後に息こらえ期間を増加するよう対象者に対して指示してよい。動作インジケータ116は、対象者に対して複数の形式で指示を与えてよい。例えば、いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、音声指示を与えてよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、視覚的指示を与えてよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、触知できる指示を与えてよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1240は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に指示する工程を含む(不図示)。その1つ以上の呼吸パラメータは、当該1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲内にある。いくつかの実施形態において、システム100は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示するために使用されてよい。その1つ以上の呼吸パラメータは、当該1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲内にある。例えば、いくつかの実施形態において、流量センサ124は、対象者が吸入器を使用するあいだ、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量と関連する値を算定してよい。流量センサ124は、上記算定値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。算定値が上記1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲内にない場合、動作インジケータ116は、1つ以上のレベル範囲内にある1つ以上の呼吸パラメータを達成するよう対象者に対して指示してよい。他の実施例において、タイマー134は、対象者が吸入器を介して吸入する期間を算定してよい。タイマー134は、上記算定値を含む信号112を動作インジケータ116に送信してよい。上記算定された期間の値が1つ以上の範囲外にある場合、動作インジケータ116は、対象者に対して、吸入器を介して1つ以上の範囲内にある期間吸入するよう指示してよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上の呼吸パラメータを算定し、続いて、その情報を含む1つ以上の信号112を制御ユニット108に送信してよい。続いて、制御ユニット108は、動作インジケータ116に命令して、1つ以上のレベル範囲内にある1つ以上のレベルを得るよう対象者に対して指示させてよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1240は、1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に指示する工程を含む(不図示)。その1つ以上の吸気パラメータは、当該1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲内にある。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示してよい。その1つ以上の吸気パラメータは、当該1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲内にある。例えば、いくつかの実施形態において、1つ以上の速度計138は、吸入器を使用する対象者の吸気サイクル中に、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流速と関連する1つ以上の値を算定してよい。1つ以上の速度計138は、1つ以上の値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。続いて、動作インジケータ116は、上記1つ以上の吸気パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲内にある1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示してよい。そのような対象者に対する指示の例として、(1)吸入器を介した流量を増加させる指示、(2)吸入器を介した流量を減少させる指示、(3)吸入器を介した現在の流量を維持させる指示、などが挙げられるが、これらに限られない。
いくつかの実施形態において、オペレーション1240は、1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に指示する工程を含む(不図示)。その息こらえパラメータは、当該1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上のレベル範囲内にある。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示してよい。その息こらえパラメータは、当該1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上のレベル範囲内にある。さまざまな息こらえパラメータと関連する値を算定し、1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示するために用いてよい。その1つ以上の息こらえパラメータは、当該1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上のレベル範囲内にある。そのような息こらえパラメータの例として、(1)息こらえサイクルと関連する期間、(2)息こらえサイクルと関連する吸気量、(3)息こらえサイクル中に吸入し保持された調剤214の量、(4)息こらえサイクル中に吸入し保持された刺激剤218の量、などが挙げられるが、これらに限られない。いくつかの実施形態において、タイマー134は、息こらえサイクルと関連する1つ以上の期間を算定してよい。タイマー134は、1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。動作インジケータ116は、1つ以上の息こらえ期間と関連するレベル範囲内にある1つ以上の息こらえ期間と関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示する。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、息こらえサイクル中に吸入し保持される流量を増加するよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、息こらえサイクル中に吸入し保持される流量を減らすよう対象者に対して指示してよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、算定値を含む1つ以上の信号112を制御ユニット108に送信してよい。制御ユニット108は、動作インジケータ116に命令して、1つ以上の息こらえパラメータと関連するレベル範囲内にある1つ以上の息こらえパラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示させる。
いくつかの実施形態において、オペレーション1240は、1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に指示する工程を含む(不図示)。その1つ以上の呼気パラメータは、当該1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲内にある。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示してよい。その1つ以上の呼気パラメータは、当該1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲内にある。例えば、いくつかの実施形態において、1つ以上の速度計138は、吸入器を使用する対象者の呼気サイクル中の、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流速と関連する1つ以上の値を算定してよい。1つ以上の速度計138は、1つ以上の値を含む1つ以上の信号112を動作インジケータ116に送信してよい。動作インジケータ116は、1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上の値を達成するよう対象者に対して指示する。その1つ以上の呼気パラメータは、当該1つ以上の呼気パラメータと関連する1つ以上のレベル範囲内にある。そのような対象者に対する指示の例として、(1)吸入器を介した流量を増加させる指示、(2)吸入器を介した流量を減少させる指示、(3)吸入器を介した現在の流量を維持させる指示、などが挙げられるが、これらに限られない。
図13は、オペレーション1310、オペレーション1320、オペレーション1330、およびオペレーション1340を含むオペレーションフロー1300を示す。オペレーション1310は、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。オペレーション1320は、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータの算定に応じて、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1330は、少なくとも1種の活性剤214の投与と連携して、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1340は、対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付ける工程を含む。オペレーション1310、1320、および1330は、図10を参照して先述したオペレーション1010、1020、および1030に対応する。
図13、および上記方法を実施する際に使用されるオペレーションの種々の例を含む以下の説明において、上記複数の例の一つまたはそれらの組み合わせについて、および/または、他の例および状況について、考察および説明が行われる。しかしながら、複数の他の環境および状況においても、および/または、上記図面の改変された変形例においても、上記オペレーションが実施されることが理解されるべきである。また、種々のオペレーションは例示された順に提示されるが、上記種々のオペレーションの説明とは異なる別の順序で実行されてもよいし、上記種々のオペレーションは互いに同時に実行されてよいことも理解されるべきである。
オペレーション1340は、対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付ける工程を含む。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付けてよい。例えば、いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110は、対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付けてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付けてよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116は、対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付けてよい。このように、システム100の複数の要素が、対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付けてよい。対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連するさまざまな種類の情報を受け付けてよい。そうした情報の例として、身長、体重、年齢、活動レベル、薬の使用、栄養補助食品の使用、心拍数、一回呼吸量、および対象者の薬服用量などが挙げられるが、これらに限られない。
いくつかの実施形態において、オペレーション1340は、対象者と関連する1つ以上の身体パラメータと関連する情報を受け付ける工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、対象者と関連する1つ以上の身体パラメータと関連する情報を受け付けてよい。例えば、いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース110を用いて、対象者と関連する1つ以上の身体パラメータと関連する情報を受け付けてよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108を用いて、対象者と関連する1つ以上の身体パラメータと関連する情報を受け付けてよい。いくつかの実施形態において、動作インジケータ116を用いて、対象者と関連する1つ以上の身体パラメータと関連する情報を受け付けてよい。したがって、システム100の複数の要素を、対象者と関連する1つ以上の身体パラメータと関連する情報を受け付けるために用いてよい。対象者と関連する1つ以上の身体パラメータと関連するさまざまな種類の情報を受け付けてよい。そうした情報の例として、身長、体重、年齢、活動レベル、心拍数、および一回呼吸量などが挙げられるが、これらに限られない。
いくつかの実施形態において、オペレーション1340は、対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付ける工程と、上記情報を1つ以上の呼吸パラメータと組み合わせて用いて、その対象者に特有の1つ以上の呼吸特性を判定する工程と、を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付け、上記情報を1つ以上の呼吸パラメータと組み合わせて用いて、その対象者に特有の1つ以上の呼吸特性を判定してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108を用いて、対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付け、上記情報を1つ以上の呼吸パラメータと組み合わせて用いて、その対象者に特有の1つ以上の呼吸特性を判定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者と関連する総肺活量と関連する情報を受け付けてよい。また、制御ユニット108は、対象者が使用する吸入器と関連する1つ以上のセンサ114から、対象者の一回呼吸量と関連する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を受信してよい。続いて、制御ユニット108は、総肺活量および一回呼吸量を用いて、対象者に特有の残気量を計算してよい。それにより、対象者に特有のさまざまな呼吸特性を決定することができる。そのような対象者に特有の呼吸特性の例として、総肺活量、一回呼吸量、残気量、予備呼気量、予備吸入量、吸入容量、吸入肺活量、肺活量、機能的残気量、肺胞気体量、実肺活量、努力性肺活量、努力性呼気肺活量、強制呼気量、強制吸入量、最大呼気流量、および最大換気量などが挙げられるが、これらに限られない。
いくつかの実施形態において、オペレーション1340は、対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付ける工程と、上記情報を1つ以上の投与パラメータと組み合わせて用いて、対象者に有効に投じられる活性剤214の量を算定する工程と、を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付け、上記情報を1つ以上の投与パラメータと組み合わせて用いて、対象者に有効に投じられる活性剤214の量を算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者の総肺活量と関連する情報を受け付けてよい。また、制御ユニット108は、1つ以上のセンサ114から、対象者が使用する吸入器における1つ以上の流路104内を吸気サイクル中に流れた活性剤214の総体積および総量と関連する情報を含む1つ以上の信号を受信してもよい。続いて、制御ユニット108は、投与された活性剤214の吸入された体積および量に基づいて対象者に有効に投与された活性剤214の量を算定してよい。
図14は、オペレーション1410、オペレーション1420、オペレーション1430、およびオペレーション1440を含むオペレーションフロー1400を示す。オペレーション1410は、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。オペレーション1420は、吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータの算定に応じて、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1430は、少なくとも1種の活性剤214の投与と連携して、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1440は、少なくとも1種の追加的な活性剤214を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1410、1420、および1430は、図10を参照して先述したオペレーション1010、1020、および1030に対応する。
図14、および上記方法を実施する際に使用されるオペレーションの種々の例を含む以下の説明において、上記複数の例の一つまたはそれらの組み合わせについて、および/または、他の例および状況について、考察および説明が行われる。しかしながら、複数の他の環境および状況においても、および/または、上記図面の改変された変形例においても、上記オペレーションが実施されることが理解されるべきである。また、種々のオペレーションは例示された順に提示されるが、上記種々のオペレーションの説明とは異なる別の順序で実行されてもよいし、上記種々のオペレーションは互いに同時に実行されてよいことも理解されるべきである。
オペレーション1440は、少なくとも1種の追加的な活性剤214を対象者に投与する工程を含む。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、少なくとも1種の追加的な活性剤214を対象者に投与してよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの少なくとも1種の追加的な活性剤214の少なくとも部分的な放出を促してよい。さまざまな種類の活性剤214が投与されてよい。そのような活性剤214の例として、ステロイド、抗炎症薬、気管支拡張薬、ロイコトリエン修飾薬、長時間作用型β拮抗薬、1, 3-ジメチルキサンチン、短時間作用型β作動薬、[8-methyl-8-(1-methylethyl)-8-azoniabicyclo[3.2.1]oct-3-yl]3-hydroxy-2-phenyl-propanoate、抗体などが含まれる(例えば、以下参照。Remingtion: The Science and Practice of Pharmacy, Lippincott, Williams & Wilkins, 20th edition, Baltimore, MD., USA (2000), Physicians' Desk Reference, Thomson PDR, 58th edition, Montvale, NJ (2004); Merck Index, Merck and Co., 13th edition., Whitehouse Station, NJ (2001);これらは、参照により本明細書に組み込まれる)が挙げられるが、これらに限られない。このように、さまざまな種類の活性剤214が対象者に投与されてよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1440は、少なくとも1つの肺血管拡張神経薬を投与する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、少なくとも1つの肺血管拡張神経薬を投与してよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの少なくとも1つの肺血管拡張神経薬の少なくとも部分的な放出を促してよい。肺血管拡張神経薬の例として、エンドセリン受容体アンタゴニスト(endothelin receptor antagonists)、ホスホジエステラーゼ5型(PDE-5)阻害剤(phosphodiesterase type 5 (PDE-5) inhibitors)、プロスタサイクリン誘導体(prostacyclin derivatives)、5-{(E)-(1S、5S、6R、7R)-7-ヒドロキシ-6[(E)-(3S、4RS)-3-ヒドロキシ-4-メチル-1-オクテン-6-イル]ビシクロ[3.3.0]オクタン-3-イリデン}ペンタン酸(5-{(E)-(1S,5S,6R,7R)-7-hydroxy-6[(E)-(3S,4RS)-3-hydroxy-4-methyl-1-octen-6-inyl]-bicyclo[3.3.0]octan-3-ylidene}pentanoic acid)が挙げられるが、これらに限られない。
いくつかの実施形態において、オペレーション1440は、少なくとも1つの抗炎症薬を投与する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、少なくとも1つの抗炎症薬を投与してよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの少なくとも1つの抗炎症薬の少なくとも部分的な放出を促してよい。抗炎症薬の例として、ジプロピオン酸ベクロメタゾン(beclomethasone dipropionate)、プロピオン酸フルチカゾン(fluticasione propionate)、フルニソリド(flunisolide)、ブデソニド(budesonide)、モメタゾン(mometasone)、シクレソニド(ciclesonide)、クロモリンナトリウム(cromolyn sodium)、およびネドクロミルナトリウム(nedocromil sodium)が挙げられるが、これらに限られない。
図15は、オペレーション1510、オペレーション1520、オペレーション1530、およびオペレーション1540を含むオペレーションフロー1500を示す。オペレーション1510は、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。オペレーション1520は、吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータの算定に応じて、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1530は、少なくとも1種の活性剤214の投与と連携して、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1540は、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。オペレーション1510、1520、および1530は、図10を参照して先述したオペレーション1010、1020、および1030に対応する。
図15、および上記方法を実施する際に使用されるオペレーションの種々の例を含む以下の説明において、上記複数の例の一つまたはそれらの組み合わせについて、および/または、他の例および状況について、考察および説明が行われる。しかしながら、複数の他の環境および状況においても、および/または、上記図面の改変された変形例においても、上記オペレーションが実施されることが理解されるべきである。また、種々のオペレーションは例示された順に提示されるが、上記種々のオペレーションの説明とは異なる別の順序で実行されてもよいし、上記種々のオペレーションは互いに同時に実行されてよいことも理解されるべきである。
オペレーション1540は、対象者に対して少なくとも1種の活性剤214を投与することと関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、対象者に対して少なくとも1種の活性剤214を投与することと関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、光学センサ126を用いて、対象者が吸入器を使用するあいだの、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における1種以上の活性剤214の流量を算定してよい。いくつかの実施形態において、速度計138を用いて、対象者が吸入器を使用するあいだの、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における1種以上の活性剤214の流速を算定してよい。このように、1種以上の活性剤214を対象者に投与することと関連するさまざまなパラメータを決定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1540は、少なくとも1種の活性剤214が対象者に対して投与された速度と関連した1つ以上のパラメータを算定する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、少なくとも1種の活性剤214が対象者に対して投与された速度と関連した1つ以上のパラメータを算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、速度計138を用いて、対象者が吸入器を使用するあいだの、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における1種以上の活性剤214の流速を算定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1540は、少なくとも1種の活性剤214が対象者に投与された気体の体積と関連した1つ以上のパラメータを算定する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、少なくとも1種の活性剤214が対象者に投与された気体の体積と関連した1つ以上のパラメータを算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、体積センサ128を用いて、対象者が吸入器を使用する際に吸入器内に配設された1つ以上の流路104に1種以上の活性剤214が流れる気体の体積を算定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1540は、対象者に対して少なくとも1種の活性剤214を投与することと関連する期間を算定する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与することと関連する期間を算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、タイマー134を用いて、対象者が吸入器を使用する際に吸入器内に配設された1つ以上の流路104において1種以上の活性剤214が投与される時間を算定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1540は、対象者に対して投与された少なくとも1種の活性剤214の量を算定する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、対象者に対して投与された少なくとも1種の活性剤214の量を算定してよい。いくつかの実施形態において、光学センサ126を用いて、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる1種以上の活性剤214の量を算定してよい。いくつかの実施形態において、位相ドップラー干渉計136を用いて、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる1種以上の活性剤214の量を算定してよい。いくつかの実施形態において、超音波流量計140を用いて、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる1種以上の活性剤214の量を算定してよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、1種以上の活性剤214の量と関連する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を制御ユニット108に送信してよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定値を受信し、次に、吸入器を使用する対象者に投与された1種以上の活性剤214の量を決定する。
いくつかの実施形態において、オペレーション1540は、対象者に対して投与された少なくとも1種の活性剤214の量を算定し、続いて、少なくとも1種の活性剤214があらかじめ選択された量だけ対象者に投与されるまで上記少なくとも1種の活性剤214の投与を繰り返す工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、対象者に対して投与された少なくとも1種の活性剤214の量を算定し、続いて、少なくとも1種の活性剤214があらかじめ選択された量だけ対象者に投与されるまで上記少なくとも1種の活性剤214の投与を繰り返してよい。いくつかの実施形態において、光学センサ126を用いて、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる1種以上の活性剤214の量を算定してよい。いくつかの実施形態において、位相ドップラー干渉計136を用いて、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路106を流れる1種以上の活性剤214の量を算定してよい。いくつかの実施形態において、超音波流量計140を用いて、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる1種以上の活性剤214の量を算定してよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、1種以上の活性剤214の量と関連する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を制御ユニット108に送信してよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定値を受信し、続いて、吸入器を使用する対象者に投与された1種以上の活性剤214の量を決定する。次に、制御ユニット108は、吸入器を使用する対象者に対して投与された1種以上の活性剤214の量を算定し、あらかじめ選択された量になるまで対象者に対して投与されるべき1種以上の活性剤214の追加量を決定してよい。そして、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1種以上の活性剤214があらかじめ選択された量だけ対象者に投与されるまで、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの1種以上の活性剤214の少なくとも部分的な放出を促してよい。
図16は、オペレーション1610、オペレーション1620、オペレーション1630、およびオペレーション1640を含むオペレーションフロー1600を示す。オペレーション1610は、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。オペレーション1620は、吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータの算定に応じて、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1630は、少なくとも1種の活性剤214の投与と連携して、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1640は、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。オペレーション1610、1620、および1630は、図10を参照して先述したオペレーション1010、1020、および1030に対応する。
図16、および上記方法を実施する際に使用されるオペレーションの種々の例を含む以下の説明において、上記複数の例の1つまたはそれらの組み合わせについて、および/または他の例および状況について、考察および説明が行われる。しかしながら、複数の他の環境および状況においても、および/または上記図面の改変された変形例においても、上記オペレーションが実施されることを理解すべきである。また、種々のオペレーションは順次説明されるが、上記種々のオペレーションの説明とは異なる別の順序で実行されてもよいし、上記種々のオペレーションは互いに同時に実行されてよいことも理解すべきである。
オペレーション1640は、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、光学センサ126を用いて、対象者が吸入器を使用するあいだの、吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる1種以上の刺激剤218の分量を算定してよい。いくつかの実施形態において、速度計138を用いて、対象者が吸入器を使用するあいだの、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における1種以上の刺激剤218の流速を算定してよい。このように、1種以上の刺激剤218を対象者に投与することと関連するさまざまなパラメータが決定されてよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1640は、少なくとも1種の刺激剤218が対象者に投与された速度と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、少なくとも1種の刺激剤218が対象者に投与された速度と関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、速度計138を用いて、対象者が吸入器を使用するあいだの、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における1種以上の刺激剤218の流速を算定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1640は、少なくとも1種の刺激剤218が対象者に投与された気体の体積と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、少なくとも1種の刺激剤218が対象者に投与された気体の体積と関連する1つ以上のパラメータを算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、体積センサ128を用いて、対象者が吸入器を使用する際に吸入器内に配設された1つ以上の流路104に1種以上の刺激剤218が流れた気体の体積を算定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1640は、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与することと関連する期間を算定する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与することと関連する期間を算定してよい。例えば、いくつかの実施形態において、タイマー134を用いて、対象者が吸入器を使用する際に吸入器内に配設された1つ以上の流路104において1種以上の刺激剤218が投与される時間を算定してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1640は、対象者に投与された少なくとも1種の刺激剤218の分量を算定する工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、対象者に投与された少なくとも1種の刺激剤218の分量を算定してよい。いくつかの実施形態において、光学センサ126を用いて、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる1種以上の刺激剤218の分量を算定してよい。いくつかの実施形態において、位相ドップラー干渉計136を用いて、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる1種以上の刺激剤218の分量を算定してよい。いくつかの実施形態において、超音波流量計140を用いて、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる1種以上の刺激剤218の分量を算定してよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、1種以上の刺激剤218の分量と関連する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を制御ユニット108に送信してよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定値を受信し、次に、吸引器を使用する対象者に投与された1種以上の刺激剤218の分量を決定する。
いくつかの実施形態において、オペレーション1640は、対象者に投与された少なくとも1種の刺激剤218の分量を算定し、続いて、少なくとも1種の活性剤214があらかじめ選択された分量だけ対象者に投与されるまで、上記少なくとも1種の刺激剤218の投与を繰り返す工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、対象者に投与された少なくとも1種の刺激剤218の分量を算定し、続いて、少なくとも1種の刺激剤218があらかじめ選択された分量だけ対象者に投与されるまで、上記少なくとも1種の刺激剤218の投与を繰り返してよい。いくつかの実施形態において、光学センサ126を用いて、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる1種以上の刺激剤218の分量を算定してよい。いくつかの実施形態において、位相ドップラー干渉計136を用いて、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路106を流れる1種以上の刺激剤218の分量を算定してよい。いくつかの実施形態において、超音波流量計140を用いて、対象者が使用する吸入器内に配設された1つ以上の流路104を流れる1種以上の刺激剤218の分量を算定してよい。いくつかの実施形態において、センサ114は、1種以上の刺激剤218の分量と関連する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を制御ユニット108に送信してよい。制御ユニット108は、上記1つ以上の算定値を受信し、続いて、吸引器を使用する対象者に投与された1種以上の刺激剤218の分量を決定する。次に、制御ユニット108は、吸引器を使用する対象者に投与された1種以上の刺激剤218の分量を算定し、あらかじめ選択された分量になるまで対象者に投与されるべき1種以上の刺激剤218の追加量を決定してよい。そして、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1種以上の刺激剤218があらかじめ選択された分量だけ対象者に投与されるまで、1つ以上の刺激剤貯蔵部216からの1種以上の刺激剤218の少なくとも部分的な放出を促してよい。
図17は、オペレーション1710、オペレーション1720、オペレーション1730、オペレーション1740、およびオペレーション1750を含むオペレーションフロー1700を示す。オペレーション1710は、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。オペレーション1720は、吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータの算定に応じて、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1730は、少なくとも1種の活性剤214の投与と連携して、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1740は、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。オペレーション1750は、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータに応じて、少なくとも1種の活性剤214が運ばれた対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測する工程を含む。オペレーション1710、1720、および1730は、図10を参照して先述したオペレーション1010、1020、および1030に対応する。オペレーション1740は、図15を参照して先述したオペレーション1540に対応する。
図17、および上記方法を実施する際に使用されるオペレーションの種々の例を含む以下の説明において、上記複数の例の1つまたはそれらの組み合わせについて、および/または他の例および状況について、考察および説明が行われる。しかしながら、複数の他の環境および状況においても、および/または上記図面の改変された変形例においても、上記オペレーションが実施されることを理解すべきである。また、種々のオペレーションは順次説明されるが、上記種々のオペレーションの説明とは異なる別の順序で実行されてもよいし、上記種々のオペレーションは互いに同時に実行されてよいことも理解すべきである。
オペレーション1750は、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータに応じて、少なくとも1種の活性剤214が運ばれた対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測する工程を含む。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータに応じて、少なくとも1種の活性剤214が運ばれた対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測してよい。例えば、いくつかの実施形態において、流量センサ124を用いて、1種以上の活性剤214を投与するために吸引器を使用する対象者の吸気サイクル中に、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量を測定してよい。流量センサ124は、吸入器における流量の算定値を含む1つ以上の信号を制御ユニット108に送信してよい。そして、制御ユニット108は、算定流量と吸引器を使用する対象者の総肺活量とを比較してよい。制御ユニット108は、続いて、算定流量と対象者の総肺活量との比較に基づいて、少なくとも1種の活性剤214が運ばれた対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測してよい。例えば、算定流量が対象者の総肺活量と同程度の場合、制御ユニット108は、活性剤214が肺深部組織に投与されたと予測してよい。一方、算定流量が対象者の総肺活量よりもはるかに少ない場合、制御ユニット108は、活性剤214が肺浅部組織に投与されたと予測してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1750は、対象者の肺の領域における1つ以上の場所に運ばれた少なくとも1種の活性剤214の分量を予測し、続いて、上記少なくとも1種の活性剤214があらかじめ選択された分量だけ対象者に投与されたと予測されるまで、上記少なくとも1種の活性剤214の投与を繰り返す工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、対象者の肺の領域における1つ以上の場所に運ばれた少なくとも1種の活性剤214の分量を予測し、続いて、上記少なくとも1種の活性剤214があらかじめ選択された分量だけ対象者に投与されたと予測されるまで、上記少なくとも1種の活性剤214の投与を繰り返してよい。例えば、いくつかの実施形態において、センサ114を用いて、1種以上の活性剤214を投与するために吸引器を使用する対象者の吸気サイクル中に、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量および1種以上の活性剤214の分量を算定してよい。センサ114は、吸入器における流量および活性剤214の分量に対応する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を制御ユニット108に送信してよい。そして、制御ユニット108は、算定流量と吸引器を使用する対象者の総肺活量とを比較してよい。制御ユニット108は、続いて、算定流量と対象者の総肺活量との比較に基づいて、1種以上の活性剤214が運ばれた対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測してよい。また、制御ユニット108は、1種以上の活性剤214の算定量に基づいて、肺の領域における上記場所に運ばれた1種以上の活性剤214の分量を予測してよい。例えば、算定流量が対象者の総肺活量よりもはるかに少ない場合、制御ユニット108は、算定量の1種以上の活性剤214が肺浅部組織に投与されたと予測してよい。一方、算定流量が対象者の総肺活量と同程度の場合、制御ユニット108は、算定量の1種以上の活性剤214が肺の領域全体にわたって投与されたと予測してよい。そして、制御ユニット108は、対象者に投与される1種以上の活性剤214の追加量を決定するために、対象者に投与された1種以上の活性剤214の分量と対象者に投与されるべき1種以上の活性剤214のあらかじめ選択された分量とを比較してよい。制御ユニット108は、続いて、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1種以上の活性剤214があらかじめ選択された分量だけ対象者に投与されるまで、1種以上の活性剤214を対象者に投与するため、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、対象者の吸入器での吸気サイクルの選択された段階における、1つ以上の活性剤貯蔵部122からの少なくとも部分的な放出を促すよう1つ以上のアクチュエータ120に命令してよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1種以上の活性剤214を肺の領域の肺深部組織に投与するため、吸気サイクルの初期段階において、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促すよう1つ以上のアクチュエータ120に命令してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1種以上の活性剤214を肺の領域の肺浅部組織に投与するため、吸気サイクルの後期段階において、1つ以上の活性剤貯蔵部212からの少なくとも部分的な放出を促してよい。このように、いくつかの実施形態において、1種以上の活性剤214の分量および1種以上の活性剤214が投与される肺の領域における場所を制御してよい。
図18は、オペレーション1810、オペレーション1820、オペレーション1830、オペレーション1840、およびオペレーション1850を含むオペレーションフロー1800を示す。オペレーション1810は、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。オペレーション1820は、吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータの算定に応じて、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1830は、少なくとも1種の活性剤214の投与と連携して、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与する工程を含む。オペレーション1840は、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータを算定する工程を含む。オペレーション1850は、少なくとも1種の活性剤214を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータに応じて、少なくとも1種の活性剤214が運ばれた対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測する工程を含む。オペレーション1810、1820、および1830は、図10を参照して先述したオペレーション1010、1020、および1030に対応する。オペレーション1840は、図16を参照して先述したオペレーション1640に対応する。
図18、および上記方法を実施する際に使用されるオペレーションの種々の例を含む以下の説明において、上記複数の例の1つまたはそれらの組み合わせについて、および/または他の例および状況について、考察および説明が行われる。しかしながら、複数の他の環境および状況においても、および/または上記図面の改変された変形例においても、上記オペレーションが実施されることを理解すべきである。また、種々のオペレーションは順次説明されるが、上記種々のオペレーションの説明とは異なる別の順序で実行されてもよいし、上記種々のオペレーションは互いに同時に実行されてよいことも理解すべきである。
オペレーション1850は、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータに応じて、少なくとも1種の刺激剤218が運ばれた対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測する工程を含む。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、少なくとも1種の刺激剤218を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータに応じて、少なくとも1種の刺激剤218が運ばれた対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測するために使用されてよい。例えば、いくつかの実施形態において、流量センサ124を用いて、1種以上の刺激剤218を投与するために吸引器を使用する対象者の吸気サイクル中に、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量を測定してよい。流量センサ124は、吸入器における流量の算定値を含む1つ以上の信号を制御ユニット108に送信してよい。そして、制御ユニット108は、算定流量と吸引器を使用する対象者の総肺活量とを比較してよい。制御ユニット108は、続いて、算定流量と対象者の総肺活量との比較に基づいて、少なくとも1種の刺激剤218が運ばれた対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測してよい。例えば、算定流量が対象者の総肺活量と同程度の場合、制御ユニット108は、刺激剤218が肺深部組織に投与されたと予測してよい。一方、算定流量が対象者の総肺活量よりもはるかに少ない場合、制御ユニット108は、刺激剤218が肺浅部組織に投与されたと予測してよい。
いくつかの実施形態において、オペレーション1850は、対象者の肺の領域における1つ以上の場所に運ばれた少なくとも1種の刺激剤218の分量を予測し、続いて、上記少なくとも1種の刺激剤218があらかじめ選択された分量だけ対象者に投与されたと予測されるまで、上記少なくとも1種の刺激剤218の投与を繰り返す工程を含む(不図示)。いくつかの実施形態において、システム100を用いて、対象者の肺の領域における1つ以上の場所に運ばれた少なくとも1種の刺激剤218の分量を予測し、続いて、上記少なくとも1種の刺激剤218があらかじめ選択された分量だけ対象者に投与されたと予測されるまで、上記少なくとも1種の刺激剤218の投与を繰り返してよい。例えば、いくつかの実施形態において、センサ114を用いて、1種以上の刺激剤218を投与するために吸引器を使用する対象者の吸気サイクル中に、吸入器内に配設された1つ以上の流路104における流量および1種以上の刺激剤218の分量を算定してよい。センサ114は、吸入器における流量および刺激剤218の分量に対応する1つ以上の算定値を含む1つ以上の信号112を制御ユニット108に送信してよい。そして、制御ユニット108は、算定流量と吸引器を使用する対象者の総肺活量とを比較してよい。制御ユニット108は、続いて、算定流量と対象者の総肺活量との比較に基づいて、1種以上の刺激剤218が運ばれた対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測してよい。また、制御ユニット108は、1種以上の刺激剤218の算定量に基づいて、肺の領域における上記場所に運ばれた1種以上の刺激剤218の分量を予測してよい。例えば、算定流量が対象者の総肺活量よりもはるかに少ない場合、制御ユニット108は、算定量の1種以上の刺激剤218が肺浅部組織に投与されたと予測してよい。一方、算定流量が対象者の総肺活量と同程度の場合、制御ユニット108は、算定量の1種以上の刺激剤218が肺の領域全体にわたって投与されたと予測してよい。そして、制御ユニット108は、対象者に投与される1種以上の刺激剤218の追加量を決定するために、対象者に投与された1種以上の刺激剤218の分量と対象者に投与されるべき1種以上の刺激剤218のあらかじめ選択された分量とを比較してよい。制御ユニット108は、続いて、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1種以上の刺激剤218があらかじめ選択された分量だけ対象者に投与されるまで、1種以上の刺激剤218を対象者に投与するため、1つ以上の活性剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、対象者の吸入器での吸気サイクルの選択された段階における、1つ以上の活性剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促してよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1種以上の刺激剤218を肺の領域の肺深部組織に投与するため、吸気サイクルの初期段階において、1つ以上の活性剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促してよい。いくつかの実施形態において、制御ユニット108は、1つ以上のアクチュエータ120に命令して、1種以上の刺激剤218を肺の領域の肺浅部組織に投与するため、吸気サイクルの後期段階において、1つ以上の活性剤貯蔵部216からの少なくとも部分的な放出を促してよい。このように、いくつかの実施形態において、1種以上の刺激剤218の分量および1種以上の刺激剤218が投与される肺の領域における場所を制御してよい。
いくつかの実施形態において、吸入器を制御するために、演算装置でコンピュータ処理を実行するコンピュータプログラムを含むシステムを使用してよい。いくつかの実施形態において、そのようなシステムは、非一時的信号保持媒体を備えており、上記非一時的信号保持媒体は、1つ以上の処理要素で実行されると複数のオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示を保持し、上記複数のオペレーションは、少なくとも、対象者による吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定することと、吸入器の使用と関連する1つ以上のパラメータを算定することに応じて、少なくとも1種の活性剤を上記対象者に投与することと、上記少なくとも1種の活性剤の投与と連携して、上記少なくとも1種の刺激剤を対象者に投与することと、を含む。
いくつかの実施形態において、上記非一時的信号保持媒体は、1つ以上の呼吸パラメータと関連する算定値と上記1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上のレベルとの比較を表示することを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示をさらに含んでよい。
いくつかの実施形態において、上記非一時的信号保持媒体は、対象者に指示して、1つ以上の呼吸パラメータと関連する1つ以上の値を達成させることを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示をさらに含んでよい。
いくつかの実施形態において、上記非一時的信号保持媒体は、対象者と関連する1つ以上のパラメータと関連する情報を受け付けることを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示をさらに含んでよい。
いくつかの実施形態において、上記非一時的信号保持媒体は、少なくとも1種の活性剤を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータを算定することを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示をさらに含んでよい。
いくつかの実施形態において、上記非一時的信号保持媒体は、少なくとも1種の刺激剤を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータを算定することを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示をさらに含んでよい。
いくつかの実施形態において、上記非一時的信号保持媒体は、少なくとも1種の活性剤を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータに応じて、少なくとも1種の活性剤が運ばれた対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測することを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示をさらに含んでよい。
いくつかの実施形態において、上記非一時的信号保持媒体は、少なくとも1種の刺激剤を対象者に投与することと関連する1つ以上のパラメータに応じて、少なくとも1種の刺激剤が運ばれた対象者の肺の領域における1つ以上の場所を予測することを少なくとも含むオペレーションの実施を命令する1つ以上の指示をさらに含んでよい。
上記1つ以上の指示は、例えば、コンピュータで実行可能な指示および/または論理回路により実施された指示であってよい。いくつかの実施形態において、非一時的信号保持媒体は、コンピュータ読み取り可能な媒体を含んでよい。いくつかの実施形態において、上記非一時的信号保持媒体は、記録媒体を含んでよい。いくつかの実施形態において、上記非一時的信号保持媒体は、通信媒体を含んでよい。
当業者は、本明細書に記載された要素(例えば、オペレーション)、装置、目的、およびそれらに付随する説明が概念的明確性のための例として使用されていること、および種々の構成修正が考慮されていることを認識するであろう。したがって、本明細書で使用されているように、説明した特定の事例および付随する説明は、より一般的な種類の代表的なものであることを意図している。概して、任意の特定の事例の使用は、その種類の代表的なものであることを意図しており、特定の要素(例えば、オペレーション)、装置、および目的が含まれていないことにより、限定されるものではない。
本明細書における実質的にいかなる複数および/または単数の用語の使用についても、当業者は、状況および/または適用に適当であるかに応じて、複数から単数および/または単数から複数に変換することができる。種々の単数と複数の置換については、理解しやすいように本明細書では明記していない。
場合により、本明細書において、1つ以上の要素は、「〜するよう構成される」、「〜により構成される」、「〜に設定可能な」、「〜動作可能な/動作する」、「〜に適応する/適応可能な」、「〜可能な」、「〜に適合可能な/適合する」等と記載されてよい。当業者は、このような用語(例えば、「〜するよう構成される」)が、状況に反する場合を除いて、通常、作動状態の要素および/または非作動状態の要素および/または待機状態の要素を含むことを認識するであろう。
本明細書に記載された発明の特定の態様を示して説明したが、本明細書に記載された発明およびそのより広範な態様から逸脱することなく、本明細書の記載に基づいて、変更や修正を実施してよいこと、したがって、添付の請求項の範囲において、そのような変更や修正はすべて本明細書に記載された発明の真の精神および範囲に含まれることは、当業者には明らかであろう。当業者は、通常、本明細書で使用される用語、特に添付の請求項で使用される用語(例えば、添付の請求項の本文)は、通常「オープンな」用語を意図している(例えば、「〜を含んでいる」は「これに限定されないが、〜を含んでいる」として、「〜を有する」は「少なくとも〜を有する」として、「〜を含む」は「これに限定されないが、〜を含む」として、それぞれ解釈されるべきである等)ことを理解するであろう。さらに当業者は、特定の数が記載された請求項の記載を意図している場合は、その意図が当該請求項に明示され、そのような記載がない場合は、その意図がないことを理解するであろう。例えば、理解しやすいように添付の請求項において、「少なくとも1つ」および「1つ以上の」という導入語を使用して請求項の記載を始めてよい。ただし、そのような語の使用は、同じ請求項が、「1つ以上の」または「少なくとも1つ」の導入語および“a”または“an”等の不定冠詞を含む場合(例えば、通常、“a”および/または“an”は、「少なくとも1つ」または「1つ以上の」を意味すると解釈すべきである)であっても、不定冠詞“a”または“an”により請求項の記載を始めることにより、そのように始まる請求項の記載を含む任意の特定の請求項が、そのような記載を1つのみ含む請求項に限定されることを意味すると解釈されるべきではない。さらに、特定の数が記載された請求項の記載が明示されている場合であっても、当業者は、そのような記載が、通常、少なくとも記載された数を意味する(例えば、他の修飾語のない「二つの記載」のみの記載は、通常、少なくとも二つの記載、または二つ以上の記載を意味する)と解釈されるべきであることを認識するであろう。さらに、「A、B、およびC等の少なくとも1つ」に類似する表記が使用される場合、通常、そのような表記は、当業者が理解するであろう表記の意味を意図している(例えば、「A、B、およびCの少なくとも1つを有するシステム」は、これに限定されないが、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとB両方、AとC両方、BとC両方、および/またはA、B、およびCすべて、等を有するシステムを含む)。「A、B、またはC等の少なくとも1つ」に類似する表記が使用される場合、通常、そのような表記は、当業者が理解するであろう表記の意味を意図している(例えば、「A、B、またはCの少なくとも1つを有するシステム」は、これに限定されないが、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとB両方、AとC両方、BとC両方、および/またはA、B、およびCすべて、等を有するシステムを含む)。さらに当業者は、通常、明細書、請求項、または図面において、二つ以上の代替語を提示する離接語および/または離接句は、状況に反する場合を除いて、代替語の1つ、代替語の一方、代替語の両方を含む可能性が考慮されていることを理解すべきであることを理解するであろう。例えば、通常、「AまたはB」は、「A」または「B」または「AおよびB」の可能性を含むと理解するであろう。
添付の請求項について、当業者は、本明細書に記載されたオペレーションは通常、任意の順序で実施してよいことを理解するだろう。また、種々のオペレーションフローは順次説明されるが、上記種々のオペレーションの説明とは異なる別の順序で実行されてもよいし、上記種々のオペレーションは互いに同時に実行されてよいことも理解すべきである。そのような別の順序付けの例として、状況に反する場合を除いて、重複、交互、中断、並べ替え、漸増的、予備、補足的、同時、逆、または他の異なる順序付けを含んでよい。また、「〜に応じて」、「〜と関連する」、または他の過去形の形容詞は、状況に反する場合を除いて、通常そのような変形を排除するものではない。
当業者は、最先端技術が、システムの態様のハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェア実装間の差異がほぼない程度まで発展しており、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアの使用は通常(必ずしも限定されないが、特定の状況において、ハードウェアとソフトウェア間の選択が重要になり得る点において)、費用と効率の兼ね合いを示す設計上の選択であることを認識するであろう。当業者は、本明細書に記載の処理および/またはシステムおよび/または他の技術を実行可能な種々の手段(例えば、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェア)があること、および、望ましい手段は、当該処理および/またはシステムおよび/または他の技術が含まれる状況によって異なることを理解するであろう。例えば、実装者が速度と正確性が最も重要であると判断した場合は、実装者は、主にハードウェアおよび/またはファームウェア手段を選択してよい。あるいは、柔軟性が最も重要な場合は、実装者は、主にソフトウェア実装を選択してよい。あるいは、実装者は、米国特許法101条で特許を受けることができる発明に限定された、1つ以上の機械、組成物、および製造物におけるハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアのいずれかの組み合わせを選択してよい。したがって、本明細書に記載の処理および/または装置および/または他の技術を実行可能な手段はいくつか考えられるが、利用される任意の手段は、いずれも異なっていてよいが、当該手段が含まれる状況および実装者の特定の関心事(例えば、速度、柔軟性、または予測可能性)に依存する選択であるため、いずれも本質的に他より優れているものではない。当業者は、実装の光学的な態様では通常、光学的に指向された(optically-oriented)ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアが採用されることを認識するであろう。
本明細書に記載のいくつかの実装において、論理回路および類似の実装は、コンピュータプログラムまたは他の制御構造を含んでよい。電子回路は、例えば、本明細書に記載されたように種々の機能を実施するよう構成、配置された1つ以上の電流路を含んでよい。いくつかの実装において、1つ以上の媒体は、その媒体が、本明細書に記載されたように実施するために動作可能な、装置検出可能な指示を保持または送信する際に、装置検出可能な実装を保持するよう構成されてよい。いくつかの変形例において、例えば、実装は、本明細書に記載の1つ以上のオペレーションと関連する1つ以上の指示の受信または送信を行う等により、既存のソフトウェアまたはファームウェア、またはゲートウェイまたはプログラミング可能なハードウェアの更新または修正を含んでよい。代わりに、または、加えて、いくつかの変形例において、実装は、専用ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア要素、および/または専用要素を実行するまたは呼び出す汎用要素を含んでよい。仕様または他の実装は、本明細書に記載されたように、具体的な送信媒体の1つ以上の具体例によって、任意でパケット送信によって、またはいろいろな場合に配布される媒体を介して、送信されてよい。
代わりに、または、加えて、実装は、本明細書に記載の任意の機能的オペレーションが実際に1つ以上発生することを可能にする、誘発する、調整する、要求する、または引き起こすための、専用の命令シーケンスを実行する工程、または、回路を呼び出す工程を含んでよい。いくつかの変形例において、本明細書における操作上または他の論理の記載(operational or other logical descriptions)は、ソースコードとして表記されてもよく、実行可能な命令シーケンスとしてコンパイルまたは呼び出されてもよい。いくつかの状況において、例えば、実装は、全体的または部分的にC++等のソースコード、または他のコードシーケンスによって提供されてよい。他の実装において、ソースコードまたは他のコード実装は、市販および/または当該分野の技術を使用して、高度記述言語(例えば、最初に、CまたはC++プログラミング言語で記述された技術を実施し、その後、プログラミング言語実装を論理合成可能言語実装、ハードウェア記述言語実装、ハードウェア設計シミュレーション、および/または他の類似する表現方法に変換する)にコンパイル、実施、翻訳、変換されてよい。例えば、論理表現(例えば、コンピュータプログラミング言語実装)の一部または全部は、Verilogハードウェア記述(例えば、ハードウェア記述言語(HDL)および/または超高速集積回路ハードウェア記述言語(VHDL)を介して行われる)またはハードウェアを有する物理的実装を作成するために使用してよい他の回路モデル(例えば、特定用途向け集積回路)としてよい。当業者は、これらの記載に基づいて、適した送信または計算要素、マテリアル供給、アクチュエータ、または他の構成を得る方法、構成する方法、および最適化する方法を認識するであろう。
上記の詳細な記載では、ブロック図、フローチャート、および/または例を使用して装置および/またはプロセスの種々の実施形態を説明した。ブロック図、フローチャート、および/または例が1つ以上の機能および/またはオペレーションを含む場合、当業者は、そのようなブロック図、フローチャート、または例における各機能および/またはオペレーションを、個別および/または一括で、米国特許法101条で特許を受けることができる発明に限定された、幅広いハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその実質的に任意の組み合わせにより、実施できることを理解するであろう。実施形態において、本明細書に記載された発明の一部は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、または他の統合フォーマットを介して実施してよい。しかしながら、当業者は、本明細書に開示された実施形態のいくつかの態様は、全体的または部分的に、集積回路において、米国特許法101条で特許を受けることができる発明に限定された、1つ以上のコンピュータで実行される1つ以上のコンピュータプログラムとして(例えば、1つ以上のコンピュータシステムで実行される1つ以上のプログラムとして)、1つ以上のプロセッサで実行される1つ以上のプログラムとして(例えば、1つ以上のマイクロプロセッサで実行される1つ以上のプログラムとして)、ファームウェアとして、またはその実質的に任意の組み合わせとして同等に実施できること、および回路の設計および/またはソフトウェアおよび/またはファームウェアのコードの記述は、本開示に基づいて当業者が対応可能であることを認識するであろう。さらに、当業者は、本明細書に記載された発明の機構をさまざまなプログラム製品として配布できること、および実際に配布を実施するのに使用される特定の種類の信号保持媒体にかかわらず、本明細書に記載された発明の実施形態が適用されることを理解するであろう。信号保持媒体の例として、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、デジタルテープ、コンピュータメモリ等の記録可能媒体、およびデジタルおよび/またはアナログ通信媒体(例えば、光ファイバーケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンク(例えば、送信機、受信機、送信論理、受信論理等)等)等の送信媒体が挙げられるが、これらに限られない。
一般的な意味において、当業者は、本明細書に記載の種々の実施形態は、個別および/または一括で、米国特許法101条で特許を受けることができる発明に限定された、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、および/またはその実質的に任意の組み合わせ等の幅広い電気的要素を有する種々の医療用電気システムによって、および剛体、ばねまたはねじれ体、水力学、医療用電気機器および/またはその実質的に任意の組み合わせ等の機械力または機械運動を付与する幅広い要素によって実施可能であることを認識するであろう。その結果、本明細書で使用される「医療用電気システム」は、変換器(例えば、アクチュエータ、モータ、圧電結晶、微小電気機械システム(MEMS)等)と動作可能に連結された電気回路、少なくとも1つの個別の電気回路を有する電気回路、少なくとも1つの集積回路を有する電気回路、少なくとも1つの特定用途向け集積回路を有する電気回路、コンピュータプログラムにより構成される汎用演算装置(例えば、本明細書に記載の処理および/または装置を少なくとも部分的に実行するコンピュータプログラムにより構成される汎用コンピュータ、または、本明細書に記載の処理および/または装置を少なくとも部分的に実行するコンピュータプログラムにより構成されるマイクロプロセッサ)を形成する電気回路、記憶装置(例えば、メモリ形態(例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ等))を形成する電気回路、通信装置(例えば、モデム、通信スイッチ、光学電気機器等)、および/または光学的アナログまたは他のアナログ(例えば、グラフェンベースの回路)等の任意の非電気的アナログを形成する電気回路を含むが、これらに限られない。当業者は、医療用電気システムの例として、さまざまな家電システム、医療機器、および、電動輸送システム、ファクトリーオートメーションシステム、セキュリティシステム、および/または通信/演算システム等の他のシステムが挙げられるが、これらに限られないことも理解するであろう。当業者は、本明細書で使用される医療用電気システムは、状況に反する場合を除いて、必ずしも電気的作動および機械的作動の両方を備えるシステムに限定されないことを認識するであろう。
一般的な意味において、当業者は、本明細書に記載の実施可能な種々の態様は、個別および/または一括で、幅広いハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、および/またはその任意の組み合わせにより、種々の「電気回路」からなると見なしてよいことを認識するであろう。その結果、本明細書で使用される「電気回路」は、少なくとも1つの個別の電気回路を有する電気回路、少なくとも1つの集積回路を有する電気回路、少なくとも1つの特定用途向け集積回路を有する電気回路、コンピュータプログラムにより構成される汎用演算装置(例えば、本明細書に記載の処理および/または装置を少なくとも部分的に実行するコンピュータプログラムにより構成される汎用コンピュータ、または、本明細書に記載の処理および/または装置を少なくとも部分的に実行するコンピュータプログラムにより構成されるマイクロプロセッサ)を形成する電気回路、記憶装置(例えば、メモリ形態(例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ等))を形成する電気回路、および/または通信装置(例えば、モデム、通信スイッチ、光学電気機器等)を形成する電気回路を含むが、これらに限られない。当業者は、本明細書に記載の発明は、アナログまたはデジタル方式、またはその組み合わせで実施してよいことを理解するであろう。
当業者は、本明細書に記載の装置および/または処理の少なくとも一部は、画像処理システムに組み込むことができることを認識するであろう。当業者は、代表的な画像処理システムは、通常、1つ以上のシステムユニット筐体、映像表示装置、揮発性または不揮発性メモリ等のメモリ、マイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ等のプロセッサ、オペレーティングシステム、ドライバ、アプリケーションプログラム等のコンピュータエンティティ、1つ以上の相互作用装置(例えば、タッチパッド、タッチスクリーン、アンテナ等)、フィードバックループおよび制御モータ(例えば、レンズ位置および/または速度を検出するためのフィードバック、所望のフォーカスにするためにレンズを移動または歪曲するための制御モータ)を含む制御システムを含むことを認識するであろう。画像処理システムは、デジタル静止システムおよび/またはデジタル動作システムに一般的に見られるような、適切な市販の要素を使用して実施してよい。
当業者は、本明細書に記載の装置および/または処理の少なくとも一部は、データ処理システムに組み込むことができることを認識するであろう。当業者は、代表的なデータ処理システムは、通常、1つ以上のシステムユニット筐体、映像表示装置、揮発性または不揮発性メモリ等のメモリ、マイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ等のプロセッサ、オペレーティングシステム、ドライバ、グラフィカルユーザインターフェース、アプリケーションプログラム等のコンピュータエンティティ、1つ以上の相互作用装置(例えば、タッチパッド、タッチスクリーン、アンテナ等)、および/またはフィードバックループおよび制御モータ(例えば、レンズ位置および/または速度を検出するためのフィードバック、要素および/または分量を移動および/または調整するための制御モータ)を含む制御システムを含むことを認識するであろう。データ処理システムは、データ演算/通信システムおよび/またはネットワーク演算/通信システムに一般的に見られるような、適切な市販の要素を使用して実施してよい。
本明細書に記載の発明は、異なる要素に含まれる、または異なる要素に接続された異なる他の要素を説明している場合がある。そのように記載された構造は単に事例であること、および実際は同じ機能を実現する他の構造が実施されてよいことが理解されるべきである。概念的な意味において、同じ機能を実現するための要素の任意の構成は、所望の機能が実現されるよう効果的に「関連付け」られる。したがって、特定の機能を実現するために本明細書で組み合わされる任意の二つの要素は、構造や媒介要素にかかわらず、所望の機能を実現するよう互いに「関連付けられる」と捉えることができる。同様に、そのように関連付けられる任意の二つの要素は、所望の機能を実現するために互いに「動作可能に接続された」または「動作可能に連結された」と捉えることができ、そのように関連付けが可能な二つの要素は、所望の機能を実現するために互いに「動作可能に連結可能である」と捉えることもできる。動作可能に連結可能な要素の具体例として、物理的に接合可能なおよび/または物理的に相互作用する要素、および/または無線で交信可能なおよび/または無線で交信する要素、および/または論理交信するおよび/または論理交信可能な要素が挙げられるが、これらに限られない。
本明細書で引用したすべての出版物、特許、および特許出願は、参照により本明細書に含まれる。上述の明細書は、一部の諸実施形態と関連して記載され、多くの詳細が説明目的で記載されている。しかしながら、本発明には実施形態を追加する余地があること、および、本明細書に記載の詳細の一部が、本発明の基本原理から逸脱することなく、大幅に変更可能であることは、当業者には明らかであろう。
本明細書には種々の態様および実施形態が開示されているが、当業者には他の態様および実施形態が明らかであろう。本明細書に開示された上記種々の態様および実施形態は、説明のために記載されたものであり、限定的なものではない。本発明の真の範囲および精神は、以下の請求項により示される。
諸実施形態を実施しうるシステム100の一例を示す図である。
諸実施形態を実施しうるシステム100の諸要素の例を示す図である。
諸実施形態を実施しうるシステム100の諸要素の例を示す図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器400の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器400の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器400の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器500の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器600の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器600の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器600の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器700の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器700の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器700の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器800の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器800の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器900の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器900の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうる吸入器900の一例の部分側面断面図である。
諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1000の一例を示す図である。
諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1100の一例を示す図である。
諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1200の一例を示す図である。
諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1300の一例を示す図である。
諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1400の一例を示す図である。
諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1500の一例を示す図である。
諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1600の一例を示す図である。
諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1700の一例を示す図である。
諸実施形態を実施しうるオペレーションフロー1800の一例を示す図である。