JP6830050B2 - 集合容器 - Google Patents

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本発明は、複数の容器を集合させた状態で使用される集合容器とその使用方法に関する。
従来から野菜や果物その他の生鮮品を運搬する際に用いられる発泡合成樹脂製容器に関するもの考案が知られている(下記特許文献1を参照)。特許文献1に記載された考案は、被収納物を予冷する際に強制予冷、差圧予冷および真空予冷のいずれの予冷工程にも使用可能な発泡合成樹脂製の生鮮品収納用気密容器に関するものである。
強制予冷および差圧予冷では、野菜、果物等の被収納物を容器内に収納し、開蓋した状態で冷蔵庫内に容器を積み上げる方法で行われる。また、真空予冷は、野菜、果物等を容器内に収納し、閉蓋した状態で気密室内に容器を積み上げる方法で行われる。
特許文献1に記載された生鮮品収納用気密容器は、発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体とからなる。また、容器本体は、少なくとも対向する側壁上端に通気開口用凹部が陥設され、少なくとも対向する側壁の下端角部に側壁四隅の角部が支柱として残され、容器本体を積み重ねた時の通気用開口を作成するための通気開口用案内部が凹設されている。また、蓋体の外周部下面に、容器本体の通気開口用凹部と嵌合して閉止しうる形状の嵌合片が設けられている。
さらに、容器本体の側壁上端縁と、側壁上端に当接する蓋体外周部下面とに、凸条と凹条または凸条と凸条による気密維持用の嵌合部が周設されている。この嵌合部には凸条または凹条の長さ方向に沿ってその表面に、一端は容器内部に、他端は容器外部に連通するように、凸条または凹条表面にその長さ方向と交叉する方向に向けて、開口部を有する通気路が設けられている。
特許文献1に記載された考案に係る生鮮品収納用気密容器は、前述の構成により、強制予冷および差圧予冷時に容器本体を積み重ねた場合には、容器本体の側壁上端に設けられた通気開口用凹部と側壁下端角部に設けた通気開口用案内部によって、冷気が容易に容器内部に導入され、効果的に予冷工程を行うことが可能となる。また、この容器を真空予冷に利用する場合には、閉蓋状態で容器本体と蓋体との接合部に設けられた通気路を介して容器内が減圧されるので、効果的に予冷される。
実公平07−028138号公報
前記従来の気密容器は、強制予冷および差圧予冷時に蓋体を取り外した状態で容器本体を積み重ねる。そのため、予冷工程の完了後に容器本体に蓋体を取り付ける必要があり、煩雑である。一方、この従来の気密容器を真空予冷に利用する場合には、閉蓋状態で容器本体と蓋体との接合部に設けられた通気路を介して容器内が減圧されるため、予冷工程の完了後に容器本体に蓋体を取り付ける必要はない。しかし、この従来の密閉容器は、容器本体と蓋体との接合部に通気路が設けられているため、密閉性に課題があり、保冷性が低下するおそれがある。
本発明は、従来よりも密閉性に優れ、蓋体を取り付けた状態で容器の外部の気体を容器の内部に取り込むことができる集合容器とその使用方法を提供する。
本発明の一態様は、複数の容器を集合させた集合状態で使用される集合容器であって、前記容器は、容器本体と、該容器本体の開口部を閉塞する蓋体とを有し、前記容器本体は、通気口と、該通気口を開口可能に閉鎖する閉鎖部とを備え、前記容器は、前記集合状態において隣接する他の前記容器の前記閉鎖部を該他の前記容器の内側に押し込んで該他の前記容器の前記通気口を開口させる凸部を備えることを特徴とする集合容器である。
上記集合容器は、たとえば、食品などの内容物を容器内部に収容し、適切な温度や湿度に調整されたコンテナや保管庫等に格納される。そのとき、容器内部に空気やガス(O、CO)などの気体が導入されるとともに、たとえば野菜や果物の熟成を促進する不要なガス(エチレンガス)などを排出し、コンテナや保管庫内の環境と同じ状態に保つ。その後、容器がコンテナや保管庫等から取り出された場合には、容器外部の環境から隔離して内容物を保管または輸送するために用いられる。容器に内容物を収容するには、容器本体の開口部を閉塞する蓋体を取り外した状態で、容器本体の開口部から容器本体の内部へ内容物を収容し、容器本体の開口部を蓋体によって閉塞する。
容器の内部に温度、湿度およびガスが調整された気体を取り込むには、複数の容器を集合させた集合状態にする。ここで、集合状態とは、複数の容器を集合させた状態であり、たとえば、二つ以上の容器を横方向に互いに隣接させた状態や、上下に積み重ねた状態や、縦方向、横方向、および高さ方向に三次元的に集積させた状態などを含む。
複数の容器を集合状態にすることで、互いに隣接する二つの容器に着目すると、一方の容器の容器本体の通気口を閉鎖する閉鎖部が、一方の容器に隣接する他方の容器が備える凸部によって一方の容器の内側に押し込まれ、一方の容器の通気口が開口される。これにより、容器は、容器本体の開口部を蓋体によって閉塞した状態で、容器外部の気体を容器本体に設けられた通気口から容器内部に取り込むことができる。
なお、容器本体の通気口は、容器本体の開口部から内容物を収容して開口部を蓋体によって閉鎖した後に開口させてもよいし、容器本体の開口部を蓋体によって閉塞する前に開口させてもよい。後者の場合は、たとえば、一方の容器の容器本体の開口部を開放した状態で、他方の容器と集合状態にして、一方の容器の通気口を閉鎖する閉鎖部を他方の容器の凸部によって一方の容器の内側に押し込み、一方の容器の通気口を開口させる。
この場合、内容物は、一方の容器の容器本体を他方の容器と集合状態にした後に一方の容器の容器本体に収容してもよいし、一方の容器の容器本体を他方の容器と集合状態にする前に一方の容器の容器本体に収容してもよい。いずれの場合も、一方の容器の容器本体が他方の容器と集合状態されて通気口が開口され、かつ容器本体の内部に内容物が集合された状態で、一方の容器の容器本体の開口部を蓋体によって閉塞する。
通気口を介した容器の内部への気体の取り込みが完了して、容器の内部を外部の環境から隔離された状態にするには、容器の集合状態を解除して、通気口を閉鎖部によって閉鎖する。具体的には、複数の容器を互いに離隔させて集合状態を解除すると、隣接する他の容器の凸部によって容器の内側に押し込まれていた閉鎖部が、通気口を開口可能に閉鎖する初期の位置に戻る。これにより、容器は、容器本体の開口部が蓋体によって閉塞され、かつ容器本体の通気口が閉鎖部によって閉鎖された状態になり、容器の内部が容器の外部の環境から隔離された状態になる。
したがって、上記態様の集合容器によれば、通気口が閉鎖部によって閉鎖されることで従来よりも密閉性を向上させることができ、しかも蓋体を取り付けた状態で容器の外部の気体を容器の内部に取り込むことができる。よって、容器の内部への気体の取り込み後に容器本体の開口部を蓋体によって閉塞する手間を省き、容器使用時の作業効率を著しく改善することができる。
上記態様の集合容器において、前記通気口は、前記容器本体の底壁に設けられ、前記凸部は、前記蓋体の上面に設けられ、二つの前記容器を上下に積み重ねたときに下の前記容器の前記凸部が上の前記容器の前記通気口に挿入される突出高さを有してもよい。
この場合、二つの容器を上下に積み重ねて集合状態にすると、下の容器の蓋体の上面に設けられた凸部が、上の容器の容器本体の底壁に設けられた通気口に挿入される。これにより、上の容器の容器本体の底壁に設けられた通気口を閉鎖する閉鎖部が、下の容器の蓋体の上面に設けられた凸部によって押し上げられて上の容器の内側へ押し込まれ、上の容器の通気口が開口される。
また、上の容器を持ち上げて下の容器から離隔させると、下の容器の蓋体の上面に設けられた凸部が、上の容器の容器本体の底壁に設けられた通気口から抜き取られ、上の容器の閉鎖部が重力の作用によって下降して上の容器の通気口を開口可能に閉鎖する初期の位置に戻る。これにより、上の容器は、容器本体の通気口が閉鎖部によって閉鎖され、容器の内部が容器の外部の環境から隔離される。
上記態様の集合容器において、前記凸部は、二つの前記容器を上下に積み重ねて下の前記容器の前記凸部が上の前記容器の前記通気口に挿入された状態で、前記通気口の開口縁との間に空隙を有してもよい。
この場合、二つの容器を上下に重ねて下の容器の蓋体の上面に設けられた凸部を上の容器の容器本体の底壁に設けられた通気口に挿入すると、上の容器の通気口の開口縁と下の容器の凸部との間に気体の通路となる空隙が形成される。したがって、上の容器の通気口の開口縁と下の容器の凸部との間の空隙を介して、容器の外部の気体を上の容器の内部に取り込むことができる。
上記態様の集合容器において、前記容器本体は、前記閉鎖部によって前記通気口が閉鎖された状態で、前記閉鎖部の周縁部を支持する支持部を有してもよい。
この場合、容器本体の支持部によって閉鎖部の周縁部を支持することができ、閉鎖部によって通気口が閉鎖された状態を安定して維持することができる。また、閉鎖部によって通気口が閉鎖された状態で、閉鎖部の周縁部と容器本体の支持部とが互いに接触することで、閉鎖部の周縁部と容器本体の支持部との間の気密性を向上させることができる。
上記態様の集合容器において、前記支持部は、前記容器本体の前記底壁の容器内側に凹状に設けられ、前記支持部によって前記閉鎖部の前記周縁部が支持された状態で、前記底壁の上面と前記閉鎖部の上面が面一になってもよい。
この場合、容器本体の底壁に設けられた通気口が閉鎖部によって閉鎖された状態で、容器本体の底壁の上面と閉鎖部の上面とが面一になり、両者の間に段差がなく連続的な面が形成される。これにより、容器の内部に内容物を収容しやすくすることができ、容器の内部の内容物が損傷するのを防止できる。また、容器への振動や衝撃で内容物により閉鎖部が押し上げられることを防止し、密閉性を確保できる。
上記態様の集合容器において、前記閉鎖部の前記周縁部は、前記閉鎖部の前記上面に沿う方向に突出するフランジ状に設けられ、前記支持部によって下方から支持されてもよい。
この場合、閉鎖部によって容器本体の通気口を閉鎖した状態で、フランジ状に設けられた閉鎖部の周縁部を容器本体の支持部によって支持し、閉鎖部の周縁部を除く部分を容器本体の通気口の内側に係合させることができる。これにより、容器本体の通気口を閉鎖した閉鎖部が、容器に加えられた振動や衝撃などによって通気口から外れることが防止される。したがって、閉鎖部によって容器本体の通気口が閉鎖された状態をより確実に維持することができる。
上記態様の集合容器において、前記支持部は、前記底壁の接地面に平行な支持面を有し、前記閉鎖部の周縁部は、前記支持面に当接して前記支持面によって支持される被支持面を有してもよい。
この場合、容器を水平な面の上に置くと、容器本体の底壁の接地面が水平になり、接地面に平行な支持部の支持面も水平になる。これにより、容器本体の支持部の支持面から、閉鎖部の周縁部の被支持面に対して、鉛直方向の垂直抗力を作用させることができる。これにより、閉鎖部の周縁部の被支持面を、容器本体の支持部の支持面によって下方からしっかりと支持し、たとえば、閉鎖部の周縁部が内容物の重さによって容器本体の支持部から外れて底抜けするのを防止できる。また、被支持面と支持面の接触時の面圧を増加させ、閉鎖部によって通気口を閉鎖したときの気密性を向上させることができる。
上記態様の集合容器において、前記支持部は、前記底壁の上面から下面へ向けて前記通気口に近づくように前記底壁の上面に対して傾斜する支持斜面を有し、前記閉鎖部の周縁部は、前記支持部の前記支持斜面に沿うように前記閉鎖部の上面に対して傾斜して前記支持斜面によって支持される被支持斜面を有してもよい。
この場合、二つの容器を上下に積み重ね、下の容器の凸部によって上の容器の閉鎖部を持ち上げて上の容器の通気口を開口させたときに、気体の通路となる閉鎖部と容器本体との間隙を、容器本体の底面のより広い範囲に形成することができる。これにより、上の容器の閉鎖部と容器本体との間の間隙を介して、容器外部の気体を容器内部へ取り込みやすくすることができる。
上記態様の集合容器において、前記蓋体は、前記上面に前記凸部から前記蓋体の外縁まで連続する通気溝を有し、二つの前記容器を上下に積み重ねたときに下の前記容器の前記通気溝が上の前記容器の前記通気口に連通してもよい。
この場合、二つの容器を上下に積み重ね、下の容器の凸部によって上の容器の閉鎖部を持ち上げて上の容器の通気口を開口させたときに、下の容器の蓋体の上面に設けられ凸部から蓋体の外縁まで連続する通気溝が上の容器の通気口に連通する。これにより、下の容器の蓋体の通気溝と上の容器の通気口を介して、容器の外部の気体を上の容器の内部に取り込むことができる。
上記態様の集合容器において、前記容器本体は、前記底壁の下面に前記通気口から該下面の外縁まで連続する通気溝を有してもよい。
この場合、二つの容器を上下に積み重ね、下の容器の凸部によって上の容器の閉鎖部を持ち上げて上の容器の通気口を開口させたときに、上の容器において、容器本体の底壁の下面に設けられた通気溝と通気口を介して容器の内部に気体を取り込むことができる。より詳細には、二つの容器を上下に積み重ねても、上の容器において容器本体の底壁の下面に設けられた通気溝がその底壁の下面の外縁まで連続して容器の側面に開口を形成することで、容器の外部の気体が通気溝を介して通気口に導入される。
上記態様の集合容器において、前記容器は、前記容器本体の前記底壁の上に配置される仕切部材を備え、前記仕切部材は、内容物が載置される平板状の載置部を備え、前記容器本体の前記底壁または前記仕切部材に、前記閉鎖部が押し込まれたときに前記通気口が開口される高さとなる位置、かつ前記閉鎖部の外側の位置に、突状支持部が形成されていてもよい。
この場合、容器の内容物が容器本体の底壁よりも上方で仕切部材の載置部によって支持され、容器本体の底壁に設けられた通気口を閉鎖する閉鎖部と、仕切部材の載置部との間に、空間が形成される。これにより、二つの容器を上下に積み重ね、下の容器の凸部によって上の容器の閉鎖部を持ち上げるときに、内容物から閉鎖部に荷重が作用せず、通気口を容易に開口させることができる。また、仕切部材の突状支持部によって、閉鎖部の上下方向の移動を案内し、閉鎖部の位置ずれを防止して通気口の開閉をより確実に行うことができる。
上記態様の集合容器において、前記通気口は、前記容器本体の側壁に設けられ、前記凸部は、前記容器本体の前記側壁の外面に設けられ、二つの前記容器を横方向に隣接させたときに一方の前記容器の前記凸部が他方の前記容器の前記通気口に挿入される突出高さを有してもよい。
この場合、二つの容器を、たとえば前後または左右などの横方向に隣接させて集合状態にすると、一方の容器の容器本体の側壁に設けられた通気口に、他方の容器の側壁の外面に設けられた凸部が挿入される。これにより、一方の容器の容器本体の側壁に設けられた通気口を閉鎖する閉鎖部が、他方の容器の側壁の外面に設けられた凸部によって一方の容器の内側へ押し込まれ、一方の容器の通気口が開口される。
また、一方の容器と他方の容器を離隔させると、他方の容器の側壁の外面に設けられた凸部が、一方の容器の容器本体の側壁に設けられた通気口から抜き取られ、一方の容器の閉鎖部が、重力や弾性力などの作用によって一方の容器の通気口を開口可能に閉鎖する初期の位置に戻る。これにより、一方の容器は、容器本体の通気口が閉鎖部によって閉鎖され、容器の内部が容器の外部の環境から隔離される。
上記態様の集合容器において、前記閉鎖部は、前記集合状態において隣接する他の前記容器の前記凸部によって押し込まれた状態で、前記容器の内部と前記通気口を連通させる切欠部を有してもよい。
この場合、一方の容器の容器本体の通気口を閉鎖する閉鎖部が、他方の容器が備える凸部によって一方の容器の内側に押し込まれたときに、閉鎖部の周縁部と容器本体との間に間隙がなくても、閉鎖部の切欠部を介して通気口から容器の内部へ気体を導入することができる。
上記態様の集合容器において、前記容器本体は、前記閉鎖部を案内するガイド部を備えてもよい。
この場合、通気口を開閉する閉鎖部の開閉動作をガイド部によって案内し、閉鎖部の位置ずれを防止して通気口の開閉をより確実に行うことができる。
上記態様の集合容器において、前記容器は、複数の前記通気口と、複数の前記凸部を有してもよい。この場合、複数の通気口と複数の凸部によって、容器に気体の複数の流出入経路を確保し、容器の内部と外部との間の気体の流通を促進することができる。
上記態様の集合容器において、前記容器本体は、該容器本体の底壁の下面の外周部の内側に該外周部よりも下方に突出する凸状の段部を有し、前記蓋体は、該蓋体の上面に前記段部の形状に対応する凹状の係合部を有し、二つの前記容器を上下に積み重ねたときに下の前記容器の前記係合部に上の前記容器の前記段部が係合してもよい。
この場合、二つの容器を上下に積み重ねたときに下の容器の前記係合部に上の容器の段部が係合させることで、複数の容器を安定して積み上げることができる。さらに、下の容器の凸部と上の容器の通気口との位置合わせを行うことができ、複数の容器を集合させたときに、通気口をより確実に開口させることができる。
本発明の別の一態様は、上記いずれかの集合容器の使用方法であって、複数の前記容器の前記容器本体に内容物を収容して前記開口部を前記蓋体によって閉鎖する収容工程と、前記内容物が収容された複数の前記容器を管理環境の下で前記集合状態とし、互いに隣接する一方の前記容器の前記凸部によって他方の前記容器の前記閉鎖部を該他方の前記容器の内側に押し込んで該他方の前記容器の前記通気口を開口させる通気工程と、複数の前記容器の前記集合状態を解除することで前記通気口を前記閉鎖部によって閉鎖する閉鎖工程と、を有することを特徴とする集合容器の使用方法である。
上記態様の集合容器の使用方法によれば、収容工程において容器本体に内容物を収容して開口部を蓋体によって閉鎖した後に、通気工程において容器の蓋体を取り外すことなく、通気口を介して容器の内部に容器の外部の気体を導入することができる。さらに、閉鎖工程において、複数の容器を互いに離隔させて集合状態を解除することで、閉鎖部によって通気口を閉鎖して容器の内部の空間を容器の外部の環境から隔離することができる。
本発明の上記態様によれば、従来よりも密閉性に優れ、蓋体を取り付けた状態で容器の外部の気体を容器の内部に取り込むことができる集合容器とその使用方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る集合容器の上面側から見た分解斜視図。 図2は、図1に示す集合容器の下面側から見た分解斜視図。 図1および図2に示す集合容器を上下に二つ積み重ねた状態を示す斜視図。 図3に示す上の容器の容器本体と下の容器の蓋体の断面図。 図3に示す上の容器の容器本体と下の容器の蓋体の断面図。 本発明の実施形態2に係る集合容器の集合状態を示す断面図。 図5Aに示す集合容器の底面図。 本発明の実施形態3に係る集合容器の閉鎖部を示す底面図。 本発明の実施形態3に係る集合容器の集合状態を示す拡大断面図。 本発明の実施形態4に係る集合容器の集合状態を示す拡大断面図。 本発明の実施形態5に係る集合容器の集合状態を示す断面図。 本発明の実施形態6に係る集合容器の断面図。 本発明の実施形態7に係る集合容器の集合状態を示す斜視図。 本発明の実施形態8に係る集合容器の集合状態を示す断面図。 本発明の実施形態9に係る集合容器の使用方法の各工程を示すフロー図。
以下、図面を参照して本発明に係る集合容器とその使用方法の実施の形態を説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る容器100の上面側から見た分解斜視図である。図2は、図1に示す容器100の下面側から見た分解斜視図である。
本実施形態の容器100は、複数の容器100を集合させた集合状態で使用される集合容器である。この容器100は、次の構成を最大の特徴としている。容器100は、容器本体10と、この容器本体10の開口部10aを閉塞する蓋体20とを備える。容器本体10は、通気口30と、この通気口30を開口可能に閉鎖する閉鎖部40とを備える。容器100は、集合状態において隣接する他の容器100の閉鎖部40をその容器100の内側に押し込んでその容器100の通気口30を開口させる凸部50を備えている。以下、本実施形態の容器100について、詳細に説明する。
本実施形態の容器100は、たとえば、青果やその他の食品などの内容物を収容して保管または輸送する用途に用いられ、強制予冷、差圧予冷、および真空予冷のいずれの予冷工程にも使用可能である。また、本実施形態の容器100は、たとえば、コンテナや冷凍車に収容されて温度や湿度が調整された空気等の気体が容器100の内部に導入されるとともに不要なガス等の気体が容器100内部から排出され、容器100を搬出するときに容器100の内部を容器100の外部の環境から隔離するような用途に使用することができる。
容器本体10、蓋体20および閉鎖部40を含む容器100の素材としては、たとえば、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、エチレン−スチレン共重合体、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂発泡体、または、非発泡の合成樹脂等を用いることができる。
本実施形態において、容器100は、おおむね直方体形状の矩形箱形の形状を有している。すなわち、容器本体10は、矩形板状の底壁11と、底壁11の前後左右の四辺からそれぞれ垂直に立ち上がる矩形板状の側壁12と、側壁12の上端部の内側に開口する矩形の開口部10aとを有している。また、蓋体20は、容器本体10の開口部10aの形状に対応する矩形板状に形成されている。なお、容器100の形状は矩形箱形に限定されず、たとえば、円筒状、楕円筒状、多角形筒状、その他の多面体形状など、任意の形状を採用することができる。
図3は、図1および図2に示す容器100を上下に二つ積み重ねた状態を示す斜視図である。図4Aは、図3に示す上の容器100を下の容器100に積み重ねる直前の上の容器100の容器本体10と下の容器100の蓋体20の断面図である。図4Bは、図3に示す上の容器100を下の容器100に積み重ねた後の上の容器100の容器本体10と下の容器100の蓋体20の断面図である。
本実施形態の容器100の通気口30は、容器本体10の底壁11に設けられている。また、本実施形態において、集合状態で他の容器100の閉鎖部40をその容器100の内部に押し込んでその容器100の通気口30を開口させる凸部50は、容器100の蓋体20の上面に設けられている。凸部50は、図3に示すように、二つの容器100を上下に積み重ねたときに、図4Bに示すように、下の容器100の凸部50が上の容器100の通気口30に挿入される突出高さHを有している。
また、凸部50は、たとえば、図3に示すように二つの容器100を上下に積み重ねて、図4Bに示すように下の容器100の凸部50が上の容器100の通気口30に挿入された状態で、通気口30の開口縁との間に空隙Gを有するように設けられている。より詳細には、凸部50の平面寸法が通気口30の開口縁の平面寸法よりも小さくされ、下の容器100の凸部50が上の容器100の通気口30に挿入された状態で、凸部50の上面の外縁が通気口30の開口縁の内側に配置されるように、通気口30および凸部50の位置、寸法および形状が決められている。
これにより、下の容器100の凸部50が上の容器100の通気口30に挿入された状態で、上の容器100の容器本体10の底壁11に垂直な方向から見て、たとえば、通気口30の開口縁の全周にわたって、凸部50と通気口30の開口縁との間に一様な幅の空隙Gが形成される。また、本実施形態において、蓋体20は、その上面に凸部50から蓋体20の外縁まで連続する通気溝21を有している。これにより、図3に示すように二つの容器100を上下に積み重ねたときに、下の容器100の通気溝21が上の容器100の通気口30に連通するようになっている。
また、図2、図4Aおよび図4Bに示す例において、容器本体10は、その底壁11の下面の外周部の内側に、その外周部よりも下方に突出する凸状の段部13を有している。また、蓋体20は、その下面の周縁部の内側に、容器本体10の開口部に係合する凸状の段差係合部23を有している。また、図1、図4Aおよび図4Bに示す例において、蓋体20は、その上面に、段部13の形状に対応する凹状の係合部22を有し、二つの容器100を上下に積み重ねたときに下の容器100の係合部22に上の容器100の段部13が係合するようになっている。
容器本体10は、閉鎖部40によって通気口30が閉鎖された状態で、閉鎖部40の周縁部40aを支持する支持部14を有している。図1、図4Aおよび図4Bに示す例において、支持部14は、容器本体10の底壁11の容器100内側に凹状に設けられ、支持部14によって閉鎖部40の周縁部40aが支持された状態で、底壁11の上面と閉鎖部40の上面が面一になっている。また、本実施形態において、閉鎖部40の周縁部40aは、閉鎖部40の上面に沿う方向に突出するフランジ状に設けられ、支持部14によって下方から支持されている。
また、本実施形態において、支持部14は、底壁11の接地面11aに平行な支持面14aを有し、閉鎖部40の周縁部40aは、支持面14aに当接して支持面14aによって支持される被支持面40bを有している。また、本実施形態において、支持部14は、底壁11の上面から下面へ向けて通気口30に近づくように底壁11の上面に対して傾斜する支持斜面14cを有している。また、閉鎖部40の周縁部40aは、支持部14の支持斜面14cに沿うように閉鎖部40の上面に対して傾斜して支持斜面14cによって支持される被支持斜面40cを有している。
以下、本実施形態の容器100の作用について説明する。
前述のように、本実施形態の容器100は、複数の容器100を集合させた集合状態で使用される集合容器である。容器100は、前述のように、たとえば食品などの内容物を容器100の内部に収容するとともに、容器100の内部に温度や湿度が調整された空気やガスなどの気体を導入し、その後、容器100の内部を容器100の外部の環境から隔離して内容物を保管または輸送するために用いられる。容器100に内容物を収容するには、容器本体10の開口部10aを閉塞する蓋体20を取り外した状態で、容器本体10の開口部10aから容器本体10の内部へ内容物を収容し、容器本体10の開口部10aを蓋体20によって閉塞する。
容器100の内部に調整された気体を取り込むには、複数の容器100を集合させた集合状態にする。具体的には、図3に示すように、複数の容器100を上下に重ねた集合状態にする。複数の容器100を集合状態にすることで、図4Bに示すように、上の容器100の容器本体10の通気口30を閉鎖する閉鎖部40が、下の容器100が備える凸部50によって上の容器100の内側に押し込まれ、上の容器100の通気口30が開口される。
これにより、上の容器100は、容器本体10の開口部10aを蓋体20によって閉塞した状態で、容器100外部の気体を容器本体10に設けられた通気口30から容器100内部に取り込むことができる。なお、最下段の容器100の下に、蓋体20を配置するか、または蓋体20と同様の凸部50を有するパレットを配置すれば、最下段の容器100の通気口30を上の容器100と同様に開口させ、蓋体20を取り外すことなく容器100外部の気体を容器100内部に取り込むことができる。
なお、容器本体10の通気口30は、容器本体10の開口部10aから内容物を収容して開口部10aを蓋体20によって閉鎖した後に開口させてもよいし、容器本体10の開口部10aを蓋体20によって閉塞する前に開口させてもよい。後者の場合は、たとえば、上の容器100の容器本体10の開口部10aを開放した状態で、下の容器100と集合状態にして、上の容器100の通気口30を閉鎖する閉鎖部40を下の容器100の凸部50によって上の容器100の内側に押し込み、上の容器100の通気口30を開口させる。
この場合、内容物は、上の容器100の容器本体10を下の容器100と集合状態にした後に上の容器100の容器本体10に収容してもよいし、上の容器100の容器本体10を下の容器100と集合状態にする前に上の容器100の容器本体10に収容してもよい。いずれの場合も、上の容器100の容器本体10が下の容器100と集合状態されて通気口30が開口され、かつ容器本体10の内部に内容物が集合された状態で、上の容器100の容器本体10の開口部10aを蓋体20によって閉塞する。
通気口30を介した容器100の内部への気体の取り込みが完了し、容器100の内部を外部の環境から隔離された状態にするには、容器100の集合状態を解除して、通気口30を閉鎖部40によって閉鎖する。具体的には、複数の容器100を互いに離隔させて集合状態を解除すると、隣接する他の容器100の凸部50によって容器100の内側に押し込まれていた閉鎖部40が、通気口30を開口可能に閉鎖する初期の位置に戻る。これにより、容器100は、容器本体10の開口部10aが蓋体20によって閉塞され、かつ容器本体10の通気口30が閉鎖部40によって閉鎖された状態になり、容器100の内部が容器100の外部の環境から隔離された状態になる。
したがって、本実施形態の容器100によれば、通気口30が閉鎖部40によって閉鎖されることで従来よりも密閉性を向上させることができ、しかも蓋体20を取り付けた状態で容器100の外部の気体を容器100の内部に取り込むことができる。よって、容器100の内部への気体の取り込み後に容器本体10の開口部10aを蓋体20によって閉塞する手間を省き、容器100使用時の作業効率を著しく改善することができる。
また、本実施形態の容器100は、前述のように、容器本体10の底壁11に通気口30が設けられ、蓋体20の上面に凸部50が設けられ、二つの容器100を上下に積み重ねたときに下の容器100の凸部50が上の容器100の通気口30に挿入される突出高さHを有している。
そのため、二つの容器100を上下に積み重ねて集合状態にすると、下の容器100の蓋体20の上面に設けられた凸部50が、上の容器100の容器本体10の底壁11に設けられた通気口30に挿入される。これにより、上の容器100の容器本体10の底壁11に設けられた通気口30を閉鎖する閉鎖部40が、下の容器100の蓋体20の上面に設けられた凸部50によって押し上げられて上の容器100の内側へ押し込まれ、上の容器100の通気口30が開口される。
また、上の容器100を持ち上げて下の容器100から離隔させると、下の容器100の蓋体20の上面に設けられた凸部50が、上の容器100の容器本体10の底壁11に設けられた通気口30から抜き取られ、上の容器100の閉鎖部40が重力の作用によって下降して上の容器100の通気口30を開口可能に閉鎖する初期の位置に戻る。これにより、上の容器100は、容器本体10の通気口30が閉鎖部40によって閉鎖され、容器100の内部が容器100の外部の環境から隔離される。
また、本実施形態の容器100は、前述のように、二つの容器100を上下に積み重ねて下の容器100の凸部50が上の容器100の通気口30に挿入された状態で、通気口30の開口縁と凸部50との間に空隙Gを有している。
そのため、二つの容器100を上下に重ねて下の容器100の蓋体20の上面に設けられた凸部50を上の容器100の容器本体10の底壁11に設けられた通気口30に挿入すると、上の容器100の通気口30の開口縁と下の容器100の凸部50との間に気体の通路となる空隙Gが形成される。したがって、上の容器100の通気口30の開口縁と下の容器100の凸部50との間の空隙Gを介して、上の容器100の外部の気体を上の容器100の内部に取り込むことができる。
また、本実施形態の容器100において、容器本体10は、前述のように閉鎖部40によって通気口30が閉鎖された状態で閉鎖部40の周縁部40aを支持する支持部14を有している。
これにより、容器本体10の支持部14によって閉鎖部40の周縁部40aを支持することができ、閉鎖部40によって通気口30が閉鎖された状態を安定して維持することができる。また、閉鎖部40によって通気口30が閉鎖された状態で、閉鎖部40の周縁部40aと容器本体10の支持部14とが互いに接触することで、閉鎖部40の周縁部40aと容器本体10の支持部14との間の気密性を向上させることができる。
また、本実施形態の容器100において、支持部14は、前述のように容器本体10の底壁11の容器100内側に凹状に設けられ、支持部14によって閉鎖部40の周縁部40aが支持された状態で、底壁11の上面と閉鎖部40の上面が面一になっている。
そのため、容器本体10の底壁11に設けられた通気口30が閉鎖部40によって閉鎖された状態で、容器本体10の底壁11の上面と閉鎖部40の上面とが面一になり、両者の間に段差がなく連続的な面が形成される。これにより、容器100の内部に内容物を収容しやすくすることができ、容器100の内部の内容物が損傷するのを防止できる。また、容器100への振動や衝撃で内容物により閉鎖部40が押し上げられることを防止し、密閉性を確保できる。さらに、閉鎖部40の周縁部40aと容器本体10との接触面積を増加させ、閉鎖部40によって通気口30を閉鎖したときの気密性を向上させることができる。
また、本実施形態の容器100において、閉鎖部40の周縁部40aは、前述のように、閉鎖部40の上面に沿う方向に突出するフランジ状に設けられ、支持部14によって下方から支持されている。
これにより、閉鎖部40によって容器本体10の通気口30を閉鎖した状態で、フランジ状に設けられた閉鎖部40の周縁部40aを容器本体10の支持部14によって支持し、閉鎖部40の周縁部40aを除く部分を容器本体10の通気口30の内側に係合させることができる。これにより、容器本体10の通気口30を閉鎖した閉鎖部40が、容器100に加えられた振動や衝撃などによって通気口30から外れることが防止される。したがって、閉鎖部40によって容器本体10の通気口30が閉鎖された状態をより確実に維持することができる。
また、本実施形態の容器100において、容器本体10の支持部14は、前述のように、底壁11の接地面11aに平行な支持面14aを有している。また、閉鎖部40の周縁部40aは、支持面14aに当接して支持面14aによって支持される被支持面40bを有している。
そのため、容器100を水平な面の上に置くと、容器本体10の底壁11の接地面11aが水平になり、接地面11aに平行な支持部14の支持面14aも水平になる。これにより、容器本体10の支持部14の支持面14aから、閉鎖部40の周縁部40aの被支持面40bに対して、鉛直方向の垂直抗力を作用させることができる。これにより、閉鎖部40の周縁部40aの被支持面40bを、容器本体10の支持部14の支持面14aによって下方からしっかりと支持し、たとえば、閉鎖部40の周縁部40aが内容物の重さによって容器本体10の支持部14から外れて底抜けするのを防止できる。また、被支持面40bと支持面14aの接触時の面圧を増加させ、閉鎖部40によって通気口30を閉鎖したときの気密性を向上させることができる。
また、本実施形態の容器100において、容器本体10の支持部14は、前述のように、容器本体10の底壁11の上面から下面へ向けて通気口30に近づくように、底壁11の上面に対して傾斜する支持斜面14cを有している。また、閉鎖部40の周縁部40aは、容器本体10の支持部14の支持斜面14cに沿うように閉鎖部40の上面に対して傾斜して支持斜面14cによって支持される被支持斜面40cを有している。
そのため、二つの容器100を上下に積み重ね、下の容器100の凸部50によって上の容器100の閉鎖部40を持ち上げて上の容器100の通気口30を開口させたときに、気体の通路となる閉鎖部40と容器本体10との間隙を、容器本体10の底面のより広い範囲に形成することができる。これにより、上の容器100の閉鎖部40と容器本体10との間の間隙を介して、容器100外部の気体を容器100内部へ取り込みやすくすることができる。また、閉鎖部40を持ち上げる高さを抑えることができ、それにより凸部50の高さを低減できるので、集合容器としての容器100が嵩張ることを防止できる。
また、本実施形態の容器100において、蓋体20は、前述のように、蓋体20の上面に凸部50から蓋体20の外縁まで連続する通気溝21を有し、二つの容器100を上下に積み重ねたときに下の容器100の通気溝21が上の容器100の通気口30に連通するようになっている。
そのため、二つの容器100を上下に積み重ね、下の容器100の凸部50によって上の容器100の閉鎖部40を持ち上げて上の容器100の通気口30を開口させたときに、下の容器100の蓋体20の上面に設けられ凸部50から蓋体20の外縁まで連続する通気溝21が上の容器100の通気口30に連通する。これにより、下の容器100の蓋体20の通気溝21と上の容器100の通気口30を介して、容器100の外部の気体を上の容器100の内部に取り込むことができる。
また、本実施形態の容器100において、容器本体10は、前述のように、底壁11の下面の外周部の内側に、外周部よりも下方に突出する凸状の段部13を有している。また、蓋体20は、その上面に容器本体10の段部13の形状に対応する凹状の係合部22を有している。この容器本体10の段部13と蓋体20の係合部22は、二つの容器100を上下に積み重ねたときに、下の容器100の蓋体20の係合部22に上の容器100の容器本体10の段部13が係合するようになっている。
これにより、二つの容器100を上下に積み重ねたときに下の容器100の係合部22に上の容器100の段部13が係合させることで、複数の容器100を安定して積み上げることができる。さらに、下の容器100の凸部50と上の容器100の通気口30との位置合わせを行うことができ、複数の容器100を集合させたときに、通気口30をより確実に開口させることができる。
以上説明したように、本実施形態の容器100によれば、従来よりも密閉性に優れ、蓋体20を取り付けた状態で容器100の外部の気体を容器100の内部に取り込むことができる集合容器を提供することができる。
[実施形態2]
図5Aは、本発明の実施形態2に係る容器100Aの集合状態を示す断面図である。図5Bは、図5Aに示す容器100Aの底面図である。
本実施形態の容器100Aは、容器本体10Aの支持部14が支持斜面14cを有しない点、および閉鎖部40Aの周縁部40aが被支持斜面40cを有しない点で、前述の実施形態1に係る容器100と異なっている。また、本実施形態の容器100Aは、蓋体20Aが通気溝21を有しておらず、容器本体10Aが通気溝15を有している点、容器本体10Aが段部13を有しない点、および蓋体20Aが係合部22を有しない点で、前述の実施形態1に係る容器100と異なっている。本実施形態の容器100Aのその他の構成は、前述の実施形態1に係る容器100と同様であるので、同様の部分には、同様の符号を付して、説明を適宜省略する。
本実施形態の容器100Aにおいて、容器本体10Aは、底壁11の下面に、通気口30Aから底壁11の下面の外縁まで連続する通気溝15を有している。通気溝15は、図5Aに示すように容器本体10Aの底壁11の下面に凹状に設けられ、図5Bに示すように底壁11の中央部に設けられた通気口30Aから、底壁11の下面の外縁に直交する方向に延在している。
これにより、図5Aに示すように、二つの容器100Aを上下に積み重ね、下の容器100Aの凸部50Aによって、上の容器100Aの閉鎖部40Aを持ち上げて上の容器100Aの通気口30Aを開口させたときに、上の容器100Aにおいて、容器本体10Aの底壁11の下面に設けられた通気溝15と通気口30Aを介して容器100Aの内部に気体を取り込むことができる。
より詳細には、二つの容器100Aを上下に積み重ねても、上の容器100Aにおいて容器本体10Aの底壁11の下面に設けられた通気溝15がその底壁11の下面の外縁まで連続して容器100Aの容器本体10Aの側壁12の外表面に開口を形成することで、容器100Aの外部の気体が通気溝15を介して通気口30Aに導入される。
したがって、本実施形態の容器100Aによれば、実施形態1に係る容器100と同様に、従来よりも密閉性に優れ、蓋体20Aを取り付けた状態で容器100Aの外部の気体を容器100Aの内部に取り込むことができる集合容器を提供することができる。
[実施形態3]
図6Aは、本発明の実施形態3に係る容器100Bの閉鎖部40Bを示す底面図である。図6Bは、本発明の実施形態3に係る容器100Bの集合状態を示す拡大断面図である。
本実施形態に係る容器100Bは、閉鎖部40Bの構成が前述の実施形態2に係る容器100Aと異なっている。本実施形態の容器100Bのその他の構成は、前述の実施形態2に係る容器100Aと同様であるので、同様の部分には、同様の符号を付して、説明を適宜省略する。
本実施形態の容器100Bの閉鎖部40Bは、図6Bに示す集合状態において、下の容器100Bの凸部50Bによって押し込まれた状態で、容器100Bの内部と通気口30Bを連通させる切欠部41を有している。切欠部41は、図6Aに示すように、閉鎖部40Bの底面に垂直な方向から見て、おおむね矩形の閉鎖部40Bの周縁部40aの四隅を除く部分に、閉鎖部40Bの中央部へ向けて凹状に設けられている。
この場合、図6Bに示すように、上の容器100Bの容器本体10Bの通気口30Bを閉鎖する閉鎖部40Bが、下の容器100Bが備える凸部50Bによって上の容器100Bの内側に押し込まれたときに、閉鎖部40Bの周縁部40aの四隅と容器本体10Bとの間に間隙がなくても、閉鎖部40Bの切欠部41を介して通気口30Bから容器100Bの内部へ気体を導入することができる。
したがって、本実施形態の容器100Bによれば、実施形態1に係る容器100と同様に、従来よりも密閉性に優れ、蓋体20Bを取り付けた状態で容器100Bの外部の気体を容器100Bの内部に取り込むことができる集合容器を提供することができる。
[実施形態4]
図7は、本発明の実施形態4に係る容器100Cの集合状態を示す拡大断面図である。
本実施形態に係る容器100Cは、容器本体10Cの支持部14と、閉鎖部40Cの構成が前述の実施形態2に係る容器100Aと異なっている。本実施形態の容器100Cのその他の構成は、前述の実施形態2に係る容器100Aと同様であるので、同様の部分には、同様の符号を付して、説明を適宜省略する。
本実施形態に係る容器100Cにおいて、容器本体10Cの支持部14は、前述の実施形態1に係る容器100と同様に、容器本体10Cの底壁11の上面から下面へ向けて通気口30Cに近づくように容器本体10Cの底壁11の上面に対して傾斜する支持斜面14cを有している。また、閉鎖部40Cの周縁部40aは、容器本体10Cの支持部14の支持斜面14cに沿うように閉鎖部40Cの上面に対して傾斜して支持斜面14cによって支持される被支持斜面40cを有している。
これにより、前述の実施形態1に係る容器100と同様に、二つの容器100Cを上下に積み重ね、下の容器100Cの凸部50Cによって上の容器100Cの閉鎖部40Cを持ち上げて上の容器100Cの通気口30Cを開口させたときに、気体の通路となる閉鎖部40Cと容器本体10Cとの間隙を、容器本体10Cの底壁11の上面のより広い範囲に形成することができる。これにより、上の容器100Cの閉鎖部40Cと容器本体10Cとの間の間隙を介して、容器100Cの外部の気体を容器100Cの内部へ取り込みやすくすることができる。
したがって、本実施形態の容器100Cによれば、実施形態1に係る容器100と同様に、従来よりも密閉性に優れ、蓋体を取り付けた状態で容器100Cの外部の気体を容器100Cの内部に取り込むことができる集合容器を提供することができる。
[実施形態5]
図8は、本発明の実施形態5に係る容器100Dの集合状態を示す断面図である。
本実施形態に係る容器100Dは、仕切部材60を備える点で、前述の実施形態2に係る容器100Aと異なっている。本実施形態の容器100Dのその他の構成は、前述の実施形態2に係る容器100Aと同様であるので、同様の部分には、同様の符号を付して、説明を適宜省略する。
本実施形態に係る容器100Dは、容器本体10Dの底壁11の上に配置される仕切部材60を備えている。仕切部材60は、内容物が載置される平板状の載置部61と、この載置部61から容器本体10Dの底壁11に向けて突出する突状支持部としての複数の脚部62とを備えている。閉鎖部40Dは、仕切部材60の複数の脚部62の内側に配置されている。突状支持部としての脚部62は、閉鎖部40Dが容器100Dの内側に押し込まれたときに通気口30Dが開口される高さとなる位置、かつ閉鎖部40Dの外側の位置に、容器100の底壁11に形成されている。
これにより、容器100Dの内容物が容器本体10Dの底壁11よりも上方で仕切部材60の載置部61によって支持され、容器本体10Dの底壁11に設けられた通気口30Dを閉鎖する閉鎖部40Dと、仕切部材60の載置部61との間に、空間が形成される。これにより、二つの容器100Dを上下に積み重ね、下の容器100Dの凸部50Dによって上の容器100Dの閉鎖部40Dを持ち上げるときに、内容物から閉鎖部40Dに荷重が作用せず、通気口30Dを容易に開口させることができる。
また、仕切部材60の脚部62によって、閉鎖部40Dの上下方向の移動を案内し、閉鎖部40Dの位置ずれを防止して通気口30Dの開閉をより確実に行うことができる。したがって、本実施形態の容器100Dによれば、実施形態1に係る容器100と同様に、従来よりも密閉性に優れ、蓋体20Dを取り付けた状態で容器100Dの外部の気体を容器100Dの内部に取り込むことができる集合容器を提供することができる。もちろん、仕切部材60に脚部62を備えず、容器本体の底壁11に突状支持部を設け、仕切部材60を支持してもよい。
[実施形態6]
図9は、本発明の実施形態6に係る容器100Eの断面図である。
本実施形態に係る容器100Eは、仕切部材60Eを備え、容器本体10Eがガイド部70を有している点で、前述の実施形態2に係る容器100Aと異なっている。本実施形態の容器100Eのその他の構成は、前述の実施形態2に係る容器100Aと同様であるので、同様の部分には、同様の符号を付して、説明を適宜省略する。
本実施形態に係る容器100Eは、前述の実施形態5の容器100Dと同様に、内容物が載置される平板状の載置部61を有する仕切部材60Eを備えている。なお、本実施形態の仕切部材60Eは、実施形態5の仕切部材60と異なり、脚部62を有しない。仕切部材60Eの載置部61は、気体を通過させる貫通孔を有してもよい。または、通気性のよい網目の構成を有する板状体を用いてもよい。
また、本実施形態に係る容器100Eにおいて、容器本体10Eは、閉鎖部40Eを案内するガイド部70を備えている。ガイド部70は、通気口30Eを囲むように、容器本体10Eの底壁11の内表面から上方に向けて立設されている。ガイド部70は、通気口30Eの開口縁に沿って連続する枠状に設けられていてもよく、通気口30Eの開口縁に沿って間隔をあけて柱状または凸状に設けられていてもよい。また、ガイド部70は、仕切部材60Eを支持する脚部すなわち突状支持部としても機能している。また、ガイド部70として、閉鎖部40Eの一部に凹部を設け、凹部に対応する位置の容器100Eの支持部14に凸部を設けて凸部と凹部が嵌り込むことで閉鎖部40Eの動きを規制することができる。もちろん、閉鎖部40Eに凸部、支持部14に凹部が設けられてもよい。
本実施形態に係る容器100Eによれば、通気口30Eを開閉する閉鎖部40Eの開閉動作をガイド部70によって案内し、閉鎖部40Eの位置ずれを防止して通気口30Eの開閉をより確実に行うことができる。したがって、本実施形態の容器100Eによれば、実施形態1に係る容器100と同様に、従来よりも密閉性に優れ、蓋体20Eを取り付けた状態で容器100Eの外部の気体を容器100Eの内部に取り込むことができる集合容器を提供することができる。
[実施形態7]
図10は、本発明の実施形態7に係る容器100Fの集合状態を示す斜視図である。
本実施形態に係る容器100Fは、主に、図示を省略する複数の通気口と、複数の凸部50Fを有している点で、前述の実施形態1に係る容器100と異なっている。本実施形態の容器100Fのその他の構成は、前述の実施形態1に係る容器100と同様であるので、同様の部分には、同様の符号を付して、説明を適宜省略する。
本実施形態に係る容器100Fは、図示を省略する複数の通気口と、複数の凸部50Fを有している。これにより、複数の通気口と複数の凸部50Fによって、容器100Fに気体の複数の流出入経路を確保し、容器100Fの内部と外部との間の気体の流通を促進することができる。したがって、本実施形態の容器100Fによれば、実施形態1に係る容器100と同様に、従来よりも密閉性に優れ、蓋体20Fを取り付けた状態で容器100Fの外部の気体を容器100Fの内部に取り込むことができる集合容器を提供することができる。
[実施形態8]
図11は、本発明の実施形態8に係る容器100Gの集合状態を示す断面図である。
本実施形態に係る容器100Gにおいて、通気口30Gは、容器本体10Gの側壁に設けられ、凸部50Gは、容器本体10Gの側壁12の外面に設けられている。本実施形態に係る容器100Gは、二つの容器100Gを横方向に隣接させたときに、一方の容器100Gの凸部50Gが他方の容器100Gの通気口30Gに挿入される突出高さHを有している。本実施形態の容器100Gのその他の構成は、前述の実施形態2に係る容器100Aと同様であるので、同様の部分には、同様の符号を付して、説明を適宜省略する。
本実施形態に係る容器100Gによれば、二つの容器100Gを、たとえば前後または左右などの横方向に隣接させて集合状態にすると、一方の容器100Gの容器本体10Gの側壁に設けられた通気口30Gに、他方の容器100Gの側壁の外面に設けられた凸部50Gが挿入される。これにより、一方の容器100Gの容器本体10Gの側壁12に設けられた通気口30Gを閉鎖する閉鎖部40Gが、他方の容器100Gの側壁12の外面に設けられた凸部50Gによって一方の容器100Gの内側へ押し込まれ、一方の容器100Gの通気口30Gが開口される。
また、一方の容器100Gと他方の容器100Gを離隔させると、他方の容器100Gの側壁12の外面に設けられた凸部50Gが、一方の容器100Gの容器本体10Gの側壁12に設けられた通気口30Gから抜き取られ、一方の容器100Gの閉鎖部40Gが、重力や弾性力などの作用によって一方の容器100Gの通気口30Gを開口可能に閉鎖する初期の位置に戻る。これにより、一方の容器100Gは、容器本体10Gの通気口30Gが閉鎖部40Gによって閉鎖され、容器100Gの内部が容器100Gの外部の環境から隔離される。
したがって、本実施形態の容器100Gによれば、実施形態1に係る容器100と同様に、従来よりも密閉性に優れ、蓋体20Gを取り付けた状態で容器100Gの外部の気体を容器100Gの内部に取り込むことができる集合容器を提供することができる。なお、本実施形態の容器100Gにおいて、閉鎖部40Gは、弾性に優れた樹脂素材を使用し、一端を通気口30Gに固定したフラップ状に設けることができる。
[実施形態9]
図12は、本発明の実施形態9に係る集合容器の使用方法S100の各工程を示すフロー図である。
本実施形態の集合容器の使用方法S100は、前述の実施形態に係る容器100−100Gのうち、いずれかの集合容器を使用して実施することができる。以下では、前述の実施形態1に係る容器100を使用する場合について説明する。
集合容器の使用方法S100は、収容工程S1と、通気工程S2と、閉鎖工程S3とを有している。収容工程S1は、複数の容器100の容器本体10に内容物を収容して開口部10aを蓋体20によって閉鎖する工程である。通気工程S2は、内容物が収容された複数の容器100を管理された環境の下で集合状態とし、互いに隣接する一方の容器100の凸部50によって他方の容器100の閉鎖部40を他方の容器100の内側に押し込んで、他方の容器100の通気口30を開口させる工程である。閉鎖工程S3は、複数の容器100の集合状態を解除することで、通気口30を閉鎖部40によって閉鎖する工程である。
本実施形態の集合容器の使用方法S100によれば、収容工程S1において容器本体10に内容物を収容して開口部10aを蓋体20によって閉鎖した後に、通気工程S2において容器100の蓋体20を取り外すことなく、通気口30を介して容器100の内部に容器100の外部の気体を導入することができる。さらに、閉鎖工程S3において、複数の容器100を互いに離隔させて集合状態を解除することで、閉鎖部40によって通気口30を閉鎖して容器100の内部の空間を容器100の外部の環境から隔離することができる。
したがって、本実施形態によれば、従来よりも密閉性に優れ、蓋体20を取り付けた状態で容器100の外部の気体を容器100の内部に取り込むことができる集合容器の使用方法S100を提供することができる。
以上、図面を用いて本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
10 容器本体、10A−10G 容器本体、11 底壁、11a 接地面、12 側壁、13 段部、14 支持部、14a 支持面、14c 支持斜面、15 通気溝、
20 蓋体、20A−20G 蓋体、21 通気溝、22 係合部、30 通気口、
30A−30G 通気口、40 閉鎖部、40A−40G 閉鎖部、40a 周縁部、
40b 被支持面、40c 被支持斜面、41 切欠部、50 凸部、
50A−50G 凸部、60 仕切部材、61 載置部、62 脚部(突状支持部)、
70 ガイド部(突状支持部)、100 容器(集合容器)、100A−100G 容器(集合容器)、G 空隙、H 突出高さ、S1 収容工程、S2 通気工程、
S3 閉鎖工程、S100 集合容器の使用方法

Claims (10)

  1. 複数の容器を集合させた集合状態で使用される集合容器であって、
    前記容器は、容器本体と、該容器本体の開口部を閉塞する蓋体とを有し、
    前記容器本体は、通気口と、該通気口を開口可能に閉鎖する閉鎖部とを備え、
    前記容器は、前記集合状態において隣接する他の前記容器の前記閉鎖部を該他の前記容器の内側に押し込んで該他の前記容器の前記通気口を開口させる凸部を備え
    前記通気口は、前記容器本体の底壁に設けられ、
    前記凸部は、前記蓋体の上面に設けられ、二つの前記容器を上下に積み重ねたときに下の前記容器の前記凸部が上の前記容器の前記通気口に挿入される突出高さを有することを特徴とする集合容器。
  2. 前記凸部は、二つの前記容器を上下に積み重ねて下の前記容器の前記凸部が上の前記容器の前記通気口に挿入された状態で、前記通気口の開口縁との間に空隙を有することを特徴とする請求項に記載の集合容器。
  3. 前記容器本体は、前記閉鎖部によって前記通気口が閉鎖された状態で、前記閉鎖部の周縁部を支持する支持部を有することを特徴とする請求項または請求項に記載の集合容器。
  4. 前記支持部は、前記容器本体の前記底壁の容器内側に凹状に設けられ、
    前記支持部によって前記閉鎖部の前記周縁部が支持された状態で、前記底壁の上面と前記閉鎖部の上面が面一になることを特徴とする請求項に記載の集合容器。
  5. 前記閉鎖部の前記周縁部は、前記閉鎖部の前記上面に沿う方向に突出するフランジ状に設けられ、前記支持部によって下方から支持されることを特徴とする請求項または請求項に記載の集合容器。
  6. 前記支持部は、前記底壁の接地面に平行な支持面を有し、
    前記閉鎖部の前記周縁部は、前記支持面に当接して前記支持面によって支持される被支持面を有することを特徴とする請求項に記載の集合容器。
  7. 前記支持部は、前記底壁の上面から下面へ向けて前記通気口に近づくように前記底壁の上面に対して傾斜する支持斜面を有し、
    前記閉鎖部の前記周縁部は、前記支持部の前記支持斜面に沿うように前記閉鎖部の上面に対して傾斜して前記支持斜面によって支持される被支持斜面を有することを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の集合容器。
  8. 前記蓋体は、前記上面に前記凸部から前記蓋体の外縁まで連続する通気溝を有し、
    二つの前記容器を上下に積み重ねたときに下の前記容器の前記通気溝が上の前記容器の前記通気口に連通することを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の集合容器。
  9. 前記容器本体は、前記底壁の下面に前記通気口から該下面の外縁まで連続する通気溝を有することを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の集合容器。
  10. 前記容器は、前記容器本体の前記底壁の上に配置される仕切部材を備え、
    前記仕切部材は、内容物が載置される平板状の載置部を備え、
    前記容器本体の前記底壁または前記仕切部材に、前記閉鎖部が押し込まれたときに前記通気口が開口される高さとなる位置、かつ前記閉鎖部の外側の位置に、突状支持部が形成されていることを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の集合容器。
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