JP6829834B2 - 給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

給送装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6829834B2
JP6829834B2 JP2017041510A JP2017041510A JP6829834B2 JP 6829834 B2 JP6829834 B2 JP 6829834B2 JP 2017041510 A JP2017041510 A JP 2017041510A JP 2017041510 A JP2017041510 A JP 2017041510A JP 6829834 B2 JP6829834 B2 JP 6829834B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
size
sheet
engaging
feeding
feeding device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017041510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018144942A (ja
Inventor
明宏 藤田
明宏 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2017041510A priority Critical patent/JP6829834B2/ja
Publication of JP2018144942A publication Critical patent/JP2018144942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6829834B2 publication Critical patent/JP6829834B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Description

本発明は、給送装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置が備える給送装置として、シートを収容するシート収容体に収容したシートのサイズ情報に応じて作業者が手動で回転位置を設定し、使用者や装置本体の制御部にシートのサイズ情報を報知する回転部材を備える給送装置が知られている。
特許文献1には、この種の給送装置として、シート収容体に対して回転可能に取り付けられ、停止した状態での回転位置に関連付けられたシートのサイズ情報を装置本体の制御部と使用者との両方に報知する円柱状の回転部材を備えるものが記載されている。
この円柱状の回転部材は周面にシートのサイズが表示されたサイズ表示面を備え、シート収容体のシートのサイズに対応するサイズ表示が表示窓に位置するように回転部材の回転位置を設定することで、使用者にシートのサイズを報知する。また、この回転部材は、装置本体側の検出部と対向する表面に回転位置に応じて回転方向の凹凸パターンが異なる凹凸面を備え、この凹凸パターンを検出部で検出させる。この検出結果の信号を装置本体の制御部に送信することで、制御部に回転部材の回転位置の情報を報知し、回転部材の回転位置に関連付けられたシートのサイズ情報を制御部に報知する。
また、特許文献1の給送装置は、回転部材の回転位置がシートのサイズ情報を報知する所定の位置にあるときに回転部材の表面に設けられた回転部材側係合部(谷部)に係合する係合部材(爪部)を備える。係合部材は、回転部材側係合部に係合した状態で、回転部材の回転を規制し、回転部材の回転位置を保持する。
しかし、特許文献1に記載の給送装置では、回転部材の回転位置を設定した後に回転位置が変動することがあった。回転位置が変動すると、装置本体の制御部や使用者にシートのサイズ情報を適切に報知できなくなる。
特許文献1では、回転部材の回転位置がシート収容体に収容されたシートのサイズに関連付けられ、回転位置によってシートのサイズ情報を報知する構成であるが、回転部材の回転位置に関連付ける情報としてはシートのサイズ情報に限るものではない。シートの種類の情報等、他の情報と関連付けた回転位置の情報を報知する回転部材を備える構成であれば同様の不具合は生じ得る。
上記課題を解決するために、本発明は、給送対象に向けて給送されるシートを収容するシート収容体と、前記シート収容体に対して回転可能に取り付けられ、停止した状態での回転位置に関連付けられた情報を、装置本体の制御部と使用者との少なくとも一方に報知する回転部材と、前記回転位置が所定の位置にあるときに前記回転部材に設けられた回転部材側係合部に係合する係合部材と、を備える給送装置において、前記回転部材側係合部と前記係合部材との係合状態を固定する係合固定手段を備えるとともに、前記シート収容体は、前記装置本体に対して、引き出し及び挿入可能であり、前記係合部材と前記回転部材側係合部とが係合していない状態で前記装置本体に対して挿入されるときに、前記装置本体に対して干渉する非係合時干渉部材を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、回転位置に関連付けられた情報を報知する回転部材の回転位置が変動することを防止できる、という優れた効果がある。
実施形態の給送トレイの保持機構を後方から見た概略断面図。 実施形態に係るプリンタの外観斜視図。 実施形態に係るプリンタの概略構成図。 プリンタの下部を前面側から見た斜視図。 給送装置の斜視図。 プリンタ本体への給送トレイの装着の説明図。 サイズダイヤルの操作注意を促すデカルの説明図。 給送トレイを装着位置まで押し進める直前の状態におけるサイズダイヤル近傍の拡大斜視図。 サイズダイヤルの拡大斜視図。 符号化機構の側面図。 検出部の概略構成を示す断面図。 サイズダイヤルの上端部の拡大斜視図。 スペーサを省略した符号化機構の説明図。 実施形態の給送トレイの保持機構の図1中のF−F断面における概略断面図。 図1に示す状態からロックが解除された給送トレイの保持機構の概略断面図。 変形例1の給送トレイの保持機構を後方から見た概略断面図。 変形例1の給送トレイの前側を斜め上方から説明図。 変形例1の給送トレイの中央部近傍の裏面の説明図。 変形例2の給送トレイの保持機構で、サイズダイヤルの回転がロックされた状態の概略断面図。 変形例2の給送トレイの保持機構で、サイズダイヤルの回転のロックが解除された状態の概略断面図。 変形例2の図20に示す状態の給送トレイをプリンタ本体に装着しようとするときの説明図。 従来の保持機構の一例を示す説明図。
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施形態として、電子写真方式で画像を形成する電子写真プリンタについて図面を参照して説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に省略する。
以下の説明で「画像形成装置」とは、紙、OHPシート、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に現像剤やインクを付着させて画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与することをも意味する。
本実施形態の「シート」とは、紙、OHPシート、ラベル紙、フィルム、布帛等を含む。また、紙には、普通紙以外に、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)及びトレーシングペーパー等が含まれる。
また、そして、「シート」には、現像剤やインクを付着させることができる媒体である被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものも含む。さらに「シート」には、可撓性のものに限らず硬い板状のものや比較的厚みのあるものも含まれる。
以下の実施形態では、各構成部品の説明にある寸法、材質、形状、その相対配置などは例示であって、特に特定的な記載がない限りこの発明の範囲をそれらに限定する趣旨ではない。
まず、実施形態に係る電子写真プリンタの基本的な構成について説明する。
図2は、実施形態に係る電子写真プリンタ(以下、単にプリンタ1という)の外観斜視図であり、図3は、プリンタ1の概略構成図である。プリンタ1は、カラーレーザープリンタである。
図2及び図3に示すプリンタ1は、露光部2、画像形成部3、画像転写部4、給送装置5、搬送路6、定着部7、及び排出部8などにより構成される。
露光部2は、プリンタ1の上部に位置しており、光を発光する光源や各種光学系より構成される。露光部2では、外部情報端末や画像読込装置から得られた画像データに基づいて作成する画像の色分解成分毎の光を、後述する画像形成部3の感光体32に向けて照射し、感光体32の表面を露光することで、感光体32の表面に潜像を形成する。
画像形成部3は、露光部2の下方に位置しており、プリンタ1本体に対して着脱可能に構成された複数(四つ)の作像ユニット31(Y,C,M,Bk)を備える。それぞれの作像ユニット31は、感光体32、帯電ローラ33、現像装置34、感光体クリーニングブレード35等を備える。
感光体32は、ドラム状の表面上に潜像を担持し、潜像に供給されたトナーによって形成されるトナー像を担持する像担持体である。帯電ローラ33は、感光体32の表面を一様に帯電させる帯電部材であり、現像装置34は、感光体32の表面にトナーを供給する現像手段である。感光体クリーニングブレード35は、感光体32の表面をクリーニングする感光体クリーニング部材である。
それぞれの作像ユニット31は、カラー画像の色分解成分であるイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色に対応した四つの作像ユニット31(Y,C,M,Bk)である。これらはトナーの色以外は同様の構成であるため、重複説明を省略する。
画像転写部4は、画像形成部3の直下に位置する。この画像転写部4は、駆動ローラ4a及び従動ローラ4bに周回走行可能に張架する中間転写ベルト43を備える。また、画像転写部4は、中間転写ベルト43の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置44と、四つの感光体32のそれぞれに対して中間転写ベルト43を挟んだ対向位置に配置された四つの一次転写ローラ45を備える。四つの一次転写ローラ45はそれぞれの位置で中間転写ベルト43の内周面を押圧しており、この押圧力で四つの感光体32と四つの一次転写ローラ45との間にそれぞれ一次転写ニップが形成される。
また、画像転写部4は、駆動ローラ4aに対向した位置に二次転写ローラ46を備える。二次転写ローラ46は、中間転写ベルト43の外周面を押圧しており、駆動ローラ4aと二次転写ローラ46との間に二次転写ニップが形成されている。中間転写ベルト43の下方には、ベルトクリーニング装置44でクリーニングされた廃トナーを収容する廃トナー収容器47が配置されている。ベルトクリーニング装置44で除去された廃トナーは、廃トナー移送ホースを介して廃トナー収容器47に移送される。
給送装置5は、プリンタ1の下部に位置しており、シートPを収容した給送トレイ51や、給送トレイ51からシートPを搬出する給送ローラ52等を具備するが、その詳細な構成は後述する。
搬送路6は、給送装置5から搬出されたシートPを搬送する搬送経路であり、一対のレジストローラ対61の他、後述する排出部8に至るまで、複数の搬送ローラ対を搬送路6の途中に適宜配置する。
定着部7は、二次転写ニップの搬送経路下流に位置しており、加熱源71によって加熱される定着ローラ72、定着ローラ72を加圧可能な加圧ローラ73などを有する。
排出部8は、プリンタ1の搬送路6の最下流に設けられ、シートPを外部へ排出する一対の排出ローラ81と、排出されたシートPをストックする排出トレイ82とを有する。
以下、図3を参照してプリンタ1の基本的動作を説明する。
プリンタ1では、画像形成動作を開始すると、四つの作像ユニット31(Y,C,M,Bk)のそれぞれの感光体32(Y,C,M,Bk)を、プリンタ1本体に設けた駆動装置によって図3中の時計回り方向に回転駆動する。次に、感光体32の表面を帯電ローラ33によって所定の極性に一様に帯電する。帯電された個々の感光体32の表面に、形成する画像の色成分毎のレーザ光を露光部2からそれぞれ照射して、感光体32の表面に静電潜像を形成する。このとき、個々の感光体32に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このようにそれぞれの感光体32上に形成した静電潜像に、それぞれの現像装置34によりトナーを供給することにより、静電潜像を顕像であるトナー像(現像剤像)として可視像化する。
次いで、画像転写部4の駆動ローラ4aを図3中の反時計回り方向に回転駆動することにより、中間転写ベルト43を図3の矢印「D」で示す方向に走行駆動する。また、四つの一次転写ローラ45には、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧制御または定電流制御された電圧をそれぞれ印加する。これにより、四つの一次転写ローラ45と四つの感光体32との間の一次転写ニップにおいてそれぞれ転写電界を形成する。そして、四つの作像ユニット31(Y,C,M,Bk)のそれぞれの感光体32上に形成した各色のトナー像を、それぞれの一次転写ニップにおいて形成された転写電界により、中間転写ベルト43上に順次重ね合わせて転写する。これにより、中間転写ベルト43の表面に、フルカラーのトナー像が形成される。
その後、個々の感光体32の表面に付着している残留トナーを感光体クリーニングブレード35によって除去し、次いで、その表面を除電装置で除電することにより、感光体32の表面電位を初期化して次の画像形成に備える。
一方、画像形成動作を開始すると、プリンタ1の下部では、給送装置5の給送ローラ52が回転駆動して、給送トレイ51に収容したシートPを搬送路6に送り出す。レジストローラ対61は、搬送路6に送り出されたシートPを、所定のタイミングで二次転写ニップに搬送する。このとき二次転写ローラ46に、中間転写ベルト43上のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧を印加することにより、二次転写ニップに転写電界を形成する。そして、この転写電界によって、中間転写ベルト43上のトナー像がシートP上に一括して転写される。
トナー像が転写されたシートPは、定着部7に搬送され、加熱源71により加熱される定着ローラ72と加圧ローラ73とにより加熱及び加圧され、これによってトナー像がシートPに定着される。トナー像を定着されたシートPは、定着ローラ72から分離された後、搬送路6内の搬送ローラ対で搬送されて、排出部8において排出ローラ81により排出トレイ82に排出される。一方、転写後の中間転写ベルト43上に付着している残留トナーは、ベルトクリーニング装置44により除去され、ベルトクリーニング装置44内の配トナー搬送スクリュや廃トナー移送ホースなどを介して廃トナー収容器47へ搬送され、回収される。
以上の説明は、シートP上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、四つの作像ユニット31(Y,C,M,Bk)の何れか一つを使用して単色画像を形成することも可能である。さらに、二つまたは三つの作像ユニット31を使用して、二色または三色の画像を形成したりすることも可能である。
次に、給送装置5の第一実施形態を説明する。
図4は、プリンタ1の下部を前面側(図3中の右側)から見た斜視図である。
シート収容体としての給送トレイ51は、図4に示すように、プリンタ1本体の前面(図3の右側)に設けられた開口部を介し、プリンタ1本体に装着し、あるいはプリンタ1本体から取り外される。図4では、給送トレイ51の装着方向を矢印「A」で示し、給送トレイの取り外し方向を矢印「B」で表している(以下の説明でも同じ)。
図5は、給送装置5の斜視図である。図5に示すように、給送装置5は、給送トレイ51と給送ローラ52とを備え、給送ローラ52は、プリンタ1本体に配置されている。
給送トレイ51は、トレイ前部201とトレイ後部202との二部品で構成されており、トレイ後部202はトレイ前部201に対して給送方向に平行な方向(図5中の矢印「A」または「B」方向)にスライド可能となっている。トレイ前部201に対してトレイ後部202をスライドさせることで給送トレイ51の給送方向の大きさを変更することができる。給送トレイ51には、シートPの給送方向後端の位置を規制するエンドフェンス207が配置されている。
給送トレイ51の給送方向の大きさを変更可能とすることで、給送方向のサイズが大小様々なサイズのシートPについて、エンドフェンス207で給送方向後端の位置を規制しつつ、給送トレイ51内に収納することが可能となる。
給送トレイ51は、トレイ前部201に幅方向位置規制部材である右サイドフェンス205と左サイドフェンス206とが、給送方向に直交する方向にスライド可能に配置されている。給送トレイ51では、右サイドフェンス205及び左サイドフェンス206で収納するシートPの幅方向の位置を規制し、エンドフェンス207でシートPの後端の位置を規制することで、給送トレイ51内でのシートPの位置を規制する。
図5に示すように、トレイ前部201に右側レバー230及び左側レバー231が回動可能に取り付けられている。右側レバー230及び左側レバー231にはそれぞれ底板加圧バネ232の上端が取り付けられており、二つの底板加圧バネ232の下端はそれぞれ底板246に引っ掛けられている。
シートPを給送トレイ51に収納するときには、給送トレイ51をプリンタ1本体から引き出し、底板246の上面にシートPを載置して収納する。
図6は、プリンタ1本体への給送トレイ51の装着の説明図である。
図6に示すように、プリンタ1本体の前面の下部には、給送トレイ51を挿入する前面開口部59がある。そして、図6中の矢印「E」で示すように、プリンタ1本体の前面開口部59に給送トレイ51を挿入し、押し込むことでセット完了となる。
シートPを載置した給送トレイ51をプリンタ1本体に挿入すると、プリンタ1本体に設けられたレバーガイド部材によって右側レバー230及び左側レバー231が上方に持ち上げられ保持される。この動作によって右側レバー230及び左側レバー231にそれぞれ取り付けられた二つの底板加圧バネ232の上端が上方に引き上げられ、底板加圧バネ232が伸び、伸びた底板加圧バネ232の付勢力によって底板246が上方に引き上げられる。これにより、底板246の上に載置されたシートPの上面がプリンタ1本体側に配置された給送ローラ52に圧接する。
給送トレイ51にシートPの束を収納してプリンタ1本体に挿入すると、最上のシートPは給送ローラ52と当接する。シートPは、底板加圧バネ232の付勢力と給送ローラ52の摩擦係数とによる給送ローラ52との間の摩擦力により、給送ローラ52が回転すると搬送力を付与され、図5中の矢印「B」方向へ搬送される。
トレイ前部201の給送ローラ52との対向部には、高摩擦係数のパッド材であるパッド部が設けられている。そして、給送ローラ52によって搬送される最上のシートP以外のシートPの給送方向への移動をパッド部によって阻害する。これにより、最上のシートPと他のシートPとを分離し、最上のシートPのみを給送する分離部を構成する。給送ローラ52の回転によりシートPが搬送されると、この分離部で最上のシートPが他のシートPから分離され、最上のシートPのみが給送ローラ52によって分離部よりも下流側に搬送され、分離搬送される。
図5に示すように、前面パネル511の後面側には、回転部材であるサイズダイヤル55を備える。サイズダイヤル55は、前面パネル511に固定された回動軸を中心に回動可能に取り付けられている。サイズダイヤル55は、回転位置に応じて装置本体側の検出部(後述の「検出部54」)に対向する凹凸形状が異なる被検出部(後述の「サイズ情報出力面552」)を備える。サイズダイヤル55の周面上にはシートサイズが表記されており、使用者が給送トレイ51にセットしたシートPのサイズに合わせてサイズダイヤル55の回転位置を設定する。設定後、給送トレイ51をプリンタ1本体に挿入することで、装置本体側の検出部が被検出部の凹凸形状を検出し、検出結果に応じた信号を制御部200に送信することで制御部200は給送トレイ51にセットされたシートPのサイズを認識する。
図7は、本実施形態のサイズダイヤル55の操作注意を促すデカルの説明図である。
図7に示すように、使用者は、セットするシートP(図7では「用紙」)のシートサイズに合わせるように、サイズダイヤル55を回転してサイズダイヤル55の回転位置を設定する。これにより、サイズダイヤル55の回転位置を給送トレイ51にセットしたシートPのシートサイズに関連付けた回転位置に設定することができる。
次に、サイズダイヤル55の被検出部と給送装置5本体側の検出部との構成について説明する。
図8は、給送トレイ51を給送装置5の本体(プリンタ1本体の下部)に装着する際に、給送トレイ51をプリンタ1本体の開口部に挿入した後、所定の装着位置まで押し進める直前の状態におけるサイズダイヤル55近傍の拡大斜視図である。
図9は、サイズダイヤル55の拡大斜視図である。
図4に示すように、給送トレイ51の前面パネル511には、給送トレイ51の着脱操作時に使用者が掴むための取っ手512が形成されている。図4に示すように、前面パネル511の一方の側部(左側部)には、給送トレイ51内のシート残量を表示する残量表示窓513が形成され、他方の側部(右側部)には、給送トレイ51内に収容されたシートサイズを表示するサイズ表示窓514が形成されている。図8に示すように、サイズ表示窓514の周縁部514aは、視認性向上のために傾斜面状に形成するのが望ましい。
図8に示すように、給送装置5のうち、給送トレイ51の右側部には、給送トレイ51内に収容されたシートPのサイズを符号化する符号化機構53が設けられている。符号化機構53で符号化されたシートサイズを示す信号は、プリンタ1本体の制御部200に伝達される。制御部200は、この情報に基づいてシートサイズに適合した複写や印刷を行うようにプリンタ1の各部を制御する。
符号化機構53は、サイズダイヤル55の回転位置を検出する検出部54と、サイズダイヤル55と、スペーサ56とを備える。検出部54は、サイズダイヤル55のサイズ情報出力面552における検出部54と対向する部分の凹凸形状を検出するセンサである。スペーサ56は、検出部54と、サイズダイヤル55との間に、上下方向に複数(本実施形態では三つ)配置され、サイズダイヤル55のサイズ情報出力面552の凸部552aに押圧された状態か否かを検出部54によって検出される部材である。
以下、符号化機構53の各部の構成について順次説明する。
図10は、符号化機構53を給送装置5(プリンタ1本体の下部)の右側から見た側面図である。図10では、スペーサ56が装置の前後方向(図10中の左右方向)に移動するように案内するガイド部12を便宜的に透過させて示している。
図10に示すように、検出部54は、上下方向に一列に並べた複数(本実施形態では三つ)の可動子541を有する。検出部54は、プリンタ1本体のフレーム11に取り付けられている。また、検出部54は、全ての可動子541を、サイズダイヤル55の回転軸に直交する平面のうち、サイズダイヤル55のサイズ情報出力面552を含む同一平面上に配置し、全ての可動子541をサイズ情報出力面552と対向させている。
図11は、検出部54の概略構成を示す断面図である。
図11に示すように、可動子541は、ホルダ542に対して突出する位置と、ホルダ542内に後退する位置との間で移動可能である。それぞれの可動子541は、ホルダ542内に配置された弾性部材543の付勢力でホルダ前面542aからの突出方向に常時付勢されている。この付勢力に抗して可動子541を押し込むことで、可動子541を後退させることができる。
個々の可動子541の移動領域には、回路を開く方向に付勢された接点544が配置されている。可動子541が後退すると、可動子541と当接した接点544が閉じる。また、可動子541が突出すると、接点544が開く。個々の接点544は、プリンタ1本体の制御部に電気的に接続されている。
図8及び図9に示すように、サイズダイヤル55は、軸方向の貫通穴551を有する概略円筒状の形状をなし、例えば樹脂で形成される。給送トレイ51の側面の外側に突設したボス57に貫通穴551を嵌合することで、サイズダイヤル55は給送トレイ51に回転自在に支持される。サイズダイヤル55の回転軸Oは、給送トレイ51の着脱方向(図中の矢印「A」及び「B」方向)と直交して水平方向(給送トレイ51の幅方向)に延びている。このサイズダイヤル55は、使用者により、所定の回転位置となるように回転操作される。
サイズダイヤル55の外側端部の外周面には、凹部552bと、凹部552bに対して半径方向に突出する凸部552aとからなるサイズ情報出力面552が形成されている。給送トレイ51をプリンタ1本体に装着した状態では、サイズ情報出力面552は給送トレイ51の装着方向(矢印「A」方向)に位置する検出部54と対向している。本実施形態では、凸部552aの外周面が回転軸Oを中心とする円筒面状に形成されており、従って、凸部552aの外周面の曲率半径は回転半径と等しい。凸部552aの周方向の長さや数は、符号化するシートサイズの種類数に応じて定められる。本実施形態では、凸部552aと凹部552bを二つずつ設けたサイズ情報出力面552を例示している。凸部552aと凹部552bは、サイズ情報出力面552に最低一つずつあれば足りる。
サイズ情報出力面552の内径側は空洞になっている。また、この空洞内には、サイズ情報出力面552を形成する外径側の円筒部と、貫通穴551を形成する内径側の円筒部とに掛け渡す形で半径方向に延びるリブ557が設けられている。使用者はこの空洞に入れた指をリブ557に引っ掛けることで、サイズダイヤル55を回転させることができる。
図9に示すように、給送トレイ51の幅方向(回転軸Oの延在方向)におけるサイズ情報出力面552よりも内側(給送トレイ51の左側)のサイズダイヤル55の外周面には、円周方向に等ピッチで複数の突起からなる操作部553が形成されている。この操作部553の突起は、サイズダイヤル55を回転させる際の指の滑り止めとして機能させることができる。
図9に示すように、給送トレイ51の幅方向における操作部553よりも内側のサイズダイヤル55の外周面には、円筒面状のサイズ表示面554が設けられる。このサイズ表示面554には、その周方向の複数個所にシートサイズとして、規格化されたサイズ名称(A4,A3等)やシート搬送方向(縦向き、横向き)を表す文字や図形が描かれている。このサイズ表示面554は、給送トレイ51の前面パネル511に設けられたサイズ表示窓514と対向する位置にあり、サイズ表示面554に描かれたシートサイズ表示は、サイズ表示窓514を介して外部から視認することができる。
サイズ表示面554のシートサイズ表示(文字や図形)は、成形、印刷等の手段で直接的にサイズダイヤル55の外周面に形成する他、外周面にデカルを貼り付けることで描くこともできる。
図12は、サイズダイヤル55の上端を図9とは異なる方向から見た拡大斜視図である。サイズダイヤル55の回転位置は、図12と図9とでは異なっている。
図12に示すように、サイズ表示面554に軸方向に延びる突条554a(溝でもよい)を形成しておけば、デカルの一端をこの突条554aに位置合わせてからその全体をサイズ表示面554に貼り付けることが可能となる。そして、サイズ表示面554におけるシートサイズ表示と、サイズ情報出力面552の凸部552aや凹部552bとの間の円周方向の位置ずれを防止し、組立ミスを低減することができる。
図12に示すように、突条554aの軸方向一端に傾斜面554bを形成する等して突条554aの形状を軸方向で非対称にしている。これにより、デカルの貼り付け方向の誤りを防止し、さらなる組立ミスの低減を図ることができる。
図9に示すように、サイズ表示面554よりも内側のサイズダイヤル55の外周面には、詳細は後述する保持機構58の一部を構成する拘束部555が形成されている。
また、図9に示すように、拘束部555よりもさらに幅方向内側のサイズダイヤル55の外周面には、フランジ556が形成されている。
以上の説明では、サイズダイヤル55として、図9に示すように、軸方向の外側から内側に向かってサイズ情報出力面552、操作部553、サイズ表示面554、拘束部555、及びフランジ556を順次設けたものを例示している。符号「552」〜「556」で示す各部の軸方向の配置は必要に応じて入れ替えることができる。例えば、フランジ556をサイズ表示面554と拘束部555の間に設けることもできる。
次に、スペーサ56について説明する。図10に示すように、スペーサ56は長尺状の部材であり、長手方向を給送トレイ51の着脱方向(矢印「A」方向及び矢印「B」方向)に向けて、検出部54の個々の可動子541とサイズダイヤル55のサイズ情報出力面552との間にそれぞれ配置されている。個々のスペーサ56は、プリンタ1本体に設けたガイド部12にガイドされて給送トレイ51の着脱方向と平行方向にスライド可能である。
スペーサ56の先端面561は、これをサイズダイヤル55の凸部552aに接触させた時に、凸部552aの外周面と適合する形状に形成されている。具体的には、三つのスペーサ56のうち、給送トレイ51を着脱したときの回転軸Oの移動軌跡の延長線Q上にある第一スペーサ56aでは、先端面が垂直に近い面となっている。また、この移動軌跡の延長線Qから遠い二つの第二スペーサ56bでは、先端面561が延長線Qから離れるほど給送トレイ51の取り外し方向(矢印「B」方向)側に変位したテーパ面状になっている。以上の構成から、給送トレイ51の装着により個々のスペーサ56の先端面561を凸部552aの外周面に当接させると、両者を実質的に面接触させることができる。上下方向両端の第二スペーサ56bは共通部品化することができ、これにより低コスト化を図ることが可能となる。
スペーサ56の基端には、ストッパ562が形成されている。このストッパ562がガイド部12に当接することで、個々のスペーサ56の突出位置が規定される。
スペーサ56の先端面561がサイズ情報出力面552の凹部552bと対向した状態では、このスペーサ56は、付勢力を受けた可動子541に押圧されて給送トレイ51の取り外し方向(図中の矢印「B」方向)側に移動する。これにより、このスペーサ56及び可動子541が第一位置としての突出位置に達し(図10中の下段の第二スペーサ56b参照)、可動子541に対応する接点544が開いた状態となる(OFF)。この状態では、スペーサ56の先端面561は、凹部552bの外周面に対して非接触の状態にある。
一方、スペーサ56の先端面561がサイズ情報出力面552の凸部552aと対向した状態では、給送トレイ51の装着に伴い、スペーサ56が凸部552aから押圧力を受けて給送トレイ51の装着方向(図中の矢印「A」方向)に後退する。スペーサ56の後退に伴い対応する可動子541も後退する。これにより、スペーサ56及び可動子541が第二位置としての後退位置に達し、その可動子541に対応した接点544が閉じた状態となる(ON)。
このように本実施形態において、スペーサ56は、後退位置から突出位置に至るまでは検出部54内に配置された弾性部材543の付勢力で移動する。一方、突出位置から後退位置に至るまでは、凸部552aから受けた押圧力で移動する。
次に、上述した給送装置5を用いて、給送トレイ51に収容されたシートのサイズを符号化する手順を説明する。
先ず給送トレイ51をプリンタ1本体から取り外した状態では、全てのスペーサ56及び可動子541が突出位置にある。従って、検出部54の接点544(図11参照)は全て「OFF」の状態にある。
プリンタ1本体から取り外した状態の給送トレイ51では、後述する保持機構58により、サイズダイヤル55がシートサイズと関連付けられた特定の回転位置に保持されている。
図6に示すように、給送トレイ51をプリンタ1本体の前面開口部59に挿入すると、個々のスペーサ56の先端面561がサイズ情報出力面552の凸部552aと凹部552bのどちらか一方と対向する。先端面561との対向領域における凸部552aと凹部552bの配置パターンは、サイズダイヤル55の各回転位置に応じた固有のものとなる。
給送トレイ51を所定の装着位置まで押し進めると、凸部552aと対向するスペーサ56が凸部552aからの押圧力を受けて装着方向(図中の矢印「A」方向)に押し込まれる。そして、このスペーサ56に対応する可動子541がスペーサ56から押圧力を受けて装着方向(矢印「A」方向)に押し込まれる。さらに、この可動子541に対応する接点544が「ON」に切り替わる。
一方、凹部552bと対向するスペーサ56及び対応する可動子541は、給送トレイ51を装着位置まで押し込んだ後でもその位置が変わらず、対応する接点544は「OFF」のままとなる。サイズダイヤル55を回転させて任意の回転位置に保持しておけば、給送トレイ51の装着後における全ての接点544のON・OFFパターンが一義的に定まる。
これにより、シートサイズの符号化を行うことができ、全ての接点544のON・OFFパターンから、シートサイズを特定することが可能となる。
例えば図10に示す状態では、三つの可動子541のうち、上段の可動子541と中段の可動子541とに対応する二つの接点544がそれぞれ「ON」となり、下段の可動子541に対応する接点544が「OFF」となる。
このように接点の上段から「ON」、「ON」、「OFF」となる信号を、「A4サイズ・横向き」のシートサイズを信号として予め入力しておく。これにより、制御部200は、給送トレイ51にセットされたシートPが「A4サイズ・横向き」であると判定することができる。
制御部200は、この判定を行った上で、判定結果に基づいてプリンタ1の各部を制御し、印刷作業を開始する。
本実施形態では、接点544が三つあり、ON・OFFパターンの組み合わせの総数は、「2の三乗通り」、すなわち、「八通り」となる。従って、本実施形態の構成であれば、全部で八種類のシートサイズを符号化し、個々のシートサイズに応じた印刷を行うことが可能となる。
表1は、個々の接点544のON・OFFパターンに対するシートサイズの割り当ての一例を示す。
Figure 0006829834
表1に示す可動子541の「No.」について、図10に示す三つの可動子541のうち、上段の可動子541が「No.1」、中段の可動子541が「No.2」、下段の可動子541が「No.3」である。また、それぞれの「No.」の列の下方の「0」及び「1」は、個々の可動子541に対応する接点544のON・OFFの状態を示しており、「1」が接点544の「ON」、「0」が接点544の「OFF」を意味する。さらに、シートの規格サイズ(A4、A3等)に付した「縦」の文字はシート長手方向が搬送方向と平行(縦向き)であることを意味し、「横」の文字はシート短手方向が搬送方向と平行(横向き)であることを意味する。
また、給送トレイ51のサイズ表示窓514には、サイズダイヤル55の回転位置に対応した各シートサイズが表示される。従って、制御部200が認識するシートサイズと外部に視覚的に表示されるシートサイズとを一致させることができ、給送トレイ51が現在どのシートサイズに適合しているのか、を使用者に認識させることができる。また、表1に示すように、不定形サイズのシートPも使用する場合には、サイズ表示面554に例えば「*」の文字を描き、これをサイズ表示窓514に表示させる。
また、本実施形態では、全ての接点544が「OFF」になった状態(全てのスペーサ56が突出位置にある状態)では、給送トレイ51が未装着状態にある、と判定し、その旨をプリンタ1本体の操作画面等に表示して使用者に注意を喚起するようにしている。これにより、給送トレイ51の装着の有無を検知するための専用センサが不要となり、低コスト化を図ることができる。
給送装置5では、サイズ情報出力面552をサイズダイヤル55の外周面に形成し、複数の可動子541の全てを、サイズダイヤル55の回転軸に直交する平面のうち、サイズダイヤル55のサイズ情報出力面552を含む同一平面上に配置している。さらに、全ての可動子541をサイズ情報出力面552と対向させている。このような構成では、凹凸形状を有するサイズ情報出力面552をサイズダイヤル55の軸方向の複数箇所に形成する場合と異なり、サイズ情報出力面552を軸方向一箇所に形成すれば足りる。このため、サイズダイヤル55の軸方向寸法を短くしてサイズダイヤル55を小型化することができる。
これにより、サイズダイヤル55を含む符号化機構53の占有スペースを小さくし、そのレイアウト自由度を向上させることができる。また、検出部54として、可動子541を一列に有する汎用品が使用可能となるので、低コスト化を図ることもできる。
図8に示すように、サイズダイヤル55は、ボス57に対して嵌合した状態で支持されているためにガタを有する。そのため、サイズ情報出力面552の凸部552aと、これに接触する検出部54側の部材(本実施形態ではスペーサ56)との接触面積が小さいと、可動子541の押し込み量に、ばらつきが生じるおそれがある。そして、このばらつきによって接点544のON・OFFの正確な切り替えに支障を来たすおそれがある。
これに対し、本実施形態では、凸部552aの外周面を、その回転半径と同じ曲率半径を有する形状(円筒面状)に形成している。このため、凸部552aとスペーサ56との間の接触面積を大きくして、サイズダイヤル55のガタの影響による可動子の押し込み量のばらつきを低減することができる。従って、接点544の切り替えを精度よく行って、プリンタ1の信頼性を高めることができる。
このような利点は、凸部552aの外周面を、その曲率半径が回転半径よりも大きい円筒面状に形成した場合にも同様に得ることができる。また、凸部552aの外周面を、その曲率半径を無限大とした平面状に形成した場合にも同様の効果を得ることができる。凸部552aの外周面を平面状とすれば、スペーサ56の先端面561と確実に面接触させることができるので、サイズダイヤル55のガタの影響による可動子の押し込み量のばらつきをより効果的に低減することができる。
本実施形態では、個々の可動子541を突出位置(第一位置)と後退位置(第二位置)との間で移動可能としている。また、可動子541を、凸部552aから受けた押圧力で突出位置から後退位置に移動させると共に、検出部54に設けた弾性部材543の付勢力で第二位置から第一位置に移動させている。さらに、個々の可動子541に対応する接点544を、第一位置で「OFF」とし、第二位置で「ON」にしている。このような構成により、汎用的な構成及び機能を有する検出部54を使用し、シンプルな構成でシートサイズを符号化することが可能となる。
全ての接点が「OFF」の状態で、給送トレイ51が未装着であると制御部で判定すれば、給送トレイ51の装着の有無を検知するための専用センサが不要となる。従って、部品点数を減らしてさらなる低コスト化を図ることができる。
本実施形態では、サイズダイヤル55と検出部54の個々の可動子541との間に、凸部552aの外周面と接触可能であり、対応する可動子541と連動して給送トレイ51の着脱方向に移動可能のスペーサ56をそれぞれ配置している。
図13は、スペーサを省略した符号化機構53の説明図である。スペーサ56を省略した場合、図13に示すように検出部54の可動子541をサイズダイヤル55の凸部552aに直接接触させることになる。しかし、汎用的な検出部では可動子541の高さ「h」(図10参照)が一定であるため、そのままでは、上述した延長線Qに対する可動子541の離隔距離に応じて押し込み量が異なる値となる。従って、延長線Qに近い可動子541を基準に押し込み量を設定した場合には、延長線Qから遠い可動子541で押し込み不足が生じる。一方、延長線Qから遠い可動子541を基準に押し込み量を設定した場合には、延長線Qに近い可動子541で押し込み量過多が生じて可動子541の限界可動量を超えるおそれがある。
図13に示すように、可動子541の長さを中央部と両端側とで異なる長さにすれば、このような問題を回避することができる。しかし、複数の可動子541の長さが互いに異なる検出部54は汎用品ではないため、コストアップを招く。
これに対し、スペーサ56を使用することで、可動子541の押し込み量を同じにすることができ、且つ、可動子541が同じ長さを有する汎用品を使用することが可能となるので、上述した不具合を回避することができる。画像形成装置のサイズや設計能力から上述の不具合が特に問題とならない場合には、図13に示すようにスペーサ56を省略し、可動子541をサイズダイヤル55の凸部552aに直接接触させても構わない。
本実施形態のように、スペーサ56の先端面561を、凸部552aの外周面に適合する形状に形成することで、スペーサ56と凸部552aの外周面とを実質的に面接触させることができる。これにより、スペーサ56と凸部552aとの接触状態を安定化させて、シートサイズの符号化を精度良く行うことが可能となる。具体的には、給送トレイ51の装着時におけるサイズダイヤル55の回転軸Oの移動軌跡の延長線Qから離れた位置にある第二スペーサ56bの先端面561を、延長線Qから離れるほど給送トレイ51の取り外し方向側に変位させた形状にする。これにより、スペーサ56と凸部552aとを実質的に面接触させることが可能となる。
本実施形態では、サイズダイヤル55に、給送トレイ51に収容されたシートPのシートサイズを表示するためのサイズ表示面554を設けている。これにより、サイズダイヤル55の現状の回転位置がどのシートサイズに対応しているのか、を容易に判断することが可能となる。
次に、サイズダイヤル55の回転位置を保持する保持機構58の従来構成の一例について説明する。
図22は、従来の保持機構58の一例を示す説明図である。図22に示す従来構成は、保持機構58以外の構成は上述した本実施形態の給送装置5と同様の構成を備える。
図22に示す保持機構58は、サイズダイヤル55の拘束部555と、給送トレイ51に設けられた係止部材582とで構成される。
拘束部555の円周方向複数個所には、保持機構58の回転部材側係合部として機能する谷部555aが形成されている。谷部555aは、例えば滑らかな凹曲面で形成されている。隣接する谷部555aの間には、滑らかな凸曲面で形成した山部555bが形成されている。山部555bの最大外径寸法は、サイズ表示面554の外径寸法よりも小さくなっている。
係止部材582は、給送トレイ51に取り付けたベース部材581から突出しており、先端部には拘束部555の谷部555aに適合する形状の爪部583が形成されている。ベース部材581と係止部材582とは、例えば樹脂等で一体に形成され、係止部材582の爪部583は係止部材582自身の弾性でサイズダイヤル55の回転軸O方向に付勢されている。図22に示すように爪部583が谷部555aに嵌まった状態では、爪部583が谷部555aと周方向両側で弾性的に係合するため、サイズダイヤル55の正逆回転が規制され、サイズダイヤル55の回転位置を保持できる。
図22に示す構成では、サイズダイヤル55がある回転位置で停止している状態から使用者が係止部材582の弾性に抗してサイズダイヤル55を回転させると、爪部583が谷部555aから脱出し、山部555bを乗り越えて隣接する谷部555aに嵌まり込む。爪部583が任意の谷部555aに嵌ったところでサイズダイヤル55の回転を停止させれば、係止部材582の爪部583が周方向両側で谷部555aと係合した状態となり、サイズダイヤル55が新たな回転位置で固定される。このように爪部583を任意の谷部555aに係合させることで、サイズダイヤル55を、予め定められた複数の回転位置に保持することができる。図22に示す構成では、山部555bの頂上は滑らかな凸曲面であるので、爪部583が山部555bに乗り上げた状態では、爪部583が隣接するどちらかの谷部555aに滑り落ちる。そのため、サイズダイヤル55は、規定の回転位置以外では基本的に保持されない。
図22に示す構成では、本実施形態の構成と同様に、符号化する対象が八通り存在するので、拘束部555の隣接する谷部555aの中心角θも、360[°]を八等分した「θ=45[°]」になっている。
また、ベース部材581には、抜け止め584が取り付けられている。この抜け止め584をサイズダイヤル55の内側端部に設けられたフランジ556の外側面に係合させることで、サイズダイヤル55がボス57から脱落するのを防止することができる。
図22に示す構成のような従来構成では、サイズダイヤルを所定の位置で停止且つ維持するための機能を係止部材の爪部をサイズダイヤルの拘束部材の谷部で拘束する構成で、サイズダイヤルは所定位置で停止拘束される。また、サイズダイヤルを回すことで係止部材は弾性により外側に開き次の谷で停止拘束される。
サイズダイヤルを回すことで所定の位置で停止拘束されるが、使用者が操作するために拘束力は大きくすることができない。これは、拘束力が大きいと、使用者の操作性が悪化するためである。このような使用者の操作性に適した拘束力が小さい構成では、使用者は誤ってサイズダイヤルを回してしまう誤操作が生じるおそれがある。また、サイズダイヤル自体が給送トレイのフロントカバーの横にあり触り易い位置にあるため、誤ってサイズダイヤルを回してしまうおそれがある。誤ってサイズダイヤルを回した状態で、給送トレイがセットされると、実際にセットされているシートとは異なるシートサイズの信号がプリンタ本体の制御部に送信される。そして、制御部が受信した信号のシートサイズに基づいてプリンタの各部を制御すると、実際に給送されるシートのサイズと、制御に対応したシートサイズとが異なるため、ジャム等の不具合が発生するおそれがある。
図1及び図14は、本実施形態の保持機構58の説明図である。図1は、給送トレイ51の保持機構58を後方から見たときの回転軸Oを通る断面における概略断面図である。図14は、図1中のF−F断面における概略断面図である。図1は、図14中のG−G断面における概略断面図である。
本実施形態の給送トレイ51は、前面パネル511に設けられたロックレバー回動軸103にロックレバー100を挿入し、ロックレバー100は、前面パネル511に対して回動可能に支持されている。ロックレバー100の幅方向外側(図1中の左側)端部は、前面パネル511に設けられたバネ保持台104に突き当たるように配置されたレバー加圧バネ101が固定されている。ロックレバー100の幅方向内側(図1中の右側)端部には、サイズダイヤル55の拘束部555に設けられたサイズダイヤル溝部501に係合するロックレバー爪部102が設けられている。
本実施形態の保持機構58は、サイズダイヤル55の拘束部555と、給送トレイ51に設けられたロックレバー100及びレバー加圧バネ101とで構成される。
サイズダイヤル55は、給送トレイ51に設けられた回転軸であるボス57に挿入されている。レバー加圧バネ101に加圧されたロックレバー100が、図1中の時計回り方向に回転し、ロックレバー100のロックレバー爪部102がサイズダイヤル溝部501に落ち込むことでサイズダイヤル55の回転位置がロックされる。
図15は、図1に示す状態からロックが解除された状態の保持機構58を後方から見たときの回転軸Oを通る断面における概略断面図である。
シートサイズの設定を行うために、サイズダイヤル55を回転させる操作を行うときには、図15中の矢印「H」で示すように、まずロックレバー100の幅方向の外側端部を押し下げる。この操作により、ロックレバー100が図1中の反時計回り方向に回転し、図15に示すように、サイズダイヤル溝部501とロックレバー爪部102との係合が解除される。
次に、サイズダイヤル溝部501とロックレバー爪部102との係合が解除された状態で、サイズダイヤル55を回して希望するシートサイズの位置にサイズダイヤル55の回転位置を合わせる。
シートサイズの設定を完了させる際には、押し下げていたロックレバー100を離して、図1で示すように、ロックレバー爪部102をサイズダイヤル溝部501に落とし込み、ロックレバー爪部102とサイズダイヤル溝部501との係合をロックする。これでシートサイズの設定は完了となる。
このように、本実施形態の給送トレイ51では、給送トレイ51の本体に対して回動可能で、サイズダイヤル55を拘束するロックレバー100を備える。そして、ロックレバー100の一端を押すことでロックレバー100が回転し、ロックレバー100の他端に設けたロックレバー爪部102がサイズダイヤル溝部501から外れて、サイズダイヤル55に対する拘束を解除する保持機構58を備える。
このような保持機構58を備えているため、使用者は、ロックレバー100を手で押し、サイズダイヤル55を回して所定のシートサイズに設定し、ロックレバー100から手を離す。ロックレバー100から手を離すことで、サイズダイヤル55は、強い力で拘束されて回転不能となる。このため、シートサイズの設定終了後、給送トレイ51をプリンタ1本体に挿入する際、使用者が誤ってサイズダイヤル55を回すことに起因するジャム等の不具合の発生を防止できる。
また、本実施形態では、ロックレバー100のロックレバー爪部102がサイズダイヤル溝部501に係合した状態で、検出部54によってサイズダイヤル55の回転位置を検出できる構成となっている。サイズダイヤル溝部501にロックレバー爪部102が入っているため、使用者が、誤ってサイズダイヤル55を回して、回転位置が狙いの設定からずれる、または、検出不能になる等の不具合の発生を防止できる。また、個々のサイズダイヤル溝部501は、シートサイズと関連付けがされているため、適切なシートサイズを制御部200が認識できる。
図14に示すように、サイズダイヤル55には、その円筒状の周面を八等分する八個の仮想点のうちの七個にサイズダイヤル溝部501を設けている。そして、八等分する仮想点の残りの一個に対応する部分(図14中の「α」で示す破線領域)には、サイズダイヤル溝部501を設けていない。このため、この領域αにロックレバー爪部102が対向してもロックレバー100とサイズダイヤル55とは係合せず、サイズダイヤル55の回転位置が保持されない構成となっている。これは、以下の理由による。
すなわち、上述したように、本実施形態の検出部54は接点544が三つあり、サイズ情報出力面552の凹凸パターンとして「八通り」のパターンを検出することができるが、八通りのパターンのうちの一つは接点544の全てが「OFF」となる検出状態である。三つのスペーサ56の全てがサイズ情報出力面552の凹部552bに対向している状態では、接点544の全てが「OFF」となるが、給送トレイ51が装置本体にセットされていない状態でも接点544の全てが「OFF」となる。
このため、本実施形態の検出部54では、制御部200は、三つのスペーサ56の全てがサイズ情報出力面552の凹部552bに対向している状態と、給送トレイ51が装置本体にセットされていない状態とを区別できない。
このように、本実施形態の給送装置5の構成では、三つ全ての接点544が「OFF」になるのは給送トレイ51の未装着時だけではない。全てのスペーサ56(可動子541)がサイズ情報出力面552の凹部552bと対向する場合でも全ての接点544が「OFF」となる。従って、この状態のまま給送トレイ51をプリンタ1本体に装着すると、給送トレイ51の装着後も「給送トレイなし」と判定されて誤検知となる。
このような不具合を防止するため、全てのスペーサ56(可動子541)がサイズ情報出力面552の凹部552bと対向する回転位置では、ロックレバー爪部102をサイズダイヤル溝部501に係合させず、サイズダイヤル55の回転を許容するのが望ましい。
このため、図14に示すように、三つのスペーサ56の全てがサイズ情報出力面552の凹部552bに対向する回転位置で、ロックレバー爪部102に対向する拘束部555の表面(領域α)にはサイズダイヤル溝部501を設けない構成としている。
これにより、全てのスペーサ56が凹部552bと対向して接点544の全てが「OFF」となる回転位置で、サイズダイヤル55が保持される状態となることを防止できる。また、接点544の全てが「OFF」となる回転位置の状態からサイズダイヤル55がさらに回転することを許容し、この回転位置ではシートサイズを設定できない構成となっている。よって、給送トレイ51の装着後も「給送トレイなし」と判定されて誤検知となることを回避することができる。
また、この構成では、接点544の一つでも「ON」となることで、制御部200は、給送トレイ51が装着されたことを認識できる。そして、接点544の全てが「OFF」となる状態では、制御部200は、給送トレイ51が未装着状態であることを認識することができる。このため、上述したように給送トレイ51の装着の有無を検知する専用センサが不要となり低コスト化が図れる。
本実施形態では、接点544の全てが「OFF」となる回転位置の状態において、サイズ表示窓514によって視認されるサイズ表示面554の表示も空白(記載なし)とする。
それぞれの回転位置でサイズダイヤル55の回転位置を保持する保持機構58を設けることで、所定の回転位置以外でサイズダイヤル55が停止することによるシートサイズの誤検知を防止することが可能となる。また、全ての接点544が「OFF」の状態で給送トレイ51が未装着であると判定する場合には、全ての可動子541が突出位置となる回転位置では保持機構58を作動させない。これにより、給送トレイ51が装着済みであるにもかかわらず、未装着であると誤検知されることを防止することができる。
ここで述べた構成とは反対に、専用センサで給送トレイ51の装着の有無を検知する構成を採用した場合、全ての接点544が「OFF」となるパターンもシートサイズの検知に使用することができ、使用可能なシートサイズの種類を増すことができる。この場合、図14に示す保持機構58において、円筒面を形成した領域(破線丸印で示す箇所)にも回転部材側係合部としてのサイズダイヤル溝部501を設ける。そして、全てのスペーサ56(可動子541)がサイズ情報出力面552の凹部552bと対向する回転位置でもサイズダイヤル55の回転を拘束する構成とする。
本実施形態の給送装置5では、サイズダイヤル55にシートサイズに関連付けしたサイズダイヤル溝部501を設け、ロックレバー100のロックレバー爪部102をサイズダイヤル溝部501に係合させる。係合状態を維持して給送トレイ51をプリンタ1本体に挿入すると、検出部54でサイズダイヤル55の回転位置を検出した制御部200は、シートPのサイズを認識できる。
この係合状態はロックレバー100とレバー加圧バネ101とによって固定されており、サイズダイヤル55を操作する(回す)ためにはロックレバー100を解除する操作が必要な構成となっている。このため、実施形態の給送装置5では、使用者が誤ってサイズダイヤル55を回転することを防止でき、給送トレイ51をプリンタ1本体の挿入する操作等で使用者が誤ってサイズダイヤル55を回してしまう不具合を防止できる。
本実施形態の給送装置5は、検出部54は、ロックレバー爪部102とサイズダイヤル溝部501とが係合している状態で、サイズダイヤル55の回転位置を検出することができる。サイズダイヤル溝部501にロックレバー爪部102が入っているため、使用者が誤ってサイズダイヤル55を回し、狙いの設定からずれる、または、回転位置を検出できなくなる等の不具合を防止できる。また、個々のサイズダイヤル溝部501は、シートサイズと関連付けがされているため、サイズダイヤル55の回転位置を、サイズダイヤル溝部501がロックレバー爪部102と係合する回転位置とすることで、制御部200がシートサイズを認識できる。これにより、各シートサイズに応じたシートの搬送、画像形成等を行うことができ、安定した画像形成を行うことができる。
〔変形例1〕
次に、本実施形態の給送装置5の一つ目の変形例(以下、「変形例1」という)について説明する。
図16は、変形例1の給送装置5の給送トレイ51における保持機構58を後方から見たときの回転軸Oを通る断面における概略断面図である。
変形例1の給送トレイ51では、ロックレバー100に上下方向に貫通するロックレバー固定穴100aを設け、その下方に位置するように、前面パネル511にロックレバー固定台106にロックレバー固定台106を設ける。そして、ロックレバー固定穴100aにロックレバー固定ネジ105を入れて、ロックレバー100とロックレバー固定台106とをネジ締結する。これにより、ロックレバー100は給送トレイ51に固定され、ロックレバー100は回転できなくなり、サイズダイヤル溝部501とロックレバー爪部102との係合の解除ができなくなり、ロック状態が保持される。よって、サイズダイヤル55も回転できなくなり、サイズダイヤル55の回転位置を固定することができる。
変形例1では、ロックレバー100を回転できなくする固定解除防止手段として、ロックレバー100を給送トレイ51本体にネジ締結するロックレバー固定ネジ105を用いている。固定解除防止手段としては、ネジを用いたものに限らず、ロックレバー100等の係合固定手段による固定の解除を防止できる構成であればよい。
図17は、変形例1の給送トレイ51の前側を斜め上方から説明図である。図17に示すように、右サイドフェンス205と左サイドフェンス206とをそれぞれトレイ前部201に固定する右サイドフェンス固定ネジ205aと左サイドフェンス固定ネジ206aとを備える。
図18は、変形例1の給送トレイ51の中央部近傍の裏面の説明図である。図18に示すように、エンドフェンス207をトレイ後部202に固定するエンドフェンス固定ネジ207aを備える。
図17及び図18に示すように、給送トレイ51のサイドフェンス(205、206)及びエンドフェンス207もネジ止めすることで、シートサイズを固定した給送トレイ51が完成する。これにより、サイズ設定ミス(誤操作)によるジャムを防止することができる。
シートサイズを固定して使う使用者に対しては、ロックレバー100をロックレバー固定ネジ105で固定することで、サイズダイヤル55を回転する(動かす)ことができなくなる。さらに、シートPの幅方向を規制するサイドフェンス(205、206)及びシートPの送り方向を規制するエンドフェンス207もネジ(205a、206a及び207a)で固定する。これにより、シートサイズを固定して試用する際に、サイドフェンス(205、206)及びエンドフェンス207を動かすことができなくなり、使用者の誤操作を防止することが可能となる。
〔変形例2〕
次に、本実施形態の給送装置5の二つ目の変形例(以下、「変形例2」という)について説明する。
図19は、変形例2の給送装置5でサイズダイヤル55の回転がロックされた状態の給送トレイ51における保持機構58を後方から見たときの回転軸Oを通る断面における概略断面図である。図20は、変形例2の給送装置5でサイズダイヤル55の回転のロックが解除された状態の給送トレイ51における保持機構58を後方から見たときの回転軸Oを通る断面における概略断面図である。
変形例2の給送トレイ51は、ロックレバー爪部102がサイズダイヤル溝部501に入り込んでいない状態(非係合状態)で、プリンタ1本体に挿入されることを防止する挿入防止手段として機能するロックレバー凸部107を備える。
図20に示すように、非係合状態では、ロックレバー凸部107が給送トレイ51の前面パネル511の上面から上方に出っ張った状態となる。
図21は、図20に示す状態の給送トレイ51をプリンタ1本体に装着しようとするときの説明図である。図20及び図21に示すように、ロックレバー凸部107が出っ張った状態で給送トレイ51をプリンタ1の前面開口部59に挿入しようとすると、前面開口部59の上端の縁部を形成するプリンタ1本体の外装カバーと、ロックレバー凸部107とが干渉する。これにより、給送トレイ51が完全にプリンタ1本体にセット(挿入完了)できず、プリンタ1が動作できない。このため、使用者は操作に問題があることに気付くことができ、サイズダイヤル55を適切な回転位置とする操作を行う。これにより、サイズダイヤル55が上述した非係合状態となる回転位置であることに起因するジャムの発生を回避できる。
また、変形例2の構成では、図14を用いて説明した領域αにロックレバー爪部102が対向する状態でも、ロックレバー凸部107が出っ張った状態となり、給送トレイ51が完全にプリンタ1本体にセットできない。この場合も使用者は操作に問題がある(回転位置を設定なし状態としている)ことに気付き、ジャム等の不具合の発生を回避することが可能となる。
図22に示す従来例や図1等に示す実施形態の給送トレイ51は、サイズダイヤル55が上述した非係合状態となる回転位置であっても給送トレイ51をプリンタ1本体にセットできる。非係合状態では、サイズダイヤル55の回転位置の設定が不確実で、シートPのサイズを制御部200が特定できない状態である。このため、非係合状態の給送トレイ51をプリンタ1本体にセットできてしまうと、使用者は給送トレイ51をセットした後、再び給送トレイ51を引き抜き、サイズダイヤル55の設定を見直す作業が発生するという不具合が生じる。
一方、変形例2の給送トレイ51は、サイズ設定操作が不確実な場合は、給送トレイ51をプリンタ1本体に装着できないようにする誤操作防止機構としてロックレバー凸部107を備える。これにより、非係合状態ではプリンタ1本体にセットすることができないため、使用者は給送トレイ51をプリンタ1本体にセットする前に非係合状態であることに気付くことができる。そして、ロックレバー爪部102がサイズダイヤル溝部501に入り込んだ係合状態となるようにサイズダイヤル55の回転位置を設定し、給送トレイ51をプリンタ1本体にセットする。これにより、使用者は、一度セットした給送トレイ51を再び引き抜き、サイズダイヤル55の設定を見直す作業が発生しなくなり、使用者の操作性を向上できる。
また、シートPのサイズを制御部200が特定できない状態で給送トレイ51がセットされることを防止できるので、サイズダイヤル55の回転位置の設定が不確実なことであることに起因するジャム等の不具合を防止できる。
上述した実施形態では、サイズダイヤル55は、サイズ情報出力面552の凹凸形状のパターンを検出部54で検出されることにより、回転位置に関連付けられた情報であるシートサイズの情報を制御部200に報知することができる。また、サイズダイヤル55は、サイズ表示面554上のシートサイズの表示をサイズ表示窓514に表示し、使用者に視認させることにより、回転位置に関連付けられた情報であるシートサイズの情報を使用者に報知することができる。このような実施形態の給送装置5は、制御部と使用者との両方に回転部材の回転位置に関連付けられた情報を報知する構成であるが、制御部と使用者との何れか一方のみに回転部材の回転位置に関連付けられた情報を報知する構成としてもよい。
上述した実施形態では、画像形成装置がレーザーカラープリンタである場合について説明した。本発明を適用する画像形成装置としては、カラーレーザープリンタに限らず、モノクロプリンタやその他のプリンタ、複写機、ファクシミリ、印刷機及びインクジェット記録装置等でもよい。さらに、複写機、ファクシミリ、プリンタ、印刷機、インクジェット記録装置、及び画像読取装置のうちの二つ以上を組み合わせた複合機でもよい。
上述した実施形態では、シート収容体に回転部材を備える給送装置を、シートに画像を形成する画像形成装置に適用した構成について説明した。同様の給送装置を備える装置としては、画像形成装置に限らず、シート上の画像を読み取る画像読取手段を備えた画像読取装置にも適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
画像転写部4等の給送対象に向けて給送されるシートP等のシートを収容する給送トレイ51等のシート収容体と、シート収容体に対して回転可能に取り付けられ、停止した状態での回転位置に関連付けられた情報を、装置本体の制御部(制御部200等)と使用者との少なくとも一方に報知するサイズダイヤル55等の回転部材と、回転位置が所定の位置にあるときに回転部材に設けられたサイズダイヤル溝部501等の回転部材側係合部に係合するロックレバー100等の係合部材と、を備える給送装置5等の給送装置において、回転部材側係合部と係合部材との係合状態を固定するロックレバー100及びレバー加圧バネ101等の係合固定手段を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、回転位置に関連付けられた情報を報知する回転部材の回転位置が変動することを防止できる。これは、以下の理由による。
回転部材とこれに係合する係合部材とを備える従来の給送装置では、回転部材に力が作用していない状態では、係合部材と回転部材側係合部との係合により、回転部材の回転を規制し、回転部材の回転位置を保持することができる。そして、シート収容体に収容するシートの種類を変更する等、回転部材の回転位置によって報知する情報に変更があった場合、使用者が回転部材に回転方向の操作力を付与することで、上述した係合が解除され、回転部材の回転位置を変更する。
本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、このような従来の給送装置では、使用者が不意に接触する等によって回転部材に回転方向の操作力を付与し、上述した係合が解除され、回転部材の回転位置を設定した後に回転位置が変動することがあることを見出した。
態様Aでは、係合固定手段により、回転部材側係合部と係合部材との係合状態を固定するため、この固定を解除することなく回転部材に対して回転方向の操作力が付与されても回転部材が回転することを防止できる。よって、回転部材の回転位置が変動することを防止できる。
(態様B)
態様Aにおいて、給送トレイ51等のシート収容体は、プリンタ1等の装置本体に対して、引き出し及び挿入可能であり、ロックレバー100等の係合部材とサイズダイヤル溝部501等の回転部材側係合部とが係合していない状態(非係合状態等)で装置本体に対して挿入されるときに、装置本体に対して干渉するロックレバー凸部107等の非係合時干渉部材を備える。
これによれば、上記変形例2について説明したように、係合部材と回転部材側係合部とが係合していない状態であることを使用者が気付くことができる。このため、装置本体にシート収容体を挿入した後、再びシート収容体を引き抜き、回転部材の回転位置の設定を見直す作業が発生しなくなり、使用者の操作性を向上できる。
(態様C)
態様AまたはBにおいて、サイズダイヤル溝部501等の回転部材側係合部は、サイズダイヤル55等の回転部材の表面に設けられた溝部であり、ロックレバー100等の係合部材は、溝部に係合するロックレバー爪部102等の爪部を備え、爪部が溝部に係合する状態と、係合しない状態とに移動可能な部材であり、係合固定手段として、爪部が溝部に係合する状態となるように付勢するレバー加圧バネ101等の係合爪付勢部材を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、係合固定手段によって回転部材側係合部と係合部材との係合状態を固定する構成を実現できる。
(態様D)
態様A乃至Cの何れかの態様において、給送トレイ51等のシート収容体は、シートP等のシートの給送方向に沿って移動可能でシートの給送方向後端の位置を規制するエンドフェンス207等の後端規制部材と、シートにおける前記給送方向に直交する幅方向の端部の位置を規制するサイドフェンス(205及び206)等の幅方向端部規制部材とを有し、シート収容体に対する後端規制部材の位置を固定するエンドフェンス固定ネジ207a等の後端規制部材固定手段と、シート収容体に対する幅方向端部規制部材の位置を固定するサイドフェンス固定ネジ(205a及び206a)等の幅方向端部規制部材固定手段と、ロックレバー100及びレバー加圧バネ101等の係合固定手段による固定が解除されることを防止するロックレバー固定ネジ105等の固定解除防止手段と、を備える。
これによれば、上記変形例1について説明したように、シートサイズを一定サイズで使用する使用者に対し、関連する部材を固定することが可能となり、シートセット時の誤操作を防止できジャム等の不具合が防止できる。
(態様E)
画像転写部4等の給送対象に向けて給送されるシートを収容する給送トレイ51等のシート収容体と、シート収容体に対して回転可能に取り付けられ、停止した状態での回転位置に関連付けられた情報を、装置本体の制御部(制御部200等)と使用者との少なくとも一方に報知するサイズダイヤル55等の回転部材と、回転位置が所定の位置にあるときに回転部材に設けられたサイズダイヤル溝部501等の回転部材側係合部に係合するロックレバー100等の係合部材と、を備える給送装置5等の給送装置において、シート収容体は、装置本体に対して、引き出し及び挿入可能であり、係合部材と回転部材側係合部とが係合していない状態で装置本体に対して挿入されるときに、装置本体に対して干渉するロックレバー凸部107等の非係合時干渉部材を備える。
これによれば、上記変形例2について説明したように、係合部材と回転部材側係合部とが係合していない状態であることを使用者が気付くことができる。このため、装置本体にシート収容体を挿入した後、再びシート収容体を引き抜き、回転部材の回転位置の設定を見直す作業が発生しなくなり、使用者の操作性を向上できる。
(態様F)
態様A乃至Eの何れかの態様において、サイズダイヤル55等の回転部材が報知した回転位置に関連付けられた情報を制御部200等の制御部に入力する構成として、回転部材の回転位置を検出する検出部54等の回転位置検出手段を有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、回転部材の回転位置に関連付けられた情報を、装置本体の制御部に報知する構成を実現できる。
(態様G)
態様Fにおいて、検出部54等の回転位置検出手段は、ロックレバー100等の係合部材とサイズダイヤル溝部501等の回転部材側係合部とが係合している状態で、回転位置を検出可能な構成である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、係合部材と回転部材側係合部とが係合している状態は、ロックレバー100及びレバー加圧バネ101等の係合固定手段によって係合状態が固定される。このため、サイズダイヤル55等の回転部材を使用者が誤って回すような操作力を付与したとしても解除力が発生しないため、回転位置は動かず、回転位置を安定的に検出することができる。
(態様H)
態様Gにおいて、検出部54等の回転位置検出手段は、サイズダイヤル55等の回転部材のサイズ情報出力面552等の被検出部が所定に位置にあるか否かを検出する可動子541等の検出部材を複数備え、被検出部が所定の位置(「ON」の状態)にあることを検出した検出部材の組合せに基づいて回転位置を検出するものであり、全ての検出部材が、被検出部が所定の位置にないことを検出する回転位置(接点544の全てが「OFF」となる位置)では、サイズダイヤル溝部501等の回転部材側係合部とロックレバー100等の係合部材とは係合しない構成である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、全ての検出部材が、被検出部が所定の位置にないことを検出する回転位置では、回転部材側係合部と係合部材とが係合しない。このため、全ての検出部材が所定の位置にない状態の検出結果を、給送トレイ51等のシートシート収容体がプリンタ1等の装置本体に装着されているか否か等の回転部材の回転位置に関連付けられた情報の検出以外の情報の検出に用いることができる。上記実施形態の構成では、被検出部が一つでも所定の位置にあることを検出することで、制御部200等の制御部が、給送トレイ51等のシート収容体が装置本体に装着されたと認識することが可能となる。また、全ての検出部材が所定の位置にないことを検出することで、制御部はシート収容体が装置本体に対して未装着の状態であること認識できる。これにより、シート収容体の装置本体に対する装着状態の情報等、回転部材の回転位置に関連付けられた情報とは異なる情報の検出のための専用の検出手段を省くことが可能となりコストダウンが図れる。
(態様I)
態様A乃至Hの何れかの態様において、サイズダイヤル55等の回転部材の回転位置は、給送トレイ51等のシート収容体に収容されるシートP等のシートのサイズと関連付けて設定されており、回転部材は、シートのサイズに応じた回転位置に設定されることで、制御部200等の制御部と使用者との少なくとも一方にシートのサイズの情報を報知する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、回転部材を用いてシートのサイズの情報を制御部や使用者に報知する構成が実現できる。なお、報知する情報は、シートサイズに限らず紙種でもよい。報知する情報が、シートサイズではない場合は、エンドフェンス207等の後端規制部材と、サイドフェンス(205及び206)等の幅方向端部規制部材との位置を検出して、シートサイズを検出する構成としてもよい。
(態様J)
シートP等のシートに画像を形成する画像形成部3及び画像転写部4等の画像形成手段と、画像形成手段へ向けてシートを給送する給送手段とを備えたプリンタ1等の画像形成装置において、給送手段として、態様A乃至Iの何れかの態様に係る給送装置5等の給送装置を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シートサイズ等の回転位置に関連付けられた情報を適切に制御部200等の制御部や使用者に報知でき、安定した画像形成を行うことができる。
1 プリンタ
2 露光部
3 画像形成部
4 画像転写部
4a 駆動ローラ
4b 従動ローラ
5 給送装置
6 搬送路
7 定着部
8 排出部
11 フレーム
12 ガイド部
31 作像ユニット
32 感光体
33 帯電ローラ
34 現像装置
35 感光体クリーニングブレード
43 中間転写ベルト
44 ベルトクリーニング装置
45 一次転写ローラ
46 二次転写ローラ
47 廃トナー収容器
50 給送装置
51 給送トレイ
52 給送ローラ
53 符号化機構
54 検出部
55 サイズダイヤル
56 スペーサ
56a 第一スペーサ
56b 第二スペーサ
57 ボス
58 保持機構
59 前面開口部
61 レジストローラ対
71 加熱源
72 定着ローラ
73 加圧ローラ
81 排出ローラ
82 排出トレイ
100 ロックレバー
100a ロックレバー固定穴
101 レバー加圧バネ
102 ロックレバー爪部
103 ロックレバー回動軸
104 バネ保持台
105 ロックレバー固定ネジ
106 ロックレバー固定台
107 ロックレバー凸部
200 制御部
201 トレイ前部
202 トレイ後部
205 右サイドフェンス
205a 右サイドフェンス固定ネジ
206 左サイドフェンス
206a 左サイドフェンス固定ネジ
207 エンドフェンス
207a エンドフェンス固定ネジ
230 右側レバー
231 左側レバー
232 底板加圧バネ
246 底板
501 サイズダイヤル溝部
511 前面パネル
512 取っ手
513 残量表示窓
514 サイズ表示窓
514a 周縁部
541 可動子
542 ホルダ
542a ホルダ前面
543 弾性部材
544 接点
551 貫通穴
552 サイズ情報出力面
552a 凸部
552b 凹部
553 操作部
554 サイズ表示面
554a 突条
554b 傾斜面
555 拘束部
555a 谷部
555b 山部
556 フランジ
557 リブ
561 先端面
562 ストッパ
581 ベース部材
582 係止部材
583 爪部
O 回転軸
P シート
Q 延長線
α 領域
θ 中心角
特開2014−55058号公報

Claims (9)

  1. 給送対象に向けて給送されるシートを収容するシート収容体と、
    前記シート収容体に対して回転可能に取り付けられ、停止した状態での回転位置に関連付けられた情報を、装置本体の制御部と使用者との少なくとも一方に報知する回転部材と、前記回転位置が所定の位置にあるときに前記回転部材に設けられた回転部材側係合部に係合する係合部材と、を備える給送装置において、
    前記回転部材側係合部と前記係合部材との係合状態を固定する係合固定手段を備えるとともに、
    前記シート収容体は、前記装置本体に対して、引き出し及び挿入可能であり、前記係合部材と前記回転部材側係合部とが係合していない状態で前記装置本体に対して挿入されるときに、前記装置本体に対して干渉する非係合時干渉部材を備えることを特徴とする給送装置。
  2. 請求項の給送装置において、
    前記回転部材側係合部は、前記回転部材の表面に設けられた溝部であり、
    前記係合部材は、前記溝部に係合する爪部を備え、前記爪部が前記溝部に係合する状態と、係合しない状態とに移動可能な部材であり、
    前記係合固定手段として、前記爪部が前記溝部に係合する状態となるように付勢する係合爪付勢部材を備えることを特徴とする給送装置。
  3. 請求項1または2の給送装置において、
    前記シート収容体は、前記シートの給送方向に沿って移動可能で前記シートの給送方向後端の位置を規制する後端規制部材と、前記シートにおける前記給送方向に直交する幅方向の端部の位置を規制する幅方向端部規制部材とを有し、
    前記シート収容体に対する前記後端規制部材の位置を固定する後端規制部材固定手段と、前記シート収容体に対する前記幅方向端部規制部材の位置を固定する幅方向端部規制部材固定手段と、
    前記係合固定手段による固定が解除されることを防止する固定解除防止手段と、を備えることを特徴とする給送装置。
  4. 給送対象に向けて給送されるシートを収容するシート収容体と、
    前記シート収容体に対して回転可能に取り付けられ、停止した状態での回転位置に関連付けられた情報を、装置本体の制御部と使用者との少なくとも一方に報知する回転部材と、前記回転位置が所定の位置にあるときに前記回転部材に設けられた回転部材側係合部に係合する係合部材と、を備える給送装置において、
    前記回転部材側係合部と前記係合部材との係合状態を固定する係合固定手段を備えるとともに、
    前記シート収容体は、前記シートの給送方向に沿って移動可能で前記シートの給送方向後端の位置を規制する後端規制部材と、前記シートにおける前記給送方向に直交する幅方向の端部の位置を規制する幅方向端部規制部材とを有し、
    前記シート収容体に対する前記後端規制部材の位置を固定する後端規制部材固定手段と、前記シート収容体に対する前記幅方向端部規制部材の位置を固定する幅方向端部規制部材固定手段と、
    前記係合固定手段による固定が解除されることを防止する固定解除防止手段と、を備えることを特徴とする給送装置。
  5. 請求項1乃至の何れか一に記載の給送装置において、
    前記回転部材が報知した前記回転位置に関連付けられた情報を前記制御部に入力する構成として、前記回転部材の前記回転位置を検出する回転位置検出手段を有することを特徴とする給送装置。
  6. 請求項の給送装置において、
    前記回転位置検出手段は、前記係合部材と前記回転部材側係合部とが係合している状態で、前記回転位置を検出可能な構成であることを特徴とする給送装置。
  7. 請求項の給送装置において、
    前記回転位置検出手段は、前記回転部材の被検出部が所定に位置にあるか否かを検出する検出部材を複数備え、前記被検出部が所定の位置にあることを検出した前記検出部材の組合せに基づいて前記回転位置を検出するものであり、
    全ての前記検出部材が、前記被検出部が所定の位置にないことを検出する前記回転位置では、前記回転部材側係合部と前記係合部材とは係合しない構成であることを特徴とする給送装置。
  8. 請求項1乃至の何れか一に記載の給送装置において、
    前記回転部材の前記回転位置は、前記シート収容体に収容される前記シートのサイズと関連付けて設定されており、前記回転部材は、前記シートのサイズに応じた前記回転位置に設定されることで、前記制御部と前記使用者との少なくとも一方に前記シートのサイズの情報を報知することを特徴とする給送装置。
  9. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段へ向けて前記シートを給送する給送手段とを備えた画像形成装置において、
    前記給送手段として、請求項1乃至の何れか一に記載の給送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2017041510A 2017-03-06 2017-03-06 給送装置及び画像形成装置 Active JP6829834B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017041510A JP6829834B2 (ja) 2017-03-06 2017-03-06 給送装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017041510A JP6829834B2 (ja) 2017-03-06 2017-03-06 給送装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018144942A JP2018144942A (ja) 2018-09-20
JP6829834B2 true JP6829834B2 (ja) 2021-02-17

Family

ID=63590562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017041510A Active JP6829834B2 (ja) 2017-03-06 2017-03-06 給送装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6829834B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018144942A (ja) 2018-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10486922B2 (en) Sheet feeding device and image forming apparatus incorporating the sheet feeding device
US8131164B2 (en) Processing unit and image forming apparatus
US10139772B2 (en) Waste toner detection mechanism and image forming apparatus
JP6007692B2 (ja) 給送装置及び画像形成装置
US8292290B2 (en) Feeding device and image forming apparatus
US6826383B2 (en) Sheet size detection apparatus and image forming apparatus
US8684348B2 (en) Sheet supplying device and image forming apparatus incorporating same
KR20160010220A (ko) 롤러 이격장치 및 이를 채용한 화상형성장치
JP5972131B2 (ja) 画像形成装置、カートリッジ、画像形成装置本体、及びカートリッジの誤挿入防止システム
JP6899091B2 (ja) シート積載装置、給送装置及び画像形成装置
CN101526787A (zh) 图像形成装置
JP6829834B2 (ja) 給送装置及び画像形成装置
JPH0643706A (ja) 画像形成装置
US9963309B2 (en) Image forming apparatus incorporating temporary retainer for bypass tray
JP4722170B2 (ja) プロセスユニットおよび画像形成装置
JP2013104948A (ja) 画像形成装置、方法、システム、及びプリンタドライバ
JP6670371B2 (ja) 画像形成装置
JP5901997B2 (ja) プロセスユニットおよびこれを備えた画像形成装置
JP5957432B2 (ja) 画像形成装置
JP5409880B2 (ja) 画像形成装置
JP4731588B2 (ja) 画像形成装置
JP2002372819A (ja) 画像形成装置
US9027921B2 (en) Sheet size setting device, and sheet feeding apparatus and image forming apparatus including the same
JP7006109B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2019112202A (ja) シート端部位置規制部材、シート載置装置、シート給送装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210107

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6829834

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151