JP6829525B2 - 防風植栽構造 - Google Patents

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本発明は、建物の周囲に生じるビル風を低減する防風植栽構造に関する。
従来より、建物の周囲に生じるビル風を低減する防風植栽構造が知られている。
特許文献1には、ビル風が巻き起こる箇所に、地上から上方に設置した支持フレームと、地面に植え付けられてこの支持フレームの略全域に這うようにしたつる性の常緑樹と、を備える防風植栽構造が示されている。
特許文献2には、樹木の周囲に、3本以上のパイプを交差させて立設し、各パイプの上端と、交差部の若干上方にそれぞれロープを掛け回し、隣接する両パイプと上下両ロープの囲む面にネットを張設した育樹用防風ネット装置が示されている。
特許文献3には、樹木の幹を取り囲む複数箇所において幹の延在方向に沿って配置される複数本の支柱と、これら支柱を地面に固定する固定部と、隣接する支柱同士を連結することにより複数本の支柱を固定部によって地面に自立させる連結部材と、支柱に設けられた人工樹木による枝葉と、を備える樹木の生育保護ユニットが示されている。
特開平4−336179号公報 特開平6−46690号公報 特許第5631245号公報
しかしながら、特許文献1の防風植生構造では、地面でつる性の植物を生育させ、この植物を上方まで這わせるので、地面付近につる性の植物が生い茂ることとなり、植栽配置の自由度が低かった。
また、特許文献2の育樹用防風ネット装置や特許文献3の生育保護ユニットでは、樹木同士の間を通り抜けるビル風を防ぐことができない、という問題があった。
本発明は、地面付近の植栽配置の自由度が高く、かつ、樹木の本数が少なくても、これら樹木同士の間にビル風が抜けるのを低減できる、ビル風対策用の防風植栽構造を提供することを課題とする。
本発明者は、ビル風対策用の防風植栽構造として、樹木同士の間に、土収容部が吊り下げられた植物生育部を架設するとともに、植物生育部の下方に、水平方向および鉛直方向に移動可能な骨格材を配置し、植物生育部で生育したつる性の常緑植物をその骨格材に這わせることで、樹木間に植栽配置の自由度の高い防風植栽が設置できることに着目して、本発明のビル風対策用の防風植栽構造を発明するに至った。
第1の発明の防風植栽構造(例えば、後述の防風植栽構造1)は、建物(例えば、後述の建物2)の周囲に生じるビル風を低減する防風植栽構造であって、前記建物に沿って配置された複数の樹木(例えば、後述の高木3)と、当該複数の樹木同士の間に設けられた防風装置(例えば、後述の防風装置10)と、を備え、当該防風装置は、前記樹木の近傍に立設された一対の支柱(例えば、後述の支柱11)と、当該一対の支柱間に設けられてかつ土(例えば、後述の土32)が収容されてつる性の常緑植物(例えば、後述の蔦33)が生育される植物生育部(例えば、後述の植物生育部13)と、を備えることを特徴とする。
ここで、樹木とは、防風植栽構造の施工前に既に植え付けられていた樹木だけでなく、防風植栽構造の施工時に植え付ける樹木も含まれる。
本発明によれば、一対の支柱同士の間に植物生育部を設け、この植物生育部でつる性の常緑植物をビル風抵抗体として生育することで、樹木の本数が少なくても、樹木同士の間にビル風が抜けるのを低減できる。つる性の常緑植物は、気候から受ける影響が小さく、かつ、つる部に一年を通じて葉がついているので、ビル風抵抗体として機能する。
第2の発明の防風植栽構造では、前記防風装置は、前記植物生育部の下方で前記一対の支柱同士の間に上下に移動可能に架設された複数の水平部材(例えば、後述の水平部材14)と、鉛直方向に延びて前記複数の水平部材が挿通されるリング部(例えば、後述のリング部50)を有する鉛直部材(例えば、後述の鉛直部材15)をさらに備えることを特徴とする。
この発明によれば、一対の支柱同士の間に設けた植物生育部にて、つる性の常緑植物を生育し、さらに、そのつる性の常緑植物を、支柱、骨格材である水平部材、骨格材である鉛直部材などに這わせる。これにより、これら骨格材に這わせて安定的に生育されたつる性の常緑植物が、樹木間を通り抜けるビル風を低減する。
また、植物生育部に植えられたつる性の常緑植物を、上から、支柱、水平部材、鉛直部材などに這わせて生育できるので、地面付近の植栽配置の自由度を高めることができる。また、水平部材の高さ位置を調整することで、つる性の常緑植物の植栽範囲を自在に調整できる。
また、鉛直方向に延びる鉛直部材に複数の水平部材が挿通されるリング部を設けたので、鉛直部材を水平方向に自在に移動できる。よって、水平部材の高さおよび鉛直部材の水平位置を調整することで、建物の樹木間からの眺望を確保したり、樹木間に設けたつる性の常緑植物の植栽範囲を自在に調整したりできる。
第3の発明の防風植栽構造では、前記防風装置は、前記一対の支柱の上端部同士の間に架設された散水配管(例えば、後述の散水配管12)をさらに備え、前記植物生育部は、当該散水配管に吊り下げ支持されており、前記散水配管には、散水孔(例えば、後述の散水孔40)が設けられ、前記散水配管内を流通する水分が当該散水孔を通して前記植物生育部に噴射されることを特徴とする。
この発明によれば、支柱の上端部同士の間に散水配管を架設して、この散水配管から植物生育部を吊り吊り下げ支持しつつ、散水配管に設けた散水孔を通して、散水配管内の水分を植物生育部に噴射した。よって、散水配管を別途設置することなく、植物生育部内の常緑植物に散水でき、低コストで常緑植物を生育できる。また、散水配管に注水口(後述の給水配管20A)を接続することで、この注水口付近から、植物生育部で生育される常緑植物に容易に水や養分が提供できる。
本発明によれば、樹木の本数が少なくても、これら樹木同士の間にビル風が抜けるのを低減できる、ビル風対策用の防風植栽構造を実現できる。
本発明の一実施形態に係る防風植栽構造の側面図である。 前記防風植栽構造の防風装置の側面図である。 前記防風装置の平面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。
本発明は、支柱同士の間につる性の常緑植物が植えられた植物生育部を設け、そのつる性の常緑植物を、支柱、散水装置、水平部材、鉛直部材などに這わせて生育することで、樹木間を通り抜けるビル風を低減する防風植栽構造である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る防風植栽構造1の側面図である。
防風植栽構造1は、建物2の周囲に生じるビル風を低減するものであり、建物2に沿って所定間隔おきに配置された複数の樹木としての高木3と、高木3同士の間に設けられたツツジなどの低木4および防風装置10と、を備える。
図2は、防風装置10の側面図である。図3は、防風装置10の平面図である。図4は、図2のA−A断面図である。
防風装置10は、高木3を囲んで地面5に立設された一対の支柱11(図1参照)と、この一対の支柱11の上端部同士の間に架設された散水配管12と、散水配管12に吊り下げ支持された植物生育部13と、植物生育部13の下方で支柱同11士の間に架設された複数の水平部材14と、鉛直方向に延びる鉛直部材15と、を備える。
支柱11は、高木3の周囲に立設された4本の支柱本体20と、これら4本の支柱本体20を連結する複数の円環状の連結部21と、を備える。
4本の支柱本体20のうちの一つは、散水配管12に連結された給水配管20Aとなっている。
図5は、図2のB−B断面図である。
植物生育部13は、上面が開放された箱状で内部に土32が収容された生育部本体30と、生育部本体30を散水配管12から吊り下げ支持する吊り下げ部材31と、を備える。
生育部本体30の土32には、つる性の常緑植物としての蔦33が生育されている(図1参照)。この蔦33は、生育部本体30から下方に向かって延びて、さらに水平部材14や鉛直部材15の上を這っている。
また、生育部本体30の底面には、土32中の水分を排水するための水抜き孔34が形成されている。
散水配管12には散水孔40が設けられており、これにより、散水配管12内を流通する水が、散水孔40を通して生育部本体30の土32や蔦33に噴射される。
水平部材14は、ワイヤをターンバックルで締め付けて張力を導入したものである。よって、ターンバックルを緩めることで張力を解除し、水平部材14を支柱11に沿って上下に移動可能となっている。
鉛直部材15には、水平部材14が挿通されるリング部50と、リング部50同士を連結する連結部51と、を備える。よって、鉛直部材15は、水平部材14に沿って水平移動可能となっている。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)支柱11の上端部同士の間に植物生育部13を設け、この植物生育部13で蔦33をビル風抵抗体として生育することで、高木3の本数が少なくても、高木3同士の間にビル風が抜けるのを低減できる。
(2)一対の支柱11同士の間に設けた植物生育部13にて蔦33を生育し、さらに、その蔦33を、支柱11、散水配管12、骨格材である水平部材14、骨格材である鉛直部材15などに這わせる。これにより、これら骨格材に這わせて安定的に生育された蔦33が高木3間を通り抜けるビル風を低減する。
また、植物生育部13で生育した蔦33を、上から、支柱11、散水配管12、水平部材14、鉛直部材15に這わせたので、地面付近の低木4の植栽配置の自由度が高くなる。また、水平部材14の高さ位置を調整することで、蔦33の植栽範囲を自在に調整できる。
また、鉛直部材15に複数の水平部材14が挿通されるリング部50を設けたので、鉛直部材15を水平方向に自在に移動できる。よって、水平部材14の高さおよび鉛直部材15の水平位置を調整することで、建物2の高木3間からの眺望を確保したり、高木3間に設けた蔦33の植栽範囲を自在に調整したりできる。
(3)散水配管12に設けた散水孔40を通して、散水配管12内の水を植物生育部13に噴射したので、散水配管を別途設置することなく、植物生育部13内の蔦33に散水でき、低コストで蔦33を生育できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、水平部材14と鉛直部材15とを別部材とし、かつ、それぞれを移動可能としたが、これに限らず、予め、水平部材と鉛直部材とを互いに接合して格子状の部材としてもよい。
1…防風植栽構造 2…建物 3…高木(樹木) 4…低木 5…地面
10…防風装置 11…支柱 12…散水配管 13…植物生育部
14…水平部材 15…鉛直部材
20…支柱本体 20A…給水配管 21…連結部
30…生育部本体 31…吊り下げ部材 32…土 33…蔦(つる性の常緑植物)
34…水抜き孔 40…散水孔
50…リング部 51…連結部

Claims (2)

  1. 建物の周囲に生じるビル風を低減する防風植栽構造であって、
    前記建物に沿って配置された複数の樹木と、当該複数の樹木同士の間に設けられた防風装置と、を備え、
    当該防風装置は、前記樹木の近傍に立設された一対の支柱と、
    当該一対の支柱間に設けられてかつ土が収容されてつる性の常緑植物が生育される植物生育部と、
    前記植物生育部の下方で前記一対の支柱同士の間に上下に移動可能に架設された複数の水平部材と、
    鉛直方向に延びて前記複数の水平部材が挿通されるリング部を有する鉛直部材と、を備えることを特徴とする防風植栽構造。
  2. 前記防風装置は、前記一対の支柱の上端部同士の間に架設された散水配管をさらに備え、
    前記植物生育部は、当該散水配管に吊り下げ支持されており、
    前記散水配管には、散水孔が設けられ、前記散水配管内を流通する水分が当該散水孔を通して前記植物生育部に噴射されることを特徴とする請求項1に記載の防風植栽構造。
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