JP6828970B2 - D2dにおけるリソースのインデックス付け - Google Patents

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Description

本開示は、デバイス対デバイス(D2D)および/またはV2X通信のためのリソースのプールの設計に関し、より詳細には、D2Dおよび/またはV2X送信を可能にするために無線アクセスノードの無線リソースを用いるための、ユーザ装置および方法に関する。
3GPPロングタームエヴォリューション(LTE)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)内で開発された第4世代移動通信技術の規格であり、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)規格を改善して、より高いデータレート、効率の向上、およびコストの削減といった改善されたサービスに関して、将来の要件に対処する。
進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)は、LTEシステムの無線アクセスネットワークである。E−UTRANにおいて、ユーザ装置(UE)は、LTEにおいて進化型ノードB(eNodeB)と一般に呼ばれる無線基地局(RBS)に無線で接続される。RBSは、無線信号をUEに送信し、UEによって送信された信号を受信することができる無線ネットワークノードの一般用語である。LTEでは、eNodeBはセルにおける無線リソースを管理し、コアネットワーク(CN)、ならびにX2インターフェースを介して隣接するeNodeBに直接接続されている。
リリース12の間、LTE規格は、商用および公衆の両方のアプリケーションを対象としたデバイス対デバイス(D2D)(「サイドリンク」として特定される)機能のサポートで拡張された。リリース12 LTEによって可能にされるいくつかのアプリケーションは、デバイスディスカバリ(発見)であり、ここでデバイスは、デバイスおよびアプリケーション識別情報を搬送するディスカバリメッセージをブロードキャストおよび検出することによって、別のデバイスおよび関連アプリケーションの近接性をセンシング(感知)することができる。他のアプリケーションは、デバイス間で直接終端された物理チャネルに基づく直接通信からなる。
D2D通信は、車両間の直接通信、歩行者運搬デバイス、およびインフラストラクチャ搭載デバイスの任意の組み合わせを含む、車両対X(V2X)通信をサポートするように拡張することができる。V2x通信は利用可能なネットワーク(NW)インフラストラクチャを活用できる。ただし、利用可能なネットワークインフラストラクチャが不足している場合は、少なくとも基本的なV2x接続が可能である。LTEベースのV2xインターフェースを提供することは、LTE規模の経済性のために経済的に有利であり得、それは、専用のV2x技術を使用した場合と比較して、NWインフラストラクチャとの通信(車両対インフラストラクチャ(V2I))、(車両対歩行者(V2P))、および(車両対車両(V2V))通信のより緊密な統合化を可能にし得る。サイドリンクという用語は、3GPP仕様において、UE間で直接、すなわち、eNodeB(eノードB)を通過せずにメッセージを送信することを指すために使用される。サイドリンクは、D2D通信、V2xおよびx2V通信、ProSe(近接サービス)等を実現するために使用される。LTEでは、サイドリンク通信はPC5インターフェースを介して行われ、セルラ通信(すなわちアップリンクおよびダウンリンク)はUuインターフェースを介して行われる。メッセージはUE間で直接交換されるが、通信はeNodeBによって制御されてもされなくてもよい。例えば、eNodeBは、サイドリンク通信のために時間−周波数リソースのプールを設定してもよく、またはそれは特定の時間−周波数リソースでサイドリンク通信をスケジュールしてもよい。図1は、LTEベースの無線アクセスネットワーク(NW)に対するV2Xシナリオを示す概略図である。図1に示すように、V2I(車両対インフラストラクチャ)通信は、車両と無線アクセスネットワーク(RAN)との間で提供され、V2V(車両対車両)通信は、(無線アクセスネットワークを通じて通信することなく)異なる車両間で直接提供され、V2P(車両対歩行者)通信は、車両と人または歩行者によって保持されるデバイス(例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータなど)との間で直接提供されてもよい。V2X通信は、V2I、V2P、およびV2V通信のいずれかまたはすべてを含むことを意味する。
V2x通信は、例えばレイテンシ(待ち時間)、信頼性、容量などに関して、アプリケーションおよびサービスのそれぞれが特定の要件セットに関連付けられ得る、非安全および安全情報の両方を搬送し得る。
欧州電気通信標準化機構(ETSI)は、交通安全のために2種類のメッセージを定義した。すなわち、協調認識メッセージ(CAM(Co-operative Awareness Message))および分散型環境通報メッセージ(DENM(Decentralized Environmental Notification Message))である。
CAMメッセージは、緊急車両を含む車両が、その存在および他の関連パラメータをブロードキャスト方式で通知することを可能にすることを目的としている。そのようなメッセージは、他の車両、歩行者、およびインフラストラクチャを対象とし、それらのアプリケーションによって処理される。CAMメッセージはまた、通常のトラフィックのための安全運転への積極的な支援として役立つ。デバイスは100ms(ミリ秒)ごとにCAMメッセージの可用性をチェックし、最大検出レイテンシ要件はほとんどのCAMメッセージで100msを超えないようにする。ただし、プリクラッシュセンシング警告に対するレイテンシ要件は50ms以下である。
DENMメッセージはブレーキ等によってイベントトリガされ、DENMメッセージの可用性も100msごとにチェックされ、最大レイテンシ要件は100ms以下である。
CAMとDENMメッセージのパッケージサイズは、100バイトから800バイト以上まで変化するが、典型的なサイズは、特定のV2Xユースケース、メッセージタイプ(例えば、DENMはCAMより大きくてもよい)に依存して、また、パケットに含まれているセキュリティフォーマット(例:完全な証明書または証明書ダイジェスト)に依存して、およそ300バイトである。メッセージは、近くにあるすべての車両によって検出されるはずである。
自動車技術者協会(SAE)は、様々な定義されたメッセージサイズを有する専用短距離通信(DSRC)のための基本安全メッセージ(BSM)を定義した。メッセージの重要性および緊急性に基づいて、BSMは更に異なる優先度に分類される。DSRCは、特に自動車用に設計された単方向または双方向の短距離から中距離の無線通信チャネル、および対応するプロトコルと規格のセットである。
[無線リソースの予約]
V2X通信において、2つの主要な種類のトラフィックが区別される。すなわち、再発性(recurrent)トラフィックとイベントトリガートラフィックである。再発性トラフィックの場合、送信されたパケットは規則的に到着する(例えば、それらは厳密に周期的であるかまたは平均周期性からいくらかの偏差を有することがある)。再発性トラフィックのV2x送信をスケジュールするための1つの効率的な方法は、無線リソース予約(booking)を使用することである。リソース予約を使用したリソース割り当てでは、UEは次のパケットを送信するために(全ての再送を含む)、事前に無線リソースを予約できる。予約の最小期間は、通常、2つの連続するパケット間の最小時間(例えば、最小メッセージ周期)であるとみなされる。同様に、予約の最大期間は通常、2つの連続したパケット間の最大時間(例えば、最大メッセージ周期)であるとみなされる。例えば、V2Xでは、2つの連続したCAMメッセージの生成間の時間間隔は、(輻輳制御がない場合)100ms(ミリ秒)より小さくなくてもよく、そして1s(秒)を超えてはならない。したがって、現在3GPPで検討されているように、100ms、200ms、…、または1sの予約を許可するのが妥当である。通常、UEは予約情報を他のUEにシグナリングする。これにより、受信側UEは、受信した予約メッセージを読み取ることによって無線リソースの将来の利用を予測し、同じリソースを使用しないようにその現在の送信をスケジュールすることができる。そのようにするために、UEは、予約メッセージを収集するために(再)選択トリガに先行するある期間にわたってチャネルをセンシングする必要がある。更に、以前に予約されたリソースを解放する予約解除(unbooking)メッセージを送信することも可能であり得る。
[LTEとV2Xにおける周期性]
LTE送信はフレームに編成され、更にサブフレームに分割される。各フレームは10個のサブフレームを含み、周期的に繰り返されるシステムフレーム番号(SFN)により識別される。周期は1024フレーム、または同等の10240サブフレームまたはミリ秒である。SFNは、異なるノードが異なるサブフレームを区別することを可能にする。このようにして、それらは1つまたは他の種類の送信(例えば、同期信号、制御情報など)をいつ期待するかを知る。一般に、LTEノードには、SFN期間を超えてフレームを区別する方法を有さない。したがって、ミリ秒単位で測定すると、LTEにおける周期性は10240を分割する必要がある。例えば、256サブフレーム毎に来るように特定の種類の信号を定義することができる。これは、SFN期間において、信号が40回繰り返されることを意味する。その代わりに、それらが255サブフレーム毎に来るように定義された場合、255は10240を分割しないので、SFN期間にわたって周期性を維持することは不可能であろう。
LTE V2X、スケジューリングは100msの周期で編成されるであろう。その理由は、100msが上位レイヤでの2つのV2Xパケットの生成間の最小間隔であるためである。例えば、UEは、100msの倍数に関して送信のためのリソースを予約することができる(例えば、UEは、100msまたは200msで送信のためのリソースを予約することができる)。リソース割り当てプロトコル全体は、UEがそれらの送信をスケジューリングし、それらのリソースを予約することに依存している。これに加えて、LTE V2Xはまた、周期的な同期信号の送信を必要とするであろう。
明らかに、100は10240を分割しない。これは、100msの周期性に基づく設計を(10240msの周期性に基づく)LTEに組み込む方法を定義する必要があることを意味する。
[既存の解決策の問題]
3GPPは過去において10240を分割しない周期性をLTEに適合させるという問題に直面した。リリース12におけるサイドリンクの標準化中に、200msの期間が定義された。それらをLTE構造に適合させるために、次の切り捨て方法が採用された。すなわち、より短い(切り捨てられた)最後のものを除いて、全てのD2D期間は200msからなる。D2DパケットはD2D期間内にスケジュールされ送信されたので、これは問題を提示しなかった。UEは、送信をスケジューリングするときに、最後のD2D期間がより短いことを単に考慮に入れなければならなかった。
この解決策は、性能を大幅に低下させずにLTE−V2Xに適用することはできない。前述したように、LTE V2Xで使用されるリソース割り当てプロトコルは、予約に依存している。しかしながら、切り捨てが適用されると、予約の連鎖は途切れることになり得る。いくつかのシナリオでは、これは、分散リソース割り当てアルゴリズムがそのような不連続の後に収束するための時間を必要とすることを考えると、送信が実際に中断されることを意味し得る。LTEにおけるD2Dに対する100サブフレーム周期性に関連付けられたこの不連続性が、図2に示される。最後の期間では、それを完了するために60個のサブフレームが欠けているので、この期間は40個のサブフレームしか含まない。したがって、欠けている60個のサブフレームへの予約は不可能であり、それらの不足している60個のサブフレームから予約を開始することも不可能である。後者の状況が図2に示されており、サブフレーム99は、サブフレーム99の期間の前の期間に100個のサブフレームを必要とするので、100ms前に予約できないことが示されている。
更に、将来的には、固定オフセットを用いたリソース予約(例えば、正確に100msまたは200ms以内の予約)が不可能になる可能性がある。その理由は、一般にLTEネットワークにおいて、そして特にLTE V2X通信において、いくつかのサブフレームは他の目的(例えば、同期信号の送信)のために使用されるので、V2X送信に利用できないことである。関連した問題を図3に示し、ここでは、非V2Xサブフレームの存在、すなわち特別な目的のために使用され、したがってV2X通信には利用できないサブフレームの存在の例が示される。サブフレーム255はサイドリンク同期信号(SLSS)のために使用されるので、サブフレーム155から先への100msの予約は不可能である。同様に、サブフレーム451はアップリンク送信に使用され、したがってV2X通信には利用できない。
実施形態の目的は、上述の問題のうちの1つ以上を軽減または少なくとも軽減することである。この目的および他の目的は、独立請求項に従う方法および無線デバイスによって、そして従属請求項に従う実施形態によって達成される。
第1の態様によれば、目的は、D2D通信のために無線アクセスネットワークのサブフレームを使用するために、UEによって実行される方法によって達成される。方法は、無線アクセスネットワークのサブフレームの中からD2D通信に利用可能なサブフレームを決定することを含む。D2D通信に利用可能なサブフレームは、無線アクセスネットワークのいくつかのサブフレームを除外するので、サブフレームの数におけるD2D通信の周期性は、D2D通信に利用可能なサブフレームの数を分割する。方法はまた、D2D通信を可能にするために、決定されたサブフレームを使用することを含む。
第2の態様によれば、目的は、D2D通信を可能にするために無線アクセスネットワークのサブフレームを使用するように構成されたUEによって達成される。UEは、無線アクセスネットワークのサブフレームの中からD2D通信に利用可能なサブフレームを決定するように更に構成される。D2D通信に利用可能なサブフレームは、無線アクセスネットワークのいくつかのサブフレームを除外するので、サブフレームの数におけるD2D通信の周期性は、D2D通信に利用可能なサブフレームの数を分割する。UEはまた、D2D通信を可能にするために、決定されたサブフレームを使用するように構成される。
更なる態様によれば、目的は、UE上で実行されたときにUEに上記の第1の態様による方法を実行させるコンピュータ可読コードを含むコンピュータプログラムによって、またはコンピュータプログラムを格納するコンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品によって達成される。
実施形態の利点は、それらが、異なる周期性(例えば、パケットの周期性およびリソース構造の周期性)による不連続性を回避するようにLTEサブフレームをインデックス付けすることを可能にすることである。したがって、D2D/V2Xサブフレームは、不連続性を回避するLTE周期的フレーム構造のサブフレーム上にマッピングされ得る。更に、実施形態は、利用可能なサブフレームが、各期間において異なる方法でD2Dに利用可能でないサブフレームとインターリーブされていても、異なる期間にわたってD2D利用可能なサブフレームの単純なインデックス付けを可能にする。
図1は、LTEベースの無線アクセスネットワークに対するV2Xシナリオを示す概略図である。 図2は、切り捨てが適用されたときの予約の連鎖における不連続性の概略図である。 図3は、非V2Xサブフレームの存在を示す例示的なフレーム構造の概略図である。 図4は、例1の概略図、およびV2XサブフレームがLTE SFNフレーム構造にどのようにマッピングされるかを示す図である。 図5は、D2D通信に利用可能なサブフレームの更なる細分割の概略図である。 図6aは、実施形態に従うUEにおける方法を示すフローチャートである。 図6bは、実施形態に従うUEにおける方法を示すフローチャートである。 図7は、実施形態に従うUEを概略的に示すブロック図である。
発明の概念の実施形態の例が示されている添付の図面を参照して、本発明の概念を以下により完全に説明する。しかしながら、本発明の概念は多くの異なる形態で具体化されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、この開示が徹底的かつ完全であり、そして本発明の概念の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。これらの実施形態は相互に排他的ではないことにも留意されたい。一実施形態からの構成要素は、他の実施形態に存在する/使用されると暗黙的に想定され得る。以下に記載される任意の2つ以上の実施形態は、互いに任意の方法で組み合わされ得る。
本開示の実施形態は、図1のブロック図に示されるように、LTEベースの無線アクセスネットワークのためのV2Xシナリオの文脈において制限なく説明される。図示された通信システムは、本開示の様々な実施形態に従って無線リソース割り当てを使用してパケットのV2x通信に対して構成されたUEを含む。通信システムは、無線ネットワークノード(例えば、LTE eNodeB)と複数のUEとを含む。UEは、車両対インフラストラクチャ(V2I)通信、車両対歩行者(V2P)通信、および車両対車両(V2V)通信のうちの任意の1つ以上といった、D2Dおよび/またはV2x通信に対して構成された任意の種類の電子デバイスとすることができる。本明細書で使用されるとき、D2Dはより広い意味で任意のタイプのUE間の通信を含むように言及され、そして車両と任意の他のタイプのUE間のV2x通信を含む。UEの種類の例には、無線デバイス、パーソナルデータアシスタント(PDA)、タブレットコンピュータ(例えば、iPAD)、携帯端末、スマートフォン、スマートウォッチ、ラップトップ内蔵機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、車載通信デバイス、インフラストラクチャ搭載通信デバイス等が含まれるが、これらに限定されない。
実施形態は、V2XおよびLTEシステムに関して非限定的な一般的文脈で説明される。しかしながら、記載された実施形態は、D2D(サイドリンクとしても知られる)およびNR(New Radio)等のLTE以外の他のRATにも適用することができる。実施形態は、2つの周期性または周期(LTEの周期性または周期として10240ms、およびV2Xの周期性または周期として100ms)に関して説明されているが、その原理は、より一般的には第1の周期Aおよび第2の周期Bと呼ばれる他の周期性または周期値に適用することができる。したがって、実施形態は、ある周期性を有する、または第2の周期Bより大きい、第1の周期Aを有する無線リソースが第2のセットの無線リソースに適用され、第1の周期Aが第2の周期Bの整数倍ではない、あらゆる場合に適用される。
実施形態では、V2Xリソースは100msのグループにあってもよいが、UEは最小200ms、すなわち周期100msの倍数で動作してもよい。歩行者にとっては、1000ms毎の送信が可能であり得るが、その周期は依然として100msであり得る。
本明細書における例示的なシナリオは、LTEシステムについて説明され、D2D通信を可能にするためにセンシングされ、予約され、そして割り当てられる無線リソースは、サブフレームに対応する。以下では、無線リソースおよびサブフレームという用語は互換的に使用される。別の無線アクセスネットワークでは、サブフレーム以外の他の無線リソースが使用され得る。
LTEでは、10240ms(すなわち10240サブフレーム)がSFN期間に対応し、100msはV2Vプールのプール期間(poolPeriod)であり得る。V2VプールまたはD2Dプールは、1種類のV2X/D2D通信サービスまたはトラフィック、あるいは1種類のユーザ装置等に使用される、無線リソースのプールを指す。したがって、poolPeriodは、そのような無線リソースプールの周期性を定義する。LTEネットワークにおけるデバイスは、各SFN期間内でのみサブフレーム番号を追跡することが期待されているが、SFN期間を超えて追跡することは期待されていない。
実施形態は、10240msの周期性(第1の周期A)を有するシステムにおいて100msの周期性(第2の周期B)に基づくスケジューリングを使用することができるように、LTE V2X送信に使用されるサブフレームにインデックス付けする方法を含む。このために、いくつかのサブフレームがどのV2X期間にも属さないように、100ms期間が定義される。どの期間にも属さないこれらのサブフレームは、V2Xパケット以外の他の種類の信号、例えば、同期信号、および/または共存シーケンスを送信するために使用されてもよい。あるいは他の用途のために予約されてもよい。
簡単にするために、以下では、周期性またはいわゆる第2の周期Bが100msである場合を参照するが、本発明は、SFN期間またはいわゆる第1の周期AがpoolPeriodまたは第2の周期Bの整数倍ではない任意の周期性または周期またはpoolPeriodに当業者に容易に一般化することができる。第2の周期Bの整数倍である第1の周期Aは、第1の周期Aを余りなく分割する第2の周期B、または単に第1の周期Aを分割する第2の周期Bと同じものである。
[V2Vに対するプールの設計:プールの構造とサブフレームのインデックス付け]
UEがサブフレームを参照する共通の方法を有することは基本的なことである。そうでなければ、センシング、リソース割り当て、予約などの動作が不明確になる。上述したように、LTE送信はフレームに編成され、更にサブフレームに分割される。各フレームは、周期的に繰り返される番号により識別される。周期は1024フレーム、あるいは10240サブフレームまたはミリ秒(上記の第1の周期Aとして定義される)である。対照的に、V2Xの設計は、100ms(およびその倍数)を最小のメッセージ周期性(上記の第2の周期Bとして定義される)に対応するため、基本周期性と見なす。10240は100で割り切れないので、100msの設計をLTEの(サブ)フレーム構造に組み込む方法を定義する必要がある。加えて、SLSSの1つのように他の周期性も考慮に入れる必要がある。
V2Xに対するサブフレームの論理的なインデックス付けを定義することを提案する。このインデックス付けは、SFN/D2Dフレーム番号(DFN)期間と互換性がなければならず、またスケジューリングおよび予約プロトコルによって使用される基本(すなわち100ms)の周期性を反映しなければならない。SFN/DFN期間中の10240個のサブフレームを考慮すると、論理的なインデックス付けは以下の方法で得ることができる。
a)SLSSの送信に対しては、NSLSS個のサブフレームがTSLSSmsごとに使用される。送信器の設計を簡単化するために、TSLSSは10240を分割すべきである。
b)SLSSサブフレームを取り除いた後、10240−10240*NSLSS/TSLSS個のサブフレームが残る。一般的に、100はこの数を分割しない。V2X送信に対しては、N=100*floor((10240−10240*NSLSS/TSLSS)/100)個のサブフレームを使用することが提案される。残りのNreserved個のサブフレームは、予約され、V2X送信のためには(すなわち、V2Xデータパケットまたは関連する制御信号のためには)使用することができない。したがって、Nreserved=10240−100*floor((10240−10240*NSLSS/TSLSS)/100)である。予約されたサブフレームのインデックスは、予め設定されることができる、または、ネットワークにより設定されることができる。
c)N個のサブフレームは、(eNodeBまたは他のノードによってさらに制限が課されることがあるが)原則として、V2X送信に利用可能であり、それぞれ100サブフレームのNV2X−period期間に分割される。各期間は、おそらくSLSSおよび/または予約されたサブフレームとインターリーブされた100個の連続した利用可能なサブフレームからなる。その結果、サブフレームは、i番目のV2X期間のj番目のサブフレームと呼ばれる(ここで、j = {0,…,99}およびi = {0,…,NV2X−period−1})。
図4は、SLSSがTSLSS = 256およびNSLSS = 3によって定義される、SFN/DFN期間における10240個のサブフレームのサブセットの一例を示す。10240サブフレームの期間にわたって、SLSSは40回送信される(1回目はサブフレーム255、256、および257で、2回目はサブフレーム512、513、および514など)。SLSSサブフレームは、図4では黒である。したがって、SLSSサブフレームを除外した後に10120個のサブフレームが残っているので、ステップb)の上記手順に従って、10100個のサブフレームがV2X送信に利用可能になる。残りのN reserved=20サブフレームは、100で割り切れるV2X通信に利用可能ないくつかのサブフレームを達成するために、他の使用のために予約される。図4に示す例の場合、予約済み(Reserved)サブフレームは拡散され、V2X送信のための500サブフレームごとに1つの予約済みサブフレームを有する、すなわちSLSSサブフレームを除外する。つまり、サブフレーム503、1007などが予約される。残りのサブフレームは、NV2X−periods= 101V2X期間に分割され、各サブフレームは100個のサブフレームからなる。1番目の期間はサブフレーム[0,99]からなり、2番目の期間はサブフレーム[100,199]からなり、3番目の期間はサブフレーム[200,254]と[258,302](SLSSでインターリーブされる)からなる。
この論理的なインデックス付けにより、スケジューリングと予約の仕様が簡単になる。例えば、i番目のV2X期間のj番目のサブフレームで送信するUEは、(i+1)番目のV2X期間のj番目のサブフレームでの送信のために同じ周波数リソースを予約することができる。これは100msでの予約にほぼ相当する。
これは、V2X送信に利用可能なリソースにインデックスを付ける1つの方法に過ぎない。UEがそれらの送信をスケジュールすることができる方法に追加の制限を加えることを意図するものではない。
以下のようなさまざまな目的のために、100ビットパターンを更にV2X期間に適用することができる。
・パターンは、特定のV2Xプールを定義するために使用されてもよい(例えば、V2P、モード1送信、モード2送信などのために)。
・V2Xと他のサービスとの間で運ばれ共有される場合、パターンは、V2X送信に利用可能であるV2X期間内のサブフレームを識別するために使用され得る。このパターンはネットワークによりシグナリングされ得る。
所与の目的のために、論理的インデックス付けの利点が維持されるように、同じパターンを全てのV2X期間に適用され得る(すなわち、それを繰り返す)。100ビットパターンの適用例を図5に示す。当該図は、図4と同様の方法でサブフレームにインデックス付けし、また図4の例のように送信に対して予約されたサブフレームをマッピングする。V2X送信に利用可能なサブフレームは、それぞれが100サブフレームを有するV2X期間に分割される。しかしながら、各V2X期間内で、白のサブフレーム(1番目のV2X期間のサブフレーム0、99など)がV2Pに対して使用され、点線のサブフレーム(1番目のV2X期間のサブフレーム1〜98など)がV2Vに対して使用される。
以下は、上記で提案された実施形態のいくつかを要約する。V2Xは、次のように定義されたV2X期間に基づいて、以下の論理的インデックス付けを使用する。
○以下を除外する連続したサブフレームからなるV2X期間の倍数
・SLSSの送信に対して使用されるサブフレーム(TSLSSmsごとのNSLSS個のサブフレーム)。
・Nreserved個のサブフレーム。ここで、Nreserved=10240−100*floor((10240−10240*NSLSS/TSLSS)/100)である。予約されたサブフレームのインデックスは、予め設定することができる、または、ネットワークにより設定することができる。
・各V2X期間は、倍数の期間内の100個の連続したサブフレームからなる。
更に、リソースのプールを定義するために100ビットパターンが全てのV2X期間にさらに適用され得る(たとえば、V2P、モード1、モード2などについて)。共有キャリアでは、ネットワークシグナリングを使用して、V2X送信に利用可能なサブフレームを識別する100ビットパターンを送信する。
[更なる実施形態]
前述の例に関連する実施形態は、LTEサブフレームをインデックス付けするための以下の方法を含む。
1.図4および図5を参照して上述した例のようにSLSSに対するような、特別な目的のためのサブフレームが定義される。Na≦10240をそのような特別な目的のサブフレームの数とする。これらのサブフレームは、10240msの周期性、または、256msの周期性といった10240を分割する任意の周期性を有し得る。このステップは10240−Naサブフレームを残す。
2.一般に、100は10240−Naも分割しない。10240−Na個のサブフレームを2つのグループに分ける。Nb=100*floor((10240−Na)/100)個のサブフレームを有する第1のグループ、これはD2DまたはV2X通信に利用可能なサブフレームに対応し、残りのNcサブフレームを有する第2のグループ、これは予約済みサブフレームに対応する。関数floor(.)は、引数を0に丸め、Na+Nb+Nc=10240になる。このように、Nb(D2DまたはV2Xに利用可能なサブフレームの数)は、100で割り切れる。
3.ステップ2における第1のグループ内のNb個のサブフレームは次に、それぞれ100msのNp=floor((10240−Na)/100)の期間に分割される。
Nb個のサブフレームのグループ内のサブフレームは、Na個またはNc個のサブフレームを有するグループのいずれにも属することができない。
以下では、実施形態およびそれらの利点を更に説明するために、いくつかの可能な例示的実施形態を説明する。
[例示的な実施形態]
いくつかの実施形態では、上記のステップ1からの、特別な目的に対するサブフレーム(Na)は、以下のうちの1つ以上を含む。
・Pが10240を分割するように、周期性P<10240で、周期的信号の送信に使用されるサブフレーム。例えば、同期信号または周期的システム制御情報送信。
・他の種類のトラフィックの送信に使用されるサブフレーム。例えば、特定の種類のUE(例えば、歩行者)による送信のための特別なプールを定義することができる。
・RFパラメータを再調整するとき(例えば、キャリア(搬送波)を切り替えるとき)動作を中断する とき等、デバイスの能力における制限により使用できない可能性があるサブフレーム。
いくつかの実施形態では、上記のステップ2において第2のグループに属するサブフレーム(Nc)は、以下の目的のうちの1つ以上を有する。
・それらは特別のシーケンス(例えば、異なる技術間の共存を可能にするシーケンス)の送信のために使用される。
・それらは将来の使用のために予約されている。
いくつかの実施形態では、ステップ2において第1のグループにおけるサブフレーム(すなわち、V2X通信に利用可能なサブフレーム、Nb)は、更にサブグループに分割され、前述のように異なるリソースのプールを形成する。いくつかの更なる実施形態では、この更なる分割は、ステップ2においてサブフレームの第1のグループにビットマップを適用することによって行われる(この目的のために100ビットパターンが使用される上記の例も参照)。いくつかの更なる実施形態では、このビットマップは標準仕様で定義されてもよく、事前設定されてもよく、またはネットワークノードによって設定されてもよい。サブグループへの分割は以下の目的の1つ以上を有し得る。
・異なるタイプのサービス(例えば、V2X、D2D、セルラなど)のための互いに素なリソースを有するプール(すなわち直交プール)を定義すること。
・異なるタイプのトラフィック(たとえば、緊急、ベストエフォートなど)または異なる特性を持つタイプのトラフィック(UEによってスケジュールされ、ネットワークによってスケジュールされるなど)に対して、互いに素なリソースを有するプール(すなわち直交プール)を定義すること。
[A 例1]
256ms毎にSLSSを送信するために3つのサブフレームが使用される(256は10240を分割する(割り切れる))LTE V2Xシステムが考慮される。これは、TSLSS=256およびNSLSS=3を使用して前述した例に対応する。SLSSは、Na個のサブフレームを使用して送信される(3*40=120)。したがって、Na=120、Nb=10100、Nc=20、Np=101である。上記のステップ2の第2のグループにおけるNc個のサブフレームは、将来の使用のために予約されたサブフレームであり、それらは第1のグループにおけるサブフレームの間で拡散され、それはV2X通信に利用可能なサブフレームとインターリーブされる。すなわち、第1のグループからの500個のサブフレーム毎に第2のグループからの1個のサブフレームがある。これは図4に示される。上記のステップ1で定義された特別な目的のサブフレームは、名前に(SLSS)とマークされている。ステップ2の2番目のグループのサブフレームは、名前に(reserved)とマークされている。上記のステップ3で定義された期間は、ここでは「V2X期間」と表示されている。したがって、例えば図4に示すように、V2X期間は、LTEフレーム構造にマッピングされた合計100msの期間である。
インデックス付けは、UEが曖昧さなしにリソースを予約することを可能にする。例えば、第1のV2X期間(サブフレーム99)の最後のサブフレームで送信しているUEは、第2および第3のV2X期間に同じリソースを予約し得る。前者の場合、これはサブフレーム199に対応し、後者の場合、これは他の目的のために使用されるSLSSサブフレームの存在のためにサブフレーム302に対応することに留意されたい。これは、サブフレームへの適切なマッピングが定義されていない限り、予約を直接的な方法で行うことができないことを示している。
加えて、全ての期間が100個のサブフレームからなるので、インデックス付けは101番目のV2X期間から1番目または2番目のV2X期間までの予約を可能にする。対照的に、背景技術の項で前述した切り捨ての解決策では、最後の期間は100未満のサブフレームを含み、予約手続きにおける不連続性はそのような解決策で生じるであろう。
[B.例2]
例1のシステムは、別の例示的実施形態では、第1のグループにおけるサブフレーム、すなわちV2X通信に利用可能なサブフレームの更なる細分割を適用し得る。この場合、各期間の最初と最後のサブフレームは1つの細区分に属し、残りのサブフレームは第2の細区分に属する。第1の細区分のサブフレームは歩行者による伝送に使用され、第2の細区分のサブフレームは車両による伝送に使用され得る。この例は図5に示される。1番目の細区分におけるサブフレームは、パターンなしの白である。2番目の細区分におけるサブフレームは、点線のパターンでマークされている。
[図6a〜図6bを参照して説明した方法の実施形態]
本開示の様々な実施形態は、V2V通信といったD2D通信(D2D送信またはD2D受信またはD2D送信と受信の両方)を可能にするために無線アクセスネットワークの無線リソース(LTEアクセスネットワークのサブフレーム等)を使用するためのUEの方法および動作に関する。
図6aは、D2D通信のために無線アクセスネットワークのサブフレームを使用するために、UEによって実行される方法の一実施形態を示すフローチャートである。無線アクセスネットワークのサブフレームは、周期Aを有する周期的構造に編成されてもよい。前述のように、無線アクセスネットワークはLTEネットワークでもよく、周期Aは10240msでもよく、一方、D2D通信の期間(周期)は100msでもよい。実施形態では、D2D通信の周期性のサブフレーム数は、周期Aのサブフレーム数を分割しない。上述のように、100は余りなく10240を分割しない。方法は、以下のことを含む。
‐650:無線アクセスネットワークのサブフレームの中からD2D通信に利用可能なサブフレームを決定すること。D2D通信に利用可能なサブフレーム(前の実施形態のNbを参照)は、無線アクセスネットワークのいくつかのサブフレームを除外し(前の実施形態のNaおよびNcを参照)、その結果、サブフレームの数におけるD2D通信の周期性は、D2D通信に利用可能なサブフレームの数を分割する。無線アクセスネットワークの除外された数のサブフレーム(サブフレームの数)は、予約されたいくつかのサブフレーム(Nc)(予約されたサブフレームの数)、および/または特別な目的のために使用されるいくつかのサブフレーム(Na)(特別な目的のために使用されるサブフレームの数)を含み得る。特別な目的のために使用されるサブフレームのうちの少なくとも1つは、同期信号の送信、またはD2D通信パケット以外の送信のために使用され得る。予約されたサブフレームのうちの少なくとも1つは、キャリア上でのD2D通信の使用をアドバタイズする検出シーケンスを送信するために使用され得る。2つの連続する予約されたサブフレーム間のD2D通信に利用可能なサブフレームの数はxであり得る。これは図5に示され、ここでx=500である。
‐660:D2D通信を可能にするために、決定されたサブフレームを使用すること。決定されたサブフレームを使用することは、D2D通信を可能にするために、決定されたサブフレームをセンシングすること、割り当てること、および予約することのうちの少なくとも1つを含み得る。
D2D通信に利用可能なサブフレームを決定するステップ650は、実施形態において、y*floor((z−Na)/y)に等しくなるようにD2D通信に利用可能なサブフレームの数Nbを決定することを含み得る。ここで、yは、サブフレーム数でのD2D通信の周期性であり、zは、無線アクセスネットワークの周期的構造の周期Aにおけるサブフレームの数であり、Naは、特別な目的のために使用されるサブフレームの数であり、floor()は、入力として実数を取り、出力として実数以下の最大の整数を与える関数である。
方法の更なる実施形態では、D2D通信に利用可能なサブフレームは、D2D通信に利用可能なサブフレームにビットマップを適用することによってサブグループに分割されてもよい。これは、図5を参照して前述され、ここで、D2D通信に利用可能なNb個のサブフレームを2つの異なるサブフレームプールに分割するために100ビットパターンが適用された。
図6bに示される方法の他の実施形態では、無線アクセスネットワークの無線リソースは、第1の周期A(10240msまたはサブフレームのSFN期間など)を有する周期的構造に編成され、D2D通信サービスは、第2の周期B(例えば、100msまたはサブフレーム期間を有するV2VプールのpoolPeriodなど)またはD2D送信および/または受信に対する第2の周期Bの倍数(例えば、2×100ms=200msまたはサブフレーム)で無線リソースのセットを割り当てる。第1の周期Aの無線リソースの数は、第2の周期Bの無線リソースの数より多く、第2の周期Bの無線リソースの数は、第1の周期Aの無線リソースの数を分割しない。方法は以下のことを含む。
‐610:D2D送信および/または受信に利用可能な無線リソースの、第1の周期Aを有する周期的構造内の無線リソースへのマッピングに基づいて、無線アクセスネットワークの無線リソースを識別すること。ここで、D2D送信および/または受信に利用可能な無線リソースは、第2の周期Bのリソースの数がD2D送信および/または受信に利用可能な無線リソース数を分割するように、周期的構造の無線リソース数を除外するように選択される。
‐620:D2D送信および/または受信を可能にするために、識別された無線リソースを使用すること。
[図7を参照して説明されるユーザ装置の実施形態]
図7は、実施形態によるUE600のブロック図である。UEは、本明細書に開示されている1つまたは複数の実施形態に従って動作を実行するように構成され得る。
第1の実施形態によれば、UEは、D2D通信を可能にするために無線アクセスネットワークのサブフレームを使用するために構成される。UEは更に、無線アクセスネットワークのサブフレームの中からD2D通信に利用可能なサブフレームを決定するように構成される。ここで、D2D通信に利用可能なサブフレームは、無線アクセスネットワークのいくつかのサブフレームを除外することで、サブフレーム数におけるD2D通信の周期性は、D2D通信に利用可能なサブフレームの数を分割する。UEはまた、D2D通信を可能にするために、決定されたサブフレームを使用するように構成される。
実施形態では、UEは、D2D通信を可能にするために、決定されたサブフレームをセンシング、割り当て、および/または予約することによって、決定されたサブフレームを使用するように構成され得る。無線アクセスネットワークの除外された数のサブフレーム(除外されたサブフレームの数)は、予約されたいくつかのサブフレーム(予約されたサブフレームの数)、および/または特別な目的のために使用されるいくつかのサブフレーム(特別な目的のために使用されるサブフレームの数)を含み得る。特別な目的のために使用されるサブフレームのうちの少なくとも1つは、同期信号の送信、またはD2D通信パケット以外の送信のために使用され得る。
実施形態において、UEは、D2D通信に利用可能なサブフレームの数Nbをy * floor((z−Na)/ y)に等しくなるように決定することによって、D2D通信に利用可能なサブフレームを決定するように構成され得る。yは、サブフレームの数でのD2D通信の周期性であり、zは、無線アクセスネットワークの周期的構造の周期Aにおけるサブフレームの数であり、Naは、特別な目的のために使用されるサブフレーム数であり、そしてfloor()は入力として実数を取り、出力として実数以下の最大の整数を与える関数である。
UEは、キャリア上でのD2D通信の使用をアドバタイズする検出シーケンスを送信するために、予約されたサブフレームのうちの少なくとも1つを使用するように更に構成され得る。2つの連続する予約されたサブフレーム間のD2D通信に利用可能なサブフレームの数はxであり得る。
UEは、D2D通信に利用可能なサブフレームにビットマップを適用することによって、D2D通信に利用可能なサブフレームをサブグループに分割するように更に構成され得る。
実施形態において、無線アクセスネットワークのサブフレームは、周期Aを有する周期的構造に編成されてもよい。実施形態において、D2D通信の周期性のサブフレームの数は、周期Aのサブフレームの数を分割しない。
図7に示されるように、UE600は、少なくとも1つの処理回路603、およびオプション的にメモリ601も含み得る。処理回路603は、汎用および/または特殊用途のプロセッサ、たとえばマイクロプロセッサおよび/またはデジタル信号プロセッサなどの1つまたは複数のデータ処理回路を含み得る。実施形態では、メモリ601は、他の何らかのノードまたはユニット内に、あるいは少なくともUEとは別に配置することができる。UE600は、サイドリンクを介してまたはネットワークノードと他のUEと通信するように構成された送受信器回路602などの1つ以上の入出力(I/O)ユニットも備えることができる。UE600は、アンテナポートおよびアンテナ、ディスプレイ、ユーザ入力インターフェース、およびスピーカを更に有し得る。UEは、D2D通信を可能にするために無線アクセスネットワークのサブフレームを使用するように構成され得る。UEは、他のUEと無線で通信するように構成された無線送受信器回路602、送受信器回路と動作可能に関連付けられる処理回路603、および処理回路と動作可能に関連付けられるメモリ601を有し得る。メモリは処理回路によって実行可能な命令を含むことができ、それによって当該UEは無線アクセスネットワークのサブフレームの中からD2D通信に利用可能なサブフレームを決定するように動作可能である。D2D通信に利用可能なサブフレームは、無線アクセスネットワークのいくつかのサブフレームを除外するので、サブフレーム数におけるD2D通信の周期性は、D2D通信に利用可能なサブフレームの数を分割する。UEは、D2D通信を可能にするために、決定されたサブフレームを使用するように更に動作可能であり得る。
実施形態では、UEは更に、本明細書で前述した方法または動作のうちのいずれかを実行するように動作可能であり得る。
図7にも示す別の実施形態では、UE600は、前述のように無線アクセスネットワークのサブフレームの中からD2D通信に利用可能なサブフレームを決定するように構成された決定モジュール711と、D2D通信を可能にするために、決定されたサブフレームを使用するように構成された使用モジュール712とを有し得る。実施形態では、UEは本明細書で前述した方法または動作のうちのいずれかを実行するように適合された更なるモジュールを有し得る。上記のモジュールは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実装され得る機能単位である。一実施形態では、モジュールは少なくとも1つの処理回路603上で動作するコンピュータプログラムとして実施される。
図7の実施形態を説明するための更に別の代替方法では、UE600は単一のユニットまたは複数のユニットとすることができる中央処理ユニット(CPU)を有し得る。更に、UEは、EEPROM(電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ)、フラッシュメモリ、またはディスクドライブ等の、不揮発性メモリの形態のコンピュータ可読媒体703を有する少なくとも1つのコンピュータプログラム製品(CPP)702を含むことができる。CPPは、コンピュータ可読媒体703に格納されたコンピュータプログラム701を含むことができ、これは、UE600のCPU上で実行されると、UEに図6a〜図6bに関連して前述した方法を実行させるコード手段を含む。すなわち、当該コード手段がCPU上で実行されるとき、それらは図7のUE600の少なくとも1つの処理回路603に対応する。
図7におけるUE600は、別の例示的実施形態では識別モジュールと使用モジュールとを有し得る。識別モジュールは、D2D送信に利用可能な無線リソースの第1の周期Aを有する周期的構造内の無線リソースへのマッピングに基づいて、無線アクセスネットワークの無線リソースを識別するように適合され得る。ここで、第2の周期Bのリソースの数がD2D送信に利用可能な無線リソースの数を分割するように、D2D送信に利用可能な無線リソースは周期的構造のいくつかの無線リソースを除外するように選択される。 また、使用モジュールは、D2D送信を可能にするために、識別された無線リソースを使用するように適合され得る。上記のモジュールは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実装され得る機能単位である。一実施形態では、モジュールは少なくとも1つの処理回路603上で動作するコンピュータプログラムとして実施される。
[更なる定義および実施形態]
本開示の様々な実施形態の上記説明において、本明細書で使用される用語は特定の実施形態を説明することのみを目的としており、本発明を限定することを意図していないことを理解されたい。他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての用語(技術的および科学的用語を含む)は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。一般的に使用される辞書で定義されているような用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書で明確にそのように定義されていない限り、理想的な意味または過度に形式的な意味で解釈されることはない。
ある要素が他の要素に「接続」、「結合」、「応答」、またはそれらの変形をしていると言われるとき、他の要素に直接接続、結合、または応答することができ、または介在要素が存在し得る。ある要素が他の要素に「接続」、「結合」、「応答」、またはそれらの変形をしていると言われるとき、他の要素に直接接続、結合、または応答することができ、または介在要素が存在し得る。全体を通して、同じ番号は同じ要素を指す。更に、本明細書で使用される「結合」、「接続」、「応答」、またはそれらの変形は、無線で結合、接続、または応答することを含み得る。本明細書で使用されるとき、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が明らかにそうでないことを示さない限り、複数形も含むことを意図している。簡潔さおよび/または明確さのために、よく知られている機能または構成は詳細に説明されないことがある。用語「および/または」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のあらゆる組み合わせを含む。
本明細書で使用されるとき、用語「含む」、「有する」、またはそれらの変形は無制限である。そして、1つ以上の述べられた特徴、整数、要素、ステップ、構成要素または機能を含むが、それらの1つ以上の他の特徴、整数、要素、ステップ、構成要素、機能またはグループの存在または追加を排除しない。更に、本明細書で使用されるとき、ラテン語句「例示」から派生する共通の略語「例えば(e.g.)」は、前述の項目の一般的な例または複数の例を紹介または特定するために使用され得、そのようなアイテムを限定することを意図しない。ラテン語句「id est」から派生する一般的な略語「すなわち(i.e.)」は、より一般的な朗読から特定の項目を特定するために使用され得る。
例示的実施形態は、コンピュータ実施方法、装置(システムおよび/またはデバイス)および/またはコンピュータプログラム製品のブロック図および/またはフローチャート図を参照して本明細書で説明される。ブロック図および/またはフローチャート図のブロック、ならびにブロック図および/またはフローチャート図内のブロックの組み合わせは、1つまたは複数のコンピュータ回路によって実行されるコンピュータプログラム命令によって実装できることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ回路、特殊用途コンピュータ回路、および/または他のプログラム可能なデータ処理回路のプロセッサ回路に提供されて、コンピュータおよび/または他のプログラム可能なデータ処理装置、変換および制御トランジスタ、メモリ位置に格納された値、ならびにブロック図および/またはフローチャートブロックで指定される機能/動作を実施するためのそのような回路内の他のハードウェアコンポーネントを介して実行される命令が実行され、それにより、ブロック図および/またはフローチャートブロックにおいて指定された機能/動作を実施するための手段(機能)および/または構造を作成するようにすることができる。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置を特定の方法で機能させることができる有形のコンピュータ可読媒体に格納することもでき、その結果、コンピュータ可読媒体に格納された命令は、ブロック図および/またはフローチャートブロックまたは複数のブロックで指定された機能/動作を実施する命令を含む製品を製造する。
有形の非一時的コンピュータ可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、または半導体のデータ記憶システム、装置、またはデバイスを含むことができる。コンピュータ可読媒体のより具体的な例には、以下が含まれる。すなわち、:ポータブルコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)回路、読み取り専用メモリ(ROM)回路、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)。)回路、携帯用コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)、及び携帯用デジタルビデオディスク読み取り専用メモリ(DVD/BlueRay)である。
また、いくつかの実施形態では、「無線ネットワークノード」または単に「ネットワーク(NW)ノード」などの一般的な用語が使用される。例えば、基地局、無線基地局、無線基地局、基地局制御装置、ネットワーク制御装置、発展型ノードB、ノードB、RNC、中継ノード、測位ノード、E−SMLC、ロケーションサーバ、リピータ、アクセスポイント、無線アクセスポイント、リモートラジオユニット(RRU)、リモートラジオヘッド(RRH)、分散アンテナシステム(DAS)のMSR BSノードなどのマルチスタンダードラジオ(MSR)無線ノード、SONノード、O&M、OSS、MDTノード、コアネットワークノード、MME、あるいは外部ノード(例えば、サードパーティノード、または現在のネットワークの外部のノード)さえも、任意の種類のネットワークノードとすることができる。
コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で実行することが、ブロック図および/またはフローチャートブロックまたは複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実施するためのステップを提供するように、コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータおよび/または他のプログラム可能なデータ処理装置にロードされて、コンピュータおよび/または他のプログラム可能な装置上で一連の動作ステップを実行させ、コンピュータ実行プロセスを生成させる。したがって、本開示の実施形態は、デジタル信号プロセッサなどのプロセッサ上で実行されるハードウェアおよび/またはソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)で具現化することができ、これらをまとめて「回路」、「モジュール」またはそれらの変形として参照することができる。
また、いくつかの代替の実施形態では、ブロックに示されている機能/動作は、フローチャートに示されている順序とは異なる順序で行われてもよいことに留意されたい。例えば、関連する機能/動作に応じて、連続して示されている2つのブロックが実際には実質的に同時に実行されてもよく、あるいはブロックが時には逆の順序で実行されてもよい。更に、フローチャートおよび/またはブロック図の所与のブロックの機能は複数のブロックに分離されてもよく、および/またはフローチャートおよび/またはブロック図の2つ以上のブロックの機能は少なくとも部分的に統合されてもよい。最後に、図示されているブロック間に他のブロックを追加/挿入することができる。更に、いくつかの図は、通信の主方向を示すために通信経路上に矢印を含むが、通信は、描かれた矢印と反対方向に起こり得ることを理解されたい。
上記の説明および図面に関連して、多くの異なる実施形態が本明細書に開示されている。これらの実施形態のあらゆる組み合わせおよび部分的組み合わせを文字通りに説明および例示することは、過度に繰り返しかつ難解になることが理解されよう。したがって、図面を含む本明細書は、実施形態の様々な例示的な組み合わせおよび部分的な組み合わせ、ならびにそれらを製造および使用する方法およびプロセスの完全な書面による説明を構成すると解釈され、任意のそのような組み合わせまたは部分的組み合わせに対する請求項をサポートする。
本発明の原理から実質的に逸脱することなく、実施形態に対して多くの変形および修正を加えることができる。そのような変形および修正はすべて、本発明の範囲内に含まれることが意図されている。
例示的な実施形態のリスト
1.デバイス対デバイス(D2D)送信および/または受信を可能にするために無線アクセスネットワークの無線リソースを用いるためにユーザ装置(UE)により実行される方法であって、前記無線アクセスネットワークの無線リソースは、第1の周期Aを有する周期的構造において編成され、D2D通信サービスは、D2D送信および/または受信のために第2の周期Bまたは第2の周期Bの倍数を有する無線リソースのセットを割り当て、前記第1の周期Aの無線リソースの数は前記第2の周期Bの無線リソースの数よりも多く、前記第2の周期Bの無線リソースの数は前記第1の周期Aの無線リソースの数を分割せず、前記方法は、
D2D送信および/または受信に利用可能な無線リソースの、第1の周期Aを有する周期的構造内の無線リソースへのマッピングに基づいて、無線アクセスネットワークの無線リソースを識別することであって、D2D送信および/または受信に利用可能な無線リソースは、第2の周期Bのリソースの数がD2D送信および/または受信に利用可能な無線リソースの数を分割するように、周期的構造の無線リソースの数を除外するように選択される、ことと、
D2D送信および/または受信を可能にするために、識別された無線リソースを使用すること、を含む。
2.実施形態1の方法であって、D2D送信および/または受信を可能にするために、前記識別された無線リソースを使用することは、D2D送信および/または受信を可能にするために、前記識別された無線リソースを、センシングすること、割り当てること、および、予約することの少なくとも1つを含む。
3.実施形態1〜2のいずれかの方法であって、前記除外された無線リソースは、前記第1の周期Aを有する前記周期的構造上に規則的に分散された無線リソースにマッピングされる。
4.実施形態1〜3のいずれかの方法であって、前記除外された無線リソースの少なくともいくつかは、異なる技術間の共存を可能にするために、キャリア上でD2DまたはV2V通信の使用をアドバタイズするために使用される検出シーケンスを送信する目的で使用される。
5.実施形態1〜4のいずれかの方法であって、前記除外された無線リソースの少なくともいくつかは、特別な目的のために使用され、第1の周期Aの周期性を分割する周期性を有する。
6.実施形態5の方法であって、前記特別な目的のために使用される前記無線リソースは、同期信号、周期的なシステム制御情報 他の種類のUEからのトラフィック、の少なくとも1つの送信のために使用される。
7.実施形態1〜6のいずれかの方法であって、D2D送信および/または受信に利用可能な前記無線リソースは、ビットマップを無線リソースに適用して互いに疎な無線リソースを形成することによってサブグループに分割される。
8.実施形態7の方法であって、前記ビットマップは、標準仕様で定義されているか、事前に設定されているか、またはネットワークノードにより設定される。
9.D2D送信および/または受信を可能にするために、無線アクセスネットワークの無線リソースのために構成されたユーザ装置(UE)であって、前記UEは実施形態1〜8のいずれかに従った方法を実行するように更に構成される。
10.実施形態9のUEであって、別の無線ネットワークノードまたはUEと無線で通信するように構成された無線送受信器回路、前記送受信器回路と動作可能に関連付けられた処理回路と、前記処理回路と動作可能に関連付けられたメモリとを有し、前記メモリは、前記処理回路によって実行可能な命令を含み、それにより前記UEは実施形態1〜5のいずれかの方法を実行するように動作可能である。
11.UE上で実行されると、前記UEに実施形態1から8のいずれかに従う方法を実行させるコンピュータ可読コードを含むコンピュータプログラム。
12.コンピュータ可読媒体と実施形態11に記載のコンピュータプログラムとを備えるコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラムは前記コンピュータ可読媒体に格納される。
[略語と説明]
3G 第3世代の移動体通信技術
BSM 基本安全メッセージ
BW 帯域
CAM 協調認識メッセージ
CDMA 符号分割多重アクセス
D2D デバイス対デバイス通信
DENM 分散型環境通報メッセージ
DSRC 専用短距離通信
eNB eノードB
ETSI 欧州電気通信標準化機構
FDMA 周波数分割多重アクセス
GLONASS 全地球測位衛星システム
GSM 移動体通信用グローバルシステム
GPS 全地球測位システム
LTE ロングタームエヴォリューション
NW ネットワーク
OFDM 直交周波数分割多重
PBCH 物理ブロードキャストチャネル
TA タイミングアドバンス
FDMA 周波数分割多重アクセス
TF トランスポートフォーマット
UTC 協定世界時
SAE 自動車技術者協会
UE ユーザ装置
V2I 車両対インフラストラクチャ
V2P 車両対歩行者
V2V 車両対車両
V2x 車両対想像できるもの全て

Claims (18)

  1. デバイス対デバイス(D2D)通信のための無線アクセスネットワークのサブフレームを使用するためにユーザ装置(UE)(600)により実行される方法であって、
    前記無線アクセスネットワークのサブフレームの中からD2D通信に利用可能なサブフレームを決定すること(650)を含み、ここで、前記D2D通信に利用可能なサブフレームは、前記無線アクセスネットワークのいくつかのサブフレームを除外し、それにより、サブフレームの数における前記D2D通信の周期性が、前記D2D通信に利用可能なサブフレームの数を分割前記D2D通信に利用可能なサブフレームを決定することは、
    ・サイドリンク同期信号(SLSS)の送信のためのサブフレームを除外することにより、前記無線アクセスネットワークの前記サブフレームのサブセットを決定することと、
    ・決定されたサブフレームの数を前記D2D通信の前記周期性で割り切れるようにする必要がある場合に、前記決定されたサブセットから更なるサブフレームを除外することにより、前記D2D通信に利用可能なサブフレームを決定することであって、前記除外された更なるサブフレームは、前記D2D通信に利用可能なサブフレームとインターリーブされる、ことと、
    ・前記決定されたD2D通信に利用可能なサブフレームを、インデックス付けすることと、
    ・前記決定されたD2D通信に利用可能なサブフレームを、前記D2D通信の前記周期性に応じた期間に分割すること、
    を含むことを特徴とし、さらに
    D2D通信を可能にするために、前記決定されたサブフレームを使用すること、を含む、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記決定されたサブフレームを使用することは、D2D通信を可能にするために、前記決定されたサブフレームをセンシングすること、割り当てること、および予約することのうちの少なくとも1つを含む、方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、前記決定されたサブフレームを使用することは、周波数リソースで、および、前記決定されたサブフレームの特定の期間のインデックスjでインデックス付けされたサブフレームで送信を行うことと、前記決定されたサブフレームの後続の期間のインデックスjでインデックス付けされたサブフレームでの送信のために同じ周波数リソースを予約することを含む、方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の方法であって、前記除外された更なるサブフレームのインデックスは、前記無線アクセスネットワークにより設定される、方法。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の方法であって、前記D2D通信に利用可能なサブフレームは、前記D2D通信に利用可能なサブフレームにビットマップを適用することによってサブグループに分割される、方法。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の方法であって、前記無線アクセスネットワークの前記サブフレームは、周期Aを有する周期的構造に編成されている、方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、サブフレームの数での前記D2D通信の前記周期性、前記周期Aのサブフレーム数を分割しない、方法。
  8. デバイス対デバイス(D2D)通信を可能にするための無線アクセスネットワークのサブフレームを使用するために構成されたユーザ装置(UE)(600)であって、
    前記無線アクセスネットワークのサブフレームの中からD2D通信に利用可能なサブフレームを決定し、ここで、前記D2D通信に利用可能なサブフレームは、前記無線アクセスネットワークのいくつかのサブフレームを除外し、それにより、サブフレーム数におけるD2D通信の周期性が、前記D2D通信に利用可能なサブフレームの数を分割し、前記UEは、
    ・サイドリンク同期信号(SLSS)の送信のためのサブフレームを除外することにより、前記無線アクセスネットワークの前記サブフレームのサブセットを決定し、
    ・決定されたサブフレームの数を前記D2D通信の前記周期性で割り切れるようにする必要がある場合に、前記決定されたサブセットから更なるサブフレームを除外することにより、前記D2D通信に利用可能なサブフレームを決定し、ここで、前記除外された更なるサブフレームは、前記D2D通信に利用可能なサブフレームとインターリーブされ、
    ・前記決定されたD2D通信に利用可能なサブフレームを、インデックス付けし、
    ・前記決定されたD2D通信に利用可能なサブフレームを、前記D2D通信の前記周期性に応じた期間に分割する、
    ように構成されることにより、前記D2D通信に利用可能なサブフレームを決定するように構成されることを特徴とし、
    D2D通信を可能にするために、決定されたサブフレームを使用する、ように更に構成される、UE。
  9. 請求項8に記載のUEであって、前記D2D通信を可能にするために決定されたサブフレームをセンシング、割り当て、および/または予約することによって、決定されたサブフレームを使用するように構成される、UE。
  10. 請求項8または9に記載のUEであって、周波数リソースで、および、前記決定されたサブフレームの特定の期間のインデックスjでインデックス付けされたサブフレームで送信を行うことと、前記決定されたサブフレームの後続の期間のインデックスjでインデックス付けされたサブフレームでの送信のために同じ周波数リソースを予約するように構成されることにより、前記決定されたサブフレームを使用するように構成される、UE。
  11. 請求項8から10のいずれか1項に記載のUEであって、前記除外された更なるサブフレームのインデックスは、前記無線アクセスネットワークにより設定される、UE。
  12. 請求項8から11のいずれか1項に記載のUEであって、キャリア上でのD2D通信の使用をアドバタイズする検出シーケンスを送信するために、前記除外された更なるサブフレームのうちの少なくとも1つを使用するように更に構成される、UE。
  13. 請求項8から12のいずれか1項に記載のUEであって、D2D通信に利用可能なサブフレームにビットマップを適用することによって、前記D2D通信に利用可能なサブフレームをサブグループに分割するようにさらに構成される、UE。
  14. 請求項8から13のいずれか1項に記載のUEであって、前記無線アクセスネットワークの前記サブフレームは、周期Aを有する周期的構造に編成される、UE。
  15. 請求項14に記載のUEであって、サブフレームの数での前記D2D通信の前記周期性、前記周期Aのサブフレーム数を分割しない、UE。
  16. 請求項8から15のいずれか1項に記載のUEであって、サブフレームは無線リソースである、UE。
  17. UE上で実行されると、前記UEに請求項1から7のいずれかに記載の方法を実行させるコンピュータ可読コードを含むコンピュータプログラム(701)。
  18. 求項17に記載のコンピュータプログラム(701)が格納されたコンピュータ可読媒体
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