JP6827333B2 - 電気自動車用電力変換システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のEVPS(Electric Vehicle Power System:電気自動車用電力システム)を含む電気自動車用電力変換システムに関する。
従来、EV(Electric Vehicle:電気自動車)の電気モーターに供給する電力が蓄えられた蓄電池を充電し、その電力を家庭内機器に放電して使用するEVPSが知られている。EVPSは、系統電源が停電すると、内蔵された補助電池を用いて本体を起動させ、EVの蓄電池の電気を家庭内機器に供給することができる。そのため、災害時に電力確保が可能となる。
EVPSは、EVと家庭内機器及び系統電源で構成される。EVPSは、目的によって、EVへの充電をできるだけ小さくしつつ、系統電源からの供給をできるだけ小さくする運転である買電最小運転、又は設定したピークカット目標値を超えないようにEVから給電して買電を抑える運転であるピークカットモードといった複数の運転モードのいずれかが選択されることで、ユーザの要求に合った運転を行う。このEVPSにPV(PhotoVoltaics:太陽光発電)システムが接続されると、家庭内機器の電力はPVからの電力を優先し、余った電力を売電する運転モードである余剰売電モード、又は家庭内機器の電力はEVからの電力を優先し、PVの売電を優先する運転モードである売電最大モードの設定も可能となる。また、系統電源が停電すると、EVの駆動用電池である蓄電池から家庭内機器へ電力を供給する運転モードである自立運転モードが可能である。このようなEVPSの従来技術の一例が特許文献1に開示されている。
特開2013−102608号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、EVPSは、EVの蓄電池又はEV模擬電源を接続しないと運転させることができなかった。そのため、EV非接続状態ではEVPSの動作検証ができない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、動作検証にEVが不要なEVPSを含む電気自動車用電力変換システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、外部交流電源からの交流電力を直流電力に変換する第1の電気自動車用パワーコンディショナと、前記直流電力を外部負荷に出力する第2の電気自動車用パワーコンディショナと、前記第1の電気自動車用パワーコンディショナと前記第2の電気自動車用パワーコンディショナとを電気的に接続する給電ケーブルとを有する電気自動車用電力変換システムであって、前記第1の電気自動車用パワーコンディショナと前記第2の電気自動車用パワーコンディショナは同一の回路構成であり、前記第1の電気自動車用パワーコンディショナ及び第2の電気自動車用パワーコンディショナの一方は充電運転モードで動作させ、他方は自立運転モードで動作させるように前記第1の電気自動車用パワーコンディショナと前記第2の電気自動車用パワーコンディショナとを制御することを特徴とする。
本発明によれば、動作検証にEVが不要なEVPSを含む電気自動車用電力変換システムを得ることができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る電気自動車用電力変換システムに含まれるEVPSのEV接続時の構成を示す図 実施の形態1に係る電気自動車用電力変換システムの構成を示す図 実施の形態1における図2に示す電気自動車用電力変換システムにおける電気の流れを示す図 実施の形態1における第1のEVPSにて実現される、通常のEV充電運転動作を示す図 実施の形態1における第2のEVPSにて実現される、通常の自立運転動作を示す図 実施の形態2に係る電気自動車用電力変換システムの構成を示す図 実施の形態3に係る電気自動車用電力変換システムの構成を示す図 実施の形態4に係る電気自動車用電力変換システムの構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる電気自動車用電力変換システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気自動車用電力変換システムに含まれるEVPSのEV接続時の構成を示す図である。図1に示す第1のEVPS1は、EV2に給電ケーブル14で接続されている。PVシステム6、家庭内機器7及び系統電源8は、第1のEVPS1の分電盤部5に系統用電源ケーブルで接続されている。
PVシステム6は、太陽電池モジュールが太陽光により発電し、発電した電力を家庭内機器7に供給して消費させ、又は発電した電力を系統電源8へ供給するシステムである。PVシステム6から系統電源8への電力の供給は売電と呼ばれる。
家庭内機器7は、宅内に存在する電化製品である。家庭内機器7には、冷蔵庫、IH(Induction Heating)調理器、テレビジョン装置、LED(Light Emitting Diode)照明、エコキュート及びエアコンを例示することができる。なお、エコキュートとは、ヒートポンプ技術により空気の熱で湯を沸かすことが可能な電気給湯機のうち、冷媒が二酸化炭素であるものをいう。
系統電源8は、外部交流電源であり、EV2及び家庭内機器7に電気を供給し、PVシステム6で発電した電気が供給される電源である。系統電源8には、AC200V、すなわち200Vの交流電源を例示することができる。
分電盤部5は、第1のEVPS1と、家庭内機器7と、PVシステム6とを接続する端子台の集合体である。分電盤部5が第1のEVPS1内に配置されているため、第1のEVPS1により各電線に流れる電流の監視が可能であり、PVシステム6、家庭内機器7及び系統電源8への電流の監視及び制御が可能である。
EV2は、EV2内の駆動用電池である蓄電池に第1のEVPS1を介して、EV2の走行に必要な電気を充電し、家庭内機器7へ電気を供給する。
第1のEVPS1は、接続されている構成への電気の供給を制御する。なお、大電流は、DCDCコンバータ部3、DCACインバータ部4及び分電盤部5を流れる。
制御部9は、マイコンを含み、電力の制御を行うのみならず、DCDCコンバータ部3、DCACインバータ部4及び分電盤部5に配置された、電流、電圧及び温度を監視する図示しないセンサ回路からの検知情報が入力されて、電力制御並びに過電流、過電圧及び高温の検知時に、DCDCコンバータ部3、DCACインバータ部4及び分電盤部5を保護する。
電源部10は、系統電源8からの電気を、DCDCコンバータ部3、DCACインバータ部4及び制御部9に供給する。
蓄電池11は、第1のEVPS1の自立運転時の起動用電源である。第1のEVPS1の自立運転時には系統電源8から第1のEVPS1に電気が供給されないので、蓄電池11により電気を供給する。
単巻トランス12は、第1のEVPS1の自立運転時にU相とV相との間の系統電圧200Vを家庭内機器7に合うように、U相とO相との間及びW相とO相との間の各々を100Vずつに分圧するトランスである。なお、連系運転時には単巻トランス12は不要であるため、図示しない電磁開閉器で切り離して運転する。
表示操作リモコン13は、第1のEVPS1に設定情報を入力し、現在の運転モード及び電気の流れを監視可能に表示する。第1のEVPS1に問題が生じると、表示操作リモコン13には、第1のEVPS1内の問題箇所が表示される。
本体キースイッチ19は、第1のEVPS1の本体に取付けられた押下型スイッチである。本体キースイッチ19によれば、屋内に設置されたリモコンのみならず、屋外においても第1のEVPS1の運転及び停止を直接行うことができる。
なお、第1のEVPS1は、複数の運転モードを有する。複数の運転モードのうち、放電運転モードでは、EV2からの電気を家庭内機器7に供給して消費する。複数の運転モードのうち、充電運転モードでは、系統電源8から電気を供給し、EV2の駆動用電池である図示しない蓄電池に充電する。
第1のEVPS1は、EV2の蓄電池の残量、PVシステム6の発電量及び家庭内機器7の電力量を監視し、ユーザによって選択された運転モードに適合した効率的且つ経済的な電力制御を行う。具体的には、グリーンモードでは、PVシステム6で発電した電気は家庭内機器7に優先供給されて消費され、余剰電力はEV2の蓄電池に充電されることで、系統電源8からの電力供給を抑制する。また、エコノミーモードでは、PVシステム6で発電した電気は系統電源8に供給されて売電され、EV2の蓄電池への充電は、電力の安価な時間帯に行われる。
図2は、本発明の実施の形態1に係る電気自動車用電力変換システムの構成を示す図である。図2に示す電気自動車用電力変換システム100は、第1の電気自動車用パワーコンディショナである第1のEVPS1及び第2の電気自動車用パワーコンディショナである第2のEVPS1aを備える。第1のEVPS1は、給電ケーブル14側の電圧を制御しやすいように一定の直流電圧に変換するDCDCコンバータ部3と、その一定の直流電圧を交流電圧に変換するDCACインバータ部4と、DCDCコンバータ部3、DCACインバータ部4及び電源部10に制御信号を送って動作し、電圧及び電流の一方又は双方を監視して制御又は異常検知を行う制御部9と、DCDCコンバータ部3、DCACインバータ部4及び制御部9に電源を供給する電源部10とを備える。また第1のEVPS1は、第1のEVPS1の自立運転時に起動時の電源を供給する蓄電池11と、第1のEVPS1の自立運転時にU相及びW相の電圧が各々AC100Vに、すなわち均等になるようにバランスをとる単巻トランス12と、PVシステム6と家庭内機器7と系統電源8とが接続された分電盤部5と、を備える。第1のEVPS1は、本体キースイッチ19及び有線接続された表示操作リモコン13を用いて制御される。なお、本体キースイッチ19は、充電運転開始、運転停止及び非常停止を切替可能なスイッチである。なお、第2のEVPS1aは、DCDCコンバータ部3aと、DCACインバータ部4aと、分電盤部5aと、制御部9aと、電源部10aと、蓄電池11aと、単巻トランス12aとを備え、第1のEVPS1と同一構成である。第2のEVPS1aは、本体キースイッチ19a及び表示操作リモコン13aを用いて制御される。なお、図2においては、DCDCコンバータ部3とDCACインバータ部4とは、DCACインバータ部4からDCDCコンバータ部3へと電気が流れる構成が示されているが、DCDCコンバータ部3からDCACインバータ部4にも電気が流れてもよい。
図2に示す第1のEVPS1と、第1のEVPS1と同一構成の第2のEVPS1aとは、給電ケーブル接続アダプタ15を介して接続される。給電ケーブル接続アダプタ15には、第1のEVPS1に接続された給電ケーブル14と、第2のEVPS1aに接続された給電ケーブル14とが接続されている。なお、一般に、ケーブルは接続検知信号及び第1のEVPS1と第2のEVPS1aとの間で情報を送受信するための通信ラインを有するが、本実施の形態においては、図示する接続はP極及びN極の2つの大電流線のみとし、電気を流すための最小限の構成を示している。
第1のEVPS1の運転モードは系統電源8からの充電運転が基本動作であり、第2のEVPS1aの運転モードは第1のEVPS1から供給される直流電力からの自立運転が基本動作である。
図3は、実施の形態1における図2に示す電気自動車用電力変換システム100における電気の流れを示す図である。第1のEVPS1は充電運転を行うため、系統電源8から電気を供給されてEV2へ電気を送り、第2のEVPS1aは自立運転であるため、第2のEVPS1aに接続された外部抵抗である負荷抵抗16へ供給する電力を第1のEVPS1から受け取る。
第1のEVPS1では、DCACインバータ部4からDCDCコンバータ部3へ電気を流す制御を行い、第2のEVPS1aでは、DCDCコンバータ部3aからDCACインバータ部4aへ電気を流す制御を行う。EV充電運転動作時と自立運転動作時とでは、電気の流れが逆になるので、第1のEVPS1は、双方向で電気を制御することが可能である。なお、第2のEVPS1aの自立運転時における出力電圧は100Vに設定されるので、このとき自立運転モードで動作する第2のEVPS1aは、U相とO相との間及びW相とO相との間の各々でAC100Vずつに分圧するための単巻トランス12aが接続される。
図2に示す構成によれば、同一構成の電気自動車用パワーコンディショナである2つのEVPSのEVとのインターフェイス同士を接続することで、EVを使用することなく、EVへの充電動作の検証とEVからの放電による自立運転動作の検証とを同時に行うことができる。
図4は、実施の形態1における第1のEVPS1にて実現される、通常のEV充電運転動作を示す図である。図4に示す第1のEVPS1には、図1に示す第1のEVPS1と同様の構成が接続されている。EV2に充電するモードの場合には、DCACインバータ部4からDCDCコンバータ部3へ電気を流すために、制御部9は各ブロックに対して制御信号を出力して処理を行うことにより、PVシステム6及び系統電源8からの電力がEV2に供給される。家庭内機器7を使用している場合には、家庭内機器7にはPVシステム6又は系統電源8から電気が供給される。第1のEVPS1は、EV2と給電ケーブル14により通信しており、EV2の駆動用電池である蓄電池が満充電になると、EV2は、充電停止信号を第1のEVPS1へ送信し、充電停止信号を受けた第1のEVPS1は充電運転を停止する。
図5は、実施の形態1における第2のEVPS1aにて実現される、通常の自立運転動作を示す図である。図5に示す第2のEVPS1aには、図4に示す第1のEVPS1と同様の構成が接続されている。図4に示すEV充電運転動作で系統電源8が停電した場合、すなわち系統電源8から第1のEVPS1への電力の供給がない場合には、第2のEVPS1aがEV2aから家庭内機器7に給電するモードであれば、家庭内機器7を使用可能である。第2のEVPS1aでは、制御部9aから各ブロックに対して制御信号を出力することにより、DCDCコンバータ部3aからDCACインバータ部4aへ電気を流すことができる。すなわち、系統電源8からの電力供給がなく、EV2aから家庭内機器7に給電するモードが自立運転モードである。更には、PVシステム6の発電中には、その電力も家庭内機器7へ供給され、同様に家庭内機器7の供給電源になる。第2のEVPS1aの起動時に必要な電源は、蓄電池11aから供給される。なお、自立運転中、第2のEVPS1aの起動時に必要な電源は、EV2aから供給される。
ここで、図2において、表示操作リモコン13又は本体キースイッチ19の操作により、第1のEVPS1に対して、第2のEVPS1aと接続してEV充電を行うモードで動作するように制御部9を設定する。同様に、表示操作リモコン13a又は本体キースイッチ19aの操作により、第2のEVPS1aに対して、第1のEVPS1と接続して自立運転を行うモードで動作するように制御部9aを設定する。このように設定を行うことで、第1のEVPS1が第2のEVPS1aと接続してEV充電運転を行う制御モードで動作し、第2のEVPS1aが第1のEVPS1と接続して自立運転を行う制御モードで動作するよう、制御部9,9aは、第1のEVPS1及び第2のEVPS1aのDCDCコンバータ部3,3a、DCACインバータ部4,4a及び電源部10,10aを制御する。
また、通常の運転では、給電ケーブル14には通信ラインが内包されており、第1のEVPS1とEV2との間で状態情報を送受信するが、この設定にて実現できる運転ではEV2を使用しない。そのため、そのままの設定であれば第1のEVPS1はEV2との通信不良と判断し、異常を検出して運転しないのであるが、この送受信機能を無効にするプロテクト解除設定も同時に行うことで、本制御モードでの運転を可能とする。
第1のEVPS1と第2のEVPS1aとが連携して動作するEV充電運転モードにおいては、第1のEVPS1から第2のEVPS1aに供給される電力量は、負荷抵抗16の負荷量を考慮して、表示操作リモコン13,13a又は本体キースイッチ19,19aから設定することを要する。
ここで、図2における第1のEVPS1をEV充電運転モードにて運転開始させ、第2のEVPS1aを自立運転モードにて、運転開始させる。これらのモードにおいて、第1のEVPS1及び第2のEVPS1aの各々の運転が確立されるので、ユーザは、表示操作リモコン13,13aの各々にて運転していることを確認することができる。
従来のEVPSは、運転時にEVの蓄電池又はこれに相当するEV模擬電源を必要とする。上記説明した構成とすることで、第1のEVPS1からは第2のEVPS1aがEV2の代替となり、また、第2のEVPS1aからは第1のEVPS1が自立運転時の電力供給先となるため、第1のEVPS1及び第2のEVPS1aは、EV2を非接続にしても運転することが可能である。その結果、EVPSの充電動作及び自立運転時の放電動作に関する動作検証を、EVを接続することなく行うことが可能である。
更には、第2のEVPS1aに接続されている負荷抵抗16又は家庭内機器7を用いることで、無負荷の運転だけでなく、有負荷の運転の動作検証も可能である。
また、上記の説明においては、2つのEVPSの運転が確定した状態で運転することで、システムに関する設定及びコネクタの接続が正しいことを確認することが可能である。しかしながら、無負荷であるため、双方向制御可能なシステムでは逆向きに電流センサが付いていること、及びパワーデバイスの制御動作の正否の判別が困難である。従って、上記説明したように有負荷の運転を実現させることで、電流センサが逆向きであるとリモコンの電力表記が異常になるため異常を発見することが可能であり、又は逆電流検出で異常を発見することが可能である。
また、有負荷の運転を実現させることで、制御信号の配線誤りによるパワーデバイスへの制御信号の異常を、DCDCコンバータ部3及びDCACインバータ部4の過電圧及び過電流をセンサ回路が検知することでエラー停止するため、異常を検知できる。
また、EVPSの各々が、負荷に追従して制御を行うことで、有負荷状態でも連系運転が可能であり、ユーザは、図2において負荷抵抗16又は家庭内機器7が使用されている状態でのEVPSの動作確認を行うことが可能である。
従来技術によれば、EVと接続されることで系統電源からEVへの充電運転又はEVから家庭内機器への給電運転を行うEVPSは、EVの蓄電池又はEV模擬電源を接続しないと運転させることができなかった。そのため、EVの非接続状態ではEVPSの動作検証を行うことができなかった。特に、多数台のEVPSで動作検証を行う場合には、EVPSの台数と同数のEV又はEV模擬電源を要し、動作検証が高コストであった。
本実施の形態によれば、EVを接続していない状態で複数台のEVPSを簡易的に連系運転が可能な構成とすることで、動作検証にEVが不要なEVPSを得ることができる。
また、これにより、確認作業が困難であった倉庫品への変更作業後の確認が実現可能になり、多数台での動作検証時に、EV又はEV模擬電源なしで動作確認することができ、設備コストを抑えることができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る電気自動車用電力変換システムの構成を示す図である。図6に示す電気自動車用電力変換システム100Aでは、図2に示す電気自動車用電力変換システム100に対して、第1のEVPS1の制御部9内のマイコンと第2のEVPS1aの制御部9a内のマイコンとの間を接続する通信ケーブル17が追加されている。
図6に示す構成では、通信ケーブル17により、第1のEVPS1及び第2のEVPS1aを、2台連系運転モードを認識するようにマイコンで設定すると、第1のEVPS1と第2のEVPS1aの各々の電源をオンするのみで、2台のEVPSが各々のEVPSとの連系運転モードで動作する。
なお、最初に運転を開始した方のEVPSがEV充電を行い、もう一方のEVPSへ信号を送ることで、自動的に自立運転モードで動作するように制御される。
なお、第1のEVPS1及び第2のEVPS1aの各々のマイコンが自動で制御確認を行うため、表示操作リモコン13,13a又は本体キースイッチ19,19aによる設定を省略することができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る電気自動車用電力変換システムの構成を示す図である。図7に示す電気自動車用電力変換システム100Bでは、図2に示す電気自動車用電力変換システム100に対して、第1のEVPS1の制御部9内のマイコンと第2のEVPS1aの制御部9a内のマイコンとの間での無線通信を可能にしている。
図7に示す構成では、第1のEVPS1の制御部9内のマイコンのポートには無線ドングル18が接続され、第2のEVPS1aの制御部9a内のマイコンのポートには無線ドングル18aが接続され、無線ドングル18と無線ドングル18aとは無線通信を行う。
図7に示す構成では、無線ドングル18,18aにより、第1のEVPS1及び第2のEVPS1aを、2台連系運転モードを認識するようにマイコンで設定すれば、無線ドングル18,18aの接続後に第1のEVPS1と第2のEVPS1aの各々の電源をオンするのみで、2台のEVPSが、各々のEVPSとの連系運転モードで動作する。その後は、実施の形態2における通信ケーブル接続時の運転と同様に、最初に運転を開始した方のEVPSがEV充電を行い、もう一方のEVPSへ信号を送ることで、自動的に自立運転モードで動作するように制御される。
なお、第1のEVPS1及び第2のEVPS1aの各々のマイコンが自動で制御確認を行うため、表示操作リモコン13,13a又は本体キースイッチ19,19aによる設定確認を省略することができる。
本実施の形態によれば、通信ケーブルが不要であり、また、実施の形態2における通信ケーブル接続時とは異なり、通信ケーブルの長さに制限されることなく2台のEVPSを設置可能である。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4に係る電気自動車用電力変換システムの構成を示す図である。図8に示す電気自動車用電力変換システム100Cでは、図2に示す電気自動車用電力変換システム100に対して、給電ケーブル接続アダプタに接続口が一つ追加された給電ケーブル接続アダプタ15Aを備え、給電ケーブル14bによりEVPSをもう一台接続可能にしている。図8に示す構成において追加された第3のEVPS1bは、自立運転モードで運転する。
第3のEVPS1bは、DCDCコンバータ部3bと、DCACインバータ部4bと、分電盤部5bと、制御部9bと、電源部10bと、蓄電池11bと、単巻トランス12bとを備え、第1のEVPS1及び第2のEVPS1aと同一構成である。第3のEVPS1bは、本体キースイッチ19b及び表示操作リモコン13bを用いて制御される。第3のEVPS1bには、負荷抵抗16bが接続されている。
図8に示す構成によれば、EVPSを3台接続して運転可能とすることで、スイッチ変更後の動作確認又はライフ試験での評価といった、台数を多くする必要がある動作検証を効率的に行うことができる。
ここで、図8に示す構成の動作についての具体的な一例を説明する。第1のEVPS1及び第2のEVPS1aの各々について、第1のEVPS1をリモコンでEV充電運転モードとし、第2のEVPS1aを自立運転モードで運転を確立させた後、すなわち、第1のEVPS1が、リモコンでEV充電運転モードにて運転していることを確認し、第2のEVPS1aが、自立運転モードにて運転していることを確認した後、第3のEVPS1bを自立運転モードにて運転させると、第1のEVPS1の負荷が第2のEVPS1aのみならず、第3のEVPS1bによっても増える構成となり、3台の連系運転を行うことができる。
また、この状態から、第3のEVPS1bをEV充電運転モードにて運転すると、第2のEVPS1aへの電力供給が第1のEVPS1からのみならず、第3のEVPS1bも第2のEVPS1aへ電力を供給する構成となり、3台の連系運転を行うことができる。
なお、本実施の形態の構成に、実施の形態2,3の構成を組み合わせてもよい。すなわち、本実施の形態の構成においては、実施の形態2に示すように通信手段に有線接続を用いてもよいし、実施の形態3に示すように通信手段に無線通信を用いてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 第1のEVPS、1a 第2のEVPS、1b 第3のEVPS、2,2a EV、3,3a,3b DCDCコンバータ部、4,4a,4b DCACインバータ部、5,5a,5b 分電盤部、6 PVシステム、7 家庭内機器、8 系統電源、9,9a,9b 制御部、10,10a,10b 電源部、11,11a,11b 蓄電池、12,12a,12b 単巻トランス、13,13a,13b 表示操作リモコン、14,14a,14b 給電ケーブル、15,15A 給電ケーブル接続アダプタ、16,16b 負荷抵抗、17 通信ケーブル、18,18a 無線ドングル、19,19a,19b 本体キースイッチ、100,100A,100B,100C 電気自動車用電力変換システム。

Claims (6)

  1. 外部交流電源からの交流電力を直流電力に変換する第1の電気自動車用パワーコンディショナと、
    前記直流電力を外部負荷に出力する第2の電気自動車用パワーコンディショナと、
    前記第1の電気自動車用パワーコンディショナと前記第2の電気自動車用パワーコンディショナとを電気的に接続する給電ケーブルとを有する電気自動車用電力変換システムであって、
    前記第1の電気自動車用パワーコンディショナと前記第2の電気自動車用パワーコンディショナは同一の回路構成であり
    記第1の電気自動車用パワーコンディショナ及び前記第2の電気自動車用パワーコンディショナの一方は充電運転モードで動作させ、他方は自立運転モードで動作させるように前記第1の電気自動車用パワーコンディショナと前記第2の電気自動車用パワーコンディショナとを制御することを特徴とする電気自動車用電力変換システム。
  2. 前記給電ケーブルとは別の前記第1の電気自動車用パワーコンディショナと前記第2の電気自動車用パワーコンディショナとの間の通信を可能とする通信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電気自動車用電力変換システム。
  3. 前記通信手段は、通信ケーブルあるいは無線通信を用いることを特徴とする請求項に記載の電気自動車用電力変換システム。
  4. 前記直流電力を外部負荷に出力する第3の電気自動車用パワーコンディショナをさらに備え、
    前記第3の電気自動車用パワーコンディショナは、前記給電ケーブルにて前記第1の電気自動車用パワーコンディショナ及び前記第2の電気自動車用パワーコンディショナと電気的に接続され、
    前記第1の電気自動車用パワーコンディショナ、前記第2の電気自動車用パワーコンディショナ及び前記第3の電気自動車用パワーコンディショナの一方は充電運転モードで動作させ、他方は自立運転モードで動作させるように、前記第1の電気自動車用パワーコンディショナ、前記第2の電気自動車用パワーコンディショナ及び前記第3の電気自動車用パワーコンディショナを制御することを特徴とする請求項1に記載の電気自動車用電力変換システム。
  5. 前記給電ケーブルとは別の前記第1の電気自動車用パワーコンディショナと前記第2の電気自動車用パワーコンディショナと前記第3の電気自動車用パワーコンディショナとの間の通信を可能とする通信手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の電気自動車用電力変換システム。
  6. 前記通信手段は、通信ケーブルあるいは無線通信を用いることを特徴とする請求項に記載の電気自動車用電力変換システム。
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