JP6826733B2 - 信号制御装置、信号制御プログラム、及び信号制御方法 - Google Patents
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Description
[1]複数の画素からなる時系列の映像フレームによって構成され、人物の映像を表示する映像情報から、所定の長さの時間窓に応じた複数の前記映像フレームを取得するフレーム取得部と、前記複数の映像フレーム間で共通する箇所の時系列の画素が示す映像信号に含まれて、輝度成分を有する輝度信号について、前記映像フレームに含まれる前記複数の画素がそれぞれ示す複数の前記輝度信号の位相を時間幅又は時間軸でずらすように制御を行う位相制御部とを備えることを特徴とする信号制御装置。
[3]前記位相制御部は、前記時系列の画素が示す前記映像信号を抽出し、抽出した前記映像信号に含まれる前記輝度信号に前記時間幅の時間遅れを付与して、前記映像信号を抽出した前記時系列の画素に、前記時間遅れを付与した前記輝度信号を格納する、[2]に記載の信号制御装置。
[5]人体が平常時に通常示す心拍間隔である通常心拍間隔の間で一様となる乱数に従った時間を生成する乱数時間生成部をさらに備え、前記位相制御部は、前記複数の輝度信号を、それぞれ前記乱数時間生成部が生成した前記時間のランダムな時間幅で遅延させる、
[2]又は[3]に記載の信号制御装置。
[7]前記位相制御部は、前記時間窓に含まれる最初の前記映像フレーム、及び前記時間幅が経過した後の前記映像フレームにおいて、前記肌領域に含まれる前記画素が示す前記輝度信号の位相をずらすように制御を行う、[6]に記載の信号制御装置。
一実施形態に係る信号制御装置について、図1〜図11を参照して説明する。
本実施形態に係る信号制御装置は、人物の映像を表示する映像情報(映像データ)が示す映像信号に含まれる輝度信号の位相をずらすように制御を行うものである。ここで、輝度信号は、映像信号が可視光の3原色(赤色・緑色・青色)で構成される場合であっても赤外光領域の場合であっても、それらに心拍数成分が含まれている場合には位相をずらすように制御を行う。また、本実施形態に係る信号制御システムは、人物の映像を撮影して映像情報を得るとともに、撮影により得られた映像情報が示す映像信号に含まれる輝度信号の位相をずらすように制御を行うものである。本明細書において、信号制御装置、及び信号制御システムは、それぞれ映像信号を制御する「映像信号制御装置」、及び「映像信号制御システム」とも位置づけることができる。なお、本実施形態では、映像情報から血流の変化を示す脈波情報の取得を困難にするように処理を行う場合を例示する。
図1に示すように、本実施形態に係る信号制御システム100は、少なくとも、信号制御装置200を備えている。信号制御システム100は、さらに、映像取得装置300と、出力装置400とを備えている。信号制御装置200は、例えば、映像取得装置300で得られた映像データを処理するためのコンピュータとして構成されている。信号制御装置200は、中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)10、及びメモリ70を備え、これらはバス(図示略)を介して相互に通信可能に接続されている。また、信号制御装置200は、キーボード、マウス等の入力装置(図示略)をさらに備えている。信号制御装置200は、デスクトップコンピュータ又はラップトップコンピュータ等のパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、タブレット端末等のコンピュータとして構成されている。
以下、各構成要素について説明する。
CPU10は、種々の制御や演算を行なう処理装置であり、メモリ70に格納された後述する本件のプログラムを読み出して実行することにより、種々の機能を実現する。そして、CPU10が、このプログラムを実行することにより、図2で示すように、処理部110の各機能手段としてそれぞれ機能する。なお、処理部110における処理機能の実現手段はプログラムに限定されず、信号制御装置200に搭載されるハードウェアにより実現されてもよい。例えば、処理部110を、ROM,RAM,CPU等を内蔵したワンチップマイコンとして構成してもよいし、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の電子回路として構成してもよい。
メモリ70は、種々のデータやプログラムを格納するデータ記憶装置である。本実施形態では、メモリ70がデータ記憶装置として機能するが、データ記憶装置は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリや、ROM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、またはHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等の記憶装置によって構成される。
映像取得装置300は、撮像素子としてCCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor;相補型金属酸化膜半導体)を用いたイメージセンサを有する可視光領域あるいは赤外光領域で動作するビデオカメラである。映像取得装置300は、可視光領域を対象とする場合にはR(赤)、G(緑)、B(青)等の3種以上の受光素子を搭載することができる。また、映像取得装置300は、可視光領域あるいは赤外光領域の光を発するLEDを搭載した反射型フォトセンサであってもよい。映像取得装置300は、撮影対象者である人物の身体を撮影して、その映像情報を取得する。そして、映像取得装置300は、映像情報を後述する映像情報取得部121に出力する(図2参照)。
出力装置400は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(Organic Light-Emitting Diode Display)等のディスプレイである。出力装置400は、処理部110で処理された情報、及び記憶部170に格納される情報等を表示することができる。例えば、出力装置400は、映像情報取得部121で取得された映像情報の映像を表示することができる。また、出力装置400は、肌領域特定部141で特定された肌領域を表示することができる。また、出力装置400は、位相制御部150で位相変更処理された映像情報の映像を表示することができる。出力装置400は、入力装置によって入力操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示することもできる。なお、出力装置400は、スピーカー等の音声出力装置を備えていてもよい。
図2に示すように、信号制御システム100を機能的に表すと、信号制御装置200、映像取得装置300、及び出力装置400を備えて構成される。また、信号制御装置200を機能的に表すと、処理部110、及び記憶部170を備えて構成される。
以下、各構成要素の構成を説明する。
記憶部170は、メモリ70を用いて、ファイルシステム又はデータベースシステムによりデータを格納している。本実施形態における記憶部170は、映像情報記憶部171、及び処理結果記憶部172を備えて構成される。記憶部170は、例えば、後述する映像情報、及び処理結果等のデータを格納することができる。また、記憶部170は、CPU10に実行させることで、後述する処理部110の映像情報取得部121、フレーム取得部131、肌領域特定部141、位相制御部150、及び出力制御部161としてそれぞれ機能させるプログラムを予め保存する。これらのプログラムをあわせて、本件のプログラム(生体情報計測プログラムともいう。)と称する。記憶部170の各構成要素の説明は後述する。なお、生体情報計測プログラムは、CPU10に実行させることで、少なくともフレーム取得部131及び位相制御部150として機能させるプログラムとして構成される。
処理部110は、CPU10で演算処理される機能部位であり、各機能は個別のプログラムとして構成されている。図2に示すように、処理部110は、映像情報取得部121、フレーム取得部131、肌領域特定部141、位相制御部150、及び出力制御部161としてそれぞれ機能する。処理部110の各部の説明は後述する。
<映像情報記憶部>
映像情報記憶部171は、映像情報を記憶する。具体的には、映像情報記憶部171は、映像取得装置300によって取得された人物の映像を表示する映像情報を記憶する。例えば、映像情報記憶部171は、人物の所定の部位を含む映像を示す映像情報を記憶することができる。
処理結果記憶部172は、後述する処理部110によって実行される処理の結果を記憶する。具体的には、処理結果記憶部172は、位相制御部150によって位相変更処理を施された映像情報を記憶することができる。
<位相変更処理について>
処理部110は、映像情報に対して、映像信号に含まれる輝度信号の位相をずらすように制御する位相変更処理を行う。ここでまず、図3,図4を参照して、位相変更処理の原理について説明する。
映像情報取得部121は、映像取得装置300を介して、人物の身体の映像を示す映像情報を取得する。映像情報取得部121は、取得した人物の映像情報を、フレーム取得部131に出力する。なお、映像情報取得部121は、映像情報記憶部171に記憶されている映像情報を読み出すことで、映像情報を取得してもよい。また、映像情報取得部121は、外部の通信端末又は外部の記憶装置に記憶されている映像情報を、ネットワーク又は電気回線等を介して映像情報を含むデータを受信することで、映像情報を取得してもよい。本実施形態では、映像情報は、複数の画素からなる時系列の映像フレームによって構成されて、少なくとも人物の映像を表示する映像フレームを含むものである。
フレーム取得部131は、映像情報から、所定の長さの時間窓に応じた複数の映像フレームを取得する。時間窓の長さの下限は、安静時の成人の平均的な心拍間隔である0.9秒以上である。時間窓の長さが上記の下限値以下であると、時間遅れを付与して位相変更処理を行った場合に、変更前の信号が残るとともに、時間遅れを付与した映像信号が時間窓の長さからオーバーしてしまうことで、各画素の映像信号の間で効率的に位相をずらすことができなくなってしまうことがある。計算機のメモリ以内であれば時間窓の長さの上限は特に限定されない。時間窓に含まれるフレーム数は限定されず、映像情報のフレームレート(FPS;Frames Per Second)及び時間窓の長さに応じて適宜定められる。フレーム取得部131は、取得した時間窓の映像フレームを、肌領域特定部141に出力する。
肌領域特定部141は、フレーム取得部131によって取得された映像フレームの映像に含まれる人物の肌領域を特定する。具体的には、肌領域特定部141は、映像中の色情報に基づいて肌領域を自動で特定する。肌領域特定部141は、特定した肌領域の座標を映像信号抽出部151に送信する。
位相制御部150は、映像フレームに含まれる複数の画素がそれぞれ示す複数の輝度信号の位相をずらすように制御を行う。輝度信号の位相をずらす処理としては、例えば、複数の輝度信号に対して、ランダムな時間幅で遅延させる処理、ランダムな時間幅で早める処理、ランダムな時間幅で遅延させるか又は早めるかのどちらかを行う処理、ランダムな倍率で時間軸方向に圧縮する処理、ランダムな倍率で時間軸方向に伸張する処理、ランダムな倍率で時間軸方向に圧縮又は伸張のどちらかを行う処理等が挙げられる。これらの中でも、オリジナルの信号を維持して、映像品質の低下を抑制する観点からは、複数の輝度信号に対して、ランダムな時間幅で遅延させる処理が好ましい。本実施形態では、複数の輝度信号に対して、ランダムな時間幅で遅延させることで、複数の輝度信号の位相をずらすように制御を行う場合を例示する。
映像信号抽出部151は、フレーム取得部131で取得された複数の映像フレームにおいて、複数の映像フレーム間で共通する箇所の時系列の画素が示す映像信号を抽出する。中でも、映像信号抽出部151は、肌領域特定部141によって特定された人物の肌領域に含まれる画素が示す映像信号を抽出する。このように、人物の肌領域に含まれる画素が示す映像信号を抽出して、後述する映像信号格納部154での時間遅れの付与と格納とを行うことで、位相制御部150は、肌領域に含まれる画素が示す輝度信号の位相をずらすように制御を行うことができる。より具体的には、映像信号抽出部151は、時間窓に含まれる複数の映像フレームのうち、最初の映像フレームにおいて、肌領域に含まれる画素が示す映像信号を抽出する。さらに、映像信号抽出部151は、映像信号のフォーマットに応じて、映像信号に含まれる輝度信号を抽出する。映像信号抽出部151は、それぞれの時系列の画素から抽出した輝度信号を、心拍間隔算出部152、及び映像信号格納部154に出力する。
心拍間隔算出部152は、映像信号抽出部151によって抽出された輝度信号から映像に含まれる人物の平均心拍間隔を算出する。平均心拍間隔の算出方法は、例えば、まず、輝度信号から線形トレンドを除去した後に、輝度信号のパワースペクトルを得て、心拍数の周波数領域(通常、0.5〜2Hz)において最大値を与える周波数を得る。そして、この周波数の逆数をとることで、平均心拍間隔を算出することができる。または、輝度信号に時系列で繰り返し現れる極値の間隔の平均値をとることで、平均心拍間隔を算出することができる。なお、平均心拍間隔の算出は、映像信号抽出部151によって抽出された輝度信号のいずれか1つの信号から算出してもよく、2以上の信号から算出したものを平均してもよい。心拍間隔算出部152は、算出した平均心拍間隔を、乱数時間生成部153に出力する。
乱数時間生成部153は、心拍間隔算出部152で算出した平均心拍間隔の間で一様となる乱数に従った時間を生成する。一様乱数の算出は公知の手法を用いて行うことができる。仮に乱数に偏りがあった場合には、複数の映像信号それぞれに時間遅れを付与しても位相が近しくなってしまうことがある。そこで、一様乱数に従った時間を生成して、この時間分の時間幅で映像信号に時間遅れを付与することで、複数の映像信号の位相を偏り無くずらすように制御を行うことができる。なお、通常、人の平均心拍間隔は0.5〜2秒程度であるのに対して、例えばテレビの映像情報では1秒間に約30フレームである。そこで、乱数時間生成部153は、平均心拍間隔の長さの映像情報に含まれる1フレームあたりの時間を最小単位とした時間幅で、一様乱数に従った時間を生成するようにしてもよい。
映像信号格納部154は、映像信号抽出部151で抽出された複数の輝度信号を、それぞれ乱数時間生成部153が生成した時間分のランダムな時間幅で遅延させる。より具体的には、図4(b)を参照して説明したように、映像信号格納部154は、輝度信号の初めに乱数時間生成部153が生成した時間分のランダムな時間幅の時間遅れを付与する。そして、映像信号を抽出した時系列の画素に、時間遅れを付与した輝度信号を格納する。このとき、映像信号格納部154は、輝度信号に付与した時間遅れ分の時間幅の時間が経過した後の映像フレームにおいて、映像信号を抽出した時系列の画素が肌領域に含まれている場合に、時間遅れを付与した輝度信号を格納する。一方、輝度信号に付与した時間遅れ分の時間幅の時間が経過した後の映像フレームにおいて、映像信号を抽出した時系列の画素が肌領域に含まれていなかった場合には、時間遅れを付与した輝度信号を格納せずに、元の輝度信号のままとする。このようにして、位相制御部150は、時間遅れ分の時間幅が経過した後の映像フレームにおいて、肌領域に含まれる画素が示す輝度信号の位相をずらすように制御を行う。
出力制御部161は、位相制御部150による位相変更処理を施した映像情報を出力装置400に出力して、出力装置400に表示させるように制御する。また、出力制御部161は、映像取得装置300によって取得された映像情報の映像、肌領域特定部141によって特定された肌領域を出力装置400に表示させるように制御してもよい。
以下、図5のフローチャート、及び図6〜図11のグラフを参照しながら、信号制御システム100、及び信号制御装置200の動作、並びにこれらを用いて行う信号制御方法について、例を挙げて説明する。
続いて、乱数時間生成部153は、ステップS106で算出された平均心拍間隔の間で一様となる乱数に従った時間を生成する(ステップS107;乱数時間生成ステップ)。
本実施形態に係る信号制御装置200は、上述のように構成されるため、以下のような作用及び効果を得ることができる。
信号制御システム100及び信号制御装置200は、例えば、ビデオカメラやスマートフォン等を用いて人物を撮影して映像情報を保存する際に用いられる。このとき、撮影により取得した映像情報に本件の位相変更処理を施すことで、生体情報の取得が困難な映像情報として出力することができる。この場合、デジタルビデオカメラで撮影した映像情報を保存する場合はもちろん、アナログビデオカメラで撮影した映像をデジタルデータに変換して保存する場合にも用いることができる。
上述の実施形態では、信号制御装置200が、映像情報から血流の変化を示す脈波情報の取得を困難にするように処理を行う場合を例示した。信号制御装置200が行う処理の対象はこれに限定されず、輝度信号の位相をずらすことで映像情報から生体情報の取得が困難になるものであれば、適宜処理の対象とすることができる。このような生体情報としては、例えば、呼吸、脈波伝搬時間差あるいはそれに基づいて計算される血圧変動量等が挙げられる、
110 処理部
121 映像情報取得部
131 フレーム取得部
141 肌領域特定部
150 位相制御部
151 映像信号抽出部
152 心拍間隔算出部
153 乱数時間生成部
154 映像信号格納部
161 出力制御部
170 記憶部
200 信号制御装置
Claims (9)
- 複数の画素からなる時系列の映像フレームによって構成され、人物の映像を表示する映像情報から、所定の長さの時間窓に応じた複数の前記映像フレームを取得するフレーム取得部と、
前記複数の映像フレーム間で共通する箇所の時系列の画素が示す映像信号に含まれて、輝度成分を有する輝度信号について、前記映像フレームに含まれる前記複数の画素がそれぞれ示す複数の前記輝度信号の位相を時間幅又は時間軸でずらすように制御を行う位相制御部とを備える
ことを特徴とする信号制御装置。 - 前記位相制御部は、前記複数の輝度信号を、それぞれランダムな時間幅で遅延させる、請求項1に記載の信号制御装置。
- 前記位相制御部は、前記時系列の画素が示す前記映像信号を抽出し、抽出した前記映像信号に含まれる前記輝度信号に前記時間幅の時間遅れを付与して、前記映像信号を抽出した前記時系列の画素に、前記時間遅れを付与した前記輝度信号を格納する、
請求項2に記載の信号制御装置。 - 前記輝度信号から前記人物の平均心拍間隔を算出する心拍間隔算出部と、
前記心拍間隔算出部で算出した前記平均心拍間隔の間で一様となる乱数に従った時間を生成する乱数時間生成部をさらに備え、
前記位相制御部は、前記複数の輝度信号を、それぞれ前記乱数時間生成部が生成した前記時間のランダムな時間幅で遅延させる、
請求項2又は3に記載の信号制御装置。 - 人体が平常時に通常示す心拍間隔である通常心拍間隔の間で一様となる乱数に従った時間を生成する乱数時間生成部をさらに備え、
前記位相制御部は、前記複数の輝度信号を、それぞれ前記乱数時間生成部が生成した前記時間のランダムな時間幅で遅延させる、
請求項2又は3に記載の信号制御装置。 - 前記映像フレームにおいて、前記人物の肌が露出している部分に対応する前記画素の領域である肌領域を特定する肌領域特定部をさらに備え、
前記位相制御部は、前記時間窓に含まれる最初の前記映像フレームにおいて、前記肌領域に含まれる前記画素が示す前記輝度信号の位相をずらすように制御を行う、
請求項2〜5のいずれか1項に記載の信号制御装置。 - 前記位相制御部は、前記時間窓に含まれる最初の前記映像フレーム、及び前記時間幅が経過した後の前記映像フレームにおいて、前記肌領域に含まれる前記画素が示す前記輝度信号の位相をずらすように制御を行う、
請求項6に記載の信号制御装置。 - コンピュータを、
複数の画素からなる時系列の映像フレームによって構成され、人物の映像を表示する映像情報から、所定の長さの時間窓に応じた複数の前記映像フレームを取得するフレーム取得部と、
前記複数の映像フレーム間で共通する箇所の時系列の画素が示す映像信号に含まれて、輝度成分を有する輝度信号について、前記映像フレームに含まれる前記複数の画素がそれぞれ示す複数の前記輝度信号の位相を時間幅又は時間軸でずらすように制御を行う位相制御部として機能させる
ことを特徴とする信号制御プログラム。 - 複数の画素からなる時系列の映像フレームによって構成され、人物の映像を表示する映像情報から、所定の長さの時間窓に応じた複数の前記映像フレームを取得するフレーム取得ステップと、
前記複数の映像フレーム間で共通する箇所の時系列の画素が示す映像信号に含まれて、輝度成分を有する輝度信号について、前記映像フレームに含まれる前記複数の画素がそれぞれ示す複数の前記輝度信号の位相を時間幅又は時間軸でずらすように制御を行う位相制御ステップとを備える
ことを特徴とする信号制御方法。
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