JP6826375B2 - 部品情報取得システム - Google Patents

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Description

本発明は、検査対象機械に含まれる部品の情報を取得する部品情報取得システムに関するものである。
従来、表示デバイスのグラフィカルユーザインターフェースに表示されたセクションビューを使用して、航空機のボリューム群を選択し、選択されたボリュームの情報を取得する不適合視覚化システムが記載されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−205485号公報
ところで、航空機等の検査対象機械の部品情報の取得は、例えば、保守点検時において行われる場合がある。この場合、作業員は、保守点検する所定の個所に設けられた部品の部品情報を取得する。このとき、作業員は、特許文献1のように、表示部上に表示されたセクションビューを使用して、検査対象機械の部品を適宜選択し、選択した部品の情報を取得することが考えられる。
しかしながら、特許文献1では、部品を特定するための入力操作を、作業員によって行う必要がある。このため、多くの部品を含む航空機等の検査対象機械においては、部品の特定に時間がかかることから、部品情報を効率よく取得することが困難であった。
そこで、本発明は、部品を迅速に特定し、特定した部品の部品情報を効率よく取得することができる部品情報取得システム及び部品情報取得方法を提供することを課題とする。
本発明の部品情報取得システムは、携帯端末と、前記携帯端末と通信可能に接続されるサーバとを備え、検査対象機械に含まれる部品の情報を取得する部品情報取得システムにおいて、前記携帯端末に設けられ、前記検査対象機械の設計モデルを表示する表示部と、前記携帯端末に設けられ、前記表示部に表示された前記設計モデルに対して操作を行うための操作部と、前記携帯端末に設けられ、前記携帯端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記サーバに設けられ、前記設計モデルと、前記設計モデルに含まれる前記部品の部品モデルに対応付けられた前記部品に関する部品情報と、を記憶する記憶部と、前記携帯端末及び前記サーバの少なくとも一方に設けられる制御部と、を有し、前記制御部は、前記携帯端末の前記位置情報を取得すると、前記位置情報に対応する前記検査対象機械の前記設計モデルを前記記憶部から取得し、取得した前記設計モデルを前記表示部に表示させ、前記操作部により前記設計モデルに含まれる前記部品モデルに対して操作が入力されると、操作入力された前記部品の前記部品情報を前記記憶部から取得し、取得した前記部品情報を前記表示部に表示させることを特徴とする。
また、本発明の部品情報取得方法は、携帯端末と、前記携帯端末と通信可能に接続されるサーバとを用いて、検査対象機械に含まれる部品の情報を取得する部品情報取得方法において、前記サーバは、前記検査対象機械の前記設計モデルと、前記設計モデルに含まれる前記部品の部品モデルに対応付けられた前記部品に関する部品情報と、を記憶しており、前記携帯端末の位置情報を取得する位置情報取得工程と、前記位置情報に対応する前記検査対象機械の前記設計モデルを前記サーバから取得し、取得した前記設計モデルを、前記携帯端末に設けられる前記表示部に表示させる設計モデル表示工程と、前記携帯端末に設けられる前記操作部により前記設計モデルに含まれる前記部品の部品モデルに対して操作が入力された場合、操作入力された前記部品の前記部品情報を、前記サーバから取得し、取得した前記部品情報を前記表示部に表示させる部品情報表示工程と、を備えることを特徴とする。
これらの構成によれば、点検作業員が携帯する携帯端末の位置情報に基づいて、携帯端末の表示部に、位置情報に基づく個所の設計モデルを表示することができる。このため、例えば、保守点検時において、点検作業員は、表示部を視認することで、点検個所に設けられた部品を迅速に特定することができる。また、作業員は、操作部を操作して、確認したい部品の部品モデルを操作することで、部品の部品情報を表示部に表示させることができる。このため、特定した部品の部品情報を効率よく取得することができる。
また、前記制御部は、前記携帯端末の初期位置を初期位置情報として予め取得すると共に、前記設計モデル上において前記初期位置を設定し、前記位置情報取得部により前記携帯端末の前記位置情報として、前記初期位置からの相対的な位置である相対位置を取得し、前記初期位置と前記相対位置とに基づいて現在位置を導出し、導出した前記現在位置に対応する前記設計モデルを前記記憶部から取得し、取得した前記設計モデルを前記表示部に表示させることが好ましい。
この構成によれば、初期位置が設定された設計モデル上において、相対位置に基づいて現在位置を特定することができる。このため特定した現在位置に対応する設計モデルを適切に取得し、携帯端末の表示部に表示することができる。
また、前記位置情報取得部は、前記位置情報と共に、前記携帯端末の姿勢を取得し、前記制御部は、前記位置情報取得部により前記携帯端末の姿勢を端末姿勢情報として取得すると、前記位置情報及び前記端末姿勢情報に対応する前記設計モデルを前記記憶部から取得し、取得した前記設計モデルを前記表示部に表示させることが好ましい。
この構成によれば、位置情報及び端末姿勢情報に対応する設計モデルを、携帯端末の表示部に表示させることができる。このため、作業員は、携帯端末の表示部を視認することで、より迅速に部品を特定することができる。
また、前記制御部は、前記表示部に表示した前記部品情報に対して、前記操作部により入力情報が入力されると、前記記憶部に記憶された前記部品情報に前記入力情報を付加し、新たな前記部品情報として更新することが好ましい。
この構成によれば、部品情報を更新することができるため、例えば、保守点検時において取得した部品に関する入力情報を、部品情報に追加することが可能となる。
また、前記記憶部は、前記検査対象機械の前記設計モデルと、前記検査対象機械を識別するための固有情報とを関連付けて記憶しており、前記制御部は、前記固有情報を取得すると、前記固有情報に関連付けられた前記設計モデルを前記表示部に表示することが好ましい。
この構成によれば、検査対象機械の固有情報に基づいて、検査対象機械の設計モデルを取得することができる。このため、携帯端末の表示部に、検査対象機械の設計モデルを、誤りなく適切に表示することができる。
また、前記固有情報は、前記検査対象機械に付してあり、前記携帯端末は、前記固有情報を読み取る読取部を、さらに有し、前記制御部は、前記読取部により読み取った前記固有情報を取得することが好ましい。
この構成によれば、携帯端末の読取部によって、検査対象機械に付された固有情報を読み取ることで、簡単に検査対象機械の固有情報を取得することができる。
また、前記制御部は、前記操作部による前記設計モデルへの操作入力に応じて、前記設計モデルの表示を、複数の前記部品を含むユニット単位で表示する上位階層となる第1表示形態、または、複数の前記部品を前記ユニット単位よりも詳細に表示する下位階層となる第2表示形態で、前記表示部に表示させることが好ましい。
この構成によれば、携帯端末への操作入力に応じて、設計モデルの表示形態を変更することができる。このため、操作入力として、例えば、拡大表示操作が行われた場合、第2表示形態とすることで、複数の部品が詳細に表示された設計モデルを、携帯端末の表示部に表示することができる。また、操作入力として、例えば、縮小表示操作が行われた場合、第1表示形態とすることで、所定のユニット単位が表示された設計モデルを、携帯端末の表示部に表示することができる。なお、表示部に表示される部品の最小単位は、保守点検時において取扱い可能な単位となっており、例えば、部品の取り替えが可能な交換単位等となっている。
また、前記制御部は、前記操作部による前記設計モデルへの操作入力に応じて、前記設計モデルの表示を、前記検査対象機械の系統毎に、前記表示部に表示させることが好ましい。
この構成によれば、携帯端末への操作入力に応じて、検査対象機械の系統毎に設計モデルを表示部に表示することができる。
図1は、本実施形態に係る部品情報取得システムの制御ブロックを示す説明図である。 図2は、本実施形態に係る部品情報取得方法に関する制御動作の一例を示す説明図である。 図3は、本実施形態に係る部品情報取得方法に関する制御動作の一例を示すフローチャートである。 図4は、本実施形態に係る部品情報取得方法に関する制御動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、本実施形態に係る部品情報取得方法に関する制御動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態]
図1は、本実施形態に係る部品情報取得システムの制御ブロックを示す説明図である。図2は、本実施形態に係る部品情報取得方法に関する制御動作の一例を示す説明図である。図3から図5は、本実施形態に係る部品情報取得方法に関する制御動作の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る部品情報取得システム1は、検査対象機械に含まれる部品を特定し、特定した部品の情報を取得するためのシステムとなっている。検査対象機械としては、例えば、航空機、鉄道車両、発電プラントに設けられる各種装置等、いずれであってもよい。なお、本実施形態では、検査対象機械として、航空機に適用して説明する。ここで、部品情報取得システム1は、部品点数の多い航空機に対して、特に有用であり、航空機の多数の部品の中から、所定の部品を特定し、特定した部品の情報を取得する。
図1及び図2に示すように、部品情報取得システム1は、携帯端末5と、サーバ6と、携帯端末5とサーバ6とを通信可能に接続する通信ネットワーク8とを備えている。通信ネットワーク8は、携帯端末5とサーバ6とを双方向に通信可能に接続しており、有線及び無線を含む情報網となっている。なお、本実施形態において、通信ネットワーク8は、携帯端末5とサーバ6とを無線により接続している。なお、図1では、部品情報取得システム1において、通信ネットワーク8に、1台の携帯端末5が接続されているが、通信ネットワーク8に、複数台の携帯端末5が接続されていてもよい。
携帯端末5は、航空機を点検する点検作業員によって携帯される端末であり、この携帯端末を用いて、航空機の点検個所の部品に関する情報を取得している。携帯端末5は、撮影部10と、表示部11と、操作部12と、位置取得センサ13と、制御部14と、記憶部15とを有しており、制御部14に、撮影部10、表示部11、操作部12、位置取得センサ13及び記憶部15が接続されている。
撮影部10は、例えば、カメラであり、航空機の点検個所の部品を撮影したり、後述する航空機の固有情報を撮影したりする。撮影部10は、撮影した画像を撮影画像として生成し、生成した撮影画像を記憶部15に記憶させる。
表示部11は、ディスプレイ等の表示装置を含み、制御部14により表示制御されることで、文字や図形等の各種情報を含む画像を表示する。なお、詳細は後述するが、表示部11には、航空機の設計モデルの画像(以下、モデル画像という)が表示される。
操作部12は、操作ボタン及びタッチパネル等の入力装置を含み、点検作業員が入力装置に対して行う操作に対応する信号を制御部14へ出力する。なお、本実施形態では、表示部11及び操作部12は、一体となるタッチパネルディスプレイが適用される。このため、操作部12は、表示部11に表示されたモデル画像に対して、タップ等の操作入力を行うことが可能となっている。
位置取得センサ(位置情報取得部)13は、携帯端末5の位置情報を取得するセンサであり、例えば、自律航法用のセンサが適用されている。自律航法用のセンサとしては、例えば、角速度センサがある。位置取得センサ13を用いた携帯端末5の現在位置の特定は、初期位置に対して、位置取得センサ13が相対的に移動した相対位置から、現在位置を特定している。つまり、初期位置の位置座標に相対位置の位置座標を加算した位置座標を、現在位置の位置座標としている。このため、位置取得センサ13は、位置情報として、相対位置に関する情報を取得しており、取得した相対位置に関する情報を、サーバ6に出力する。
また、位置取得センサ13は、携帯端末5の姿勢(向き)を取得している。このため、位置取得センサ13は、携帯端末5の姿勢に関する情報を、サーバ6に出力する。
なお、検査対象となる航空機に対する携帯端末5の現在位置を取得可能であれば、位置取得センサ13を用いた上記の自律航法による取得に限定されない。例えば、音波または無線通信等を用いることにより、航空機に対する携帯端末5の測位データを取得してもよい。
制御部14は、CPU(Central Processing Unit)等の集積回路と、作業領域となるメモリとを含み、これらのハードウェア資源を用いて、部品情報の取得に関する処理を実行する。具体的に、制御部14は、記憶部15に記憶されている部品情報の取得に関するプログラムを読み出してメモリに展開し、メモリに展開されたプログラムに含まれる命令をCPUに実行させることで、部品情報の取得に関する処理を実行する。
記憶部15は、磁気記憶装置や半導体記憶装置等の不揮発性を有する記憶装置からなり、各種のプログラムおよびデータを記憶する。記憶部15に記憶されるデータとしては、撮影部10により生成される撮影画像が含まれている。
次に、サーバ6について説明する。サーバ6は、携帯端末5から通信ネットワーク8を介して入力されるデータに基づいて、航空機のモデル画像を生成して携帯端末5に提供したり、航空機の部品情報を携帯端末5に提供したりしている。なお、携帯端末5から入力されるデータとしては、携帯端末5の初期位置に関する情報、携帯端末5の相対位置に関する情報、携帯端末5の操作部12により入力される情報等がある。
図1及び図2に示すように、サーバ6は、記憶部20と、制御部21と、を有している。記憶部20は、磁気記憶装置や半導体記憶装置等の不揮発性を有する記憶装置からなり、各種のプログラムおよびデータを記憶する。記憶部20に記憶されるデータとしては、航空機の設計モデル25と、航空機に含まれる部品の部品情報26とが含まれている。
設計モデル25は、航空機の設計時において生成される3次元モデルであり、この設計モデル25には、航空機に含まれる各部品の部品モデル、各部品モデルの寸法に関する寸法情報が含まれている。また、設計モデル25は、上位階層の設計モデル25と、下位階層の設計モデル25とに切り替え可能となっている。上位階層の設計モデル25は、複数の部品を含むユニット単位の設計モデル25である。下位階層の設計モデル25は、上位階層のユニット単位よりも詳細となる設計モデル25である。なお、表示部11に表示される部品モデルの最小単位は、保守点検時において取扱い可能な単位となっており、例えば、部品の取り替えが可能な交換単位等となっている。
この設計モデル25は、航空機の固有情報に関連付けられて、記憶部20に記憶されている。つまり、設計モデル25は、航空機の種類に応じて複数用意されており、点検作業時において、点検対象となる航空機の固有情報に対応する設計モデル25が用いられる。なお、設計モデル25は、3次元モデルに特に限定されず、例えば設計図面等の2次元モデルに適用してもよい。
部品情報26は、航空機の部品に関する情報として、例えば、部品番号、識別番号、補修履歴等のメンテナンス情報を含んでいる。
制御部21は、ハードウェアとしての構成が制御部14とほぼ同様の構成となっているため、説明を省略する。制御部21は、部品情報26の取得に関する処理を実行する。制御部21は、部品情報26の取得に関する処理として、初期位置と相対位置とに基づく現在位置の取得、取得した現在位置に対応する設計モデル25の画像の生成、操作された部品モデルの部品情報の取得等に関する処理を実行している。
次に、図2及び図3を参照して、上記のように構成される部品情報取得システム1による部品情報取得方法の一連の制御動作について説明する。
図2及び図3に示すように、先ず、点検作業員は、携帯端末5を携帯しており、この携帯端末5の撮影部10を用いて、航空機の固有情報を取得する(ステップS1)。航空機の固有情報は、例えば、航空機の機種または機体番号等であり、航空機の機体表面に記されている。このため、ステップS1では、携帯端末5の撮影部(読取部)10により、航空機の機体表面に記された固有情報を、画像認識により読み取ることで、航空機の固有情報を取得する。制御部14は、撮影部10により取得した固有情報を、サーバ6へ向けて送信する。なお、本実施形態では、撮影部10を用いて固有情報を取得したが、携帯端末5の操作部12を用いて、点検作業員により固有情報が入力されることで、固有情報を取得してもよい。
サーバ6は、携帯端末5から送信された固有情報を取得すると、固有情報に関連付けられた設計モデル25を、記憶部20から取得する(ステップS2)。
続いて、点検作業員は、携帯端末5の初期位置を設定する。ステップS3では、携帯端末5の初期位置を設定することにより、携帯端末5と航空機との位置関係を規定している。具体的に、ステップS3において、携帯端末5の初期位置を設定する場合、点検作業員は、予め規定された初期位置に携帯端末5を持って行き、携帯端末5の操作部12を用いて、携帯端末5が初期位置であることを入力する操作を行う。携帯端末5の制御部14は、操作入力に基づいて、初期位置に関する情報である初期位置情報を生成し、生成した初期位置情報をサーバ6に送信する。サーバ6は、初期位置情報を取得する(ステップS3)と、設計モデル25上において初期位置を設定する(ステップS4)。なお、検査対象機械が航空機の場合、初期位置は、点検作業員の安全が確保される安全エリア内に設定されている。
この後、点検作業員は、携帯端末5を携帯しつつ、航空機の点検個所に移動する。移動する携帯端末5は、位置取得センサ13により位置情報として初期位置に対して移動した相対位置を取得し、取得した相対位置をサーバ6に送信する。このとき、携帯端末5は、携帯端末5の姿勢に関する情報を端末姿勢情報として、相対位置と合わせて、サーバ6に送信する。サーバ6は、相対位置を取得すると、初期位置に対する相対位置から、設計モデル25上における携帯端末5の現在位置を特定することで、特定した現在位置を現在位置情報として取得する(ステップS5:位置情報取得工程)。
サーバ6は、現在位置情報を取得すると、現在位置情報と端末姿勢情報とに基づいて、航空機の現在位置における部位の設計モデル25を、モデル画像として生成する(ステップS6)。そして、サーバ6は、生成したモデル画像を携帯端末5に送信する。
携帯端末5の制御部14は、モデル画像を取得すると、取得したモデル画像を表示部11に表示する(ステップS7:設計モデル表示工程)。
また、携帯端末5の制御部14は、モデル画像を表示している状態において、モデル画像の設計モデルに含まれる部品モデルに対して、操作部12により操作入力されたか否かを判定している(ステップS8)。制御部14は、モデル画像への操作入力がないと判定すると(ステップS8:No)、ステップS5に進み、ステップS5からステップS7を再び実行する。一方で、制御部14は、モデル画像への操作入力があると判定すると(ステップS8:Yes)、モデル画像に含まれる部品モデルの選択操作に関する操作入力情報を生成し、生成した操作入力情報をサーバ6に送信する。
サーバ6の制御部21は、操作入力情報を取得すると、操作入力情報に対応する部品情報26を、記憶部20から取得する(ステップS9)。サーバ6は、部品情報26を取得すると、取得した部品情報26を携帯端末5に送信する。
携帯端末5の制御部14は、部品情報26を取得すると、取得した部品情報26を表示部11に表示する(ステップS10:部品情報表示工程)。
このように、部品情報取得システム1は、携帯端末5の現在位置における航空機の部位の設計モデル25を、携帯端末5の表示部11に表示している。また、部品情報取得システム1は、携帯端末5の操作部12によって、表示部11に表示されている設計モデル25に含まれる部品モデルが選択されると、選択された部品の部品情報26を、携帯端末5の表示部11に表示する。
次に、図4を参照して、部品情報取得システム1による部品情報26の入力に関する制御動作について説明する。なお、下記する制御動作は、繰り返し実行される。
図4に示すように、携帯端末5が取得した部品情報26を表示部11に表示する(ステップS11)。この状態において、携帯端末5の制御部14は、部品情報への操作入力があるか否かを判定する(ステップS12)。点検作業員が、部品情報に対して、操作部12を操作して入力情報を入力する。すると、制御部14は、部品情報への入力があると判定し(ステップS12:Yes)、入力情報をサーバ6へ送信する。一方で、制御部14は、部品情報への入力がないと判定すると(ステップS12:No)、再び、ステップS12に進み、操作入力があるまで、ステップS12を繰り返す。
サーバ6の制御部21は、入力情報を取得すると、記憶部20に記憶された部品情報に入力情報を付加し、新たな部品情報として更新して(ステップS13)、部品情報の入力に関する制御動作を終了する。
このように、部品情報取得システム1は、携帯端末5の操作部12によって、部品情報への操作入力が行われると、部品情報を更新する。
次に、図5を参照して、部品情報取得システム1による携帯端末5への表示に関する制御動作について説明する。なお、下記する制御動作は、繰り返し実行される。
図5に示すように、携帯端末5の制御部14は、モデル画像を表示している状態において(ステップS21)、モデル画像に対して、操作部12によりピンチイン等の縮小表示操作があるか否かを判定する(ステップS22)。点検作業員が、モデル画像に対して、操作部12を介して縮小表示操作する。すると、制御部14は、縮小表示操作に関する入力があると判定し(ステップS22:Yes)、縮小表示操作に関する入力情報をサーバ6へ送信する。一方で、制御部14は、モデル画像への縮小表示操作に関する入力がないと判定すると(ステップS22:No)、後述するステップS24に進む。
サーバ6の制御部21は、縮小表示操作に関する入力情報を取得すると、設計モデル25の表示が、複数の部品を含むユニット単位で表示する上位階層となる第1表示形態となるように、設計モデル25のモデル画像を生成する(ステップS23)。制御部21は、モデル画像を生成すると、生成したモデル画像を携帯端末5に送信する。
続いて、携帯端末5の制御部14は、モデル画像に対して、操作部12によりピンチアウト等の拡大表示操作があるか否かを判定する(ステップS24)。点検作業員が、モデル画像に対して、操作部12を介して拡大表示操作する。すると、制御部14は、拡大表示操作に関する入力があると判定し(ステップS24:Yes)、拡大表示操作に関する入力情報をサーバ6へ送信する。一方で、制御部14は、モデル画像への拡大表示操作に関する入力がないと判定すると(ステップS24:No)、携帯端末5への表示に関する制御動作を終了する。
サーバ6の制御部21は、拡大表示操作に関する入力情報を取得すると、設計モデル25の表示が、複数の部品をユニット単位よりも詳細に表示する下位階層となる第2表示形態となるように、設計モデル25のモデル画像を生成する(ステップS25)。制御部21は、モデル画像を生成すると、生成したモデル画像を携帯端末5に送信し、携帯端末5への表示に関する制御動作を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、点検作業員が携帯する携帯端末5の位置情報に基づいて、携帯端末5の表示部11に、航空機の現在位置付近の部品を含む設計モデル25を表示することができる。このため、例えば、保守点検時において、点検作業員は、表示部11を視認することで、点検個所に設けられた部品を迅速に特定することができる。また、点検作業員は、操作部12を操作して、確認したい部品の部品モデルを操作することで、部品の部品情報を表示部11に表示させることができる。このため、特定した部品の部品情報を効率よく取得することができる。
また、本実施形態によれば、初期位置が設定された設計モデル上において、相対位置に基づいて現在位置を特定することができる。このため特定した現在位置に対応する設計モデルを適切に取得し、携帯端末5の表示部11に表示することができる。
また、本実施形態によれば、携帯端末5の現在位置及び携帯端末5の姿勢に応じた設計モデル25を、携帯端末5の表示部11に表示させることができる。このため、点検作業員は、携帯端末5の表示部11を視認することで、より迅速に部品を特定することができる。
また、本実施形態によれば、部品情報26を更新することができるため、例えば、保守点検時において取得した部品に関する入力情報を、部品情報26に追加することが可能となる。
また、本実施形態によれば、航空機の固有情報に基づいて、航空機の設計モデル25を取得することができる。このため、携帯端末5の表示部11に、航空機の設計モデル25を、誤りなく適切に表示することができる。
また、本実施形態によれば、携帯端末5の撮影部10によって、航空機に付された固有情報を読み取ることで、簡単に航空機の固有情報を取得することができる。
また、本実施形態によれば、携帯端末5への操作入力に応じて、設計モデル25の表示形態を、第1表示形態または第2表示形態に変更することができる。
なお、本実施形態では、携帯端末5の表示部11に設計モデル25のモデル画像を表示したが、撮影部10により航空機を撮影することで取得される撮影画像と、モデル画像とを重ね合わせて、携帯端末5の表示部11に表示してもよい。
また、本実施形態において、携帯端末5に表示されるモデル画像を、第1表示形態または第2表示形態としたが、第1表示形態または第2表示形態において、内部側に設けられる部品を表示させるために、外部側に設けられる部品を透明化させたり、部品の一部を切り欠いた形状としたりすることで、内部側の部品を表示してもよい。
また、本実施形態において、携帯端末5の操作部12による設計モデル25のモデル画像への操作入力に応じて、設計モデル25の表示を航空機の系統毎に、携帯端末5の表示部11に表示させてもよい。具体的に、部品情報取得システム1は、携帯端末5の表示部11に、航空機の系統を選択する選択ボタンを表示させ、選択ボタンにより所定の系統が選択されると、選択した系統の設計モデル25のモデル画像を、表示部11に表示させる。
また、本実施形態では、航空機の固有情報の取得と、携帯端末5の初期位置の取得とをそれぞれ行ったが、航空機の固有情報の取得と、携帯端末5の初期位置の取得とを同時に行ってもよい。例えば、予め規定された初期位置から、携帯端末5の撮影部(読取部)10により、航空機の固有情報を読み取ることで、固有情報及び初期位置を取得する。
また、本実施形態では、保守点検時において取得した携帯端末5の初期位置及び現在位置に関する過去の位置情報を、サーバ6の記憶部20に記憶させておき、次回の保守点検時において、過去の位置情報を活用してもよい。例えば、航空機の点検場所が前回と同じ点検場所であれば、前回の位置情報を利用することで、初期位置の設定を省略してもよい。
また、本実施形態では、モデル画像の生成を含む各種制御動作を、サーバ6の制御部21で行ったが、携帯端末5の制御部14で行ってもよい。
1 部品情報取得システム
5 携帯端末
6 サーバ
8 通信ネットワーク
10 撮影部
11 表示部
12 操作部
13 位置取得センサ
14 制御部
15 記憶部
20 記憶部
21 制御部
25 設計モデル
26 部品情報

Claims (6)

  1. 携帯端末と、前記携帯端末と通信可能に接続されるサーバとを備え、検査対象機械に含まれる部品の情報を取得する部品情報取得システムにおいて、
    前記携帯端末に設けられ、前記検査対象機械の設計モデルを表示する表示部と、
    前記携帯端末に設けられ、前記表示部に表示された前記設計モデルに対して操作を行うための操作部と、
    前記携帯端末に設けられ、前記携帯端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記サーバに設けられ、前記設計モデルと、前記設計モデルに含まれる前記部品の部品モデルに対応付けられた前記部品に関する部品情報と、を記憶する記憶部と、
    前記携帯端末及び前記サーバの少なくとも一方に設けられる制御部と、を有し、
    前記位置情報取得部は、前記位置情報と共に、前記携帯端末の姿勢を取得し、
    前記制御部は、
    前記携帯端末の初期位置を初期位置情報として予め取得すると共に、前記設計モデル上において前記初期位置を設定し、
    前記携帯端末の前記位置情報を取得すると共に、前記位置情報取得部により前記携帯端末の姿勢を端末姿勢情報として取得すると、前記位置情報として、前記初期位置からの相対的な位置である相対位置を取得し、前記初期位置と前記相対位置とに基づいて現在位置を導出し、導出した前記現在位置及び前記端末姿勢情報に対応する前記検査対象機械の前記設計モデルを前記記憶部から取得し、取得した前記設計モデルを前記表示部に表示させ、
    前記操作部により前記設計モデルに含まれる前記部品モデルに対して操作が入力されると、操作入力された前記部品の前記部品情報を前記記憶部から取得し、取得した前記部品情報を前記表示部に表示させることを特徴とする部品情報取得システム。
  2. 前記制御部は、前記表示部に表示した前記部品情報に対して、前記操作部により入力情報が入力されると、前記記憶部に記憶された前記部品情報に前記入力情報を付加し、新たな前記部品情報として更新することを特徴とする請求項1に記載の部品情報取得システム。
  3. 前記記憶部は、前記検査対象機械の前記設計モデルと、前記検査対象機械を識別するための固有情報とを関連付けて記憶しており、
    前記制御部は、前記固有情報を取得すると、前記固有情報に関連付けられた前記設計モデルを前記表示部に表示することを特徴とする請求項1または2に記載の部品情報取得システム。
  4. 前記固有情報は、前記検査対象機械に付してあり、
    前記携帯端末は、前記固有情報を読み取る読取部を、さらに有し、
    前記制御部は、前記読取部により読み取った前記固有情報を取得することを特徴とする請求項に記載の部品情報取得システム。
  5. 前記制御部は、前記操作部による前記設計モデルへの操作入力に応じて、前記設計モデルの表示を、複数の前記部品を含むユニット単位で表示する上位階層となる第1表示形態、または、複数の前記部品を前記ユニット単位よりも詳細に表示する下位階層となる第2表示形態で、前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の部品情報取得システム。
  6. 前記制御部は、前記操作部による前記検査対象機械の系統を選択する操作入力に応じて、前記表示部に表示されている前記設計モデルの表示を、前記検査対象機械の系統毎に、前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の部品情報取得システム。
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