JP6825482B2 - 制御装置、情報処理装置及び電源制御プログラム - Google Patents

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Description

制御装置、情報処理装置及び電源制御プログラムに関する。
近年、サーバを構成するCentral Processing Unit(CPU)などの主要コンポーネントの低消費電力化や小型化が進み、サーバ自身の小型化や高密度化も加速している。その例として1つの筐体内に複数のサーバノードを搭載するマルチノードサーバと呼ばれる機器が開発され、更なる高密度化や省電力化を実現している。マルチノードサーバは電源供給装置(Power Supply Unit(PSU)など)によって電源が供給される(特許文献1を参照)。複数のPSUが搭載されるマルチノードサーバでは、PSUの電力変換効率を高めるために起動させるPSUの数を減らす場合がある。
特開平5−91660号公報
しかし、PSUの数を減らすと、マルチノードサーバにおいて高負荷の処理が実行されて消費電力が急増した場合に必要な電力を供給できずにシステムダウンが発生してしまう。
そこで、本発明の1つの側面では、突発的な消費電力の急増に対応した消費電力の効率化を実現することを目的とする。
態様の一例では、複数のノードからなるノード群を備える情報処理装置の電源制御を行う制御装置であって、各ノードに設定された消費電力制限値と現在の消費電力値をノードごとに比較し、前記現在の消費電力値が前記消費電力制限値を超える超過ノードがある場合、前記超過ノードではないノードに設定された前記消費電力制限値から現在の消費電力値を引いた差分の電力値から配分する電力を決定し、決定された前記電力を前記超過ノードの前記消費電力制限値に加算する共通電力制御部であって、前記情報処理装置全体における現在の消費電力に応じて電源供給装置の稼働台数を決定し、決定された前記稼働台数によって供給される最大出力電力から前記ノード群以外の前記情報処理装置に搭載される装置の最大消費電力を減算した値を前記ノード群で均等に分けて前記消費電力制限値を設定し、設定された前記消費電力制限値とノードの最大消費電力値をノードごとに比較し、前記消費電力制限値が前記最大消費電力値を超えるノードがある場合、前記超えるノードの前記消費電力制限値から前記最大消費電力値を引いた差分の電力値から、前記消費電力制限値が前記最大消費電力値を超えないノードに配分する電力を決定し、決定された前記電力を前記最大消費電力値を超えないノードの前記消費電力制限値に加算する、前記共通電力制御部を有する。
突発的な消費電力の急増に対応した消費電力の効率化を実現可能とさせる。
実施の形態のマルチノードサーバの構成の一例を示す図である。 PSUの電力変換効率を示す図である。 BMCのハードウェア構成の一例を示す図である。 BMCの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 コンポーネント消費電力対応テーブルの一例を示す図である。 PSUのモデルごとの電力変換効率テーブルの一例を示す図である。 対象モデルの動作台数ごとの電力変換効率テーブルの一例を示す図である。 PSU電力テーブルの一例を示す図である。 筐体消費電力テーブルの一例を示す図である。 筐体消費電力テーブルの一例を示す図である。 筐体消費電力テーブルの一例を示す図である。 筐体消費電力テーブルの一例を示す図である。 筐体消費電力テーブルの一例を示す図である。 筐体消費電力テーブルの一例を示す図である。 筐体消費電力テーブルの一例を示す図である。 マスタノードとスレーブノードの関係を示す図である。 スレーブノードの異常検出により再定義されたスレーブノードの優先順位を示す図である。 マスタノードの異常検出によりスレーブノードのマスタノードへの昇格及び再定義されたスレーブノードの優先順位を示す図である。 実施の形態におけるマスタ決定処理フローを示す図である。 実施の形態におけるマスタ動作処理フローを示す図である。 実施の形態におけるスレーブ動作処理フローを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は実施の形態のマルチノードサーバ(情報処理装置とも言う)の構成の一例を示す。マルチノードサーバ10に複数のPSU11(11aから11d)が搭載されている場合、サーバノード12(12aから12h)の負荷の合計はPSU11aから11dに均等に割り当てられる。このため、サーバノード12aから12hが低負荷であってマルチノードサーバ10全体としての消費電力が低い状態では、PSU11aから11dの負荷率も均等に低くなる。
PSU11の電力変換効率は負荷に応じて変動し、低負荷時には電力変換効率が低くなり、負荷率50%付近で電力変換効率が最も高くなる。このため、マルチノードサーバ10全体としての消費電力が低い状態ではPSU11aから11dは電力変換効率の低い負荷率で動作し、サーバノード12aから12hで使用されずに無駄に失われる電力の割合が大きくなる。電力変換効率とは、入出力される電力が変換される効率を値で示したものであり、出力電力を入力電力で除したものである。
例えば、図2に示す電力変換効率を持つPSU11において、マルチノードサーバ10全体の消費電力が600Wの場合、PSU11が1台起動している時の電力変換効率は94%である(実線の矢印を参照)。一方、PSU11が3台起動している時、すなわち1台あたり200W(600W/3台)の場合、電力変換効率は88%である(破線の矢印を参照)。なお、消費電力に対する電力変換効率は、図2に示すように極大値(最大値)が1つの曲線となる。また、図2に示す電力変換効率は、消費電力の目盛りが0から1200Wであるため、PSUの最大出力電力が1200Wのモデルに関するものである。
このように、マルチノードサーバ10全体の消費電力が600Wの場合、PSU11を1台起動させた方が3台起動させた場合よりも電力変換効率がよいことがわかる。これにより、PSU11の台数を1台にしてしまうと、突発的な消費電力の急増が生じた場合には対応ができなくなる。以下では突発的な消費電力の急増に対応した消費電力の効率化が実現可能な制御装置について説明する。
実施の形態のマルチノードサーバ10は、複数のPSU11(11aから11d)、複数のサーバノード12(12aから12h)、冷却ファン13、Mid-plane(ミッドプレーン)14から構成されている。サーバノード12や冷却ファン13は、複数のPSU11から構成される電力供給部からミッドプレーン14経由で電力供給バス15(実線)を通じて電力を受けて動作する。また、PSU11、サーバノード12、冷却ファン13はミッドプレーン14経由でマネージメントバス16(破線)を通じて相互に接続され、各種情報の受け渡しを行っている。
PSU11(11aから11d)は、サーバノード12(12aから12h)や冷却ファン13によって共有されるものであり、電力供給バス15を通じてサーバノード12や冷却ファン13に電力を供給している。この例では4台のPSU11がマルチノードサーバ10に搭載されているが、4台に限定されるものではない。また、PSU11はマネージメントバス16を通じてPSU11に関する情報(例えば、PSUのモデル情報など)をサーバノード12へ送信したり、起動及び停止の信号をサーバノード12から受信したりする。
冷却ファン13は、マルチノードサーバ10に搭載される装置であって、PSU11から供給される電力を用いてマルチノードサーバ10内の発熱部品を冷却するものである。例えば、冷却ファン13は、マネージメントバス16を介してサーバノード12から受信した信号に基づいて該当する発熱部品を冷却する。この例では4台の冷却ファンがマルチノードサーバ10に搭載されているが、4台に限定されるものではない。
ミッドプレーン14は、配線を集約した基板であってバスを形成し、さらに不図示の複数のコネクタを備え、コネクタにはサーバノード12が接続される。各コネクタには配置位置に応じた順位があらかじめ決められている。これにより、サーバノード12がコネクタに接続されると、コネクタの順位に応じてマスタノード及びスレーブノードが決定され、さらにスレーブノードにおいては優先順位が決定される。決定方法の一例については後述する。
サーバノード12aは、CPU17、チップセット18、消費電力センサ19、Baseboard Management Controller(BMC)20を備え、これらの構成要素は相互にバス21によってつながっている。BMC20を制御装置とも言う。この構成はサーバノード12bから12hについても同様であるため、以下ではサーバノード12aを例にとって各構成要素について説明し、サーバノード12bから12hの構成についての説明は省略する。
なお、サーバノード間では後述する筐体消費電力テーブルを作成するマスタノードとスレーブノードが決定され、さらにスレーブノード間ではマスタノードへの昇格の優先順位も決定される。具体的には、BMCファームウェアの初期化段階(BMC20は常駐電源動作のためAC投入時)においてマスタノード及びスレーブノードの優先順位が決定される。
例えば、上述したように、コネクタの配置位置に応じてあらかじめ決められた順位に基づいてマスタノード及びスレーブノードの優先順位が決定される。例えば、各サーバノード12はコネクタに接続されると、接続されたコネクタに割り振られた順位をコネクタから受けて、マスタノードであるか、優先順位が何位のスレーブノードであるかを判断する。
図10Aに示す例では、最も順位の高いコネクタに接続されたサーバノード12aがマスタノードとなっている。その次に順位の高いコネクタに接続されたサーバノード12bが優先順位1位のサーバノード(スレーブノード)となり、最も順位の低いコネクタに接続されたサーバノード12hが優先順位7位のサーバノード(スレーブノード)となっている。他のサーバノードにおいても優先順位がそれぞれ決められる。
なお、障害など何らかの問題が生じ、マスタノードが機能しない場合には、スレーブノードのうち最も優先順位の高いスレーブノードがマスタノードに昇格し、昇格したスレーブノード以降のスレーブノードの優先順位はそれぞれ昇格する(図10Cを参照)。
具体的には、スレーブノードの中で最も優先順位の高いスレーブノード(この例ではサーバノード12b)が定期的に又は不定期的にマスタノード(この例ではサーバノード12a)に対して機能しているか否かの信号を送信する。この信号に対する応答を受信しない場合、異常検出したとして最も優先順位の高いスレーブノードはマスタノードに昇格することを決定し、他のスレーブノードに優先順位を1つ昇格するように指示(優先順位再定義の指示)をする。その後、マスタノード(この例ではサーバノード12b)は各スレーブノード(この例ではサーバノード12cから12h)の状態監視を行い、優先順位が最も高いスレーブノード(この例ではサーバノード12c)はマスタノードの状態監視を行う。
また、あるスレーブノードが機能しない場合にはそのスレーブノード以降の優先順位がそれぞれ昇格する(図10Bを参照)。具体的には、マスタノード(この例ではサーバノード12a)は定期的に又は不定期的に各スレーブノード(この例ではサーバノード12bから12h)に対して機能しているか否かの信号を送信する。図10Bの例では、信号に対する応答がサーバノード12bからなくサーバノード12bの異常が検出された。この場合、マスタノードは機能していないスレーブノード(この例ではサーバノード12b)以降の優先順位の低いスレーブノードに対して、優先順位を1つ昇格するように指示(優先順位再定義の指示)をする。
その後、マスタノード(この例ではサーバノード12a)は各スレーブノード(この例ではサーバノード12cから12h)の状態監視を行い、優先順位が最も高いスレーブノード(この例ではサーバノード12c)はマスタノードの状態監視を行う。
サーバノード12aの構成の説明に戻り、サーバノード12aがマスタノードであるとして説明する。
CPU17は、各種処理(例えば、マスタノード及びスレーブノードの優先順位の決定処理)を行うためのプログラムを不図示のメモリ(ROM)から読み込み、読み込んだプログラムを不図示のメモリ(RAM)に一時的に格納し、プログラムにしたがって各種処理を行う。
チップセット18は、インタフェース機能を有し、CPU17とBMC20の間でやりとりされるデータの制御を行う。
消費電力センサ19は、サーバノード12aで消費されている電力を検出する。
BMC20は、図3に示すように、さらにCPU31、ROM32、RAM33から構成され、CPU31はバス34によってROM32、RAM33とつながっている。BMC20の構成はこれに限定されるものではなく、他の構成を含むものであってもよい。
CPU31は、ROM32内に格納される各ファームウェア(例えば、共通電力制御を行うプログラムなど)を読み込み、読み込んだプログラムをRAM33に一時的に格納し、そのプログラムにしたがって処理を行う。CPU31は、主として後述するサーバ状態監視部40、個別電力制御部41(ノード最大消費電力算出部41a、ノード現在消費電力検出部41b、CPU動作制御部41c、PSU起動/停止制御部41d)、共通電力制御部42(筐体消費電力テーブル算出部42a、マスタ/スレーブ管理部42b)として機能する。
CPU31によって実行される処理としては、例えばセンサ(温度/電圧/電力)の監視、イベントログの記録、構成情報の取得、電源制御(DCのオン/オフ、PSUのオン/オフ)などを行うサーバ状態監視がある。その他にサーバノード12aの現在の消費電力値などを検出する個別電力制御や、消費電力制限値の分配などを行う共通電力制御も行われる。
ROM32は、上述したファームウェア、ブートプログラム、BIOS(BasicInput/Output System)などのプログラムを記憶する。ROM32は、主として後述するコンポーネント電力情報格納部41e、PSU電力量格納部42c、PSU電力効率格納部42d、筐体消費電力格納部42e、記憶部43として機能する。
RAM33は、CPU31に実行させるためのOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムの一部が一時的に格納される。また、RAM33にはCPU31による処理に必要な各種データが格納される。
ここで、BMC20の機能について図4に示す機能ブロック図を用いて説明する。以下ではマスタノードになった場合のBMCについて説明する。
BMC20は、サーバ状態監視部40、個別電力制御部41、共通電力制御部42、記憶部43から構成されている。記憶部43には上述したファームウェアなどのプログラムが格納されている。
サーバ状態監視部40は、上述したように、例えばセンサ(温度/電圧/電力)の監視、イベントログの記録、構成情報の取得、電源制御(DCのオン/オフ、PSUのオン/オフ)などを行う。
個別電力制御部41は、主として自ノードの電力に関する情報を管理し、ノード最大消費電力算出部41a、ノード現在消費電力検出部41b、CPU動作制御部41c、PSU起動/停止制御部41d、コンポーネント電力情報格納部41eから構成されている。
ノード最大消費電力算出部41aは、サーバノード12aに搭載されているコンポーネント(例えば、CPU、Dual Inline Memory Module(DIMM)など)の存在を認識する。ノード最大消費電力算出部41aは、コンポーネント電力情報格納部41eに格納されたコンポーネント消費電力対応テーブル(図5を参照)に基づいて、存在が認識されたコンポーネント全ての最大消費電力を加算しサーバノード12aの最大消費電力を算出する。
コンポーネント消費電力対応テーブルでは、図5に示すように、サーバノード12aに搭載されるコンポーネントごとの最大消費電力が関連付けられている。例えばコンポーネントの1つであるCPU Aの最大消費電力は100Wであることがわかる。例えば、存在が確認されたコンポーネントがCPU Aが1台、メモリ A 8GBが3台、HDD A 1TB SATAが1台、Card A LANが1台、FAN Aが2台とする。この場合、サーバノード12aの最大消費電力は100W×1台+5W×3台+5W×1台+5W×1台+20W×2台=165Wとなる。
ノード現在消費電力検出部41bは、サーバノード12aの現在の消費電力値を消費電力センサ19から取得する。なお、一定時間の間に取得された消費電力値の平均値を現在の消費電力値としてもよい。
CPU動作制御部41cは、後述する筐体消費電力テーブル算出部42aによって設定された各サーバノードの消費電力制限値に基づいて、CPU動作クロック削減を行うことをCPU17に指示する。CPU動作クロック削減とは、消費電力を抑えるための処理であって、例えばスロットリングやPステート制御などである。
PSU起動/停止制御部41dは、筐体消費電力テーブル算出部42aの指示に基づいてPSU11の起動台数や停止台数をPSU11に対して指示する。具体的には、PSU起動/停止制御部41dは、CPU17に対して起動又は停止するPSUを指示し、PSUを起動又は停止させる。なお、PSU起動/停止制御部41dは、マスタノードとなった場合に機能するものであり、スレーブノードとなった場合には機能しない。
コンポーネント電力情報格納部41eは、上述したコンポーネント消費電力対応テーブルなどを格納する。
共通電力制御部42は、主として他のサーバノードの電力に関する情報を管理し、筐体消費電力テーブル算出部42a、マスタ/スレーブ管理部42b、PSU電力量格納部42c、PSU電力効率格納部42d、筐体消費電力格納部42eから構成されている。なお、筐体消費電力テーブル算出部42aは、マスタノードとなった場合に機能するものであり、スレーブノードとなった場合には機能しない。また、マスタ/スレーブ管理部42bは、マスタノードとなった場合でもスレーブノードとなった場合でも機能するが、後述するように監視対象が異なる。詳細については後述する。
筐体消費電力テーブル算出部42aは、マルチノードサーバ10に搭載されるPSUのモデル情報及び台数の情報を各PSUから取得し、PSUのモデルごとの電力変換効率テーブル(図6を参照)に基づいて対象モデルの動作台数ごとの電力変換効率テーブル(図7を参照)を作成する。
PSUのモデルごとの電力変換効率テーブルはPSU電力効率格納部42dに格納されている。図6に示すように、電力変換効率テーブルは消費電力ごとに電力変換効率が関連付けられており、各モデル(1200Wモデルや1000Wモデルなど)の電力変換テーブルがPSU電力効率格納部42dに格納されている。
例えば、PSU1200Wモデルの場合、消費電力0から1200Wにおける電力変換効率が示されており、最大出力電力(1200W)の50%である消費電力(600W)で電力変換効率(94.00%)が最も高くなっている。PSU1000Wモデルの場合も同様に、最大出力電力(1000W)の50%である消費電力(500W)で電力変換効率(94.00%)が最も高くなっている。
ここで、図7に示す対象モデルの動作台数ごとの電力変換効率テーブルの作成方法について説明する。ここではPSU1200Wモデルが4台搭載された場合を例にとって説明する。PSU1200Wモデルの動作台数ごとの電力変換効率テーブルを作成するため、電力変換効率テーブルはPSU1200Wモデルのテーブルを利用する。また、搭載台数が4台であるため、最大出力電力は1200W(1台分)×4(台)の4800Wである。なお、台数1台の場合には図6に示す電力変換効率テーブル(PSU1200Wモデル)の電力変換効率が図7の1台の欄へそのまま挿入される。このとき、消費電力が1201W以降の欄については値が存在しないため空欄となる。
台数が1台以外の場合の電力変換効率の値の求め方を説明する。例えば、マルチノードサーバ10全体の消費電力が2Wの場合を考える。PSUが2台の場合、2Wを均等に2台に振り分けるため、1台あたりの消費電力は1Wとなる。これにより、図6に示す電力変換効率テーブル(PSU1200Wモデル)の消費電力が1Wの場合の電力変換効率の値(81.02)を抽出し、抽出された値を図7に示す電力変換効率テーブルの消費電力2WのPSU2台の欄に挿入する。
他の例として、例えばマルチノードサーバ10全体の消費電力が600Wの場合を考える。PSUが3台の場合、600Wを均等に3台に振り分けるため、1台あたりの消費電力は200Wとなる。これにより、図6に示す電力変換効率テーブル(PSU1200Wモデル)の消費電力が200Wの場合の電力変換効率の値(89.55)を抽出し、抽出された値を図7に示す電力変換効率テーブルの消費電力600WのPSU3台の欄に挿入する。
このようにして、0から4800Wまでの消費電力における各台数の電力変換効率を算出して図7に示す動作台数ごとの電力変換効率テーブルを作成する。
また、筐体消費電力テーブル算出部42aは、作成した動作台数ごとの電力変換効率テーブルに基づいてPSU電力テーブル(図8を参照)を作成する。作成されたPSU電力テーブルはPSU電力量格納部42cに格納される。PSU電力テーブルはPSU動作台数に対する電力下限値及び電力上限値を示し、さらにその際の最大出力電力を示している。電力下限値から電力上限値に記載の範囲は対応するPSU動作台数において最も電力変換効率が高いことを意味している。例えば、消費電力が0から864Wの間ではPSU動作台数が1台のときが最も電力変換効率が高いことを意味している。また、消費電力が865から1575Wの間ではPSU動作台数が2台のときが最も電力変換効率が高いことを意味している。
ここで、図8に示すPSU電力テーブルの作成方法について説明する。PSU電力テーブルは図7に示す動作台数ごとの電力変換効率テーブルに基づいて作成される。具体的には、消費電力0Wから順に台数ごとの電力変換効率をチェックする。図7の場合、消費電力が0から864WまではPSUが1台のときが他の台数と比べて最も電力変換効率が高い。また、消費電力が865から1575WまではPSUが2台のときが他の台数と比べて最も電力変換効率が高い。消費電力が1576から2120WまではPSUが3台のときが他の台数と比べて最も電力変換効率が高い。消費電力が2121から4800WまではPSUが4台のときが他の台数と比べて最も電力変換効率が高い。このようにチェックすることによって図8に示すPSU電力テーブルが作成される。
また、筐体消費電力テーブル算出部42aは、マルチノードサーバ10の筐体内で使用される電力を示す筐体消費電力テーブル(図9Aから図9Gを参照)を作成する。作成された筐体消費電力テーブルは筐体消費電力格納部42eに格納される。
具体的には、筐体消費電力テーブル算出部42aは、自ノード及びスレーブノード(サーバノード12bから12h)から送信されるスレーブノードの最大消費電力及び現在の消費電力に基づいて筐体消費電力テーブル(図9A、図9Bを参照)を作成する。なお、自ノード(サーバノード12a)の最大消費電力はノード最大消費電力算出部41aから取得し、自ノードの現在の消費電力はノード現在消費電力検出部41bから取得する。
以下では2つのケースの筐体消費電力テーブルについて説明する。1つ目のケースはマルチノードサーバ10の筐体全体の最大消費電力が最大出力電力(PSU動作数に応じて決まる最大出力電力)以下の場合であり、2つ目のケースはマルチノードサーバ10の筐体全体の最大消費電力が最大出力電力より大きい場合である。
まず、図9Aに示す1つ目のケースの筐体消費電力テーブルは、PSU動作数が2台、最大出力電力の合計が2400W(1200W×2台)、最大消費電力の合計が2400W、現在の消費電力の合計が1400Wの場合を示している。最大消費電力の合計2400Wの内訳は、マスタノード(サーバノード)12a及びスレーブノード(サーバノード)12bから12hの最大消費電力がそれぞれ250W、冷却ファン13の最大消費電力が400Wである。また、現在の消費電力の合計1400Wの内訳は、マスタノード12a及びスレーブノード12bから12hの現在の消費電力がそれぞれ150W、冷却ファン13の現在の消費電力が200Wである。
PSU動作数には、マルチノードサーバ10の筐体全体の現在の消費電力1400Wが図8に示すPSU電力テーブルの電力下限から電力上限の間に当てはまる台数が選択される。図9A及び図9Bに示す例では、筐体消費電力テーブル算出部42aは現在の消費電力1400Wが当てはまる範囲に該当する台数の2台を選択する。なお、この時点では消費電力制限値の欄は空欄であり、2つ目のケースの場合も同様である。
一方、図9Bに示す2つ目のケースの筐体消費電力テーブルは、PSU動作数が2台、最大出力電力の合計が2400W(1200W×2台)、最大消費電力の合計が2900W、現在の消費電力の合計が1400Wの場合を示している。最大消費電力の内訳は以下のとおりである。マスタノード12a及びスレーブノード12b、12cがそれぞれ400W、スレーブノード12dが350W、スレーブノード12eが300W、スレーブノード12fが250W、スレーブノード12g、12hが200W、冷却ファン13が400Wである。現在の消費電力の合計1400Wの内訳は図9Aと同様である。
図9Bに示す筐体消費電力テーブルの場合、マルチノードサーバ10の筐体全体の最大消費電力2900Wが最大出力電力2400Wを上回っている。この場合、マルチノードサーバ10において突発的に負荷が高くなり、出力電力が足りずにシステムダウンが生じる可能性がある。これを防ぐために、筐体全体の最大消費電力が最大出力電力を上回らないようにサーバノード12の最大消費電力に制限をかける。すなわち、図9Cに示すように消費電力制限値を各サーバノード12に設定する。なお、最大消費電力が最大出力電力を上回らないように、上述したスロットリングやPステート制御などが行われる。
各サーバノード12の消費電力制限値は、筐体消費電力テーブル算出部42aによって以下の手順で決定される。
まず、PSU動作数2台における最大出力電力2400Wを筐体消費電力テーブルの筐体全体の消費電力制限値として設定する(図9Cを参照)。次に、筐体全体の最大出力電力2400Wから冷却ファン13の最大消費電力400Wを減算し、減算後の値2000Wをサーバノード12の数(12aから12hの8台)で割る。割って得られた値250Wをサーバノード12の消費電力制限値にそれぞれ設定する。なお、サーバノード12に均等に割り振って消費電力制限値を設定しているが、これに限定されるものではなく、例えばマスタノードの消費電力制限値をスレーブノードの消費電力制限値よりも多くするよう設定してもよい。
設定された消費電力制限値が最大消費電力よりも大きいサーバノード12や冷却ファン13があるか否かを判断する。図9Cに示す例ではサーバノード12g、12hの消費電力制限値が最大消費電力よりも50W大きい。この50Wは消費電力制限値から最大消費電力値を引いた差分である。サーバノード12g、12hの最大消費電力200Wと同じ値に消費電力制限値を設定した後の余剰分(差分)50W+50W=100Wについては、消費電力制限値が最大消費電力より小さい他のサーバノード12に割り振る(加算する)。この例ではマスタノード12a及びサーバノード12bから12eに割り振る。
例えば、余剰分100Wの割り振りはサーバノード12の最大消費電力と消費電力制限値の差分の比に応じて行う。マスタノード12a及びサーバノード12b、12cでは差分は150W(最大消費電力400W−消費電力制限値250W)、サーバノード12dでは差分は100W(350W−250W)、サーバノードeでは差分は50W(300W−250W)である。これにより、比は150:150:150:100:50となるため、マスタノード12a及びサーバノード12b、12cには25W((150W/600W)×100W)、サーバノード12dには16W、サーバノードeには8Wが配分される。
これにより、マスタノード12a及びサーバノード12bから12eでは消費電力制限値が加算され、サーバノード12g、12hでは消費電力制限値が減算される(図9Dを参照)。
このようにして、筐体全体の消費電力制限値2399Wが最大出力電力2400Wを上回らないことを保証した上でPSU動作数2台を確定して起動させるPSUと停止させるPSUを決定する。
その後、システム稼働中にサーバノード(この例ではサーバノード12c)の現在の消費電力が増加(例えば、310Wに増加)し、消費電力制限値(例えば、275W)を超えた場合を考える。
この場合、現在の消費電力が消費電力制限値に比べて低いサーバノード(この例ではサーバノード12c以外のサーバノードであって、超過ノードではないノード)の消費電力制限値を引き下げ、引き下げた分の消費電力制限値は消費電力制限値を超えたサーバノード(超過ノード)に加算される(性能低下の回避)。
図9Eに示す例では、現在の消費電力が消費電力制限値に対して余裕のあるサーバノード(サーバノード12c以外のサーバノードで、超過ノードではないノード)からサーバノード12c(超過ノード)へ5Wの消費電力制限値が均等に与えられる(融通される)。具体的には、超過ノードではないノードに設定された消費電力制限値から現在の消費電力値を引いた差分の電力値から配分する電力を決定し、決定された電力を超過ノードの消費電力制限値に加算する。
これにより、5W×7台=35Wの消費電力制限値がサーバノード12cの消費電力制限値に加算されて310Wとなり、現在の消費電力310Wを超えずにシステムダウンを回避することが可能となる。なお、図9Eに示すように、消費電力制限値を与えたサーバノード(サーバノード12c以外のサーバノード)の消費電力制限値は5W分だけ差し引かれる。
ここでは、現在の消費電力が消費電力制限値を超えたサーバノードに対して、現在の消費電力が消費電力制限値と同じになるように消費電力制限値を融通しているが、消費電力制限値が現在の消費電力を上回るように融通してもよい。
また、筐体消費電力テーブル算出部42aは、定期的にマルチノードサーバ10の筐体全体の消費電力を取得し、PSU動作数の変更や筐体消費電力テーブルの再設定を継続的に行う。すなわち、筐体消費電力テーブル算出部42aは、マルチノードサーバ10全体における消費電力値と、PSUの稼働台数における電力変換効率が最も高い電力範囲を示すテーブル(PSU電力テーブル)を用いてPSUの稼働台数を決定し、更新する。
例えば、筐体全体の消費電力が上昇して現在の消費電力が1610Wになった場合を考える(図9Fを参照)。1610Wとなると、図8に示すPSU電力テーブルのPSU2台の場合の電力上限1575Wを超えてしまう。そのため、筐体消費電力テーブル算出部42aは、1610Wが電力下限から電力上限の間に含まれるようにPSUの動作数を変更する。この場合のPSU動作数は3台となり、図9Fに示すようにPSU動作数を2台から3台に変更する。
一方、例えば、筐体全体の消費電力が減少して現在の消費電力が830Wになった場合を考える(図9Gを参照)。830Wとなると、図8に示すPSU電力テーブルのPSU2台の場合の電力下限865Wを下回る。そのため、筐体消費電力テーブル算出部42aは、830Wが電力下限から電力上限の間に含まれるようにPSUの動作数を変更する。この場合のPSU動作数は1台となり、図9Gに示すようにPSU動作数を2台から1台に変更する。
マスタ/スレーブ管理部42bは、全てのスレーブノードの状態監視(例えば、異常が発生しているか否かなど)を行う(図10Aを参照)。なお、スレーブノードのうち最も優先順位の高いスレーブノード(サーバノード12b)はマスタノード(サーバノード12a)の状態監視を行う。
マスタ/スレーブ管理部42bは、生成されたPSU電力テーブル(図8を参照)と筐体消費電力テーブル(図9Aから図9Gを参照)を優先順位の最も高いスレーブノード12bにコピーする。これにより、マスタノードに問題が発生した場合でも、コピーしたスレーブノードをマスタノードに容易に昇格させることが可能となる。筐体消費電力テーブルとPSU電力量テーブルに更新があった場合には、スレーブノードのコピーされた各テーブルも更新される。
また、マスタ/スレーブ管理部42bは、スレーブノードの状態監視を行い、スレーブノードの異常(停止)が検出された場合、スレーブノードの優先順位を振り直し、筐体消費電力テーブルを更新(再定義)する。例えば、図10Bに示すように、異常が検出されたスレーブノードが最も優先順位が高いスレーブノード(サーバノード12b)である場合、それ以降のスレーブノード(サーバノード12cから12h)の優先順位を振り直し、筐体消費電力テーブルを更新する。このとき、マスタ/スレーブ管理部42bは、異常が検出されたスレーブノード以降のスレーブノードに対して優先順位を1つ昇格するように指示(優先順位再定義の指示)をする。図10Bの例では、振り直された優先順位の最も高いサーバノード(サーバノード12c)がマスタノードの状態監視を引き継ぐ。
なお、スレーブノードのうち最も優先順位が高いスレーブノードのマスタ/スレーブ管理部42bは以下のような処理を行う。
マスタ/スレーブ管理部42bは、マスタノード(サーバノード12a)の状態監視を行い、マスタノードの異常を検出した場合、自ノード(サーバノード12b)をマスタノードに昇格させることを決定し、他のスレーブノードの優先順位を再定義する(図10Cを参照)。マスタノードに昇格したサーバノード12bのマスタ/スレーブ管理部42bは全てのスレーブノードの状態監視を行い、優先順位が再定義されて最も優先順位が高くなったスレーブノード(サーバノード12c)はマスタノード(サーバノード12b)の状態監視を行う。
PSU電力量格納部42cは上述したPSU電力量テーブル(図8)を格納する。
PSU電力効率格納部42dは上述したPSUのモデルごとの電力変換効率テーブル(図6)を格納する。
筐体消費電力格納部42eは上述した筐体消費電力テーブル(図9Aから図9G)を格納する。
次に、マスタノード及びスレーブノードが決定されるマスタ決定処理のフロー、決定後のマスタノードとしてのマスタ動作処理フロー(筐体消費電力テーブルの作成処理のフロー)、決定後のスレーブノードとしてのスレーブ動作処理フローについて説明する。ここでは、図1に示すようにサーバノード8台、PSU4台で構成されたマルチノードサーバを例にして説明する。
まず、マスタ決定処理のフローについて図11を用いて説明する。マルチノードサーバ10へAC電源が投入されると、サーバノード12(12aから12h)へ電源が供給され、サーバノード12はBMCのファームウェアの初期化段階においてマスタノード及びスレーブノードを決定する(ステップS1101)。このとき、サーバノード12aがマスタノード、それ以外のサーバノード12bから12hがスレーブノードとなり、スレーブノードの優先順位が図10Aに示すように決定されたとする。
サーバノード12は自身がマスタノードであるか否かを判断する(ステップS1102)。自身がマスタノードであると判断した場合(ステップS1102でYes)、マスタノードとしての動作処理を実行する(ステップS1103)。一方、自身がマスタノードではないと判断した場合(ステップS1102でNo)、すなわちスレーブノードであると判断した場合にはスレーブノードしての動作処理を実行する(ステップS1104)。
以下では、マスタノードとしてのマスタ動作処理フロー及びスレーブノードとしてのスレーブ動作処理フローをそれぞれ説明する。
まず、マスタ動作処理フローについて図12を用いて説明する。サーバノード12の電源(DC電源)が投入されると、搭載された4台全てのPSU11(11aから11d)が起動する。
マスタノードの筐体消費電力テーブル算出部42a(以下、単に筐体消費電力テーブル算出部42aと言う)は、マルチノードサーバ10に搭載されるPSUのモデル情報及び台数の情報を取得する(ステップS1201)。筐体消費電力テーブル算出部42aは、PSUのモデルごとの電力変換効率テーブル(図6を参照)に基づいて対象モデルの動作台数ごとの電力変換効率テーブル(図7を参照)を作成する(ステップS1202)。
筐体消費電力テーブル算出部42aは、作成した動作台数ごとの電力変換効率テーブルに基づいて、PSU電力量テーブル(図8を参照)を作成する(ステップS1203)。この例では、PSU1台では0Wから864W、2台では865Wから1575W、3台では1576Wから2120W、4台では2121Wから4800Wが最も電力変換効率がよい。
また、ノード最大消費電力算出部41aは、自ノード(サーバノード12a)に搭載されたコンポーネントの存在を認識し(ステップS1204)、コンポーネント消費電力対応テーブル(図5を参照)に基づいて最大消費電力を算出する(ステップS1205)。このとき、マスタノードであるサーバノード12aのノード最大消費電力算出部41aは、認識するコンポーネントに冷却ファン13も含める。例えば、コンポーネントとして、CPU Cが2台、メモリ A 8GBが14台、HDD B 2TB SATAが2台、Card A LANが2台認識されたとする。この場合、最大消費電力は400W(150W×2台+5W×14台+10W×2台+5W×2台)となる。
ノード現在消費電力検出部41bは、自ノードの消費電力センサ19から現在の消費電力の情報を取得する(ステップS1206)とともに、冷却ファン13の現在の消費電力の情報を取得する(ステップS1207)。
筐体消費電力テーブル算出部42aは、スレーブノードの最大消費電力及び現在の消費電力の情報を各スレーブノードから取得する(ステップS1208)。筐体消費電力テーブル算出部42aは、算出された自ノードの最大消費電力と、取得した自ノードの現在の消費電力と、取得したスレーブノードの最大消費電力及び現在の消費電力とによって筐体消費電力テーブルを作成する(ステップS1209)。このとき、マルチノードサーバ10の筐体全体の現在の消費電力が1400W(各サーバノードが150W、冷却ファン13が200W、)とする。この場合、最も電力変換効率がよいのはPSU電力テーブルによりPSU数が2台(最大出力電力2400W)であるため、PSU動作数は2台、最大消費電力は2400Wと設定される(図9Aを参照)。
筐体消費電力テーブル算出部42aは、最大消費電力と最大出力電力を比較し、最大消費電力の方が大きいか否かを判断する(ステップS1210)。最大消費電力の方が最大出力電力よりも小さい場合(ステップS1210でNo)、消費電力制限値の設定をせずに終了する。
一方、例えば、マルチノードサーバ10の筐体全体の最大消費電力が2900Wであった場合(図9Bを参照)、最大消費電力2900Wの方が最大出力電力2400Wよりも大きいと判断し(ステップS1210でYes)、筐体消費電力テーブル算出部42aは、消費電力制限値を均等に各サーバノード12に設定する(ステップS1211)。突発的な高負荷が発生した場合に3台目のPSUの起動が間に合わずシステムが停止してしまうことを避けるためである。
具体的には、筐体全体の最大消費電力が2900W、冷却ファン13の最大消費電力400Wとすると、サーバノード全体で最大消費電力が2500Wとなるが、これを2000W(PSU2台の最大出力電力2400W−400W)に制限する必要がある。2000Wを各サーバノード12に均等に振り分けると各サーバノード12の消費電力制限値は250Wになる。この250Wを消費電力制限値に設定する(図9Cを参照)。
消費電力制限値を設定後、筐体消費電力テーブル算出部42aは消費電力制限値と最大消費電力をサーバノード12ごとに比較する(ステップS1212)。筐体消費電力テーブル算出部42aは、消費電力制限値が最大消費電力より大きい場合、消費電力制限値を最大消費電力に設定し、消費電力制限値と最大消費電力の差分を蓄積する(ステップS1213)。筐体消費電力テーブル算出部42aは、消費電力制限値が最大消費電力より小さいサーバノードに対して、蓄積された差分を配分する(ステップS1214)。
具体的には、サーバノード12g、12hは最大消費電力が200Wであり、消費電力制限値との差分50Wが無駄となるため(図9Cを参照)、これらの差分を最大消費電力>消費電力制限値のサーバノードに配分する。配分は最大消費電力と消費電力制限値の差分の比となる。このとき、最大消費電力と消費電力制限値の差分は、サーバノード12aから12cで150W、サーバノード12dで100W、サーバノード12eで50Wであるため、比は150:100:50となり、それぞれ25W、16W、8Wとなる。こうして、筐体全体の最大消費電力が動作PSU数2台のときの最大出力電力2400Wを上回らないことを保証した上で2台のPSU11を停止させる。
その後、筐体消費電力テーブル算出部42aは、システム稼働中に継続的に現在のスレーブノードの消費電力を取得する(ステップS1215)。このとき、マスタノードの現在の消費電力も取得する。
筐体消費電力テーブル算出部42aは、現在の消費電力が消費電力制限値に達したか否かを判断する(ステップS1216)。達しない場合(ステップS1216でNo)、ステップS1218へ進む。
一方、達した場合(ステップS1216でYes)、筐体消費電力テーブル算出部42aは、達していない他のサーバノードから達したサーバノードへ消費電力制限値を融通する(ステップS1217)。すなわち、あるサーバノードの現在の消費電力が上昇した場合、消費電力制限値を超えないように調整する。
具体的には、サーバノード12cの現在の消費電力が160W(150Wから310W)上昇した場合、サーバノード12cの消費電力制限値を35W(275Wから310W)上昇させ、他のサーバノードの消費電力制限値を均等に5W減少させる(図9Eを参照)。
その後、筐体消費電力テーブル算出部42aは、現在の消費電力とPSU電力テーブルを比較し、現在の消費電力の値が現在のPSU動作数に応じた電力下限と電力上限(最も電力変換効率のよい範囲)の間にあるか否かを判断する(ステップS1218)。電力下限と電力上限の間にある場合(ステップS1218でYes)、筐体消費電力テーブルの更新をせずに終了する。
一方、電力下限と電力上限の間にない場合(ステップS1218でNo)、筐体消費電力テーブル算出部42aは、電力下限と電力上限の間に現在の消費電力が含まれるPSU動作数に変更する(ステップS1219)。
具体的には、筐体全体の現在の消費電力が例えば1610Wになった場合は、PSU動作数は3であるため、PSUを1台起動して3台で稼働を行う(図9Fを参照)。また、筐体全体の現在の消費電力が例えば830Wになった場合は、PSU動作数は1であるためPSUを1台停止して1台で稼働を行う(図9Gを参照)。
次に、スレーブ動作処理フローについて図13を用いて説明する。スレーブノードであると判断すると、スレーブノードのノード最大消費電力算出部41aは、自ノード(例えば、サーバノード12b)に搭載されたコンポーネントの存在を認識する(ステップS1301)。ノード最大消費電力算出部41aは、認識したコンポーネントとコンポーネント消費電力対応テーブル(図5を参照)とに基づいて最大消費電力を算出する(ステップS1302)。
スレーブノードのノード現在消費電力検出部41bは、自ノードの消費電力センサ19から現在の消費電力の情報を取得する(ステップS1303)。ノード最大消費電力算出部41a及びノード現在消費電力検出部41bは、算出した最大消費電力の情報と取得した現在の消費電力の情報をそれぞれマスタノードへ通知する(ステップS1304)。
なお、優先順位が最も高いスレーブノードの筐体消費電力テーブル算出部42aは、PSU電力量テーブル及び筐体消費電力テーブルをマスタノードから受信し、PSU電力量格納部42c及び筐体消費電力格納部42eにそれぞれ格納する。
各実施の形態の制御装置の1つの側面によれば、突発的な消費電力の急増に対応した消費電力の効率化を実現可能とさせる。
以上の実施の形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)複数のノードからなるノード群を備え、電源制御を行う情報処理装置であって、
前記ノード群の複数のノードのうち、いずれかのノードに属する制御装置が、
各ノードに設定された消費電力制限値と現在の消費電力値をノードごとに比較し、前記現在の消費電力値が前記消費電力制限値を超える超過ノードがある場合、前記超過ノードではないノードに設定された前記消費電力制限値から現在の消費電力値を引いた差分の電力値から配分する電力を決定し、決定された前記電力を前記超過ノードの前記消費電力制限値に加算することを特徴とする情報処理装置。
(付記2)前記制御装置は、前記情報処理装置全体における現在の消費電力に応じて電源供給装置の稼働台数を決定し、決定された前記稼働台数によって供給される最大出力電力から前記ノード群以外の前記情報処理装置に搭載される装置の最大消費電力を減算した値を前記ノード群で均等に分けて前記消費電力制限値を設定することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)前記制御装置は、前記消費電力制限値の設定後、設定された前記消費電力制限値とノードの最大消費電力値をノードごとに比較し、前記消費電力制限値が前記最大消費電力値を超えるノードがある場合、前記超えるノードの前記消費電力制限値から前記最大消費電力値を引いた差分の電力値から、前記消費電力制限値が前記最大消費電力値を超えないノードに配分する電力を決定し、決定された前記電力を前記最大消費電力値を超えないノードの前記消費電力制限値に加算することを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)前記制御装置は、前記差分の電力値を、前記最大消費電力値を超えないノードの最大消費電力値と消費電力制限値の差分の比に応じて配分することを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)前記制御装置は、前記情報処理装置全体における消費電力値と、前記電源供給装置の稼働台数における電力変換効率が最も高い電力範囲を示すテーブルを用いて前記電力供給装置の稼働台数を決定することを特徴とする付記2から4のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記6)前記ノード群の複数のノードのうち、いずれがマスタノードとなるか又はスレーブノードとなるかは、前記ノードが接続するコネクタの配置位置に応じて決定されることを特徴とする付記1から5のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記7)複数のノードからなるノード群を備える情報処理装置の電源制御を行う制御装置によって実行される電源制御プログラムであって、
各ノードに設定された消費電力制限値と現在の消費電力値をノードごとに比較し、前記現在の消費電力値が前記消費電力制限値を超える超過ノードがある場合、前記超過ノードではないノードに設定された前記消費電力制限値から現在の消費電力値を引いた差分の電力値から配分する電力を決定し、決定された前記電力を前記超過ノードの前記消費電力制限値に加算する、
処理を前記制御装置のコンピュータに実行させることを特徴とする電源制御プログラム。
(付記8)前記情報処理装置全体における現在の消費電力に応じて電源供給装置の稼働台数を決定し、決定された前記稼働台数によって供給される最大出力電力から前記ノード群以外の前記情報処理装置に搭載される装置の最大消費電力を減算した値を前記ノード群で均等に分けて前記消費電力制限値を設定することを特徴とする付記7に記載の電源制御プログラム。
(付記9)前記消費電力制限値の設定後、設定された前記消費電力制限値とノードの最大消費電力値をノードごとに比較し、前記消費電力制限値が前記最大消費電力値を超えるノードがある場合、前記超えるノードの前記消費電力制限値から前記最大消費電力値を引いた差分の電力値から、前記消費電力制限値が前記最大消費電力値を超えないノードに配分する電力を決定し、決定された前記電力を前記最大消費電力値を超えないノードの前記消費電力制限値に加算することを特徴とする付記8に記載の電源制御プログラム。
(付記10)前記差分の電力値を、前記最大消費電力値を超えないノードの最大消費電力値と消費電力制限値の差分の比に応じて配分することを特徴とする付記9に記載の電源制御プログラム。
(付記11)前記情報処理装置全体における消費電力値と、前記電源供給装置の稼働台数における電力変換効率が最も高い電力範囲を示すテーブルを用いて前記電力供給装置の稼働台数を決定することを特徴とする付記8から10のいずれかに記載の電源制御プログラム。
10 マルチノードサーバ
11(11a〜11d) PSU
12(12a〜12h) サーバノード
13 冷却ファン
14 ミッドプレーン
15 電力供給バス
16 マネージメントバス
17、31 CPU
18 チップセット
19 消費電力センサ
20 BMC
32 ROM
33 RAM
40 サーバ状態監視部
41 個別電力制御部
41a ノード最大消費電力算出部
41b ノード現在消費電力検出部
41c CPU動作制御部
41d PSU起動/停止制御部
41e コンポーネント電力情報格納部
42 共通電力制御部
42a 筐体消費電力テーブル算出部
42b マスタ/スレーブ管理部
42c PSU電力量格納部
42d PSU電力効率格納部
42e 筐体消費電力格納部
43 記憶部

Claims (6)

  1. 複数のノードからなるノード群を備える情報処理装置の電源制御を行う制御装置であって、
    各ノードに設定された消費電力制限値と現在の消費電力値をノードごとに比較し、前記現在の消費電力値が前記消費電力制限値を超える超過ノードがある場合、前記超過ノードではないノードに設定された前記消費電力制限値から現在の消費電力値を引いた差分の電力値から配分する電力を決定し、決定された前記電力を前記超過ノードの前記消費電力制限値に加算する共通電力制御部であって、
    前記情報処理装置全体における現在の消費電力に応じて電源供給装置の稼働台数を決定し、決定された前記稼働台数によって供給される最大出力電力から前記ノード群以外の前記情報処理装置に搭載される装置の最大消費電力を減算した値を前記ノード群で均等に分けて前記消費電力制限値を設定し、
    設定された前記消費電力制限値とノードの最大消費電力値をノードごとに比較し、前記消費電力制限値が前記最大消費電力値を超えるノードがある場合、前記超えるノードの前記消費電力制限値から前記最大消費電力値を引いた差分の電力値から、前記消費電力制限値が前記最大消費電力値を超えないノードに配分する電力を決定し、決定された前記電力を前記最大消費電力値を超えないノードの前記消費電力制限値に加算する、
    前記共通電力制御部を有することを特徴とする制御装置。
  2. 前記共通電力制御部は、前記差分の電力値を、前記最大消費電力値を超えないノードの最大消費電力値と消費電力制限値の差分の比に応じて配分することを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  3. 前記共通電力制御部は、前記情報処理装置全体における消費電力値と、前記電源供給装置の稼働台数における電力変換効率が最も高い電力範囲を示すテーブルを用いて前記電源供給装置の稼働台数を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 複数のノードからなるノード群を備える情報処理装置の電源制御を行う制御装置であって、
    各ノードに設定された消費電力制限値と現在の消費電力値をノードごとに比較し、前記現在の消費電力値が前記消費電力制限値を超える超過ノードがある場合、前記超過ノードではないノードに設定された前記消費電力制限値から現在の消費電力値を引いた差分の電力値から配分する電力を決定し、決定された前記電力を前記超過ノードの前記消費電力制限値に加算する共通電力制御部を有し、
    前記ノード群の複数のノードのうち、いずれがマスタノードとなるか又はスレーブノードとなるかは、前記ノードが接続するコネクタの配置位置に応じて決定され、前記制御装置は前記マスタノードに属する制御装置であることを特徴とする制御装置
  5. 複数のノードからなるノード群を備え、電源制御を行う情報処理装置であって、
    前記ノード群の複数のノードのうち、いずれかのノードに属する制御装置が、
    各ノードに設定された消費電力制限値と現在の消費電力値をノードごとに比較し、前記現在の消費電力値が前記消費電力制限値を超える超過ノードがある場合、前記超過ノードではないノードに設定された前記消費電力制限値から現在の消費電力値を引いた差分の電力値から配分する電力を決定し、決定された前記電力を前記超過ノードの前記消費電力制限値に加算することを特徴とする情報処理装置。
  6. 複数のノードからなるノード群を備える情報処理装置の電源制御を行う制御装置によって実行される電源制御プログラムであって、
    各ノードに設定された消費電力制限値と現在の消費電力値をノードごとに比較し、前記現在の消費電力値が前記消費電力制限値を超える超過ノードがある場合、前記超過ノードではないノードに設定された前記消費電力制限値から現在の消費電力値を引いた差分の電力値から配分する電力を決定し、決定された前記電力を前記超過ノードの前記消費電力制限値に加算する処理であって
    前記情報処理装置全体における現在の消費電力に応じて電源供給装置の稼働台数を決定し、決定された前記稼働台数によって供給される最大出力電力から前記ノード群以外の前記情報処理装置に搭載される装置の最大消費電力を減算した値を前記ノード群で均等に分けて前記消費電力制限値を設定し、
    設定された前記消費電力制限値とノードの最大消費電力値をノードごとに比較し、前記消費電力制限値が前記最大消費電力値を超えるノードがある場合、前記超えるノードの前記消費電力制限値から前記最大消費電力値を引いた差分の電力値から、前記消費電力制限値が前記最大消費電力値を超えないノードに配分する電力を決定し、決定された前記電力を前記最大消費電力値を超えないノードの前記消費電力制限値に加算する、
    前記処理を前記制御装置のコンピュータに実行させることを特徴とする電源制御プログラム。
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