JP6824864B2 - ワーク投入装置 - Google Patents

ワーク投入装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6824864B2
JP6824864B2 JP2017217516A JP2017217516A JP6824864B2 JP 6824864 B2 JP6824864 B2 JP 6824864B2 JP 2017217516 A JP2017217516 A JP 2017217516A JP 2017217516 A JP2017217516 A JP 2017217516A JP 6824864 B2 JP6824864 B2 JP 6824864B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
hand
robot arm
work
wire mesh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017217516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019089074A (ja
Inventor
智 松本
智 松本
和幸 塚本
和幸 塚本
年矢 岩本
年矢 岩本
智治 小川
智治 小川
淳二 杉本
淳二 杉本
陽平 下川
陽平 下川
晋輔 藤山
晋輔 藤山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2017217516A priority Critical patent/JP6824864B2/ja
Publication of JP2019089074A publication Critical patent/JP2019089074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6824864B2 publication Critical patent/JP6824864B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

本発明は、ワークを保持して投入するためのワーク投入装置に関する。
鋳造品を製造する際に、ワークとしての金網を保持して金型内に投入したり(特許文献1参照)、ワークとしての中子を保持して金型内に投入したり(特許文献2,3参照)することが行われている。
特開2007−83258号公報 特開2008−23590号公報 実公平8−7960号公報
しかし、異なる種類のワークを保持して投入する場合には、ワークごとに装置が設けられるため、投入対象の周囲に装置スペースを広く設定する必要があった。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、省スペース化を実現することが可能なワーク投入装置を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、本発明のワーク投入装置は、軸線周りに回動可能なロボットアームと、前記ロボットアームの先端部から当該ロボットアームの軸線と交差する方向に延設される複数のハンド部と、を備え、複数の前記ハンド部は、周方向に配列されているとともに、当該ハンド部の先端部に設けられており、ワークを保持可能な保持部と、前記ロボットアームの先端部と前記保持部との距離を変更可能な距離変更部と、をそれぞれ備え、複数の前記ハンド部は、ある前記ハンド部が前記ロボットアームの先端部よりも下方に位置する状態において、残りの前記ハンド部の少なくとも一つが前記ロボットアームの先端部よりも上方に位置するように配列されており、前記距離変更部は、一の前記保持部が前記ロボットアームの先端部よりも上方に位置する状態において、一の前記保持部が前記ロボットアームの先端部よりも下方に位置する状態よりも、前記ロボットアームの先端部と一の前記保持部との距離を短く設定することを特徴とする。
本発明によると、ワーク投入に際して省スペース化を実現することができる。
本発明の実施形態に係るワーク投入装置が適用された鋳造システムを模式的に示す図である。 金型、のろこし金網及び砂中子を模式的に示す断面図である。 ワーク投入装置を模式的に示す断面図である。 ワーク投入装置を模式的に示す断面図である。 収容部及び金網配置部を模式的に示す斜視図である。 秤部の動作例を模式的に示す正面図である。 秤部の動作例を模式的に示す正面図である。 金網配置部の動作例を模式的に示す正面図である。 金網配置部の動作例を模式的に示す正面図である。 金網配置部の動作例を模式的に示す正面図である。
次に、本発明の実施形態について、ワークとしてのろこし金網及び砂中子を鋳造装置に設置された金型内に投入可能なワーク投入装置を例にとり、図面を参照して詳細に説明する。
<鋳造システム>
図1に示すように、本発明の鋳造システムCSは、アルミニウムを材料とした低圧鋳造によって、車両用エンジンのシリンダヘッドを製造するシステムである。鋳造システムCSは、鋳造装置1と、ワーク投入装置2と、鋳造品取出装置3と、これらを制御する制御部(図示せず)と、を備える。鋳造装置1、ワーク投入装置2及び鋳造品取出装置3は、低圧鋳造の熱に耐えることが可能な金属製の装置である。
<鋳造装置>
鋳造装置1は、鋳造品としてのシリンダヘッドを低圧鋳造によって製造する装置である。鋳造装置1は、テーブル10と、上金型保持部20と、昇降部30と、を備える。
≪テーブル≫
テーブル10は、床面等に載置され、上下方向に延設される複数の脚部11と、複数の脚部11の上端部に設けられる台部12と、を備える。台部12の上面には、金型4のうち、下金型4aと、下金型4a上において前後左右の四方に設けられる4つの横金型4bと、が設けられている。4つの横金型4bは、横金型保持部(図示せず)によって、水平方向の移動が規制されている。
≪上金型保持部≫
上金型保持部20は、上下方向に延設される複数の柱部21と、複数の柱部21の上端部に設けられる枠部22と、枠部22に載置されるプラテン23と、を備える。枠部22及びプラテン23は、台部12の上方に位置する。プラテン23の下面には、金型4のうち、上金型4cが取り付けられている。上金型4cは、枠部22の開口部を介して当該枠部22よりも下方に配置される。
≪昇降部≫
昇降部30は、上金型保持部20を昇降させる機構である。本実施形態において、昇降部30は、モータ、ボールネジ等を備えており、柱部21を脚部11に対して上下動させるように構成されている。
制御部は、昇降部30を制御することによって上金型4cを降下させ、金型4で囲まれた空間内に溶解したアルミニウムを導入することによって、鋳造品としてのシリンダヘッドを製造する。
<ワーク投入装置>
ワーク投入装置2は、ワークとしてののろこし金網5及び砂中子6を保持して鋳造装置1に投入する装置である。図2に示すように、のろこし金網5は、下金型4aに形成されている複数(本実施形態では、4つ)の孔部(湯口)4a1にそれぞれ設けられている。本実施形態において、のろこし金網5は、平面視で円形状を呈しており、径方向中央部に上方へ突出する凸部を有するとともに、周縁部に上方へ屈曲するフランジ部を有する。のろこし金網5は、アルミ溶湯が湯口4a1を介して金型4内へ導入される際に、アルミ溶湯の濾過を行い、アルミ溶湯内に浮遊する酸化物等の異物を除去する。のろこし金網5は、その網目の大きさによってアルミ溶湯の流動性及び濾過性能が設定されている。そのため、のろこし金網5は、1つの湯口4a1に対して1枚のみが設置される必要がある。また、砂中子6は、金型4内に設置され、シリンダヘッドのウォータージャケット等の中空部を形成する。図3及び図4に示すように、ワーク投入装置2は、ロボットアーム40と、第一のハンド部50と、第二のハンド部60と、距離変更部70と、を備える。
≪ロボットアーム≫
ロボットアーム40は、当該ロボットアーム40の先端部の構造として、第一のアーム部41と、第二のアーム部42と、を備える。
第一のアーム部41は、中空構造(本実施形態では、円筒形状)を呈する金属製部材である。第一のアーム部41は、制御部による制御によって、当該第一のアーム部41の軸線周りに回動可能である。
第二のアーム部42は、L字形状、本実施形態ではT字形状を呈する金属製部材である。第二のアーム部42は、第一のアーム部41と同一方向に延設される第一辺部42aと、第一辺部42aの長さ方向中間部から直交する方向に延設される第二辺部42bと、を一体に備える。第一辺部42aの一端部は、第一のアーム部41の先端部側から第一のアーム部41内に挿通されている。第一辺部42a及び第二辺部42bは、中空構造を呈しており、第一辺部42a及び第二辺部42bの内部空間は、第一のアーム部41の内部空間と連通している。
≪第一のハンド部及び第二のハンド部≫
第一のハンド部50及び第二のハンド部60は、ロボットアーム40の先端部において、ロボットアーム40の軸線周りに周方向に配列されている。本実施形態において、第一のハンド部50及び第二のハンド部60は、180°間隔で配列されている。第一のハンド部50及び第二のハンド部60の一方がロボットアーム40の先端部よりも下方に位置する状態において、第一のハンド部50及び第二のハンド部60の他方は、ロボットアーム40の先端部よりも上方に位置する。
≪第一のハンド部≫
第一のハンド部50は、第一のアーム部41及び第二のアーム部42の第一辺部42aの軸線と交差する方向に延設されており、のろこし金網5を当該ハンド部50の下側に保持して鋳造装置1へ投入するための部位である。第一のハンド部50は、プレート51と、プレート51から立設される複数の磁性保持部52と、を備える。プレート51は、ボルト等によって距離変更部70の大径部71aに着脱可能に取り付けられている。磁性保持部52は、ワークとしてののろこし金網5の凸部を磁力によって保持するための保持部である。本実施形態では、4つの磁性保持部52が、4つの湯口4a1に対応して平面視で正方形の頂点に位置するように設けられている(図3及び図4には2つの磁性保持部52のみ図示)。
本実施形態において、プレート51には、第二辺部42bの先端部が挿通される孔部51aが形成されている。第二辺部42bは、ロボットアーム40の回動に応じて、孔部51aに挿通された状態で孔部51aの軸線方向に移動可能である。
≪第二のハンド部≫
第二のハンド部60は、第一のアーム部41及び第二のアーム部42の第一辺部42aの軸線と交差する方向に延設されており、砂中子6を当該ハンド部60の下側に保持して鋳造装置1へ投入するための部位である。本実施形態において、第二のハンド部60は、第一のハンド部50と同一直線上であって第一のハンド部50とは反対方向に延設されている。第二のハンド部60は、筒部61と、筒部61の先端部に設けられる吸引保持部62と、を備える。筒部61は、第二のアーム部42の第二辺部42bに、第一辺部41a側から挿通されている。吸引保持部62は、ワークとしての砂中子6を吸引によって保持するための保持部である。各図における吸引保持部62の形状は簡略化されているが、吸引保持部62は、砂中子6のパーティングラインに沿った位置を基準として、当該吸引保持部62の下面が砂中子6の状面に沿うようにデザインされている。また、吸引保持部62は、吸引口からの吸引速度を安定化するため、チャンバー室を備える二重構造を呈する。
≪距離変更部≫
距離変更部70は、ロボットアーム40の先端部と第一のハンド部50の磁性保持部52との距離を変更可能な部位である。また、距離変更部70は、ロボットアーム40の先端部と第二のハンド部60の吸引保持部62との距離を変更可能な部位である。すなわち、距離変更部70は、第一のハンド部50における距離変更部と第二のハンド部60における距離変更部とを共通化したものである。距離変更部70は、2つの柱部71と、1つの柱部71に対して2つ、計4つのストッパ72と、を備える。
柱部71は、両端部の大径部71aと、大径部71a,71aを繋ぐ小径部71bと、を一体に備える。一方の大径部71aは、第一のハンド部50のプレート51に取り付けられており、他方の大径部71aは、第二のハンド部60の吸引保持部62に取り付けられている。小径部71bの外径は、大径部71aの外径よりも小さい。小径部71bは、ストッパ72の孔部に挿通された状態において、当該小径部71bの軸線方向に移動可能である。
ストッパ72は、第一辺部42aから図3及び図4の紙面に直交する方向に延設された板状部材である。ストッパ72に形成された孔部には、小径部71bが挿通されている。かかる孔部の径は、小径部71bの外径よりも大きく、大径部71aの外径よりも小さい。なお、ストッパ72は、前記したものに限定されず、前記した4つのストッパを一体化した矩形枠形状を呈するもの等であってもよい。
図3において、右側の柱部71は、紙面奥側に位置しており、左側の柱部71は、紙面手前側に位置している。同様に、右側のストッパ72,72は、紙面奥方向に延設されており、左側のストッパ72,72は、紙面手前方向に延設されている。
≪移動規制部≫
図3及び図4に示すように、ワーク投入装置2は、移動規制部140をさらに備える。移動規制部140は、固定片部141,142と、回動片部143と、を備える。
固定片部141は、プレート51における第一のアーム部41とは反対側に取り付けられている。固定片部141は、第二のアーム部42の第一辺部42aへ向けて延設される第一片部141aと、第一片部141aの先端部から第一のアーム部41とは反対側へ延設される第二片部141bと、を備える。
固定片部142は、吸引保持部62における第一のアーム部41とは反対側に取り付けられている。固定片部142は、第二のアーム部42の第一辺部42aへ向けて延設される第一片部142aと、第一片部142aの先端部から第一のアーム部41とは反対側へ延設される第二片部142bと、を備える。
回動片部143は、第二のアーム部42の第一辺部42aの先端部に、上下方向に延設されるように取り付けられている。回動片部143は、自重によって第一辺部42aに対して相対回動可能である。回動片部143の回動中心よりも上側には、第二片部141b,142bを収容可能な凹部143aが形成されている。かかる回動片部143は、ロボットアーム40が軸線周りに回動した場合に、当該回動片部143の自重によって、凹部143aが上側に位置する姿勢を維持する。
移動規制部140は、凹部143aに第二片部141b,142bのいずれかが収容されることによって、外力等によって第一のハンド部50及び第二のハンド部60が上方へ移動しようとする場合に、第二片部141b,142bのいずれかが凹部143aの上側の側壁部に当接することによって、かかる移動を規制する。したがって移動規制部140は、ロボットアーム40の回動ではない外力等による第一のハンド部50及び第二のハンド部60の上方への移動を規制することができる。
<ワーク投入装置のその他の構成>
図5に示すように、ワーク投入装置2は、収容部80と、金網配置部としての金網搬送部90、秤部100、秤移動部110、金網取外部120及びセンサ部130(図8参照)と、をさらに備える。
≪収容部≫
収容部80は、上端部が開放された円筒形状を呈しており、内部に複数ののろこし金網5が重ねて収容されている。
≪金網搬送部≫
金網搬送部90は、床面等から上下方向に延設される支柱部91と、支柱部91に対して上下方向に移動可能に設けられる横柱部92と、横柱部92に対して当該横柱部92の軸線方向に移動可能に設けられる伸縮柱部93と、伸縮柱部93の先端部に設けられる磁性保持部94と、を備える。制御部は、モータ等(図示せず)を制御することによって、横柱部92及び伸縮柱部93を移動させ、磁性保持部94の位置を移動させることができる。
≪秤部≫
図6及び図7に示すように、秤部100は、基部101と、基部101によって中間部が揺動可能に支持される棒部102と、棒部102の一端部から下方に垂設される錘部103と、棒部102の他端部から上方に立設される上皿部104と、ストッパ105と、を備える。本実施形態では、4つの秤部100が、平面視で互いの棒部102が水平になるように、一列に並べて設けられている。
錘部103は、筐体部と、当該筐体内に収容される流体(砂等の粒体、水等の液体)と、を備える。秤部100のバランスは、錘部103内部の流体の量を変更することによって調整可能である。上皿部104は、のろこし金網5を載置可能な形状を呈する。ここで、上皿部104の錘部103とは反対側は、2枚以上ののろこし金網5が載置されて下方に傾いた場合にのろこし金網5が脱落しやすいように切欠形状を呈する構成であってもよい。
ストッパ105は、基部101から錘部103へ向けて延設される基部側ストッパ105aと、錘部103から基部101へ向けて延設される錘部側ストッパ105bと、を備える。上皿部104に何も載置されていない状態において、各ストッパ105a,105bは、互いに当接し、上皿部104の位置決めを行う。
秤部100は、図6に示すように、上皿部104上に1枚ののろこし金網5が載置された場合には、バランスし、図7に示すように、上皿部104上に2枚以上ののろこし金網5が載置された場合には、上皿部104が下方に傾斜し、のろこし金網5が脱落するように設定されている。
≪秤移動部≫
秤移動部110は、制御部の制御によって、4つの秤部100を棒部102に直交する方向に一体的に移動させる。
≪金網取外部≫
金網取外部120は、上皿部104の上方に位置しており、平面視で略U字形状を呈する。金網取外部120は、磁性保持部94が挿通可能であり、のろこし金網5が挿通不能な形状に設定されている。
≪センサ部≫
センサ部130は、金網取外部120の下方に位置する秤部100の上皿部104上に載置されたのろこし金網5を検出し、検出結果を制御部へ出力する距離センサ(赤外線センサ等)である。
<鋳造品取出装置>
図1に示すように、鋳造品取出装置3は、鋳造装置1によって製造された鋳造品を取り出すためのロボットアーム及びロボットハンドを備える装置である。
<動作例>
続いて、ワーク投入装置2の動作例について、砂中子6の保持、のろこし金網5の配置、のろこし金網5の保持、のろこし金網5の投入、砂中子6の投入の順に説明する。
≪砂中子の保持≫
まず、制御部は、図3に示すように、ロボットアーム40を回動させることによって、第一のハンド部50を上側、第二のハンド部60を下側に位置させる。ここで、距離変更部70は、第一のハンド部50、第二のハンド部60及び距離変更部70の自重によって、磁性保持部52をロボットアーム40の先端部に近接させ、吸引保持部62をロボットアーム40の先端部から離間させる。かかる自重による距離変更は、ロボットアーム40の回動中に(詳細には、第一のハンド部50がロボットアーム40の回動軸よりも上方に位置し、第二のハンド部60がロボットアーム40の回動軸よりも下方に位置するようになってから)行われる。また、距離変更部70は、第一のハンド部50側の大径部71aが第一のハンド部50側のストッパ72に載置されることよって、磁性保持部52及び吸引保持部62の位置決めを行う。また、第二片部141bが凹部143a内に収容される。かかる状態において、制御部は、吸引部(ポンプ、図示せず)を制御することによって、吸引保持部62の下面側の空気を筒部61、第二のアーム部42及び第一のアーム部41の内部空間を介して吸引する。砂中子6は、かかる空気の吸引によって、吸引保持部62の下面に保持される。
≪のろこし金網の配置≫
砂中子6の保持と並行して、制御部は、図8及び図9に示すように、モータ等(図示せず)を制御することによって、金網搬送部90を駆動し、収容部80に収容されたのろこし金網5を磁性保持部94に保持させ、収容部80から取り出す。続いて、制御部は、図10に示すように、モータ等(図示せず)を制御することによって、金網搬送部90を駆動し、磁性保持部94に保持されたのろこし金網5を上皿部104と金網取外部120との間に移動させる。続いて、制御部は、モータ等(図示せず)を制御することによって、金網搬送部90を駆動し、磁性保持部94を上方へ移動させることによって、磁性保持部94に保持されたのろこし金網5を金網取外部120の下面に当接させて磁性保持部94から取り外し、上皿部104に載置させる。ここで、2枚以上ののろこし金網5が上皿部104に載置された場合には、上皿部104が下方に傾き、2枚以上ののろこし金網5は上皿部104から脱落する。上皿部104から脱落したのろこし金網5は、上皿部104の下方に設けられた箱体である回収部に収容される。
続いて、制御部は、センサ部130の検出結果に基づいて、上皿部104上にのろこし金網5が載置されている場合に、秤移動部110を制御することによって、金網取外部120の下方に次の秤部100の上皿部104を配置させる。一方、制御部は、センサ部130の検出結果に基づいて、上皿部104上にのろこし金網5が載置されていない場合に、モータ等(図示せず)を制御することによって、前記したのろこし金網5を上皿部104に載置させる動作を繰り返す。制御部は、かかる動作を繰り返すことによって、4つの上皿部104上に1枚ずつののろこし金網5を載置させる。
≪のろこし金網の保持≫
続いて、制御部は、図4に示すように、砂中子6が吸引保持部62によって保持された状態でロボットアーム40を回動させることによって、第一のハンド部50を下側、第二のハンド部60を上側に位置させる。ここで、距離変更部70は、第一のハンド部50、第二のハンド部60及び距離変更部70の自重によって、磁性保持部52をロボットアーム40の先端部から離間させ、吸引保持部62をロボットアーム40の先端部に近接させる。かかる自重による距離変更は、ロボットアーム40の回動中に(詳細には、第一のハンド部50がロボットアーム40の回動軸よりも下方に位置し、第二のハンド部60がロボットアーム40の回動軸よりも上方に位置するようになってから)行われる。また、距離変更部70は、第二のハンド部60側の大径部71aが第二のハンド部60側のストッパ72に載置されることよって、磁性保持部52及び吸引保持部62の位置決めを行う。また、第二片部142bが凹部143a内に収容される。4つの上皿部104上に載置されたのろこし金網5は、磁性保持部52の磁力によって、4つの磁性保持部52の先端部にそれぞれ保持される。
ここで、上側に位置する磁性保持部52とロボットアーム40の先端部(軸線)との距離L(図3参照)は、下側に位置する磁性保持部52とロボットアーム40の先端部(軸線)との距離L(図4参照)よりも小さい。また、上側に位置する吸引保持部62とロボットアーム40の先端部(軸線)との距離L(図4参照)は、下側に位置する吸引保持部62とロボットアーム40の先端部(軸線)との距離L(図3参照)よりも小さい。また、距離Lは、距離Lよりも大きい。
≪のろこし金網の投入≫
続いて、制御部は、図2に示すように、4つの磁性保持部52の先端部に保持されたのろこし金網5を下金型4aの湯口4a1に設置する。
≪砂中子の投入≫
続いて、制御部は、図3に示すように、ロボットアーム40を回動させることによって、第一のハンド部50を上側、第二のハンド部60を下側に位置させる。かかる状態において、制御部は、図2に示すように、砂中子6を下金型4a及び横金型4bによって囲まれた空間内に設置する。
本発明の実施形態に係るワーク投入装置2は、軸線周りに回動可能なロボットアーム40と、前記ロボットアーム40の先端部から当該ロボットアーム40の軸線と交差する方向に延設される複数のハンド部50,60と、を備え、複数の前記ハンド部50,60は、周方向に配列されているとともに、当該ハンド部50,60の先端部に設けられており、ワーク5,6を保持可能な保持部52,62と、前記ロボットアーム40の先端部と前記保持部52,62との距離を変更可能な距離変更部70と、をそれぞれ備えることを特徴とする。
したがって、ワーク投入装置2は、一のロボットアーム40によって複数種類のワーク5,6を投入することによって、省スペース化を実現することができる。また、ワーク投入装置2は、一のハンド部の保持部がワークを投入する際に、他のハンド部を短くし、周囲の装置等(例えば、枠部22、プラテン23、上金型4c等)と干渉することを防止することができる。
また、ワーク投入装置2は、複数の前記ハンド部50,60が、ある前記ハンド部が前記ロボットアーム40の先端部よりも下方に位置する状態において、残りの前記ハンド部の少なくとも一つが前記ロボットアーム40の先端部よりも上方に位置するように配列されており、前記距離変更部70は、一の前記保持部が前記ロボットアーム40の先端部よりも上方に位置する状態において、一の前記保持部が前記ロボットアーム40の先端部よりも下方に位置する状態よりも、前記ロボットアーム40の先端部と一の前記保持部との距離を短く設定することを特徴とする。
したがって、ワーク投入装置2は、一のハンド部の保持部がワークを投入する際に、他のハンド部を短くし、上方の装置等(例えば、枠部22、プラテン23、上金型4c等)と干渉することを防止することができる。
さらに、ワーク投入装置2は、ワークが投入される装置の上下方向の小型化(本実施形態では、鋳造装置1の上金型保持部20の小型化)に寄与することができる。
また、ワーク投入装置2は、前記距離変更部70が、当該距離変更部70及び当該距離変更部70に設けられた前記保持部の自重によって距離を変更可能に構成されていることを特徴とする。
したがって、ワーク投入装置2は、モータ等を用いることなく、簡略な構造でロボットアームと保持部との距離を変更することができる。
また、ワーク投入装置2は、前記ワークとしての金網(のろこし金網5)を磁力によって保持するための磁性保持部52を前記保持部として有する第一の前記ハンド部50と、前記ワークとしての中子(砂中子6)を吸引によって保持するための吸引保持部62を前記保持部として有する第二の前記ハンド部60と、を備えることを特徴とする。
したがって、ワーク投入装置2は、鋳造品を製造する際に、1つのロボットアーム40によって金網及び中子を鋳造装置1へ好適に投入することができる。
また、ワーク投入装置2は、複数の前記ハンド部の一つは、前記ワークとしての金網(のろこし金網5)を磁力によって保持するための磁性保持部52を前記保持部として有しており、複数の前記金網5が収容される収容部80と、前記収容部80に収容された複数の前記金網5から、所定数の前記金網5を1枚ずつに分けて配置する金網配置部90,100,110,120と、を備え、前記磁性保持部52は、前記金網配置部90,100,110,120に配置された所定数の前記金網5を保持することを特徴とする。
したがって、ワーク投入装置2は、分離しづらい金網5を1枚ずつに分けて好適に投入することができる。
また、ワーク投入装置2は、複数の前記ハンド部の一つは、前記ワークとしての中子(砂中子6)を吸引によって保持するための吸引保持部62を前記保持部として有しており、前記吸引保持部62において吸引された空気は、前記距離変更部70の内部及び前記ロボットアーム40の内部を流通することを特徴とする。
したがって、ワーク投入装置2は、吸引保持のためのホース等を省略することができるとともに、吸引保持によって中子6を好適に投入することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、鋳造品は、車両用エンジンのシリンダヘッドに限定されず、ワークも、のろこし金網5及び砂中子6に限定されない。また、ワーク投入装置2は、ロボットアーム40の軸線周りに周方向に配列される3つ以上のハンド部を備える構成であってもよい。また、距離変更部70は、各ハンド部50,60に対して個別に設けられる構成であってもよい。
1 鋳造装置
2 ワーク投入装置
4 金型
5 のろこし金網(金網、ワーク)
6 砂中子(中子、ワーク)
40 ロボットアーム
50 第一のハンド部(ハンド部)
52 磁性保持部(保持部)
60 第二のハンド部(ハンド部)
62 吸引保持部(保持部)
70 距離変更部
80 収容部
90 金網搬送部(金網配置部)
100 秤部(金網配置部)
120 金網取外部(金網配置部)
CS 鋳造システム

Claims (5)

  1. 軸線周りに回動可能なロボットアームと、
    前記ロボットアームの先端部から当該ロボットアームの軸線と交差する方向に延設される複数のハンド部と、
    を備え、
    複数の前記ハンド部は、周方向に配列されているとともに、
    当該ハンド部の先端部に設けられており、ワークを保持可能な保持部と、
    前記ロボットアームの先端部と前記保持部との距離を変更可能な距離変更部と、
    をそれぞれ備え、
    複数の前記ハンド部は、ある前記ハンド部が前記ロボットアームの先端部よりも下方に位置する状態において、残りの前記ハンド部の少なくとも一つが前記ロボットアームの先端部よりも上方に位置するように配列されており、
    前記距離変更部は、一の前記保持部が前記ロボットアームの先端部よりも上方に位置する状態において、一の前記保持部が前記ロボットアームの先端部よりも下方に位置する状態よりも、前記ロボットアームの先端部と一の前記保持部との距離を短く設定する
    ことを特徴とするワーク投入装置。
  2. 前記距離変更部は、当該距離変更部及び当該距離変更部に設けられた前記保持部の自重によって距離を変更可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のワーク投入装置。
  3. 前記ワークとしての金網を磁力によって保持するための磁性保持部を前記保持部として有する第一の前記ハンド部と、
    前記ワークとしての中子を吸引によって保持するための吸引保持部を前記保持部として有する第二の前記ハンド部と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のワーク投入装置。
  4. 複数の前記ハンド部の一つは、前記ワークとしての金網を磁力によって保持するための磁性保持部を前記保持部として有しており、
    複数の前記金網が収容される収容部と、
    前記収容部に収容された複数の前記金網から、所定数の前記金網を取り出して1枚ずつに分けて配置する金網配置部と、
    を備え、
    前記磁性保持部は、前記金網配置部に配置された所定数の前記金網を保持する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のワーク投入装置。
  5. 複数の前記ハンド部の一つは、前記ワークとしての中子を吸引によって保持するための吸引保持部を前記保持部として有しており、
    前記吸引保持部において吸引された空気は、前記距離変更部の内部及び前記ロボットアームの内部を流通する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のワーク投入装置。
JP2017217516A 2017-11-10 2017-11-10 ワーク投入装置 Active JP6824864B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017217516A JP6824864B2 (ja) 2017-11-10 2017-11-10 ワーク投入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017217516A JP6824864B2 (ja) 2017-11-10 2017-11-10 ワーク投入装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020198859A Division JP7101232B2 (ja) 2020-11-30 2020-11-30 ワーク投入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019089074A JP2019089074A (ja) 2019-06-13
JP6824864B2 true JP6824864B2 (ja) 2021-02-03

Family

ID=66837034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017217516A Active JP6824864B2 (ja) 2017-11-10 2017-11-10 ワーク投入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6824864B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111319059B (zh) * 2020-03-05 2023-04-18 杭州亚太智能装备有限公司 用于模具浇口过滤网取放的六轴机械臂用机械手及其操作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019089074A (ja) 2019-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102018005B1 (ko) 일체형 복합 몰드의 부가 제조에 의해 주조 부품을 직접 주조하는 방법 및 시스템
JP6824864B2 (ja) ワーク投入装置
TW201517997A (zh) 零件分選機構及分選方法、零件供應系統
CN108127103A (zh) 一种铸件表面清理设备
JP3178041U (ja) 成形機の金型位置決め装置
CN110682036A (zh) 一种四工位圆盘旋转上料片焊接在横向料带的焊接机
CN105228792A (zh) 带有随行夹具更换器的工具机
JP7101232B2 (ja) ワーク投入装置
CN111590815A (zh) 笔记本底壳上料定位设备
CN212400128U (zh) 笔记本底壳上料定位设备
CN211465878U (zh) 定位装置及自动化打磨工作站
CN210558031U (zh) 盒装供料装置、盒装供料机构和自动发药机
JP2016124037A (ja) 工作機械
CN108145137A (zh) 一种铸件脱沙机
CN211052920U (zh) 一种四工位圆盘旋转上料片焊接在横向料带的焊接机
CN108288602B (zh) 抓取和安放装置
TWI678254B (zh) 工作機械
CN207566461U (zh) 一种压铸六轴机械手
JPH058029A (ja) アルミ鋳造プラント
CN110027889A (zh) 物料运输装置及物料运输设备
JPH06247521A (ja) 保管架装置
CN212822548U (zh) 一种铸件加工定型用的铸造设备
CN109774363A (zh) 一种面板自动化上下料加工迷你数控机床
JPH058026A (ja) アルミ鋳造プラント
CN210413706U (zh) 分度装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6824864

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150