JP6824212B2 - 断監視終端装置及び断監視方法 - Google Patents

断監視終端装置及び断監視方法 Download PDF

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Description

本発明は、RTPパケットの疎通不能を監視する技術(RTPの断監視技術)に関する。
SIP(Session Initiation Protocol,非特許文献1)を利用した音声・映像通信では、音声・映像の通信メディアの情報を記述したSDP(Session Description Protocol,非特許文献2)を発着端末間及び網内のSIPサーバ間で交換し、音声・映像のメディアの条件(メディア種別、コーデック、パケット化周期等)を確定させ、RTP(Real time Transport Protocol,非特許文献2)で実際の音声パケットの送受信が行われる。
メディア情報のネゴシエーションは、発端末が、通信に利用したいメディア情報(音声・映像等)と当該メディアの各種パラメータ(コーデック、パケット化周期等)をSDPオファーに記述し、着端末が、SDPオファーに記述されたメディア条件のうち通信に利用するメディア条件を選択し、SDPアンサーに記述して発端末へ返送することにより行われる。これにより、通信メディアの条件が確定する(非特許文献3)。
実際の音声パケットの送受信はRTPを用いて行われるが、Uプレーン装置(エッジルータ等)の障害等によりRTPが疎通不可となる事象が想定される。RTP疎通不可になった場合、着端末から切断信号(BYEリクエスト)が送信されず、セッションが継続しているとみなされてしまい、発端末のユーザに対して誤課金が発生してしまう。当該誤課金を回避するため、通常、SIPを利用した音声・映像通信を提供するサービス提供事業者網(通信キャリア網等)は、一定時間RTPの疎通がない場合、ダイアログの解放を行うRTP断監視機能を備えている。
ここで、RTP断監視機能の機能動作概要を図7に示す。第1網(発網)100のCプレーン装置3aと第2網(着網)200のCプレーン装置3bは、SDPオファー・SDPアンサー完了後、それぞれのUプレーン装置2a,2bに対してRTP断監視を開始する指示・設定を行う(S5,S7)。これにより、Uプレーン装置2a,2bは、各対向網(200,100)でのRTPパケットの疎通監視をそれぞれ行う(S9,S10)。
その後、Uプレーン装置2bの障害により第2網200でRTP疎通不可となった場合、Uプレーン装置2aは、最後にRTPパケットを対向のUプレーン装置2bから受信して一定期間(断監視タイマに設定された時間)が経過すると、Cプレーン装置3aにRTP断信号を通知する(S11)。Cプレーン装置3aは、RTP断信号の通知を受けて、呼切断(ダイアログの解放)を行うBYEリクエストを送信する(S12〜S14)。
3GPPでは、RTP断監視機能を“Media Inactivity Detection”としてオプションとして規定している。また、非特許文献4では、P−CSCF(IMS−ALG)/IMS−AGWについて規定し、非特許文献5では、IBCF(IMS−ALG)/TrGWについて規定している。
(課題1)
RTP断監視機能は、SDPオファー・SDPアンサーで交換されるメディアの方向属性(“a=”)に基づき実施される。すなわち、“a=sendonly”又は“a=sendrecv”の方向属性を設定したSDPを受信した場合、Uプレーン装置は、SDPの送信元からはRTPパケットが送出され続けると解釈し、メディアの方向属性の状態に変更がないか、又は呼切断とならない限り、対向のUプレーン装置から送出されるRTPの断監視を継続する。また、“a=inactive”を受信した場合、メディアが疎通しないことを意味するため、Uプレーン装置は、RTP断監視を開始しない、又は既に開始していたRTP監視を停止する。
しかし、図8に示すように、RTP断監視時において、第2網200が、保留によるメディアの一時停止により、メディアの一時停止を示す信号(例えば、“a=inactive”がSDPオファーに設定されたUPDATEリクエスト等)を送出することなく、メディアの送出を停止した場合、保留の検出契機がないため、第1網100のUプレーン装置2aにより、断監視タイマでの一定期間経過後に呼切断となる課題がある。
(課題2)
次に、アーリー段階におけるアーリーメディアのRTP断監視について説明する。アーリーメディアとは、呼の確立前から発端末へ提供される事前ガイダンス等のメディアである。課題1で述べたように、RTP断監視制御はSDPの方向属性(“a=”)に基づき実施されるが、アーリー段階では、P−Early−Mediaヘッダ内のヘッダ情報を参照してアーリーメディアを停止し、RTP断監視を制御する網が存在すると想定される。
図9に、SDPの方向属性(“a=”)のみに基づきRTP断監視制御を行う第1網100と、P−Early−Mediaヘッダを用いてアーリーメディアを停止しRTP断監視制御を行う第2網200と、を相互接続した例を示す。第2網200では、アーリーメディアの送出を停止するために、メディア装置5が、“inactive”が設定されたP−Early−Mediaヘッダを含むUPDATEリクエスト(SDPの設定はなし)を送信し、RTP断監視を停止する(S11)。しかし、発網100では、P−Early−Mediaヘッダをサポートしていないため、メディア停止の検出契機がないことから、Uプレーン装置2aにより、断監視タイマでの一定期間経過後に呼切断となる課題がある。
(課題3)
RTP断監視を行うための断監視タイマは、VoIP等の網内のポリシーで自由に設定が可能である。例えば、移動体事業者では、無線通信の状態によってはUプレーン装置が正常にも関わらず比較的長期のRTPパケット断が発生する可能性がある。
図8に、断監視タイマの値が異なる網同士を相互接続した例を示す。第1網100の断監視タイマの値には10秒が設定され、第2網200の断監視タイマの値には30秒が設定される。このとき、断監視タイマの値が長い第2網200で、一時的にRTPが疎通しない場合、30秒以内にRTP疎通が回復する可能性があった場合でも、断監視タイマが10秒に設定されている第1網100では断検知するため、呼切断となる課題がある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、網内装置の改修をせず、低コストで、相互接続される網間での誤った呼切断を適切に回避することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に係る断監視終端装置は、断監視タイマを用いて第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視する第1網と、保留信号を送出しない端末を収容する第2網との間に接続され、前記第1網と前記第2網との間で送受信される信号を制御する信号制御部と、前記第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視するために用いる第2網監視用の断監視タイマの値を記憶する断監視タイマ記憶部と、前記第2網監視用の断監視タイマの値を前記第1網が持つ断監視タイマの値よりも小さい値に設定する断監視タイマ設定部と、前記第2網監視用の断監視タイマを用いて前記第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視するRTP断監視部と、を備え、前記信号制御部は、前記第2網でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、recvonlyの方向属性が設定されたSDPオファーを含むUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを前記第1網へ送出することを特徴とする。
請求項2に係る断監視終端装置は、SDPの方向属性に基づき第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視する第1網と、P−Early−Mediaヘッダにinactiveを設定することでアーリーメディアの送出を停止する第2網との間に接続され、前記第1網と前記第2網との間で送受信される信号を制御する信号制御部を備え、前記信号制御部は、P−Early−Mediaヘッダにinactiveを含むUPDATEリクエストに、inactiveの方向属性が設定されたSDPが含まれていない場合、inactiveの方向属性が設定されたSDPを生成して前記第2網へ送出することを特徴とする。
請求項3に係る断監視終端装置は、互いに異なる値の断監視タイマをそれぞれ用いて第2網又は第1網でのRTPパケットの疎通不能をそれぞれ監視する第1網と第2網との間に接続され、前記第1網と前記第2網との間で送受信される信号を制御する信号制御部と、前記第1網が保持する断監視タイマの値と、前記第2網が保持する断監視タイマの値とを記憶しておく網内断監視タイマ記憶部と、前記第1網と前記第2網との両網でのRTPパケットの疎通不能を監視するために用いる両網監視用の断監視タイマの値を記憶する断監視タイマ記憶部と、前記両網監視用の断監視タイマの値を前記第1網が保持する断監視タイマの値及び前記第2網が保持する断監視タイマの値よりも小さい値に設定する断監視タイマ設定部と、前記両網監視用の断監視タイマを用いて前記第1網と前記第2網とでのそれぞれのRTPパケットの通信不能をそれぞれ監視するRTP断監視部と、を備え、前記信号制御部は、前記第1網と前記第2網のうち断監視タイマの値が大きい一方の網でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、recvonlyの方向属性が設定されたUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを他方の網へ送出することを特徴とする。
請求項4に係る断監視方法は、断監視終端装置で行う断監視方法において、前記断監視終端装置は、断監視タイマを用いて第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視する第1網と、保留信号を送出しない端末を収容する第2網との間に接続され、前記第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視するために用いる第2網監視用の断監視タイマの値を断監視タイマ記憶部に記憶する第1ステップと、前記第2網監視用の断監視タイマの値を前記第1網が持つ断監視タイマの値よりも小さい値に設定する第2ステップと、前記第1網と前記第2網との間で送受信される信号を制御する第3ステップと、前記第2網監視用の断監視タイマを用いて前記第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視する第4ステップと、を行い、前記第3ステップでは、前記第2網でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、recvonlyの方向属性が設定されたSDPオファーを含むUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを前記第1網へ送出することを特徴とする。
請求項5に係る断監視方法は、断監視終端装置で行う断監視方法において、前記断監視終端装置は、SDPの方向属性に基づき第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視する第1網と、P−Early−Mediaヘッダにinactiveを設定することでアーリーメディアの送出を停止する第2網との間に接続され、前記第1網と前記第2網との間で送受信される信号を制御するステップを行い、前記ステップでは、P−Early−Mediaヘッダにinactiveを含むUPDATEリクエストに、inactiveの方向属性が設定されたSDPが含まれていない場合、inactiveの方向属性が設定されたSDPを生成して前記第2網へ送出することを特徴とする。
請求項6に係る断監視方法は、断監視終端装置で行う断監視方法において、前記断監視終端装置は、互いに異なる値の断監視タイマをそれぞれ用いて第2網又は第1網でのRTPパケットの疎通不能をそれぞれ監視する第1網と第2網との間に接続され、前記第1網が保持する断監視タイマの値と、前記第2網が保持する断監視タイマの値とを網内断監視タイマ記憶部に記憶しておく第1ステップと、前記第1網と前記第2網との両網でのRTPパケットの疎通不能を監視するために用いる両網監視用の断監視タイマの値を断監視タイマ記憶部に記憶する第2ステップと、前記両網監視用の断監視タイマの値を前記第1網が保持する断監視タイマの値及び前記第2網が保持する断監視タイマの値よりも小さい値に設定する第3ステップと、前記第1網と前記第2網との間で送受信される信号を制御する第4ステップと、前記両網監視用の断監視タイマを用いて前記第1網と前記第2網とでのそれぞれのRTPパケットの通信不能をそれぞれ監視する第5ステップと、を行い、前記第4ステップでは、前記第1網と前記第2網のうち断監視タイマの値が大きい一方の網でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、recvonlyの方向属性が設定されたUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを他方の網へ送出することを特徴とする。
本発明によれば、網内装置の改修をせず、低コストで、相互接続される網間での誤った呼切断を適切に回避できる。
第1の実施形態に係る呼処理システムの全体構成を示す図である。 第1の実施形態に係る呼処理システムの処理シーケンスを示す図である。 第2の実施形態に係る呼処理システムの全体構成を示す図である。 第2の実施形態に係る呼処理システムの処理シーケンスを示す図である。 第3の実施形態に係る呼処理システムの全体構成を示す図である。 第3の実施形態に係る呼処理システムの処理シーケンスを示す図である。 RTP断監視機能の機能動作概要を示す図である。 保留信号を送出しない端末を収容する網との相互接続を示す図である。 P−Early−Mediaヘッダ未対応網との接続を示す図である。 断監視タイマの値が異なる網との相互接続を示す図である。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。
RTP断監視については様々なポリシーを持った事業者網が存在すると想定される。各事業者ではRTP断監視を既に実装しており、事業者間でのポリシーの統一や特定事業者向けにポリシーを変更することが事実上不可能であり、課題1−課題3が発生してしまう。そこで、本発明により、網内装置の改修をせず、低コストで課題1−3を回避する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態では、課題1を解決する方法について説明する。
第1の実施形態では、第1網と、保留信号を送出しない端末を収容する特定事業者網の第2網とを相互接続をする際に、C/Uプレーン装置に相当する断監視終端装置を新規に導入する。
断監視終端装置は、第2網監視用の断監視タイマの値を第1網が持つ断監視タイマの値よりも小さく設定し、第2網でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、“a=recvonly”の方向属性が設定されたSDPオファーを含むUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを第1網へ送出する。これにより、第1網内のCプレーン装置では、当該リクエストに基づきメディアの方向属性が変更されるため、第1網内のUプレーン装置に対して、第2網から第1網へ送出されるメディアの断監視を停止させる。
その後、第2網からRTPパケットを受信した場合、断監視終端装置は、“a=sendrecv”の方向属性が設定されたSDPオファーを含むUDPATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを第1網のCプレーン装置へ送出する。これにより、メディアの方向属性が変更される(元の状態に戻る)ため、第1網のUプレーン装置でのRTP断監視を再開させる。
以降、第1の実施形態の具体例について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る呼処理システムの全体構成を示す図である。図2は、第1の実施形態に係る呼処理システムの処理シーケンスを示す図である。本実施形態に係る呼処理システムは、図1に示すように、第1網100と、第2網200と、断監視終端装置1と、を備えて構成される。
第1網100は、図2に示すように、固定電話端末4aと、SIPサーバ等のCプレーン装置3aと、エッジルータ等のUプレーン装置2aと、を備えて構成される。Cプレーン装置3aは、固定電話端末4aが第2網200の固定電話端末4bとの間で確立する呼を制御する装置である。Uプレーン装置2aは、固定電話端末4aとCプレーン装置3aとの間で呼を転送する処理を行い、自装置で保持する断監視タイマとSDPの方向属性(“a=”)とを用いて、第2網200でのRTPパケットの疎通不能を監視するRTP断監視機能を備える。
第2網200は、第1網100と同様の構成を備えるが、保留信号を送出しない端末を収容する。固定電話端末4bは、保留信号を送出しない端末である。第2網200は、図2に示すように、Cプレーン装置3bと、Uプレーン装置2bと、固定電話端末4bと、を備えて構成される。Cプレーン装置3bは、固定電話端末4bが第1網100の固定電話端末4aとの間で確立する呼を制御する装置である。Uプレーン装置2bは、Cプレーン装置3bと固定電話端末4bとの間で呼を転送する処理を行い、自装置で保持する断監視タイマとSDPの方向属性(“a=”)とを用いて、第1網100でのRTPパケットの疎通不能を監視するRTP断監視機能を備える。
断監視終端装置1は、図1,図2に示すように、第1網100と第2網200との間に接続され、第1網100と第2網200との間で送受信される呼の終端処理を行うとともに、第1網100と第2網200との両網でのRTPパケットの疎通不能をそれぞれ監視するRTP断監視機能を備える。
断監視終端装置1は、図1に示すように、例えば、信号制御部11と、断監視タイマ記憶部12と、断監視タイマ設定部13と、RTP断監視部14と、を備えて構成される。
信号制御部11は、第1網100と第2網200との間で送受信される信号を制御する機能を備える。当該信号とは、例えば、SIP信号、RTPパケットである。
また、信号制御部11は、第2網200でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、“a=recvonly”の方向属性が設定されたSDPオファーを含むUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを第1網100へ送出する機能を備える。
また、信号制御部11は、第2網200からRTPパケットを受信した場合、“a=sendrecv”の方向属性が設定されたSDPオファーを含むUDPATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを第1網100へ送出する機能を備える。
断監視タイマ記憶部12は、第1網100でのRTPパケットの疎通不能を監視するために用いる第1網監視用の断監視タイマの値と、第2網200でのRTPパケットの疎通不能を監視するために用いる第2網監視用の断監視タイマの値と、を記憶する機能を備える。
断監視タイマ設定部13は、第2網監視用の断監視タイマの値を、第1網100が持つ断監視タイマの値よりも小さい値に設定する機能を備える。第1網100が持つ断監視タイマとは、第1網100のUプレーン装置2bが保持する断監視タイマである。
RTP断監視部14は、第1網監視用の断監視タイマを用いて第1網100でのRTPパケットの疎通不能を監視するとともに、第2網監視用の断監視タイマを用いて第2網200でのRTPパケットの疎通不能を監視する機能を備える。
次に、図2を用いて、第1の実施形態に係る呼処理システムの処理動作(断監視方法)について説明する。
ステップS1〜S10;
まず、第1網100の固定電話端末4aは、SIP信号を用いて第2網200の固定電話端末4bと呼の接続を確立する。このとき、断監視終端装置1は、第1網100と第2網200との間で呼を終端し、断監視終端装置1の信号制御部11は、第1網100と第2網200との間で送受信されるSIP信号を制御する。具体的に、信号制御部11は、第1網100のCプレーン装置3aからのINVITEリクエストを第2網200のCプレーン装置3bへ転送し(S3)、Cプレーン装置3bからのOKレスポンスをCプレーン装置3aへ転送する(S8)。
ステップS11〜S13;
ステップS1〜S10の処理中又は処理後、Cプレーン装置3bは、固定電話端末4bからのOKレスポンス(S5)に基づき、Uプレーン装置2bに対してRTP断監視を開始する指示を行う(S6)。これにより、Uプレーン装置2bは、自装置で保持する断監視タイマを用いて、第1網100でのRTPパケットの疎通不能の監視を開始する(S11)。
また、Cプレーン装置3aは、対向するCプレーン装置3b(実際には断監視終端装置1)からのOKレスポンス(S8)に基づき、Uプレーン装置2aに対してRTP断監視を開始する指示を行う(S9)。これにより、Uプレーン装置2aは、自装置で保持する断監視タイマを用いて、第2網200でのRTPパケットの疎通不能の監視を開始する(S13)。
また、断監視終端装置1のRTP断監視部14は、着側のCプレーン装置3bからのOKレスポンス(S7)に基づき、第1網監視用の断監視タイマの値を用いて第1網100でのRTPパケットの疎通不能の監視を開始するとともに、第2網監視用の断監視タイマの値を用いて第2網200でのRTPパケットの疎通不能の監視を開始する(S12)。このとき、第2網監視用の断監視タイマの値には、第1網100が持つ断監視タイマの値よりも小さい値が設定されている。
ステップS14;
その後、固定電話端末4bが、保留によるメディアの一時停止により、メディアの一時停止を示す信号(“a=inactive”がSDPオファーに設定されたUPDATEリクエスト)を送付することなく、メディアの送出を停止した場合、断監視終端装置1のRTP断監視部14は、第2網監視用の断監視タイマの値の経過により、第1網100よりも前に、第2網200でのRTPパケットの疎通不能を検出する。第2網200でのRTPパケットの疎通不能を検出したので、信号制御部11は、“a=recvonly”の方向属性が設定されたSDPオファーを含むUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを第1網100へ送出する。
ステップS15;
“a=recvonly”の方向属性が設定されたSDPオファーにより、メディアの方向属性が変更されるので、第1網100のCプレーン装置3aは、Uプレーン装置2aに対して、第2網200から第1網100へ送出されるメディアの断監視(ステップS13の処理)を停止させる。
ステップS16〜S19;
その後、断監視終端装置1の信号制御部11は、第2網200からRTPパケットを受信した場合、“a=sendrecv”の方向属性が設定されたSDPオファーを含むUDPATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを第1網100へ送出する。
ステップS20〜S23;
“a=sendrecv”の方向属性が設定されたSDPオファーにより、メディアの方向属性が再び変更される(元の状態に戻る)ので、第1網100のCプレーン装置3aは、Uプレーン装置2aに対して、第2網200から第1網100へ送出されるメディアの断監視を再開させる。
以上より、第1の実施形態によれば、断監視タイマを用いて第2網200でのRTPパケットの疎通不能を監視する第1網100と、保留信号を送出しない端末を収容する第2網200との間に断監視終端装置1を接続し、断監視終端装置1は、第1網100が持つ断監視タイマの値よりも小さい値の第2網監視用の断監視タイマを用いて第2網200でのRTPパケットの疎通不能を監視し、第2網200でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、“a=recvonly”の方向属性が設定されたSDPオファーを含むUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを第1網100へ送出するので、網内装置の改修をせず、低コストで、相互接続される網間での誤った呼切断を適切に回避できる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、課題2を解決する方法について説明する。
第2の実施形態では、SDPの方向属性(“a=”)のみを用いてRTP断監視制御を行う第1網と、P−Early−Mediaヘッダにinactiveを設定することでアーリーメディアを停止し、P−Early−Mediaヘッダに基づきRTP断監視制御を行う第2網とを相互接続する際に、断監視終端装置を新規に導入する。
断監視終端装置は、呼の確立前に事前ガイダンスを流すアーリー段階において、P−Early−Mediaヘッダにinactiveを含むUPDATEリクエストに、“a=inactive”の方向属性が設定されたSDPが含まれていない場合、“a=inactive”の方向属性が設定されたSDPを生成して第1網へ送出する。これにより、第1網でアーリーメディアの断監視を停止させることができ、呼切断を回避できる。
以降、第2の実施形態の具体例について説明する。
図3は、第2の実施形態に係る呼処理システムの全体構成を示す図である。図4は、第2の実施形態に係る呼処理システムの処理シーケンスを示す図である。本実施形態に係る呼処理システムは、図3に示すように、第1網100と、第2網200と、断監視終端装置1と、を備えて構成される。
第1網100は、SDPの方向属性(“a=”)を用いてRTP断監視機能を行う網である。第1網100は、図4に示すように、固定電話端末4aと、Cプレーン装置3aと、Uプレーン装置2aと、を備えて構成される。Uプレーン装置2aは、自装置で保持する断監視タイマとSDPの方向属性(“a=”)とを用いて、第2網200でのRTPパケットの疎通不能を監視するRTP断監視機能を備える。
第2網200は、P−Early−Mediaヘッダを用いてアーリーメディアの送出を停止する網である。第2網200は、図4に示すように、Cプレーン装置3bと、Uプレーン装置2bと、メディア装置5と、を備えて構成される。メディア装置5とは、例えば、APサーバ(Application Server)、MRF(Media Resource Function)サーバである。Uプレーン装置2bは、Cプレーン装置3aとメディア装置5との間で呼を転送する処理を行い、P−Early−Mediaヘッダに設定されたinactiveに基づきアーリーメディアの送出を停止するともに、P−Early−Mediaヘッダを用いて第1網100でのRTPパケットの疎通不能を監視するRTP断監視機能を備える。
断監視終端装置1は、図3に示すように、信号制御部11を備えて構成される。
信号制御部11は、第1網100と第2網200との間で送受信される信号を制御する機能を備える。
また、信号制御部11は、P−Early−Mediaヘッダに“inactive”を含むUPDATEリクエストに、“a=inactive”の方向属性が設定されたSDPが含まれていない場合、“a=inactive”の方向属性が設定されたSDPを生成して第2網200へ送信する機能を備える。
次に、図4を用いて、第2の実施形態に係る呼処理システムの処理(断監視方法)について説明する。
ステップS1〜S10;
まず、第1網100の固定電話端末4aは、SIP信号を用いて第2網200のメディア装置5と呼の接続を確立する。このとき、断監視終端装置1は、第1網100と第2網200との間で呼を終端し、断監視終端装置1の信号制御部11は、第1網100と第2網200との間で送受信されるSIP信号を制御する。具体的に、信号制御部11は、第1網100のCプレーン装置3aからのINVITEリクエストを第2網200のCプレーン装置3bへ転送し(S3)、Cプレーン装置3bからのOKレスポンスをCプレーン装置3aへ転送する(S8)。
ステップS11,S12;
ステップS1〜S10の処理中又は処理後、Cプレーン装置3bは、メディア装置5からのOKレスポンス(S5)に基づき、Uプレーン装置2bに対してRTP断監視を開始する指示を行う(S6)。これにより、Uプレーン装置2bは、自装置で保持する断監視タイマを用いて、第1網100でのRTPパケットの疎通不能の監視を開始する(S11)。
また、Cプレーン装置3aは、対向するCプレーン装置3b(実際には断監視終端装置1)からのOKレスポンス(S8)に基づき、Uプレーン装置2aに対してRTP断監視を開始する指示を行う(S9)。これにより、Uプレーン装置2aは、自装置で保持する断監視タイマを用いて、第2網200でのRTPパケットの疎通不能の監視を開始する(S12)。
ステップS13;
その後、メディア装置5が、アーリーメディアの停止のために“inactive”が設定されたP−Early−Mediaヘッダを含むUPDATEリクエスト(SDPの設定はなし)を送信した場合、Uプレーン装置2bは、当該P−Early−Mediaヘッダに設定された“inactive”に基づき第1網100でのRTPパケットの疎通不能の監視を停止し、受信したUPDATEリクエスト(SDPの設定はなし)を第1網100へ送出する。
ステップS15;
断監視終端装置1の信号制御部11は、P−Early−Mediaヘッダに“inactive”を含むUPDATEリクエストに、“a=inactive”の方向属性が設定されたSDPが含まれていないので、“a=inactive”の方向属性が設定されたSDPを生成して第1網100へ送信する。
ステップS16〜S22;
その後、第1網100のCプレーン装置3aは、SDPに設定された“a=inactive”の方向属性に基づき、Uプレーン装置2aに対して、第2網200から第1網100へ送出されるメディアの断監視(ステップS12の処理)を停止させる(S16)。
以上より、第2の実施形態によれば、SDPの方向属性(“a=”)に基づき第2網200でのRTPパケットの疎通不能を監視する第1網100と、P−Early−Mediaヘッダにinactiveを設定することでアーリーメディアの送出を停止しRTP断監視制御を行う第2網200との間に断監視終端装置1を接続し、断監視終端装置1は、P−Early−Mediaヘッダにinactiveを含むUPDATEリクエストに、“a=inactive”の方向属性が設定されたSDPが含まれていない場合、“a=inactive”の方向属性が設定されたSDPを生成して前記第2網へ送出するので、網内装置の改修をせず、低コストで、相互接続される網間での誤った呼切断を適切に回避できる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態では、課題3を解決する方法について説明する。
第3の実施形態では、断監視タイマの値が異なる第1網と第2網とを相互接続する際に、断監視終端装置を新規に導入する。
断監視終端装置は、相互接続される第1網と第2網との断監視タイマの値を事前に記憶しておく。例えば、断監視終端装置は、第1網が持つ網監視タイマの値が10秒、第2網が持つ網監視タイマの値が30秒であることを事前に記憶しておく。そして、断監視終端装置は、第1網と第2網とのそれぞれの断監視タイマの最小値よりも小さい値に自装置の断監視タイマを設定し、各網でのRTP断監視を行う。
これにより、断監視終端装置は、両網内でRTP断検知がそれぞれ行われる前に各網でのRTP断を検知可能となり、断監視タイマが長い第2網からのメディアに関してRTP断検出をした場合、“a=recvonly”の方向属性が設定されたUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを第1網へ送出する。
これにより、メディアの方向属性が変更されるため、第1網のCプレーン装置では、第1網のUプレーン装置に対して、第2網から第1網へ送出されるメディアの断監視を停止する。これにより、長い方の断監視タイマである30秒までは呼切断を回避することが可能となる。
なお、第2網からRTPパケットを受信した場合、断監視終端装置は、第1の実施形態と同様に、“a=sendrecv”の方向属性が設定されたUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを第1網のCプレーン装置へ送信する。これにより、Cプレーン装置でのRTP断監視を再開させることができる。
以降、第3の実施形態の具体例について説明する。
図5は、第3の実施形態に係る呼処理システムの全体構成を示す図である。図6は、第3の実施形態に係る呼処理システムの処理シーケンスを示す図である。本実施形態に係る呼処理システムは、図5に示すように、第1網100と、第2網200と、断監視終端装置1と、を備えて構成される。
第1網100は、図6に示すように、固定電話端末4aと、SIPサーバ等のCプレーン装置3aと、エッジルータ等のUプレーン装置2aと、を備えて構成される。Uプレーン装置2aは、値が10秒に設定された断監視タイマを用いて第2網200でのRTPパケットの疎通不能を監視するRTP断監視機能を備える。
第2網200は、図6に示すように、Cプレーン装置3bと、Uプレーン装置2bと、スマート端末4cと、を備えて構成される。スマート端末4cとは、例えば、スマートフォン端末、電話機能を備えるタブレット端末等である。Uプレーン装置2bは、値が30秒に設定された断監視タイマを用いて第1網100でのRTPパケットの疎通不能を監視するRTP断監視機能を備える。
断監視終端装置1は、図5に示すように、例えば、信号制御部11と、断監視タイマ記憶部12と、断監視タイマ設定部13と、RTP断監視部14と、網内断監視タイマ記憶部15と、を備えて構成される。
信号制御部11は、第1網100と第2網200との間で送受信される信号を制御する機能を備える。
また、信号制御部11は、第1網100と第2網200のうち断監視タイマの値が大きい第2網200でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、“a=recvonly”の方向属性が設定されたUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを第1網100へ送出する機能を備える。
網内断監視タイマ記憶部15は、第1網100が保持する断監視タイマの値(10秒)と、第2網200が保持する断監視タイマの値(30秒)とを記憶しておく機能を備える。各網(100,200)が持つ断監視タイマは、断監視終端装置1が各網からそれぞれ受信してもよいし、断監視終端装置1の管理者が各網の管理者に伝聞で確認して手入力で設定してもよい。
断監視タイマ記憶部12は、第1網100と第2網200との両網でのRTPパケットの疎通不能をそれぞれ監視するために用いる両網監視用の断監視タイマの値を記憶する機能を備える。
断監視タイマ設定部13は、両網監視用の断監視タイマの値を、第1網100が保持する断監視タイマの値及び第2網200が保持する断監視タイマの値よりも小さい値に設定する機能を備える。
RTP断監視部14は、両網監視用の断監視タイマを用いて第1網100と第2網200とでのそれぞれのRTPパケットの通信不能をそれぞれ監視する機能を備える。
次に、図6を用いて、第3の実施形態に係る呼処理システムの処理動作(断監視方法)について説明する。
ステップS1〜S10;
まず、第1網100の固定電話端末4aは、SIP信号を用いて第2網200のスマート端末4cと呼の接続を確立する。このとき、断監視終端装置1は、第1網100と第2網200との間で呼を終端し、断監視終端装置1の信号制御部11は、第1網100と第2網200との間で送受信されるSIP信号を制御する。具体的に、信号制御部11は、第1網100のCプレーン装置3aからのINVITEリクエストを第2網200のCプレーン装置3bへ転送し(S3)、Cプレーン装置3bからのOKレスポンスをCプレーン装置3aへ転送する(S8)。
ステップS11〜S13;
ステップS1〜S10の処理中又は処理後、Cプレーン装置3bは、スマート端末4cからのOKレスポンス(S5)に基づき、Uプレーン装置2bに対してRTP断監視を開始する指示を行う(S6)。これにより、Uプレーン装置2bは、自装置で保持する断監視タイマ(値=30秒)を用いて、第1網100でのRTPパケットの疎通不能の監視を開始する(S11)。
また、Cプレーン装置3aは、対向するCプレーン装置3b(実際には断監視終端装置1)からのOKレスポンス(S8)に基づき、Uプレーン装置2aに対してRTP断監視を開始する指示を行う(S9)。これにより、Uプレーン装置2aは、自装置で保持する断監視タイマ(値=10秒)を用いて、第2網200でのRTPパケットの疎通不能の監視を開始する(S13)。
また、断監視終端装置1のRTP断監視部14は、着側のCプレーン装置3bからのOKレスポンス(S7)に基づき、両網監視用の断監視タイマ(値=8秒)を用いて、第1網100と第2網200とでのそれぞれのRTPパケットの疎通不能の監視をそれぞれ開始する(S12)。
ステップS14;
その後、第2網200から第1網100へRTPパケットが送信されず、8秒経過し、断監視終端装置1が第2網200でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、断監視終端装置1の信号制御部11は、“a=recvonly”の方向属性が設定されたUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを第1網100へ送出する。
ステップS15〜S22;
“a=recvonly”の方向属性が設定されたUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストにより、メディアの方向属性が変更されるので、第1網100のCプレーン装置3aは、Uプレーン装置2aに対して、第2網200から第1網100へ送出されるメディアの断監視(ステップS13の処理)を停止させる(S15)。これにより、長い方のタイマである30秒までは呼切断を回避することが可能となる。
以上より、第3の実施形態によれば、互いに異なる値の断監視タイマをそれぞれ用いて第2網又は第1網でのRTPパケットの疎通不能をそれぞれ監視する第1網100と第2網200との間に断監視終端装置1を接続し、断監視終端装置1は、第1網100が保持する断監視タイマの値及び第2網200が保持する断監視タイマの値よりも小さい値の両網監視用の断監視タイマを用いて、第1網100と第2網200とでのそれぞれのRTPパケットの疎通不能をそれぞれ監視し、第1網100と第2網200のうち断監視タイマの値が大きい一方の網でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、“a=recvonly”の方向属性が設定されたUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを他方の網へ送出するので、網内装置の改修をせず、低コストで、相互接続される網間での誤った呼切断を適切に回避できる。
最後に、本実施形態で説明した断監視終端装置1は、コンピュータで実現できる。また、断監視終端装置1としてコンピュータを機能させるためのプログラム、そのプログラムの記憶媒体を作成することも可能である。
1…断監視終端装置
11…信号制御部
12…断監視タイマ記憶部
13…断監視タイマ設定部
14…RTP断監視部
15…網内断監視タイマ記憶部
100…第1網(発網)
2a…Uプレーン装置
3a…Cプレーン装置
4a…固定電話端末
200…第2網(着網)
2b…Uプレーン装置
3b…Cプレーン装置
4b…固定電話端末
4c…スマート端末
5…メディア装置

Claims (6)

  1. 断監視タイマを用いて第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視する第1網と、保留信号を送出しない端末を収容する第2網との間に接続され、
    前記第1網と前記第2網との間で送受信される信号を制御する信号制御部と、
    前記第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視するために用いる第2網監視用の断監視タイマの値を記憶する断監視タイマ記憶部と、
    前記第2網監視用の断監視タイマの値を前記第1網が持つ断監視タイマの値よりも小さい値に設定する断監視タイマ設定部と、
    前記第2網監視用の断監視タイマを用いて前記第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視するRTP断監視部と、を備え、
    前記信号制御部は、
    前記第2網でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、recvonlyの方向属性が設定されたSDPオファーを含むUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを前記第1網へ送出することを特徴とする断監視終端装置。
  2. SDPの方向属性に基づき第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視する第1網と、P−Early−Mediaヘッダにinactiveを設定することでアーリーメディアの送出を停止する第2網との間に接続され、
    前記第1網と前記第2網との間で送受信される信号を制御する信号制御部を備え、
    前記信号制御部は、
    P−Early−Mediaヘッダにinactiveを含むUPDATEリクエストに、inactiveの方向属性が設定されたSDPが含まれていない場合、inactiveの方向属性が設定されたSDPを生成して前記第2網へ送出することを特徴とする断監視終端装置。
  3. 互いに異なる値の断監視タイマをそれぞれ用いて第2網又は第1網でのRTPパケットの疎通不能をそれぞれ監視する第1網と第2網との間に接続され、
    前記第1網と前記第2網との間で送受信される信号を制御する信号制御部と、
    前記第1網が保持する断監視タイマの値と、前記第2網が保持する断監視タイマの値とを記憶しておく網内断監視タイマ記憶部と、
    前記第1網と前記第2網との両網でのRTPパケットの疎通不能を監視するために用いる両網監視用の断監視タイマの値を記憶する断監視タイマ記憶部と、
    前記両網監視用の断監視タイマの値を前記第1網が保持する断監視タイマの値及び前記第2網が保持する断監視タイマの値よりも小さい値に設定する断監視タイマ設定部と、
    前記両網監視用の断監視タイマを用いて前記第1網と前記第2網とでのそれぞれのRTPパケットの通信不能をそれぞれ監視するRTP断監視部と、を備え、
    前記信号制御部は、
    前記第1網と前記第2網のうち断監視タイマの値が大きい一方の網でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、recvonlyの方向属性が設定されたUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを他方の網へ送出することを特徴とする断監視終端装置。
  4. 断監視終端装置で行う断監視方法において、
    前記断監視終端装置は、断監視タイマを用いて第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視する第1網と、保留信号を送出しない端末を収容する第2網との間に接続され、
    前記第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視するために用いる第2網監視用の断監視タイマの値を断監視タイマ記憶部に記憶する第1ステップと、
    前記第2網監視用の断監視タイマの値を前記第1網が持つ断監視タイマの値よりも小さい値に設定する第2ステップと、
    前記第1網と前記第2網との間で送受信される信号を制御する第3ステップと、
    前記第2網監視用の断監視タイマを用いて前記第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視する第4ステップと、を行い、
    前記第3ステップでは、
    前記第2網でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、recvonlyの方向属性が設定されたSDPオファーを含むUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを前記第1網へ送出することを特徴とする断監視方法。
  5. 断監視終端装置で行う断監視方法において、
    前記断監視終端装置は、SDPの方向属性に基づき第2網でのRTPパケットの疎通不能を監視する第1網と、P−Early−Mediaヘッダにinactiveを設定することでアーリーメディアの送出を停止する第2網との間に接続され、
    前記第1網と前記第2網との間で送受信される信号を制御するステップを行い、
    前記ステップでは、
    P−Early−Mediaヘッダにinactiveを含むUPDATEリクエストに、inactiveの方向属性が設定されたSDPが含まれていない場合、inactiveの方向属性が設定されたSDPを生成して前記第2網へ送出することを特徴とする断監視方法。
  6. 断監視終端装置で行う断監視方法において、
    前記断監視終端装置は、互いに異なる値の断監視タイマをそれぞれ用いて第2網又は第1網でのRTPパケットの疎通不能をそれぞれ監視する第1網と第2網との間に接続され、
    前記第1網が保持する断監視タイマの値と、前記第2網が保持する断監視タイマの値とを網内断監視タイマ記憶部に記憶しておく第1ステップと、
    前記第1網と前記第2網との両網でのRTPパケットの疎通不能を監視するために用いる両網監視用の断監視タイマの値を断監視タイマ記憶部に記憶する第2ステップと、
    前記両網監視用の断監視タイマの値を前記第1網が保持する断監視タイマの値及び前記第2網が保持する断監視タイマの値よりも小さい値に設定する第3ステップと、
    前記第1網と前記第2網との間で送受信される信号を制御する第4ステップと、
    前記両網監視用の断監視タイマを用いて前記第1網と前記第2網とでのそれぞれのRTPパケットの通信不能をそれぞれ監視する第5ステップと、を行い、
    前記第4ステップでは、
    前記第1網と前記第2網のうち断監視タイマの値が大きい一方の網でのRTPパケットの疎通不能を検出した場合、recvonlyの方向属性が設定されたUPDATEリクエスト又はre−INVITEリクエストを他方の網へ送出することを特徴とする断監視方法。
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