JP6822402B2 - 無線端末及びその方法 - Google Patents

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Description

本開示は、無線通信ネットワークに関し、特に無線端末によるアクセスのバーリング(barring)に関する。
非特許文献1は、Application specific Congestion control for Data Communication (ACDC)について記載している。ACDCは、アイドルモードにある無線端末(User Equipment (UE))内のオペレータによって特定されるアプリケーションからの新たなアクセス試行(access attempts)をオペレータが許可(allow)又は阻止(prevent)するためのアクセス制御メカニズムである。ACDCの利用によって、オペレータは、アクセスネットワーク及びコアネットワークのいずれか又は両方のオーバーロードを防止(prevent)又は軽減(mitigate)することができる。
ACDCは、UEがアイドルモード(e.g., RRC_IDLE)であるときのみ適用され、UEがコネクテッドモード(e.g., RRC_CONNECTED)であるときには適用されない。ホームネットワーク(i.e., Home Public Land Mobile Network(HPLMN)又はEquivalent HPLMN)は少なくとも4つのACDCカテゴリをUEに設定(configure)することができる。各ACDCカテゴリは、オペレータによって特定されたアプリケーション(applications)、アプリケーション群、又はサービスに関連付けられる(associated)。なお、ACDCカテゴリのUEへのプロビジョニングはホームネットワークの責任(responsibility)であり、3rd Generation Partnership Project(3GPP)のスコープ外とされている。ホームネットワークのオペレータは、例えばUniversal Subscriber Identity Module(USIM)内にACDCカテゴリを設定してもよい。ホームネットワークのオペレータは、Open Mobile Alliance Device Management(OMA-DM)に従って、ACDC設定をUEに設定してもよい。
サービングネットワーク(i.e., HPLMN、Equivalent HPLMN、又はVisited PLMN(VPLMN))は、ACDCカテゴリ毎のバーリング情報(barring information)とローミングUEにACDCが課されるか否かを示す制御情報を1又は複数のRANのエリア内でブロードキャストする。UEは、あるアプリケーションのためのアクセス試行(access attempt)が許可されるか否かを、サービングネットワークによってブロードキャストされるバーリング情報と、UE内のACDCカテゴリの設定(i.e., ACDCカテゴリとアプリケーションの間のマッピング)に基づいて制御する。
UEにACDCカテゴリを設定する場合、ホームネットワークは、以下のように実施する。その使用が最小の制限を受けるように期待されるアプリケーション(applications)は、最高のACDCカテゴリ(the highest ACDC category)(最も高いランク)を割り当てられる。最高のACDCカテゴリが割当られたアプリケーション(applications)よりもその使用が制限されることが期待されるアプリケーション(applications)は、2番目に高いACDCカテゴリ(the second-highest ACDC category)(2番目に高いランク)が割り当てられる。アプリケーションを3番目に高いACDCカテゴリ以降に割り当てる場合についても同様である。その使用が最も制限を受けるように期待されるアプリケーション(applications)は、最低のACDCカテゴリ(the lowest ACDC category)(最低のランク)を割り当てられるか、全くカテゴライズされないかのどちらかである。
いずれのACDCカテゴリも割り当てられていないUE上のアプリケーションは、UEに設定された(configured)最低のACDCカテゴリの一部として当該UEによって取り扱われる。もしオペレータがこれらのカテゴライズされていない(uncategorized)アプリケーションを区別する必要があるなら、オペレータはアプリケーションを最低のACDCカテゴリに割り当てることを避けるべきである。ACDCを適用する(applying)場合、サービングネットワークは、最高のACDCカテゴリから最低のACDCカテゴリまでのバーリング情報をブロードキャストする。
なお、ホームネットワークとサービングネットワークは、異なるカテゴライゼーションを使用するかもしれない。すなわち、ホームネットワークのオペレータによってUEに設定されるACDCカテゴリの数(the number of ACDC categories)は、サービングネットワークによってブロードキャストされるACDCカテゴリの数(the number of ACDC categories)と同じでないかもしれない。このことは、例えば、UEがローミングしており、且つサービングネットワークによってブロードキャストされるACDCカテゴリの数がホームネットワークのそれと異なる場合に発生し得る。このような場合に、UEは以下のように動作する。
もしサービングネットワークがUEの設定(UE’s configuration)よりも多いACDCカテゴリ(categories)をブロードキャストするなら、UEはマッチングACDCカテゴリ(categories)用のバーリング情報を使用し、カテゴライズされていない(uncategorized)アプリケーションをサービングネットワークによってブロードキャストされる最低(ACDC)カテゴリ用のバーリング情報によって阻止し(bar)、アンマッチドACDCカテゴリ用のバーリング情報を無視する(ignore)。
もしサービングネットワークがUEの設定(UE’s configuration)よりも少ない数の(fewer)ACDCカテゴリ(categories)のためのバーリング情報をブロードキャストするなら、UEはマッチングACDCカテゴリ(categories)用のバーリング情報を使用し、(アンマッチドACDCカテゴリに属するアプリケーションを含む)その他のアプリケーションをサービングネットワークによってブロードキャストされる最低(ACDC)カテゴリ用のバーリング情報によって阻止する(bar)。
ここで、マッチングACDCカテゴリは、バーリング情報がサービングネットワークによってブロードキャストされ、且つUEに設定されたACDCカテゴリのランクと同じランクを有するACDCカテゴリである。一方、アンマッチドACDCカテゴリは、(a)バーリング情報がサービングネットワークによってブロードキャストされるが、これに対応するACDCカテゴリがUEに設定されていないACDCカテゴリ、又は(b)ACDCカテゴリがUEに設定されているがこれに対応するバーリング情報がサービングネットワークよりブロードキャストされていないACDCカテゴリである。
非特許文献2は、ACDCのために必要なUEの動作をどのレイヤ(アプリケーションレイヤ、Non-Access Stratum(NAS)レイヤ、又はRadio Resource Control(RRC)レイヤ)が行うべきかを提案している。具体的には、非特許文献2は、アプリケーションレイヤ、NASレイヤ、及びRRCレイヤのそれぞれがACDCチェックを行ういくつかのオプションを紹介している。ここで、ACDCチェックは、アプリケーションによってトリガーされるアクセス試行(access attempt)を許可するかどうかを、UE内のACDC設定に基づいて決定されたアプリケーションが属するACDCカテゴリとサービングネットワークからブロードキャストされるバーリング情報とに基づいて判定することである。
一例として、NASレイヤがACDCチェックを行うオプションでは、上位レイヤからセッション確立要求を受信したことに応じて、もしUEがEvolved Packet System (EPS) connection management IDLE (ECM-IDLE)モード(又はEPS Mobility management IDLE (EMM-IDLE)モード)であるならNASレイヤは、
1.当該要求をトリガーしたアプリケーションのID(OS App ID)を判定し、
2.当該OS App IDがどのACDCカテゴリに属しているかを、OMA-DM又はUSIMを介してホームネットワーク・オペレータにより当該UEにプロビジョンされた情報に基づいて判定し、
3.判定されたACDCカテゴリ用のバーリング情報をRCCレイヤから取得し、
4.ACDCチェックを行い、
5.ACDCチェックをパスしたならサービス要求手順(Service Request procedure)を続行する(proceed)。
非特許文献2は、RRCレイヤがACDCチェックを行うための2つのオプションを提案している。RRCレイヤがACDCチェックを行う1つのオプションでは、アクセス試行要求(access attempt request)を受信したことに応じて、もしUEがRRC_IDLE状態であるならRRCレイヤは、
1.当該要求をトリガーしたアプリケーションのID(OS App ID)を判定し、
2.当該OS App IDがどのACDCカテゴリに属しているかを、OMA-DM又はUSIMを介してホームネットワーク・オペレータにより当該UEにプロビジョンされた情報に基づいて判定し、
3.System Information Block(SIB)情報から得られる当該判定されたACDCカテゴリ用のバーリング情報に基づいてACDCチェックを行い、
4.ACDCチェックをパスしたならアクセス試行を続行する(proceed)。
これに代えて、RRCレイヤがACDCチェックを行う別のオプションでは、セッション確立要求を受信したことに応じて、もしUEがECM-IDLEモード(又はEMM-IDLEモード)であるならNASレイヤは、
1.当該要求をトリガーしたアプリケーションのID(OS App ID)を判定し、
2.当該OS App IDがどのACDCカテゴリに属しているかを、Open Mobile Alliance Device Management(OMA-DM)又はUSIMを介してホームネットワーク・オペレータにより当該UEにプロビジョンされた情報に基づいて判定し、
3.判定されたACDCカテゴリをService Request 及びCall typeとともにRRCレイヤに渡す。
次に、RRCレイヤは、ACDCカテゴリ及びCall typeとともにService RequestをNASレイヤから受信したことに応じて、
1.System Information Block(SIB)情報から得られる当該受け取ったACDCカテゴリ用のバーリング情報に基づいてACDCチェックを行い、
2.ACDCチェックをパスしたならアクセス試行を続行する(proceed)。
上述したように、非特許文献2は、ACDCをUEが実行する場合のアプリケーションレイヤ、NASレイヤ、及びRRCレイヤの相互作用(interaction)に関するいくつかのオプションを提示している。しかしながら、UEに設定されるACDCカテゴリの数(the number of ACDC categories)がサービングネットワークによってブロードキャストされるACDCカテゴリの数(the number of ACDC categories)と同じでない場合のUEの動作が明確ではない。
すなわち、すでに説明したように、非特許文献1は、UEの設定(UE’s configuration)よりも少ない(fewer)ACDCカテゴリ(categories)をサービングネットワークがブロードキャストするなら、UEはマッチングACDCカテゴリ(categories)用のバーリング情報を使用し、その他のアプリケーションをサービングネットワークによってブロードキャストされる最低(ACDC)カテゴリ用のバーリング情報によって阻止する(bar)こと、を記載している。したがって、UEは、アクセス試行をトリガーするアプリケーションが“アンマッチドACDCカテゴリ”に属する場合に、当該アプリケーションのACDCチェックを行うために、当該アプリケーションがサービングネットワークによってブロードキャストされる特定のACDCカテゴリ(e.g., 最低のACDCカテゴリ)に属するとみなす必要がある。しかしながら、この動作をUEによって実施するためのアプリケーションレイヤ、NASレイヤ、及びRRCレイヤの相互作用(interaction)が明確にされていない。なお、ここでは、“アンマッチドACDCカテゴリ”は、ACDCカテゴリがUEに設定されているがこれに対応するバーリング情報がサービングネットワークよりブロードキャストされていないACDCカテゴリを意味する。
本明細書に開示される実施形態が達成しようとする目的の1つは、アクセス試行をトリガーするアプリケーションが属するアクセス・バーリング・カテゴリ(e.g., ACDCカテゴリ)に対応するバーリング情報をサービングネットワークがブロードキャストしていない場合に対処するための無線端末内の動作を提供することに寄与する装置、方法、及びプログラムを提供することである。なお、この目的は、本明細書に開示される実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
第1の態様では、無線端末は、無線トランシーバ及び少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線トランシーバに結合され、モビリティ管理及びセッション管理を提供するnon-access stratum(NAS)レイヤ及び無線リソース制御を提供するaccess stratum(AS)レイヤとして動作するよう構成される。前記NASレイヤは、サービングネットワークによって報知される1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリの情報及び前記1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリの数のうちいずれか又は両方を前記ASレイヤから取得するよう適合(adapted)される。前記NASレイヤは、さらに、セッション確立をトリガーするアプリケーションが属する第1のアクセス・バーリング・カテゴリに対応するバーリング情報が前記サービングネットワークによって報知されていない場合に、前記第1のアクセス・バーリング・カテゴリを前記サービングネットワークによって報知される前記1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリのうちの特定のアクセス・バーリング・カテゴリに置き換えるよう適合される。前記NASレイヤは、さらにまた、前記特定のアクセス・バーリング・カテゴリをセッション確立のためのNASメッセージと共に前記ASレイヤに渡すよう適合される。前記ASレイヤは、前記サービングネットワークによって報知される前記特定のアクセス・バーリング・カテゴリに対応するバーリング情報に基づいて、前記NASレイヤによってトリガーされるアクセス試行を許可するか否かを制御するよう適合される。
第2の態様では、無線端末における方法は、
(a)サービングネットワークによって報知される1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリの情報及び前記1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリの数のうちいずれか又は両方をaccess stratum(AS)レイヤからnon-access stratum(NAS)レイヤに送ること、
(b)セッション確立をトリガーするアプリケーションが属する第1のアクセス・バーリング・カテゴリに対応するバーリング情報が前記サービングネットワークによって報知されていない場合に、前記第1のアクセス・バーリング・カテゴリを前記サービングネットワークによって報知される前記1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリのうちの特定のアクセス・バーリング・カテゴリに前記NASレイヤによって置き換えること、
(c)前記特定のアクセス・バーリング・カテゴリをセッション確立のためのNASメッセージと共に前記NASレイヤから前記ASレイヤに渡すこと、及び
(d)前記サービングネットワークによって報知される前記特定のアクセス・バーリング・カテゴリに対応するバーリング情報に基づいて、前記NASレイヤによってトリガーされるアクセス試行を許可するか否かを前記ASレイヤによって制御すること、
を含む。
第3の態様では、無線端末は、無線トランシーバ及び少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線トランシーバに結合され、モビリティ管理及びセッション管理を提供するnon-access stratum(NAS)レイヤ及び無線リソース制御を提供するaccess stratum(AS)レイヤとして動作するよう構成される。前記NASレイヤは、セッション確立をトリガーするアプリケーションが属する第1のアクセス・バーリング・カテゴリをセッション確立のためのNASメッセージと共に前記ASレイヤに渡すよう適合される。前記ASレイヤは、前記NASレイヤから受け取った前記第1のアクセス・バーリング・カテゴリに対応するバーリング情報がサービングネットワークによって報知されていない場合に、前記サービングネットワークによって報知される1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリのうちの特定のアクセス・バーリング・カテゴリを前記第1のアクセス・バーリング・カテゴリの代わりとして選択するよう適合される。前記ASレイヤは、さらに、前記サービングネットワークによって報知される前記特定のアクセス・バーリング・カテゴリに対応するバーリング情報に基づいて、前記NASレイヤによってトリガーされるアクセス試行を許可するか否かを制御するよう適合される。
第4の態様では、無線端末における方法は、
(a)セッション確立をトリガーするアプリケーションが属する第1のアクセス・バーリング・カテゴリをセッション確立のためのNASメッセージと共にnon-access stratum(NAS)レイヤからaccess stratum(AS)レイヤに渡すこと、
(b)前記NASレイヤから受け取った前記第1のアクセス・バーリング・カテゴリに対応するバーリング情報がサービングネットワークによって報知されていない場合に、前記サービングネットワークによって報知される1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリのうちの特定のアクセス・バーリング・カテゴリを前記第1のアクセス・バーリング・カテゴリの代わりとして前記ASレイヤによって選択すること、及び
(c)前記サービングネットワークによって報知される前記特定のアクセス・バーリング・カテゴリに対応するバーリング情報に基づいて、前記NASレイヤによってトリガーされるアクセス試行を許可するか否かを前記ASレイヤによって制御すること、
を含む。
第5の態様では、基地局は、セル内の無線端末と通信するよう構成された無線トランシーバ、及び前記無線トランシーバに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリ、前記1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリの各々のためのバーリング情報、及びマッピングルールを前記セルにおいて報知するよう構成される。前記マッピングルールは、前記基地局によって報知される前記1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリと前記無線端末にプロビジョンされている1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリとの間のマッピングを定める。
第6の態様では、基地局における方法は、1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリ、前記1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリの各々のためのバーリング情報、及びマッピングルールをセルにおいて報知することを含む。前記マッピングルールは、前記基地局によって報知される前記1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリと前記無線端末にプロビジョンされている1つ以上のアクセス・バーリング・カテゴリとの間のマッピングを定める。
第7の態様では、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、上述の第2、第4、又は第6の態様に係る方法をコンピュータに行わせるための命令群(ソフトウェアコード)を含む。
上述の態様によれば、アクセス試行をトリガーするアプリケーションが属するアクセス・バーリング・カテゴリ(e.g., ACDCカテゴリ)に対応するバーリング情報をサービングネットワークがブロードキャストしていない場合に対処するための無線端末内の動作を提供することに寄与する装置、方法、及びプログラムを提供できる。
いくつかの実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例を示す図である。 いくつかの実施形態に係る無線端末のコントロールプレーンのプロトコルスタックの一例を示す図である。 ACDC制御情報の具体例を示す図である。 第1の実施形態に係る無線端末によるACDC動作を説明するための図である。 第1の実施形態に係る無線端末のNASレイヤの動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る無線端末によるACDC動作を説明するための図である。 第2の実施形態に係る無線端末のRRCレイヤの動作の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る基地局及び無線端末の動作の一例を示すシーケンス図である。 いくつかの実施形態に係る無線端末の構成例を示すブロック図である。 いくつかの実施形態に係る基地局の構成例を示すブロック図である。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
以下に示される複数の実施形態は、LTE及びSAE(System Architecture Evolution)を収容するEvolved Packet System(EPS)を主な対象として説明される。しかしながら、これらの実施形態は、EPSに限定されるものではなく、他のモバイル通信ネットワーク又はシステム、例えば3GPP UMTS、3GPP2 CDMA2000システム(1xRTT, HRPD (High Rate Packet Data))、global system for mobile communications(GSM(登録商標))/ General packet radio service(GPRS)システム、及びWiMAXシステム等に適用されてもよい。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態を含むいくつかの実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例を示している。図1の例では、無線通信ネットワークは、1又は複数の無線端末(UE)1及び基地局(eNB)2を含む。各UE1は、少なくとも1つの無線トランシーバを有し、eNB2とのセルラー通信を行うよう構成されている。eNB2は、セル21を管理し、セルラー通信技術(e.g., Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) technology)を用いて複数のUE1の各々とセルラー通信を行うよう構成されている。
なお、図1に示されたeNB2は、Centralized Radio Access Network(C-RAN)アーキテクチャで使用されるBaseband Unit(BBU)であってもよい。言い換えると、図1に示されたeNB2は、1又は複数のRemote Radio Head(RRH)に接続されるRANノードであってもよい。いくつかの実装において、BBUとしてのeNB2は、コントロールプレーン処理とユーザプレーンのデジタルベースバンド信号処理を担当する。一方、RRHは、アナログRadio Frequency(RF)信号処理(e.g., 周波数変換および信号増幅)を担当する。なお、C-RANは、Cloud RANと呼ばれることもある。また、BBUは、Radio Equipment Controller(REC)又はData Unit(DU)と呼ばれることもある。RRHは、Radio Equipment(RE)、Radio Unit(RU)、又はRemote Radio Unit(RRU)と呼ばれることもある。
eNB2は、所定のアクセス・バーリング・カテゴリ(e.g., ACDCカテゴリ)に対応するアクセス制御情報(e.g., バーリング情報)を送信する。例えば、eNB2は、ACDCによるアクセス制御に関するACDC制御情報を含む報知情報(i.e., SIB情報)101をブロードキャストする。eNB2によってブロードキャストされるACDC制御情報は、ACDCカテゴリ毎のバーリング情報(barring information)を含む。各UE1は、eNB2によってブロードキャストされるバーリング情報に基づいて、アプリケーションによってトリガーされるeNB2へのアクセス試行を許可するか否かを制御する。
図2は、UE1のコントロールプレーンのプロトコルスタックの一例を示している。UE1のコントロールプレーン・プロトコルスタック200は、アプリケーション(APP)レイヤ201、NASレイヤ202、及びAccess Stratum(AS)208レイヤを含む。ASレイヤ208は、RRCレイヤ203、Packet Data Convergence Protocol(PDCP)レイヤ204、Radio Link Control(RLC)レイヤ205、Medium Access Control(MAC)レイヤ206、及び物理(PHY)レイヤ207を含む。
NASレイヤ202は、ASレイヤ208により提供される無線インタフェース上でのデータ通信及び無線インタフェースの管理を利用し、eNB2を介してコアネットワーク(i.e., Evolved Packet Core(EPC))と通信し、UE1のためのモビリティ管理(i.e., EPS Mobility Management(EMM))及びセッション管理(i.e., EPS Session Management(ESM))を提供する。モビリティ管理(EMM)は、EPCとのコネクション確立に関するUE1の2つのNAS状態、すなわちEMM状態(EMM-DEREGISTERED又はEMM-REGISTERD)及びECM状態(ECM-IDLE又はECM-CONNECTED)を管理することを含む。EMM状態は、UE1がEPC内のMobility Management Entity(MME)に登録されているか否かを表す。ECM状態は、UE1とEPCの間のNASシグナリング・コネクションの状態を表す。なお、ECM-IDLE及びECM-CONNECTEDは、EMM-IDLE及びEMM-CONNECTEDと呼ばれることもある。
NASレイヤ202に実装されたモビリティ管理(EMM)プロトコルは、アタッチ手順、デタッチ手順、及びTracking Area Update(TAU)手順を含む。モビリティ管理(EMM)プロトコルは、さらに、EMMコネクション管理のための手順、すなわちサービス要求(Service Request)手順およびNASメッセージ転送(Transport of NAS messages)手順を含む。
セッション管理(ESM)は、ユーザプレーン・ベアラ・コンテキスト(i.e., EPSベアラ・コンテキスト)の活性化(activation)、非活性化(deactivation)、及び修正(modification)を含むEPSベアラ・コンテキスト管理を含む。セッション管理(ESM)は、さらに、UE1によってリソース(Packet Data Network(PDN)へのIPコネクティビティ又は個別(dedicated)ベアラリソース)を要求することを含む。
NASレイヤ202は、ASレイヤ208によって提供されるサービス(無線インタフェース上でのデータ通信及び無線インタフェースの管理)を利用するためにRRCレイヤ203と通信する。RRCレイヤ203は、NASレイヤ202の下位レイヤであり、無線リソース制御(RRC)を提供し、UE1のRRC状態(RRC_IDLE又はRRC_CONNECTED)を管理する。RRC状態は、UE1とeNB2との間の無線接続(RRCコネクション)が確立されているか否かを表す。
例えば、NASレイヤ202は、上位レイヤ(i.e., アプリケーションレイヤ201)からセッション確立要求を受信したことに応じて、もしUEがECM-IDLEモードであるなら、サービス要求(Service Request)手順を開始し、MMEにサービス要求メッセージを送るよう試みる。NASレイヤ202からのサービス要求メッセージは、eNB2とのRRCコネクションを確立するようにASレイヤ208をトリガーし、RRCレイヤ203はRRCコネクション確立手順を開始する。ただし、本実施形態では、UE1がサービス要求(Service Request)手順にトリガーされたeNB2へのアクセス試行を行う際に、UE1はACDCを実行する。ここで、セッションは、例えば、S1-MME、S1-U(S1ベアラ)、ネットワークベアラ(E-RAB、EPS Bearer、S5/S8ベアラ)、無線ベアラ(Radio Bearer)、PDNコネクション、IP Connectivity Access Network(IP-CAN)セッション、のいずれか又は組み合わせが考えられるが、これらに限定はされない。
図3は、ACDC制御情報(ACDC Information Element (IE))の例で、System Information Blok Type 2 (SIB2)で送信される場合を想定している。図3に示すように、ACDC制御情報は、ACDCのカテゴリ情報(acdc-Category)と、各ACDCカテゴリに対応するAccess Class Barring(ACB)設定情報(acdc-BarringConfig = AC-BarringConfig)を含む。また、eNB2は、当該セルで報知されるPLMNそれぞれ(又は一部)に対して、ACDCを適用するか否か(又はACDCを適用すること)を示す情報を送信してもよい。さらに、eNB2は、これらの情報(acdc-Category、acdc-BarringConfig)を当該セルで報知されるPLMN Identityのそれぞれ(又は一部)に対して個別に設定し、送信してもよい。
以下では、ACDCのためのNASレイヤ202及びASレイヤ208(特にRRCレイヤ203)の動作について説明する。特に、UE1にプロビジョンされているACDC設定よりも少ない(fewer)ACDCカテゴリ(categories)をサービングネットワーク(eNB2)がブロードキャストする場合のUE1のNASレイヤ202及びRRCレイヤ203の動作が説明される。
図4は、UE1によるACDC動作の一例を示している。eNB2は、ACDC制御情報(ACDC IE)をUE1に送信する(401)。当該ACDC制御情報は、1つ以上のACDCカテゴリと各ACDCカテゴリ用のバーリング情報を含む。eNB2は、少なくともアイドルモード(ECM-IDLE且つRRC_IDLE)のUE1がACDC制御情報を受信できるようにするために、セル21内にブロードキャストされる報知情報(e.g., SIB情報)にACDC制御情報を含めてもよい。ここで、eNB2は、セル内のACDC機能を有する全ての(アイドル状態の)UE1に共通に設定されるACDC制御情報を送信してもよいし、当該セル内で報知するPLMN Identity毎に設定されるACDC制御情報を送信してもよい。UE1は、ACDC制御情報がPLMN Identity毎に送信されているのを検出した場合、UE1の上位レイヤ(NAS)が選択したPLMNに対応するPLMN IdentityがACDCの対象となっているか否かを確認する。当該PLMN IdentityがACDCの対象となっている場合、UE1は当該PLMN Identityのために設定されているACDC制御情報を基に、ACDCによるアクセス制御を行う。
UE1のNASレイヤ202は、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリ及びこれらブロードキャストされるACDCカテゴリの数(the number of broadcasted ACDC category(ies))のうちいずれか又は両方をRRCレイヤ203から取得(受信)する(402)。言い換えると、UE1のRRCレイヤ203は、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリの情報及びブロードキャストされるACDCカテゴリの数(the number of broadcasted ACDC category(ies))のうちいずれか又は両方をNASレイヤ202に知らせる。
いくつかの実装において、RRCレイヤ203は、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリの数がUE1にプロビジョンされたACDC設定410に含まれる1つ以上のACDCカテゴリの数よりも少ない場合に、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリの情報及びこれらブロードキャストされるACDCカテゴリの数のうちいずれか又は両方をNASレイヤ202に提供してもよい。これにより、RRCレイヤ203は、サービングネットワークでの最新のACDCカテゴリの数をNASレイヤ202に提供できる。
さらに又はこれに代えて、RRCレイヤ203は、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる更新された(つまり最新の)報知情報(SIB情報)を受信したことに応じて、当該報知情報がACDC制御情報を含むなら、サービングネットワークによってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリの情報及びこれらブロードキャストされるACDCカテゴリの数のうちいずれか又は両方をNASレイヤ202に提供してもよい。これにより、RRCレイヤ203は、サービングネットワークでの最新のACDCカテゴリの数をNASレイヤ202に提供できる。なお、RRCレイヤ203は、ACDC制御情報が更新された場合にのみこれをNASレイヤ202に提供してもよいし、ACDC制御情報が更新されているか否かによらず報知情報が更新された場合にACDC制御情報をNASレイヤ202に提供してもよい。
さらに又はこれに代えて、RRCレイヤ203は、ACDCがサービングネットワークにおいて適用されていることをUE1が検出した場合に、サービングネットワークによってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリの情報及びこれらブロードキャストされるACDCカテゴリの数、のうちいずれか又は両方をNASレイヤ202に提供してもよい。
NASレイヤ202は、アプリケーションレイヤ201からデータ送信の要求(言い換えると、セッション確立要求)403を受信したことに応じて、もしUE1がアイドルモード(e.g., ECM-IDLE)であるなら、当該要求をトリガーしたアプリケーションのアプリケーション識別子(identifier)を判定する。アプリケーション識別子は、OS App IDを含んでもよいし、OS App IDであってもよい。いくつかの実装において、特定の(particular)アプリケーションを識別するために、Operating System identifier(OS ID)及びOS App IDの組み合わせが使用される。OS App IDは、OS固有のアプリケーション識別子(application identifier)である。
さらに、NASレイヤ202は、ACDC設定(configuration)410に基づいて、当該要求をトリガーしたアプリケーションがどのACDCカテゴリに属しているかを判定する(404)。ACDC設定(configuration)410は、UE1のホームネットワーク・オペレータによってUE1に設定され、UE1にインストールされる1つ以上のアプリケーション(アプリケーション識別子)と1つ以上のACDCカテゴリとの間のマッピングを示す。すでに説明したように、ACDC設定(configuration)410は、ホームネットワーク・オペレータによってUE1に実装されるUSIM内に設定されてもよい。ホームネットワーク・オペレータは、OMA-DMに従って、ACDC設定410をUE1に設定してもよい。
なお、UE1にプロビジョンされているACDC設定410よりも少ない(fewer)ACDCカテゴリ(categories)をサービングネットワーク(eNB2)がブロードキャストする場合、セッション確立要求をトリガーするアプリケーションが属するACDCカテゴリ(第1のACDCカテゴリと呼ぶ)は、対応するバーリング情報がサービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされていない可能性がある。言い換えると、セッション確立要求をトリガーするアプリケーションが属する第1のACDCカテゴリは、アンマッチドACDCカテゴリである可能性がある。ここでの“アンマッチドACDCカテゴリ”は、ACDCカテゴリがUE1に設定されているがこれに対応するバーリング情報がサービングネットワーク(eNB2)よりブロードキャストされていないACDCカテゴリである。
本実施形態では、第1のACDCカテゴリ(i.e., 第1のACDCカテゴリの値)に対応するバーリング情報がサービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされていない場合に、NASレイヤ202は、サービングネットワークによってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリのうちの特定のACDCカテゴリを当該第1のACDCカテゴリの代わりとして選択する(405)。言い換えると、NASレイヤ202は、当該第1のACDCカテゴリ(i.e., 第1のACDCカテゴリの値)を(代用の(substitute))特定のACDCカテゴリ(i.e., 特定のACDCカテゴリの値)に置き換える(405)。さらに言い換えると、NASレイヤ202は、セッション確立要求をトリガーするアプリケーションが、第1のACDCカテゴリの代わりに、サービングネットワークによってブロードキャストされる特定のACDCカテゴリに属するとみなす(405)。
またさらに言い換えると、UE1にプロビジョンされているACDC設定410よりも少ない(fewer)ACDCカテゴリ(categories)をサービングネットワーク(eNB2)がブロードキャストする場合、NASレイヤ202は、UE1のACDC設定410に含まれる1つ以上のACDCカテゴリの各々をサービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリのいずれかに対応付けるために、ACDCカテゴリの置き換えを行う(405)。
一例において、NASレイヤ202は、第1のACDCカテゴリの値がサービングネットワークによってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリの最大値(つまり最低のACDCカテゴリの値)より大きい場合に、第1のACDCカテゴリの値を特定のACDCカテゴリの値によって置き換えてもよい。つまり、NASレイヤ202は、第1のACDCカテゴリの値の代わりに(代用の(substitute))の特定のACDCカテゴリの値を使用してもよい。
これに代えて、NASレイヤ202は、第1のACDCカテゴリの値に対応するACDCカテゴリの値(及びそのバーリング情報)がサービングネットワークによってブロードキャストされていない場合に、第1のACDCカテゴリの値を特定のACDCカテゴリの値によって置き換えてもよい。つまり、NASレイヤ202は、第1のACDCカテゴリの値の代わりに(代用の(substitute))の特定のACDCカテゴリの値を使用してもよい。
いくつかの実装において、NASレイヤ202によって選択される特定のACDCカテゴリ(代用のACDCカテゴリ)は、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリのうち最低ACDCカテゴリであってもよい。このようなACDCカテゴリの置き換えは、非特許文献1に記載されたアンマッチドACDCカテゴリの取り扱いに従っているために好ましいかもしれない。
しかしながら、他の実装において、NASレイヤ202によって選択される特定のACDCカテゴリ(代用のACDCカテゴリ)は、サービングネットワーク(eNB2)における最低のACDCカテゴリでなくてもよい。例えば、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされるACDCカテゴリの数がUE1にプロビジョンされているACDC設定410内のACDCカテゴリの数よりも少ない場合に、NASレイヤ202は、予め定められたマッピングルールに従って、第1のACDCカテゴリが置き換えられるべき特定のACDCカテゴリ(代用のACDCカテゴリ)を決定してもよい。当該マッピングルールは、サービングネットワークによってブロードキャストされる(可能性のある)複数のACDCカテゴリとUE1にプロビジョンされている1つ以上のACDCカテゴリとの間のマッピングを定める。当該マッピングルールは、UE1にプロビジョンされてもよいし、サービングネットワーク(eNB2)からUE1に送られてもよい。
NASレイヤ202は、第1のACDCカテゴリの代わりとして選択された特定のACDCカテゴリ(代用の(substitute)ACDCカテゴリ)をセッション確立のためのNASメッセージ(i.e., Service Request(SR))と共にRRCレイヤ203に渡す(406)。
RRCレイヤ203は、(代用の)ACDCカテゴリと共にService RequestをNASレイヤ202から受信したことに応じて、サービングネットワーク(eNB2)からブロードキャストされ且つ代用のACDCカテゴリに対応するバーリング情報に基づいてACDCチェックを行う(407)。すなわち、RRCレイヤ203は、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる特定のACDCカテゴリ(代用のACDCカテゴリ)に対応するバーリング情報に基づいて、NASレイヤ202からのService Requestによってトリガーされるアクセス試行を許可するか否かを制御する。
図5は、UE1のNASレイヤ202のACDCに関する動作の一例(処理500)を示すフローチャートである。ブロック501では、NASレイヤ202は、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされるACDCカテゴリの数をRRCレイヤ203から取得する。ブロック502では、NASレイヤ202は、セッション確立要求をトリガーするアプリケーションが属する第1のACDCカテゴリを、ホームネットワーク・オペレータによってUE1にプロビジョンされたACDC設定410に基づいて判定する。
ブロック503では、第1のACDCカテゴリに対応するバーリング情報がサービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされていない場合に、NASレイヤ202は、第1のACDCカテゴリをサービングネットワークによってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリのうちの特定のACDCカテゴリに置き換える。ブロック504では、NASレイヤ202は、(代用の(substitute))特定のACDCカテゴリをサービス要求と共にRRCレイヤ203に渡す。
なお、NASレイヤ202がRRCレイヤ203にサービス要求と共にACDCカテゴリを渡すために、新たなコールタイプが定義されてもよい。NASレイヤ202は、initial NASメッセージ(e.g., Service Request)を送信するためのNASシグナリング・コネクションの確立をRRCレイヤ203に要求する際に、コールタイプ(call type)をRRCレイヤ203に知らせる。既存のコールタイプは、 “originating calls”、“"terminating calls”、“emergency calls”、又は“originating signalling”を示す。これらに加えて、セッション確立をトリガーするアプリケーションがACDCカテゴリXに属する場合、新たなコールタイプは、例えば、“ACDC Cat-X originating calls”であってもよい。当該新たなコールタイプを受信することで、RRCレイヤ203は、アクセス試行(RRCコネクション確立の試行)をトリガーするアプリケーションが属するACDCカテゴリを知ることができる。
これに代えて、コールタイプとは別の新たな情報要素がACDCカテゴリを表すために定義されてもよい。新たな情報要素は、例えば、”ACDC Category Indication”、”Established ACDC Category”、”Triggered ACDC category”、”Selected ACDC Category”、または、”Assigned ACDC Category”などでもよい。この場合、NASレイヤ202は、initial NASメッセージ(e.g., Service Request)及びコールタイプ(e.g., originating calls)と共に当該新たな情報要素をRRCレイヤ203に渡してもよい。当該新たな情報要素を受信することで、RRCレイヤ203は、アクセス試行(RRCコネクション確立の試行)をトリガーするアプリケーションが属するACDCカテゴリを知ることができる。
以上の説明から理解されるように、図4及び図5を用いて説明された例では、セッション確立要求をトリガーするアプリケーションが属する第1のACDCカテゴリに対応するバーリング情報がサービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされていない場合に、NASレイヤ202が、当該第1のACDCカテゴリを代用のACDCカテゴリに置き換え、当該代用のACDCカテゴリをRRCレイヤ203に知らせる(渡す)。代用のACDCカテゴリは、サービングネットワークによってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリのうちの1つである。言い換えると、UE1にプロビジョンされているACDC設定410よりも少ない(fewer)ACDCカテゴリ(categories)をサービングネットワーク(eNB2)がブロードキャストする場合、NASレイヤ202は、UE1のACDC設定410に含まれる1つ以上のACDCカテゴリの各々をサービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリのいずれかに対応付けるために、ACDCカテゴリの置き換えを行う。そして、RRCレイヤ203は、サービングネットワーク(eNB2)からブロードキャストされ且つ代用のACDCカテゴリに対応するバーリング情報に基づいてACDCチェックを行う。
すなわち、図4及び図5を用いて説明された例によれば、UE1のNASレイヤ202がACDCカテゴリの置き換えを行い、UE1のRRCレイヤ203がACDCチェックを行うことができる。
なお、一例において、NASレイヤ202は、UE1がサービングセルを変更する度に、(代用の)特定のACDCカテゴリの情報を解放してもよい。これに代えて、NASレイヤ202は、サービングセルを変更しても特定のACDCカテゴリの情報を保持してもよい。例えば、UE1が同じPLMN(又は同じサービングネットワーク)を選択している間、かつ、変更後のサービングセルでACDCの機能が有効になっている間、NASレイヤ202は特定のACDCカテゴリの情報を保持してもよい。
<第2の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態で説明されたUE1におけるACDC動作の変形例が説明される。具体的には、NASレイヤ202の代わりにRRCレイヤ203がACDCカテゴリの置換えを行う例が説明される。本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は図1と同様であり、UE1のコントロールプレーン・プロトコルスタックは図2と同様である。
図6は、UE1によるACDC動作の一例を示している。eNB2は、ACDC制御情報をUE1に送信する(601)。当該ACDC制御情報は、複数のACDCカテゴリと各ACDCカテゴリ用のバーリング情報を含む。eNB2は、アイドルモード(ECM-IDLE且つRRC_IDLE)のUE1がACDC制御情報を受信できるようにするために、セル21内にブロードキャストされる報知情報(e.g., SIB情報)にACDC制御情報を含めてもよい。
NASレイヤ202は、アプリケーションレイヤ201からデータ送信の要求(言い換えると、セッション確立要求)602を受信したことに応じて、もしUE1がアイドルモード(ECM-IDLE)であるなら、当該要求をトリガーしたアプリケーションのアプリケーション識別子(identifier)を判定する。アプリケーション識別子は、OS App IDを含んでもよいし、OS App IDであってもよい。さらに、NASレイヤ202は、ACDC設定(configuration)610に基づいて、当該要求をトリガーしたアプリケーションがどのACDCカテゴリに属しているかを判定する(603)。ACDC設定(configuration)610は、図4に示されたACDC設定410と同様である。すなわち、ACDC設定610は、UE1にインストールされる複数のアプリケーション(アプリケーション識別子)と複数のACDCカテゴリとの間のマッピングを示す。ACDC設定610は、例えば、OMA-DM又はUSIMを介してUE1にプロビジョンされる。
NASレイヤ202は、セッション確立要求をトリガーするアプリケーションが属するACDCカテゴリ(つまり、ACDC設定610から導かれたACDCカテゴリ)をセッション確立のためのNASメッセージ(i.e., Service Request(SR))と共にRRCレイヤ203に渡す(604)。
図4に関して既に説明したように、UE1にプロビジョンされているACDC設定410よりも少ない(fewer)ACDCカテゴリ(categories)をサービングネットワーク(eNB2)がブロードキャストする場合、セッション確立要求をトリガーするアプリケーションが属するACDCカテゴリ(第1のACDCカテゴリと呼ぶ)は、対応するバーリング情報がサービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされていない可能性がある。言い換えると、セッション確立要求をトリガーするアプリケーションが属するACDCカテゴリは、アンマッチドACDCカテゴリである可能性がある。ここでの“アンマッチドACDCカテゴリ”は、ACDCカテゴリがUE1に設定されているがこれに対応するバーリング情報がサービングネットワーク(eNB2)よりブロードキャストされていないACDCカテゴリである。
本実施形態では、第1のACDCカテゴリに対応するバーリング情報がサービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされていない場合に、RRCレイヤ203は、サービングネットワークによってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリのうちの特定のACDCカテゴリを当該第1のACDCカテゴリの代わりとして選択する(605)。言い換えると、RRCレイヤ203は、当該第1のACDCカテゴリを(代用の(substitute))特定のACDCカテゴリに置き換える(605)。さらに言い換えると、RRCレイヤ203は、セッション確立要求をトリガーするアプリケーションが、第1のACDCカテゴリの代わりに、サービングネットワークによってブロードキャストされる特定のACDCカテゴリに属するとみなす(605)。
またさらに言い換えると、UE1にプロビジョンされているACDC設定610よりも少ない(fewer)ACDCカテゴリ(categories)をサービングネットワーク(eNB2)がブロードキャストする場合、RRCレイヤ203は、UE1のACDC設定610に含まれる1つ以上のACDCカテゴリの各々をサービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリのいずれかに対応付けるために、ACDCカテゴリの置き換えを行う(605)。
一例において、RRCレイヤ203は、第1のACDCカテゴリの値がサービングネットワークによってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリの最大値(つまり最低のACDCカテゴリの値)より大きい場合に、第1のACDCカテゴリの値の代わりに(代用の(substitute))の特定のACDCカテゴリの値によって置き換えてもよい。つまり、RRCレイヤ203は、第1のACDCカテゴリの値の代わりに(代用の(substitute))の特定のACDCカテゴリの値を使用してもよい。
これに代えて、RRCレイヤ203は、第1のACDCカテゴリの値に対応するACDCカテゴリの値(及びそのバーリング情報)がサービングネットワークによってブロードキャストされていない場合に、第1のACDCカテゴリの値を特定のACDCカテゴリの値によって置き換えてもよい。つまり、RRCレイヤ203は、第1のACDCカテゴリの値の代わりに(代用の(substitute))の特定のACDCカテゴリの値を使用してもよい。
いくつかの実装において、RRCレイヤ203によって選択される特定のACDCカテゴリ(代用のACDCカテゴリ)は、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリのうち最低ACDCカテゴリであってもよい。このようなACDCカテゴリの置き換えは、非特許文献1に記載されたアンマッチドACDCカテゴリの取り扱いに従っているために好ましいかもしれない。
しかしながら、他の実装において、RRCレイヤ203によって選択される特定のACDCカテゴリ(代用のACDCカテゴリ)は、サービングネットワーク(eNB2)における最低のACDCカテゴリでなくてもよい。例えば、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされるACDCカテゴリの数がUE1にプロビジョンされているACDC設定610内のACDCカテゴリの数よりも少ない場合に、RRCレイヤ203は、予め定められたマッピングルールに従って、第1のACDCカテゴリが置き換えられるべき特定のACDCカテゴリ(代用のACDCカテゴリ)を決定してもよい。当該マッピングルールは、サービングネットワークによってブロードキャストされる(可能性のある)複数のACDCカテゴリとUE1にプロビジョンされている1つ以上のACDCカテゴリとの間のマッピングを定める。当該マッピングルールは、UE1にプロビジョンされてもよいし、サービングネットワーク(eNB2)からUE1に送られてもよい。
RRCレイヤ203は、サービングネットワーク(eNB2)からブロードキャストされ且つ代用のACDCカテゴリに対応するバーリング情報に基づいてACDCチェックを行う(606)。すなわち、RRCレイヤ203は、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる特定のACDCカテゴリ(代用のACDCカテゴリ)に対応するバーリング情報に基づいて、NASレイヤ202からのService Requestによってトリガーされるアクセス試行を許可するか否かを制御する。
図7は、UE1のRRCレイヤ203のACDCに関する動作の一例(処理700)を示すフローチャートである。ブロック701では、RRCレイヤ203は、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリ及びバーリング情報を受信する。
ブロック702では、RRCレイヤ203は、セッション確立要求をトリガーするアプリケーションが属する第1のACDCカテゴリをサービス要求と共にNASレイヤ202から受信する。上述したように、第1のACDCカテゴリは、UE1にプロビジョンされたACDC設定610からNASレイヤ202によって導かれる。
ブロック703では、第1のACDCカテゴリに対応するバーリング情報がサービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされていない場合に、RRCレイヤ203は、サービングネットワークによってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリのうちの特定のACDCカテゴリを第1のACDCカテゴリの代わりとして選択する。
ブロック704では、RRCレイヤ203は、サービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされ且つ特定のACDCカテゴリに対応するバーリング情報に基づいて、アクセス試行を許可するか否かを制御する。
なお、第1の実施形態で説明したように、NASレイヤ202がRRCレイヤ203にサービス要求と共にACDCカテゴリを渡すために、新たなコールタイプが定義されてもよい。NASレイヤ202は、initial NASメッセージ(e.g., Service Request)を送信するためのNASシグナリング・コネクションの確立をRRCレイヤ203に要求する際に、コールタイプ(call type)をRRCレイヤ203に知らせる。既存のコールタイプは、 “originating calls”、“"terminating calls”、“emergency calls”、又は“originating signalling”を示す。これらに加えて、セッション確立をトリガーするアプリケーションがACDCカテゴリXに属する場合、新たなコールタイプは、例えば、“ACDC Cat-X originating calls”であってもよい。
当該新たなコールタイプを受信することで、RRCレイヤ203は、アクセス試行(RRCコネクション確立の試行)をトリガーするアプリケーションが属する第1のACDCカテゴリを知ることができる。RRCレイヤ203は、当該新たなコールタイプで指定される第1のACDCカテゴリに対応するバーリング情報がサービングネットワークによって報知されていない場合に、又はRRCレイヤ203が当該新たなコールタイプを認識できない(又は知らないコールタイプ ”unknown call type”である)場合に、RRCレイヤ203は代用のACDCカテゴリを選択してもよい。
これに代えて、コールタイプとは別の新たな情報要素がACDCカテゴリを表すために定義されてもよい。新たな情報要素は、例えば、”ACDC Category Indication”、”Established ACDC Category”、”Triggered ACDC category”、”Selected ACDC Category”、または、”Assigned ACDC Category”、などでもよい。この場合、NASレイヤ202は、initial NASメッセージ(e.g., Service Request)及びコールタイプ(e.g., originating calls)と共に当該新たな情報要素をRRCレイヤ203に渡してもよい。当該新たな情報要素を受信することで、RRCレイヤ203は、アクセス試行(RRCコネクション確立の試行)をトリガーするアプリケーションが属する第1のACDCカテゴリを知ることができる。当該新たな情報要素で指定される第1のACDCカテゴリに対応するバーリング情報がサービングネットワークによって報知されていない場合に、又はRRCレイヤ203が当該新たな情報要素で指定される第1のACDCカテゴリを認識できない(又は第1のACDCカテゴリが知らないカテゴリ ”unknown ACDC category”である)場合に、RRCレイヤ203は代用のACDCカテゴリを選択してもよい。
以上の説明から理解されるように、図6及び図7を用いて説明された例では、セッション確立要求をトリガーするアプリケーションが属する第1のACDCカテゴリに対応するバーリング情報がサービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされていない場合に、RRCレイヤ203が、当該第1のACDCカテゴリの代わりに代用のACDCカテゴリを選択し、サービングネットワーク(eNB2)からブロードキャストされ且つ代用のACDCカテゴリに対応するバーリング情報に基づいてACDCチェックを行う。言い換えると、UE1にプロビジョンされているACDC設定610よりも少ない(fewer)ACDCカテゴリ(categories)をサービングネットワーク(eNB2)がブロードキャストする場合、RRCレイヤ203は、UE1のACDC設定610に含まれる1つ以上のACDCカテゴリの各々をサービングネットワーク(eNB2)によってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリのいずれかに対応付けるために、ACDCカテゴリの置き換えを行う。
すなわち、図6及び図7を用いて説明された例によれば、UE1のRRCレイヤ203がACDCカテゴリの置き換え及びACDCチェックを行うことができる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、第1及び第2の実施形態で説明されたUE1におけるACDC動作の変形例が説明される。本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は図1と同様であり、UE1のコントロールプレーン・プロトコルスタックは図2と同様である。
第1及び第2の実施形態で説明されたように、UE1にプロビジョンされているACDC設定410又は610よりも少ない(fewer)ACDCカテゴリ(categories)をサービングネットワーク(eNB2)がブロードキャストする場合に、NASレイヤ202又はRRCレイヤ203は代用のACDCカテゴリを選択する。このとき、NASレイヤ202又はRRCレイヤ203は、サービングネットワーク(eNB2)から送られるマッピングルールに従って、代用のACDCカテゴリを選択してもよい。当該マッピングルールは、サービングネットワークによってブロードキャストされる(可能性のある)複数のACDCカテゴリとUE1にプロビジョンされている1つ以上のACDCカテゴリとの間のマッピングを定める。
図8は、当該マッピングルールをeNB2からUE1に送る手順の一例(処理800)を示すシーケンス図である。ステップ801では、eNB2は、セル21で利用される複数のACDCカテゴリ、各ACDCカテゴリ用のバーリング情報、及びeNB2によってブロードキャストされる複数のACDCカテゴリとUE1にプロビジョンされている複数のACDCカテゴリとの間のマッピングルールをUE1に送信する。eNB2は、これらを包含する報知情報(SIB情報)をセル21においてブロードキャストしてもよい。
例えば、UE1内のACDC設定(410又は610)が5個のACDCカテゴリを定め、サービングネットワーク(eNB2)が3個のACDCカテゴリを定める場合を考える。この場合、マッピングルールは、UE1のACDC設定内の最高のACDCカテゴリをサービングネットワークの最高のACDCカテゴリに関連付け、UE1のACDC設定内の第2位及び第3位のACDCカテゴリをサービングネットワークの第2位のACDCカテゴリに関連付け、UE1のACDC設定内の第4位及び第5位のACDCカテゴリをサービングネットワークの第3位(最低)のACDCカテゴリに関連付けてもよい。
なお、eNB2は、サービングネットワーク(eNB2)で使用されるACDCカテゴリの数(e.g., 3)をUE1にプロビジョンされるACDCカテゴリの数の複数の候補値(e.g., 4、5、6・・)と関連付けるために、複数のマッピングルールをUE1に提供してもよい。
本実施形態によれば、サービングネットワーク(eNB2)で使用されるACDCカテゴリの数とUE1にプロビジョンされるACDCカテゴリの数との間のマッピングをサービングネットワーク(eNB2)がUE1に明示的に指定できる。
なお、一例において、ASレイヤ208(RRCレイヤ203)は、UE1がサービングセルを変更する度に、(代用の)特定のACDCカテゴリの情報を解放してもよい。これに代えて、ASレイヤ208(RRCレイヤ203)は、サービングセルを変更しても特定のACDCカテゴリの情報を保持してもよい。例えば、UE1が同じPLMN(又は同じサービングネットワーク)を選択している間、かつ、変更後のサービングセルでACDCの機能が有効になっている間、ASレイヤ208(RRCレイヤ203)は特定のACDCカテゴリの情報を保持してもよい。
<第4の実施形態>
上述の実施形態では、ACDCの対象がアイドルモード(e.g., RRC_IDLE)のUE1である場合を想定した。本実施形態では、ACDCがコネクテッドモード(e.g., RRC_CONNECTED)のUE1に適用される。つまり、既にコネクテッドモードのUE1が新たなアプリケーション(又はサービス)を開始しようとする場合に、当該UE1においてACDCを使用することを想定する。この場合、ACDCは、RRC_IDLE端末に対するアクセス制御(つまりアクセス制限)の代わりに、RRC_CONNECTED端末に対するサービス要求制御(つまりサービス要求制限)を実現すると考えられる。ここで、RRC_CONNECTEDであるUE1におけるサービス要求の制御(制限)は、UE1が当該アプリケーション(又はサービス)を開始するためのサービス要求を送信するためにeNB2にアップリンクリソースを割り当ててもらうためのScheduling Requestの送信の制限(抑止)であってもよい。あるいは、RRC_CONNECTEDであるUE1がScheduling Request(アップリンク・リソース要求)を送信するための制御リソース(Physical Uplink Control Chanel(PUCCH))を設定されていないか又はUE1のアップリンク同期状態が非同期("non-synchronised"又は”out-of-sync”)である場合、RRC_CONNECTEDであるUE1におけるサービス要求の制御(制限)は、ランダムアクセス手順の開始(i.e., ランダムアクセス・プリアンブルの送信)の制限(抑止)であってもよい。
UE1は、例えば以下のような手順を実行してもよい。UE1は、eNB2のセル21においてeNB2との無線接続(RRC Connection)を確立し、RRC_CONNECTED状態になる。あるケースでは、UE1はACDCを実行した後(つまり、ACDCによるアクセス制御を行った後)、RRC_CONNECTED状態になったかもしれない。または、他のケースでは、UE1がRRC_CONNECTED状態になる時点ではサービングセルで(UE1のNASレイヤが選択したPLMNのサービングネットワークに対して)ACDCが有効にされておらず(つまり、eNB2がACDC制御情報を報知していない)、したがってUE1はACDCを実行せずにRRC_CONNECTED状態になったかもしれない。
その後、RRC_CONNECTED状態のUE1において新たなアプリケーション(又はサービス)を開始するトリガーが発生した場合、UE1は、サービングセルにおいてACDCが有効にされているか否か(つまり、eNB2がACDC制御情報を報知しているか否か)を確認する。ACDCが有効にされている場合、UE1のNASレイヤまたはRRCレイヤは、UE1にプロビジョンされているACDC設定と、サービングセルでブロードキャストされているACDC制御情報とのマッチングを行う。具体的には、UE1のNASレイヤまたはRRCレイヤは、当該アプリケーション(又はサービス)に対応する第1のACDCカテゴリに対応するバーリング情報がブロードキャストされているかを確認する。第1のACDCカテゴリに対応するバーリング情報がブロードキャストされていない場合、UE1は特定のACDCカテゴリを代わりとして選択する。なお、ACDC設定とACDC制御情報とのマッチングは、第1の実施形態または第2の実施形態と同様の手順が適用でき、詳細説明を省略する。
そして、UE1のRRCレイヤは、第1のACDCカテゴリまたは置き換えた特定のACDCカテゴリに対応するバーリング情報を基に、サービス要求(e.g., MACレイヤへのScheduling Requestの送信の指示、又はランダムアクセス手順の開始の指示)を行う。例えば、バーリング情報により当該アプリケーション(又はサービス)に対してサービス要求が許可されていない場合、所定期間またはACDCが無効化されるまで、当該サービングセルにおけるサービス要求を行わない。或いは、サービス要求が所定の確率で許可されている場合、当該確率に基づきサービス要求を行ってもよい。
これにより、既にRRC_CONNECTED状態であるUE1に対してもアクセス制御(この場合、サービス要求の制限)が実行でき、ネットワークのオーバーロードを防止または軽減することができる。なお、RRC_CONNECTED端末に対するACDCは、端末個別または端末群毎に行われてもよい。また、eNB2は、ACDC制御情報の少なくとも一部を端末個別メッセージ(e.g., RRC Connection Reconfiguration message)でUE1に送信してもよい。この場合、UE1は、端末個別メッセージで指定された設定を、ブロードキャストされたACDC制御情報で指定される設定よりも優先して使用してもよい。
最後に、上述の複数の実施形態に係るUE1の構成例について説明する。図9は、UE1の構成例を示すブロック図である。Radio Frequency(RF)トランシーバ901は、eNB2と通信するためにアナログRF信号処理を行う。RFトランシーバ901により行われるアナログRF信号処理は、周波数アップコンバージョン、周波数ダウンコンバージョン、及び増幅を含む。RFトランシーバ901は、アンテナ902及びベースバンドプロセッサ903と結合される。すなわち、RFトランシーバ901は、変調シンボルデータ(又はOFDMシンボルデータ)をベースバンドプロセッサ903から受信し、送信RF信号を生成し、送信RF信号をアンテナ902に供給する。また、RFトランシーバ901は、アンテナ902によって受信された受信RF信号に基づいてベースバンド受信信号を生成し、これをベースバンドプロセッサ903に供給する。
ベースバンドプロセッサ903は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(データプレーン処理)とコントロールプレーン処理を行う。デジタルベースバンド信号処理は、(a) データ圧縮/復元、(b) データのセグメンテーション/コンカテネーション、(c) 伝送フォーマット(伝送フレーム)の生成/分解、(d) 伝送路符号化/復号化、(e) 変調(シンボルマッピング)/復調、及び(f) Inverse Fast Fourier Transform(IFFT)によるOFDMシンボルデータ(ベースバンドOFDM信号)の生成などを含む。一方、コントロールプレーン処理は、レイヤ1(e.g., 送信電力制御)、レイヤ2(e.g., 無線リソース管理、及びhybrid automatic repeat request(HARQ)処理)、及びレイヤ3(e.g., アタッチ、モビリティ、及び通話管理に関するシグナリング)の通信管理を含む。
例えば、LTEおよびLTE-Advancedの場合、ベースバンドプロセッサ903によるデジタルベースバンド信号処理は、Packet Data Convergence Protocol(PDCP)レイヤ、Radio Link Control(RLC)レイヤ、MACレイヤ、およびPHYレイヤの信号処理を含んでもよい。また、ベースバンドプロセッサ903によるコントロールプレーン処理は、Non-Access Stratum(NAS)プロトコル、RRCプロトコル、及びMAC CEの処理を含んでもよい。
ベースバンドプロセッサ903は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g., Digital Signal Processor(DSP))とコントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g., Central Processing Unit(CPU)、又はMicro Processing Unit(MPU))を含んでもよい。この場合、コントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサは、後述するアプリケーションプロセッサ904と共通化されてもよい。
アプリケーションプロセッサ904は、CPU、MPU、マイクロプロセッサ、又はプロセッサコアとも呼ばれる。アプリケーションプロセッサ904は、複数のプロセッサ(複数のプロセッサコア)を含んでもよい。アプリケーションプロセッサ904は、メモリ906又は図示されていないメモリから読み出されたシステムソフトウェアプログラム(Operating System(OS))及び様々なアプリケーションプログラム(例えば、通話アプリケーション、WEBブラウザ、メーラ、カメラ操作アプリケーション、音楽再生アプリケーション)を実行することによって、UE1の各種機能を実現する。
いくつかの実装において、図9に破線(905)で示されているように、ベースバンドプロセッサ903及びアプリケーションプロセッサ904は、1つのチップ上に集積されてもよい。言い換えると、ベースバンドプロセッサ903及びアプリケーションプロセッサ904は、1つのSystem on Chip(SoC)デバイス905として実装されてもよい。SoCデバイスは、システムLarge Scale Integration(LSI)またはチップセットと呼ばれることもある。
メモリ906は、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリ又はこれらの組合せである。メモリ906は、物理的に独立した複数のメモリデバイスを含んでもよい。揮発性メモリは、例えば、Static Random Access Memory(SRAM)若しくはDynamic RAM(DRAM)又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、マスクRead Only Memory(MROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの任意の組合せである。例えば、メモリ906は、ベースバンドプロセッサ903、アプリケーションプロセッサ904、及びSoC905からアクセス可能な外部メモリデバイスを含んでもよい。メモリ906は、ベースバンドプロセッサ903内、アプリケーションプロセッサ904内、又はSoC905内に集積された内蔵メモリデバイスを含んでもよい。さらに、メモリ906は、Universal Integrated Circuit Card(UICC)内のメモリを含んでもよい。
メモリ906は、上述の複数の実施形態で説明されたUE1による処理を行うための命令群およびデータを含むソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納してもよい。いくつかの実装において、ベースバンドプロセッサ903又はアプリケーションプロセッサ904は、当該ソフトウェアモジュールをメモリ906から読み出して実行することで、上述の実施形態で説明されたUE1の処理を行うよう構成されてもよい。
図10は、上述の実施形態に係る基地局(eNB)2の構成例を示すブロック図である。図10を参照すると、基地局2は、RFトランシーバ1001、ネットワークインターフェース1003、プロセッサ1004、及びメモリ1005を含む。RFトランシーバ1001は、無線端末1と通信するためにアナログRF信号処理を行う。RFトランシーバ1001は、複数のトランシーバを含んでもよい。RFトランシーバ1001は、アンテナ1002及びプロセッサ1004と結合される。RFトランシーバ1001は、変調シンボルデータ(又はOFDMシンボルデータ)をプロセッサ1004から受信し、送信RF信号を生成し、送信RF信号をアンテナ1002に供給する。また、RFトランシーバ1001は、アンテナ1002によって受信された受信RF信号に基づいてベースバンド受信信号を生成し、これをプロセッサ1004に供給する。
ネットワークインターフェース1003は、ネットワークノード(e.g., Mobility Management Entity (MME)およびServing Gateway (S-GW))と通信するために使用される。ネットワークインターフェース1003は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ1004は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(データプレーン処理)とコントロールプレーン処理を行う。例えば、LTEおよびLTE-Advancedの場合、プロセッサ1004によるデジタルベースバンド信号処理は、PDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、およびPHYレイヤの信号処理を含んでもよい。また、プロセッサ1004によるコントロールプレーン処理は、S1プロトコル、RRCプロトコル、及びMAC CEの処理を含んでもよい。
プロセッサ1004は、複数のプロセッサを含んでもよい。例えば、プロセッサ1004は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g., DSP)とコントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g., CPU又はMPU)を含んでもよい。
メモリ1005は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。揮発性メモリは、例えば、SRAM若しくはDRAM又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、例えば、MROM、PROM、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの組合せである。メモリ1005は、プロセッサ1004から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1004は、ネットワークインターフェース1003又は図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ1005にアクセスしてもよい。
メモリ1005は、上述の複数の実施形態で説明された基地局2による処理を行うための命令群およびデータを含むソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納してもよい。いくつかの実装において、プロセッサ1004は、当該ソフトウェアモジュールをメモリ1005から読み出して実行することで、上述の実施形態で説明された基地局2の処理を行うよう構成されてもよい。
図9及び図10を用いて説明したように、上述の実施形態に係るUE1及びeNB2が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<その他の実施形態>
上述の実施形態は、各々独立に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
上述の実施形態において一例として説明した、サービングセルを変更しても特定のACDCカテゴリの情報を保持可能なUE1(NASレイヤ202又はASレイヤ208)は、異なるPLMN Identityを持つ他のネットワーク(第2のネットワーク)にサービングネットワーク(eNB2)を変更した場合、変更前のサービングネットワーク(第1のネットワーク)のために第1のACDCカテゴリの代わりとして選択した、置き換えた、又は属するとみなした特定のACDCカテゴリを、廃棄(discard)、解放(release)又は修正(modify)してもよい。
ここで、UE1がサービングネットワークを第2のネットワークに変更した場合とは、第1のネットワークから該第2のネットワークへUE1がハンドオーバ(Inter-PLMN HO)した場合であってもよいし、UE1がアイドルモード(e.g., RRC_IDLE)でネットワーク選択(PLMN selection)を行うことにより第1のネットワークから該第2のネットワークへサービングネットワークを変更した場合であってもよい。
または、UE1は、第2のネットワークからブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリの情報を受信したことに応じて、第1のネットワークのために第1のACDCカテゴリの代わりとして選択した、置き換えた、又は属するとみなした特定のACDCカテゴリを、廃棄(discard)、解放(release)又は修正(modify)してもよい。
例えば第1の実施形態の場合、NASレイヤ202は、第2のネットワークによってブロードキャストされる1つ以上のACDCカテゴリの情報及びこれらブロードキャストされるACDCカテゴリの数(the number of broadcasted ACDC category(ies))のうちいずれか又は両方をRRCレイヤ203から取得(受信)したこと(203)に応じて、NASレイヤ202内の以前の設定(つまり、代用の特定のACDCカテゴリ)を廃棄(discard)若しくは解放(release)又は修正(modify)を行ってもよいが、これには限られない。
第2の実施形態の場合、RRCレイヤ203は、第2のネットワークによってブロードキャストされるACDC制御情報の受信(501)に応じて、RRCレイヤ203内の以前の設定(つまり、代用の特定のACDCカテゴリ)を廃棄(discard)若しくは解放(release)又は修正(modify)を行ってもよいが、これには限られない。
これらによれば、サービングセルを変更しても特定のACDCカテゴリの情報を保持可能なUE1があるPLMNの第1のネットワークから他のPLMNの第2のネットワークにサービングネットワークを変更したであっても適切にACDCを実行できる。例えば、UE1に予めプロビジョンされていたACDCカテゴリが4、第1のネットワークが提供するACDCカテゴリが1〜3、第2のネットワークが提供するACDCカテゴリが1〜4である場合を考える。UE1が第1のネットワークのために第1のACDCカテゴリ=4を特定のACDCカテゴリ=3によって置き換えた後にUE1が第2のネットワークに移動した場合、UE1は第1のネットワークのための代用の特定のACDCカテゴリの設定を破棄(解放)できるため、UE1は第2のネットワークでのACDCを適切に実行できる。
上述の実施形態において、eNB2は、周辺の他のeNBとの間で、自セルにおけるACDCに関する情報(e.g., ACDC制御情報、ACDCの実行の有無)を共有するようにしてもよい。また、eNB2は、自セルの隣接セル(例えば、当該eNB2自身の他のセル、他のeNBのセル)におけるACDCに関する情報を、自セルにおいて送信してもよい。UE1は、当該隣接セルにおけるACDCに関する情報を基に、セル再選択を行ってもよい。
上述の実施形態は、LTE、LTE-Advanced 及びこれらの改良に限定されるものではなく、他の無線通信ネットワーク又はシステムでのアプリケーションに特化した(application-specific)アクセス・バーリング(又は輻輳制御)に適用されてもよい。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
この出願は、2015年7月28日に出願された日本出願特願2015−148790を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 無線端末(UE)
2 基地局(eNB)
901 radio frequency(RF)トランシーバ
903 ベースバンドプロセッサ
904 アプリケーションプロセッサ
906 メモリ
1001 RFトランシーバ
1004 プロセッサ
1005 メモリ

Claims (2)

  1. 無線端末であって、
    無線トランシーバと、
    前記無線トランシーバに結合され、モビリティ管理及びセッション管理を提供するnon-access stratum(NAS)レイヤ及び無線リソース制御を提供するaccess stratum(AS)レイヤとして動作するよう構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記無線トランシーバは、eNBから、少なくとも1つのPublic Land Mobile Network(PLMN)毎のApplication specific Congestion control for Data Communication(ACDC)制御情報要素を含むSystem Information Block(SIB)を受信するよう構成され、各PLMN毎のACDC制御情報要素は、少なくとも1つのACDCカテゴリ及びACDCカテゴリ毎のバーリング情報を含み、
    前記NASレイヤは、ACDC設定情報に基づいて、セッション確立を要求するアプリケーションが属するACDCカテゴリを判定するよう適合され、
    前記NASレイヤは、前記判定されたACDCカテゴリを前記ASレイヤに渡すよう適合され、
    前記ASレイヤは、前記少なくとも1つのACDC制御情報要素から、前記NASレイヤによって選択されたPLMNに対応するACDC制御情報要素を選択するよう適合され、
    前記ASレイヤは、前記eNBによって報知されるマッピングルールに従って、前記判定されたACDCカテゴリの代わりに選択される代用のACDCカテゴリを前記選択されたACDC制御情報要素の中から決定するよう適合され、
    前記ASレイヤは、前記代用のACDCカテゴリに対応するバーリング情報に基づいて、アクセス試行を許可するか否かを制御するよう適合され、
    前記マッピングルールは、前記eNBによって報知される前記少なくとも1つのACDCカテゴリと前記無線端末にプロビジョンされている1つ以上のACDCカテゴリとの間のマッピングを定める
    線端末。
  2. 無線端末における方法であって、
    トランシーバを介して、eNBから、少なくとも1つのPublic Land Mobile Network(PLMN)毎のApplication specific Congestion control for Data Communication(ACDC)制御情報要素を含むSystem Information Block(SIB)を受信すること、ここで、各PLMN毎のACDC制御情報要素は、少なくとも1つのACDCカテゴリ及びACDCカテゴリ毎のバーリング情報を含む、
    non-access stratum(NAS)レイヤによって、ACDC設定情報に基づいて、セッション確立を要求するアプリケーションが属するACDCカテゴリを判定すること、
    前記判定されたACDCカテゴリを前記NASレイヤからaccess stratum(AS)レイヤに渡すこと、
    前記ASレイヤによって、前記少なくとも1つのACDC制御情報要素から、前記NASレイヤによって選択されたPLMNに対応するACDC制御情報要素を選択すること、
    前記eNBによって報知されるマッピングルールに従って、前記判定されたACDCカテゴリの代わりに選択される代用のACDCカテゴリを前記選択されたACDC制御情報要素の中から前記ASレイヤによって決定すること、及び
    前記代用のACDCカテゴリに対応するバーリング情報に基づいて、アクセス試行を許可するか否かを前記ASレイヤによって制御すること、
    を備え、
    前記マッピングルールは、前記eNBによって報知される前記少なくとも1つのACDCカテゴリと前記無線端末にプロビジョンされている1つ以上のACDCカテゴリとの間のマッピングを定める
    法。
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