JP6821634B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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本開示は、画像データを送信する技術に関する。
従来から、スキャナ等の種々の画像処理装置が用いられている。また、スキャナによって生成された画像データを、LDAPサーバから取得したディレクトリ情報に基づいて、ユーザに設定されたホームフォルダに送信する技術が、提案されている。
特開2011−232884号公報
ところが、適切な通信プロトコルを画像データの送信に用いることについては、十分な工夫がなされていないのが実情であった。このような問題は、スキャナに限らず、画像データを送信する画像処理装置に共通する問題であった。
本開示は、適切な通信プロトコルで画像データを送信できる技術を開示する。
本開示は、例えば、以下の適用例を開示する。
[適用例1]画像処理装置であって、ディレクトリサーバによる認証のためにアカウント情報をディレクトリサーバに送信するアカウント情報送信部と、前記アカウント情報が前記ディレクトリサーバによって認証された場合に、前記ディレクトリサーバから、前記アカウント情報に対応付けられた属性情報であって、ネットワーク上の位置を示す前記属性情報を受信する受信部と、前記属性情報が第1種の情報を含む場合に、前記属性情報によって示される第1の送信先に、前記第1種の情報によって示される第1通信プロトコルに従って画像データを送信先に送信する第1送信部と、前記属性情報が第2種の情報を含む場合に、前記属性情報によって示される第2の送信先であって、前記第1の送信先とは異なる前記第2の送信先に、前記第2種の情報によって示される第2通信プロトコルであって、前記第1のプロトコルとは異なる前記第2のプロトコルに従って画像データを送信先に送信する第2送信部と、を備える、画像処理装置。
この構成によれば、認証されたアカウント情報に対応付けられた属性情報を用いて画像データを送信する場合に、第1通信プロトコルと第2通信プロトコルとが利用可能であるので、属性情報によって示される送信先に、適切な通信プロトコルで画像データを送信できる。
[適用例2]
適用例1に記載の画像処理装置であって、
前記属性情報は、ホームフォルダとウェブページとの少なくとも一方を含む、
画像処理装置。
[適用例3]
適用例2に記載の画像処理装置であって、さらに、
前記アカウント情報が前記ディレクトリサーバによって認証された場合に、homeDirectory要求とwWWHomePage要求との少なくとも一方を、前記ディレクトリサーバに送信する、要求送信部を、備え、
前記受信部は、前記homeDirectory要求と前記wWWHomePage要求との少なくとも一方の送信後に、前記homeDirectory要求に対する応答に含まれるホームフォルダと、前記wWWHomePage要求に対する応答に含まれるウェブページと、の少なくとも一方を表す文字列を含む前記属性情報を受信する、
画像処理装置。
[適用例]画像処理装置であって、ディレクトリサーバによる認証のためにアカウント情報をディレクトリサーバに送信するアカウント情報送信部と、前記アカウント情報が前記ディレクトリサーバによって認証された場合に、homeDirectory要求とwWWHomePage要求との少なくとも一方を、前記ディレクトリサーバに送信する要求送信部と、前記homeDirectory要求と前記wWWHomePage要求との少なくとも一方の送信後に、前記ディレクトリサーバから、前記アカウント情報に対応付けられた1以上の属性情報であって、前記homeDirectory要求に対する応答に含まれるホームフォルダであって、ネットワーク上の位置を示す前記ホームフォルダと、前記wWWHomePage要求に対する応答に含まれるウェブページであって、前記ネットワーク上の位置を示す前記ウェブページと、の少なくとも一方を表す文字列を含む、前記属性情報を受信する受信部と、前記属性情報が第1種の情報を含む場合に、前記属性情報に含まれる前記ホームフォルダと前記ウェブページとの少なくとも一方に含まれる文字列によって示される第1の送信先に、前記第1種の情報によって示される第1通信プロトコルに従って画像データを送信先に送信する第1送信部と、前記属性情報が第2種の情報を含む場合に、前記属性情報に含まれる前記ホームフォルダと前記ウェブページとの少なくとも一方に含まれる文字列によって示される第2の送信先であって、前記第1の送信先とは異なる前記第2の送信先に、前記第2種の情報によって示される第2通信プロトコルであって、前記第1のプロトコルとは異なる前記第2のプロトコルに従って画像データを送信先に送信する第2送信部と、を備える、画像処理装置。
この構成によれば、認証されたアカウント情報に対応付けられた属性情報を用いて画像データを送信する場合に、第1通信プロトコルと第2通信プロトコルとが利用可能であるので、ホームフォルダとウェブページとの少なくとも一方に含まれる文字列によって示される送信先に、適切な通信プロトコルで画像データを送信できる。
[適用例5]
適用例2から適用例4のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
前記受信部は、前記ホームフォルダを表す文字列を含む第1の属性情報と、前記ウェブページを表す文字列を含む第2の属性情報と、を受信し、
前記第1の属性情報と前記第2の属性情報とが、前記第1種の情報と前記第2種の情報とのうちの同じ種類の情報を含む場合に、前記第1送信部と前記第2送信部とは、前記ウェブページではなく前記ホームフォルダに含まれる文字列によって示される送信先に、画像データを送信する、
画像処理装置。
[適用例6]
適用例1から適用例5のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
前記第1種の情報は、ファイル転送サービスを示す情報であり、
前記第2種の情報は、ファイル共有サービスを示す情報である、
画像処理装置。
[適用例7]
適用例1から適用例6のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
前記第1種の情報は、「/(スラッシュ)」と、「ftp://」と、「ftps://」と、「sftp://」と、「http://」と、「https://」と、のうちの少なくとも1つの文字列を含み、
前記第2種の情報は、「\(円記号)」と、「\(バックスラッシュ)」と、「file://」と、のうちの少なくとも1つの文字列を含む、
画像処理装置。
[適用例8]
適用例1から適用例7のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、さらに、
表示部と、
ユーザに属性情報を選択させるために、前記属性情報のうち、ユーザによって選択された通信プロトコルに対応する属性情報を表す情報を、前記表示部に表示させる表示制御部と、
を備え、
前記第1送信部と前記第2送信部とのいずれかは、ユーザによって選択された属性情報を用いて、前記画像データを前記送信先に送信する、
画像処理装置。
[適用例9]
適用例8に記載の画像処理装置であって、さらに、
記憶部と、
ユーザによって入力されたユーザ属性情報を前記記憶部に格納する登録部と、
を備え、
前記表示制御部は、ユーザに属性情報を選択させるために、前記記憶部に格納されたユーザ属性情報のうち、前記ユーザによって選択された前記通信プロトコルに対応するユーザ属性情報を表す情報を、前記表示部に表示させる、
画像処理装置。
[適用例10]
適用例1から適用例9のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
前記第1通信プロトコルは、「FTP」と、「FTPS」と、「SFTP」と、「HTTP」と、「HTTPS」と、「CIFS」と、「SMB」と、の通信プロトコルうちの少なくとも1つを含み、
前記第2通信プロトコルは、前記7つの通信プロトコルのうちの前記第1通信プロトコルを除いた残りの通信プロトコルのうちの少なくとも1つを含む、
画像処理装置。
[適用例11]
適用例1から適用例10のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、さらに、
原稿を光学的に読み取ることによって前記原稿を表す画像データを生成するスキャナ部を備え、
前記第1送信部と前記第2送信部とは、前記スキャナ部によって生成された前記画像データを、前記送信先に送信する、
画像処理装置。
なお、本明細書に開示の技術は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および画像処理装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)、等の形態で実現することができる。
実施例の画像処理システム1000を示す説明図である。 画像処理システム1000の処理の例を示すシーケンス図である。 画像処理システム1000の処理の例を示すシーケンス図である。 画像処理システム1000の処理の例を示すシーケンス図である。 認証設定情報134の設定画面の例を示す概略図である。 認証情報510eによって表される情報の例を示す概略図である。 表示部140に表示される画面の例を示す概略図である。 プロファイルの概略図である。 プロファイル作成方法のアルゴリズムを示す表である。 プロファイルのリストを表す画面の例を示す概略図である。
A.第1実施例:
A1.システムについて:
図1は、実施例の画像処理システム1000を示す説明図である。画像処理システム1000は、内部ネットワークLNTに接続された複合機100とディレクトリサーバ510とパーソナルコンピュータ520と、外部ネットワークGNTに接続されたサーバ600と、内部ネットワークLNTと外部ネットワークGNTとを接続する中継装置530(本実施例では、ルータ)と、を含んでいる。
外部ネットワークGNTは、公開されたネットワークである。外部ネットワークGNTには、不特定多数の装置が接続され得る。本実施例では、外部ネットワークGNTは、いわゆるインターネットである。
内部ネットワークLNTは、未公開のネットワークである。内部ネットワークLNTに接続可能な装置は、内部ネットワークLNTの管理者によって制限されている。内部ネットワークLNTは、例えば、特定の家庭内、特定の会社内、などのローカルエリア内で閉じたネットワークである。複合機100は、内部ネットワークLNTに所属し、外部ネットワークGNTには所属していない。
内部ネットワークLNTと外部ネットワークGNTとの間は、中継装置530によって分離されている。複合機100は、内部ネットワークLNTを介して、ディレクトリサーバ510とパーソナルコンピュータ520と通信可能である。また、複合機100は、内部ネットワークLNTと中継装置530とを通じて、外部ネットワークGNTに接続されたサーバ600と通信可能である。
ディレクトリサーバ510は、プロセッサ510aと、揮発性記憶装置510bと、不揮発性記憶装置510cと、を有するコンピュータである。プロセッサ510aは、データ処理を行う装置であり、例えば、CPUである。揮発性記憶装置510bは、例えば、DRAMであり、不揮発性記憶装置510cは、例えば、ハードディスクドライブである。不揮発性記憶装置510cには、プログラム510dと、認証情報510eとが、格納されている。
ディレクトリサーバ510のプロセッサ510aは、プログラム510dを実行することによって、ディレクトリサービスのための種々の機能を実現する。ディレクトリサービスは、ネットワーク上の資源に関する情報を提供するサービスである。本実施例では、プログラム510dは、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)に従って情報を提供するLDAPサーバとしての機能を、プロセッサ510aに実現させる。認証情報510eは、ディレクトリサーバ510によるユーザ認証に利用される情報である。本実施例では、認証情報510eは、ユーザ名とパスワードとユーザ名に対応付けられた種々の属性情報とを含む種々の情報を、含んでいる。
複合機100は、プロセッサ110と、揮発性記憶装置120と、不揮発性記憶装置130と、画像を表示する表示部140と、ユーザによる操作を受け入れる操作部150と、通信インタフェース170と、スキャナ部180と、プリンタ部185と、を有している。これらの要素は、バスを介して互いに接続されている。
プロセッサ110は、データ処理を行う装置であり、例えば、CPUである。揮発性記憶装置120は、例えば、DRAMであり、不揮発性記憶装置130は、例えば、フラッシュメモリである。
不揮発性記憶装置130は、プログラム132と、認証設定情報134と、複数の第1種プロファイル136a、136b、136c、136dを表す情報と、を格納している。プロセッサ110は、プログラム132を実行することによって、種々の機能を実現する(詳細は、後述)。プロセッサ110は、プログラム132の実行に利用される種々の中間データを、記憶装置(例えば、揮発性記憶装置120、不揮発性記憶装置130のいずれか)に、一時的に格納する。本実施例では、プログラム132は、複合機100の製造者によって、ファームウェアとして、不揮発性記憶装置130に予め格納されている。
認証設定情報134は、ディレクトリサーバ510によるユーザ認証に用いられる情報である。第1種プロファイル136a〜136dは、画像データを送信する処理に用いられる情報である。認証設定情報134と第1種プロファイル136a〜136dとの詳細については、後述する。
表示部140は、画像を表示する装置であり、例えば、液晶ディスプレイである。操作部150は、ユーザによる操作を受け取る装置であり、例えば、表示部140上に重ねて配置されたタッチパネルである。ユーザは、操作部150を操作することによって、種々の指示を複合機100に入力可能である。
通信インタフェース170は、他の装置と通信するためのインタフェースである(例えば、有線LANインタフェース、IEEE802.11の無線インタフェース)。通信インタフェース170には、内部ネットワークLNTが接続されている。
スキャナ部180は、CCDやCMOSなどの光電変換素子を用いて光学的に原稿等の対象物を読み取ることによって、読み取った画像(「スキャン画像」と呼ぶ)を表すスキャンデータを生成する。スキャンデータは、例えば、カラーのスキャン画像を表すRGBのビットマップデータである。
プリンタ部185は、用紙(印刷媒体の一例)上に画像を印刷する装置である。本実施例では、プリンタ部185は、シアンCとマゼンタMとイエロYとブラックKのそれぞれのインクを用いるインクジェット式の印刷装置である。なお、プリンタ部185としては、他の方式(例えば、レーザ方式)の印刷装置を採用してもよい。
複合機100は、ユーザの指示に従ってスキャナ部180を駆動し、対象物を光学的に読み取ることによって、対象物を表すスキャンデータを生成する。そして、複合機100は、他の装置(例えば、サーバ600)に、スキャンデータを送信することができる。また、複合機100は、スキャンデータによって表される画像をプリンタ部185に印刷させることができる。
サーバ600は、プロセッサ600aと、揮発性記憶装置600bと、不揮発性記憶装置600cと、を有するコンピュータである。プロセッサ600aは、データ処理を行う装置であり、例えば、CPUである。揮発性記憶装置600bは、例えば、DRAMであり、不揮発性記憶装置600cは、例えば、ハードディスクドライブである。不揮発性記憶装置600cには、プログラム600dが、格納されている。
サーバ600のプロセッサ600aは、プログラム600dを実行することによって、データの保存と、保存されたデータの読み出しと、を行うサービスのための種々の機能を実現する。本実施例では、プログラム600dは、FTP(File Transfer Protocol)に従ってデータを転送するFTPサーバとしての機能を、プロセッサ600aに実現させる。
図示を省略するが、パーソナルコンピュータ520も、プロセッサ(例えば、CPU)と記憶装置とを有するコンピュータである。
A2.送信処理:
図2、図3、図4は、画像処理システム1000の処理の例を示すシーケンス図である。図3は、図2の続きを示し、図4は、図3の続きを示している。この処理例は、複合機100が、スキャナ部180によって生成されたスキャンデータを、サーバ600に送信する処理の例を示している。図中では、処理を示す符号として、文字「S」と、文字「S」に続く数字と、を組み合わせた符号を用いている。図中には、複合機100の処理と、ディレクトリサーバ510の処理と、外部装置(ここでは、FTPサーバ600)の処理と、が示されている。
S100では、ユーザが、複合機100(図1)に、ログインする。本実施例では、ユーザは、複合機100の操作部150を操作することによって、ユーザ名とパスワードとを、入力する。複合機100のプロセッサ110は、認証設定情報134に従って、ユーザ認証のための処理を実行する。
図5は、認証設定情報134の設定画面の例を示す概略図である。この設定画面DAは、ユーザが複合機100(図1)の操作部150を操作することによって、表示部140に表示される。図5の例では、設定画面DAは、ディレクトリサーバのネットワークアドレスの入力欄40と、ユーザのホームディレクトリの情報を自動的に取得する第1機能を「オン」または「オフ」に設定するボタン41と、ユーザのWebページの情報を自動的に取得する第2機能を「オン」または「オフ」に設定するボタン42と、を含んでいる。入力欄40には、ユーザ認証に用いられるディレクトリサーバ(ここでは、ディレクトリサーバ510)のアドレスが、入力されている。また、第1機能と第2機能とは、いずれも、「オン」に設定されている。認証設定情報134は、設定画面DAを通じて入力された情報を、含んでいる。第1機能と第2機能とについては、後述する。
図2のS200では、複合機100のプロセッサ110は、入力されたユーザ名とパスワードとを含むアカウント情報を、認証設定情報134で指定されたディレクトリサーバ510に送信する。例えば、プロセッサ110は、アカウント情報を含むLDAPのバインド要求を、ディレクトリサーバ510に送信する。
S105では、ディレクトリサーバ510のプロセッサ510aは、受信したユーザ名とパスワードと、認証情報510e(図1)と、を用いて、ユーザ認証を行う。認証情報510eは、正当なユーザ名とパスワードとの対応関係を表している。プロセッサ510aは、受信したユーザ名とパスワードとの対応関係が正当であるか否かを、認証情報510eを参照して判断し、判断結果(すなわち、認証結果)を、複合機100に通知する。
図6は、認証情報510eによって表される情報の例を示す概略図である。図中には、1つのユーザ名に対応付けられた情報の一部の例が示されている。図6の例では、認証情報510eは、「ユーザ名」と、「パスワード」と、「接続ドライブ」と、「Webページ」と、の対応関係を表している。「ユーザ名」と「パスワード」とは、上記のユーザ認証で参照される。
「接続ドライブ」は、ホームフォルダ(ホームディレクトリとも呼ばれる)のネットワーク上の位置51と、ドライブレター50と、を示している。図6の例では、ネットワーク上の位置51(以下、「第1位置51」とも呼ぶ)が、UNC(Uniform Naming Convention)形式で表現されたパスを表す文字列によって、特定されている。このようなパスは、「\(円記号)」または「\(バックスラッシュ)」を用いて、表現される。例えば、日本語環境のシステムでは、パスは「\(円記号)」を用いて表現される。また、非日本語環境のシステムでは、パスは「\(バックスラッシュ)」を用いて表現され得る。ドライブレター50は、ホームフォルダをネットワークドライブとして利用する場合に、利用される。本実施例では、ディレクトリサーバ510は、ユーザ認証に成功した装置からの要求(例えば、「homeDirectory」の属性を指定したLDAPのサーチ要求)に応じて、第1位置51の文字列を表すデータを含む応答を、返す。また、ドライブレター50は、利用されない。
「Webページ」は、Webページのネットワーク上の位置52を、示している。図6の例では、ネットワーク上の位置52(以下、「第2位置52」とも呼ぶ)が、URL(Uniform Resource Locator)を表す文字列によって、特定されている。URLは、通信のスキームを表す文字列(例えば、「ftp」など)と、「/(スラッシュ)」を用いて、表現される。第2位置52としては、閲覧のみを目的とするWebページのURLに限らず、FTP(File Transfer Protocol)などのデータ送信に利用可能なURLを、指定可能である。本実施例では、ディレクトリサーバ510は、ユーザ認証に成功した装置からの要求(例えば、「wWWHomePage」の属性を指定したLDAPのサーチ要求)に応じて、第2位置52の文字列を表すデータを含む応答を、返す。
なお、本実施例では、「接続ドライブ」の第1位置51として、UNC形式のパスに加えて、FTPのスキームを含むURLも設定可能であることとする。また、「接続ドライブ」の第1位置51と、「Webページ」の第2位置52とは、ユーザ名に対応付けられた属性情報の例である。
また、認証情報510eは、ディレクトリサーバ510の管理者によって、予め、決定されている。また、ディレクトリサーバ510のプログラム510dは、プロセッサ510aが、ユーザ認証に成功した装置(例えば、パーソナルコンピュータ520)からの要求に応じて、認証済のユーザに対応付けられた情報を変更できるように、構成されていてもよい。
図2のS110では、複合機100のプロセッサ110は、受信した通知(すなわち、認証結果)を参照して、認証に成功したか否かを判断する。認証に失敗した場合(S110:No)、プロセッサ110は、複合機100へのログインを許可せずに、処理を終了する。認証に成功した場合(S110:Yes)、プロセッサ110は、複合機100へのログインを許可し、S115に移行する。
S115では、プロセッサ110は、表示部140(図1)に、ホーム画面を表示する。図7は、表示部140に表示される画面の例を示す概略図である。図7(A)は、ホーム画面の例を示している。本実施例では、ホーム画面D1は、3つのボタンB01、B02、B03を表している。第1ボタンB01は、「スキャン」の処理を開始するためのボタンであり、第2ボタンB02は、「コピー」の処理を開始するためのボタンであり、第3ボタンB03は、「ファクシミリ送信」の処理を開始するためのボタンである。ユーザは、操作部150上の所望のボタンと重なる位置をタッチすることによって、所望のボタンを操作できる。
図2のS120では、プロセッサ110は、複合機100の認証設定情報134(図1)を参照し、第1位置51を取得するための設定がオンであるか否かを判断する。この設定は、図5のボタン41による設定に、対応している。設定が「オン」である場合(S120:Yes)、S125で、プロセッサ110は、「homeDirectory」の要求を、ディレクトリサーバ510に送信する(例えば、「homeDirectory」の属性を指定したLDAPのサーチ要求が、ディレクトリサーバ510に送信される)。S130では、ディレクトリサーバ510のプロセッサ510aは、要求に応じて、ホームフォルダのネットワーク上の第1位置51(図6)の文字列を表すデータを含む応答を、複合機100に送信する。S132では、複合機100のプロセッサ110は、ディレクトリサーバ510からの応答を受信し、受信した応答に含まれるホームフォルダの第1位置51の文字列を表すデータを、取得する。なお、ホームフォルダの第1位置51の文字列を表すデータが、ホームフォルダを表す文字列を含む第1の属性情報の一例である。第1位置51を取得するための設定が「オフ」である場合(S120:No)、S125、S130、S132がスキップされる。
S135では、プロセッサ110は、複合機100の認証設定情報134(図1)を参照し、第2位置52を取得するための設定がオンであるか否かを判断する。この設定は、図5のボタン42による設定に、対応している。設定が「オン」である場合(S135:Yes)、S140で、プロセッサ110は、「wWWHomePage」の要求を、ディレクトリサーバ510に送信する(例えば、「wWWHomePage」の属性を指定したLDAPのサーチ要求が、ディレクトリサーバ510に送信される)。S145では、ディレクトリサーバ510のプロセッサ510aは、要求に応じて、Webページのネットワーク上の第2位置52(図6)の文字列を表すデータを含む応答を、複合機100に送信する。S147では、複合機100のプロセッサ110は、ディレクトリサーバ510からの応答を受信し、受信した応答に含まれるWebページの第2位置52の文字列を表すデータを、取得する。なお、Webページの第2位置52の文字列を表すデータが、Webページを表す文字列を含む第2の属性情報の一例である。第2位置52を取得するための設定が「オフ」である場合(S135:No)、S140、S145、S147がスキップされる。
図3のS200では、ユーザが、表示部140(図1)に表示された画面を操作する。ここでは、ユーザが、ホーム画面D1(図7(A))の第1ボタンB01を操作することとする。本実施例では、第1ボタンB01には、スキャンデータを複合機100とは異なる他の装置に送信する処理が、対応付けられている。プロセッサ110は、第1ボタンB01が操作された場合には、図7(B)に示す選択画面D2を、表示部140に表示する。選択画面D2は、スキャンデータの送信に用いる通信プロトコルを選択するための画面である。選択画面D2は、3つのボタンB11、B12、B13を表している。第1ボタンB01は、「FTP」を選択するためのボタンであり、第2ボタンB02は、「CIFS(Common Internet File System)」を選択するためのボタンであり、第3ボタンB03は、「HTTP(Hypertext Transfer Protocol)」を選択するためのボタンである。S200では、ユーザは、これらの通信プロトコルから、1つの通信プロトコルを選択する。以下、「FTP」が選択されたこととして、説明を続ける。
S205では、プロセッサ110は、選択された通信プロトコルに応じて、プロファイルを作成する。図8は、プロファイルの概略図である。図8(A)は、S205で作成されるプロファイルの例を示している。プロファイルは、スキャンデータを送信する1回の処理に利用される複数種類の設定(例えば、送信先、通信プロトコル、などを含む)をまとめたものである。複数のプロファイルの間では、送信先のサーバと、送信先のフォルダと、通信プロトコルと、などの種々の設定の少なくとも一部が、互いに異なり得る。図8(A)のプロファイル200は、スキャンデータの格納位置(すなわち、送信先)が「ftp://test.jp/share」であることを、示している。この格納位置は、図6のWebページの第2位置52に対応している。
図9は、図3のS205のプロファイル作成方法のアルゴリズムを示す表である。本実施例では、プロセッサ110は、「ホームフォルダ」の文字列(すなわち、図6の第1位置51の文字列)と、「Webページ」の文字列(すなわち、図6の第2位置52の文字列)とから、予め決められた文字列を検索し、「ホームフォルダ」の文字列に含まれるキーワードと、「Webページ」の文字列に含まれるキーワードとを、特定する。本実施例では、「ホームフォルダ」の文字列からは、「/」と、「\」と、「\」とが、検索され、「Webページ」の文字列からは、「ftp://」と、「file://」と、「http://」とが、検索される。そして、プロセッサ110は、「ホームフォルダ」の文字列に含まれるキーワードと、「Webページ」の文字列に含まれるキーワードと、図3のS200で選択された通信プロトコルと、の組み合わせに応じて、プロファイルを決定する。
図9の表の3つの列C1〜C3は、「ホームフォルダ」の文字列に含まれるキーワードによって分類された3種類の「ホームフォルダ」を示している。第1列C1の第1種ホームフォルダP1は、「/(スラッシュ)」を含むホームフォルダを示し、第2列C2の第2種ホームフォルダP2は、「\(円記号)」または「\(バックスラッシュ)」を含むホームフォルダを示し、第3列C3の第3種ホームフォルダは、それらのキーワードを含まないホームフォルダを示している。本実施例では、第1種ホームフォルダP1は、FTPによる送信先として扱われ、第2種ホームフォルダP2は、CIFSによる送信先として扱われる。
図9の表の4つの行R1〜R4は、「Webページ」の文字列に含まれるキーワードによって分類された4種類の「Webページ」を示している。第1行R1の第1種WebページP3は、「ftp://(FTPのスキーム)」を含むWebページを示している。第2行R2の第2種WebページP4は、「file://(ファイルシステムを参照するスキーム)」を含むWebページを示している。第3行R3の第3種WebページP5は、「http://(HTTPのスキーム)」を含むWebページを示している。第4行R4の第4種Webページは、それらのキーワードを含まないWebページを示している。本実施例では、第1種WebページP3は、FTPによる送信先として扱われ、第2種WebページP4は、CIFSによる送信先として扱われ、第3種WebページP5は、HTTPによる送信先として扱われる。
図9の表中の1つの行と1つの列とが交差するセルは、図3のS200で選択された通信プロトコルと、スキャンデータの送信に利用される送信先と、の対応関係を示している。例えば、図6の例では、第1位置51が、第2種ホームフォルダP2であり、第2位置52が、第1種WebページP3であるので、図9のセルCL1の規定に従って、プロファイルが決定される。セルCL1では、「FTP」には、第1種WebページP3が対応付けられ、「CIFS」には、第2種ホームフォルダP2が対応付けられ、「HTTP」には、送信先が対応付けられていない。図3のS200で「FTP」が選択された場合には、第1種WebページP3(図6の第2位置52)が、送信先として採用される。図8(A)のプロファイル200は、この場合に作成されるプロファイルである。「CIFS」が選択された場合には、第2種ホームフォルダP2(図6の第1位置51)が、送信先として採用される。
図9に示す実施例では、一般的に、プロセッサ110は、「ホームフォルダ」と「Webページ」とのうち、S200(図3)で選択された通信プロトコルに対応付けられた送信先を、採用する。また、セルCL2、CL3が示すように、「ホームフォルダ」と「Webページ」とが同じ通信プロトコルを表す情報を含む場合、プロセッサ110は、「Webページ」ではなく「ホームフォルダ」を送信先として採用する。そして、S205では、プロセッサ110は、採用した送信先を表すプロファイルを、生成する。
また、本実施例では、図3のS200で選択された通信プロトコルが、「ホームフォルダ」と「Webページ」との双方と関連が無い場合、プロセッサ110は、プロファイルを生成しない。図9の表の各セル中の「−(ハイフン)」は、対応する通信プロトコルが選択された場合に、プロファイルが生成されないことを示している。例えば、セルCL1に従って処理が進行する場合、「HTTP」が選択された場合には、プロファイルは生成されない。
以下、図3のS205で作成されたプロファイルを、「専用プロファイル」あるいは「第2種プロファイル」とも呼ぶ。なお、送信先を表すプロファイルとしては、不揮発性記憶装置130(図1)に格納された第1種プロファイル136a〜136dも利用可能である。図8(B)は、第1種プロファイルの例を示す概略図である。第1種プロファイル136aは、プロファイル名と、データの格納位置(すなわち、送信先)と、ユーザ名と、パスワードと、を表している。ユーザ名とパスワードは、格納位置へのアクセス許可を得るための情報である。図8(B)の例では、プロファイル名は「user1's profileA」であり、格納位置は「ftp://test.jp/user1」であり、ユーザ名は「user1」である。なお、格納位置としては、FTPとは異なる他のスキームのURLを利用可能であり、また、UNC形式のパスを利用可能である。
図8(C)は、第1種プロファイルを複合機100に登録する処理のフローチャートである。ユーザは、予め、複合機100を操作することによって、図8(C)の手順に従って、第1種プロファイルを複合機100に登録しておくことができる。図8(C)の処理は、図2〜図4の処理とは独立に、行われる。S400では、ユーザは、操作部150を操作することによって、第1種プロファイルの情報、例えば、図8(B)で説明した「プロファイル名」と「格納位置」と「ユーザ名」と「パスワード」とを、入力する。S410では、プロセッサ110は、入力された第1種プロファイルを表すデータを、不揮発性記憶装置130に格納する。なお、プロファイル名は、第1種プロファイルを識別するために利用される。
図3のS210では、プロセッサ110は、S205で第2種プロファイルが生成されたか否かを判断する。第2種プロファイルが生成された場合(S210:Yes)、S215で、プロセッサ110は、第2種プロファイルと、不揮発性記憶装置130(図1)に格納されている第1種プロファイルと、のリストを表示部140に表示する。本実施例では、プロセッサ110は、不揮発性記憶装置130に格納されている複数の第1種プロファイルのうち、通信プロトコルが図3のS200で選択された通信プロトコルと一致するプロファイルを、表示部140に表示する。
図10は、プロファイルのリストを表す画面の例を示す概略図である。図10(A)は、図3のS215で表示される画面例を示している。この画面D11には、第2種プロファイル200を示す名前と、第1種プロファイル136a〜136cのそれぞれの名前と、が表示されている。第2種プロファイルの名前は、本実施例では、「ホームフォルダ」と「Webページ」とのうちの第2種プロファイルに対応するいずれか一方を示している。ここでは、図3のS200で「FTP」が選択され、そして、第2種プロファイルとして、「Webページ」の送信先を示す図8(A)の第2種プロファイル200が生成されたこととしている。また、不揮発性記憶装置130(図1)に格納された第1種プロファイル136a〜136dのうち、プロファイル136a〜136cのプロトコルが「FTP」であり、プロファイル136dのプロトコルが「FTP以外(例えば、HTTP)」であることとしている。プロファイル136dのプロトコルが「FTP」ではないので、プロファイル136dの名前は、表示されない。
第2種プロファイルが生成されなかった場合(S210:No)、S225で、プロセッサ110は、第1種プロファイルのリストを表示部140に表示する。図10(B)は、S225で表示される画面例を示している。この画面D12には、第1種プロファイル136a〜136cのそれぞれの名前が表示されている。第2種プロファイルを示す情報が表示されていない点を除いて、画面D12に表示される情報は、図10(A)の画面D11に表示される情報と、同じである。
図3のS215、または、S225の後、S230では、ユーザは、表示されたプロファイルの中から、1つのプロファイルを選択する。ユーザは、操作部150上の所望のプロファイルと重なる位置をタッチすることによって、所望のプロファイルを選択できる。
図4のS300では、複合機100のプロセッサ110は、図3のS230で第2種プロファイルが選択されたか否かを判断する。第2種プロファイルが選択された場合(S300:Yes)、S305で、プロセッサ110は、選択されたプロファイルに従って、送信先のサーバに、通信の開始を要求する。ここでは、図8(A)の第2種プロファイル200が選択され、送信先のサーバがサーバ600であることとする。S310では、サーバ600のプロセッサ600aは、要求に応答して、通信を開始する。
S315では、複合機100のプロセッサ110は、サーバ600にログインする。この際、プロセッサ110は、図2のS100で入力されたログイン情報(すなわち、ユーザ名とパスワード)を、サーバ600に送信する。S320では、サーバ600のプロセッサ600aは、受信したユーザ名とパスワードとを用いてユーザ認証を行い、認証結果を複合機100に送信する。認証に失敗した場合、複合機100のプロセッサ110は、表示部140に、ユーザ名とパスワードを入力するための画面を表示する(図示省略)。そして、プロセッサ110は、ユーザによって入力されたユーザ名とパスワードとをサーバ600に送信することによって、サーバ600にログインする。
第2種プロファイルが選択されなかった場合(S300:No)、すなわち、第1種プロファイルが選択された場合、S325で、複合機100のプロセッサ110は、選択されたプロファイルに従って、送信先のサーバに、通信の開始を要求する。ここでは、図8(B)の第1種プロファイル136aが選択され、送信先のサーバがサーバ600であることとする。S330では、サーバ600のプロセッサ600aは、要求に応答して、通信を開始する。
S335では、複合機100のプロセッサ110は、サーバ600にログインする。この際、プロセッサ110は、選択された第1種プロファイル(例えば、図8(B)の第1種プロファイル136a)によって予め設定されたユーザ名とパスワードとを、サーバ600に送信する。S340では、サーバ600のプロセッサ600aは、受信したユーザ名とパスワードとを用いてユーザ認証を行い、認証結果を複合機100に送信する。
S315、または、S335の後、S345では、複合機100のプロセッサ110は、カレントフォルダを、選択されたプロファイルによって定められた送信先のフォルダに、変更する要求を、サーバ600に送信する。S347では、サーバ600のプロセッサ600aは、要求に応じて、カレントフォルダを、変更する。S350では、複合機100のプロセッサ110は、スキャナ部180を制御することによってスキャンデータを生成する。S355では、プロセッサ110は、生成したスキャンデータを、送信先のサーバ(ここでは、サーバ600)に送信する。S360では、サーバ600のプロセッサ600aは、受信したスキャンデータを、不揮発性記憶装置600cに格納する。格納されたスキャンデータの格納位置は、カレントフォルダ、すなわち、選択されたプロファイルによって定められた格納位置である。以上により、図2〜図4の処理が終了する。
以上、図3のS200で「FTP」が選択された場合について説明したが、「FTP」以外のプロトコルが選択された場合も、複合機100のプロセッサ110は、図4と同様の手順に従って、スキャンデータを送信先の装置へ送信する。この場合、サーバ600の代わりに、選択されたプロトコルに対応する装置であって選択されたプロファイルの送信先の装置が、図4のサーバ600の処理(例えば、S310、S320、S330、S340、S347、S360)を実行する。送信先の装置へのログイン(例えば、S305〜S320、S325〜S340)と、フォルダの移動(例えば、S345、S347)と、スキャンデータの送信(例えば、S355、S360)とは、図3のS230で選択されたプロファイルに対応付けられた通信プロトコル(ここでは、S200で選択された通信プロトコルと同じ)に従って、行われる。例えば、図3のS200で「CISF」が選択され、そして、図9のセルCL1に従って処理が進行する場合には、複合機100のプロセッサ110は、第2種ホームフォルダP2の送信先に、CIFSに従って、スキャンデータを送信する。この送信先は、サーバ600とは異なる別の装置(例えば、パーソナルコンピュータ520(図1))であってもよい。なお、図4の処理の手順は、選択された通信プロトコルに合わせて、適宜に修正される。
なお、図2のS205で説明したように、第2種プロファイルは、属性情報(具体的には、「ホームフォルダ」または「Webページ」)によって表される送信先を表している。従って、第2種プロファイルは属性情報の一種である、ということができる。また、図8(B)、図8(C)で説明したように、第1種プロファイルは、第2種プロファイルと同様に送信先を表しており、そして、ユーザによって入力された情報である。従って、第1種プロファイルは属性情報の一種である、ということができる。なお、本実施例では、不揮発性記憶装置130に格納された第1種プロファイルは、図2のS100〜S110でユーザ認証に成功する任意のユーザに、共通に利用され得る。ただし、第1種プロファイルを利用可能なユーザが、そのプロファイルを生成したユーザに限定されていてもよい。
以上のように、本実施例では、複合機100のプロセッサ110は、アカウント情報をディレクトリサーバ510に送信し(図2:S100)、認証されたアカウント情報に対応付けられた属性情報(ここでは、「ホームフォルダ」と「Webページ」)をディレクトリサーバ510から受信する(図2:S132、S147)。そして、図9に示すように、プロセッサ110は、FTPに対応付けられた文字列を含む属性情報(ここでは、第1種ホームフォルダP1、または、第1種WebページP3)を用いて、その属性情報によって示される送信先に、FTPに従って、スキャンデータを送信する。また、プロセッサ110は、CIFSに対応付けられた文字列を含む属性情報(ここでは、第2種ホームフォルダP2、または、第2種WebページP4)を用いて、その属性情報によって示される送信先に、CIFSに従って、スキャンデータを送信する。また、プロセッサ110は、HTTPに対応付けられた文字列を含む属性情報(ここでは、第3種WebページP5)を用いて、その属性情報によって示される送信先に、HTTPに従って、スキャンデータを送信する。このように、認証されたアカウント情報に対応付けられた属性情報を用いてスキャンデータを送信する場合に、複数の通信プロトコルを利用可能であるので、属性情報によって示される送信先に、適切な通信プロトコルで画像データを送信できる。
また、属性情報としては、「ホームフォルダ」と「Webページ」とが用いられる。従って、複合機100のプロセッサ110は、「ホームフォルダ」と「Webページ」とを用いて、適切な通信プロトコルでスキャンデータを送信できる。
また、複合機100のプロセッサ110は、アカウント情報がディレクトリサーバ510によって認証された場合に(図2:S110:Yes)、homeDirectory要求とwWWHomePage要求とを、ディレクトリサーバ510に送信する(S125、S140)。そして、プロセッサ110は、homeDirectory要求に対する応答に含まれるホームフォルダを表す文字列を含む属性情報と、wWWHomePage要求に対する応答に含まれるウェブページを表す文字列を含む属性情報とを、受信する(S132、S147)。従って、プロセッサ110は、それらの要求に対する応答に含まれる文字列を用いて、適切な通信プロトコルで画像データを送信できる。
また、図9で説明したように、「ホームフォルダ」と「Webページ」とが同じ通信プロトコルに対応付けられた情報をそれぞれ含む場合、プロセッサ110は、「Webページ」ではなく「ホームフォルダ」を送信先として採用する。従って、プロセッサ110は、「ホームフォルダ」によって表される送信先にスキャンデータを送信する場合に、適切な通信プロトコルでスキャンデータを送信できる。
また、図9で説明したように、属性情報としては、FTPのようにファイル転送サービスに対応付けられた文字列を含む属性情報(ここでは、第1種ホームフォルダP1と、第1種WebページP3)が、利用可能である。また、属性情報としては、CIFSのようにファイル共有サービスに対応付けられた文字列を含む属性情報(ここでは、第2種ホームフォルダP2と第2種WebページP4)が、利用可能である。従って、プロセッサ110は、ファイル転送サービスを示すキーワードを含む属性情報と、ファイル共有サービスを示すキーワードを含む属性情報と、を用いて、適切な通信プロトコルでスキャンデータを送信できる。
また、図9で説明したように、プロセッサ110は、「\(円記号)」と「\(バックスラッシュ)」とのいずれかを含む「第2種ホームフォルダP2」と、「file://」を含む「第2種WebページP4」と、のいずれかを用いる場合には、通信プロトコルとして、CIFSを用いる。また、プロセッサ110は、「/(スラッシュ)」を含む「第1種ホームフォルダP1」と、「ftp://」と「http://」とのいずれかを含む「WebページP3、P5」と、のいずれかを用いる場合には、CIFS以外の通信プロトコル(ここでは、FTP、または、HTTP)を用いる。従って、プロセッサ110は、属性情報に含まれる文字または文字列に適した通信プロトコルで、スキャンデータを送信できる。
また、図3のS215で説明したように、プロセッサ110は、ディレクトリサーバ510から受信した2つの属性情報(ここでは、「ホームフォルダ」と「Webページ」)のうち、ユーザによって選択された通信プロトコルに対応する属性情報(具体的には、属性情報に基づいて生成されたプロファイルの名前)を、表示部140に表示させる。そして、プロセッサ110は、ユーザによって選択されたプロファイルを用いて、スキャンデータを送信先に送信する。従って、プロセッサ110は、ユーザによって選択された属性情報に適したスキャンデータ送信を実現できる。また、プロセッサ110は、ユーザによって選択された通信プロトコルに従って、適切に、スキャンデータを送信できる。
また、図3のS215で説明したように、プロセッサ110は、不揮発性記憶装置130に格納された第1種プロファイルのうち、ユーザによって選択された通信プロトコルに対応する第1種プロファイルを、表示部140に表示させる。従って、プロセッサ110は、ユーザによって入力されたプロファイルを含む1以上のプロファイルからユーザによって選択されたプロファイルに適したスキャンデータ送信を実現できる。また、プロセッサ110は、ユーザによって選択された通信プロトコルに従って、適切に、スキャンデータを送信できる。
また、図1で説明したように、複合機100は、原稿を光学的に読み取ることによって原稿を表すスキャンデータを生成するスキャナ部180を備えている。そして、プロセッサ110は、スキャナ部180によって生成されたスキャンデータを、送信先に送信する(図4:S350、S355)。従って、プロセッサ110は、スキャンデータを、適切な通信プロトコルで、送信できる。
B.変形例:
(1)ユーザに対応付けられた属性情報を提供するディレクトリサーバとしては、LDAPサーバに代えて、他の任意のディレクトリサーバを採用可能である。例えば、ディレクトリサーバは、独自の通信プロトコルに従って、ユーザ認証と、認証されたユーザに対応付けられた属性情報の提供と、を行ってもよい。
(2)送信先を表す属性情報としては、「ホームフォルダ」と「Webページ」とに代えて、他の任意の属性情報を採用可能である。例えば、独自の名前の属性情報を採用してもよい。いずれの場合も、送信先を表す属性情報を取得するための要求としては、homeDirectory要求とwWWHomePage要求とのいずれか一方のみを用いることとしてもよい。また、homeDirectory要求とwWWHomePage要求とに代えて、対象の属性情報を取得可能な他の任意の要求を採用可能である。
(3)図9で説明したアルゴリズムでは、「ホームフォルダ」と「Webページ」とが同じ種類の情報(すなわち、同じ通信プロトコルを表す情報)を含む場合、「Webページ」ではなく「ホームフォルダ」が送信先として採用される。これに代えて、「ホームフォルダ」ではなく「Webページ」が送信先として採用されてもよい。
また、「ホームフォルダ」と「Webページ」との両方が、図3のS200で選択された通信プロトコルによる送信先を表す場合、S205では、プロセッサ110は、「ホームフォルダ」に対応する第2種プロファイルと、「Webページ」に対応する第2種プロファイルと、の両方を生成してもよい。そして、S215では、プロセッサ110は、生成された2つの第2種プロファイルの両方を、表示部140に表示してもよい。
(4)データの送信に利用可能な通信プロトコルとしては、「FTP」、「CIFS」、「HTTP」の3種類に限らず、2以上の任意の通信プロトコルを採用可能である。例えば、「FTP」と、「FTPS」と、「SFTP」と、「HTTP」と、「HTTPS」と、「CIFS」と、「SMB」から任意に選択された2以上の通信プロトコルを、採用してもよい。この構成によれば、プロセッサ110は、2以上の通信プロトコルを用いて、適切に、スキャンデータを送信できる。また、データの送信に利用可能な通信プロトコルは、ファイル転送サービスのための通信プロトコル(例えば、「FTP」と「FTPS」と「SFTP」のいずれか)と、ファイル共有サービスのための通信プロトコル(例えば、「CIFS」と「SMB」のいずれか)と、を含むことが好ましい。
なお、送信先を表す文字列が、「\(円記号)」と「\(バックスラッシュ)」と「file://」とのうちの少なくとも1つを含む場合に、その送信先が、ファイル共有サービスによる送信先である、ということができる。また、送信先を表す文字列が、「/」(ただし、文字列に「file://」が含まれる場合の「/」を除く)と、「ftp://」と、「ftps://」と、「sftp://」と、「http://」と、「https://」と、のうちの少なくとも1つを含む場合、その送信先は、ファイル共有サービスとは異なる他のサービスによる送信先である、ということができる。例えば、送信先を表す文字列が「ftp://」と「ftps://」と「sftp://」とのいずれかを含む場合、その送信先はファイル転送サービスによる送信先である、ということができる。送信先を表す文字列が「http://」と「https://」とのいずれかを含む場合、その送信先は、Webサービスの一種による送信先である、ということができる。
複合機100のプロセッサ110は、送信先に含まれる上記のキーワードに従って、送信先に対応付けられた通信プロトコルを特定可能である。そして、プロセッサ110は、送信先にデータを送信する場合には、特定された通信プロトコルに従ってデータを送信すればよい。
(5)スキャンデータを送信する処理としては、図2〜図4で説明した処理に代えて、他の種々の処理を採用可能である。例えば、図7(B)の選択画面D2が省略されてもよい。この場合、図7(A)のスキャンのための第1ボタンB01が操作された場合、図3のS200では通信プロトコルは選択されない。S205では、プロセッサ110は、通信プロトコルに拘わらずに、「ホームフォルダ」に対応する第2種プロファイルと、「Webページ」に対応する第2種プロファイルと、の両方を生成すればよい。そして、S215では、プロセッサ110は、生成された2つの第2種プロファイルを含む複数のプロファイルを、表示部140に表示すればよい。ここで、プロセッサ110は、通信プロトコルに拘わらずに、利用可能な第1種プロファイルの全てを、表示部140に表示してもよい。これに代えて、プロセッサ110は、利用可能な第1種プロファイルのうち、通信プロトコルが少なくとも1つの第2種プロトコルの通信プロトコルと同じであるプロトコルを、表示部140に表示してもよい。例えば、「ホームフォルダ」の通信プロトコルが「CIFS」であり、「Webページ」の通信プロトコルが「FTP」である場合、「HTTP」の第1種プロファイルは表示されずに、「CIFS」の第1種プロファイルと「FTP」の第1種プロファイルとが表示されてもよい。
また、第1種プロファイルが省略されてもよい。この場合、図3のS210、S225が省略される。そして、S215では、生成された第2種プロファイルが、表示部140に表示される。
(6)スキャンデータ等の画像データを送信する画像処理装置としては、複合機100とは異なる他の種類の装置を採用してもよい。例えば、デジタルカメラ、または、カメラ付き携帯電話が、撮影された画像を表す画像データを、図2〜図4と同様の手順に従って、送信先に送信してもよい。また、ネットワークを介して互いに通信可能な複数の装置(例えば、コンピュータ)が、画像処理装置による画像処理の機能を一部ずつ分担して、全体として、画像処理の機能を提供してもよい(これらの装置を備えるシステムが画像処理装置に対応する)。
また、画像処理装置を含む画像処理システムの構成としては、図1の構成に代えて、他の種々の構成を採用可能である。例えば、ディレクトリサーバ510が、外部ネットワークGNTに接続されていてもよい。また、サーバ600が、内部ネットワークLNTに接続されていてもよい。
上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図2〜図4の複合機100による処理の少なくとも一部を実現する機能を、専用のハードウェア回路によって実現してもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がコンピュータプログラムで実現される場合には、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)に格納された形で提供することができる。プログラムは、提供時と同一または異なる記録媒体(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)に格納された状態で、使用され得る。「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、メモリーカードやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種ROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスクドライブ等のコンピュータに接続されている外部記憶装置も含み得る。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
50...ドライブレター、51...第1位置、52...第2位置、100...複合機、110...プロセッサ、120...揮発性記憶装置、130...不揮発性記憶装置、132...プログラム、134...認証設定情報、136a〜136d...第1種プロファイル、140...表示部、150...操作部、170...通信インタフェース、180...スキャナ部、185...プリンタ部、200...第2種プロファイル、510...ディレクトリサーバ、510a...プロセッサ、510b...揮発性記憶装置、510c...不揮発性記憶装置、510d...プログラム、510e...認証情報、520...パーソナルコンピュータ、530...中継装置、600...サーバ、600a...プロセッサ、600b...揮発性記憶装置、600c...不揮発性記憶装置、600d...プログラム、1000...画像処理システム、DA...設定画面、40...入力欄、41、42...ボタン、D1...ホーム画面、B01...第1ボタン、B02...第2ボタン、B03...第3ボタン、D2...選択画面、B11〜B13...ボタン、D11、D12...画面、LNT...内部ネットワーク、GNT...外部ネットワーク

Claims (13)

  1. 画像処理装置であって、
    第1のアカウント情報をディレクトリサーバに送信する第1のアカウント情報送信部と、
    前記第1のアカウント情報が前記ディレクトリサーバによって認証された場合に、要求を前記ディレクトリサーバに送信する要求送信部と、
    前記要求の送信後に、前記ディレクトリサーバから、前記第1のアカウント情報に対応付けられた属性情報を受信する受信部と、
    前記属性情報が、第1の送信先サーバ内の位置を示す第1の位置情報を含む第1の場合に、前記第1の送信先サーバに、前記ディレクトリサーバに送信済の前記第1のアカウント情報を送信する第2のアカウント情報送信部と、
    前記第1の場合において、さらに、前記第1のアカウント情報が前記第1の送信先サーバによって認証されない場合に、第2のアカウント情報を入力するための第1の入力画面の表示処理を行う第1の入力表示制御部と、
    前記第1の送信先サーバに、前記第1の入力画面に入力された前記第2のアカウント情報を送信する第3のアカウント情報送信部と、
    前記第2のアカウント情報が前記第1の送信先サーバによって認証された場合に、受信済の前記第1の位置情報によって示される前記位置に、前記第1の位置情報から決定される第1の通信プロトコルに従って画像データを送信する第1のデータ送信部と、
    前記属性情報が、第2の送信先サーバ内の位置を示す第2の位置情報を含む第2の場合に、前記第2の送信先サーバに、前記ディレクトリサーバに送信済の前記第1のアカウント情報を送信する第4のアカウント情報送信部と、
    前記第2の場合において、さらに、前記第1のアカウント情報が前記第2の送信先サーバによって認証されない場合に、第3のアカウント情報を入力するための第2の入力画面の表示処理を行う第2の入力表示制御部と、
    前記第2の送信先サーバに、前記第2の入力画面に入力された前記第3のアカウント情報を送信する第5のアカウント情報送信部と、
    前記第3のアカウント情報が前記第2の送信先サーバによって認証された場合に、受信済の前記第2の位置情報によって示される前記位置に、前記第2の位置情報から決定される第2の通信プロトコルに従って画像データを送信する第2のデータ送信部と、
    を備える、画像処理装置。
  2. 画像処理装置であって、
    アカウント情報をディレクトリサーバに送信する第1のアカウント情報送信部と、
    前記アカウント情報が前記ディレクトリサーバによって認証された場合に、要求を前記ディレクトリサーバに送信する要求送信部と、
    前記要求の送信後に、前記ディレクトリサーバから、前記アカウント情報に対応付けられた属性情報を受信する受信部と、
    前記属性情報が、第1の送信先サーバ内の位置を示す第1の位置情報を含む場合に、前記第1の送信先サーバに、前記ディレクトリサーバに送信済の前記アカウント情報を送信する第2のアカウント情報送信部と、
    前記アカウント情報が前記第1の送信先サーバによって認証された場合に、受信済の前記第1の位置情報によって示される前記位置に、前記第1の位置情報から決定される第1の通信プロトコルに従って画像データを送信する第1のデータ送信部と、
    前記属性情報が、第2の送信先サーバ内の位置を示す第2の位置情報を含む場合に、前記第2の送信先サーバに、前記ディレクトリサーバに送信済の前記アカウント情報を送信する第3のアカウント情報送信部と、
    前記アカウント情報が前記第2の送信先サーバによって認証された場合に、受信済の前記第2の位置情報によって示される前記位置に、前記第2の位置情報から決定される第2の通信プロトコルに従って画像データを送信する第2のデータ送信部と、
    を備える、画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記属性情報の受信後に、前記第1の位置情報を指定するための項目を含む第1の画面の表示処理を行う第1の位置表示制御部を備え、
    前記第1のデータ送信部は、前記第1の画面において前記第1の位置情報が指定される場合に、前記第1の位置情報によって示される前記位置に、前記画像データを送信する、
    画像処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    第2の位置情報を格納する記憶部と、
    前記記憶部に格納済の前記第2の位置情報を指定するための第2の画面の表示処理を行う第2の位置表示制御部と、
    を備え、
    前記第1のデータ送信部は、前記第2の画面において前記第2の位置情報が指定される場合に、前記第2の位置情報によって示される位置に、前記画像データを送信する、
    画像処理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、さらに、
    原稿を光学的に読み取ることによって前記原稿を表す画像データを生成するスキャナ部を備え、
    前記第1のデータ送信部は、前記スキャナ部によって生成された前記画像データを、前記第1の位置情報によって示される前記位置に送信する、
    画像処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記第1の通信プロトコルは、FTP(File Transfer Protocol)である、画像処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記第2の通信プロトコルは、CIFS(Common Internet File System)である、画像処理装置。
  8. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記第1の位置情報は、「/(スラッシュ)」と、「ftp://」と、「ftps://」と、「sftp://」と、「http://」と、「https://」と、「\(円記号)」と、「\(バックスラッシュ)」と、「file://」と、のうちの少なくとも1つの文字列を含む、
    画像処理装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記第1の位置情報は、ホームフォルダとウェブページとの少なくとも一方に含まれる情報である、
    画像処理装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記要求は、homeDirectory要求とwWWHomePage要求との少なくとも一方を含む、画像処理装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記ディレクトリサーバは、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバである、画像処理装置。
  12. 画像処理のためのコンピュータプログラムであって、
    第1のアカウント情報をディレクトリサーバに送信する第1のアカウント情報送信機能と、
    前記第1のアカウント情報が前記ディレクトリサーバによって認証された場合に、要求を前記ディレクトリサーバに送信する要求送信機能と、
    前記要求の送信後に、前記ディレクトリサーバから、前記第1のアカウント情報に対応付けられた属性情報を受信する受信機能と、
    前記属性情報が、第1の送信先サーバ内の位置を示す第1の位置情報を含む第1の場合に、前記第1の送信先サーバに、前記ディレクトリサーバに送信済の前記第1のアカウント情報を送信する第2のアカウント情報送信機能と、
    前記第1の場合において、さらに、前記第1のアカウント情報が前記第1の送信先サーバによって認証されない場合に、第2のアカウント情報を入力するための第1の入力画面の表示処理を行う第1の入力表示制御機能と、
    前記第1の送信先サーバに、前記第1の入力画面に入力された前記第2のアカウント情報を送信する第3のアカウント情報送信機能と、
    前記第2のアカウント情報が前記第1の送信先サーバによって認証された場合に、受信済の前記第1の位置情報によって示される前記位置に、前記第1の位置情報から決定される第1の通信プロトコルに従って画像データを送信する第1のデータ送信機能と、
    前記属性情報が、第2の送信先サーバ内の位置を示す第2の位置情報を含む第2の場合に、前記第2の送信先サーバに、前記ディレクトリサーバに送信済の前記第1のアカウント情報を送信する第4のアカウント情報送信機能と、
    前記第2の場合において、さらに、前記第1のアカウント情報が前記第2の送信先サーバによって認証されない場合に、第3のアカウント情報を入力するための第2の入力画面の表示処理を行う第2の入力表示制御機能と、
    前記第2の送信先サーバに、前記第2の入力画面に入力された前記第3のアカウント情報を送信する第5のアカウント情報送信機能と、
    前記第3のアカウント情報が前記第2の送信先サーバによって認証された場合に、受信済の前記第2の位置情報によって示される前記位置に、前記第2の位置情報から決定される第2の通信プロトコルに従って画像データを送信する第2のデータ送信機能と、
    を、コンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
  13. 画像処理のためのコンピュータプログラムであって、
    アカウント情報をディレクトリサーバに送信する第1のアカウント情報送信機能と、
    前記アカウント情報が前記ディレクトリサーバによって認証された場合に、要求を前記ディレクトリサーバに送信する要求送信機能と、
    前記要求の送信後に、前記ディレクトリサーバから、前記アカウント情報に対応付けられた属性情報を受信する受信機能と、
    前記属性情報が、第1の送信先サーバ内の位置を示す第1の位置情報を含む場合に、前記第1の送信先サーバに、前記ディレクトリサーバに送信済の前記アカウント情報を送信する第2のアカウント情報送信機能と、
    前記アカウント情報が前記第1の送信先サーバによって認証された場合に、受信済の前記第1の位置情報によって示される前記位置に、前記第1の位置情報から決定される第1の通信プロトコルに従って画像データを送信する第1のデータ送信機能と、
    前記属性情報が、第2の送信先サーバ内の位置を示す第2の位置情報を含む場合に、前記第2の送信先サーバに、前記ディレクトリサーバに送信済の前記アカウント情報を送信する第3のアカウント情報送信機能と、
    前記アカウント情報が前記第2の送信先サーバによって認証された場合に、受信済の前記第2の位置情報によって示される前記位置に、前記第2の位置情報から決定される第2の通信プロトコルに従って画像データを送信する第2のデータ送信機能と、
    を、コンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
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