JP6818238B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、改良された通信装置に関する。
ケースに収納された制御基板と、ケースの外部に配置された装置との間で無線通信が可能な通信装置が知られている。このような通信装置に関する従来技術として、特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1に示されるような、通信装置は、危険場所において使用される事が想定されたものである。危険場所とは、一般工場などにおいて、爆発性ガスが空気と混合して爆発下限界以上の危険雰囲気を生成するおそれのある場所をいう。
通信装置は、金属製のケースに制御基板が収納されてなる。ケースには、通信を行うために開口部が空けられ、この開口部に窓部材が臨んでいる。
危険場所において用いられる通信装置は、高い強度を確保するために、窓部材を小さくすることが望まれる。一方、窓部材が小さいと、通信性が低下する虞がある。窓部材が小さくとも、高い通信性を確保することのできる通信装置の提供が望まれる。
特開2009−054940号公報
本発明は、窓部材が小さくとも、高い通信性を確保することのできる通信装置の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、危険場所に配置された金属製のケースに、制御基板、及び、この制御基板によって制御されるサブ基板が収納され、
前記サブ基板は、前記ケースの外部に位置する通信機器との間で非接触通信が可能な通信装置において、
前記ケースは、第1分割体、及び、開口部を有する第2分割体、の少なくとも2つの分割体からなり、
前記開口部に、電気絶縁性を有する樹脂が用いられた窓部材が臨み、
これらの窓部材、及び、サブ基板は、前記第2分割体に一体的に設けられ、
前記サブ基板は、前記窓部材と前記制御基板との間に位置していることを特徴とする通信装置が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記開口部の面積は、1600mm以下に設定されている。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記ケースは、接地されている。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記窓部材は、前記第2分割体の裏面に沿って設けられた一般部と、この一般部から前記開口部の内周に向かって突出する凸部と、前記一般部から前記制御基板に向かって延び前記制御基板が先端に固定されるボス部と、が一体的に形成されてなり、
前記制御基板は、前記第2分割体に一体的に設けられる。
請求項5に記載のごとく、好ましくは、前記一般部は、シール部材を設けるための溝部を有し、
前記シール部材は、前記溝部と、前記第2分割体の裏面とによって挟みこまれている。
請求項6に記載のごとく、好ましくは、前記制御基板に実装された光源をさらに有し、
この光源から前記窓部材まで、前記光源の発した光を導く導光体が延び、
前記導光体の先端は、前記窓部材に差し込まれている。
請求項7に記載のごとく、好ましくは、前記サブ基板は、少なくとも、前記制御基板から1.5mm以上離間して設けられている。
請求項8に記載のごとく、好ましくは、前記サブ基板は、フレキシブルプリント基板と、非接触通信用アンテナであるアンテナ部と、を有し、
前記アンテナ部は、導電性を有する材料によりアンテナパターンが形成されてなる。
請求項9に記載のごとく、好ましくは、前記サブ基板は、前記窓部材の裏面に密着して配置されている。
請求項1に係る発明では、窓部材、及び、サブ基板は、第2分割体に一体的に設けられている。これにより、窓部材、及び、サブ基板を第2分割体にコンパクトに設けることができる。そして、サブ基板は、窓部材と制御基板との間に位置している。これにより、サブ基板を窓部材の近傍に配置することができる。窓部材、及び、サブ基板を第2分割体にコンパクトに設けると共に、サブ基板を窓部材の近傍に設けるため、窓部材が小さくとも、高い通信性を確保することができる。
請求項2に係る発明では、開口部の面積は、1600mm以下に設定されている。これにより、窓部材のうち外部に露出する部位の面積が1600mm以下とされる。窓部材の外部に露出する部位の面積を小さくすることにより、相対的にケースの表面積を大きくすることができる。これにより、防爆性を高めることができる。
請求項3に係る発明では、ケースは、接地されている。これにより、防爆性を高めることができる。
請求項4に係る発明では、窓部材は、第2分割体の裏面に沿って設けられた一般部と、この一般部から開口部の内周に向かって突出する凸部と、を有する。第2分割体の裏面に沿った一般部を有することにより、簡単且つ確実に窓部材を第2分割体に固定することができる。さらに、開口部の内周に向かって突出する凸部を有することにより、通信のためのサブ基板をより外部に近い部位に配置することができる。これにより、より高い通信性を確保することができる。
さらに、窓部材は、一般部から制御基板に向かって延び制御基板が先端に固定されるボス部を有し、制御基板は、第2分割体に一体的に設けられる。これにより、窓部材及びサブ基板に加えて、制御基板を第2分割体にコンパクトに設けることができる。
請求項5に係る発明では、シール部材は、一般部に設けられた溝部と、第2分割体の裏面とによって挟みこまれている。ケース内部の密閉性を高めることにより、防水性を高めることができる。
請求項6に係る発明では、制御基板に光源が実装され、光源から窓部材まで導光体が延びている。光源からの光を導光体によって導くことにより、外部から光源の光を容易に認識することができる。このとき、導光体の先端は、窓部材に差し込まれている。ケースに孔を空け、この部位に導光体を差し込むと、孔の大きさの分防爆性が低下する虞がある。導光体の先端が窓部材に差し込まれていることにより、高い防爆性を確保することができる。即ち、光源の光を容易に認識可能でありながら、高い防爆性も確保することができる。
請求項7に係る発明では、サブ基板は、少なくとも、制御基板から1.5mm以上離間して設けられている。サブ基板、及び、制御基板は、表面の少なくとも一部に導電性を有するプリントが施されるのが一般的である。このようなサブ基板、及び、制御基板を互いに離間させることにより、高い防爆性を確保することができる。
請求項8に係る発明では、サブ基板は、フレキシブルプリント基板と、非接触通信用アンテナであるアンテナ部と、を有する。フレキシブルプリント基板は、可撓性に富むため、配置の自由度が高い。よりアンテナ部を窓部に近づけることができ、高い通信性を確保することができる。
請求項9に係る発明では、サブ基板は、窓部材の裏面に密着して配置されている。サブ基板と窓部材の隙間をなくすことにより、高い通信性を確保すると共に、通信装置を小型化することができる。
本発明の実施例1による検出装置(通信装置)が用いられたプラント機器状態収集システムを模式的に示した図である。 図1に示された検出装置の断面図である。 図2に示された第2分割体、窓部材、及び、シール部材の分解斜視図である。 図2に示されたサブ基板の平面図である。 変更例による通信装置の窓部材の斜視図である。 本発明の実施例2による検出装置(通信装置)の断面図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
<実施例1>
図1を参照する。図1には、石油化学系のプラントにおけるプラント機器状態収集システム1が示されている。石油化学系のプラントは、非常に広大である。このため、各機器を検出装置10(通信装置10)により検出し、検出された情報をデータ記憶管理装置5において管理している。
より詳細に説明する。検出装置10は、プラント内の各機器に取り付けられることにより、危険場所DA内に複数配置されている。これらの検出装置10において検出された情報は、中継器3を介してネットワーク構築装置4に送信され、データ記憶管理装置5に送信される。プラントの管理者は、データ記憶管理装置5に記憶された情報を図示しないノートパソコンを用いて確認することができる。
図1には3つの検出装置10が示されているが、検出装置10は、4個以上であってもよく、1又は2個であってもよい。
検出装置10が検出する状態としては、温度、振動等が挙げられる。管理者は、状態の異常を認識すると、異常を検知した検出装置10まで作業者を向かわせ、確認を行わせる。
図2を参照する。プラント内には複数の検出装置10が配置されているため、作業者は、異常を検知している検出装置10であるかを確認するために携帯端末6(通信機器6)を検出装置10にかざす。携帯端末6と検出装置10との通信には、NFC(Near Field Communication)規格を採用することができる。
検出装置10は、金属製のケース11と、このケース11に空けられた開口部43に設けられた窓部材50と、これらのケース11及び窓部材50によって挟み込まれたゴム製のシール部材13と、窓部材50の下部に固定された制御基板14と、この制御基板14に接続され窓部材50の下面に貼り付けられたサブ基板60と、制御基板14に実装された通信モジュール16及び発光素子17(光源17)と、制御基板14に接続され機器の状態を検知する図示しないセンサと接続されるコネクタ21と、制御基板14に電力を供給する電池等からなるバッテリーモジュール70と、ケース11の上面に設けられたアンテナ23と、を主な構成要素とする。
ケース11は、下部に配置され上方が開口している第1分割体30と、この第1分割体30に重ね合わされた第2分割体40と、からなる。これらの第1分割体30及び第2分割体40は、ボルト25及びナット26によって締結されている。ケース11は、必要に応じて表面に塗装等の表面処理が行われる。
第1分割体30は、底面視において略長方形を呈する底部31と、この底部31のそれぞれの縁から立ち上げられた下部側壁部32と、からなる。
底部31の一部は、下方に突出しコネクタ21が収納されたコネクタ収納部33とされている。底部31の4つの角は、それぞれ欠肉状に形成された下部欠肉部31aとされている。下部欠肉部31aの高さは、ナット26の高さ、及び/又は、ボルト25の頭部の高さよりも高い。
下部側壁部32には、ボルト25が貫通する下部ボルト貫通孔32aが形成されている。下部側壁部32は、接地されている(アースされている)。
図3を併せて参照する。第2分割体40は、平面視において略長方形を呈する蓋部41と、この蓋部41のそれぞれの縁から下げられた上部側壁部42と、からなる。
蓋部41の4つの角は、それぞれ欠肉状に形成された上部欠肉部41aとされている。上部欠肉部41aの高さは、ナット26の高さ、及び/又は、ボルト25の頭部の高さよりも高い。蓋部41の中央には、略長方形状の開口部43が空けられている。平面視における開口部43の面積は、1600mm以下に設定されている。開口部43に隣接して、アンテナ23が取り付けられるアンテナ取付孔41bが空けられている。蓋部41の下面側には、窓部材50を固定するためのタップ41cが設けられている。
上部側壁部42には、ボルト25が貫通する上部ボルト貫通孔42aが形成されている。上部側壁部42は、下部側壁部32と連続している。上部ボルト貫通孔42aは、下部ボルト貫通孔32aと連続している。
窓部材50は、第2分割体40の下面(裏面)に沿って設けられた一般部51と、この一般部51から開口部43の内周に向かって突出する凸部52と、一般部51から制御基板14に向かって延び制御基板14が先端に固定されるボス部53と、が一体的に形成されてなる。窓部材50の素材は、電気絶縁性を有する樹脂からなる。
一般部51は、シール部材13を設けるための溝部51aと、ビス27が通されるビス貫通孔51bと、を有している。即ち、窓部材50は、ビス27によって第2分割体40に固定されている。溝部51aは、凸部52の周縁に沿って略長方形状に連続している。
凸部52の上面は、蓋部41の上面から略連続している、いわゆる面一の状態にある。すなわち、凸部52の上面は蓋部41の上面(金属)で囲まれている。凸部52には、導光体28が差し込まれている。導光体28は、丸棒状の樹脂製の部材である。導光体28は、発光素子17の上方から凸部52の上面まで延び、発光素子17の発した光を凸部52の上面まで導く部材である。
シール部材13は、溝部51aと蓋部41とに挟み込まれて、断面視略長円形状を呈している。シール部材13は、挟み込まれる前の状態において、断面円形状を呈する。即ち、挟み込まれることにより、シール部材13は、変形している。
図2のみを参照する。制御基板14は、多層プリント基板が採用されている。制御基板14は、ビス29によって、窓部材50のボス部53に固定されている。制御基板14は、接地されている。
サブ基板60は、凸部52の裏面に接着されている。サブ基板60の接着には、両面テープや接着剤等、任意の手段を選択することができる。サブ基板60は、制御基板14から少なくとも1.5mm以上離間して設けられ、制御基板14にコネクタを介して接続されている。コネクタの種類は、適宜選択することができる。
これまでの説明から明らかなとおり、窓部材50、制御基板14、及び、サブ基板60は、第2分割体40に一体的に設けられている。ここで、第2分割体40に一体的とは、第2分割体40を第1分割体30から取り外して持ち上げた際に、第2分割体40と共に窓部材50、制御基板14、及び、サブ基板60も持ち上げられる状態にあることを言う。即ち、一体的であるためには、サブ基板60が制御基板14に接続されていればよく、窓部材50に接着されている必要まではない。
図4を併せて参照する。サブ基板60は、フレキシブルプリント基板61の上面にアンテナ部62が印刷されてなる。アンテナ部62は、携帯端末6との非接触通信を行うためのアンテナである。アンテナ部62は、導電性を有する材料によりアンテナパターンが形成されてなる。
通信モジュール16は、設定された間隔で自動的に起動され、センサが検知した情報を送信する機能や携帯端末6から非接触通信によって入力された情報を送信する機能を持つ。
図2のみを参照する。発光素子17は、制御基板14によって点灯、点滅、消灯が切り替えられる。例えば、発光素子17は、センサが異常を検知した場合に点滅する。
図1を併せて参照する。危険場所DA内には、複数の検出装置10が配置されている。このため、作業者は、携帯端末6を窓部材50にかざすことにより、異常を検出している検出装置10であるか否かを確認することができる。例えば、異常を検出している検出装置10である場合には、携帯端末6がかざされた場合に発光素子17を点灯させる。
以上に説明した本発明は、以下の効果を奏する。
窓部材50、及び、サブ基板60は、第2分割体40に一体的に設けられている。これにより、窓部材50、及び、サブ基板60を第2分割体40にコンパクトに設けることができる。そして、サブ基板60は、窓部材50と制御基板14との間に位置している。これにより、サブ基板60を窓部材50の近傍に配置することができる。窓部材50、及び、サブ基板60を第2分割体40にコンパクトに設けると共に、サブ基板60を窓部材50の近傍に設けるため、窓部材50が小さくとも、高い通信性を確保することができる。
開口部43の面積は、1600mm以下に設定されている。これにより、窓部材50のうち外部に露出する部位の面積が1600mm以下とされる。窓部材50の外部に露出する部位の面積を小さくすることにより、相対的にケース11の表面積を大きくすることができる。これにより、防爆性を高めることができる。
ケース11は、接地されている。これにより、防爆性を高めることができる。
窓部材50は、第2分割体40の裏面に沿って設けられた一般部51と、この一般部51から開口部43の内周に向かって突出する凸部52と、を有する。第2分割体40の裏面に沿った一般部51を有することにより、簡単且つ確実に窓部材50を第2分割体40に固定することができる。さらに、開口部43の内周に向かって突出する凸部52を有することにより、通信のためのサブ基板60をより外部に近い部位に配置することができる。これにより、より高い通信性を確保することができる。
さらに、一般部51から制御基板14に向かって延び制御基板14が先端に固定されるボス部53を有し、制御基板14が第2分割体40と一体的に設けられることにより、窓部材50及びサブ基板60に加えて、制御基板14を第2分割体40にコンパクトに設けることができる。
シール部材13は、一般部51に設けられた溝部51aと、第2分割体40の裏面とによって挟みこまれている。ケース11内部の密閉性を高めることにより、防水性を高めることができる。
制御基板14に光源17が実装され、光源17から窓部材50まで導光体28が延びている。光源17からの光を導光体によって導くことにより、外部から光源17の光を容易に認識することができる。このとき、導光体28の先端は、窓部材50に差し込まれている。ケース11に孔を空け、この部位に導光体28を差し込むと、孔の大きさの分防爆性が低下する虞がある。導光体28の先端が窓部材50に差し込まれていることにより、高い防爆性を確保することができる。即ち、光源17の光を容易に認識可能でありながら、高い防爆性も確保することができる。
サブ基板60は、少なくとも、制御基板14から1.5mm以上離間して設けられている(L1参照)。サブ基板60、及び、制御基板14は、表面の少なくとも一部に導電性を有するプリントが施されるのが一般的である。このようなサブ基板60、及び、制御基板14を互いに離間させることにより、高い防爆性を確保することができる。
サブ基板60は、フレキシブルプリント基板61と、非接触通信用アンテナであるアンテナ部62と、を有する。フレキシブルプリント基板61は、可撓性に富むため、配置の自由度が高い。よりアンテナ部62を窓部材50に近づけることができ、高い通信性を確保することができる。
サブ基板60は、窓部材50の裏面に密着して配置されている。サブ基板60と窓部材50の隙間をなくすことにより、高い通信性を確保すると共に、検出装置10を小型化することができる。
図5を参照する。図5には、変更例による通信装置の窓部材の斜視図が示されている。図3に示された窓部材に対して、一般部51の端部を薄肉化してリブによって補強すると共に、導光体28の差し込み位置を変更した。
図3に示された第2分割体40を併せて参照する。窓部材50は、平面視において略長方形状を呈する。第2分割体40のなかの窓部材50の一辺S1に近接する部位にアンテナ23(図2参照)を取り付けるためのアンテナ取付孔41bが形成されている。導光体28は、窓部材50の一辺S1に対向する辺S2の近傍に差し込まれている。
アンテナ23から遠い位置に導光体28を配置することにより、導光体28によって導かれる光の視認性を高めることができる。アンテナ23と導光体28とが近い位置に設けられると、導光体28にアンテナ23の影が重なり、光を視認しにくくなる虞がある。アンテナ23と導光体28とを離間させることにより、光の視認性を高めることができる。
<実施例2>
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図6は実施例2の検出装置(通信装置)の断面構成を示し、上記図2に対応させて表している。図2に対して、サブ基板60Aが変えられている。より具体的には、サブ基板60Aは、多層プリント基板がベースに用いられている。実施例1と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
このような構成を採用した検出装置10A(通信装置10A)においても、本発明の所定の効果を得ることができる。
尚、本発明による通信装置は、石油化学系のプラントに用いられる場合を例に説明したが、この他の危険場所であっても用いることができる。危険場所としては、例えば、LPガス充填所、トンネル掘削工事現場、火力発電所、塗装工場等が挙げられる。
また、通信装置は、検出装置を例に説明したが、ケース外部の機器との間で無線通信を行う装置であれば、検出装置に限らず他の装置にも適用可能である。
即ち、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。例えば、窓部材及びサブ基板が第2分割体に一体的に設けられ、制御基板が第1分割体に固定されてもよい。
本発明の通信装置は、石油化学系プラントに用いられる検出装置として好適である。
6…携帯端末(通信機器)
10,10A…検出装置(通信装置)
11…ケース
13…シール部材
14…制御基板
17…発光素子(光源)
28…導光体
30…第1分割体
40…第2分割体
43…開口部
50…窓部材
51…一般部
51a…溝部
52…凸部
53…ボス部
60,60A…サブ基板
61…フレキシブルプリント基板
62…アンテナ部
DA…危険場所

Claims (8)

  1. 危険場所に配置された金属製のケースに、制御基板、及び、この制御基板によって制御されるサブ基板が収納され、
    前記サブ基板は、前記ケースの外部に位置する通信機器との間で非接触通信が可能な通信装置において、
    前記ケースは、第1分割体、及び、開口部を有する第2分割体、の少なくとも2つの分割体からなり、
    前記開口部に、電気絶縁性を有する樹脂が用いられた窓部材が臨み、
    これらの窓部材、及び、サブ基板は、前記第2分割体に一体的に設けられ、
    前記サブ基板は、前記窓部材と前記制御基板との間に位置し
    前記窓部材は、前記第2分割体の裏面に沿って設けられた一般部と、この一般部から前記開口部の内周に向かって突出する凸部と、前記一般部から前記制御基板に向かって延び前記制御基板が先端に固定されるボス部と、が一体的に形成されてなり、
    前記制御基板は、前記第2分割体に一体的に設けられる、
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記開口部の面積は、1600mm2以下に設定されていることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記ケースは、接地されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の通信装置。
  4. 前記一般部は、シール部材を設けるための溝部を有し、
    前記シール部材は、前記溝部と、前記第2分割体の裏面とによって挟みこまれていることを特徴とする請求項記載の通信装置。
  5. 前記制御基板に実装された光源をさらに有し、
    この光源から前記窓部材まで、前記光源の発した光を導く導光体が延び、
    前記導光体の先端は、前記窓部材に差し込まれていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項記載の通信装置。
  6. 前記サブ基板は、少なくとも、前記制御基板から1.5mm以上離間して設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項記載の通信装置。
  7. 前記サブ基板は、フレキシブルプリント基板と、非接触通信用アンテナであるアンテナ部と、を有し、
    前記アンテナ部は、導電性を有する材料によりアンテナパターンが形成されてなることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項記載の通信装置。
  8. 前記サブ基板は、前記窓部材の裏面に密着して配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項記載の通信装置。
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