JP6817759B2 - 包装容器 - Google Patents

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    • B65D85/60Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for sweets or like confectionery products

Description

この発明は、包装容器に関し、特に菓子類を収容するための包装容器に関する。
菓子を喫食する際、剥がした包み紙や、ガムを噛み終わったカスなど不要なものが発生する。このような菓子の喫食中や喫食後に不要になったものを収容できる機能を付与した菓子用の包装容器が、従来より提案されている。
たとえば特許文献1には、内容物を収容する第1の収容空間と、第1の収容空間と隔離板により独立して設けられた第2の収容空間とがその内部に設けられた包装容器が提案されている。
特許文献1に提案の包装容器は、中箱10の中に同じ紙材で空間側面板26、27および連設板28を配置し、ゴミ30が充填されると、ゴミ30がこれら空間側面板26、27および連設板28を内部から菓子29が配置される内容物収容空間40側に向かって押圧するという構成になっている。
特許文献2には、容器本体およびスリーブから構成された包装容器において、切り離し可能な仕切り板16を設け、切り離された仕切り板16を容器本体内で移動させることによって、容器本体に収容された菓子の取り出しによって発生した空きスペースを利用して菓子の包み紙等を収容する構成が提案されている。
特許文献3に開示された菓子用紙箱は、その内部に配置された分離板5によってゴミと菓子との収容空間を区分するものである。
特許第4887659号公報 特開2009−007042号公報 特開平06−135436号公報
特許文献1に開示された包装容器は、収容空間を第1の収容空間と第2の収容空間とに分離するための構成が複雑であり、特に紙製ブランクで包装容器を作成する場合に、作成が困難であったり、構成が複雑になるという欠点がある。
特許文献2に提案の包装容器は、仕切り片16という紙片を境にして、菓子とゴミとを容器内で分離する構成であるが、その使い勝手が悪いという欠点がある。また、仕切り板を注意深く移動させなければ、菓子とゴミとが接触する虞れもある。
特許文献3に開示された菓子用紙箱は、分離板は板紙で形成されており、容器内における移動がしにくかったり、分離板として十分に機能しないおそれがある。
この発明は、上述の背景の元になされたもので、包装容器に収容された菓子類と、菓子類を喫食後不要となったゴミ類とが容器内で直接接触せず、容器内に菓子類とゴミ類とを良好に分離収容できる包装容器を提供することを主たる目的とする。
また、この発明は、外スリーブと外スリーブに引き出し可能に嵌められた内容器とを有する包装容器であって、内容物の取り出しが容易で、かつ、内容物を取り出した後の空き空間にゴミを容易に収容でき、しかも内容物とゴミとが直接接触しない構造の新規な包装容器を提供することを他の目的とする。
発明は、筒状をし、両端が開口した外スリーブと、前記外スリーブに引き出し可能に嵌められた収容空間を有する内容器とを備え、前記内容器には、前記収容空間を第1の収容室および第2の収容室に仕切るための柔軟な仕切りフィルムが設けられており、前記外スリーブから前記内容器の一端側が引き出されることにより、前記第1の収容室に収容された物を取り出すことができ、前記内容器の他端側には、前記第2の収容室へ物を挿入でき、挿入した物が戻り出ることのない一方向入口が備えられており、前記内容器は、一枚のブランクから組み立てられ、底壁と、底壁の左右両側縁に連設されて折り曲げられる左右側壁と、底壁の他方端縁に連設されて折り曲げられる後壁と、左右側壁の他方端縁にそれぞれ連設されて折り曲げられる一対のフラップ片と、を含み、前記後壁には前記一方向入口となる開口が形成されており、前記仕切りフィルムは、前記ブランクの形状に対応した外縁形状の柔軟なフィルムを含み、前記ブランクの左右側壁の上縁部とそれに対応する前記仕切りフィルムの縁部、前記ブランクの後壁の先縁部とそれに対応する仕切りフィルムの縁部、および、前記ブランクの底壁の一方端縁寄りの縁部とそれに対応する仕切りフィルムの縁部が、それぞれ、接着されていることを特徴とする、包装容器である。
この発明によれば、使い勝手が良く、しかも内容物とガムの噛みカス等のゴミとを接触しない状態で収容できる衛生的な包装容器を提供できる。またこの発明によれば、柔軟な仕切りフィルムを利用して、噛みカス等のゴミを仕切りフィルムで囲まれた閉空間内に収容する、衛生的な構成の包装容器を提供できる。
図1は、この発明の一実施形態に係る包装容器1を一端側から見た斜視図であり、図1(A)は、外スリーブ3に内容器4が嵌め込まれた状態の斜視図であり、図1(B)は、外スリーブ3から内容器4の一端側が引き出された状態の斜視図である。 図2(A)は、包装容器1を他端側(後方側)から見た斜視図であり、図2(B)は、包装容器1の中央部縦断面の図解図である。 図3は、包装容器1の展開図であり、図3(A)は外スリーブ3を構成するブランクの形態図(展開図)であり、図3(B)は内容器4を構成するブランクの形態図(展開図)である。 図4は、内容器4を構成するブランク40と内容器4に設けられる仕切りフィルム17との関係を説明するための展開図である。 図5は、図4に示すブランク40に仕切りフィルム17が重ねられて接着された後、ブランク40が組み立てられた状態の内容器4の後方部分を描いた斜視図である。 図6は、第1収容室9と第2収容室18と仕切りフィルム17との関係を示す図である。 図7は、一方向入口12から噛みカス20を挿入する様子を示す図である。 図8は、一方向入口12から噛みカス20を挿入する様子を示す断面図である。 図9は、仕切りフィルム17の別の外縁形態を表わす展開図である。 図10は、外スリーブ3と、外スリーブ3に引き出し可能に嵌められた内容器4との、嵌め合わせ状態および引き出し状態における係止爪5と切り込み7との作用を説明するための図である。 図11(A)は、この発明の他の実施形態に係る包装容器60の一方向入口部分を開いた状態の斜視図であり、図11(B)は、包装容器60の展開図である。 図12は、包装容器60の縦断面図であり、包装容器60における仕切りフィルム68の機能を説明するための図解的な縦断面図である。 図13は、フラップの変形例を示す図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明をする。
以下に説明する実施形態では、包装容器の一例として、内容物がガムである場合の包装容器であって、ガムの噛みカスをゴミとして収容可能なものを取り上げて説明する。しかし、この発明は、ガム用の包装容器に限定されるものではない。内容物としては、ガム以外の菓子、たとえば、チョコレート、チョコレート菓子、キャンディ、グミ、錠菓、ビスケット、スナック、煎餅、和菓子等でもよい。また、ガムの噛みカスを、ゴミとして説明するが、ゴミはこれに限定されるものではない。たとえば、内容物の包装材(個包装材)や、当該包装容器を包む包装材等の不要物であってもよい。
図1(A)は、この発明の一実施形態に係る包装容器1を一端側(前方側)から見た斜視図であり、外スリーブ3に内容器4が嵌め込まれた状態の斜視図である。また、図1(B)は、包装容器1を一端側(前方側)から見た斜視図であり、外スリーブ3から内容器4の一端側(前方側)が引き出された状態の斜視図である。
図1(A),図1(B)に示すように、この実施形態に係る包装容器1は、筒状をし、両端が開口した外スリーブ3と、外スリーブ3に引き出し可能に嵌められた内容器4とを備える。外スリーブ3に内容器4が嵌め込まれた状態では、外スリーブ3の前方端縁部に形成された係止爪5が内容器4の前方側の上面(折り返し部6の後端縁に形成された挿入用切り込み7)に嵌まり、内容器4は外スリーブ3に嵌め込まれた状態が保持される(図1(A)参照)。
一方、外スリーブ3から前方へ内容器4を引き出した状態では、図1(B)に示すように、内容器4の開放された上面8を通して第1収容室9内に収容された内容物10(内容物10は、この実施形態では個包装された粒ガムである。)を露出させることができる。そして第1収容室9から内容物10を取り出すことができる。
図2(A)は、包装容器1を他端側(後方側)から見た斜視図であり、図2(B)は、包装容器1の中央部縦断面の図解図である。
図2(A)を参照して、包装容器1の他端側(後方側)には、一方向入口12が設けられている。一方向入口12は内容器4の後端面(後壁44)に形成された開口14と、一対のフラップ片15とを含む構成である。一方向入口12は、内容器4の他端側(後方側)から内容器4内の収容空間へ物を挿入するための入口であり、挿入した物が戻り出ることのない構造とされている。
この実施形態に係る包装容器1の特徴の1つは、図2(B)を参照して、内容器4内の収容空間16が、内容器4内に設けられた柔軟な仕切りフィルム17によって第1収容室9と第2収容室18とに仕切られていることである。そして、初期の状態では、仕切りフィルム17は、その下面全体が内容器4の底面19に当接した状態となっており、仕切りフィルム17の上面と外スリーブ3との間に第1収容室9が区画された状態となっている。また、初期状態では、第2収容室18は実質的な収容空間を有さない状態となっている。そして第1収容室9には内容物である内容物(個包装粒ガム)10が収容されている。
このため、図1(B)に示すように、外スリーブ3から内容器4を引き出すと、内容器4の収容空間全体を占めている第1収容室9が現れ、第1収容室9に収容された内容物10を取り出すことができる。
取り出された内容物10が食され、噛み終わったガムカスはたとえば個包装紙に包んで噛みカス20として一方向入口12から内容器4内へ挿入することができる。一方向入口12から挿入される噛みカス20は、仕切りフィルム17と内容器4の底面19との間に収容される。すなわち、仕切りフィルム17の後端部171は内容器4の後壁44の上縁に連設された折り返しフラップ45に接着されている。このため、一方向入口12の開口14から内容器4内へ挿入される噛みカス20は、柔軟な仕切りフィルム17を持ち上げ、仕切りフィルム17の下面と内容器4の底面19との間を広げて収容空間を作り、そこに区画される第2収容室18へと挿入される。
このように、内容器4の収容空間16は、仕切りフィルム17によって、第1収容室9と第2収容室18とに区画されている。それゆえ、第1収容室9に収容されている内容物10の量および第2収容室18へ挿入される噛みカス20等の挿入量に応じて、仕切りフィルム17は、第1収容室9の容積と第2収容室18の容積とを自在に変更しつつ第1収容室9と第2収容室18とを確実に仕切る。よって、両収容室内の収容物同士が直接接触することはない。
図3は包装容器1の展開図であり、図3(A)は外スリーブ3を構成するブランクの形態図(展開図)であり、図3(B)は内容器4を構成するブランクの形態図(展開図)である。
外スリーブ3のブランク30は、上壁31と、上壁31の左右両側に連設されて折り曲げられる左右側壁32、33と、右側壁33に連設されて折り曲げられる底壁34と、左側壁32に連設されて折り曲げられ、左側壁32と底壁34とを接合するための糊代35とを有している。ブランク30に含まれる各構成部位は折り線36に沿って折り曲げられ筒状となり、底壁34と糊代35とが接合される。
上壁31の一端縁(前方側)には、凹欠部37が形成されるとともに、凹欠部37内に突出するように係止爪5が形成されている。底壁34および糊代35の前方側にも、凹欠部37が形成されている。凹欠部37は外スリーブ3から内容器4の前方側を引き出し易くするために形成されたものである。
次に、図3(B)を参照して、内容器4のブランク40の説明をする。ブランク40は、底壁41と、底壁41の左右両側縁に連設されて折り曲げられる左右側壁42、43と、底壁41の後方端縁に連設されて折り曲げられる後壁44および後壁44の先端に連設されて折り曲げられる折り返しフラップ45と、左右側壁42、43の後端縁にそれぞれ連設されて折り曲げられる一対のフラップ片15と、底壁41の前方端縁に連設されて折り曲げられる外前壁46、折り返し部6、内前壁47、固定片48を含む前壁49と、左右側壁42、43の前方端縁にそれぞれ連設されて折り曲げられる一対のフラップ片51と、左右側壁42、43の前方端縁側部から側方へ突設されて折り曲げられる一対のサブフラップ片52とを含んでいる。
そして、後壁44にはその中央部に一方向入口を構成するための開口14が形成されている。開口14は、この実施形態では、底壁41の後端縁を跨いで開いた形態とされている。
なお、この実施形態では、開口14は、ブランク40に最初から形成されているものとして説明するが、開口14の位置には、ミシン目で繋がった蓋が設けられていて、のちに、この蓋を引き千切る(取り外す)ことにより、開口が生じる構成としてもよい。
また、折り返し部6と内前壁47との境界部には係止爪5を挿入するための挿入用切り込み7が形成されている。
ブランク40は、折り線53に沿って折り曲げられ、上面が開放された舟形形状の内容器4に組み立てられる。
図4は、内容器4を構成するブランク40と内容器4に設けられる仕切りフィルム17との関係を説明するための展開図である。
図4において、グレーで着色した領域(形態)が仕切りフィルム17の展開図である。また、仕切りフィルム17におけるその輪郭部分に施されたハッチング領域が、仕切りフィルム17とブランク40との接着領域を示している。
具体的に説明すると、仕切りフィルム17は、ブランク40の形状に対応した外縁形状、すなわちブランク40とほぼ等しい外縁形状をした柔軟な透明フィルム、半透明フィルムまたは不透明フィルム等の樹脂フィルムにより構成されている。そしてブランク40の左側壁42および右側壁43の上縁部(各壁が立ち上がった際の上縁部分である。)に対応する仕切りフィルム17の縁部172、173がブランク40の左側壁42および右側壁43と接着されている。また、ブランク40の折り返しフラップ45の先端部と対応する仕切りフィルム17の後端部171は、折り返しフラップ45と接着されている。さらに、ブランク40の底壁41の前方端縁寄りの縁部および左右側壁42、43の前方端縁寄り縁部に対応する仕切りフィルム17の前方縁部174は、ブランク40の底壁41および左右側壁42、43の前方端縁部と接着されている。この実施形態の特徴は、開口14が形成された後壁44の周縁部において、仕切りフィルム17とブランク40とが接着されていないことである。すなわち、領域175、176の部位では、ブランク40と仕切りフィルム17とが接着されていない。
これにより、開口14から底壁41と仕切りフィルム17とで仕切られた第2収容室18に物を挿入する際に、開口14周囲の仕切りフィルム17が柔軟に変形するためのゆとりを確保でき、開口14から第2収容室18を拡げられるという効果を奏する。
言葉を変えれば、開口14の近傍において、仕切りフィルム17の縁部は内容器の内壁と接着されておらず仕切りフィルム17は自在に変形し得る。これにより、開口14から第2収容室18を前方に向かって拡開していくことができる。
図5は、図4に示すブランク40に仕切りフィルム17が重ねられて接着された後、ブランク40が組み立てられた状態の内容器4の後方部分を描いた斜視図である。
すなわち、初期状態では、内容器4は図6(A)に示すように、仕切りフィルム17の上面と外スリーブ3とで区画される第1収容室9が収容空間16のほぼ全体を占めている。しかし、開口14から物を挿入することにより、挿入した物により仕切りフィルム17は上方へ柔軟に変位し、仕切りフィルム17の下面と内容器4の底面19との間に収容空間が生じて第2収容室18が区画され、第2収容室18は次第に内容器4の前方へとその容積を拡げていくことができるものである。
また、ブランク40が組み立てられた当初は、一対のフラップ片15は第1収容室9の内側に位置しているが、仕切りフィルム17が柔軟に変位し得るため、一対のフラップ片15を第1収容室9の外側に位置させることが可能となる。このことにより、一方向入口12を、開口14と一対のフラップ片15から形成することが可能となり、挿入した物が戻り出ることのない構造とすることができる。
図7(A)および図7(B)は、包装容器1の後方側の斜視図であり、噛みカス20を外側から一方向入口12へ押し込むことで、フラップ片15が押されて回動する。これにより、開口14に、噛みカス20を通すことができる隙間が形成され、また仕切りフィルム17が撓んで、噛みカス20は押されながら内部に入る。
図8(A)は、包装容器1の後端側を上から見た断面図であり、噛みカス20が一方向入口12を通過中の状態を示し、図8(B)は、この状態の包装容器1の後端側を左右方向から見た断面図であり、図8(C)は、包装容器1の後端側を上から見た断面図であり、噛みカス20が一方向入口12を通過した後の状態を示す。
図8(A)および図8(B)を参照して、一対のフラップ片15は、内容器4の左右側壁32、33から折り曲げられて連設されている。また、内容器4は、後壁44から折り返された折り返しフラップ45を有している。折り返しフラップ45は、一対のフラップ片15が開くときに、フラップ片15の上端と接するようになっている。折り返しフラップ45は、フラップ片15が開くのを抑制するように作用する。
図8(A)および図8(C)を参照して、一対のフラップ片15は、可動端が互いに近接した閉じた状態(図8(C)に示す状態)と、可動端が互いに遠ざかった開いた状態(図8(A)に示す状態)との間で変位できる。フラップ片15は、開いた状態では、閉じた状態に向けて自立的に戻るように構成されている。その結果、噛みカス20が一対のフラップ片15の間の隙間を通過した後、フラップ片15は閉じる向きに回動する。従って、挿入された噛みカス20が後方へ戻ることは阻止される。
また、噛みカス20を一方向入口12から入れると、噛みカス20は仕切りフィルム17を変形させて仕切りフィルム17の下面と内容器4の底面19との間の第2収容室18を拡開しつつ、この第2収容室18内に噛みカス20を収容する。
図9は、仕切りフィルム17の別の外縁形態を表わす展開図である。
仕切りフィルム17の先端部側は、内容器4を構成するブランク40の底壁41および左右側壁42、43の先端部まで延びておらず、底壁41、左右側壁42、43の先端縁からやや後方に下がった位置において、ブランク40の内面と仕切りフィルム17の先端縁とが接着された構成とされている。この場合、仕切りフィルム17と底壁41との間に区画される第2収容空間18の容積は狭まるが、何ら問題はない。
図10は、外スリーブ3と、外スリーブ3に引き出し可能に嵌められた内容器4との、嵌め合わせ状態および引き出し状態における係止爪5と切り込み7との作用を説明するための図である。
図10(A)に示すように、外スリーブ3に対して内容器4を嵌め合わせた状態では、外スリーブ3の係止爪5が内容器4の切り込み7に差し込まれ(この係止爪5の差し込みは、係止爪5の折り曲がり弾発力により行われる。)、外スリーブ3に対して内容器4が所定の嵌め込み位置で係止される。
一方、内容器4の先端部を指で持ち、内容器4を外スリーブ3から前方へ引き出すと、係止爪5と切り込み7との係合が解除されて、内容器4は外スリーブ3から前方へ引き出すことができる(図10(B))。そして、内容器4を外スリーブ3に押し戻し、外スリーブ3に対して内容器4が所定の位置になると、係止爪5と切り込み7とが係合して、図10(A)の状態になる。
なお、この状態からさらに内容器4を外スリーブ3に押し込めば、外スリーブの先端と内容器4の先端とが一致した状態となり、その場合において、係止爪5と挿入用切り込み7との関係は、図10(C)に示す状態となる。この状態から内容器4の後方側を押し、内容器4をやや引き出せば、図10(A)に示す状態に戻る。
なお、図10にて図示される、係止爪5と切り込み7により形成される係合構造は、本願発明においては必須のものではなく、例えば、前壁49が単に垂直方向に伸びる1枚の板からなるものであってもよい。
図11(A)は、この発明の他の実施形態に係る包装容器60の一方向入口部分を開いた状態の斜視図である。また、図11(B)は、包装容器60の展開図である。さらに、図12(A)および図12(B)は、包装容器60の縦断面図であり、包装容器60における仕切りフィルム68の機能を説明するための図解的な縦断面図である。
図11および図12を参照して、包装容器60の構成と機能とについて説明をする。
包装容器60は、直方体の箱形形状をしており、たとえば1枚のブランクを組み立てて形成された紙箱である。包装容器60の一方端面側(図では下方側)には、包装容器60に収容された内容物を取り出すための取り出し口62が設けられている。取り出し口62は、蓋63によって閉鎖されており、蓋63を開くことにより取り出し口62が現れる。
包装容器60の他方端面側(図では上方側)には、一方向入口64が形成されている。一方向入口64は、蓋65に形成された開口66と、一対のフラップ67とを含む構成である。蓋65を閉じた状態において、開口66から容器内に物を入れると、一対のフラップ67が押し広げられて中に物が入る。そして一対のフラップ67は元に戻るから、中に入った物は戻り出ることのない、一方向入口となっている。
包装容器60内には、内部の収容空間を第1収容室および第2収容室に仕切るための柔軟な樹脂製の仕切りフィルム68が設けられている。仕切りフィルム68は、包装容器60を構成する底壁71、左右側壁72、73および蓋65、フラップ74を含むブランクの外形とほぼ等しい形状か、それよりもやや大きめの余裕のある形状とされている。そして、フラップ74の先端部と仕切りフィルム68の先端部とが接着され、かつ、左右側壁72、73の上縁部および左右側壁の下端部および底壁71の下端部と仕切りフィルム68の下端部とが接着されている。ここで、ポイントとしては、蓋65の両側縁部および左右側壁72、73の上端部は、仕切りフィルム68と接着されていないことである。これにより、開口66から物を入れる際に、一方向入口64付近の仕切りフィルム68が柔軟に変形し、仕切りフィルム68と底壁71との間に第2の収容空間を作ることができるものである。
すなわち、図12(A)に示すように、初期の状態では仕切りフィルム68は底壁71側に位置しており、包装容器60内には第1の収容室75が区画されている。
一方、一方向入口64から物を入れていくと、仕切りフィルム68が移動して、仕切りフィルム68と底壁71との間に第2の収容室76が区画されるので、第1の収容室75とは仕切りフィルム68により分離された第2の収容室76が広がっていく構成である。
包装容器60が組み立てられた当初は、一対のフラップ67は第1の収容室75の内側に位置しているが、仕切りフィルム68が柔軟に変形し得るため、一対のフラップ67を第1の収容室75の外側に位置させることが可能となる。このことにより、一方向入口64を、開口66と一対のフラップ67から形成することが可能となり、挿入した物が戻り出ることのない構造とすることができる。
このように、この実施形態においても、柔軟な仕切りフィルム68を用いることにより、包装容器60の収容空間を、第1の収容空間75と第2の収容空間76とに、確実に区画することができる。
なお、図11および図12に示す包装容器60において、一対のフラップ67の形態は、左右対称なフラップに限らず、図13(A),図13(B),図13(C)に示すように、左右非対称の対をなすフラップ67としてもよい。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、開口14、66は、上記実施形態では、最初からくり抜かれたものとして説明したが、開口14、66には、それぞれ、最初はミシン目などで繋がった蓋がついていてもよい。たとえば、図3等に示す実施形態では、ブランク40において、開口14には、ミシン目で繋がれた蓋が設けられ、当該蓋が後壁44と繋がった形態を採用しても良い。この場合、製品を購入した者がミシン目で繋がった蓋を引きちぎる(または容器内部へ押し込んで取り外す)ことで、開口14(図11の実施形態の場合は、開口66)を形成して使用することができる。
1、60 包装容器
3 外スリーブ
4 内容器
5 係止爪
6 折り返し部
7 挿入用切り込み
8 上面
9 第1収容室
10 内容物
12、64 一方向入口
14、66 開口
15、51 フラップ片
16 収容空間
17、68 仕切りフィルム
18 第2収容室
19 底面
20 噛みカス
30、40 ブランク
31 上壁
32、42、72 左側壁
33、43、73 右側壁
34、41、71 底壁
35 糊代
36、53 折り線
37 凹欠部
44 後壁
45 折り返しフラップ
46 外前壁
47 内前壁
48 固定片
49 前壁
52 サブフラップ片
62 取り出し口
63、65 蓋
67、74 フラップ
75 第1の収容室
76 第2の収容室
171 後端部
172、173 縁部
174 前方縁部
175、176 領域

Claims (7)

  1. 筒状をし、両端が開口した外スリーブと、
    前記外スリーブに引き出し可能に嵌められた収容空間を有する内容器とを備え、
    前記内容器には、前記収容空間を第1の収容室および第2の収容室に仕切るための柔軟な仕切りフィルムが設けられており、
    前記外スリーブから前記内容器の一端側が引き出されることにより、前記第1の収容室に収容された物を取り出すことができ、
    前記内容器の他端側には、前記第2の収容室へ物を挿入でき、挿入した物が戻り出ることのない一方向入口が備えられており、
    前記内容器は、一枚のブランクから組み立てられ、底壁と、底壁の左右両側縁に連設されて折り曲げられる左右側壁と、底壁の他方端縁に連設されて折り曲げられる後壁と、左右側壁の他方端縁にそれぞれ連設されて折り曲げられる一対のフラップ片と、を含み、
    前記後壁には前記一方向入口となる開口が形成されており、
    前記仕切りフィルムは、前記ブランクの形状に対応した外縁形状の柔軟なフィルムを含み、前記ブランクの左右側壁の上縁部とそれに対応する前記仕切りフィルムの縁部、前記ブランクの後壁の先縁部とそれに対応する仕切りフィルムの縁部、および、前記ブランクの底壁の一方端縁寄りの縁部とそれに対応する仕切りフィルムの縁部が、それぞれ、接着されていることを特徴とする、包装容器。
  2. 前記内容器を構成する一枚のブランクの前記後壁には、当該後壁の先端に連設されて折り曲げられる折り返しフラップが備えられており、
    前記仕切りフィルムの前記後壁に対応する縁部は、この折り返しフラップと接着されていることを特徴とする、請求項に記載の包装容器。
  3. 前記仕切りフィルムは、透明な樹脂フィルムを含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の包装容器。
  4. 前記仕切りフィルムは、半透明な樹脂フィルムを含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の包装容器。
  5. 前記仕切りフィルムは、不透明な樹脂フィルムを含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の包装容器。
  6. 前記内容器を構成する一枚のブランクは、前記底壁の一方端縁に連設されて折り曲げられる前壁と、前記左右側壁の一方端縁にそれぞれ連設されて折り曲げられる一対のフラップ片と、前記左右側壁の一方端縁側部から側方へ突設されて折り曲げられる一対のサブフラップ片とを備え、
    前記仕切りフィルムは、これら前壁、一対のフラップ片、および一対のサブフラップ片と対向する部位は有していないことを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の包装容器。
  7. 前記前壁は、外前壁、折り返し片、内前壁および固定片の順に折り曲げられる一連の4部分を含み、
    前記折り返し片と内前壁との境界に前記外スリーブに形成された係止片の挿入用切り込みが形成されていることを特徴とする、請求項に記載の包装容器。
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