JP6815203B2 - ボールジョイントノズル - Google Patents

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本発明は、噴流ガスの方向を偏向させるロケットモータのボールジョイントノズルに関する。
従来、ロケットモータ(特に固体ロケットモータ)や宇宙機のスラスタにおいて、噴流ガスの方向を偏向させるため、可動ノズルが用いられる。また、可動ノズルをモータ等に結合する構造として、「フレキシブルジョイント」が知られている。
フレキシブルジョイントは、例えば積層ゴムからなり、可動ノズルが揺動中心(ピボットポイント)を中心に揺動する際に、ジョイントホルダとノズルを連結したまま、可動ノズルの動きに追従するようになっている。
フレキシブルジョイントは、推進薬の燃焼ガスに対するシール性に優れる一方、ミッションタイムが長いロケットに対しては、ゴムの熱分解温度に達しないよう周囲を厚い断熱材で覆う必要があるため、小型化には限界がある。
そこで、小型・軽量化という観点で優れる可動ノズルとして、ボールジョイントノズルが提案されている。
上述したロケットモータの可動ノズルは、例えば、特許文献1,2及び非特許文献1,2に開示されている。
特開2010−275881号公報 特開2013−164046号公報
NASA−SP−8114、「SOLID ROCKET THRUST VECTOR CONTROL」 NASA−SP−8115、「SOLID ROCKET MOTOR NOZZLES」
図1は、従来のボールジョイントノズル1の一例を示す図である。
この図において、従来のボールジョイントノズル1は、ノズル固定部4とノズル可動部5とを有する。
ノズル固定部4は、モータケース2に固定され、モータケース2を貫通する開口2aの内側に球形の球面凹部4aを有する。ノズル可動部5は、ノズル固定部4の球面凹部4aの内側に嵌る球形の球面凸部6を有し、球面凹部4aとの境界面(以下、「摺動面R」と呼ぶ)を介して揺動可能になっている。
ノズル可動部5は、その内側にモータケース2の内部で発生した燃焼ガスGを外部に噴射するノズル7を有する。また、ノズル7は、ノズル軸7aに対して軸対称のガス流路8を有する。
また、球面凸部6には、ノズル軸7aを中心とする複数のOリング溝6aが設けられ、その内部に収容したOリング9により、球面凹部4aと球面凸部6との摺動面Rを気密にシールしている。
上述した構成により、従来のボールジョイントノズル1は、ノズル可動部5を摺動面Rの揺動中心Oを中心に揺動させることで、ノズル7から外部に噴射する燃焼ガスGの方向を偏向できるようになっている。
この例において、摺動面Rの軸方向中心と揺動中心Oを結ぶ線と、機軸2bとのなす角(以下、「摺動面角θ」と呼ぶ)は、約75°〜約105°(中心角度約90°)である。
ノズル可動部5は、内部で発生した燃焼ガスGの圧力で下流側に大きな力Fで押付けられる。
この力Fは、球面凸部6を下流側に押し付け、摺動面Rの下流側を介してノズル固定部4で支持される。
しかし、ノズル可動部5の球面凸部6と接触する球面凹部4aは、機軸2bに対し平行に近い鋭角(約15°以下)に位置するので、球面凹部4aの摺動面Rの下流側端部のみに力Fが作用する。その結果、図にAで示す摺動面Rの下流側端部、及びOリング溝6aの角部が接触する部分に局所的に面圧ピークが発生する。この面圧ピークにより、摺動面Rの作動不良(焼付けなど)やシール不良(燃焼ガスの漏れ)が発生する可能性があった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、燃焼ガスを外部に噴射するノズルを球形の摺動面を介して揺動可能であり、かつ摺動面の作動不良やシール不良を大幅に低減又は無くすことができるボールジョイントノズルを提供することにある。
本発明によれば、モータケースの機軸を中心とする開口に固定されたノズル固定部と、
前記ノズル固定部に揺動可能に取り付けられたノズル可動部と、を備え、
前記ノズル固定部は、半径方向内方に斜めに延び機軸上の揺動中心を中心とする球面状の固定摺動面と、前記固定摺動面より外部に噴射する燃焼ガスの下流側に位置し前記揺動中心を中心とする球面状の固定シール面と、を有し、
前記ノズル可動部は、前記固定摺動面と摺動し前記揺動中心を中心とする球面状の可動摺動面と、前記固定シール面より前記燃焼ガスの下流側位置し前記揺動中心を中心とする球面状の可動シール面と、を有し、
前記ノズル固定部は、外周部が前記モータケースに固定され、その内側に前記ノズル可動部を取り付けるチャンバアタッチメントを有し、
前記チャンバアタッチメントは、半径方向内方に斜めに延び厚さが一定の球面部分を有し、
前記固定摺動面と前記固定シール面は、前記球面部分の両面を構成する、ボールジョイントノズルが提供される。

上記本発明によれば、ノズル固定部が揺動中心を中心とする球面状の固定摺動面を有し、ノズル可動部が固定摺動面と摺動し揺動中心を中心とする球面状の可動摺動面を有する。
従って、可動摺動面が固定摺動面に沿って摺動することにより、ノズルを摺動面(可動摺動面と固定摺動面)を介して揺動させることができる。
また、固定摺動面が半径方向内方に斜めに延びるので、可動摺動面も半径方向内方に斜めに延び、固定摺動面の軸方向中心とその揺動中心とを結ぶ中心線と機軸とがなす角度が小さくなる(例えば、30°以上、70°以下)。従って、燃焼ガスの圧力でノズル可動部が下流側に押付けられても、その力を固定摺動面の広い範囲でほぼ均等に受けることができ摺動面の面圧を大幅に下げることができる。
また、この力でノズル固定部とノズル可動部が変形しても、それぞれの摺動面(可動摺動面と固定摺動面)が変形により互いになじむので、接触面積が増大して摺動面の面圧を更に下げることができる。
また、固定シール面と可動シール面が、同一の揺動中心を中心とするので、その間隔を一定に保持することができ、可動シール面(例えば、シール溝の角部)が固定シール面に接触するのを回避できる。
さらに、固定シール面は固定摺動面の下流側に位置するので、燃焼ガスの圧力は固定シール面に作用せず、固定シール面と可動シール面との間をシールするシール部材のシール性能を維持することができる。
従来のボールジョイントノズルの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態のボールジョイントノズルを備えたロケットモータの部分断面図である。 図2の部分拡大図である。 本発明の第2実施形態のボールジョイントノズルの部分拡大図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図2は、本発明の第1実施形態のボールジョイントノズル10を備えたロケットモータの部分断面図である。この図は、固体ロケットモータのノズル周辺を示している。
なお、ロケットモータは、固体ロケットモータに限定されず、その他のロケットモータ、又は宇宙機のスラスタであってもよい。
図3は、図2の部分拡大図である。
図2と図3において、ボールジョイントノズル10は、ノズル固定部12とノズル可動部20を備える。
ノズル固定部12は、モータケース2の機軸2bを中心とする開口2aに固定されている。
また、ノズル可動部20は、ノズル固定部12に揺動可能に取り付けられている。
ノズル固定部12は、球面状の固定摺動面R1と球面状の固定シール面S1を有する。
球面状の固定摺動面R1は、半径方向内方に斜めに延び、機軸上の揺動中心Oを中心とする球面形状に形成されている。
球面状の固定シール面S1は、固定摺動面R1の下流側に位置し揺動中心Oを中心とする球面形状に形成されている。
揺動中心Oは、この例において、モータケース2の機軸2bの下流側に位置する。
ノズル固定部12は、この例において、外周部が支持部材13を介してモータケース2に固定され、その内側にノズル可動部20を取り付けるチャンバアタッチメント14を有する。
チャンバアタッチメント14は、その内側に半径方向内方に斜めに延び厚さが一定の球面部分16を有する。
この例において、固定摺動面R1と固定シール面S1は、球面部分16の両面を構成する。
チャンバアタッチメント14は、チタン、スチールなどの金属材からなるのがよい。
また、チャンバアタッチメント14の軸方向内側(図で左側)には、開口2aの外側に断熱部材15が固定され、燃焼ガスGからチャンバアタッチメント14の過熱を防止するようになっている。
断熱部材15は、例えばシリカとフェノール樹脂の混合体である。
図2と図3において、ノズル可動部20は、球面状の可動摺動面R2と球面状の可動シール面S2を有する。
球面状の可動摺動面R2は、固定摺動面R1と摺動し、揺動中心Oを中心とする球面形状に形成されている。
球面状の可動シール面S2は、固定シール面S1の下流側又は上流側に位置し、揺動中心Oを中心とする球面形状に形成されている。
以下、区別が必要な場合を除き、固定摺動面R1と可動摺動面R2の一方又は両方を単に、「摺動面R」と呼ぶ。摺動面R(固定摺動面R1と可動摺動面R2)の半径は実質的に同一であるのがよい。
また、区別が必要な場合を除き、固定シール面S1と可動シール面S2の一方又は両方を単に、「シール面S」と呼ぶ。固定シール面S1と可動シール面S2の半径はわずかに相違し、その間に一定の隙間を有するのがよい。
この例において、ノズル可動部20は、互いに一体的に連結された、ノズル7、摺動金具22及びシールホルダ24を有する。
ノズル7は、ロケットモータで発生した燃焼ガスGを外部に噴射する。
ノズル7は、ノズル軸7aに対して軸対称のガス流路8を有する。この図に示すように、ノズル可動部20の中立位置において、ノズル軸7aは機軸2bと一致する。なお、ノズル7が中立位置から揺動すると、ノズル軸7aと機軸2bは相違し、揺動中心Oで交差する2直線となる。
ガス流路8は、この例において、上流側(図で左側)のノズル部8aと下流側(図で右側)のディフューザ部8bとの間にスロート部8cを有する。
またこの例において、ノズル7は、ノズル部8aとスロート部8cを構成する前部7bと、ディフューザ部8bを構成する後部7cとからなる。
前部7bは、例えば、カーボン/カーボン、又はカーボンとフェノール樹脂の混合体であるのがよい。また、後部7cは、例えば、シリカとフェノール樹脂の混合体であるのがよい。
この例において、摺動金具22及びシールホルダ24は、ノズル7の外面に固定されている。
また可動摺動面R2は、摺動金具22に設けられ、可動シール面S2は、シールホルダ24に設けられている。
摺動金具22とシールホルダ24は、チタン、スチールなどの金属材からなるのがよい。
図3において、ボールジョイントノズル10は、さらに、固定シール面S1と可動シール面S2との間をシールするシール部材25を有する。
シール部材25は、図3に破線の矢印で示すa→b→cの経路で燃焼ガスが流れてくるのを、シール面Sでシールする。
シール部材25は例えばOリングであり、この例ではシールホルダ24に設けられたシール溝内に収容されている。なお、本発明はこの構成に限定されず、固定シール面S1にシール溝を設けて、シール部材25を収容してもよい。
上述したように、チャンバアタッチメント14は、その内側に厚さが一定の球面部分16を有する。球面部分16は、半径方向内方に斜めに延び、固定摺動面R1と固定シール面S1の両面を構成する。
またこの例で、固定摺動面R1の揺動中心Oは、固定摺動面R1から下流側(図で右側)に離れて位置する。また、固定摺動面R1の軸方向中心と揺動中心Oを結ぶ中心線(以下、揺動中心線L1)と、機軸2bとがなす角度θ(以下、摺動面角θ)が、30°以上、70°以下の鋭角に設定されている。
「固定摺動面R1の軸方向中心」とは、固定摺動面R1に沿って可動摺動面R2が摺動する範囲の軸方向の中点を意味する。また、摺動面角θは狭角である。
また、この例で、ノズル固定部12の固定摺動面R1は凸球面であり、ノズル可動部20の可動摺動面R2は凹球面である。さらに、この例で、ノズル固定部12の固定シール面S1は凹球面であり、可動シール面S2は凸球面である。
ノズル固定部12とノズル可動部20の摺動面Rの半径は、実質的に同一であり、固定シール面S1の半径は、固定摺動面R1より小さく、可動シール面S2の半径は固定シール面S1の半径よりも小さく設定されている。
さらに図2において、ノズル固定部12とノズル可動部20との間にはリニアアクチュエータ32が取り付けられている。この構成により、リニアアクチュエータ32を伸縮動作させて、揺動中心Oを中心にノズル可動部20を首振り動作させ、燃焼ガスGの噴射方向を制御するようになっている。
また、ノズル固定部12とノズル可動部20との間にノズル偏向角検出用のリファレンスロッド34が取り付けられている。
図4は、本発明の第2実施形態のボールジョイントノズル10の部分拡大図である。
この図において、固定摺動面R1の揺動中心Oは、固定摺動面R1の上流側(図で左側)に離れて位置する。また固定摺動面R1の軸方向中心と揺動中心Oを結ぶ中心線(揺動中心線L2)と、開口2aの機軸2bとがなす角度θ(摺動面角θ)は、30°以上、70°以下の鋭角に設定されている。
また、この例で、ノズル固定部12の固定摺動面R1は凹球面であり、ノズル可動部20の可動摺動面R2は凸球面である。さらに、この例で、ノズル固定部12の固定シール面S1は凸球面であり、可動シール面S2は凹球面である。
ノズル固定部12とノズル可動部20の摺動面Rの半径は、実質的に同一であり、固定シール面S1の半径は、固定摺動面R1より大きく、可動シール面S2の半径は固定シール面S1の半径よりも大きく設定されている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
上述した本発明の実施形態によれば、ノズル固定部12が揺動中心Oを中心とする球面状の固定摺動面R1を有し、ノズル可動部20が固定摺動面R1と摺動し揺動中心Oを中心とする球面状の可動摺動面R2を有する。
従って、可動摺動面R2が固定摺動面R1に沿って摺動することにより、ノズル7を摺動面R(可動摺動面R2と固定摺動面R1)を介して揺動させることができる。
また、固定摺動面R1が半径方向内方に斜めに延びるので、可動摺動面R2も半径方向内方に斜めに延び、固定摺動面R1の軸方向中心と揺動中心Oとを結ぶ揺動中心線L1,L2と機軸2bとがなす摺動面角θが小さくなる(例えば、30°以上、70°以下)。従って、燃焼ガスGの圧力でノズル可動部20が下流側に押付けられても、その力Fを固定摺動面R1の広い範囲でほぼ均等に受けることができ、摺動面Rの面圧を大幅に下げることができる。
また、この力Fでノズル固定部12とノズル可動部20が変形しても、それぞれの摺動面R(可動摺動面R2と固定摺動面R1)が変形により互いになじむので、接触面積が増大して摺動面Rの面圧を更に下げることができる。
また、固定シール面S1と可動シール面S2が、同一の揺動中心Oを中心とするので、その間隔を一定に保持することができ、可動シール面S2(例えば、シール溝の角部)が固定シール面S1に接触するのを回避できる。
さらに、固定シール面S1は固定摺動面R1の下流側に位置するので、燃焼ガスGの圧力は固定シール面S1に作用せず、固定シール面S1と可動シール面S2との間をシールするシール部材25のシール性能を維持することができる。
なお本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
F 力、L1,L2 中心線(揺動中心線)、O 揺動中心(ピボットポイント)、
R 摺動面、R1 固定摺動面、R2 可動摺動面、S シール面、
S1 固定シール面、S2 可動シール面、G 燃焼ガス、θ 摺動面角、
1 ボールジョイントノズル、2 モータケース、2a 開口、2b 機軸、
4 ノズル固定部、4a 球面凹部、5 ノズル可動部、6 球面凸部、
6a Oリング溝、7 ノズル、7a ノズル軸、7b 前部、7c 後部、
8 ガス流路、8a ノズル部、8b ディフューザ部、8c スロート部、
9 Oリング、10 ボールジョイントノズル、12 ノズル固定部、
13 支持部材、14 チャンバアタッチメント、15 断熱部材、
20 ノズル可動部、22 摺動金具、24 シールホルダ、
25 シール部材(Oリング)、32 リニアアクチュエータ、
34 リファレンスロッド

Claims (5)

  1. モータケースの機軸を中心とする開口に固定されたノズル固定部と、
    前記ノズル固定部に揺動可能に取り付けられたノズル可動部と、を備え、
    前記ノズル固定部は、半径方向内方に斜めに延び機軸上の揺動中心を中心とする球面状の固定摺動面と、前記固定摺動面より外部に噴射する燃焼ガスの下流側に位置し前記揺動中心を中心とする球面状の固定シール面と、を有し、
    前記ノズル可動部は、前記固定摺動面と摺動し前記揺動中心を中心とする球面状の可動摺動面と、前記固定シール面より前記燃焼ガスの下流側位置し前記揺動中心を中心とする球面状の可動シール面と、を有し、
    前記ノズル固定部は、外周部が前記モータケースに固定され、その内側に前記ノズル可動部を取り付けるチャンバアタッチメントを有し、
    前記チャンバアタッチメントは、半径方向内方に斜めに延び厚さが一定の球面部分を有し、
    前記固定摺動面と前記固定シール面は、前記球面部分の両面を構成する、ボールジョイントノズル。
  2. 前記固定摺動面の軸方向中心と前記揺動中心とを結ぶ中心線と、前記機軸とがなす角度が、30°以上、70°以下である、請求項1に記載のボールジョイントノズル。
  3. 前記固定シール面と前記可動シール面との間をシールするシール部材を有する、請求項1又は2に記載のボールジョイントノズル。
  4. 前記揺動中心は、前記固定摺動面より前記燃焼ガスの下流側又は上流側に位置する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のボールジョイントノズル。
  5. 前記ノズル可動部は、前記燃焼ガスを外部に噴射するノズルと、前記ノズルの外面に固定された摺動金具及びシールホルダと、を有し、
    前記可動摺動面は前記摺動金具に設けられ、前記可動シール面は前記シールホルダに設けられている、請求項1乃至のいずれか一項に記載のボールジョイントノズル。
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