JP6814205B2 - プロセッサタイルのドループ検出及び制御 - Google Patents

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Description

本開示は、概して電力制御に関し、より具体的には、マイクロプロセッサ等の大規模デジタル論理回路のリニア電圧レギュレータに関する。
集積回路及び他のディスクリート回路は、多くの場合、VDDとラベル付けされ、関連する回路に電源電圧を供給する電源から電力を受け取るための端子を含む。例えば、インバータ等の回路は、電源と、回路のコモン又はグランドとの間に接続されていることが多い。MOSFETトランジスタの場合には、ゲート端子への特定の電圧によってトランジスタが活性化され、出力端子と電源又はグランドとの間に接続された回路素子を駆動し、出力端子に接続された後続回路の動作を駆動する回路経路が生成される。通常、電流及び回路負荷の量は、動作速度及び電源電圧の両方に関連する。多くの回路が有する能動的性質のために負荷が時々変化し、時には電源電圧(supply voltage)レベルが所望のレベルから降下又は低下することがある。
電圧ドループは、電源が負荷を駆動するときの所望の電圧レベルからの電圧降下を指すために使用される用語である。制御されたシステムでは、負荷が急激に増加すると、出力電圧が低下する可能性がある。例えば、過渡負荷状態(transient loading condition)が発生して、電圧ドループ(垂下)が生じることがある。ドループが大きすぎると、回路の故障が発生する。
従来技術のシステムでは、電源調整回路、すなわち「ヘッダ」回路が、電源と回路との間に動作可能に配置されており、電源のかかる変動を調整又は補償するように調整される。例えば、いくつかの解決手段では、過渡応答からの負荷を最小限に抑え、電源電圧を調整するために、1GHzを超える比較的高い周波数で常時切り替わるヘッダ回路が含まれる。これらのヘッダ回路は、過渡負荷状態及び他の負荷状態に起因する電圧ドループに対して非常に迅速に応答するように最適化されていることが多い。
これらの従来技術のシステムは、通常、実質的にカスタマイズされたアナログ設計ブロックを有しており、過渡負荷状態に応答するために比較的大きな電界効果トランジスタとの接続及び遮断を切り替えるときに、かなりのオーバーヘッドが加わる。これは、定常状態モードで動作しているときにも発生する。従って、かかるシステムは、貴重な集積回路用スペースを消費するだけでなく、電力の観点からも非効率的である。
本開示は、添付図面を参照することによってより良く理解されることができ、その多くの特徴及び利点が当業者に明らかとなるであろう。
一実施形態による、電力をプロセッサコアに供給するように接続されたプロセッサシステムのブロック図である。 一実施形態による、プロセッサシステム及び電源調整(supply adjustment)ブロックの更なる詳細を部分的にブロック図で示し、部分的に回路図で示す図である。 一実施形態による、プロセッサシステム及び電源調整ブロックの更なる詳細を部分的にブロック図で示し、部分的に回路図で示す図である。 一実施形態による、電源調整ブロック及び関連する電荷制御ロジック(charge control logic)の更なる詳細を部分的にブロック図で示し、部分的に回路図で示す図である。 一実施形態による、複数のプロセッサコアへの電源電圧を調整するためのシステムのブロック図である。 一実施形態による、ドループを補償するレギュレータシステムの更なる詳細を部分的にブロック図で示し、部分的に回路図で示す図である。 様々な実施形態による方法を示すフローチャートである。 様々な実施形態による方法を示すフローチャートである。 様々な実施形態による方法を示すフローチャートである。 一実施形態による、調整された電源電圧を複数のプロセッサタイルに供給するように接続されたプロセッサシステムを示す機能ブロック図である。 一実施形態による、グループ化されたプロセッサタイルを有する低損失レギュレータ制御システムを備えたプロセッサシステムの機能ブロック図である。 MON及びCGPG領域の電圧レール間の電源レール接続を示すプロセッサシステムの機能ブロック図である。 複数のプロセッサタイルを有するマルチコアプロセッサにおける電源電圧の調整方法を示すフローチャートである。 複数のグループのプロセッサタイルを有するマルチコアプロセッサにおける電源電圧の調整方法を示すフローチャートである。
異なる図面において同じ参照符号を使用することは、類似又は同一の項目を示す。特に断りのない限り、「結合された(coupled)」という用語及びこれに関連する動詞形は、本技術分野において周知の手段による直接接続及び間接的な電気接続の両方を含み、特に断りのない限り、直接接続に関する説明は、間接的な電気接続の好適な形態を用いた代替の実施形態も同様に意味する。
図1は、一実施形態による、調整された電源電圧をプロセッサコアに供給するように接続されたプロセッサシステムのブロック図である。図1を参照すると、プロセッサシステム10は、外部電圧ソースから電源電圧を受け取るように接続された、VDD12として示されている入力ポートを含む。入力ポートは、受け取った電源電圧を電源調整ブロック14に供給する。電源調整ブロック14は、調整された電源電圧をプロセッサコア16に供給するように接続されている。電荷選択(charge selection)ブロック18は、電源調整ブロック14に送られる制御信号20を生成する。第1レギュレータは、デジタル低電圧レギュレータ(digital low voltage regulator;DLVR)22として示されており、電荷選択ブロック18に対する制御信号24を生成する低損失コントローラを含む。第2レギュレータは、FDD26とラベル付けされた高速ドループ検出器(fast droop detector;FDD)を含み、電荷選択ブロック18に対する制御信号28を生成する。
FDD26は、電源調整ブロック14によって生成された、調整された電源電圧と、DLVR22からのドループ閾値レベル34と、を受け取るように接続されている。電源モニタ(power supply monitor;PSM)30も、電源調整ブロック14によって生成された、調整された電源電圧を受け取るように接続されている。PSM30は、いくつかの通信及び信号のうち、調整された電源電圧のデジタル表現32をDLVR22に与える。
DLVR22は、調整された電源電圧のデジタル表現32をPSM30から受け取るだけでなく、外部ソースから目標電圧及びドループ閾値レベルを受け取る。例えば、外部ソースは、集積回路用の電力制御ブロック若しくはモジュール、又は、オペレーティングシステムによって値が設定されるレジスタを備えてもよい。目標電圧及びドループ閾値電圧の両方がデジタル値として受け取られる。従って、DLVR22は、調整された電源電圧と目標電圧との比較に基づいて、電源調整ブロック14によって生成された、調整された電源電圧を、制御信号24を介して調整する。
また、前述したように、DLVR22は、ドループ閾値レベル34をFDD26に与える。調整された電源電圧がドループ閾値レベルに達するか下回った場合、FDD26は、電荷注入信号28を電荷選択ブロック18に対する制御信号として生成する。次に、電荷選択ブロック18は、個々のトランジスタのオンオフを切り替えて電圧を調整してヘッダ回路内のトランジスタの導電率を変化させることによって、調整された電源電圧を調整することの一部として、電荷を注入するため、より具体的には、プロセッサコア16に供給される、調整された電源電圧の大きさを増加させるために、電源調整ブロック14に対する制御信号20を生成する。このようなレベルの詳細を示す実施形態は、以下の図面に関連して説明される。
一般に、上述したシステムは、一実施形態において、デジタルリニア電圧レギュレータ(digital linear voltage regulator;DLVR)制御システムを備える。この制御システムは、調整された電源電圧を調整し、ドループレベルが閾値を下回った場合に電荷を生成するための複数の制御信号を生成する第1レギュレータ及び第2レギュレータを含む。プロセッサコア16等のプロセッサコアは、調整された電源電圧と、検出されたドループ状態に応じた電荷と、を受け取るための供給ポートを含む。DLVR制御システムは、供給ポートで受け取った、調整された電源電圧を監視して、ドループレベルを判断するように接続されている。
動作中、第1レギュレータ、すなわちDLVR22は、第1帯域幅を有する第1調整ループを用いて、電源電圧を目標電源電圧に等しくなるように調整する。第1レギュレータは、調整された電源電圧の目標電圧を外部ソースから受け取るだけでなく、ドループレベルの閾値も受け取る。また、第1レギュレータは、調整された電源電圧のデジタル表現32をPSM30から受け取る。従って、第1レギュレータは、電源調整ブロック14によって生成された電圧を調整するために、目標電圧と実際に調整された電源電圧との差に応じて電荷選択ブロック18を介して電源調整ブロック14の設定を調整するための制御信号24を生成する。
第2レギュレータ、すなわち、上述した実施形態におけるFDD26は、第1帯域幅とは異なる第2帯域幅を有する第2調整ループを用いて、調整された電源電圧を調整する。より具体的には、第2レギュレータは、受け取ったドループ閾値34と調整された電源電圧とを比較して、調整された電源電圧をドループ閾値レベルよりも上回るように上げることによって、調整された電源電圧を速やかに調整するための電荷注入信号28を生成する。
第2調整ループは、第1調整ループに比べて高速に動作するループである。第ループは、(クロックベースのデジタル論理回路を利用する)デジタル制御ループであり、これにより、クロックサイクルに基づいて動作するが、発生時にドループ閾値に達するドループを検出するように構成されている。一実施形態では、第2レギュレータは、ドループ検出及び電圧調整を実行するためのアナログ回路を実装している。従って、この第2調整ループを有するシステムを実装することによって、電源調整ブロック14のロジックは、従来技術のシステムに関連して説明したように複雑にする必要もないし、高周波数で動作する必要もなく、これにより、電力消費及びIC用スペースを低減する。更に、第1調整ループに対して発生する処理がデジタル領域にあるため、消費電力及びシリコンフットプリントのサイズが更に低減し、設計及び動作に柔軟性をもたらすことができる。
図2は、一実施形態による、プロセッサシステム及び電源調整ブロックの更なる詳細を部分的にブロック図で示し、部分的に回路図で示す図である。電源VDD12は、図1に関連して前述したように、電源電圧を電源調整ブロック14に供給する。電源調整ブロック14は、並列に接続された複数の選択可能な抵抗素子を含む。換言すれば、各抵抗素子の入力ノードがVDD12に接続されており、各抵抗素子の出力ノードがプロセッサコア16の入力ポートに共通に接続されている。プロセッサコア16は、信号32をDLVR22に送るための出力ポートと、信号34をDLVR22から受け取るための入力ポートと、を含む。記載された実施形態では、プロセッサコア16は、調整された電源電圧の大きさのデジタル表現32を送り、ドループ閾値レベル34を受け取る。
プロセッサコア16は、電荷注入信号28を電荷選択ブロック18に送るための出力ポートを更に含む。更に、DLVR22は、目標電圧信号及びドループ閾値信号を外部ソースから受け取るように接続されている。説明した例では、DLVR22は、電荷選択ブロック18に接続された出力バス24a,24bを含む。バス24a,24bは、調整された電源電圧を調整するために、選択可能な抵抗素子(ここでは、MOSFET)を選択するための制御ワードを送る。電荷選択ブロック18は、プロセッサコア16のFDD26から電荷注入信号28を受け取り、電源調整ブロック14の抵抗素子38a〜38cのうち1つ以上を選択するための選択信号を生成するように接続されている。
理解されるように、電源電圧は、電源調整ブロック14によってVDD12から受け取られる。電源調整ブロック14は、複数の抵抗素子を含む。各抵抗素子は、選択可能であり、全抵抗値を変えることによって電源調整ブロック14の電圧降下を変化させ、これにより、プロセッサコア16に与えられる利用可能な電圧を調整するように構成されている。具体的には、説明した実施形態では、複数の並列に接続されたスケーリング済みの抵抗素子が示されており、各抵抗素子は、PチャネルMOSFETを含む。抵抗素子は、直列、並列、又は、直列接続及び並列接続の組み合わせで構成することができることを理解されたい。更に、抵抗素子は、所望の抵抗範囲を達成するようにスケーリングされている。更に、使用される要素の種類(例えば、Pチャネル又はNチャネルMOSFET)は、例えば、電荷選択ブロック18の関連する制御ロジックに影響を及ぼす。
記載された実施形態では、電源調整ブロック14によって生成された、調整された電源がプロセッサコア16に与えられる。FDD26及びPSM30は、プロセッサコア16内に構成され、形成される。従って、調整された電源は、FDD26及びPSM30の両方に直接与えられる。PSM30は、調整された電源電圧のレベルを表すデジタル値を生成し、生成したデジタル値32を第1レギュレータ22に送るように動作可能である。図2の例では、第1レギュレータ(DLVR22)は、デジタルリニア電圧レギュレータ(DLVR)コントローラである。
DLVR22は、プロセッサコア16の外部に配置されるように示されている。このように、DLVR22は、プロセッサコア16の電源がオフにされた場合でも、調整された電源電圧を制御及び調整するように動作することができる。別の実施形態では、DLVR22は、プロセッサコア16内に配置及び構成されてもよい。両方の実施形態において、DLVR22はデジタル処理回路を備える。
図2に示した実施形態の一態様では、DLVR22が、少なくとも1つの制御バス上に少なくとも1つの制御ワードを生成して、電源調整ブロック14によって生成された電源電圧を調整するために、何れの抵抗素子をオンにするかを指定するように構成されている。説明した実施形態では、DLVR22は、電源電圧と目標電圧との差に基づいて電源電圧を調整するためにオン又はオフにされる抵抗素子を選択するための第1制御ワードを第1制御バス24a上に生成し、調整された電源電圧がドループ閾値レベル以下に低下したために、第2レギュレータ、すなわちFDD26が電荷注入信号28を生成した場合に、第2制御ワードを第2制御バス24b上に生成する。次に、電荷選択ロジック18は、第1論理バス及び第2論理バス上の設定と電荷注入信号の状態とに従って抵抗素子を選択してバイアスする。
図3は、一実施形態による、プロセッサシステム及び電源調整ブロックの更なる詳細を部分的にブロック図で示し、部分的に回路図で示す図である。電源VDD12は、電源電圧を電源調整ブロック14に供給するように接続されている。電源調整ブロック14は、並列に接続された複数の選択可能な抵抗素子を含む。説明した実施形態では、各抵抗素子は、PチャネルMOSFET38a〜38cを備える。3つ以上の抵抗素子が含まれてもよく、簡略化のためにここでは3つしか示されていないことを理解されたい。MOSFET38a〜38cのソース端子を含む入力ノードは、VDD12から電源電圧を受け取るように接続されている。MOSFET38a〜38cのドレイン端子は、調整された電源をプロセッサコア16の入力ポートに供給するために、電源調整ブロック14の出力ノードに共通に接続されている。
MOSFET38aのゲート端子は、電荷選択ロジック44からバイアス信号を受け取るように接続されている。同様に、MOSFET38bのゲート端子は、電荷選択ロジック46からバイアス信号を受け取るように接続されており、MOSFET38bのゲート端子は、電荷選択ロジック48からバイアス信号を受け取るように接続されている。電荷選択ロジック44〜48の各々は、制御ワードすなわち「ctrl[(n-1):0]」、及び、電荷制御ワードすなわち「chg_ctrl[(n-1):0]」からの少なくとも1ビットと、電荷注入信号「charge_inject」と、を受け取る。第1レギュレータは制御ワード及び電荷制御ワードを生成し、第2レギュレータは電荷注入信号を生成する。
図3の実施形態では、FDD26(第2レギュレータ)及びPSM30がプロセッサコア16内に形成されているのに対し、DLVR22(第1レギュレータ)は、プロセッサコア16の外部に形成されているが、デジタル処理回路を含む。あるいは、DLVR22は、プロセッサコア16内に形成/構成されてもよい。
動作中、DLVR22は、調整された電源電圧のデジタル表現32をPSM30から受け取り、目標となるドループ閾値及び目標となる調整された電源電圧レベルを例えば電源コントローラ等の外部ソースから受け取るように接続されている。DLVR22は、PSM30から受け取った調整された電源電圧と、目標となる調整された電源電圧レベルとの差に基づいて、選択された抵抗素子を活性化するための制御信号「ctrl[(n-1):0]」を生成する。この抵抗素子は、記載された実施形態では、電源調整ブロック14のMOSFETを備える。また、DLVR22は、第2コントローラすなわちFDD26が、図3に示すように「charge_inject」とラベル付けされた電荷注入信号を生成する場合には常に、電源調整ブロック14のMOSFETとして構成された抵抗であって、選択された抵抗を活性化するための電荷制御信号「chg_ctrl[(n-1):0]」を生成する。この動作の一部として、DLVR22は、目標となるドループ閾値を第2コントローラであるFDD26に与えることにより、FDD26は、調整された電源電圧が目標となるドループ閾値に達したときを判別することができる。当業者であれば、電荷選択ブロック44〜48の各々の内部ロジックを、設計要件及び使用されるデバイスの種類(例えば、Pチャネル又はNチャネルMOSFET)に従って、図4に関連して以下に示すロジックから容易に変更し得るであろう。
図4は、一実施形態による電源調整ブロック及び関連する電荷制御ロジックの更なる詳細を部分的にブロック図で示し、部分的に回路図で示す図である。電源VDD12は、電源調整ブロック14に供給される。上述したように、電源調整ブロック14は、複数の選択可能な抵抗素子を含む。図4に示す特定の実施形態では、並列接続された3つのPチャネルMOSFETが示されているが、異なる数及び構成の抵抗素子が利用されてもよい。電源は、PチャネルMOSFETのソース端子に供給され、結果として得られる調整された電源電圧は、MOSFETのドレイン端子から生成される。電源調整ブロック14の出力ノードは、調整された電源電圧をプロセッサコア16に供給するように接続されている。
図4は、電荷選択ロジックの一例を示す。このロジックは、電源調整ブロック14のPチャネルMOSFETを選択的にバイアスして、選択されたMOSFETを回路動作から接続又は除去し、これにより電源調整ブロック14の電圧降下を変化させる。理解され得るように、電源調整ブロック14は、並列に接続された複数のPチャネルMOSFETを含む。前述したように、簡単のために3つのMOSFETのみが示されていることを理解されたい。電荷選択ロジックは、第1の複数のANDゲート50と、第2の複数のANDゲート52と、第1の複数のANDゲート50と第2の複数のANDゲート52との間に接続された複数のインバータ54と、を含む。
PチャネルMOSFETの各ゲート端子は、第1の複数のANDゲート50のANDゲートの出力を受け取るように接続されている。第1の複数のANDゲート50の各ANDゲートは、第1のレギュレータ(図4に示されていない)によって生成された制御ワード「ctrl[(n-1):0]」を受け取るように接続された1つの共通接続入力を含む。この制御ワードは、調整された電源電圧を目標となる調整された電源電圧まで駆動するように当該調整された電源電圧を調整するために、どの選択可能なMOSFETをオンにするかを指定する。第1の複数のANDゲート50の各ANDゲートの第2入力は、複数のインバータ54のインバータの出力を受け取るように接続されている。複数のインバータ54のインバータの各入力は、第2の複数のANDゲート52のANDゲートの出力を受け取るように接続されている。
第2の複数のANDゲート52の各々は、第1レギュレータによって生成された電荷制御ワード「chg_ctrl[(n-1):0]」を受け取るように接続された共通接続入力を有する。この電荷制御ワードは、第2レギュレータ、すなわちFDD22によって「chg_inject」信号がアサートされた場合に何れのANDゲート(従って、何れの選択可能な抵抗素子)をオンにするかを指定する。第2の複数のANDゲート52の各々の第2入力は、第2レギュレータFDD22によってアサートされた電荷注入信号「chg_inject」を受け取るように共通に接続されている。図4の検討からも多く見られるように、電源調整ブロックのMOSFET毎に、第1の複数のANDゲートのうち1つのANDゲートと、1つのインバータと、第2の複数のANDゲートのうち1つのANDゲートと、が設けられている。
動作中、ANDゲートとインバータとの組み合わせは、その出力が反転するためにNANDゲートとして動作する。あるいは、NANDゲートを、インバータとANDゲートとの組み合わせの代わりに使用してもよい。より具体的には、Pチャネルトランジスタは、そのゲート上に低電圧を印加するとアクティブになる。その結果、複数のインバータ54のうち対応するインバータによって各ANDゲート52の出力が反転している間、閾値電圧を超える負のゲート・ソース電圧が生じる。従って、電源調整ブロック14の任意の所定のPチャネルMOSFETについて、MOSFETは、制御ワードがMOSFETを選択している場合、又は、電荷制御ワードがMOSFETを選択し、且つ、電荷注入信号がアサートされる場合に抵抗素子として動作する。
図5は、一実施形態による、複数のプロセッサコアへの電源電圧を調整するためのシステムのブロック図である。電源VDD12は、複数の電源調整ブロック14A〜14Cに接続されている。電源調整ブロック14A〜14Cの各々は、調整された電源電圧をプロセッサコア16A〜16Cに供給するように接続されている。プロセッサコア16A〜16Cの各々は、PSM30A〜30Cと、FDD26A〜26Cと、DLVR22A〜22Cと、を含む。プロセッサコア内に示した各ブロックは、上述したように構成され、動作する。しかしながら、1つの例外は、本実施形態において、DLVR22A〜22Cの各々がプロセッサコア16A〜16C内に形成されていることである。
本発明の代替の実施形態では、電源調整ブロック60は、電源調整ブロック14に加えて、又は、その代わりに使用されてもよい。電源調整ブロック60は、ヘッダ回路ではなくフッタ回路であることが理解され得る。このフッタ回路は、電源調整ブロックが、プロセッサコアと電源との間に接続されているのではなく、プロセッサコアとグランドとの間に接続されていることを意味する。電源調整ブロック60が含まれている実施形態では、特定のディスクリートロジックが所望の動作をサポートするように変更され、当業者は、設計においてかかる変更を容易に行うことができる。第1レギュレータ及び第2レギュレータに関して前述した態様は同じままである。従って、例えば、FDD26A〜26Cによって生成された電荷注入信号は、電源調整ブロック60内の抵抗素子を活性化又は選択するように機能する。1つの電源調整ブロック60のみが破線で示されているが、複数の電源調整ブロック60が図5の実施形態に含まれ得ることを理解されたい。
当業者であれば、電源調整ブロック60のロジックが、本明細書で説明する電源調整ブロック14のロジックと異なる場合があることを容易に理解することができる。ヘッダ回路を含む電源調整ブロック14と同様に、第2レギュレータ、すなわちFDD26A〜26Cは、電荷注入信号を生成する。この信号は、電源調整ブロック14A〜14Cの電圧降下を調整することにより、プロセッサコア16A〜16Cに供給される電圧を調整するように、選択された抵抗素子を活性化させる。
図6は、本発明の一実施形態による、ドループを補償するレギュレータシステムの更なる詳細を部分的にブロック図で示し、部分的に回路図で示す図である。電源VDD12は、電源調整ブロック14に接続されており、このブロックは、調整された電源電圧をプロセッサコア16に供給する。調整された電源電圧の大きさは、制御ワード、電荷制御ワード及びFDD26によって生成された電荷注入信号の値とに基づいている。これらの全ては、他の図に関連して先に説明した通りである。記載された実施形態に見られるように、PSM30と、DLVR22(第1レギュレータ)と、FDD26(第2レギュレータ)とは、図6の実施形態のプロセッサコアブロック16内に全て形成されている。
他の図面に関連して説明したように、調整された電源電圧がPSM30に供給され、このPSMは、調整された電源電圧の大きさのデジタル表現をDLVR22に供給する。調整された電源電圧もFDD26に供給される。更に、DLVR22は、target ADJ VDDと示された、目標となる調整された電源電圧と、ドループ閾値レベルと、を外部ソースから受け取るように接続されている。外部ソースは、一実施形態では電源管理ブロックであってもよい。DLVR22は、ドループ閾値レベルをFDD22に供給する。また、DLVR22は、制御ワード「ctrl[(n-1):0]」及び電荷制御ワード「chg_ctrl[(n-1):0]」を電源調整ブロック14に供給する。
FDD22は、ドループ閾値レベルをDLVR22から受け取るように接続され、受け取ったドループ閾値レベルに対応する大きさのアナログ信号をコンパレータ64のプラス(+)入力に供給するように構成されたデジタル/アナログ変換器(digital-to-analog converter;DAC)を含む。記載された実施形態では、DAC62は、シグマデルタ変換器である。コンパレータ64のマイナス(−)は、電源調整ブロック14によって生成された、調整された電源電圧を受け取るように接続されている。コンパレータ64は、調整された電源電圧がアナログのドループ閾値レベル又は電圧を下回る場合には常に電源調整ブロックを起動する電荷注入信号を生成する。他の図に関連して前述したように、電荷選択ブロックは、NAND論理回路を利用して、電荷注入信号が論理1の場合に電荷注入をトリガする(より具体的には、選択されたMOSFETの電源電圧調整をトリガする)ことに留意されたい。論理0は、ドループ閾値が、調整された電源電圧よりも低い場合にのみ生成される。図6に記載された実施形態では、プロセッサコアブロック16内に形成された第1レギュレータ(DLVR22)が含まれることに留意されたい。代替の実施形態では、第1レギュレータ、すなわちDLVR22は、プロセッサコア16の外部に形成されてもよい。
図6に示した実施形態に関して留意すべき一態様は、FDD22が、調整された電源電圧とドループ閾値とのアナログ比較を実行することによって、その処理を非常に迅速に実行することである。従って、電荷注入信号を、ほぼ即時に生成し、データを取得するために多数のクロックサイクルを必要とするプロセッサベースのデジタルロジックと比較して、非常に速く生成することができる。このように、FDD22を含む第2制御ループは、調整された電源電圧がドループ閾値レベルを下回る場合に、常に、調整された電源電圧を直ちに修正又は調整する高速動作制御ループである。これに対して、第1レギュレータ(DLVR22)を含む第1調整ループは、調整された電源電圧を、目標となる調整された電源電圧値と比較する、より低速動作のループである。FDD22を有する高速動作の第2制御ループを利用することによって、より簡単で低速の第1調整ループを利用して、IC用スペース及び関連する電力消費を削減することができる。更に、第2制御ループの判定の実行がアナログ(リアルタイム)で行われるので、第1制御ループをより低い速度でクロック動作させ、これによって電力を節約することができる。
図7、図8及び図9は、本発明の様々な実施形態による方法を示すフローチャートである。図7を参照すると、方法は、電源調整ブロック内の少なくとも1つの選択可能な抵抗素子を選択するために第1制御ワードを生成するステップ(72)を含む。この制御ワードは、既に「ctrl[(n-1):0]」として参照されており、第1レギュレータ又はDLVR22によって生成されたものとして示されていた。その後、方法は、第1設定値に基づいて、調整された電源電圧を調整するために第1制御信号を生成するステップ(74)を含む。本発明の一実施形態では、第1設定値は、目標電源電圧レベルを含む。
また、方法は、受け取った電源電圧と、受け取った制御信号とに基づいて、調整された電源電圧を生成するステップ(76)を含む。このステップは、電源調整ブロックがヘッダ又はフッタ回路を備える構成を含む、前の図に示した何れかの構成の電源調整ブロックによって実行される。さらに、方法は、第1レギュレータが、記載された実施形態において、少なくとも1つの選択可能な抵抗素子を選択して電荷注入を行うために、第2制御ワードを生成すること(78)を含む。この第2制御ワードは、「chg_ctrl[(n-1):0]」として既に参照されている。
方法は、第2レギュレータ(例えば、FDD22)が、ドループ閾値レベルを含む第2設定値をアナログ電圧に変換するステップ(80)と、アナログ電圧を、調整された電源電圧と比較するステップ(82)と、を含む。最後に、方法は、アナログ電圧と、調整された電源電圧との比較に基づいて、電荷を注入する(調整された電源電圧を上昇させてドループ閾値レベルを上回るように電圧を調整する)ための第2制御信号を生成するステップ(84)を含む。記載された実施形態では、FDD22は、本明細書の他の箇所に記載されているように、このステップを実行する。第2制御信号は、前述した説明において「chg_inject」として参照された信号である。電荷を注入することへの言及は、本質的に、調整された電源電圧を調整又は安定化するための抵抗素子を選択することを含むことにも留意すべきである。
次に、図8を参照すると、方法は、第1レギュレータブロックにて、目標電源電圧レベル及びドループ閾値レベルを受け取るステップ(90)を含む。一実施形態では、目標電源電圧レベル及びドループ閾値レベルは、電源管理ブロックから受け取られる。電源管理ブロックは、例えば、システム全体又は集積回路用の電源管理ブロックであってもよく、記載された実施形態の回路の外部にあってもよい。また、方法は、第2レギュレータブロックにて、第1レギュレータブロック及び電源管理ブロックのうち一方からドループ閾値レベルを受け取り、ドループ閾値レベルをアナログ信号に変換するステップ(92)を含む。
その後、方法は、第1レギュレータにおいて、目標電源電圧レベルと、実際の電源電圧レベルのデジタル表現とのデジタル比較に基づいて、電源電圧を調整するための第1制御信号を生成するステップ(94)を含む。また、方法は、第2レギュレータにおいて、電荷を注入するために、又は、ドループ閾値レベルと、実際の電源電圧レベルに対応するアナログ電圧とのアナログ比較に基づいて、調整された電源電圧を調整するために、第2制御信号を生成するステップ(96)を含む。最後に、方法は、電源調整ブロックにおいて、第1制御信号及び第2制御信号の少なくとも一方に基づいて、選択可能な抵抗素子を活性化又は選択して、調整された電源電圧レベルを生成するステップ(98)を含む。
次に、図9を参照すると、方法は、目標電源電圧の指標(indication)を受け取るステップ(100)と、第1帯域幅を有する第1調整ループを用いて、目標電源電圧に等しくなるように、調整された電源電圧を調整するステップ(102)と、を含む。また、方法は、ドループ閾値レベルを受け取るステップ(104)と、第1帯域幅とは異なる第2帯域幅を有する第2調整ループを用いて、ドループ閾値レベルに従って、調整された電源電圧を調整するステップ(106)と、を含む。最後に、方法は、調整された電源電圧を用いて、少なくとも1つのプロセッサコアに電力を供給するステップ(108)を含む。
図10は、一実施形態による、低損失レギュレータ制御システムを備えたプロセッサシステムの機能ブロック図である。図10を参照すると、プロセッサシステム150は、「N」個のプロセッサタイル154a〜154cと通信するように接続された低損失コントローラ152を含む。一実施形態では、プロセッサシステムは、96以上のプロセッサタイル(N=96)を含んでもよい。154aで示すプロセッサタイル1は、電源調整ブロック(supply adjustment block;SAB)156と、プロセッサコア158と、電荷選択ブロック160と、高速動作ドループ検出器(FDD)166と、電源モニタ(PSM)170と、を含む。これらのデバイス及び回路は、先に図1及びそれ以降の図面に記載されたものと同様である。コントローラ152は、「N」個のプロセッサタイル154a〜154cの各々から電圧レベル指標を受け取り、プロセッサタイル154a〜154cの各FDDにドループ閾値レベルを供給し、プロセッサタイル154a〜154cの各々の電源調整ブロック156によって生成された電源を調整するために電荷選択信号を生成するように接続されている。プロセッサタイル154a〜154cに供給される電荷選択信号は、一実施形態では、目標電圧と、「N」個のプロセッサタイル154a〜154cの各々からの電圧レベル指標の平均と、に基づいている。電荷選択信号を生成するために、受け取った電圧レベル指標に対して代替の数学的関数を実行してもよい。
プロセッサシステム150は、コントローラ152と、複数のプロセッサタイル154a〜154cと、を含む。これらのプロセッサタイルの各々は、外部電圧ソース(例えば、電圧レール)から電源VDDを受け取るように接続された入力ポートを有する。プロセッサタイル154a〜154cの各々の入力ポートは、受け取った電源電圧を電源調整ブロック(SAB)156に供給する。電源調整ブロック156は、調整された電源電圧をプロセッサコア158に供給するように接続されている。電荷選択ブロック160は、電源調整ブロック156に供給される制御信号162を生成する。コントローラ152は、電荷選択ブロック160に対する制御信号164を生成する低損失コントローラを備える。また、FDD166と名付けられた高速ドループ検出器(FDD)を含む第2レギュレータは、電荷選択ブロック18に対する制御信号168を生成する。
FDD166は、DLVR22からのドループ閾値レベル174と同様に、電源調整ブロック156によって生成された、調整された電源電圧を受け取るように接続されている。また、電源モニタ(PSM)170は、電源調整ブロック156によって生成された、調整された電源電圧を受け取るように接続されている。他の通信及び信号の中で、電源モニタ(PSM)170は、調整された電源電圧のデジタル表現172をコントローラ152に供給する。
コントローラ152は、調整された電源電圧のデジタル表現172をPSM170から受け取るだけでなく、目標電圧及びドループ閾値レベルを外部ソースから受け取る。例えば、外部ソースは、集積回路用の電源制御ブロック若しくはモジュール、又は、オペレーティングシステムによって値が設定されるレジスタを備えてもよい。目標電圧及びドループ閾値電圧の両方が、デジタル値として受け取られる。従って、コントローラ152は、電源調整ブロック156によって生成された、調整された電源電圧を、制御信号164を介して調整された電源電圧と目標電圧との比較に基づいて、電荷選択ブロック160を介して調整する。
さらに、前述したように、コントローラ152は、ドループ閾値レベル174をFDD166に供給する。調整された電源電圧がドループ閾値レベルに達するか、ドループ閾値レベルを下回った場合に、FDD166は、電荷選択ブロック160に対する制御信号として電荷注入信号168を生成する。次に、電荷選択ブロック160は、調整された電源電圧を調整するためにヘッダ回路内のトランジスタの導電率を個々のトランジスタのオンオフを切り替えてトランジスタの導電率を変化させることによって当該電圧を調整することの一部として電荷を注入するために、より具体的には、プロセッサコア158に供給される調整された電源電圧の大きさを増加させるために、電源調整ブロック156に対する制御信号162を生成する。
一般に、上述したシステムは、一実施形態において、デジタルリニア電圧レギュレータ(DLVR)制御システムを備える。この制御システムは、調整された電源電圧を調整し、ドループレベルが閾値を下回った場合に電荷を生じさせるための複数の制御信号を発生する第1レギュレータ及び第2レギュレータを含む。プロセッサコア158等のプロセッサコアは、調整された電源電圧と、検出されたドループ状態に応じた電荷と、を受け取るための供給ポートを含む。DLVR制御システムは、供給ポートで受け取った、調整された電源電圧を監視してドループレベルを推定するように接続されている。
動作の際、第1レギュレータ、すなわちコントローラ152は、第1帯域幅を有する第1調整ループを用いて、電源電圧を、目標電源電圧に等しくなるように調整する。記載された実施形態では、第1調整ループは、1MHzの周波数で動作する。第1レギュレータは、目標となる調整された電源電圧を外部ソースから受け取るだけでなく、ドループレベル閾値も受け取る。また、第1レギュレータは、調整された電源電圧のデジタル表現172をPSM170から受け取る。従って、レギュレータ152は、目標電圧と、各プロセッサタイルの各PSMから受け取った、調整された電源電圧の平均と、の差に応じて、電源調整ブロック156の設定を調整して、各プロセッサタイルの電源調整ブロック156によって生成された電圧を調整するための制御信号164を生成する。
第2レギュレータ、すなわち、記載された実施形態のFDD166は、第1帯域幅とは異なる第2帯域幅を有する第2調整ループを用いて、調整された電源電圧を調整する。より具体的には、第2レギュレータは、調整された電源電圧を、受け取ったドループ閾値174と比較し、調整された電源電圧がドループ閾値レベルを上回るように当該調整された電源電圧を速やかに調整するための電荷注入信号168を生成する。
第2調整ループは、第1調整ループに対して高速に動作するループである。第2調整ループは、(クロックベースのデジタル論理回路を利用する)デジタル制御ループであり、従ってクロックサイクルに基づいて動作する。第2調整ループは、発生時に、ドループ閾値に達するドループを検出するように構成されている。一実施形態では、第2レギュレータは、ドループ検出及び電圧調整を実行するアナログ回路を実装している。従って、この第2調整ループを有するシステムを実装することによって、電源調整ブロック156用の論理回路は、従来技術のシステムに関して説明したように複雑にする必要もないし、高周波数で動作する必要もなく、これによって消費電力及びIC用スペースを低減することができる。
第1調整ループに対して発生する処理がデジタル領域にあるため、消費電力及びシリコンフットプリントサイズが更に低減し、設計及び動作に柔軟性をもたらすことができる。プロセッサタイル154aに関して説明した動作は、残りのプロセッサタイル154b〜154cの各々の動作と同様である。一実施形態では、96個のタイルが存在する。従って、コントローラ152は、96個のプロセッサタイルの各々から受け取った、調整された電源レベルを平均し、その平均を目標電圧と比較して、96個のプロセッサタイルの各々に対して電荷制御信号164を設定する。
図11は、一実施形態による、グループ化されたプロセッサタイルを有する低損失レギュレータ制御システムを備えたプロセッサシステムの機能ブロック図である。図11を参照すると、レギュレータ制御システム180は、多数のプロセッサタイルと通信するように接続されたコントローラ152を含む。プロセッサタイルは、第1グループのタイルと第2グループのタイルとに配置されている。通常オンのタイルのグループ(mostly on group;MON)182は、a〜mの各タイルに186a〜186cで示すプロセッサタイルを含む。タイルの粗粒度パワーゲーティング(coarse grain power gated;CGPG)領域グループ184は、n〜zの各タイルに188a〜188cで示すプロセッサタイルを含む。
タイルの第1グループ182及び第2グループ184の各々は、多数のタイルを有することができる。理解され得るように、3つライン又は通信バスが各プロセッサタイルとコントローラ152との間に示されている。これらの3つのラインは、図10では164,172,174として示されている。第1グループ182及び第2グループ184の各々の内部の各タイルの動作は、図10に関して説明したものと概ね同様である。ただし、第2グループ184のタイルは、エネルギーを節約するためにパワーダウンされ得るプロセッサタイルであるが、第1グループ182のタイルは、通常、システム全体がパワーダウンしていない限り、常時又は殆どオンのままであるタイルであるという点を除く。従って、タイルのこうした動作については、図11に関してここでは繰り返さない。しかしながら、図11の実施形態の一態様では、第2グループ184のタイルの調整された電源レベルは、第2グループ184のタイルがパワーダウンされているか、遷移状態(パワーアップ又はダウン)にある場合には、調整された電源レベルの平均を計算するときにコントローラ152によって含まれない。
図12は、MONの電圧レールとCGPG領域の電圧レールとの間の電源レール接続を示すプロセッサシステムの機能ブロック図である。理解され得るように、MON領域182及び2つのCGPG領域184a〜184bが示されている。CGPG領域184a〜184bは、単一のCGPG領域又は複数のCGPG領域を備えてもよい。MON領域182は、2つの電圧レール、すなわちVDD MON190a〜190bによって電源供給され、CGPG領域184aは、電圧レールVDD CGPG192aによって電源供給され、CGPG領域184bは、電圧レールVDD CGPG192bによって電源供給される。第3CGPG電圧レールVDD CGPG192cは、1つ以上の追加レールを表すために示されている。VDD CGPG192aは、VDD MON190aと同様に、194aで示される複数の電源ゲートに接続されている。VDD CGPG192bは、VDD MON190bと同様に、194bで示される複数の電源ゲートに接続されている。VDD CGPG192cは、図に示すように、VDD MON190a,190bと同様に、概して194cで示される複数の電源ゲートに接続されている。
動作中、194a〜194cで示す電源ゲートは、CGPG領域184a〜184bに電力が供給され動作しているときには常に、図12に示すように電圧レールVDD MON190a〜190bと電圧レールVDD CGPG192a〜192cとの間の接続を確立するために、閉じられている。逆に、194a〜194cで示す電源ゲートは、CGPG領域184a〜184bがパワーアップされず動作していないときには常に、電圧レールVDD MON190a〜190b及び電圧レールVDD CGPG194a〜194cを遮断するために、開いている。CGPG領域184a〜184bが動作しているときには常に電圧レールをこのように接続することによって、電圧レールの電圧レベルが等しくなる。
図13は、複数のプロセッサタイルを有するマルチコアプロセッサにおける電源電圧の調整方法を示すフローチャートである。この方法は、目標電源電圧及び制御信号に基づいて、調整された電源電圧を生成すること(200)を含む。図1及び図10に関して説明したように、例えば、電源VDDが電源調整ブロックに供給される。次に、電源調整ブロックは、電源電圧を調整して、コントローラ又はレギュレータによって生成された制御信号に基づいて、調整された電源を生成する。方法は、第1レギュレータにて、目標電源電圧指標及び複数の電源電圧レベル指標を受け取ること(202)を更に含む。複数の電源電圧レベル指標は、対応する複数のプロセッサタイルから受け取られる。各プロセッサタイルは、受け取られた調整された電圧源を(電圧として)生成し、受け取られた調整された電圧のデジタル表現を生成して、第1レギュレータに送る回路(例えば、電源モニタ)を含む。
方法は、第1レギュレータが、複数の電源電圧レベル指標の平均を計算すること(204)と、目標電源電圧指標と電源電圧レベル指標の平均との差に基づいて、電源調整ブロックに対する制御信号を生成すること(206)と、を更に含む。
第1レギュレータは、構成可能なデジタル比例積分微分(proportional-integral-derivative;PID)タイプのレギュレータ又はコントローラである。このレギュレータ又はコントローラは、例えば1MHzの速度で低速フィードバックループを動作させ、調整された電源レベルを全体的に(全てのプロセッサタイルについて)調整する。これに対して、プロセッサタイルは、ドループに対して迅速に応答するように構成された高速動作のローカルレギュレータを含む。従って、方法は、第2レギュレータにおいて、調整された電源電圧をドループ閾値と比較すること(208)を含む。比較ステップ208に応じて、方法は、調整された電源電圧がドループ閾値を下回った場合に電荷注入信号を生成すること(210)と、マルチコアプロセッサのうち少なくとも1つのプロセッサコアに対して、電荷注入信号に基づいて電荷を注入すること(212)と、を更に含む。
図14は、複数のグループのプロセッサタイルを有するマルチコアプロセッサにおける電源電圧の調整方法を示すフローチャートである。方法は、第1レギュレータにおいて、目標電源電圧と複数の電源電圧レベル指標の平均とに基づいて、制御信号を生成すること(220)から始まる。方法は、制御信号に基づいて電源電圧を調整すること(222)を更に含む。図13に関して説明したように、この調整は、全てのプロセッサタイルについて全体的なレベルで行われる。
方法は、ローカルレベルの第2レギュレータにて、ドループ閾値レベルをデジタル形式で受け取り、アナログのドループ閾値電圧に変換すること(224)を含む。方法は、第2レギュレータにおいて、アナログコンパレータを用いて、調整された電源電圧をドループ閾値と比較すること(226)と、必要であれば、調整された電源電圧がドループ閾値を下回った場合に電荷注入信号を生成して電荷を注入すること(228)と、を更に含む。
図14の実施形態の一態様は、方法が、粗粒度パワーゲーティング(CGPG)領域がパワーアップされている場合に、通常オン(MON)の領域のプロセッサタイルの電源電圧レールを粗粒度パワーゲーティング領域の電圧レールに接続して、両方の電源電圧レールを等しくすること(230)を含む。また、方法は、通常オンの調整された領域内の第2の複数のプロセッサタイルへの電力を維持しながら、粗粒度パワーゲーティング領域のプロセッサタイルをパワーダウンし、CGPG領域とMON領域との接続済みの電源電圧レールを遮断すること(232)を含む。
このように、受け取った電源電圧を調整するために、スケーラブルな抵抗素子選択論理回路を用いて動作し、複数のプロセッサコアが、共通電源に基づいて異なる調整電圧を有することを可能にする、電源レギュレータシステムを備えるプロセッサシステムについて説明してきた。レギュレータシステムは、調整のためにデジタル論理回路を利用し、それによってIC用スペース及び消費電力を節約する。更に、実施形態がデュアルレギュレータの態様であるために、実質的により小さく、より複雑ではなく、従来技術の複雑な設計よりも実質的に低い周波数で動作し得る、関連するヘッダ/フッタ電源調整ブロックを実装することができる。また、レギュレータシステムは、低電圧CMOS製造プロセスを用いて製造された場合には、電流及び電力の消費量を最小にしつつ、ヘッダ又はフッタ回路内の抵抗素子のアサートをサポートするために、確実に動作する。電源を除く全てのコンポーネントは、利用可能な低電圧CMOS製造プロセスを用いて単一の集積回路上に安価に実装することができる。
上記のように開示された発明は、例示的なものであって限定的なものではなく、添付の特許請求の範囲は、特許請求の範囲の真の範囲に含まれる全ての変更、拡張及び他の実施形態を対象とすることが意図される。例えば、レギュレータシステムは、電源調整を補償するために、任意の数N(ここでは、Nは2以上の整数)の異なる利得/減衰レベルに対して上述した原理に従って構築することができる。レギュレータシステムの代替形態は、サポートされる電源レベルに応じて変化する調整レベルを定めるためのインピーダンスを有することができ、単一の集積回路ダイ上の異なる論理回路であるが関連する手法を利用して製造される抵抗素子を用いて実装することができる。
従って、法律で許容される最大限の範囲まで、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲及びその均等物の最も広い許容可能な解釈によって決定されるべきであり、前述した詳細な説明によって制限又は限定されない。

Claims (15)

  1. 複数のプロセッサタイル(154a,154b,154c)であって、各々が、
    外部電圧ソースから電源電圧を受け取るように構成された電源調整回路(156)であって、前記電源電圧と第1制御信号とに基づいて、調整された電源電圧を調整するための複数の選択可能な抵抗素子を備える、電源調整回路(156)と、
    前記調整された電源電圧のドループレベルがドループ閾値を下回った場合に、検出されたドループに基づいて電荷注入信号(168)を生成する出力を有する第1レギュレータ(166)と、
    前記第1レギュレータの出力に接続された入力を有し、前記電荷注入信号がアサートされている場合に、対応するプロセッサコア(158)に電荷を注入するように構成された電荷選択ロジック回路(160)であって、前記電源調整回路(156)に接続されている、電荷選択ロジック回路(160)と、を含み、
    前記電源調整回路(156)は、前記対応するプロセッサタイル(158)と、前記外部電圧ソース及び回路のコモン又はグランドの少なくとも一方と、の間に接続されている、複数のプロセッサタイル(154a,154b,154c)と、
    前記複数のプロセッサタイル(154a,154b,154c)から目標電源電圧指標及び複数の電圧レベル指標を受け取る入力を有する第2レギュレータ(152)であって、前記目標電源電圧指標と前記複数の電圧レベル指標の平均とに基づいて第2制御信号を生成するように構成されており、前記電荷選択ロジック回路(160)は、前記第2制御信号に基づいて前記第1制御信号を生成する、第2レギュレータ(152)と、を備える、
    プロセッサシステム(150)。
  2. 通常オン(MON)の調整された領域内のプロセッサタイルの第1グループ(182)と、粗粒度パワーゲーティング(CGPG)領域内のプロセッサタイルの第2グループ(184)と、を更に備える、請求項1のプロセッサシステム(150)。
  3. 前記MON領域の電源電圧レールと、前記CGPG領域の電源電圧レールと、を選択的に接続するように構成された複数の電源ゲート(194a,194b,194c)を更に備える、請求項2のプロセッサシステム(150)。
  4. 前記MON(182)領域の電源電圧レール及び前記CGPG(184)領域の電源電圧レールは、前記MON(182)領域及び前記CGPG(184)領域がパワーアップされた場合に電源電圧レールを等しくするために接続され、
    前記MON(182)領域の電源電圧レール及び前記CGPG(184)領域の電源電圧レールは、前記MON領域(182)がパワーアップされ、前記CGPG領域(184)がパワーダウンされた場合に遮断される、請求項3のプロセッサシステム(150)。
  5. 前記第2レギュレータ(152)は、前記複数の電圧レベル指標の平均を計算し、前記CGPG領域(184)がパワーダウンされた場合には、前記複数の電圧レベル指標の平均を計算するときに前記CGPG領域(184)のプロセッサタイルからの電圧レベル指標を除外する、請求項2のプロセッサシステム(150)。
  6. 前記第2レギュレータ(152)は、構成可能なデジタル比例積分微分コントローラを備え、前記第1レギュレータ(166)は、高速ドループ検出器を備える、請求項1のプロセッサシステム(150)。
  7. 目標電圧と、複数のプロセッサタイル(154a,154b,154c)から受け取った複数の電圧レベル指標の平均との比較に基づいて、調整された電源電圧を調整するための複数の制御信号を生成する第1レギュレータ(152)を有する第1調整ループと、
    対応する調整された電源電圧レベルがドループ閾値を下回った場合に電荷を注入する第2レギュレータ(166)を有する、前記複数のプロセッサタイル(154a,154b,154c)の各々の第2調整ループと、を備える、
    デジタルリニア電圧レギュレータ(DLVR)制御システム。
  8. 前記複数の制御信号に基づいて、少なくとも1つのプロセッサコア(158)への調整された電源電圧を選択的に生成するように構成された電源調整回路(156)を更に備える、請求項7のDLVR制御システム。
  9. 通常オンの調整された領域(182)内のプロセッサタイルの第1グループと、粗粒度パワーゲーティング(CGPG)領域(184)内のプロセッサタイルの第2グループと、を更に備える、請求項7のDLVR制御システム。
  10. 前記MON(182)領域の電源電圧レールと、前記CGPG(184)領域の電源電圧レールと、を選択的に接続するように構成された複数の電源ゲート(194a,194b,194c)を更に備える、請求項9のDLVR制御システム。
  11. 前記MON(182)領域の電源電圧レール及び前記CGPG(184)領域の電源電圧レールは、前記MON(182)領域及び前記CGPG(184)領域がパワーアップされた場合に電源電圧レールを等しくするために接続され、
    前記MON(182)領域の電源電圧レール及び前記CGPG(184)領域の電源電圧レールは、前記MON領域(186)のプロセッサタイルがパワーアップされ、前記CGPG領域(188)のプロセッサタイルがパワーダウンされた場合に遮断される、請求項10のDLVR制御システム。
  12. 複数のプロセッサタイル(154a,154b,154c)を備えるマルチコアプロセッサ(150)への電源電圧の供給方法であって、
    各プロセッサタイルにおいて各々の電源電圧及びドループ閾値を受け取り、前記電源電圧及び前記ドループ閾値の比較に基づいて、調整された電源電圧を生成することと、
    第1レギュレータ(152)にて、目標電源電圧指標及び複数の電源電圧レベル指標を受け取ること(202)と、
    前記複数の電源電圧レベル指標の平均を計算すること(204)と、
    前記目標電源電圧指標と、前記複数の電源電圧レベル指標の平均と、の差に基づいて、電源調整ブロック(156)に対する制御信号を生成すること(206)と、
    前記制御信号に応じて、前記調整された電源電圧を調整することと、を含む、
    方法。
  13. 第2レギュレータ(166)にて、前記調整された電源電圧をドループ閾値と比較すること(208)と、
    前記比較することに基づいて、前記調整された電源電圧が前記ドループ閾値を下回った場合に電荷注入信号を生成すること(210)と、
    前記電荷注入信号に基づいて、前記マルチコアプロセッサのうち少なくとも1つのプロセッサコア(158)に電荷を注入すること(212)と、を更に含む、請求項12の方法。
  14. 通常オン(MON)の調整された領域(182)内の第2の複数のプロセッサタイル(188a,188b,188c)への電力を維持しながら、粗粒度パワーゲーティング(CGPG)領域(184)内の第1の複数のプロセッサタイル(186a,186b,186c)をパワーダウンすることを更に含む、請求項12の方法。
  15. 前記MON(182)領域及び前記CGPG(184)領域がパワーアップされた場合に、前記MON(182)領域の電源電圧レールと、前記CGPG(184)領域の電源電圧レールとを、電源電圧レールを等しくするために接続することと、
    前記MON領域(182)がパワーアップされ、前記CGPG領域(184)がパワーダウンされた場合に、前記MON(182)領域の電源電圧レールと、前記CGPG(184)領域の電源電圧レールとを遮断することと、を更に含む、請求項14の方法。
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