JP6814006B2 - のど越し計測器、のど越し計測システム、及び、のど越し計測方法 - Google Patents

のど越し計測器、のど越し計測システム、及び、のど越し計測方法 Download PDF

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Description

本発明は、計測対象者ののどの動きを計測するのど越し計測器、のど越し計測システム、及び、のど越し計測方法に関する。
従来から、計測対象者が飲食品を飲み込んだときに計測対象者ののどに生ずる嚥下運動を計測する試みがなされている。この試みでは、計測対象者が飲食品を飲み込む動作に伴って感じるのど越し感、及び飲み込みやすさ等の感覚を計測し、この計測結果は飲食品の特性を評価する上で重要な評価項目となる。計測対象者の嚥下運動を計測する手段として、計測対象者ののどに接触する複数の圧力センサからなる検出部が知られており、この検出部によって嚥下時の喉頭の上下運動を定量的に計測する。
特許文献1には、食物を飲み込むときの嚥下運動、舌骨上筋群筋電図、及び嚥下音を測定する嚥下運動測定装置が記載されている。この嚥下運動測定装置は、計測部と分析部とを備えており、計測部は、圧力センサ、筋電位計電極及びマイクロフォンを含んでいる。この嚥下運動測定装置では、喉頭の一部である甲状軟骨の上下運動を圧力センサによって測定すると共に、舌骨上筋群筋活動を筋電位計電極で測定し、更に嚥下音をマイクロフォンによって測定する。
前述した圧力センサは、矩形状のウレタンフォームの中央に配置された縦3個及び横2個の合計6個のセンサを備えており、このウレタンフォームが樹脂製のレジン基部に取り付けられて使用される。このウレタンフォームには両面テープが貼り付けられていると共に、レジン基部からは左右両側にバンドが延び出している。計測対象者には、両面テープが貼り付けられると共に、バンドが首に巻き付けられる。そして、計測対象者ののどにセンサを当てた状態として計測対象者ののどの動きを計測する。
特開2012−223605号公報
前述した嚥下運動測定装置のセンサとしては、硬いものが用いられるので、硬いセンサを計測対象者ののどに当てて計測を行っているのが現状である。よって、硬いセンサを計測対象者ののどに密着できないことにより、特に女性又は子供等、甲状軟骨が小さい計測対象者に対しては、のどの動きを精度よく計測できていないという問題がある。
また、前述した嚥下運動測定装置では、計測時に計測対象者の首にバンドを巻き付けて、硬いセンサを計測対象者ののどに押し付けている。よって、計測対象者に対する装着感がよくない上に、硬いセンサがのどに当てられるのでフィット感の点で改善の余地がある。また、硬いセンサでのどの動きを計測するためには、手でセンサをのどに押し付けたり、上を見ながら飲食品を飲み込まなければならないため、普段の姿勢と異なる不自然な姿勢で計測を行わなければならない。従って、前述した嚥下運動測定装置では得られるデータの信頼性が低いことがあるため、のどの動きの計測精度を高めることが求められている。
本発明は、のどに対する装着感を良好にすることができると共に、のどの動きを高精度に計測することができるのど越し計測器、のど越し計測システム、及びのど越し計測方法を提供することを目的とする。
本発明に係るのど越し計測器は、計測対象者が飲食品を飲み込んだときにおける計測対象者ののどの動きを計測するのど越し計測器であって、計測対象者ののどに接触するセンサ部を備え、センサ部は、計測対象者の喉頭が運動する方向に対して交差する方向に伸縮してのどの動きを検出する。
本発明に係るのど越し計測器によれば、のどに接触するセンサ部は、計測対象者の喉頭が運動する方向に対して交差する方向に伸縮する。よって、センサ部は、計測対象者ののどに伸縮可能な状態で当てられるので、計測対象者ののどにセンサ部を密着させることができる。従って、のどにセンサ部を密着させることにより、甲状軟骨が小さい計測対象者に対しても、のどの動きを高精度に計測することができる。また、センサ部がのどに伸縮可能な状態で当てられることにより、のどに対するセンサ部のフィット感を良好にすることができる。よって、計測対象者におけるセンサ部の装着感を高めることができると共に、手で押し付けなくてもセンサ部を確実にのどに密着させることができる。従って、不自然な姿勢で計測が行われる問題を回避することができるので、より高精度にのどの動きを計測することができる。
また、センサ部は複数設けられており、複数のセンサ部の間には隙間が設けられていてもよい。この場合、センサ部を複数設けることにより一層高精度にのどの動きを計測することができる。また、複数のセンサ部の間に隙間が設けられているので、センサ部の独立性を高めることができる。すなわち、一のセンサ部の動きに応じて他のセンサ部が連動しにくくなっているので、互いに独立してのどの動きを計測することができる。このように各センサ部が単独で動いて単独でのどの計測を行うことにより、一層高精度にのどの動きを計測することができる。
また、複数のセンサ部は、共に、交差する方向に延在しており、複数のセンサ部の延在する方向の両側には、非伸縮部が設けられていてもよい。このように、複数のセンサ部の両側に非伸縮部が設けられることにより、センサ部が2つの非伸縮部の間に位置することになる。よって、複数のセンサ部をのどに当てて、のどの両側に非伸縮部を配置することにより、のどの動き以外に起因してセンサ部を動きにくくすることができる。従って、計測対象者ののどの動きを一層高精度に取得することができる。
また、複数のセンサ部は、等間隔に配置されていてもよい。この場合、計測対象者ののどに複数のセンサ部をバランスよく配置することができる。
また、センサ部の両側でセンサ部を保持するセンサ保持部を備え、センサ部は、センサ保持部よりも高い伸縮性を有してもよい。この場合、センサ部よりも伸縮性が低いセンサ保持部がセンサ部を保持するので、のどの動き以外に起因してセンサ部を動きにくくすることができる。また、センサ保持部が両側からセンサ部を保持することによりセンサ部の位置を安定させることができるので、のどの動きに関し、一層信頼性が高いデータを取得することができる。
また、2つのセンサ保持部がセンサ部に対して対称となる位置に配置されており、一方のセンサ保持部はセンサ部の一方側に配置されており、他方のセンサ保持部はセンサ部の他方側に配置されていてもよい。この場合、2つのセンサ保持部がセンサ部に対して互いに対称となる位置に配置されるので、センサ部をのどの中央に当てた状態で、両側からバランスよくセンサ部を保持することができる。
また、前述したのど越し計測器は、計測対象者の耳にかけられる耳かけ部を備えてもよい。この場合、耳かけ部を計測対象者の耳にかけることにより、計測対象者の身体に容易にのど越し計測器を装着させることができると共に、のど越し計測器が使用時に落下する事態を確実に回避することができる。
また、前述したのど越し計測器は、計測対象者の首に巻き付けられる巻き付け部を備えてもよい。この場合、巻き付け部を計測対象者の首に巻き付けることにより、のど越し計測器をより安定して計測対象者の身体に装着させることができる。
また、センサ部は、カーボンナノチューブによって構成されていてもよい。この場合、センサ部を伸縮性及び装着性の点で優れたものにすることができる。また、センサ部が伸縮性と導電性とを兼ね備えることにより、伸縮度合に応じてセンサ部の電気抵抗を変えることができる。従って、センサ部の伸縮度合に応じた電気抵抗値を検出することができるので、のどの動きを定量的に計測することができる。
本発明に係るのど越し計測システムは、前述ののど越し計測器と、センサ部から出力されたのどの動きの検出信号を受信する受信装置と、を備えている。従って、センサ部のフィット感を良好にすると共に、高精度にのどの動きを計測することができる。よって、受信装置により、のどの動きに関する一層高精度なデータを受信することができる。
本発明に係るのど越し計測方法は、計測対象者が飲食品を飲み込んだときにおける計測対象者ののどの動きを計測するのど越し計測方法であって、計測対象者ののどにのど越し計測器のセンサ部を接触する工程と、計測対象者の飲食品の飲み込みに応じてセンサ部が伸縮することにより、センサ部がのどの動きを検出する工程と、を備える。
本発明に係るのど越し計測方法によれば、計測対象者の飲食品の飲み込みに応じてセンサ部が伸縮する。よって、計測対象者ののどにセンサ部を密着させることにより、甲状軟骨が小さい計測対象者に対しても高精度にのどの動きを計測することができる。また、センサ部が伸縮するので、のどに対するセンサ部のフィット感を良好にすることができ、且つセンサ部の装着感を高めることができる。更に、センサ部が伸縮することにより、手でセンサ部をのどに押し付けなくてもセンサ部を確実にのどに密着することができる。従って、不自然な姿勢で計測が行われるのを回避することができると共に、一層高精度にのどの動きを計測することができる。
本発明によれば、のどに対する装着感を良好にすることができると共に、のどの動きを高精度に計測することができる。
実施形態に係るのど越し計測器を備えたのど越し計測システムを示すブロック図である。 図1ののど越し計測器が装着された状態を示す斜視図である。 図1ののど越し計測器を装着した計測対象者を正面から示す斜視図である。 図1ののど越し計測器を示す平面図である。 (a)及び(b)は、伸長したセンサ部を模式的に示す図である。(c)及び(d)は、収縮したセンサ部を模式的に示す図である。 図1ののど越し計測器のセンサ部を拡大した平面図である。 (a),(b)及び(c)は、のど越し計測器、及びのど越し計測システムの実施例を示すグラフである。
以下では、図面を参照しながら本発明に係るのど越し計測器、のど越し計測システム及びのど越し計測方法の実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。なお、本明細書において、のど越しとは、計測対象者が飲食品を飲み込んだときに計測対象者ののどに生ずる嚥下運動、及びその嚥下運動に伴う計測対象者の感覚を示している。
図1は、本実施形態に係るのど越し計測システム1を示すブロック図である。のど越し計測システム1は、例えば、計測対象者M(図2参照)が飲食品を飲み込むときの嚥下運動(のどの動き)を計測する。のど越し計測システム1は、計測対象者Mが飲食品を飲み込むときの動作に関連して、飲食品の特性及び計測対象者Mの喉頭運動を評価する。また、のど越し計測システム1は、計測対象者Mが飲食品を飲み込むときの舌骨上筋群筋電図及び嚥下音を計測する。
ここで、「飲食品」とは、人が飲み込むことが可能な飲料を含んでおり、水、お茶、コーヒー、牛乳、ジュース、液状ヨーグルト、清涼飲料、発酵乳、豆乳飲料、炭酸水、乳酸菌飲料、スポーツ飲料及びアルコール飲料等の飲料を含んでいる。また、「飲食品」には、ビスケット、クッキー、チップス、キャンディー、ショートブレッド、ウェハース、せんべい、サプリメント、アイスクリーム類等の冷菓、スナック類及びふりかけ等の固形食品、並びに、調味料、ゼリー、ヨーグルト、プリン、スープ、流動食及び豆腐等の半固形食品も含まれる。
のど越し計測システム1は、のど越し計測器11、マイクロフォン12、筋電位計電極13、歪アンプ14、チャージアンプ15及び筋電計16を備える。のど越し計測器11は、歪アンプ14に接続されている。のど越し計測器11は、例えば計測対象者Mの喉頭の一部である甲状軟骨の上下運動等を計測する。のど越し計測器11の構成については後に詳述する。
マイクロフォン12は、チャージアンプ15に接続されている。マイクロフォン12は、計測対象者Mが飲食品を飲み込んだときにおける計測対象者Mの嚥下音を計測する。マイクロフォン12は、例えば、計測対象者Mの輪状軟骨の横に取り付けられる。なお、マイクロフォン12に代えて、振動ピックアップによって嚥下音を計測してもよい。
筋電位計電極13は、筋電計16に接続されている。筋電位計電極13は、飲食品を飲み込んだときに計測対象者Mの筋肉にどの程度の力がかかるかを計測する。筋電位計電極13は、計測対象者Mの舌骨上筋群筋活動を計測する。筋電位計電極13は、例えば、計測対象者Mの頸二腹筋前腹相当部に貼り付けられるEMG(Electromyogram)表面電極である。
このように、のど越し計測システム1では、のど越し計測器11によってのどの動きを計測すると共に、マイクロフォン12によって嚥下音を計測し、更に、筋電位計電極13によって計測対象者Mの筋肉の動きを計測する。すなわち、のど越し計測システム1では、のどの動き、嚥下音及び筋肉の動きを同時に計測する。このように同時に計測を行って計測対象者Mから複数のデータを同時に取得することにより、嚥下運動のデータのピーク値を比較すること等が可能である。
のど越し計測システム1は、更に、のど越し計測器11、マイクロフォン12及び筋電位計電極13のそれぞれから得られた検出信号を受信する受信装置20を備えている。受信装置20は、のど越し計測器11が計測した計測対象者Mののどの動きに関する検出信号を受信する。受信装置20は、歪アンプ14、チャージアンプ15及び筋電計16のそれぞれから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器21と、AD変換器21からのデジタル信号を演算する演算処理部22とを備えている。演算処理部22は、例えばパーソナルコンピュータである。
次に、のど越し計測器11について詳細に説明する。図2は、のど越し計測器11の使用状態を計測対象者Mの斜め前方から示す図である。図3は、のど越し計測器11の使用状態を計測対象者Mの正面から示す図である。図2及び図3に示されるように、のど越し計測器11は、計測対象者Mの首M1に巻き付けられると共に計測対象者Mの耳M2に掛けられることによって計測対象者Mに装着される。このようにのど越し計測器11が計測対象者Mに装着されることにより、計測対象者Mはのど越し計測器11を手で支える必要が無く、のど越し計測器11は手を放して使用可能である。
のど越し計測器11は、各部が配置される布製のベース30を備える。ベース30は、例えば、ニット素材によって構成されている。ベース30は、例えば高い伸縮性を備えた薄型の布である。また、ベース30は、縦横に伸縮する布地であってもよく、形状保持機能を有していてもよい。更に、ベース30は、高い柔軟性を備えており硬い部分を有しないので、計測対象者Mの首M1に密着して計測対象者Mに良好なフィット感を与える。
のど越し計測器11は、計測対象者Mののどに接触するセンサ部31と、センサ部31を両側から保持する一対のセンサ保持部32と、計測対象者Mの耳M2に掛けられる一対の耳かけ部33と、計測対象者Mの首M1に巻き付けられる巻き付け部34とを備えている。センサ部31は、計測対象者Mが飲食品を飲み込んだときにおける計測対象者Mののどの動きを検出する。
図4に示されるように、のど越し計測器11は、センサ部31が中央に位置すると共に、センサ部31から両側に長く延び出した形状を成している。2つのセンサ保持部32は、ベース30の配線渡し部30bを介して互いに接続されている。センサ保持部32は、センサ部31の長手方向の両側に設けられている。センサ保持部32は、後に詳述する伸縮配線32a、信号取り出し部32b及び接地配線32cが設けられる部位に相当する。
耳かけ部33は、センサ保持部32に対し、のど越し計測器11の長手方向(図4の横方向)に交差する方向(図4の斜め上方)に延びている。2つの耳かけ部33は、センサ部31に対して互いに対称となる位置に設けられている。センサ部31及びセンサ保持部32に対して、2つの耳かけ部33は、互いに同じ側(図4の上側)に延びている。巻き付け部34は、のど越し計測器11の長手方向の一端及び他端に設けられている。
また、のど越し計測器11は、センサ部31を中心として全体的に左右対称の形状とされている。このようにのど越し計測器11を左右対称の形状とすることにより、のど越し計測器11を計測対象者Mの首M1にバランスよく装着することができる。また、のど越し計測器11は、センサ部31を中心としたときの左右の剛性及び強度が互いに同一であってもよい。
センサ部31は複数(例えば4本)設けられている。各センサ部31は伸縮可能なストレッチャブルセンサである。各センサ部31は、計測対象者Mへの装着時に例えば横方向に延びている。複数のセンサ部31の上下方向の幅は、例えば、互いに同一であり、複数のセンサ部31は、互いに等間隔となる位置に配置されている。
各センサ部31は、例えば、横長の長方形状とされており、センサ部31の横方向の長さは、例えば10mm以上且つ100mm以下であり、より具体的には40mmである。この場合、のどに対するセンサ部31のフィット感を維持しつつセンサ部31の上下方向の間隔をより確実に維持できるため、計測対象者Mののどの動きを高精度に計測可能である。但し、上記のセンサ部31の長さは適宜変更可能である。
センサ部31は高い伸縮性を有する。従って、センサ部31は計測対象者Mののどに沿って密着するので、のどの動きの検出精度を高めることができ、女性又は子供のように甲状軟骨が小さい計測対象者Mであっても確実にのどの動きを検出可能である。また、センサ部31は、カーボンナノチューブによって構成されている。これにより、センサ部31は、軽量であって且つ高い伸縮性を有し、更に高い導電性を有する。センサ部31は、生産性等の観点から例えば多層カーボンナノチューブによって構成されているが、単層カーボンナノチューブによって構成されていてもよい。
センサ部31は、計測対象者Mののどの動きに応じて伸縮する。センサ部31では、センサ部31の伸縮度合に応じてセンサ部31の電気抵抗を変化させる。のど越し計測器11では、この電気抵抗の変化を検知することにより計測対象者Mののどの動きを検出する。センサ部31は計測対象者Mののどに接触した状態で横方向に伸縮し、この伸縮による電気抵抗の変化が受信装置20で受信されることによって、計測対象者Mののどの動きが計測される。
図5(a)及び図5(b)に示されるように、各センサ部31は、横方向(のどの動きの交差方向)に伸ばされることによって、センサ部31の内部の導電パスが変化し、これによりセンサ部31の電気抵抗が大きくなる。すなわち、センサ部31が伸長したときには、センサ部31に形成された複数の孔部31aが広がって電気抵抗が大きくなる。一方、図5(c)及び図5(d)に示されるように、センサ部31が収縮したときには、上記の孔部31aが小さくなって電気抵抗が小さくなる。
前述したように、センサ部31では、伸縮度合に応じて電気抵抗が変化し、この電気抵抗を受信装置20が受信することによって計測対象者Mののどの動きが定量的に取得される。また、受信装置20では、のどの動きの取得結果を演算処理部22で表示させることにより、計測対象者Mののどの動きを視覚的に取得しつつリアルタイムに表示させることができる。
図4及び図6に示されるように、複数の配線渡し部30bの間にはスリット36(隙間)が形成されている。すなわち、複数のセンサ部31の間には、スリット36が設けられている。スリット36の形状は、例えば長円形である。各スリット36の上下方向の幅は、例えばセンサ部31の上下方向の幅よりも狭い。スリット36は、センサ部31と共に横方向に延在している。このスリット36によって、センサ部31の伸縮性及び独立性が高められている。
すなわち、複数のセンサ部31の間にスリット36が形成されることによって、各センサ部31は、互いに分離して単独で伸縮しやすくなっている。従って、スリット36によって、センサ部31によるセンシングの独立性を高めることができる。なお、スリット36の形状、大きさ及び個数は、上記の例に限られず適宜変更可能である。
センサ保持部32とセンサ部31の間には非伸縮部35が設けられている。非伸縮部35は、補強用及び装飾用(目隠し用)として用いられる。非伸縮部35は、センサ部31とセンサ保持部32との境界部分(接続部分)に位置する。複数の非伸縮部35のそれぞれがセンサ部31の両側に設けられることにより、のどの動き以外に起因してセンサ部31が伸縮しにくくなっている。更に、本実施形態では、各センサ部31は非伸縮部35及びスリット36に囲まれていることにより、センサ部31による伸縮の独立性が一層高められている。
また、のど越し計測器11では、各非伸縮部35が各センサ部31の両側それぞれに設けられており、各非伸縮部35の形状は円形状である。しかしながら、非伸縮部35の個数、配置及び形状は前述の例に限定されず適宜変更可能である。例えば、円形状の非伸縮部35に代えて、複数のセンサ部31の両側で上下方向に線状に延びる左右一対の非伸縮部を備えていてもよい。
センサ保持部32は、導体が含まれた複数の伸縮配線32aを備える。各伸縮配線32aは、非伸縮部35を介してセンサ部31の一端又は他端に接続している。伸縮配線32aは、センサ部31の両側からセンサ部31に対して一対に延び出しており、センサ部31の一方側に位置する伸縮配線32aの一端には、信号取り出し部32bが設けられている。
各センサ部31が検出した計測対象者Mののどの動きの検出信号は、信号取り出し部32bを介して歪アンプ14に出力される。信号取り出し部32bは、無線によって歪アンプ14に検出信号を出力してもよいし、コネクタを介して有線で歪アンプ14に検出信号を出力してもよい。信号取り出し部32bの形状、大きさ及び配置については特に限定されない。
伸縮配線32aは、例えば、ベース30にニット編みされていてもよいし、接着剤によってベース30に接合されていてもよい。伸縮配線32aをベース30に接合する手段は特に限定されない。伸縮配線32aは、配線としての形状を維持しながらベース30と共に伸縮する。伸縮配線32aは、例えば、銀メッキが施された繊維であり、高い導電性を有する。
伸縮配線32aの下方には伸縮配線32aと共に横方向に延びる接地配線32cが設けられている。接地配線32cは、例えば、伸縮配線32aと同様の材料で構成されており、伸縮配線32aと共に伸縮する。また、接地配線32cは最下部の配線渡し部30bに固定されている。
非伸縮部35及び接地配線32cの下方には、一対の山部37が設けられており、これらの山部37によって、複数の配線渡し部30bの上下方向の幅が互いに略同一とされている。従って、計測対象者Mののどにセンサ部31をバランスよく配置することが可能であると共に、複数の配線渡し部30bの強度を互いに略同一にすることが可能である。なお、ベース30は山部37を有しない形状であってもよい。
耳かけ部33は、左右一対に設けられており、伸縮自在とされている。このように耳かけ部33が伸縮自在であることにより、様々な大きさの耳M2に耳かけ部33を引っ掛けることが可能である。また、耳かけ部33は、ボタン等によって、ベース30に脱着自在となっていてもよい。更に、大きさ又は形状が様々な耳かけ部33がベース30に脱着自在となっていてもよい。この場合、計測対象者Mの耳M2の大きさ及び形状に合わせて大小様々な耳かけ部33を取り付けることが可能である。
巻き付け部34は、センサ保持部32のそれぞれから左右両端側に延び出す形状とされている。巻き付け部34は、のど越し計測器11の長手方向の一端に設けられた第1貼り付け部34aと、他端に設けられた第2貼り付け部34bとを備える。巻き付け部34では、センサ部31をのどの中央に当てた状態でセンサ部31及びセンサ保持部32を曲げて首M1の後ろで第1貼り付け部34aと第2貼り付け部34bを貼り合わせることにより、計測対象者Mの首M1にのど越し計測器11が巻き付けられる。第1貼り付け部34a及び第2貼り付け部34bは、例えば面ファスナーであるが、サイドリリースバックルのような他の留め具等であってもよい。
次に、のど越し計測器11を用いて計測対象者Mの飲食品を飲み込んだときののど越しを計測するのど越し計測方法について説明する。まず、図4に示されるように、のど越し計測器11を開いた状態で配置する。その後、センサ部31を計測対象者Mののどに接触させ、のどでセンサ部31が上下に並んだ状態にして(センサ部を接触する工程)、計測対象者Mの両方の耳M2のそれぞれに各耳かけ部33を引っ掛ける。そして、巻き付け部34を計測対象者Mの首M1に巻き付けて、図2及び図3に示されるようにのど越し計測器11を装着する(のど越し計測器を装着する工程)。
以上のようにのど越し計測器11を計測対象者Mに装着すると共に、のど越し計測器11の電源をONにしてセンサ部31、伸縮配線32a及び接地配線32cを通電させる。その状態で計測対象者Mは飲食品を飲み込む。このとき、各センサ部31は計測対象者Mののどの動きに応じて伸縮し、それに伴うセンサ部31の電気抵抗の変化をのど越し計測器11が出力する。のど越し計測器11は、この電気抵抗に関する検出信号を歪アンプ14を介して受信装置20に出力する。そして、AD変換器21が信号変換を行って演算処理部22が所定の演算を行って表示を行うことにより、のどの動きを定量的且つ視覚的に取得し(のどの動きを検出する工程)、一連の工程を終了する。
次に、本実施形態に係るのど越し計測器11、のど越し計測システム1、及びのど越し計測方法の作用効果について説明する。
本実施形態に係るのど越し計測器11及びのど越し計測方法によれば、計測対象者Mののどに接触するセンサ部31は、計測対象者Mの喉頭が運動する上下方向に対して交差する横方向に伸縮する。よって、センサ部31は、計測対象者Mののどに伸縮可能な状態で当てられるので、計測対象者Mののどにセンサ部31を密着させることができる。従って、甲状軟骨が小さい計測対象者Mに対しても、のどの動きを高精度に計測することができる。
また、センサ部31がのどに伸縮可能に当てられることにより、のどに対するセンサ部31のフィット感を良好にすることができる。そして、センサ部31の計測対象者Mへの装着感を高めることができ、センサ部31を手でのどに押し付けなくてもセンサ部31を確実にのどに密着させることができる。従って、不自然な姿勢で計測が行われるのを回避することができ、より高精度にのどの動きを計測することができる。
また、センサ部31は複数設けられており、複数のセンサ部31の間にはスリット36が設けられている。よって、センサ部31を複数設けることにより一層高精度にのどの動きを計測できると共に、複数のセンサ部31の間にスリット36が設けられているのでセンサ部31の独立性を高めることができる。
すなわち、一のセンサ部31の動きに応じて他のセンサ部31が連動しにくくなっているので、互いに独立してのどの動きを計測することができる。このように各センサ部31が単独で動いて単独でのどの計測を行うことにより、一層高精度にのどの動きを計測することができる。
また、複数のセンサ部31は、共に、当該交差する方向(横方向)に延在しており、複数のセンサ部31の延在方向の両側には、非伸縮部35が設けられている。よって、複数のセンサ部31をのどに当てて、のどの両側に非伸縮部35を配置することにより、のどの動き以外に起因してセンサ部31を動きにくくすることができる。従って、計測対象者Mののどの動きを高精度に取得することができる。また、複数のセンサ部31は、上下に等間隔に配置されている。よって、計測対象者Mののどに複数のセンサ部31をバランスよく配置することができる。
また、センサ部31の両側でセンサ部31を保持するセンサ保持部32を備え、センサ部31は、センサ保持部32よりも高い伸縮性を有する。よって、センサ部31よりも伸縮性が低いセンサ保持部32がセンサ部31を保持するので、のどの動き以外に起因してセンサ部31を動きにくくすることができる。また、センサ保持部32が両側からセンサ部31を保持することによりセンサ部31の位置を安定させることができるので、のどの動きに関し、一層信頼性が高いデータを取得することができる。
また、2つのセンサ保持部32がセンサ部31に対して対称となる位置に配置されており、一方のセンサ保持部32はセンサ部31の一方側に配置されており、他方のセンサ保持部32はセンサ部31の他方側に配置されている。よって、2つのセンサ保持部32がセンサ部31に対して互いに対称となる位置に配置されるので、センサ部31をのどの中央に当てた状態で、両側からバランスよくセンサ部31を保持することができる。
また、のど越し計測器11は、計測対象者Mの耳M2にかけられる耳かけ部33を備えている。従って、耳かけ部33を計測対象者Mの耳M2にかけることにより、計測対象者Mの身体に容易にのど越し計測器11を装着させることができる。また、のど越し計測器11が使用時に落下する事態を確実に回避することができる。
また、のど越し計測器11は、計測対象者Mの首M1に巻き付けられる巻き付け部34を備えている。よって、巻き付け部34を計測対象者Mの首M1に巻き付けることにより、のど越し計測器11をより安定して計測対象者Mの身体に装着させることができる。
また、センサ部31は、カーボンナノチューブによって構成されている。よって、センサ部31を伸縮性及び装着性の点で優れたものにすることができる。また、センサ部31が伸縮性と導電性とを兼ね備えることにより、伸縮度合に応じてセンサ部31の電気抵抗を変えることができる。従って、センサ部31の伸縮度合に応じた電気抵抗値を検出することができるので、のどの動きを定量的に計測することができる。
また、のど越し計測システム1は、のど越し計測器11と、センサ部31から出力されたのどの動きの検出信号を受信する受信装置20とを備えている。従って、センサ部31のフィット感を良好にすると共に、高精度にのどの動きを計測することができる。よって、受信装置20により、のどの動きに関する一層高精度なデータを受信することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、本発明は、特許請求の範囲に記載した要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能であり、のど越し計測器及びのど越し計測システムの各要素、並びに、のど越し計測方法の各工程は適宜変更可能である。
例えば、前述した実施形態では、のど越し計測器11、マイクロフォン12及び筋電位計電極13を備え、のどの動き、嚥下音及び筋肉の動きを同時に計測するのど越し計測システム1について説明した。しかしながら、のど越し計測システムは、例えば、嚥下音及び筋肉の動きの少なくともいずれかを計測しなくてもよい。
また、前述した実施形態では、複数のセンサ部31の左右両側にセンサ保持部32が設けられており、耳かけ部33及び巻き付け部34が設けられたのど越し計測器11について説明した。しかしながら、のど越し計測器は、例えば、耳かけ部33及び巻き付け部34の少なくともいずれかが省略されたものであってもよいし、センサ部31及びセンサ保持部32とは異なる形状のセンサ部及びセンサ保持部を備えたものであってもよい。
(実施例)
次に、のど越し計測器11及びのど越し計測システム1の実施例について図7(a)〜図7(c)を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。この実施例では、のど越し計測器11及びのど越し計測システム1を用いて、計測対象者Mがビールテイスト飲料(図7(c)中の飲料E〜G)、及びRTD(Ready To Drink)(図7(b)中の飲料A〜D)を飲用したときにおける計測対象者Mののど越しを評価している。
本実施例において、計測対象者Mは、男性3名、女性1名であり、合計4名とした。のど越しの計測方法としては、各計測対象者Mの首M1にのど越し計測器11を装着し、この状態で各計測対象者Mに、100mlの飲料A〜Gをできるだけ一定速度で飲ませた。そして、のど越し計測器11が取得した計測対象者Mの嚥下運動を用いてのど越し計測システム1により、飲料の飲み始めから飲み終わりまでの間の嚥下周期の平均値を計算した。
飲料A〜Dについては、以上のように、のど越し計測器11及びのど越し計測システム1による計測を行うと共に、計測対象者Mによる官能評価を行った。本実施例における官能評価は、計測対象者Mが飲料を飲み込んだときの感覚を計測対象者Mが飲料を飲み込んだ直後に評価するものである。
この官能評価では、ごくごくスムーズに飲める感覚であってすっきりしたのど越しであるほど評点を低くし(最小値を−100とした)、一方、飲み応えがある感覚であってしっかりしたのど越しであるほど評点を高くした(最大値を+100とした)。このように、計測対象者Mに、飲料ののど越しを−100点〜+100点の間で採点させた。
以上の条件で実験を行った結果を図7(a)、図7(b)及び図7(c)に示している。図7(a)では、計測対象者Mが飲料A〜Dを飲用したときにおける、のど越し計測器11及びのど越し計測システム1が計測した嚥下周期と前述した官能評価との関係を示している。嚥下周期及び官能評価として示される各値は、計測対象者Mごとに行ったときの平均値を示している。
図7(a)に示されるように、のど越し計測器11及びのど越し計測システム1が計測した嚥下周期と官能評価との間には相関がみられることを確認できた。具体的には、嚥下周期が長いほど官能評価の評点が高くなっている。よって、のど越し計測器11を用いることにより、のど越しがしっかりしている場合に嚥下周期が長い状態を計測できていると共に、のど越しがすっきりしている場合に嚥下周期が短い状態を計測できていることが分かった。
更に、のど越し計測器11及びのど越し計測システム1を用いることにより、計測対象者Mが女性であっても嚥下周期と官能評価との関係を適切に計測できていることが分かった。また、図7(b)及び図7(c)に示されるように、のど越し計測システム1及びのど越し計測器11から得た嚥下周期と各種飲料の種類との関係を計測することにより、飲料ののど越しに関する指標(飲料ののど越しがしっかりしているか、又はすっきりしているか)に関し、客観的で適切な情報を得られることが分かった。
1…のど越し計測システム、11…のど越し計測器、12…マイクロフォン、13…筋電位計電極、14…歪アンプ、15…チャージアンプ、16…筋電計、20…受信装置、21…AD変換器、22…演算処理部、30…ベース、30b…配線渡し部、31…センサ部、31a…孔部、32…センサ保持部、32a…伸縮配線、32b…信号取り出し部、32c…接地配線、33…耳かけ部、34…巻き付け部、35…非伸縮部、36…スリット(隙間)、37…山部、M…計測対象者、M1…首、M2…耳。

Claims (11)

  1. 計測対象者が飲食品を飲み込んだときにおける前記計測対象者ののどの動きを計測するのど越し計測器であって、
    前記計測対象者ののどに接触する複数のセンサ部を備え、
    前記センサ部は、前記計測対象者の喉頭が運動する方向に対して交差する方向に伸縮して前記のどの動きを検出し、
    前記複数のセンサ部の間にスリットが設けられている、
    のど越し計測器。
  2. 複数の前記センサ部は、共に、前記交差する方向に延在しており、
    複数の前記センサ部の前記延在する方向の両側には、非伸縮部が設けられている、
    請求項に記載ののど越し計測器。
  3. 複数の前記センサ部は、等間隔に配置されている、
    請求項又はに記載ののど越し計測器。
  4. 前記センサ部の両側で前記センサ部を保持するセンサ保持部を備え、
    前記センサ部は、前記センサ保持部よりも高い伸縮性を有する、
    請求項1〜のいずれか一項に記載ののど越し計測器。
  5. 2つの前記センサ保持部が前記センサ部に対して対称となる位置に配置されており、
    一方の前記センサ保持部は前記センサ部の一方側に配置されており、他方の前記センサ保持部は前記センサ部の他方側に配置されている、
    請求項に記載ののど越し計測器。
  6. 前記計測対象者の耳にかけられる耳かけ部を備える、
    請求項1〜のいずれか一項に記載ののど越し計測器。
  7. 前記計測対象者の首に巻き付けられる巻き付け部を備える、
    請求項1〜のいずれか一項に記載ののど越し計測器。
  8. 前記センサ部は、カーボンナノチューブによって構成されている、
    請求項1〜のいずれか一項に記載ののど越し計測器。
  9. 計測対象者が飲食品を飲み込んだときにおける前記計測対象者ののどの動きを計測するのど越し計測器であって、
    前記計測対象者ののどに接触するセンサ部と、
    前記センサ部の両側で前記センサ部を保持し、前記センサ部よりも伸縮性が低いセンサ保持部と、
    前記センサ部及び前記センサ保持部の境界部分に位置する複数の非伸縮部と、
    を備え、
    前記センサ部は、前記計測対象者の喉頭が運動する方向に対して交差する方向に伸縮して前記のどの動きを検出し、
    前記複数の非伸縮部のそれぞれが前記センサ部の両側に設けられる、
    のど越し計測器。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載ののど越し計測器と、
    前記センサ部から出力された前記のどの動きの検出信号を受信する受信装置と、
    を備えたのど越し計測システム。
  11. 計測対象者が飲食品を飲み込んだときにおける前記計測対象者ののどの動きを計測するのど越し計測方法であって、
    前記計測対象者ののどにのど越し計測器の複数のセンサ部を接触する工程と、
    前記計測対象者の前記飲食品の飲み込みに応じて前記センサ部が伸縮することにより、前記センサ部が前記のどの動きを検出する工程と、
    を備え
    前記複数のセンサ部の間にスリットが設けられている、
    のど越し計測方法。
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