JP6812089B2 - 眼科装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

眼科装置、制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

開示の技術は眼科装置、制御方法およびプログラムに関する。
過去の断層像と現在の断層像とを比較して被検眼の経過観察を行うために過去の撮影領域と同じ領域を撮影する機能(フォローアップ機能)を備えた光干渉断層計(Optical_Coherence_Tomography:OCT)が知られている。
特許文献1には、経過観察の過程でOCTの性能が向上し、撮影可能な領域が拡大した場合には、過去の撮影領域を含むように今回の撮影領域を自動的に設定することが開示されている。
特開2010−259629号公報
しかしながら、過去の撮影に比べて今回の撮影に係る撮影範囲または分解能等の断層像に関するパラメータが劣る場合にどのように撮影制御すればよいかについては述べられていない。
開示の技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、過去の撮影に比べて今回の撮影に係る撮影範囲または分解能等の断層像に関するパラメータが劣る場合の適切な撮影制御を提供することを目的の1つとする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の1つとして位置付けることができる。
開示の眼科装置の一つは、
被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得手段と、
前記第1断層像の撮影後に行われる前記被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得手段と、
前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼が撮影される場合に、前記第1断層像の撮影に係るパラメータと前記第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて、前記第2断層像の撮影を禁止するか否かを判定する判定手段と、を備え、
前記パラメータは、撮影領域の大きさを含み、
前記判定手段は、前記第2断層像の撮影領域が前記第1断層像の撮影領域よりも狭い場合には、前記第2断層像の撮影を禁止すると判定する。
開示の技術によれば、過去の撮影に比べて今回の撮影に係る撮影範囲または分解能等の断層像に関するパラメータが劣る場合にも適切な撮影制御を行うことができる。
第1の実施形態に係る眼科用画像処理装置の構成の一例を示す図である。 経過観察時の画像表示部の表示画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る画像撮影制御部の動作順序の一例を示すフローチャートである。 経過観察の例を示す図である。 撮影領域同士の関係の一例を示す図である。 第2の実施形態係る眼科用画像処理装置の構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る経過観察時の画像表示部の表示画面の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る眼科用画像処理装置の構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る経過観察時の画像表示部の表示画面の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る画像撮影制御部の動作順序の一例を示すフローチャート図である。
以下、添付の図面を参照して、本実施形態に係る眼部画像撮影システム10を説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
以下に示す実施形態においては、本発明に係る眼科用画像処理装置として、被検者の眼底部における画像を撮影するOCTを適用した例について説明する。また、以下に示す実施形態においては、被写体として眼底部を適用した例について説明するが、本発明においてはこれに限定されるわけではなく、例えば、断層画像の撮影対象となるものであれば、角膜、水晶体、虹彩などの前眼部にも適用可能である。
図1は、実施例1に係る眼部画像撮影システム(画像処理システム)10の概略構成の一例を示す模式図である。
眼部画像撮影システム10は、図1に示すように、眼科用画像処理装置(眼科装置)100、LAN200、及び、画像データベース300を有して構成されている。眼科用画像処理装置100は、LAN200を介して、過去画像を格納する画像データベース300と接続されている。即ち、眼科用画像処理装置100は、画像データベース300から過去画像を取得し、また、画像データベース300に対して撮影した画像を過去画像として保存できるように構成されている。
眼科用画像処理装置100は、図1に示すように、画像撮影制御部110、眼底画像撮影部120、及び、断層画像撮影部130を有して構成されている。
また、画像撮影制御部110は、図1に示すように、断層画像取得部101、画像記憶部102、第1の撮影領域算出部104、及び第2の撮影領域算出部108を有して構成されている。さらに、画像撮影制御部110は、図1に示すように、撮影判断部150、撮影指示部151、画像情報出力部111、及び、画像表示部112を有して構成されている。画像表示部112は各種の情報を表示するモニタであり、例えばLCDによって構成される。
眼底画像撮影部120は、例えば、走査型レーザー検眼鏡(Scanning_Laser_Ophthalmoscopy:SLO)を利用して、被検者の眼部における眼底画像を撮影する。なお、本例では、眼底画像撮影部120がSLOを利用して眼底画像を撮影するものとしているが、例えば、赤外観察(IR)などを利用して眼底画像を撮影する眼底カメラであってもよい。
断層画像撮影部130は、被検者の眼部における断層画像を撮影する。なお、本例では、断層画像撮影部130がスペクトラルドメイン方式のOCTを利用して断層画像を撮影するものとするが、他方式(例えば、タイムドメイン方式又はSwept Source方式)を利用して断層画像を撮影するものであってもよい。
眼底画像撮影部120と断層画像撮影部130とは、相互に接続されており、眼底画像を常に撮影しながら、断層画像の撮影を行うことができるように構成されている。具体的には、それぞれの画像の撮影に使うレーザーの位置関係を制御することによって、眼底画像上における任意の位置の断層画像を撮影することが可能に構成されている。
断層画像取得部101は、画像データベース300から過去画像を取得して画像記憶部102に記憶する。ここで、断層画像取得部101において、画像データベース300から取得する過去の断層画像を第1の断層画像とする。なお、第1の断層画像としては、例えば、断層画像撮影部130以外の他の断層画像撮影部で撮影された画像も適用できる。本実施例では、第1の断層画像はスペクトラルドメイン方式のOCTよりも撮影範囲(撮影画角)の広いSwept Source方式のOCTにより撮影されたものとする。なお、第1の断層画像の撮影方式はSwept Source方式に限定されるものではなく、タイムドメイン方式またはスペクトラルドメイン方式であってもよい。
画像記憶部102は、断層画像取得部101で取得した過去画像を記憶するとともに、眼底画像撮影部120で撮影された眼底画像及び断層画像撮影部130で撮影された断層画像を記憶して、格納する。例えば、画像記憶部102はHDDまたはSSD等により構成される。
第1の撮影領域算出部104は、画像記憶部102に記憶されている画像から過去画像の撮影領域(第1の撮影領域)の位置を算出し、この情報を撮影判断部150に出力する。すなわち、第1の撮影領域算出部104は、被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得手段の一例に相当する。なお、画像記憶部102に過去画像の撮影領域自体が記憶されている場合、第1の撮影領域算出部104は画像を参照する必要はない。また、例えば、第1の撮影領域算出部104は過去に撮影された断層画像を積算して得られた積算画像と過去または現在の眼底像とのマッチングを取ることで過去画像の撮影領域を算出することとしてもよい。現在の眼底像に対して積算画像のマッチングを行う場合には、第2の撮影領域算出部108により算出された今回の撮影領域と過去画像の撮影領域との比較が容易になる。
この過去画像における撮影領域の算出方法は、例えば眼底の黄斑部を中心とするOCTの撮影範囲であるため、過去画像に記録された撮影範囲情報を読み取ることで算出可能となっている。また、過去画像内の眼底画像と断層画像の位置情報から算出することもできる。
第2の撮影領域算出部108は、例えば、断層画像撮影部130を用いて今回撮影可能な最大撮影サイズの情報を用いて、第2の撮影領域を算出する。すなわち、第2の撮影領域算出部108は、第1断層像の撮影後に行われる被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得手段の一例に相当する。なお、最大撮影サイズの情報は、例えば、画像記憶部102等の記憶手段に予め記憶されている。ここで、第2の撮影領域は、操作者による図示しない入力手段によって、撮影可能な最大撮影サイズ内の撮影領域を設定するとともに撮影位置を変更することも可能である。この場合、操作者によって入力された撮影領域を第2の撮影領域算出部108が取得する。そして、取得した撮影領域が第2の撮影領域として算出され、断層画像撮影部130において実際に撮影を行う撮影領域となる。そして、この情報を撮影判断部150に出力する。なお、最大撮影サイズは、断層画像撮影部130により撮影することができる限界のサイズを示すものであってもよいし、単に操作者により入力された撮影範囲を示すものであってもよい。
撮影判断部150は、第1の撮影領域算出部104で算出された第1の撮影領域の位置情報と、第2の撮影領域算出部108で算出された第2の撮影領域の位置情報との比較から、経過観察(フォローアップ)が可能かどうかを判断する。言い換えれば、撮影判断部150は、第1の撮影領域と第2の撮影領域との比較に基づいて断層画像撮影部130による撮影を禁止するか否かを判定する。すなわち、第2の撮影領域算出部108は、第1断層像の撮影に係るパラメータと第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて前記第2断層像の撮影を禁止するか否かを判定する判定手段の一例に相当する。
撮影判断部150にて経過観察が可能と判断された場合には、撮影指示部151にて、操作者による図示しない撮影スイッチの操作によって撮影開始命令が入力されると、断層画像撮影部130に対して当該第2の撮影領域の断層画像の撮影を行う旨の指示を出す。これにより、断層画像撮影部130において、第2の撮影領域について断層画像(第2の断層画像)の撮影が行われ、この第2の断層画像が画像記憶部102に記憶される。
撮影判断部150にて経過観察を禁止すると判断された場合には、撮影指示部151から撮影指示が画像撮影部130に入力されたとしても撮影判断部150は当該撮影指示を無効とするように断層画像撮影部130を制御する。すなわち、断層画像撮影部130は、第2断層像を撮影する撮影手段の一例に相当し、撮影判断部150は撮影手段を制御する制御手段の一例に相当する。より具体的には、判定手段が第2断層像の撮影を禁止すると判定した場合、制御手段の一例である撮影判断部150は、撮影手段による撮影を禁止する。
なお、画像撮影制御装置110は不図示のCPUが不図示のROMに記憶されたプログラムを実行することで図1に示す断層画像取得部101、第1の撮影領域算出部104、第2の撮影領域算出部108、画像情報出力部111、撮影判断部150および撮影指示部151として機能する。
なお、画像撮影制御装置110が備えるCPUおよびROMは1つであってもよいし複数であってもよい。すなわち、少なくとも1以上の処理装置(CPU)と少なくとも1つの記憶装置(ROM等)とが接続されており、少なくとも1以上の処理装置が少なくとも1以上の記憶装置に記憶されたプログラムを実行した場合に画像撮影制御装置110は上記の各部として機能する。
本実施例における画像撮影制御装置110の動作は、以上説明した撮影判断部150による動作である。その詳細については、図2および図3を用いて詳しく説明する。
図2は、OCTを利用した経過観察時の画像表示部112の表示画面を示している。画像表示部112に表示されている画像は、20A、20B、20Cの順番で撮影されたものであり、21A、21B、21Cは、それぞれの撮影の際の眼底画像である。そして、22A、22B、22Cは、それぞれの撮影の際の撮影領域である。さらに、24A、24B、24Cは、それぞれの撮影の断層画像であり、23A、23B、23Cは、それぞれの撮影の断層画像の眼底画像における位置を示している。
20Aと20Bは、それぞれの撮影領域である22Aおよび22Bの位置と大きさとが同一である。つまり、撮影性能の一つである撮影領域の大きさが同一の装置で撮影したものである。
しかし、20Bと20Cは、それぞれの撮影領域である22Bと22Cが同一の大きさではない。よって、撮影性能の一つである撮影領域の大きさが異なる装置で撮影したものと判断できる。
次に、本実施例における画像撮影制御部110の動作について、図3のフローチャートを用いて詳しく説明する。
まず、ステップ301では、撮影判断部150は、第1の撮影領域算出部104で算出された第1の撮影領域を読み込む。次に、ステップ302では、撮影判断部150は、第2の撮影領域算出部108で算出された第2の撮影領域を読み込む。なお、ステップ301とステップ302との実行順序は逆であってもよい。
ステップ303では、撮影判断部150は、ステップ301とステップ302とで読み込んだ第1の撮影領域と第2の撮影領域とを比較し、第2の撮影領域が、第1の撮影領域を含んでいる場合は、ステップ304に進む。すなわち、判定手段の一例に相当する撮影判断部150は、第2断層像の撮影範囲が第1断層像の撮影範囲んでいる場合には前記第2断層像の撮影を許可すると判定する。
ステップ304以降の動作は、撮影指示部151の動作になっている。
そして、ステップ304では、操作者による図示しない撮影スイッチの操作を監視し、撮影スイッチの操作が行われると、ステップ305に進む。ステップ305では、撮影指示部151は、断層画像撮影部130に対して当該第2の撮影領域の断層画像の撮影を行う旨の指示を出す。
ここで、第1の撮影領域算出部104で算出された第1の撮影領域とは、前述したように、画像記憶部102に記憶されている過去画像の撮影領域(第1の撮影領域)である。また、第2の撮影領域算出部108で算出された第2の撮影領域とは、断層画像撮影部130を用いて今回撮影可能な撮影領域である。すなわち、図2で説明した20Bと20Cの関係の場合に、上記ステップ301からステップ305までの処理が実行される。
一方、ステップ303にて、第1の撮影領域と第2の撮影領域と比較の結果が第2の撮影領域が第1の撮影領域を含まない場合は、ステップ306に進む。ステップ306では、図示しないブザーなどの警告手段を用いて、操作者に対して、経過観察の撮影ができないことを知らせる。すなわち、判定手段により第2断層像の撮影を禁止すると判定された場合、第2断層像の撮影を禁止することを示す警告を行う。このようにして、撮影判断部150は経過観察のための撮影を禁止する。このように、撮影判断部150は、第2断層像の撮影範囲が第1断層像の撮影範囲まない場合には第2断層像の撮影を禁止すると判定する。
その後、ステップ307にて、経過観察の撮影モードを終了する。
以上のステップ303からステップ306に進む場合の動作を、図4に示す経過観察の例を用いて詳しく説明する。
図4は、OCTを利用した経過観察時の画像表示部112の様子を示している。画像表示部112に表示されている画像は、40A、40Bの順番で撮影されたものであり、41A、41Bは、それぞれの撮影の際の眼底画像である。そして、42A、42Bは、それぞれの撮影の際の撮影領域である。さらに、44A、44Bは、それぞれの撮影の断層画像であり、43A、43Bは、それぞれの撮影の断層画像の眼底画像における位置を示している。
40Aと40Bは、それぞれの撮影領域である42Aと42Bが同一の大きさではない。さらに、42Aの方が42Bよりも撮影領域が大きい。過去画像の撮影領域である第1の撮影領域が42Aであり、今回撮影可能な撮影領域である第2の撮影領域が42Bである。よって、図3のフローチャートによる画像撮影制御部110の動作は、第2の撮影領域が、第1の撮影領域を含まない場合となる。つまり、ステップ306に進み、操作者に対して、経過観察の撮影ができないことを知らせたのち、経過観察の撮影モードを終了する。例えば、40AはSwept Source方式のOCTにより撮影された画像を示し、40BはSwept Source方式のOCTより低画角なスペクトラルドメイン方式のOCTにより撮影された画像を示している。
以上、図2と図3および図4を用いて説明したように、過去画像の撮影領域である第1の撮影領域と、今回撮影可能な第2の撮影領域とを比較し、経過観察が可能な場合には経過観察を継続し、経過観察ができない場合には経過観察を終了する。
そのため、撮影性能の異なる装置を用いた経過観察を行う場合、撮影領域の広い装置で前回の撮影を行った被検眼を、撮影領域の狭い装置で撮影を行うことはできない。したがって、操作者が、経過観察の撮影に適さない装置を選択した場合でも、誤って被検者を撮影することはない。
このように、上記実施例によれば、経過観察が可能か否かを判断することで不要な撮影を防止することが可能となる。すなわち、上記実施例によれば、過去の撮影に比べて今回の撮影に係る撮影範囲または分解能等の断層像に関するパラメータが劣る場合の適切な撮影制御を行うことが可能となっている。
より具体的には、過去にSwept Source方式のOCTにより撮影を行い、経過観察のためにSwept Source方式のOCTより撮影範囲の狭いスペクトラルドメイン方式のOCTにより撮影する場合に撮影を禁止することができる。すなわち、適切な経過観察ができない虞がある場合には経過観察のための撮影を禁止することができる。従って、本実施例によれば不要な撮影を避けることで被検者の負担増加を防止できる。
なお、同じ方式で撮影した断層画像で経過観察を行う場合であっても、撮影に係るパラメータが過去の撮影に係るパラメータより劣っている場合には撮影を禁止することとしてもよい。このようにしても、上記と同様の効果を奏することが可能である。
本実施例では、ステップ306に進んだ後、経過観察の撮影モードを終了するようにしているが、ステップ303では、第2の撮影領域が、第1の撮影領域を含まない場合の判断を行っているため、例えば、図5のように第2の撮影領域502が、第1の撮影領域501を含まない位置に移動されている場合も考えられる。このような場合には、経過観察の撮影モードを終了せず、再度、第2の撮影領域502の範囲を変更するよう操作者に指示するようにしてもよい。
実施例1では、撮影性能の異なる装置を用いた経過観察を行う場合において、撮影領域の広い装置で過去に撮影を行った被検眼を撮影領域の狭い装置で撮影を行う場合を例に不要な撮影を防止することを説明した。
第2の実施形態では、実施例1と同様な場合であるが、経過観察の撮影が可能な場合がある。そのような動作を可能とする装置の構成について説明する。また、実施例2において実施例1と同じ記号は、実施例1で示したものと同一のものを示している。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る眼部画像撮影システム10の概略構成の一例を示す模式図である。
図1の構成に対して、画像撮影制御部110には、経過観察領域検出部601が、画像記憶部102と、第1の撮影領域算出部104との間に備えられている。この経過観察領域検出部601は、画像記憶部102に記録された画像中の経過観察領域を検出し、第1の撮影領域算出部104に検出した経過観察領域を出力するようになっている。
次に、図6に示した眼部画像撮影システム10の動作について、図7を用いて詳しく説明する。
図7は図4と同様、過去画像の撮影領域である第1の撮影領域が42Aであり、今回撮影可能な撮影領域である第2の撮影領域が42Bである場合の経過観察の様子を示している。つまり、実施例1では、第2の撮影領域が第1の撮影領域を含まないため、経過観察ができないと判断される場合の一例である。例えば、実施例1と同様に、第1の撮影領域42AはSwept Source方式のOCTによる撮影領域を示し、第2の撮影領域42Bはスペクトラルドメイン方式のOCTによる撮影領域を示している。なお、第1の撮影領域42Aおよび第2の撮影領域42Bは、同一方式のOCTによる異なる撮影範囲を示すものであってもよい。
しかしながら、第1の撮影領域である42Aのうち、経過観察領域701Aがあった場合には、第2の撮影領域である42Bに対して、経過観察領域701Aと同じ領域である撮影領域701Bの領域となるため、第2の撮影領域42Bに含まれている。したがって、実施例1では、経過観察ができないと判断される場合であっても、経過観察を行うことに問題はない。
このような場合には、図6で説明した経過観察領域検出部601において、経過観察領域701Aを検出することが有効である。ここで、経過観察領域検出部601による経過観察領域の検出方法として、操作者によって図示しない入力手段によって入力された注目部位を検出する方式としてもよい。また、黄斑や乳頭といった眼底の特徴部(被検眼の特徴部)をターゲットとしたスキャンモードの種類によって経過観察領域を検出してもよい。なお、特徴部は黄斑および乳頭に限定されるものではなく、血管部または病変部等であってもよい。例えば、スキャンモードとして過去の断層像に黄斑モードが関連付けられている場合には、経過観察領域検出部601は観察領域は黄斑であると判定する。この構成によって経過観察領域701Aを検出することが可能となる。第1の撮影領域算出部104は経過観察領域701Aが第1の撮影領域42Aに含まれているか否かを確認する。例えば、第1の撮影領域算出部104は眼底像41A上で経過観察領域701Aである黄班が撮影領域42A含まれているか否かを判定する。黄班が撮影領域42A含まれている場合には、経過観察領域検出部601は撮影領域42B内に黄斑が含まれているか否かを判定する。例えば、経過観察領域検出部601は眼底像41Bにおける撮影領域42B内から黄斑を抽出する。眼底像において黄斑の輝度は周囲の輝度に比べ低いため、例えば、低輝度領域を抽出することで黄班を検出することが可能となる。また、乳頭を検出する場合には高輝度領域を抽出すればよい。撮影領域42B内で黄斑が検出できた場合は、経過観察領域701Aが経過観察領域701Bに含まれていない場合であっても着目した部位における経過観察は可能であるため撮影判断部150は撮影を許可すると判定する。図3のフローチャートによる画像撮影制御部110の動作としては、ステップ303とステップ306との間に撮影領域42Bに経過観察領域701Aに対応する経過観察領域701Bが含まれているか否か撮影判断部150が判定する処理が加えられる。撮影判断部150が撮影領域42Bに経過観察領域701Bが含まれていると判断した場合にはステップ304へ進み、含まれていないと判断した場合にはステップS306へ進む。すなわち、判定手段は、第2断層像の撮影範囲が前記第1断層像の撮影範囲に含まれない場合には、更に、第1断層像の撮影範囲の一部に含まれる被検眼の特徴部が第2断層像の撮影範囲に含まれているか否かを判定し、被検眼の特徴部が第2断層像の撮影範囲に含まれている場合には第2断層像の撮影を許可すると判定する。
そして、ステップ304では、操作者による図示しない撮影スイッチの操作を監視し、撮影スイッチの操作が行われると、ステップ305に進む。ステップ305では、断層画像撮影部130に対して当該第2の撮影領域の断層画像の撮影を行う旨の指示を出す。
本実施例によれば、今回の撮影範囲が過去の撮影範囲を含まない場合であっても、経過観察の対象として着目している部位は今回の撮影範囲に含まれている場合には撮影を行うことが可能となる。従って、撮影範囲が異なる装置を用いて経過観察を行う場合に常に撮影が禁止されることを防ぎ操作者の自由度を向上させることが可能となる。なお、撮影した断層像に対して前回の撮影(過去の撮影)と異なる方式の装置で撮影されたことを示す情報を関連付けることとしてもよい。
実施例1では、撮影性能の異なる装置を用いた経過観察を行う場合において、撮影領域の狭い装置で前回の撮影を行った被検眼を撮影領域の狭い装置で撮影を行う場合を例に不要な撮影を防止することを説明した。
第3の実施形態では、撮影領域以外の撮影に係るパラメータを比較することで、経過観察の撮影を禁止する場合を説明する。また、実施例3において実施例1と同じ記号は、実施例1で示したものと同一のものを示している。
図8は、第3の実施形態に係る眼部画像撮影システム10の概略構成の一例を示す模式図である。
図1の構成に対して、画像撮影制御部110には、第1の断層像分解能検出部801および第2の断層像分解能検出部802が構成されている。
ここで、第1の断層像分解能検出部801は、画像記憶部102に記録された画像から断層像の分解能を検出し、撮影判断部150に検出した断層像分解能を出力するようになっている。なお、第1の断層像分解能検出部801は横分解能および縦分解能の少なくとも一方を検出する。第1の断層像分解能検出部801は画像記憶部102に記録された断層画像を解析することで分解能を検出してもよいし、画像記憶部102に記録された断層画像を撮影した装置の分解能の情報(装置のスペック情報)を取得することとしてもよい。
また、第2の断層像分解能検出部802は、今回撮影可能な断層像分解能を検出し、第1の撮影領域算出部104に検出した断層像分解能を出力するようになっている。なお、第2の断層像分解能検出部802は横分解能および縦分解能の少なくとも一方を検出する。また、第2の断層像分解能検出部802は断層画像撮影部130が有する分解能の情報を取得する。例えば、断層画像撮影部130が有する分解能の情報は画像記憶部102または他の記憶装置が記憶している。
次に、図8の構成による第3の実施形態に係る画像撮影制御部110の動作について、図9および図10を用いて詳しく説明する。
図9は図2と同様、過去画像の撮影領域である第1の撮影領域が22Bであり、今回撮影可能な撮影領域である第2の撮影領域が22Cである場合の経過観察の様子を示している。ここで、20Bが過去の撮影を示し20Cが今回の撮影を示している。また、21B,21Cは眼底像を示している。実施例1では、第2の撮影領域が第1の撮影領域を含んでいるため、経過観察が可能と判断される場合の一例である。
しかしながら、本実施例では、第1の撮影領域22Bの断層像24Bの分解能901が、第2の撮影領域22Cの断層像24Cの分解能902よりも高い場合は、撮影を禁止する。これは、断層画像24Bで観察可能な網膜の層が、断層画像24Cでは観察できない場合があるためである。したがって、実施例1では経過観察が可能と判断される場合であっても、本実施例では経過観察を行うことを禁止している。
図10に本実施例における画像撮影制御部110の動作手順の一例を示す。まず、ステップ1001で第1の断層像分解能検出部801は画像記憶部102に記録された断層画像の分解能を検出する。ステップ1001で検出した分解能を第1の分解能とする。次に、ステップ1002で第2の断層像分解能検出部802は、断層画像撮影部130が有する分解能を検出する。ステップ1002で検出した分解能を第2の分解能とする。
ステップ1003において撮影判断部150は第1の分解能と第2の分解能とを比較する。具体的には第2の分解能が第1の分解能よりも高いあるいは第2の分解能が第1の分解能以上かを判定する。第2の分解能が第1の分解能よりも高い場合または第2の分解能が第1の分解能以上の場合にはステップ304へ進む。すなわち、判定手段の一例に相当する撮影判断部150は、第2断層像の撮影に係る分解能が第1断層像の分解能より高い場合には第2断層像の撮影を許可すると判定する。
一方、第2の分解能が第1の分解能よりも低い場合にはステップ306へ進む。すなわち、判定手段の一例に相当する撮影判断部150は第2断層像の撮影に係る分解能が第1断層像の分解能よりも低い場合には第2断層像の撮影を禁止する。
なお、ステップ304およびステップ306以降の処理は実施例1と同様であるため説明を省略する。
本実施例によれば、第1実施例と同様の効果を奏することが可能である。また、本実施例では分解能に着目したが、これに限定されるものではなく他の撮影に係るパラメータを用いて経過観察における撮影を制御することとしてもよい。
なお、ステップ1003をステップ303とステップ304との間に実行することとしてもよい。すなわち、実施例1と実施例3とを組み合わせることとしてもよい。なお、実施例1,2と実施例3とを組み合わせることとしてもよい。
また、ステップ1001とステップ1002との実行順序は図10に示す例と逆であってもよい。
なお、第1の断層像分解能検出部801による断層像分解能の検出方法として、前回撮影を行った撮影画像情報の中に装置情報を記録しておいて、読み出す方法としてもよい。また、断層画像の縦表示範囲と解像度から、断層像分解能を検出してもよい。
(その他の実施例)
また、上記の実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
10 眼部画像撮影システム10
100 眼科用画像処理装置
110 画像撮影制御装置

Claims (21)

  1. 被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得手段と、
    前記第1断層像の撮影後に行われる前記被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得手段と、
    前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼が撮影される場合に、前記第1断層像の撮影に係るパラメータと前記第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて、前記第2断層像の撮影を禁止するか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記パラメータは、撮影領域の大きさを含み、
    前記判定手段は、前記第2断層像の撮影領域が前記第1断層像の撮影領域よりも狭い場合には、前記第2断層像の撮影を禁止すると判定することを特徴とする眼科装置。
  2. 被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得手段と、
    前記第1断層像の撮影後に行われる前記被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得手段と、
    前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼が撮影される場合に、前記第1断層像の撮影に係るパラメータと前記第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて、前記第2断層像の撮影を禁止するか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記パラメータは、撮影領域の大きさを含み、
    前記判定手段は、前記第2断層像の撮影領域が前記第1断層像の撮影領域よりも広い場合には、前記第2断層像の撮影を許可すると判定することを特徴とする眼科装置。
  3. 前記パラメータは、更に分解能を含み、
    前記判定手段は、前記第2断層像の撮影領域が前記第1断層像の撮影領域よりも広い場合であっても、前記第2断層像の分解能が前記第1断層像の分解能よりも低い場合であれば、前記第2断層像の撮影を禁止すると判定することを特徴とする請求項2に記載の眼科装置。
  4. 前記判定手段は、前記第2断層像の撮影領域が前記第1断層像の撮影領域よりも狭い場合には、前記第2断層像の撮影領域が前記第1断層像の撮影領域を含まないとして、前記第2断層像の撮影を禁止すると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の眼科装置。
  5. 前記判定手段は、前記第2断層像の撮影領域が前記第1断層像の撮影領域を含まない場合であっても、更に、前記第1断層像の撮影領域の一部に含まれる前記被検眼の特徴部が前記第2断層像の撮影領域に含まれているか否かを判定し、前記被検眼の特徴部が前記第2断層像の撮影領域に含まれている場合であれば、前記第2断層像の撮影を許可すると判定することを特徴とする請求項4に記載の眼科装置。
  6. 被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得手段と、
    前記第1断層像の撮影後に行われる前記被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得手段と、
    前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼が撮影される場合に、前記第1断層像の撮影に係るパラメータと前記第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて、前記第2断層像の撮影を禁止するか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記パラメータは、分解能を含み、
    前記判定手段は、前記第2断層像の撮影に係る分解能が前記第1断層像の分解能よりも低い場合には、前記第2断層像の撮影を禁止すると判定することを特徴とする眼科装置。
  7. 前記判定手段は、前記第2断層像の撮影に係る分解能が前記第1断層像の分解能より高い場合には、前記第2断層像の撮影を許可すると判定することを特徴とする請求項に記載の眼科装置。
  8. 被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得手段と、
    前記第1断層像の撮影後に行われる前記被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得手段と、
    前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼が撮影される場合に、前記第1断層像の撮影に係るパラメータと前記第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて、前記第2断層像の撮影を禁止するか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記パラメータは、前記被検眼の断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式を含み、
    前記判定手段は、前記第2断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式に対応する撮影領域が前記第1断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式に対応する撮影領域よりも狭い場合には、前記第2断層像の撮影を禁止すると判定することを特徴とする眼科装置。
  9. 前記第1断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式がスウェプトソース方式であり、
    前記第2断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式がスペクトラルドメイン方式であることを特徴とする請求項に記載の眼科装置。
  10. 前記第2断層像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段を制御する制御手段と、を更に備え、
    前記判定手段が前記第2断層像の撮影を禁止すると判定した場合、前記制御手段は、前記撮影手段による撮影を禁止することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の眼科装置。
  11. 前記判定手段により前記第2断層像の撮影を禁止すると判定された場合、前記第2断層像の撮影を禁止することを示す警告を行う警告手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至1の何れか1項に記載の眼科装置。
  12. 被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得手段と、
    前記第1断層像の撮影後に行われる前記被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得手段と、
    前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼が撮影される場合に、前記第1断層像の撮影に係るパラメータと前記第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて、前記第2断層像の撮影に関する警告を行うか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記パラメータは、撮影領域の大きさを含み、
    前記判定手段は、前記第2断層像の撮影領域が前記第1断層像の撮影領域よりも狭い場合には、前記第2断層像の撮影に関する警告を行うと判定することを特徴とする眼科装置。
  13. 被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得手段と、
    前記第1断層像の撮影後に行われる前記被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得手段と、
    前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼が撮影される場合に、前記第1断層像の撮影に係るパラメータと前記第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて、前記第2断層像の撮影に関する警告を行うか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記パラメータは、前記被検眼の断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式を含み、
    前記判定手段は、前記第2断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式に対応する撮影領域が前記第1断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式に対応する撮影領域よりも狭い場合には、前記第2断層像の撮影に関する警告を行うと判定することを特徴とする眼科装置。
  14. 前記警告が行われた後に、前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼を撮影する撮影モードであって、前記被検眼を経過観察するための撮影モードを終了するように構成されることを特徴とする請求項1乃至1の何れか1項に記載の眼科装置。
  15. 被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得工程と、
    前記第1断層像の撮影後に行われる前記被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得工程と、
    前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼が撮影される場合に、前記第1断層像の撮影に係るパラメータと前記第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて、前記第2断層像の撮影を禁止するか否かを判定する判定工程と、を有し、
    前記パラメータは、撮影領域の大きさを含み、
    前記判定工程では、前記第2断層像の撮影領域が前記第1断層像の撮影領域よりも狭い場合には、前記第2断層像の撮影を禁止すると判定することを特徴とする制御方法。
  16. 被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得工程と、
    前記第1断層像の撮影後に行われる前記被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得工程と、
    前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼が撮影される場合に、前記第1断層像の撮影に係るパラメータと前記第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて、前記第2断層像の撮影を禁止するか否かを判定する判定工程と、を有し、
    前記パラメータは、撮影領域の大きさを含み、
    前記判定工程では、前記第2断層像の撮影領域が前記第1断層像の撮影領域よりも広い場合には、前記第2断層像の撮影を許可すると判定することを特徴とする制御方法。
  17. 被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得工程と、
    前記第1断層像の撮影後に行われる前記被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得工程と、
    前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼が撮影される場合に、前記第1断層像の撮影に係るパラメータと前記第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて、前記第2断層像の撮影を禁止するか否かを判定する判定工程と、を有し、
    前記パラメータは、分解能を含み、
    前記判定工程では、前記第2断層像の撮影に係る分解能が前記第1断層像の分解能よりも低い場合には、前記第2断層像の撮影を禁止すると判定することを特徴とする制御方法。
  18. 被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得工程と、
    前記第1断層像の撮影後に行われる前記被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得工程と、
    前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼が撮影される場合に、前記第1断層像の撮影に係るパラメータと前記第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて、前記第2断層像の撮影を禁止するか否かを判定する判定工程と、を有し、
    前記パラメータは、前記被検眼の断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式を含み、
    前記判定工程では、前記第2断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式に対応する撮影領域が前記第1断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式に対応する撮影領域よりも狭い場合には、前記第2断層像の撮影を禁止すると判定することを特徴とする制御方法。
  19. 被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得工程と、
    前記第1断層像の撮影後に行われる前記被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得工程と、
    前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼が撮影される場合に、前記第1断層像の撮影に係るパラメータと前記第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて、前記第2断層像の撮影に関する警告を行うか否かを判定する判定工程と、を有し、
    前記パラメータは、撮影領域の大きさを含み、
    前記判定工程では、前記第2断層像の撮影領域が前記第1断層像の撮影領域よりも狭い場合には、前記第2断層像の撮影に関する警告を行うと判定することを特徴とする制御方法。
  20. 被検眼の第1断層像の撮影に係るパラメータを取得する第1取得工程と、
    前記第1断層像の撮影後に行われる前記被検眼の第2断層像の撮影に係るパラメータを取得する第2取得工程と、
    前記被検眼における前記第1断層像の撮影領域が前記第2断層像に含まれるように前記被検眼が撮影される場合に、前記第1断層像の撮影に係るパラメータと前記第2断層像の撮影に係るパラメータとの比較に基づいて、前記第2断層像の撮影に関する警告を行うか否かを判定する判定工程と、を有し、
    前記パラメータは、前記被検眼の断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式を含み、
    前記判定工程では、前記第2断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式に対応する撮影領域が前記第1断層像を撮影するためのOCT装置の撮影方式に対応する撮影領域よりも狭い場合には、前記第2断層像の撮影に関する警告を行うと判定することを特徴とする制御方法。
  21. 請求項1乃至2の何れか1項に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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